JP2015013510A - 外装部材付きシール構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を増やすことなく、シール部材の下端部から滴下した水が車室内に浸入することを防止できる外装部材付きシール構造を提供する。【解決手段】外装部材付きシール構造20は、ドア開口部17の上側から車体前方向に下方へ向けて延びる鉛直シール25と、ドア開口部17より車体前方に設けられたフロントコーナガラス26と、フロントコーナガラス26の下端26aおよびフロントサイドドア18間を密閉する装飾部材27とを備えている。装飾部材27は、フロントコーナガラス26の下端26aおよびフロントサイドドア18間を密閉する装飾部34と、装飾部34から鉛直シール25の下端25aの下方まで連続して延長された受部35とを有する。【選択図】図6

Description

本発明は、車体のドア開口部にドアが閉じられた状態でドアおよびドア開口部間を密閉するシール部材を備えた外装部材付きシール構造に関する。
外装部材付きシール構造のなかには、フロントピラーおよびフロントフェンダに三角窓が設けられ、三角窓の車体後方にサイドドアが開閉自在に設けられ、サイドドアのドアサッシュが三角窓の後辺に沿って延出され、ドアサッシュから三角窓の底辺に沿ってサイドドアの前端部が延出されたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この外装部材付きシール構造は、車体に沿って設けられたシール部材がドアサッシュや三角窓の後辺に沿って配置される。
特許第4788996号公報
このサイドドアは、前端部がドアサッシュから三角窓の底辺に沿って延出されている。よって、サイドドアの形状が、三角窓の底辺近傍(ドアサッシュの基部近傍)で比較的大きく変化する。
サイドドアの形状が大きく変化することにより、シール部材をドアサッシュの基部近傍を経て下方に連続させて延ばすことが難しく、シール部材をドアサッシュの基部近傍で途切れさせる必要がある。
このため、例えば、サイドドアを微少開放したときに、シール部材で導かれた水がシール部材の下端部からサイドドアに滴下し、滴下した水がサイドドアで跳ねて車室内に飛散(浸入)する虞がある。
この対策として、シール部材の下端部の下方に受部を配置し、シール部材の下端部から滴下した水を受部で受け、受けた水を受部でサイドドアに滴下しないよう導くことが考えられる。
サイドドアに水を滴下させないことにより、滴下した水がサイドドアで跳ねて車室内に飛散(浸入)することを防止できる。
しかし、この対策を実施するためには、受部を新たに用意する必要があり、部品点数が多くなる。
本発明は、部品点数を増やすことなく、シール部材の下端部から滴下した水が車室内に浸入することを防止できる外装部材付きシール構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体のドア開口部にドアが閉じられた状態で前記ドアおよび前記ドア開口部間を密閉するシール部材を備えた外装部材付きシール構造において、前記シール部材に含まれ、前記ドア開口部の上側から車体前後方向の少なくとも一方に下方へ向けて連続して延びる鉛直シールと、前記鉛直シールに車幅方向外側から接触され、前記ドア開口部より車体前後方向の少なくとも前記一方に設けられた外装部材と、前記外装部材の下端に設けられて前記外装部材の下端を覆う装飾部材と、を備え、前記装飾部材は、前記外装部材の下端を覆う装飾部と、前記装飾部から前記鉛直シールの下端の下方まで連続して延長され、前記下端を下方から覆う受部と、を有することを特徴とする。
請求項2は、前記受部は、前記鉛直シールの下端の下方に配置され、かつ、前記下端の下縁全体に対峙するように形成された底部を有することを特徴とする。
請求項3は、前記ドアを閉じた状態において、前記装飾部材の鉛直下方の車外側には前記ドアのインナパネルが配置され、前記受部は、車幅方向外側から内側に向けて下り勾配に傾斜していることを特徴とする。
請求項4は、前記受部は、車体前方に向けて下り勾配に傾斜していることを特徴とする。
請求項5は、前記受部は、前記底部のうち車幅方向の内側端から前記鉛直シールの下端上方まで連続して延在する壁部を有することを特徴とする。
請求項1に係る発明では、外装部材の下端に装飾部材を備え、装飾部材の装飾部から受部を連続させ、受部で鉛直シールの下端の下方を覆うようにした。これにより、鉛直シールの下端から滴下した水を受部で受け、受けた水を受部でドアに滴下しないよう導くことが可能になる。
ドアに水を滴下させないことにより、滴下した水がドアで跳ねて車室内に飛散(浸入)することを防止できる。
さらに、装飾部材の装飾部から受部を連続させた。装飾部は外装部材の下端を覆う部位である。この装飾部に受部を連続させることにより、装飾部および受部を一部材で形成することができる。これにより、部品点数を増やすことなく受部を備えることができる。
請求項2に係る発明では、受部の底部を鉛直シールの下端の下方に配置し、かつ、底部を下端の下縁全体に対峙するように形成した。これにより、鉛直シールの下端から滴下した水を受部の底部で全て受けることができるので、ドアに水が滴下することを良好に抑制できる。
請求項3に係る発明では、受部を車幅方向外側から内側に向けて下り勾配に傾斜させた。よって、鉛直シールの下端から滴下した水を受部で受け、受けた水を受部で車幅方向内側に導くことができる。
これにより、鉛直シールの下端から滴下した水がドアに当たって車室内に飛散(浸入)することを防止できる。
請求項4に係る発明では、受部を車体前方に向けて下り勾配に傾斜させた。よって、受部で受けた水を受部に留めることなく、車体前方に導くことができる。これにより、受部で受けた水を乗員から遠ざけることができる。
請求項5に係る発明では、受部に壁部を有し、壁部を底部の内側端から鉛直シールの下端上方まで連続して延在させた。よって、鉛直シールの下端から滴下した水が車幅方向内側に飛散することを壁部で抑えることができる。
これにより、鉛直シールの下端から滴下した水を車体前方に確実に導くことができ、受部で受けた水の滴下する位置を良好に制御することができる。
本発明に係る外装部材付きシール構造を備えた車両からフロントサイドドアを分解した状態を示す側面図である。 図1の2部拡大図である。 図2の外装部材付きシール構造を車内側から見た状態を示す斜視図である。 図3の4−4線断面図である。 図4の車両からフロントサイドドアを開放した状態を示す断面図である。 図3の6部拡大図である。 図6の7−7線断面図である。 図1の車両からフロントサイドドアを開放した状態を示す断面図である。 図6の外装部材付きシール構造を示す分解斜視図である。 図6の10−10線断面図である。 図9の11−11線断面図である。 本発明に係る鉛直シールの下端から滴下された水を受部でフロントピラーに導く例を説明する図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前(Fr)」、「後(Rr)」、「左(L)」、「右(R)」は運転者から見た方向にしたがう。
実施例に係る外装部材付きシール構造20について説明する。
図1、図2に示すように、車両10は、車体11の下側部に設けられたサイドシル12と、サイドシル12の前端部12aから上方に立ち上げられたフロントピラー13と、サイドシル12の途中12bから上方に立ち上げられたセンタピラー14と、センタピラー14およびフロントピラー13の各上端部13a,14aに架け渡されたルーフレール15とを備えている。
さらに、車両10は、サイドシル12、フロントピラー13、センタピラー14およびルーフレール15で形成されたドア開口部17と、ドア開口部17に開閉自在に設けられたフロントサイドドア(ドア)18と、ドア開口部17の前上部17aに隣接して設けられた外装部材付きシール構造20とを備えている。
フロントサイドドア18は、ドア開口部17の前端部(フロントピラー13)にヒンジを介して開閉自在に支持されたドアパネル22と、ドアパネル22の上部22aに設けられたドアサッシュ23とを備えている。
ドアパネル22の上部22aは、ドアサッシュ23から車体前方に延びる上前部22bを有する。
図3、図4に示すように、外装部材付きシール構造20は、ドア開口部17の上側から車体前方に下方へ向けて連続して延びる鉛直シール25と、鉛直シール25に車幅方向外側から接触されるフロントコーナガラス(外装部材)26と、フロントコーナガラス26の下端26aに設けられた装飾部材27とを備えている。
鉛直シール25は、シール部材24に含まれ、シール部材24の前部を構成する中空状のシール材である。鉛直シール25は、中空部28を有し、ドア開口部17の上部17bからドア開口部17の前上部17a(図2参照)に沿ってフロントコーナガラス26の下端26aまで下方へ向けて連続して延びている。
図1に戻って、シール部材24は、ドア開口部17の上部17bおよび前上部17aなどに沿って設けられ、ドア開口部17およびフロントサイドドア18間を密閉するシール材である。
図5に示すように、フロントサイドドア18を開放状態から矢印Aの如く移動して、ドア開口部17をフロントサイドドア18で閉じることにより、鉛直シール25にフロントサイドドア18(ドアパネル22)の上前部22bが当接する(図4参照)。
図4に戻って、鉛直シール25にドアパネル22の上前部22bが当接することにより、ドアパネル22の上前部22bおよびドア開口部17の前上部17a間が鉛直シール25で密閉される。
図2に示すように、フロントコーナガラス26は、フロントピラー13の開口部19に設けられ、略三角形に形成された三角窓ガラス(図3も参照)である。
図4に再度戻って、フロントコーナガラス26は、鉛直シール25に車幅方向外側(車室31外側)から接触され、ドア開口部17より車体前方に設けられている。
図6に示すように、装飾部材27は、フロントコーナガラス26の下端26aに設けられ、フロントコーナガラス26の下端26aおよびフロントサイドドア18(ドアパネル22)の上前部22b間を密閉する部材である。
装飾部材27は、フロントコーナガラス26の下端26aを覆う装飾部34と、装飾部34から鉛直シール25の下端25aの下方まで連続して延長された受部35とを有する。
図7に示すように、装飾部34は、フロントコーナガラス26の下端裏面26bに接着剤37で接着される接合部41と、接合部41の下端41aから車幅方向外側に張り出された張出部42と、接合部41の下端41aから下方に延びるシール部43とを有する。
フロントコーナガラス26の下端裏面26bに接合部41が接着剤37で接着されることにより、フロントコーナガラス26の下端26aに装飾部34が接合されている。
下端裏面26bに接合部41が接着されることにより、フロントコーナガラス26の下端26a(具体的には、下端26aの下端裏面26bおよび下縁26c)が接合部41および張出部42で車室31側から覆われる。
このように、フロントコーナガラス26の下端26aを車室31側から目視できないように接合部41および張出部42で隠すことにより車両10の外観性を確保できる。
張出部42は、車体幅方向外側に向けて張り出されることにより、フロントコーナガラス26の下端26a(具体的には、下端26の下縁26c(以下、下端下縁26cという))に接触されている。
この張出部42は、フロントサイドドア18が閉じられた状態において、フロントコーナガラス26の下端下縁26cおよびフロントサイドドア18の上前部22b間に介在される。
これにより、フロントコーナガラス26の下端26aおよびフロントサイドドア18の上前部22b間を張出部42で装飾することができ、車両10の外観性を確保できる。
さらに、フロントコーナガラス26の下端下縁26cおよびフロントサイドドア18の上前部22b間に張出部42が介在されることにより、下端下縁26cおよび上前部22b間を張出部42で密閉することができる。
シール部43は、車体11(具体的には、フロントピラー13)に当接する内側リップ44と、フロントサイドドア18(具体的には、ドアパネル22)のインナパネル29に当接可能な外側リップ45とを有する。
内側リップ44は、車幅方向内側に張り出されることによりフロントピラー13に当接される。外側リップ45は、インナパネル29に当接可能に車幅方向外側に張り出されている。
図8に示すように、フロントサイドドア18が開放状態から矢印Bの如く移動することにより、フロントサイドドア18でドア開口部17(図2参照)が閉じられる。ドア開口部17が閉じられることにより、ドアパネル22のインナパネル29が外側リップ45に当接する(図7参照)。
図7に戻って、フロントピラー13に内側リップ44が当接されている。よって、ドアパネル22のインナパネル29が外側リップ45に当接することにより、フロントピラー13およびインナパネル29間がシール部43で密閉される。
すなわち、装飾部34は、装飾性や密閉性を備えた部材である。
ドア開口部17(図2参照)をフロントサイドドア18で閉じた状態において、装飾部材27の鉛直下方の車外側にはインナパネル29のパネル部29aが配置される。すなわち、受部35の下方にパネル部29aが配置されている。
さらに、鉛直シール25の下端25aの下方にパネル部29aが配置されている。
図6に示すように、受部35は、装飾部34の後端34aから鉛直シール25の下端25aの下方まで連続して延長され、鉛直シール25の下端25aを下方から覆うように形成されている。
ここで、装飾部34は、装飾性や密閉性を備えた部材である。このように、装飾性や密閉性を備えた装飾部34に受部35を連続させることにより、部品点数を増やすことなく受部35を備えることができる。
受部35は、車体前方に向けて下り勾配に傾斜され、さらに、車幅方向外側から内側に向けて下り勾配に傾斜されている。
よって、鉛直シール25の中空部28を経て下端25aから受部35に滴下した水を、受部35で車体前方に向けて導くとともに、車幅方向外側から内側に向けて矢印Aの如く導くことができる。
図9、図10に示すように、受部35は、外側リップ45の後端45aから車体後方に向けて延出された外壁部51と、内側リップ44の後端44aから車幅方向内側で、かつ、車体後方に向けて延出された内壁部(壁部)52と、内壁部52の下端52aおよび外壁部51の下端51aに連結された底部53と、底部53の後端53aから上方に立ち上げられた後壁部54とを有する。
外壁部51は、フロントサイドドア18(ドアパネル22)の上前部22bに接触されている。この外壁部51は、鉛直シール25(下端25a)の車幅方向外側(車室31の外側)に配置され、底部53から鉛直シール25(下端25a)の上方まで立ち上げられている。
内壁部52は、内側リップ44の後端44aから車幅方向内側(車室31)に向けて下り勾配に延在され、かつ、後端44aから車体後方に向けて延出されている。この内壁部52は、前端52bが車幅方向内側に向けて車幅方向に延び、後端52cが車幅方向内側に向かうにつれて車体後方に傾斜状に延びている。
換言すれば、内壁部52は、車幅方向外側から内側に向かうにつれて内壁部52の前端52bおよび後端52c間の寸法が徐々に大きくなるように平面視略台形状に形成されている。
よって、内壁部52の下端52aは、長さ寸法L1が外壁部51の長さ寸法L2と略同じ寸法に形成されている。
内壁部52の下端52aおよび外壁部51の下端51aに底部53が連結されている。底部53のうち車幅方向の内側端53bから内側リップ44の後端44aまで内壁部52が上り勾配で連続するように延在されている。
内側リップ44の後端44aは、鉛直シール25(下端25a)の上方に配置されている。よって、内壁部52は、底部53から鉛直シール25(下端25a)の上方まで立ち上げられている。
ここで、内壁部52の下端52aの長さ寸法L1および外壁部51の長さ寸法L2が略同じに形成されることにより、底部53が平面視略矩形状に形成されている。
図10、図11に示すように、底部53は、鉛直シール25の下端25aの下方に配置され、かつ、下端25aの下縁25b全体に対峙するように形成されている(図6も参照)。この底部53は、車体前方に向けて傾斜角θ1の下り勾配に傾斜され、さらに、車幅方向外側から内側に向けて傾斜角θ2の下り勾配に傾斜されている。
よって、底部53は、底部53の内側端53bのうち車体前方の部位(以下、「内前端53c」という) が最も低い位置に配置される。底部53の内前端53cはフロントピラー13に接触されている。
図9、図10に戻って、底部53の後端53aから後壁部54が鉛直シール25(下端25a)の上方まで上方に立ち上げられている。後壁部54は、鉛直シール25の下端25aの車体後方に設けられている。
受部35は、装飾部34の後端34a、外壁部51の上端51b、内壁部52の後端52cおよび後壁部54の上端54aで受開口部56が形成されている。受開口部56は、鉛直シール25の下端25aより大きく形成され、かつ、下端25aの上方に配置されている。よって、受開口部56に鉛直シール25の下端25aが上方から差し込まれている。
受開口部56に鉛直シール25の下端25aが上方から差し込まれることにより、鉛直シール25の下端25aから矢印Bの如く滴下した水を受部35(特に、底部53)で受けることができる。よって、鉛直シール25の下端25aから滴下した水がフロントサイドドア18(ドアパネル22)のインナパネル29に滴下することを抑制できる。
ここで、底部53は車幅方向外側から内側に向けて傾斜角θ2の下り勾配に傾斜されている。よって、底部53で受けた水を車幅方向内側に矢印Cの如く導くことができる。すなわち、底部53で受けた水を受部35に留めることなく、ドアパネル22のインナパネル29から離す方向に導くことができる。
これにより、鉛直シール25の下端25aから滴下した水がインナパネル29に当たって車室31内に飛散(浸入)することを防止できる。
さらに、底部53は内前端53cが最も低い位置に配置され、内前端53cはフロントピラー13に接触されている。よって、底部53で受けた水が内前端53cに向けて矢印Cの如く導かれ、内前端53cに導かれた水が内前端53cからフロントピラー13に矢印Dの如く導かれる。
フロントピラー13に導かれた水は、フロントピラー13を経て下方に導かれ、車両10の下部から下方に円滑に排水される。
また、底部53は車体前方に向けて傾斜角θ1(図11参照)の下り勾配に傾斜されている。よって、底部53で受けた水を受部35に留めることなく、車体前方に導くことができる。これにより、底部53で受けた水を乗員から遠ざけることができる。
さらに、受部35に内壁部52を有し、内壁部52を底部53の内側端53bから鉛直シール25の下端25a上方まで連続して延在させた。よって、鉛直シール25の下端25aから滴下した水が車幅方向内側に飛散することを内壁部52で抑えることができる。
これにより、鉛直シール25の下端25aから滴下した水を車体前方に確実に導くことができ、受部35で受けた水の滴下する位置を良好に制御することができる。
つぎに、鉛直シール25の下端25aから滴下された水を受部35でフロントピラー13に導く例を図12に基づいて説明する。
図12(a)に示すように、鉛直シール25の下端25aから受部35の底部53に水が矢印Eの如く滴下する。
底部53が車体前方に向けて傾斜角θ1の下り勾配に傾斜され、さらに、車幅方向外側から内側に向けて傾斜角θ2の下り勾配に傾斜されている。
よって、底部53に滴下した水が、底部53に沿って車幅方向内側で、かつ、車体前方に向けて矢印Fの如く流れる。水が矢印Fの如く流れることにより底部53の内前端53cに導かれる。
図12(b)に示すように、内前端53cに導かれた水は、内前端53cからフロントピラー13に矢印Gの如く導かれる。フロントピラー13に導かれた水は、フロントピラー13を経て下方に導かれ、車両10の下部から下方に円滑に排水される。
よって、鉛直シール25の下端25aから滴下された水がフロントサイドドア18のインナパネル29に当たることを抑えることができる。これにより、鉛直シール25の下端25aから滴下した水がインナパネル29で跳ねて車室内に飛散(浸入)することを防止できる。
なお、本発明に係る外装部材付きシール構造は、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例では、外装部材付きシール構造20をドア開口部17の前上部17aに隣接して設けた例について説明したが、これに限らないで、外装部材付きシール構造20をドア開口部17の後上部に隣接して設けることも可能である。
この場合、外装部材を、例えば、ドア開口部17より車体前方に設けられたリヤコーナガラスとし、かつ、鉛直シール25を、ドア開口部17の上側から車体後方に下方へ向けて連続して延ばすように構成する。
また、前記実施例では、外装部材をフロントコーナガラス26として例示したが、これに限らないで、外装部材を樹脂製の装飾部材などの他の部材とすることも可能である。
さらに、前記実施例で示した車両、車体、ドア開口部、外装部材付きシール構造、シール部材、鉛直シール、フロントコーナガラス、装飾部材、インナパネル、装飾部、受部、内壁部および底部などの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明の外装部材付きシール構造は、車体のドア開口部にドアが閉じられた状態でドアおよびドア開口部間を密閉するシール部材を備えた自動車への適用に好適である。
10…車両、11…車体、17…ドア開口部、20…外装部材付きシール構造、24…シール部材、25…鉛直シール、25a…鉛直シールの下端、25b…下端の下縁、26…フロントコーナガラス(外装部材)、26a…フロントコーナガラスの下端、27…装飾部材、29…インナパネル、34…装飾部、35…受部、52…内壁部(壁部)、53…底部、53b…底部の内側端。

Claims (5)

  1. 車体のドア開口部にドアが閉じられた状態で前記ドアおよび前記ドア開口部間を密閉するシール部材を備えた外装部材付きシール構造において、
    前記シール部材に含まれ、前記ドア開口部の上側から車体前後方向の少なくとも一方に下方へ向けて連続して延びる鉛直シールと、
    前記鉛直シールに車幅方向外側から接触され、前記ドア開口部より車体前後方向の少なくとも前記一方に設けられた外装部材と、
    前記外装部材の下端に設けられて前記外装部材の下端を覆う装飾部材と、を備え、
    前記装飾部材は、
    前記外装部材の下端を覆う装飾部と、
    前記装飾部から前記鉛直シールの下端の下方まで連続して延長され、前記下端を下方から覆う受部と、
    を有することを特徴とする外装部材付きシール構造。
  2. 前記受部は、
    前記鉛直シールの下端の下方に配置され、かつ、前記下端の下縁全体に対峙するように形成された底部を有することを特徴とする請求項1記載の外装部材付きシール構造。
  3. 前記ドアを閉じた状態において、前記装飾部材の鉛直下方の車外側には前記ドアのインナパネルが配置され、
    前記受部は、車幅方向外側から内側に向けて下り勾配に傾斜していることを特徴とする請求項1または請求項2記載の外装部材付きシール構造。
  4. 前記受部は、車体前方に向けて下り勾配に傾斜していることを特徴とする請求項2または請求項3記載の外装部材付きシール構造。
  5. 前記受部は、
    前記底部のうち車幅方向の内側端から前記鉛直シールの下端上方まで連続して延在する壁部を有することを特徴とする請求項2記載の外装部材付きシール構造。
JP2013139887A 2013-07-03 2013-07-03 外装部材付きシール構造 Expired - Fee Related JP5871861B2 (ja)

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