JP2007290637A - スライドドア車両のオープニングトリム構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】見栄えの良いインナレール型スライドドア用のスライドドア車両のオープニングトリム構造を提供する。
【解決手段】アッパレール17近傍でドア開口部の周縁を形成するサイドルーフレールアウタパネルフランジ部13aに設けられるリヤドアオープニングトリムアッパ1と、サイドルーフレールカバー14のアッパレール17に沿って延在するサイドルーフレールカバーフランジ部14aと、ドア開口部の上下方向に延びる周縁フランジ部11a,12aとにわたって連続的に設けられるリヤドアオープニングトリム2とを備えるとともに、リヤドアオープニングトリム2に、リヤドアオープニングトリムアッパ1の端部と重なって同端部を保持するジョイント部2cを形成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、スライドドア車両のオープニングトリム構造に関する。
自動車のドアの構造として、ドアがスライドすることにより開閉するスライドドアが、従来から知られている。一般的にスライドドアは、ルーフの車幅方向端部付近に位置するアッパレールと、車体側面の車両上下方向での中心付近に位置するセンタレールと、車体下方のサイドシル付近に位置するロアレールの3本のレールにより、スライドして開閉することが可能な構造となっている。
このスライドドアには、アウタレール型スライドドアとインナレール型スライドドアとがある。アウタレール型スライドドアは、ドアをスライドさせるための3本のレールが車体の外板に設けられている。また、インナレール型スライドドアは、ドアをスライドさせるためのレールが車体の内側に設けられている。このため、インナレール型スライドドアは、アウタレール型スライドドアと比べ、レールが隠されているため、見栄えがよいという利点がある。
特に、スライドドアを小型車や車高の低い車に採用する場合、アウタレール型スライドドアでは、アッパレールがユーザの視点に近い位置に来てしまうため、見栄えが悪くなってしまう。このため、インナレール型スライドドアを採用して、ユーザの視界にアッパレールが入らないようにして、見栄えの向上を図っている。
インナレール型スライドドアを採用した場合、アッパレール付近のフランジに見栄えを良くしたり、フランジ端部での怪我を防止するためにオープニングトリムを設置している。図7に、従来のインナレール型スライドドアのオープニングトリム構造の斜視図を示す。なお、ここでは後部ドアが設置される乗員乗降用のドア開口部の構造を示す。図7に示すように、センタピラーパネル30の上部とリヤピラーパネル31の上部との間にサイドルーフレール32が延在している。サイドルーフレール32の裏側(車幅方向内側)には、アッパレール(図示省略)が配置されており、サイドルーフレール32によって隠された状態となっている。また、センタピラーパネル30の上部とリヤピラーパネル31の上部との間のサイドルーフレールの下方には、アッパレール下方側を覆うとともに、車室側とを仕切るサイドルーフレールカバー33が延在している。
サイドルーフレール32のフランジ部には、リヤドアオープニングトリムアッパ34が取り付けられている。また、サイドルーフレールカバー33のフランジ部には、センタピラーパネル30からリヤピラーパネル31に亘りリヤドアオープニングトリム35が取り付けられている。このような構造の一例が下記特許文献1に開示されている。
特開2003−112528号公報
しかしながら、上述の図7に示す従来のスライドドア車両のオープニングトリム構造では、矢印Fで示すリヤドアオープニングトリムアッパ34の端部は、リヤドアオープニングトリム35と連続しておらず、リヤドアオープニングトリム35との間に隙間があるため、リヤドアオープニングトリムアッパ34端部付近の見栄えが悪いという問題がある。さらに端部の位置にバラツキがあると見栄えの悪さが、より目立ってしまう。このため、見栄えをよくするためにインナレール型スライドドアを採用したにも拘らず、かえって見栄えが悪くなってしまう虞がある。
このことから、本発明は、見栄えの良いインナレール型スライドドア用のスライドドア車両のオープニングトリム構造を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための第1の発明(請求項1に対応)に係るオープニングトリム構造は、
車体に形成されたスライドドア用のドア開口部と、
同ドア開口部の内側に設けられた前記スライドドア用のレールと、
同レールを覆うカバー部材と
を有するスライドドア車両のオープニングトリム構造であって、
前記レール近傍で前記ドア開口部の周縁を形成するフランジ部に設けられる第2オープニングトリムと、
前記カバー部材の前記レールに沿って延在するフランジ部と、
前記ドア開口部の上下方向に延びる周縁フランジ部とにわたって連続的に設けられる第1オープニングトリムと
を備えるとともに、
前記第1オープニングトリムに、前記第2オープニングトリムの端部と重なって同端部を保持するジョイント部を形成した
ことを特徴とする。
上記の課題を解決するための第2の発明(請求項2に対応)に係るオープニングトリム構造は、第1の発明に係るオープニングトリム構造において、前記ジョイント部は、前記第1オープニングトリムの角部に形成され、前記第2オープニングトリムの前後両端部を挟み込んで保持することを特徴とする。
上記の課題を解決するための第3の発明(請求項3に対応)に係るオープニングトリム構造は、第1の発明又は第2の発明に係るオープニングトリム構造において、
前記レールの収容部は、前記車室開口の上方に配置され、
前記第1オープニングトリムには、水を排水するための樋が形成される
ことを特徴とする。
上記の課題を解決するための第4の発明(請求項4に対応)に係るオープニングトリム構造は、第1の発明乃至第3の発明のいずれかに係るオープニングトリム構造において、
前記第1オープニングトリムの本体部は押出し成形で成形され、
前記ジョイント部は、型成形されると同時に前記本体部に接着されて一体に形成される
ことを特徴とする。
第1の発明によれば、車体に形成されたスライドドア用のドア開口部と、ドア開口部の内側に設けられたスライドドア用のレールと、レールを覆うカバー部材とを有するスライドドア車両のオープニングトリム構造であって、レール近傍でドア開口部の周縁を形成するフランジ部に設けられる第2オープニングトリムと、カバー部材のレールに沿って延在するフランジ部と、ドア開口部の上下方向に延びる周縁フランジ部とにわたって連続的に設けられる第1オープニングトリムとを備えるとともに、第1オープニングトリムに第2オープニングトリムの端部と重なって同端部を保持するジョイント部を形成したことにより、第2オープニングトリムの端部をジョイント部により覆い隠すことができるため、見栄えを良くすることができる。
さらに、第2オープニングトリム端部の位置のばらつきを吸収することができるため、部品の寸法精度の管理に係るコストを低減することができる。
第2の発明によれば、第1の発明による効果に加え、ジョイント部は、第1オープニングトリムの角部に形成され、第2オープニングトリムの前後両端部を挟み込んで保持することにより、ジョイント部の車幅方向外側への浮き上がりを防ぐことができるので、より確実に第2オープニングトリムの端部を覆い隠すことができ、見栄えを良くすることができる。
第3の発明によれば、第1の発明又は第2の発明のいずれかによる効果に加え、レールの収容部は、車室開口の上方に配置され、第1オープニングトリムには、水を排水するための樋が形成されることにより、車両上方からカバー部材に流れ込んできた水を樋で受けて車室外側に排水することができるので、車室内に水が浸入したり、乗員乗降時に乗員に水が掛かるようなことがない。さらに、第1オープニングトリムに一体に形成されるため、排水機構を別途設ける必要がないため、製造コストの増大を抑制することができる。
第4の発明によれば、第1の発明乃至第3の発明のいずれかによる効果に加え、第1オープニングトリムの本体部は押出し成形で成形され、ジョイント部は、型成形されると同時に本体部に接着されて一体に形成されることにより、第1オープニングトリムの本体部とジョイント部とを一体構造とすることができるため、製造コストの増大を抑制することができる。
以下、本発明の一実施形態に係るオープニングトリム構造について図1から図4を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るオープニングトリム構造の斜視図、図2は、図1にA−Aで示す断面での断面図、図3は、本発明の一実施形態に係るオープニングトリム構造の要部の斜視図、図4は、図3にB−Bで示す断面での断面図、図5は、図3にC−Cで示す断面での断面図、図6は、本発明の一実施形態に係る後部ドア開口部の斜視図である。なお、各図において、Frは車体前方、Inは車幅方向内側、Upは車体上方を示す。
初めに、本発明の一実施形態に係るオープニングトリム構造の概要について説明する。なお、ここでは自動車の後部ドアとして用いられるスライドドアが設置される乗員乗降用の後部ドア開口部について説明するが、本実施形態に係るオープニングトリム構造をこれ以外のドア開口部に適用することが可能であることは当業者にとって自明である。さらに、本実施形態に係るオープニングトリム構造では、スライドドア用のレールがドア開口部の上方に配置される場合のオープニングトリムについて説明するが、本実施形態に係るオープニングトリム構造は、レールがドア開口部の下方に配置されるような場合のオープニングトリム等にも適用可能であることは言うまでもない。
図6に、本発明の一実施形態に係る後部ドア開口部の斜視図を示す。図6に示すように、車体前後方向中央付近の車体側面には、車体上下方向に延設されて屋根であるルーフパネル10を支える柱となるセンタピラーパネル11が配置される。また、車体後方側の側面には、さらに車体上下方向に延設されてルーフパネル10を支えるリヤピラーパネル12が配置される。
センタピラーパネル11の上部とリヤピラーパネル12の上部との間には、ルーフパネル10の車幅方向での側端部であるサイドルーフレールアウタパネル13が延在しており、後部ドア開口部は、このサイドルーフレールアウタパネル13と、センタピラーパネル11およびリヤピラーパネル12、さらに車体下方で車体前後に延設されるサイドシル(図示省略)とによって囲まれている。後部ドア開口部の周縁には、それぞれのパネル部材のフランジ部があり、サイドルーフレールアウタパネル13の下端部は、後部ドア開口部の周縁フランジ部の上縁を成すフランジ部13aが延在している。
サイドルーフレール13の車室内側には、スライドドア用のアッパレール17が配置されており(図2参照)、アッパレール17が、サイドルーフレール13によって車外から見えないように構成されている。いわゆるインナレール型スライドドアを採用した構成となっている。
図6に示すように、サイドルーフレールアウタパネル13の下方のセンタピラーパネル11上部とリヤピラーパネル12上部との間には、アッパレール17(図2参照)を覆うサイドルーフレールカバー14が車体前後方向に延設されており、サイドルーフレールカバー14の下端部には、フランジ部14aがアッパレール17に沿って略平行に延在している。
図1に、本発明の一実施形態に係るオープニングトリム構造の斜視図を示す。図1に示すように、サイドルーフレールアウタパネル13のフランジ部13a(図6参照)には、フランジ部13aを覆って見栄えを良くし、乗員の受傷を防止するリヤドアオープニングトリムアッパ1(第2オープニングトリム)が取り付けられる。また、サイドルーフレールカバー14のフランジ部14a(図6参照)には、センタピラーパネル11のフランジ部11a(図6参照)からリヤピラーパネル12のフランジ部12a(図6参照)に亘って連続してフランジ部11a,12a,14aを覆うリヤドアオープニングトリム2(第1オープニングトリム)が取り付けられており、これらフランジ部11a,12a,14aの見栄えを良くするとともに乗員の受傷を防止している。これらリヤドアオープニングトリムアッパ1、及び、リヤドアオープニングトリム2は、樹脂等の比較的柔軟な素材を用いて製作する。
図2に、図1にA−Aで示す断面での断面図を示す。図2に示すように、サイドルーフレールアウタパネル13の上部には、ルーフパネル10が配置されている。サイドルーフレールアウタパネル13の車室内側には、サイドルーフレールインナパネル15が配置されている。また、サイドルーフレールアウタパネル13とサイドルーフレールインナパネル15との間には、補強のためのサイドルーフレールリンフォースメント16が配置されている。
サイドルーフレールインナパネル15の車室内側の下方を向く面15aには、スライドドア(図示省略)をスライドさせる上側のレールであるアッパレール17が車両前後方向に設置されている。アッパレール17はステー部17aをボルトによりサイドルーフレールインナパネル15に固定している。このアッパレール17には、スライドドア側から延びるアーム部材(図示省略)が取り付けられ、これによりスライドドアのスライド動作が可能となっている。
サイドルーフレールインナパネル15の車室内側には、アッパレール17を同アッパレール17の車室内側から下方側に亘って覆うとともに、アッパレール17側と車室側とを仕切るようにサイドルーフレールカバー14がアッパレール17に沿って車両前後方向に延設されている。いわゆるアッパレール17は、サイドルーフレールインナパネル15とサイドルーフレールカバー14とによって囲まれた空間に収容される構成となっている。サイドルーフレールカバー14の車室内側には、車室の天井部の化粧板であるヘッドライニング18が設置されている。
サイドルーフレールアウタパネル13のフランジ部13aには、リヤドアオープニングトリムアッパ1が取り付けられている。リヤドアオープニングトリムアッパ1は、サイドルーフレールアウタパネル13のフランジ部13aとサイドルーフレールインナパネル15の端部とサイドルーフレールリンフォースメント16の端部とを覆っている。更に、リヤドアオープニングトリムアッパ1の車室内側のシール部1aは、アッパレール17と接している。
サイドルーフレールカバー14のフランジ部14aには、リヤドアオープニングトリム2が取り付けられている。リヤドアオープニングトリム2の車幅方向内側のシール部2aは、ヘッドライニング18の端部を覆っている。
更に、リヤドアオープニングトリム2の車室外側には、雨水等を排水するドレンリップ2bが形成されている。このドレンリップ2bは、リヤドアオープニングトリム2のセンタピラーパネル11(図1参照)側から、リヤピラーパネル12(図1参照)側まで連続的に形成されており、サイドルーフレールカバー14上方に降り込んだ雨水をセンタピラーパネル11側及びリヤピラーパネル12側に導いてセンタピラーパネル11の下方、又は、リヤピラーパネル12の下方へ排水することができるようになっている。本実施形態では、リヤドアオープニングトリム2にドレンリップ2bを形成したが、リヤドアオープニングトリムアッパ1にドレンリップ2bを形成することも可能である。
次に、本発明の一実施形態に係るオープニングトリム構造の要部の構造について説明する。なお、ここでは図1に矢印Dで示す、リヤドアオープニングトリム1のセンタピラーパネル11上部の構造について説明するが、図1に矢印Eで示すリヤドアオープニングトリム1のリヤピラーパネル12上部の構造についても同様の構造となっている。
図3に、本発明の一実施形態に係るオープニングトリム構造の要部の斜視図を示す。図3に示すように、リヤドアオープニングトリム2の上部には、リヤドアオープニングトリムアッパ1の端部と重なり合うことでリヤドアオープニングトリムアッパ1(図1参照)の端部を隠しての見栄えを良くするジョイント部2cが形成されている。
すなわち、ジョイント部2cはリヤドアオープニングトリム2の前後両側の角部に形成されており、リヤドアオープニングトリム2は、リヤドアオープニングトリム2のサイドルーフレールカバー14(図1参照)、センタピラーパネル11、及び、リヤピラーパネル12のフランジ部を覆っている部分(以下、リヤドアオープニングトリム本体部2d)と、ジョイント部2cとにより構成されている。
図4に、図3にB−Bで示す断面でのジョイント部2cの断面図を示す。図4に示すように、ジョイント部2cは、断面略U字状で、リヤドアオープニングトリムアッパ1を挟み込む形状となっている。リヤドアオープニングトリム2は、樹脂等の比較的柔軟な素材によって製作されているため、ジョイント部2cの組み付けも容易である。
図5に、図3にC−Cで示す断面でのジョイント部2cの断面図を示す。図5に示すように、リヤドアオープニングトリムアッパ1を挟み込んでいるジョイント部2cの車幅方向外側の部分2eは、リヤドアオープニングトリム本体部2dとリヤドアオープニングトリムアッパ1との間に亘って形成され、リヤドアオープニングトリムアッパ1の車両外側面に重なるようにリヤドアオープニングトリムアッパ1の端部を覆っている。本実施形態では、ジョイント部2cの車幅方向外側の部分2eは、リヤドアオープニングトリムアッパ1の端部と10mm程度重なるようにしたが、この値は一例であり、この数値は変更することが可能である。
また、ジョイント部2cの車幅方向内側の部分2fは、ジョイント部2cの車幅方向外側の部分2eに対してリヤドアオープニングトリムアッパ1を挟んだ反対側でリヤドアオープニングトリムアッパ1に当接している。すなわち、ジョイント部2cの車幅方向内側の部分2fが、ジョイント部2cの車幅方向外側2eが車幅方向外側へと倒れないように支えている。このように構成したことにより、ジョイント部2cの車幅方向外側2eの部分は、車幅方向外側へと倒れてしまうことがない。
本実施形態に係るリヤドアオープニングトリム2は、素材にEPDM材を用い、リヤドアオープニングトリム本体部2dを押出し成形とし、ジョイント部2cを型成形としており、ジョイント部2cを型成形すると同時に、本体部2dに接着して一体に製作している。詳細には、あらかじめ押出し成形で形成したリヤドアオープニングトリム本体部2dをジョイント部2cの型枠に嵌め込んでおいて、そこに材料を注入することでジョイント部2cをリヤドアオープニングトリム本体部2dと一体に形成するようにしている。これはあくまで一例であり、これ以外の素材及び方法により本実施形態に係るリヤドアオープニングトリム2を製作しても良い。
このように、本発明の一実施形態に係るオープニングトリム構造によれば、車体に形成されたスライドドア用のドア開口部と、ドア開口部の内側に設けられたスライドドア用のアッパレール17と、アッパレール17を覆うサイドルーフレールカバー14とを有するスライドドア車両のオープニングトリム構造であって、アッパレール17近傍でドア開口部の周縁を形成するサイドルーフレールアウタパネルフランジ部13aに設けられるリヤドアオープニングトリムアッパ1と、サイドルーフレールカバー14のアッパレール17に沿って延在するサイドルーフレールカバーフランジ部14aと、ドア開口部の上下方向に延びるセンタピラーパネル11およびリヤピラーパネル12の周縁フランジ部11a,12aとにわたって連続的に設けられるリヤドアオープニングトリム2とを備えるとともに、リヤドアオープニングトリム2に、リヤドアオープニングトリムアッパ1の端部と重なって同端部を保持するジョイント部2cを形成したことにより、リヤドアオープニングトリムアッパ1の端部をジョイント部2cにより覆い隠すことができるため、見栄えを良くすることができる。
さらに、リヤドアオープニングトリムアッパ1の端部の位置のばらつきを吸収することができるため、部品の寸法精度の管理に係るコストを低減することができる。
また、ジョイント部は、リヤドアオープニングトリム2の角部に形成され、リヤドアオープニングトリムアッパ1の前後両端部を挟み込んで保持することにより、ジョイント部2cの車幅方向外側への浮き上がりを防ぐことができる。従って、より確実にリヤドアオープニングトリムアッパ1の端部を覆い隠すことができ、見栄えを良くすることができる。
また、アッパレール17の収容部は、車室開口の上方に配置され、リヤドアオープニングトリム2には、水を排水するためのドレンリップ2bが形成されることにより、車両上方からサイドルーフレールカバー14上面に流れ込んできてフランジ部14aに溜まった水を車室外側に排水することができ、車室内に水が浸入したり、乗員乗降時に水が掛かるような不具合を防止することが可能となる。さらに、リヤドアオープニングトリムアッパ1に一体に形成されるため、排水機構を別途設ける必要がないため、製造コストの増大を抑制することができる。
また、リヤドアオープニングトリム2の本体部2dは押出し成形で成形され、ジョイント部2cは、型成形されると同時に本体部2dに接着されて一体に形成されることにより、リヤドアオープニングトリム本体部2dとジョイント部2cとを一体構造とすることができるため、製造コストの増大を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るオープニングトリム構造の斜視図である。 図1にA−Aで示す断面での断面図である。 本発明の一実施形態に係るオープニングトリム構造の要部の斜視図である。 図3にB−Bで示す断面での断面図である。 図3にC−Cで示す断面での断面図である。 本発明の一実施形態に係る後部ドア開口部の斜視図である。 従来のオープニングトリム構造の斜視図である。
符号の説明
1 リヤドアオープニングトリムアッパ(第2オープニングトリム)
1a リヤドアオープニングトリムアッパシール部
2 リヤドアオープニングトリム(第1オープニングトリム)
2a リヤドアオープニングトリムシール部
2b リヤドアオープニングトリムドレンリップ(樋)
2c リヤドアオープニングトリムジョイント部
2d リヤドアオープニングトリム本体部
2e ジョイント部車幅方向外側部分
2f ジョイント部車幅方向内側部分
10 ルーフパネル
11 センタピラーパネル
11aセンタピラーパネルフランジ部(フランジ部)
12 リヤピラーパネル
12aリヤピラーパネルフランジ部(フランジ部)
13 サイドルーフレールアウタパネル
13a サイドルーフレールアウタパネルフランジ部(フランジ部)
14 サイドルーフレールカバー(カバー部材)
14a サイドルーフレールカバーフランジ部(フランジ部)
15 サイドルーフレールインナパネル
16 サイドルーフレールリンフォースメント
17 アッパレール(レール)
17a アッパレールステー部
18 ヘッドライニング

Claims (4)

  1. 車体に形成されたスライドドア用のドア開口部と、
    同ドア開口部の内側に設けられた前記スライドドア用のレールと、
    同レールを覆うカバー部材と
    を有するスライドドア車両のオープニングトリム構造であって、
    前記レール近傍で前記ドア開口部の周縁を形成するフランジ部に設けられる第2オープニングトリムと、
    前記カバー部材の前記レールに沿って延在するフランジ部と、
    前記ドア開口部の上下方向に延びる周縁フランジ部とにわたって連続的に設けられる第1オープニングトリムと
    を備えるとともに、
    前記第1オープニングトリムに、前記第2オープニングトリムの端部と重なって同端部を保持するジョイント部を形成した
    ことを特徴とするスライドドア車両のオープニングトリム構造。
  2. 前記ジョイント部は、前記第1オープニングトリムの角部に形成され、前記第2オープニングトリムの前後両端部を挟み込んで保持する
    ことを特徴とする請求項1に記載のスライドドア車両のオープニングトリム構造。
  3. 前記レールの収容部は、前記車室開口の上方に配置され、
    前記第1オープニングトリムには、水を排水するための樋が形成される
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスライドドア車両のオープニングトリム構造。
  4. 前記第1オープニングトリムの本体部は押出し成形で成形され、
    前記ジョイント部は、型成形されると同時に前記本体部に接着されて一体に形成される
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のスライドドア車両のオープニングトリム構造。
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