JP4858065B2 - リアドアのクォータウインドウ用ウエザストリップ - Google Patents

リアドアのクォータウインドウ用ウエザストリップ Download PDF

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Description

本発明は、自動車等のリアドアのクォータウインドウに用いられるウエザストリップに関するものである。
従来、自動車のリアドアの後部にクォータウインドウガラスが配設されているものがある。当該クォータウインドウガラスは、昇降ガラスの後端縁側に設けられるディビジョンバーよりも後側に位置している。クォータウインドウ用開口部の周縁には、当該開口部と、開口部に固定されるクォータウインドウガラスの周縁との間をシールするべく、クォータウインドウ用ウエザストリップ(ここでは単に「ウエザストリップ」という。)が設けられる。
ウエザストリップは、本体部と、リップとを備えている。本体部は、基底部並びに当該基底部の両端から延びる車内側側壁部及び車外側側壁部からなり、クォータウインドウガラスが挿入される挿入溝部を内周側に有した断面略コ字状をなす。また、リップは、本体部の車内外両側に設けられ、上記の開口部周縁(インナパネルやアウタパネル)を覆うように設けられている。また、ウエザストリップは、リアドアのベルトラインに沿って取付けられる下辺部、前記ディビジョンバーに沿って取付けられる前縦辺部、及び、リアドアのドアフレームに沿って取付けられ、前記下辺部の後端と前記前縦辺部の上端とを連結する斜辺部とを備えた略三角枠形状をなしている。
従来のウエザストリップでは、その斜辺部の上部(外周側)において、降雨時等に車外からドアフレームの内側(ウエザストリップとの間)に水が浸入した場合、当該浸入した水が本体部の基底部を乗り越え、車内側へ浸入してしまうおそれがあった。
これに鑑み、例えば図6に示すように、少なくとも斜辺部71に対応して、基底部72の外周側に、ドアフレームの内側の方(図の左方)に向かって延びる背面リップ73を設け、水が基底部72を乗り越えて車内側(紙面奥行き側)へ浸入することを規制しているウエザストリップ70も見受けられる。また、この場合において、背面リップ73の先端をドアフレームのコ字形のチャンネル部の底部に当接させるものもある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−123633号公報
しかしながら、リアドアのうち、前記クォータウインドウガラスが配置されている位置のベルトライン部位よりも下方には、当該リアドアのロック機構(図示略)や、当該ロック機構を保持するためのロックリーンフォース74が設けられているのが一般的である。上記のようなウエザストリップ70では、背面リップ73の存在により、水が車内側へ浸入するのは規制できるものの、背面リップ73により下方へ導かれた水がそのまま下方へ流下すると、ロック機構やロックリーンフォース74に水が直撃してしまうおそれがある。そのため、従来では、ロック機構に水が直撃しないよう、別途シーラントやスポンジ等のシール部材を設ける必要があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、車内側への水の浸入を抑制するとともに、別途のシール部材等を設けることなくロック機構に水が直撃したりするのを抑制することのできるクォータウインドウ用ウエザストリップを提供することにある。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.車両用リアドアのうち、昇降ガラスの後端縁側に設けられるディビジョンバーよりも後側に位置するクォータウインドウ用開口部の周縁に設けられ、当該開口部と、当該開口部に固定されるクォータウインドウガラスの周縁との間をシールするクォータウインドウ用ウエザストリップであって、
基底部並びに当該基底部の両端から延びる車内側側壁部及び車外側側壁部からなり、前記クォータウインドウガラスの周縁部が挿入される挿入溝部を内周側に具備する断面略コ字状の本体部を備えるとともに、
前記リアドアのベルトライン部位に沿って取付けられる下辺部、前記ディビジョンバーに沿って取付けられる前縦辺部、及び、前記リアドアのドアフレームの内周側に沿って取付けられ、前記下辺部の後端と前記前縦辺部の上端とを連結する斜辺部とを備え、
少なくとも前記斜辺部においては、前記基底部の外周側に、前記ドアフレームの内側に向かって延びる背面リップを設けるとともに、
前記下辺部には、前記背面リップを伝って流下する水を、前方に向けて案内する案内リップを車外側に延びるよう設け
前記案内リップは、前記ベルトラインにほぼ沿って所定長にわたって延びており、
前記下辺部には、前記案内リップとは所定距離を隔てた位置に、下方へ延びる規制リブを設け、当該規制リブによって前記案内リップにて案内された水が前方へ至るのを規制するよう構成したことを特徴とするクォータウインドウ用ウエザストリップ。
上記手段1によれば、リアドアのクォータウインドウ用ウエザストリップのうち、少なくとも斜辺部においては、基底部の外周側に、ドアフレームの内側の方に向かって延びる背面リップが設けられる。このため、斜辺部の上部において、降雨時等に車外からウエザストリップとドアフレームの内側との間に水が浸入した場合であっても、当該浸入した水が本体部の基底部を乗り越え、車内側へ浸入するといった事態が抑制される。
また、ドアフレーム内側に浸入した水は、当該背面リップに沿って下方へ流下しうる。ここで、ベルトライン部位よりも下方には、当該リアドアのロック機構等が設けられているのが一般的であるが、前記背面リップにより下方へ導かれた水がそのまま下方へ流下すると、ロック機構等に水が直撃してしまうことが懸念される。この点、手段1では、ウエザストリップの下辺部には、案内リップが設けられている。従って、背面リップを伝って流下する水が、前方に向けて案内されることとなり、別途シーラントやスポンジ等のシール部材を設けなくとも、ロック機構等への水の直撃を防止することができる。
また、下辺部には、案内リップとは所定距離を隔てた位置に、下方へ延びる規制リブが設けられており、当該規制リブによって、案内リップにて案内された水が前方へ至るのが規制される。すなわち、単に案内リップによって水を前方へ案内するのみならず、規制リブの存在によって、所定位置よりも前方へ飛散してしまうといった事態を防止できる。このため、規制リブよりも前方に所定部材が配設されるような場合であっても、水の飛散等による悪影響を防止することができる。
尚、この場合において、「前記背面リップは、その先端が車外側へ向くよう傾斜していること」としてもよい。
手段2.車両用リアドアのうち、昇降ガラスの後端縁側に設けられるディビジョンバーよりも後側に位置するクォータウインドウ用開口部の周縁に設けられ、当該開口部と、当該開口部に固定されるクォータウインドウガラスの周縁との間をシールするクォータウインドウ用ウエザストリップであって、
基底部並びに当該基底部の両端から延びる車内側側壁部及び車外側側壁部からなり、前記クォータウインドウガラスの周縁部が挿入される挿入溝部を内周側に具備する断面略コ字状の本体部を備えるとともに、
前記リアドアのベルトライン部位に沿って取付けられる下辺部、前記ディビジョンバーに沿って取付けられる前縦辺部、及び、前記リアドアのドアフレームの内周側に沿って取付けられ、前記下辺部の後端と前記前縦辺部の上端とを連結する斜辺部とを備え、
少なくとも前記斜辺部においては、前記基底部の外周側に、前記ドアフレームの内側に向かって延びる背面リップを設けるとともに、
前記下辺部には、前記背面リップを伝って流下する水を、前方に向けて案内する案内リップを車外側に延びるよう設け
前記本体部には、前記案内リップの延出幅を拡張するための凹部が形成されていることを特徴とするクォータウインドウ用ウエザストリップ。
上述した構成下、案内リップは、少なくとも下辺部の後端部に設けられるものであるといえる。一方で、下辺部の後端部位というのは、チャンネル部やモール、各種パネルといった各種部材が存在する部位でもあるため、スペース的な観点からは、案内リップの延出幅を闇雲に大きくすることができず、却って、各種部材との干渉を避けるため、切り欠き形状にせざるを得ないといった具合に種々の制約が存在する。この点、手段2によれば、たとえ上記のような制約が存在したとしても、本体部には凹部が形成されており、当該凹部の存在によって記案内リップの延出幅が事実上拡張される。このため、スペース面での制約があったとしても、十分な案内幅を確保できることとなり、ロック機構等への水の直撃を防止できるという上記作用効果がより確実に奏される。
手段.前記案内リップは、前記背面リップに対して連続的に設けられていることを特徴とする手段1又は2に記載のクォータウインドウ用ウエザストリップ。
手段によれば、案内リップと背面リップとが隙間無く連続的に設けられているため、背面リップを流下した水は、案内リップへとより確実にかつ安定して案内される。その結果、上述した作用効果がより確実に奏されることとなる。尚、上記の「連続的」とは、両リップが型成形で一体に成形されたものだけではなく、「切れ目」が入ったものであっても、取付状態において両リップが繋がっていればよい。
手段.前記案内リップは、前側ほど下方に傾斜していることを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載のクォータウインドウ用ウエザストリップ。
手段によれば、案内リップは前側ほど下方に傾斜しているため、水をより確実に前方へと案内することができる。その結果、折角水が案内リップ上に導かれたとしてもそれが前方へうまく流れないという不具合を防止でき、上述した作用効果がより確実に奏されることとなる。
手段.前記リアドアは、当該リアドアの閉鎖状態を維持するロック機構を具備するとともに、当該ロック機構を保持するロックリーンフォースを備え、
前記案内リップは、前記ロック機構の上方を覆うように設けられていることを特徴とする手段1乃至のいずれかに記載のクォータウインドウ用ウエザストリップ。
手段によれば、リアドアの閉鎖状態がロック機構により維持され、また、ロックリーンフォースにより、ロック機構が保持される。かかる構成下、案内リップは、ロック機構の上方を覆うように設けられている。従って、ロック機構への水の直撃が、案内リップによってより確実に防止でき、ひいては、ロック機構に水が入り込んでしまうといった事態をより確実に防止できる。
以下に、一実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、車両(車両本体)としての自動車ボディ1にはリアドア2が開閉可能に設けられている。当該リアドア2の主たる窓部には昇降ガラス3が設けられており、当該昇降ガラス3は、その後端縁側に設けられるディビジョンバー4に沿って上下動可能となっている。また、ディビジョンバー4よりも後側はクォータウインドウ用開口部5が位置しており、当該開口部5にはクォータウインドウガラス6が装着されている。このクォータウインドウガラス6の周縁部には、当該クォータウインドウガラス6をシールするためのクォータウインドウ用ウエザストリップ(以下、単に「ウエザストリップ」という。;図2参照)7が装着され、その上で、両者6,7がクォータウインドウ用開口部5に嵌め込まれている。すなわち、本実施形態のウエザストリップ7は、クォータウインドウ用開口部5の周縁に設けられ、当該開口部5と、クォータウインドウガラス6の周縁との間をシールする役割を担っている。尚、図1,2では自動車ボディ1の左側(助手席側)から見た図が示されているが、図3,4では右側(運転席側)のリアドア2に取付けられるウエザストリップ7が図示されている。
次に、上記ウエザストリップ7の詳細について説明する。ウエザストリップ7は、所定の金型装置によって型成形されている。また、ウエザストリップ7は弾性材料としてのオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)よって形成されている。
より詳しくは、図2に示すように、ウエザストリップ7は、リアドア2のベルトラインに沿って取付けられる下辺部11と、前記ディビジョンバー4に沿って取り付けられる前縦辺部12と、リアドア2のドアフレームDFに沿って取付けられ、前記下辺部11の後端と前記前縦辺部12の上端とを連結する斜辺部13とを備えており、前記固定ガラス6の外周形状に対応した環状(略三角枠形状)をなしている。
次に、ウエザストリップ4の断面形状について説明する。図3,4に示すように、ウエザストリップ7は、本体部21と、車内側リップ22及び車外側リップ23とを備えている。本体部21は、基底部24並びに当該基底部24の両端から延びる車内側側壁部25及び車外側側壁部26からなり、前記クォータウインドウガラス6が挿入される挿入溝部27を内周側に有した断面略コ字状をなす。また、車内側リップ22は、車内側側壁部25の先端(内周端)から車内側に向けて延びるようにして一体形成されている。車外側リップ23は、車外側側壁部26の先端(内周端)から車外側に向けて延びるようにして一体形成されている。これら車内側リップ22及び車外側リップ23によって、上記開口部5の周縁が覆われる。例えば、下辺部11に対応する車内側リップ22によってインナパネルが覆われ、下辺部11に対応する車外側リップ23によってアウタパネルが覆われる。
さらに、前記斜辺部13においては、基底部24の外周側に、ドアフレームDFの内側(断面コ字形のチャンネル部;図示略)の方に向かって延びる背面リップ28が一体形成されている。本実施形態において、背面リップ28は、チャンネル部の底面に当接可能に構成され、かつ、その先端が車外側(紙面手前側)へ向くよう傾斜して延びている。これにより、車外側からの水の浸入等のより確実な抑制が図られている。
さて、本実施形態では、ウエザストリップ7の下辺部11には、前記背面リップ28の下端と連続して、案内リップ31が車外側に延びるよう一体形成されている。当該案内リップ31は、前側ほど(図の右側ほど)下方に傾斜して設けられている。
尚、本実施形態では、案内リップ31のうち前記背面リップ28との連接部近傍においては、鉤状の切り欠き部32が設けられている。これは、下辺部11の後端部位というのは、ドアフレーム(チャンネル部)やモール、各種パネルといった各種部材が存在する部位でもあるため、スペース的な観点からは、案内リップ31の延出幅を闇雲に大きくすることができず、各種部材との干渉を避けるため、切り欠き形状にせざるを得ないといった事情によるものである。ここでは、上下に延びるドアフレームの側面の凹凸形状に則して切り欠き部32が形成されており、当該切り欠き部32と、ドアフレームとが密に当接した状態でウエザストリップ7が配置されている。
また、上述した事情の下、本体部21の車外側の基底部24の下部には、凹部33が形成されている(図4,図5参照)。当該凹部33の存在によって、案内リップ31の延出幅の事実上の拡張が図られている。
さらに、リアドア2は、当該リアドア2の閉鎖状態を維持する図示しないロック機構を具備するとともに、当該ロック機構を保持するロックリーンフォース34を備えている(図4参照)。そして、前記案内リップ31は、ロック機構の上方を覆うように設けられている。
併せて、前記案内リップ31は、ベルトライン部位にほぼ沿って所定長にわたって延びており、前記下辺部11には、案内リップ31とは所定距離を隔てた位置に、下方へ延びる規制リブ35が設けられている。
次に、上述した構成によって奏される本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態によれば、ウエザストリップ7のうち、少なくとも斜辺部13においては、基底部24の外周側に、ドアフレームDFの内側に向かって延びる背面リップ28が設けられている。このため、斜辺部13の上部において、降雨時等に車外からドアフレームDFの内側に水が浸入した場合であっても、当該浸入した水が本体部21の基底部24を乗り越え、車内へ浸入するといった事態を抑制することができる。
また、ドアフレームDFの内側に浸入した水は、背面リップ28に沿って下方へ流下しうる。上記のとおり、クォータウインドウガラス6に対応する部位におけるベルトラインよりも下方にはリアドア2のロック機構等が設けられているが、前記下辺部11には、案内リップ31が設けられている。従って、背面リップ28を伝って流下する水が、案内リップ31によって前方へ向けて案内されることとなり、別途シーラントやスポンジ等のシール部材を設けなくとも、ロック機構等への水の直撃を防止することができる。
特に、案内リップ31は、背面リップ28に連続して設けられ、両者31,28は隙間無く繋がっているため、背面リップ28を流下する水は、案内リップ31へとより確実にかつ安定して案内される。しかも、案内リップ31は、前側ほど下方に傾斜していることから、水をより確実に前方へと案内することができる。その結果、上述した作用効果がより確実に奏されることとなる。
また、案内リップ31は、ロック機構の上方を覆うように設けられているため、ロック機構への水の直撃が、案内リップ31によってより確実に防止でき、ひいては、ロック機構に水が入り込んでしまうといった事態をより確実に防止できる。
さらに、下辺部11には、案内リップ31とは所定距離を隔てた位置に、下方へ延びる規制リブ35が設けられており、当該規制リブ35によって、案内リップ31にて案内された水が前方へ至るのが規制される。すなわち、単に案内リップ31によって水を前方へ案内するのみならず、規制リブ35の存在によって、当該規制リブ35よりも前方へ飛散してしまうといった事態を防止できる。このため、規制リブ35よりも前方に所定部材が配設されるような場合であっても、所定部材に対する水の飛散等による悪影響を防止することができる。
その上、本実施形態では、本体部21の車外側の基底部24の下部には、凹部33が形成されている。当該凹部33の存在によって、案内リップ31の延出幅の事実上の拡張を図ることができる。そのため、上述した事情により、スペース面での制約が生じたとしても、案内リップ31に関し十分な案内幅を確保できることとなり、ロック機構等への水の直撃を防止できるという上記作用効果がより確実に奏されることとなる。
尚、上記実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、ウエザストリップ7をTPOにより構成しているが、軟質のポリ塩化ビニル(PVC)や、エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム(EPDM)等の他の素材により構成してもよい。
(b)上記実施形態では、案内リップ31が切り欠き部32を有する構成としているが、このような形状に限定されるものではなく、切り欠き部を有しない構成としてもよい。
(c)上記実施形態における凹部33の形成を省略することとしてもよい。また、規制リブ35を省略することとしてもよい。
(d)上記実施形態では、背面リップ28をドアフレームのチャンネル部の底部に当接可能としているが、必ずしも当接していなくてもよい。また、上記実施形態では、背面リップ28は、その先端が車外側へ向くよう傾斜しているが、車内側へ向くように傾斜した構成としてもよい。
一実施形態におけるクォータウインドウ等を説明するための図であって、自動車を示す斜視図である。 ウエザストリップの正面図である。 図2におけるα部分に対応するウエザストリップの部分斜視図である。 案内リップとロックリーンフォース等との位置関係を示す部分斜視図である。 凹部を説明するためのウエザストリップの本体部の部分断面図である。 従来技術におけるウエザストリップを説明するための部分斜視図である。
1…自動車ボディ、2…リアドア、3…昇降ガラス、4…ディビジョンバー、5…クォータウインドウ用開口部、6…クォータウインドウガラス、7…(クォータウインドウ用)ウエザストリップ、11…下辺部、12…前縦辺部、13…斜辺部、21…本体部、22…車内側リップ、23…車外側リップ、24…基底部、25…車内側側壁部、26…車外側側壁部、27…挿入溝部、28…背面リップ、31…案内リップ、32…切り欠き部、33…凹部、34…ロックリーンフォース、35…規制リブ。

Claims (5)

  1. 車両用リアドアのうち、昇降ガラスの後端縁側に設けられるディビジョンバーよりも後側に位置するクォータウインドウ用開口部の周縁に設けられ、当該開口部と、当該開口部に固定されるクォータウインドウガラスの周縁との間をシールするクォータウインドウ用ウエザストリップであって、
    基底部並びに当該基底部の両端から延びる車内側側壁部及び車外側側壁部からなり、前記クォータウインドウガラスの周縁部が挿入される挿入溝部を内周側に具備する断面略コ字状の本体部を備えるとともに、
    前記リアドアのベルトライン部位に沿って取付けられる下辺部、前記ディビジョンバーに沿って取付けられる前縦辺部、及び、前記リアドアのドアフレームの内周側に沿って取付けられ、前記下辺部の後端と前記前縦辺部の上端とを連結する斜辺部とを備え、
    少なくとも前記斜辺部においては、前記基底部の外周側に、前記ドアフレームの内側に向かって延びる背面リップを設けるとともに、
    前記下辺部には、前記背面リップを伝って流下する水を、前方に向けて案内する案内リップを車外側に延びるよう設け
    前記案内リップは、前記ベルトラインにほぼ沿って所定長にわたって延びており、
    前記下辺部には、前記案内リップとは所定距離を隔てた位置に、下方へ延びる規制リブを設け、当該規制リブによって前記案内リップにて案内された水が前方へ至るのを規制するよう構成したことを特徴とするクォータウインドウ用ウエザストリップ。
  2. 車両用リアドアのうち、昇降ガラスの後端縁側に設けられるディビジョンバーよりも後側に位置するクォータウインドウ用開口部の周縁に設けられ、当該開口部と、当該開口部に固定されるクォータウインドウガラスの周縁との間をシールするクォータウインドウ用ウエザストリップであって、
    基底部並びに当該基底部の両端から延びる車内側側壁部及び車外側側壁部からなり、前記クォータウインドウガラスの周縁部が挿入される挿入溝部を内周側に具備する断面略コ字状の本体部を備えるとともに、
    前記リアドアのベルトライン部位に沿って取付けられる下辺部、前記ディビジョンバーに沿って取付けられる前縦辺部、及び、前記リアドアのドアフレームの内周側に沿って取付けられ、前記下辺部の後端と前記前縦辺部の上端とを連結する斜辺部とを備え、
    少なくとも前記斜辺部においては、前記基底部の外周側に、前記ドアフレームの内側に向かって延びる背面リップを設けるとともに、
    前記下辺部には、前記背面リップを伝って流下する水を、前方に向けて案内する案内リップを車外側に延びるよう設け
    前記本体部には、前記案内リップの延出幅を拡張するための凹部が形成されていることを特徴とするクォータウインドウ用ウエザストリップ。
  3. 前記案内リップは、前記背面リップに対して連続的に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のクォータウインドウ用ウエザストリップ。
  4. 前記案内リップは、前側ほど下方に傾斜していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のクォータウインドウ用ウエザストリップ。
  5. 前記リアドアは、当該リアドアの閉鎖状態を維持するロック機構を具備するとともに、当該ロック機構を保持するロックリーンフォースを備え、
    前記案内リップは、前記ロック機構の上方を覆うように設けられていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のクォータウインドウ用ウエザストリップ。
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