JP2014159183A - 車両用サンシェード装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】サンシェードを引き出してフックに掛ける作業の作業性が向上する車両用サンシェード装置を提供する。
【解決手段】サンシェード3の巻取装置からの引き出し側端部には、サンシェード3の幅方向を長手方向とするフレーム4が設けられている。フレーム4には開口部が形成されている。ノブ5は、フレーム4の長手方向を回転軸22方向としてフレーム4に対して回転可能に当該フレーム4に設けられている。ノブ5に形成された凸部24は、ノブ5が回転軸22を中心に矢印61方向に予め定められた以上には回転しないように規制する。これにより、ノブ5を傾けることでフック側にフレーム4の上部が下がるように当該フレーム4を傾けることを可能とする。
【選択図】図11

Description

本発明は、車両用サンシェード装置に関する。
特許文献1には、自動車のドアのサッシュ部に取り付けられたフックで、サンシェードの先端係合部に係合させるようにする技術について開示されている。
特開2002−46469号公報
車両の窓をブラインドするために、サンシェードをロール状に巻き取った巻取装置を窓の下部に設け、ここからサンシェードを引き出して使用することが考えられる。
この場合に、サンシェードの巻取装置からの引き出し側端部には、サンシェードの幅方向を長手方向とするフレームを設け、このフレームに形成された開口部を窓の上部に設けられたフックに掛けることでサンシェードが窓を覆うようにすることができる。
また、フレームには、その長手方向を回転軸方向として回転可能なノブを設ければ、巻取装置からサンシェードを引き出すことが容易となる。さらに、サンシェードが巻取装置に収納されている際には、ノブがフレームに対して回転するので、車両ドアのドアトリム等に形成された凹部にノブを収納するようにすれば、ノブが邪魔にならない。
この場合に、フックの先端は通常上側を向くことになるので、フレームを開口部でフックに掛けようとする際には、フレームの上側をフックの張り出し側に傾けるようにすれば、開口部をフックに掛ける作業が容易になる。
しかしながら、車の搭乗者がノブを持って巻取装置からサンシェードを引き出して後、フレームの上側をフック側に傾けて開口部に掛けるためには、最初はノブを手に持っていたのを、フレームを持つように持ちかえて作業しなければならない。これは、ノブがフレームに対して回転してしまい、ノブを持ったままでフレームを持たない場合はフレームの上側をフック側に傾けることができないからである。
そこで、本発明は、サンシェードを引き出してフックに掛ける作業の作業性が向上する車両用サンシェード装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の一形態は、車両の窓の下部に設けられ、サンシェードがロール状に巻き取られて収納される巻取装置と、前記サンシェードの前記巻取装置からの引き出し側端部に設けられ、前記サンシェードの幅方向を長手方向とするフレームと、前記フレームに形成された開口部と、前記窓の上部に設けられ、前記フレームを前記開口部で掛けるためのフックと、一端側は前記フレームの長手方向を回転軸方向として前記フレームに対して回転可能に当該フレームに設けられ、他端側は把持部をなしていて、前記巻取装置から前記サンシェードを引き出すためのノブと、前記ノブが前記回転軸を中心に前記把持部側が前記フレームに達する手前で予め定められた以上には回転しないように規制して、前記ノブを傾けることで前記フック側に前記フレームの上部が下がるように当該フレームを傾けることを可能とする回転規制部と、を備えていることを特徴とする車両用サンシェード装置である。
かかる装置によれば、回転規制部は、ノブが回転軸を中心に一方向に予め定められた以上には回転しないように規制して、ノブを傾けることでフックに開口部を掛けやすくなる方向にフレームを傾けることができる。よって、車両の搭乗者は、ノブを持って巻取装置からサンシェードを引き出した後、ノブを持った手を、フレームを持つように持ち替えなくても、フレームを傾けることが可能となる。
この場合に、前記フックは、先端が上向きで先細り形状であり、前記先端から下端までの寸法が、前記開口部の上下の寸法より大きいようにしてもよい。
この例では、回転規制部により、ノブを傾けることでフックに開口部を掛けやすくなる方向にフレームを傾けることができる。
前記の場合に、前記回転規制部は、前記ノブに形成された凸部であって、前記フレームに突き当たった状態で接することにより、前記ノブが前記回転軸を中心に一方向に予め定められた以上には回転しないように規制するようにしてもよい。
この例では、回転規制部を実現するために特別な部品を追加する必要がないので、部品点数の削減、製造コストの低減、装置の大型化防止を図ることができる。
本発明によれば、サンシェードを引き出してフックに掛ける作業の作業性が向上する車両用サンシェード装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施の形態にかかる車両用サンシェード装置を備えた車両のドアを車室側から見た図である。 図2は、本発明の一実施の形態にかかる車両用サンシェード装置を設けたドアのドアトリム部分の斜視図である。 図3は、図2のA−A線でドアトリムの上部を切断した拡大縦断面図である。 図4は、本発明の一実施の形態にかかる車両用サンシェード装置における巻取装置の正面図である。 図5は、本発明の一実施の形態にかかる車両用サンシェード装置におけるフックの拡大斜視図である。 図6は、本発明の一実施の形態にかかる車両用サンシェード装置におけるフックにフレームを開口部で掛けた状態の拡大斜視図である。 図7は、本発明の一実施の形態にかかる車両用サンシェード装置におけるフックにフレームを開口部で掛けようとする状態を示すフック及びフレームの拡大縦断面図である。 図8は、本発明の一実施の形態にかかる車両用サンシェード装置でサンシェードが巻取装置に収納された状態のノブ及びその周囲の拡大斜視図である。 図9は、本発明の一実施の形態にかかる車両用サンシェード装置でフレームとノブとを分解して示した拡大分解斜視図である。 図10は、本発明の一実施の形態にかかる車両用サンシェード装置のノブの拡大右側面図である。 図11は、本発明の一実施の形態にかかる車両用サンシェード装置の作用について説明する説明図である。 図12は、本発明の一実施の形態にかかる車両用サンシェード装置に対する比較例となる車両用サンシェード装置の拡大縦断面図である。 図13は、本発明の一実施の形態にかかる車両用サンシェード装置に対する比較例となる車両用サンシェード装置の拡大右側面図である。 図14は、本発明の一実施の形態にかかる車両用サンシェード装置に対する比較例となる車両用サンシェード装置の作用について説明する説明図である。 図15は、本発明の一実施の形態にかかる車両用サンシェード装置の変形例について説明する説明図である。 図16は、本発明の一実施の形態にかかる車両用サンシェード装置の別の変形例について説明する説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態にかかる車両用サンシェード装置1を備えた車両のドア111を車室側から見た図である。なお、図1以下の図面には、適宜、車両の方向を図示している。このドア111は、一例として車両の後部座席の右側のドアである。ドア111には、本実施形態にかかる車両用サンシェード装置1が設けられている。なお、この車両用サンシェード装置1は、例えば車両の後部座席の左側のドアにも同様に設けてもよい。ドア111の車室側の面には、内張り材であるドアトリム101が形成されている。
図2は、本実施形態にかかる車両用サンシェード装置1を設けたドア111のドアトリム101部分の斜視図である。図3は、図2のA−A線でドアトリム101の上部を切断した縦断面図である。ドアトリム101の内部にはポケット103が形成されている(図3参照)。このポケット103内には、巻取装置2が設けられている。ドアトリム101の上縁部には、車両前後方向に細長い開口であるサンシェード出入口105(後述)が形成されている。
図4は、本実施形態にかかる車両用サンシェード装置1における巻取装置2の正面図である。巻取装置2では、サンシェード3がロール状に巻かれて収納部41に収納され、当該収納部41内ではサンシェード3を巻き取る方向に当該サンシェード3を付勢している。図4においては、サンシェード3を巻取装置2から引き出した状態で図示している。
サンシェード3の巻取装置2からの引き出し側の端部11には、サンシェード3の幅方向を長手方向とするフレーム4が取り付けられている。このフレーム4の長手方向の中間位置にはノブ5(詳細は後述)が設けられている。また、フレーム4の長手方向の両端側には、それぞれフレーム4を厚さ方向に貫く孔である開口部6(詳細は後述)が設けられている。
図3に戻り、収納部41にはサンシェード3が出入りするための開口部42が形成されている。ポケット103内の巻取装置2は、この開口部42がサンシェード出入口105に対応する位置となるように配置されている。これによりサンシェード3は、サンシェード出入口105(図2)から車室内に引き出して使用することができる。また、サンシェード3は、巻取装置2内に収納する場合もサンシェード出入口105から収納する。
図1に戻り、ドア111の窓112の下部でドアトリム101の内部には前述のとおり巻取装置2が収納されている(図3参照)。また、窓112の上部であって、この例で、上側の窓枠113の下部位置には2つのフック7が設けられている。フック7は、フレーム4を開口部6で掛けるための部材であり、フレーム4を開口部6でフック7に掛けることで、サンシェード3が巻取装置2に巻き取られないようにフレーム4を支持し、図1に示すように、サンシェード3により窓112を覆って太陽光を遮ることができる。
図5は、本実施形態にかかる車両用サンシェード装置1におけるフック7の拡大斜視図である。図6は、本実施形態にかかる車両用サンシェード装置1におけるフック7にフレーム4を開口部6で掛けた状態の拡大斜視図である。図7は、本実施形態にかかる車両用サンシェード装置1におけるフック7にフレーム4を開口部6で掛けようとする状態を示すフック7及びフレーム4の拡大縦断面図である。フック7は、フック基部12に形成されている。そして、フック基部12がドア111の窓枠113の下部に固定されることにより、フック7は、その張り出し側を本例では例えば車外側として窓枠113に取り付けられている。巻取装置2は窓112の下側に設けられ、サンシェード3は下側に巻き取るように付勢されているので、フック7の先端13は上向きである。また、フック7の先端13は先細り形状である。そして、フック7の先端13から下端14までの上下の寸法aは、開口部6の上下の寸法bより大きい(図6参照)。
そのため、フレーム4の上下幅方向をほぼ鉛直方向にしたままの状態で、フック7にフレーム4を開口部6で掛けることはできない。フック7にフレーム4を掛けるには、図7に示すように、フック7に向かって、フレーム4の上側を下げるように傾け、開口部6にフック7の先端13を差し込み、しかる後に、開口部6の下側をフック7の下面に沿って滑り込ませるように操作する必要がある。このように、フック7の先端13から下端14までの上下の寸法aを、開口部6の上下の寸法bより大きくしたのは、フレーム4がフック7から容易に抜けないようにするためである。
図8は、本実施形態にかかる車両用サンシェード装置1でサンシェード3が巻取装置2に収納された状態のノブ5及びその周囲の拡大斜視図である。図9は、本実施形態にかかる車両用サンシェード装置1でフレーム4とノブ5とを分解して示した拡大分解斜視図である。フレーム4の長手方向の中間位置の上側にはノブ5を設けるための切欠部21が形成されている。ノブ5の長手方向の一端側から下側に張り出した軸取付部25には、その両側からそれぞれ突き出るように回転軸22が取り付けられている。この回転軸22は切欠部21の両側部に形成された丸孔である軸支持部35に回転可能に支持されている。これにより、ノブ5はフレーム4の長手方向を回転軸方向としてフレーム4に対して回転可能である。
ノブ5の長手方向の他端側は把持部23であり、車両の搭乗者が手で持って操作するための部位となる。図3に示すように、サンシェード3が巻取装置2に巻き取られた状態では、フレーム4はサンシェード出入口105の奥の開口部42内に収納された状態にある。このとき、ノブ5の把持部23は、ドアトリム101の上縁部分に形成された凹部108内に収納されて、ドアトリム101から飛び出さないようにすることができる。
図10は、本実施形態にかかる車両用サンシェード装置1のノブ5の右側面図である。ノブ5の軸取付部25の下側の把持部23側の位置には、凸部24が形成されている。この凸部24は、回転規制部となるものである。すなわち、回転軸22の回転中心から軸取付部25の外周面までの半径距離は、凸部24が形成されている部分の半径距離R1が、凸部24が形成されていない部分の半径距離R2より長くなっている。これにより、図10で、ノブ5を反時計方向(矢印31方向)にフレーム4に対して回転させるときは、ノブ5がフレーム4に対して、ある角度になるまでは回転する。しかし、その角度以上にノブ5を矢印31方向に回転させようとすると、凸部24がフレーム4に突き当たった状態で接し、それ以上はノブ5がフレーム4に対して回転しなくなるように、凸部24はノブ5の回転を規制する機能を有する。よって、さらにノブ5を回転させるように車両の搭乗者が操作すれば、ノブ5の動きにフレーム4が追従することになる(図11を参照して後述)。逆に、図10で、ノブ5をフレーム4に対して時計方向(矢印32方向)に回転させるときは(サンシェード3をドアトリム101から引き出そうとする場合である)、ノブ5はフレーム4に対して大きく回転させることができる。
次に、本実施形態にかかる車両用サンシェード装置1の作用について説明する。図11は、本実施形態にかかる車両用サンシェード装置1の作用について説明する説明図である。図12は、本実施形態にかかる車両用サンシェード装置1に対する比較例となる車両用サンシェード装置201の縦断面図である(前述の図3に対応する)。図13は、比較例となる車両用サンシェード装置201のノブ5の右側面図である。図14は、比較例となる車両用サンシェード装置201の作用について説明する説明図である。
まず、比較例となる車両用サンシェード装置201の構成について説明する。図12、図13に示すとおり、比較例となる車両用サンシェード装置201が車両用サンシェード装置1と相違する点は、ノブ5に凸部24が形成されていない点である。車両用サンシェード装置201は前述した車両用サンシェード装置1のその他の構成は全て備えており、本実施形態の車両用サンシェード装置1の説明に使用した符号を比較例の車両用サンシェード装置201の図面、説明にも用いて、詳細な説明は省略する。
比較例となる車両用サンシェード装置201は、図12に示すように、ノブ5の軸取付部25に凸部24が形成されていない。そのため、図13で、ノブ5を反時計方向(矢印221方向)にフレーム4に対して回転させるときは、ノブ5の把持部23側がフレーム4の側面やサンシェード3の近傍にまで達するほどノブ5をフレーム4に対して大きく回転させることができる(図14を参照して後述)。また、図13で、ノブ5を時計方向(矢印222方向)にフレーム4に対して回転させるときは、本実施形態の車両用サンシェード装置1と同様に、ノブ5はフレーム4に対して大きく回転させることができる。
次に、本実施形態のサンシェード装置1の作用を車両用サンシェード装置201との比較において説明する。まず、サンシェード3を引き出すときは、車両用サンシェード装置1も車両用サンシェード装置201も、ノブ5に指を掛けて、矢印32方向、矢印222方向にノブ5をそれぞれ回転させて(図3、図12参照)、ドアトリム101に形成された凹部108からノブ5の把持部23を引き上げる(この状態のノブ5を、図3、図12に想像線で示している)。これにより、ドアトリム101と把持部23との間に手を入れる隙間が形成される。
次に、ドアトリム101と把持部23との間に手を入れて、この引き上げられた把持部23を車両の搭乗者が手動で持ち上げ、サンシェード出入口105からサンシェード3を引き出す。なお、符号301は搭乗者の手を示している。
ここで、図11に示すように、本実施形態の車両用サンシェード装置1の場合は、搭乗者がノブ5の把持部23を持ったまま矢印61の方向に傾ける。すると、ノブ5はフレーム4に対してある程度は回転するが、凸部24がフレーム4に突き当たった状態になって以後は、ノブ5はフレーム4に対して回転しない。もし、凸部24が形成されていないときは、ノブ5の把持部23側がフレーム4の側部に達するまで回転する。しかし、凸部24を形成したことにより、ノブ5の把持部23側がフレーム4の側部に達する手前で凸部24がフレーム4に突き当たった状態になって、ノブ5はフレーム4に対してそれ以上は回転しなくなる。そのため、この凸部24がフレーム4に突き当たった状態の後は、ノブ5が矢印61の方向に傾く動きにフレーム4も追従する。これにより、ノブ5が矢印61の方向に傾けばフレーム4も矢印62のように傾く。これにより、車両の搭乗者は、ノブ5の把持部23を持ってサンシェード3を引き出し、そのままノブ5を傾けることでフレーム4を図7に示すように傾けることができる。よって、フック7に向かって、フレーム4は、その幅方向の上側が下がるように傾くことになる。次に、フレーム4の開口部6にフック7の先端13を差し込み、しかる後に、ノブ5を傾けた動作を元に戻せば、開口部6の下側をフック7の下縁に沿って滑り込ませるように操作することができる。これにより、図6に示すようにフレーム4を開口部6でフック7に掛けることができる。このように、凸部24により、ノブ5を傾けることで、フック7側に向けてフレーム4の上部側が下がるようにフレーム4を傾けることが可能とする。すなわち、ノブ5を傾けるだけで、フック7に開口部6を掛けやすくなる方向にフレーム4を傾けることが可能となる。
これに対して、図14に示す比較例の車両用サンシェード装置201では、凹部108から引き出された把持部23を車両の搭乗者が持って、サンシェード出入口105からサンシェード3を引き出すところまでは、実施形態の車両用サンシェード装置1と同様に行うことができる。
しかしながら、比較例の場合は、ノブ5に凸部24が形成されていない。そのため、図14で、ノブ5を反時計方向(矢印231方向)にフレーム4に対して回転させるときは、ノブ5の把持部23側がフレーム4の側面やサンシェード3の近傍にまで達するほど、ノブ5がフレーム4に対して大きく回転してしまう。よって、図14に示すように、ノブ5を矢印231方向に大きく傾けたとしても、フレーム4は傾かず、フレーム4の上下の幅方向がほぼ鉛直方向のままとなる。
したがって、比較例の場合は、図7に示すようにフレーム4を傾けるには、搭乗者がノブ5の把持部23を持っていた手を持ち替えて、片手又は両手で直接フレーム4を持って図7のように傾ける必要がある。このような作業を行わないと、搭乗者は図7に示すようにフレーム4を傾けることができず、フレーム4の上下の幅方向がほぼ鉛直方向のままなので、開口部6にフック7の先端13を差し入れることが困難であるからである。
このように、本実施形態の車両用サンシェード装置1によれば、搭乗者がノブ5を持ってサンシェード3を引き出し、そのままノブ5を傾けることで、フレーム4を開口部6でフック7に掛けやすいように傾けることができる。フレーム4を開口部6でフック7に掛けやすいように傾けるために、搭乗者はノブ5からフレーム4に持ち替える必要はない。よって、本実施形態によれば、サンシェード3を引き出してフック7に掛ける作業の作業性が向上する車両用サンシェード装置1を提供することができる。
また、比較例の車両用サンシェード装置201場合は、前述のとおり、ノブ5の把持部23側がフレーム4の側面やサンシェード3の近傍にまで達するほどノブ5がフレーム4に対して大きく回転してしまう。この状態で搭乗者がノブ5又はフレーム4等から不用意に手を離してしまうと、サンシェード3が巻取装置2で巻き取られ、大きく回転したノブ5の把持部23の先がサンシェード出入口105に嵌り込んでしまう恐れがある。
これに対して、本実施形態の車両用サンシェード装置1の場合は、ノブ5のフレーム4に対する回転が前述のとおり規制されるので、ノブ5の把持部23側がフレーム4の側面やサンシェード3の近傍にまで達するほどノブ5がフレーム4に対して大きく回転してしまうことがない。よって、サンシェード3が巻取装置2から引き出された状態で、搭乗者がノブ5等から不用意に手を離してしまったとしても、ノブ5の把持部23の先がサンシェード出入口105に嵌り込んでしまう不具合を防止することができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明には様々な変形例が含まれることは言うまでもない。一例について説明する。前述のとおり、ノブ5のフレーム4に対する回転を規制するための手段として、前述の実施形態では凸部24をノブ5に設けている。しかし、回転規制部は、このような構成のものに限定されるものではない。すなわち、図11で、ノブ5を矢印61方向に、ある角度以上に回転させようとすると、当該回転が規制されて、前述のようにノブ5を傾けるとフレーム4も追従して傾くようにした構成であれば、様々な機構を適用することができる。
この点に関して、いくつかの変形例を示す。図15、図16は、それぞれ本発明の一実施の形態にかかる車両用サンシェード装置1の変形例について説明する説明図である。図15の例では、前述の凸部24に代えて、ノブ5の先端部72とフレーム4の上部73との間を弾性性の連結部材71で連結している。その他の構成については、前述の車両用サンシェード装置1と同様であり、同一符号を用いて詳細な説明は省略する。この例では、ノブ5をフレーム4に対して矢印61の方向にある程度回転させると、可撓性の連結部材71が延びきって、それ以上はノブ5をフレーム4に対して矢印61の方向に回転できないようにする構成である。これにより、前述の凸部24を備えた車両用サンシェード装置1の場合と同様に、ノブ5のフレーム4に対する回転を規制するものである。
また、図16の例では、前述の凸部24に代えて、フレーム4の上部83に鉤状部材81を形成している。また、ノブ5の先端部の形状を変更したことや、フレーム4を厚くしている。その他の構成については、前述の車両用サンシェード装置1と同様であり、同一符号を用いて詳細な説明は省略する。この例でも、ノブ5をフレーム4に対して矢印61の方向にある程度回転させると、ノブ5の先端部82が鉤状部材81の先端部分に突き当たった状態で接して、それ以上はノブ5をフレーム4に対して矢印61の方向に回転できない構成である。これにより、前述の凸部24を備えた車両用サンシェード装置1の場合と同様に、ノブ5のフレーム4に対する回転を規制するものである。
これらの変形例の他にも、回転軸22や、この回転軸22を回転可能に支持している切欠部21の両側部に、ある角度以上には回転軸22を回転させないようにする機構を設ける等してもよい。
しかしながら、前述の実施形態のように、凸部24をノブ5に設ける構成とするのであれば、ノブ5の形状を凸部24も含めた形状にするだけでよい。よって、回転規制部を実現するために特別な部品を追加する必要がないので、車両用サンシェード装置1において部品点数の削減、製造コストの低減、装置の大型化防止を図ることができる。
また、前記の例では、車両用サンシェード装置1を後部座席の右側のドア111の窓112(あるいは左側のドアの窓)に設ける場合を説明しているが、同様の車両用サンシェード装置1を車両の後部窓や、前部座席のドアの窓に設けるようにしてもよい。
1 車両用サンシェード装置
2 巻取装置
3 サンシェード
4 フレーム
5 ノブ
6 開口部
7 フック
11 引き出し側端部
13 (フックの)先端
14 (フックの)下端
22 回転軸
23 把持部
24 凸部(回転規制部)
112 窓
a フックの先端から下端までの寸法
b 開口部の上下の寸法

Claims (3)

  1. 車両の窓の下部に設けられ、サンシェードがロール状に巻き取られて収納される巻取装置と、
    前記サンシェードの前記巻取装置からの引き出し側端部に設けられ、前記サンシェードの幅方向を長手方向とするフレームと、
    前記フレームに形成された開口部と、
    前記窓の上部に設けられ、前記フレームを前記開口部で掛けるためのフックと、
    一端側は前記フレームの長手方向を回転軸方向として前記フレームに対して回転可能に当該フレームに設けられ、他端側は把持部をなしていて、前記巻取装置から前記サンシェードを引き出すためのノブと、
    前記ノブが前記回転軸を中心に前記把持部側が前記フレームに達する手前で予め定められた以上には回転しないように規制して、前記ノブを傾けることで前記フック側に前記フレームの上部が下がるように当該フレームを傾けることを可能とする回転規制部と、
    を備えていることを特徴とする車両用サンシェード装置。
  2. 前記フックは、先端が上向きで先細り形状であり、前記先端から下端までの寸法が、前記開口部の上下の寸法より大きい、ことを特徴とする請求項1に記載の車両用サンシェード装置。
  3. 前記回転規制部は、前記ノブに形成された凸部であって、前記フレームに突き当たった状態で接することにより、前記ノブが前記回転軸を中心に一方向に予め定められた以上には回転しないように規制する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用サンシェード装置。
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