JP6629049B2 - 車両用シェード装置 - Google Patents

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Description

この発明は、自動車等の車両に搭載される車両用シェード装置に関する。
特許文献1は、窓用ローラブラインドの自由な縁が引張り棒に接続され、ローラブラインドの引き延ばしおよび巻き戻しの間、引っ張り棒が支持棒によって案内される構成を開示している。特許文献1では、バネモータの渦巻ばねの力によって、ローラブラインドが引出方向に付勢されている。
特開2008−260518号公報
しかしながら、特許文献1に開示のバネモータでは、縮径するように巻かれた渦巻ばねが元に戻ろうとする力によって、ローラブラインドを引出す力を生じさせている。このため、バネモータがローラブラインドを引出そうとする際において、ローラブラインドの移動開始時(つまり、バネモータの回転開始時)には引出し力は大きい一方、ローラブラインドが大きく引出されるにつれ(つまり、バネモータの回転後期)、引出し力は小さくなる。ローラブラインドが大きく引出された状態においても、バネモータの力によってローラブラインドを引出し可能とするためには、バネモータとして、ローラブラインドが大きく引出された状態でも大きな引出し力を発生させ得るものを用いる必要がある。しかしながら、その場合、ローラブラインドの移動開始時におけるバネモータの付勢力が大きくなり過ぎてしまう。すると、ローラブラインドが勢いよく引出され、そのままの勢いでローラブラインドが完全に引出されて窓の上側縁部と勢いよく当接し、大きな音が発生して乗員に不快感を与える虞がある。
そこで、本発明は、シェードを適度な勢いで引出せるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様は、展開状態で車両の窓を遮蔽するシェードを、格納状態で格納する車両用シェード装置であって、シェードと、前記シェードの基端が取付けられ、前記格納状態において前記シェードを巻取る巻取機構と、前記シェードの先端に取付けられたステイと、引出可能な定荷重バネと、先端部が前記ステイに取付けられ、基端部が前記定荷重バネに連結され、前記定荷重バネの付勢力により前記シェードの展開方向へ付勢されると共に、その付勢力を前記ステイに伝達するロッドと、前記格納状態において前記ロッドと前記定荷重バネのうち引出された部分とを格納し、前記シェードが前記格納状態から前記展開状態に移動する際に前記ロッドを案内するガイドレールと、前記格納状態において、前記ロッドの移動を阻止するロック機構とを備える。
また、前記展開状態では、前記定荷重バネは支持部を中心にコイル状に巻回され、前記格納状態では、前記定荷重バネのうち引出されて前記ガイドレール内に格納された部分がアーチ状に湾曲する部分を含み、前記ガイドレール内で、前記ロッドは、前記定荷重バネのうち引出されて前記ガイドレール内に格納された部分に対して外周面側に設けられているものである。
第1の態様に係る車両用シェード装置によると、格納状態では、シェードは巻取機構によって巻取られており、ロッドは定荷重バネによってシェードを展開状態に移動させる方向に付勢されている。この格納状態は、ロッドの移動がロック機構によって阻止されることで、維持されている。この状態で、巻癖が付けられている定荷重バネは、伸された状態から元に戻ろうとする復元力によって、ロッドをシェードの展開方向へ付勢する力を生じさせている。この状態で、伸ばされた定荷重バネは湾曲しようとするが、ガイドレール内に格納されることで大きな湾曲が抑制されている。
ロック機構によるロックが解除されると、ロッドは、定荷重バネの付勢力によってシェードの展開方向へ移動する。同時に、ロッドの先端部に取付けられているステイもシェードの展開方向へ移動し、シェードが巻取機構から引出され展開状態となる。定荷重バネの付勢力は、その引出量に関係無く、一定である。このため、シェードを引出す全行程において、シェードを巻取機構から引出すのに必要な適度な力でロッドを移動させることができる。このとき、ロッドと定荷重バネのうち引出された部分はガイドレールに格納されている。このため、ロッドと定荷重バネのうち引出された部分は、ガイドレール内で案内されて移動することができ、定荷重バネの付勢力を効率よくロッドに伝えることができる。
また、シェードを展開状態から格納状態にするときは、乗員の操作力等によって、ステイを巻取装置側へ移動させることによって、シェードが巻取機構によって巻取られて格納される。つまり、乗員の操作力等によって、定荷重バネの付勢力とは反対側への力を、ステイ等に加えることで、ステイ及びロッドは格納状態の位置へ移動させられる。
上記したように、ロッドをシェードの展開方向へ付勢する力を生じさせる定荷重バネの付勢力は、その引出量に関係無く、一定である。このため、シェードを引出す全行程において、シェードを巻取機構から引出すのに必要な適度な力でロッドを移動させることができる。このため、シェードの引出開始時等における勢い(加速度)を低減することができる。しかも、定荷重バネの付勢力を効率よくロッドに伝えることができるため、定荷重バネによる付勢力をなるべく小さくすることができる。このため、シェードを適度な勢いで引出せるようにすることができる。
また、ガイドレール内で、ロッドは、定荷重バネのうち引出されて前記ガイドレール内に格納された部分に対して外周面側に設けられている。このため、格納状態において、定荷重バネのうちガイドレール内でアーチ状に湾曲した部分は、支持部に近い部分でロッドに接触して、当該ロッドをガイドレール内面に向けて押付ける。また、ロッドの基端部は、定荷重バネの先端部に連結されているため、当該定荷重バネの先端部によってガイドレール内面に向けて押付けられる。結果、ロッドは、支持部に近い部分と基端部の位置とで、ガイドレールの内面に向けて押付けられる。これにより、車両走行による加振等によって、ロッドがガイドレール内で振動すること及びこれによる異音の発生を抑制できる。

また、シェードの展開方向へロッドが移動するとき、定荷重バネは、ロッドの一定位置に押し当てられた状態を維持しつつ、コイル状に復元する。このため、定荷重バネとロッドとの接触部分において摺動音は発生し難い。
格納状態における車両用シェード装置を示す側面図である。 展開状態における車両用シェード装置を示す側面図である。 格納状態における車両用シェード装置を示す部分拡大側面図である。 格納状態における車両用シェード装置を示す部分拡大斜視図である。 展開状態における車両用シェード装置を示す部分拡大斜視図である。 ロック用突部がロック機構に係止した状態を示す概略水平断面図である。 図6のVII−VII線概略断面図である。 図7に示す図においてロック用突部がロック機構に係止する前の状態を示す図である。 図6に示す図においてアンロック操作部が押された状態を示す図である。 定荷重バネ、ロッド及びガイドレールの組合わせ部分を示す断面図である。 定荷重バネ、ロッド及びガイドレールの組合わせ部分を示す分解斜視図である。 定荷重バネとロッドとの連結部分を示す分解斜視図である。 格納状態におけるガイドレール内のロッドとバネとの位置関係及びそれぞれの状態を示す説明図である。 車両用シェード装置におけるシェードの展開量とシェードに作用する展開方向への力との関係を示す図である。 従来例におけるシェードの展開量とシェードに作用する展開方向への力との関係を示す図である。
以下、実施形態に係る車両用シェード装置について説明する。
<全体構成について>
図1は格納状態における車両用シェード装置20を示す側面図であり、図2は展開状態における車両用シェード装置20を示す側面図であり、図3は格納状態における車両用シェード装置20を示す部分拡大側面図であり、図4は格納状態における車両用シェード装置20を示す部分拡大斜視図であり、図5は展開状態における車両用シェード装置20を示す部分拡大斜視図である。図1、図2、図4及び図5では、車両用シェード装置20が車両のリアサイドドア10に取付けられた状態を示している。
車両用シェード装置20は、自動車等の車両のウインドウ16を遮蔽及び開閉可能に覆う装置である。ここでは、車両用シェード装置20がリアサイドドア10のウインドウ16を覆う例で説明する。もっとも、車両用シェード装置20は、荷室側方等の車体部分に設けられるサイドウインドウ、リアウインドウ等に適用されてもよい。
上記リアサイドドア10は、自動車の後部座席の乗り降りのために設けられた乗降口を開閉可能に覆う板状部材である。リアサイドドア10の上部に窓用開口11が設けられており、ウインドウ16はその窓用開口11を開閉可能に塞ぐ。ここでは、ウインドウ16は、長方形状に形成されているが、その他の形状、例えば、車両後方に向けて徐々に高さ寸法が低くなる形状等であってもよい。
車両用シェード装置20は、ウインドウ16の下側縁部に沿って延在するトリム部分に組込まれる。そして、シェード22がウインドウ16の下側からウインドウ16の車室内側面に沿って引き出されることにより、シェード22がウインドウ16を遮蔽し、車両用シェード装置20が展開状態となる。また、シェード22がウインドウ16の下側に格納されることで、ウインドウ16がシェード22によって光を遮られない状態となり、車両用シェード装置20は格納状態となる。なお、車両用シェード装置20は、必ずしもウインドウ16の下側から上側に展開する構成である必要は無く、ウインドウの上側から下側に向けて展開する構成、又は、一側方から他側方に向けて展開する構成等であってもよい。
車両用シェード装置20は、シェード22と、巻取機構30と、ステイ40と、展開付勢機構50と、ロッド60と、ガイドレール70と、ロック機構80とを備える。
車両用シェード装置20の全体の概略構成を説明すると、シェード22は、巻取機構30に巻取られており、シェード22の展開方向先端にはステイ40が取付けられている。ロッド60は、ガイドレール70によってシェード22の展開及び格納方向に沿って移動可能に支持されており、ロッド60の先端部はステイ40に取付けられている。展開付勢機構50の定荷重バネ56は、シェード22を展開方向に付勢する力を発生させる。この定荷重バネ56による付勢力は、ロッド60を介してステイ40に伝達される。ロック機構80は、シェード22を巻取機構30に巻取った格納状態でロック可能に構成されている。
格納状態では、シェード22が巻取機構30によって巻取られており、この状態が、ロック機構80によって維持されている(図1、図3及び図4参照)。この状態で、定荷重バネ56の付勢力は、巻取機構30による付勢力を上回っている。このため、ロック機構80によるロックを解除すると、定荷重バネ56の付勢力によってシェード22が展開する。これにより、車両用シェード装置20は、展開状態となる(図2及び図5参照)。
上記展開状態から、乗員の手等によって、ステイ40を下方に押下げる。すると、シェード22は、巻取機構30によって巻取られる。そして、シェード22の先端が最下端位置に達すると、ステイ40がロック機構80によってロックされる。これにより、車両用シェード装置20は、格納状態となる。
<各部構成について>
上記車両用シェード装置20の各部構成について説明する。
図1〜図5に示すように、シェード22は、ウインドウ16を遮蔽する部材である。シェード22は、メッシュ状の布、樹脂シート等の材料を裁断、縫製等して形成されたシート状の部材である。より具体的には、シェード22は、遮蔽対象となるウインドウ16と略同じ大きさ及び形状に形成され、ウインドウ16を全体的に遮蔽可能に形成されている。シェード22は、遮蔽対象となるウインドウ16の一部を遮蔽する形状及び大きさ、又は、複数のウインドウを一括して遮蔽可能な形状及び大きさに形成されていてもよい。
上記シェード22の基端は、巻取機構30に取付けられており、格納状態において、シェード22が巻取機構30に巻取られた状態となる。より具体的には、巻取機構30は、細長いケース32内に、巻取シャフト34が回転可能に支持された構成とされている(図3参照)。巻取シャフト34は、常時シェード22を巻取る方向の付勢力を発生させている。
ここでは、巻取シャフト34は、管状のシャフト本体部35と、片側支持シャフト36と、ねじりコイルバネ37とを備える(図3参照)。片側支持シャフト36は、管状のシャフト本体部35の一端部内に回転可能に挿入されている。また、巻取付勢用のねじりコイルバネ37の一端部がシャフト本体部35に対して相対回転不能に連結されると共に、ねじりコイルバネ37の他端部が片側支持シャフト36に対して相対回転不能に連結されている。シャフト本体部35の他端部がケース32の一端部に回転可能に支持されると共に、片側支持シャフト36の外側端部はケース32の他端部に対して相対回転不能に支持されている。
シェード22の基端部は、シャフト本体部35に対して相対回転不能に連結されている。シェード22の基端部は、ウインドウ16の下側縁部に対応する部分である。このシェード22は、シャフト本体部35に巻取られており、ケース32の外周の一部に形成されたスリット32Sを通って外方に引出されている(図4参照)。
そして、シェード22が引出された状態では、片側支持シャフト36に対してシャフト本体部35が相対回転し、これにより、ねじりコイルバネ37が捻られた状態となる。このねじりコイルバネ37が元に戻ろうとする力によって、シェード22を巻取シャフト34に巻取る巻取力を常時発生させている。なお、ねじりコイルバネ37に代えて、ゼンマイバネ、定荷重バネ等が用いられてもよい。
ステイ40は、シェード22の先端に取付けられた部材である。ここでは、ステイ40は、樹脂等により形成された長尺状の部材により形成されている。シェード22の先端は、巻取機構30から引出されるシェード22の引出方向における先端であり、展開状態では、ウインドウ16の上側縁部に位置する。展開状態でシェード22の皺等を抑制するためには、ステイ40がシェード22の先端の縁部の全体に亘って設けられることが好ましいが、これは必須ではない。
ステイ40のうち車室内側を向く側部には、つまみ部41が突設されている。ここでは、ステイ40の延在方向中間部につまみ部41が設けられている。乗員等は、当該つまみ部41を持つことで、ステイ40の操作、特に、ステイ40を押下げる操作等を容易に行える。
また、ステイ40には、ロック用突部42が設けられている(図5参照)。ここでは、ステイ40の延在方向中間部であって、上記つまみ部41の下方位置にロック用突部42が設けられている。図6及び図7に示すように、このロック用突部42がロック機構80に対して係脱可能に係止することで、車両用シェード装置20が格納状態に保たれる。
ロック用突部42及びロック機構80について説明すると、ロック機構80は、シェード22が巻取機構30に巻取られた状態で、ロック用突部42の下方となる位置に設けられている。ここでは、巻取機構30のケース32の延在方向中間部の一側外向き部分に、ロック機構80が設けられている。そして、シェード22が巻取機構30に巻取られ、ステイ40がケース32のスリット32Sの外方に接する位置に配設されると、ロック用突部42がロック機構80に係止可能な位置に配設されるようになっている。
図6〜図9を参照してより具体的に説明すると、ロック用突部42は、ステイ40の一側外方部分に突設された部分である。ロック用突部42は、つまみ部41よりも格納方向側でステイ40の一側外方部分に向けて突出する形状に形成されている。ロック用突部42の両側面は、シェード22の格納方向(下方)に向けて内向き傾斜する形状に形成されている(図7参照)。
また、ロック機構80は、上記ロック用突部42に係脱可能に係止することで、格納状態において、ロッド60の移動を阻止可能に構成されている。ここでは、ロック機構80は、ロック用ハウジング82と、ロック用可動部84と、付勢部材としてのコイルバネ86とを備える。
ロック用ハウジング82は、樹脂等により形成された部材であり、ロック用可動部84を、係止位置と係止解除位置との間で移動可能に支持している。そして、ロック用可動部84が係止位置に移動することで上記ロック用突部42が展開方向に移動しないように係止し、ロック用可動部84が係止解除位置に移動することで、ロック用突部42とロック用可動部84との係止が解除され、ステイ40が上方に移動可能となる。
より具体的には、ロック用ハウジング82は、ケース32の一側に取付けられた部材であり、ロック用ハウジング82には、シェード22の展開方向から格納方向(上方向から下方向)に向う挿入孔部82h1が形成されている。シェード22が巻取って格納され、ステイ40がケース32のスリット32Sの外方に近接する位置に配設されると、ロック用突部42は、挿入孔部82h1内に上方から入り込む。
また、ロック用ハウジング82のうち前記挿入孔部82h1の両側の位置に、ロック用可動部84を移動可能に収容する一対の可動収容空間82h2が形成されている。一対の可動収容空間82h2の内向き部分は、挿入孔部82h1に繋がっている。一対の可動収容空間82h2には、一対のロック用可動部84が移動可能に支持されている。一対のロック用可動部84の対向部分には、ロック用突部42に係止可能な係止凸部84aが設けられている。対向し合う一対の係止凸部84aの内向き部分は、シェード22の展開方向に向けて徐々に外側に開く形状に形成されている。このため、上記ロック用突部42が一対のロック用可動部84間に移動しようとすると、ロック用突部42の両側面が一対の係止凸部84aの内向き部分に摺接して、一対のロック用可動部84を互いに離れる方向に移動させる。
また、一対のロック用可動部84の外向き部分には、コイル装着孔84hが形成されており、このコイル装着孔84hに装着されたコイルバネ86が可動収容空間82h2内の外側面に押し当てられている。このコイルバネ86の付勢力により、一対のロック用可動部84が互いに近接する方向に付勢されている。
上記係止位置は、コイルバネ86の付勢力によって一対のロック用可動部84の係止凸部84aが挿入孔部82h1内に突出した位置である(図6〜図8参照)。また、係止解除位置は、コイルバネ86の付勢力に抗して一対のロック用可動部84の係止凸部84aが挿入孔部82h1から退避するように外向きに移動し、それらの間にロック用突部42が通過可能な隙間が形成された位置である(図9参照)。
また、一対のロック用可動部84の互いに対向する部分のうち車室内側を向く部分に、車室内側に向けて徐々に外向きに開くアンロック用傾斜面84cが形成されている。対向し合う一対のアンロック用傾斜面84cの間に、アンロック操作部88が設けられている。アンロック操作部88には、一対のアンロック用傾斜面84cのそれぞれと対向する押圧面88aが形成されている。また、アンロック操作部88のうちケース32とは反対側の車室内側部分は、ロック用ハウジング82より露出し、乗員の指等によって押動操作可能とされている。このアンロック操作部88は、一対の係止凸部84aよりも下方でコイルバネ88cによってステイ40に対して遠近移動可能に支持されている。そして、一対のロック用可動部84が係止位置に移動した状態では、一対のアンロック用傾斜面84cが一対の押圧面88aに接触して、アンロック操作部88をステイ40から遠ざかる方向に押している。上記状態から、アンロック操作部88を押込操作すると、一対の押圧面88aが一対のアンロック用傾斜面84cを押して、コイルバネ86の付勢力に抗して一対のロック用可動部84を互いに離れる方向に移動させる。これにより、一対のロック用可動部84が係止解除位置に移動する(図9参照)。
上記ロック機構80の動作について説明する。シェード22が展開状態にある状態では、コイルバネ86の付勢力によって、一対のロック用可動部84は係止位置に向けて付勢されている(図8参照)。この状態で、乗員等がステイ40を押下げると、ロック用突部42が一対のロック用可動部84間の上方に近づく(図8参照)。ステイ40をさらに押下げると(矢符P1参照)、ロック用突部42の両側部が一対のロック用可動部84の対向部分に摺接し、コイルバネ86の付勢力に抗して一対のロック用可動部84を係止解除位置に移動させる。これにより、ロック用突部42は、一対のロック用可動部84間を通ってそれらの下方に移動できるようになる。ロック用突部42が一対のロック用可動部84の下方に移動すると、コイルバネ86の付勢力によって一対のロック用可動部84が元の係止位置に戻る。これにより、ロック用突部42の上部が一対のロック用可動部84の係止凸部84aの下部に当接して、ロック用突部42の上方への移動が止められた状態となる(図6及び図7参照)。これにより、ステイ40及びロッド60の上方への移動が阻止され、シェード22が格納状態に保たれる。
この状態で、アンロック操作部88を押動操作すると、一対の押圧面88aが一対のアンロック用傾斜面84cを押して、一対のロック用可動部84を係止解除位置に移動させる。すると、一対の係止凸部84aの間にロック用突部42が通過可能な隙間が形成されるため、ロック用突部42が一対の係止凸部84aの間を通って上方に移動可能となる。この後、アンロック操作部88を押動操作する力を解除すると、コイルバネ86の付勢力によって一対のロック用可動部84が係止位置に戻る。また、ステイ40は、展開付勢機構50による付勢力によって展開状態となるように移動し、これに伴い、シェード22が引出される。
図10は定荷重バネ56、ロッド60及びガイドレール70の組合わせ部分を示す断面図であり、図11は定荷重バネ56、ロッド60及びガイドレール70の組合わせ部分を示す分解斜視図であり、図12は定荷重バネ56とロッド60との連結部分を示す分解斜視図である。
図1〜図4、図10〜図12に示すように、ロッド60は、金属又は樹脂等によって長尺状に形成された部材である。ロッド60は、ウインドウ16の上下方向の長さ寸法よりも大きく設定されている。ロッド60の先端部は、ステイ40に取付けられている。ここでは、ロッド60の先端部は、ステイ40の延在方向中間部に当該ステイ40に対して鉛直姿勢で連結されている。このため、ロッド60は、ステイ40の延在方向中間部から下向きに延在している。ここでは、ロッド60は、シェード22に対して車室外向き面側を通るように配設されている。ロッド60は、シェード22に対して車室内向き面側を通るように配設されていてもよい。
ガイドレール70は、巻取機構30よりも下側で、上記ロッド60をシェード22の展開方向に沿って案内するように構成されている。より具体的には、ガイドレール70は、金属又は樹脂等により形成された筒状の部材に形成されている。ここでは、ガイドレール70は、四角筒状に形成されている。ガイドレール70は、その他の多角形筒状、円筒状に形成されていてもよい。ガイドレール70には、その延在方向に沿ったスリット72が形成されている。スリット72は、省略されてもよい。このガイドレール70の上端部は、巻取機構30の延在方向中間部に連結されており、巻取機構30の延在方向中間部から下方に向けて延出するように設けられている。ここでは、ケース32の延在方向中間部の下部にブラケット38を介して後述するベース部材52が取付けられており、このベース部材52にガイドレール70の上端部がネジ止等によって固定されている(図11参照)。ガイドレール70の上端部は、ケース32にブラケット等を介して固定されていてもよい。また、ガイドレール70が巻取機構30に直接又は間接的に取付けられていることは必須ではなく、ガイドレール70がバックサイドドアの金属パネル部分、又は、樹脂内装部分等に直接組込まれてもよい。
ガイドレール70内には、その延在方向に沿って上記ロッド60及び展開付勢機構50の定荷重バネ56を収容可能なスライド収容空間74が形成されている。スライド収容空間74は、本車両用シェード装置20が格納状態となった状態で、ステイ40から下方に延出するロッド60を収容可能な長さ寸法以上に形成されている。
上記ロッド60は、展開状態においてシェード22が引出された状態でも、格納状態においてシェード22が巻取機構30に格納された状態においても、巻取機構30の下方に延出している。ロッド60のうち巻取機構30の下方に延出した部分が、ガイドレール70内にその上側開口より挿入されている。ロッド60のうち巻取機構30を下方に越えた部分が、ガイドレール70内に移動可能に挿入されることによって、ロッド60がシェード22の展開方向に沿って案内される。つまり、ガイドレール70によって、シェード22が格納状態から展開状態に移動する際及びその逆に移動する際に、ロッド60が案内される。
展開付勢機構50は、引出可能な定荷重バネ56を備える。定荷重バネ56は、渦巻状に巻回された定荷重バネ56の外周側端部を直線状に引出し、直線状に引出された部分が元の曲率半径に戻ろうとする復元力によって付勢力を発生させるものである。かかる定荷重バネ56は、引出量に関係なく、一定の付勢力を発生させることができるという特性を有している。そのため、展開付勢機構50は、ほぼ一定の付勢力を発生させることができる。
より具体的には、展開付勢機構50は、ベース部材52と、リール53と、支持部54と、定荷重バネ56とを備える。
ベース部材52は、樹脂又は金属等により形成された部材であり、定荷重バネ56の中心軸を一定位置にして定荷重バネ56を支持可能に構成されている。ここでは、ベース部材52は、一対のバネ支持片52aと、一対の連結片52bとを備える。一対のバネ支持片52aの間に間隔をあけた状態で、一対のバネ支持片52aのそれぞれの端部が、一対の連結片52bを介して連結されている。これにより、ベース部材52の中央部に、一対のバネ支持片52aと一対の連結片52bとで囲まれるバネ収容空間52hが形成されている。
上記一対のバネ支持片52aの延在方向中間部には、支軸用孔52ahが形成されており、当該支軸用孔52ahに、シャフト状の支持部54が挿入される。
下側の連結片52bの中間部の底部には、ガイドレール70の上端部がネジ止等によって固定されている。この状態で、ガイドレール70の上端側の開口部は、上記バネ収容空間52h内に向けて開口している(図10参照)。
また、上側の連結片52bの中間部の底部には、ロッド60を案内する案内溝52bgが形成されている。
このベース部材52は、ケース32の延在方向中間部の下部にブラケット38を介して取付られる(図10及び図11参照)。ブラケット38は、樹脂等で形成された部材であり、ケース32の延在方向中間部の下部にネジ止等によって固定される固定部38aと、固定部38aから下方に延出する一対の延出片38bとを備える。一対の延出片38bが一対のバネ支持片52aの上端部にネジ止等によって固定される。また、この状態で、ロッド60のうちガイドレール70の上端部から延出する部分は、一対の延出片38bの間で、上記案内溝52bgを通って上方に案内される。
リール53は、樹脂等によって形成された部材であり、円柱状の胴部53aと胴部53aの両端部から周方向外側張出すように形成された一対の鍔部53bとを備える。胴部53aの中心部には、その軸方向に沿って支持部54を挿通可能なシャフト挿通孔53ahが形成されている。
定荷重バネ56は、帯状のバネ材によって形成されており、リール53に渦巻状に巻回された構成とされている。ここでは、定荷重バネ56は、リール53の胴部53aに巻回された形状に形成されている。定荷重バネ56の長さ寸法は、格納状態においてロッド60がガイドレール70内に最も多く挿入された長さ寸法以上に設定されている。なお、定荷重バネは、略一定の曲率半径で巻回されたコイル状のものであればよく、2次元平面において渦巻状に巻回されたものであってもよいし、3次元空間において円柱周面上を周回しながら所定の軸方向に沿って進むように螺旋状に巻回されたものであってもよい。
支持部54は、一対のバネ支持片52a間にリール53を配設した状態で、支軸用孔52ah及びシャフト挿通孔53ahに挿通されている。一対の支軸用孔52ah及びシャフト挿通孔53ahの少なくとも一方で、支持部54は回転可能とされている。ここでは、支持部54の軸方向中間部に回り止突起54aが形成され、その両端側の部分は丸棒状に形成されている。そして、回り止突起54aがシャフト挿通孔53ahに回り止状態で嵌め込まれると共に、その両端側部分が一対の支軸用孔52ahに回転可能に嵌め込まれている。そして、支持部54が一対の支軸用孔52ahに対して回転することで、リール53がベース部材52に対して一定の回転軸周りで回転可能に支持されることになる。なお、支持部54が支軸用孔52ah回転不能に嵌め込まれ、リール53が支持部54に対し回転してもよい。また、リール53を設けず、コイル状に巻回した定荷重バネ56を支持部54に挿通し、定荷重バネ56が支持部54に対して回転してもよい。また、定荷重バネ56が上記のように支持されていることは必須ではなく、所定の区間内に回転可能に収納され、当該空間から外部に繋がるスリットを通じて定荷重バネ56が引出される構成であってもよい。
リール53が上記のように支持された状態で、リール53に巻回された定荷重バネ56の外側端部は、ベース部材52の底面に沿って下方に引出され、ベース部材52に取付けられたガイドレール70の上側開口を通ってガイドレール70内に導かれる。定荷重バネ56がガイドレール70内に格納されることで、定荷重バネ56が余分に大きく湾曲して大きく引出されることを抑制できる。特に、ガイドレール70の上側開口の上方位置に支持部54を設け、引出された定荷重バネ56を直ぐにガイドレール70内に導くことで、定荷重バネ56のうち引出された部分を、なるべく全体的にガイドレール70内に格納して大きな湾曲を抑制することができる。なお、支持シャフトは、ガイドレールからある程度離れた位置に設けられていてもよい。また、ガイドレールの延在方向中間部にバネ導入用の開口が形成され、バネがガイドレールの延在方向中間部で当該ガイドレール70内に導入されてもよい。
上記したように、ロッド60の基端部(下端部)及び定荷重バネ56の外周側の先端部は、ガイドレール70の上側開口より当該ガイドレール70内に格納されている。そして、ガイドレール70内で、ロッド60の基端部が定荷重バネ56の先端部に連結されている。ここでは、ロッド60の基端部が互いに平行な2面を持つように偏平形状に形成されている。また、定荷重バネ56の先端部に板状の連結部材57がリベット留等によって固定されている。そして、ロッド60の基端部と連結部材57とが重ね合された状態で、ネジS及びナットNを用いて連結されている。ロッド60の基端部と連結部材57との連結は、その他、リベット留、溶接等によってなされてもよい。
ここでは、ロッド60の基端部と連結部材57との連結部分に、レール内可動部材100が取付けられている。レール内可動部材100は、樹脂等で形成された偏平形状の部材である。レール内可動部材100は、好ましくは、ガイドレール70に沿ってがたつき無く移動可能な形状に形成されている。ここでは、ガイドレール70のスリット72の両側縁部がレール内可動部材100の両側部に形成された溝102に嵌り込むことで、レール内可動部材100がガイドレール70に沿ってがたつき無く移動可能に構成されている。このレール内可動部材も、上記ロッド60の基端部と連結部材57とに重ね合された状態で、それらにネジS及びナットN等によって固定されている。
上記定荷重バネ56のうちガイドレール70内に格納され直線的に引出された部分は、元の渦巻状に戻ろうとする。つまり、定荷重バネ56の先端部には、ガイドレール70内を上方に移動しようとする付勢力が作用している。定荷重バネ56の先端部とロッド60の基端部とは連結されているため、当該定荷重バネ56の付勢力によって、ロッド60はガイドレール70内を上方に移動するように付勢される。ロッド60が上方に移動する方向は、シェード22の展開方向と同じであるため、定荷重バネ56の付勢力によって、ロッド60は、シェード22の展開方向に付勢されることになる。また、ロッド60の先端部は、ステイ40に連結されているため、ロッド60は当該付勢力をステイ40に伝達することになる。
ガイドレール70内におけるロッド60と定荷重バネ56との位置関係等について説明する。図13は、格納状態におけるガイドレール70内のロッド60と定荷重バネ56との位置関係及びそれぞれの状態を示す説明図である。
上記したように、展開状態では、定荷重バネ56は、支持部54を中心に渦巻状に巻回されている。そして、格納状態では、ロッド60の基端部側の大部分及び定荷重バネ56の外周側端部の大部分がガイドレール70内に格納された状態となる。この状態で、定荷重バネ56のうち引出されてガイドレール70内に格納された部分は、アーチ状に湾曲する。つまり、ガイドレール70内において、定荷重バネ56とロッド60とは、隣合う状態でガイドレール70内に格納されている。定荷重バネ56のうち引出されずに巻回された部分(定荷重バネ56のうちリール53に巻回されたまま残っている部分)は、ロッド60とは反対側に位置している。定荷重バネ56の初期形状は、巻回するように曲げられた形状であるため、ガイドレール70内に導入された定荷重バネ56は、ロッド60側に凸となるようにアーチ状に湾曲して当該ロッド60に接触する。定荷重バネ56の先端部は、ロッド60の基端部に連結されているため、定荷重バネ56はロッド60に接触すると、その反対側に向うように緩やかに湾曲し、定荷重バネ56のうち先端側部分は、ロッド60の基端部に向う。このため、定荷重バネ56のうち引出されてガイドレール70内に格納された部分は、ガイドレール70内で緩やかなS字状を描く。この状態で、ロッド60は、定荷重バネ56に対して外周面側に設けられている。なお、定荷重バネ56の外周面側とは、定荷重バネ56が巻回された状態で外周側を向く面側を意味する。このため、ロッド60は、定荷重バネ56のうちガイドレール70内でアーチ状に湾曲する部分56cによって一方向に押付けられている。このため、ロッド60がガイドレール70内でがたつき難い。特に、定荷重バネ56のうちアーチ状に湾曲する部分56cは、ガイドレール70の上側部分で最もロッド60側に突出し易いため、定荷重バネ56は、ガイドレール70内の上側部分で、ロッド60をガイドレール70の内面に向けて押付ける。このため、ガイドレール70の上側部分で、ロッド60のがたつきを有効に抑制できる。また、ロッド60の基端部は、定荷重バネ56の先端部に連結されているため、当該定荷重バネ56の先端部によってガイドレール70の内面に向けて押付けられる。このため、ロッド60の基端部でもがたつきは生じ難い。なお、ロッド60の基端部については、上記レール内可動部材100によってもがたつきが抑制されている。
また、シェード22の展開方向へロッド60が移動するとき、定荷重バネ56は、ロッド60の一定位置に押し当てられた状態を維持しつつ、巻回された状態に復元する(図13において2点鎖線で示す定荷重バネ56及びロッド60参照)。このため、定荷重バネ56とロッド60との接触部分において摺動音は発生し難い。
<車両用シェード装置の動作について>
車両用シェード装置の動作について説明する。
格納状態では、シェード22が巻取機構30によって巻取られており、この状態が、ロック機構80によって維持されている(図1、図3及び図4参照)。また、この状態では、上記したように、ガイドレール70内において、定荷重バネ56がS字状に湾曲しており、アーチ状に湾曲する部分56cがロッド60をガイドレール70の内面に向けて押付けている。また、ロッド60の先端部は、レール内可動部材100によってがたつきが無いように支持されている。このため、ガイドレール70内におけるロッド60のがたつきは抑制されている。
この状態で、ロック機構80によるロックを解除すると、展開付勢機構50の付勢力によってシェード22が展開する。なお、シェード22には、巻取機構30による巻取力が加わっているが、展開付勢機構50による付勢力は巻取機構30による巻取力を上回っている。このため、シェード22がウインドウ16をほぼ全体的に覆うようになるまで、展開付勢機構50の付勢力によってシェード22が展開する。シェード22がウインドウ16をほぼ全体的に覆った状態で、ステイ40がウインドウ16の上側で受部材90によって受止められる。これにより、車両用シェード装置20は、展開状態となる。
また、展開状態での展開付勢機構50による付勢力が巻取機構30による巻取力を常に上回るようにすることで、ステイ40を受部材90に押し付け、シェード22がウインドウ16をほぼ全体的に覆った展開状態を維持している。
なお、シェード22が展開する途中においても、定荷重バネ56のうちガイドレール70内に格納された部分は、S字状に湾曲した形状を保っている。このため、格納状態と同様に、ガイドレール70内におけるロッド60のがたつきは抑制されている。
受部材90は、リアサイドドア10のうちウインドウ16の上部に固定された部材であり、ステイ40の上方及び車室内側への移動を規制するようにステイ40を受止める部材である。ここでは、一対の受部材90は、リアサイドドア10のうちウインドウ16の2つのコーナー部分に対向する位置に設けられている。一対の受部材90は、互いに向合う側及び下方に向けて開口しており、ステイ40の両端部が当該一対の受部材90に対して下方から嵌め込まれて受止められる。この受部材90により、展開状態となったステイ40及びシェード22の上方及び車室内側への位置規制、がたつき防止等が図られる。ステイ40及びシェード22の上方への位置規制等については、ガイドレール70に対するロッド60のスライド移動位置を規制すること、巻取機構30からのシェード22の引出可能量を規制すること等によっても実現できる。このため、受部材90は、省略されてもよい。
上記展開状態から、乗員の手等によって、ステイ40を下方に押下げる。この際、ステイ40には、展開付勢機構50による上方への付勢力が作用しているため、当該展開付勢機構50の付勢力に抗してステイ40を押下げることになる。ステイ40の押下げに伴って、ステイ40に連結されたシェード22は、順次巻取機構30によって巻取られている。
シェード22が格納される途中においても、定荷重バネ56のうちガイドレール70内に格納された部分は、S字状に湾曲した形状を保っている。このため、格納状態と同様に、ガイドレール70内におけるロッド60のがたつきは抑制されている。
ステイ40がウインドウ16の下側に達すると、ロック用突部42がロック機構80によってロックされ、上方(展開方向)への移動を阻止された状態となる。これにより、車両用シェード装置20は、格納状態に維持される。
図14は、シェード22の展開量と、シェード22に作用する展開方向への力との関係を示す図である。横軸は、格納状態と展開状態との間でのシェード22の引出量を示している。縦軸は、展開方向への力を“正(+)”、格納方向への力を“負(−)”として、シェード22に作用する力の大きさ及び向きを示している。点線は巻取機構30による付勢力F1を示し、二点鎖線は展開付勢機構50の定荷重バネ56による付勢力F2を示し、実線はそれらの付勢力が合成された力F3を示している。
巻取機構30は、ねじりコイルバネ37によって巻取方向の付勢力を発生させているため、付勢力F1は、シェード22の引出量が大きくなるのに伴って、格納方向への力の大きさが徐々に大きくなる特性を示す。定荷重バネ56は、渦巻状に巻回された定荷重バネ56の外周側端部を直線状に引出し、直線状に引出された部分が元の曲率半径に戻ろうとする復元力によって付勢力F2を発生させるものであるため、定荷重バネ56の引出量、すなわち、シェード22の引出量に関係なく、ほぼ一定の付勢力F2を発生させる。このため、シェード22に最終的に作用する付勢力F3は、シェード22が大きく引出されるのに従って、緩やかな傾きで徐々に小さくなる特性を示すことになる。ここでは、付勢力F3は、巻取機構30による付勢力F1の傾き(変化度合)に応じた傾き(変化度合)を示す。
ここで、シェード22がより確実に展開状態となるようにするためには、シェード22が如何なる引出量となっている場合でも、当該シェード22に展開方向への力が作用している必要がある。シェード22に最終的に作用する付勢力F3は、シェード22が最も大きく引出された状態、すなわち、展開状態で、最も小さくなるため、展開状態で、付勢力F3がシェード22を展開させることができる力を越えている必要がある。そして、これに合わせて、定荷重バネ56等の特性を決定することになる。このように定荷重バネ56の特性を決定しても、付勢力F3は、シェード22の引出量に応じて、緩やかな傾きで変化するため、格納状態においても、シェード22に対して作用する付勢力F3を可及的に小さくすることができる。このため、シェード22を適度な勢いで引出せる。
これに対して、図15は、特許文献1と同様に、バネモータによってシェードを展開させる付勢力を発生させた場合において、シェードの展開量と、シェードに作用する展開方向への力との関係を示している。同図では、点線は巻取機構による付勢力F1を示し、二点鎖線はバネモータによる付勢力E2を示し、実線はそれらの付勢力が合成された力E3を示している。
この場合、バネモータによる付勢力E2は、シェード22の引出量が大きくなるのに伴って、展開方向への力の大きさが徐々に小さくなる特性を示す。このため、シェード22に最終的に作用する付勢力E3は、シェード22が大きく引出されるのに従って、急な傾きで小さくなる特性を示すことになる。ここでは、付勢力E3は、巻取機構30による付勢力F1の傾き(変化度合)にバネモータによる付勢力E2の傾き(変化度合)が合さった傾き(変化度合)を示すことになる。
上記したように、シェードがより確実に展開状態となるようにするためには、展開状態で、付勢力E3がシェードを展開させることができる力を越えている必要がある。そして、これに合わせて、バネモータ等の特性を決定することになる。このようにバネモータの特性を決定すると、付勢力E3は、シェードの引出量に応じて、急な傾きで変化するため、格納状態においても、シェードに対して作用する付勢力E3を過剰に大きくなってしまう。このため、格納状態にあるシェードが大きな付勢力E3により急に移動を開始し、そのままの勢いでシェードが完全に引出される恐れがある。
<効果等>
以上のように構成された車両用シェード装置20によると、格納状態では、シェード22は、巻取機構30によって巻取られており、ロッド60は、展開付勢機構50の定荷重バネ56の付勢力によってシェード22を展開状態に移動させる方向に付勢されている。この格納状態は、ロッド60の移動がロック機構80によって阻止されることで維持されている。この状態で、巻癖が付けられている定荷重バネ56は、ガイドレール70内で伸された状態から元に戻ろうとする復元力によって、ロッド60をシェード22の展開方向へ付勢する力を生じさせている。この状態で、伸された定荷重バネ56は、湾曲しようとするがガイドレール70内に格納されることで大きな湾曲が抑制されている。
そして、ロック機構80によるロックが解除されると、ロッド60は、定荷重バネ56の付勢力によってシェード22の展開方向へ移動する。同時に、ロッド60の先端部に取付けられているステイ40もシェード22の展開方向へ移動し、シェード22が巻取機構30から引出された展開状態となる。定荷重バネ56の付勢力は、その引出量に関係無く、ほぼ一定であるため、シェード22を引出す全行程において、シェード22を巻取機構30から引出すのに必要な適度な力でロッド60を移動させることができる。
このとき、ロッド60と定荷重バネ56のうち引出された部分はガイドレール70に格納されている。このため、ロッド60と定荷重バネ56のうち引出された部分は、ガイドレール70内で案内されて移動することができ、定荷重バネ56の付勢力を効率よくロッド60に伝えることができる。
また、シェード22を展開状態から格納状態にするときは、乗員の操作力等によって、ステイ40を巻取機構30側へ移動させることによって、シェード22が巻取機構30によって巻取られて格納される。つまり、乗員の操作力等によって、定荷重バネ56の付勢力とは反対側への力を、ステイ40等に加えることで、ステイ40及びロッド60は格納状態の位置へ移動させられる。
上記したように、ロッド60をシェード22の展開方向へ付勢する力を生じさせる展開付勢機構50の定荷重バネ56の付勢力は、その引出量に関係無く、ほぼ一定である。このため、シェード22を引出す全行程において、シェード22を巻取機構30から引出すのに必要な適度な力でロッドを移動させることができる。このため、シェード22の引出開始時等における勢い(加速度)を低減することができる。しかも、展開付勢機構50の定荷重バネ56の付勢力を効率よくロッド60に伝えることができるため、この点からも、定荷重バネ56による付勢力をなるべく小さくすることができる。このため、シェードを適度な勢いで引出せるようにすることができる。
結果、ステイ40及びシェード22を適度に緩やかな速度で移動させることができ、動作の高級感を醸し出すことができる。ステイ40が窓用開口11の上側縁部に当接する際の音、衝撃を小さくすることができ、音の発生による不快感を抑制できる。また、ステイ40の破損も抑制できる。
また、定荷重バネ56をガイドレール70内に格納しているため、本車両用シェード装置20を車両に組付ける前の状態においても、定荷重バネ56が周辺の部品等に接触することが抑制される。これにより、定荷重バネ56が周囲の部材を傷つけ難い。しかも、ガイドレール70内にロッド60及び定荷重バネ56が格納されているため、車両用シェード装置20のコンパクト化にも貢献する。
また、ガイドレール70内で、ロッド60は、定荷重バネ56のうち引出されてガイドレール70内に格納された部分に対して外周面側に設けられている。このため、格納状態において、定荷重バネ56のうちガイドレール70内でアーチ状に湾曲した部分は、支持部54に近い部分でロッド60に接触して、当該ロッド60をガイドレール70の内面に向けて押付ける。また、ロッド60の基端部は、定荷重バネ56の先端部に連結されているため、当該定荷重バネ56の先端部によってガイドレール70の内面に向けて押付けられる。結果、ロッド60は、支持部54に近い部分と基端部の位置とで、ガイドレール70の内面に向けて押付けられる。これにより、車両走行による加振等によって、ロッド60がガイドレール70内で振動すること及びこれによる異音の発生を抑制できる。
また、シェード22の展開方向へロッド60が移動するとき、定荷重バネ56は、ロッド60の一定位置に押し当てられた状態を維持しつつ、巻回された状態に復元する。このため、定荷重バネ56とロッド60との接触部分において摺動音は発生し難い。
{変形例}
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
16 ウインドウ
20 車両用シェード装置
22 シェード
30 巻取機構
40 ステイ
42 ロック用突部
50 展開付勢機構
54 支持部
56 定荷重バネ
60 ロッド
70 ガイドレール
80 ロック機構

Claims (1)

  1. 展開状態で車両の窓を遮蔽するシェードを、格納状態で格納する車両用シェード装置であって、
    シェードと、
    前記シェードの基端が取付けられ、前記格納状態において前記シェードを巻取る巻取機構と、
    前記シェードの先端に取付けられたステイと、
    引出可能な定荷重バネと、
    先端部が前記ステイに取付けられ、基端部が前記定荷重バネに連結され、前記定荷重バネの付勢力により前記シェードの展開方向へ付勢されると共に、その付勢力を前記ステイに伝達するロッドと、
    前記格納状態において前記ロッドと前記定荷重バネのうち引出された部分とを格納し、前記シェードが前記格納状態から前記展開状態に移動する際に前記ロッドを案内するガイドレールと、
    前記格納状態において、前記ロッドの移動を阻止するロック機構と、
    を備え、
    前記展開状態では、前記定荷重バネは支持部を中心にコイル状に巻回され、前記格納状態では、前記定荷重バネのうち引出されて前記ガイドレール内に格納された部分がアーチ状に湾曲する部分を含み、
    前記ガイドレール内で、前記ロッドは、前記定荷重バネのうち引出されて前記ガイドレール内に格納された部分に対して外周面側に設けられている、車両用シェード装置。
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