JP2017190026A - サンシェード装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】乗物室内の意匠性が損なわれる事態の発生を抑制可能なサンシェード装置を提供する。【解決手段】サンシェード装置40は、パッケージトレイ20の開口部24から引き出されて、リアウインドウガラスに沿って展開可能とされたシェード41と、開口部24の奥方に配設されるとともにシェード41を巻き取ることが可能な巻取軸42と、シェード41の上端部に取り付けられるとともに開口部24を閉塞するシェード側蓋体と、を備え、開口部24の開口縁には、シェード41が展開した状態で開口部24を閉塞するとともに開口部24の径方向外側に向けてスライド移動可能とされた開口部側蓋体45が設けられ、開口部側蓋体45は、シェード側蓋体が開口部24に収容されるのに伴って、シェード側蓋体に押圧されることで開口部24の径方向外側に向けてスライド移動する構成とされている。【選択図】図3
Description
本発明は、サンシェード装置に関する。
従来、サンシェード装置として、特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1に開示のサンシェード装置では、シェード本体に、シェードレールをパーセルトリムのシェード用開口部から出し入れする際にアーム部材を下方から支持するガイド手段を設けていることが開示されている。そして、このような構成により、シェード用開口部を極力小さく設定することができるため、シェード用開口部からパーセルトリムの内部構造が見えず、外観品質を向上させることができる、と記載されている。
しかしながら、特許文献1に開示の構成では、シェード用開口部(開口部)をシェードレール(シェード側蓋体の一部)より小さく設定することはできず、シェード用開口部を極力小さく設定するにしても限度がある。このため、シェードシート(シェード)が展開した状態においては、依然として、開口部からその内部が視認され、乗物室内の意匠性が損なわれることが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、乗物室内の意匠性が損なわれる事態の発生を抑制可能なサンシェード装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明のサンシェード装置は、乗物用内装材に設けられ、前記乗物用内装材に近接して配されたウインドウガラスを遮蔽可能なサンシェード装置であって、前記乗物用内装材の意匠面に開口した開口部から引き出されて、前記ウインドウガラスに沿って展開可能とされたシェードと、前記乗物用内装材の裏面側において前記開口部の奥方に配設されるとともに、前記シェードを巻き取ることが可能な巻取軸と、前記シェードの引き出し側の端部に取り付けられるとともに、前記シェードが前記巻取軸に巻き取られた状態で前記開口部を閉塞するシェード側蓋体と、を備え、前記開口部の開口縁には、前記シェードが展開した状態で前記開口部を閉塞するとともに前記開口部の径方向外側に向けてスライド移動可能とされた開口部側蓋体が設けられ、前記開口部側蓋体は、前記シェード側蓋体が前記開口部に収容されるのに伴って、前記シェード側蓋体に押圧されることで前記開口部の径方向外側に向けてスライド移動する構成とされていることに特徴を有する。
本発明によれば、サンシェード装置は開口部側蓋体を備えるから、シェードが展開した状態において、開口部を開口部側蓋体で閉塞することができる。さらに、開口部側蓋体はシェード側蓋体が開口部に収容されるのに伴って、シェード側蓋体に押圧されることで開口部の径方向外側に向けてスライド移動する構成とされているから、シェードが巻取軸に巻き取られた状態では、開口部をシェード側蓋体で好適に閉塞することができる。これらの結果、シェードが巻取軸に巻き取られた状態とシェードが展開した状態の双方において、開口部からサンシェード装置の巻取軸等の内部構造が視認される事態の発生を抑制することができ、サンシェード装置を設けたことに起因して、乗物室内の意匠性が損なわれる事態の発生を抑制することができる。
上記構成において、前記シェード側蓋体は、前記シェードが展開した状態において、前記シェードが前記巻取軸に巻き取られた状態より起立した姿勢に回動して、前記シェードの引き出し側の前記端部と前記ウインドウガラスとの間を遮蔽する構成であってもよい。このような構成では、シェードの引き出し側の端部とウインドウガラスとの間の隙間の大きさに応じて、シェード側蓋体の大きさを設定することが好ましく、そのようなシェード側蓋体を開口部に収容する構成においては、開口部自体も大型化することが懸念される。一方、上記のような構成によれば、開口部が大型化する場合であっても、シェードが展開した状態において、開口部からサンシェード装置の巻取軸等の内部構造が視認される事態を抑制することができる。
上記構成において、前記シェード側蓋体は、前記シェードが前記巻取軸に巻き取られた状態において、前記開口部側蓋体と係合する係合部と、前記シェードの取付位置から前記係合部に至るまで滑らかに連続する形状をなし、前記開口部側蓋体における前記開口部の径方向内側の端面を前記開口部の径方向外側に向けて押圧しつつ前記開口部側蓋体を前記係合部までガイド可能なガイド面と、を有するものであってもよい。このような構成によれば、シェード側蓋体が開口部に収容される過程において、シェード側蓋体のガイド面で開口部側蓋体を押圧して、開口部側蓋体のスライド移動を好適に実現することができる。
上記構成において、前記開口部側蓋体には、前記開口部の径方向外側に向けてスライド移動した状態において、前記開口部の径方向内側に向けて付勢する付勢部が設けられ、前記付勢部は、少なくともその一部が前記乗物用内装材の裏面側に配されているものであってもよい。このような構成によれば、付勢部を乗物用内装材の裏面側に配することで、開口部側蓋体に係る構造物が車室内に露出する面積を低減することができ、開口部側蓋体を設けたことに起因して、乗物室内の意匠性が損なわれる事態の発生を抑制することができる。
本発明によれば、乗物室内の意匠性が損なわれる事態の発生を抑制可能なサンシェード装置を提供することが可能となる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図7によって説明する。なお、図3における左側を車両前方とするとともに右側を車両後方とし、上側を車両上方とするとともに下側を車両下方として説明する。
本発明の実施形態1を図1ないし図7によって説明する。なお、図3における左側を車両前方とするとともに右側を車両後方とし、上側を車両上方とするとともに下側を車両下方として説明する。
図1に示すように、車両(乗物の一例)10の後方には車両前方に向かうにつれて車両上方に向かう姿勢でリアウインドウガラス(ウインドウガラスの一例)12が配設されている。リアウインドウガラス12の車幅方向における両側には、それぞれ車両上下方向に沿って延在して、互いに対向状をなす一対のピラーガーニッシュ30,30が配設されている。リアウインドウガラス12の車両前方には、天井用内装材13が配設されている。リアウインドウガラス12の下側には、略水平方向に延在するパッケージトレイ(乗物用内装材の一例)20が配設されている。そして、パッケージトレイ20にはサンシェード装置40が設けられている。このサンシェード装置40は、パッケージトレイ20に近接して配されたリアウインドウガラス12を遮蔽可能な構成とされている。
パッケージトレイ20は、図6に示すように、ボード状の基材21と、基材21の上面に貼着されて意匠面22Aを構成する表皮材22とで構成されている。パッケージトレイ20は、板状部材とされ、板厚方向(車両上下方向)に貫通する形で形成されたパッケージトレイ側開口部22Bを有している。パッケージトレイ側開口部22Bは、車幅方向に長手状をなし、平面視にて、後述するシェード側蓋体43の外形と同様の形状とされている(図1参照)。本実施形態では、このパッケージトレイ側開口部22Bは、後述するケース50で一部閉塞されており、ケース50で閉塞されていない部分が、パッケージトレイ20の意匠面22Aに開口する開口部24とされる。開口部24の車両前方にはスピーカ14やダクト(不図示)といった各種機能部品が配設されている。また、開口部24の車両後方には荷室空間15が形成されている。パッケージトレイ20は、その車両下方に位置する車体パネル16に対して締結部材26を介して取り付けられている。
ピラーガーニッシュ30,30には、図1及び図2に示すように、サンシェード装置40(そのシェード側蓋体43)のスライド移動を案内する一対の案内部31,31が設けられている。案内部31は、シェード側蓋体43の摺動部43Aと嵌合可能な態様で、ピラーガーニッシュ30に凹設された溝状をなしている。案内部31は、ピラーガーニッシュ30の下端から上端にかけて延設されている。この案内部31は、車両後方に向けて膨らむように湾曲する形で延設されている(図3参照)。なお、サンシェード装置40は、案内部31の湾曲形状によって、後述するシェード側蓋体43の回動が実現可能とされており、その回動態様については後に説明する。
サンシェード装置40は、図2及び図3に示すように、シェード41と、シェード41を巻き取ることが可能な巻取軸42と、シェード41の上端部(引き出し側の端部)41Aに取り付けられたシェード側蓋体43と、を備えている。また、サンシェード装置40は、巻取軸42を回転可能に収容するとともに、巻取軸42でシェード41を巻き取ることで、シェード41を格納可能なケース50を、更に備えている。以下の説明においては、シェード41が巻取軸42に巻き取られた状態を格納状態と呼び(図3及び図6においてその外形を二点鎖線で示す)、シェード41がリアウインドウガラス12に沿って展開された状態を展開状態と呼ぶ。
ケース50は、図6及び図7に示すように、金属板材を角筒状に形成してなり、巻取軸42を回転可能に支持する構成とされている。ケース50は、パッケージトレイ20と同様に、車体パネル16に対して締結部材58を介して取り付けられている。そして、ケース50の上面には、シェード41を上方かつ前方に引き出すためのケース側開口部51が設けられている。ケース側開口部51は、パッケージトレイ20に設けられたパッケージトレイ側開口部22Bと連通する形で、車室内側に向けて開放されている。
ケース側開口部51は、図6及び図7に示すように、その車両前側に位置する前側開口縁53が、車両前方に向けてフランジ状に延設されるとともに、その車両後側に位置する後側開口縁54が、車両後方に向けてフランジ状に延設されている。前側開口縁53は、パッケージトレイ側開口部22Bの車両前側の開口縁の上方に重なる構成とされている。また、後側開口縁54は、パッケージトレイ側開口部22Bの車両後側の部分を閉塞するようにして、パッケージトレイ側開口部22Bの車両後側の開口縁の下方に重なる構成とされている。本実施形態では、ケース側開口部51は、車両前後方向における幅寸法が、パッケージトレイ側開口部22Bの幅寸法より小さいものとされるとともに、パッケージトレイ側開口部22Bの車両前側の部分と重畳する位置に配されている。つまり、本実施形態では、開口部24は、概ねケース側開口部51内の領域となっており、前側開口縁53及び後側開口縁54は開口部24の開口縁24Aを構成している。
後側開口縁54は、図6及び図7に示すように、シェード側蓋体43の車両後側の部分における下面に倣う形状とされ、シェード側蓋体43の車両後側の部分を下方から支持する構成とされている。そして、後側開口縁54は、上面に後述する開口部側蓋体45が設けられている。また、前側開口縁53の車室内側に臨む面、つまり、上面及び開口内面は、パッケージトレイ20の表皮材22と同じ色調の不織布56で被覆されている。
シェード41は、図2及び図3に示すように、可撓性を有するシート状部材からなり、パッケージトレイ20の開口部24から引き出されて、リアウインドウガラス12に沿って展開可能とされている。シェード41を構成するシート状部材としては、例えば、半透明シート、不透明シート、メッシュシート、織布、不織布等を使用することができる。このようなシート状部材の材料としては、例えば、ポリ塩化ビニルやポリプロピレン等の合成樹脂材料を使用することができる。
巻取軸42は、図6及び図7に示すように、シェード41をその周囲に巻き取ることが可能な円筒状の部材によって構成されている。本実施形態では、巻取軸42は、図6における断面視にて、時計回りに回転して、その車両後端(図6における2時の位置42A)からシェード41を巻き取る構成とされている。巻取軸42の内部には、シェード41をケース50の内部に巻き取る方向に付勢するための図示しないコイルバネが内蔵されている。この巻取軸42は、ケース50に収容され、シェード41をその周囲に巻き取ることで、シェード41をケース50内に格納可能な構成とされている。
巻取軸42は、図6及び図7に示すように、パッケージトレイ20の裏面側において開口部24の奥方(車両下方)に、その軸線が車幅方向に沿って延びる姿勢で配設されている。巻取軸42は、車両上下方向について、少なくともその一部が開口部24と重なる位置に配されている。詳細には、巻取軸42は、車両上下方向について、その車両後側の半分程度が開口部24と重なる構成とされ、巻取軸42からシェード41が繰り出される位置42Aが開口部24と重なる位置に配されている。
シェード側蓋体43は、図2及び図3に示すように、長尺の板状部材からなり、シェード41が巻取軸42に巻き取られた状態で、開口部24を閉塞する構成とされている。シェード側蓋体43の上側の板面は、フラット状の意匠を呈する意匠面とされている。このような構成により、シェード側蓋体43は、シェード41の格納状態において、パッケージトレイ20の意匠面22Aと略面一状をなし、開口部24の上方を覆う蓋のような役目を果たす(図1参照)。
シェード側蓋体43には、図7に示すように、その下側の板面から膨出する形で膨出部43Bが設けられている。膨出部43Bは、板面の幅方向における略中央に、長尺方向に沿って延びる形で延設されており、その下端部付近に、シェード41の上端部41Aが取り付けられている。このような構成により、シェード側蓋体43は、サンシェード装置40の展開状態において、リアウインドウガラス12の上部でシェード41を展開支持するフレームの役目を果たす。シェード側蓋体43の膨出部43Bは、サンシェード装置40の格納状態において、開口部24内に収容されるようにして巻取軸42の直上に位置する。このような構成により、サンシェード装置40の格納状態において、各部をコンパクトにレイアウト可能となっている。
シェード側蓋体43には、図2に示すように、車幅方向両側に突出する形で、案内部31に沿って摺動可能とされた摺動部43Aが設けられている。摺動部43Aは、後述するギヤードワイヤ49に接続され、ギヤードワイヤ49の変位に伴って、案内部31内を摺動する構成とされている。このような構成により、シェード側蓋体43は、格納状態と展開状態との間で、案内部31に沿ってスライド移動可能となっている。
シェード側蓋体43は、図3に示すように、展開状態において、格納状態より起立した姿勢に回動して、シェード41の上端部41Aとリアウインドウガラス12との間を遮蔽する構成とされている。このシェード側蓋体43は、その後側辺部43Cが起立姿勢においてリアウインドウガラス12の車室内面に沿うようにして、その両端部が端側に向かうにつれて緩やかに傾斜する形をなしている。
続いて、サンシェード装置40が格納状態から展開状態に変更される態様について説明する。
図2に示すように、リアウインドウガラス12の下部にはモータ47が配設されており、このモータ47の駆動軸にはピニオンギヤ48が取り付けられている。このピニオンギヤ48には、当該ピニオンギヤ48が回転することで一対の案内部31,31の内側に沿って上下方向に駆動されるギヤードワイヤ49が噛み合っている。このギヤードワイヤ49の先端には、上記した摺動部43Aが取り付けられている。
図2に示すように、リアウインドウガラス12の下部にはモータ47が配設されており、このモータ47の駆動軸にはピニオンギヤ48が取り付けられている。このピニオンギヤ48には、当該ピニオンギヤ48が回転することで一対の案内部31,31の内側に沿って上下方向に駆動されるギヤードワイヤ49が噛み合っている。このギヤードワイヤ49の先端には、上記した摺動部43Aが取り付けられている。
したがって、モータ47の駆動力によってピニオンギヤ48が正転あるいは逆転すると、ギヤードワイヤ49の先端に取り付けられた摺動部43Aが案内部31に沿って上方向あるいは下方向に駆動される。これにより、シェード側蓋体43を、摺動部43Aと共に、その格納状態と展開状態の間において、車両上下方向にスライドさせることが可能となっている。
シェード側蓋体43が車両上方かつ前方に向けてスライド移動すると、シェード41は巻取軸42から引き出されて、シェード側蓋体43に追従する態様でその上端部41Aが車両上方かつ前方に向けて移動する。そして、シェード41がシェード側蓋体43と巻取軸42との間で張設される。すると、シェード41は、リアウインドウガラス12に沿って展開した状態となり、シェード41でリアウインドウガラス12から車室内に向かう光や、車室側からの視線を遮蔽可能となっている。
また、シェード側蓋体43は、湾曲形状をなす案内部31に沿ってスライド移動する過程で、案内部31の湾曲に伴って、後側辺部43Cが上方に向けて回動する。すると、シェード側蓋体43は、シェード41とリアウインドウガラス12との間の間隙Gを埋めるような姿勢となり、シェード側蓋体43でシェード41とリアウインドウガラス12との間の間隙Gから車室内に向かう光を遮蔽可能となっている。
ところで、サンシェード装置40は、その格納状態では、パッケージトレイ20の開口部24をシェード側蓋体43で閉塞するが、その展開状態では、開口部24からシェード側蓋体43が外れた状態となる。このため、サンシェード装置40の展開状態において、リアウインドウガラス12の車室外側の者、或いは、後部座席の乗員から開口部24内が視認され、車室内の意匠性が損なわれることが懸念される。このため、サンシェード装置40の展開状態において、開口部24内が視認されないようにするための対策が求められる。特に、サンシェード装置40を限られたスペース内においてスピーカ14等の他の部品と干渉することなく配置するために、開口部24の奥方にサンシェード装置40の各部を集約して配置するような場合には、開口部24から巻取軸42等の内部構造が視認される事態が発生し易く、そのような対策が特に必要とされる。そこで、本願発明者は、鋭意検討した結果、パッケージトレイ20の開口部24の開口縁24Aに、シェード41が展開した状態で開口部24を閉塞する開口部側蓋体45を設けたサンシェード装置40を、新たに開発した。
開口部側蓋体45は、図4及び図5に示すように、車幅方向に長手状をなす板状部材とされている。開口部側蓋体45及び後述する収容部44は、パッケージトレイ20の表皮材22と同じ色調の合成樹脂製とされている。開口部側蓋体45が後側開口縁54から車両前方に延出する寸法は、図6に示すように、シェード41の展開状態及び格納状態並びにそれらの変更過程において、前端面45Aがシェード41と干渉しない、つまり、シェード41からわずかに離間する程度に設定されている。ところで、サンシェード装置40は、シェード41の展開に伴って、巻取軸42に巻き取られたシェード41の巻き数が低減し、巻取軸42の周囲に配されたシェード41の厚さ寸法が低減する。すると、巻取軸42の周囲には、繰り出されたシェード41の量に応じて隙間Cが生じることとなる(図6参照)。本実施形態では、巻取軸42は、その車両後側の半分程度が開口部24と重なる構成とされているから、巻取軸42の車両後方において、開口部24と重なる位置に隙間Cが形成される。開口部側蓋体45は、そのような隙間Cに対してその車両上方に位置して、当該隙間Cを覆う構成とされている。
開口部側蓋体45は、図6及び図7に示すように、開口部24の径方向外側に向けてスライド移動可能とされている。本実施形態では、開口部側蓋体45は、開口部24の車両後側の開口縁24Aに設けられ、車両後方に向けてスライド移動可能とされている。この開口部側蓋体45は、開口部24の開口縁24A(後側開口縁54)に設けられた収容部44に収容可能な構成とされている。本実施形態では、収容部44として、車両前方(開口部24側)に向けて開口するとともに、車両上下方向について薄型の箱状をなすものを例示する。
収容部44は、図4及び図5に示すように、開口部側蓋体45を抜け止めするための係止部44Aを有するとともに、後側開口縁54に対してリベット44Bを介して取り付けられている。つまり、収容部44は、開口部側蓋体45をケース50に対して取り付けるための取付部であると言える。また、収容部44は、その内面に沿って開口部側蓋体45が摺動可能とされており、開口部側蓋体45のスライド方向を案内する案内部であるとも言える。なお、サンシェード装置において、開口部側蓋体45を収容する収容部の構成はこれに限られず、例えば、収容部は、ケース50の後側開口縁54とパッケージトレイ20との間に形成された隙間等であってもよい。
開口部側蓋体45には、図4(b)及び図5(b)に示すように、に示すように、車両後方に向けてスライド移動した状態において、車両前方(開口部24の径方向内側)に向けて付勢する付勢部46が設けられている。本実施形態では、付勢部46として、開口部側蓋体45の車両後側の端面を車両前方に向けて押圧するジャバラ状の板ばねを例示する。付勢部46は、図6及び図7に示すように、収容部44内において開口部側蓋体45と収容部44の奥面との間に配設され、少なくともその一部がパッケージトレイ20の裏面側に配されている。
開口部側蓋体45は、図6及び図7に示すように、シェード側蓋体43が開口部24に収容されるのに伴って、シェード側蓋体43に押圧されることで車両後方(開口部24の径方向外側)に向けてスライド移動する構成とされている。以下、シェード側蓋体43における開口部側蓋体45のスライド移動に係る構成について説明した後に、開口部側蓋体45のスライド態様について説明する。
シェード側蓋体43は、図7に示すように、シェード41の格納状態において、開口部側蓋体45と係合する係合部43Dと、シェード41の取付位置から係合部43Dに至るまで滑らかに連続する形状をなし、開口部側蓋体45における車両前側に位置する前端面(開口部24の径方向内側の端面)45Aを車両後方に向けて押圧しつつ開口部側蓋体45を係合部43Dまでガイド可能なガイド面43Eと、を有する。本実施形態では、ガイド面43Eは、膨出部43Bの車両後方に位置する面とされている。
係合部43Dは、膨出部43Bの基端に位置して、ガイド面43Eとシェード側蓋体43の下側の板面とがなす角部とされる。このような構成により、シェード41の格納状態では、開口部側蓋体45に対して係合部43Dの位置、ひいては、シェード側蓋体43の位置が規定される。そして、シェード側蓋体43は、係合部43Dより車両後側の部分が開口部側蓋体45の上方に重なる形で、膨出部43Bが開口部24に収容されるようになっている。
ガイド面43Eは、シェード41が取り付けられる膨出部43Bの下端部から、緩やかに湾曲しつつ、車両上方に向けて係合部43Dまで延設されている。ガイド面43Eは、その車両下側部分が車両下方に向かうにつれて車両前方に傾斜する傾斜面とされている。このような構成により、ガイド面43Eは、シェード側蓋体43が車両下方に変位することで、好適に、開口部側蓋体45を車両後方に向けて押圧可能となっている。
続いて、開口部側蓋体45のスライド態様について、図6及び図7を参照しつつ説明する。
開口部側蓋体45は、シェード側蓋体43が開口部24に収容されるのに伴って、シェード側蓋体43に押圧されることで車両後方(開口部24の径方向外側)に向けてスライド移動する構成とされている。
開口部側蓋体45は、シェード側蓋体43が開口部24に収容されるのに伴って、シェード側蓋体43に押圧されることで車両後方(開口部24の径方向外側)に向けてスライド移動する構成とされている。
具体的には、シェード41の展開状態において、開口部側蓋体45は、開口部24を閉塞する位置に配されている。そして、シェード41が展開状態から格納状態に変更される過程でシェード側蓋体43が車両下方かつ後方にスライド移動すると、まず、シェード側蓋体43の膨出部43Bの下端部が開口部24内に進入する。この際、シェード側蓋体43と開口部側蓋体45との位置関係は、ガイド面43Eが開口部側蓋体45の前端面45Aと対向するように設定されている。さらに、シェード側蓋体43が車両下方かつ後方にスライド移動すると、ガイド面43Eの傾斜面と開口部側蓋体45の前端面45Aとが当接する。この状態から、シェード側蓋体43が車両下方かつ後方にスライド移動すると、ガイド面43Eにその前端面45Aが押圧される形で、開口部側蓋体45が車両後方にスライド移動する。開口部側蓋体45が車両後方に向けてスライド移動する過程で、付勢部46は開口部側蓋体45に押圧されることで弾性変形して、弾性力を備蓄する。
シェード41の格納状態に至ると、開口部側蓋体45は、開口部24内における車両後方に退避して、開口部24における巻取軸42の上方にシェード側蓋体43を収容可能な収容空間が形成される。シェード側蓋体43が開口部24に収容された状態では、付勢部46の弾発力により、開口部側蓋体45には車両前方に変位しようとする力が作用するが、シェード側蓋体43がストッパーとして機能して、開口部側蓋体45が車両前方、つまり、開口部24を閉塞する位置に変位することが規制される。一方、シェード41が格納状態から展開状態に変更されると、ストッパーであるシェード側蓋体43が外れた状態となり、開口部側蓋体45が付勢部46の弾発力により、再度開口部24を閉塞する位置にスライド移動する。以上のような態様により、開口部側蓋体45のスライド移動が実現されている。
続いて、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態では、開口部24の開口縁24Aには、シェード41が展開した状態で開口部24を閉塞するとともに開口部24の径方向外側に向けてスライド移動可能とされた開口部側蓋体45が設けられ、開口部側蓋体45は、シェード側蓋体43が開口部24に収容されるのに伴って、シェード側蓋体43に押圧されることで開口部24の径方向外側に向けてスライド移動する構成とされている。このため、シェード41が展開した状態において、開口部24を開口部側蓋体45で閉塞することができる。さらに、開口部側蓋体45はシェード側蓋体43の収容に伴ってスライド移動する構成されているから、シェード41が巻取軸42に巻き取られた状態では、開口部24をシェード側蓋体43で好適に閉塞することができる。これらの結果、シェード41が巻取軸42に巻き取られた状態とシェード41が展開した状態の双方において、開口部24からサンシェード装置40の巻取軸42等の内部構造が視認される事態の発生を抑制することができ、サンシェード装置40を設けたことに起因して、乗物室内の意匠性が損なわれる事態の発生を抑制することができる。
本実施形態では、開口部24の開口縁24Aには、シェード41が展開した状態で開口部24を閉塞するとともに開口部24の径方向外側に向けてスライド移動可能とされた開口部側蓋体45が設けられ、開口部側蓋体45は、シェード側蓋体43が開口部24に収容されるのに伴って、シェード側蓋体43に押圧されることで開口部24の径方向外側に向けてスライド移動する構成とされている。このため、シェード41が展開した状態において、開口部24を開口部側蓋体45で閉塞することができる。さらに、開口部側蓋体45はシェード側蓋体43の収容に伴ってスライド移動する構成されているから、シェード41が巻取軸42に巻き取られた状態では、開口部24をシェード側蓋体43で好適に閉塞することができる。これらの結果、シェード41が巻取軸42に巻き取られた状態とシェード41が展開した状態の双方において、開口部24からサンシェード装置40の巻取軸42等の内部構造が視認される事態の発生を抑制することができ、サンシェード装置40を設けたことに起因して、乗物室内の意匠性が損なわれる事態の発生を抑制することができる。
また、本実施形態では、シェード側蓋体43は、シェード41が展開した状態において、シェード41が巻取軸42に巻き取られた状態より起立した姿勢に回動して、シェード41の上端部41Aとリアウインドウガラス12との間を遮蔽する構成である。このような構成では、シェード41の上端部41Aとリアウインドウガラス12との間の隙間Gの大きさに応じて、シェード側蓋体43の大きさを設定することが好ましく、そのようなシェード側蓋体43を開口部24に収容する構成においては、開口部24自体も大型化することが懸念される。一方、上記のような構成によれば、開口部24が大型化する場合であっても、シェード41の展開状態において、開口部24からサンシェード装置40の巻取軸42等の内部構造が視認される事態を抑制することができる。
また、本実施形態では、シェード側蓋体43はガイド面43Eを有するから、シェード側蓋体43が開口部24に収容される過程において、シェード側蓋体43のガイド面43Eで開口部側蓋体45を押圧して、開口部側蓋体45のスライド移動を好適に実現することができる。
また、本実施形態では、付勢部46は、少なくともその一部がパッケージトレイ20の裏面側に配されている。このため、開口部側蓋体45に係る構造物が車室内に露出する面積を低減することができ、開口部側蓋体45を設けたことに起因して、乗物室内の意匠性が損なわれる事態の発生を抑制することができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図8によって説明する。本実施形態では、実施形態1とは開口部側蓋体の構成が異なるサンシェード装置140を例示する。なお、本実施形態では、上記実施形態と同じ名称の部位には、同一の符号を用い、構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
次に、本発明の実施形態2を図8によって説明する。本実施形態では、実施形態1とは開口部側蓋体の構成が異なるサンシェード装置140を例示する。なお、本実施形態では、上記実施形態と同じ名称の部位には、同一の符号を用い、構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
開口部側蓋体145には、車両後方に向けてスライド移動した状態において、車両前方(開口部24の径方向内側)に向けて付勢する付勢部146が設けられている。本実施形態では、付勢部146として、開口部側蓋体145の車両後側に位置する後端面と収容部44の奥面に、互いに同極同士を対向して配設された一対の磁石を例示する。付勢部146は、一対の磁石のうち、収容部44の奥面に配された磁石がパッケージトレイ20の裏面側に配されている。
開口部側蓋体145のスライド態様について、上記実施形態1と相違する点について説明する。
開口部側蓋体145が車両後方に向けてスライド移動する過程で、付勢部146は開口部側蓋体145の後端面に配設された方の磁石が、収容部44の奥面に配設された方の磁石に近付くように変位して、両磁石間の反発力が大きくなる。シェード側蓋体43が開口部24に収容された状態では、付勢部146の反発力により、開口部側蓋体145には車両前方に変位しようとする力が作用するが、シェード側蓋体43がストッパーとして機能して、開口部側蓋体145が車両前方、つまり、開口部24を閉塞する位置に変位することが規制される。一方、シェード41が格納状態から展開状態に変更されると、ストッパーであるシェード側蓋体43が外れた状態となり、開口部側蓋体145が付勢部146の反発力により、再度開口部24を閉塞する位置にスライド移動する。
開口部側蓋体145が車両後方に向けてスライド移動する過程で、付勢部146は開口部側蓋体145の後端面に配設された方の磁石が、収容部44の奥面に配設された方の磁石に近付くように変位して、両磁石間の反発力が大きくなる。シェード側蓋体43が開口部24に収容された状態では、付勢部146の反発力により、開口部側蓋体145には車両前方に変位しようとする力が作用するが、シェード側蓋体43がストッパーとして機能して、開口部側蓋体145が車両前方、つまり、開口部24を閉塞する位置に変位することが規制される。一方、シェード41が格納状態から展開状態に変更されると、ストッパーであるシェード側蓋体43が外れた状態となり、開口部側蓋体145が付勢部146の反発力により、再度開口部24を閉塞する位置にスライド移動する。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態以外にも、開口部側蓋体の構成は適宜変更可能である。例えば、開口部側蓋体の配置は、開口部の車両後方に限られず、車両前方であってもよい。また、開口部側蓋体は、パッケージトレイに対して取り付けられていてもよい。
(2)上記実施形態以外にも、開口部側蓋体がスライド移動する態様は適宜変更可能である。例えば、上記実施形態では、収容部が開口部側蓋体のスライド移動を案内する構成を例示したが、これに限られない。例えば、ケースの後側開口縁に開口部側蓋体のスライド移動を案内するための案内部が設けられていてもよい。また、上記実施形態では、付勢部が開口部側蓋体の車両後方に設けられるものを例示したが、付勢部は、開口部側蓋体と車両上下方向において重なる位置に設けられもよい。さらに、開口部側蓋体には付勢部が設けられていなくてもよく、例えば、開口部側蓋体は、自重により開口部を閉塞する位置に変位可能とされていてもよい。
(3)上記実施形態以外にも、シェード側蓋体の構成は適宜変更可能である。例えば、シェード側蓋体は、膨出部を有していない構成であってもよく、開口部側蓋体を押圧する面についても上記したガイド面以外にも適宜設定可能である。また、シェード側蓋体は、シェードが展開した状態において、シェードが巻取軸に巻き取られた状態より起立した姿勢に回動しないものであってもよい。さらに、シェード側蓋体が起立した姿勢に回動する機構は、上記実施形態のもの以外の機構であってもよい。
(4)上記実施形態以外にも、開口部の構成、形状は適宜変更可能である。例えば、上記実施形態では、開口部がケース側開口部内の領域とされるものを例示したが、開口部はパッケージトレイ側開口部内の領域とされるものであってもよい。また、開口部は、貫通孔に限られず、シェード側蓋体を収容可能な態様でパッケージトレイに凹設された凹部によってその一部が構成されていてもよい。
(5)上記実施形態では、開口部の開口縁として、ケースの後側開口縁を例示したが、これに限られない。例えば、開口縁は、開口部がパッケージトレイ側開口部内の領域とされる場合において、パッケージトレイ側開口部の開口縁とされてもよい。また、そのような構成において、パッケージトレイの裏面側に設けられていてもよい。
(6)上記実施形態以外にも、シェードの格納状態と展開状態とを変更する構成は適宜設計可能である。例えば、折り畳み自在の複数のアーム部材によって伸縮自在に構成されたアーム手段によって、シェード側蓋体をスライド移動させ、シェードの格納状態と展開状態とを変更する構成であってもよい。また、上記実施形態では、シェード側蓋体をモータの駆動力によって移動させる例について説明したが、シェード側蓋体を手動で移動させてもよい。
(7)上記各実施形態で例示したサンシェード装置は、車両用に限定されず、ウインドウガラスを備える種々の乗物に搭載することが可能である。
(8)上記各実施形態では、リアウインドウガラスを覆うサンシェード装置を例示したが、これに限定されない。例えば、サイドウインドウガラスを覆うサンシェード装置に本発明を適用してもよい。また、シェードの展開方向及び収容方向は上下方向に限定されない。
12…リアウインドウガラス(ウインドウガラス)、20…パッケージトレイ(乗物用内装材)、22A…意匠面、24…開口部、24A…開口縁、40,140…サンシェード装置、41…シェード、41A…上端部(引き出し側の端部)、42…巻取軸、43…シェード側蓋体、43D…係合部、43E…ガイド面、45,145…開口部側蓋体、45A…前端面(開口部24の径方向内側の端面)、46,146…付勢部
Claims (4)
- 乗物用内装材に設けられ、前記乗物用内装材に近接して配されたウインドウガラスを遮蔽可能なサンシェード装置であって、
前記乗物用内装材の意匠面に開口した開口部から引き出されて、前記ウインドウガラスに沿って展開可能とされたシェードと、
前記乗物用内装材の裏面側において前記開口部の奥方に配設されるとともに、前記シェードを巻き取ることが可能な巻取軸と、
前記シェードの引き出し側の端部に取り付けられるとともに、前記シェードが前記巻取軸に巻き取られた状態で前記開口部を閉塞するシェード側蓋体と、を備え、
前記開口部の開口縁には、前記シェードが展開した状態で前記開口部を閉塞するとともに前記開口部の径方向外側に向けてスライド移動可能とされた開口部側蓋体が設けられ、
前記開口部側蓋体は、前記シェード側蓋体が前記開口部に収容されるのに伴って、前記シェード側蓋体に押圧されることで前記開口部の径方向外側に向けてスライド移動する構成とされていることを特徴とするサンシェード装置。 - 前記シェード側蓋体は、前記シェードが展開した状態において、前記シェードが前記巻取軸に巻き取られた状態より起立した姿勢に回動して、前記シェードの引き出し側の前記端部と前記ウインドウガラスとの間を遮蔽する構成であることを特徴とする請求項1に記載のサンシェード装置。
- 前記シェード側蓋体は、
前記シェードが前記巻取軸に巻き取られた状態において、前記開口部側蓋体と係合する係合部と、
前記シェードの取付位置から前記係合部に至るまで滑らかに連続する形状をなし、前記開口部側蓋体における前記開口部の径方向内側の端面を前記開口部の径方向外側に向けて押圧しつつ前記開口部側蓋体を前記係合部までガイド可能なガイド面と、を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のサンシェード装置。 - 前記開口部側蓋体には、前記開口部の径方向外側に向けてスライド移動した状態において、前記開口部の径方向内側に向けて付勢する付勢部が設けられ、
前記付勢部は、少なくともその一部が前記乗物用内装材の裏面側に配されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のサンシェード装置。
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CN111577108A (zh) * | 2020-05-20 | 2020-08-25 | 广州康普顿至高建材有限公司 | 一种机械遮阳 |
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CN111577108A (zh) * | 2020-05-20 | 2020-08-25 | 广州康普顿至高建材有限公司 | 一种机械遮阳 |
CN111577108B (zh) * | 2020-05-20 | 2023-09-08 | 广州康普顿至高建材有限公司 | 一种机械遮阳装置 |
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