JP4218933B2 - スライドプレート付きサンバイザ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、太陽光線等を有効に遮蔽できるスライドプレート付きサンバイザに係り、特に、スライドプレートと連動するサブプレートを設けることで、遮光面積を拡大させたスライドプレート付きサンバイザに関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、車両の運転席及び助手席側の斜め上方には、太陽光線や夜間対向車のライト等を有効に遮蔽できるように車両用サンバイザが設けられている。ところで、最近では、天井面にコンパクトに格納できるとともに、特に、サイドウインドウ越しの太陽光線を遮蔽する際に、広い遮光面積を確保できるように、図9に示すスライドプレート付きサンバイザ1が多用される傾向にある。
【0003】
上記スライドプレート付きサンバイザ1は、所望の遮光面積を有するサンバイザ本体2の内部にスライドプレート3が引き出し自在に収納され、サンバイザ本体2は回動用シャフト2aにより回動自在に支承され、この回動用シャフト2aは、ブラケット2bに挿通され、ブラケット2bが図示しない車体天井側にビス等により固着されている。
【0004】
従って、サンバイザ本体2は、回動用シャフト2a廻りに上下方向に回動操作できるとともに、ブラケット2b廻りに回動用シャフト2aを回動操作することにより、左右方向に回動可能であり、フロントウインドウはもとより、サイドウインドウ側からも遮蔽が可能である。尚、図9は、サンバイザ本体2をサイドウインドウ側に回動操作したものを車室内側から見た正面図である。
【0005】
更に、上記スライドプレート付きサンバイザ1におけるスライドプレート3は、樹脂板、あるいは樹脂板の表面にクロス等の表皮をラミネートした構成であり、図示はしないが、スライドプレート3のガイド機構として、サンバイザ本体2の格納用凹部4内には、スライドプレート3の両面に当接支持するガイドリブが長手方向に沿って設けられ、このガイドリブにより、スライドプレート3がスライド自在に当接支持されるという構成が一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のスライドプレート付きサンバイザ1は、サイドウインドウ側に展開操作した後、サンバイザ本体2に格納されているスライドプレート3を開口4aから外側に引き出し、図10に示すように、サンバイザ本体2の遮光面積に対してスライドプレート3の遮光面積を付加することで、トータルとしての遮光面積を拡大するというものであるが、図示するように、サンバイザ本体2の縦幅(図中aで示す)に対してスライドプレート3の縦幅(図中bで示す)が短寸であるため、図中cで示す寸法分の隙が生じ、この隙を通して直射日光がサイドウインドウ越しに入射することで、十分な遮蔽効果を確保できるとは云い難いものであった。
【0007】
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、スライドプレート付きサンバイザにおいて、スライドプレートの幅寸法の制約を解消でき、遮光面積を拡大して、乗員の安全走行に大きく貢献できるスライドプレート付きサンバイザを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本願発明は、所望の遮光面積を備えたサンバイザ本体が回動用シャフトを介して、車体側に回動自在に支承されるとともに、このサンバイザ本体の格納用凹部内に引き出し自在にスライドプレートが収納され、このスライドプレートの引き出し操作により、サンバイザ本体の長手方向に遮光面積を拡大できるスライドプレート付きサンバイザにおいて、前記スライドプレートの一面にサブプレートが重合され、上記スライドプレートの支持ピンをサブプレートの取付孔内に挿入し、スライドプレートに対してサブプレートを支持するとともに、スライドプレートのガイドピンをサブプレートの三日月状のガイド孔内に移動可能にガイドさせるガイド構造を採用し、かつ、サブプレートがスライドプレートの上側縁から外方にはみ出すようにバネ部材によりバネ付勢された状態でサポートプレートが回動可能にスライドプレートに支持され、サンバイザ本体の格納用凹部内に格納するときは、スライドプレートの格納動作に連動して、バネ部材のバネ力に抗する方向にサブプレートを回動させ、スライドプレートの外形寸法内にサブプレートが収まるとともに、格納用凹部からスライドプレートを外方に引き出し操作するときは、スライドプレートと連動してバネ部材のバネ付勢方向にサブプレートを回動させ、スライドプレートの上縁部分の上方位置をサブプレートにより遮蔽することにより、遮光範囲を拡大できるようにしたことを特徴とする。
【0009】
ここで、サンバイザ本体は、バイザコアの外表面をバイザ表皮により被包して構成され、バイザコアとしては、射出成形体からなる中空芯材や、フレーム状のワイヤフレームをインサートした発泡ビーズ成形体等が使用できる。射出成形体からなる中空芯材を使用すれば、スライドプレートを収納する収納スペース内に、スライドプレートをガイドするガイドリブを一体に形成できるが、発泡ビーズ成形体等のバイザコアを使用する場合は、中空状で、内面にガイドリブを設けたケース体をインサートすれば良い。
【0010】
一方、サンバイザ本体内部にスライド自在に格納されるスライドプレートは、ポリプロピレン(以下、PPという)等、汎用の合成樹脂の射出成形体が使用できる。また、スライドプレートに組み付けられるサブプレートについても、PP樹脂等の合成樹脂の射出成形体からなる板状のものを使用する。
【0011】
更に、スライドプレートの一面側(見栄え上を考慮して背面側)に重合されるサブプレートは、スライドプレートの上側縁から外部にはみ出すように、各種コイルバネ,トーションバネ等のバネ部材によりバネ付勢された状態で回動可能に組み付けられている。
【0012】
そして、本発明に係るスライドプレート付きサンバイザによれば、スライドプレートがサンバイザ本体内部に格納された状態においては、サブプレートは、スライドプレートの縁部からはみ出すことがないように、スライドプレートの一面側に重合した状態で格納されており、サンバイザ本体の開口からスライドプレートを引き出し操作した際、スライドプレートとサブプレートとの間に設けたバネ部材のバネ力が作用して、サブプレートは、支持部を中心にスライドプレートの上側縁から外部にはみ出すように回動する。従って、従来、隙となっていたスライドプレート上縁部分の上方位置をサブプレートにより遮蔽することができ、遮光面積を拡大させることができる。
【0013】
更に、本発明に係るスライドプレート付きサンバイザの好ましい実施の態様においては、所望の遮光面積を備えたサンバイザ本体が回動用シャフトを介して、車体側に回動自在に支承されるとともに、このサンバイザ本体の格納用凹部内に引き出し自在にスライドプレートが収納され、このスライドプレートの引き出し操作により、サンバイザ本体の長手方向に遮光面積を拡大できるスライドプレート付きサンバイザにおいて、前記スライドプレートは、中空ケース状に成形され、中空ケース状のスライドプレート内にサブプレートがスライドプレートの上側縁から外方にはみ出すようにバネ部材によりバネ付勢された状態で回動可能に収納されており、サンバイザ本体の格納用凹部内に格納するときは、スライドプレートの格納動作に連動して、バネ部材のバネ力に抗する方向にサブプレートを回動させ、スライドプレート内にサブプレートが収まるとともに、格納用凹部からスライドプレートを外方に引き出し操作するときは、スライドプレートと連動してバネ部材のバネ付勢方向にサブプレートを回動させ、スライドプレートの上縁部分の上方位置をサブプレートにより遮蔽することにより、遮光範囲を拡大できるようにしたことを特徴とする。
従って、スライドプレートに対するサブプレートの支持を確実に行なえるとともに、車内側及び車外側の両方向からスライドプレートの機構部が見えないため、見栄え上も好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るスライドプレート付きサンバイザの好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】
図1乃至図5は本発明に係るスライドプレート付きサンバイザの第1実施形態を示すもので、図1はスライドプレート付きサンバイザにおけるスライドプレート格納時にサイドウインドウ側に展開操作した状態を示す正面図、図2は同スライドプレート付きサンバイザにおけるスライドプレート引き出し時の正面図、図3は同スライドプレート付きサンバイザにおけるスライドプレートとサブプレートとの関係を示す分解斜視図である。また、図4,図5は第1実施形態の変形例を示すもので、図4は同スライドプレート付きサンバイザにおけるスライドプレートとサブプレートとの関係を示す分解斜視図、図5はスライドプレート付きサンバイザにおけるスライドプレート引き出し時の状態を示す正面図である。
【0016】
更に、図6乃至図8は本発明の第2実施形態を示すもので、図6はスライドプレート付きサンバイザにおけるスライドプレートとサブプレートとの関係を示す斜視図、図7はスライドプレート付きサンバイザにおけるスライドプレートとサブプレートとの関係を示す断面図、図8はスライドプレートとサブプレートとの関係を示す変形例の斜視図である。
【0017】
図1乃至図5において、本発明の第1実施形態について説明する。図面において、本発明に係るスライドプレート付きサンバイザ10は、所望の遮光面積を有するサンバイザ本体20と、このサンバイザ本体20内部に格納され、サンバイザ本体20の長手方向に沿って遮光面積を拡大できるように引き出し可能なスライドプレート30と、このスライドプレート30に組み付けられ、スライドプレート30の幅寸法の制約により、従来では遮蔽が困難であったエリアを有効に遮蔽できるように、スライドプレート30に回動可能に支持されたサブプレート40とから大略構成されている。尚、図1はスライドプレート30及びサブプレート40がサンバイザ本体20内部に格納された状態でサイドウインドウ側に展開した場合を示し、図2はサイドウインドウ面に沿ってスライドプレート30を引き出した状態を示す正面図である。
【0018】
更に詳しくは、サンバイザ本体20は、L字状の回動用シャフト21により回動可能に支承され、この回動用シャフト21は、ブラケット22に挿通され、このブラケット22を車体天井側にビス等により取付固定することにより、車体側にサンバイザ本体20が取り付けられる。
【0019】
従って、サンバイザ本体20をシャフト21の軸廻りに回動操作することにより、サンバイザ本体20を上下方向に回動操作できるとともに、回動用シャフト21をブラケット22廻りに回動操作することにより、左右方向に回動操作できる。
【0020】
また、図示はしないが、サンバイザ本体20は、サンバイザコアの外表面をサンバイザ表皮により被包して構成され、サンバイザコアとしては、PP樹脂等、汎用樹脂の射出成形芯材や、PPビーズ発泡成形体等が使用でき、サンバイザ表皮は、織布、不織布シート、合成樹脂シート等が使用できる。
【0021】
更に、サンバイザ本体20には、スライドプレート30及びサブプレート40を格納できる格納用凹部23が形成されており、スライドプレート30を引き出す際、ガイド機能を果たすように、格納用凹部23の内面には、ガイドリブ24(図7参照)が形成されているとともに、開口23aを通して格納用凹部23からスライドプレート30並びにサブプレート40が外部に引き出される。
【0022】
図2はスライドプレート30をサンバイザ本体20の格納用凹部23の開口23aを通して外部に引き出した状態を示している。そして、本発明に係るスライドプレート付きサンバイザ10は、スライドプレート30を外部に図中A矢印方向に引き出した際、これと連動してサブプレート40が図2中矢印Bで示す方向に回動することで、遮光範囲を拡大したことが特徴である。
【0023】
次いで、スライドプレート30とサブプレート40の具体的な構成について、図3を基に説明する。まず、スライドプレート30は、PP樹脂等の汎用の合成樹脂板からなり、ほぼ長方形状で、引き出し端縁30a側がサンバイザ本体20の端縁形状に合わせた形状に設定されている。尚、所望ならば、スライドプレート30のサンバイザ展開時、乗員と対向する面側に織布、不織布等の表皮を貼着して、サンバイザ本体20と同一外観となるようにしても良い。
【0024】
そして、このスライドプレート30の背面側には、サブプレート40の支持機構として、支持ピン31がスライドプレート30の引き出し端縁30aと反対側の端縁30bの下部に突設され、更に、ほぼ中央部にガイドピン32が突設形成されている。
【0025】
一方、サブプレート40は、引き出し方向の略中央部に最大高さ寸法をもつストッパー部40aが形成され、このストッパー部40aを境界として、サブプレート40の前後側の端縁部はそれぞれ傾斜縁部40b,40cに形成され、図示する異形状に造形されている。また、サブプレート40には、スライドプレート30の支持ピン31を挿入する取付孔41が開設されるとともに、ガイドピン32を挿入してガイドするための三日月状のガイド孔42が開設されている。
【0026】
上記サブプレート40についても、PP樹脂等の合成樹脂板で構成され、所望ならば、スライドプレート30同様、正面側、すなわちスライドプレート30と接する面側に織布、不織布シートを貼付して外観上の一体感を付与するようにしても良い。
【0027】
また、スライドプレート30に設けた支持ピン31をサブプレート40の取付孔41内に挿入させた状態で、両者間にバネ力を付加するためにネジリコイルバネ50の巻回部50aを支持ピン31に嵌め入れ、このネジリコイルバネ50の一方端50bをスライドプレート30の係止孔33に係止するとともに、ネジリコイルバネ50の他方端50cをサブプレート40の係止孔43に係止することで、ネジリコイルバネ50のバネ力をサブプレート40の回動方向に作用させる。
【0028】
本発明に係るスライドプレート付きサンバイザ10は、以上のように構成されているため、スライドプレート30及びサブプレート40がサンバイザ本体20の格納用凹部23内に収納されている状態においては、サブプレート40のストッパー部40aがサンバイザ本体20の格納用凹部23の上面に突き当り、サブプレート40の回動が行なわれない状態で保持され、このとき、スライドプレート30のガイドピン32は、サブプレート40のガイド孔42の上端末42aに位置している。
【0029】
そして、図2に示すように、スライドプレート30を図中矢印A方向にサンバイザ本体20の格納用凹部23から外部に引き出した際、スライドプレート30と一体にサブプレート40も引き出され、サブプレート40のストッパー部40aがサンバイザ本体20の格納用凹部23の開口23aから外部にでたとき、ストッパーが解除された状態となり、ネジリコイルバネ50のバネ力が作用し、図2中矢印B方向にサブプレート40が回動する。すなわち、サブプレート40のストッパー部40aより前方の傾斜縁部40bがスライドプレート30の上縁と略平行位置にくるように、サブプレート40が回動する。このとき、スライドプレート30のガイドピン32は、サブプレート40の三日月状のガイド孔42を移動して、下端末42bまで移行する。
【0030】
従って、図2に示すように、スライドプレート30の引き出し時には、サブプレート40も上方に回動することで、従来、隙が生じていたスライドプレート30の上方部分をサブプレート40により遮蔽することができ、太陽光線等を有効に遮蔽することができ、安全走行に大きく貢献できる。
【0031】
尚、スライドプレート30をサンバイザ本体20の格納用凹部23内に格納操作すれば、サブプレート40のストッパー部40aより後方の傾斜縁部40cがサンバイザ本体20の開口23a縁部に押圧され、ネジリコイルバネ50のバネ力に抗してサブプレート40が矢印B方向と反対方向に回動することになり、結果的にスライドプレート30の収納動作と連動して、サブプレート40も図1に示す位置に自動的に収納されることになる。
【0032】
次いで、図4,図5は、上述した本発明の第1実施形態の変形例を示すもので、ネジリコイルバネ50に替えて、圧縮コイルバネ51が使用されている。他の構成は、図1乃至図3と同一構成であるため、同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0033】
すなわち、図4から明らかなように、圧縮コイルバネ51の一方端51aは、スライドプレート30の受け座34上に固定されるとともに、圧縮コイルバネ51の他方端51bは、サブプレート40の受け座44と当接するようにスライドプレート30及びサブプレート40の双方の受け座34,44間に圧縮コイルバネ51を配置するという構成である。
【0034】
従って、図5に示すように、矢印A方向にスライドプレート30をサンバイザ本体20の格納用凹部23から外部に引き出した際、圧縮コイルバネ51の押圧力が作用し、図4中矢印B方向にサブプレート40が回動することで、遮光面積を拡大することができる。尚、ネジリコイルバネ50や圧縮コイルバネ51に替えて、トーションバネ,線細工バネ等を使用することもできる。
【0035】
次いで、図6乃至図8は、本発明に係るスライドプレート付きサンバイザ10の第2実施形態を示す。図6,図7に示すように、スライドプレート30は、この第2実施形態においては、分割プレート30A,30Bを接合することで、中空ケース状のスライドプレート30として形成されている。従って、分割プレート30A,30Bを接合することで形成される中空部35内にサブプレート40を回動可能に収納できる。
【0036】
このように、スライドプレート30内部にサブプレート40が回動可能に収納されているため、車内側及び車外側双方からの外観見栄えを向上させることができる。更に、図6,図7に示す構造のスライドプレート30、サブプレート40は左右対称であるため、運転席側及び補助席側のサンバイザに共用できる。
【0037】
また、分割プレート30A,30Bのそれぞれ対向面には、リブ36を対向するように突設しておけば、サブプレート40の回動操作時の支持機能が得られることから、ガタツキ等が生じることなく、サブプレート40の円滑な回動動作が期待できる。また、スライドプレート30の外側面に形成されるリブ37は、サンバイザ本体20の格納用凹部23内面に設けたガイドリブ24と当接させることで、スライドプレート30のスライド操作性が確保できる。尚、図中符号38は、スライドプレート30の引き出し端部を構成するフランジである。
【0038】
また、図8に示すように、中空ケース状のスライドプレート30を構成する各分割プレート30A,30Bの接合部として薄肉ヒンジ部39を使用し、薄肉ヒンジ部39を基に分割プレート30A,30Bを折り畳み接合することで、中空ケース状のスライドプレート30の成形が簡単に行なえる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明に係るスライドプレート付きサンバイザは、スライドプレートの一面側(背面側)に重合するサブプレートを設け、このサブプレートをスライドプレートに対して回動可能で、かつスライドプレートの上側縁からはみ出す方向にバネ付勢するように組み付けるという構成であるため、サンバイザ本体からスライドプレートを引き出し操作すれば、それと連動して、サブプレートがスライドプレートの上側縁から外部にはみ出すように回動し、従来、遮蔽が困難であったスライドプレートの上方部分に位置し、遮光面積を拡大させることができ、安全走行に大きく貢献できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスライドプレート付きサンバイザの第1実施形態におけるスライドプレートの格納状態を示す正面図である。
【図2】図1に示すスライドプレート付きサンバイザにおけるスライドプレートを引き出した状態を示す正面図である。
【図3】図1に示すスライドプレート付きサンバイザにおけるスライドプレートとサブプレートの関係を示す分解斜視図である。
【図4】図1に示すスライドプレート付きサンバイザの変形例を示すスライドプレートとサブプレートの分解斜視図である。
【図5】図4に示すスライドプレート付きサンバイザにおけるスライドプレートを引き出した状態を示す正面図である。
【図6】本発明に係るスライドプレート付きサンバイザの第2実施形態におけるスライドプレートとサブプレートの関係を示す説明図である。
【図7】図6に示すスライドプレートの構成を示す断面図である。
【図8】図6に示すスライドプレートの変形例を示す斜視図である。
【図9】従来のスライドプレート付きサンバイザを示す正面図である。
【図10】従来のスライドプレート付きサンバイザにおけるスライドプレートを引き出した状態を示す正面図である。
【符号の説明】
10 スライドプレート付きサンバイザ
20 サンバイザ本体
21 回動用シャフト
22 ブラケット
23 格納用凹部
23a 開口
24 ガイドリブ
30 スライドプレート
30A,30B 分割プレート
31 支持ピン
32 ガイドピン
33 係止孔
34 受け座
35 中空部
36 リブ
37 リブ
38 フランジ
39 薄肉ヒンジ部
40 サブプレート
40a ストッパー部
40b,40c 傾斜縁部
41 取付孔
42 ガイド孔
43 係止孔
44 受け座
50 ネジリコイルバネ
51 圧縮コイルバネ

Claims (4)

  1. 所望の遮光面積を備えたサンバイザ本体(20)が回動用シャフト(21)を介して、車体側に回動自在に支承されるとともに、このサンバイザ本体(20)の格納用凹部(23)内に引き出し自在にスライドプレート(30)が収納され、このスライドプレート(30)の引き出し操作により、サンバイザ本体(20)の長手方向に遮光面積を拡大できるスライドプレート付きサンバイザ(10)において、
    前記スライドプレート(30)の一面にサブプレート(40)が重合され、上記スライドプレート(30)の支持ピン(31)をサブプレート(40)の取付孔(41)内に挿入し、スライドプレート(30)に対してサブプレート(40)を支持するとともに、スライドプレート(30)のガイドピン(32)をサブプレート(40)の三日月状のガイド孔(42)内に移動可能にガイドさせるガイド構造を採用し、かつ、サブプレート(40)がスライドプレート(30)の上側縁から外方にはみ出すようにバネ部材(50,51)によりバネ付勢された状態でサポートプレート(40)が回動可能にスライドプレート(30)に支持され、サンバイザ本体(20)の格納用凹部(23)内に格納するときは、スライドプレート(30)の格納動作に連動して、バネ部材(50,51)のバネ力に抗する方向にサブプレート(40)を回動させ、スライドプレート(30)の外形寸法内にサブプレート(40)が収まるとともに、格納用凹部(23)からスライドプレート(30)を外方に引き出し操作するときは、スライドプレート(30)と連動してバネ部材(50,51)のバネ付勢方向にサブプレート(40)を回動させ、スライドプレート(30)の上縁部分の上方位置をサブプレート(40)により遮蔽することにより、遮光範囲を拡大できるようにしたことを特徴とするスライドプレート付きサンバイザ。
  2. 所望の遮光面積を備えたサンバイザ本体(20)が回動用シャフト(21)を介して、車体側に回動自在に支承されるとともに、このサンバイザ本体(20)の格納用凹部(23)内に引き出し自在にスライドプレート(30)が収納され、このスライドプレート(30)の引き出し操作により、サンバイザ本体(20)の長手方向に遮光面積を拡大できるスライドプレート付きサンバイザ(10)において、
    前記スライドプレート(30)は、中空ケース状に成形され、中空ケース状のスライドプレート(30)内にサブプレート(40)がスライドプレート(30)の上側縁から外方にはみ出すようにバネ部材(51)によりバネ付勢された状態で回動可能に収納されており、サンバイザ本体(20)の格納用凹部(23)内に格納するときは、スライドプレート(30)の格納動作に連動して、バネ部材(50,51)のバネ力に抗する方向にサブプレート(40)を回動させ、スライドプレート(30)内にサブプレート(40)が収まるとともに、格納用凹部(23)からスライドプレート(30)を外方に引き出し操作するときは、スライドプレート(30)と連動してバネ部材(51)のバネ付勢方向にサブプレート(40)を回動させ、スライドプレート(30)の上縁部分の上方位置をサブプレート(40)により遮蔽することにより、遮光範囲を拡大できるようにしたことを特徴とするスライドプレート付きサンバイザ。
  3. 前記中空ケース状のスライドプレート(30)は、分割プレート(30A,30B)を接合することにより形成されることを特徴とする請求項2に記載のスライドプレート付きサンバイザ。
  4. 前記分割プレート(30A,30B)は、樹脂成形体から構成され、薄肉ヒンジ部(39)により重ね合わせ可能に一体化されていることを特徴とする請求項3に記載のスライドプレート付きサンバイザ。
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