JP2004161149A - エクステンションユニット付きサンバイザ - Google Patents

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Abstract

【課題】エクステンションユニット付きサンバイザにおいて、エクステンションプレートを引き出した際、エクステンションプレート上縁側上方の隙間をなくし、遮光面積を拡大できるエクステンションユニット付きサンバイザを提供する。
【解決手段】エクステンションプレート32の背面側にサブプレート33を回動自在に組み付け、エクステンションプレート32、サブプレート33を引き出し自在にケース31内に収納するとともに、下面側ケース31bに設けたガイドピン35をサブプレート33に設けた送り孔36内に摺動させ、送り孔36の後端側に設けた傾斜カム部36a内にガイドピン35を移動させることで、エクステンションプレート32の引き出し操作と連動してサブプレート33をエクステンションプレート32の上縁側から外方にはみ出すように回動させて遮光面積の拡大を図る。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、遮光面積を拡大できるエクステンションユニット付きサンバイザに係り、特に、エクステンションプレートを引き出した際、エクステンションプレートと天井との間の隙間を有効に遮蔽できるエクステンションユニット付きサンバイザに関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、車両の運転席及び助手席側の斜め上方には、太陽光線や夜間対向車のライト等を有効に遮蔽できるように車両用サンバイザが設けられている。
【0003】
ところで、最近では、天井面にコンパクトに格納できるとともに、特に、サイドウインドウ越しの太陽光線を遮蔽する際に、広い遮光面積を確保できるように、図20に示すエクステンションユニット付きサンバイザ1が多用される傾向にある。
【0004】
上記エクステンションユニット付きサンバイザ1は、所望の遮光面積を有するサンバイザ本体2が回動用シャフト2aに回動自在に支承され、この回動用シャフト2aは、ブラケット2bを介して車体側に取り付けられている。
【0005】
従って、サンバイザ本体2は、回動用シャフト2a廻りに上下方向に回動操作できるとともに、ブラケット2b廻りに回動用シャフト2aを回動操作することにより、左右方向に回動可能であり、フロントウインドウはもとより、サイドウインドウ側からも遮蔽が可能である。尚、図20はサンバイザ本体2をサイドウインドウ側に回動操作した状態のエクステンションユニット付きサンバイザ1を車室内側からみた正面図である。
【0006】
次いで、上記エクステンションユニット3は、サンバイザ本体2に内装される偏平状のケース4内にエクステンションプレート5が引き出し自在に収容されており、図21に示すように、ケース4の開口4aからサンバイザ本体2の長手方向に沿ってエクステンションプレート5を引き出して、遮光面積を拡大するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開平7−309132号公報(第2頁、図1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のエクステンションユニット付きサンバイザ1は、サイドウインドウ側に展開操作した後、サンバイザ本体2に格納されているエクステンションユニット3のエクステンションプレート5を開口4aから外側に引き出し、図21に示すように、サンバイザ本体2の遮光面積に対してエクステンションプレート5の遮光面積を付加することで、トータルとしての遮光面積を拡大するというものであるが、図示するように、サンバイザ本体2の縦幅(図中aで示す)に対して、エクステンションプレート5の縦幅(図中bで示す)が短寸であるため、図中cで示す寸法分のスキが生じ、このスキを通して直射日光がサイドウインドウ越しに入射することで、充分な遮蔽効果を確保できるとは言い難いものであった。
【0009】
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、エクステンションユニット付きサンバイザにおいて、エクステンションプレートの幅寸法の制約を解消でき、遮光面積を拡大して、乗員の安全走行に大きく貢献できるエクステンションユニット付きサンバイザを提供することを目的とする。
【0010】
更に、この発明は、エクステンションユニット付きサンバイザにおいて、サンバイザ本体へのエクステンションユニットの組み付けが簡単かつ円滑に行なえ、製作コストを低減化できるとともに、組み付け作業性を高めたエクステンションユニット付きサンバイザを提供することを更なる目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本願発明は、所望の遮光面積を有するサンバイザ本体に内装されたエクステンションユニットからエクステンションプレートを引き出すことにより、遮光範囲を拡大できるようにしたエクステンションユニット付きサンバイザであって、前記エクステンションユニットは、ケース内に引き出し自在にエクステンションプレートが収容されるとともに、このエクステンションプレートの一面にサブプレートが回動可能に支持され、ケースからエクステンションプレートを引き出し操作した際、エクステンションプレートとサブプレートとが一体に外方に引き出されるとともに、エクステンションプレートの引き出し終了間際にケースの内面に設けたガイドピンがサブプレートに設けた送り孔の傾斜カム部に摺接することで、サブプレートがエクステンションプレートの上縁部から上方部分に向けて立ち上がり、遮光範囲を拡大できることを特徴とする。
【0012】
ここで、サンバイザ本体は、サンバイザコアの外表面をサンバイザ表皮により被包して構成され、サンバイザコアとしては、射出成形体からなる中空芯材や、フレーム状のワイヤフレームをインサートした発泡ビーズ成形体等が使用できる。
【0013】
次いで、サンバイザ本体内部に装着されるエクステンションユニットは、ケースとケース内に引き出し可能に収納されるエクステンションプレート並びにエクステンションプレートの一面(裏面)に回動可能に支持され、エクステンションプレートの引き出し途中まではエクステンションプレートと一体にスライドし、エクステンションプレートの引き出し完了前にエクステンションプレートの引き出し操作に連動して上方に立ち上がるサブプレートから構成されている。
【0014】
上記ケース、エクステンションプレート及びサブプレートは、PP(ポリプロピレン)樹脂等の合成樹脂の射出成形体から構成されている。
【0015】
例えば、エクステンションプレートの一面(裏面)側にサブプレートが重ね合わされ、エクステンションプレートの孔内にサブプレートの軸支ピンを挿入することで、サブプレートはエクステンションプレートの裏面側に回動可能に支持される。更にケースの内面に突設したガイドピンがサブプレートの長手方向に沿って略水平に開設されている送り孔に開設され、このガイドピンはエクステンションプレート及びサブプレートの引き出し操作時にサブプレートの送り孔に沿って摺接し、送り孔の後端側(エクステンションプレートに対する支持側)付近に傾斜カム部が設けられているため、ガイドピンが送り孔における傾斜カム部内を移動する際、双方のカム作用により、エクステンションプレートの引き出し操作に連動して、サブプレートが上方に向けて回動する。
【0016】
従って、本願発明によれば、エクステンションユニットにおけるケースからエクステンションプレートを外方に引き出し操作すれば、サブプレートもエクステンションプレートと一体に引き出され、更に、ケース内面に設けたガイドピンがサブプレートの送り孔に沿って移動するとともに、送り孔後端部に設けた傾斜カム部をガイドピンが通過することで、双方のカム作用によりサブプレートは天井側に向けて回動し、エクステンションプレートと天井との間の隙間をサブプレートにより遮蔽することができる。
【0017】
次いで、本発明の別の実施形態は、前記サブプレートの裏面には、送り孔と連通するガイド溝部が後部端末側に向けて設けられ、このガイド溝部を通してガイドピンをサブプレートの送り孔内に挿入操作することにより、サンバイザ本体に予め組み込んだケース内にエクステンションプレートとサブプレートとを挿入可能としたことを特徴とする。
【0018】
従って、サンバイザ本体にエクステンションユニットを組み付ける際、エクステンションユニットにおけるケースをサンバイザ本体に組み込んで、その後、ケース内にエクステンションプレートとサブプレートを重ね合わせてケース内に挿入すれば、エクステンションユニットの組み付けを簡単かつ廉価に行なうことができる。
【0019】
また、本実施形態における好ましい実施態様としては、エクステンションプレートの引き出し操作時、サブプレートに設けた送り孔からガイドピンがガイド溝部を通して外部に脱落するのを防止するために、ガイド溝部の送り孔側端末にガイドピンの脱落を規制する折曲片を設けるのが良く、また、ケース内にエクステンションプレートとサブプレートの挿入操作を円滑に行なうために、ガイドピンにテーパー状のガイド面を形成したり、あるいは上記折曲片やガイドピンが撓み変形可能な構成を採用すれば、エクステンションプレート及びサブプレートの挿入作業を円滑に進めることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るエクステンションユニット付きサンバイザの好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0021】
図1乃至図9は本発明に係るエクステンションユニット付きサンバイザの第1実施形態を示すもので、図1はエクステンションユニット付きサンバイザをサイドウインドウ側に展開した状態を示す正面図、図2は同エクステンションユニット付きサンバイザにおけるエクステンションユニットの構成を示す分解図、図3は同エクステンションユニットにおけるエクステンションプレートとサブプレートとの支持構造を示す断面図、図4は同エクステンションユニットにおけるエクステンションプレートの引き出し完了時の状態を示す断面図、図5乃至図7は同エクステンションユニット付きサンバイザにおけるエクステンションプレートの引き出し操作を示すもので、図5は引き出し前の状態、図6は引き出し途中の状態、図7は引き出し完了時の状態を示すそれぞれ説明図、図8,図9は同エクステンションユニット付きサンバイザの変形例でありサブプレートに設けた送り孔の変形例を示す各説明図である。
【0022】
更に、図10乃至図19は本発明に係るエクステンションユニット付きサンバイザの第2実施形態を示すもので、図10は同エクステンションユニットにおけるサブプレートを示す正面図、図11は同エクステンションユニットにおけるケース内にエクステンションプレートとサブプレートを挿入する状態を示す説明図、図12は同エクステンションユニットにおけるケース内にエクステンションプレートとサブプレートを挿入する状態を示すサブプレートの変形例を示す説明図、図13はサブプレートの変形例を示す正面図、図14は図13に示すサブプレートにおけるガイド溝部の拡大図、図15はサブプレートの変形例を示す説明図、図16は図15に示すサブプレートの斜視図、図17乃至図19はケース内に挿入するエクステンションプレート及びサブプレートの挿入操作を円滑にするための各変形例の説明図である。
【0023】
まず、図1乃至図10に基づいて、本発明の第1実施形態について説明する。図面において、本発明に係るエクステンションユニット付きサンバイザ10は、所望の遮光面積を有するサンバイザ本体20と、このサンバイザ本体20に内装されるエクステンションユニット30とから大略構成されている。
【0024】
更に詳しくは、サンバイザ本体20は、L字状の回動用シャフト21により回動可能に支承され、この回動用シャフト21はブラケット22に挿通され、ブラケット22を車体天井側にビス等により取付固定することにより、サンバイザ本体20が車体側に取り付けられている。
【0025】
従って、サンバイザ本体20を回動用シャフト21の軸廻りに回動操作することにより、サンバイザ本体20を上下方向に回動操作できるとともに、回動用シャフト21をブラケット22廻りに回動操作することにより、左右方向、すなわちフロントウインドウ側とサイドウインドウ側からの遮光機能が得られる。
【0026】
図1はサンバイザ本体20を下方向に回動操作した後、サイドウインドウ側に旋回した状態を示す正面図である。また、図示はしないが、サンバイザ本体20は、サンバイザコアの外表面をサンバイザ表皮により被包して構成され、サンバイザコアとしては、PP樹脂など、汎用の合成樹脂の射出成形体や、PPビーズ発泡成形体等が使用でき、サンバイザ表皮は、織布、不織布、合成樹脂シート等が使用できる。本実施形態では、エクステンションユニット30は、PPビーズ発泡成形体からなるサンバイザコアに設けた格納凹部23内に収容された後、サンバイザ表皮により被包して構成されている。
【0027】
次いで、エクステンションユニット30の構成について図2乃至図4を基に説明する。エクステンションユニット30は、偏平状のケース31(上面側ケース31aと下面側ケース31bの内面同士を向き合わせて、双方のフランジを超音波溶着等により接合して偏平中空状のケース31を構成する)と、ケース31内部に引き出し自在に収容される略矩形状のエクステンションプレート32と、エクステンションプレート32の裏面側に重ね合わされ、回動自在に支持されるサブプレート33とから大略構成されている。上記ケース31、エクステンションプレート32及びサブプレート33は、いずれもPP等の汎用の合成樹脂の射出成形体から構成されている。尚、サンバイザコアとして、合成樹脂の射出成形体を使用する場合には、上記ケース31をサンバイザコア内面に一体形成しても良い。
【0028】
そして、エクステンションプレート32の裏面側にサブプレート33が重ね合わされ、サブプレート33の軸支ピン33aがエクステンションプレート32の孔32a内に挿入され、この軸支ピン33aを中心として、サブプレート33はエクステンションプレート32の下面側で回動自在に支持されている(図3参照)。
【0029】
更に詳しくは、ケース31に収容されるエクステンションプレート32は、引き出しストロークを規制するストッパー片34aが表面側から切り起こし形成され、上面側のケース31aの開口近くには、ストッパー片34aと突き当る受け用突起34bが形成されている(図4参照)。
【0030】
更に、ケース31(特に下面側のケース31b)とサブプレート33との関係について以下に説明する。まず、下面側のケース31bの内面にガイドピン35が突設されているとともに、サブプレート33には、エクステンションプレート32の引き出し方向に沿って延びる長孔状の送り孔36が開設されている。そして、この送り孔36は、ガイドピン35がこの送り孔36に沿って移動可能なようにガイドピン35の径よりやや大きな幅を備え、送り孔36の両端末(引き出し端側を前端、その反対側を後端)とした場合、送り孔36の後端側は、下方に湾曲状にカーブする傾斜カム部36aが設けられている。
【0031】
また、ケース31の入口側は、ガーニッシュ37が取り付けられ、ガーニッシュ37は、エクステンションプレート32を引き出すための開口37aを備えるとともに、サンバイザ本体20の表面側にこのガーニッシュ37が露出する構成となっている。
【0032】
そして、ケース31からエクステンションプレート32及びサブプレート33を外方に向けて引き出す際、下面側のケース31bに設けたガイドピン35が送り孔36の直線部分を摺動する時は、サブプレート33はエクステンションプレート32と一体にスライドするが、エクステンションプレート32の引き出し完了時には、ガイドピン35が送り孔36の傾斜カム部36aに到達するため、双方の間でカム作用が生じ、エクステンションプレート32に対してサブプレート33が回動することになる。
【0033】
このことにより、サブプレート33が従来の隙間(エクステンションプレート32の上縁部上方に生じる隙間)を埋めるように天井側に立ち上がり動作することが特徴である。尚、サンバイザ本体20に対するエクステンションユニット30の組み付け構造は、下面側のケース31bの内面にエクステンションプレート32とサブプレート33をサブプレート33が下面側のケース31bと対向するように内部に収容する。
【0034】
このとき、エクステンションプレート32の孔32a内にサブプレート33の軸支ピン33aが挿入され、カシメ加工されているとともに、サブプレート33の送り孔36内に下面側のケース31bのガイドピン35を挿入するようにセットされる。
【0035】
その後、下面側のケース31bに対して上面側のケース31aを双方の内面側を向き合わせてフランジ間を超音波溶着等により接合固着することで、エクステンションユニット30を製作し、サンバイザ本体20におけるサンバイザコアの格納凹部23内にエクステンションユニット30をセットした後、サンバイザコアの外表面をサンバイザ表皮により被包してサンバイザ本体20を製造する。
【0036】
このとき、エクステンションユニット30におけるエクステンションプレート32の引き出し端は、予めサンバイザ表皮に切欠きが設けられており、サンバイザ表皮で被包した後、ガーニッシュ37をエクステンションユニット30におけるケース31の開口に嵌め込むことにより、サンバイザ本体20に対してエクステンションユニット30の組み付けを完了する。
【0037】
次に、図5乃至図7に基づいて、本実施形態におけるエクステンションユニット付きサンバイザ10におけるエクステンションユニット30の動作説明を行なう。
【0038】
図5は、エクステンションユニット30のケース31内部にエクステンションプレート32及びサブプレート33が収容されている状態である。そして、サンバイザ本体20の表面には、ガーニッシュ37が露出しており、ガーニッシュ37の開口37aを通してエクステンションプレート32の引き出し端32bが臨んでいる。
【0039】
まず、図5に示すように、サンバイザ本体20をサイドウインドウ側に展開操作した後、遮光面積を拡大させるためには、このエクステンションプレート32の引き出し端32bを図5中矢印方向に沿って、図示しないセンターピラー側に向けて引き出し操作する。
【0040】
図6は、エクステンションプレート32の引き出し途中状態を示すもので、エクステンションプレート32を引き出せば、エクステンションプレート32の裏面側に支持されているサブプレート33も同時に外方に引き出される。
【0041】
このとき、サブプレート33は、エクステンションプレート32の引き出し操作に連繋して、サブプレート33の送り孔36内に下面側のケース31bに設けたガイドピン35が摺接することで、エクステンションプレート32及びサブプレート33は上下方向にガタツクことがなく、円滑にスライド操作することができる。
【0042】
次いで、図7に示すように、エクステンションプレート32の引き出し操作が完了する間際には、下面側のケース31bに突設したガイドピン35がサブプレート33における送り孔36の傾斜カム部36aを通過し、このとき、傾斜カム部36aにガイドピン35が移動することで、サブプレート33は軸支ピン33aを中心にして図7中反時計廻り方向に回動することで、エクステンションプレート32と天井との間の隙間を埋めるように回動する。
【0043】
このように、本発明に係る第1実施形態においては、エクステンションプレート32の引き出し操作と連繋して、サブプレート33が従来のスキを埋めるように回動することで、遮光範囲を拡大することができ、安全走行に大きく貢献することができる。
【0044】
更に、図8,図9は、第1実施形態の変形例を示すもので、サブプレート33の円滑な動作を図るために、サブプレート33の送り孔36の前端36b、あるいは後端36cでガイドピン35が確実に保持される構成が開示されている。図9では、送り孔36の前端36bのみについて説明するが、図9(a)に示すように、送り孔36の片側に突片36dを突設するか、あるいは図9(b)に示すように、両側から突片36dを設け、送り孔36の前端36b、あるいは後端36cでガイドピン35を確実にロックすることで、サブプレート33の確実な保持を図ることができる。
【0045】
次に、図10乃至図19は、本発明の第2実施形態を示すもので、この第2実施形態においては、エクステンションユニット30の組み付け操作を簡素化することで、製作コストを低減できる。尚、第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0046】
そして、この第2実施形態においては、第1実施形態と変更されている点はサブプレート33の構成である。すなわち、図10に示すように、サブプレート33は、引き出し方向に沿って延びる細長状の送り孔36が開設されており、この送り孔36を後端側で下方向に湾曲状に傾斜カム部36aが形成されているが、この第2実施形態においては、送り孔36の直線部分の延長線上には、サブプレート33の裏面側に肉抜きを施したガイド溝部38が形成されている。
【0047】
すなわち、図11に示すように、下面側ケース31bと上面側ケース31aを予め接合して、ケース31を形成し、サンバイザ本体20側に組み込んだケース31内部にエクステンションプレート32及びサブプレート33を挿入する際、下面側ケース31bの内面に突設したガイドピン35との干渉を避け、かつサブプレート33の送り孔36内にこのガイドピン35を案内させることが必要である。
【0048】
そのために、送り孔36とサブプレート33の後端との間に形成したガイド溝部38を送り孔36の直線部分の延長線上に設けることにより、ガイドピン35が送り孔36内に円滑に収容される。このガイド溝部38は、サブプレート33の後端側端末近くで溝深さが深くなるようなテーパー状に設定されているのが好ましい。
【0049】
また、サブプレート33がガイドピン35に乗り上げ易いように、ガイドピン35の前部側にR加工を施したガイド面35aを形成すれば、サブプレート33の挿入作業性を向上させることができる。更に、図12に示すように、ガイド溝部38の後端側は、突起38bにより一旦ガイドピン35を送り孔36に収容した後は、ガイドピン35が送り孔36から脱落するのを規制できる。
【0050】
従って、以上のように、サブプレート33における送り孔36の直線部分の延長線上にガイド溝部38を形成することで、以下のエクステンションユニット30の組み付けが可能となる。
【0051】
すなわち、上面側ケース31aと下面側ケース31bとを接合して、ケース31を作製し、ケース31をサンバイザコアの格納凹部23内にセットし、サンバイザ表皮により被包することで、予めケース31をサンバイザ本体20に一体化する。
【0052】
次いで、ケース31内部に上述したようにエクステンションプレート32とサブプレート33をサブプレート33に設けたガイド溝部38を利用して挿入し、その後、ケース31の入口部分にガーニッシュ37を差し込み、エクステンションユニット30をサンバイザ本体20に組み付ける作業を完了させる。
【0053】
従って、ケース31単体をサンバイザ本体20に前もって組み付けることで、第1実施形態に比べ、エクステンションユニット30の組み付け作業を簡素化できる利点がある。
【0054】
また、図13乃至図19は、第2実施形態の変形例を示すもので、例えば、図13,図14に示すように、サブプレート33に形成するガイド溝部38の入口部分をガイド溝部38の溝幅bに対して入口部の幅aを幅広に設定しておけば、サブプレート33をケース31内に挿入する際の作業性を高めることができるとともに、図15,図16に示すように、ガイド溝部38における送り孔36側の端末に折曲片39を形成し、この折曲片39を図15中矢印方向に撓み変形可能に構成する。
【0055】
従って、ケース31内にエクステンションプレート32とサブプレート33とを挿入する際、ガイドピン35はサブプレート33のガイド溝部38を通過し、最終的に折曲片39を内方に撓ませながら乗り上げて、送り孔36内に収容されるが、折曲片39により送り孔36からガイドピン35が脱落するのを未然に防止できるとともに、折曲片39のクリック作用により、作業完了を確認することができるという利点がある。
【0056】
更に、図17に示すように、折曲片39を撓み変形させる際、撓み変形量を確保するために、エクステンションプレート32に凹部39aを設けるのが良く、また、図18,図19に示すように、サブプレート33に設ける折曲片39に替えて、下面側のケース31bの内面に突設するガイドピン35の周囲にコ字状スリット35bを開設し、ガイドピン35と周囲のフランジ35cを下面側に撓み変形させることで、サブプレート33をケース31内に挿入する際の作業性を円滑にすることもできる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明に係るエクステンションユニット付きサンバイザは、ケース内に引き出し自在なエクステンションプレートと、このエクステンションプレートの引き出し操作に連繋して回動するサブプレートを収容し、エクステンションプレートの引き出し操作により、遮光面積の拡大を図るとともに、サブプレートとケースとの間のカム作用によりエクステンションプレートに対してサブプレートが上方に回動し、エクステンションプレートの上部側を更に遮光することで、より遮光面積を拡大させることができるため、本来遮蔽が困難であったエクステンションプレート上方部分をサブプレートで遮蔽することができることから、安全走行に大きく貢献できるという効果を有する。
【0058】
更に、本発明に係るエクステンションユニット付きサンバイザは、ケースに設けたガイドピンとサブプレートに設けた送り孔との間のカム作用により、エクステンションプレートの引き出し操作に連動して、サブプレートが回動して、遮光面積の拡大を図るという構成を採用するとともに、特に、サブプレートの送り孔に連接してガイド溝部を形成することで、サンバイザ本体内部にケースを組み込んでサンバイザ本体を作製した後、サンバイザ本体に取り付けたケース内部にエクステンションプレートとサブプレートをサブプレートのガイド溝部を利用して挿入することができるため、エクステンションユニットの組み付け作業性を簡単かつ廉価に行なえ、また、送り孔の傾斜カム部形状を変更した仕様違いのサブプレートを互換でき、機能性を高めることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエクステンションユニット付きサンバイザの第1実施形態におけるエクステンションプレートの収納状態を示す正面図である。
【図2】図1に示すエクステンションユニット付きサンバイザにおけるエクステンションユニットの構成を示す分解図である。
【図3】図1に示すエクステンションユニット付きサンバイザにおけるエクステンションプレートとサブプレートとの関係を示す断面図である。
【図4】図1に示すエクステンションユニット付きサンバイザにおけるエクステンションユニットのストッパー部の構成を示す断面図である。
【図5】図1に示すエクステンションユニット付きサンバイザにおけるエクステンションプレートの引き出し前の状態を示す説明図である。
【図6】図1に示すエクステンションユニット付きサンバイザにおけるエクステンションプレートの引き出し途中の状態を示す説明図である。
【図7】図1に示すエクステンションユニット付きサンバイザにおけるエクステンションプレートの引き出し操作並びにサブプレートの回動操作を示す説明図である。
【図8】図1に示すエクステンションユニット付きサンバイザにおけるサブプレートの送り孔の変形例を示す正面図である。
【図9】図8に示すエクステンションユニットにおける送り孔の端末部分の構成を示す説明図である。
【図10】本発明に係るエクステンションユニット付きサンバイザの第2実施形態に使用するサブプレートを示す正面図である。
【図11】図10に示すサブプレートをケースに挿入する状態を示す説明図である。
【図12】図11に示す構造の変形例を示す断面図である。
【図13】本発明に係るエクステンションユニット付きサンバイザの第2実施形態におけるサブプレートの変形例を示す正面図である。
【図14】図13に示すサブプレートの要部拡大図である。
【図15】本発明に係るエクステンションユニット付きサンバイザの第2実施形態におけるサブプレートの変形例を示すもので、ケースに挿入する状態を示す説明図である。
【図16】図15に示すサブプレートの要部斜視図である。
【図17】本発明に係るエクステンションユニット付きサンバイザの第2実施形態におけるサブプレートの変形例を示す断面図である。
【図18】本発明に係るエクステンションユニット付きサンバイザの第2実施形態におけるガイドピンの変形例を示す断面図である。
【図19】図18に示すガイドピン付近を示す斜視図である。
【図20】従来のエクステンションユニット付きサンバイザを示す正面図である。
【図21】従来のエクステンションユニット付きサンバイザにおけるエクステンションプレートを引き出した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 エクステンションユニット付きサンバイザ
20 サンバイザ本体
21 回動用シャフト
22 ブラケット
23 格納凹部
30 エクステンションユニット
31 ケース
31a 上面側ケース
31b 下面側ケース
32 エクステンションプレート
32a 孔
32b 引き出し端
33 サブプレート
33a 軸支ピン
34a ストッパー片
34b 受け用突起
35 ガイドピン
36 送り孔
36a 傾斜カム部
37 ガーニッシュ
38 ガイド溝部
39 折曲片

Claims (6)

  1. 所望の遮光面積を有するサンバイザ本体(20)に内装されたエクステンションユニット(30)からエクステンションプレート(32)を引き出すことにより、遮光範囲を拡大できるようにしたエクステンションユニット付きサンバイザ(10)であって、
    前記エクステンションユニット(30)は、ケース(31)内に引き出し自在にエクステンションプレート(32)が収容されるとともに、このエクステンションプレート(32)の一面にサブプレート(33)が回動可能に支持され、ケース(31)からエクステンションプレート(32)を引き出し操作した際、エクステンションプレート(32)とサブプレート(33)とが一体に外方に引き出されるとともに、エクステンションプレート(32)の引き出し終了間際にケース(31)の内面に設けたガイドピン(35)がサブプレート(33)に設けた送り孔(36)の傾斜カム部(36a)に摺接することで、サブプレート(33)がエクステンションプレート(32)の上縁部から上方部分に向けて立ち上がり、遮光範囲を拡大できることを特徴とするエクステンションユニット付きサンバイザ。
  2. 前記サブプレート(33)に設けられる送り孔(36)の端末部の少なくとも一方側には、ガイドピン(35)を保持する突片(36d)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のエクステンションユニット付きサンバイザ。
  3. 前記サブプレート(33)の裏面には、送り孔(36)と連通するガイド溝部(38)が後部端末側に向けて設けられ、このガイド溝部(38)を通してガイドピン(35)をサブプレート(33)の送り孔(36)内に挿入操作することにより、サンバイザ本体(20)に予め組み込んだケース(31)内にエクステンションプレート(32)とサブプレート(33)とを挿入可能としたことを特徴とする請求項1又は2に記載のエクステンションユニット付きサンバイザ。
  4. 前記ケース(31)の内面に突設されるガイドピン(35)の前面側には傾斜面(35a)が設けられていることにより、ケース(31)内にエクステンションプレート(32)及びサブプレート(33)を挿入する際、サブプレート(33)のガイド溝部(38)をガイドピン(35)が円滑に通過できるようにしたことを特徴とする請求項3に記載のエクステンションユニット付きサンバイザ。
  5. 前記サブプレート(33)におけるガイド溝部(38)の送り孔(36)側端末には、送り孔(36)からガイドピン(35)が脱落するのを規制する折曲片(39)が設けられていることを特徴とする請求項3又は4に記載のエクステンションユニット付きサンバイザ。
  6. 前記折曲片(39)並びにガイドピン(35)の少なくとも一方は、ケース(31)内にサブプレート(33)を挿入する際、撓み変形可能に構成されていることを特徴とする請求項5に記載のエクステンションユニット付きサンバイザ。
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US10336164B1 (en) 2017-12-21 2019-07-02 Ford Global Technologies, Llc Sun visor assembly

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