JP5424934B2 - 車両用サンバイザ - Google Patents

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この発明は、日除け機能を有するサンバイザ本体をシャフトにより回動可能に支承してなる車両用サンバイザに係り、特に、サンバイザ本体に外部から負荷が加わっても、サンバイザ本体内部のワイヤフレームとサポートとの組み付けが緩んだりすることがなく、両者の取付強度を高めることで、サンバイザ本体の良好な回動操作性が期待できるとともに、耐衝撃性能を高めた車両用サンバイザに関する。
通常、図13に示すように、車両の運転席の斜め上方には、直射日光や夜間対向車のライト等の眩惑を防止して、良好な走行視界を確保できるように、車両用サンバイザ1が設けられている。この車両用サンバイザ1は、日除け機能を有するサンバイザ本体2がシャフト3により回動可能に支承されており、このシャフト3は、天井4側に取り付けられたブラケット3aに回動可能に挿通されている。
そして、上記サンバイザ本体2は、PP(ポリプロピレン)ビーズ発泡成形体等のサンバイザコア2aの外表面をクロス等のサンバイザ表皮2bで被包して構成されている。更に、サンバイザコア2aには、サンバイザ本体2の製品形状を保持するループ状のワイヤフレーム5、並びにシャフト3を軸受けするサポート6が設けられている。また、サンバイザ本体2はシャフト3により支持される一方、シャフト3の反対側には補助ノブ2cが設定され、天井4に取り付けられたホルダ2dにこの補助ノブ2cを係合させることでサンバイザ本体2の2点支持構造が採用されている。
次に、車両用サンバイザ1の使用形態について説明する。まず、車両用サンバイザ1の使用時には、天井4に格納されているサンバイザ本体2をシャフト3の軸芯周りに下方向に回動操作して、フロントウインドウ4aとほぼ平行となるように位置決めすれば、前方からの直射日光等を遮蔽することができる。一方、側方からの直射日光等を遮蔽する際は、車両用サンバイザ1の補助ノブ2cをホルダ2dから外し、シャフト3をブラケット3a内で回動操作することで、サンバイザ本体2をサイドウインドウ4b側に回動操作することにより、図13において点線で示す位置に位置決めして、側方からの直射日光等を遮蔽するようにしている。
ここで、従来使用しているサンバイザ本体2の構造は、上述したように、サンバイザコア2aに対してワイヤフレーム5、並びにサポート6が設けられているが、ワイヤフレーム5とサポート6とは図に示すように、ワイヤフレーム5の端末5aをサポート6の端面6aに設けたワイヤ挿入孔6b内に圧入嵌めしてワイヤフレーム5とサポート6との一体化を図っている。従来のサポート6に対するワイヤフレーム5の組み付け構造については、特許文献1に詳細に示されている。
特開平10−250367号公報
このように、従来の車両用サンバイザ1においては、サンバイザ本体2におけるサンバイザコア2aの内部には、サンバイザ本体2の製品形状を付与するワイヤフレーム5並びにシャフト3を軸受けするサポート6が設けられ、サポート6の挿通孔6b内にワイヤフレーム5の端末5aを挿入することで両者を組み付けているが、例えば、図13において点線で示すように、サイドウインドウ4b側に車両用サンバイザ1のサンバイザ本体2を位置決めしている時にカーテン式エアバッグ7が展開動作すれば、サンバイザ本体2は下縁側が室内方向に移動するように回動する。すなわち、サポート6に対してワイヤフレーム5が回動して、両者の組み付けが緩むことで、サンバイザ本体2の回動操作時の感触を悪化させるという不具合が指摘されている。更に、両者の組み付けが緩めば、サポート6からワイヤフレーム5が脱落する恐れがあり、ワイヤフレーム5をサポート6に対して再度組み付ける面倒な修復作業を必要とする等の問題点が指摘されている。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、サンバイザ本体に外部からの衝撃が加わっても、ワイヤフレームとサポートとの組み付けが緩んだりすることがなく、サンバイザ本体の回動操作性を良好に維持できるとともに、耐衝撃性能を高めた車両用サンバイザを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、日除け機能を有するサンバイザ本体を車体側に取り付けたシャフトにより回動可能に支承してなる車両用サンバイザにおいて、前記サンバイザ本体は、サンバイザ本体の外形状を保持するループ状に曲成されたワイヤフレームとシャフトを回動可能に軸受けするサポートとを内部に備えており、上記ワイヤフレームとサポートとの組み付け構造は、ワイヤフレームの端末に設けた挿通部をサポートの孔部内に挿通固定するとともに、ワイヤフレームの挿通部先端には、扁平状のプレート部が形成され、このプレート部を収容できるように、サポートの孔部には扁平孔部が設けられており、この扁平孔部内にワイヤフレームのプレート部を係合させることでワイヤフレームとサポートとの組み付け強度を高めたことを特徴とする。
ここで、車両用サンバイザとしては、シャフトを基にサンバイザ本体が上下方向に回動可能であるとともに、ブラケット内でシャフト自体を回動操作することで、サンバイザ本体を左右方向にも回動できる通常のタイプに適用できることは勿論、補助バイザやセンターバイザのように、上下方向のみに回動可能な構造でも良く、製品形状を保持するループ状のワイヤフレームとシャフトを軸受けするホルダとを備えたサンバイザ本体を備えるものであれば、複数のタイプのサンバイザに適用することができる。また、サンバイザ本体自体の構成は限定するものではない。例えば、ビーズ発泡成形体からなるサンバイザコアの外表面を布地表皮等で被包して構成しても良く、サンバイザコアの外表面に印刷加工や植毛加工を施したものでも良い。
次いで、本発明に使用するワイヤフレームとサポートとの組み付け構造については、ワイヤフレームの端末には、サポートの孔部に挿入する挿通部が設けられているとともに、この挿通部の先端部分には、扁平状に潰したプレート部が設定され、このプレート部に対応するサポートには、ワイヤ挿通孔部に連通する扁平孔部が設けられている。
従って、ワイヤフレームの挿通部をサポートの孔部に挿入すれば、ワイヤフレーム挿入端に設けたプレート部は、サポートの扁平孔部に収容され、扁平孔部とプレート部との接触面積が大きいため、サンバイザ本体に外部からの衝撃が加わっても、サポートに対してワイヤフレームが回動することを有効に防止でき、両者の組み付けが緩んだりすることがなく、サンバイザ本体を回動操作する際の操作性を良好に維持できるとともに、耐衝撃性能を向上させることができ、ワイヤフレームとサポートとの修復作業を不要とできる。
また、所望ならば、サポートの前後端面に嵌合溝を形成し、この嵌合溝と連通するように、孔部を開設しておき、ワイヤフレームについては、L字状の折曲片を形成し、嵌合溝に収容する嵌合部と孔部に挿入する挿通部を設ければ、サポートの嵌合溝内にワイヤフレームの嵌合部が収容されるため、外部からサンバイザ本体に衝撃が加わっても、サポートに対してワイヤフレームが回動することがない。
次いで、本発明の好ましい実施の形態においては、前記サポートの扁平孔部に切欠きが形成され、サンバイザ本体に外部から衝撃が加わり、サポートに対してワイヤフレームに回転が生じても、ワイヤフレームのプレート部がストッパー面に係止することで、ワイヤフレームの抜け止め機能が達成されることを特徴とする。
そして、この実施の形態によれば、サンバイザ本体に外力が加わった際、切欠きの壁面がストッパー面として作用して、ワイヤフレームのプレート部がこのストッパー面に係止することで、サポートの挿通孔からワイヤフレームが抜け落ちることがない。
次いで、本発明の更に好ましい実施の形態は、前記ワイヤフレームのプレート部に固定用ピンを挿通させるピン孔が開設されているとともに、サポートの扁平孔部を貫通する固定用ピンのピン孔がサポートにも開設されており、サポートの孔部内にワイヤフレームの挿通部を挿入し、ワイヤフレームのピン孔及びサポートのピン孔を合致させて、固定用ピンにより固着したことを特徴とする。
そして、この実施の形態によれば、固定用ピンによりワイヤフレームとサポートとが一体化しているため、サンバイザ本体に外部から衝撃が加わっても、ワイヤフレームがサポートから抜け落ちることがない。
以上説明した通り、本発明に係る車両用サンバイザは、サンバイザ本体に内装されているワイヤフレームの挿通端に設けた扁平状のプレート部をサポートの扁平孔部に収容することで、ワイヤフレームとサポートとの組み付け強度を強化するという構成を採用したため、サンバイザ本体に外部からの衝撃が加わっても、サポートに対してワイヤフレームが回動することがなく、サンバイザ本体を回動操作する際の操作性を良好に維持できるとともに、サンバイザ本体の耐衝撃性能を高めることができる。更に、ワイヤフレームとサポートとの修復作業を不要にできるという種々の効果を有する。
本発明に係る車両用サンバイザを示す正面図である。 図1に示す車両用サンバイザにおけるサポートの構成を示す拡大正面図である。 図1に示す車両用サンバイザにおけるワイヤフレームとサポートとの組み付け状態を示す斜視図である。 図1に示す車両用サンバイザにおけるワイヤフレームとサポートとの組み付け状態を示す説明図である。 本発明に係る車両用サンバイザの第1の変形例を示す説明図である。 本発明に係る車両用サンバイザの第2の変形例におけるサポートに対するワイヤフレームの圧入前の状態を示す説明図である。 本発明に係る車両用サンバイザの第2の変形例におけるワイヤフレームの圧入状態を示す断面図である。 本発明に係る車両用サンバイザの第2の変形例における切欠き形成箇所を示す説明図である。 本発明に係る車両用サンバイザの第2の変形例におけるワイヤフレームの抜け落ち防止作用を示す説明図である。 本発明に係る車両用サンバイザの第3の変形例を示す斜視図である。 本発明に係る車両用サンバイザの第3の変形例におけるサポートに対するワイヤフレームの組み付け状態を示す説明図である。 本発明に係る車両用サンバイザの第3の変形例における固定用ピンの装着状態を示す説明図である。 従来の車両用サンバイザを示す正面図である。 従来の車両用サンバイザにおけるワイヤフレームとサポートとの組み付け状態を示す説明図である。 従来の車両用サンバイザに外部から衝撃が加わった際の状態を示す説明図である。
以下、本発明に係る車両用サンバイザの好適な実施例について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。尚、念のため付言すれば、本発明の要旨は特許請求の範囲に記載した通りであり、以下に説明する実施例の内容は、本発明の一例を単に示すものに過ぎない。
図1乃至図12は、本発明に係る車両用サンバイザの実施例を示すもので、図1は車両用サンバイザを示す正面図、図2,図3は同車両用サンバイザにおけるワイヤフレームとサポートとを示す正面図並びに斜視図、図4は同車両用サンバイザにおけるサポートにワイヤフレームを組み付ける状態を示す説明図、図5は本発明に係る車両用サンバイザの第1の変形例を示す説明図、図6乃至図9は本発明に係る車両用サンバイザにおける第2の変形例を示すもので、図6はサポートに対するワイヤフレームの組み付け状態を示す説明図、図7はサポートにワイヤフレームを組み付ける状態を示す断面図、図8はサポートの要部を示す斜視図、図9は第2の変形例の作用を示す説明図である。また、図10乃至図12は第3の変形例を示すもので、図10はサポートにワイヤフレームを組み付けた状態を示す斜視図、図11はサポートにワイヤフレームを組み付けた状態を示す説明図、図12はワイヤフレームとサポートとを固定用ピンで固着する状態を示す説明図である。
まず、図1乃至図4に基づいて、本発明の一実施例について説明する。図1において、車両用サンバイザ10は、所望の遮光面積を有するサンバイザ本体20がシャフト30により回動可能に支承され、このシャフト30は、ブラケット31に回動可能に挿通支持されている。そして、このブラケット31は、ルーフトリムRTに取り付けられ、図示しない車体パネルにビス等により固定されている。
次いで、サンバイザ本体20の構成について説明する。尚、図1では、便宜的にサンバイザ本体20におけるサンバイザ表皮22の一部を切り欠いた状態を示している。上記サンバイザ本体20は、PP(ポリプロピレン)ビーズ発泡成形体を所要形状にビーズ発泡成形してなるサンバイザコア21の外表面を不織布シート、クロスシート、樹脂シート等から選択されたサンバイザ表皮22により被包して構成されている。そして、サンバイザコア21の成形時に、本発明の特徴的な構成部分であるループ状のワイヤフレーム40とシャフト30を軸受けするサポート50とがサンバイザコア21に設けられている。尚、シャフト30取付側の反対側のワイヤフレーム40に補助ノブ23が取り付けられ、この補助ノブ23は、ルーフトリムRTに設けられたホルダ24に係着され、フロントウインドウFWを遮蔽する状態では、シャフト30と補助ノブ23との2点でサンバイザ本体20が支持される。
次に、車両用サンバイザ10の使用形態について説明する。車両用サンバイザ10の非使用状態では、ルーフトリムRT側にサンバイザ本体20が格納されているが、使用時には、シャフト30の軸芯周りにサンバイザ本体20を下方向に回動操作して、フロントウインドウFWと略平行となる位置に位置決めすれば、フロントウインドウFWを通しての直射日光や夜間対向車のライト等の眩惑から乗員の視界を保護することができる。
更に、直射日光が側方から侵入する場合等では、シャフト30をブラケット31内で左右方向に回動操作して、図1中サンバイザ本体20を点線で示す位置に位置決めすれば、サイドウインドウSWからの直射日光等を有効に遮蔽することができる。
ところで、本発明に係る車両用サンバイザ10は、例えば、サンバイザ本体20をサイドウインドウSW側に位置決めしている際に、カーテン式エアバッグが作動し、カーテン式エアバッグの膨張により、サンバイザ本体20が押圧された時等のように、外部からの負荷が加わった際の耐衝撃性能を高めたことが特徴である。すなわち、サンバイザ本体20に外部からの衝撃が加わっても、サンバイザ本体20にインサートされているワイヤフレーム40とサポート50との組み付けが緩むという不具合を未然に防止できるように、ワイヤフレーム40とサポート50との組み付け強度を強化することで、サンバイザ本体20の良好な回動操作性を維持するとともに、面倒な修復作業を不要にできる等、耐衝撃性能に優れた車両用サンバイザ10を提供するものである。
その具体的な構成としては、図2乃至図4に示すように、サンバイザコア21内にインサートされ、車両用サンバイザ10の製品形状を保持するループ状のワイヤフレーム40は、対向する端末に二段に折曲した折曲片41が形成され、各折曲片41はサポート50のフロント側端面50a並びにリヤ側端面50bに対向しているとともに、この折曲片41は、サポート50の孔部内に挿通される挿通部42と、サポート50の各端面50a,50bに嵌着保持される嵌合部43とからなっている。そして、本発明の特徴部分として、ワイヤフレーム40の端末に設けた折曲片41の先端部分には、扁平状に圧縮加工したプレート部44が形成されている。
一方、サポート50は、ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリプロピレン樹脂等、汎用の熱可塑性樹脂を射出成形することにより、図示する形状に成形されており、フロント側及びリヤ側にそれぞれシャフト30を軸受けする軸受部51a,51bが形成され、各軸受部51a,51b間に開口52が設定され、この開口52内にシャフト30に弾接して回動トルク力を付与する板バネ25が装着されている。
従って、フロント側並びにリヤ側の各軸受部51a,51bには、シャフト30を軸受けする軸受孔53が設けられているとともに、サポート50のフロント側端面50a並びにリヤ側端面50bは、軸受孔53近くから下端側に向けて端面50a,50bの長手方向に沿って、ワイヤフレーム40を嵌着する嵌合溝54が形成され、この嵌合溝54は、半円形状、U字形状に設定され、ワイヤフレーム40の嵌合部43を嵌合保持する。また、この嵌合溝54と連通するように、孔部55が開設されており、この孔部55は、シャフト30の挿通方向と同一方向に開設されており、ワイヤフレーム40の挿通部42とプレート部44に対応するように、それぞれワイヤ挿通孔部55a、扁平孔部55bが設けられている。すなわち、ワイヤ挿通孔部55aは、扁平状のプレート部44が挿入できるように円孔の上下端にそれぞれ上下に伸びる切欠きが設けられた形状であり、ワイヤフレーム40の挿通部42をサポート50のワイヤ挿通孔部55a内に挿入すれば、挿通部42の先端に設けた扁平状のプレート部44は、サポート50の扁平孔部55bに収容され、この部位においては、プレート部44の広い面積でワイヤフレーム40の端末がサポート50に保持されることになる。
このように、本発明におけるサポート50に対するワイヤフレーム40の組み付け構造は、サポート50のフロント側端面50a並びにリヤ側端面50bに設けた嵌合溝54内にワイヤフレーム40の嵌合部43を嵌着保持するとともに、ワイヤフレーム40の先端部分に設けた扁平状のプレート部44をサポート50の扁平孔部55b内に収容したため、サンバイザ本体20に外部からの衝撃が加わっても、サポート50に対してワイヤフレーム40が回転することがなく、サポート50に対してワイヤフレーム40が緩んだりすることがない。従って、サンバイザ本体20を回動操作する際の操作性を長期に亘り良好に維持できるとともに、サポート50に対するワイヤフレーム40のずれ込みを修復する作業を不要とできる。
次いで、図5は本発明に係る車両用サンバイザ10の第1の変形例を示すもので、この変形例においては、ワイヤフレーム40の挿入端部分を圧縮加工して形成されるプレート部44は、圧縮加工面が上下に向くように形状設定されている。そして、このように形状変更しても同様の効果が得られる。
次いで、図6乃至図9は、本発明に係る車両用サンバイザ10の第2の変形例を示すもので、この第2の変形例においては、サポート50に設けられる孔部55の特に扁平孔部55bに対応してサポート50の一方面に切欠き56を形成し、この切欠き56によりワイヤフレーム40のプレート部44と係止するストッパー面56aが設定されている。従って、この第2の変形例においては、サンバイザ本体20に外部からの衝撃が加わり、サポート50に対してワイヤフレーム40が回転した時に、ワイヤフレーム40の抜け方向に外力が加わっても、プレート部44がサポート50のストッパー面56aに突き当たるため、サポート50の孔部55からワイヤフレーム40が抜け落ちることがない。このように、第2の変形例によれば、外部から衝撃が加わっても、サポート50からワイヤフレーム40が外れたりすることがないため、修復作業を不要とでき、耐衝撃性能を著しく高めることができる。
次いで、図10乃至図12は本発明に係る車両用サンバイザ10の第3の変形例を示すもので、この第3の変形例においては、ワイヤフレーム40の挿通部42の先端部分にプレート部44を設け、このプレート部44をサポート50の扁平孔部55b内に収容するという上述実施例の基本構成に加えて、プレート部44にピン孔45を開設するとともに、このピン孔45と合致するピン孔57をサポート50についても開設しておき、サポート50にワイヤフレーム40を挿入して、両者の組み付けを行なった後、ワイヤフレーム40のピン孔45とサポート50のピン孔57とを合致させて、固定用ピン60を図12に示すように挿入固定することで、サポート50に対するワイヤフレーム40の組み付け強度を更に強固なものにすることができる。
以上説明した実施例は、上下方向並びに左右方向に回動できる通常の車両用サンバイザ10に適用したが、上下方向のみに回動可能な補助バイザ、センターバイザに適用することもできる。また、サポート50に対するワイヤフレーム40の組み付け構造が本発明の要部であるため、サンバイザ本体20の構成、例えば、サンバイザ表皮22に替えて、植毛加工や印刷加工を直接サンバイザコア21に施す廉価タイプのものにも適用することができる。
10 車両用サンバイザ
20 サンバイザ本体
21 サンバイザコア
22 サンバイザ表皮
23 補助ノブ
24 ホルダ
25 板バネ
30 シャフト
31 ブラケット
40 ワイヤフレーム
41 折曲片
42 挿通部
43 嵌合部
44 プレート部
45 ピン孔
50 サポート
50a フロント側端面
50b リヤ側端面
51a,51b 軸受部
52 開口
53 軸受孔
54 嵌合溝
55 孔部
55a ワイヤ挿通孔部
55b 扁平孔部
56 切欠き
56a ストッパー面
57 ピン孔
60 固定用ピン
RT ルーフトリム
FW フロントウインドウ
SW サイドウインドウ

Claims (3)

  1. 日除け機能を有するサンバイザ本体(20)を車体側に取り付けたシャフト(30)により回動可能に支承してなる車両用サンバイザ(10)において、
    前記サンバイザ本体(20)は、サンバイザ本体(20)の外形状を保持するループ状に曲成されたワイヤフレーム(40)とシャフト(30)を回動可能に軸受けするサポート(50)とを内部に備えており、上記ワイヤフレーム(40)とサポート(50)との組み付け構造は、ワイヤフレーム(40)の端末に設けた挿通部(42)をサポート(50)の孔部(55)内に挿通固定するとともに、ワイヤフレーム(40)の挿通部(42)先端には、扁平状のプレート部(44)が形成され、このプレート部(44)を収容できるように、サポート(50)の孔部(55)には扁平孔部(55b)が設けられており、この扁平孔部(55b)内にワイヤフレーム(40)のプレート部(44)を係合させることでワイヤフレーム(40)とサポート(50)との組み付け強度を高めたことを特徴とする車両用サンバイザ。
  2. 前記サポート(50)の扁平孔部(55b)に切欠き(56)が形成され、サンバイザ本体(20)に外部から衝撃が加わり、サポート(50)に対してワイヤフレーム(40)に回転が生じても、ワイヤフレーム(40)のプレート部(44)がストッパー面(56a)に係止することで、ワイヤフレーム(40)の抜け止め機能が達成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用サンバイザ。
  3. 前記ワイヤフレーム(40)のプレート部(44)に固定用ピン(60)を挿通させるピン孔(45)が開設されているとともに、サポート(50)の扁平孔部(55b)を貫通する固定用ピン(60)のピン孔(57)がサポート(50)にも開設されており、サポート(50)の孔部(55)内にワイヤフレーム(40)の挿通部(42)を挿入し、ワイヤフレーム(40)のピン孔(45)及びサポート(50)のピン孔(57)を合致させて、固定用ピン(60)により固着したことを特徴とする請求項1に記載の車両用サンバイザ。
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