JP5651349B2 - 車両用サンバイザ - Google Patents

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本発明は車両用サンバイザに関するものであり、特に、カーテン式エアバッグをルーフトリム内に装備した車両に設けられる車両用サンバイザに関する。
一般に、図8及び図9に示すように、自動車の運転席の斜め上方には、直射日光や夜間対向車のライト等の眩惑を防止して、良好な走行視界を確保できるように、車両用サンバイザ11が設けられている。
車両用サンバイザ11は、所望の遮光面積を有する板状のサンバイザ本体12と、このサンバイザ本体12が回動自在に支承されたシャフト13と、このシャフト13が回動可能に支承されたブラケット14と、サンバイザ本体12をフロントウインドウ51a側で保持しておくホルダ20等により構成されている。なお、図8では、サンバイザ本体12は、便宜的にサンバイザ表皮16の一部を切り欠いた状態で示している。
ブラケット14は、ルーフトリム50に取り付けられ、図示しない車体パネルにビス等により固定されている。一方、シャフト13は、下方向に延びる垂下部13aと、この垂下部13aの下端から横方向に延びる横軸部13bを有して概略L字状に形成されており、垂下部13aの一端(上端)部がブラケット14に回動可能に支承され、横軸部13bにサンバイザ本体12が上下方向回動可能に取り付けられている。
サンバイザ本体12は、PP(ポリプロピレン)ビーズ発泡成形体を所要の形状に成形してなるサンバイザコア15と、このサンバイザコア15の外表面を被包してなるサンバイザ表皮16等より構成されている。ここでのサンバイザ表皮16は、不織布シート、クロスシート、樹脂シート等から選択される。また、サンバイザコア15には、その成形時に、ループ状のワイヤフレーム17と、シャフト13を軸受するサポート18がインサートされて設けられている。
なお、図8に示すように、サポート18は、シャフト13の横軸部13bが挿入される一側縁部12a側に偏った位置で、かつ、下部18aをワイヤフレーム17の一部に係合させて設けられる。
一方、ワイヤフレーム17は、同じく図8に示すように、シャフト13が挿入配置される位置を逃げ、かつ、サンバイザコア15の内側に沿って周回するようにループ状を成した状態にして配設されている。このワイヤフレーム17には、一側縁部12aと対抗する反対側の他側縁部12b側に位置して、補助ノブ19が取り付けられている。補助ノブ19は、ルーフトリム50に設けられたホルダ20に係着され、サンバイザ本体12がフロントウインドウ51a側に配設しているとき、このサンバイザ本体12をシャフト30とホルダ20の2点で支持するのに使用される。
また、サンバイザコア15内にインサートされているサポート18は、図8及び図9に示すように、サンバイザ本体12の一側縁部12a側に偏った位置に設けられており、また、シャフト13の横軸部13bも、サンバイザ本体12の左右方向中間位置を符号C(以下、「中間位置C」という)としたとき、その挿入先端部分13cが中間位置Cと側縁部12aのほぼ中間の位置まで突出している状態にして設けられている。
このように構成されている車両用サンバイザ11は、天井面に格納された状態からシャフト13の横軸部13b廻りにサンバイザ本体12を下方向に展開操作して、フロントウインドウ51aとほぼ平行となるように位置決めし、前方からの直射日光等を遮蔽する使用形態(図8に示す状態)と、ブラケット14廻りにシャフト13を回動操作して、サイドウインドウ51bとほぼ平行状に位置決めし、側方からの直射日光等を遮蔽する使用形態(図9に示す状態体)とに切り換えて使用することができる。したがって、サンバイザ本体12は、ブラケット14を支点として、左右方向に展開操作可能となっている。
また、サイドウインドウ51b側にカーテン式エアバッグを装備してなる車両では、例えば図10及び図11に示すようにカーテン式エアバッグ52が、ルーフトリム50と車体パネル53との間に、ルーフトリム50の側縁に沿って配設されている。
そして、図11に示すサイドウインドウ51bへのサンバイザ本体12の展開時に、カーテン式エアバッグ52が作動すると、ルーフトリム50の側縁端末部50aが強制的に押し拡げられてカーテン式エアバッグ52がサイドウインドウ51bとサンバイザ本体12との間で展開動作し、乗員の側部を保護するようになっている。
特開2003−118368号公報。
しかしながら、上述したようにカーテン式エアバッグ52をルーフトリム50内に備えた車両に設けられる車両用サンバイザ11では、カーテン式エアバッグ52の展開動作時、このカーテン式エアバッグ52がサンバイザ本体12を下方向に押して図11中に矢印Fで示す大きな荷重が加わることになる。このようにサンバイザ本体12に大きな荷重が加わると、サンバイザ本体12が撓み変形を起こす。
この撓み変形は、ワイヤフレーム17がサポート18の下端部18aから抜け、このワイヤフレーム17が抜けることによってサポート18周辺の剛性が低くなり、サンバイザ本体12に割れを生じさせると言う不具合が指摘されている。図9中に示す符号21はその割れを示す。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところはサンバイザ本体の剛性を高め、サンバイザ本体をサイドウインドウ側に展開操作して使用しているときカーテン式エアバッグが動作しても、サンバイザ本体に生じる撓みを少なくしてサンバイザ本体に生じるひび割れをなくすことができる車両用サンバイザを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る車両用サンバイザは、カーテン式エアバッグを装備した車両に設けられる車両用サンバイザであって、下方向に延びる垂下部と該垂下部の下端から横方向に延びる横軸部を有して概略L字状に形成されたシャフトと、前記シャフトの垂下部の上端側を左右方向回動自在に支承して車体に固定されたブラケットと、前記シャフトの前記横軸部側が一側縁部に挿通され、該横軸部回りに回転可能に支持された板状のサンバイザ本体と、を備え、前記シャフトの横軸部が前記サンバイザ本体の左右方向中央位置を超えて他側縁部側に延設されてなる。
この構成によれば、シャフトの横軸部がサンバイザ本体の左右方向中央位置を超えて他側部側に延設されているので、このシャフトの横軸部がサンバイザ本体における横梁の役目を担い、このシャフトとシャフトの下を通って配設されるワイヤフレームとでサンバイザ本体の左右横方向における剛性が高められる。したがって、サンバイザ本体のサイドウインドウ側への展開時にカーテン式エアバッグが作動し、このカーテン式エアバッグがサンバイザ本体を下方に押してサンバイザ本体に大きな荷重が加えられたとき、この荷重をシャフトの横軸部とワイヤフレームの双方で受けることができる。これにより、サンバイザ本体に加わる負荷が軽減されてサンバイザ本体に撓み変形ができるのを防ぐ。
上記構成において、前記シャフトは、インサートパイプと該インサートパイプの外周面を被覆してなる樹脂材とでなり、該インサートパイプを前記他側縁部側に延設してなる、構成を採用できる。
この構成によれば、シャフトをパイプ材で形成してなるので、例えば、サンバイザ本体の表面に照明ユニットを装備させるような場合、照明ユニットで使用するハーネスを、このシャフト内に通して外部に簡単に引き出す、等として利用することができる。
上記構成において、前記シャフトは、インサートパイプと該インサートパイプの外周面を被覆してなる樹脂材と、該インサートパイプの先端部と相互に連結してなる延長材とでなり、該延長材を前記他側縁部側に延設してなる、構成を採用できる。
この構成によれば、例えばシャフトの横軸部がサンバイザ本体の左右方向中央位置を超えて延設されてなくてもよい構造をした車両用サンバイザに使用されるシャフトを汎用シャフトとした場合、この汎用シャフトに延長材を単に連結させるだけでカーテン式エアバッグを装備した車両用サンバイザとして使用することができる。これにより、車両用サンバイザで使用するシャフトの一部共用化が図れ、コスト低減が可能になる。
本発明によれば、シャフトの横軸部とワイヤフレームの双方でサンバイザ本体の剛性を高めることができるので、サンバイザ本体をサイドウインドウ側に展開操作して使用しているときにカーテン式エアバッグが動作しても、サンバイザ本体に生じる撓みを少なくしてサンバイザ本体に生じるひび割れをなくすことができる。
本発明に係る車両用サンバイザの実施形態を示すもので、サンバイザ本体をフロントウインドウ側に展開した状態で示す正面図である。 本発明に係る車両用サンバイザの実施形態を示すもので、サンバイザ本体をサイドウインドウ側に展開した状態を示す正面図である。 図1及び図2のシャフトを示し、(a)は側面図、(b)は(a)中のA−A線断面図である。 図3に示すシャフトの第1変形例を示し、(a)は側面図、(b)は(a)中のB−B線断面図である。 図3に示すシャフトの第2変形例を示し、(a)は側面図、(b)は(a)中のC−C線断面図である。 図3に示すシャフトの第3変形例を示し、(a)は側面図、(b)は(a)中のD−D線断面図である。 図3に示すシャフトの第4変形例を示し、(a)は側面図、(b)は(a)中のE−E線断面図である。 従来の車両用サンバイザをフロントウインドウ側に展開した状態で示す正面図である。 従来の車両用サンバイザをサイドウインドウ側に展開した状態で示す正面図である。 図9中のG−G線断面図で、カーテン式エアバックの作動前の状態を示す説明図である。 図9中のG−G線断面図で、カーテン式エアバックの作動時の状態を示す説明図である。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、上記従来構造及び本発明の実施形態を通じて同じ要素には同じ符号を付して説明する。
図1及び図2は本発明に係る車両用サンバイザの実施形態を示すもので、図1はサンバイザ本体をフロントウインドウ側に展開した状態で示す正面図、図2はサンバイザ本体をサイドウインドウ側に展開した状態を示す正面図である。
また、本実施の形態では、図8乃至図11に示した従来の車両用サンバイザと同様に、サイドウインドウ51b側にカーテン式エアバッグ52を装備してなる車両に装着した場合を一例としている。したがって、図1及び図2に示す車両においても、ルーフトリム50と車体パネルとの間に、カーテン式エアバッグ52がルーフトリム50の側縁に沿って配設されているものである。そして、図2に示すサンバイザ本体12のサイドウインドウ51bへの展開時に、カーテン式エアバッグ52が作動すると、ルーフトリム50の側縁端末部が強制的に押し拡げられ、カーテン式エアバッグ52がサイドウインドウ51bとサンバイザ本体12との間で展開動作して乗員の側部を保護するようになっている。また、この場合も、カーテン式エアバッグ52がサンバイザ本体12を下方に押すことになる。
さらに説明すると、このカーテン式エアバッグ52をルーフトリム50内に装備した車両に取り付けられる車両用サンバイザ11は、所望の遮光面積を有する板状のサンバイザ本体12と、このサンバイザ本体12が回動自在に支承されたシャフト13と、このシャフト13が回動可能に支承されたブラケット14と、サンバイザ本体12をフロントウインドウ51a側で保持しておくホルダ20等により構成されている。なお、図1では、サンバイザ本体12は、便宜的にサンバイザ表皮16の一部を切り欠いた状態で示している。
ブラケット14は、ルーフトリム50に取り付けられ、図示しない車体パネルにビス等により固定されている。一方、シャフト13は、図3に詳細に示すように、中実金属棒状材を屈曲成形あるいは硬質樹脂材を成形して、下方向に延びる垂下部13aと、この垂下部13aの下端から横方向に延びる横軸部13bを一体に有して概略L字状に形成されており、垂下部13aの一端(上端)部がブラケット14に回動可能に支承され、横軸部13bにサンバイザ本体12が上下方向回動可能に取り付けられている。なお、シャフト13は、横軸部13bが垂下部13aに対して直角であっても、多少の角度が付けられていてもよく、すなわち、概略L字形状に形成されていればよい。
サンバイザ本体12は、PP(ポリプロピレン)ビーズ発泡成形体を所要の形状に成形してなるサンバイザコア15と、このサンバイザコア15の外表面を被包してなるサンバイザ表皮16等より構成されている。ここでのサンバイザ表皮16は、不織布シート、クロスシート、樹脂シート等から選択される。また、サンバイザコア15には、その成形時に、ループ状のワイヤフレーム17と、シャフト13を軸受するサポート18がインサートされて設けられている。
なお、図1に示すように、サポート18は、シャフト13の横軸部13bが挿入される一側縁部12a側に偏った位置で、かつ、下部18aがワイヤフレーム17の一部に係合されて設けられる。
一方、ワイヤフレーム17は、同じく図1に示すように、シャフト13が挿入配置される位置を逃げ、かつ、サンバイザコア15の内側に沿って周回するようにループ状を成した状態にして配設されている。また、ワイヤフレーム17には、一側縁部12aと対抗する反対側の他側縁部12b側に位置して、補助ノブ19が取り付けられている。この補助ノブ19は、ルーフトリム50に設けられたホルダ20に係着され、サンバイザ本体12がフロントウインドウ51a側に配設しているとき、このサンバイザ本体12をシャフト30とホルダ20の2点で支持するのに使用される。
また、サンバイザコア15内にインサートされているサポート18は、図1及び図2に示すように、サンバイザ本体12の一側縁部12a側に偏った位置に設けられており、また、シャフト13の横軸部13bも、サンバイザ本体12の左右方向中間位置を符号C(以下、「中間位置C」という)としたとき、その挿入先端部分13cが中間位置Cを大きく超えて突出した状態にして設けられている。この中間位置Cを超えての突出量は、サイドウインドウ51bへのサンバイザ本体12の展開時に、カーテン式エアバッグ52が作動してサンバイザ本体12が下方に押され、サンバイザ本体12に大きな荷重が加えられたとき、中間位置Cより他側縁部12b側に加わる荷重も同時にワイヤフレーム17と共に受けるようにしてサンバイザ本体12全体の剛性を実質的に高め、サンバイザ本体に加わる負荷を軽減してサンバイザ本体12に撓み変形ができるのを防ぐことができる量である。
このように構成された車両用サンバイザ11は、天井面に格納された状態からシャフト13の横軸部13b廻りにサンバイザ本体12を下方向に展開操作して、フロントウインドウ51aとほぼ平行となるように位置決めし、前方からの直射日光等を遮蔽する使用形態(図1に示す状態)と、ブラケット14廻りにシャフト13を回動操作して、サイドウインドウ51bとほぼ平行状に位置決めし、側方からの直射日光等を遮蔽する使用形態(図2に示す状態体)とに切り換えて使用することができる。
この使用形態の切り換え操作により、サンバイザ本体12は、前方及び側方から侵入する直射日光の遮光や夜間対向車のライト等の眩惑を防止して、良好な走行視界を確保することができる。
また、サイドウインドウ51bへのサンバイザ本体12の展開時に、カーテン式エアバッグ52が作動してサンバイザ本体12が下方に押され、サンバイザ本体12に大きな荷重が加えられたとき、このシャフト13の横軸部13bがサンバイザ本体12における横梁の役目を担い、この荷重をシャフト13とワイヤフレーム17の双方で受けてサンバイザ本体に加わる負荷を軽減する。これにより、サンバイザ本体12に撓み変形ができるのを少なくして、サンバイザ本体に生じるひび割れをなくすことができる。
なお、上記実施の形態では、中実棒状材でシャフト13を形成してなる構造を開示したが、これ以外にも例えば図4乃至図7に示すような構造をしたシャフト13を使用してもよい。
図4に示すシャフト13は、概略L字状に屈曲形成されたパイプ材31の外周全体を樹脂材32で被覆してなる、所謂、パイプインサートタイプのシャフト構造としたものである。このシャフト13では、例えば、サンバイザ本体12の表面に照明ユニットを装備させる車両用サンバイザ構造を採用するようなとき、照明ユニットで使用するハーネスをパイプシャフト内に通して外部に引き出すことができ、ハーネスの配置構造及び挿通作業の簡略化を可能にする。
図5に示すシャフト13は、概略L字状に屈曲形成されたパイプ材31の外周の一部、すなわち、横軸部13b上にサポート18が取り付けられている部分から垂下部13aの部分に亘って樹脂材32を被覆し、サポート18から他側縁12b側に延出しているパイプ材31上の部分には樹脂材32を被覆してないシャフト構造としたものである。このシャフト13では、図4に示したシャフトと同様に、例えばサンバイザ本体12の表面に照明ユニットを装備させる車両用サンバイザ構造を採用するようなとき、照明ユニットで使用するハーネスをパイプシャフト内に通して外部に引き出すことができ、ハーネスの配置構造及び挿通作業の簡略化を可能にする。また、このシャフト13では、パイプ材31の一部だけを樹脂材32で被覆し、他の部分は被覆しないようにしているので、樹脂材32の使用量を抑えてコストを安くすることができる。
図6に示すシャフト13は、垂下部13aの部分及び垂下部13から横軸部13bのサポート18が取り付けられている箇所までの部分を、パイプ材31と、このパイプ材31の外周全体を被覆している樹脂材32とを有してパイプインサートタイプのシャフト部33とし、サポート18から他側縁12b側に延出している部分には、棒状の延長材34をパイプ材31の先端部に嵌入結合させ、この延長材34で中心位置を大きく超えて突出した延長部分を形成してなるシャフト構造としたものである。なお、延長材34は、適度な剛性を有していれば金属または樹脂材の何れの材料で形成されていてもよく、また、中実あるいはパイプ状のいずれの棒状材であってもよい。この構造では、パイプインサートタイプのシャフト部33を汎用形のシャフトとし、カーテン式エアバッグ52を装備してなる車両に装着するサンバイザとする際に、シャフト部33に延長材34を取り付けて使用することができる。
図7に示すシャフト13は、垂下部13aの部分及び垂下部13から横軸部13bのサポート18が取り付けられている箇所までの部分を、パイプ材31と、このパイプ材31の外周全体を被覆している樹脂材32とを有してパイプインサートタイプのシャフト部33とし、サポート18から他側縁12b側に延出している部分には、このシャフト部33から一部延出しているパイプ材31にパイプ状の延長材35を嵌合させ、この延長材35で延長部分を形成してなる構造としたものである。なお、延長材35は、適度な剛性を有していれば金属または樹脂材の何れの材料で形成されていてもよい。この構造では、図6に示したシャフト13と同様に、パイプインサートタイプのシャフト部33を汎用形のシャフトとし、カーテン式エアバッグ52を装備してなる車両に装着するサンバイザとする際に、シャフト部33に延長材35を取り付けて使用することができる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
上記実施の形態では、自動車のサンバイザに適用した場合について説明したが、自動車以外のサンバイザにも応用することが可能である。
11 車両用サンバイザ
12 サンバイザ本体
12a 一側縁部
12b 他側縁部
13 シャフト
13a 垂下部
13b 横軸部
13c 挿入先端部分
14 ブラケット
15 サンバイザコア
16 サンバイザ表皮
17 ワイヤフレーム
18 サポート
19 補助ノブ
20 ホルダ
31 パイプ材
32 樹脂材
33 シャフト部
34 延長材
35 延長材
50 ルーフトリム
50a 側縁端末部
51a フロントウインドウ
51b サイドウインドウ
52 カーテン式エアバッグ
53 車体パネル
C 中間位置

Claims (3)

  1. カーテン式エアバッグをルーフトリム内に装備した車両に設けられる車両用サンバイザであって、
    下方向に延びる垂下部と該垂下部の下端から横方向に延びる横軸部を有して概略L字状に形成されたシャフトと、
    前記シャフトの垂下部の上端側を左右方向回動自在に支承して車体に固定されたブラケットと、
    前記シャフトの前記横軸部側が一側縁部に挿通され、該横軸部回りに回転可能に支持された板状のサンバイザ本体と、
    前記サンバイザ本体のサンバイザコアの内側に沿って周回するようにループ状に配設されているワイヤフレームと、
    前記シャフトの前記横軸部が挿入される前記一側縁部側に偏った前記サンバイザコア内の位置に設けられ、且つ、下部が前記ワイヤフレームの一部に係合される、前記シャフトを軸受するサポートと、を備え、
    前記シャフトは、
    前記垂下部の部分及び前記垂下部から前記横軸部の前記サポートが取付けられる箇所までの部分をパイプ材と前記パイプ材の外周面全体を被覆する樹脂材とからなる汎用形のシャフトであるシャフト部と、
    前記カーテン式エアバッグを装備する車両に装着する前記車両用サンバイザとする際に、前記サポートから他側縁側に延出している部分として設けられる、前記シャフト部に連結される延長材と、を備え、
    前記シャフトの横軸部が前記サンバイザ本体の左右方向中央位置を超えて他側縁部側に延設されてなることを特徴とする車両用サンバイザ。
  2. 前記延長材が、中実の棒状材であることを特徴とする請求項1記載の車両用サンバイザ。
  3. 前記延長材が、パイプ状の棒状材であることを特徴とする請求項1記載の車両用サンバイザ。
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