JP2007038923A - 自動車のドア構造 - Google Patents

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JP2007038923A JP2005226912A JP2005226912A JP2007038923A JP 2007038923 A JP2007038923 A JP 2007038923A JP 2005226912 A JP2005226912 A JP 2005226912A JP 2005226912 A JP2005226912 A JP 2005226912A JP 2007038923 A JP2007038923 A JP 2007038923A
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Atsutoshi Adachi
敦俊 足立
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Abstract

【課題】側方からの荷重入力時にドアの衝撃吸収を図るとともに、製造も容易で製造工数の少ない自動車のドア構造を提供する。
【解決手段】この自動車のドア構造は、フロントドア1のインナーパネル2の室内側部位にドアトリム5を取り付け、ドアトリム5に車幅方向中央部側に突出するアームレスト部6を形成しており、アームレスト部6の上部に、アームレスト本体8の取付開口部9を形成し、取付開口部9にアームレスト本体8を取り付けている。ドアトリム5に車体側方に突出する主突出部12を形成し、主突出部12を車体の側突時に上方に変形してアームレスト本体8を押し上げ可能に構成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は自動車のドア構造に関する。
従来、自動車のドア構造を示したものとしては、後述の特許文献にかかるものがある。この特許文献にかかるドア構造は、自動車のドアの室内側のインナーパネルに樹脂芯材からなるトリム本体を取り付け、ドアトリム本体に乗員席側に突出するアームレストを突出させたものである。このドア構造では、車体の側面衝突時の衝撃吸収のため、ドアトリム本体の樹脂芯材として特定の材料物性値(曲げ弾性係数、アイゾット衝撃強さ)のものを用いている。ドアトリム本体は、所定の厚みを有する一般部とこの一般部より肉厚の薄い薄肉部とを有し、一般部の厚みと薄肉部の厚みとを適正値化している。
特開平11−48888号公報
しかしながら、このようなドア構造によると、厚さを適正値に管理することが製造技術上困難であり、製造作業工数が増加するという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、側突時にアームレストを上方に放出して衝撃吸収を図るとともに、製造も容易で製造工数の少ない自動車のドア構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の自動車のドア構造は、ドアパネルの室内側部位にドアトリムを取り付け、該ドアトリムに室内側に突出するアームレスト部を形成し、前記アームレスト部の上部に、上方へ開放する取付開口部を形成し、該取付開口部にアームレスト本体を取り付けた自動車のドア構造であって、前記ドアトリムに、前記ドアパネル側に向かって突出し、側方からの荷重入力時に少なくとも一部が上方に変位して前記アームレスト本体を上方へ押し上げる主突出部を形成したことを特徴とする。
本発明の自動車のドア構造によれば、車体の側面のドアにおいて側方からの荷重が入力された時に、変形するドアパネルによって主突出部の少なくとも一部が上方に向かって変形し、アームレスト本体が取付開口部から上方に外れて、ドアパネルに加わる衝撃荷重のエネルギーが分散される。
以下、本発明の実施の形態にかかる自動車のドア構造について説明する。図1は本発明の形態にかかる自動車のドア構造である。図1は実施の形態にかかる自動車のドアを示し、図2は図1のA−A線断面図、図3は側面衝突時のドアの変形状態を示す図である。
自動車のドアは運転席横のフロントドア1である。このフロントドア1は、図2に示すように、インナーパネル2とアウターパネル3(ドアパネル)とを備えており、インナーパネル2とアウターパネル3の間にウィンドウガラス4の図示しない昇降機構が設けられている。インナーパネル2にはドアトリム5が取り付けられている。
ドアトリム5にはドライバーの肘等を支持するためのアームレスト部6が形成されている。アームレスト部6は車室の中央側に突出しており、アームレスト部6の上面部には操作ボタンを複数備えたパワーウィンドウフィニッシャ7(図1参照)と、肘を支持するアームレスト本体8とが取り付けられている。
アームレスト本体8は、上方が開放される取付開口部9(図2参照)に嵌合している。アームレスト本体8の表面は装飾用の表皮10で覆われており、アームレスト本体8の裏面には鉛直下方に突出する副突出部11が形成されている。
また、ドアトリム5の側部であってインナーパネル2に臨む面には、アームレスト本体8からインナーパネル2側に筒状に突出する主突出部12が結合されている。主突出部12は、側突時の変形によって容易に粉砕されて断片化する脆い材質でなく、例えば曲がり易い金属やポリエチレン等の柔軟性のある樹脂が用いられる。主突出部12の車体前後側の端部は開放されており、主突出部12は車体前後方向に延びる樋状の断面形状を有し、ドアトリム5の内面に取り付けられてほぼ台形状の筒体形状を形成している。
主突出部12の先端部はインナーパネル2の近傍まで延びている。また、主突出部12の上下の板部には車体前後方向に延びる溝部13が脆弱部として形成されている。この溝部13は、図3に示すように、側突時にインナーパネル2に押されて主突出部12の断面が溝部13を境にして菱形に変形させるものである。溝部13は主突出部12の溝部13は主突出部12に臨むように外側に向けて設けられているが、溝部13は主突出部12の内側に向けられていても良い。
溝部13は、主突出部12が菱形に変形したときに、溝部13を含む部分がアームレスト本体8側の副突出部11を上に押し上げるように、溝部13の設置位置が設定されている。また、主突出部12は、菱形に変形されたときに溝部13が副突出部11を押し上げることができるように、上下方向に相当の強度を有するように構成される。主突出部12において、溝部13が外側に突出するように山形に突出して形成されていても良い。
アームレスト本体8の副突出部11とドアトリム5の主突出部12の上板部12Aとの間には隙間Cが形成されている。この隙間Cは、側突時に主突出部12が菱形に変形する際に(図3参照)、主突出部12の上板部12Aの変形の妨げにならないように、設定されると共に、主突出部12に押された後にすぐ副突出部11が上方に変位できるように設定されている。
ドアトリム5の内側には主突出部12の端部を固定する一対の係止部14が上下に形成されている。係止部14はほぼL字形状の断面を有しており、一対の係止部14の間に車体前後方向から主突出部12の端部を挿入して固定する。
アームレスト本体8の裏面の幅方向の両端部近傍には、取付開口部9の縁部に支持されるリブ15A、15Bが形成されている。このリブ15A、15Bと取付開口部9の縁部には、アームレスト本体8を固定する固定機構が設けられている。図4はこの固定機構を示す。この固定機構は、ドアトリム5の取付開口部9の縁部に複数個突設された固定軸16と、リブ15A、15Bの下縁部に複数個形成された嵌合穴17により構成されている。
固定軸16に圧入して嵌合する嵌合穴17は、アームレスト本体8のインナーパネル2側のリブ15Aに形成されている。
リブ15A、15Bの嵌合穴17は、固定軸16が相対的に下側に脱出できるように、嵌合穴17の下方部分が開放されており、その開放された部位を形成する一対の縁部17A同士の間隔は穴の直径より狭くなっている。嵌合穴17は固定軸16を隙間なく保持できるような大きさ及び形状をもっており、嵌合穴17に固定軸16を挿入するときに、縁部17A同士を押し広げて固定軸16は挿入される。
従って、アームレスト本体8がドアトリム5の取付開口部9に固定するときには、アームレスト本体8を固定軸16に対して上から下に押し下げ、固定軸16によって嵌合穴17の開放部分の縁部17Aを押し広げて、嵌合穴17内に固定軸16を保持させる。
これらの構成はアームレスト本体8の車体中央部側のリブ15Bでも同様であって、リブ15Bには、前記固定軸16と嵌合穴17のように、図示しない嵌合穴が形成されており、リブ15Bの嵌合穴は取付開口部9の車体中央側の図示しない固定軸に圧入して嵌合されるようになっている。これによって、アームレスト本体8はドアトリム5の取付開口部9に固定される。
アームレスト本体8は、上方に移動させようとする力が一対の縁部17Aが固定軸16を拘束する力より大きいと、取付開口部9から外れる。アームレスト本体8を上方に移動させようとする力は、アームレスト本体8の副突出部11がドアトリム5側の主突出部12によって押し出される力であり、自動車の側突時にインナーパネル2が主突出部12を圧縮変形した場合に発生する。側突が発生してアームレスト本体8が上方に外れると側突エネルギーが発散し、車体の変形力が軽減される。側突時のインナーパネル2の車体内側への変形力をドア全体に分散するために、ドアトリム5の内側下方部位側に副突出部11相当の分散要素を設けても良い。
この自動車のドア構造では、自動車の側突などによって側方からの荷重が入力された時にアウターパネル3とインナーパネル2が車室の乗員席側に変形すると、変形したインナーパネル2によって主突出部12が溝部13を境界にして菱形に変形され、アームレスト本体8の主突出部12の上板部12Aが山形状に上に突出するように変形する。
これによって、上板部12Aの溝部13近傍部位がアームレスト本体8の副突出部11を上に押し上げる。アームレスト本体8は上方に押し上げられるときに、固定軸16は上に移動せずに、アームレスト本体8が上に移動しようとする力が働く。このため、嵌合穴17に形成された一対の縁部17A同士が拡大して固定軸16が一対の縁部17Aを押し広げて嵌合穴17から離脱し、アームレスト本体8がドアトリム5の取付開口部9から外れる。
以上、本発明の実施の形態にかかる自動車のドア構造を説明したが、本発明はこの実施の形態に限るものでなく、本発明の主要な構成を備えているものは、本発明の保護範囲に入るものである。
本発明の実施の形態にかかる運転席側のフロントドアの斜視図。 図1のA−A線断面図。 図2の断面図において、側突が発生したときのドアの変形の仕方とアームレスト本体の移動状態を示す断面図。 図1乃至図3に示すアームレスト本体の固定機構。
符号の説明
1 乗員席側のフロントドア
2 ドアのインナーパネル
3 ドアのアウターパネル
4 ドアガラス
5 ドアトリム
6 アームレスト部
8 アームレスト本体
9 取付開口部
11 副突出部
12 主突出部
13 溝部(脆弱部)
14 係止部
15A、15B アームレスト本体のリブ
16 固定軸
17 嵌合穴

Claims (3)

  1. ドアパネルの室内側部位にドアトリムを取り付け、該ドアトリムに室内側に突出するアームレスト部を形成し、前記アームレスト部の上部に、上方へ開放する取付開口部を形成し、該取付開口部にアームレスト本体を取り付けた自動車のドア構造であって、
    前記ドアトリムに、前記ドアパネル側に向かって突出し、側方からの荷重入力時に少なくとも一部が上方に変位して前記アームレスト本体を上方へ押し上げる主突出部を形成したことを特徴とする自動車のドア構造。
  2. 前記主突出部に、上方への変形を促進させる脆弱部を設けたことを特徴とする請求項1記載の自動車のドア構造。
  3. 前記主突出部の少なくとも一部が上方に変形されるときに、前記主突出部によって上方に押し出されるように、前記アームレスト本体下面に下方向へ突出する副突出部を形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動車のドア構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010126050A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Kasai Kogyo Co Ltd 自動車用内装部品
JP2015000638A (ja) * 2013-06-14 2015-01-05 河西工業株式会社 車両用内装材

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