JP2006290271A - 乗降サポート付車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】乗降サポート付車両用シートのコスト低減を図るとともに、その修理コストをも低減できるようにする。
【解決手段】車前後方向にスライド移動可能なアッパレール20に固定されてシートクッションの座面部70を下方から支持するロアアーム30と、座面部70に対して乗降ドアDの側に配置される側方カバー60の乗降サポートカバー部60aと、を備え、乗降サポートカバー部60aに乗員が手を付きながら乗降できるようにした乗降サポート付車両用シートにおいて、乗降サポートカバー部60aの下面に沿って略水平に拡がる板状の上面部53と、上面部53の下面から下方に延びてロアアーム30にボルト51で締結される延出部54とを有し、乗降サポートカバー部60aを下方から支持するブラケット50を備える。そして、その上面部53に貫通穴53aを形成する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、シートクッションの座面部に対して乗降ドアの側に配置される乗降サポートカバーを備え、該乗降サポートカバーに乗員が手を付きながら乗降できるようにした、乗降サポート付の車両用シートに関するものである。
従来、特許文献1に記載されているように、車両のフロアに固定されるロアレールと、
ロアレールに摺動自在に支持されて車両の前後方向にスライド移動可能なアッパレールと、アッパレールに固定されてシートクッションの座面部を支持するロアアームとを備えた車両用シートが知られている。
そして、このような車両用シートにおいて、図6に示す如くシートクッションの座面部70’に対して乗降ドアDの側に乗降サポートカバー60a’を設けて、該乗降サポートカバー60a’に乗員が手を付きながら乗降できるようにした乗降サポート付の車両用シート(以下、単に「従来構造」と呼ぶ)が、従来より知られている。この従来構造では、ロアアーム30’の一部を乗降サポートカバー60a’の下面に沿って延出させ、このように延出してなるブラケット部50’で乗降サポートカバー60a’を下方から支持することで、乗降サポートカバー60a’に手を付いた乗員の体重を受けている。
特開2002−345593号公報
ところで、乗降サポートカバー60a’の上に重量物を落下させた場合等のように、ブラケット部50’に過大な荷重がかけられた場合において、ロアアーム30’のうちブラケット部50’のみが変形して破損する場合が生じうる。しかしながら、上記従来構造ではブラケット部50’をロアアーム30’と一体に形成しているので、上述の如くブラケット部50’のみが破損した場合であっても、ロアアーム30’全体を交換して修理しなければならず、修理コストが高くなってしまうといった問題が生じていた。
また、上記従来構造ではブラケット部50’をロアアーム30’と一体に形成しているので、乗降サポートカバー60a’を備えた車両におけるロアアーム30’を、乗降サポートカバー60a’を備えていない車両にそのまま適用することができず、ひいては、乗降サポート付車両用シートのコストアップを招いていた。
本発明は、上記点に鑑み、乗降サポート付車両用シートのコスト低減を図るとともに、その修理コストをも低減できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、
車両のフロアに固定されるロアレールと、前記ロアレールに摺動自在に支持され、車両の前後方向にスライド移動可能なアッパレールと、前記アッパレールに固定され、車両の前後方向に延びてシートクッションの座面部を下方から支持するロアアームと、前記シートクッションの座面部に対して乗降ドアの側に配置される乗降サポートカバーと、を備え、前記乗降サポートカバーに乗員が手を付きながら乗降できるようにした乗降サポート付車両用シートにおいて、
前記乗降サポートカバーの下面に沿って略水平に拡がる板状の上面部と、前記上面部から下方に延びて前記ロアアームにボルトで締結される板面を形成する延出部とを有し、前記乗降サポートカバーを下方から支持するブラケットを備え、前記上面部には貫通穴が形成されていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の乗降サポート付車両用シートにおいて、前記延出部は、車両の左右方向に対して略垂直に拡がる板状であり、前記ブラケットは、前記上面部と前記延出部の両方に対して略垂直に拡がる板状、かつ、前記延出部のうち前記乗降ドアの側の面および前記上面部の下面に沿って延びる帯状の帯板補強部を有し、前記帯板補強部のうち前記乗降ドアの側の板端面から切り欠かれた切欠部が形成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の乗降サポート付車両用シートにおいて、前記延出部は、車両の左右方向に対して略垂直に拡がる板状であり、前記ブラケットは、前記上面部と前記延出部の両方に対して略垂直に拡がる板状、かつ、前記延出部のうち前記乗降ドアの側の面および前記上面部の下面に沿って延びる帯状の帯板補強部を有し、前記帯板補強部の板面には、帯板の幅方向に延びるビード部が形成されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、
車両のフロアに固定されるロアレールと、前記ロアレールに摺動自在に支持され、車両の前後方向にスライド移動可能なアッパレールと、前記アッパレールに固定され、車両の前後方向に延びてシートクッションの座面部を下方から支持するロアアームと、前記シートクッションの座面部に対して乗降ドアの側に配置される乗降サポートカバーと、を備え、前記乗降サポートカバーに乗員が手を付きながら乗降できるようにした乗降サポート付シートにおいて、
前記乗降サポートカバーを下方から支持するブラケットを備え、前記ブラケットは、前記乗降サポートカバーの下面に沿って略水平に拡がる板状の上面部と、車両の左右方向に対して略垂直に拡がる板状であり前記上面部から下方に延びて前記ロアアームにボルトで締結される板面を形成する延出部と、前記上面部と前記延出部の両方に対して略垂直に拡がる板状、かつ、前記延出部のうち前記乗降ドアの側の面および前記上面部の下面に沿って延びる帯状の帯板補強部とを有し、前記帯板補強部のうち前記乗降ドアの側の板端面から切り欠かれた切欠部が形成されていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、
車両のフロアに固定されるロアレールと、前記ロアレールに摺動自在に支持され、車両の前後方向にスライド移動可能なアッパレールと、前記アッパレールに固定され、車両の前後方向に延びてシートクッションの座面部を下方から支持するロアアームと、前記シートクッションの座面部に対して乗降ドアの側に配置される乗降サポートカバーと、を備え、前記乗降サポートカバーに乗員が手を付きながら乗降できるようにした乗降サポート付シートにおいて、
前記乗降サポートカバーを下方から支持するブラケットを備え、前記ブラケットは、前記乗降サポートカバーの下面に沿って略水平に拡がる板状の上面部と、車両の左右方向に対して略垂直に拡がる板状であり前記上面部から下方に延びて前記ロアアームにボルトで締結される板面を形成する延出部と、前記上面部と前記延出部の両方に対して略垂直に拡がる板状、かつ、前記延出部のうち前記乗降ドアの側の面および前記上面部の下面に沿って延びる帯状の帯板補強部とを有し、前記帯板補強部の板面には、帯板の幅方向に延びるビード部が形成されていることを要旨とする。
請求項1、4、5に記載の発明によれば、ブラケットはロアアームにボルトで締結されるので、乗降サポートカバーを備えた車両におけるロアアームと、乗降サポートカバーを備えていない車両におけるロアアームとの共用化を、容易に実現できる。よって、乗降サポート付車両用シートのコスト低減を図ることができる。
また、ブラケットはロアアームにボルトで締結されるので、ブラケットに過大な荷重がかかりロアアームは破損することなくブラケットのみが破損した場合には、ロアアームを交換することなくブラケットのみを交換して修理することができる。よって、修理コストの低減を図ることができる。
さらに、請求項1に記載の発明によれば、ブラケットの上面部に貫通穴が形成されているので、ブラケットのうち貫通穴の部分の強度が低下する。すると、ブラケットに過大な荷重がかかった場合には、その強度低下した部分が先ず初めに変形するため、ロアアームは変形することなくブラケットのみが変形する確率を高めることができる。よって、上述した修理コスト低減の効果がより一層顕著に発揮される。
請求項2に記載の発明によれば、帯板補強部には座面部と反対側の板端面から切り欠かれた切欠部が形成されているので、ブラケットに過大な荷重がかかった場合にロアアームは破損することなくブラケットのみが破損する確率を、より一層高めることができる。
請求項3に記載の発明によれば、帯板の幅方向に延びるビード部が帯板補強部に形成されているので、ブラケットに過大な荷重がかかった場合にロアアームは破損することなくブラケットのみが破損する確率を、より一層高めることができる。
請求項4に記載の発明によれば、ブラケットの帯板補強部には切欠部が形成されているので、ブラケットのうち貫通穴の部分の強度が低下する。すると、ブラケットに過大な荷重がかかった場合には、その強度低下した部分が先ず初めに変形するため、ロアアームは破損することなくブラケットのみが破損する確率を高めることができる。よって、上述した修理コスト低減の効果がより一層顕著に発揮される。
請求項5に記載の発明によれば、ブラケットの帯板補強部にはビード部が形成されているので、ブラケットのうち貫通穴の部分の強度が低下する。すると、ブラケットに過大な荷重がかかった場合には、その強度低下した部分が先ず初めに変形するため、ロアアームは破損することなくブラケットのみが破損する確率を高めることができる。よって、上述した修理コスト低減の効果がより一層顕著に発揮される。
(第1実施形態)
以下、本発明の一実施形態を図1〜図4に従って説明する。本実施形態は車両の前席左側のシートに適用したものであり、本明細書中において使用する「前後、左右、上下」の方向は車両のそれを基準として記述し、図中の前後、左右、上下を示す矢印は、乗降サポート付車両用シートを車両に搭載した状態における向きを示す。
図1は、本実施形態における乗降サポート付車両用シートを示す断面図であり、この乗降サポート付車両用シートは、ロアレール10、アッパレール20、ロアアーム30、アッパアーム40、ブラケット50、および乗降サポートカバー部60aを有する側方カバー60を主として構成されている。
なお、ロアレール10、アッパレール20、ロアアーム30、アッパアーム40、および側方カバー60はシートクッションの座面部70の左右両側に配置されているが、ブラケット50は左側(左右方向において座面部70に対して乗降ドアDの側)のみに備えられ、乗降サポートカバー部60aは左側の側方カバー60にのみ備えられている。これらの点を除けば左右の各部材10、20、30、40、60の構造は同一であるため、図1〜図4では左側の構造のみを示しており、以降、左側の構造のみを説明する。
図2は、ブラケット50および側方カバー60を乗降サポート付車両用シートから取り外した状態の側面図であり、これらの図1および図2に示すように、ロアレール10は、車両前後方向に延びる長尺状の金属製で、底壁11及び該底壁11の左右両端から上方に延びる一対の側壁12よりなる断面略U字形状を呈しており、両側壁12の上端にそれら両側壁12を内方に屈曲形成してなるフランジ壁13を有している。また、このロアレール10の前後両端には、その底壁11においてブラケット14がリベット(図示略)により取り付けられており、ロアレール10は、このブラケット14を介して車両フロア(図示略)に固定されている。
アッパレール20は、前後方向に延びる長尺状の金属製で、上壁21及び該上壁21の左右両端から下方に延びる一対の側壁22よりなる断面略逆U字形状を呈しており、両側壁22の下端に、それら両側壁22を外方に屈曲形成してなるフランジ壁23を有している。そして、アッパレール20の両フランジ壁23はロアレール10の両フランジ壁13と係合され、これにより、アッパレール20は、レール長手方向(前後方向)に摺動自在にロアレール10に支持される。
図3は、ブラケット50が取り付けられた状態のロアアーム30単体を示す斜視図であり、ロアアーム30は、前後方向に延びる長尺状の金属製で、アッパレール20のブラケット24にボルト等の締結手段により固定されるブラケット部31を有している。従って、ロアアーム30は、アッパレール20に支持されるとともにシートクッションの座面部70を下方から支持するものである。
なお、ロアアーム30の後方端部には、シートクッションの背もたれ部(図示略)を支持するアッパアーム40(図2参照)が回動自在に取り付けられている。また、図1中の符号32は、ロアアーム30の側方にて前後方向に延びるようにプレス成形されたビード部を示している。このビード部32により、上下方向に延びる軸回りの曲げおよび左右方向に延びる軸回りの曲げに対するロアアーム30の剛性が高められており、シートクッションの座面部70からの荷重や車両衝突時の荷重等に対するロアアーム30の強度アップを図っている。
図4は、乗降サポート付車両用シートを上方から見た図であり、図1および図4に示される側方カバー60は、シートクッションの座面部70に対して左側(乗降ドアDの側)に配置されている。この側方カバー60は、ロアアーム30に取り付けられており、ロアレール10、アッパレール20およびロアアーム30を側方から覆って目隠しするように機能している。
そして、側方カバー60は樹脂製であり、側方カバー60の上面には左側に拡大してなる乗降サポートカバー部60aが樹脂にて一体に形成されている。この乗降サポートカバー部60aは特許請求の範囲に記載の「乗降サポートカバー」に相当し、上述の左側への拡大寸法(左右方向寸法)は大人の手の平と同程度の大きさに設定されている。これにより、乗員が乗降する際には乗降サポートカバー部60aに手を付きながら乗降することができる。また、乗降サポートカバー部60aのうちブラケット50に対向する位置には、下方に延びてブラケット50と当接するリブ部60bが樹脂にて一体に形成されている。
ブラケット50は、ロアアーム30のうちビード部32の直下部分にボルト51およびナット52で締結される金属製の部材であり、乗降サポートカバー部60aを下方から支持することで、乗降サポートカバー部60aに手を付いた乗員の体重を支えるように機能する。なお、図2中の符号30aはボルト51が挿入される挿入穴を示している。
また、図1に示すように、ブラケット50は、乗降サポートカバー部60aの下面に沿って略水平に拡がる板状の上面部53と、左右方向に対して略垂直に拡がる板状であり上面部53の下面から下方に延びてボルト51で締結される板面を形成する延出部54と、を有している。
これらの上面部53および延出部54は1枚の金属板をプレス成形にて一体に形成されているので、ブラケット50を製造するにあたり、上面部53を構成する金属板と延出部54を構成する金属板とを別々に準備して溶接した場合に比べて、ブラケット50の製造性を良好にできる。因みに、本実施形態に係るブラケット50の板厚寸法は約2.0mm、ロアアーム30の板厚寸法は約1.2mm、ボルト51の寸法はM6である。
また、延出部54は段差を有する形状に形成されており、具体的には、上面部53の右端から下方に延びる第1鉛直部54aと、第1鉛直部54aの下端から右側に向けて延びる水平部54bと、水平部54bの右端から下方に延びる第2鉛直部54cとを有する形状である。第2鉛直部54cがボルト51で締結される板面を構成している。
また、図3に示すように(図1では図示略)、ブラケット50の前端および後端には帯板補強部55が設けられている。この帯板補強部55は、上面部53と延出部54の両方に対して略垂直に拡がる板状、かつ、延出部54のうちシートクッションの座面部70と反対側の面および上面部53の下面に沿って延びる帯状である。帯板補強部55は、上面部53および延出部54と一体にプレス成形するようにしてもよいし、溶接で取り付けるようにしてもよい。
帯板補強部55の形状をより具体的に説明すると、帯板補強部55は、上面部53の下面に沿って延びる第1水平部55aと、第1水平部55aの右端から下方に延びる第1鉛直部55bと、第1鉛直部55bの下端から右側に向けて延びる第2水平部55cと、第2水平部55cの右側から下方に延びる第2鉛直部55dとを有する形状である。
そして、第1水平部55aと第1鉛直部55bとの第1突き合わせ部分、および第2水平部55cと第2鉛直部55dとの第2突き合わせ部分には、帯板補強部55の板端面から切り欠かれた切欠部55e、55fが形成されている。また、上面部53の右端部分には貫通穴53aが形成されている。
また、上面部53には左右方向に延びるようにプレス成形されたビード部53bを示している。このビード部53bにより、前後方向に延びる軸回りの曲げに対するブラケット50の剛性が高められており、ブラケット50の上方からの荷重(乗降サポートカバー部60aからの荷重)に対する強度アップを図っている。さらに、上面部53には、乗降サポートカバー部60aから下方に突出する嵌合凸部(図示略)が嵌合する嵌合凹部53cが形成されている。この嵌合により、乗降サポートカバー部60aはブラケット50に対して位置決めされる。
以上により、上記構成の本実施形態によれば、ブラケット50はロアアーム30にボルト51で締結されるので、ロアアーム30にブラケット50を取り付けないようにするだけで、乗降サポートカバー部60aを備えた本実施形態に係る車両のロアアーム30を、乗降サポートカバー部60aを備えていない本実施形態とは別の車両のロアアームに適用することができる。よって、前記両車両におけるロアアーム30の共用化を容易に実現できるので、乗降サポート付車両用シートのコスト低減を図ることができる。
また、ブラケット50はロアアーム30にボルト51で締結されるので、ブラケット50に過大な荷重がかかり、ロアアーム30は破損することなくブラケット50のみが破損した場合には、ロアアーム30を交換することなくブラケット50のみを交換して修理することができるので、修理コストの低減を図ることができる。
また、本実施形態のブラケット50は、上面部53の貫通穴53aと帯板補強部55の切欠部55e、55fが形成されているので、ブラケット50のうち貫通穴53a部分と切欠部55e、55f部分の強度が低下する。すると、ブラケット50に過大な荷重がかかった場合には、その強度低下した部分が先ず初めに変形することとなるため、ロアアーム30は破損することなくブラケット50のみが破損する確率を高めることができる。さらに、切欠部55e、55fは、第1および第2突き合わせ部分に形成されているので、上述した確率をより一層高めることができ、好適である。
因みに、これらの貫通穴53aおよび切欠部55e、55fを廃止して、単にブラケット50の板厚を小さくしてブラケット50のみが破損するように試みた場合には、ブラケット50にかかる荷重がボルト51に集中してかかるため、ロアアーム30のうちボルト51で締結されている部分が変形して破損しやすくなってしまう。これに対し、貫通穴53aおよび切欠部55e、55fを形成した本実施形態によれば、ボルト51の上方部分でブラケット50が変形して過大荷重を吸収するため、ボルト51を介してロアアーム30に過大荷重が伝達されてしまうことを回避でき、好適である。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、帯板補強部55に切欠部55e、55fが形成されているのに対し、本実施形態では、切欠部55e、55fに替えてビード部55g、55hが形成されている。このビード部55g、55hは、前後方向に膨らんで凸となる形状、かつ、帯板の幅方向に延びる形状に形成されている。本実施形態によっても上方からの過大荷重に対するブラケット50の強度を低下させることができ、第1実施形態と同様の効果を発揮できる。
因みに、上記ビード部55g、55h以外に関する本実施形態の構成は第1実施形態の構成と同じであるため、図5にて第1実施形態と同様の符号を付し、それらの構成の説明を援用する。
(他の実施形態)
上記各実施形態ではアッパレール20とロアアーム30とを別体に構成しているが、本発明の実施にあたり、アッパレール20とロアアーム30とをプレス成形等により一体に構成してもよい。
また、上記各実施形態では、切欠部55e、55f或いはビード部55g、55hを第1および第2突き合わせ部分の両方に設けているが、いずれか一方に設けるようにしてもよい。また、上記各実施形態では、切欠部55e、55f或いはビード部55g、55hと、貫通穴53aとの両方を設けているが、いずれか一方を設けるようにしてもよい。
また、上記各実施形態では車両の前席左側のシートに本発明に係る乗降サポート付車両用シートを適用させているが、本発明は前席左側のシートへの適用に限られるものではなく、後席のシート、右側のシート、運転席のシート、助手席のシートへの適用も勿論可能である。
本発明の第1実施形態に係る乗降サポート付車両用シートを示す、断面図である。 図1のブラケット50および側方カバー60を乗降サポート付車両用シートから取り外した状態を示す側面図である。 第1実施形態において、ブラケット50が取り付けられた状態のロアアーム30単体を示す斜視図である。 第1実施形態に係る乗降サポート付車両用シートを上方から見た上面図であ 本発明の第2実施形態において、ブラケット50が取り付けられた状態のロアアーム30単体を示す斜視図である。 従来の乗降サポート付車両用シートを示す断面図である。
符号の説明
10・・・ロアレール 20・・・アッパレール 30・・・ロアアーム 50・・・ブラケット 53・・・上面部 53a・・・貫通穴 54・・・延出部 55・・・帯板補強部 55e、55f・・・切欠部 55g、55h・・・ビード部 60・・・側方カバー 60a・・・乗降サポートカバー部 70・・・シートクッションの座面部

Claims (5)

  1. 車両のフロアに固定されるロアレールと、
    前記ロアレールに摺動自在に支持され、車両の前後方向にスライド移動可能なアッパレールと、
    前記アッパレールに固定され、車両の前後方向に延びてシートクッションの座面部を下方から支持するロアアームと、
    前記シートクッションの座面部に対して乗降ドアの側に配置される乗降サポートカバーと、を備え、
    前記乗降サポートカバーに乗員が手を付きながら乗降できるようにした乗降サポート付車両用シートにおいて、
    前記乗降サポートカバーの下面に沿って略水平に拡がる板状の上面部と、前記上面部から下方に延びて前記ロアアームにボルトで締結される板面を形成する延出部とを有し、前記乗降サポートカバーを下方から支持するブラケットを備え、
    前記上面部には貫通穴が形成されていることを特徴とする、乗降サポート付車両用シート。
  2. 前記延出部は、車両の左右方向に対して略垂直に拡がる板状であり、
    前記ブラケットは、前記上面部と前記延出部の両方に対して略垂直に拡がる板状、かつ、前記延出部のうち前記乗降ドアの側の面および前記上面部の下面に沿って延びる帯状の帯板補強部を有し、
    前記帯板補強部のうち前記乗降ドアの側の板端面から切り欠かれた切欠部が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の乗降サポート付車両用シート。
  3. 前記延出部は、車両の左右方向に対して略垂直に拡がる板状であり、
    前記ブラケットは、前記上面部と前記延出部の両方に対して略垂直に拡がる板状、かつ、前記延出部のうち前記乗降ドアの側の面および前記上面部の下面に沿って延びる帯状の帯板補強部を有し、
    前記帯板補強部の板面には、帯板の幅方向に延びるビード部が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の乗降サポート付車両用シート。
  4. 車両のフロアに固定されるロアレールと、
    前記ロアレールに摺動自在に支持され、車両の前後方向にスライド移動可能なアッパレールと、
    前記アッパレールに固定され、車両の前後方向に延びてシートクッションの座面部を下方から支持するロアアームと、
    前記シートクッションの座面部に対して乗降ドアの側に配置される乗降サポートカバーと、を備え、
    前記乗降サポートカバーに乗員が手を付きながら乗降できるようにした乗降サポート付車両用シートにおいて、
    前記乗降サポートカバーを下方から支持するブラケットを備え、
    前記ブラケットは、前記乗降サポートカバーの下面に沿って略水平に拡がる板状の上面部と、車両の左右方向に対して略垂直に拡がる板状であり前記上面部から下方に延びて前記ロアアームにボルトで締結される板面を形成する延出部と、前記上面部と前記延出部の両方に対して略垂直に拡がる板状、かつ、前記延出部のうち前記乗降ドアの側の面および前記上面部の下面に沿って延びる帯状の帯板補強部とを有し、
    前記帯板補強部のうち前記乗降ドアの側の板端面から切り欠かれた切欠部が形成されていることを特徴とする、乗降サポート付車両用シート。
  5. 車両のフロアに固定されるロアレールと、
    前記ロアレールに摺動自在に支持され、車両の前後方向にスライド移動可能なアッパレールと、
    前記アッパレールに固定され、車両の前後方向に延びてシートクッションの座面部を下方から支持するロアアームと、
    前記シートクッションの座面部に対して乗降ドアの側に配置される乗降サポートカバーと、を備え、
    前記乗降サポートカバーに乗員が手を付きながら乗降できるようにした乗降サポート付車両用シートにおいて、
    前記乗降サポートカバーを下方から支持するブラケットを備え、
    前記ブラケットは、前記乗降サポートカバーの下面に沿って略水平に拡がる板状の上面部と、車両の左右方向に対して略垂直に拡がる板状であり前記上面部から下方に延びて前記ロアアームにボルトで締結される板面を形成する延出部と、前記上面部と前記延出部の両方に対して略垂直に拡がる板状、かつ、前記延出部のうち前記乗降ドアの側の面および前記上面部の下面に沿って延びる帯状の帯板補強部とを有し、
    前記帯板補強部の板面には、帯板の幅方向に延びるビード部が形成されていることを特徴とする、乗降サポート付車両用シート。
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