JP4192056B2 - ヘッドレスト収納構造 - Google Patents

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本発明は、自動車のシートに使用される着脱可能なヘッドレストを収納する構造に関する。
ヘッドレストを取り外すことのできる自動車のシートは現在広く普及しているが、ヘッドレストを取り外した場合、当該ヘッドレストは車内やトランク内に放置しておくか、車内の特定箇所に収納するなどしている。
ここで、車内の特定箇所に収納する装置として、ホイールハウスやサイドドア内面に形成されたアームレスト等の車室内壁面から車室内へ突出する突出部を使用してヘッドレストを収納する装置として、例えば、特許文献1には「車両のヘッドレスト収納装置」が開示されている。図5は、特許文献1に開示されている車内のホイールハウス部上面に構成されたヘッドレスト収納装置に、ヘッドレストを収納した様子を説明する縦断面図である。
図5に示すように、ヘッドレスト収納装置100は、車室内壁面112から車室内へ突出する突出部111に、シートバック(図示せず)から取り外したヘッドレスト190の取付ロッド部191(本願におけるヘッドレストステーに相当)を差し込んで収納するようにしたものである。同図に示すように、このヘッドレスト収納装置100は、ヘッドレスト190の取付ロッド部191が支持孔113と凹部120を貫通し、その先端がアウターパネル内側に取り付けられた支持部材114の嵌合孔115に嵌合することによってヘッドレスト190を所定位置に収納することができる。
特開平11−245704号公報(段落0016〜0021、図3及び図5)
しかし、特許文献1に記載のヘッドレスト収納装置100では、取り外したヘッドレスト190を収納する場所がホイールハウス上面であることからシートクッション(図示せず)より上に位置することとなる。このような高い位置にヘッドレスト190を収納した状態で搭乗者が搭乗すると、腕や肘がこれに当たるなどして搭乗者の上半身の動作が制限され、居住性が悪くなるといった問題があった。また、前記ヘッドレスト収納装置100では、当該収納装置が車両後方の奥まった位置に構成されていることから、ヘッドレスト190の着脱を行い難いという難点があった。
さらに、かかるヘッドレスト収納装置100では、ホイールハウスを利用するため、ヘッドレスト190の収納位置が比較的高く、目に付き易いことから、ヘッドレスト190を収納した場合であっても目障りに感じるといった問題があった。
また、前記と同様、収納位置が高いので後部座席側面のウィンドウに被って収納されることも考えられる。このような場合にあっては、運転中の後退時や左折時あるいは右折時に視認性を悪くするおそれもあった。
また、ヘッドレスト190を収納していない場合にあっては、室内側に支持孔113が剥き出しとなっているため、見栄えが悪いといった問題もあった。
これらの問題に対応するため、本発明者等は搭乗者の動作を制限し難く、かつ、搭乗者の視野に入り難い箇所にヘッドレストを収納すればよいと考えた。すなわち、ドアの下方位置にヘッドレストを収納することを一案として発明した。通常、この位置にはドアポケットが設けられていることが多いことから、このドアポケットにヘッドレストを収納すれば車内スペースを有効に活用することができ、かつ、前記した諸問題を解決することができる。
しかしながら、単にドアポケットにヘッドレストを収納したのでは、ドアポケットの材料強度あるいは構造的な強度との関係で当該ドアポケットが損壊し易いといった問題や、ヘッドレストが脱落し易いといった問題があった。
本発明は前記課題を解決するため、ドアポケットに工夫を施すことにより、簡易な構造でありながら確実にヘッドレストを収納することができるとともに、ヘッドレストを収納した場合に搭乗者が搭乗しても居住性が悪くならず、また、走行時や後退時における視認性を悪化させることもなく、さらに、ヘッドレストの着脱が容易であって、車両室内においてすっきりと収納することができるヘッドレスト収納構造を提供することを目的としている。
前記課題を解決するため、本発明のヘッドレスト収納構造は、自動車のドアのインナーパネルに取り付けられるドアライニングに、ヘッドレストステーが取り付けられたヘッドレストを保持するための保持部が設けられているヘッドレスト収納構造であって、前記保持部は、前記ドアライニングに設けられているドアポケットの底面に形成された、前記ヘッドレストステーを保持可能な保持穴を有し、前記保持穴の下部に、前記ヘッドレストステーに形成された切り欠きに係止可能な係止具が設けられていることを特徴としている。
このように、本発明のヘッドレスト収納構造は、シートバックから取り外したヘッドレストをドアポケットの底部に設けられた保持部に形成された保持穴にヘッドレストのヘッドレストステーを保持させることにより収納することができる。
また、ドアポケット底部に保持穴を設けているので、この保持穴にヘッドレストステーを差し込んで保持することにより、収納したヘッドレストが容易に脱落することがなくなる。
さらに、ヘッドレストを保持する場所をドアライニングのドアポケットに設けたことにより、ヘッドレストをすっきりと収納することができる。
そして、本発明のヘッドレスト収納構造は、定位置において、係止具とヘッドレストステーに形成されている切り欠きとを係合させることにより、保持穴にヘッドレストステーを挿入するときに適度な節度感(クリック感)をもたせ、ヘッドレストステーを確実に保持することができる。
さらに、本発明のヘッドレスト収納構造は、自動車のドアのインナーパネルに取り付けられるドアライニングに、ヘッドレストステーが取り付けられたヘッドレストを保持するための保持部が設けられているヘッドレスト収納構造であって、前記保持部は、前記ドアライニングに設けられているドアポケットの底面に形成された、前記ヘッドレストステーを保持可能な保持穴を有し、前記保持部は、前記ドアライニングの下方側に位置するライニング側ドアポケット形成部と、前記ライニング側ドアポケット形成部と対向する位置に形成された室内側ドアポケット形成壁部と、前記ライニング側ドアポケット形成部と室内側ドアポケット形成壁部によって構成される空間の底部を形成し、ヘッドレストステーを保持することのできる保持穴を有するドアポケット底部と、を含んで構成され、かつ、この保持部は、前記保持穴内の下部に設けられた係止具と、この係止具の近傍に位置し、前記ドアライニングと前記インナーパネルとの間を支持する支持部材と、前記係止具と対向する位置に形成された係止部材とを含んで構成されていることを特徴としている。
このように、本発明のヘッドレスト収納構造は、シートバックから取り外したヘッドレストをドアポケットの底部に設けられた保持部に形成された保持穴にヘッドレストのヘッドレストステーを保持させることにより収納することができる。
また、ドアポケット底部に保持穴を設けているので、この保持穴にヘッドレストステーを差し込んで保持することにより、収納したヘッドレストが容易に脱落することがなくなる。
さらに、ヘッドレストを保持する場所をドアライニングのドアポケットに設けたことにより、ヘッドレストをすっきりと収納することができる。
そして、本発明のヘッドレスト収納構造は、その有する保持部が、保持穴と、係止具と、支持部材と、係止部材とを含んでなる簡易な構造として構成される。
そして、本発明のヘッドレスト収納構造において前記保持部は、ドアライニングの下方側に備えられているドアポケット内底部に設けたので、ヘッドレストを収納した場合、収納された当該ヘッドレストの位置は、シートクッションと同等の高さ(すなわち搭乗者の膝位置)か、あるいはそれよりも低い位置とすることができる。
また、係止部材と係止具とによりヘッドレストステーを挟持あるいは係止することができ、さらに、支持部材を配設したことによりドアライニングの撓みを防止することができるとともに、係止具による係止具合を向上させることができる。
すなわち、この保持部によってヘッドレストステーを確実に保持するので、収納したヘッドレストが容易に脱落しないヘッドレスト収納構造を具現することができる。
本発明のヘッドレスト収納構造によれば、ドアポケットにヘッドレストを収納するので、ヘッドレストを収納した場合であっても、搭乗者にとって邪魔となり難く、居住性が悪くなることを防止することができる。
本発明のヘッドレスト収納構造の係止具とヘッドレストのヘッドレストステーに設けられた切り欠きとを係合するので、定位置で確実にヘッドレストステーを係止することができる。
特に、本発明のヘッドレスト収納構造は、ヘッドレストを保持する場所をドアライニング下方位置のドアポケットに設けたので、ヘッドレストの収納位置を低く設定することができる。従って、収納されたヘッドレストはシートクッションと同等の高さか、あるいはそれよりも低い位置となり、搭乗者の動作が制限されることや、運転時の視認性を悪化させるなどの影響がなくなった。その結果、ヘッドレストを収納した場合であっても居住性が悪化することがなくなった。
また、シートバックをシートクッション側へ折畳んで全体をフロアへダイブダウンするタイプのシートアレンジにより荷室空間を形成する場合、外したヘッドレストをドアポケットに収納するので、荷室空間を有効に使用でき、前記シートアレンジ作業の障害ともならない。
また、前記保持穴により確実にヘッドレストステーを保持することができるので容易に脱落することがない。
さらに、ヘッドレストを保持するための保持穴をドアポケットの内部に設けたので、ドア内装部の外見上、保持穴が目立たない。
さらに、保持部を、保持穴、支持部材、係止具および係止部材とを含んで構成することとしたので、ヘッドレストステーを確実に保持できる。その結果、収納したヘッドレストが容易に脱落することがなくなった。
次に、本発明に係るヘッドレスト収納構造の一実施形態について、図1〜図3を適宜参照しつつ説明する。
ここで、図1は本発明に係るヘッドレスト収納構造にヘッドレストを収納した様子を示す外観図である。図2は図1におけるA−A矢視断面図である。図3は本発明に係るヘッドレスト収納構造を有する自動車ドアを斜め上方から観た外観図である。
まず、図1に示すように、本発明のヘッドレスト収納構造1はドアに備え付けられているドアポケットDP内にヘッドレスト9を保持するための保持部10(図2参照)を設け、ここにヘッドレスト9を収納できるように構成されている。
また、図2に示すように、本発明のヘッドレスト収納構造1は、アウターパネルOPとインナーパネルIPとによって構成されるドア躯体に取り付けられた車室内側のドアの内装を施すためのドアライニングDLの下方位置に、ライニング側ドアポケット形成部11と、このライニング側ドアポケット形成部11と対向する位置に形成された室内側ドアポケット形成壁部12と、ライニング側ドアポケット形成部11と室内側ドアポケット形成壁部12によって構成される空間の底部を形成するドアポケット底部13とを含んで構成されるドアポケットDPにおいて、前記ドアポケット底部13にヘッドレスト9を保持し、収納するための保持部10を設けることにより構成されている。
前記保持部10は、ドアポケット底部13に設けられた保持穴14と、保持穴14の下部に設けられた係止具15と、この係止具15の近傍に設けられ、ドアライニングDLとインナーパネルIPとの間を支持する支持部材16と、係止具15と対向する位置に設けられた係止部材17とを含んで構成されている。また、挿入されたヘッドレストステー91の先端91aを衝止するための突当部18を設けるのが好ましい。
前記保持穴14は、ドアポケット底部13に穿設された、ヘッドレストステー91を保持するための穴であって、前記保持部10の上部分を構成するものであり、ヘッドレストステー91の挿脱が可能なように構成されている。ここで、保持穴14の形状はヘッドレストステー91を挿脱可能な大きさの穴とすればどのようなものでもよく、特に限定されるわけではないが、例えば真円形、楕円形、四角形などとすることができる(図3参照)。
なお、ヘッドレストステー91を挿入する際にスムーズに保持部10内へ導入するために、ドアポケット底部13上面に向けて保持穴14の縁を面取りしておくことが望ましい。
前記係止具15は、保持穴14に挿入されたヘッドレストステー91を係止するものであり、図2に示すように、ライニング側ドアポケット形成部11と一体的に形成することが望ましい。前記係止具15としては、保持穴14の内壁の一部を片持ちばり状の板ばねとして形成し、板ばねの先端側に、ヘッドレストステー91の切り欠き92に係合する略L字形状の突起または折り曲げ部を形成するのがよい。そして、板ばねの先端側が保持穴14内に張り出すように設定して、ヘッドレストステー91への付勢力が発生するようにするのが好ましい。このように、ヘッドレストステー91に対して付勢力が働くように形成することによって、ヘッドレストステー91を確実かつ安定して保持することができる。なお、この係止具15は、ヘッドレストステー91の数に合わせて、保持穴14ごとに設ける構成とすることができるほか、ヘッドレスト9に対して1つ設ける構成とすることもできる。
また、ヘッドレストステー91に前記係止具15と係合するための切り欠き92を設け、この切り欠き92に前記係止具15の突起または折り曲げ部が当接するように形成すると、この切り欠き92に合わせた定位置において確実にヘッドレストステー91を保持することができるので好ましい。ここで、シートバックに取り付けた際のヘッドレスト9の高さ調節のための切り欠きがヘッドレストステー91の後ろ側に設けられているときは、その切り欠きを使用することができる。
なお、前記した突起または折り曲げ部は、ヘッドレストステー91の挿入方向に向かって保持穴を狭める斜面15aと、ヘッドレストステー91の係脱方向に向かって保持穴14を狭める斜面15bとを有する略L字形状として構成されている。そして、この斜面15aは、ヘッドレストステー91を挿入したときに先端91aと当接して係止具15を撓ませるとともに切り欠き92と係合し、切り欠き92の上部斜面92aと当接することによりヘッドレストステー91の挿入を止める働きを有する。また、斜面15bは、ヘッドレストステー91を挿入したときに切り欠き92と係合し、切り欠き92の下部斜面92bと当接することにより、ヘッドレストステー91の抜け止めとなるとともに、ヘッドレストステー91を抜くときに下部斜面92bに押されて係止具15を撓ませる働きを有する。
このように、斜面15aを有することにより、ヘッドレストステー91の挿入時にヘッドレストステー91を適切な位置で確実に係止することができる。また、斜面15bを有することにより、容易に脱落しないようにすることができるとともに、ヘッドレストステー91の係脱時に係止具15が引っ掛かることなく、スムーズにこれを係脱することができる。
また、前記係止具15による保持力を補強するために、当該係止具15の近傍に、ライニング側ドアポケット形成部11と一体的に形成された支持部材16を設け、ライニング側ドアポケット形成部11とインナーパネルIPとの間で突っ張らせ、ライニング側ドアポケット形成部11を支持させている。係止具15の近傍としては、図3に示すように、ドアポケット底部13および係止具15の上部とするのがよいが、これに限定されるものではなく、係止具15等との構成によって下部に設けることや横位置に設けるなど、種々変更することができる。
このように係止具15近傍に支持部材16を設けると、ライニング側ドアポケット形成部11の係止具15付近のたわみを防止することができるので、ヘッドレスト9を安定した状態で保持することができるようになる。
なお、この支持部材16の形状としては、十字形状のリブとするのが望ましいが、係止具15による保持力を補強することができる形状であればどのようなものでもよく、例えば立方体形状のリブやロ字形状のリブとすることもできる。
また、当該支持部材16において、インナーパネルIPと当接する部分にゴム、スポンジ、樹脂などの弾性体16aを取り付けておくとライニング側ドアポケット形成部11に余分な力が加わった場合であっても支持部材16やライニング側ドアポケット形成部11が損壊する恐れがないので、より望ましい。
前記係止部材17は、室内側ドアポケット形成壁部12と一体的に構成され、前記係止具15と協働してヘッドレストステー91を挟持し、保持するものである。この係止部材17は保持穴14の下部において前記係止具15と対向する位置に設けるのが好ましい。また、当該係止部材17の形状は、十字形状のリブとするのがよいが、係止具15と協働してヘッドレストステー91を挟持し、保持することができるものであればどのような形状でもよく、例えば、立方体形状のリブあるいはロ字形状のリブとすることもできる。
なお、前記保持穴14に挿入されたヘッドレストステー91の先端91aを受けるための突当部18を、保持穴14の下方延長線上に設けることにより、ヘッドレストステー91の先端91aが当接する部分のドアポケットDPの強度を増すことができる。また、ドアポケットDPの製造時に突当部18の高さを調節して製造することにより、ヘッドレストステー91の切り欠きと前記係止具15とを係合する高さに合わせることができる。
次に、ドアポケットDPに備えられている、本発明に係るヘッドレスト収納構造1は、ドアライニングDLと室内側ドアポケット形成壁部12とドアポケット底部13とを樹脂により一体的に構成し、ライニング側ドアポケット形成部11をドアライニングDL裏面側から取り付けることによって作製されている(図2参照)。
このようにすることで精密な成形を行いつつも部品点数を減らし、組み立て工数を減らすことができるので、コストダウンを図ることも可能である。なお、ドアライニングDLへのライニング側ドアポケット形成部11の取り付け方法としては、熱カシメ、溶着、接着などの通常用いられる方法により取り付けることができる。
なお、本発明に係るヘッドレスト収納構造は以上に説明した内容に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において広く改変・変形等することができることはいうまでもない。
例えば、本発明に係るヘッドレスト収納構造1の他の実施形態として、ドアライニングDLと室内側ドアポケット形成壁部12とを一体的に構成し、ドアポケット底部13とライニング側ドアポケット形成部11とを一体的に構成し、このライニング側ドアポケット形成部11をドアライニングDLの裏面側から取り付けることによって作製することができる。
また、本発明に係るヘッドレスト収納構造1の他の実施形態として、ドアライニングDLとライニング側ドアポケット形成部11とドアポケット底部13とを一体的に構成し、室内側ドアポケット形成壁部12を室内側から取り付けて作製することもできる。
さらに、本発明に係るヘッドレスト収納構造1の他の実施形態として、ドアライニングDLとライニング側ドアポケット形成部11とを一体的に構成し、ドアポケット底部13と室内側ドアポケット形成壁部12とを一体的に構成し、この室内側ドアポケット形成壁部12を室内側から取り付けて作製することもできる
なお、本発明に係るヘッドレスト収納構造1において、前記したドアライニングDL、ライニング側ドアポケット形成部11、ドアポケット底部13、室内側ドアポケット12の各部品を別々に作製し、これらを組み立てることとしてもよい。
また、ドアポケット底部13に設けられた前記保持穴14に、指輪、ピアスなどの貴重品やゴミなどが入らないよう、常時閉側へ付勢された保持穴蓋2(図4参照)を設けてもよい。この保持穴蓋2は、ドアポケット底部13の裏面に、ねじりコイルばね21等によって可動できるように構成する。このようにすると、ヘッドレスト収納構造1を使用していないときは前記保持穴蓋2によって保持穴14が塞がれている状態とすることができ、ヘッドレスト収納構造1を使用するときはヘッドレストステー91によって保持穴蓋2を下方に押動することにより保持穴蓋2を開けることができる。なお、この保持穴蓋2の別の態様として、指によってドアポケット底部13の平面方向と平行にスライドさせる構成とすることもできる。
さらに、本発明においては、係止具15を車両内側方向へ向けて付勢させていたが、これに限らず、車両の前方や後方へ向けて付勢するように係止具15を配置してもよい。このように構成することで、ヘッドレスト9の高さ調整のために設けられている切り欠きがヘッドレストステー91の側面に設けられている場合、前記係止具15を高さ調整のための切り欠きに係止させることができる。
さらに、インナーパネルIPとドアライニングDLとの幅が十分に確保されている車両であれば、このヘッドレスト収納構造1を、本発明で説明したよりもさらにアウターパネルOPに寄せて構成し、このヘッドレスト収納構造1に重ねて蓋をする構成としてもよい。このように構成することにより、見た目がすっきりし、かつ、ヘッドレストステーを確実に保持することができる。
ヘッドレスト収納構造にヘッドレストを収納した様子を示す外観図である。 図1における一部切り欠きA−A矢視断面図である。 ヘッドレスト収納構造を有する自動車ドアを斜め上方から観た外観図である。 保持穴に可動できる保持穴蓋を設けた例を示す説明図である。 従来技術における車内のホイールハウス部上面に構成されたヘッドレスト収納装置に、ヘッドレストを収納した様子を説明する縦断面図である。
符号の説明
1 ヘッドレスト収納構造
11 ライニング側ドアポケット形成部
12 室内側ドアポケット形成壁部
13 ドアポケット底部
14 保持穴
15 係止具
16 支持部材
17 係止部材
9 ヘッドレスト
91 ヘッドレストステー
OP アウターパネル
IP インナーパネル
DP ドアポケット
DL ドアライニング

Claims (2)

  1. 自動車のドアのインナーパネルに取り付けられるドアライニングに、ヘッドレストステーが取り付けられたヘッドレストを保持するための保持部が設けられているヘッドレスト収納構造であって、
    前記保持部は、前記ドアライニングに設けられているドアポケットの底面に形成された、前記ヘッドレストステーを保持可能な保持穴を有し、
    前記保持穴の下部に、前記ヘッドレストステーに形成された切り欠きに係止可能な係止具が設けられていることを特徴とするヘッドレスト収納構造。
  2. 自動車のドアのインナーパネルに取り付けられるドアライニングに、ヘッドレストステーが取り付けられたヘッドレストを保持するための保持部が設けられているヘッドレスト収納構造であって、
    前記保持部は、前記ドアライニングに設けられているドアポケットの底面に形成された、前記ヘッドレストステーを保持可能な保持穴を有し、
    前記保持部は、前記ドアライニングの下方側に位置するライニング側ドアポケット形成部と、
    前記ライニング側ドアポケット形成部と対向する位置に形成された室内側ドアポケット形成壁部と、
    前記ライニング側ドアポケット形成部と室内側ドアポケット形成壁部によって構成される空間の底部を形成し、ヘッドレストステーを保持することのできる保持穴を有するドアポケット底部と、
    を含んで構成され、かつ、
    この保持部は、前記保持穴内の下部に設けられた係止具と、
    この係止具の近傍に位置し、前記ドアライニングと前記インナーパネルとの間を支持する支持部材と、
    前記係止具と対向する位置に形成された係止部材とを含んで構成されていることを特徴とするヘッドレスト収納構造。
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