JP2006001403A - シートバックボード構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、荷室の拡大を図りつつ、コイルスプリングの外れを防ぐことができるシートバックボード構造を提供する。
【解決手段】本発明は、ボード部材12,13の回動中心の近傍でコイルスプリング25が固定されたまま、第1,第2ボード部材12,13の回動中心21とコイルスプリング25の中心位置との差が許容できる構成とした。これにより、シートバック4と荷室フロア1a端との隙間を最小限に抑えられる。
【選択図】 図8

Description

本発明は、シートバックとその後方の荷室のフロア端との隙間を覆い隠すシートバックボード構造に関する。
ワゴン車など、リヤシートの直後に荷室が続く自動車(車両)では、リヤシートのシートバックに、リクライニング構造や前倒れ構造を用いて、シートバックが有る領域も荷室の一部として活用することが行われている。一般には、図9中の二点鎖線で示されるようにリヤシートaのシートバックbを背凭れ位置cから実線に示されるようにシートクッションd上に折り畳むと、畳んだシートクッションdの背面上の空間も荷室eとなる構造にしてある。
ところで、このようなリヤシートaの後方に荷室eが続く自動車は、リヤシートaのシートバックbと、その後方の荷室eのフロアf端との間に、シートバックbの前後の動きを許容するために隙間gが必要とされる。しかし、隙間gがあると、見栄えがよくない。
そのため、ワゴン車などでは、シートバックボードhを用いて、この隙間gを覆い隠すことが行われている。これには、図9に示されるように開閉可能な二枚のボード部材i,jに、付勢部品であるコイルスプリングkを組み合わせて、同ボード部材i,jを閉じる方向に付勢して、シートバックbが起立した状態から折り畳んだ状態まで、ボード部材i,jで、隙間gを覆い隠せるようにしている。
従来、シートバックボードhの付勢構造には、図10に示されるように両端部から径方向へそれぞれ素線p、qが突き出たコイルスプリングkを用い、そのコイルスプリングkの一方の素線pの端部を止め具rで、一方のボード部材の内面、ここではボード部材jの内面に固定し、他方の素線qの端部を他方のボード部材の内面、ここではボード部材jの内面に取着したフック部sで摺動可能に係止させて、二枚のボード部材i,jに閉じる方向に付勢力を与える構造が実施されている。そして、図9に示されるようにボード部材jが荷室eのフロア端に対して縦向き、ここでは荷室eのフロア位置から下がる段差の縦壁mに組付けられ、残るボード部材iがシートバックbの背面に重ねられることによって、シートバックbの前後方向の動きに追従して、ボード部材i,jによる隙間gの遮蔽が続けられようにしている。
ところが、上記のようなコイルススプリングkの巻き部tを第1、2ボード部材i,jから浮かせて付勢する構造は、巻き部t自体の移動で、シートバックbの回動に伴う第2ボード部材jの回動支点とコイルスプリングkの中心位置との差を吸収しながら、第1ボード部材iの回動を許す構造である。このため、同構造には、図8中の二点鎖線や実線に示されるように巻き部tの移動を許容するためのスペースが必要となる。
しかし、図8に示されるようにシートバックbとその後方のフロア端までの隙間gは、コイルスプリングkの移動に必要なスペースを見込むために、当初よりも大きくすることが余儀なくされ、その分、荷室eの前後長が減らされてしまうという負担が生じていた。しかも、巻き部tが移動する際、巻き部tの動きにつられて、図10中の二点鎖線に示されるようにフック部sから素線qが外れるおそれがあった。
そこで、本発明の目的は、荷室の拡大を図りつつ、コイルスプリングの外れを防ぐことができるシートバックボード構造を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するために、付勢構造として、第1ボード部材と第2ボード部材との間の回動中心の近傍にその回動中心に沿って、両端部から径方向へそれぞれ素線が突き出たコイルスプリングを配置し、同コイルスプリングを前記回動中心の近傍となる第1、第2ボード部材のいずれかの地点に固定手段で固定させ、同コイルスプリングの一方の素線端を第1ボード部材および第2ボード部材の一方に第1支持手段で支持させ、コイルスプリングの他方の素線端を第1ボード部材および第2ボード部材の他方に第2支持手段でスライド可能に支持させた構成を採用した。
請求項2に記載の発明は、固定手段、第1支持手段、第2支持手段、コイルスプリングの各部が一つのブラケット部品に集約されるよう、固定手段には、中間に第1ボード部材の上部端と第2ボード部材の下部端との間に配置されるヒンジ部を有し、両側にヒンジ部から第1ボード部材の上部端、第2ボード部材の下部端へ延びてそれぞれ第1,第2ボート部材に組付く座部を有するブラケットをもち、ヒンジ部近傍の座部分にコイルスプリングの各部と嵌合して該コイルスプリングを同地点に固定するスプリング装着部を形成した構成を用い、第1支持手段には、第1ボード側の台部に形成されコイルスプリングの一方の素線端と係止する係止部を有した構成を用い、第2支持手段には、第2ボード側の座部に形成され、コイルスプリングの他方の素線端がスライド可能に収まる収容部を有した構成を用いた。
請求項3に記載の発明は、ブラケット部品に対する第1,第2ボード部材の組付けが容易に行なえるよう、さらに第2ボード側の座部には、係止部へ係止させる前のコイルスプリングの素線端を受けるための受け面と、同受けた素線端をヒンジ部とは反対側から規制する壁部とを有した構成を用いた。
請求項1に記載の発明によれば、付勢構造は、ボード部材の回動中心の近傍にコイルスプリングが固定されたまま、第1,第2ボード部材の回動中心とコイルスプリングの中心位置との差を許容する構成なので、シートバックと荷室フロア端との隙間を最小限に抑えることができ、荷室の拡大化が図れる。しかも、コイルスプリングは、定位置で固定され続けるので、スプリング外れが生じることはなく、高い信頼性をもたらす。
請求項2に記載の発明によれば、一つのブラケットに、付勢に必要な各部が集約されるので、ブラケットと第1、第2ボード部材とを組み合わせるだけの作業で、シートバックボードに付勢構造が組付けることができ、作業工数の低減を図ることができるといった効果を奏する。
請求項3に記載の発明によれば、第1,2ボード部材とブラケットとを組付ける際、受け面でコイルスプリングの素線端を受け止めるようにしておくと、ブラケットの各座部は、壁部と素線端との規制によって、所定の展開姿勢に拘束されるので、容易に第1,第2ボード部材の組付けができ、シートバックボードの組立性の向上を図ることができるといった効果を奏する。
[一実施形態]
以下、本発明を図1〜図8に示す一実施形態にもとづいて説明する。
図1は、自動車(車両)、例えばワゴンタイプの自動車のリヤ側の車室内を示していて、同図中1は、車体(図示しない)の前後方向に延びるフロアパネル、2は、同フロアパネル1のリヤ側に据え付けられたリヤシート(本願のシートに相当)である。
リヤシート2は、シートクッション3の後部に、折畳み機構部やリクライニング機構部3aを介して、起立したシートバック4を組付けて構成される。そして、シートバック4が、折畳み機構部やリクライング機構部3aに付いている操作部(操作レバーや操作ノブなど)の操作により、前後方向、例えば図1中の実線で示す背凭れ位置αから同じく二点鎖線で示すシートクッション3とに重なる前倒れ位置βまで可動できるようにしてある。
リヤシート2の後方には、例えばフロアパネル1の上側にセットされたカーゴパネル1aをフロアとした荷室5が続いていて、シートバック4を前方へ折り畳むと、荷室空間が広げられるようにしてある。
またリヤシート2の後方には、シートバック4とカーゴパネル1a端(荷室フロア端に相当)との間の隙間A(図8に図示)を覆い隠すシートバックボード10がセットされている。
シートバックボード10は、図2にも示されるようにカーゴパネル1a端に対して縦向きで配置されるボード部材12と、このボード部材12の上端部に対して回動可能に支持されシートバック4の背面下部に重なるように配置されるボード部材13とを有している。ボード部材12,13は、いずれも車幅方向に延びる帯形に形成されている。なお、ボード部材12は、本実勢形態においてはボード部材12の下端部に形成されている脚部12aを用いてフロアパネル1に固定させてある。そして、ボード部材13は、複数のヒンジモジュール15(本願の付勢構造に相当)を介して、ボード部材12の上端部に回動可能に支持されている。
これらヒンジモジュール15は、いずれもボード部材13をシートバック4の背面へ押付ける機能をもつ。この機能をもつヒンジモジュール15はいずれも同じ構造で、そのうちの代表となる1つのヒンジモジュール15の構造が図3〜図6に示されている。
同ヒンジモジュール15について説明すると、図中16は例えば合成樹脂製のブラケットである。ブラケット16は、例えばボード部材12,13の厚みより厚い帯板状の中間部17と、その中間部17の両側(上下)から延びる一対の板状の台部18とを有している。各台部18は、いずれも中間部17より薄く形成されていて、台部18後側の段差した部分にボード端組込み部19を形成している。なお、20はボード端固定用の固定孔やボスを示す。
中間部17の中間(ここでは上下方向)には、車幅方向に延びる帯状の薄肉部よりなるヒンジ部21が形成されていて、薄肉部の最も薄くした部分で形成される部位21aを支点として、ブラケット16全体が回動できるようにしている。このヒンジ部21を挟んだ両側の中間部17の一部を含む台部18により、一対の座部22を形成している。そして、各台部18のボード端組込み部19には、それぞれボード部材12の下端部、ボード部材13の上端部が収められ、固定孔やボスを用いた固定手段(かしめなど)により、各座部22に各ボード部材12,13を固定させている。これで、ボード部材13は、ボード部材12に回動可能に支持され、ボード部材12と協同して、隙間Aの全体を外側から覆っている。なお、中間部17を含めボード部材12,13の背面(車室内に露出する面)は表皮35で覆ってある。
またヒンジ部21の近傍の座部分、例えばヒンジ部21と隣接したボード部材12側の中間部17部分には、スプリング装着部23が形成されている。このスプリング装着部23には付勢用のコイルスプリング24が装着されている。
ここで、コイルスプリング24は、図4にも示されるようにコイル素線25が多数回に巻回された巻き部25aと、同巻き部25aの両端部から径方向へそれぞれ突き出した素線端部分26,27を有して構成されている。なお、例えば左側の素線端部分26には、例えば中間が径方向外側へ張り出るように曲成され、先端が軸心方向内側へ向ってL形に曲がる構成が用いられ、右側の素線端部分27には、中間が径方向内側へ傾斜するように曲成され、先端が軸心方向内側へ向ってL形に曲がる構成が用いられている。
スプリング装着部23は、図3〜図5に示されるようにヒンジ部21の支点沿いに中間部17に形成された細長のスプリング嵌合用の凹部28と、同凹部28の両端壁から突き出る一対のボス部29とを組合わせた構造が用いられている。そして、コイルスプリング24が、巻き部25aの両端の空隙部分にボス部29を嵌挿させて、凹部28内に巻き部25a全体を嵌め込むという手法で、凹部28内に固定させてある。つまり、コイルスプリング24は、ブラケット16を介して、ボード部材側(本実施形態ではボード部材12)に固定される(本願の固定手段に相当)。
一方、上側の台部18の一側、例えば左側の板面部分には、図3〜図5に示されるようにボード部材12,13の開閉方向に沿って溝部30が形成されている。また溝部30の先端側は、台部18の裏面に開口している。この開口部30aの右側の開口縁部には、スライド用の凹部31(収容部に相当)が形成されている。そして、左側の素線端部分26の先端部(L状部の先端)が、凹部28の壁面に形成された切欠部28aの上方、開口部30を通じて、凹部31にスライド可能に収められている。つまり、左側の素線端部分26は、ボード部材側にスライド可能に支持される。
上側の台部18の他側、例えば右側の板面部分には、図3〜図5に示されるように右側の素線端部分27の形状にならうL字形の溝部32が形成されている。この溝部32は、所定の付勢力を加える前(常態時)の素線端部分27を収めるための部分である。この溝部32は、図3および図5に示されるように該溝部32の底面33(本願の受け面に相当)で、付勢力を与える前の素線端部分27を受け止め、該溝部32の縦壁34で同素線端部分27をヒンジ部21とは反対側から規制する機能を有している。これにより、ボード部材12,13の組付時の作業や組付後にボード部材12,13の表面に表皮35(図2、図7および図8に図示)を貼り付ける作業が容易に行なえるよう(ヒンジ部21での曲りを抑えつつボード組付けを行なうため)、ブラケット16を、所定の展開姿勢、ここでは一対の台部18が直線状に並ぶ姿勢で拘束させることもできるようにしている。なお、縦壁34の一部からはリブ状の障壁34aが立ち上がっていて、大きな衝撃が加えられても所定の展開姿勢が確保される構造にもなっている。但し、28bは、溝部32内に収める素線端部分27を通すために、凹部28の壁面に形成された切欠部を示す。
他方、下側の台部18の他側、例えば右側の板面部分には、図3〜図5に示されるように凹部28の右端部分からボード部材13の開閉方向に沿って延びる、例えば一部に台部18の背面に貫通する部分をもつ細長の溝部36が形成されている。また溝部36先端付近には、例えばL字形の突起部で形成されるフック部37(本願の係止部に相当)が形成されている。このフック部37に右側の素線端部分27の先端部が係止されている。この係止は、当初、すなわちボード組付け、表皮35の貼り付ける工程まで、溝部32に配置されていた右側の素線端部分27を、シートバックボード10の車体への組付けの際、図6中の矢印で示されるように反対側の台部18(下側)へ回動操作することで行われる。この係止により、この残る右側の素線端部分27はボード部材側に固定され、このとき発生するスプリング力(巻き部25aが捩じれることによる)で、上側のボード部材13をシートバック4の背面へ付勢して押え付けている。
この不動(固定)のコイルスプリング24により、ヒンジ部21の回動中心(ボード部材12,13の回動中心)とコイルスプリング24の中心位置(巻き部25a)との差を許容しながら、上側のボード部材13で、シートバック4後方の隙間Aを覆い続ける構造にしている。
すなわち、図1中の実線に示されるシートバック4が背凭れ位置αに位置決められている状態では、図7に示されるようにボード部材13は、巻き部25aが定位置(ヒンジ部21近傍)にあり、右側の素線端部分27が不動側のボード部材12に固定、左側の素線端部分26がヒンジ部21に近づく方向へスライド変位して巻き部25aの中心位置との差を吸収するという状態で、コイルスプリング24のスプリング力(付勢力)により、シートバック4の背面に押付けられる。これで、隙間Aを覆い隠す。
また図1中の二点鎖線に示されるようにシートバック4を前方へ折り畳むと、ボード部材13は、図8に示されるように巻き部25aが定位置(ヒンジ部21近傍)、右側の素線端部分27がボード部材12に固定、左側の素線端部分26がヒンジ部21から離れる方向へスライド変位して巻き部25aの中心位置との差を吸収するという状態で、ヒンジ部21を支点に回動変位しながら、コイルスプリング24のスプリング力(付勢力)により、折り畳んだシートバック4の背面へ押付けられる。これにより、隙間Aは、可動側のボード部材13で覆い隠し続けられる。
つまり、隙間Aは、コイルスプリング24がボード部材12,13の回動支点(ヒンジ部21)の近傍で固定されたまま、ボード部材13(可動側)により覆い隠し続けられる。
したがって、隙間Aの寸法を大きくする要素は解消され、その分、カーゴパネル端をシートバック4に近付けることができ、シートバック4を起立させた状態における荷室5の寸法(前後長)を拡大させることができる。しかも、コイルスプリング24は移動しないので、コイルスプリング24の外れも併せて防ぐことができる。特にコイルスプリング24のスライド支持される構造は、固定側のボード部材12でなく、荷重が一定方向から作用する可動側のボード部材13側に設けてあるので、スライドしている途中でスプリング外れが生じることはない。
また可動側のボード部材13を付勢する構造には、ボード部材12,13に組付く一つのブラケット16に、付勢に必要な各部を集約したモジュール部品が用いてあるので、部品点数が少なく、ボード部材12,13に組付ける作業(シートバックボード10を組立てる作業)が簡単ですみ、作業工数が少なくてすむ。そのうえ、合成樹脂製のブラケット16が採用されているので、コスト的な負担が小さくてすむ。
またこのモジュール部品には、ボード部材12,13が組付け難くなることを改善するために、所定の展開姿勢に拘束する構造が形成してあるので、容易にボード部材12,13の組付けが行なえ、それによってもシートバックボード10の組立性が図れる。
なお、本発明は上述した一実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施しても構わない。一実施形態では、コイルスプリングを固定側ボード部材に固定する構造を挙げたが、これに限らず、可動側ボード部材に固定する構造でもよい。また一実施形態では、カーゴパネル端にシートバックボードを設ける構造を挙げたが、例えば図9に示されるような段差部で形成される荷室フロアの端部にシートバックボードを設ける構造に適用してもよく、荷室のフロア端の構造には限定されるものではない。
本発明の一実施形態に係るシートバックボード構造を、同構造を適用した車両と共に示す斜視図。 同シートバックボード構造を分解した斜視図。 同シートバックボード構造のモジュール化された付勢構造の各部を示す図。 同付勢構造の分解斜視図。 同付勢構造がボード部材に組付くまでを示す斜視図。 同付勢構造を付勢力が発生する状態にするのを説明する斜視図。 シートバックが起立したときの付勢構造の状態を示す断面図。 シートバックを前方へ折り畳んだときの付勢構造の状態を示す断面図。 従来のシートバックボード構造を説明するための断面図。 同シートバックボードの付勢構造を説明するための斜視図。
符号の説明
2…リヤシート、4…シートバック、10…シートバックボード、12…ボード部材(第1ボード部材)、13…ボード部材(第2ボード部材)、15…ヒンジモジュール(付勢構造)、16,21,22,23…ブラケット,ヒンジ部,座部,スプリング装着部(固定手段),31…凹部(収容部、第2支持手段)、24…コイルスプリング、33…底面(受け面)、36…縦壁(壁部)、37…フック部(係止部,第1支持手段)、A…隙間。

Claims (3)

  1. 前後方向に回動可能なシートバックを有して構成されるシート、同シートバックの直後に形成された荷室のフロア端のうちの前記フロア端に対して縦向きで組付けられる第1ボード部材と、
    前記シートバックの背面と重なるように配置され、かつ下部端が前記第1ボード部材の上部端と回動自在に支持され、前記第1ボート部材と協同して前記シートバックと前記フロアの端部との間の隙間を覆い隠す第2ボート部材と、
    前記第2ボード部材を前記シートバックの背面に押付ける方向へ付勢させる付勢構造とを具備し、
    前記付勢構造が、
    前記第1ボード部材と前記第2ボード部材との間の回動中心の近傍にその回動中心に沿って配置された両端部から径方向へそれぞれ素線が突き出たコイルスプリングと、
    前記コイルスプリングを前記回動中心の近傍となる前記第1、第2ボード部材のいずれかの地点で固定させる固定手段と、
    前記コイルスプリングの一方の素線端を前記第1ボード部材および第2ボード部材の一方に支持させる第1支持手段と、
    前記回動中心と前記コイルスプリングの中心位置との差を許容して前記第2ボード部材を付勢させるべく、前記コイルスプリングの他方の素線端を前記第1ボード部材および第2ボード部材の他方にスライド可能に支持させる第2支持手段と
    を有して構成されることを特徴とするシートバックボード構造。
  2. 前記固定手段は、中間に前記第1ボード部材の上部端と前記第2ボード部材の下部端との間に配置されるヒンジ部を有し、両側に該ヒンジ部から前記第1ボード部材の上部端、前記第2ボード部材の下部端へ延びてそれぞれ第1,第2ボート部材に組付く座部を有するブラケットをもち、前記ヒンジ部近傍の座部分に前記コイルスプリングの各部と嵌合して該コイルスプリングを同地点に固定するスプリング装着部を形成してなり、
    前記第1支持手段は、前記第1ボード側の座部に形成され前記コイルスプリングの一方の素線端と係止する係止部を有して構成され、
    前記第2支持手段は、前記第2ボード側の座部に形成され、前記コイルスプリングの他方の素線端がスライド可能に収まる収容部を有して構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載のシートバックボード構造。
  3. さらに、前記第2ボード側の座部には、前記係止部へ係止させる前のコイルスプリングの素線端を受けるための受け面と、同受けた素線端を前記ヒンジ部とは反対側から規制する壁部とを有していることを特徴とする請求項2に記載のシートバックボード構造。
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