JP2000052764A - 自動車用後部ウインドウにおけるサンシェード装置 - Google Patents

自動車用後部ウインドウにおけるサンシェード装置

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JP2000052764A
JP2000052764A JP10231926A JP23192698A JP2000052764A JP 2000052764 A JP2000052764 A JP 2000052764A JP 10231926 A JP10231926 A JP 10231926A JP 23192698 A JP23192698 A JP 23192698A JP 2000052764 A JP2000052764 A JP 2000052764A
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Japan
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roll curtain
support shaft
rear window
motor
rail
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JP10231926A
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English (en)
Inventor
Tadakazu Kiuchi
忠和 木内
Teruo Kawasaki
輝夫 川崎
Akira Kanashiki
昭 金敷
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Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リアサイドレール付近のヘッドクリアランス
を十分確保するとともに、後方視界を良好にする。 【解決手段】 ロールカーテン用レール25の上桁部2
51が車体20の上部における前後方向略中央部に位置
するように、ロールカーテン用レール25を車体20に
設置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用後部ウイ
ンドウにおけるサンシェード装置、特に、ワンボックス
カーのような自動車用後部ウインドウにおけるサンシェ
ード装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種装置として、図13及び図
14に示すものが知られている。図13及び図14おい
て、後部ウインドウ1が装着される一対のリアピラー
2、3及びこのリアピラー2、3の上端部がそれぞれ連
結するリアサイドレール4に沿わせるように、略コ字状
に一体成形されたロールカーテン用レール5を設置し、
ロールカーテン用レール5の上部側に支軸6を横設し、
支軸6にロールカーテン7の一端側を装着してロールカ
ーテン7を支軸6に巻き取るとともに、ロールカーテン
7の両側端部がロールカーテン用レール7内を摺動し
て、ロールカーテン7の他端側を支軸6に対して引出し
て後部ウインドウ1を覆うことによって、当該後部ウイ
ンドウ1をロールカーテン7により遮光するようにして
いる。
【0003】また、ロールカーテン用レール5は、車室
内において、その上桁部51が天張材8にて美装され、
横桁部52、53がピラーガーニッシュ9により美装さ
れている。
【0004】ロールカーテン用レール5の上桁部51の
略中央部に、ロールカーテン7を引出し及び巻き取り作
動させるために支軸6を回転させるモータ10が設置さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成する
従来の自動車用後部ウインドウにおけるサンシェード装
置においては、支軸6に対するロールカーテン7の引出
し及び巻取り動作を行うモータ10として、直流モータ
ーを使用し、しかも、リアサイドレール4の略中央部に
位置するように、ロールカーテン用レール5の上桁部5
1に設置されていた。
【0006】そして、モーター10が位置するリアサイ
ドレール4付近は、車体中央部に比して、アーチ形状を
呈して、フロアーから高さが低くなっているために、モ
ーター10を含めたロールカーテン用レール5全体を美
装するルーフトリム面が下がることになって、ヘッドク
リアランスを減少させ、しかも、ルーフトリム後端部が
出っ張ることによる後方視界を悪くしていた。
【0007】本発明は、かかる点に鑑み、リアサイドレ
ール付近のヘッドクリアランスを十分確保するととも
に、後方視界を良好にすることを意図してなした自動車
用後部ウインドウにおけるサンシェード装置を提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明は、上桁部及び一対の横桁部
を互いに連結して構成し車体に設置される略コ字状のロ
ールカーテン用レールの前記横桁部上端側に支軸を装着
し、該支軸にロールカーテンの一端側を装着して、該ロ
ールカーテンを前記支軸に巻き取るとともに、前記ロー
ルカーテンの両側端部が前記ロールカーテン用レール内
を摺動して、前記ロールカーテンの他端側を前記支軸に
対して引出すことによって後部ウインドウを遮光するよ
うにした自動車用後部ウインドウにおけるサンシェード
装置において、前記ロールカーテン用レールの上桁部を
車体上部における前後方向略中央部に位置するように、
前記ロールカーテン用レールを車体に設置して構成して
いる。
【0009】上記の構成によれば、ロールカーテン用レ
ールをルーフトリムで美装しても、車体上部における前
後方向略中央部付近は、アーチ形状となっているリアサ
イドレール付近よりも、フロアからの高さがあり、ヘッ
ドクリアランスを十分確保することができるとともに、
ルーフトリム後端部の出っ張りをなくして後方視界の妨
げとなることはない。
【0010】請求項2に記載した本発明は、請求項1記
載のロールカーテン用レールの上桁部に、支軸に対して
ロールカーテンの巻取り及び動作を行わせるモータを設
置して構成している。
【0011】上記構成によれば、モータの設置によっ
て、ルーフがたとえ出っ張ったとしても、この出っ張り
部分が車体上部における前後方向略中央部付近に位置す
るために、モータ設置によるヘッドクリアランスや後方
視界への影響を最小限に食い止めることができる。
【0012】請求項3に記載した本発明は、請求項1記
載のロールカーテンの支軸への巻取及び引出し動作を手
動により行うように構成したものである。
【0013】上記の構成によれば、直流モーターのよう
なスペースを多く使う機構を使用せず、その分、ヘッド
クリアランスや後方視界への影響を最小限に食い止める
ことができる。
【0014】請求項4に記載された本発明は、上桁部及
び一対の横桁部を互いに連結して構成し車体に設置され
る略コ字状のロールカーテン用レールの前記横桁部上端
側に支軸を装着し、該支軸にロールカーテン一端側を装
着して、該ロールカーテンを前記支軸に巻き取るととも
に、前記ロールカーテンの両側端部が前記ロールカーテ
ン用レール内を摺動して、前記ロールカーテンの他端側
を前記支軸に対して引出すことによって後部ウインドウ
を遮光するようにした自動車用後部ウインドウにおける
サンシェード装置において、前記ロールカーテンを前記
支軸に対して巻取り及び引出し動作を行うモータとし
て、リニアモータを使用して構成している。
【0015】このように構成する本発明によれば、リニ
アモータが平面上に展開した固定子とリアクションレー
ルとから構成されるものであるために、直流モーターの
ようなスペースを多く使う機構を使用せず、その分、ヘ
ッドクリアランスや後方視界への影響を最小限に食い止
めることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図を用いて説明する。
【0017】(実施の形態1)図1乃至図3は本発明に
おける実施の形態1を示すもので、図1及び図2はワン
ボックスカー等の自動車の車体後部を車室外から描画し
た一部破断斜視図で、図1がロールカーテンの不使用
時、図2が同じく使用時を示しており、図3は図1にお
けるA−A断面図である。
【0018】図1乃至3において、25はロールカーテ
ン用レールで、このロールカーテン用レール25は、上
桁部251と一対の横桁部252、253とでコ字状に形
成して構成している。
【0019】上桁部251は、車体20における前後方
向略中央部に位置するように車体20に設置されてお
り、その略中央部に直流モータ等のモータ30が装着さ
れ、また、両先端部付近には、支軸26を横設し、この
支軸26にロールカーテン27の一端側を装着してロー
ルカーテン27を支軸26に巻き取り可能にしている。
【0020】一対の横桁部252、253は、それぞれ車
体20の上部両側部より後部ウインドウ21の側部に沿
って延在すべく、車体20に設置されている。
【0021】ロールカーテン27の他端側には、軸方向
に伸縮自在になるよう構成された伸縮ステー31が止着
されている。この伸縮ステー31は、ロールカーテン用
レ−ル25内を摺動可能にロールカーテン用レール25
の横桁部252、253に支持され、ロールカーテン27
の不使用時には、車体20のリアサイドレール24付近
に位置している。
【0022】この結果、ロールカーテン27は、その不
使用時には、車体20のルーフ後部を覆うように支軸2
6より引出された状態となっている。ロールカーテン2
7の使用時には、伸縮ステー31をロールカーテン用レ
ール25の横桁部252、253内を後部ウインドウ21
の下端部まで摺動させて、ロールカーテン27を支軸2
6より引出し、後部ウインドウ21を遮光する。
【0023】このように、ロールカーテン27の引出
し、巻取り時には、伸縮ステー31が車体20の横方向
に伸縮して、後部ウインドウ21の幅方向寸法の変化に
対処している。即ち、後部ウインドウ21は、下部に行
くに従って幅広となっているが、ロールカーテン27の
幅寸法は変化しないので、この差異を伸縮ステー31の
伸び縮みによって吸収している。
【0024】また、横桁部252、253には、適宜の間
隙を置いてガイドステー32、33が装着されていて、
ロールカーテン27が垂れ下がらないように案内してい
る。
【0025】上記のように構成する場合、図1のロール
カーテン27の不使用時より、モータ30を動作させ
て、支軸26を回転させると、ロールカーテン27は次
第に支軸26より引出されて行き、伸縮ステー31が伸
びながらロールカーテン用レール5を摺動して、後部ウ
インドウ21上を走り、図2に示す状態に至ると、後部
ウインドウ21全体を覆うことができ、後部ウインドウ
21をロールカーテン27によって遮光することにな
る。
【0026】このウインドウ21の遮光状態より、モー
タ30を逆回転することによって、伸縮ステー31が縮
みながらロールカーテン用レール25内を摺動して、図
1に示すロールカーテン27の不使用時に戻し、後部ウ
インドウ21を開放することができる。
【0027】実施の形態1においては、ロールカーテン
用レール25をルーフトリム28で美装したとしても、
車体20の上部における前後方向略中央部付近は、アー
チ形状となっているリアサイドレール24付近よりも、
フロアからの高さがあり、ヘッドクリアランスを十分確
保することができるとともに、ルーフトリム28の後端
部の出っ張りをなくして後方視界の妨げとなることはな
い。
【0028】また、ロールカーテン用レール25の上桁
部251に、ロールカーテン27の巻取り及び引出し動
作を支軸26に対して行わせるためのモータ30を設置
したとしても、このモータ30の設置によって、車体2
0のルーフ部がたとえ出っ張ったとしても、この出っ張
り部分が車体上部における前後方向略中央部付近に位置
するために、モータ30の設置によるヘッドクリアラン
スや後方視界への影響を最小限に食い止めることができ
る。
【0029】(実施の形態2)図4乃至図6は本発明の
実施の形態2を示すもので、図4はワンボックスカー等
の自動車の車体後部を車室内から描画した一部破断斜視
図、図5は図4におけるB−B断面図,図6は図4の円
ア内を拡大して示す一部破断斜視図である。
【0030】この実施の形態には、上記実施の形態1に
対して、ロールカーテン27の引出し及び巻取り動作
を、モータ30の代わりに、乗員の手動により行うよう
に構成したもので、支軸26の両端に、複数個のラチェ
ット歯34を有するロックギヤ35及び巻取りドラム3
6を装着しており、ロックギヤ35のラチェット歯34
に、ばね材から構成したロック片37の遊端37a側が
弾発的に噛合している。
【0031】ロック片37の固定端37b側はロールカ
ーテン用レール25の横桁部51、252に止着され、
遊端37a側を揺動可能にしている。
【0032】巻取りドラム36には、引き紐38の一端
側が止着されており、螺旋状の溝を有して引き紐38を
その巻取り位置をガイドされながら巻取り可能としてい
る。引き紐38の他端側は横桁部252、253の挿通孔
49a及びルーフトリム28の挿通孔49bを貫通して
車室内に延在して垂下しており、先端部に把手39が装
着されている。
【0033】ロールカーテン用レール25の横桁部25
2、253の下面部には、長孔41が形成されており、こ
の長孔41には、車室側に表出させたスイッチ片40の
アーム42がスライド可能に挿入されている。
【0034】アーム42は略L字形状となっており、前
記ロック片37の上部をオーバーハングして、ロック片
37に弾接している。
【0035】次に、この実施の形態の作動について、図
6及び図7を用いて説明する。図6に示す状態は、ロッ
ク片37がロックギヤ35のラチェット歯34に噛合し
ていて、支軸26の回転を阻止しており、この状態で
は、ロールカーテン27は支軸26に巻き取られた状態
にあって、不使用状態にある。
【0036】この不使用状態から、スイッチ片40を矢
印方向にスライドさせると、図7(1)に示すように、
ロック片37の遊端側が揺動して、ラチェット歯34と
の噛合状態を解かれる。この結果、ロールカーテン27
がその自重により下降すると共に、伸縮ステー31が縮
みながらロールカーテン用レール24内を摺動して、後
部ウインドウ21を遮光する。このロールカーテン27
の下降に伴い、引き紐38は巻取りドラム36に巻き取
られることになる(図7(2)の状態)。ロールカーテ
ン27の巻取り量を適宜の所で停止するには、スイッチ
片40を矢印とは反対側にスライドさせて、ロック片を
ラチェット歯34に噛合させれば、支軸26が回転でき
なくすればよい。
【0037】そして、この状態より、ロールカーテン2
7を支軸26に巻き取り、後部ウインドウ21を遮光か
ら開放するには、引き紐38を下方に引くことによって
行う。即ち、引き紐38を下方に引くことによって、支
軸26に逆回転力を与えることになるが、この逆回転力
ではロック片37がラチェット歯の背部を滑って、支軸
26の逆回転を可能となり、支軸26がロールカーテン
27を巻き取って行くのである。
【0038】従って、引き紐38の引き動作を途中で停
止すれば、ロック片37がラチェット歯34に噛合し
て、この場所にて、ロールカーテン27の巻取りを停止
することができる。このことは、後部ウインドウ21を
中途の遮光状態を形成することができる。
【0039】以上のように構成する実施の形態2におい
ては、直流モーターのようなスペースを多く使う機構を
使用せず、その分、ヘッドクリアランスや後方視界への
影響を最小限に食い止めることができる。
【0040】(実施の形態3)図8及び図9は本発明の
実施の形態3を示すもので、図8はワンボックスカー等
の自動車の車体後部を車室内から描画した一部破断斜視
図、図9は作動説明図であり、図9(1)はロールカー
テンを後部ウインドウを遮光すべく引出すときの状態、
図9(2)は同じく後部ウインドウの遮光を解くべく巻
取り時の状態をそれぞれ示している。
【0041】この実施の形態3には、上記実施の形態2
と同様に、ロールカーテン27の引出し及び巻取り動作
を、モータ30の代わりに、乗員の手動により行うよう
に構成したもので、ロールカーテン用レール25の横桁
部252、253を上桁部251より車体20の前側に延
長して構成しており、支軸26の先端側に第1のローラ
ー43を装着すると共に、この第1のローラー43より
も車体20の前側に位置するように、第2のローラー4
4を横桁部252、253に枢着している。
【0042】そして、第1のローラー43と第2のロー
ラー44との間にベルト体45が掛け渡して有り、この
ベルト体45は、間にレバー46が介在した無端条に構
成されている。レバー46は、横桁部252、253の長
溝47及びルーフトリム28の長溝48を貫通して、車
室内に突出しており、これら長溝47,48内をスライ
ドさせることにより、ベルト体45を回転させる。この
ベルト体45の回転により、支軸26を回転させ、ロー
ルカーテンの引出し及び巻取り動作を行わしめる。
【0043】次に、この実施の形態3の作動について、
図9を用いて説明する。後部ウインドウ21を遮光すべ
く、ロールカーテン27を支軸26より引出すには、図
9(1)に示すように、車体20の後側に位置するレバ
ー46を、両長溝47、48内dえ車体20の前側(矢
印イ方向)に摺動させることにより、ベルト体45を矢
印ロ方向に回転させ、支軸26を介してロールカーテン
27を矢印ハ方向に移動することにより行う。
【0044】また、このロールカーテン27の引出し状
態から、支軸26に巻き取るには、図9(2)に示すよ
うに、レバー46を矢印ニ方向に摺動させると、ベルト
体45が矢印ホ方向に回転して、ロールカーテン27が
矢印ヘ方向に移動して、支軸26に巻き取られることに
なる。
【0045】以上のように構成する実施の形態3におい
ても、実施の形態2と同様、直流モーターのようなスペ
ースを多く使う機構を使用せず、その分、ヘッドクリア
ランスや後方視界への影響を最小限に食い止めることが
できる。
【0046】(実施の形態4)図10乃至図12は本発
明の実施の形態4を示すもので、図10はワンボックス
カー等の自動車の車体後部を車室外から描画した一部破
断斜視図、図11は図10のC−C断面図、図12は要
部を示す一部断面斜視図である。
【0047】この実施の形態4においては、直流モータ
等のモータ30に代えて、リニアモータ50を使用した
点を特徴とするものである。
【0048】このリニアモータ50は、ロールカーテン
27を伸縮ステー31の両先端に取着した固定子51と
この固定子51と共に横桁部252、253の長手方向に
配しの直線的な駆動力を発生させるべく電源(不図示)
に接続した多数の磁性体52a,52b,53c…とか
ら構成するもので、この結果、横桁部252、253はリ
ニアモータ50のリアクションレールを構成することに
なる。
【0049】この実施の形態4においても、ロールカー
テン用レール25の上桁部251は車体20における前
後方向略中央部に位置させてもよいが、リニアモータ5
0が直流モータとうのモータ30と異なって、磁性体5
2a,52b,53c…が横桁部252、253内に収ま
ってしまい、また、伸縮ステー31に取着した固定子5
1がルーフトリム28を車室内に張出す要因となるが、
この固定子51自体直流モータ等のモータ30に比して
占有スペースが非常に小さいことから、上桁部251を
リアサイドレール24に装着しても、ヘッドクリアラン
スを十分確保することができるとともに、ルーフトリム
28の後端部の出っ張りを最小限に止めて後方視界の妨
げとなることはない。
【0050】
【発明の効果】本発明は、第1に、上桁部及び一対の横
桁部を互いに連結して構成し車体に設置される略コ字状
のロールカーテン用レールの前記横桁部上端側に支軸を
装着し、該支軸にロールカーテンの一端側を装着して、
該ロールカーテンを前記支軸に巻き取るとともに、前記
ロールカーテンの両側端部が前記ロールカーテン用レー
ル内を摺動して、前記ロールカーテンの他端側を前記支
軸に対して引出すことによって後部ウインドウを遮光す
るようにした自動車用後部ウインドウにおけるサンシェ
ード装置において、前記ロールカーテン用レールの上桁
部を車体上部における前後方向略中央部に位置するよう
に、前記ロールカーテン用レールを車体に設置して構成
していることから、ロールカーテン用レールをルーフト
リムで美装しても、車体上部における前後方向略中央部
付近は、アーチ形状となっているリアサイドレール付近
よりも、フロアからの高さがあり、ヘッドクリアランス
を十分確保することができるとともに、ルーフトリム後
端部の出っ張りをなくして後方視界の妨げとなることは
ない。
【0051】また、本発明は、第2に、前記ロールカー
テン用レールの上桁部に、支軸に対してロールカーテン
の巻取り及び動作を行わせるモータを設置して構成して
いることから、モータの設置によって、ルーフがたとえ
出っ張ったとしても、この出っ張り部分が車体上部にお
ける前後方向略中央部付近に位置するために、モータ設
置によるヘッドクリアランスや後方視界への影響を最小
限に食い止めることができる。
【0052】本発明は、第3に、前記ロールカーテンの
支軸への巻取及び引出し動作を手動により行うように構
成したことから、直流モーターのようなスペースを多く
使う機構を使用せず、その分、ヘッドクリアランスや後
方視界への影響を最小限に食い止めることができる。
【0053】更に、本発明は、上桁部及び一対の横桁部
を互いに連結して構成し車体に設置される略コ字状のロ
ールカーテン用レールの前記横桁部上端側に支軸を装着
し、該支軸にロールカーテン一端側を装着して、該ロー
ルカーテンを前記支軸に巻き取るとともに、前記ロール
カーテンの両側端部が前記ロールカーテン用レール内を
摺動して、前記ロールカーテンの他端側を前記支軸に対
して引出すことによって後部ウインドウを遮光するよう
にした自動車用後部ウインドウにおけるサンシェード装
置において、前記ロールカーテンを前記支軸に対して巻
取り及び引出し動作を行うモータとして、リニアモータ
を使用して構成していることから、たとえ、ロールカー
テン用レールの上桁部を車体のリアサイドレールに装着
したとしても、リニアモータが平面上に展開した固定子
とリアクションレールとから構成されるものであるため
に、直流モーターのようなスペースを多く使う機構を使
用せず、その分、ヘッドクリアランスや後方視界への影
響を最小限に食い止めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施の形態1におけるワンボック
スカー等の自動車の車体後部を車室内から描画した一部
破断斜視図で、ロールカーテンの巻取り時を示してい
る。
【図2】同じくの引出し時を示している。
【図3】図1におけるA−A断面図である。
【図4】本発明による実施の形態2におけるワンボック
スカー等の自動車の車体後部を車室外から描画した一部
破断斜視図で、ロールカーテンの巻取り時を示してい
る。
【図5】図4のB−B断面図である。
【図6】図4における円ア内を拡大して示す一部破断斜
視図である。
【図7】本発明による実施の形態3の作動説明図であ
り、(1)はロールカーテンの引出し時、(2)は同じ
く巻取り動作の中間時、(3)は同じく巻取り完了時を
それぞれ示している。
【図8】本発明による実施の形態3におけるワンボック
スカー等の自動車の車体後部を車室内から描画した一部
破断斜視図で、ロールカーテンの巻取り時を示してい
る。
【図9】本発明による実施の形態3の作動説明図であ
り、(1)はロールカーテンの引出し時、(2)は同じ
く巻取り動作時をそれぞれ示している。
【図10】本発明による実施の形態4におけるワンボッ
クスカー等の自動車の車体後部を車室内から描画した一
部破断斜視図で、ロールカーテンの巻取り時を示してい
る。
【図11】図10のC−C断面図である。
【図12】図10の要部を示す一部断面斜視図である。
【図13】従来におけるワンボックスカー等の自動車の
車体後部を車室内から描画した一部破断斜視図で、ロー
ルカーテンの巻取り時を示している。
【図14】図13のD−D断面図である。
【符号の説明】
20 車体 21 後部ウインドウ 22,23 リアピラー 24 リアサイドレール 25 ロールカーテン用レール 251 上桁部 252、253 横桁部 26 支軸 27 ロールカーテン 28 ルーフトリム 30 モータ 31 伸縮ステー 32,33 ガイドステー 34 ラチェット歯 35 ロックギヤ 36 巻取りドラム 37 ロック片 38 引き紐 40 スイッチ片 41 長孔 42 アーム 43 第1のローラ 44 第2のローラ 45 ベルト体 46 レバー 47、48 長溝 50 リニアモータ 51 固定子 52a,52b,52c 磁性体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上桁部及び一対の横桁部を互いに連結し
    て構成し車体に設置される略コ字状のロールカーテン用
    レールの前記横桁部上端側に支軸を装着し、該支軸にロ
    ールカーテンの一端側を装着して、該ロールカーテンを
    前記支軸に巻き取るとともに、前記ロールカーテンの両
    側端部が前記ロールカーテン用レール内を摺動して、前
    記ロールカーテンの他端側を前記支軸に対して引出すこ
    とによって後部ウインドウを遮光するようにした自動車
    用後部ウインドウにおけるサンシェード装置において、
    前記ロールカーテン用レールの上桁部を車体上部におけ
    る前後方向略中央部に位置するように、前記ロールカー
    テン用レールを車体に設置したことを特徴とする自動車
    用後部ウインドウにおけるサンシェード装置。
  2. 【請求項2】 前記ロールカーテン用レールの前記上桁
    部に、前記支軸に対して前記ロールカーテンの巻取り及
    び引出し動作を行わせるモータを設置したことを特徴と
    する請求項1記載の自動車用後部ウインドウにおけるサ
    ンシェード装置。
  3. 【請求項3】 前記ロールカーテンの前記支軸への巻取
    及び引出し動作を手動により行うようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の自動車用後部ウインドウにおける
    サンシェード装置。
  4. 【請求項4】 上桁部及び一対の横桁部を互いに連結し
    て構成し車体に設置される略コ字状のロールカーテン用
    レールの前記横桁部上端側に支軸を装着し、該支軸にロ
    ールカーテン一端側を装着して、該ロールカーテンを前
    記支軸に巻き取るとともに、前記ロールカーテンの両側
    端部が前記ロールカーテン用レール内を摺動して、前記
    ロールカーテンの他端側を前記支軸に対して引出すこと
    によって後部ウインドウを遮光するようにした自動車用
    後部ウインドウにおけるサンシェード装置において、前
    記ロールカーテンを前記支軸に対して巻取り及び引出し
    動作を行うモータとして、リニアモータを使用したこと
    を特徴とする自動車用後部ウインドウにおけるサンシェ
    ード装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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