JP2000052763A - 電動サンシェード装置 - Google Patents

電動サンシェード装置

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JP2000052763A
JP2000052763A JP10223104A JP22310498A JP2000052763A JP 2000052763 A JP2000052763 A JP 2000052763A JP 10223104 A JP10223104 A JP 10223104A JP 22310498 A JP22310498 A JP 22310498A JP 2000052763 A JP2000052763 A JP 2000052763A
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隆男 西田
Fumihiko Shinoda
文彦 篠田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダッシュボードに助手席用エアバッグが装着
されているフロントウィンドウにも問題なく使用するこ
とができ、かつ、ダッシュボードの上面部を含めてフロ
ントウィンドウの略全域を有効に覆うことのできる電動
サンシェード装置を提供する。 【解決手段】 ウィンドウWの室内側上縁部に長手方向
が沿うように巻取り収納装置1a,1bを配設し、ウィ
ンドウWの両側縁部に沿ってガイドレール2a,2bを
配設するとともに、巻取り収納装置1a,1bに基端が
固着されたシェード3a,3bの先端に、中央部がウィ
ンドウW側に突出する向きに屈折したステイ4を取付
け、そのステイ4を、略水平の姿勢を維持した状態で駆
動装置9により上下動させる構成を採用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両のウィンドウを
覆って日差しを遮るための電動サンシェード装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両のウィンドウを覆うサンシェード装
置として、従来、特開平4−345522号および特開
平6−193367号に開示されている技術が知られて
いる。これらの提案装置においては、いずれも、ウィン
ドウを覆うためのシェードの巻取り収納装置をウインド
ウの室内側の下縁部に沿って配設し、その巻取り収納装
置の両端部からウィンドウの両側縁部に沿って一対のガ
イドレールを立設している。また、その各ガイド内には
移動部材をそれぞれ摺動自在に設けるとともに、これら
一対の移動部材を各ガイドに沿って上下動させる駆動装
置を設けている。そして、その一対の移動部材により、
シート状のシェード先端部に固定された直線状のステイ
の両端を支持し、駆動装置によって一対の移動部材を介
してステイを上下動させるように構成している。
【0003】また、ステイの両端部には、一対のガイド
の上下での間隔の相違に対応してステイの長さを調整す
べく、軸方向に摺動自在に突出するスライドシャフトを
設けている。すなわち、シェードの展張または収納時
に、ステイの上下動に伴ってスライドシャフトがステイ
の両端で軸方向に摺動変位することにより、実質的にス
テイが全体として伸縮して、ウィンドウの上下での横幅
の相違に対応することを可能としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な従来の提案における電動サンシェード装置は、自動車
のフロントウィンドウに使用するには、下記に示すよう
に幾つかの難点がある。すなわち、近年、自動車には乗
員を保護するためのエアバッグ装置が一般に取り付けら
れるが、助手席用のエアバッグの取付けにはダッシュボ
ードが利用される。前記した各提案装置によると、シェ
ードの収納装置がウィンドウの室内側下縁部に沿って設
けているため、助手席用エアバッグの存在によってフロ
ントウィンドウには使用することができなない。
【0005】また、フロントウィンドウは、通常、天井
付近に比べて下側ほど幅が広いばかりでなく、ウィンド
ウの形状が、中央部が外側(車体前方側)に突出する向
きに湾曲している。そのため、前記した各提案装置のよ
うに直線状のステイを用いる場合には、シェード展張時
にダッシュボードの上面中央部分の領域がシェードの外
側に出てしまい、日差しを有効に遮ることができないと
いう問題がある。
【0006】更に、前記した提案装置においては、ステ
イの両端部に軸方向に摺動自在のスライドシャフトを設
けることにより、ウィンドウの上下での横幅の変化に対
応しているが、各スライドシャフトは単にステイに対し
て摺動自在であって特にその軸方向位置が規制されてい
ないため、ステイ本体部分に対する出入り量が左右で一
定となる保証はなく、上下動の際にステイ本体部分のガ
イドレールに対する横方向の位置が定まらない結果、シ
ェードが偏ったり傾いたりして光の漏れが生じやすい。
また、この提案装置の機構によると、シェードが自然に
中心位置に戻ることはなく、展張/収納時における動き
が悪くなって耐久性にも劣るという欠点がある。
【0007】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
もので、ダッシュボードに助手席用エアバッグが装着さ
れているフロントウィンドウにも問題なく使用すること
ができ、しかも、ダッシュボードの上面部を含めてフロ
ントウィンドウの略全域を覆って光を確実に遮蔽するこ
とのできる電動サンシェード装置の提供を主たる目的と
している。
【0008】加えて、本発明おいては、湾曲した形状を
有するフロントウィンドウの略全域を覆うシェードであ
りながら、展張/収納時にシェードが捩じれることのな
い電動サンシェード装置の提供を他の目的とし、更に加
えて、展張/収納時にシェードが横方向にずれにくく、
その動きがスムーズで、耐久性に富んだ電動サンシェー
ド装置の提供を更にまた他の目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の電動サンシェード装置は、車両のウィンド
ウの室内側の上縁部に長手方向が沿うように配設される
巻取り収納装置と、その巻取り収納装置に基端部が固着
されたシェードと、そのシェードの先端部に取り付けら
れたステイと、そのステイの両端部にそれぞれ一端部が
軸方向に摺動自在に挿入支持された一対のスライドシャ
フトと、その各スライドシャフトの他端に取り付けられ
た一対のランナーと、その各ランナーに結合されて当該
ランナーを移動させるための一対の可撓性線状部材と、
上記ウィンドウの両側縁部に沿って敷設され、上記可撓
性線状部材およびランナーの双方を案内する一対のガイ
ドレールと、上記可撓性線状部材を駆動してランナーお
よびスライドシャフトを介してステイをガイドレールに
沿って上下動させる駆動装置と、その駆動装置を操作す
るスイッチを有し、ステイは、長手方向中央部がウィン
ドウ側に突出する向きに屈折しているとともに、全体と
して略水平面に沿った姿勢で上下動するよう構成されて
いることによって特徴づけられる(請求項1)。
【0010】ここで、本明細書において、ステイが略水
平面に沿った姿勢で上下動する、とは、ステイが屈折部
を挟んでその両側とも略水平面上に沿った状態で上下動
することを言う。
【0011】また、本発明においては、シェードをステ
イの屈折部近傍を通る縦方向の分割線により2分割し、
巻取り収納装置をその分割された各シェードのそれぞれ
に対応して設けるとともに、その各巻取り収納装置を、
ステイの屈折部を挟んでその両側部分に対して巻取り軸
がそれぞれ略平行となるように配置する構成(請求項
2)を採用することが望ましい。
【0012】また、本発明においては、分割された各シ
ェードの先端部に、シェードを引き出すための引出し部
材と、ステイに対して係脱自在に係止するための係止部
材を設ける構成(請求項3)を採用することができる。
【0013】更に、本発明では、各スライドシャフト
を、ステイとの間に設けられた弾性部材によってステイ
から突出する向きに付勢する構成(請求項4)を採用す
ることが好ましい。
【0014】更にまた、本発明においては、ガイドレー
ルに検知スイッチを設けて、その検知スイッチの出力に
よってシェードをガイドレールの中間位置で一旦停止さ
せるように構成すること(請求項5)もできる。
【0015】請求項1に係る発明の電動サンシェード装
置においては、まず、シェードの巻取り収納装置がウィ
ンドウの室内側上縁部に沿って配置されているため、ダ
ッシュボードに助手席用エアバッグが取り付けられてい
ても、それと干渉することなくフロントウィンドウに装
着することができる。また、ウィンドウの両側縁部に沿
って配置されるガイドに沿って、ランナーおよびスライ
ドシャフトを介してステイを略水平面に沿った姿勢で上
下動させるため、天井側から下側に向かうほど横幅が次
第に広く、かつ、中央部分が車体前方側に突出する向き
に湾曲した形状のフロントウィンドウに装着したとき、
ステイはそのウィンドウの内面に略沿った状態でステイ
が上下動し、展張終端位置、つまり下限位置においては
ウィンドウの湾曲した下縁にほぼ沿った状態となるた
め、ダッシュボード上面中央部分を含めてウィンドウ全
域を有効に覆い、日差しを確実に遮蔽することができ
る。
【0016】また、請求項2に係る発明のように、シェ
ードを中央部において縦に2分割して、その各先端部を
ステイの屈折部を挟んでその両側に対して装着するとと
もに、分割された各シェードのそれぞれに対応して設け
た巻取り装置を、それぞれ屈折部を挟んでその両側のス
テイに対して巻取り軸が平行となるように配置すると、
上記のように屈折したステイを略水平面に沿って上下動
させても、シェードが捩じれることなくスムーズに上下
動させることが可能となる。
【0017】そして、上記のように巻取り装置を配置す
ると、各巻取り装置は湾曲しているウィンドウに沿った
状態、つまり各巻取り装置のウィンドウ中央部側の端部
がウィンドウ先端に近づいた状態となって、ステイの屈
曲部が乗員から離れた位置で上下動を行うので、乗員頭
部との間のヘッドクリアランスを確保することができ
る。
【0018】また、請求項2に係る発明のようにシェー
ドを中央部において縦に2分割する構成を採用する場
合、分割された各シェードに対して、引出し部材とステ
イに対する係止部材を設ける請求項3に係る発明の構成
を採用すると、運転席側および助手席側のシェードの双
方もしくはいずれか一方のみを選択的に展張/収納する
ことが可能となって、シェードの使用方法の選択性が増
大する。
【0019】そして、請求項4に係る発明のように、ス
テイの両端部に軸方向に摺動自在に装着されたスライド
シャフトを、ステイから突出する向きに付勢した構成を
採用すると、ステイ両端の各スライドシャフトの軸方向
への突出量が一対の弾性部材の弾性力によって互いに規
制される結果、ステイはウィンドウの横方向中央に常に
安定して位置決めされる。
【0020】更に、請求項5に係る発明のように、ガイ
ドレールに検知スイッチを設けることによってステイが
ガイドレール中間位置に到来したことを検知し、その中
間位置でステイを一旦停止するように構成すれば、サン
バイザーとしての機能をも併せ持った電動サンシェード
装置となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
好適な実施の形態について説明する。図1は本発明の実
施の形態の正面図で、図2はその右側面図である。な
お、図1には、電気的構成を示すブロック図も併せて示
している。
【0022】一対の巻取り収納装置1aおよび1bは、
それぞれの長手方向、つまり巻取り軸方向がフロントウ
ィンドウWの室内側の上縁部に沿って、運転席側および
助手席側の双方に配設される。また、フロントウィンド
ウWの両側縁に沿って一対のガイドレール2a,2bが
敷設される。この各ガイドレール2a,2bは、巻取り
収納装置1a,1bの上側を横方向に伸びる水平ガイド
部2cを介して相互に一体化され、全体として門形のガ
イド装置2を構成している。このガイド装置2は、車体
に対して4箇所の取付け部材21によって取り付けられ
る。
【0023】各巻取り収納装置1a,1bは、シェード
の巻取り方向に回転付勢された巻取り軸10a,10b
を備えており、その各巻取り軸10a,10bには、そ
れぞれシート状のシェード3a,3bの基端部が固定さ
れている。また、その各シェード3a,3bの先端部に
は、共通の1本のステイ4が装着されている。このステ
イ4は、長手方向中央部がフロントウィンドウW側に近
づく向きに屈折しており、その屈折部4aを挟んで両側
に、それぞれのシェード3a,3bの先端部が装着され
ている。そして、左右の巻取り収納装置1a,1bの巻
取り軸10a,10bは、ステイ4の屈折部4aを挟ん
でその両側に対してそれぞれに略平行となるような姿勢
で、車室内天井部に固定されたセンターホルダ11と、
ガイドレール2a,2bに固定された左右のホルダ12
a,12bとの間に支持されている。なお、各巻取り収
納装置1a,1bの巻取り軸10a,10bは、それぞ
れ車室内天井部に設けられる収納体で覆われ、巻き取ら
れたシェードはその収納体内に収まるのであるが、図1
および図2では説明の簡素化のために収納箱の図示を省
略している。
【0024】ガイド装置2の水平ガイド部2cの中央部
には駆動装置9が固着されており、この駆動装置9は後
述するように電動モータ91を含み、スイッチ9aの操
作によりドライバー9bから供給される駆動信号によっ
て作動し、後述するようにステイ4をガイドレール2
a,2bに沿って上下動させ、シェード3a,3bを展
張/収納することができる。
【0025】ステイ4は、その両端がスライドシャフト
5a,5bおよびランナー7a,7bを介して前記した
一対のガイドレール2a,2bにガイドされ、常に全体
として略水平の姿勢を保った状態で上下動するように構
成されている。すなわち、ステイ4は、中央の屈折部4
aを挟んでその両側とも水平面に対して略沿った状態で
上下動するようになっている。
【0026】図3はステイ4の両端部近傍の詳細構造を
示す部分断面図である。なお、図3は一端側のみを図示
しているが、他端側も全く同様の構造で鏡面対象をなし
ている。ステイ4は角パイプ材によって形成されてお
り、その両端にはそれぞれ同じく角パイプ材によって形
成されたスライドシャフト5a(または5b)の一端が
摺動自在に挿入されている。各スライドシャフト5a
(5b)は、それぞれステイ4との間に介在する圧縮コ
イルばね6a(6b)によってステイ4の両端から突出
する向きに付勢されている。
【0027】スライドシャフト5a(5b)の他端に
は、コネクタ51を介してランナー7a(7b)が取り
付けられており、その各ランナー7a(7b)はガイド
レール2a(2b)内に摺動自在に挿入されている。従
ってステイ4は、その両端がスライドシャフト5a,5
bとコネクタ51およびランナー7a,7bを介して左
右のガイドレール2a,2bに対して摺動自在に支承さ
れることになる。
【0028】各ランナー7a(7b)には、それぞれ可
撓性ラック8a(8b)の一端部が固着されており、こ
の各可撓性ラック8a(8b)は、ガイドレール2a
(2b)内を通り、更にガイド装置2の水平ガイド部2
c内を通って駆動装置9にまで至り、下記に示すように
駆動装置9の作動によってガイド装置2内を移動し、ラ
ンナー7a,7bおよびスライドシャフト5a,5bを
介してステイ4を上下動させるようになっている。この
上下動に際しては、ウィンドウWの上下位置における横
幅の変化、従ってガイドレール2a,2b間の上下位置
における横幅の変化に追随して左右の圧縮コイルばね6
a,6bが伸縮し、左右のスライドシャフト5a,5b
がステイ4に対して適宜に出入りすることになるが、圧
縮コイルばね6a,6bのばね定数を等しくしておくこ
とによって、左右のスライドシャフト5a,5bのステ
イ4に対する出入量を互いに等しくすることができる。
【0029】なお、各ガイドレール2a,2bは、図4
に横断面図を示すように、ランナー7a,7bをガイド
するランナーガイド部27と、可撓性ラック8a,8b
をガイドするラックガイド部28とを個別に設けた構造
とすることが好ましい。
【0030】図5は駆動装置9の構成を示す断面図で、
図6はそのA−A断面図である。駆動装置9は、ハウジ
ング90内に固定されて正逆両方向に回転可能なモータ
91と、そのモータ91の出力軸91aに取り付けられ
たウォームギア92と、そのウォームギア92に噛み合
うウォームホイール93と、そのウォームホイール93
の回転中心軸上に当該ウォームホイール93に対して固
定され、かつ、一端および中間部がハウジング90に設
けられたボス90a,90bに回動自在に支持されると
ともに、他端にピニオン94aが形成されてなるピニオ
ン軸94によって構成されている。
【0031】ピニオン94aはハウジング90の外側に
突出してガイド装置2の水平ガイド部2c内に臨んでお
り、そのピニオン94aに対して、図6に示すように、
前記した可撓性ラック8a,8bが互いに対向する位置
で噛み合っている。従って、スイッチ9aの操作によっ
てモータ91を正転させ、ピニオン軸94を図6に矢印
Bで示す向きに駆動すると、可撓性ラック8a,8bは
それぞれ水平ガイド部2c内を図中BaおよびBbの向
きに移動し、ランナー7a,7bをそれぞれ下降させ、
これによってステイ4を下降させてシェード3a,3b
を展張させる。モータ91を逆転させた場合には、上記
とは逆向きに各部が移動し、シェード3a,3bを収納
することができる。
【0032】以上の本発明の実施の形態において特に注
目すべき点は、中央部がフロントウィンドウW側に突出
する向きに屈折したステイ4が、略水平の姿勢を保って
上下動してシェード3a,3bを展張/収納する点であ
り、これにより、ステイ4の下降端、つまりシェード3
a,3bの展張端においては、図2に示すように、シェ
ード3a,3bはフロントウィンドウWの下縁部にほぼ
沿った状態となってダッシュボードの上面前縁部にほぼ
沿い、ダッシュボード上面をほぼ全域に渡って遮蔽する
ことができる。
【0033】また、シェードを縦に2分割し、その各シ
ェード3a,3bのそれぞれに巻取り収納装置1a,1
bを設けて、その各巻取り軸10a,10bをステイ4
の屈折部4aを挟んでその両側に対してそれぞれ略平行
となるように配置しているため、上記のように屈折した
ステイ4を水平の姿勢で上下動させても、シェードが捩
じれることがない。同時に、ステイ4および各シェード
3a,3bを上下動させても、乗員頭部との間にヘッド
クリアランスが確保されるため、乗員頭部にステイ4が
接触する等の不具合は生じない。
【0034】更に、ステイ4の両端に設けられるスライ
ドシャフト5a,5bを、圧縮コイルばね6a,6bに
よってそれぞれステイ4から突出する向きに同等の力で
付勢しているため、ガイドレール2a,2bの上下位置
における横幅の変化にも係わらず、ステイ4は横方向に
偏ることがない。
【0035】ここで、以上の実施の形態のように、シェ
ードを2分割する場合、その各シェード3a,3bの先
端部に、図7に例示するように、引出し部材101およ
びステイ4に対して係脱自在に係止するための係止部材
102を設けた構成を採用すると、シェード3a,3b
のうちのいずれか一方をステイ4から外した状態でステ
イ4を下降させることにより、図8に例示するように、
運転席側または助手席側のいずれか一方のみをシェード
で遮蔽した状態とすることができる。
【0036】更に、図9に示すように、ガイドレール2
a,2bのいずれか一方に、その縦方向中間部にリミッ
トスイッチ等の検知スイッチ103を設け、スイッチ9
aの操作によってステイ4を下降させたとき、ステイ4
が検知スイッチ103の配設位置に到来したときにそこ
で一旦停止させるとともに、再度スイッチ9aを操作す
ることによってステイ4が最下端にまで下降するような
回路構成を採用すれば、同図に示すように、シェード3
a,3bをサンバイザーとして用いることも可能とな
る。この場合、図7に示したような係止部材102との
併用により、運転席側および助手席側の双方もしくは任
意の片方のみサンバイザーを機能させるといった使用方
法も可能となる。
【0037】なお、以上の実施の形態においては、可撓
性ラック8a,8bによりランナー7a,7bを移動さ
せることによってステイ4を上下動させる例を示した
が、本発明は、ステイの上下動機構については特にこの
ような機構に限定されることなく、例えばワイヤとその
巻回機構等、他の公知の任意の上下動機構を採用し得る
ことは勿論である。
【0038】更に、以上の実施の形態は、本発明をフロ
ントウィンドウに適用した例を示したが、本発明は自動
車のリアウィンドウに適用することもできる。すなわ
ち、リアウィンドウについても、フロントウィンドウ同
様に、多くの自動車において天井付近に比べて下側ほど
幅が広いのみならず、その形状が中央部が外側(車体後
方側)に突出する向きに湾曲している。また、多くの乗
用車等においては、リアシートの後方、リアウィンドウ
の直下部にオーディオ装置やエアコン等の機器が配置さ
れる。従って、巻取り収納装置をウィンドウ室内側下縁
部に配置する従来の提案装置ではこれらの機器と干渉す
る可能性があり、かつ、リアウィンドウ中央部の車体外
側への突出部を覆うことができないが、本発明の適用に
よってリアウィンドウの直下部近傍にオーディオ装置や
エアコン等が配置されていてもそれと干渉することな
く、かつ、リアウィンドウ中央部の車体外側への突出部
分も確実に覆うことが可能となる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、遮蔽す
べきウィンドウの上縁部に沿って巻取り収納装置を設け
るとともに、中央部がウィンドウ側に突出する向きに屈
折したステイを用い、なおかつそのステイを全体として
水平を保った状態でウィンドウ上下動させるため、助手
席用のエアバッグ装置をダッシュボードに配置した自動
車でも、それと干渉することなくフロントウィンドウの
シェード装置として用いることができるとともに、下縁
側が幅広で湾曲したフロントウィンドウでも、ダッシュ
ボードの上面をも略全域にわたってシェードで覆うこと
ができ、有効に日差しを遮ることができる。
【0040】また、屈折したステイに対して、縦に2分
割されたシェードとそれぞれに対応した巻取り収納装置
を採用し、その各巻取り収納装置の巻取り軸をステイの
屈折部を挟んでその両側部分のそれぞれに対して略平行
となるように配置すれば、シェードを捩じることなく極
めてスムーズに展張/収納動作を行うことができる。同
時に、ステイの屈曲部がウィンドウに近づいた状態で上
下動するので、ヘッドクリアランスを確保することがで
き、乗員の頭部に接触する恐れがなく、シェードを展張
したときの圧迫感を与えることもない。また、車室内を
広く取れるという利点もある。
【0041】更に、ステイ両端に配置されるスライドシ
ャフトを、それぞれステイに対して突出する向きに付勢
すれば、ステイの上下動時にガイドレール間の距離の変
化に追随して、両側のスライドシャフトの出入量を互い
に等しく保つことが可能となり、ステイは横方向に偏る
ことがなく、ウィンドウに対してシェードが偏ったり傾
くといった不具合が生じない。
【0042】更にまた、シェードを2分割する構成を採
用する場合、それぞれの先端に引出し部材とステイに対
して係脱自在の係止部材を設けることにより、運転席側
および助手席側のいずれか一方のみをシェードで覆うと
いった使用方法を実現できる。
【0043】また、ガイドレールに検知スイッチを設け
ることによってステイをガイドレールの中間位置で一旦
停止させるような構成を採用すると、サンバイザーとし
ての機能を併せ持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を示す正面図と電気
的構成のブロック図を併記して表す図である。
【図2】本発明の実施の形態の左側面図である。
【図3】本発明の実施の形態のステイ4の両端部近傍の
詳細構造を示す部分断面図である。
【図4】同じくガイドレール2a,2bの横断面図であ
る。
【図5】同じく駆動装置9の構成を示す断面図である。
【図6】図5のA−A拡大断面図である。
【図7】本発明の他の実施の形態のシェード2a,2b
の先端部の構成を示す斜視図である。
【図8】図7の実施の形態の使用方法の例の説明図であ
る。
【図9】本発明の更に他の実施の形態の正面図である。
【符号の説明】
1a,1b 巻取り収納装置 2 ガイド装置 2a,2b ガイドレール 2c 水平ガイド部 3a,3b シェード 4 ステイ 5a,5b スライドシャフト 6a,6b 圧縮コイルばね 7a,7b ランナー 8a,8b 可撓性ラック 9 駆動装置 91 電動モータ 92 ウォームギア 93 ウォームホイール 94 ピニオン軸 94a ピニオン 101 引出し部材 102 係止部材 103 検知スイッチ W フロントウィンドウ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のウィンドウの室内側の上縁部に長
    手方向が沿うように配設される巻取り収納装置と、その
    巻取り収納装置に基端部が固着されたシェードと、その
    シェードの先端部に取り付けられたステイと、そのステ
    イの両端部にそれぞれ一端部が軸方向に摺動自在に挿入
    支持された一対のスライドシャフトと、その各スライド
    シャフトの他端に取り付けられた一対のランナーと、そ
    の各ランナーに結合されて当該ランナーを移動させるた
    めの一対の可撓性線状部材と、上記ウィンドウの両側縁
    部に沿って敷設され、上記可撓性線状部材およびランナ
    ーの双方を案内する一対のガイドレールと、上記可撓性
    線状部材を駆動してランナーおよびスライドシャフトを
    介してステイをガイドレールに沿って上下動させる駆動
    装置と、その駆動装置を操作するスイッチを有し、 上記ステイは、長手方向中央部がウィンドウ側に突出す
    る向きに屈折しているとともに、全体として略水平面に
    沿った姿勢で上下動するよう構成されていること、 を特徴とする電動サンシェード装置。
  2. 【請求項2】 シェードがステイの屈折部近傍を通る縦
    方向の分割線により2分割され、上記巻取り収納装置は
    その分割された各シェードのそれぞれに対応して設けら
    れているとともに、その各巻取り収納装置は、ステイの
    屈折部を挟んでその両側部分に対して巻取り軸がそれぞ
    れ略平行となるように配設されていることを特徴とする
    請求項1に記載の電動サンシェード装置。
  3. 【請求項3】 分割された各シェードの先端部に、シェ
    ードを引き出すための引出し部材と、ステイに対して係
    脱自在に係止するための係止部材が設けられていること
    を特徴とする請求項2に記載の電動サンシェード装置。
  4. 【請求項4】 各スライドシャフトが、ステイとの間に
    設けられた弾性部材によってステイから突出する向きに
    付勢されていることを特徴とする請求項1、2または3
    に記載の電動サンシェード装置。
  5. 【請求項5】 ガイドレールに、ステイを当該ガイドレ
    ールの中間位置で一旦停止させるための検知スイッチが
    設けられていることを特徴とする請求項1、2、3また
    は4に記載の電動サンシェード装置。
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