JP2008174184A - サンバイザ - Google Patents
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Abstract
【課題】収納時に遮光部材に意図しない折り目が形成されることを防止した、車両サイドドアのウィンドウ上部を遮光する簡単な構成のサンバイザを提供することを課題とする。
【解決手段】本発明に係るサンバイザには、蛇腹状の遮光板12と、遮光板12の展開側の端縁部12Fを保持する前方側保持部16と、車両のサイドドアのウィンドウ上枠に沿って配置され、前方側保持部16の上部を車両前後方向に案内する案内レール部32と、が設けられている。遮光板12は、車両サイドドアのウィンドウ上部を遮光可能なように車両前後方向に沿った展開、収納がなされるように設けられている。従って、車両上下方向に対する前方側保持部16の傾斜角度を変化させることができる。また、収納状態における遮光板12の形状を、車両後方側ウィンドウ枠部又は車両前方側ウィンドウ枠部にあわせた形状とすることができる。
【選択図】図3
【解決手段】本発明に係るサンバイザには、蛇腹状の遮光板12と、遮光板12の展開側の端縁部12Fを保持する前方側保持部16と、車両のサイドドアのウィンドウ上枠に沿って配置され、前方側保持部16の上部を車両前後方向に案内する案内レール部32と、が設けられている。遮光板12は、車両サイドドアのウィンドウ上部を遮光可能なように車両前後方向に沿った展開、収納がなされるように設けられている。従って、車両上下方向に対する前方側保持部16の傾斜角度を変化させることができる。また、収納状態における遮光板12の形状を、車両後方側ウィンドウ枠部又は車両前方側ウィンドウ枠部にあわせた形状とすることができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、車両のサイドドアのウィンドウ上部を遮光可能なように車両前後方向に沿った展開、収納がなされる蛇腹状の遮光部材を備えたサンバイザに関する。
近年、車両内のフロント側のみならず、車両のサイドドアのウィンドウ上部を遮光するサンバイザが提案されている(例えば特許文献1参照)。
しかし、特許文献1では、サイドドアのウィンドウの上部側の枠内に、遮光部材を収納する収納部を形成している。そして、収納部から下方へ展開可能とされた蛇腹状の遮光部材を設けており、使用時には遮光部材を下方へ広げ、収納時には遮光部材を折りたたんで収納部に収納している。このため、ウィンドウの上部側の枠内に形成された収納部の形状に合わせて遮光部材を収納するので、遮光部材に意図しない折り目が形成されて外観上の見栄えが悪くなることがある。
特開平6−199131号公報
本発明は、上記事実を考慮して、収納時に遮光部材に意図しない折り目が形成されることを防止した、車両サイドドアのウィンドウ上部を遮光する簡単な構成のサンバイザを提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、車両のサイドドアのウィンドウ上部を遮光可能なように車両前後方向に沿った展開、収納がなされる蛇腹状の遮光部材と、前記遮光部材の展開側の端縁部を保持する展開側保持部と、車両のサイドドアのウィンドウ上枠に沿って配置され、前記展開側保持部の上部を車両前後方向に案内する案内レールと、が設けられていることを特徴とする。
遮光部材の展開、収納の形式は、乗員が手を掛けて移動させる形式であってもよいし、車室内に設けられたボタンの操作等によりモータなどの駆動源で移動させる形式であってもよい。
サンバイザを使用する際には、蛇腹状の遮光部材を展開させることによって広げる。サンバイザの使用後、遮光部材を収納する際には、遮光部材を収納側へ移動させて収納する。そして、車両後方側ウィンドウ枠部又は車両前方側ウィンドウ枠部に沿って遮光部材が折りたたまれた状態となる。
このように、請求項1に記載の発明では、車両前後方向に蛇腹状の遮光部材を移動させて展開、収納を行うため、車両上下方向に対する上記の展開側保持部の傾斜角度を変化させることができる。また、収納状態における遮光部材の形状を、湾曲している車両上方側ウィンドウ枠部に合わせた形状ではなく、一般的に直線状である車両後方側ウィンドウ枠部又は車両前方側ウィンドウ枠部にあわせた形状とすることができる。
従って、収納することによって遮光部材に不本意な折り目が形成されることを回避できる。
請求項2に記載の発明は、前記遮光部材が展開された状態では、前記展開側保持部の上部位置が固定されるとともに前記展開側保持部に収縮力が及ぼされることを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、展開側保持部の下部が収納側に向けて付勢されているので、展開状態で遮光部材に不本意な皺が形成されることはなく外観上の見栄えが良い。
請求項3に記載の発明は、前記展開側保持部の下部に端部が取付けられ、前記遮光部材の下部を貫通し前記遮光部材の収納側に向けて付勢される長尺材が設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、遮光部材の展開状態では、長尺材によって展開側保持部の下部が収納位置に向けて付勢される。従って、簡単な構成で、遮光部材の展開状態における展開側保持部の下部が揺らぐことを防止できる。
請求項4に記載の発明は、前記案内レールのレール溝内には、前記展開側保持部の上部を係止する係止部が形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明では、係止部は展開側保持部の上部のどの部分を係止してもよい。
請求項5に記載の発明は、前記展開側保持部の上部には少なくとも1つの突起部が形成され、前記係止部として、前記突起部に当接して前記遮光部材の展開状態を維持するストッパを、前記案内レールの溝側壁に配設したことを特徴とする。
請求項5に記載の発明では、長尺材から及ぼされる付勢力により、展開状態では展開側保持部の下部が収納側に向けて付勢される。突起部は上記ストッパに当接することにより、この付勢力に抗する抗力をストッパから受ける。
請求項6に記載の発明は、前記ストッパの遮光部材展開側端の形状が、前記突起部の収納側への移動を阻止する形状とされ、前記ストッパの遮光部材収納側端から遮光部材展開側端までの形状が、前記突起部を収納側から展開側にまで案内可能な形状とされていることを特徴とする
請求項6に記載の発明では、遮光部材が展開された状態では、長尺材からの付勢力によって展開側保持部の下部が収納側に向けて付勢され、ストッパによって突起部が収納側に移動するこが阻止される。従って、展開側保持部が案内レールに係止された状態となる。
請求項6に記載の発明では、遮光部材が展開された状態では、長尺材からの付勢力によって展開側保持部の下部が収納側に向けて付勢され、ストッパによって突起部が収納側に移動するこが阻止される。従って、展開側保持部が案内レールに係止された状態となる。
遮光部材を展開する際には、展開側保持部の突起部がストッパに当接しても、収納側から展開側にまで突起部が案内され得る。
請求項7に記載の発明は、前記遮光部材の上部を貫通し、前記案内レールの溝内で少なくとも前記遮光部材の移動範囲にわたって配置された遮光部材支え軸と、前記遮光部材の展開方向途中に配置され、前記遮光部材支え軸を支えるとともに前記遮光部材からの移動力によって前記案内レールに案内されて移動する支持部材と、が設けられたことを特徴とする。
遮光部材支え軸の材質は、通常、鋼線などの弛み難い材質である。この場合、遮光部材支え軸が挿通する挿通孔や遮光部材支え軸を載せるフック部などを支持部材に形成した構成とすることが多い。
請求項7に記載の発明では、支持部材によって上記の遮光部材支え軸が支えられている。この支持部材は、遮光部材の展開方向途中に配置され、案内レールに案内されるようになっており、遮光部材から移動力を受けて案内レールに沿って移動する。従って、支持部材は、遮光部材の展開、収納の移動を妨げることなく遮光部材支え軸を支えているので、遮光部材を均等に展開させ易い構成とすることができる。
支持部材の個数は単数であっても複数であってもよい。複数である場合には、遮光部材の展開方向に均等に配置することが、遮光部材支え軸を均等に支える上で好ましい。
請求項8に記載の発明は、前記展開側保持部に固定され、前記案内レールに沿って巻出し、巻取りがされるワイヤと、前記ワイヤの巻出し、巻取りを行う電動機構と、が設けられたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明では、電動機構でワイヤの巻出し、巻取りを行うことによって遮光部材の展開、収納を行う。
本発明によれば、収納時に遮光部材に意図しない折り目が形成されることを防止した、車両サイドドアのウィンドウ上部を遮光する簡単な構成のサンバイザとすることができる。
以下、実施形態を挙げ、本発明の実施の形態について説明する。なお、第2実施形態以下では、既に説明した構成要素と同様のものには同じ符号を付して、その説明を省略する。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態について説明する。図1、図2に示すように、本実施形態に係るサンバイザ10は、車両のサイドドアのウィンドウ上部を遮光する蛇腹状の遮光板12と、バイザホルダー14とを、備えている。
まず、第1実施形態について説明する。図1、図2に示すように、本実施形態に係るサンバイザ10は、車両のサイドドアのウィンドウ上部を遮光する蛇腹状の遮光板12と、バイザホルダー14とを、備えている。
(遮光板及びそれに取付けられた部材)
遮光板12の形状は、ウィンドウ上部の遮光領域S(図1参照)に合わせた形状にされている。
遮光板12の形状は、ウィンドウ上部の遮光領域S(図1参照)に合わせた形状にされている。
また、図3に示すように、サンバイザ10は、遮光板12の車両前方側(展開側)の端縁部12Fを保持する前方側保持部16と、遮光板12の車両後方側の端縁部12Bを保持する後方側保持部18と、を備えている。
また、サンバイザ10は、前方側保持部16の下部16Lに車両前方端が取付けられている巻取り糸19を備えている。遮光板12を構成し交互に折れ曲がっている各平板部12Pの下部の中央には、この巻取り糸19が挿通する挿通孔12HLが形成されている。
前方側保持部16の車両幅方向側の側壁16SWの車両前方側端には、乗員が指を掛けて遮光板12を引き出す取っ手20が形成されている。また、この側壁16SWの上部には、後述の案内レール部32への係止、係止解除を切り換えるための前方側突起部22F及び後方側突起部22Bが形成されている。前方側突起部22F及び後方側突起部22Bは、何れも、短軸が前方側保持部16の長手方向に沿った短尺の楕円柱状である。
前方側突起部22Fは、側壁16SWの車両前方端近くから突出し、後方側突起部22Bは側壁16SWの車両後方端近くから突出している。前方側突起部22Fと後方側突起部22Bとは所定の間隔で離れている。前方側突起部22Fの高さ位置は、後方側突起部22Bよりも若干低い位置とされている。
また、前方側保持部16の車両前方側の側壁16Fには、後述の遮光板支え軸42が挿通する挿通孔16HFが形成されている。
後方側保持部18は、車両幅方向から見てL字状である。後方側保持部18のうち車両前方側を構成する縦長部18Fには、巻取り糸19を挿通させる挿通孔18HLが形成されている。縦長部18Fの車両後方側には、巻きばね(図示せず)によって巻取り糸19を巻き取る方向に付勢しているリール26が配置されている。リール26と挿通孔18HLとの間には、巻取り糸19を巻き取り易くするために、巻取り糸19に当接する回転ローラ28が形成されている。ローラ28は回転フリーとなるように軸支されている。縦長部18Fの背面側(車両後方側)は車両後方側ウィンドウ枠部70(図1、図2参照)によって覆われている。
(バイザホルダー)
図1〜図3に示すように、バイザホルダー14には、遮光領域Sの車両上方側ウィンドウ枠部72に沿って設けられた案内レール部32が設けられている。案内レール部32は縦長部18Fの上部にまで到達している。
図1〜図3に示すように、バイザホルダー14には、遮光領域Sの車両上方側ウィンドウ枠部72に沿って設けられた案内レール部32が設けられている。案内レール部32は縦長部18Fの上部にまで到達している。
案内レール部32は、車両下方側に開口が形成されている。図3に示すように、この案内レール部32は、前方側保持部16の上部16Uを案内する下側案内溝34Lと、後述の支持部材46を案内する上側案内溝34Uとを有する。案内レール部32の車両幅方向両側壁部の内壁には、案内レール部32の長手方向に沿ってリブ部31が突設されており、リブ部31の下側が下側案内溝34L、リブ部31の上側が上側案内溝34Uとなっている。この構成により、案内レール部32は、前方側保持部16の上部、遮光板12の上部、及び、後方側保持部18の上部を覆う形状とされている。
案内レール部32の車両幅方向内側の側壁部32SI(図3参照)の内壁には、図4に示すように、後方側突起部22Bを係止することにより前方側保持部16を係止するためのギザギザ状の突出部36が、案内レール部32の長手方向に連続して配設されている。突出部36は、側壁部32SIと一体的に形成されており、この結果、突出部36は側壁部32SIの一部が肉厚にされたものとして形成されている。なお、案内レール部32の下側では、案内レール部32の車両幅方向の両側壁から案内レール部内側に向けて縁部38が延び出している。
各突出部36は、車両後方側から車両前方側にかけては滑らかな湾曲凹面36Cを形成し、車両前方側端では、車両略下方と平行な前方側平面36Fを形成している。このため、突出部36は、前方側平面36Fによって段差が形成されたギザギザ形状となっている。また、各突出部36の下端と縁部38の上面との間隔は、前方側突起部22F、後方側突起部22Bがスムーズに通過できる間隔とされている。
また、バイザホルダー14には、案内レール部32の溝内に車両後方側端から車両前方側端にまで配置されている断面円形のピアノ線状の遮光板支え軸42が設けられている。この遮光板支え軸42は前方側保持部16の挿通孔16HFを挿通している。遮光板12を構成する各平板部12Pの上部12Uの中央には、この遮光板支え軸42が挿通する挿通孔12HUが形成されている。挿通孔12HLと挿通孔12HUとの間隔は、各平板部12Pで同じとされている。
更に、バイザホルダー14には、案内レール部32の上側案内溝34Uに案内され、遮光板支え軸42を支える支持部材46が設けられている。この支持部材46は遮光板12の展開方向途中に配置されている。
図5、図6に示すように、支持部材46は、上側案内溝34U(図3参照)に案内される被案内部48と、被案内部48から下方に延び出す延出し部50と、で構成される。延出し部50には、遮光板支え軸42が挿通する挿通孔52が形成されている。この構成により、支持部材46は、遮光板支え軸42を支えるとともに遮光板12からの移動力によって案内レール部32に案内される。
(作用、効果)
以下、本実施形態の作用及び効果について説明する。
以下、本実施形態の作用及び効果について説明する。
乗員は、サンバイザ10を使用する際、図1に示すように収納位置16Rに位置している前方側保持部16の取っ手20に指を掛ける。そして、前方側突起部22F及び後方側突起部22Bの両者を案内レール部32の縁部38に当接させ、車両前方側へ向けて取っ手20に力を加える。この結果、前方側突起部22F及び後方側突起部22Bの両者が縁部38の上面に摺動しながら、前方側保持部16の上部16Uが案内レール部32に案内されて前方側保持部16が車両前方側へ移動し、遮光板12が広げられる。その際、支持部材46が遮光板12からの移動力を受け、案内レール部32に案内されつつ車両前方側へ移動する。
図2に示すように、遮光しようとする領域にまで遮光板12を広げたら、乗員は前方側保持部16から指を離す。すると、巻取り糸19からの付勢力によって前方側保持部16の下部16Lが収納位置16Rに向けて引き寄せられ、前方側保持部16が傾斜し、前方側保持部16の下部16Lが上部16Uよりも車両後方側に位置する。そして、図4(A)に示すように、前方側突起部22Fが湾曲凹面36Cに当接して車両後方側へ案内され、突出部36の前方側平面36Fに当接する。更に、後方側突起部22Bが縁部38の上面に当接する。この結果、前方側保持部16が案内レール部32に係止された状態となる。
サンバイザ10の使用後、遮光板12を収納する際には、乗員は取っ手20に指を掛けて、前方側保持部16の下部16Lを車両前方側へ移動させることにより、図4(B)に示すように、後方側突起部22Bを縁部38の上面に当接させる。この状態は、前方側保持部16の案内レール部32への係止が解除された状態である。そして、前方側突起部22F及び後方側突起部22Bの両者を縁部38の上面に摺動させつつ、前方側保持部16を車両後方側に移動させる。この結果、遮光板12が折りたたまれていく。なお、その際、支持部材46が遮光板12からの移動力を受け、案内レール部32に案内されつつ車両後方側へ移動する。
前方側保持部16が収納位置16Rに到達したら、乗員は取っ手20から指を離す。この結果、サンバイザ10が収納位置に収納された状態となる(図1参照)。
このように、本実施形態では、車両前後方向に展開、収納する遮光部材として、蛇腹状の遮光板12を用いているので、車両上下方向V(図4参照)に対する前方側保持部16の傾斜角度を変化させることができる。また、収納状態における遮光板12の形状を、湾曲している車両上方側ウィンドウ枠部72に合わせた形状ではなく、直線状である車両後方側ウィンドウ枠部70に合わせた形状とすることができる。
従って、収納することによって遮光板12に不本意な折り目が形成されることを回避できる。また、車両上方側ウィンドウ枠部72が湾曲していても、遮光板12の上部12Uと下部12Lとで展開長さに差を生じさせて遮光領域Sに被遮光領域を形成することなく遮光することができる。更に、遮光板12が折りたたまれた状態では、直線状である車両後方側ウィンドウ枠部70に沿っているので、収納状態で遮光板12が変形し難い。また、遮光板12が縦折の蛇腹状としており、短辺側である縦方向に折り目が形成されている。従って、展開時に中央部に膨れ等の見栄えの悪い変形が生じることが回避されている。
また、巻取り糸19の端部が前方側保持部16の下部16Lに取付けられ、遮光板12の下部12Lを貫通し収納位置16Rに向けて付勢されている。これにより、遮光板12の展開状態では、巻取り糸19によって前方側保持部16の下部16Lが収納位置16Rに向けて付勢される。従って、簡単な構成で、展開位置16Eにおける前方側保持部16の下部16Lが揺らぐことを防止でき、遮光板12の下部12Lがひらひら移動することがない。また、展開状態では、前方側保持部16の下部16Lが収納位置16Rに向けて付勢されているので、展開状態で遮光板12に不本意な皺が形成されることはなく扇形に展開されるので、外観上の見栄えが良い。
更に、前方側保持部16の上部側壁から車両幅方向に前方側突起部22F及び後方側突起部22Bが突設され、案内レール部32の側壁部32SIの内側には突出部36が配設されている。ここで、巻取り糸19から及ぼされる付勢力により、展開状態では前方側保持部16の下部16Lが収納位置16Rに向けて付勢される。この結果、前方側突起部22Fが突出部36の前方側平面36Fに当接し後方側突起部22Bが縁部38の上面に当接することにより、前方側保持部16が案内レール部32に係止される。従って、簡単な装置構成で、遮光板12を見栄え良く広げた状態で前方側保持部16を案内レール部32の所定位置に係止させることができる。また、前方側保持部16を傾斜させる操作によってこの係止と係止解除とを切り換えることができるので、操作性が良い。また、前方側突起部22F及び後方側突起部22Bの側面は、何れも楕円周面とされているので、縁部38の上面(内面)をスムーズに摺動することができる。
また、遮光板12の挿通孔12HUを挿通する遮光板支え軸42と、この遮光板支え軸42を支えるとともに遮光板12からの移動力によって案内レール部32に案内されて移動する支持部材46と、が設けられている。これにより、支持部材46は、遮光板12の展開、収納の移動を妨げることなく遮光板支え軸42を支えているので、遮光板12を均等に展開させ易い構成とすることができる。
なお、支持部材46は複数配置されていてもよい。この場合、展開方向D(図2参照)に沿って支持部材46が均等に配置されていることが、遮光板支え軸42を均等に支えるとともに遮光板12を均等にスムーズに展開させる上で好ましい。
また、前方側突起部22F、後方側突起部22Bを車両幅方向の外側の側壁に形成し、案内レール部32の車両幅方向外側の側壁部の内壁に、突出部36と同様の突出部を形成してもよい。これにより、前方側保持部を移動させる際の操作性を更に向上させることができる。
また、遮光板支え軸42に代えて、巻取り糸19と同様の巻取り糸を設けてもよい。この場合、この巻取り糸の端部を前方側保持部16に取付けた構成とする
更に、巻取り糸19と同様の糸を遮光板12の上方側に設け、遮光板12を収納し易くする構成にしてもよい。
更に、巻取り糸19と同様の糸を遮光板12の上方側に設け、遮光板12を収納し易くする構成にしてもよい。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。図7に示すように、本実施形態では、第1実施形態に比べ、前方側突起部22F及び後方側突起部22Bに代えて細長状の1つの突起部82が形成されている。突起部82の車両前方側端部82Fは、前方側突起部22Fの車両前方側端部と同じ位置にされ、突起部82の車両後方側端部82Bは、後方側突起部22Bの車両後方側端部と同じ位置にされている。突起部82の下面側には平坦部82Lが形成されており、縁部38の上面に沿って突起部82が摺動し易い構成になっている。
次に、第2実施形態について説明する。図7に示すように、本実施形態では、第1実施形態に比べ、前方側突起部22F及び後方側突起部22Bに代えて細長状の1つの突起部82が形成されている。突起部82の車両前方側端部82Fは、前方側突起部22Fの車両前方側端部と同じ位置にされ、突起部82の車両後方側端部82Bは、後方側突起部22Bの車両後方側端部と同じ位置にされている。突起部82の下面側には平坦部82Lが形成されており、縁部38の上面に沿って突起部82が摺動し易い構成になっている。
本実施形態により、第1実施形態に比べ、前方側突起部22F及び後方側突起部22Bよりも強度の高い突起部82とすることができる。また、前方側保持部を収納位置に向けて移動させる際、後方側突起部22Bが突出部36の前方側平面36Fに当接するようなことは本実施形態では生じることはなく、操作が簡単である。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。図8〜図10に示すように、本実施形態に係るサンバイザ110は、遮光板12と同様の蛇腹状の遮光板112と、バイザホルダー14と同様のバイザホルダー114とを備えている。
次に、第3実施形態について説明する。図8〜図10に示すように、本実施形態に係るサンバイザ110は、遮光板12と同様の蛇腹状の遮光板112と、バイザホルダー14と同様のバイザホルダー114とを備えている。
(遮光板及びそれに取付けられた部材)
図11に示すように、サンバイザ110は、遮光板112の車両前方側(展開側)の端縁部112Fを保持する前方側保持部116、遮光板112の車両後方側の端縁部112Bを保持する後方側保持部118、巻取り糸19、及び、リール26を備えている。
図11に示すように、サンバイザ110は、遮光板112の車両前方側(展開側)の端縁部112Fを保持する前方側保持部116、遮光板112の車両後方側の端縁部112Bを保持する後方側保持部118、巻取り糸19、及び、リール26を備えている。
前方側保持部116の上部116Uには、車両前後方向の両端部に、後述の案内レール部132に案内される棒状の被案内部122F、122Bがそれぞれ形成されている。被案内部122F、122Bは、案内レール部132の長手方向に直交する向きとされている。
また、前方側保持部116の上部116Uには、後述の遮光板支え軸142が挿通する挿通孔116HFが形成されている。更に、前方側保持部116の上部116Uには、車両前方側の側壁に、後述の係止用穴部133に係止される係止用突起部119が突設されている。
前方側保持部116の下部116Lには、車両前方側の側壁に、展開、収納の際に乗員が指を掛ける取っ手120が突設されている。
後方側保持部118は、車両幅方向から見て縦長状で遮光板112の車両後方側の端縁部112Bを保持する縦長部118Vと、縦長部118Vを車両前後方向に回動可能なように下方から支える底部118Lと、を備えている。底部118Lは、縦長部118Vに接続された底部本体118Mと、底部本体118Mを車両前後方向に回動可能に回動軸(図示せず)で軸支する軸受部118Aと、底部本体118Mの車両前方側を覆うカバー部118Cと、軸受部118AをR方向に、すなわち後方側保持部118を収納する向きに付勢するトーションコイルスプリング(図示せず)と、で構成される。
(バイザホルダー)
図11に示すように、バイザホルダー114には、車両後方側ウィンドウ枠部に沿って設けられた収納部130と、収納部130の上端部に連続し遮光領域S(図8、図9参照)の車両上方側ウィンドウ枠部に沿って設けられた案内レール部132と、が設けられている。収納部130は後方側保持部118の背面側(車両後方側)を覆っている。
図11に示すように、バイザホルダー114には、車両後方側ウィンドウ枠部に沿って設けられた収納部130と、収納部130の上端部に連続し遮光領域S(図8、図9参照)の車両上方側ウィンドウ枠部に沿って設けられた案内レール部132と、が設けられている。収納部130は後方側保持部118の背面側(車両後方側)を覆っている。
案内レール部132には、車両下方側に開口が形成されている、案内レール部132の車両幅方向の両側壁132SWには、案内レール部内側に延び出すリブ部131が形成されている。両側壁132SWと、リブ部131と、案内レール部132の上面部132Uとによって、被案内部122F、122Bが案内レール部132に沿って案内されるようになっている。案内レール部132の車両前方側端部には、前方側保持部116の係止用突起部119が差し込まれる係止用穴部133が形成されている。
また、案内レール部132内には、第1実施形態と同様に、ピアノ線状の遮光板支え軸142が配置されている。
(作用、効果)
以下、本実施形態の作用及び効果について説明する。
以下、本実施形態の作用及び効果について説明する。
乗員は、サンバイザ110を使用する際、図8に示すように、収納位置116Rに位置している前方側保持部116の取っ手120に指を掛ける。そして、車両前方側へ向けて取っ手120に力を加える。この結果、前方側保持部116の上部116Uが案内レール部132に案内されて前方側保持部116が車両前方側へ移動し、遮光板112が広げられる。なお、その際には、図9に示すように、後方側保持部118が回動して収納部130から引き出される。
更に、図10に示すように、乗員は前方側保持部116を案内レール部132の先端部にまで移動させ、係止用突起部119を係止用穴部133に差し込むことにより前方側保持部116を係止させる。
サンバイザ110の使用後、遮光板112を収納する際には、乗員は取っ手120に指を掛けて、係止用穴部133から係止用突起部119を車両後方側へ引き出すことにより係止解除を行う。そして、前方側保持部116を案内レール部132に沿って車両後方側へ移動させて収納位置にまで到達させる。
このように、本実施形態では、2本の被案内部122F、122Bが案内レール部132に案内されて移動するので、移動がスムーズである。また、後方側保持部118が車両前後方向に回動可能に軸支されているので、サンバイザ110の使用時に遮光板112の見栄えが更に良い。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態について説明する。本実施形態に係るサンバイザは、第3実施形態に比べ、電動で遮光板の展開、収納を行う構成とされている。
次に、第4実施形態について説明する。本実施形態に係るサンバイザは、第3実施形態に比べ、電動で遮光板の展開、収納を行う構成とされている。
図12に示すように、本実施形態では、バイザホルダー114に代えてバイザホルダー214が設けられている。このバイザホルダー214は、前方側保持部116を貫通するとともに前方側保持部116に固定されたワイヤ200を、遮光板支え軸142の上方側に有する。
また、バイザホルダー214には、案内レール部132に代えて案内レール部232が設けられている。案内レール部232の先端部には、先端側リール部234が収容されている。そして、本実施形態に係るサンバイザには、縦長部118に代えて縦長部218が設けられている。この縦長部218の上部には後端側リール部220が収容されている。ワイヤ200は、先端側リール部234及び後端側リール部220に、巻出し、巻取りが可能なように巻回されている。
更に、バイザホルダー214には、縦長部218に収容され後端側リール部220の正転、逆転を行うモータ222が設けられている。モータ222のモータ軸にはギア224が取付けられ、後端側リール部220には、ギア224と噛み合う円盤状ギア部226が設けられている。
サンバイザを使用する際、乗員は、車室内に配置された操作ボタン(図示せず)を押す。すると、モータ222が正転し、前方側保持部116が車両前方側へ案内レール部232に沿って移動する。
サンバイザの使用後、乗員は上記の操作ボタンを押す。すると、モータ222が逆転し、前方側保持部116が車両後方側へ移動し、収納位置にまで到達する。
本実施形態では、このように、電動で遮光板112の展開、収納を行うことができ、操作が簡単である。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲がこれらの実施形態に限定されないことは言うまでもない。
10 サンバイザ
12 遮光板(遮光部材)
12L 下部
16 前方側保持部(展開側保持部)
16U 上部
16L 下部
19 巻取り糸(長尺材)
22F 前方側突起部(突起部)
22B 後方側突起部(突起部)
32 案内レール部(案内レール)
36 突出部(係止部、ストッパ)
42 遮光板支え軸(遮光部材支え軸)
46 支持部材
72 車両上方側ウィンドウ枠部(ウィンドウ上枠)
82 突起部
110 サンバイザ
112 遮光板(遮光部材)
112F 端縁部
116 前方側保持部(展開側保持部)
116U 上部
116L 下部
132 案内レール部(案内レール)
142 遮光板支え軸(遮光部材支え軸)
200 ワイヤ
222 モータ(電動機構)
232 案内レール部(案内レール)
12 遮光板(遮光部材)
12L 下部
16 前方側保持部(展開側保持部)
16U 上部
16L 下部
19 巻取り糸(長尺材)
22F 前方側突起部(突起部)
22B 後方側突起部(突起部)
32 案内レール部(案内レール)
36 突出部(係止部、ストッパ)
42 遮光板支え軸(遮光部材支え軸)
46 支持部材
72 車両上方側ウィンドウ枠部(ウィンドウ上枠)
82 突起部
110 サンバイザ
112 遮光板(遮光部材)
112F 端縁部
116 前方側保持部(展開側保持部)
116U 上部
116L 下部
132 案内レール部(案内レール)
142 遮光板支え軸(遮光部材支え軸)
200 ワイヤ
222 モータ(電動機構)
232 案内レール部(案内レール)
Claims (8)
- 車両のサイドドアのウィンドウ上部を遮光可能なように車両前後方向に沿った展開、収納がなされる蛇腹状の遮光部材と、
前記遮光部材の展開側の端縁部を保持する展開側保持部と、
車両のサイドドアのウィンドウ上枠に沿って配置され、前記展開側保持部の上部を車両前後方向に案内する案内レールと、
が設けられていることを特徴とするサンバイザ。 - 前記遮光部材が展開された状態では、前記展開側保持部の上部位置が固定されるとともに前記展開側保持部に収縮力が及ぼされることを特徴とする請求項1に記載のサンバイザ。
- 前記展開側保持部の下部に端部が取付けられ、前記遮光部材の下部を貫通し前記遮光部材の収納側に向けて付勢される長尺材が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のサンバイザ。
- 前記案内レールのレール溝内には、前記展開側保持部の上部を係止する係止部が形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のサンバイザ。
- 前記展開側保持部の上部には少なくとも1つの突起部が形成され、
前記係止部として、前記突起部に当接して前記遮光部材の展開状態を維持するストッパを、前記案内レールの溝側壁に配設したことを特徴とする請求項4に記載のサンバイザ。 - 前記ストッパの遮光部材展開側端の形状が、前記突起部の収納側への移動を阻止する形状とされ、
前記ストッパの遮光部材収納側端から遮光部材展開側端までの形状が、前記突起部を収納側から展開側にまで案内可能な形状とされていることを特徴とする請求項5に記載のサンバイザ。 - 前記遮光部材の上部を貫通し、前記案内レールの溝内で少なくとも前記遮光部材の移動範囲にわたって配置された遮光部材支え軸と、
前記遮光部材の展開方向途中に配置され、前記遮光部材支え軸を支えるとともに前記遮光部材からの移動力によって前記案内レールに案内されて移動する支持部材と、
が設けられたことを特徴とする請求項1〜6のうち何れか1項に記載のサンバイザ。 - 前記展開側保持部に固定され、前記案内レールに沿って巻出し、巻取りがされるワイヤと、
前記ワイヤの巻出し、巻取りを行う電動機構と、
が設けられたことを特徴とする請求項1〜3のうち何れか1項に記載のサンバイザ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007011510A JP2008174184A (ja) | 2007-01-22 | 2007-01-22 | サンバイザ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007011510A JP2008174184A (ja) | 2007-01-22 | 2007-01-22 | サンバイザ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008174184A true JP2008174184A (ja) | 2008-07-31 |
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ID=39701521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007011510A Pending JP2008174184A (ja) | 2007-01-22 | 2007-01-22 | サンバイザ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008174184A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5616541B1 (ja) * | 2014-01-08 | 2014-10-29 | 信子 木原 | 車用カーテン押え |
JP2017114417A (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | 河西工業株式会社 | サンシェード開閉装置 |
JP2018004278A (ja) * | 2016-06-27 | 2018-01-11 | 株式会社キーエンス | 測定装置 |
-
2007
- 2007-01-22 JP JP2007011510A patent/JP2008174184A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5616541B1 (ja) * | 2014-01-08 | 2014-10-29 | 信子 木原 | 車用カーテン押え |
JP2017114417A (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | 河西工業株式会社 | サンシェード開閉装置 |
JP2018004278A (ja) * | 2016-06-27 | 2018-01-11 | 株式会社キーエンス | 測定装置 |
US10739130B2 (en) | 2016-06-27 | 2020-08-11 | Keyence Corporation | Optical measuring device generating point cloud data |
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