JP2014103195A - 振込み治具およびそれを用いた電子部品の製造方法 - Google Patents

振込み治具およびそれを用いた電子部品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】対角ロックが発生することなく、全ての電子部品用素体を同じ向きに保持することができる振込み治具と、それを用いた電子部品の製造方法を提供する。
【解決手段】振込み治具は、振り込まれた電子部品用素体の長手方向の一端側が露出するようにして電子部品用素体の長手方向の他端側を保持する。振り込み治具は、平板状のベースを含む。ベースの一方主面には、電子部品用素体の長手方向の他端側を収納する凹部が形成される。ベースには、凹部の底面に連通する貫通孔が形成される。凹部の底面における貫通孔の開口部は、電子部品用素体の長手方向の端面の面積より小さく形成される。さらに、貫通孔の開口部が凹部の底面の中心部から外れた位置に形成される。
【選択図】図3

Description

この発明は、振込み治具およびそれを用いた電子部品の製造方法に関し、特にたとえば、セラミックコンデンサなどの電子部品を形成するためにチップ型の電子部品用素体の端面に外部電極用の導電性ペーストを塗布するときに用いられる振込み治具と、それを用いた電子部品の製造方法に関する。
携帯電話機や携帯音楽プレーヤーなどの電子機器には、セラミックコンデンサ等に代表されるチップ型の電子部品が使用されている。このような電子部品は、一般的に、内部電極を有する直方体状のセラミック素体と、セラミック素体の長手方向の両端面に引き出された内部電極に接続される外部電極とを備えている。
セラミック素体の長手方向の端部に外部電極を形成するために、たとえば、整列パレットが用いられる。整列パレット1は、図11に示すように、平板状の硬質板2を含む。硬質板2の一方主面には、複数の整列穴3が規則的に形成されている。整列穴3はチップ状の電子部品用素体4を縦向きに挿入しうる大きさを有し、整列穴3の上端にはすり鉢状のテーパ5が形成される。整列穴3の底面の中央部には、電子部品用素体4の端面の面積より小さい通気穴6が形成される。整列穴3の深さは、電子部品用素体4の長さより浅く形成される。
整列パレット1に電子部品用素体4が振り込まれると、電子部品用素体4は縦方向に整列穴3に嵌り込み、通気穴6を介して吸引することにより、電子部品用素体4は整列穴3内で直立して保持される。このとき、電子部品用素体1の長手方向の一端側は、硬質板2の上面から突出している。
次に、粘着面を有する保持プレートが準備され、保持プレートの粘着面が硬質板2から突出している電子部品用素体4の端面に押し付けられる。それにより、複数の電子部品用素体4の端面が保持プレートに粘着保持され、整列プレート1から全ての電子部品用素体4を同時に取り外すことができる。このとき、複数の電子部品用素体4は同じ向きに保持プレートに保持されており、電子部品用素体4の長手方向の端面が保持プレートの外側に向かって露出した状態となっている。したがって、電子部品用素体4の露出した端面を外部電極形成用の電極ペースト槽に浸漬させることにより、複数の電子部品用素体4の端面に同時に電極ペーストを塗布することができる(特許文献1参照)。
特開2005−333000号公報
整列パレットに電子部品用素体が入り込んだとき、図12に示すように、電子部品用素体が整列穴に対して斜めに入り込むことがある。このとき、電子部品用素体の角部が通気穴に嵌り込むと、電子部品用素体が斜め立ちした状態で整列穴内に噛み込んで保持される(対角ロック)ことがある。このような場合、後の工程において、保持プレートへの電子部品用素体の移し替えがうまくいかなかったり、電子部品用素体が斜め立ちした状態で保持プレートに移し替えられる場合がある。電子部品用素体の移し替えがうまくいかなかった場合、整列パレット内に電子部品用素体が残った状態となり、エアーガン等で整列パレットから電子部品用素体を吹き飛ばして除去する必要がある。また、電子部品用素体が斜めの状態で保持プレートに保持されると、電子部品用素体の端面にきれいに電極ペーストを塗布することができない。そのため、電子部品用素体の端面に設計通りに外部電極を形成することができない。
それゆえに、この発明の主たる目的は、対角ロックが発生することなく、全ての電子部品用素体を同じ向きに保持することができる振込み治具を提供することである。
また、この発明の他の目的は、この発明の振込み治具を用いて、全ての電子部品用素体の端面に設計通りの外部電極を形成することができる電子部品の製造方法を提供することである。
この発明は、振り込まれた電子部品用素体の長手方向の一端側が露出するようにして電子部品用素体の長手方向の他端側を保持するための振込み治具であって、平板状のベースと、ベースの一方主面に形成されて電子部品用素体の長手方向の他端側を収納する凹部と、凹部の底面に連通するようにベースに形成され、凹部の底面における開口部が電子部品用素体の長手方向の端面の面積より小さい貫通孔を含み、貫通孔の開口部が凹部の底面の中心部から外れた位置に形成されることを特徴とする、振込み治具である。
電子部品用素体の長手方向の他端側が凹部に収納され、凹部の底面に開口する貫通孔を介して吸引することにより、電子部品用素体の長手方向の一端側が凹部から露出した状態で、電子部品用素体が振込み治具に保持される。このとき、貫通孔の開口部が凹部の底面の中心部から外れた位置に形成されているため、電子部品用素体が凹部内で斜めになっても、電子部品用素体の角部が貫通孔の開口部に嵌り込むことを防止することができる。したがって、電子部品用素体が凹部内で斜めになったとしても、貫通孔を介して吸引することにより、電子部品用素体の姿勢を矯正して凹部内で直立した状態にすることができる。したがって、全ての電子部品用素体を同じ姿勢で振込み治具に保持することができる。
また、この発明は、上述の振込み治具を用いた電子部品の製造方法であって、凹部に振り込まれた電子部品用素体の長手方向の他端側の端面を貫通孔から吸引することにより電子部品用素体の長手方向の他端側を保持するステップと、粘着面を有する保持具を準備するステップと、電子部品用素体の長手方向の一端側の端面を保持具の粘着面で粘着保持するステップと、保持具で保持された電子部品用素体を振込み治具から取り外すステップと、電子部品用素体の長手方向の他端側の端面を導電性ペースト槽に浸漬して導電性ペーストを塗布するステップとを含む、電子部品の製造方法である。
上述の振込み治具を用いて、電子部品用素体を保持することにより、全ての電子部品用素体を同じ姿勢で保持することができる。そのため、振込み治具から露出した電子部品用素体の長手方向の一端側の端面を保持具の粘着面で粘着保持することにより、全ての電子部品用素体を同じ姿勢で保持具上に保持することができる。この状態で、保持具に保持されて露出している電子部品用素体の端面を導電性ペースト槽に浸漬することにより、全ての電子部品用素体の端面に設計通りに導電性ペーストを塗布することができる。
このような電子部品の製造方法において、保持具の粘着面より粘着性の高い粘着面を有する別の保持具を準備するステップと、導電性ペーストが塗布された電子部品用素体の長手方向の他端側の端面を別の保持具の粘着面で粘着保持するステップと、電子部品用素体の長手方向の一端側の端面を保持具から取り外すステップと、電子部品用素体の長手方向の一端側の端面を導電性ペースト槽に浸漬して導電性ペーストを塗布するステップとを含んでいてもよい。
全ての電子部品用素体が同じ姿勢で保持具の粘着面に保持されているため、導電性ペーストが塗布された電子部品用素体の端面を強力な粘着力を有する別の保持具の粘着面で保持することにより、全ての電子部品用素体を同じ姿勢で別の保持具に移し替えることができる。このとき、別の保持具に保持された電子部品用素体は、導電性ペーストが塗布されていない端面が露出するようにして保持されている。したがって、別の保持具に保持されて露出している電子部品用素体の端面を導電性ペーストに浸漬することにより、電子部品用素体の長手方向の両端の端面に設計通りに導電性ペーストを塗布することができる。
この発明によれば、振込み治具の凹部内において、電子部品用素体が斜めに保持されることなく直立状態となり、全ての電子部品用素体について、その長手方向の一端側が露出した状態で他端側を保持することができる。そのため、全ての電子部品用素体の向きが揃った状態で、保持具に電子部品用素体を移し替えることができ、さらに保持具から別の保持具に移し替えることができる。したがって、電子部品用素体が保持具に保持されている状態で電子部品用素体の端面に導電性ペーストを塗布し、電子部品用素体が別の保持具に保持されている状態で電子部品用素体の別の端面に導電性ペーストを塗布することにより、全ての電子部品用素体の端面に設計通りに導電性ペーストを塗布することができる。したがって、全ての電子部品用素体の端面に、正確に外部電極を形成することができる。また、振込み治具内に電子部品用素体が噛み込んだりしないため、電子部品用素体をエアーガン等で吹き飛ばすような処置を行う必要がなく、安定して電子部品の製造を行うことができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
この発明の振込み治具の一例を示す斜視図である。 図1に示す振込み治具の断面構造を示す図解図である。 図2に示す振込み治具の断面構造の主要部を示す図解図である。 図1に示す振込み治具を用いて製造される電子部品の一例としての積層セラミックコンデンサを示す斜視図である。 図4に示す積層セラミックコンデンサの平面図である。 図4および図5に示す積層セラミックコンデンサの内部構造を示す図解図である。 図1に示す振込み治具に図4に示す積層セラミックコンデンサのセラミック素体が保持された様子を示す図解図である。 図1に示す振込み治具の凹部内におけるセラミック素体の姿勢を示す図解図である。 図1に示す振込み治具に保持されたセラミック素体に外部電極用の導電性ペーストを塗布する工程を示す図解図である。 実施例において使用される振込み治具の断面構造の主要部を示す図解図である。 複数の電子部品用素体を保持するための従来の整列パレットを示す図解図である。 図11に示す従来の整列パレットの整列穴内で電子部品用素体が斜めになった状態を示す図解図である。
図1は、この発明の振込み治具の一例を示す斜視図である。振込み治具10は、平板状のベース12を含む。ベース12は、図2に示すように、複数の基板12a,12b,・・・を積層することにより形成される。基板12a,12b,・・・は、たとえばSUS430などのステンレス鋼で形成される。
ベース12の一方主面には、規則的に配置されるようにして、複数の凹部14が形成される。凹部14は、平面視円形に形成される。これらの凹部14は、外部電極が形成されていない電子部品用素体を保持するために用いられる。ここで、凹部14で保持される電子部品用素体は、直方体などの長手方向を有する形状のものである。電子部品用素体は、長手方向の一端側が露出するようにして、長手方向の他端側が凹部14に嵌め込まれる。そのため、凹部14の開口部の直径は、電子部品用素体の長さより小さく、電子部品用素体の長手方向の端面より大きくなるように形成される。具体的には、凹部14の開口部の直径は、保持される電子部品用素体のサイズに対応して、0.2mm〜1.0mmの範囲から選択されることが好ましい。
凹部14は、その内部において均一な直径を有していてもよいし、位置によって変化する直径を有していてもよい。凹部14は、円形の孔を形成した基板12a,12b,12cと基板12dとを積層することにより形成される。ここで、たとえば、積層される基板12a,12b,12cに形成される孔の直径を変えることにより、凹部14内において直径を変化させることができる。
凹部14内において、その直径を変化させる場合、たとえば図3に示すように、第1の基板12aに形成される孔が凹部14の開口部となるため、その直径が、上述のような範囲で設定される。次に、第2の基板12bに形成される孔の直径は、第1の基板12aの孔の直径より小さく、凹部14に嵌め込まれる電子部品用素体の長手方向の端面より大きくなるように設定される。さらに、第3の基板12cに形成される孔の直径は、第2の基板12bの孔の直径より大きく設定される。これらの第1〜第3の基板12a〜12cに形成された孔と、底面となる第4の基板12dとで、凹部14が形成される。
凹部14の深さは、電子部品用素体の長さより小さくなるように設定される。それにより、電子部品用素体の長手方向の一端側が露出するようにして、電子部品用素体の長手方向の他端側を凹部14内に嵌め込むことができる。具体的には、凹部14の深さは、電子部品用素体のサイズに対応して、0.05mm〜0.15mmの範囲から選択される。凹部14の深さの調整は、凹部14を形成するための基板の枚数を変えたり、基板の厚みを変えることにより行うことができる。
さらに、ベース12には、凹部14の底面となる第4の基板12dからベース12の他方主面まで貫通する貫通孔16が形成される。貫通孔16は、凹部14の底面となる第4の基板12dと、それに積層される複数の基板12e,12f,・・・に形成される。貫通孔16は、第4の基板12dに形成された円形の開口孔16aによって、凹部14の底面に開口している。第4の基板12dの開口孔16aは、凹部14に保持される電子部品用素体の長手方向の端面より小さくなるように形成される。具体的には、第4の基板12dの開口孔16aの直径は、電子部品用素体のサイズに対応して、0.05mm〜0.15mmの範囲から選択される。
第4の基板12dに形成される開口孔16aは、凹部14の底面の中心部から外れた位置に形成される。具体的には、凹部14の底面の範囲内において、凹部14の底面の中心部と第4の基板12dの開口孔16aの中心部とが、凹部14に保持される電子部品用素体の幅方向の寸法の1/2以上の長さだけ離れるように、第4の基板12dに開口孔16aが形成される。第4の基板12dの開口孔16aの深さ、つまり第4の基板12dの厚みは、0.05mm〜0.15mmの範囲にあることが好ましい。
貫通孔16のうち開口孔16aに連通する部分は、凹部14内の電子部品用素体を吸引するための吸引孔16bとして用いられる。吸引孔16bは、第4の基板12dに積層される複数の基板12e,12f,・・・に形成された孔によって構成されている。吸引孔16bの直径は開口孔16aの直径と同じ大きさであってもよいし、位置によって異なる大きさを有するものであってもよい。位置によって異なる直径を有する吸引孔16bを形成する場合、図2および図3に示すように、開口孔16aから離れるにしたがって徐々に直径が大きくなることが好ましい。
つまり、図2および図3に示す振込み治具10では、第5の基板12eに開口孔16aより大きい直径を有する孔が形成され、第6および第7の基板12f,12gに第5の基板12eの孔より大きい直径を有する孔が形成され、それに積層される基板12h,12i,・・・に第6および第7の基板12f,12gの孔より大きい直径を有する孔が形成されている。
このように、開口孔16aから離れるにしたがって吸引孔16bの直径を徐々に大きくすることにより、凹部14内の電子部品用素体の吸引効率の向上を図ることができる。また、基板に形成される孔の直径が小さい場合、加工精度の問題上、基板の厚みを小さくする必要がある。しかしながら、吸引孔16bとして大きい直径を有する孔を形成する場合、基板の厚みを大きくすることができる。そのため、少ない基板でベース12を形成することができ、加工コストの低減を図ることができる。なお、吸引孔16bの直径は、0.15mm〜0.5mmの範囲にあることが好ましい。また、吸引孔16bの深さ、つまり吸引孔16bを形成する基板の合計厚みは、4mm〜7mmであることが好ましい。
この振込み治具10は、チップ型の電子部品を製造する際に用いられる。ここでは、チップ型の電子部品の一例として、積層セラミックコンデンサを製造する方法について説明する。積層セラミックコンデンサ30は、図4および図5に示すように、直方体状のセラミック素体32を含む。このセラミック素体32は、上述の振込み治具10に振り込まれる電子部品用素体に相当する。
セラミック素体32は、長手方向に沿って、互いに対向する第1の主面と第2の主面、および互いに対向する第1の側面と第2の側面が形成され、長手方向の両端に、互いに対向する第1の端面と第2の端面が形成されている。セラミック素体32のコーナー部および稜線部には、丸みが形成されていることが好ましい。
セラミック素体32を構成するセラミック材料としては、たとえば、BaTiO、CaTiO、SrTiO、CaZrOなどを主成分とする誘電体セラミック材料を用いることができる。また、これらの主成分に、Mn化合物、Fe化合物、Cr化合物、Co化合物、Ni化合物などの副成分を添加したものを用いてもよい。
そのほか、電子部品の種類によって、PZT系セラミックなどの圧電体セラミック、スピネル系セラミックなどの半導体セラミック、フェライトなどの磁性体セラミックを用いることができる。
セラミック素体32の内部には、図6に示すように、複数の内部電極34が形成される。これらの内部電極34は、セラミック素体32の第1の主面および第2の主面に対向する主面を有し、セラミック素体32内において、隣接する内部電極34の主面が互いに対向するように配置される。内部電極34は、交互にセラミック素体32の第1の端面および第2の端面に引き出される。
内部電極34の材料としては、たとえば、Cu、Ni、Ag、Pd、Ag−Pd合金、Auなどを用いることができる。内部電極34の厚みは、0.3μm〜2.0μmであることが好ましい。また、隣接する内部電極34間の間隔は、0.5μm〜10μmであることが好ましい。
セラミック素体32の第1の端面および第2の端面には、引き出された内部電極34に接続されるようにして、外部電極36が形成される。外部電極36は、セラミック素体32の第1の端面および第2の端面から2つの主面および2つの側面に回り込むように形成される。外部電極36は、下地層とめっき層とで構成されることが好ましい。下地層の材料としては、例えば、Cu、Ni、Ag、Pd、Ag−Pd合金、Auなどを用いることができる。下地層は、焼成前のセラミック素体32の端面に導電性ペーストを塗布して焼成することにより、内部電極34を有するセラミック素体32の形成と同時に外部電極36の下地層を形成するコファイアにより形成することができる。また、焼成後のセラミック素体32の端面に導電性ペーストを塗布して焼き付けるポストファイアによっても外部電極36の下地層を形成することができる。下地層の厚みとしては、最も厚い部分で、10μm〜50μmであることが好ましい。
下地層の上には、めっき層が形成される。めっき層の材料としては、たとえば、Cu、Ni、Ag、Pd、Ag−Pd合金、Auなどを用いることができる。また、めっき層は複数の層で形成されてもよく、好ましくは、Niめっき層とSnめっき層の2層構造である。めっき膜1層当たりの厚みは、1μm〜10μmであることが好ましい。さらに、下地層とめっき層と間に、応力緩和用の導電性樹脂層が形成されてもよい。このように、交互に引き出された内部電極34に外部電極36が接続されることにより、これらの外部電極36間に静電容量が形成される。
このような積層セラミックコンデンサ30を製造するために、セラミックグリーンシート、内部電極用導電性ペースト、外部電極用導電性ペーストが準備される。セラミックグリーンシートや各種導電性ペーストには、バインダおよび溶剤が含まれるが、公知の有機バインダや有機溶剤を用いることができる。
次に、セラミックグリーンシート上に、スクリーン印刷などによって所定のパターンで導電性ペーストを印刷することにより、内部電極パターンが形成される。そして、内部電極パターンが印刷されていない外層用セラミックグリーンシートを所定枚数積層し、その上に内部電極パターンが印刷されたセラミックグリーンシートを順次積層し、その上に外層用セラミックグリーンシートを所定枚数積層して、マザー積層体が作製される。
得られたマザー積層体は、静水圧プレスなどの方法により、積層方向にプレスされる。プレスされたマザー積層体を所定のサイズにカットし、生のセラミック積層体が形成される。このとき、バレル研磨などにより、生のセラミック積層体のコーナー部や稜線部に丸みを形成してもよい。次に、生のセラミック積層体を焼成することにより、内部電極34を有するセラミック素体32が形成される。生のセラミック積層体の焼成温度は、セラミックグリーンシートの材料や内部電極用導電性ペーストの材料にもよるが、900℃〜1300℃であることが好ましい。
得られたセラミック素体32は、図7に示すように、その長手方向の端面が凹部14の底面に対向するようにして、振込み治具10の凹部14に振り込まれる。このとき、セラミック素体32の長手方向の一方側の端面(第1の端面)が凹部14から露出し、他方側の端面(第2の端面)が凹部14内に収納される。ここで、凹部14内の直径を図3に示すように変化させておくことにより、凹部14へのセラミック素体32の充填率を上げることができる。つまり、ベース12を構成する第1の基板12aの孔の直径を大きくしておくことにより、セラミック素体32が凹部14に入り込みやすくなっている。また、第2の基板12bの孔の直径を第1の基板12aの孔の直径より小さくしておくことにより、凹部14内に入ったセラミック素体32が斜め立ちしにくくなる。
また、凹部14内において、セラミック素体32が斜め立ちした場合においても、図8に示すように、凹部14の底面の中心部から離れた位置に貫通孔16の開口孔16aが形成されているため、セラミック素体32の角部が開口孔16aに入り込まない。そのため、凹部14内において、セラミック素体32がベース12の凹部14内に噛み込んで動かなくなる、いわゆる対角ロックの発生を抑えることができる。したがって、セラミック素体32は、凹部14内において容易にその姿勢を変えることができ、吸引孔16bを介して開口孔16aから吸引することにより、セラミック素体32が直立した姿勢でセラミック素体32の第2の端面を吸着保持することができる。
このように、複数のセラミック素体32を直立した状態で凹部14内に保持することができるため、図9(A)に示すように、振込み治具10のそれぞれの凹部14からセラミック素体32の第1の端面が露出し、その高さはほぼ揃っている。このセラミック素体32の第1の端面に、図9(B)に示すように、第1の保持具40が押し付けられる。第1の保持具40は、たとえば、シリコーンゴムなどの弾性体で平板状に形成され、その主面が粘着面となるように形成された粘着板40aを含む。この粘着板40aの一方主面が支持板40bに支持されて、第1の保持具40が形成されている。したがって、粘着板40aの他方主面が、第1の保持具40の粘着面として露出している。そして、セラミック素体32の第1の端面には、第1の保持具40の粘着面が押し付けられる。それにより、第1の保持具40の粘着面に、複数のセラミック素体32が直立して保持される。
第1の保持具40で保持されたセラミック素体32は、振込み治具10の凹部14から引き上げられ、図9(C)に示すように、セラミック素体32の第2の端面が、外部電極36を形成するための導電性ペースト槽42に浸漬される。このようにして、セラミック素体36の第2の端面に導電性ペーストが塗布されたのち、図9(D)に示すように、第2の端面に塗布された導電性ペーストが乾燥させられる。
次に、図9(E)に示すように、セラミック素体36の第2の端面で乾燥した導電性ペースト上に、第2の保持具44が押し付けられる。第2の保持具44は、第1の保持具40と同様に、粘着板44aと支持板44bとで構成されるが、粘着板44aの主面の粘着力は、第1の保持具40の粘着板40aの主面の粘着力より大きい。第2の保持具44の粘着面が押し当てられることにより、セラミック素体32の第2の端面に塗布された導電性ペーストが強力に第2の保持具44に保持される。したがって、第1の保持具40と第2の保持具44とを引き離すことにより、全てのセラミック素体32が第2の保持具44に移し替えられる。
第1の保持具40上では、全てのセラミック素体32が直立して保持されていたため、第2の保持具44に移し替えても、全てのセラミック素体32は直立した姿勢で第2の保持具44に保持される。このとき、導電性ペーストが塗布されていないセラミック素体32の第2の端面が露出した状態となっている。このセラミック素体32の第2の端面が、図9(F)に示すように、導電性ペースト槽42に浸漬され、第2の端面に導電性ペーストが塗布される。
次に、図9(G)に示すように、セラミック素体32の第2の端面に塗布された導電性ペーストが乾燥させられる。その後、図9(H)に示すように、掻き取り刃46を用いて、セラミック素体32が第2の保持具44から掻き取られ、図9(I)に示すように、両端面に導電性ペーストが塗布されたセラミック素体32を得ることができる。
セラミック素体32に塗布された導電性ペーストを焼き付けることにより、外部電極36の下地層が形成される。焼付け温度は、700〜900℃であることが好ましい。下地層上には、必要に応じて、NiめっきやSnめっきが施され、セラミック素体32の両端面に外部電極34が形成される。以上の工程を経て、積層セラミックコンデンサ10が作製される。
ここで用いられる振込み治具10では、凹部14の底面の中心部から外れた位置に貫通孔16を構成する開口孔16aが形成されているため、セラミック素体32が振込み治具10の凹部14内で斜めになっても、開口孔16aに嵌り込むことはない。そのため、セラミック素体32が凹部14内で斜めになった姿勢で固定されることはなく、全てのセラミック素体32を凹部14内で直立させることができる。したがって、振込み治具10に保持されたセラミック素体32を第1の保持具40に移し替え、さらに第2の保持具に移し替えても、全てのセラミック素体32を直立した状態で保持することができる。そのため、第1の保持具40や第2の保持具44を用いることにより、セラミック素体32の端面に正確に導電性ペーストを塗布することができる。また、セラミック素体32が開口孔16aに嵌り込んで凹部14内で動かなくなるようなことはなく、振込み治具10の凹部14内にセラミック素体32が残ることもない。そのため、エアーガン等を用いて、凹部14内に残ったセラミック素体32を除去する必要はなく、安定して積層セラミックコンデンサ30の製造を行うことができる。
この発明の振込み治具10を用いて、上述の方法で、電子部品を作製した。その過程において、振込み治具におけるセラミック素体32の対角ロックの発生の有無を確認した。この実施例において作製される電子部品は、0402サイズ(T×W×L=0.2×0.2×0.4mm)のものであり、Ba−Ti−Nd系のセラミック材料を用いたセラミック素体32を用い、外部電極36としてAg/Pdを用いた端面厚み30.5μmの下地層上に厚み5μmのNiめっき層および厚み3.7μmのSnめっき層を形成したものである。
また、この実施例において使用した振込み治具10は、SUS430を用いて形成された基板12a,12b,・・・を積層し、図10に示すように、凹部14および貫通孔16が形成されたベース12を有するものである。このベース12は、図3に示すベース10とほぼ同じ構成を有するものであるが、図3に示す基板12dに形成された開口孔16aが、積層された2枚の基板12d(1),12d(2)に形成されている点で異なる。振込み治具10を構成する各基板12a,12b,・・・の厚みや、基板12a,12b,・・・に形成される孔の直径については、表1に示されるような数値を有する振込み治具10を用いた。ここで、凹部14の中心部と開口孔16aの中心部とが0.1mmずれた振込み治具10を用いた。
Figure 2014103195
また、第1の保持具40および第2の保持具44に用いられる粘着板40a,44aとして、1.5mmの厚みを有するものを用いた。ここで、第2の保持具44に用いられる粘着板44aは、第1の保持具40に用いられる粘着板40aより大きい粘着力を有するものである。
これらの振込み治具10および保持具40,44を用いて電子部品を作製し、振込み治具10内におけるセラミック素体32の対角ロックの発生の有無を確認した。この実施例において、1つの振込み治具10に複数回セラミック素体32を振り込み、100万個のセラミック素体32について、対角ロックの数を確認した。具体的な確認方法として、振込み治具10に複数回セラミック素体32を振り込み、最後にセラミック素体32を振り込んだときの振込み治具10において、対角ロックの有無を確認した。
ここで、最後の振込み後の振込み治具10内に対角ロックがなければ、それ以前の振込みにおいても対角ロックは発生していないと判断した。その理由は、対角ロックが発生した場合、エアーガン等を用いて吹き飛ばさなければ除去できないレベルでセラミック素体32が振り込み治具10に噛み込んでいるため、第1の保持具40によってセラミック素体32が振込み治具10から移動することはなく、最後の振込み後の振込み治具10に対角ロックがなければ、それまでの複数回の振込みにおいても、振込み治具10内において対角ロックは発生していないと言えるからである。
また、比較例として、開口孔16aを凹部14の底面の中心に形成した以外は、図10に示す構造および表1に示す寸法を有する振込み治具を用いて、対角ロックの発生の有無を確認した。
以上の実験の結果、開口孔16aが凹部14の底面の中心に形成された振込み治具を用いた場合、100万個のセラミック素体の振込みに対して、30個の対角ロックが発生した。それに対して、この発明の振込み治具10を用いた場合、100万個のセラミック素体の振込みに対して、対角ロックの発生は0個であった。
以上の結果より、この発明の振込み治具10を用いることにより、凹部14内におけるセラミック素体32の対角ロックを防止できることがわかる。それにより、その後の第1の保持具40へのセラミック素体32
の移し替えにおいて、移し替えミスが発生することを防止することができる。その結果、電子部品の製造工程において、対角ロックが発生したセラミック素体32の除去などの工程を低減することができ、安定して電子部品を製造することが可能になる。
10 振込み治具
12 ベース
14 凹部
16 貫通孔
16a 開口孔
16b 吸引孔
30 積層セラミックコンデンサ
32 セラミック素体
40 第1の保持具
44 第2の保持具

Claims (3)

  1. 振り込まれた電子部品用素体の長手方向の一端側が露出するようにして前記電子部品用素体の長手方向の他端側を保持するための振込み治具であって、
    平板状のベース、
    前記ベースの一方主面に形成されて前記電子部品用素体の長手方向の他端側を収納する凹部、および
    前記凹部の底面に連通するように前記ベースに形成され、前記凹部の底面における開口部が前記電子部品用素体の長手方向の端面の面積より小さい貫通孔を含み、
    前記貫通孔の開口部が前記凹部の底面の中心部から外れた位置に形成されることを特徴とする、振込み治具。
  2. 請求項1に記載の振込み治具を用いた電子部品の製造方法であって、
    前記凹部に振り込まれた前記電子部品用素体の長手方向の他端側の端面を前記貫通孔から吸引することにより前記電子部品用素体の長手方向の他端側を保持するステップ、
    粘着面を有する保持具を準備するステップ、
    前記電子部品用素体の長手方向の一端側の端面を前記保持具の粘着面で粘着保持するステップ、
    前記保持具で保持された前記電子部品用素体を前記振込み治具から取り外すステップ、および
    前記電子部品用素体の長手方向の他端側の端面を導電性ペースト槽に浸漬して前記導電性ペーストを塗布するステップを含む、電子部品の製造方法。
  3. 前記保持具の粘着面より粘着性の高い粘着面を有する別の保持具を準備するステップ、
    前記導電性ペーストが塗布された前記電子部品用素体の長手方向の他端側の端面を前記別の保持具の粘着面で粘着保持するステップ、
    前記電子部品用素体の長手方向の一端側の端面を前記保持具から取り外すステップ、および
    前記電子部品用素体の長手方向の一端側の端面を導電性ペースト槽に浸漬して前記導電性ペーストを塗布するステップを含む、請求項2に記載の電子部品の製造方法。
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