JPH0922810A - チップ部品保持装置 - Google Patents

チップ部品保持装置

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JPH0922810A
JPH0922810A JP7172102A JP17210295A JPH0922810A JP H0922810 A JPH0922810 A JP H0922810A JP 7172102 A JP7172102 A JP 7172102A JP 17210295 A JP17210295 A JP 17210295A JP H0922810 A JPH0922810 A JP H0922810A
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JP
Japan
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chip component
negative pressure
holding
component body
component
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Withdrawn
Application number
JP7172102A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Tanaka
巨浩 田中
Masayuki Inai
雅之 稲井
Masaki Okamoto
正樹 岡本
Hiroyuki Matsui
浩幸 松井
Kazuyuki Tanaka
一幸 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】チップ部品素体を簡単に保持でき、かつ、チッ
プ部品素体を適正な姿勢で保持できるチップ部品保持装
置を提供することにある。 【構成】負圧装置12を駆動するとき、保持空間11が
周側面11aを通じて負圧され、チップ部品素体3がこ
の周側面11aに圧接する。これにより、チップ部品素
体3が保持空間11に保持される。他方、この負圧装置
12を停止するとき、この保持されたチップ部品素体3
の保持状態が解除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抵抗体、コンデンサ等
のチップ部品素体を保持し、このチップ部品素体に外部
電極を形成するチップ部品保持装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、チップ部品の外部電極形成方法と
して、特公昭62ー29888号公報或いは特公平4ー
70761号公報に開示されたものが知られている。
【0003】このチップ部品の外部電極形成方法は、チ
ップ部品素体(外部電極が形成されていないチップ部
品)を収容するロードプレートと弾性体で形成されたチ
ップ部品保持装置、例えばキャリアプレートとを予め用
意し、このキャリアプレートの上面にロードプレートを
セットする。次いで、このロードプレートの収容空間に
チップ部品素体を供給し、この供給されたチップ部品素
体をキャリアプレートの保持空間の上端周縁で支持し収
容空間内に収容する。
【0004】しかる後、収容空間の上部開口から押し出
し部材、即ちピンが下方に移動してこの収容空間内の部
品素体を下方に押し出し、この部品素体を保持空間側に
移動させ、このキャリアプレートに保持されたチップ部
品素体に外部電極用の導体ペーストを塗布するようにし
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の外
部電極形成方法で使用されるキャリアプレートは、その
保持空間の挿入面積をチップ部品素体の挿入端の面積よ
りも小さくして形成し、このチップ部品素体をピンによ
り押圧してキャリアプレートに移し換えるようになって
いる。
【0006】しかしながら、チップ部品素体の上端面積
が非常に狭く、これにより、このチップ部品素体を押し
出すピンの径も小さくなるため、ピンの強度を十分に取
ることができない。従って、このキャリアプレートの保
持力を大きくするため、保持空間の挿入面積を小さくす
るときは、ピン曲がり等の不具合を起こすおそれがあっ
た。
【0007】また、ピンの軸線中央とチップ部品素体の
上端面中央とがずれているときは、チップ部品素体の片
押し状態となり、これにより、チップ部品素体がキャリ
アプレートの保持空間に傾いた状態で収容されることが
ある。しかしながら、このようにチップ部品素体が傾斜
した状態で収容されるときは、その導体ペーストの塗布
面も傾斜した状態となり、このため、外部電極を均一に
形成できないという問題点を有していた。
【0008】本発明の目的は前記従来の課題に鑑み、チ
ップ部品素体を簡単に保持でき、かつ、チップ部品素体
を適正な姿勢で保持できるチップ部品保持装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、請求項1の発明は、装置本体に配列された多
数の保持空間内にチップ部品素体を挿入し、該保持空間
に挿入保持された該チップ部品素体に導体ペーストを付
着して外部電極を形成するチップ部品保持装置におい
て、前記保持空間は前記チップ部品素体の外形より大き
く形成するとともに、該保持空間の周側面を通じて連通
し該保持空間に負圧を付加する負圧装置を有することを
特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、受け板に配列されたチ
ップ部品素体を保持し、該保持されたチップ部品素体に
導体ペーストを付着して外部電極を形成するチップ部品
保持装置において、ノズル部を前記チップ部品素体に当
接して該チップ部品素体を吸引保持する負圧装置を有す
ることを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1の発明によれば、負圧装置を駆動する
とき、保持空間が周側面を通じて負圧され、チップ部品
素体がこの周側面に圧接する。これにより、チップ部品
素体が保持空間に保持される。他方、この負圧装置を停
止するとき、この保持されたチップ部品素体の保持状態
が解除される。
【0012】請求項2の発明によれば、ノズル部をチッ
プ部品素体に当接して負圧装置を駆動するとき、このノ
ズル部にチップ部品素体が吸引保持される。他方、この
負圧装置を停止するとき、この保持されたチップ部品素
体の保持状態が解除される。
【0013】
【実施例】図1乃至図6は本発明に係るチップ部品保持
装置、例えばキャリアプレートが適用される外部電極形
成方法を示すものである。
【0014】図1には外部電極形成に使用される第1ロ
ードプレート1a、第2ロードプレート1b及びキャリ
アプレート2が示されており、ここで、ロードプレート
1a,1bは金属或いは硬質樹脂で形成されるもので、
各ロードプレート1a,1bにはチップ部品素体(以下
実施例では部品素体という)3を収容する収容空間1c
が多数形成されている。この収容空間1cは部品素体3
の横断面積よりも多少大きな挿入面積を有するととも
に、その深さ寸法が第1ロードプレート1aを外すとき
部品素体3の高さ寸法の略半分となる凹所で構成され、
この収容空間1cに部品素体3が収容されたとき、部品
素体3の中央から上端に亘って第2ロードプレート1b
(受け板)の上方に突出するようになっている。
【0015】また、キャリアプレート2は弾性部材、例
えばシリコーンゴム等で形成されたプレート本体2aを
金属枠2bで囲ったもので、プレート本体2aでロード
プレート1の収容空間1aと対応する位置には、部品素
体3が搬送される保持空間2cが多数配列されている。
【0016】このような各ロードプレート1a,1b及
びキャリアプレート2を用いて図2乃至図6に示すよう
に外部電極を形成されるが、以下この外部電極形成方法
を説明する。
【0017】まず、図2に示すように、部品素体3を各
ロードプレート1a,1bの各収容空間1cに挿入し、
しかる後、図3に示すように、第1ロードプレート1a
を外し、部品素体3を上方に突出させる。このような状
態で、図4に示すように、キャリアプレート2の保持空
間2cと収容空間1cに収容された部品素体3とを対向
配置し、キャリアプレート2を第2ロードプレート1b
に向かって下降させる。これにより、部品素体3の下端
側が下方に突出した状態で保持空間2cに保持される。
【0018】この部品素体3の移し換え工程が終了した
ときは、このキャリアプレート2を上方に移動して、部
品素体3全体を第2ロードプレート1bから外し、図5
に示すように、部品素体3の下側突出部分をベース4上
の導体ペースト5内に浸漬し、その後、図6に示すよう
に、このキャリアプレート2を上方に引き上げる。これ
により、部品素体3の端部に導体ペーストが付着する。
【0019】このような外部電極形成方法を採用すると
きは、従来の如きピン機構を使用することなく部品素体
3の端部に外部電極用の導体ペーストを付着させること
ができる。
【0020】しかしながら、この外部電極形成方法にお
いて、図4に示す部品素体3の移し換え工程、即ち、キ
ャリアプレート2の保持空間2cに各部品素体3を圧入
するときは、このキャリアプレート2の保持空間2cと
各部品素体3とを精密に対向させる必要があり、部品素
体3の移し換え操作が円滑に行われないおそれがある。
【0021】本発明に係るチップ部品保持装置は上記の
外部電極形成方法において部品素体3を円滑に保持でき
る保持手段を有する点にある。
【0022】この保持手段に係る第1実施例を図7乃至
図13を参照して説明する。この実施例では、キャリア
プレート10の保持空間11に収容された部品素体3を
負圧装置12により吸引保持するようになっている。
【0023】即ち、この負圧装置12は負圧源例えば負
圧ポンプ13と、キャリアプレート10に配管された負
圧通路14とからなるものであり、この負圧通路14は
各保持空間11に分岐するとともに、その先端が各保持
空間11の内周面11aを通じて保持空間11の内部に
連通している。また、保持空間11は方形状の部品素体
3に対応するよう方形状に形成するとともに、部品素体
3より多少大きく形成し、部品素体3がこの保持空間1
1に円滑に挿入できるようにしている。
【0024】次に、この第1実施例に係るキャリアプレ
ート10及び保持手段を用いて行う外部電極形成方法を
各図に基づいて説明する。
【0025】図8及び図9は前記の外部電極形成方法で
説明した部品素体の移し換え工程に対応するもので、図
8の(a)及び図9に示すように、キャリアプレート10
を第2ロードプレート1bの上に載せ、部品素体3の突
出部分が保持空間11に収容されるよう配置する。この
ように配置されたときは、図8の(b)及び図10に示す
ように、負圧ポンプ13を駆動し負圧通路14を通じて
保持空間11の空気を吸入する。このとき、保持空間1
1はキャリアプレート10の外と連通しているが、部品
素体3と保持空間11の内周面11aとの間隙が僅かな
ものとなっているため、部品素体3が内周面11aに向
かって吸引され、この内周面11aに圧接し、保持空間
11に保持された状態となる。
【0026】この部品素体3の吸引保持工程が終了した
ときは、部品素体3を保持した状態でキャリアプレート
10を引き上げ、図11に示すように、部品素体3の突
出部分をベース4上の導体ペースト5に浸漬し、その
後、図12に示すように、このキャリアプレート10を
上方に引き上げる。これにより、部品素体3の端部に導
体ペーストが付着する。
【0027】この導体ペースト付着工程の後に、部品素
体3及び導体ペーストの乾燥、焼成工程により外部電極
が形成されるが、ここで、部品素体3をキャリアプレー
ト10から外すときは、図13に示すように、負圧ポン
プ13を停止する。これにより、部品素体3の吸引作用
が解除され、部品素体3がキャリアプレート10から外
れる。
【0028】このように本実施例によれば、従来の如き
ピン機構を使用することなく部品素体3の端部に外部電
極用の導体ペーストを付着させ、かつ、この部品素体3
を任意にキャリアプレート10から排出することができ
る。
【0029】図14乃至図16は本発明に係るチップ部
品保持装置の第2実施例を示すもので、この実施例は、
前記第1実施例と同様に負圧装置21の負圧作用により
部品素体3をキャリアプレート20側に吸引保持するも
のであるが、前記第1実施例とは異なり、第2ロードプ
レート1bの収容空間1cに収容されている部品素体3
を直接に吸引保持するようになっている。
【0030】即ち、この負圧装置21は負圧源として前
記第1実施例と同様に例えば負圧ポンプ22を用いる一
方、キャリアプレート20には収容空間1cの部品素体
3に対向するようノズル部23を設け、このノズル部2
3と負圧ポンプ22とを負圧通路24により連結してい
る。
【0031】この実施例によれば、部品素体3を吸引保
持するときは、図15に示すように、キャリアプレート
20を下方に移動してノズル部23の先端を部品素体3
の上面に当接させ、しかる後に負圧ポンプ22を駆動し
て負圧通路24を負圧し、部品素体3をノズル部23に
吸着保持する。
【0032】このような部品素体3の保持工程が終了し
たときは、キャリアプレート20を引き上げ、ノズル部
23に保持された部品素体3を図16に示すようにベー
ス4上の導体ペースト5に浸漬する。その後の導体ペー
スト付着工程等は前記実施例と同様であり、なお、この
ノズル部23に保持された部品素体3を外すときは、負
圧ポンプ22を停止させれば良い。
【0033】以上のように、この実施例によってもピン
機構等を用いることなく部品素体3の端部に外部電極を
形成することができる。
【0034】図17乃至図19は本発明に係るチップ部
品保持装置の第3実施例を示すものである。この実施例
は負圧装置30と加圧装置31とを設け、この各装置3
0,31によりロードプレート32に収容された部品素
体3をキャリアプレート33に収容保持する点に特徴を
有するものである。
【0035】即ち、この負圧装置30は負圧ポンプ30
aと、この負圧ポンプ30aに連通する負圧箱30b
と、この負圧箱30bに連通する貫通通路30cを有す
る負圧通気プレート30dとからなるもので、この貫通
通路30cがキャリアプレート33の保持空間33aに
連通している。また、加圧装置31は加圧ポンプ31a
と、この加圧ポンプ31aに連通する加圧箱31bと、
この加圧箱31bに連通する貫通通路31cを有する加
圧通気プレート31dとからなるもので、この貫通通路
30cがロードプレート32の収容空間32aに連通し
ている。更に、ロードプレート32の収容空間32a及
びキャリアプレート33の保持空間33aはそれぞれ部
品素体3より幅寸法を大きくして部品素体3を遊嵌状態
で収容し得るとともに、保持空間33aはその深さ寸法
が部品素体3の高さ寸法より多少短くなっている。
【0036】この実施例に係るチップ部品保持装置を用
いて外部電極を形成するときは、図18に示すように、
ロードプレート32、加圧通気プレート31d及び加圧
箱31bを順次積み重ねて配置し、このロードプレート
32の収容空間32aに部品素体3を収容しておく。し
かる後、負圧箱30b、負圧通気プレート30d及びキ
ャリアプレート33を順次積み重ね、このキャリアプレ
ート33をロードプレート32の上面に配置する。
【0037】このような配置工程が終了したときは、負
圧ポンプ30a及び加圧ポンプ31aを同時に駆動す
る。これにより、キャリアプレート33の保持空間33
aが負圧になるとともに、ロードプレート32の収容空
間32aが加圧され、部品素体3が2点鎖線に示すよう
に、保持空間33a内に吸引され、負圧通気プレート3
0dの貫通通路30cの下端に張り付くように保持され
る。
【0038】このような部品素体3の移し換え工程が終
了したときは、負圧装置30にキャリアプレート33を
装着した状態でロードプレート32及び加圧装置31を
外し、図19に示すように、保持空間33aから突出し
た部品素体3にベース5上の導体ペースト5を浸漬し、
部品素体3に導体ペースト5を付着できる。
【0039】図20は本発明に係るチップ部品保持装置
の第4実施例を示すものである。この実施例は前記第3
実施例を改良したもので、前記第3実施例の負圧箱30
b及び負圧通気プレート30dと加圧箱30b及び加圧
通気プレート30dを多孔質の樹脂材料等で形成した負
圧通気体40と加圧通気体41で構成したものである。
【0040】この実施例によれば、図20に示すよう
に、負圧ポンプ30a及び加圧ポンプ31aの駆動によ
り、キャリアプレート33の保持空間33aが負圧にな
り、また、ロードプレート32の収容空間32aが加圧
されるため、2点鎖線に示すように、部品素体3が収容
空間32aから保持空間33aに移し換えられ、保持空
間33aに収容保持される。従って、第4実施例に係る
チップ部品保持装置によっても前記第3実施例と同様の
方法で外部電極を形成することができる。
【0041】図21及び図22は本発明に係るチップ部
品保持装置の第5実施例を示すものである。この実施例
は前記第3実施例を改良したもので、前記第3実施例の
ロードプレート32に換え、図22に示すように上下に
3個の部品素体3を収容した部品素体収容体50を設け
ている。また、前記第3実施例の加圧装置31に換え、
付勢手段51aで上方に付勢されるピン51bを有する
押し込み体51を設けた点にある。
【0042】この実施例に係るチップ部品保持装置によ
り外部電極を形成するときは、部品素体収容体50に3
個の部品素体3を予め収容し、この部品素体収容体50
を負圧装置30に装着されたキャリアプレート33と押
し込み体51との間に摺動して介装する。この介装によ
り、付勢手段51aで付勢されたピン51bが最下位の
部品素体3に圧接し、部品素体3が上方に押し上げら
れ、最上位の部品素体3がキャリアプレート33の保持
空間33a内に収容される。
【0043】しかる後、負圧ポンプ30を駆動する。こ
れにより、キャリアプレート33の保持空間33aに収
容された部品素体3が負圧通気プレート30dの貫通通
路30cの下端に吸引保持される。その後の工程は前記
第3実施例の図19に示す浸漬工程と同様である。この
ように本実施例では負圧装置30により部品素体3の移
し換えができる。
【0044】図23及び図24は本発明に係るチップ部
品保持装置の第6実施例を示すものである。この実施例
は前記第5実施例に係る前記負圧箱30b、前記負圧通
気プレート30d及び前記キャリアプレート33を改良
したもので、以下のような構造になっている。
【0045】即ち、負圧ポンプ30aに連通する多孔質
の樹脂材料等で形成した負圧通気性体60と、位置決め
用のピン61aが上下に挿入された負圧通気プレート6
1と、2枚のプレートで構成され上下に貫通する保持空
間62aを有するキャリアプレート62とを有し、この
負圧通気プレート61とキャリアプレート62には上下
に貫通する貫通通路63を形成している。
【0046】この実施例に係るチップ部品保持装置によ
り外部電極を形成するときは、部品素体収容体50に3
個の部品素体3を予め収容し、この部品素体収容体50
をキャリアプレート62と押し込み体51との間に摺動
して介装する。この介装により、付勢手段51aで付勢
されたピン51bが最下位の部品素体3に圧接し、部品
素体3が上方に押し上げられ、最上位の部品素体3が図
23の2点鎖線に示すようにキャリアプレート62の保
持空間62a内に収容される。ここで、部品素体3の上
端がピン51bの下端に当接して部品素体3の保持空間
62a内への挿入量が調整される。
【0047】しかる後、負圧ポンプ30を駆動する。こ
れにより、負圧通気体60及び貫通通気路63を通じて
保持空間62aが負圧となり、保持空間62aに収容さ
れた部品素体3が図24に示すように貫通通路63側に
吸引され、保持空間62a内に保持される。
【0048】この部品素体3の移し換え工程が終了した
ときは、図23に示すようにベース4上の導体ペースト
5に浸漬し、導体ペースト5を付着すればよい。
【0049】この実施例では部品素体3の移し換え工程
において、部品素体3の吸引保持はもとより保持空間6
2a内に収容される部品素体3の挿入量をピン51bに
より調整できるようになっている。
【0050】以上の各実施例では第2ロードプレート1
bに収容された部品素体3の端部に導体ペーストを付着
する例を説明したが、第7実施例では、第1及び第2ロ
ードプレート1a,1bを用いず、部品素体3の端部は
もとより、図25の(e)に示すように、部品素体3の側
面に導体ペーストを付着する場合においても好適なチッ
プ部品保持装置を提供することにある。
【0051】即ち、本実施例に係るキャリアプレート7
0は部品素体3を収容保持する保持空間71を有し、こ
の保持空間71のコーナ部分に前記第1実施例と同様に
負圧ポンプに連結する負圧通路14を設けている。
【0052】このキャリアプレート70を用いて外部電
極を形成するときは、まず、図25の(a)に示すよう
に、保持空間71に部品素体3を収容する。しかる後、
負圧ポンプを駆動して保持空間71内の空気を吸引す
る。これにより、図25の(a)及び図25の(c)に示すよ
うに、部品素体3のコーナ部分が保持空間71のコーナ
部分に吸引され、保持空間71に部品素体3が保持され
る。このような部品素体3の保持工程が終了したとき
は、図25の(d)に示すように、ローラ塗布方式により
導体ペーストを塗布する。即ち、堰き72にある導体ペ
ーストが供給ローラ73、塗布ローラ74に順次供給さ
れるとともに、キャリアプレート70を白抜き矢印方向
に摺動させる。これにより、部品素体3の側面上を塗布
ローラ74が転動し、図25の(e)に示すように、導体
ペーストが部品素体3の側面に塗布される。
【0053】本実施例によれば、部品素体3のコーナ部
が保持空間71のコーナ部に吸引され、各部品素体3が
同位置に保持されため、部品素体3の側面に形成される
外部電極75が均一に形成される。
【0054】なお、前記第3実施例乃至第6実施例にお
いてキャリアプレート33,62を前記第1実施例のキ
ャリアプレート2と同様に弾性部材で形成し、保持空間
33a,62aを部品素体3よりも多少小さく形成する
ときは、負圧装置30或いは加圧装置31の駆動により
部品素体3が保持空間33a,62aに圧入状態で保持
されるため、前記第7実施例と同様に、その後の工程で
負圧装置30或いは加圧装置31を駆動することを要し
ない。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び請求
項2の発明によれば、負圧装置の駆動或いは停止により
チップ部品素体の保持或いは保持を解除することがで
き、従来の如くピン機構を使用することなく外部電極を
形成できる。従って、ピン機構に伴う種々の欠点、例え
ば外部電極のばらつき等を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチップ部品保持装置が適用される
外部電極形成方法に使用されるロードプレート及びキャ
リアプレートの斜視図
【図2】チップ部品素体収容工程を示す断面図
【図3】第1ロードプレートを外した状態を示す断面図
【図4】チップ部品素体移し換え工程を示す断面図
【図5】チップ部品素体浸漬工程を示す断面図
【図6】チップ部品素体ペースト付着工程を示す断面図
【図7】第1実施例に係るキャリアプレートを示す平面
【図8】第1実施例に係るチップ部品素体の収容保持状
態を示す平面図
【図9】第1実施例に係るチップ部品素体収容工程を示
す断面図
【図10】第1実施例に係るチップ部品素体保持工程を
示す断面図
【図11】第1実施例に係るチップ部品素体浸漬工程を
示す断面図
【図12】第1実施例に係るチップ部品素体ペースト付
着工程を示す断面図
【図13】第1実施例に係るチップ部品素体排出工程を
示す断面図
【図14】第2実施例に係るキャリアプレート及び負圧
装置を示す断面図
【図15】第2実施例に係るチップ部品素体収容保持工
程を示す断面図
【図16】第2実施例に係るチップ部品素体浸漬工程を
示す断面図
【図17】第3実施例に係るチップ部品保持装置の斜視
【図18】第3実施例に係るチップ部品素体移し換え工
程を示す断面図
【図19】第3実施例に係るチップ部品素体浸漬工程を
示す断面図
【図20】第4実施例に係るチップ部品素体移し換え工
程を示す断面図
【図21】第5実施例に係るチップ部品保持装置の斜視
【図22】第5実施例に係るチップ部品素体移し換え工
程を示す断面図
【図23】第6実施例に係るチップ部品素体移し換え工
程を示す断面図
【図24】第6実施例に係るチップ部品素体浸漬工程を
示す断面図
【図25】第7実施例に係るチップ部品保持装置を示す
断面図
【符号の説明】
3…チップ部品素体、10,20,33,62,70…
キャリアプレート、11,33a,62a,71…保持
空間、11a…周側面、12,21,30…負圧装置、
23…ノズル部、31…加圧装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 浩幸 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 (72)発明者 田中 一幸 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に配列された多数の保持空間内
    にチップ部品素体を挿入し、該保持空間に挿入保持され
    た該チップ部品素体に導体ペーストを付着して外部電極
    を形成するチップ部品保持装置において、 前記保持空間は前記チップ部品素体の外形より大きく形
    成するとともに、該保持空間の周側面を通じて連通し該
    保持空間に負圧を付加する負圧装置を有することを特徴
    とするチップ部品保持装置。
  2. 【請求項2】 受け板に配列されたチップ部品素体を保
    持し、該保持されたチップ部品素体に導体ペーストを付
    着して外部電極を形成するチップ部品保持装置におい
    て、 ノズル部を前記チップ部品素体に当接して該チップ部品
    素体を吸引保持する負圧装置を有することを特徴とする
    チップ部品保持装置。
JP7172102A 1995-07-07 1995-07-07 チップ部品保持装置 Withdrawn JPH0922810A (ja)

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