JP2014087953A - ボールペン用ボール - Google Patents

ボールペン用ボール Download PDF

Info

Publication number
JP2014087953A
JP2014087953A JP2012238442A JP2012238442A JP2014087953A JP 2014087953 A JP2014087953 A JP 2014087953A JP 2012238442 A JP2012238442 A JP 2012238442A JP 2012238442 A JP2012238442 A JP 2012238442A JP 2014087953 A JP2014087953 A JP 2014087953A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
manufactured
sintering
ballpoint pen
pen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012238442A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6182848B2 (ja
Inventor
Hajime Ogasawara
元 小笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pentel Co Ltd filed Critical Pentel Co Ltd
Priority to JP2012238442A priority Critical patent/JP6182848B2/ja
Publication of JP2014087953A publication Critical patent/JP2014087953A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6182848B2 publication Critical patent/JP6182848B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Pens And Brushes (AREA)

Abstract

【目的】 長期経時してもボールが腐食しにくく、軽く滑らかな書き味と潤滑性を維持
するボールペンを提供することを目的とするものである。
【構成】 WC−Co系超硬ボールにおいて、ボール最表面から1μmの深さの範囲におけるCo原子に対するFe原子の割合が0.5重量%以下であるボールペン用ボール。
【選択図】 なし

Description

本発明は、被筆記面に対して接触してインキ転写部材となるボールペン用ボールに関するものである。
WC−Co系超硬ボールは、結合成分としてCoを含有するWCの焼結体であり、優れた機械的性質により、ボールペン用ボールとして広く用いられている。このWC−Co系超硬ボールは酸性および中性溶液中ではCoの結合成分が優先的に溶出するという性質があることから、インキや長期経時によりpHが低下したインキと接触することによって、ボール中の結合成分であるCoが溶出する所謂腐食が発生する。ボール中の結合成分であるCoが溶出すると、主成分であるWCの結晶粒子が脱落し、ボール表面が凹凸となり、書き味の滑らかさが失われる場合があった。
これを防止するために、インキ中に一般的な金属防錆剤であるカルボキシベンゾトリアゾールを添加する例(特許文献1)、ボール表面に物理的蒸着にて層状に酸化アルミニウム等を被覆する例(特許文献2)が知られている。
特開平8−199107号公報 特開2001−80262号公報
特許文献1に記載の発明では、インキ中に一般的な金属防錆剤であるカルボキシベンゾトリアゾールを添加する方法が記載されているが、インキ中に添加することで、長期経時においてインキ中の他成分と反応してし、インキpHが低下してしまうため、十分な腐食防止効果を得ることができなかった。
特許文献2に記載の発明では、ボール表面に物理的蒸着にて層状に酸化アルミニウム等を被覆する方法が記載されているが、ボールペンのボールのような小径の球状物質への均一な物理蒸着は困難であり、その結果被覆されていない場所が多数存在してしまうため、十分な腐食防止効果を得ることができなかった。
また、WC−Co系超硬は、Coの相内に不純物としてFe原子が含有されており、(Co,Fe)23や(Co,Fe)Cの炭化物が多く生じ易く、これら炭化物とCoとの電位の差から電流が流れて、ボールの結合成分であるCoが溶出する所謂腐食が発生することで主成分であるWCが脱落し、ボール表面が凹凸となり、書き味の滑らかさが失われてしまう問題がある。
本発明は、WC−Co系超硬ボールにおいて、ボール最表面から1μmの深さの中のCoに対するFeの割合が0.5重量%以下であるボールペン用ボールを要旨とする。
WC−Co系超硬ボールにおいて、Coに対するFeの割合を0.5重量%以下にし、(Co,Fe)23C6または(Co,Fe)Cの炭化物を生じにくくすることで、ボール中の結合成分であるCoが溶出する所謂腐食、さらにはそこから生ずるWCの脱落を抑えることができ、良好な書き味を長期継続できるようになる。
本発明のボールペン用ボールは、WCを主成分とし、Coをバインダー成分として焼結させた所謂WC−Co系超硬合金であり、WC粉体の形状は、焼結できるものであれば特に限定されない。また、粉体の平均粒子径も特に限定されないが、小球状の表面を研磨し、ナノスケールレベルの平滑性を要求されるボールペン用ボールにおいては、平均粒子径が10μm以下であることが望ましい。
バインダー成分として使用されるCo粉末は不純物としてのFeの量が0.5重量%以下のものであればそのまま使用できるが、0.5重量%を越えるものであっても、焼結後ボールペン用ボールが得られた後に、1100℃以上で加熱した後に徐冷させることで、表面Co内のFe濃度を減少させることが可能である。また、前記Co粉体は超硬ボール全体に対して5重量%以上15重量%以下が好ましい。
また、さらに耐食性を向上させる目的として、Crを添加することもできる。平均粒子径は特に限定されないが、超硬ボール全体に対して1重量%以上8重量%以下であることが好ましい。
超硬ボールを焼結させる方法としては、WC粉体とCo粉体、さらに必要であればCrを混合させた後、熱プラズマ焼結法やマイクロ波焼結法やミリ波焼結法などの無加圧焼結法、ホットプレス焼結法や放電プラズマ焼結法や超高電圧焼結や熱間等方加圧焼結法や高圧ガス反応焼結法などの加圧焼結法が用いることができる。焼結合金における欠陥を極力なくすためには加圧焼結法がよく、特に放電プラズマ焼結法は、粉体が自己発熱し表面の金属皮膜への熱の伝わりがよいことから好適に使用できる。
本発明に係るボールを使用したボールペンとしては、このボールをステンレスなどの合金を機械的に切削、圧延加工などすることによって形成したボールホルダーに、ボールの一部を突出した状態で抱持させてボールペンチップとし、このボールペンチップにインキ収容管を接続したものに好適に使用することができる。ボールホルダーの形態としては、棒材を削りだして作られるものの他に、パイプ材を加工して得られるパイプ式ボールペンチップを使用することもできる。更に、コイルスプリングなどを配置して、ボールをボールホルダーの開口部内縁に押し付ける構造のものとすることもできる。
筆跡・塗布跡を形成するインキとしては、水を主媒体とする所謂水性インキ、有機溶剤を主媒体とする所謂油性インキのいずれをも使用することができる。
溶剤としては、水の他に、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、グリセリン、エチレングリコールモノフェニルエーテル、ベンジルアルコール等の水溶性有機溶剤が使用できる。
着色剤としては、酸性染料、直接染料塩基性染料等の染料及び/又は各種のアゾ系顔料、ニトロソ系顔料、ニトロ系顔料、塩基性染料系顔料、酸性染料系顔料、建て染め染料系顔料、媒染染料系顔料、及び天然染料系顔料等の有機系顔料、黄土、バリウム黄、紺青、カドミウムレッド、硫酸バリウム、酸化チタン、弁柄、鉄黒、カーボンブラック等の無機顔料からなる着色剤が使用できる。その他に、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸等の樹脂やヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース等のセルロース誘導体、ガーガム、キサンタンガム、ヒアルロン酸等の多糖類からなる粘度調整剤、界面活性剤、防錆剤、防黴・防腐剤、場合によっては、アスコルビン酸、コウジ酸やハイドロキノン、レゾルシン、カテコール、ピロガロール、タンニン酸、没食子酸等のポリフェノール類などの還元性を有する物質などが使用できる。
着色剤として顔料を用いた場合に、顔料を安定に分散させるために分散剤を使用することは差し支えない。分散剤として従来一般に用いられているスチレンアクリル酸塩やスチレンマレイン酸塩等の水溶性樹脂もしくは水可溶性樹脂や、アニオン系もしくはノニオン系の界面活性剤など、顔料の分散剤として用いられるものが使用できる。
インキの乾燥、逆流を防ぐ目的でインキ逆流防止体組成物を使用することもできる。基材としては、ワセリン、スピンドル油、ヒマシ油、オリーブ油、精製鉱油、流動パラフィン、ポリブテン、α−オレフィン、α−オレフィンのオリゴマーまたはコオリゴマー、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、ポリエーテル変性シリコーンオイル、脂肪酸変性シリコーンオイル等の不揮発性液体又は難揮発性液体、ゲル化剤としては、表面を疎水処理したシリカ、表面をメチル化処理した微粒子シリカ、珪酸アルミニウム、膨潤性雲母、疎水処理を施したベントナイトやモンモリロナイトなどの粘土系増粘剤、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸亜鉛等の脂肪酸金属石鹸、トリベンジリデンソルビトール、脂肪酸アマイド、アマイド変性ポリエチレンワックス、水添ひまし油、脂肪酸デキストリン等のデキストリン系化合物、セルロース系化合物が挙げられる。その他、アルコール系溶剤やグリコール系溶剤、界面活性剤、樹脂、金属酸化物等の微粒子を添加してインキ逆流防止体に必要な機能(ゲル化、着色防止、逆流防止)を向上させることもできる。
実施例1
炭化タングステン粉体(WC15;(株)アライドマテリアル製)89重量%とコバルト粉体(COE03PB;(株)高純度化学研究所製)8重量%と二炭化三クロム(三津和化学薬品(株)製)3重量%をステンレス製ポットにアセトン溶媒と超硬合金製ボールと共に挿入し、48時間の混合粉砕後、乾燥して混合粉末を得た。これらの混合粉末を内部が球状の金型に投入し、放電プラズマ焼結法にて球状焼結合金を得た。なお、放電プラズマ焼結は、放電プラズマ焼結装置(SPS−1050;SPSシンテックス(株)製)を用いて、焼結圧力15MPa、on−off時間100ms、短形波直流パルス電流100Aの条件で900sの予備焼結を行った後、焼結圧力を40MPaに上げ焼結温度が1500℃になるように連続パルス通電を600s間行った。さらに前記球状焼結合金の表面を鏡面研磨し、φ0.7mmのボールペン用ボールを得た。
実施例2
炭化タングステン粉体(WC15;(株)アライドマテリアル製)92重量%とコバルト粉体(COE03PB;(株)高純度化学研究所製)8重量%をステンレス製ポットにアセトン溶媒と超硬合金製ボールと共に挿入し、48時間の混合粉砕後、乾燥して混合粉末を得た。これらの混合粉末を内部が球状の金型に投入し、放電プラズマ焼結法にて球状焼結合金を得た。なお、放電プラズマ焼結は、放電プラズマ焼結装置(SPS−1050;SPSシンテックス(株)製)を用いて、焼結圧力15MPa、on−off時間100ms、短形波直流パルス電流100Aの条件で900sの予備焼結を行った後、焼結圧力を40MPaに上げ焼結温度が1500℃になるように連続パルス通電を600s間行った。さらに前記球状焼結合金の表面を鏡面研磨し、φ0.7mmのボールペン用ボールを得た。
実施例3
炭化タングステン粉体(WC15;(株)アライドマテリアル製)90重量%とコバルト粉体(コバルト(高純度);三津和化学薬品(株)製)10重量%をステンレス製ポットにアセトン溶媒と超硬合金製ボールと共に挿入し、48時間の混合粉砕後、乾燥して混合粉末を得た。これらの混合粉末を内部が球状の金型に投入し、放電プラズマ焼結法にて球状焼結合金を得た。なお、放電プラズマ焼結は、放電プラズマ焼結装置(SPS−1050;SPSシンテックス(株)製)を用いて、焼結圧力15MPa、on−off時間100ms、短形波直流パルス電流100Aの条件で900sの予備焼結を行った後、焼結圧力を40MPaに上げ焼結温度が1500℃になるように連続パルス通電を600s間行った。さらに前記球状焼結合金の表面を鏡面研磨し、φ0.7mmのボールペン用ボールを得た。
実施例4
炭化タングステン粉体(WC15;(株)アライドマテリアル製)90重量%とコバルト粉体(コバルト(高純度);三津和化学薬品(株)製)10重量%をステンレス製ポットにアセトン溶媒と超硬合金製ボールと共に挿入し、48時間の混合粉砕後、乾燥して混合粉末を得た。これらの混合粉末を内部が球状の金型に投入し、放電プラズマ焼結法にて球状焼結合金を得た。なお、放電プラズマ焼結は、放電プラズマ焼結装置(SPS−1050;SPSシンテックス(株)製)を用いて、焼結圧力15MPa、on−off時間100ms、短形波直流パルス電流100Aの条件で900sの予備焼結を行った後、焼結圧力を40MPaに上げ焼結温度が1500℃になるように連続パルス通電を600s間行った。さらに前記球状焼結合金の表面を鏡面研磨し、φ0.7mmのボールペン用ボールを得た。
炭化タングステン粉体(WC15;(株)アライドマテリアル製)88重量%とコバルト粉体(高純度コバルト;日本重化学工業(株)製)12重量%をステンレス製ポットにアセトン溶媒と超硬合金製ボールと共に挿入し、48時間の混合粉砕後、乾燥して混合粉末を得た。これらの混合粉末を内部が球状の金型に投入し、放電プラズマ焼結法にて球状焼結合金を得た。なお、放電プラズマ焼結は、放電プラズマ焼結装置(SPS−1050;SPSシンテックス(株)製)を用いて、焼結圧力15MPa、on−off時間100ms、短形波直流パルス電流100Aの条件で900sの予備焼結を行った後、焼結圧力を40MPaに上げ焼結温度が1500℃になるように連続パルス通電を600s間行った。さらに前記球状焼結合金の表面を鏡面研磨し、φ0.7mmのボールペン用ボールを得た。
実施例5
炭化タングステン粉体(WC15;(株)アライドマテリアル製)92重量%とコバルト粉体(関東化学(株)製)8重量%をステンレス製ポットにアセトン溶媒と超硬合金製ボールと共に挿入し、48時間の混合粉砕後、乾燥して混合粉末を得た。これらの混合粉末を内部が球状の金型に投入し、放電プラズマ焼結法にて球状焼結合金を得た。なお、放電プラズマ焼結は、放電プラズマ焼結装置(SPS−1050;SPSシンテックス(株)製)を用いて、焼結圧力15MPa、on−off時間100ms、短形波直流パルス電流100Aの条件で900sの予備焼結を行った後、焼結圧力を40MPaに上げ焼結温度が1500℃になるように連続パルス通電を600s間行った。さらに前記球状焼結合金の表面を鏡面研磨した後、1200℃で1時間熱処理をし、その後50℃/hで徐冷することでφ0.7mmのボールペン用ボールを得た。
実施例6
炭化タングステン粉体(WC15;(株)アライドマテリアル製)92重量%とコバルト粉体(関東化学(株)製)8重量%をステンレス製ポットにアセトン溶媒と超硬合金製ボールと共に挿入し、48時間の混合粉砕後、乾燥して混合粉末を得た。これらの混合粉末を内部が球状の金型に投入し、放電プラズマ焼結法にて球状焼結合金を得た。なお、放電プラズマ焼結は、放電プラズマ焼結装置(SPS−1050;SPSシンテックス(株)製)を用いて、焼結圧力15MPa、on−off時間100ms、短形波直流パルス電流100Aの条件で900sの予備焼結を行った後、焼結圧力を40MPaに上げ焼結温度が1500℃になるように連続パルス通電を600s間行った。さらに前記球状焼結合金の表面を鏡面研磨した後、1300℃で1時間熱処理をし、その後75℃/hで徐冷することでφ0.7mmのボールペン用ボールを得た。
実施例7
炭化タングステン粉体(WC15;(株)アライドマテリアル製)92重量%とコバルト粉体(関東化学(株)製)8重量%をステンレス製ポットにアセトン溶媒と超硬合金製ボールと共に挿入し、48時間の混合粉砕後、乾燥して混合粉末を得た。これらの混合粉末を内部が球状の金型に投入し、放電プラズマ焼結法にて球状焼結合金を得た。なお、放電プラズマ焼結は、放電プラズマ焼結装置(SPS−1050;SPSシンテックス(株)製)を用いて、焼結圧力15MPa、on−off時間100ms、短形波直流パルス電流100Aの条件で900sの予備焼結を行った後、焼結圧力を40MPaに上げ焼結温度が1500℃になるように連続パルス通電を600s間行った。さらに前記球状焼結合金の表面を鏡面研磨した後、1120℃で1時間熱処理をし、その後25℃/hで徐冷することでφ0.7mmのボールペン用ボールを得た。
比較例1
炭化タングステン粉体(WC15;(株)アライドマテリアル製)89重量%とコバルト粉体(関東化学(株)製)8重量%と二炭化三クロム(三津和化学薬品(株)製)3重量%をステンレス製ポットにアセトン溶媒と超硬合金製ボールと共に挿入し、48時間の混合粉砕後、乾燥して混合粉末を得た。これらの混合粉末を内部が球状の金型に投入し、放電プラズマ焼結法にて球状焼結合金を得た。なお、放電プラズマ焼結は、放電プラズマ焼結装置(SPS−1050;SPSシンテックス(株)製)を用いて、焼結圧力15MPa、on−off時間100ms、短形波直流パルス電流100Aの条件で900sの予備焼結を行った後、焼結圧力を40MPaに上げ焼結温度が1500℃になるように連続パルス通電を600s間行った。さらに前記球状焼結合金の表面を鏡面研磨し、φ0.7mmのボールペン用ボールを得た。
比較例2
炭化タングステン粉体(WC15;(株)アライドマテリアル製)92重量%とコバルト粉体(関東化学(株)製)8重量%をステンレス製ポットにアセトン溶媒と超硬合金製ボールと共に挿入し、48時間の混合粉砕後、乾燥して混合粉末を得た。これらの混合粉末を内部が球状の金型に投入し、放電プラズマ焼結法にて球状焼結合金を得た。なお、放電プラズマ焼結は、放電プラズマ焼結装置(SPS−1050;SPSシンテックス(株)製)を用いて、焼結圧力15MPa、on−off時間100ms、短形波直流パルス電流100Aの条件で900sの予備焼結を行った後、焼結圧力を40MPaに上げ焼結温度が1500℃になるように連続パルス通電を600s間行った。さらに前記球状焼結合金の表面を鏡面研磨し、φ0.7mmのボールペン用ボールを得た。
比較例3
炭化タングステン粉体(WC15;(株)アライドマテリアル製)92重量%とコバルト粉体(関東化学(株)製)8重量%をステンレス製ポットにアセトン溶媒と超硬合金製ボールと共に挿入し、48時間の混合粉砕後、乾燥して混合粉末を得た。これらの混合粉末を内部が球状の金型に投入し、放電プラズマ焼結法にて球状焼結合金を得た。なお、放電プラズマ焼結は、放電プラズマ焼結装置(SPS−1050;SPSシンテックス(株)製)を用いて、焼結圧力15MPa、on−off時間100ms、短形波直流パルス電流100Aの条件で900sの予備焼結を行った後、焼結圧力を40MPaに上げ焼結温度が1500℃になるように連続パルス通電を600s間行った。さらに前記球状焼結合金の表面を鏡面研磨した後、1000℃で1時間熱処理をし、その後50℃/hで徐冷することでφ0.7mmのボールペン用ボールを得た。
インキ1
WaterBlack256L(黒色染料の14%水溶液、オリエント化学工業(株)製) 40.0重量部
エチレングリコール 10.0重量部
グリセリン 8.0重量部
プロクセルGXL(1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オンの20%ジプロピレングリコール溶液、ICIジャパン製) 0.2重量部
ケルザンAR(キサンタンガム、三晶(株)製) 0.3重量部
水 41.5重量部
上記成分のうち、ケルザンARの全量を水5重量部に攪拌しながら加え1時間攪拌してケルザンARの溶液を得た。この液と残りの成分を混合し均一になるまで1時間攪拌して黒色水性インキを得た。このもののインキpHは8.5であった。
ボールペン1
実施例1のボールペン用ボールを、ぺんてる(株)製の水性ゲルインキボールペン、エナージェル(BL57)に組み込み、インキ1と組み合わせた。
ボールペン2
実施例2のボールペン用ボールを、ぺんてる(株)製の水性ゲルインキボールペン、エナージェル(BL57)に組み込み、インキ1と組み合わせた。
ボールペン3
実施例3のボールペン用ボールを、ぺんてる(株)製の水性ゲルインキボールペン、エナージェル(BL57)に組み込み、インキ1と組み合わせた。
ボールペン4
実施例4のボールペン用ボールを、ぺんてる(株)製の水性ゲルインキボールペン、エナージェル(BL57)に組み込み、インキ1と組み合わせた。
ボールペン5
実施例5のボールペン用ボールを、ぺんてる(株)製の水性ゲルインキボールペン、エナージェル(BL57)に組み込み、インキ1と組み合わせた。
ボールペン6
実施例6のボールペン用ボールを、ぺんてる(株)製の水性ゲルインキボールペン、エナージェル(BL57)に組み込み、インキ1と組み合わせた。
ボールペン7
実施例7のボールペン用ボールを、ぺんてる(株)製の水性ゲルインキボールペン、エナージェル(BL57)に組み込み、インキ1と組み合わせた。
ボールペン8(比較例)
比較例1のボールペン用ボールを、ぺんてる(株)製の水性ゲルインキボールペン、エナージェル(BL57)に組み込み、インキ1と組み合わせた。
ボールペン9(比較例)
比較例2のボールペン用ボールを、ぺんてる(株)製の水性ゲルインキボールペン、エナージェル(BL57)に組み込み、インキ1と組み合わせた。
ボールペン10(比較例)
比較例3のボールペン用ボールを、ぺんてる(株)製の水性ゲルインキボールペン、エナージェル(BL57)に組み込み、インキ1と組み合わせた。
ボール表面のCoに対するFeの割合の測定
実施例1〜7および比較例1〜3のボールペン用ボールのボール最表面から1μmの深さの中のCoに対するFeの割合を、レーザーアブレーション誘導結合プラズマ質量分析装置(LA/ICP−MS)(レーザー部;LSX−100、CEATAC Technologies社製)(ICP−MS部;HP−4500、横河アナリティカルシステムズ製)を用いて測定した。具体的にはレーザー1回照射あたりのスパッタ深さを0.02μmに設定し、ボールの任意位置50×50μmの領域を100回測定することで、各元素の割合を測定し、得られたCo量に対するFe量を算出した。
ボール表面粗さ測定
実施例1〜7および比較例1〜3のボールペン用ボールの、ボール表面の粗さ(算術平均粗さ)の変化を原子間力顕微鏡にて測定した。具体的には走査型プローブ顕微鏡SPI−400((株)セイコーインスツルーメント製)を用いて、初期状態のボールと、経時後のボール(ボールペン1〜10のボールペンサンプルを50℃30%RHの高温槽に、ペン先を下向きにして90日間放置したボールペンのボール)の任意の20μm×20μmの表面粗さをそれぞれ測定した。
書き味の軽さ、滑らかさ
ボールペン1〜10のボールペンサンプルを、初期と経時後(ボールペンサンプルを50℃30%RHの高温槽に、ペン先を下向きにして90日間放置したボールペン)のボールペンサンプルを、自動筆記機を用いて、筆記荷重100gf、筆記速度2mm/秒、筆記角度70条件で、直線筆記し、筆記方向にかかる荷重を測定し、筆記抵抗値を測定した。
Figure 2014087953
実施例1〜4のボールペン用ボールは、バインダー成分として使用されるCo粉体内のFeの量が0.5重量%以下であることから、腐食発生の原因である(Co,Fe)23または(Co,Fe)Cの炭化物を生じにくくなるため、Coの溶出が発生しなくなり、良好な書き味を長期継続できた。
実施例5〜7のボールペン用ボールは、バインダー成分として使用されるCo粉体内のFeの量が0.5重量%を越えているが、焼結後ボールペン用ボールが得られた後に、1100℃以上で1時間加熱した後に徐冷させることで、表面Co内のFe濃度を減少させたため、腐食発生の原因である(Co,Fe)23または(Co,Fe)Cの炭化物を生じにくくなり、Coの溶出が発生しなくなることから、良好な書き味を長期継続できた。
これに対して比較例1〜3のボールペン用ボールは、バインダー成分として使用されるCo粉体内のFeの量が0.5重量%を越えているため、腐食発生の原因である(Co,Fe)23または(Co,Fe)Cの炭化物が多く生じ、前記炭化物とCoとの炭化物の電位の差から電流が流れて腐食が発生しやすくなるめ、Coの溶出が発生し、WCの脱落が発生し、ボール表面が凸凹になってしまうので、長期経時により書き味の滑らかさが失われてしまう。

Claims (1)

  1. WC−Co系超硬ボールにおいて、ボール最表面から1μmの深さの範囲におけるCo原子に対するFe原子の割合が0.5重量%以下であるボールペン用ボール。
JP2012238442A 2012-10-30 2012-10-30 ボールペン用ボール Expired - Fee Related JP6182848B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012238442A JP6182848B2 (ja) 2012-10-30 2012-10-30 ボールペン用ボール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012238442A JP6182848B2 (ja) 2012-10-30 2012-10-30 ボールペン用ボール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014087953A true JP2014087953A (ja) 2014-05-15
JP6182848B2 JP6182848B2 (ja) 2017-08-23

Family

ID=50790312

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012238442A Expired - Fee Related JP6182848B2 (ja) 2012-10-30 2012-10-30 ボールペン用ボール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6182848B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014148084A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Pentel Corp ボールペン用ボール
JP2016002698A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 三菱鉛筆株式会社 粉末焼結積層造形法によって形成された筆記ボール及び該筆記ボールを有した筆記具

Citations (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB860387A (en) * 1957-04-29 1961-02-01 Parker Pen Co Improvements in writing instrument balls
JPS5216454A (en) * 1975-07-30 1977-02-07 Nippon Shinkinzoku Kk Method of manufacturing cobalt alloy powder for superrhard alloy
JPS6097894A (ja) * 1983-10-14 1985-05-31 ディディエル ヴェルケ アーゲー 液体移送用ボールの製造方法
JPH0533098A (ja) * 1991-07-29 1993-02-09 Mitsubishi Materials Corp 超硬質合金
JPH07252579A (ja) * 1994-03-11 1995-10-03 Sumitomo Electric Ind Ltd 切削工具用の被覆超硬合金
JPH07332032A (ja) * 1994-06-09 1995-12-19 Mitsubishi Materials Corp チップ材が高い接合強度を有する内燃機関タペット部材
JPH0925535A (ja) * 1995-07-11 1997-01-28 Dijet Ind Co Ltd 焼結硬質材
JPH10102160A (ja) * 1996-09-27 1998-04-21 Chichibu Onoda Cement Corp 三アンチモン化コバルト系複合材料の製造方法
JPH10130771A (ja) * 1996-10-24 1998-05-19 Toshiba Tungaloy Co Ltd 耐摩耗性硬質焼結合金
JPH1182515A (ja) * 1997-09-02 1999-03-26 Nippon Tungsten Co Ltd 摺動部材
JP2000062379A (ja) * 1998-08-19 2000-02-29 Sakura Color Prod Corp ボールペン用ボール
JP2001072406A (ja) * 1999-09-02 2001-03-21 Toshiba Corp 炭化タングステン粉末とその製造方法
JP2002019366A (ja) * 2000-07-11 2002-01-23 Toshiba Tungaloy Co Ltd 超硬合金製ペンボールおよびその製造方法
JP2002096591A (ja) * 2000-07-19 2002-04-02 Tsubaki Nakashima Co Ltd ボールペン用ボール
JP2002538297A (ja) * 1999-02-23 2002-11-12 ケンナメタル インコーポレイテッド 焼結超硬合金体及びその用途
JP2004066633A (ja) * 2002-08-06 2004-03-04 Toshiba Tungaloy Co Ltd 耐食性超硬合金製ペンボール
JP2005254609A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Tungaloy Corp 耐食性に優れる超硬合金製ペンボール
JP2005335997A (ja) * 2004-05-26 2005-12-08 Allied Material Corp ナノ粒径の炭化タングステン粉末およびその製造方法
JP2006015555A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Pentel Corp 筆記具
JP2006037160A (ja) * 2004-07-27 2006-02-09 Tungaloy Corp 焼結体
JP2006328496A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Tocalo Co Ltd 耐食性に優れる炭化物サーメット溶射皮膜被覆部材およびその製造方法
JP2007039752A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 高硬度皮膜形成用硬質合金上に硬質皮膜を形成した工具あるいは金型材料及びその製造方法
JP2007152601A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Pentel Corp ボールペン用ボール及びその製造方法
JP2007269534A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Allied Material Corp Wc粉とその製造方法
JP2008013418A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Nippon Tungsten Co Ltd 焼結硬質材料およびそれを用いた高精度光学素子成形用の金型
JPWO2008032437A1 (ja) * 2006-09-15 2010-01-21 株式会社東芝 炭化タングステン粉末とその製造方法、およびそれを用いた超硬材料と工具
JP2010031080A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Dic Corp ポリアリーレンスルフィド樹脂用可塑剤、ポリアリーレンスルフィド成形体、及びポリアリーレンスルフィド樹脂の伸び率を高める方法
JP2010100882A (ja) * 2008-10-22 2010-05-06 Nippon Steel Corp 耐摩耗スクリーン及びその製造方法
JP2011031510A (ja) * 2009-08-03 2011-02-17 Pentel Corp ボールペンチップ及びそれを備える水性ボールペン

Patent Citations (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB860387A (en) * 1957-04-29 1961-02-01 Parker Pen Co Improvements in writing instrument balls
JPS5216454A (en) * 1975-07-30 1977-02-07 Nippon Shinkinzoku Kk Method of manufacturing cobalt alloy powder for superrhard alloy
JPS6097894A (ja) * 1983-10-14 1985-05-31 ディディエル ヴェルケ アーゲー 液体移送用ボールの製造方法
JPH0533098A (ja) * 1991-07-29 1993-02-09 Mitsubishi Materials Corp 超硬質合金
JPH07252579A (ja) * 1994-03-11 1995-10-03 Sumitomo Electric Ind Ltd 切削工具用の被覆超硬合金
JPH07332032A (ja) * 1994-06-09 1995-12-19 Mitsubishi Materials Corp チップ材が高い接合強度を有する内燃機関タペット部材
JPH0925535A (ja) * 1995-07-11 1997-01-28 Dijet Ind Co Ltd 焼結硬質材
JPH10102160A (ja) * 1996-09-27 1998-04-21 Chichibu Onoda Cement Corp 三アンチモン化コバルト系複合材料の製造方法
JPH10130771A (ja) * 1996-10-24 1998-05-19 Toshiba Tungaloy Co Ltd 耐摩耗性硬質焼結合金
JPH1182515A (ja) * 1997-09-02 1999-03-26 Nippon Tungsten Co Ltd 摺動部材
JP2000062379A (ja) * 1998-08-19 2000-02-29 Sakura Color Prod Corp ボールペン用ボール
JP2002538297A (ja) * 1999-02-23 2002-11-12 ケンナメタル インコーポレイテッド 焼結超硬合金体及びその用途
JP2001072406A (ja) * 1999-09-02 2001-03-21 Toshiba Corp 炭化タングステン粉末とその製造方法
JP2002019366A (ja) * 2000-07-11 2002-01-23 Toshiba Tungaloy Co Ltd 超硬合金製ペンボールおよびその製造方法
JP2002096591A (ja) * 2000-07-19 2002-04-02 Tsubaki Nakashima Co Ltd ボールペン用ボール
JP2004066633A (ja) * 2002-08-06 2004-03-04 Toshiba Tungaloy Co Ltd 耐食性超硬合金製ペンボール
JP2005254609A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Tungaloy Corp 耐食性に優れる超硬合金製ペンボール
JP2005335997A (ja) * 2004-05-26 2005-12-08 Allied Material Corp ナノ粒径の炭化タングステン粉末およびその製造方法
JP2006015555A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Pentel Corp 筆記具
JP2006037160A (ja) * 2004-07-27 2006-02-09 Tungaloy Corp 焼結体
JP2006328496A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Tocalo Co Ltd 耐食性に優れる炭化物サーメット溶射皮膜被覆部材およびその製造方法
JP2007039752A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 高硬度皮膜形成用硬質合金上に硬質皮膜を形成した工具あるいは金型材料及びその製造方法
JP2007152601A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Pentel Corp ボールペン用ボール及びその製造方法
JP2007269534A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Allied Material Corp Wc粉とその製造方法
JP2008013418A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Nippon Tungsten Co Ltd 焼結硬質材料およびそれを用いた高精度光学素子成形用の金型
JPWO2008032437A1 (ja) * 2006-09-15 2010-01-21 株式会社東芝 炭化タングステン粉末とその製造方法、およびそれを用いた超硬材料と工具
JP2010031080A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Dic Corp ポリアリーレンスルフィド樹脂用可塑剤、ポリアリーレンスルフィド成形体、及びポリアリーレンスルフィド樹脂の伸び率を高める方法
JP2010100882A (ja) * 2008-10-22 2010-05-06 Nippon Steel Corp 耐摩耗スクリーン及びその製造方法
JP2011031510A (ja) * 2009-08-03 2011-02-17 Pentel Corp ボールペンチップ及びそれを備える水性ボールペン

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014148084A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Pentel Corp ボールペン用ボール
JP2016002698A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 三菱鉛筆株式会社 粉末焼結積層造形法によって形成された筆記ボール及び該筆記ボールを有した筆記具

Also Published As

Publication number Publication date
JP6182848B2 (ja) 2017-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6706107B2 (ja) 筆記具用油性インキ組成物およびそれを用いた油性ボールペンレフィル、油性ボールペン
CN105492219B (zh) 油性圆珠笔笔芯、油性圆珠笔及油性圆珠笔用墨液组合物
JP6182848B2 (ja) ボールペン用ボール
JP2010189555A (ja) 出没式ボールペン用水性インキ組成物及びそれを内蔵した出没式ボールペン
JP2014198757A (ja) ボールペン用インキ組成物
JP6303276B2 (ja) ボールペン用ボール
EP2281021B1 (en) Water-based ballpoint pen
JP2012077102A (ja) ボールペン用インキ組成物
JP2010065086A (ja) 筆記具用インキ組成物及びそれを内蔵した筆記具
JP6186749B2 (ja) ボールペン用ボール
CN108948871A (zh) 一种中性墨水金属色浆组合物
JP5520598B2 (ja) 油性ボールペン用インキ組成物
JP2013027999A (ja) ボールペン用ボール及びこれを用いたボールペン
JP2018034443A (ja) ボールペン用ボール
JP2006206786A (ja) ボールペン用水性インキ組成物
JP2016179684A (ja) ボールペン用ボール
JP2007039512A (ja) 水性ボールペン用インキ組成物
JP5043377B2 (ja) ボールペン
JP2014148084A (ja) ボールペン用ボール
CN115667430B (zh) 水性圆珠笔用墨组合物
JP2012071500A (ja) ボールペン用ボール
JP2005213413A (ja) ボールペン用油性インキ組成物及びその製造方法
JP2006117866A (ja) ボールペン用水性インキ組成物及びそれを内蔵したボールペン
JP5521748B2 (ja) ボールペン用ボール
JP2021126814A (ja) ボールペンチップ及びボールペン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170710

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6182848

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees