JP2014049657A - 光モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】安価な光モジュールを提供すること。
【解決手段】光モジュールは、受光素子1、伝送路2及び増幅素子3を備えている。受光素子1は、光信号を受光して電気信号に変換する。伝送路2は、電気信号を伝送する。増幅素子3は、受光素子1から出力されて伝送路2により伝送されてくる電気信号を増幅する。この光モジュールにおいて、受光素子1と増幅素子3とを接続する伝送路2の特性インピーダンスは、増幅素子3の入力インピーダンスよりも高い。
【選択図】図1

Description

この発明は、光モジュールに関する。
従来、基板に対して概ね垂直な方向の光を発光または受光する面型光デバイスと、基板に平行な方向に光を導波する光導波路とを光学的に結合させた光モジュールがある。このような光モジュールを用いる光インターコネクト技術において、例えば20Gbpsを超える高速光伝送を実現するため、受光素子の受光径を小さくして受光素子の浮遊容量を小さくすることが行われている。
受光素子と光導波路との結合部分に楕円球曲面ミラーやレンズを配置し、楕円球曲面ミラーやレンズの集光作用によって、受光径の小さい受光素子と光導波路とを効率よく光結合させるようにした光モジュールがある(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。しかし、楕円球曲面ミラーやレンズを設けると、コストの増大を招くという欠点がある。
また、一般的に用いられている安価な光導波路を用いることによって、コストの増大を抑えることができる。しかし、ミラーやレンズの集光作用を利用しないで受光素子と光導波路とを結合させる場合、結合効率を高めるには、受光素子の受光径を光導波路の口径よりも小さくすることができない。従って、高速光伝送を実現するのは困難である。
受光径の大きい受光素子を用いると、周波数特性が悪くなる。受光素子から出力される電気信号を伝送する伝送路にワイヤーを接続し、ワイヤーのインダクタンスと受光素子の接合容量とによって生じる共振効果を利用して周波数特性を改善することによって、高速化を図る技術がある(例えば、特許文献3参照)。
特開2001−141965号公報 特開2004−241630号公報 特開平2−238678号公報
しかしながら、上述した共振効果を利用して周波数特性を改善するには、ワイヤーの長さを高精度に調整する必要がある。そのため、コストの増大を招くという問題点がある。
安価な光モジュールを提供することを目的とする。
光モジュールは、受光素子、伝送路及び増幅素子を備えている。受光素子は、光信号を受光して電気信号に変換する。伝送路は、電気信号を伝送する。増幅素子は、受光素子から出力されて伝送路により伝送されてくる電気信号を増幅する。この光モジュールにおいて、受光素子と増幅素子とを接続する伝送路の特性インピーダンスは、増幅素子の入力インピーダンスよりも高い。
この光モジュールによれば、安価な光モジュールを提供することができる。
図1は、実施の形態にかかる光モジュールの一例の等価回路を示す図である。 図2は、図1に示す光モジュールの等価回路をモデル化した図である。 図3は、図2に示す回路においてZ0がZinよりも大きい場合の入射波反射係数S11のスミスチャートの一例を示す図である。 図4は、図3に示す入射波反射係数S11の虚数部の周波数特性の一例を示す図である。 図5は、図2に示す回路においてZ0がZinよりも小さい場合の入射波反射係数S11のスミスチャートの一例を示す図である。 図6は、図5に示す入射波反射係数S11の虚数部の周波数特性の一例を示す図である。 図7は、伝送路の透過特性の周波数特性の一例を示す図である。 図8は、伝送路の一例を示す図である。 図9は、伝送路の線幅とインピーダンスとの関係の一例を示す図である。 図10は、実施の形態にかかる光モジュールの別の例を示す図である。 図11は、図10の切断線A−A'における断面を示す図である。 図12は、伝送路の長さを1mmとする場合の入射波透過係数S21とZ0との関係のシミュレーション結果を示す図である。 図13は、伝送路の長さを1.5mmとする場合の入射波透過係数S21とZ0との関係のシミュレーション結果を示す図である。 図14は、信号電極の下のグランド電極のない部分の長さと伝送路の透過特性との関係の一例を示す図である。 図15は、図10に示す光モジュールにフォトダイオードの等価回路が追記されている図である。 図16は、実施の形態にかかる光モジュールの別の例を示す図である。 図17は、図16の切断線B−B'における断面を示す図である。 図18は、信号電極とカソード線路との間隔と伝送路のインピーダンスとの関係の一例を示す図である。 図19は、実施の形態にかかる光モジュールの別の例を示す図である。 図20は、図19の切断線C−C'における断面を示す図である。 図21は、図20の光結合部分を拡大して示す図である。 図22は、実施の形態にかかる光モジュールの別の例を示す図である。 図23は、図22の切断線D−D'における断面を示す図である。 図24は、光導波路の変形量の解析に用いたモデルを示す図である。 図25は、光導波路に生じる最大の曲率半径の計算結果を示す図である。 図26は、実施の形態にかかる光モジュールの別の例を示す図である。 図27は、図26の切断線E−E'における断面を示す図である。 図28は、実施の形態にかかる光モジュールの別の例を示す図である。 図29は、図28に示す光モジュールの入射波透過係数S21の周波数特性のシミュレーション結果を示す図である。 図30は、実施の形態にかかる光モジュールの別の例を示す図である。 図31は、図30の切断線F−F'における断面を示す図である。 図32は、実施の形態にかかる光モジュールの製造方法の一例を示す図(その1)である。 図33は、実施の形態にかかる光モジュールの製造方法の一例を示す図(その2)である。 図34は、実施の形態にかかる光モジュールの製造方法の一例を示す図(その3)である。
以下に添付図面を参照して、この光モジュールの好適な実施の形態を詳細に説明する。以下の各実施例の説明においては、同様の構成要素には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
・光モジュールの一例
図1は、実施の形態にかかる光モジュールの一例の等価回路を示す図である。図1に示すように、光モジュールは、受光素子1、伝送路2及び増幅素子3を備えている。
受光素子1は、光信号を受光して電気信号に変換する。受光素子1の一例として、例えばフォトダイオードが挙げられる。フォトダイオードは、入力される光信号の強度に対応する電流を流す電流源4に、抵抗5と接合容量6とが並列に接続されているモデルで表される。フォトダイオードの内部抵抗は例えば100MΩ程度であり、フォトダイオードの出力インピーダンスはハイインピーダンスとなる。
伝送路2は、受光素子1に接続されている。伝送路2は、受光素子1から出力される電気信号を伝送する。伝送路2の一例として、例えばマイクロストリップ型伝送線路が挙げられる。マイクロストリップ型伝送線路の一例として、例えばポリイミドまたはガラスエポキシなどの誘電体基板の上面に導電体により信号電極が形成され、誘電体基板の下面に導電体によりグランド電極が設けられているものがある。
増幅素子3は、伝送路2に接続されている。増幅素子3は、受光素子1から出力されて伝送路2により伝送されてくる電気信号を増幅する。増幅素子3の一例として、トランスインピーダンスアンプが挙げられる。トランスインピーダンスアンプは、フォトダイオードから出力される電流信号を電圧信号に変換する。トランスインピーダンスアンプ内の抵抗7は、トランスインピーダンスアンプの入力インピーダンスを表す。入力インピーダンスは、トランスインピーダンスアンプの入力側から見た合成インピーダンスのことである。
上述したように、例えばフォトダイオードなどの受光素子はハイインピーダンスである。例えばマイクロストリップ型伝送線路などの伝送路2の特性インピーダンスをZ0とし、例えばトランスインピーダンスアンプなどの増幅素子3の入力インピーダンスをZinとする。実施の形態にかかる光モジュールでは、伝送路2の特性インピーダンスZ0が増幅素子3の入力インピーダンスZinよりも高くなっている。
このように、伝送路2の特性インピーダンスZ0が増幅素子3の入力インピーダンスZinよりも高いことによって、伝送路2の透過特性の周波数特性が改善される。伝送路2の透過特性は、例えば伝送路2の入射波透過係数、すなわちSパラメータのS21によって表されてもよい。伝送路2の入射波透過係数は、受光素子1から伝送路2へ入力される電気信号の電力に対する、伝送路2から増幅素子3へ出力される電気信号の電力の比で表される。
本発明者らは、鋭意研究を重ね、以下に説明する知見を得ることによって、伝送路2の透過特性の周波数特性を改善することができた。以下に、その知見について説明する。
・本発明者らが得た知見に関する説明
図2は、図1に示す光モジュールの等価回路をモデル化した図である。図2には、説明を簡素化するため、受光素子1の接合容量6(図1参照)を抜き、単純なハイインピーダンス回路11とロウインピーダンス回路13とが伝送路12によって接続されている系が示されている。ロウインピーダンス回路13の特性インピーダンスは、ハイインピーダンス回路11の特性インピーダンスよりも低い。
ハイインピーダンス回路11は、受光素子1をモデル化したものである。ハイインピーダンス回路11は、電流源14に抵抗15が並列に接続されているモデルで表される。ロウインピーダンス回路13は、増幅素子3をモデル化したものである。ロウインピーダンス回路13は、抵抗17によってモデル化されている。ロウインピーダンス回路13の特性インピーダンスをZinで表す。伝送路12の特性インピーダンスをZ0で表す。
一般に、高周波回路においては、伝送路12の特性インピーダンスZ0は、負荷であるロウインピーダンス回路13の特性インピーダンスZinと同じになるように設計される。この場合、インピーダンスマッチングが実現されることによって、ハイインピーダンス回路11からはロウインピーダンス回路13の特性インピーダンスZinのみが見えることになる。従って、ハイインピーダンス回路11からロウインピーダンス回路13へ高周波の電気信号が無反射で、損失なく伝送される。
図3は、図2に示す回路においてZ0がZinよりも大きい場合の入射波反射係数S11のスミスチャートの一例を示す図である。入射波反射係数S11は、ハイインピーダンス回路11から伝送路12へ入力される電気信号の電力に対する、ハイインピーダンス回路11側へ反射される電気信号の電力の比で表される。
図3に示すスミスチャートは、SPICE(Simulation Program with Integrated Circuit Emphasis)ベースの回路シミュレーターを用いて、ハイインピーダンス回路11から見た入射波反射係数S11を計算により求めた結果である。ただし、ハイインピーダンス回路11のインピーダンスを500Ωとし、ロウインピーダンス回路13の特性インピーダンスZinを50Ωとし、伝送路12の特性インピーダンスZ0を100Ωとし、伝送路12の長さを1.5mmとする。
図4は、図3に示す入射波反射係数S11の虚数部の周波数特性の一例を示す図である。図4に示す特性図において、縦軸は入射波反射係数S11の虚数部であり、横軸は周波数である。入射波反射係数S11の虚数部が正である場合には、誘導性のリアクタンス、すなわちコイル的な抵抗となる。一方、入射波反射係数S11の虚数部が負である場合には、容量性のリアクタンス、すなわちコンデンサ的な抵抗となる。
図4において、Z0=Zinの場合には、入射波反射係数S11の虚数部はゼロとなり、無反射になるため、誘導性及び容量性のいずれの成分も見えない。それに対して、Z0>Zinの場合には、インピーダンスのミスマッチが起こることによって、図4より、ある特定の周波数で誘導性が強く見えているのがわかる。これによって、あたかもワイヤーのような純粋なコイル成分を挿入する場合と同等の周波数特性の改善効果が得られる。
図5は、図2に示す回路においてZ0がZinよりも小さい場合の入射波反射係数S11のスミスチャートの一例を示す図である。図5に示すスミスチャートは、SPICEベースの回路シミュレーターを用いて、ハイインピーダンス回路11から見た入射波反射係数S11を計算により求めた結果である。ただし、ハイインピーダンス回路11のインピーダンスを500Ωとし、ロウインピーダンス回路13の特性インピーダンスZinを50Ωとし、伝送路12の特性インピーダンスZ0を30Ωとし、伝送路12の長さを1.5mmとする。
図6は、図5に示す入射波反射係数S11の虚数部の周波数特性の一例を示す図である。図6に示す特性図において、縦軸は入射波反射係数S11の虚数部であり、横軸は周波数である。Z0<Zinの場合には、図6より、容量性が強くなるのがわかる。これによって、周波数特性が劣化する。
図7は、伝送路の透過特性の周波数特性の一例を示す図である。図7に示す特性図において、縦軸は透過特性であり、横軸は周波数である。透過特性が3dB減衰するときの周波数で比較すると、Z0>Zinの場合にはZ0=Zinの場合よりも周波数特性が改善される。それに対して、Z0<Zinの場合の周波数特性はZ0=Zinの場合よりも劣化する。
・伝送路の線幅とインピーダンスとの関係
図8は、伝送路の一例を示す図である。図8に示す伝送路は、例えばマイクロストリップ型伝送線路である。このマイクロストリップ型伝送線路は、例えばポリイミドまたはガラスエポキシなどの誘電体基板21の上面に導電体により形成される信号電極22を有し、誘電体基板21の下面に導電体により形成されるグランド電極23を有していてもよい。
図9は、伝送路の線幅とインピーダンスとの関係の一例を示す図である。図9に示す特性図において、縦軸は伝送路のインピーダンスであり、横軸は信号電極の線幅である。図9に示す特性図は、誘電体基板21の厚さHを25μmとし、信号電極22の厚さTを20μmとし、誘電体基板21の誘電率を例えばポリイミドの3.3とし、信号電極22の幅Wを変更して、伝送路のインピーダンスを計算により求めた結果である。有限要素法により電磁界分布を解析することによって特性インピーダンスを求めた。
図9に示すように、信号電極22の幅Wが小さくなるほど伝送路のインピーダンスは大きくなる。一方、信号電極22の厚さTを変更しても、伝送路のインピーダンスの増大効果は小さい。それゆえ、本実施の形態では、信号電極22の厚さTを変更することについては省略する。信号電極22の幅Wの最小値は、製造することができる線幅の限界値によって決まる。例えば誘電体基板21としてフレキシブルプリント基板を用いる場合、現在の技術において安定して製造することができる信号電極22の幅Wの最小値は30μmである。
図9より、信号電極22の幅Wが30μmである場合、伝送路のインピーダンスは60Ωであることがわかる。一般にトランスインピーダンスアンプの入力インピーダンスは50Ωである。従って、トランスインピーダンスアンプの入力インピーダンスが50Ωである場合、信号電極22の幅Wを30μmにすることによって、伝送路のインピーダンスが60Ωとなり、Z0>Zinを満たすことができる。
つまり、信号電極22の幅Wを小さくすることは、図1に示す光モジュールにおいて、伝送路2の特性インピーダンスZ0を増幅素子3の入力インピーダンスZinよりも高くすることを実現する一手段である。なお、製造技術の進歩によって、信号電極22の幅Wを30μmよりも小さくしても安定して信号電極22を製造することができる場合には、信号電極22の線幅をさらに小さくして、伝送路のインピーダンスを60Ωよりも大きくすることができる。
また、グランド電極23の形状を、信号電極22の下の部分がない形状にすることによって、Z0>Zinを満たすようにしてもよい。信号電極22の下の部分にグランド電極23がないことによって、信号電極22の下の部分にもグランド電極23がある場合に比べて、信号電極22とグランド電極23との間の距離が長くなる。それによって、伝送路のインピーダンスが大きくなり、Z0>Zinを満たすことができる。
図1に示す光モジュールによれば、伝送路2の特性インピーダンスZ0を増幅素子3の入力インピーダンスZinよりも大きくすることによって、受光素子1と増幅素子3との間の信号経路にコイル成分を挿入する場合と同じような周波数特性の改善効果が得られる。従って、コイル成分としてワイヤーを挿入し、ワイヤーの長さを高精度に調整する場合に比べて、安価な光モジュールが得られる。
伝送路2の特性インピーダンスZ0を増幅素子3の入力インピーダンスZinよりも大きくするには、伝送路2の信号電極22を、インピーダンスマッチングがとれる幅よりも小さくしたり、信号電極22の下の部分にグランド電極23がないようにすればよい。いずれも、伝送路2を作製する際に用いられるマスクのパターンを、信号電極22が細いパターンにしたり、信号電極22の下の部分にグランド電極23がないパターンに変更すれば、実現することができる。従って、安価な光モジュールが得られる。
・光モジュールの別の例
図10は、実施の形態にかかる光モジュールの別の例を示す図である。図11は、図10の切断線A−A'における断面を示す図である。図10及び図11に示す光モジュールは、信号電極の下の部分にグランド電極がない光モジュールの一例である。図10及び図11に示すように、光モジュールは、基板31、フォトダイオードアレイ32、信号電極33、グランド電極34及びトランスインピーダンスアンプ35を有する。
基板31の一例として、例えばポリイミドなどのコア材を有するフレキシブルプリント基板が挙げられる。基板31の誘電体層は、伝送路の誘電体層の一例である。
フォトダイオードアレイ32は受光素子の一例である。フォトダイオードアレイ32は、基板31の上面に取り付けられている。図10に示す例では、例えば4個の図示しないフォトダイオードがフォトダイオードアレイ32に設けられている。各フォトダイオードは、受光面を下向き、すなわち基板31に臨ませて取り付けられている。基板31において、各フォトダイオードの受光面に対応する領域は、光を通すように、透明であるか基板31を貫通する孔が開けられている。
信号電極33は、導電体でできており、基板31の上面においてフォトダイオードアレイ32からトランスインピーダンスアンプ35まで形成されている。それによって、フォトダイオードアレイ32とトランスインピーダンスアンプ35とは、信号電極33によって接続されている。図10に示す例では、例えば4本の信号電極33がフォトダイオードアレイ32の4個のフォトダイオードのそれぞれに対応して設けられている。なお、フォトダイオード及び信号電極33の数は、3つ以下でもよいし、5つ以上でもよく、チャネル数に応じて設定される。信号電極33は、伝送路の第1導電体層の一例である。
グランド電極34は、導電体でできており、例えば基板31の下面において信号電極32の下の部分を除いて形成されている。図10において、基板31の中央部に破線で示す領域は、グランド電極34のない部分(領域)36を表している。なお、図10に示す例では、グランド電極34のない部分36の形状を矩形状にしているが、矩形状に限るものではない。グランド電極34は、伝送路の第2導電体層の一例である。信号電極33、基板31の誘電体層及びグランド電極34によってマイクロストリップ型伝送線路ができている。
図11において二点鎖線で囲む部分が、基板31の下面において、信号電極33の下のグランド電極34のない部分36である。この信号電極33の下のグランド電極34のない部分36は、空気層となっていてもよいし、誘電体によって充填されていてもよい。信号電極33の下のグランド電極34のない部分36に充填される誘電体の一例として、例えばエポキシ系の接着剤またはその他の高分子材料が挙げられる。また、基板31の下面において、フォトダイオードアレイ32の各フォトダイオードの受光面に対応する領域は、光を通すように、グランド電極34がなく、空気層となっているか、光を通す材料によって充填されていてもよい。
基板31の誘電体層及びグランド電極34において、各フォトダイオードの受光面に対応する領域が光を通すようになっている。それによって、各フォトダイオードは、例えば基板31の下面側に設けられる光導波路から出射される光信号を受光することができる。基板31の裏面において、図示しない光導波路がグランド電極34に接着シートを介して貼り付けられている。光導波路は、フォトダイオードアレイ32の下から信号電極33とは反対の方向へ伸びている。
図11に示すように、最も外側の信号電極33の外側の端とグランド電極34の内側の端との距離をdsとする。チャネル間で信号電極33のインピーダンスのばらつきが少ないのが望ましい。従って、距離dsが大きいのが望ましい。
例えば基板31として厚さ25μmのフレキシブルプリント基板を用いて、信号電極33の幅を47μmとし、信号電極33間の距離を250μmとする。ds=50μmの場合、各信号電極33によってできる伝送路の特性インピーダンスを計算すると、図11において左から順に70Ω、130Ω、130Ω及び70Ωとなる。
ds=75μmの場合、各信号電極33によってできる伝送路の特性インピーダンスを計算すると、図11において左から順に85Ω、130Ω、130Ω及び85Ωとなる。これらの結果より、ds=75μmの場合の方がds=50μmの場合よりも、チャネル間で伝送路の特性が均一に近くなることがわかる。これは、信号電極33とグランド電極34との間がある程度以上に広いと、インピーダンスの上昇量が少なくなるからである。
以上の考察より、距離dsは75μm以上であるのが望ましい。一般化すると、例えば距離dsは基板31の厚さの3倍以上であるのが望ましい。
ところで、高周波回路において、誘導性はωLで表される抵抗成分に見える。従って、伝送路の誘導性が強くなり過ぎると、伝送路の透過帯域が劣化してくる。例えば、トランスインピーダンスアンプの入力インピーダンスZinを50Ωとし、3dB帯域が12GHz程度のフォトダイオードを用いて、伝送路の特性インピーダンスZ0を種々変えて電気信号の入射波透過係数S21をシミュレーションした結果を示す。
図12は、伝送路の長さを1mmとする場合の入射波透過係数S21とZ0との関係のシミュレーション結果を示す図である。縦軸は入射波透過係数S21であり、横軸は周波数である。入射波透過係数S21が3dB減衰するときの周波数によって帯域拡大の効果を見るとする。図12より、Z0が60Ω〜250Ω程度までの範囲である場合、帯域拡大の効果が確認される。Z0が250Ωよりも高くなると、伝送路の誘導性が強くなり過ぎるため、透過帯域が劣化してくる。Z0が80Ω〜160Ω程度までの範囲である場合、帯域がほぼ最大になっている。
図13は、伝送路の長さを1.5mmとする場合の入射波透過係数S21とZ0との関係のシミュレーション結果を示す図である。縦軸は入射波透過係数S21であり、横軸は周波数である。入射波透過係数S21が3dB減衰するときの周波数によって帯域拡大の効果を見るとする。図13より、Z0が60Ω〜160Ω程度までの範囲である場合、帯域拡大の効果が確認される。Z0が70Ω〜120Ω程度までの範囲である場合、帯域がほぼ最大になっている。
図12と図13とを比較すると、伝送路の長さが1mmである方が、帯域拡大の効果が得られるインピーダンスの範囲が広く、かつ帯域が最大となる周波数が高いことがわかる。これより、伝送路の長さを短くして伝送路の特性インピーダンスを高くする方が、より効果的に帯域を拡大することができることがわかる。
例えば基板にフォトダイオード及びトランスインピーダンスアンプをフリップチップ実装する場合、伝送路の長さの最小値は、フリップチップ実装することができるフォトダイオードとトランスインピーダンスアンプとの最小の間隔によって決まる。基板にフォトダイオード及びトランスインピーダンスアンプをフリップチップ実装する場合、それぞれにアンダーフィルが設けられる。アンダーフィルを設けることによって、信頼性が向上する。
アンダーフィルのフィレット長がある程度必要であることから、現在の技術において安定して製造することができるフォトダイオードとトランスインピーダンスアンプとの最小の間隔は1mmである。なお、製造技術の進歩によって、フォトダイオードとトランスインピーダンスアンプとの間隔を1mmよりも短くしても安定してフリップチップ実装を行うことができる場合には、伝送路の長さをさらに短くすることができる。
図14は、信号電極の下のグランド電極のない部分の長さと伝送路の透過特性との関係の一例を示す図である。図14に示す特性図において、縦軸は透過特性であり、横軸は周波数である。図10に示すように、信号電極33の下のグランド電極34のない部分36の長さをLとする。また、伝送路の特性インピーダンスを例えば85Ωとする。
図14より、透過特性が3dB減衰するときの周波数で比較すると、Lが長いほど大きな誘導性が得られ、広帯域化の効果が得られることがわかる。光モジュールの設計に当たっては、Lを自由に変えることができる。従って、設計の自由度が高く、種々の周波数特性のフォトダイオードにも対応することができる。
図15は、図10に示す光モジュールにフォトダイオードの等価回路が追記されている図である。図15には、1つのチャネルについてのみフォトダイオードの等価回路が追記されているが、他のチャネルに対しても同様である。
図15に示すように、フォトダイオードアレイ32の各フォトダイオード37において、アノード線は信号電極33に接続され、カソード線に電圧Vcの逆バイアスが印加される。カソード線とグランド電極34との間には、例えば100pF程度の容量38が接続される。図15に示す例では、フォトダイオードのカソード線が信号電極33の反対側に引き出されているが、カソード線が信号電極33と同じ側に引き出されていてもよい。
図10に示す光モジュールによれば、信号電極33の下のグランド電極34のない部分36が空気層となっていたり、誘電体によって充填されていることによって、信号電極33の下の部分にもグランド電極34がある場合に比べて、信号電極33とグランド電極34との間の距離が長くなる。それによって、伝送路の特性インピーダンスをトランスインピーダンスアンプ35の入力インピーダンスよりも大きくすることができる。信号電極33の下の部分にグランド電極34のないパターンのマスクを用いることによって、信号電極33の下の部分にグランド電極34のない形状のグランド電極34を作製することができる。従って、安価な光モジュールが得られる。
・光モジュールの別の例
図16は、実施の形態にかかる光モジュールの別の例を示す図である。図17は、図16の切断線B−B'における断面を示す図である。図16及び図17に示す光モジュールは、フォトダイオードのカソード線が信号電極33と同じ側に引き出されている光モジュールの一例である。図16には、1つのチャネルについてのみフォトダイオードの等価回路が追記されているが、他のチャネルに対しても同様である。
図16及び図17に示すように、フォトダイオードアレイ32の各フォトダイオード37において、アノード線は信号電極33に接続され、カソード線は、フォトダイオードアレイ32とトランスインピーダンスアンプ35との間に信号電極33に沿って信号電極33から離れて設けられるカソード線路39に接続されている。カソード線路39は、導電体により形成されており、信号電極33を作製する際のパターニングによって同時に形成されてもよい。図16及び図17において、カソード線路39にはハッチングが付されている。
各フォトダイオードのカソード線には、電圧Vcの逆バイアスが印加される。なお、フォトダイオードのカソード線がカソード線路39によってトランスインピーダンスアンプ35まで伸びていることによって、カソード線に接続される容量38、及びカソード線に逆バイアスを印加する電圧Vcの発生源を、トランスインピーダンスアンプ35内に集積してもよい。
図18は、信号電極とカソード線路との間隔と伝送路のインピーダンスとの関係の一例を示す図である。図18に示す特性図において、縦軸は伝送路のインピーダンスであり、横軸は信号電極の線幅である。図18に示す特性図は、基板31として厚さ25μmのフレキシブルプリント基板を用いて、最も外側のカソード線路39の外側の端とグランド電極34の内側の端との距離dsが十分に大きいと仮定し、信号電極33とカソード線路39との間隔Gを変更して、伝送路のインピーダンスを計算により求めた結果である。
図18に示す特性図において、「裏面抜きなし」では、信号電極33の下にグランド電極34がある。「G=50μm」、「G=100μm」及び「カソード線路なし」では、信号電極33の下にグランド電極34がない。「G=50μm」及び「G=100μm」ではカソード線路39があり、「カソード線路なし」ではカソード線路39がない。
図18より、カソード線路39がないと伝送路の特性インピーダンスが100Ωを超えるのに対して、信号電極33の脇にカソード線路39があると伝送路の特性インピーダンスが低くなることがわかる。伝送路の特性インピーダンスが低くなる理由は、信号電極33の電磁界がカソード線路39に引っ張られるからである。また、信号電極33とカソード線路39との間隔Gが狭いほど、伝送路の特性インピーダンスが低くなる。これは、信号電極33の電磁界がより強くカソード線路39に引っ張られるからである。
図16に示す光モジュールによれば、信号電極33の脇にカソード線路39を設け、信号電極33とカソード線路39との間隔Gを調整することによって、伝送路の特性インピーダンスを制御することができる。従って、設計の自由度が高くなる。
・光モジュールの別の例
図19は、実施の形態にかかる光モジュールの別の例を示す図である。図20は、図19の切断線C−C'における断面を示す図である。図21は、図20の光結合部分を拡大して示す図である。図19〜図21に示す光モジュールは、例えば図10に示す光モジュールまたは図16に示す光モジュールの実装例である。
図19〜図21に示すように、光モジュールは、ボード41、電気コネクタ42、フレキシブルプリント基板43、受光素子44、トランスインピーダンスアンプ45、発光素子46、発光素子駆動IC(Integrated Circuit)47及び光導波路48を有する。
受光素子44及びトランスインピーダンスアンプ45を有するモジュールの部分は、例えば図10に示す光モジュールと同様のものである。図19及び図20においては、受光素子44とトランスインピーダンスアンプ45とを接続する信号電極は省略されている。
あるいは、受光素子44及びトランスインピーダンスアンプ45を有するモジュールの部分は、例えば図16に示す光モジュールと同様のものであってもよい。その場合には、図19及び図20において、受光素子44とトランスインピーダンスアンプ45とを接続する信号電極及びカソード線路が省略されている。
受光素子44は、受光面49を下向きにして、フレキシブルプリント基板43の上面に電極50を介して取り付けられている。トランスインピーダンスアンプ45は、フレキシブルプリント基板43の上面に取り付けられている。
発光素子46は、フレキシブルプリント基板43の上面に、光を下向きに出射するように取り付けられている。発光素子46の一例として、例えばレーザーダイオードが挙げられる。発光素子駆動IC47は、フレキシブルプリント基板43の上面に取り付けられている。発光素子駆動IC47は、発光素子46を駆動する信号を出力する。図19においては、発光素子駆動IC47と発光素子46とを接続する信号電極が省略されている。
ボード41は、例えばサーバー装置などのコンピュータや、コンピュータに接続される周辺装置に内蔵されるプリント基板であってもよい。ボード41には電気コネクタ42が取り付けられており、この電気コネクタ42にフレキシブルプリント基板43の一端が接続されている。
光導波路48は、フレキシブルプリント基板43の裏面のグランド電極51に、図示省略する接着シートを介して貼り付けられている。光導波路48はコア52及びクラッド53を有する。光信号は、コア52とクラッド53との界面で反射しながらコア52内を進む。光導波路48の端部には、ミラー面54が形成されている。光がミラー面54で反射することによって、光の進行方向が例えば90°の方向に曲げられる。
光導波路48のコア52内を進む光信号は、ミラー面54によって反射され、フレキシブルプリント基板43を透過して受光素子44の受光面49に入射する。発光素子46から出射される光信号は、フレキシブルプリント基板43を透過して光導波路48のミラー面54によって反射され、光導波路48のコア52内を進む。フレキシブルプリント基板43において、受光素子44及び発光素子46に対応する部分は、例えば透明になっていたり、貫通する孔が開けられていたりすることによって、光を通すようになっている。
図19に示す光モジュールによれば、受光素子44及び発光素子46が設けられているので、光信号の送信及び受信を行うことができる。従って、図16に示す光モジュールを有するサーバー装置同士またはサーバー装置と周辺装置との間で光信号の授受を行うことができる。
・光モジュールの別の例
図22は、実施の形態にかかる光モジュールの別の例を示す図である。図23は、図22の切断線D−D'における断面を示す図である。図22及び図23に示す光モジュールでは、光導波路48は、基板31の裏面においてフォトダイオードアレイ32の下から信号電極33と同じ方向へ伸び、信号電極33の下のグランド電極34のない部分36の下を通ってトランスインピーダンスアンプ35側へ至る。
図22に示す光モジュールによれば、光導波路48がフォトダイオードアレイ32とトランスインピーダンスアンプ35との間の信号電極33の下に配置される。この場合でも、図10に示す光モジュールと同様に、伝送路の特性インピーダンスをトランスインピーダンスアンプ35の入力インピーダンスよりも大きくすることができる。従って、安価な光モジュールが得られる。
ところで、本発明者らは、図22に示す光モジュールに対してシミュレーションを行った。その結果、光導波路48の損失が劣化することがわかった。光導波路48の損失が劣化する理由は、以下の通りであると考えられる。
図22に示す光モジュールにおいて、信号電極33の下のグランド電極34のない部分36は、空気層となっていたり、誘電体によって充填されている。従って、信号電極33の下のグランド電極34のない部分36は、周囲のグランド電極34よりも柔らかくなっている。そのため、例えばラミネート加工など、プレス処理を行う製造方法によってフレキシブルプリント基板に光導波路48を貼り付ける場合、図23に示すように、信号電極33の下のグランド電極34のない部分36において光導波路48が湾曲してしまうことがある。
光導波路に曲がり半径が加わると、光導波路の損失が劣化することが知られている。例えば一般的なポリマー光導波路では、曲がり半径がおよそ2mm以下になると、損失が急激に劣化する。
そこで、本発明者らは、図24に示すようなモデルを用いて光導波路48の変形量の解析を行った。図24は、光導波路の変形量の解析に用いたモデルを示す図であり、図22の切断線D−D'における断面を表している。図24に示すように、フォトダイオードアレイ32とトランスインピーダンスアンプ35との間隔を1000μmとし、信号電極33の下のグランド電極34のない部分36の長さをLGAPμmとし、グランド電極34と接着シートなどの接着層55とを合わせた厚さをdμmとする。解析では、光導波路48に加わる最大の曲率半径を計算している。光導波路48に生じる最大の曲率半径の計算結果を図25に示す。
計算条件として、光導波路48を貼り付ける際の応力σを1kgf/mmとし、光導波路48のヤング率Eを308kgf/mm2とし、光導波路48の総厚さを100μmとし、dを60μmとする。光導波路48の総厚さ及びdの値については、製造しやすい値を選択している。また、光導波路48を両端固定の梁と仮定し、光導波路48が最大に変形した状態で接着シートに固定されると仮定して、1次元の光導波路48の変形シミュレーションを行っている。
光導波路48の最大変位量をYμmとすると、Yは次の(1)式で近似される。ただし、Imm4は断面2次モーメントであり、本解析ではより悪い条件となる厚さ0.1mm、幅0.3mmの光導波路シートを仮定して計算する。
Y=(1/384)×(σ×(LGAP/1000)4)/(I×E)×1000 ・・・(1)
光導波路48に生じる最大の曲率半径Rmmは、次の(2)式、(3)式、(4)式で表される。
R=I×E/(σ×(LGAP/1000)2/12) ・・・(2)
σ=1(Y<dの場合) ・・・(3)
σ=384×d×(I×E)/1000/(LGAP/1000)4) (Y>dの場合) ・・・(4)
図25は、光導波路に生じる最大の曲率半径の計算結果を示す図である。図25に示す特性図において、縦軸は、光導波路に生じる最大の曲率半径Rであり、横軸は、信号電極の下のグランド電極のない部分の長さLGAPである。図25に示すように、LGAPが1400μmよりも大きい場合、光導波路48の変形は、グランド電極34と接着層55とを合わせた厚さdの値で止まる。そして、光導波路48の最大曲率半径は大きくなっていく。
しかし、LGAPが1900μm以上になると、フォトダイオードアレイ32及びトランスインピーダンスアンプ35のバンプ部分が、信号電極33の下のグランド電極34のない部分36にかかってしまう。そのため、フレキシブルプリント基板にフォトダイオードアレイ32やトランスインピーダンスアンプ35をフリップチップ実装することができない。
一方、LGAPが200μm以下である場合、光導波路48の変形量自体が小さくなる。従って、光導波路48に生じる最大の曲率半径が大きくなる。例えばポリマー光導波路において、コア52及びクラッド53が積層されている方向に対する曲げ半径が2mm以上であれば、過剰な損失が発生しないことが知られている。従って、図25より、LGAPが200μm以下であれば、光導波路48の曲げ半径が2mm以上となり、過剰な損失が発生しないことがわかる。
・光モジュールの別の例
図26は、実施の形態にかかる光モジュールの別の例を示す図である。図27は、図26の切断線E−E'における断面を示す図である。図26及び図27に示す光モジュールは、光導波路48の変形量の解析から得た知見を反映して、光導波路48の損失の劣化を抑制するようにしたものである。
図26及び図27に示すように、信号電極33の下のグランド電極34のない部分36が複数に分割されている。それぞれの信号電極33の下のグランド電極34のない部分36は、空気層となっているか、誘電体によって充填されていてもよい。光導波路48の変形量の解析結果によれば、それぞれの信号電極33の下のグランド電極34のない部分36の長さは200μm以下であるのが望ましい。
図27において、図を見やすくするため、グランド電極34にはハッチングが付されている。なお、図26及び図27に示す例では、信号電極33の下のグランド電極34のない部分36が1チャネルあたり9箇所ずつ示されているが、8箇所以下ずつでもよいし、10箇所以上ずつでもよい。また、信号電極33の下のグランド電極34のない部分36が全てのチャネルで同じ数でなくてもよい。
図26に示す光モジュールによれば、信号電極33の下のグランド電極34のない部分36が複数個に細かく分割されていることによって、光導波路48に生じる曲率半径が大きくなる。それによって、光導波路48の損失の劣化を抑制することができる。また、各チャネルにおいて、信号電極33の下のグランド電極34のない部分36が複数個設けられていることによって、信号電極33の下のグランド電極34のない部分36が分割されていない場合と同様に誘導性が得られる。従って、伝送路の透過特性の周波数特性を改善することができる。なお、それぞれの信号電極33の下のグランド電極34のない部分36の形状は、矩形状に限らない。
・光モジュールの別の例
図28は、実施の形態にかかる光モジュールの別の例を示す図である。図28に示す光モジュールでは、フォトダイオードアレイ32の各フォトダイオードのアノード線が信号電極33に接続され、カソード線がカソード線路39に接続され、信号電極33の下のグランド電極34のない部分36が複数に分割されている。カソード線路39は、信号電極33に沿って信号電極33から離れて設けられている。
図28には、1つのチャネルについてのみ信号電極33及びカソード線路39が示されているが、他のチャネルについても同様である。なお、図示しない光導波路は、フォトダイオードアレイ32の下から信号電極33と同じ方向へ伸びていてもよいし、信号電極33と反対の方向へ伸びていてもよい。
一例として、図28に示す光モジュールにおいて、フォトダイオードアレイ32とトランスインピーダンスアンプ35との間の伝送路の長さ、すなわち信号電極33及びカソード線路39の長さを1mmとする。また、信号電極33の下のグランド電極34のない部分36の長さを0.05mmとし、フォトダイオードアレイ32とトランスインピーダンスアンプ35との間の中央部分の0.8mmの区間に、信号電極33の下のグランド電極34のない部分36を0.05mmピッチで設けるとする。また、フォトダイオードアレイ32及びトランスインピーダンスアンプ35が実装される図示省略する基板の厚さを25μmとし、信号電極33の線幅を40μmとし、カソード線路39と信号電極33との間隔を50μmとする。
図29は、図28に示す光モジュールの入射波透過係数S21の周波数特性のシミュレーション結果を示す図である。縦軸は入射波透過係数S21であり、横軸は周波数である。図28に示す光モジュールでは、信号電極33の下のグランド電極34のない部分36が設けられていることによって、伝送路の特性インピーダンスZ0がトランスインピーダンスアンプ35の入力インピーダンスZinよりも高くなる。それに対して、信号電極33の下のグランド電極34のない部分36がない場合、Z0はZinと等しくなる。
図29より、入射波透過係数S21が3dB減衰するときの周波数によって帯域拡大の効果を見ると、Z0>Zinの場合にはZ0=Zinの場合よりも周波数特性が改善されるのがわかる。つまり、信号電極33の下のグランド電極34のない部分36を細分化しても、伝送路の透過特性の周波数特性を改善することができる。従って、図28に示す光モジュールによれば、信号電極33の下のグランド電極34のない部分36が細分化されていることによって、光導波路の損失の劣化を抑制するとともに、広帯域化が可能となる。
・光モジュールの別の例
図30は、実施の形態にかかる光モジュールの別の例を示す図である。図31は、図30の切断線F−F'における断面を示す図である。図30及び図31に示す光モジュールは、例えば図22に示す光モジュール、図26に示す光モジュールまたは図28に示す光モジュールの実装例である。
図30及び図31に示すように、光導波路48は、フレキシブルプリント基板43の裏面において受光素子44の下からトランスインピーダンスアンプ45側へ至り、さらにその先へ伸びている。受光素子44と発光素子46とは、光導波路48が伸びる方向に対して例えば90°の角度をなして交差する方向に並んで配置されていてもよい。また、発光素子駆動IC47とトランスインピーダンスアンプ45とが、発光素子46と受光素子44との並びに対して反対側に配置されていてもよい。
受光素子44及びトランスインピーダンスアンプ45を有するモジュールの部分は、例えば図22に示す光モジュールまたは図26に示す光モジュールと同様のものである。図30及び図31においては、受光素子44とトランスインピーダンスアンプ45とを接続する信号電極は省略されている。
あるいは、受光素子44及びトランスインピーダンスアンプ45を有するモジュールの部分は、例えば図28に示す光モジュールと同様のものであってもよい。その場合には、図30及び図31において、受光素子44とトランスインピーダンスアンプ45とを接続する信号電極及びカソード線路が省略されている。
図30に示す光モジュールによれば、発光素子駆動IC47とトランスインピーダンスアンプ45とが離れていることによって、送信と受信の間のクロストークを低減することができる。また、発光素子46と受光素子44とが並んで配置される場合に比べて、光導波路48が伸びる方向における発光素子駆動IC47とトランスインピーダンスアンプ45との間隔を狭くすることができる。それによって、光モジュールをより一層、小型化することができる。
・光モジュールの製造方法
図32〜図34は、実施の形態にかかる光モジュールの製造方法の一例を示す図である。図32に示すように、例えばポリイミドなどの誘電体層の両面に銅箔が貼り付けられている基板を用意する。そして、基板の両面に対して例えばフォトリソグラフィによるレジスト転写と銅箔のエッチングによって、信号電極33やカソード線路などの伝送路のパターンと、グランド電極34のパターンとを形成する。
次いで、図33に示すように、フォトダイオードアレイ32及びトランスインピーダンスアンプ35の各素子にフリップチップ用のバンプを形成する。そして、超音波を利用する工法やC4工法などのフリップチップ実装工法によって、フォトダイオードアレイ32及びトランスインピーダンスアンプ35などの各素子を基板31に実装する。各素子の実装後、各素子の下にアンダーフィルやサイドフィルを設ける。図33において、電極50は、フリップチップ用のバンプによってできる接合部分である。
次いで、図34に示すように、基板31の裏面に接着層55を介して光導波路48を貼り付ける。接着層55は接着シートでもよいし、接着剤でもよい。接着シートを用いる場合、予め接着シートの一部を切り取ってグランド電極34の形状に合わせておいてもよいし、接着シートの一部を切り取っておかなくてもよい。
以上の手順によって、例えば図10、図16、図22、図26または図28に示すような光モジュールができあがる。また、図10、図16、図22、図26または図28に示すような光モジュールをサーバー装置などのボードの電気コネクタに接続することによって、例えば図19または図30に示すような光モジュールができあがる。
上述した各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)光信号を受光して電気信号に変換する受光素子と、電気信号を伝送する伝送路と、前記受光素子から出力されて前記伝送路により伝送されてくる電気信号を増幅する増幅素子と、を備え、前記受光素子と前記増幅素子とを接続する前記伝送路の特性インピーダンスが前記増幅素子の入力インピーダンスよりも高いことを特徴とする光モジュール。
(付記2)前記伝送路は、誘電体層、前記誘電体層の上面に前記伝送路のパターンに形成された第1導電体層、及び前記誘電体層の下面に形成された第2導電体層を有し、前記第2導電体層のうち、前記受光素子と前記増幅素子とを接続する前記伝送路のパターンに対応する部分の一部または全部が空気層または誘電体層になっていることを特徴とする付記1に記載の光モジュール。
(付記3)発光素子を駆動する駆動素子と、前記駆動素子から出力されて前記伝送路により伝送されてくる電気信号を光信号に変換する発光素子と、を備え、前記発光素子と前記受光素子とが並んで配置され、前記駆動素子と前記増幅素子とが、前記発光素子と前記受光素子との並びに対して反対側に配置されていることを特徴とする付記2に記載の光モジュール。
(付記4)前記第2導電体層の下面に、前記受光素子と光学的に結合する光導波路が、前記受光素子と前記増幅素子とを接続する前記伝送路のパターンに沿って設けられており、前記第2導電体層のうちの前記空気層または前記誘電体層は、前記受光素子と前記増幅素子とを接続する前記伝送路のパターンに沿って複数箇所に分割して設けられていることを特徴とする付記3に記載の光モジュール。
(付記5)前記受光素子と前記増幅素子とを接続する前記伝送路のパターンに沿う方向における、それぞれの前記第2導電体層のうちの前記空気層または前記誘電体層の長さが200μm以下であることを特徴とする付記4に記載の光モジュール。
1,44 受光素子
2 伝送路
3 増幅素子
32 フォトダイオードアレイ
33 信号電極
34 グランド電極
35,45 トランスインピーダンスアンプ
46 発光素子
47 発光素子駆動IC
48 光導波路

Claims (4)

  1. 光信号を受光して電気信号に変換する受光素子と、
    電気信号を伝送する伝送路と、
    前記受光素子から出力されて前記伝送路により伝送されてくる電気信号を増幅する増幅素子と、
    を備え、
    前記受光素子と前記増幅素子とを接続する前記伝送路の特性インピーダンスが前記増幅素子の入力インピーダンスよりも高いことを特徴とする光モジュール。
  2. 前記伝送路は、誘電体層、前記誘電体層の上面に前記伝送路のパターンに形成された第1導電体層、及び前記誘電体層の下面に形成された第2導電体層を有し、
    前記第2導電体層のうち、前記受光素子と前記増幅素子とを接続する前記伝送路のパターンに対応する部分の一部または全部が空気層または誘電体層になっていることを特徴とする請求項1に記載の光モジュール。
  3. 発光素子を駆動する駆動素子と、
    前記駆動素子から出力されて前記伝送路により伝送されてくる電気信号を光信号に変換する発光素子と、
    を備え、
    前記発光素子と前記受光素子とが並んで配置され、前記駆動素子と前記増幅素子とが、前記発光素子と前記受光素子との並びに対して反対側に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の光モジュール。
  4. 前記第2導電体層の下面に、前記受光素子と光学的に結合する光導波路が、前記受光素子と前記増幅素子とを接続する前記伝送路のパターンに沿って設けられており、
    前記第2導電体層のうちの前記空気層または前記誘電体層は、前記受光素子と前記増幅素子とを接続する前記伝送路のパターンに沿って複数箇所に分割して設けられていることを特徴とする請求項3に記載の光モジュール。
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