JP2014036456A - ロータおよびモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の外コア部と複数のマグネットとが周方向に交互に配列され、かつ、円筒状の内コア部を有するロータにおいて、複数の薄板コアを強固に固定できる構造を、提供する。
【解決手段】ロータの積層コア51Aは、内コア部61Aと複数の外コア部62Aとを有する。内コア部61Aは、マグネット52Aより径方向内側において、軸方向に筒状に延びている。外コア部62Aは、内コア部61Aより径方向外側において、周方向に配列されている。複数の外コア部62Aと、複数のマグネット52Aとは、周方向に交互に配列されている。これにより、マグネットの一対の磁極面から生じる磁束を、有効に利用できる。また、この積層コアは、内コア部と複数の外コア部とのそれぞれに、かしめ部91A,92Aを有する。これにより、複数の薄板コアが、強固に固定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロータおよびモータに関する。
従来、電機子の内側にロータが配置された、いわゆるインナロータ型のモータが知られている。インナロータ型のモータに使用されるロータは、主として、ロータコアの外周面に複数のマグネットが貼り付けられたSPM(Surface Permanent Magnet)タイプのロータと、ロータコアの内部にマグネットが埋め込まれたIPM(Interior Permanent Magnet)タイプのロータとに、分類される。
SPMタイプのロータを使用すれば、電機子とマグネットとを接近させることができる。このため、マグネットの磁力を有効に利用できる。しかしながら、SPMタイプのロータでは、高速回転時にマグネットが遠心力で外側へ飛び出さないように、対策を施す必要がある。一方、IPMタイプのロータを使用すれば、遠心力によるマグネットの飛び出しの虞が無い。このため、近年では、IPMタイプのロータが主流となりつつある。
ただし、一般的に、SPMタイプおよびIPMタイプのいずれのロータにおいても、各マグネットは、一対の磁極面が径方向外側および径方向内側を向くように、配置される。このため、マグネットの径方向外側の磁極面のみが、モータの駆動に寄与することとなる。そこで、近年では、マグネットの一対の磁極面を有効に利用するために、マグネットと磁性体のコアとが周方向に交互に配置されたロータ構造が、提案されている。
マグネットとコアとが周方向に交互に配置された従来のロータについては、例えば、特開平6−245451号公報に開示されている。特開平6−245451号公報のロータは、回転軸の周囲に略等間隔に配置される6個の永久磁石と、各永久磁石の間に配設され、それぞれが磁極を形成する6個の積層コア部材とを、備えている(要約,図1)。
特開平6−245451号公報
特開平6−245451号公報に記載のように、積層鋼板からなるロータコアでは、複数の薄板コアが、かしめ作業により結合される(要約,図3)。また、ロータコアの剛性をより高めるためには、周方向に配列された複数のコアの内側に、円筒状のコアを設けることが好ましい。しかしながら、円筒状のコアを設けると、外側の複数のコアにおいてかしめを行うだけでは、複数の薄板コアを強固に固定することが難しい。
特に、近年では、オイルポンプや冷却ファンの小型化が進んでいる。それに伴い、これらの機器に使用されるインナロータ型のモータに対しても、小型化のニーズが高まっている。インナロータ型のモータを小型化しようとすると、ロータコアにおいてかしめを行う領域を確保することが、より困難となる。
本発明の目的は、複数の外コア部と複数のマグネットとが周方向に交互に配列され、かつ、円筒状の内コア部を有するロータにおいて、複数の薄板コアを強固に固定できる構造を、提供することである。
本願の例示的な第1発明は、インナロータ型のモータに用いられるロータであって、上下に延びる中心軸の周囲に、周方向に配列された複数のマグネットと、複数の薄板コアが軸方向に積層された積層コアと、を有し、前記積層コアは、前記マグネットより径方向内側において、軸方向に筒状に延びる内コア部と、前記内コア部より径方向外側において、周方向に配列された複数の外コア部と、を有し、複数の前記外コア部と、複数の前記マグネットとが、周方向に交互に配列され、前記マグネットは、磁極面である一対の周方向端面を有し、複数の前記マグネットの同極の磁極面同士が、周方向に対向し、前記内コア部は、複数の前記薄板コアを固定する内コアかしめ部を有し、複数の前記外コア部は、それぞれ、複数の前記薄板コアを固定する外コアかしめ部を有するロータである。
本願の例示的な第2発明は、インナロータ型のモータに用いられるロータであって、上下に延びる中心軸の周囲に、周方向に配列された複数のマグネットと、複数の薄板コアが軸方向に積層された積層コアと、前記積層コアの軸方向の両端面および前記マグネットの径方向外側の面を覆う樹脂部と、を有し、前記積層コアは、前記マグネットより径方向内側において、軸方向に筒状に延びる内コア部と、前記内コア部より径方向外側において、周方向に配列された複数の外コア部と、を有し、複数の前記外コア部と、複数の前記マグネットとが、周方向に交互に配列され、前記マグネットは、磁極面である一対の周方向端面を有し、複数の前記マグネットの同極の磁極面同士が、周方向に対向し、前記内コア部と、複数の前記外コア部とが、前記樹脂部により連結され、前記内コア部は、隣り合う前記外コア部の周方向の間において、径方向外側へ突出する複数の突出部と、前記突出部または前記突出部の径方向内側に位置し、複数の前記薄板コアを固定する内コアかしめ部と、を有し、複数の前記外コア部は、それぞれ、複数の前記薄板コアを固定する外コアかしめ部を有するロータである。
本願の例示的な第1発明によれば、複数の外コア部と複数のマグネットとが、周方向に交互に配列され、かつ、マグネットの磁極面が周方向を向く。このため、従来の一般的なSPMタイプおよびIPMタイプのいずれのロータとも異なり、マグネットの磁束を有効に利用できる。また、本発明のロータは、外コア部と内コア部との双方に、かしめ部を有する。これにより、複数の薄板コアが、強固に固定される。
本願の例示的な第2発明によれば、複数の外コア部と複数のマグネットとが、周方向に交互に配列され、かつ、マグネットの磁極面が周方向を向く。このため、従来の一般的なSPMタイプおよびIPMタイプのいずれのロータとも異なり、マグネットの磁束を有効に利用できる。また、内コア部と外コア部とが樹脂部により連結されるため、外コア部から内コア部への磁束の漏れを、抑制できる。また、本発明のロータは、外コア部と内コア部との双方に、かしめ部を有する。これにより、複数の薄板コアが、強固に固定される。さらに、本発明では、突出部により広げられた領域に、内コアかしめ部が配置される。これにより、内コアかしめ部を大きく形成できる。その結果、内コアかしめ部による複数の薄板コアの固定強度を、より高めることができる。
図1は、第1実施形態に係るロータの斜視図である。 図2は、第2実施形態に係るモータの縦断面図である。 図3は、第2実施形態に係る回転部の縦断面図である。 図4は、第2実施形態に係るロータの横断面図である。 図5は、第2実施形態に係る積層コアおよび複数のマグネットの上面図である。 図6は、第2実施形態に係る積層コアおよび複数のマグネットの部分上面図である。 図7は、第2実施形態に係る内コア部の部分破断斜視図である。 図8は、変形例に係る内コア部の部分破断斜視図である。 図9は、変形例に係る回転部の縦断面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本願では、ロータの中心軸と平行な方向を「軸方向」、ロータの中心軸に直交する方向を「径方向」、ロータの中心軸を中心とする円弧に沿う方向を「周方向」、とそれぞれ称する。また、本願では、軸方向を上下方向として、各部の形状や位置関係を説明する。ただし、この上下方向の定義により、本発明に係るロータおよびモータの使用時の向きを限定する意図はない。
また、本願において「平行な方向」とは、略平行な方向も含む。また、本願において「直交する方向」とは、略直交する方向も含む。
<1.第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係るロータ32Aの斜視図である。このロータ32Aは、インナロータ型のモータに用いられる。図1に示すように、ロータ32Aは、積層コア51Aと、複数のマグネット52Aとを有する。積層コア51Aは、軸方向に積層された複数の薄板コア511Aにより、構成されている。複数のマグネット52Aは、上下に延びる中心軸9Aの周囲に、周方向に配列されている。
積層コア51Aは、内コア部61Aと、複数の外コア部62Aとを有する。内コア部61Aは、マグネット52Aより径方向内側において、軸方向に筒状に延びている。複数の外コア部62Aは、内コア部61Aより径方向外側において、周方向に配列されている。複数の外コア部62Aと、複数のマグネット52Aとは、周方向に交互に配列されている。マグネット52Aは、磁極面である一対の周方向端面を有する。また、複数のマグネット52Aは、同極の磁極面同士が周方向に対向するように、配置されている。これにより、マグネット52Aの一対の磁極面から生じる磁束が、有効に利用される。
図1に示すように、内コア部61Aは、複数の内コアかしめ部91Aを有する。また、複数の外コア部62Aは、それぞれ、外コアかしめ部92Aを有する。複数の薄板コア511Aは、複数の内コアかしめ部91Aおよび複数の外コアかしめ部92Aによって、互いに固定されている。このように、本実施形態のロータ32Aは、内コア部61Aと外コア部62Aとの双方に、かしめ部を有する。これにより、複数の薄板コア511Aが、強固に固定される。
なお、図1においては、複数の内コアかしめ部91Aが、複数のマグネット52Aと同一の周方向位置に設けられている。しかしながら、内コアかしめ部91Aの周方向位置は、図1の例に限定されない。例えば、複数の内コアかしめ部91Aが、複数の外コア部62Aと同一の周方向位置に設けられていてもよい。
<2.第2実施形態>
<2−1.モータの全体構成>
続いて、本発明の第2実施形態について、説明する。図2は、第2実施形態に係るモータ1の縦断面図である。本実施形態のモータ1は、例えば、自動車に搭載され、エンジン冷却用ファンやオイルポンプの駆動源として、使用される。ただし、本発明のモータは、エンジン冷却用ファンやオイルポンプとは異なる用途に使用されるものであってもよい。例えば、本発明のモータは、パワーステアリングの駆動源として使用されるものであってもよい。また、本発明のモータは、家電製品、OA機器、医療機器等に搭載され、各種の駆動力を発生させるものであってもよい。
このモータ1は、電機子23の径方向内側にロータ32が配置される、いわゆるインナロータ型のモータである。図2に示すように、モータ1は、静止部2と回転部3とを有する。静止部2は、駆動対象となる機器の枠体に固定される。回転部3は、静止部2に対して、回転可能に支持される。
本実施形態の静止部2は、ハウジング21、蓋部22、電機子23、下軸受部24、および上軸受部25を有する。
ハウジング21は、略円筒状の側壁211と、側壁211の下部を塞ぐ底部212と、を有する。蓋部22は、ハウジング21の上部の開口を覆っている。電機子23および後述するロータ32は、ハウジング21と蓋部22とに囲まれた内部空間に、収容されている。ハウジング21の底部212の中央には、下軸受部24を配置するための凹部213が、設けられている。また、蓋部22の中央には、上軸受部25を配置するための円孔221が、設けられている。
電機子23は、後述するロータ32の径方向外側に、配置されている。電機子23は、ステータコア41、インシュレータ42、およびコイル43を有する。ステータコア41は、電磁鋼板が軸方向に積層された積層鋼板からなる。ステータコア41は、円環状のコアバック411と、コアバック411から径方向内側へ向けて突出した複数のティース412とを有する。コアバック411は、中心軸9と略同軸に配置されている。また、コアバック411の外周面は、ハウジング21の側壁211の内周面に、固定されている。複数のティース412は、周方向に略等間隔に配列されている。
インシュレータ42は、絶縁体である樹脂からなる。各ティース412の上面、下面、および周方向の両側面は、インシュレータ42に覆われている。コイル43は、インシュレータ42の周囲に巻かれた導線により、構成される。すなわち、本実施形態では、ティース412の周囲に、インシュレータ42を介して、導線が巻かれている。インシュレータ42は、ティース412とコイル43との間に介在することによって、ティース412とコイル43とが電気的に短絡することを、防止する。
なお、インシュレータ42に代えて、ティース412の表面に、絶縁塗装が施されていてもよい。
下軸受部24および上軸受部25は、ハウジング21および蓋部22と、回転部3側のシャフト31との間に配置されている。本実施形態の下軸受部24および上軸受部25には、球体を介して外輪と内輪とを相対回転させるボールベアリングが、使用されている。ただし、ボールベアリングに代えて、すべり軸受や流体軸受等の他方式の軸受が、使用されていてもよい。
下軸受部24の外輪241は、ハウジング21の凹部213内に配置されて、ハウジング21に固定されている。また、上軸受部25の外輪251は、蓋部22の円孔221内に配置されて、蓋部22に固定されている。一方、下軸受部24および上軸受部25の内輪242,252は、シャフト31に固定されている。これにより、シャフト31は、ハウジング21および蓋部22に対して、回転可能に支持されている。
図3は、回転部3の縦断面図である。図2および図3に示すように、本実施形態の回転部3は、シャフト31とロータ32とを有する。
シャフト31は、中心軸9に沿って延びる柱状の部材である。シャフト31の材料には、例えばステンレスが使用される。シャフト31は、上述した下軸受部24および上軸受部25に支持されつつ、中心軸9を中心として回転する。また、シャフト31は、蓋部22より上方に突出した頭部311を有する。頭部311は、ギア等の動力伝達機構を介して、駆動対象となる部位に連結される。
ロータ32は、電機子23の径方向内側に配置されて、シャフト31とともに回転する。ロータ32は、積層コア51、複数のマグネット52、および樹脂部53を有する。積層コア51は、電磁鋼板である複数の薄板コア511からなる。複数の薄板コア511は、軸方向に積層されて、積層鋼板を構成している。積層鋼板を使用すれば、積層コア51内に生じる渦電流を、抑制できる。したがって、積層コア51に効率よく磁束を流すことができる。積層コア51の中央には、軸方向に延びる貫通孔50が、設けられている。シャフト31は、積層コア51の貫通孔50に、圧入される。
複数のマグネット52は、中心軸9の周囲において、周方向に略等間隔に配列されている。本実施形態では、略直方体状のマグネット52が使用されている。積層コア51および複数のマグネット52の軸方向両端面と、マグネット52の径方向外側の面とは、樹脂部53に覆われている。これにより、マグネット52の上側、下側、および径方向外側への飛び出しが、防止されている。また、樹脂部53により、ロータ32全体の剛性が、高められている。
なお、ここで記載した「覆う」とは、対象となる面の全体を覆うという意味だけではなく、対象となる面の一部分を覆うという意味も含んでいる。例えば、マグネット52の径方向外側の面の全体が、樹脂部53に覆われていてもよいし、マグネット52の径方向外側の面の一部分のみが、樹脂部53に覆われていてもよい。その他、ロータ32のより詳細な構造については、後述する。
このようなモータ1において、静止部2のコイル43に駆動電流を与えると、複数のティース412に磁束が発生する。そして、ティース412とロータ32との間の磁束の作用により、周方向のトルクが生じる。その結果、静止部2に対して回転部3が、中心軸9を中心として回転する。
<2−2.ロータについて>
続いて、ロータ32のより詳細な構造について、説明する。図4は、図3中のA−A位置から見たロータ32の横断面図である。図5は、積層コア51および複数のマグネット52の上面図である。以下の説明においては、図3とともに、図4および図5も参照する。なお、図3におけるロータ32の縦断面は、図4中のB−B断面に相当する。
図3〜図5に示すように、積層コア51は、内コア部61と、複数の外コア部62とを有する。内コア部61は、マグネット52より径方向内側において、軸方向に筒状に延びている。複数の外コア部62は、内コア部61より径方向外側において、周方向に略等間隔に配列されている。図4および図5に示すように、各外コア部62は、上面視において略扇形の外形を有する。また、各外コア部62は、軸方向に延びている。
複数のマグネット52は、それぞれ、隣り合う外コア部62の間に、配置されている。すなわち、複数のマグネット52と、複数の外コア部62とは、周方向に交互に配列されている。各マグネット52は、磁極面である一対の周方向端面を有する。複数のマグネット52は、同極の磁極面同士が周方向に対向するように、配列されている。各外コア部62は、その両側に配置されたマグネット52により磁化される。その結果、外コア部62の径方向外側の面が、磁極面となる。つまり、マグネット52から生じる磁束の大部分は、外コア部62を通って、外コア部62の径方向外側へ流れる。
マグネット52には、例えば、フェライト系の焼結マグネットや、ネオジムマグネットが使用される。ただし、近年では、レアアースであるネオジムの価格が高騰し、ネオジムマグネットを使用することが困難となっている。このため、フェライト系の焼結マグネットを使用しつつ、強い磁力を得たいという技術的要求が高い。この点、本実施形態のように、複数の外コア部62と、複数のマグネット52とを、周方向に交互に配置すれば、ロータ32におけるマグネット52の体積比率を、高めることができる。また、各マグネット52の一対の磁極面から生じる磁束を、有効に利用できる。したがって、フェライト系の焼結マグネットを使用しつつ、強い磁力を得ることが可能となる。
樹脂部53は、ポリカーボネート等の樹脂を、射出成型することにより得られる。樹脂部53の射出成型時には、金型の内部に予め積層コア51および複数のマグネット52を配置した後、当該金型の内部に溶融樹脂を流し込む。すなわち、積層コア51および複数のマグネット52をインサート部品とするインサート成型を行う。これにより、樹脂部53が成型されるとともに、積層コア51、複数のマグネット52、および樹脂部53が、互いに固定される。
図3および図5に示すように、積層コア51は、内コア部61と複数の外コア部62とを繋ぐ、複数の連結部63を有する。各連結部63は、内コア部61の外周面と、外コア部62の径方向内側の端部とを、径方向に繋いでいる。これらの連結部63により、内コア部61と複数の外コア部62との相対的な位置関係が固定される。このため、樹脂部53の射出成型時には、金型内において、内コア部61および複数の外コア部62を、容易に位置決めできる。
連結部63は、複数の薄板コア511のうちの少なくとも1つに、設けられていればよい。すなわち、内コア部61と各外コア部62との間において、複数の薄板コア511のうちの少なくとも1つが、径方向に繋がっていればよい。図3に示すように、本実施形態の複数の連結部63は、複数の上連結部631と、複数の下連結部632とを、含んでいる。上連結部631は、積層コア51の軸方向中央より上側に位置し、最上段の1枚または複数枚の薄板コア511により、構成されている。下連結部632は、積層コア51の軸方向中央より下側に位置し、最下段の1枚または複数枚の薄板コア511により、構成されている。
上連結部631と下連結部632との間には、第1の磁気的空隙71が介在する。第1の磁気的空隙71は、非磁性体である樹脂部53の一部分により満たされている。このようにすれば、積層コア51の軸方向中央付近において、外コア部62から内コア部61への磁束の漏れが、抑制される。また、第1の磁気的空隙71を樹脂で満たすことで、ロータ32の剛性がより高められている。
また、図4に示すように、隣り合う外コア部62の間の周方向位置、内コア部61の径方向外側、かつ、マグネット52の径方向内側には、第2の磁気的空隙72が設けられている。これにより、マグネット52から内コア部61への磁束の漏れが、より抑制される。また、内コア部61は、第2の磁気的空隙72へ向けて、径方向外側へ突出する複数の突出部80を有する。突出部80の径方向外側の端部は、マグネット52の径方向内側の端面に、接触している。これにより、マグネット52が径方向に位置決めされている。
また、第2の磁気的空隙72も、非磁性体である樹脂部53の一部分により満たされている。第2の磁気的空隙72を樹脂で満たすことにで、ロータ32の剛性がより高められている。
図6は、積層コア51および複数のマグネット52の部分上面図である。図6に示すように、本実施形態の突出部80は、収束部801を有する。収束部801の周方向の幅は、径方向外側へ向かうにつれて狭くなっている。そして、収束部801の径方向外側の頂部と、マグネット52の径方向内側の端面とが、接触している。このようにすれば、マグネット52を径方向に位置決めしつつ、突出部80とマグネット52との接触面積を低減できる。したがって、マグネット52から突出部80を経由して内コア部61へ流れる磁束の量を、低減できる。
図6では、連結部63が設けられていない軸方向位置における内コア部61の外周面が、破線611で示されている。また、図6では、連結部63が設けられていない軸方向位置における外コア部62の径方向内側の端部が、破線621で示されている。本実施形態では、突出部80の頂部が、外コア部62の当該径方向内側の端部より、径方向内側に位置する。これにより、マグネット52を配置するためのスペースが、広げられている。したがって、ロータ32におけるマグネット52の体積比率をより高めることができる。その結果、より強い磁力を得ることができる。
なお、外コア部62の径方向内側の端部は、図6中の破線621の位置より、径方向内側に位置していてもよい。例えば、外コア部62の径方向内側の端部が、図6中の二点鎖線622の位置であってもよい。また、外コア部62の径方向内側の端部と、突出部80の頂部とが、略同等の径方向位置に配置されていてもよい。また、外コア部62の径方向内側の端部は、図6中の破線621や二点鎖線622のように、平面視において円弧状であってもよく、平面視において直線状であってもよい。
図3〜図6に示すように、内コア部61は、複数の内コアかしめ部91を有する。複数の内コアかしめ部91は、周方向に略等間隔に配列されている。また、複数の外コア部62は、それぞれ、外コアかしめ部92を有する。内コアかしめ部91および外コアかしめ部92においては、図3のように、複数の薄板コア511が、軸方向に塑性変形されている。これにより、複数の薄板コア511が、互いに固定されている。本実施形態のロータ32は、内コア部61と複数の外コア部62とのそれぞれに、かしめ部を有する。その結果、複数の薄板コア511が、強固に固定される。
また、内コアかしめ部91は、内コア部61における磁束の流れを、抑制する。すなわち、内コアかしめ部91が無い場合より、内コアかしめ部91がある場合の方が、内コア部61の磁気抵抗が高くなる。したがって、マグネット52または外コア部62から内コア部61への磁束の漏れが、より抑制される。その結果、マグネット52の磁力が、より効率よくモータ1の駆動に使用される。
図4〜図6に示すように、内コアかしめ部91は、突出部80または突出部80の径方向内側に、位置していることが好ましい。すなわち、内コアかしめ部91は、突出部80により広げられた領域に、位置していることが好ましい。そのようにすれば、平面視において、内コアかしめ部91を大きく形成できる。したがって、内コアかしめ部91により、複数の薄板コア511を、より強固に固定できる。
また、本実施形態の複数の突出部80は、複数の幅広突出部81と、複数の幅狭突出部82とを、含んでいる。各幅狭突出部82の周方向の幅は、各幅広突出部81の周方向の幅より狭い。そして、内コアかしめ部91は、幅広突出部81または幅広突出部81の径方向内側に位置する。このようにすれば、内コアかしめ部91を、より広い領域に配置できる。したがって、平面視において、内コアかしめ部91を、より大きく形成できる。その結果、内コアかしめ部91により、複数の薄板コア511を、より強固に固定できる。
一方、内コアかしめ部91が配置されない突出部80、すなわち、幅狭突出部82の周方向の幅は、幅広突出部81の周方向の幅より狭いため、マグネット52から内コア部61への磁束の漏れが、より抑制されている。また、本実施形態では、複数の幅広突出部81と、複数の幅狭突出部82とが、周方向に交互に配置されている。これにより、磁気特性の周方向の偏りが、抑制されている。
また、図3に示すように、本実施形態では、内コア部61を構成する全ての薄板コア511により、幅広突出部81が形成されている。すなわち、全ての薄板コア511が、幅広突出部81を構成する突起を有する。そして、当該幅広突出部81に、内コアかしめ部91が設けられている。したがって、内コアかしめ部91により、全ての薄板コア511が、固定されている。
図7は、幅広突出部81付近における内コア部61の部分破断斜視図である。図4〜図7に示すように、本実施形態の内コアかしめ部91は、平面視において略円形である。内コアかしめ部91による固定強度を高めるためには、薄板コア511の軸方向の厚みをd1、平面視における内コアかしめ部91の直径の長さをd2として、d2/d1の値が大きいことが好ましい。例えば、d2≧d1の関係が成立していることが好ましい。なお、内コアかしめ部は、平面視において楕円であってもよい。楕円の場合には、平面視における内コアかしめ部の最も短い直径の長さをd2として、上記の関係が成立していることが、好ましい。また、例えば、平面視における内コアかしめ部91の各々の面積が、薄板コア511の軸方向の厚みd1を半径とする円の面積の0.5倍以上であることが、好ましい。
<3.変形例>
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
図8は、一変形例に係る内コア部61Bの部分破断斜視図である。図8の例では、複数の薄板コア511Bが、断面視において略V字状にかしめられて、内コアかしめ部91Bが形成されている。また、図8の内コアかしめ部91Bは、平面視において略正方形または略長方形となっている。この場合、内コアかしめ部91Bによる固定強度を高めるためには、薄板コア511Bの軸方向の厚みをd1、平面視における内コアかしめ部91Bの最も短い辺の長さをd2として、d2/d1の値が大きいことが好ましい。例えば、d2≧d1の関係が成立していることが好ましい。また、例えば、平面視における内コアかしめ部91Bの各々の面積が、薄板コア511の軸方向の厚みd1を半径とする円の面積の0.5倍以上であることが、好ましい。
図9は、他の変形例に係る回転部3Cの縦断面図である。図9の例では、内コア部61Cと、複数の外コア部62Cとの間に、連結部が設けられていない。すなわち、内コア部61Cと、複数の外コア部62Cとが、互いに別個の部材となっている。そして、図9の例では、内コア部61Cと、複数の外コア部62Cとが、樹脂部53Cにより連結されている。
図9の構造においても、複数の外コア部62Cと複数のマグネット52Cとを、周方向に交互に配列することにより、マグネット52Cの磁束を有効に利用できる。また、内コア部61Cと複数の外コア部62Cとが、非磁性体である樹脂部53Cにより連結されるため、外コア部62Cから内コア部61Cへの磁束の漏れが、より抑制される。
また、図9の構造においても、内コア部61Cは、複数の内コアかしめ部91Cを有する。また、複数の外コア部62Cは、それぞれ、外コアかしめ部92Cを有する。すなわち、図9の積層コア51Cは、内コア部61Cと外コア部62Cとの双方に、かしめ部を有する。これにより、複数の薄板コア511Cが、強固に固定されている。
また、図9の例では、内コア部61Cに、複数の突出部80Cが設けられている。各突出部80Cは、隣り合う外コア部62Cの周方向の間において、径方向外側へ突出している。そして、内コアかしめ部91Cは、突出部80Cまたは突出部80Cの径方向内側に位置する。すなわち、内コアかしめ部91Cは、突出部80Cにより広げられた領域に、位置している。このため、平面視において、内コアかしめ部91Cを大きく形成できる。したがって、内コアかしめ部91Cにより、複数の薄板コア511Cを、より強固に固定できる。
また、各部材の細部の形状については、本願の各図に示された形状と、相違していてもよい。例えば、各外コア部に設けられる貫通孔の形状は、本願の各図のように、平面視において略円形であってもよく、平面視において楕円形や矩形であってもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本発明は、ロータおよびモータに利用できる。
1 モータ
2 静止部
3,3C 回転部
9,9A 中心軸
21 ハウジング
22 蓋部
23 電機子
24 下軸受部
25 上軸受部
31 シャフト
32,32A ロータ
41 ステータコア
42 インシュレータ
43 コイル
51,51A,51C 積層コア
52,52A,52C マグネット
53,53C 樹脂部
61,61A,61B,61C 内コア部
62,62A,62C 外コア部
63 連結部
71 第1の磁気的空隙
72 第2の磁気的空隙
80,80C 突出部
81 幅広突出部
82 幅狭突出部
91,91A,91B,91C 内コアかしめ部
92,92A,92C 外コアかしめ部
511,511A,511B,511C 薄板コア
631 上連結部
632 下連結部
801 収束部

Claims (15)

  1. インナロータ型のモータに用いられるロータであって、
    上下に延びる中心軸の周囲に、周方向に配列された複数のマグネットと、
    複数の薄板コアが軸方向に積層された積層コアと、
    を有し、
    前記積層コアは、
    前記マグネットより径方向内側において、軸方向に筒状に延びる内コア部と、
    前記内コア部より径方向外側において、周方向に配列された複数の外コア部と、
    を有し、
    複数の前記外コア部と、複数の前記マグネットとが、周方向に交互に配列され、
    前記マグネットは、磁極面である一対の周方向端面を有し、
    複数の前記マグネットの同極の磁極面同士が、周方向に対向し、
    前記内コア部は、複数の前記薄板コアを固定する内コアかしめ部を有し、
    複数の前記外コア部は、それぞれ、複数の前記薄板コアを固定する外コアかしめ部を有するロータ。
  2. 請求項1に記載のロータにおいて、
    隣り合う前記外コア部の間の周方向位置、かつ、前記マグネットの径方向内側に、軸方向に延びる磁気的空隙が設けられ、
    前記内コア部は、前記磁気的空隙へ向けて、径方向外側へ突出する複数の突出部を有し、
    前記内コアかしめ部は、前記突出部または前記突出部の径方向内側に位置するロータ。
  3. 請求項2に記載のロータにおいて、
    前記突出部は、径方向外側へ向かうにつれて周方向の幅が狭くなる収束部を有し、
    前記収束部の径方向外側の頂部と、前記マグネットの径方向内側の端面とが、接触しているロータ。
  4. 請求項3に記載のロータにおいて、
    前記頂部は、前記外コア部の径方向内側の端部より、径方向内側に位置するロータ。
  5. 請求項2から請求項4までのいずれかに記載のロータにおいて、
    複数の前記突出部は、
    幅広突出部と、
    前記幅広突出部より周方向の幅が狭い幅狭突出部と、
    を含み、
    前記内コアかしめ部は、前記幅広突出部または前記幅広突出部の径方向内側に位置するロータ。
  6. 請求項5に記載のロータにおいて、
    複数の前記幅広突出部と、複数の前記幅狭突出部とが、周方向に交互に配置されているロータ。
  7. 請求項5または請求項6に記載のロータにおいて、
    前記内コア部を構成する全ての薄板コアが、前記幅広突出部を構成する突起を有するロータ。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれかに記載のロータにおいて、
    平面視における前記内コアかしめ部の各々の面積は、前記薄板コアの厚みを半径とする円の面積の0.5倍以上であるロータ。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれかに記載のロータにおいて、
    平面視における前記内コアかしめ部の形状は、円または楕円であり、
    前記薄板コアの軸方向の厚みは、前記円または前記楕円の最も短い径の長さ以下であるロータ。
  10. 請求項1から請求項8までのいずれかに記載のロータにおいて、
    平面視における前記内コアかしめ部の形状は、正方形または長方形であり、
    前記薄板コアの軸方向の厚みは、前記正方形または前記長方形の最も短い辺の長さ以下であるロータ。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれかに記載のロータにおいて、
    複数の前記薄板コアの少なくとも1つが、前記内コア部と前記外コア部とを繋ぐ連結部を有するロータ。
  12. 請求項11に記載のロータにおいて、
    前記連結部は、
    前記積層コアの軸方向中央より上側に位置する上連結部と、
    前記積層コアの軸方向中央より下側に位置する下連結部と、
    を含み、
    前記上連結部と前記下連結部との間に、磁気的空隙が介在するロータ。
  13. 請求項12に記載のロータにおいて、
    前記積層コアおよび前記マグネットの軸方向両端面と、前記マグネットの径方向外側の面とを覆い、さらに、前記磁気的空隙を満たす樹脂部をさらに有するロータ。
  14. インナロータ型のモータに用いられるロータであって、
    上下に延びる中心軸の周囲に、周方向に配列された複数のマグネットと、
    複数の薄板コアが軸方向に積層された積層コアと、
    前記積層コアの軸方向の両端面および前記マグネットの径方向外側の面を覆う樹脂部と、
    を有し、
    前記積層コアは、
    前記マグネットより径方向内側において、軸方向に筒状に延びる内コア部と、
    前記内コア部より径方向外側において、周方向に配列された複数の外コア部と、
    を有し、
    複数の前記外コア部と、複数の前記マグネットとが、周方向に交互に配列され、
    前記マグネットは、磁極面である一対の周方向端面を有し、
    複数の前記マグネットの同極の磁極面同士が、周方向に対向し、
    前記内コア部と、複数の前記外コア部とが、前記樹脂部により連結され、
    前記内コア部は、
    隣り合う前記外コア部の周方向の間において、径方向外側へ突出する複数の突出部と、
    前記突出部または前記突出部の径方向内側に位置し、複数の前記薄板コアを固定する内コアかしめ部と、
    を有し、
    複数の前記外コア部は、それぞれ、複数の前記薄板コアを固定する外コアかしめ部を有するロータ。
  15. 静止部と、
    前記静止部に対して回転可能に支持される回転部と、
    を備え、
    前記回転部は、
    請求項1から請求項14までのいずれかに記載のロータと、
    前記ロータの内側に挿入されたシャフトと、
    を有し、
    前記静止部は、
    前記シャフトを回転可能に支持する軸受部と、
    前記ロータの径方向外側に配置された電機子と、
    を有するモータ。
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