JP2020191696A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率の向上が図られた回転電機を提供する。【解決手段】 IPMモータ1では、軟磁性粉の圧粉成形体で構成された端面部18が、積層鋼板で構成された本体部17の電気抵抗率より高い電気抵抗率を有するため、端面部18の電気抵抗率が本体部17の電気抵抗率と同じである場合に比べて、端面部18における渦電流の発生が抑制されている。そのため、IPMモータ1では、渦電流損に起因する効率低下が抑えられており、効率向上が実現されている。【選択図】図4

Description

本発明は、回転電機に関する。
従来より、回転電機として、インナーロータ型モータの一種であり、ロータ内部に永久磁石が埋め込まれたIPMモータが知られている(たとえば下記特許文献1)。
特開2000−134842号公報
上述したIPMモータでは、ロータの軸線方向に関して、ステータにコイルが巻回されることから、ロータ端部近傍にデッドスペースが出来やすい。そこで、モータ特性の向上を図るため、ロータの長さがステータの長さよりも長くなるように設計してロータ端面がステータ端面から突出する構成とすることが考えられる。このような構成においては、ロータの端面部に、ロータ端面に対して垂直な成分を有する磁束が生じやすく、そのような磁束が変動することでロータの端面部に渦電流が生じる。その結果、渦電流損によるモータ効率の低下が招かれ得る。
発明者らは、鋭意研究の末、ロータの端面部をステータ端面から突出する構成において、モータ効率の向上を図ることができる技術を新たに見出した。
本発明は、効率の向上が図られた回転電機を提供することを目的とする。
本発明の一形態に係る回転電機は、所定の軸線周りに回転可能なロータとステータとを備え、ロータおよびステータの一方が複数の永久磁石が取り付けられる磁石保持部を有し、他方が複数のコイルが取り付けられるコイル保持部を有する回転電機であって、各永久磁石が、ロータの軸線方向に関し、磁石保持部の全長に亘って延在しており、ロータの軸線方向に関して、磁石保持部の端面がコイル保持部の端面から突出しており、磁石保持部が、各永久磁石を保持する本体部と、各永久磁石が露出する磁石保持部の端面を構成する端面部とを有し、ロータの軸線方向から見て、端面部のうちの少なくとも永久磁石とロータ−ステータ間のエアギャップとの間の第1部分が、本体部の電気抵抗率より高い電気抵抗率を有する。
上記回転電機においては、磁石保持部の端面部の少なくとも第1部分(すなわち、永久磁石とロータ−ステータ間のエアギャップとの間の部分)が本体部の電気抵抗率より高い電気抵抗率を有するため、端面部の第1部分の電気抵抗率が本体部の電気抵抗率と同じである場合に比べて、端面部において渦電流が発生する事態が抑制されている。そのため、上記回転電機では、渦電流損に起因する効率低下が抑えられており、効率向上を図ることができる。
他の形態に係る回転電機は、磁石保持部の本体部が、ロータの軸線方向において複数のケイ素鋼板が積層された積層鋼板で構成されており、端面部の少なくとも第1部分が、軟磁性粉の圧粉成形体で構成されている。
他の形態に係る回転電機は、磁石保持部の端面部全体が圧粉成形体で構成されている。
本発明によれば、効率の向上が図られた回転電機が提供される。
一実施形態に係るIPMモータを示した概略平面図である。 図1に示したIPMモータのII−II線断面図である。 図1に示したIPMモータの要部の概略斜視図である。 図3に示したIPMモータの要部の側面図である。 図3に示したIPMモータの要部の平面図である。 異なる態様のIPMモータの要部を示した平面図である。
以下、図面を参照して種々の実施形態および実施例について説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
以下に示す実施形態では、回転電機として、モータ(より詳しくはIPMモータ)を例に説明する。図1に、実施形態に係るIPMモータ1を示す。図1は、軸線Xの方向から見たIPMモータ1の平面図を示している。IPMモータ1は、ロータ10とステータ20とを有し、ステータ20の内側にロータ10が位置するインナーロータ型のモータである。IPMモータ1は、8極12スロットの構成を有する。
ロータ10は、シャフト12とロータコア14(磁石保持部)とを備えて構成されている。
シャフト12は、円柱状の形状を有し、図1の紙面に垂直な方向に延びている。シャフト12は、たとえばステンレス等によって構成されている。
ロータコア14は、円筒状の形状を有し、内側に軸孔14aを有する。シャフト12は、ロータコア14の軸孔14aに嵌め込まれており、ロータコア14とシャフト12とは軸線X周りに一体的に回転する。本実施形態では、ロータコア14は、外径が85mmであり、内径が158.4mmである。また、ロータコア14の幅W1(すなわち、軸線Xの方向に関する長さ)は、51.6mmである。
図1および図2に示すように、ロータコア14には、複数の永久磁石30が取り付けられている。複数の永久磁石30は、同じ材料で構成された永久磁石とすることができる。本実施形態では、各永久磁石30は、希土類系永久磁石で構成されており、たとえばネオジム系焼結磁石である。各永久磁石30は、ネオジム系以外の焼結磁石であってもよく、焼結磁石以外の磁石(たとえばボンド磁石や熱間加工磁石等)であってもよい。
各永久磁石30は、ロータ10の軸線Xに対して平行に延びる磁石用孔16に収容されている。磁石用孔16の内側寸法は、後述する永久磁石30の外形寸法よりわずかに大きく設計されている。そのため、永久磁石30は、磁石用孔16内において位置や姿勢が変わらない。
本実施形態では、ロータ10は、同一形状の8個の永久磁石30を備えており、8個の永久磁石30は、永久磁石30の対が軸線Xに関して均等な角度間隔で配置されている。永久磁石30はいずれも、軸線Xの方向から見て、アーチ状(またはC字状)の端面形状および断面形状を有しており、その内弧側がロータコア14の外周面14bを向くように配置されている。永久磁石30は、いずれもラジアル配向されており、内弧側にN極を有するN極磁石30Aと内弧側にS極を有する極磁石30Bとが軸線X周りに交互に配置されている。本実施形態では、永久磁石30は、ロータコア14の外周面14bに露出しておらず、外周面14bからわずかに内側に入り込んでいる。本実施形態において、永久磁石30は、外弧の曲率半径35mm、内弧の曲率半径28.7mm、開き角100°の断面形状を有する。
永久磁石30は、その延在方向がロータ10の軸線Xと平行になるようにロータコア14の磁石用孔16内に配置される。図2に示すように、磁石用孔16および永久磁石30は、軸線Xの方向に関し、ロータコア14の全長に亘って延在している。永久磁石30の延在方向に関する長さは、ロータコア14の幅W1と実質的に同一であり、本実施形態では51.6mmである。
ステータ20は、ロータ10の外周を囲むように設けられた円筒状のステータコア21(コイル保持部)を備えている。ロータ10とステータ20との間には、均一幅のエアギャップG(一例として0.8mm幅)が設けられている。ステータコア21の内周側には、複数(本実施形態では12個)のコイル22が配置されている。複数のコイル22は、ロータ10の軸線Xに関して均等な角度間隔で配置されている。図示しないインバータ回路等から複数のコイル22に3相交流電圧が印加されると、ステータコア21の内周側に回転磁界が発生する。本実施形態では、ステータコア21は、外径が250mmであり、内径が160mmである。また、ステータコア21の幅W2(すなわち、軸線Xの方向に関する長さ)は、47.6mmである。
図3〜5に示すように、ロータコア14は、各永久磁石30を保持する本体部17と、各永久磁石30の端面30aが露出するロータコアの端面14c、14dを構成する端面部18とを有する。
本体部17は、軸線Xの方向において複数の鋼板19が積層された積層鋼板で構成されている。各鋼板19の厚さは、たとえば0.2〜0.5mmである。鋼板19には、ケイ素鋼板が採用され得る。本体部17がケイ素鋼板の積層鋼板で構成されている場合には、本体部17は5.6×10−7Ωm程度の電気抵抗率を有する。
端面部18は、軟磁性粉の圧粉成形体で構成されている。圧粉成形体の軟磁性粉として、FeSi粉等の純鉄系磁性粉を採用することができる。圧粉成形体の軟磁性粉の平均粒径(d50)は、たとえば20〜100μmである。圧粉成形体は、軟磁性粉を結着することで得られ、結着には樹脂等の結着剤を用いることができる。圧粉成形体は、軟磁性粉を用いた熱間成形によって得ることができる。端面部18がFeSi粉の圧粉成形体で構成されている場合には、端面部18は300Ωm程度の電気抵抗率を有する。
ここで、IPMモータ1においては、ロータコア14の幅W1を拡げることにより、ロータコア14の磁性材料の体積が拡大しており、モータ特性の向上が図られている。また、ロータコア14の幅W1を拡げた結果として、ロータコア14の幅W1がステータコア21の幅W2より広くなっており、軸線Xの方向に関し、ロータコア14の両端面14c、14dがステータコア21の端面21a、21bから2mm突出している。
発明者らは、上記構成では、ロータコア14の端面部18に、ロータコア端面に対して垂直な成分(すなわち、軸線Xに平行な成分)を有する磁束が生じやすいとの知見を得た。これは、ステータコア21の端面21a、21bよりも突出した部分の永久磁石30からステータコア21に向かう磁束の向きが、鋼板19に平行な方向(すなわち、軸線Xに対して垂直な方向)に対して傾くためであると考えられる。そのため、ロータコア14の端面部18では、ロータコア端面14cに対して垂直な成分を有する磁束が変動することで、渦電流が生じやすくなっている。特に、軸線Xの方向から見て、永久磁石30とロータ−ステータ間のエアギャップGとの間の第1部分18aに渦電流が生じやすい。ロータコア14に渦電流が生じた場合には、渦電流損によるモータ効率の低下が招かれ得る。
上述したIPMモータ1では、ロータコア14において、軟磁性粉の圧粉成形体で構成された端面部18が、積層鋼板で構成された本体部17の電気抵抗率より高い電気抵抗率を有するため、端面部18の電気抵抗率が本体部17の電気抵抗率と同じである場合(たとえば、ロータコア14全体が積層鋼板で構成された場合)に比べて、端面部18における渦電流の発生が抑制されている。そのため、IPMモータ1では、渦電流損に起因する効率低下が抑えられており、効率向上が実現されている。
上述したIPMモータ1のように、端面部18(厚さ4mm)が圧粉成形体で構成されたIPMモータについて、市販の磁場解析用の有限要素法ソフトを用いて渦電流損を計算したところ、回転数1500rpmの時の渦電流損が0.1Wよりもはるかに小さい値であり、無視できるレベルであることが確認できた。一方、上述したIPMモータ1とは端面部18(厚さ4mm)が積層鋼板で構成された点のみ異なる構成のIPMモータについても、同じ有限要素法ソフトを用いて渦電流損を計算したところ、回転数1500rpmの時の渦電流損が17.7Wであった。
なお、図6のように、渦電流が生じやすい永久磁石30とロータ−ステータ間のエアギャップGとの間の第1部分18aの端面部18のみが、軟磁性粉の圧粉成形体で構成された態様であってもよい。
また、ロータコア14の両端面14c、14dを構成する端面部18のいずれも、軟磁性粉の圧粉成形体で構成することができる。ロータコア14の両端面14c、14dを構成する端面部18の一方のみを、軟磁性粉の圧粉成形体で構成することもできる。ロータコア14の両端面14c、14dを構成する端面部18のいずれも、軟磁性粉の圧粉成形体で構成することで、渦電流損に起因する効率低下をより抑制することができる。
IPMモータ1は、図3、4に示すように、ロータコア14同様、ステータコア21も、各コイル22を保持する本体部23と、ステータコア21の端面21a、21bを構成する端面部24とを有する。
ステータコア21の本体部23は、ロータコア14の本体部17同様、軸線Xの方向において複数の鋼板25が積層された積層鋼板で構成されている。各鋼板25の厚さは、たとえば0.2〜0.5mmである。鋼板25には、ケイ素鋼板が採用され得る。本体部23がケイ素鋼板の積層鋼板で構成されている場合には、本体部23は5.6×10−7Ωm程度の電気抵抗率を有する。
ステータコア21の端面部24は、ロータコア14の端面部24同様、軟磁性粉の圧粉成形体で構成されている。圧粉成形体の軟磁性粉として、FeSi粉等の純鉄系磁性粉を採用することができる。圧粉成形体の軟磁性粉の平均粒径(d50)は、たとえば20〜100μmである。圧粉成形体は、軟磁性粉を結着することで得られ、結着には樹脂等の結着剤を用いることができる。圧粉成形体は、軟磁性粉を用いた熱間成形によって得ることができる。端面部24がFeSi粉の圧粉成形体で構成されている場合には、端面部24は300Ωm程度の電気抵抗率を有する。
上述したIPMモータ1では、ロータコア14の端面部18だけでなく、ステータコア21の端面部24にも、ステータコア端面に対して垂直な成分(すなわち、軸線Xに平行な成分)を有する磁束が生じやすく、ステータコア21の端面部24に渦電流が生じやすくなっている。ステータコア21に渦電流が生じた場合には、渦電流損によるモータ効率の低下が招かれ得る。
上述したIPMモータ1では、ステータコア21において、軟磁性粉の圧粉成形体で構成された端面部24が、積層鋼板で構成された本体部23の電気抵抗率より高い電気抵抗率を有するため、端面部24の電気抵抗率が本体部23の電気抵抗率と同じである場合(たとえば、ステータコア21全体が積層鋼板で構成された場合)に比べて、端面部24における渦電流の発生が抑制されている。そのため、IPMモータ1では、渦電流損に起因する効率低下が抑えられており、効率向上が実現されている。
以上において説明したとおり、IPMモータ1では、ロータコア14が本体部17の電気抵抗率より高い電気抵抗率を有する端面部18を有し、かつ、ステータコア21が本体部23の電気抵抗率より高い電気抵抗率を有する端面部24を有するため、ロータコア14とステータコア21の両方において、渦電流損に起因する効率低下が抑制されている。ただし、ロータコア14のみが本体部17の電気抵抗率より高い電気抵抗率を有する端面部18を有する態様や、ステータコア21のみが本体部23の電気抵抗率より高い電気抵抗率を有する端面部24を有する態様であってもよい。
本発明に係るロータは、上述した実施形態に限らず、様々に変形することができる。
たとえば、上述した実施形態においては、たとえば、IPMモータの極数やスロット数は、適宜増減することができる。また、永久磁石での端面形状および断面形状は、アーチ状に限らず、V字状等であってもよく、軸線Xの方向から見て複数に分割された形状であってもよい。上述した実施形態では、回転電機の一種であるモータ(電動機)について説明したが、本発明は回転電機の一種である発電機にも適用することができる。
1…IPMモータ、10…ロータ、14…ロータコア、17…本体部、18…第1部分、20…ステータ、21…ステータコア、22…コイル、30、30A、30B…永久磁石。

Claims (3)

  1. 所定の軸線周りに回転可能なロータとステータとを備え、前記ロータおよび前記ステータの一方が複数の永久磁石が取り付けられる磁石保持部を有し、他方が複数のコイルが取り付けられるコイル保持部を有する回転電機であって、
    前記各永久磁石が、前記ロータの軸線方向に関し、前記磁石保持部の全長に亘って延在しており、
    前記ロータの軸線方向に関して、前記磁石保持部の端面が前記コイル保持部の端面から突出しており、
    前記磁石保持部が、前記各永久磁石を保持する本体部と、前記各永久磁石が露出する前記磁石保持部の端面を構成する端面部とを有し、
    前記ロータの軸線方向から見て、前記端面部のうちの少なくとも前記永久磁石とロータ−ステータ間のエアギャップとの間の第1部分が、前記本体部の電気抵抗率より高い電気抵抗率を有する、回転電機。
  2. 前記磁石保持部の本体部が、前記ロータの軸線方向において複数のケイ素鋼板が積層された積層鋼板で構成されており、
    前記端面部の少なくとも前記第1部分が、軟磁性粉の圧粉成形体で構成されている、請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記磁石保持部の前記端面部全体が前記圧粉成形体で構成されている、請求項2に記載の回転電機。

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