JP2013158194A - 電機子およびモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】一対の樹脂部材を嵌合して構成されるインシュレータの製造性を向上させる。
【解決手段】この電機子のインシュレータ42Aは、上樹脂部材421Aおよび下樹脂部材422Aを有する。上樹脂部材および下樹脂部材は、薄肉部64A,84Aを有し、軸方向位置は、少なくとも部分的に重なるとともに、薄肉部から突出するリブ65A,85Aを有する。当該リブにより、各薄肉部の強度が向上する。したがって、上樹脂部材と下樹脂部材とを嵌め合わせるときに、両部材の薄肉部が損傷しにくい。また、成型時における溶融樹脂の流路が、リブを成型するための空間によって、拡大される。したがって、各薄肉部が精度よく成型される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電機子およびモータに関する。
モータに使用される電機子の例として、特開2003−79080号公報には、ステータコア、コイル、および絶縁部材を備えたステータが、記載されている。当該公報では、ステータコアの各磁極ティースとコイルとの間に、筒状の絶縁部材が配置されている(請求項1)。また、当該公報の絶縁部材は、相互に連結される2つの絶縁部材片からなる(請求項3)。また、当該公報では、2つの絶縁部材片は、端部を相互に重ね合わせるようにして、嵌合されている(段落0024,図3)。
特開2003−79080号公報
しかしながら、特開2003−79080号公報では、2つの絶縁部材片の嵌合部が、絶縁部材の最も厚肉な厚肉部となる(段落0024,図3)。このような構造では、絶縁部材の厚肉部によって、コイルを配置するためのスペースが、狭められる。モータのサイズを抑えつつ、コイルの巻数を増加させるためには、2つの絶縁部材の重なる部分の厚みを抑制することが、好ましい。
ただし、各絶縁部材の端部の厚みを単純に薄くしただけでは、各絶縁部材の端部の強度を確保することが困難である。各絶縁部材の端部の強度が低下すると、2つの絶縁部材を嵌め合わせるときに、端部同士が接触するなどして、絶縁部材が損傷する虞がある。また、各絶縁部材の端部の厚みを薄くすると、樹脂成型時の流路が狭くなる。このため、成型精度の低下も懸念される。
本発明の目的は、一対の樹脂部材を嵌め合わることにより構成されるインシュレータにおいて、樹脂部材の損傷と成型精度の低下との双方を抑制できる構造を、提供することである。
本願の例示的な第1発明は、上下に延びる中心軸を中心として環状に配置されたコアバックと、前記コアバックから径方向内側または径方向外側へ延びる複数のティースと、前記ティースを覆うインシュレータと、前記インシュレータに巻かれた導線により構成されるコイルと、を有し、前記インシュレータは、上樹脂部材および下樹脂部材を有し、前記上樹脂部材は、前記ティースの上面を覆う天板部と、前記天板部の周方向の両端部から下方へ広がり、前記ティースの周方向の両側面の上部領域を覆う一対の上側壁部と、前記上側壁部の下端部からさらに下方へ広がり、前記上側壁部より周方向の厚みが薄い一対の第1上薄肉部と、第1上リブと、を有し、前記下樹脂部材は、前記ティースの下面を覆う底板部と、前記底板部の周方向の両端部から上方へ広がり、前記ティースの周方向の両側面の下部領域を覆う一対の下側壁部と、前記下側壁部の上端部からさらに上方へ広がり、前記下側壁部より周方向の厚みが薄い一対の第1下薄肉部と、第1下リブと、を有し、前記第1上薄肉部および前記第1上リブの軸方向位置と、前記第1下薄肉部および前記第1下リブの軸方向位置とが、少なくとも部分的に重なり、前記第1上リブは、前記第1上薄肉部の表面から、前記第1下薄肉部側へ向けて、周方向に突出し、前記第1下リブは、前記第1下薄肉部の表面から、前記第1上薄肉部側へ向けて、周方向に突出し、前記第1上薄肉部の周方向の厚みと、前記第1上薄肉部および前記第1上リブの全体の周方向の厚みとが、下方へ向かうにつれて薄くなるか、または、一定であり、前記第1下薄肉部の周方向の厚みと、前記第1下薄肉部および前記第1下リブの全体の周方向の厚みとが、上方へ向かうにつれて薄くなるか、または、一定であり、前記第1上リブの径方向の幅が、下方へ向かうにつれて小さくなるか、または、一定であり、前記第1下リブの径方向の幅が、上方へ向かうにつれて小さくなるか、または、一定である電機子である。
本願の例示的な第1発明によれば、第1上リブにより、第1上薄肉部の強度が向上する。また、第1下リブにより、第1下薄肉部の強度が向上する。したがって、上樹脂部材と下樹脂部材とを嵌め合わせるときに、第1上薄肉部および第1下薄肉部が損傷しにくい。また、成型時における溶融樹脂の流路が、リブを成型するための空間によって、拡大される。したがって、各薄肉部が精度よく成型される。
図1は、第1実施形態に係る電機子の部分側面図である。 図2は、第2実施形態に係るモータの縦断面図である。 図3は、第2実施形態に係るティースおよびインシュレータの側面図である。 図4は、第2実施形態に係るティース、上樹脂部材、および下樹脂部材の分解図である。 図5は、第2実施形態に係るティース、上樹脂部材、および下樹脂部材の分解図である。 図6は、第2実施形態に係る上樹脂部材の斜視図である。 図7は、第2実施形態に係るステータコアおよびインシュレータの部分斜視図である。 図8は、第2実施形態に係るティースおよびインシュレータの縦断面図である。 図9は、変形例に係る上樹脂部材および下樹脂部材の部分縦断面図である。 図10は、変形例に係る上樹脂部材および下樹脂部材の部分分解斜視図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、本願では、モータの中心軸と平行な方向を「軸方向」、モータの中心軸に直交する方向を「径方向」、モータの中心軸を中心とする円弧に沿う方向を「周方向」、とそれぞれ称する。また、本願では、軸方向を上下方向とし、インシュレータの底板部に対して天板部側を「上」として、各部の形状や位置関係を説明する。ただし、これは、あくまで説明の便宜のために上下を定義したものであって、本発明に係る電機子およびモータの、使用時の向きを限定するものではない。
<1.第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る電機子23Aの一部分を、径方向内側から見た図である。図1に示すように、電機子23Aは、コアバック51A、複数のティース52A、インシュレータ42A、およびコイル43Aを有する。
コアバック51Aは、中心軸を中心として、環状に配置される。複数のティース52Aは、コアバック51Aから径方向内側へ向けて、延びる。なお、複数のティース52Aは、コアバック51Aから径方向外側へ向けて、延びていてもよい。各ティース52Aの上面、下面、および周方向の側面は、インシュレータ42Aに覆われる。コイル43Aは、インシュレータ42Aに巻かれた導線により、構成される。
インシュレータ42Aは、上樹脂部材421Aおよび下樹脂部材422Aを有する。
上樹脂部材421Aは、天板部61A、一対の上側壁部63A、および一対の第1上薄肉部64Aを有する。ティース52Aの上面は、天板部61Aに覆われている。上側壁部63Aは、天板部61Aの周方向の両端部から、下方へ広がっている。ティース52Aの周方向の両側面の上部領域は、上側壁部63Aに覆われている。一対の第1上薄肉部64Aは、上側壁部63Aの下端部から、さらに下方へ広がっている。第1上薄肉部64Aの周方向の厚みは、上側壁部63Aの周方向の厚みより、薄い。
下樹脂部材422Aは、底板部81A、一対の下側壁部83A、および一対の第1下薄肉部84Aを有する。ティース52Aの下面は、底板部81Aに覆われている。下側壁部83Aは、底板部81Aの周方向の両端部から、上方へ広がっている。ティース52Aの周方向の両側面の下部領域は、下側壁部83Aに覆われている。一対の第1下薄肉部84Aは、下側壁部83Aの上端部から、さらに上方へ広がっている。第1下薄肉部84Aの周方向の厚みは、下側壁部83Aの周方向の厚みより、薄い。
また、上樹脂部材421Aは、第1上リブ65Aをさらに有する。第1上リブ65Aは、第1上薄肉部64Aの表面から、第1下薄肉部84A側へ向けて、周方向に突出している。また、下樹脂部材422Aは、第1下リブ85Aをさらに有する。第1下リブ85Aは、第1下薄肉部84Aの表面から、第1上薄肉部64A側へ向けて、周方向に突出している。第1上薄肉部64Aおよび第1上リブ65Aの軸方向位置と、第1下薄肉部84Aおよび第1下リブ85Aの軸方向位置とは、少なくとも部分的に、重なっている。
第1上リブ65Aは、第1上薄肉部64Aの強度を向上させる。また、第1下リブ85Aは、第1下薄肉部84Aの強度を向上させる。したがって、上樹脂部材421Aと下樹脂部材422Aとを嵌め合わせるときに、両部材が接触したとしても、第1上薄肉部64Aおよび第1下薄肉部84Aの損傷が生じにくい。また、成型時における溶融樹脂の流路が、リブ65A,85Aを成型するための空間によって、拡大される。したがって、各薄肉部64A,84Aが精度よく成型される。
さらに、第1上リブ65Aは、成型時において、第1上薄肉部64Aの収縮による反りを抑制できる。同様に、第1下リブ85Aは、成型時において、第1下薄肉部84Aの収縮による反りを抑制できる。第1上薄肉部64Aおよび第1下薄肉部84Aの反りの発生が抑制されれば、上樹脂部材421Aと下樹脂部材422Aとを嵌め合わせる際に、そもそも第1上薄肉部64Aと第1下薄肉部84Aとが接触すること自体を、抑制できる。
なお、第1上薄肉部64Aの周方向の厚みと、第1上薄肉部64Aおよび第1上リブ65Aの全体の周方向の厚みとは、下方へ向かうにつれて薄くなっていてもよく、一定であってもよい。また、第1下薄肉部84Aの周方向の厚みと、第1下薄肉部84Aおよび第1下リブ85Aの全体の周方向の厚みとは、上方へ向かうにつれて薄くなっていてもよく、一定であってもよい。また、第1上リブ65Aの径方向の幅は、下方へ向かうにつれて小さくなっていてもよく、一定であってもよい。また、第1下リブ85Aの径方向の幅は、上方へ向かうにつれて小さくなっていてもよく、一定であってもよい。
<2.第2実施形態>
続いて、本発明の第2実施形態について、説明する。
<2−1.モータの全体構成>
図2は、第2実施形態に係るモータ1の縦断面図である。本実施形態のモータ1は、例えば、自動車に搭載され、パワーステアリングの駆動力を発生させるために使用される。ただし、本発明のモータは、パワーステアリング以外の用途に使用されるものであってもよい。例えば、本発明のモータは、自動車の他の部位、例えばエンジン冷却用ファンの駆動源として、使用されるものであってもよい。また、本発明のモータは、家電製品、OA機器、医療機器等に搭載され、各種の駆動力を発生させるものであってもよい。
図2に示すように、モータ1は、静止部2と回転部3とを有する。静止部2は、駆動対象となる装置の枠体に固定される。回転部3は、静止部2に対して、回転可能に支持される。
本実施形態の静止部2は、ハウジング21、蓋部22、電機子23、下軸受部24、および上軸受部25を有する。
ハウジング21は、略円筒状の側壁211と、側壁211の下部を塞ぐ底部212と、を有する。蓋部22は、ハウジング21の上部の開口を覆っている。電機子23、後述するロータコア32、および後述する複数のマグネット33は、ハウジング21と蓋部22とに囲まれた内部空間に、収容されている。ハウジング21の底部212の中央には、下軸受部24を配置するための凹部213が、設けられている。また、蓋部22の中央には、上軸受部25を配置するための円孔221が、設けられている。
電機子23は、ステータコア41、インシュレータ42、およびコイル43を有する。ステータコア41は、積層鋼板により形成される。積層鋼板は、磁性体である複数の電磁鋼板が、軸方向に積層されたものである。ステータコア41は、コアバック51と、複数のティース52とを有する。コアバック51は、中心軸9を中心として円環状に配置される。コアバック51の外周面は、ハウジング21の側壁211の内周面に、固定されている。各ティース52は、コアバック51から径方向内側へ向けて延びている。また、複数のティース52は、周方向に略等間隔に配列されている。
インシュレータ42は、上樹脂部材421と下樹脂部材422とを有する。上樹脂部材421および下樹脂部材422は、それぞれ、絶縁体である樹脂により形成される。また、上樹脂部材421および下樹脂部材422は、各ティース52に取り付けられている。各ティース52の上面、下面、および周方向の両側面は、上樹脂部材421および下樹脂部材422に覆われている。コイル43は、インシュレータ42の周囲に巻かれた導線により、構成される。インシュレータ42は、ティース52とコイル43との間に介在することによって、ティース52とコイル43とが電気的に短絡することを、防止する。
下軸受部24および上軸受部25は、ハウジング21および蓋部22と、回転部3側のシャフト31との間に配置されている。本実施形態の下軸受部24および上軸受部25には、球体を介して外輪と内輪とを相対回転させるボールベアリングが、使用されている。ただし、ボールベアリングに代えて、すべり軸受や流体軸受等の他方式の軸受が、使用されていてもよい。
下軸受部24の外輪241は、ハウジング21の凹部213内に配置されて、ハウジング21に固定されている。また、上軸受部25の外輪251は、蓋部22の円孔221内に配置されて、蓋部22に固定されている。一方、下軸受部24および上軸受部25の内輪242,252は、シャフト31に固定されている。これにより、シャフト31は、ハウジング21および蓋部22に対して、回転可能に支持される。
本実施形態の回転部3は、シャフト31、ロータコア32、および複数のマグネット33を有する。
シャフト31は、中心軸9に沿って延びる柱状の金属部材である。シャフト31は、上述した下軸受部24および上軸受部25に支持されつつ、中心軸9を中心として回転する。また、シャフト31は、蓋部22より上方に突出した頭部311を有する。頭部311は、ギア等の動力伝達機構を介して、自動車の操舵装置等に連結される。
ロータコア32および複数のマグネット33は、電機子23の径方向内側に配置されて、シャフト31とともに回転する。ロータコア32は、シャフト31に固定された、略円筒状の部材である。複数のマグネット33は、ロータコア32の外周面に、例えば接着剤で、固定される。各マグネット33の径方向外側の面は、ティース52の径方向内側の端面に対向する磁極面となっている。複数のマグネット33は、N極の磁極面とS極の磁極面とが交互に並ぶように、周方向に等間隔に配列されている。
なお、複数のマグネット33に代えて、N極とS極とが周方向に交互に着磁された1つの円環状のマグネットが、使用されていてもよい。
電機子23と、複数のマグネット33とは、中心軸9を中心として相対回転可能に支持される。電機子23のコイル43に駆動電流を与えると、ステータコア41の複数のティース52に、径方向の磁束が生じる。そして、ティース52とマグネット33との間の磁束の作用により、周方向のトルクが発生する。その結果、静止部2に対して回転部3が、中心軸9を中心として回転する。
<2−2.インシュレータについて>
続いて、インシュレータ42のより詳細な構造について、説明する。図3は、周方向の側方から見た、ティース52およびインシュレータ42の側面図である。図4は、周方向の側方から見た、ティース52、上樹脂部材421、および下樹脂部材422の分解図である。図5は、径方向内側から見た、ティース52、上樹脂部材421、および下樹脂部材422の分解図である。
図3〜図5に示すように、各ティース52の径方向内側の先端部521は、周方向両側に広がっている。すなわち、先端部521の周方向の幅は、ティース52の他の部位の周方向の幅より、大きくなっている。先端部521の径方向内側の面は、マグネット33と径方向に対向する。また、図3中に二点鎖線で示したように、コイル43は、コアバック51より径方向内側、かつ、ティース52の先端部521より径方向外側に、配置される。
図6は、上樹脂部材421の斜視図である。図3〜図6に示すように、上樹脂部材421は、第1天板部61、第2天板部62、一対の上側壁部63、一対の第1上薄肉部64、複数の第1上リブ65、上外壁部66、一対の第2上薄肉部67、複数の第2上リブ68、上内壁部69、一対の第3上薄肉部70、および複数の第3上リブ71を有する。
第1天板部61は、ティース52の上方に位置する。第1天板部61は、一対の上側壁部63の上端部を、周方向に繋いでいる。ティース52の上面は、第1天板部61に覆われている。第2天板部62は、コアバック51の上方に位置する。第2天板部62は、上外壁部66の上端部から、径方向外側へ向けて広がっている。コアバック51の上面は、第2天板部62に覆われている。
一対の上側壁部63は、第1天板部61の周方向の両端部から、下方へ向けて広がっている。ティース52の周方向の両側面の上部領域は、それぞれ、上側壁部63に覆われている。一対の第1上薄肉部64は、一対の上側壁部63のそれぞれの下端部から、さらに下方へ広がっている。第1上薄肉部64の周方向の厚みは、上側壁部63の周方向の厚みより、薄い。また、第1上薄肉部64の周方向の厚みは、下方へ向かうにつれて、より薄くなっている。
複数の第1上リブ65は、第1上薄肉部64の表面から、後述する第1下薄肉部84側へ向けて、周方向に突出している。複数の第1上リブ65は、径方向に略等間隔に配列されている。また、各第1上リブ65は、第1上薄肉部64の上端部の高さ位置から、第1上薄肉部64の下端部の高さ位置まで、軸方向に延びている。第1上リブ65は、第1上薄肉部64の剛性を向上させる。特に、第1上薄肉部64の周方向の変形に対する強度が、第1上リブ65によって、高められる。
上外壁部66は、第2天板部62の径方向内側の端部から、下方へ向けて広がっている。コアバック51の径方向内側の面の上部領域は、上外壁部66に覆われている。一対の第2上薄肉部67は、上外壁部66の下端部から、さらに下方へ広がっている。第2上薄肉部67の径方向の厚みは、上外壁部66の径方向の厚みより、薄い。また、第2上薄肉部67の径方向の厚みは、下方へ向かうにつれて、より薄くなっている。
複数の第2上リブ68は、第2上薄肉部67の表面から、後述する第2下薄肉部87側へ向けて、径方向に突出している。複数の第2上リブ68は、周方向に略等間隔に配列されている。また、各第2上リブ68は、第2上薄肉部67の上端部の高さ位置から、第2上薄肉部67の下端部の高さ位置まで、軸方向に延びている。第2上リブ68は、第2上薄肉部67の剛性を向上させる。特に、第2上薄肉部67の径方向の変形に対する強度が、第2上リブ68によって、高められる。
上内壁部69は、上側壁部63の径方向内側の端部から、周方向に広がっている。ティース52の先端部521の径方向外側の面の上部領域は、上内壁部69に覆われている。一対の第3上薄肉部70は、上内壁部69の下端部から、さらに下方へ広がっている。第3上薄肉部70の径方向の厚みは、上内壁部69の径方向の厚みより、薄い。また、第3上薄肉部70の径方向の厚みは、下方へ向かうにつれて、より薄くなっている。
複数の第3上リブ71は、第3上薄肉部70の表面から、後述する第3下薄肉部90側へ向けて、径方向に突出している。複数の第3上リブ71は、周方向に略等間隔に配列されている。また、各第3上リブ71は、第3上薄肉部70の上端部の高さ位置から、第3上薄肉部70の下端部の高さ位置まで、軸方向に延びている。第3上リブ71は、第3上薄肉部70の剛性を向上させる。特に、第3上薄肉部70の径方向の変形に対する強度が、第3上リブ71によって、高められる。
図3〜図5に示すように、下樹脂部材422は、第1底板部81、第2底板部82、一対の下側壁部83、一対の第1下薄肉部84、複数の第1下リブ85、下外壁部86、一対の第2下薄肉部87、複数の第2下リブ88、下内壁部89、一対の第3下薄肉部90、および複数の第3下リブ91を有する。
第1底板部81は、ティース52の下方に位置する。第1底板部81は、一対の下側壁部83の下端部を、周方向に繋いでいる。ティース52の下面は、第1底板部81に覆われている。第2底板部82は、コアバック51の下方に位置する。第2底板部82は、下外壁部86の下端部から、径方向外側へ向けて広がっている。コアバック51の下面は、第2底板部82に覆われている。
一対の下側壁部83は、第1底板部81の周方向の両端部から、上方へ向けて広がっている。ティース52の周方向の両側面の下部領域は、それぞれ、下側壁部83に覆われている。一対の第1下薄肉部84は、一対の下側壁部83のそれぞれの上端部から、さらに上方へ広がっている。第1下薄肉部84の周方向の厚みは、下側壁部83の周方向の厚みより、薄い。また、第1下薄肉部84の周方向の厚みは、上方へ向かうにつれて、より薄くなっている。
複数の第1下リブ85は、第1下薄肉部84の表面から、第1上薄肉部64側へ向けて、周方向に突出している。複数の第1下リブ85は、径方向に略等間隔に配列されている。また、各第1下リブ85は、第1下薄肉部84の下端部の高さ位置から、第1下薄肉部84の上端部の高さ位置まで、軸方向に延びている。第1下リブ85は、第1下薄肉部84の剛性を向上させる。特に、第1下薄肉部84の周方向の変形に対する強度が、第1下リブ85によって、高められる。
下外壁部86は、第2底板部82の径方向内側の端部から、上方へ向けて広がっている。コアバック51の径方向内側の面の下部領域は、下外壁部86に覆われている。一対の第2下薄肉部87は、下外壁部86の上端部から、さらに上方へ広がっている。第2下薄肉部87の径方向の厚みは、下外壁部86の径方向の厚みより、薄い。また、第2下薄肉部87の径方向の厚みは、上方へ向かうにつれて、より薄くなっている。
複数の第2下リブ88は、第2下薄肉部87の表面から、第2上薄肉部67側へ向けて、径方向に突出している。複数の第2下リブ88は、周方向に略等間隔に配列されている。また、各第2下リブ88は、第2下薄肉部87の下端部の高さ位置から、第2下薄肉部87の上端部の高さ位置まで、軸方向に延びている。第2下リブ88は、第2下薄肉部87の剛性を向上させる。特に、第2下薄肉部87の径方向の変形に対する強度が、第2下リブ88によって、高められる。
下内壁部89は、下側壁部83の径方向内側の端部から、周方向に広がっている。ティース52の先端部521の径方向外側の面の下部領域は、下内壁部89に覆われている。一対の第3下薄肉部90は、下内壁部89の上端部から、さらに上方へ広がっている。第3下薄肉部90の径方向の厚みは、下内壁部89の径方向の厚みより、薄い。また、第3下薄肉部90の径方向の厚みは、上方へ向かうにつれて、より薄くなっている。
複数の第3下リブ91は、第3下薄肉部90の表面から、第3上薄肉部70側へ向けて、径方向に突出している。複数の第3下リブ91は、周方向に略等間隔に配列されている。また、各第3下リブ91は、第3下薄肉部90の下端部の高さ位置から、第3下薄肉部90の上端部の高さ位置まで、軸方向に延びている。第3下リブ91は、第3下薄肉部90の剛性を向上させる。特に、第3下薄肉部90の径方向の変形に対する強度が、第3下リブ91によって、高められる。
一対の第1上薄肉部64および複数の第1上リブ65の軸方向位置と、一対の第1下薄肉部84および複数の第1下リブ85の軸方向位置とは、少なくとも部分的に重なっている。これにより、ティース52の周方向の側面と、コイル43との接触が、防止されている。また、一対の第2上薄肉部67および複数の第2上リブ68の軸方向位置と、一対の第2下薄肉部87および複数の第2下リブ88の軸方向位置とは、少なくとも部分的に重なっている。これにより、コアバック51とコイル43との接触が、防止されている。
また、一対の第3上薄肉部70および複数の第3上リブ71の軸方向位置と、一対の第3下薄肉部90および複数の第3下リブ91の軸方向位置とは、少なくとも部分的に重なっている。これにより、ティース52の先端部521とコイル43との接触が、防止されている。これらの結果、ステータコア41とコイル43とが、電気的に絶縁されている。
上述の通り、第1上リブ65、第2上リブ68、および第3上リブ71によって、第1上薄肉部64、第2上薄肉部67、および第3上薄肉部70のそれぞれの剛性が、高められている。また、第1下リブ85、第2下リブ88、および第3下リブ91によって、第1下薄肉部84、第2下薄肉部87、および第3下薄肉部90のそれぞれの剛性が、高められている。したがって、上樹脂部材421と下樹脂部材422とを嵌め合わせるときに、両部材が接触したとしても、第1上薄肉部64、第2上薄肉部67、第3上薄肉部70、第1下薄肉部84、第2下薄肉部87、および第3下薄肉部90の損傷が生じにくい。
また、上樹脂部材421および下樹脂部材422は、樹脂の射出成型により得られる。射出成型時には、第1上リブ65、第2上リブ68、第3上リブ71、第1下リブ85、第2下リブ88、および第3下リブ91を成型するための空間によって、溶融樹脂の流路が拡大される。したがって、第1上薄肉部64、第2上薄肉部67、第3上薄肉部70、第1下薄肉部84、第2下薄肉部87、および第3下薄肉部90が、それぞれ精度よく成型される。
加えて、射出成型時には、第1上リブ65、第2上リブ68、第3上リブ71、第1下リブ85、第2下リブ88、および第3下リブ91が、それぞれ、第1上薄肉部64、第2上薄肉部67、第3上薄肉部70、第1下薄肉部84、第2下薄肉部87、および第3下薄肉部90の収縮による反りの発生を、抑制する。これらの反りの発生が抑制されれば、上樹脂部材421と下樹脂部材422とを嵌め合わせる際に、そもそも第1上薄肉部64、第2上薄肉部67、および第3上薄肉部70と、第1下薄肉部84、第2下薄肉部87、および第3下薄肉部90とが、接触すること自体を抑制できる。
また、このインシュレータ42では、第1上リブ65と第1下リブ85とが、周方向に対向しない。第1上リブ65は、第1下薄肉部84と、周方向に対向する。また、第1下リブ85は、第1上薄肉部64と、周方向に対向する。そして、複数の第1上リブ65の周方向位置と、複数の第1下リブ85の周方向位置とが、重なる。すなわち、各第1上リブ65と、各第1下リブ85とが、径方向に隣り合う。これにより、第1上薄肉部64、第1上リブ65,第1下薄肉部84、および第1下リブ85の周方向の厚みが、全体として抑制される。その結果、コイル43を配置するスペースが、広く確保される。
また、このインシュレータ42では、第2上リブ68と第2下リブ88とが、径方向に対向しない。第2上リブ68は、第2下薄肉部87と、径方向に対向する。また、第2下リブ88は、第2上薄肉部67と、径方向に対向する。そして、複数の第2上リブ68の径方向位置と、複数の第2下リブ88の径方向位置とが、重なる。すなわち、各第2上リブ68と、各第2下リブ88とが、周方向に隣り合う。これにより、第2上薄肉部67、第2上リブ68、第2下薄肉部87、および第2下リブ88の径方向の厚みが、全体として抑制される。その結果、コイル43を配置するスペースが、より広く確保される。
また、このインシュレータ42では、第3上リブ71と第3下リブ91とが、径方向に対向しない。第3上リブ71は、第3下薄肉部90と、径方向に対向する。また、第3下リブ91は、第3上薄肉部70と、径方向に対向する。そして、複数の第3上リブ71の径方向位置と、複数の第3下リブ91の径方向位置とが、重なる。すなわち、各第3上リブ71と、各第3下リブ91とが、周方向に隣り合う。これにより、第3上薄肉部70、第3上リブ71、第3下薄肉部90、および第3下リブ91の径方向の厚みが、全体として抑制される。その結果、コイル43を配置するスペースが、より広く確保される。
また、本実施形態の上樹脂部材421は、第1上リブ65、第2上リブ68、および第3上リブ71を、それぞれ複数有する。これにより、第1上薄肉部64、第2上薄肉部67、および第3上薄肉部70のそれぞれの強度のばらつきが、抑制されている。また、各リブ65,68,71を複数有することによって、成型時における溶融樹脂の流路が、より拡大される。したがって、第1上薄肉部64、第2上薄肉部67、および第3上薄肉部70が、より精度よく成型される。
また、本実施形態の下樹脂部材422は、第1下リブ85、第2下リブ88、および第3下リブ91を、それぞれ複数有する。これにより、第1下薄肉部84、第2下薄肉部87、および第3下薄肉部90のそれぞれの強度のばらつきが、抑制されている。また、各リブ85,88,91を複数有することによって、成型時における溶融樹脂の流路が、より拡大される。したがって、第1下薄肉部84、第2下薄肉部87、および第3下薄肉部90が、より精度よく成型される。
また、図4に示すように、複数の第1上リブ65の径方向の間隔d1は、個々の第1下リブ85の径方向の寸法d2より、大きい。また、複数の第1下リブ85の径方向の間隔d3は、個々の第1上リブ65の径方向の寸法d4より、大きい。また、同様に、複数の第2上リブ68の周方向の間隔は、個々の第2下リブ88の周方向の寸法より、大きい。また、複数の第2下リブ88の周方向の間隔は、個々の第2上リブ68の周方向の寸法より、大きい。また、複数の第3上リブ71の周方向の間隔は、個々の第3下リブ91の周方向の寸法より、大きい。また、複数の第3下リブ91の周方向の間隔は、個々の第3上リブ71の周方向の寸法より、大きい。このため、上樹脂部材421と下樹脂部材422とを、干渉し合うことなく嵌め合わせることができる。
第1上薄肉部64および第1下薄肉部84のうち、コイル43に近い薄肉部から突出したリブの径方向の幅は、他方の薄肉部から突出したリブの径方向の幅より、大きいことが好ましい。例えば、図4の例では、寸法d2が寸法d4より大きいことが好ましい。このようにすれば、コイル43に近い薄肉部が、よりティース52側へ倒れにくくなる。したがって、第1上薄肉部64と第1下薄肉部84との接触を、より抑制できる。
同様に、第2上薄肉部67および第2下薄肉部87のうち、コイル43に近い薄肉部から突出したリブの径方向の幅は、他方の薄肉部から突出したリブの径方向の幅より、大きいことが好ましい。また、第3上薄肉部70および第3下薄肉部90のうち、コイル43に近い薄肉部から突出したリブの径方向の幅は、他方の薄肉部から突出したリブの径方向の幅より、大きいことが好ましい。
図7は、ステータコア41およびインシュレータ42の部分斜視図である。図7では、ティース52およびインシュレータ42が、破断されている。また、図8は、ティース52およびインシュレータ42の縦断面図である。図7の破断面および図8の縦断面は、図3中のA−A断面に相当する。また、図8には、第1上薄肉部64、第1上リブ65、第1下薄肉部84、および第1下リブ85の付近が、拡大して示されている。
図7および図8に示すように、本実施形態では、ティース52の周方向の両側に位置する一対の第1上薄肉部64のうちの一方の第1上薄肉部64と、ティース52との間に、ティース52の周方向の両側に位置する一対の第1下薄肉部84のうちの一方の第1下薄肉部84が配置されている。また、ティース52の周方向の両側に位置する一対の第1下薄肉部84のうちの他方の第1下薄肉部84と、ティース52との間に、ティース52の周方向の両側に位置する一対の第1上薄肉部64のうちの他方の第1上薄肉部64が、配置されている。
このようにすれば、上樹脂部材421と下樹脂部材422とを、同一の形状とすることが可能になる。そうすると、共通の金型を使用して、上樹脂部材421と下樹脂部材422とを成型できる。したがって、上樹脂部材421および下樹脂部材422を、より安価に効率よく作製できる。また、各樹脂部材の2つの薄肉部のうちのいずれか1つが、ティース52から離れる。このため、ティース52に対して各樹脂部材を、より容易に嵌め合わせることができる。
各薄肉部および各リブの形状は、射出成形時に、金型から離型させやすい形状であることが、好ましい。例えば、第1上薄肉部64の周方向の厚みと、第1上薄肉部64および第1上リブ65の全体の周方向の厚みとは、下方へ向かうにつれて薄くなるか、または、一定であることが好ましい。また、第1上リブ65の径方向の幅は、下方へ向かうにつれて小さくなるか、または、一定であることが、好ましい。
同様に、第2上薄肉部67の径方向の厚みと、第2上薄肉部67および第2上リブ68の全体の径方向の厚みとは、下方へ向かうにつれて薄くなるか、または、一定であることが好ましい。また、第3上薄肉部70の径方向の厚みと、第3上薄肉部70および第3上リブ71の全体の径方向の厚みとは、下方へ向かうにつれて薄くなるか、または、一定であることが好ましい。また、第2上リブ68および第3上リブ71の周方向の幅は、下方へ向かうにつれて小さくなるか、または、一定であることが、好ましい。
また、第1下薄肉部84の周方向の厚みと、第1下薄肉部84および第1下リブ85の全体の周方向の厚みとは、上方へ向かうにつれて薄くなるか、または、一定であることが好ましい。また、第1下リブ85の径方向の幅は、上方へ向かうにつれて小さくなるか、または、一定であることが好ましい。
また、第2下薄肉部87の径方向の厚みと、第2下薄肉部87および第2下リブ88の全体の径方向の厚みとは、上方へ向かうにつれて薄くなるか、または、一定であることが好ましい。また、第3下薄肉部90の径方向の厚みと、第3下薄肉部90および第3下リブ91の全体の径方向の厚みとは、上方へ向かうにつれて薄くなるか、または、一定であることが好ましい。また、第2下リブ88および第3下リブ91の周方向の幅は、上方へ向かうにつれて小さくなるか、または、一定であることが好ましい。
本実施形態では、各薄肉部の厚みが、先端側へ向かうにつれて薄くなっている。また、各薄肉部および各リブの全体の厚みも、先端側へ向かうにつれて薄くなっている。そして、各上薄肉部および各上リブと、各下薄肉部および各下リブとが、互いに対向する傾斜面を有している。このようにすれば、上樹脂部材421と下樹脂部材422とを、より容易に嵌め合わせることができる。
また、この電機子23では、ティース52の上面と、上樹脂部材421の第1天板部61の下面とが、接触している。したがって、ティース52の上面と第1天板部61との接触部を基準として、ティース52に対する上樹脂部材421の軸方向の位置が決まる。また、ティース52の下面と、下樹脂部材422の第1底板部81の上面とが、接触している。したがって、ティース52の下面と第1底板部81との接触部を基準として、ティース52に対する下樹脂部材422の軸方向の位置が決まる。
また、図8の拡大図に示すように、第1上薄肉部64および第1上リブ65の下端と、下側壁部83の上端とは、軸方向に隙間を介して対向する。また、第1下薄肉部84および第1下リブ85の上端と、上側壁部63の下端とが、軸方向に隙間を介して対向する。また、同様に、第2上薄肉部67および第2上リブ68の下端と、下外壁部86の上端とは、軸方向に隙間を介して対向する。また、第2下薄肉部87および第2下リブ88の上端と、上外壁部66の下端とが、軸方向に隙間を介して対向する。また、第3上薄肉部70および第3上リブ71の下端と、下内壁部89の上端とは、軸方向に隙間を介して対向する。また、第3下薄肉部90および第3下リブ91の上端と、上内壁部69の下端とが、軸方向に隙間を介して対向する。
このため、ティース52または各樹脂部材421,422の軸方向の寸法にばらつきが生じたとしても、上樹脂部材421と下樹脂部材422とが、接触しにくい。特に、積層鋼板により形成されたステータコア41は、軸方向の寸法に誤差が生じやすい。しかしながら、本実施形態では、上樹脂部材421および下樹脂部材422の配置に、支障が生じにくい。
また、図8の拡大図に示すように、本実施形態の第1上リブ65と第1下薄肉部84とは、略平行な一対の対向面を有する。このようにすれば、第1上リブ65を、第1下薄肉部84の表面に沿って大きく形成できる。その結果、第1上薄肉部64の剛性を、さらに高めることができる。また、同様に、第1下リブ85と第1上薄肉部64とは、略平行な一対の対向面を有する。このようにすれば、第1下リブ85を、第1上薄肉部64の表面に沿って大きく形成できる。その結果、第1下薄肉部84の剛性を、さらに高めることができる。
また、同様に、本実施形態の第2上リブ68と第2下薄肉部87とは、略平行な一対の対向面を有する。また、第2下リブ88と第2上薄肉部67とは、略平行な一対の対向面を有する。また、第3上リブ71と第3下薄肉部90とは、略平行な一対の対向面を有する。また、第3下リブ91と第3上薄肉部70とは、略平行な一対の対向面を有する。
また、図8の拡大図に示すように、本実施形態の第1上リブ65は、第1下薄肉部84に対向する面の下端部に、上テーパ面651を有する。上テーパ面651と第1下薄肉部84との間隔は、下方へ向かうにつれて拡大する。また、本実施形態の第1下リブ85は、第1上薄肉部64に対向する面の上端部に、下テーパ面851を有する。下テーパ面851と第1上薄肉部64との間隔は、上方へ向かうにつれて拡大する。上テーパ面651および下テーパ面851によって、上樹脂部材421と下樹脂部材422との嵌め合わせが、より容易となる。
なお、第2上リブ68、第2下リブ88、第3上リブ71、第3下リブ91にも、同様のテーパ面が設けられていることが、好ましい。
また、図8の拡大図に示すように、本実施形態の上樹脂部材421は、上側壁部63と第1上薄肉部64との間に、段差面72を有する。また、本実施形態の上樹脂部材421は、上側壁部63と第1上リブ65との間にも、段差面73を有する。上樹脂部材421の周方向の幅は、段差面72,73を境として、切り替わっている。これにより、第1上薄肉部64および第1上リブ65の軸方向の長さが抑制され、上側壁部63の軸方向の長さが長くなる。その結果、上樹脂部材421の強度が、より高められる。
なお、上樹脂部材421は、段差面72,73に代えて、傾斜面を有していてもよい。その場合には、当該傾斜面の水平面に対する傾きを、第1上薄肉部64および第1上リブ65の第1下薄肉部側84の面の水平面に対する傾きより、小さくすればよい。
また、本実施形態の下樹脂部材422は、下側壁部83と第1下薄肉部84との間に、段差面92を有する。また、本実施形態の下樹脂部材422は、下側壁部83と第1下リブ85との間にも、段差面93を有する。下樹脂部材422の周方向の幅は、段差面92,93を境として、切り替わっている。これにより、第1下薄肉部84および第1下リブ85の軸方向の長さが抑制され、下側壁部83の軸方向の長さが長くなる。その結果、下樹脂部材422の強度が、より高められる。
なお、下樹脂部材422は、段差面92,93に代えて、傾斜面を有していてもよい。その場合には、当該傾斜面の水平面に対する傾きを、第1下薄肉部84および第1下リブ85の第1上薄肉部64側の面の水平面に対する傾きより、小さくすればよい。
また、上外壁部66と第2上薄肉部67との間、上内壁部69と第3上薄肉部70との間、下外壁部86と第2下薄肉部87との間、および、下内壁部89と第3下薄肉部90との間にも、同様の段差面または傾斜面が、設けられていることが好ましい。
また、本実施形態の上樹脂部材421は、第1天板部61の上面と上側壁部63のコイル43側の面との間に、曲面74を有する。また、本実施形態の下樹脂部材422は、第1底板部81の下面と下側壁部83のコイル43側の面との間に、曲面94を有する。これらの曲面74,94は、コイル43を構成する導線の直径の2倍以上の曲率半径を有する。このようにすれば、ティース52の周方向の両側において、コイル43がティース52から離れる方向へ膨らむことを、抑制できる。したがって、第1上薄肉部64および第1下薄肉部84に、コイル43が接近する。その結果、コイル43が配置されるスペースが、より拡大される。なお、曲面74,94の曲率半径は、コイル43を構成する導線の直径の3倍以上であれば、より好ましい。
<3.変形例>
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
図9は、一変形例に係る上樹脂部材421Bおよび下樹脂部材422Bの部分縦断面図である。図9の例では、第1上薄肉部64Bの軸方向の途中から、第1上薄肉部64Bの下端部の高さ位置まで、第1上リブ65Bが延びている。また、第1下薄肉部84Bの軸方向の途中から、第1下薄肉部84Bの上端部の高さ位置まで、第1下リブ85Bが延びている。このように、各リブは、各薄肉部の軸方向の一部分のみに、形成されていてもよい。
図10は、他の変形例に係る上樹脂部材421Cおよび下樹脂部材422Cの部分分解斜視図である。図10の例では、第1上薄肉部64Cの第1下薄肉部84C側の面に、三角状リブ75Cと四角状リブ76Cとが、径方向に交互に設けられている。三角状リブ75Cの周方向の厚みは、下方へ向かうにつれて、薄くなっている。四角状リブ76Cの周方向の厚みは、軸方向の全長に亘って、略一定となっている。下樹脂部材422Cにも、同様の三角状リブと四角状リブとが、設けられている。
三角状リブ75Cの上部は、四角状リブ76Cの上部より、第1下薄肉部84C側へ突出している。四角状リブ76Cの下部は、三角状リブ75Cの下部より、第1下薄肉部84C側へ突出している。このように、各薄肉部に、2種類のリブが形成されていてもよい。また、四角状リブ76Cに代えて、表面の傾斜角度が、三角状リブ75Cの傾斜角度とは異なる三角状のリブを設けてもよい。
なお、図9の例では、第1上リブ65Bと第1下リブ85Bとが、周方向に対向する。また、図10の例においても、上下の樹脂部材の三角状リブ同士、および、上下の樹脂部材の四角状リブ同士が、それぞれ周方向に対向する。このように、上下のリブ同士が、互いに対向していてもよい。
また、各部材の形状については、本願の各図と一致していなくてもよい。例えば、各薄肉部に設けられるリブの数は、本願の各図と相違していてもよい。また、インシュレータは、上外壁部、第2上薄肉部、第2上リブ、上内壁部、第3上薄肉部、第3上リブ、下外壁部、第2下薄肉部、第2下リブ、下内壁部、第3下薄肉部、および第3下リブを有していなくてもよい。
また、ステータコアは、単一の部材により構成されたものであってもよく、複数の部材を連結して構成されたものであってもよい。また、電機子は、界磁子の径方向内側に配置されるものであってもよく、界磁子の径方向外側に配置されるものであってもよい。すなわち、ステータコアの複数のティースは、円環状のコアバックから、径方向内側および径方向外側のいずれに向けて、延びていてもよい。
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本発明は、電機子およびモータに利用できる。
1 モータ
2 静止部
3 回転部
9 中心軸
21 ハウジング
22 蓋部
23,23A 電機子
24 下軸受部
25 上軸受部
31 シャフト
32 ロータコア
33 マグネット
41 ステータコア
42,42A インシュレータ
43,43A コイル
51,51A コアバック
52,52A ティース
61 第1天板部
61A 天板部
62 第2天板部
63,63A 上側壁部
64,64A,64B,64C 第1上薄肉部
65,65A,65B 第1上リブ
66 上外壁部
67 第2上薄肉部
68 第2上リブ
69 上内壁部
70 第3上薄肉部
71 第3上リブ
72,73 段差面
74 曲面
75C 三角状リブ
76C 四角状リブ
81 第1底板部
81A 底板部
82 第2底板部
83,83A 下側壁部
84,84A,84B,84C 第1下薄肉部
85,85A,85B 第1下リブ
86 下外壁部
87 第2下薄肉部
88 第2下リブ
89 下内壁部
90 第3下薄肉部
91 第3下リブ
92,93 段差面
94 曲面
421,421A,421B,421C 上樹脂部材
422,422A,422B,422C 下樹脂部材
521 ティースの先端部
651 上テーパ面
851 下テーパ面

Claims (17)

  1. 上下に延びる中心軸を中心として環状に配置されたコアバックと、
    前記コアバックから径方向内側または径方向外側へ延びる複数のティースと、
    前記ティースを覆うインシュレータと、
    前記インシュレータに巻かれた導線により構成されるコイルと、
    を有し、
    前記インシュレータは、上樹脂部材および下樹脂部材を有し、
    前記上樹脂部材は、
    前記ティースの上面を覆う天板部と、
    前記天板部の周方向の両端部から下方へ広がり、前記ティースの周方向の両側面の上部領域を覆う一対の上側壁部と、
    前記上側壁部の下端部からさらに下方へ広がり、前記上側壁部より周方向の厚みが薄い一対の第1上薄肉部と、
    第1上リブと、
    を有し、
    前記下樹脂部材は、
    前記ティースの下面を覆う底板部と、
    前記底板部の周方向の両端部から上方へ広がり、前記ティースの周方向の両側面の下部領域を覆う一対の下側壁部と、
    前記下側壁部の上端部からさらに上方へ広がり、前記下側壁部より周方向の厚みが薄い一対の第1下薄肉部と、
    第1下リブと、
    を有し、
    前記第1上薄肉部および前記第1上リブの軸方向位置と、前記第1下薄肉部および前記第1下リブの軸方向位置とが、少なくとも部分的に重なり、
    前記第1上リブは、前記第1上薄肉部の表面から、前記第1下薄肉部側へ向けて、周方向に突出し、
    前記第1下リブは、前記第1下薄肉部の表面から、前記第1上薄肉部側へ向けて、周方向に突出し、
    前記第1上薄肉部の周方向の厚みと、前記第1上薄肉部および前記第1上リブの全体の周方向の厚みとが、下方へ向かうにつれて薄くなるか、または、一定であり、
    前記第1下薄肉部の周方向の厚みと、前記第1下薄肉部および前記第1下リブの全体の周方向の厚みとが、上方へ向かうにつれて薄くなるか、または、一定であり、
    前記第1上リブの径方向の幅が、下方へ向かうにつれて小さくなるか、または、一定であり、
    前記第1下リブの径方向の幅が、上方へ向かうにつれて小さくなるか、または、一定である電機子。
  2. 請求項1に記載の電機子において、
    前記第1上リブと前記第1下薄肉部とが、周方向に対向し、
    前記第1下リブと前記第1上薄肉部とが、周方向に対向し、
    前記第1上リブと、前記第1下リブとが、径方向に隣り合う電機子。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電機子において、
    前記ティースの上面と、前記天板部の下面とが接触し、
    前記ティースの下面と、前記底板部の上面とが接触する電機子。
  4. 請求項3に記載の電機子において、
    前記第1上リブおよび前記第1上薄肉部の下端と、前記下側壁部の上端とが、軸方向に隙間を介して対向し、
    前記第1下リブおよび前記第1下薄肉部の上端と、前記上側壁部の下端とが、軸方向に隙間を介して対向する電機子。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載の電機子において、
    前記上樹脂部材は、複数の前記第1上リブを有し、
    前記下樹脂部材は、複数の前記第1下リブを有する電機子。
  6. 請求項5に記載の電機子において、
    複数の前記第1上リブの径方向の間隔は、個々の前記第1下リブの径方向の寸法より、大きく、
    複数の前記第1下リブの径方向の間隔は、個々の前記第1上リブの径方向の寸法より、大きい電機子。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の電機子において、
    前記ティースの周方向の両側に位置する一対の前記第1上薄肉部のうちの一方の第1上薄肉部と、前記ティースとの間に、前記ティースの周方向の両側に位置する一対の前記第1下薄肉部のうちの一方の第1下薄肉部が配置され、
    前記ティースの周方向の両側に位置する一対の前記第1下薄肉部のうちの他方の第1下薄肉部と、前記ティースとの間に、前記ティースの周方向の両側に位置する一対の前記第1上薄肉部のうちの他方の第1上薄肉部が配置される電機子。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれかに記載の電機子において、
    前記第1上リブおよび前記第1下薄肉部は、略平行な一対の対向面を有し、
    前記第1下リブおよび前記第1上薄肉部は、略平行な一対の対向面を有する電機子。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれかに記載の電機子において、
    前記第1上リブは、前記第1下薄肉部に対向する面の下端部に、下方へ向かうにつれて前記第1下薄肉部から離れる上テーパ面を有し、
    前記第1下リブは、前記第1上薄肉部に対向する面の上端部に、上方へ向かうにつれて前記第1上薄肉部から離れる下テーパ面を有する電機子。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれかに記載の電機子において、
    前記上樹脂部材は、前記上側壁部と前記第1上薄肉部との間に、前記第1上薄肉部の前記第1下薄肉部側の面より水平面に対する傾きが小さい傾斜面または段差面をさらに有し、
    前記下樹脂部材は、前記下側壁部と前記第1下薄肉部との間に、前記第1下薄肉部の前記第1上薄肉部側の面より水平面に対する傾きが小さい傾斜面または段差面をさらに有する電機子。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれかに記載の電機子において、
    前記上樹脂部材は、前記上側壁部と前記第1上リブとの間に、前記第1上リブの前記第1下薄肉部側の面より水平面に対する傾きが小さい傾斜面または段差面をさらに有し、
    前記下樹脂部材は、前記下側壁部と前記第1下リブとの間に、前記第1下リブの前記第1上薄肉部側の面より水平面に対する傾きが小さい傾斜面または段差面をさらに有する電機子。
  12. 請求項1から請求項11までのいずれかに記載の電機子において、
    前記第1上リブは、前記第1上薄肉部の上端部の高さ位置から、前記第1上薄肉部の下端部の高さ位置まで、軸方向に延び、
    前記第1下リブは、前記第1下薄肉部の下端部の高さ位置から、前記第1下薄肉部の上端部の高さ位置まで、軸方向に延びる電機子。
  13. 請求項1から請求項12までのいずれかに記載の電機子において、
    前記第1上薄肉部および前記第1下薄肉部のうち、前記コイルに近い薄肉部から突出したリブの径方向の幅は、他方の薄肉部から突出したリブの径方向の幅より大きい電機子。
  14. 請求項1から請求項13までのいずれかに記載の電機子において、
    前記上樹脂部材は、前記天板部の上面と前記上側壁部の前記コイル側の面との間に、前記導線の直径の2倍以上の曲率半径を有する曲面を有し、
    前記下樹脂部材は、前記底板部の下面と前記下側壁部の前記コイル側の面との間に、前記導線の直径の2倍以上の曲率半径を有する曲面を有する電機子。
  15. 請求項1から請求項14までのいずれかに記載の電機子において、
    前記上樹脂部材は、
    前記コアバックの前記コイル側の面の上部領域を覆う上外壁部と、
    前記上外壁部の下端部からさらに下方へ広がり、前記上外壁部より径方向の厚みが薄い一対の第2上薄肉部と、
    前記第2上薄肉部の表面から径方向に突出した第2上リブと、
    をさらに有し、
    前記下樹脂部材は、
    前記コアバックの前記コイル側の面の下部領域を覆う下外壁部と、
    前記下外壁部の上端部からさらに上方へ広がり、前記下外壁部より径方向の厚みが薄い一対の第2下薄肉部と、
    前記第2下薄肉部の表面から径方向に突出した第2下リブと、
    をさらに有し、
    前記第2上薄肉部および前記第2上リブの軸方向位置と、前記第2下薄肉部および前記第2下リブの軸方向位置とが、少なくとも部分的に重なり、
    前記第2上リブと前記第2下薄肉部とが、径方向に対向し、
    前記第2下リブと前記第2上薄肉部とが、径方向に対向する電機子。
  16. 請求項1から請求項15までのいずれかに記載の電機子において、
    前記ティースは、周方向に広がる先端部を有し、
    前記上樹脂部材は、
    前記先端部の前記コイル側の面の上部領域を覆う上内壁部と、
    前記上内壁部の下端部からさらに下方へ広がり、前記上内壁部より径方向の厚みが薄い一対の第3上薄肉部と、
    前記第3上薄肉部の表面から径方向に突出した第3上リブと、
    をさらに有し、
    前記下樹脂部材は、
    前記先端部の前記コイル側の面の下部領域を覆う下内壁部
    前記下内壁部の上端部からさらに上方へ広がり、前記下内壁部より径方向の厚みが薄い一対の第3下薄肉部と、
    前記第3下薄肉部の表面から径方向に突出した第3下リブと、
    をさらに有し、
    前記第3上薄肉部および前記第3上リブの軸方向位置と、前記第3下薄肉部および前記第3下リブの軸方向位置とが、少なくとも部分的に重なり、
    前記第3上リブと前記第3下薄肉部とが、径方向に対向し、
    前記第3下リブと前記第3上薄肉部とが、径方向に対向する電機子。
  17. 請求項1から請求項16までのいずれかに記載の電機子と、
    複数の前記ティースの端面に対向する磁極面を有するマグネットと、
    を有し、
    前記電機子と、前記マグネットとが、中心軸を中心として相対回転可能に支持されているモータ。
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