JP2014020287A - 燃料噴射制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インジェクタの特性の検出精度を向上させる。
【解決手段】燃料噴射制御装置11は、インジェクタ15のコイル17の下流側にトランジスタ(以下、T0)を備え、コイル17の上流側に電源電圧を印加する手段として2つのトランジスタ(以下、T1,T2)を備え、更に、グランド側からコイル17に電流を還流させるダイオード31と、インジェクタ15の駆動期間が終了して、T1,T2のうちのオンされていた方がオフに切り替えられると共に、T0がオンからオフに切り替えられるときに、コイル17の逆起電力を速やかに消失させるためのツェナーダイオード33とを備える。そして、この装置11では、マイコン37が、インジェクタ15の特性を検出するために、駆動期間の終了時から減少するコイル17の電流Iを測定する場合には、T0〜T2を駆動する回路35が、T0のオフタイミングを駆動期間の終了時から遅らせて電流Iの減少を緩やかにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、コイルへの通電によって開弁する電磁ソレノイド式のインジェクタを駆動する燃料噴射制御装置に関する。
車両に搭載された内燃機関の気筒に燃料を噴射供給するインジェクタ(燃料噴射弁)としては、コイルへの通電により駆動されて開弁する電磁ソレノイド式のインジェクタが知られている。そして、このようなインジェクタを駆動して内燃機関への燃料噴射を制御する燃料噴射制御装置は、コイルに電流を流すための通電動作を開始するタイミングである駆動開始タイミングと、そのタイミングから通電動作を継続する時間である駆動時間とを制御することにより、燃料噴射時期及び燃料噴射量を制御している。
また、この種の燃料噴射制御装置においては、インジェクタの特性を検出し、その検出値に応じて(例えば、その検出値の基準値からのずれ量に応じて)、インジェクタの上記駆動時間などを補正することが考えられる。
そして、インジェクタの特性を検出する技術として、例えば、特許文献1には、インジェクタに相当する電磁弁の閉過程の開始時(上記駆動時間の終了時に相当)から減少していくコイルの電流を微分して、その微分値から、インジェクタの閉弁タイミングを検出し、閉過程の開始時から閉弁タイミングまでの時間(閉時間)を、インジェクタの特性として算出することが記載されている。更に、その特許文献1には、算出した閉時間を使用して、駆動制御持続時間(上記駆動時間に相当)を求めることにより、所望の噴射量を実現することが記載されている。
特表2010−532448号公報
一般に、燃料噴射制御装置では、インジェクタの駆動時間の終了時(即ち、コイルへの通電動作を停止した時)からインジェクタを速やかに閉弁させるために、コイルに蓄積されていたエネルギーによる逆起電力を消弧手段により速やかに消費して消失させることにより、コイルに流れる電流(以下、インジェクタ電流ともいう)を急減少させるようにしている。
このため、この種の燃料噴射制御装置について、インジェクタ電流の減少波形を解析する、という上記特許文献1の思想を適用しようとすると、インジェクタ電流の減少期間(即ち、測定対象の波形の時間長でもある)が短いため、インジェクタの特性を検出することにおいて、十分な検出精度が得られない可能性がある。測定対象の波形が、インジェクタの特性の違いに応じてあまり変わらないからである。
尚、インジェクタ電流の減少期間において、電流波形の特徴の検出精度(延いては、インジェクタの特性の検出精度)を上げるための手法として、インジェクタ電流をA/D変換(アナログ/デジタル変換)する間隔を短くすることが考えられるが、その手法では、高速動作可能なA/D変換器が必要になり、延いてはコスト増加を招くことから、実用的ではない。
本発明は、こうした問題に鑑み、インジェクタの特性の検出精度を向上させることを目的としている。
本発明の燃料噴射制御装置では、インジェクタのコイルに電流を流すための通電経路において、コイルよりも下流側に、下流側スイッチング素子が直列に設けられている。また、前記通電経路におけるコイルよりも上流側には、電源供給手段によって電源電圧が印加されるが、その電源供給手段は、電源電圧を印加する給電状態と、電源電圧を印加しない非給電状態とに、切り替え可能な手段である。
そして、この燃料噴射制御装置には、下流側スイッチング素子がオンしている状態で電源供給手段が給電状態から非給電状態に切り替えられたときに、下流側スイッチング素子の下流側からコイルの上流側に電流を還流させる還流手段と、電源供給手段が給電状態から非給電状態に切り替えられると共に、下流側スイッチング素子がオンからオフされるときに、コイルに発生する逆起電力を消失させる消弧手段と、インジェクタの駆動期間を設定する設定手段と、電源供給手段及び下流側スイッチング素子を制御する駆動制御手段とが、備えられている。
駆動制御手段は、設定手段により設定された駆動期間の開始時に、電源供給手段を給電状態にすると共に、下流側スイッチング素子をオンさせることにより、コイルへの通電を開始してインジェクタを開弁させ、駆動期間が終了すると、電源供給手段を非給電状態にすると共に、下流側スイッチング素子をオフさせることにより、コイルへの通電を停止してインジェクタを閉弁させる。
そして、駆動期間の終了時であって、駆動制御手段により、電源供給手段が非給電状態にされると共に、下流側スイッチング素子がオフされるときには、コイルに発生する逆起電力が消弧手段により速やかに消失するため、コイルに流れる電流(インジェクタ電流)がすぐに減少して、インジェクタが速やかに閉弁することとなる。
更に、この燃料噴射制御装置には、駆動期間の終了時から減少していくコイルの電流を測定し、その測定結果からインジェクタの所定の特性を検出する検出手段が備えられている。
そして特に、駆動制御手段は、その検出手段が前記電流の測定を行う場合には、下流側スイッチング素子をオフさせるタイミング(以下、オフタイミングともいう)を、駆動期間の終了時から遅らせるように構成されている。
そして、駆動制御手段が下流側スイッチング素子のオフタイミングを駆動期間の終了時から遅らせると、下流側スイッチング素子がオンしている状態で電源供給手段が給電状態から非給電状態に切り替えられることとなる。よって、その場合には、消弧手段が機能することなく、コイルには還流手段を介して電流が還流することとなる。
このため、下流側スイッチング素子が駆動期間の終了と同時にオフされる通常の場合と比較すると、コイルの電流が緩やかに減少することとなり、その電流が0になるまでの減少期間が長くなる。
よって、検出手段が測定する電流の波形(減少していく電流の波形)は、インジェクタの特性の違いに応じて変わりやすくなり、その結果、検出手段によるインジェクタの特性の検出精度を向上させることができる。また、高速動作可能なA/D変換器を用いる必要が無くなるため、装置のコスト増加を回避することができる。
実施形態の燃料噴射制御装置を示す構成図である。 駆動制御回路の基本動作を説明するタイムチャートである。 駆動制御回路の動作を表すフローチャートである。 駆動制御回路の特性検出モードの動作を説明するタイムチャートである。 マイコンが行う特性検出処理を表すフローチャートである。
以下に、本発明が適用された実施形態の燃料噴射制御装置について、図面に従い説明する。
図1に示す本実施形態の燃料噴射制御装置11は、車両に搭載された多気筒(例えば4気筒)内燃機関(以下、エンジンという)13の各気筒に燃料を噴射供給する各インジェクタ15を駆動するものである。
そして、インジェクタ15は、開弁用のアクチュエータとしてソレノイドを備えた周知のソレノイド式インジェクタである。つまり、インジェクタ15では、内蔵されたソレノイドのコイル17に通電されると、電磁力により弁体が開弁位置に移動して当該インジェクタ15が開弁状態となり、燃料噴射が行われる。また、コイル17への通電が停止されると、弁体が閉弁位置に戻って当該インジェクタ15が閉弁状態となり、燃料噴射が停止される。
このため、燃料噴射制御装置11は、各インジェクタ15のコイル17への通電時間及び通電タイミングを制御することにより、エンジン13の各気筒への燃料噴射量及び燃料噴射時期を制御する。
但し、図1では、複数のインジェクタ15のうち、例えば第1気筒に対応する1つのインジェクタ15だけを示しており、以下では、その第1気筒のインジェクタ15の駆動を例に挙げて説明する。また、本実施形態において、オン/オフさせるスイッチング素子として使用しているトランジスタは、MOSFETであるが、バイポーラトランジスタ等の他の種類のスイッチング素子でも良い。
図1に示すように、燃料噴射制御装置11は、インジェクタ15のコイル17の一端(上流側)が接続される端子21と、コイル17の他端(下流側)が接続される端子23と、端子23に一方の出力端子が接続された下流側スイッチング素子としてのトランジスタT0と、トランジスタT0の他方の出力端子とグランドライン(グランド電位のライン)との間に接続されたインジェクタ電流検出用の抵抗25と、を備えている。
尚、図示を省略しているが、実際には、端子21は、各気筒のインジェクタ15について共通の端子となっており、その端子21に、各インジェクタ15のコイル17がそれぞれ接続されている。そして、端子23及びトランジスタT0は、各インジェクタ15のコイル17毎にそれぞれ備えられている。また、トランジスタT0は、駆動対象のインジェクタ15を選択するスイッチとしての役割を果たすことから、気筒選択スイッチとも呼ばれる。一方、本実施形態では、トランジスタT0として、例えばNチャネル型のMOSFETを用いている。
また、燃料噴射制御装置11は、車載バッテリの電圧であるバッテリ電圧VBが供給される電源ラインL1に一方の出力端子が接続された定電流供給用のトランジスタT1と、そのトランジスタT1の他方の出力端子にアノードが接続され、カソードが端子21に接続された逆流防止用のダイオード27と、バッテリ電圧VBを昇圧して、インジェクタ15を速やかに開弁させるための電圧VC(>VB)を出力する昇圧回路29と、昇圧回路29からの電圧VCが供給される電源ラインL2に一方の出力端子が接続され、他方の出力端子が端子21に接続された突入電流供給用のトランジスタT2と、を備えている。尚、本実施形態では、トランジスタT1,T2として、例えばPチャネル型のMOSFETを用いている。
更に、燃料噴射制御装置11は、アノードがグランドラインに接続されると共に、カソードが端子21に接続された還流用のダイオード31と、カソードが端子23及びトランジスタT0のドレインに接続され、アノードがトランジスタT0のゲートに接続された消弧用のツェナーダイオード33と、上記各トランジスタT0,T1,T2及び昇圧回路29を制御する駆動制御回路35と、マイコン(マイクロコンピュータ)37と、を備えている。
ダイオード31は、トランジスタT0がオンしている状態で、トランジスタT1,T2のうちのオンされていた方がオフに切り替えられたときに、トランジスタT0の下流側であるグランドラインからコイル17の上流側へと電流を還流させるダイオードである。
また、ツェナーダイオード33は、トランジスタT1,T2のうちのオンされていた方がオフに切り替えられると共に、トランジスタT0がオンからオフに切り替えられるときに、コイル17に発生する逆起電力を速やかに消費して消失させるために設けられている。つまり、そのときには、駆動制御回路35からトランジスタT0のゲートに出力される駆動信号SD0がハイからローになって、トランジスタT0はオンからオフに移行しようとするが、コイル17に蓄積されていた電磁エネルギーにより、バッテリ電圧VBよりも大きいフライバック電圧(逆起電圧)が端子23に発生し、そのフライバック電圧により、ツェナーダイオード33のカソード側からアノード側へツェナー電流が流れる。そして、そのツェナー電流が流れることによりトランジスタT0のゲート電圧が上昇して、トランジスタT0が能動領域でオンし、コイル17にはトランジスタT0を介して引き続き上記電磁エネルギーによる電流が流れることとなり、このことにより、上記電磁エネルギーによる逆起電力が主にトランジスタT0で消費される。このため、逆起電力が速やかに消失して、コイル17に流れる電流(インジェクタ電流)Iは急減少することとなる。尚、ツェナーダイオード33のツェナー電圧を「Vz」とし、トランジスタT0がオンし始めるゲート電圧の閾値を「Vth」とすると、ツェナーダイオード33によってトランジスタT0が能動領域でオンする場合に、端子23の電圧である下流端子電圧V2は、図4の最下段における点線で示すように、「Vz+Vth」となる。
一方、マイコン37は、プログラムを実行するCPU41、実行対象のプログラムが記憶されたROM42、CPU41による演算結果等が記憶されるRAM43及びA/D変換器(ADC)44等を備えている。
ここで、マイコン37には、エンジン13を制御するための信号として、エンジン13を始動させる条件が成立するとハイレベルになるスタート信号、エンジン13のクランク軸の回転に応じてクランクセンサから出力されるクランクセンサ信号、エンジンのカム軸の回転に応じてカムセンサから出力されるカムセンサ信号、エンジンの冷却水温を検出する水温センサからの信号(水温センサ信号)、及びエンジン13の吸入空気量を検出するエアフロメータからの信号(エアフロメータ信号)等が入力される。
また、燃料噴射制御装置11では、車両の運転者が所定のスイッチ操作を行うことにより車両がイグニッションオンの状態になると、上記電源ラインL1にバッテリ電圧VBが供給され、そのバッテリ電圧VBから、図示しない電源回路により、マイコン37や駆動制御回路35等の各部が動作するための一定電圧(例えば5V)が生成される。このため、マイコン37は、車両がイグニッションオンの状態になると動作を開始することとなる。尚、イグニッションオンの状態とは、車両におけるイグニッション電源のラインにバッテリ電圧VBが供給される状態である。
そして、マイコン37は、動作を開始した後、スタート信号がハイレベルになったことを検知すると、各気筒の燃料噴射タイミングを決定するために、クランクセンサ信号とカムセンサ信号とに基づいて気筒判別(クランク軸の回転位置の特定)を行う。尚、気筒判別の手法は様々なものが既知であり、また、その手法はどのようなものでも良いため、ここでは説明を省略する。
そして、マイコン37は、気筒判別が完了したならば、燃料噴射制御処理を実行することにより、気筒判別結果や、クランクセンサ信号に基づき算出されるエンジン回転数や、水温センサ信号及びエアフロメータ信号などに基づき検出される他の運転情報に基づいて、各気筒のインジェクタ15を、駆動制御回路35を介して制御する。
具体的に説明すると、マイコン37は、各気筒について、多段噴射を行うか否かを決定すると共に、多段噴射を行うならばその多段噴射での噴射回数を決定し、更に、各燃料噴射についての噴射開始タイミングと噴射時間を決定する。そして、その決定した噴射開始タイミング及び噴射時間に基づいて、インジェクタ15への通電を指示する通電指令信号を生成して駆動制御回路35に出力する。
その通電指令信号は、当該信号がアクティブレベルの間だけインジェクタ15を駆動する(つまり、インジェクタ15のコイル17に通電する)、という意味を持っている。また、噴射開始タイミングは、インジェクタ15の駆動開始タイミングに該当し、噴射時間は、インジェクタ15の駆動時間に該当する。このため、通電指令信号は、決定された噴射開始タイミングから、決定された噴射時間だけアクティブレベル(本実施形態では例えばハイ)にされる。よって、マイコン37は、エンジン回転数などの運転情報に基づいて、気筒毎に、インジェクタ15の駆動期間(駆動開始タイミング及び駆動時間)を設定し、その駆動期間だけ、該当する気筒の通電指令信号をハイにしていると言える。
尚、多段噴射とは、気筒における1回の燃焼に必要な燃料を、複数回に分割してインジェクタ15から噴射させることである。また、本実施形態で説明しているマイコン37の動作は、マイコン37におけるCPU41がROM42内のプログラムを実行することで実現されるものである。
一方、昇圧回路29は、例えば、コイル(インダクタ)をチョッパ制御して、そのコイルに生じるフライバック電圧によりコンデンサを充電する周知の昇圧型DC/DCコンバータである。
そして、駆動制御回路35は、例えば、マイコン37からの各気筒の通電指令信号が全てローの場合(即ち、インジェクタ15を駆動しない期間中)に、昇圧回路29の出力電圧VC(上記コンデンサの充電電圧)が一定の目標電圧(例えば80V)となるように昇圧回路29に昇圧動作をさせる。
次に、駆動制御回路35の基本動作を、図2のタイムチャートを用いて説明する。尚、前述したように、駆動制御回路35には、マイコン37から各気筒の通電指令信号がそれぞれ入力されるが、以下では、第1気筒を例に挙げて説明する。
図2に示すように、マイコン37から駆動制御回路35への第1気筒の通電指令信号S#1がローからハイになると、駆動制御回路35は、第1気筒に対応するトランジスタT0への駆動信号SD0をハイにすることにより、そのトランジスタT0をオンさせ、これと同時に、インジェクタ電流制御用のトランジスタT1,T2の駆動制御を開始する。
ここで、インジェクタ電流制御用のトランジスタT1,T2の駆動制御は、下記(1)の突入電流制御と、下記(2)の定電流制御からなる。
尚、本実施形態において、トランジスタT1は、Pチャネル型のMOSFETであるため、駆動制御回路35は、トランジスタT1への駆動信号SD1をローにすることにより、トランジスタT1をオンさせ、駆動信号SD1をハイにすることにより、トランジスタT1をオフさせる。同様に、トランジスタT2もPチャネル型のMOSFETであるため、駆動制御回路35は、トランジスタT2への駆動信号SD2をローにすることにより、トランジスタT2をオンさせ、駆動信号SD2をハイにすることにより、トランジスタT2をオフさせる。
(1)突入電流制御
駆動制御回路35は、通電指令信号S#1がローからハイになると、突入電流制御を開始して、まず、トランジスタT2をオンさせる。
すると、昇圧回路29からの電圧VCが端子21に印加されてインジェクタ15のコイル17にも印加され、これにより、コイル17への通電が開始される。そして、このとき、コイル17には、図2の最下段(「インジェクタ電流I」の段)に示すように、インジェクタ15を速やかに開弁させるための突入電流が流れる。
そして、駆動制御回路35は、トランジスタT2をオンさせた後において、インジェクタ電流Iを、抵抗25に生じる電圧(詳しくは、抵抗25の両端の電位差)Viに基づき検出し、その検出したインジェクタ電流Iが、予め当該駆動制御回路35に設定されているピーク値ipに達したことを検知すると、トランジスタT2をオフさせる。
このような突入電流制御により、コイル17への通電開始時には、トランジスタT2がオンして、コイル17の上流側にバッテリ電圧VBよりも高い電圧VCが電源電圧として印加されることにより、インジェクタ15の開弁応答が早まる。
(2)定電流制御
また、駆動制御回路35は、通電指令信号S#1がローからハイになると、コイル17に一定電流を流すための定電流制御も開始する。その定電流制御は、抵抗25に生じる電圧Viに基づき検出されるインジェクタ電流Iが、上記ピーク値ipよりも小さい開弁維持用の一定電流となるように、定電流供給用のトランジスタT1をオン/オフさせる制御であり、具体的には、下記のような制御である。
即ち、定電流制御では、図2の3段目と最下段に示すように、インジェクタ電流Iが下側閾値icL以下になるとトランジスタT1をオンさせ、インジェクタ電流Iが上側閾値icH以上になるとトランジスタT1をオフさせる、という制御を行う。尚、下側閾値icLと、上側閾値icHと、ピーク値ipとの関係は、「icL<icH<ip」である。
このため、トランジスタT2のオフに伴い、インジェクタ電流Iがピーク値ipから低下して下側閾値icL以下になると、以後は、定電流制御によりトランジスタT1のオン/オフが繰り返されて、インジェクタ電流Iの平均値が、上側閾値icHと下側閾値icLとの間の一定電流に制御されることとなる。尚、トランジスタT1のオン時には、コイル17の上流側にバッテリ電圧VBが電源電圧として印加され、コイル17へは、トランジスタT1とダイオード27を介して電流が流れる。また、トランジスタT1のオフ時には、グランドライン側からダイオード31を介して電流(即ち、還流電流)が流れる。
そして、このような定電流制御により、トランジスタT2のオフ後は、コイル17に一定電流が流れ、その一定電流により、インジェクタ15が開弁状態に保持される。
尚、図2の3段目に示すように、通電指令信号S#1がハイになったときから少しの間だけトランジスタT1がオンされているのは、この定電流制御によるものである。つまり、トランジスタT1は、通電指令信号S#1がハイになってからインジェクタ電流Iが上側閾値icHに到達するまではオンし続けられるためである。但し、バッテリ電圧VBよりも昇圧回路29からの電圧VCの方が高いため、トランジスタT2がオンしている間は、たとえトランジスタT1がオンしても、コイル17へは電圧VCを電源として電流が流れることとなる。このため、定電流制御は、突入電流制御によってトランジスタT2がオフされてから、インジェクタ電流Iが下側閾値icLにまで低下したときに、開始されるようになっていても、結果は同じである。
また、図2では、下側閾値icL及び上側閾値icHが常に一定であって、インジェクタ電流Iを1種類の一定電流に制御する場合を例示しているが、例えば、コイル17への通電開始時から一定時間が経過すると、下側閾値icL及び上側閾値icHを、それまでよりも小さい値に切り替えて、インジェクタ電流Iを、より低い一定電流にする、といった切替制御を行っても良い。
以上が、インジェクタ電流制御用のトランジスタT1,T2の駆動制御である。
その後、マイコン37からの通電指令信号S#1がハイからローになると、駆動制御回路35は、トランジスタT1,T2の駆動制御を終了して、トランジスタT1,T2をオフ状態のままにし、これと同時に、トランジスタT0への駆動信号SD0をローにして、トランジスタT0をオフさせる。
すると、コイル17への通電が停止してインジェクタ15が閉弁し、そのインジェクタ15による燃料噴射が終了する。
また、通電指令信号S#1がハイからローになって、駆動制御回路35が、トランジスタT1,T2の駆動制御を終了すると共に、トランジスタT0をオフさせるときには、トランジスタT1,T2のうちのオンされていた方がオフに切り替えられると共に、トランジスタT0がオンからオフに切り替えられることとなる。よって、そのときには、前述したように、トランジスタT0がツェナーダイオード33により能動領域でオンして、コイル17の逆起電力を速やかに消費することとなる。
次に、本実施形態の燃料噴射制御装置11における特有の内容について説明する。
図1に示すように、駆動制御回路35には、マイコン37からのモード切替信号が入力される。そして、駆動制御回路35は、そのモード切替信号が、通常モードを指示する方のレベル(例えばロー)である場合には、前述の基本動作を行う。また、駆動制御回路35は、モード切替信号が、インジェクタ15の特性を検出するための動作モード(以下、特性検出モードという)を指示する方のレベル(例えばハイ)である場合には、前述の基本動作とは少し異なる動作を行う。
そこで、以上のことを踏まえて、駆動制御回路35の動作を、図3を用い説明する。
図3に示すように、駆動制御回路35は、マイコン37からの通電指令信号S#1がローからハイになったことを検知すると(S110:YES)、トランジスタT0をオンさせると共に、インジェクタ電流制御用のトランジスタT1,T2の駆動制御(突入電流制御及び定電流制御)を開始する(S120,S130)。
その後、駆動制御回路35は、通電指令信号S#1がハイからローになったことを検知すると(S140:YES)、マイコン37からのモード切替信号が特性検出モードを指示する方のレベルであるか否かを判定する(S150)。
そして、駆動制御回路35は、モード切替信号が特性検出モードを指示する方のレベルでなく、通常モードを指示する方のレベルであれば(S150:NO)、トランジスタT1,T2の駆動制御を終了して、トランジスタT1,T2をオフ状態のままにし、同時に、トランジスタT0をオフさせる(S160)。
つまり、図3におけるS110〜S140及びS160の動作が、通常モードの動作であり、前述の基本動作である。
一方、駆動制御回路35は、通電指令信号S#1がハイからローになったことを検知した時点で(S140:YES)、モード切替信号が特性検出モードを指示する方のレベルであった場合には(S150:YES)、トランジスタT0をオフさせることなく、トランジスタT1,T2の駆動制御を終了して、トランジスタT1,T2をオフ状態のままにする(S180)。そして、通電指令信号S#1がローになった時点から所定時間tdが経過したなら(S190:YES)、トランジスタT0をオフさせる(S200)。
つまり、駆動制御回路35は、モード切替信号が特性検出モードを指示する方のレベルである場合には、図4に示すように、トランジスタT0をオフさせるタイミング(本実施形態では、駆動信号SD0をハイからローにするタイミングであり、以下、オフタイミングともいう)を、通電指令信号S#1の立ち下がりタイミング(インジェクタ15の駆動期間の終了時に相当)から、所定時間tdだけ遅らせるようになっている。
そして、駆動制御回路35がトランジスタT0のオフタイミングを通電指令信号S#1の立ち下がりタイミングから遅らせると、トランジスタT0がオンしている状態で、トランジスタT1,T2のうちのオンされていた方がオフに切り替えられることとなる。よって、ツェナーダイオード33が機能することなく、コイル17にダイオード31を介して電流が還流することとなる。
ここで、図4において、点線で示す波形は、駆動制御回路35が基本動作を行った場合(通常モードの場合)の波形である。そして、その場合には、駆動信号SD0がハイからローにされた直後において、ツェナーダイオード33によりトランジスタT0が能動領域でオンして、コイル17の逆起電力が速やかに消失するため、インジェクタ電流Iは急激に減少することとなる。尚、前述したように、下流端子電圧V2が「Vz+Vth」になっている期間が、トランジスタT0が能動領域でオンしている期間である。
これに対して、図4における実線の波形で示すように、駆動制御回路35がトランジスタT0のオフタイミングを通電指令信号S#1の立ち下がりタイミングから遅らせた場合には、上記基本動作の場合と比較すると、インジェクタ電流Iが緩やかに減少することとなる。よって、通電指令信号S#1の立ち下がりタイミングからインジェクタ電流Iが0になるまでの減少期間が長くなる。そして、本実施形態において、上記所定時間tdは、通電指令信号S#1の立ち下がりタイミングからインジェクタ電流Iが0になるまでの最長時間よりも長い時間に設定されている。このため、図4に示すように、駆動信号SD0がハイからローにされる時点(トランジスタT0がオフされる時点)では、インジェクタ電流Iは0になっている。
尚、図4において、「上流端子電圧V1」とは、端子21の電圧である。
また、図4は、インジェクタ15の駆動時間が非常に短い場合であって、通電指令信号S#1がハイになってからインジェクタ電流Iがピーク値ipになる前に、通電指令信号S#1がローにされた場合を示している。このため、図4の例では、通電指令信号S#1の立ち下がりタイミングにて、トランジスタT2がオンからオフされ、その時点から所定時間tdが経過したときに、トランジスタT0がオフされている。これに対して、もし、前述の定電流制御によってトランジスタT1がオン/オフされている期間中に(尚、この時点でトランジスタT2は既にオフされている)、通電指令信号S#1がローにされた場合には、通電指令信号S#1の立ち下がりタイミングにて、定電流制御が終了してトランジスタT1がオンされなくなり、その時点から所定時間tdが経過したときに、トランジスタT0がオフされることとなる。
一方、マイコン37は、前述した燃料噴射制御処理と共に、インジェクタ15の特性を検出するための処理として、図5に示す特性検出処理を行う。尚、この特性検出処理は、例えば、燃料噴射の開始直前であって、通電指令信号をハイにする直前毎に実行される。そして、この図5についても、第1気筒のインジェクタ15を例に挙げて説明するため、ここでは、通電指令信号S#1がハイになる直前に図5の特性検出処理が実行された場合を例に挙げて説明する。
図5に示すように、マイコン37は、特性検出処理を開始すると、まずS310にて、今回の燃料噴射の実施時においてインジェクタ15の特性検出を行うか否かを判定し、インジェクタ15の特性検出を行うと判定しなかった場合には、S315に進む。
S315では、駆動制御回路35へのモード切替信号を、前述の通常モードを指示する方のレベルにすることにより、駆動制御回路35の動作モードを通常モードに設定し、その後、当該特性検出処理を終了する。
一方、S310にて、インジェクタ15の特性検出を行うと判定した場合には、S320に進み、モード切替信号を、前述の特性検出モードを指示する方のレベルにすることにより、駆動制御回路35の動作モードを特性検出モードに設定する。
そして、次のS330にて、今回ハイにする通電指令信号S#1の立ち下がりタイミング(通電指令信号S#1をハイからローに戻すタイミングであり、インジェクタ15の駆動期間の終了時)が到来するまで待ち、通電指令信号S#1の立ち下がりタイミングが到来したなら、S340に進む。
S340では、インジェクタ電流Iのサンプリングを開始する。具体的には、本実施形態では、抵抗25に生じる電圧Viをインジェクタ電流Iとして検出しているため、その電圧ViをA/D変換器44により一定時間毎にA/D変換すると共に、各A/D変換値をRAM43に順次記憶することを、開始する。
尚、このようなインジェクタ電流Iのサンプリングは、インジェクタ電流Iが0になったと判定するまで続けるが、他の例として、例えば、前述の所定時間tdが経過するまで続けるようになっていても良い。また、このようなインジェクタ電流Iのサンプリングにより、インジェクタ15の駆動期間の終了時から減少していくインジェクタ電流Iが測定されることとなる。
そして、マイコン37は、インジェクタ電流Iが0になると、サンプリングを終了して、S350に進む。
S350では、RAM43に記憶された各A/D変換値(即ち、インジェクタ15の駆動期間の終了時から減少していくインジェクタ電流Iの各サンプリング値)に基づいて、インジェクタ15の特性を演算により検出し、その後、当該特性検出処理を終了する。
S350の処理について説明すると、本実施形態では、例えば、RAM43に記憶された各A/D変換値を積分することにより、インジェクタ電流Iの減少期間における積分値を求め、その積分値から、インジェクタ15の特性として、インダクタンス(詳しくは、コイル17のインダクタンス)を検出する。
更に具体的に説明すると、ROM42には、例えば、インジェクタ15の駆動時間(通電指令信号をハイにする時間)と、インジェクタ電流Iの減少期間における積分値とから、インジェクタ15のインダクタンスを算出するためのインダクタンス算出用データマップが記憶されている。そして、S350では、そのインダクタンス算出用データマップに、今回のインジェクタ15の駆動時間と、算出した積分値とを当てはめ、また更に補間演算等をすることにより、インダクタンスを算出する。
尚、インジェクタ15のインダクタンスが同じであっても、インジェクタ15の駆動期間の終了時におけるインジェクタ電流Iが異なれば、積分値は変わり、また、インジェクタ15の駆動時間が変われば、駆動期間の終了時におけるインジェクタ電流Iが変わるため、本実施形態では、積分値だけでなく、インジェクタ15の駆動時間も、インダクタンスを算出するためのパラメータとしている。また、インダクタンス算出用データマップは、理論計算あるいは実験により設定することができる。
一方、変形例として、インダクタンスを算出するためのパラメータとしては、駆動時間に代えて、駆動期間の終了時におけるインジェクタ電流Iとしても良い。その場合には、インダクタンス算出用データマップとして、駆動期間の終了時におけるインジェクタ電流Iと、インジェクタ電流Iの減少期間における積分値とから、インダクタンスを算出するためのデータマップを用意すれば良い。そして、マイコン37は、上記S340でインジェクタ電流Iのサンプリングを開始したときの、最初のA/D変換値を、駆動期間の終了時おけるインジェクタ電流Iとして記憶し、その記憶したインジェクタ電流Iと、算出した積分値とを、インダクタンス算出用データマップに当てはめることにより、インダクタンスを算出すれば良い。
また、インジェクタ15の特性検出を行う場合に、駆動期間の終了時におけるインジェクタ電流Iが一定であることが保証されているのであれば、インダクタンス算出用データマップとしては、駆動時間をパラメータとして持つ必要はなく、インジェクタ電流Iの減少期間における積分値からインダクタンスを算出するデータマップで良い。
ここで、インジェクタ15では、インダクタンスが変われば、他の特性として、例えば、駆動期間の終了時から閉弁するまでの遅れ時間(閉弁遅れ時間)が変わる。
このため、本実施形態において、ROM42には、インダクタンスから、閉弁遅れ時間を算出するための閉弁遅れ時間算出用データマップが記憶されている。尚、閉弁遅れ時間算出用データマップも、理論計算あるいは実験により設定することができる。
そして、マイコン37は、その閉弁遅れ時間算出用データマップに、特性検出処理のS350で算出したインダクタンスを当てはめ、また更に補間演算等をすることにより、インジェクタ15の閉弁遅れ時間を算出する。
そして更に、マイコン37は、燃料噴射制御処理において、例えば、第1気筒について、インジェクタ15の駆動時間(噴射時間)を決定する際には、エンジン回転数などの運転情報に基づき算出した駆動時間の基本値を、その第1気筒のインジェクタ15について算出した閉弁遅れ時間を用いて補正することにより、目標の燃料噴射量を実現するための駆動時間を算出する。具体的な手法としては、例えば、算出した閉弁弁遅れ時間tcと、閉弁遅れ時間の基準値trとの差(tc−tr)を求め、その差(即ち、閉弁遅れ時間の個体誤差)の分だけ、駆動時間の基本値を短くした値を、実際にインジェクタ15の駆動に用いる駆動時間(即ち、通電指令信号をハイにする時間)とする。
尚、以上のことは、第1気筒以外のインジェクタ15についても同様である。
本実施形態の燃料噴射制御装置11によれば、マイコン37がインジェクタ15の特性を検出するために駆動期間の終了時から減少していくインジェクタ電流Iをサンプリングする場合には、駆動制御回路35がトランジスタT0のオフタイミングを駆動期間の終了時から遅らせるため、通常時よりも、インジェクタ電流Iが緩やかに減少して、インジェクタ電流Iが0になるまでの減少期間が長くなる。
よって、マイコン37がサンプリングにより測定するインジェクタ電流Iの波形は、インジェクタ15の特性の違いに応じて変わりやすくなり、本実施形態の例では、インジェクタ電流Iの積分値が、インジェクタ15のインダクタンスに応じて変わりやすくなる。その結果、インダクタンスの検出精度を向上させることができる。また、A/D変換器44として、高速動作可能なA/D変換器を用いる必要が無くなるため、当該装置11のコスト増加を回避することができる。
ところで、マイコン37は、図5の特性検出処理におけるS310では、例えば、実施する全ての燃料噴射について、インジェクタ15の特性検出を行うと判定する(つまり、毎回、特性検出を行うと判定する)ように構成することができる。
また、マイコン37は、上記S310では、例えば、多段噴射のうちの一部の噴射を実施する場合に、インジェクタ15の特性検出を行うと判定するように構成することができる。そして、このように構成すれば、以下の点で好ましい。
即ち、インジェクタ15の特性検出のためにインジェクタ電流Iのサンプリングが実施される場合には、インジェクタ電流Iの減少が緩やかになる分、駆動期間の終了時からインジェクタ15が閉弁するまでの遅れ時間が通常よりも長くなり、その分、実際の燃料噴射量が多くなる。このため、多段噴射のうち、インジェクタ15の特性検出を行わない他の噴射については、インジェクタ15の駆動時間を短く補正して、多段噴射による総燃料噴射量が、特性検出を行わない場合と同じになるようにすることができる。つまり、特性検出を行うことによってエンジン13の燃焼及びエミッションに影響が出ないようにすることできる。
また特に、マイコン37は、図5の特性検出処理におけるS310では、多段噴射のうちの最後の噴射を実施する場合に、インジェクタ15の特性検出を行うと判定するように構成すると、より好ましい。
多段噴射の最後の噴射であれば、同じ気筒に対する次の燃料噴射までの時間が、多段噴射の間隔よりも格段に長いため、インジェクタ15の特性検出を行うためにインジェクタ電流Iの減少期間が長くなっても、次の燃料噴射には影響が無いからである。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、検出するインジェクタ15の特性としては、インダクタンスに限らず、他の種類の特性であっても良い。
一例として、インジェクタ15の特性としての閉弁遅れ時間を、インダクタンスからではなく、直接的に検出する例を説明する。
一般に、インジェクタ15では、インジェクタ電流Iが閉弁タイミングにおいて急減少することが知られている。このため、例えば、図5のS350では、RAM43に記憶された各A/D変換値の時間微分値を算出し、その微分値(即ち、インジェクタ電流Iの波形を微分した値)のうち、変化傾向が増加又は0から減少に転じた微分値に該当する時点を、インジェクタ15の閉弁タイミングとして検出することができる。そして、駆動期間の終了時から、その検出した閉弁タイミングまでの時間を、インジェクタ15の閉弁遅れ時間として算出することができる。
また、消弧手段としては、例えば、カソードが端子23及びトランジスタT0のドレインに接続され、アノードがトランジスタT0のソース又はグランドラインに接続されたツェナーダイオード、を用いても良い。その場合、コイル17の逆起電力は、そのツェナーダイオードで消費されることとなる。
一方、上記実施形態では、コイル17の上流側に電源電圧を印加する電源供給手段として、2つのトランジスタT1,T2を有し、そのトランジスタT1,T2の何れかがオンすることが、給電状態に該当し、トランジスタT1,T2の両方がオフすることが、非給電状態に相当していた。これに対して、トランジスタT1,T2の何れか一方だけを備える構成(換言すれば、電源電圧が1種類である構成)であっても、本発明は同様に適用することができる。
11…燃料噴射制御装置、13…エンジン、15…インジェクタ、17…コイル、29…昇圧回路、31…ダイオード、33…ツェナーダイオード、35…駆動制御回路、37…マイコン、T0,T1,T2…トランジスタ

Claims (3)

  1. インジェクタ(15)のコイル(17)に電流を流すための通電経路において、前記コイルよりも下流側に直列に設けられた下流側スイッチング素子(T0)と、
    前記通電経路における前記コイルよりも上流側に電源電圧を印加する給電状態と、前記上流側に電源電圧を印加しない非給電状態とに、切り替え可能な電源供給手段(T1,T2)と、
    前記下流側スイッチング素子がオンしている状態で、前記電源供給手段が前記給電状態から前記非給電状態に切り替えられたときに、前記下流側スイッチング素子の下流側から前記コイルの上流側に電流を還流させる還流手段(31)と、
    前記電源供給手段が前記給電状態から前記非給電状態に切り替えられると共に、前記下流側スイッチング素子がオンからオフされるときに、前記コイルに発生する逆起電力を消失させる消弧手段(33)と、
    前記インジェクタの駆動期間を設定する設定手段(37)と、
    前記設定手段により設定された駆動期間の開始時に、前記電源供給手段を前記給電状態にすると共に、前記下流側スイッチング素子をオンさせることにより、前記コイルへの通電を開始して前記インジェクタを開弁させ、前記駆動期間が終了すると、前記電源供給手段を前記非給電状態にすると共に、前記下流側スイッチング素子をオフさせることにより、前記コイルへの通電を停止して前記インジェクタを閉弁させる駆動制御手段(35)と、
    前記駆動期間の終了時から減少していく前記コイルの電流を測定し、その測定結果から前記インジェクタの所定の特性を検出する検出手段(37,S340,S350)と、を備え、
    前記駆動制御手段は、前記検出手段が前記電流の測定を行う場合には、前記下流側スイッチング素子をオフさせるタイミングを、前記駆動期間の終了時から遅らせるように構成されていること、
    を特徴とする燃料噴射制御装置。
  2. 請求項1に記載の燃料噴射制御装置において、
    前記インジェクタは、開弁することで内燃機関(13)の気筒に燃料を噴射するものであり、
    当該燃料噴射制御装置は、前記気筒における1回の燃焼に必要な燃料を、複数回に分割して前記インジェクタから噴射させるようになっており、
    前記検出手段は、前記複数回の噴射のうちの一部の噴射が実施される場合に、前記電流の測定を行うこと、
    を特徴とする燃料噴射制御装置。
  3. 請求項2に記載の燃料噴射制御装置において、
    前記検出手段は、前記複数回の噴射のうちの最後の噴射が実施される場合に、前記電流の測定を行うこと、
    を特徴とする燃料噴射制御装置。
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