JP2014055571A - 燃料噴射制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料噴射弁が全開に到達する前に開弁電圧を遮断し、その後に閉弁を検出する。
【解決手段】燃料噴射制御装置(ECU)5は、開弁電圧VF1、例えば+40V、を燃料噴射弁3に供給する。ECU5は、微小噴射量を提供するために、燃料噴射弁3が全開に到達する前に開弁電圧を遮断することがある。バイアス制御部7fは、開弁電圧に代わって、バイアス電圧VF2、例えば+1V、を燃料噴射弁3に供給する。閉弁検出部7cは、コイル3cに誘起される電圧またはコイル3cに流れる電流の波形から変曲点を検出することによって燃料噴射弁3の閉弁を検出する。補正量演算部7dは、検出された閉弁時期に基づいて補正量を演算する。補正部7eは、補正量に基づいて給電期間を補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料を噴射するための燃料噴射弁を制御する燃料噴射制御装置に関する。
特許文献1および特許文献2は、燃料噴射弁のような電磁弁における可動子の位置を検出する手法を開示している。特に、特許文献1は、燃料噴射弁の閉弁時期を検出する手法を開示する。
特表2010−532448号公報 特開2010−73705号公報
燃料噴射弁による燃料の噴射量は、燃料噴射弁の開弁期間を調節することによって調節される。微小な噴射量を実現するためには、燃料噴射弁の開弁期間を短くする必要がある。しかし、微小な噴射量においては、誤差が占める割合が大きくなる。このため、正確な噴射量の制御が困難であった。例えば、燃料噴射量の誤差は、燃料噴射弁ごとの機械的な形状の誤差、電流の誤差、電圧の誤差など、種々の要因によって発生する。
微小な噴射量を実現するために、従来の燃料噴射制御装置にはさらなる改良が求められている。
開示された発明の目的のひとつは、燃料噴射弁が全開状態に到達する前に開弁電圧の供給を遮断した場合にも、燃料噴射弁が全閉状態に到達した時点を検出することができる燃料噴射制御装置を提供することである。
開示された発明の目的のひとつは、微小な噴射量を正確に実現できる燃料噴射制御装置を提供することである。
開示された発明のひとつは上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、開示された発明の技術的範囲を限定するものではない。
開示された発明のひとつは、燃料噴射弁(3)のコイル(3c)と接続可能な端子(5a、5b)を有する燃料噴射制御装置(5)において、燃料噴射弁を開くための開弁電圧を端子に供給し、燃料噴射弁が全開状態となる前に開弁電圧の供給を遮断する開弁制御部(7b、153−156)と、開弁電圧の遮断後に、端子を経由してコイルに流れる電流(IL)の波形の変曲点、または端子にあらわれる電圧(Ve)の波形の変曲点を検出することにより燃料噴射弁が全閉状態に到達したことを検出する閉弁検出部(7c、160)とを備えることを特徴とする。
この構成によると、燃料噴射弁が全開状態に到達する前に開弁電圧の供給が遮断される。このため、燃料噴射弁が全開状態に到達する前の短い期間によって微小噴射量が供給される。開弁電圧が遮断された後、燃料噴射弁が全閉状態に到達すると、コイルのインダクタンスの変化に起因して、端子から観測される電流波形または電圧波形に変曲点があらわれる。この変曲点を検出することにより、燃料噴射弁が全閉状態に到達したことが検出される。
本発明の第1実施形態に係る内燃機関システムを示すブロック図である。 第1実施形態の駆動回路の回路図である。 第1実施形態の制御処理を示すフローチャートである。 第1実施形態の作動を示す波形図である。 本発明の第2実施形態の制御処理を示すフローチャートである。 第2実施形態の作動を示す波形図である。 本発明の第3実施形態の制御処理を示すフローチャートである。 第3実施形態の作動を示す波形図である。 本発明の第4実施形態の制御処理を示すフローチャートである。 第4実施形態の作動を示す波形図である。 本発明の第5実施形態の駆動回路の回路図である。 第5実施形態の制御処理を示すフローチャートである。 第5実施形態の作動を示す波形図である。 本発明の第6実施形態の作動を示す波形図である。
以下に、図面を参照しながら開示された発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。また、後続の実施形態においては、先行する実施形態で説明した事項に対応する部分に百以上の位だけが異なる参照符号を付することにより対応関係を示し、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態で具体的に組合せが可能であることを明示している部分同士の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示してなくとも実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
図1において、内燃機関システム1は、発明を開示する第1実施形態である。内燃機関システム1は、道路走行車両の走行用の動力を供給する燃焼機関としての内燃機関1を備える。内燃機関システム1は、内燃機関2に燃料を供給するための燃料供給装置を備える。燃料供給装置は、燃料噴射弁(INJ)3と、複数のセンサ(SNS)4と、燃料噴射制御装置(ECU)5とを備える。
燃料噴射弁3は、常閉型の電磁弁である。燃料噴射弁3には、燃料ポンプによって加圧された燃料が供給される。燃料噴射弁3は、開弁したときに、加圧された燃料を内燃機関2に供給する。燃料噴射弁3は、内燃機関2の吸気通路に配置することができる。この場合、燃料噴射弁3は、吸入空気に向けて燃料を噴射し、混合気を形成する。これに代えて、燃料噴射弁3は、内燃機関2のシリンダヘッドに配置することができる。この場合、燃料噴射弁3は、燃焼室内に向けて燃料を噴射する。
燃料噴射弁3は、電磁石を提供する固定コアを含む固定子3aと、燃料噴射口を開閉する可動弁と可動コアとを含む可動子3bと、固定子3aを励磁するコイル3cとを有する。コイル3cは、電磁コイルである。コイル3cは、所定の励磁電流が供給されると可動子3bを固定子3aに向けて吸引する。可動子3bは、図示されないスプリングなどのバイアス部材によって閉弁方向に付勢されている。
コイル3cが励磁されていない状態では、可動子3bは閉弁方向へ付勢されている。よって、コイル3cが励磁されていない状態では、燃料噴射弁3は燃料を噴射しない。コイル3cが励磁されると、可動子3bは、固定子3aに向けて吸引される。この結果、燃料噴射弁3は開弁し、燃料を噴射する。コイル3cを励磁するためにコイル3cへの外部電力の供給が開始されてから、燃料噴射弁3が開弁するまでには、所定の遅れ期間が生じる。コイル3cの励磁が停止されると、燃料噴射弁3は閉弁し、燃料噴射は停止される。コイル3cへの外部電力の供給が停止されてから、燃料噴射弁3が閉弁するまでには、所定の遅れ期間が生じる。
センサ4は、内燃機関2を制御するための複数のセンサを含む。例えば、センサ4は、内燃機関2の出力を調節するためのアクセル装置の操作量を検出するアクセルセンサ、内燃機関2の回転数を検出する回転数センサ、吸入空気量を検出する吸気センサなどを備えることができる。
燃料噴射制御装置5は、電子制御装置(Electronic Control Unit)である。以下の説明では、燃料噴射制御装置5は、ECU5と呼ばれる。ECU5は、燃料噴射弁3のコイル3cと接続可能な端子5a、5bを備える。ECU5は、コイル3cに供給される電圧、およびコイル3cに流れる電流を制御するための駆動回路(DRV)6を備える。駆動回路6は、燃料噴射弁3を高速に駆動するための高電圧電源6aを有する。
高電圧電源6aは、車両に搭載されたバッテリの電圧を昇圧する昇圧回路から供給されている。高電圧電源6aの電圧VF1は40Vである。駆動回路6は、コイル3cの両端にあらわれる電圧の波形、またはコイル3cに流れる電流の波形を観測するためのバイアス電圧を供給する低電圧電源6bを有する。低電圧電源6bの電圧VF2は、高電圧電源6aの電圧VF1より低く、かつ0Vより高い。低電圧電源6bの電圧VF2は1Vである。
ECU5は、処理装置(CPU)7と、プログラムを記憶する記憶媒体としてのメモリ(MMR)8とを有する。ECU5は、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体を備えるマイクロコンピュータによって提供される。記憶媒体は、コンピュータによって読み取り可能なプログラムを非一時的に格納している。記憶媒体は、半導体メモリまたは磁気ディスクによって提供されうる。プログラムは、ECU5によって実行されることによって、ECU5をこの明細書に記載される装置として機能させ、この明細書に記載される制御方法を実行するようにECU5を機能させる。ECU5が提供する手段は、所定の機能を達成する機能的ブロック、またはモジュールとも呼ぶことができる。
以下の説明では、処理装置7は、CPU7と呼ばれる。CPU7は、メモリ8に記憶されたプログラムを実行することによって燃料噴射弁3を制御する制御処理を実行する。CPU7は、演算処理によって複数の制御部を提供する。
CPU7は、内燃機関2が必要とする量の燃料を噴射するように燃料噴射弁3を制御する噴射制御部を提供する。噴射制御部においては、燃料噴射量を調節するために、燃料噴射弁3の開弁期間が調節される。燃料噴射量は、微小噴射量から通常噴射量にわたる広い範囲で調節可能である。微小噴射量は、燃料噴射弁3が全閉状態から全開状態に到達する前に開弁電圧の供給を終了し、燃料噴射を終了することによって実現される燃料量である。通常噴射量は、燃料噴射弁3が全開状態に到達した後に開弁電圧の供給を終了し、燃料噴射を終了することによって実現される噴射量である。
CPU7は、給電期間演算部7aを含む。給電期間演算部7aは、燃料噴射弁3を開弁させるための開弁電圧をコイル3cへ供給する給電期間TSを決定する。燃料噴射弁3は、給電期間TSから、開弁遅れ期間TLを減じ、閉弁遅れ期間TTを加えた期間だけ開弁する。よって、給電期間TSは、目標とする微小な燃料噴射量Qに相当する。給電期間TSは、燃料噴射弁3が全閉状態から全開状態に到達する前に、開弁電圧が遮断されるように設定される。
CPU7は、開弁制御部7bを含む。開弁制御部7bは、燃料噴射弁3が接続されるべき端子5a、5bに開弁電圧を供給し、所定の期間の後に、開弁電圧の供給を遮断する。開弁制御部7bは、燃料噴射弁3が全開状態に到達する前に、電源からコイル3cへの給電を遮断する場合がある。また、開弁制御部7bは、燃料噴射弁3が全開状態に到達した後に、電源からコイル3cへの給電を遮断する場合がある。
開弁制御部7bは、高電圧電源6aからコイル3cへの給電を断続するように駆動回路6を制御する。よって、開弁電圧は、VF1(+40V)である。これにより、コイル3cに開弁電圧が供給され、励磁電流が流れる。開弁制御部7bは、可動子3bを開弁方向へ移動させ、可動子3bの移動方向を閉弁方向へ反転させ、全閉状態に到達させる。
開弁制御部7bは、燃料噴射弁3が全閉状態に到達した後に、端子5a、5b間に燃料噴射弁3を全閉状態で停止させ、維持するための停止回路を形成する。停止回路は、端子5a、5bに、燃料噴射弁3が開弁することのない電圧レベルを供給する。開弁制御部7bは、端子5a、5bに供給される電圧を、開弁時期において、開弁電圧(VF1)へ切替える。開弁制御部7bは、端子5a、5bに供給される電圧を、開弁電圧に切替えられた時刻から、給電期間TSの後に、閉弁電圧に切替える。閉弁電圧は、低電圧電源6bから供給されるバイアス電圧(VF2)の場合がある。閉弁電圧は、燃料噴射弁3を制御しないときの停止電圧(0V(ゼロ))の場合がある。停止電圧は、開放状態(OPEN)に相当する電圧の場合がある。また、停止電圧は、短絡状態(GND)に相当する電圧の場合がある。
開弁制御部7bは、開弁電圧の供給によってコイル3cに蓄積され、開弁電圧の遮断後もコイル3cに残留する残留磁気エネルギを急速に減衰させるために消磁制御を実行してもよい。消磁制御は、開弁電圧の供給が遮断された後に実行することができる。例えば、消磁制御は、コイル3cを含む閉回路によって提供することができる。コイル3cを含む閉回路への通電によって、残留磁気エネルギが急速に減衰させる。閉回路には、残留磁気エネルギの減衰を促進させるための回路要素、例えば、逆方向の電圧源、スイッチ素子、抵抗器などを含むことができる。逆方向の電圧源は、開弁電圧と逆方向の電圧をコイル3cに供給することができる。逆電圧は、残留磁気エネルギの減衰を促進する。
CPU7は、閉弁検出部7cを含む。閉弁検出部7cは、開弁電圧の遮断後に、端子5a、5bを経由してコイル3cに流れる電流ILの波形の変曲点、または端子5a、5bにあらわれる電圧Veの波形の変曲点を検出することにより燃料噴射弁3が全閉状態に到達したことを検出する。閉弁検出部7cは、コイル3cの自己誘導によってコイル3cに誘起される逆起電力に起因する逆電圧Veまたは電流ILの波形の変曲点を検出する。閉弁検出部7cは、変曲点検出部とも呼ばれる。
コイル3cのインダクタンスは、可動子3bの位置、および運動によって変化する。このため、逆電圧Veおよび電流ILも、可動子3bの位置に応じて変動する。特に、可動子3bが燃料噴射弁3の全閉状態に対応する位置に到達すると、逆電圧Veおよび電流ILの波形は、滑らかではない特徴的な変動を示す。この変動は、逆電圧Veの電圧波形および電流ILの電流波形に変曲点としてあらわれる。波形における変曲点は、変曲点を識別する数学的な既知の処理手法によって検出することができる。例えば、微分処理および/または積分処理によって変曲点を検出することができる。
変曲点が発生した時点は、燃料噴射弁3が全閉位置に到達した時点、すなわち実閉弁時期である。閉弁検出部7cは、ひとつの燃料噴射において出現した変曲点を検出することにより、その燃料噴射の実閉弁時期を特定する。よって、先行する燃料噴射において観測された電流または電圧の波形において変曲点を検出することによって、先行する燃料噴射の閉弁時期が特定される。
実閉弁時期は、燃料噴射弁ごとの機械的な形状の誤差、電流の誤差、電圧の誤差、温度の変化など、種々の要因によって変動する。よって、実閉弁時期を検出することにより、意図された目標閉弁時期との誤差、すなわち燃料噴射量Qの誤差を知ることができる。さらに、実閉弁時期に基づいて、意図された燃料噴射量Qが得られるように給電期間TSを補正することができる。
CPU7は、補正量演算部7dを含む。補正量演算部7dは、先行する燃料噴射における実閉弁時期に基づいて、後続の燃料噴射における給電期間TSの補正量Teを演算する。先行する燃料噴射における実閉弁時期が意図された目標閉弁時期より早い場合、後続の燃料噴射のための補正量Teは、後続の燃料噴射のための給電期間TSを延長するように設定される。先行する燃料噴射の実閉弁時期が意図された目標閉弁時期より遅い場合、後続の燃料噴射のための補正量Teは、後続の燃料噴射のための給電期間TSを短縮するように設定される。
CPU7は、補正部7eを含む。補正部7eは、補正量Teに基づいて給電期間演算部7aにおいて設定された給電期間TS、または開弁制御部7bにおける開弁制御のためのパラメータの少なくともひとつを補正する。
補正処理のひとつの例においては、先行する燃料噴射における開弁期間が求められる。開弁期間は、開弁電圧(VF1)の給電開始から燃料噴射弁3が全閉状態に到達したことが検出された時刻、すなわち閉弁時期までの期間である。この期間は、内燃機関2の回転角、または時間によって表される。先行する燃料噴射において求められた開弁期間に基づいて、後続の燃料噴射における給電期間TSが補正される。補正は、後続の燃料噴射における開弁期間が、給電期間演算部7aにおいて意図され計画された目標開弁期間となるように実行される。目標開弁期間には許容範囲を設定することができる。
補正処理の他のひとつの例においては、先行する燃料噴射における閉弁遅れ期間が求められる。この閉弁遅れ期間は、開弁電圧(VF1)が遮断されてから閉弁時期までの期間である。先行する燃料噴射において求められた閉弁遅れ期間に基づいて、後続の燃料噴射における給電期間TSが補正される。補正は、後続の燃料噴射における閉弁遅れ期間が、給電期間演算部7aにおいて意図され計画された目標閉弁遅れ期間となるように実行される。目標閉弁遅れ期間には許容範囲を設定することができる。
端子5a、5bに供給される電圧は、開弁電圧(VF1)へ切替えられた時刻から、給電期間TSの後に、閉弁電圧のひとつである停止電圧、すなわち開放状態(OPEN)に相当する電圧または短絡状態(GND)に相当する電圧に切替えられる場合がある。この場合、開弁期間は、開弁電圧(VF1)へ切替えた時刻から閉弁時期までの期間である。この場合、閉弁遅れ期間は、閉弁電圧としての停止電圧(0V)へ切替えた時刻から閉弁時期までの期間である。
端子5a、5bに供給される電圧は、開弁電圧(VF1)へ切替えられた時刻から、給電期間TSの後に、閉弁電圧のひとつであるバイアス電圧(VF2)へ切替えられる場合がある。この場合、開弁期間は、開弁電圧(VF1)へ切替えた時刻から閉弁時期までの期間である。この場合、閉弁遅れ期間は、閉弁電圧としてのバイアス電圧(VF2)へ切替えた時刻から閉弁時期までの期間である。
この構成では、補正量演算部7dと補正部7eとは、先行する燃料噴射において検出された閉弁時期に基づいて、後続の燃料噴射における閉弁時期と意図された目標閉弁時期との誤差を減少させるように、後続の燃料噴射におけるパラメータを補正する補正処理部を提供する。パラメータの一例は、給電期間TSである。よって、意図された目標閉弁時期が正確に実現され、意図された微小噴射量が正確に実現される。
CPU7は、端子5a、5bにバイアス電圧を供給するバイアス制御部7fを含む。バイアス電圧は、逆起電力に起因する逆電圧Veまたは電流ILの波形の観測を容易にする。バイアス電圧の値は、逆電圧Veまたは電流ILの波形にあらわれる変曲点を顕著に強調するように設定される。バイアス電圧は、燃料噴射弁3を開弁方向へ駆動することがない低い電圧である。
バイアス制御部7fは、閉弁検出部7cが閉弁時期を検出しようとする燃料噴射においてバイアス電圧を供給する。よって、バイアス制御部7fと、閉弁検出部7cとは、同期的に機能する。
閉弁検出部7cおよびバイアス制御部7fは、閉弁時期を検出するための閉弁検出処理を提供する。閉弁検出部7c、バイアス制御部7f、および補正量演算部7dは、補正量を新たに設定する補正量設定処理を提供する。閉弁検出処理または補正量設定処理は、すべての燃料噴射において、または一部の燃料噴射においてのみ実行することができる。例えば、閉弁検出処理または補正量設定処理を、すべての燃料噴射において実行してもよい。また、これに代えて、閉弁検出処理または補正量設定処理を、一部の選択された燃料噴射において実行してもよい。より具体的には、閉弁検出処理または補正量設定処理は、定期的に実行することができる。また、閉弁検出処理または補正量設定処理は、温度または燃料圧力など燃料噴射量に影響を与える運転状態の変化に応答して実行することができる。
補正部7eは、先行する燃料噴射において得られた補正量Teに基づいて、後続の複数の燃料噴射のための給電期間TSを補正してもよい。例えば、補正量Teを所定期間、または所定数の燃料噴射にわたって継続的に利用することができる。補正部7eは、先行する直前の燃料噴射において得られた補正量Teに基づいて、次の燃料噴射のための給電期間TSを補正してもよい。補正部は、先行する複数の燃料噴射において得られた複数の補正量Teに基づいて、後続のひとつ、または複数の燃料噴射の給電期間TSを補正してもよい。例えば、複数の補正量Teの平均値、移動平均値などを利用することができる。
図2において、駆動回路6は、高電圧電源6aと正極側の端子5aとの間に設けられたMOS1を備える。MOS1は、ハイサイドスイッチを提供する。負極側の端子5bと接地電位との間にはMOS2が設けられている。MOS2は、ローサイドスイッチを提供する。低電圧電源6bと正極側の端子5aとの間にはMOS3が設けられている。MOS3は、バイアス電圧を供給するためのハイサイドスイッチを提供する。よって、コイル3cには、高電圧電源6aまたは低電圧電源6bから給電することができる。駆動回路6は、燃料噴射弁3を開くための開弁電圧(VF1、40V)、燃料噴射弁3を閉じるための停止電圧(GND、OPEN、0V)、および開弁電圧と停止電圧との間の電圧であって、燃料噴射弁3を開弁させることのないバイアス電圧(VF2、1V)を選択的に端子5a、5bに供給可能である。
駆動回路6は、端子5aと接地電位との間に設けられたダイオードDfを備える。ダイオードDfのアノードは接地電位に接続され、カソードは端子5aに接続されている。ダイオードDfは、コイル3cに誘起される逆起電力によってコイル3cを含む閉回路CC1を閉路するように設けられる。ダイオードDfは、燃料噴射弁3を開弁させるために高電圧電源6aからコイル3cへ給電するときには、閉回路CC1における通電を阻止する。
MOS2の正極側の端子と、ゲート端子との間には自己バイアスのためのツェナーダイオードDzが設けられている。ツェナーダイオードDzのアノードはゲート端子に接続されている。ツェナーダイオードDzのカソードはMOS2の正極側の端子に接続されている。ツェナーダイオードDzは、MOS2の正極側の端子に電圧が供給されるとMOS2をON状態に駆動する。例えば、コイル3cに誘起される逆起電力によってMOS2はON状態に駆動され、ダイオードDfを通る閉回路CC1を形成することがある。
この構成では、開弁制御部7bは、少なくともMOS2をON状態に駆動することにより、開弁電圧の遮断後にコイル3cを経由する通電を許容する閉回路CC1を形成する。しかも、開弁制御部7bは、MOS2、MOS3をON状態に駆動することにより、バイアス電圧を端子5a、5bに供給するための低電圧電源6bを含む回路を形成する。
端子5bと接地電位との間、図示の例ではMOS2と接地電位との間には、電流検出用の抵抗器Rが設けられている。抵抗器Rにおける電圧降下は、電流ILを示す。抵抗器Rの電圧降下は検出回路6cによって検出され、CPU7に出力される。検出回路6cは、抵抗器Rにおける電圧降下を検出することによって電流ILを検出する。検出回路6cは、閉弁検出部7cにおいて変曲点を数学的手法によって識別できるように電流ILを検出する。
MOS1、MOS2、MOS3は、スイッチ素子である。これらのスイッチ素子は、パワーMOSFET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)によって提供することができる。スイッチ素子は、バイポーラトランジスタ、IGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)などによって提供されてもよい。
図3において、ECU5は、駆動回路6を制御し、変曲点を検出するための制御処理150を実行する。制御処理150は、内燃機関2の運転開始に応答して開始される。ステップ151では、ECU5は、燃料噴射弁3による燃料噴射が許容されているか否かを判定する。例えば、ECU5は、内部のフラグに基づいて燃料噴射の許否を判定する。燃料噴射が禁止されている場合、ステップ152へ進む。ステップ152では、MOS1−MOS3をOFF状態に駆動する。この結果、端子5a、5b間は、開放状態(OPEN)となる。燃料噴射が許容されている場合、ステップ153へ進む。
ステップ153では、ECU5は、燃料噴射を求める噴射信号があるか否かを判定する。噴射信号がない場合、ステップ152へ進む。噴射信号がある場合、ステップ154へ進む。
ステップ154では、ECU5は、MOS1、MOS2をON状態に駆動する。これにより、端子5a、5bには、開弁電圧(VF1)が供給される。コイル3cには、正方向の電流が流れ、コイル3cは励磁される。可動子3bは、固定子3aに向けて吸引され、燃料噴射弁3は開弁動作を開始する。可動子3bは、徐々にリフトする。
ステップ155では、ECU5は、燃料噴射量Qに基づいて設定される給電期間TSを経過したか否かを判定する。給電期間TSは、微小噴射量である燃料噴射量Qを実現するために必要な高電圧電源6aからコイル3cへの電力供給期間である。ECU5は、給電期間TSを経過するまで、ステップ154で与えられた状態を維持する。給電期間TSを経過すると、ステップ156へ進む。この結果、給電期間TSが経過するまで、可動子3bは、徐々にリフトする。燃料噴射弁3の開度は徐々に増加し、燃料噴射量は徐々に増加する。
ステップ156では、ECU5は、MOS1、MOS2をOFF状態に駆動する。これにより、開弁電圧の供給が遮断される。この結果、コイル3cの積極的な励磁は終了する。可動子3bは、開弁方向への移動を停止した後に、固定子3aから離れる方向への移動を開始する。すなわち、燃料噴射弁3は、全開状態に到達する前に、閉弁動作を開始する。可動子3bのリフト量は、徐々に減少する。
MOS1、MOS2がOFF状態に駆動されることにより、端子5a、5b間には燃料噴射弁3を全閉状態で停止させるための停止回路が形成される。時刻t2と時刻t3との間では、端子5a、5bは開放状態(OPEN)におかれる。この場合、端子5a、5bに供給される電圧は、開放状態に相当する電圧レベル(OPEN)である。この電圧レベルは、燃料噴射弁3を閉じるための電圧でもある。この電圧レベルは、停止電圧とも呼ばれる。
ステップ157では、ECU5は、遅延期間TDを経過したか否かを判定する。ECU5は、遅延期間TDを経過するまで、ステップ156で与えられた状態を維持する。遅延期間TDを経過すると、ステップ158へ進む。この結果、遅延期間TDが経過するまで、コイル3cの両端は開放状態におかれる。
ステップ156によりコイル3cへの開弁電圧の供給が遮断されるとコイル3cには自己誘導によって逆起電力が発生する。遅延期間TDは、逆起電力によりコイル3cの端子間にあらわれるフライバック電圧のピークを含むように設定されている。遅延期間TDは、フライバック電圧が所定量だけ減衰した後に満了するように設定されている。フライバック電圧のピークを含む遅延期間TDにわたってコイル3cの両端を開放することにより、コイル3cの残留磁気エネルギの減衰を促進することができる。遅延期間TDは、例えば100μsに設定することができる。
処理装置7がMOS2を強制的にOFF状態に駆動していない場合、フライバック電圧がツェナーダイオードDzを降伏させる期間においては、MOS2は逆起電力によってバイアスされ、ON状態に駆動されることがある。このため、フライバックに起因するサージが閉回路CC1によって吸収される。
ステップ158では、ECU5は、閉弁検出処理を実行するか否かを判定する。閉弁検出処理は、内燃機関2が閉弁検出処理に適した運転状態にあるときに実行される。閉弁検出処理を実行しない場合、ステップ152へ進む。閉弁検出処理を実行する場合、ステップ159へ進む。
ステップ159では、ECU5は、MOS2、MOS3をON状態に駆動する。この結果、低電圧電源6bから端子5a、5bにバイアス電圧(VF2)が供給される。
ステップ160では、ECU5は、自己誘導によってコイル3cに誘起される逆起電力に起因する逆電圧Veまたは電流ILの変曲点を検出する。この実施形態では、ECU5は、検出回路6cによって検出される電流ILの変曲点を検出するための演算処理を実行する。変曲点は、開弁電圧の供給が遮断されてから所定期間後の所定期間幅の中に発生する。よって、ステップ160においては、所定期間幅の検出ウインドウを利用することができる。
ステップ161では、ECU5は、変曲点が検出される可能性のある期間、すなわち検出期間TMを経過したか否かを判定する。検出期間TMは、電流ILの波形に変曲点が観測される可能性がある期間である。検出期間TMは、開弁電圧が遮断された後の所定の期間に設定されている。検出期間TMが経過するとステップ152へ進む。検出期間TMが経過していない場合、ステップ162へ進む。
ステップ162では、ECU5は、ステップ160の処理によって変曲点が検出されたか否かを判定する。変曲点が検出されるとステップ152へ進む。変曲点が検出されない場合、ステップ160−162が繰り返される。よって、バイアス電圧は、検出期間TMにわたって供給可能である。しかし、電流ILの波形に変曲点が検出された場合には、検出期間TMを満了する前にバイアス電圧の供給は停止される。
この実施形態では、開弁制御部7bは、開弁電圧を供給した後に、開弁電圧の供給により燃料噴射弁3が全開状態となる前に、開弁電圧の供給を遮断するように駆動回路6を制御する。この微小噴射のための開弁制御は、ステップ154−156によって提供される駆動部によって提供される。バイアス制御部7fは、ステップ159とステップ152とによって提供される。バイアス制御部7fは、開弁制御部7bによって開弁電圧の供給が遮断された後に、バイアス電圧を供給するように駆動回路6を制御し、燃料噴射弁3が全閉状態となった後において、バイアス電圧を遮断する。さらに、バイアス制御部7fは、バイアス電圧を遮断した後に、停止電圧を供給するように駆動回路6を制御する。
さらに、ステップ157は、停止制御部を提供する。停止制御部は、開弁制御部7bによって開弁電圧の供給が遮断された後であって、バイアス制御部7fによってバイアス電圧が供給される前の所定の遅延期間TDにおいて停止電圧を供給する。ここで供給される停止電圧は、MOS1、MOS2をOFF状態に駆動することにより提供される開放状態(OPEN)、すなわち0V(ゼロ)の電圧である。
制御処理150の後、ECU5は、補正量演算部7dおよび補正部7eにより補正処理を実行する。この補正処理により、後続の燃料噴射における開弁電圧の給電期間TSが、意図された微小噴射量を正確に実現するように補正される。
図4は、第1実施形態の作動の一例を示す。図中において、VLは、コイル3cの正極端子の電圧を示し、ILはコイル3cに流れる電流を示し、LFは燃料噴射弁3の可動子3bのリフト量を示す。図中には、微小噴射量を噴射する2回の燃料噴射が図示されている。t1−t6の波形はバイアス電圧が供給される場合を示す。すなわち、t1−t6の波形は、変曲点検出処理、すなわちステップ160が実行される場合を示す。t6−t9の波形はバイアス電圧が供給されない場合を示す。
時刻t0において、燃料噴射が許容されている。時刻t9において、燃料噴射が禁止されている。例えば、内燃機関2の運転を許容するイグニッションスイッチ、または電源スイッチがON位置に操作されている間中、連続して、燃料噴射が許容される。
時刻t1において、コイル3cへの外部電力の供給が開始されている。時刻t1から時刻t2までの給電期間TSにおいては、電圧VLは、VF1である。電流ILは徐々に上昇する。時刻t1の後、やや遅れて、可動子3bのリフト量LFが増加を開始する。
微小噴射量の場合、燃料噴射弁3が全開状態に到達する前に、すなわち可動子3bのリフト量LFが100%に到達する前に、給電期間TSが満了する。図示の例では、時刻t2において、給電期間TSが満了する。時刻t2において、駆動回路6によってコイル3cへの開弁電圧の供給が遮断される。電流ILは、急速に減少する。コイル3cの残留磁気エネルギは急速に減衰する。残留磁気エネルギの減衰に伴って、リフト量LFは徐々に減少する。
この実施形態では、燃料噴射弁3の一回の閉弁の後に、端子5a、5bへ供給される電圧をバイアス電圧から停止電圧に切り替えている。燃料噴射弁3が全閉状態に到達した後にコイル3cの印加電圧は停止電圧に切換えられる。
時刻t2と時刻t3との間は、遅延期間TDによって定義される。時刻t3において、MOS2、MOS3がON状態に駆動され、端子5a、5bにバイアス電圧が供給される。
リフト量LFは、時刻t4において0%に復帰する。すなわち、時刻t4において燃料噴射弁3は全閉状態に到達する。時刻t4において、電流ILには特徴的な変曲点DP1があらわれている。この実施形態では、端子5a、5bに閉弁電圧としてのバイアス電圧が供給されているときの電流ILの波形を微分することによって変曲点DP1が検出される。
変曲点DP1が閉弁時期として検出される場合、時刻t4において、MOS2、MOS3はOFF状態に駆動される。すなわち、電流ILの波形に変曲点DP1が検出される場合、検出期間TMの満了前に、バイアス電圧の供給は終了する。
破線で図示されるように、バイアス電圧は、検出期間TMにわたって供給されることがある。この場合、時刻t5において、MOS2、MOS3はOFF状態に駆動される。
バイアス電圧が供給されない場合、時刻t7と時刻t9との間に図示されるように、電流ILの波形は平坦である。電流ILの波形には、顕著な特徴的な形状はあらわれない。
この実施形態によると、燃料噴射弁3が全開状態に到達する前に開弁電圧の供給を遮断することで、微小噴射量を実現することができる。しかも、燃料噴射弁3が全開状態に到達する前に開弁電圧の供給が遮断される場合でも、燃料噴射弁3が全閉状態に到達したこと、すなわち実閉弁時期を検出することができる。実閉弁時期が検出されることで、微小噴射量のための開弁が実行されたことを確認できる。また、実閉弁時期は、後続の燃料噴射における微小噴射量を正確に実現するための補正処理に利用することができる。この結果、微小な噴射量を正確に噴射することができる。
(第2実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。上記実施形態では、開弁電圧を遮断した後に、遅延期間TDにわたって端子5a、5bを開放状態(OPEN)とした。これに代えて、遅延期間TDを設けることなく、開弁電圧の遮断後に、開弁電圧に代えてバイアス電圧を供給してもよい。
図5において、ECU5は制御処理250を実行する。先行する実施形態と同じステップには同じ符号を付した。制御処理250においては、上記実施形態のステップ157が設けられていない。これにより、端子5a、5bに供給される電圧は、遅延期間TDを経ることなく、開弁電圧からバイアス電圧へ直接的に切り替えられる。
図6に図示されるように、給電期間TSの直後に、遅延期間TDを経由することなく、検出期間TMが開始される。この実施形態では、時刻t2において開弁電圧が遮断される。開弁電圧の遮断後には、開弁電圧に代わって、バイアス電圧が閉弁電圧として供給される。燃料噴射弁3は、バイアス電圧が供給された状態の下で、閉弁方向へ駆動される。時刻t4においてリフト量LFが0%に到達すると、電流ILの波形には変曲点DP1があらわれる。この変曲点DP1が閉弁時期として検出される。時刻t4において、バイアス電圧の供給が停止される。バイアス電圧の遮断後には、バイアス電圧に代わって、端子5a、5bには開放状態に相当する電圧が停止電圧として供給される。
この実施形態によると、遅延期間TDを設けることなく、燃料噴射弁3の実閉弁時期を検出することができる。
(第3実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。先行する複数の実施形態では、変曲点検出を実施するか否かを判定し、肯定的に判定される場合だけ変曲点検出、すなわち閉弁時期の検出処理を実行した。これに代えて、すべての微小噴射量の燃料噴射において変曲点を検出することにより閉弁時期を検出してもよい。
図7において、ECU5は、制御処理350を実行する。先行する実施形態と同じステップには同じ符号を付した。この実施形態では、ステップ158を備えない。よって、すべての微小噴射量の燃料噴射において、バイアス電圧を供給するためのステップ159と、変曲点を検出するためのステップ160とが実行される。
図8に図示されるように、すべての燃料噴射において顕著な変曲点DP1が観測される。
(第4実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。先行する複数の実施形態では、開弁電圧を遮断した後の検出期間TMにおいてのみバイアス電圧を端子5a、5bに供給した。これに代えて、燃料噴射弁3が利用される全期間にわたってバイアス電圧を端子5a、5bに供給してもよい。
図9において、ECU5は制御処理450を実行する。先行する実施形態と同じステップには同じ符号を付した。制御処理450においては、ステップ151とステップ153との間にステップ463が設けられている。また、ステップ156に代えて、ステップ456が設けられている。ステップ463では、ECU5は、MOS2、MOS3をON状態に駆動する。ステップ456では、ECU5は、MOS1をOFF状態に駆動する。制御処理450においては、上記実施形態のステップ157−162が設けられていない。これにより、燃料噴射弁3からの燃料噴射が許容されている期間中は継続的にバイアス電圧が供給される。
この実施形態では、開弁制御部7bは、開弁電圧を供給した後に、開弁電圧の供給により燃料噴射弁3が全開状態となる前に、開弁電圧の供給を遮断するように駆動回路6を制御する。バイアス制御部7fは、ステップ463とステップ152とによって提供される。バイアス制御部7fは、燃料噴射弁3からの燃料噴射が許容されている期間中にわたってバイアス電圧を供給するように駆動回路6を制御する。バイアス制御部7fは、燃料噴射弁3からの燃料噴射が許容されていないとき、停止電圧を供給するように駆動回路6を制御する。
図10に図示されるように、時刻t0においてMOS2、MOS3がON状態に駆動される。MOS2、MOS3は、時刻t9までON状態に維持される。すなわち、燃料噴射弁3が利用される期間中は継続的にバイアス電圧が供給される。この場合、すべての燃料噴射において、顕著な変曲点DP1があらわれる。
この実施形態では、端子5a、5bへ供給される電圧は、開弁電圧が供給された後、燃料噴射弁3が全開状態に到達する前に、開弁電圧からバイアス電圧へ切換えられている。さらに、端子5a、5bへ供給される電圧は、燃料噴射弁3の複数回の閉弁の後に、バイアス電圧から、開放状態(OPEN)、すなわちゼロ電圧(0V)に切り替えられている。この実施形態は、端子5a、5bへ供給される電圧が、燃料噴射弁3が全閉状態に到達した後に、バイアス電圧から停止電圧に切り替えられるひとつの例である。
(第5実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。先行する複数の実施形態では、開弁電圧が遮断された後に、端子5a、5bにバイアス電圧を供給することにより、顕著な変曲点DP1を発生させた。しかし、バイアス電圧なしでも検出可能な変曲点DP2があらわれる。よって、バイアス電圧なしで変曲点DP2を検出してもよい。
図11において、駆動回路6の一例が図示されている。図示された駆動回路6は、低電圧電源6bを備えない。MOS1がOFF状態に駆動されているときに、MOS2がON状態に駆動されると、コイル3cに自己誘導される逆起電力により閉回路CC1に電流ILが流れる。電流ILの波形には、燃料噴射弁3が全閉状態に到達したときのインダクタンス変化に起因して変曲点DP2があらわれる。この構成では、開弁制御部7bは、MOS2をON状態に駆動することにより、開弁電圧の遮断後にコイル3cを経由する通電を許容する閉回路CC1を形成する。
この実施形態の駆動回路6は、燃料噴射弁3を開くための開弁電圧(VF1)、および燃料噴射弁3を閉じるための停止電圧(GND、OPEN)を選択的に端子5a、5bに供給可能である。
図12において、ECU5は制御処理550を実行する。先行する実施形態と同じステップには同じ符号を付した。制御処理550においては、ステップ159に代えて、ステップ559が採用される。ステップ559においては、MOS2がON状態に駆動され、閉回路CC1が閉じられる。この結果、開弁電圧が遮断された後も、電流ILを観測することができる。
この実施形態では、開弁制御部7bは、開弁電圧を供給した後に、開弁電圧の供給により燃料噴射弁3が全開状態となる前に、開弁電圧の供給を遮断するように駆動回路6を制御する。さらに、開弁制御部7bは、開弁電圧が遮断された後に、停止電圧を供給するように駆動回路6を制御する。開弁制御部7bは、端子5a、5bに停止電圧を供給するための開放部と短絡部とを含む。ステップ156によって提供される開放部は、端子5a、5bを開放状態(OPEN)に切替える。ステップ156は、閉回路CC1を開くことにより停止電圧を端子5a、5bに供給する。ステップ559によって提供される短絡部は、端子5a、5bを短絡状態(GND)に切替える。ステップ559は、閉回路CC1を閉じることにより停止電圧を端子5a、5bに供給する。同時に、ステップ559は、閉回路CC1を閉じ、電流ILの波形を観測可能とする検出回路形成部を提供する。
図13に図示されるように、この実施形態でも、遅延期間TDの経過後に、MOS2がON状態に駆動される。閉回路CC1に流れる電流ILの波形には、変曲点DP2があらわれる。この実施形態では、端子5a、5bに閉弁電圧としての開放状態に相当する電圧が供給されているときの電流ILの波形を微分することによって変曲点DP2が検出される。時刻t4において変曲点DP2が検出されると、MOS2はOFF状態に駆動される。
この実施形態によると、バイアス電圧を供給することなく、燃料噴射弁3の閉弁を検出することができる。
(第6実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。先行する複数の実施形態では、電流ILの波形の変曲点DP1、DP2を検出することによって閉弁を検出した。これに代えて、端子5a、5b間にあらわれる電圧の波形の変曲点を検出することによって閉弁を検出してもよい。
図14は、コイル3cに誘起される逆電圧Veの波形の一例を示す。時刻t4において、逆電圧Veの波形に変曲点DP3があらわれている。先行する複数の実施形態において、ステップ160は、逆電圧Veの波形を観測し、変曲点DP3を検出するように構成することができる。また、バイアス電圧が供給されない場合であっても、時刻t8に図示されるように、変曲点DP4を観測される。よって、バイアス電圧が供給されない場合であっても、変曲点DP4を検出することによって燃料噴射弁3の閉弁を検出することができる。
(他の実施形態)
以上、開示された発明の好ましい実施形態について説明したが、開示された複数の発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、種々変形して実施することが可能である。上記実施形態の構造は、あくまで例示であって、開示された複数の発明の技術的範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。開示された複数の発明は、実施形態において示された組み合わせに限定されることなく、それぞれ独立して実施可能である。開示された複数の発明のいくつかの技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
例えば、制御装置が提供する手段と機能は、ソフトウェアのみ、ハードウェアのみ、あるいはそれらの組合せによって提供することができる。例えば、制御装置をアナログ回路によって構成してもよい。
上記実施形態では、燃料噴射弁3が全閉状態に到達した後に端子5a、5bに供給される電圧は停止電圧に切換えられる。上記実施形態では、停止電圧は、開放状態(OPEN)である。これに代えて、停止電圧が、コイル3cの両端を短絡した状態によって提供されてもよい。例えば、コイル3cの両端を接地電位に接続した短絡状態(GND)に切換えてもよい。
また、開弁電圧が供給される給電期間TSの直後に、開弁電圧と逆方向の逆電圧が供給されてもよい。このような逆電圧は、開弁電圧の供給によってコイル3cに残留する磁気エネルギの減衰を促進する。このような逆電圧は、消磁電圧とも呼ぶことができる。
また、上記実施形態では、高電圧電源6aは+40Vであり、低電圧電源6bは+1Vであるが、これら電源6a、6bの電圧は他の値を利用できる。また、これら電源6a、6bの電圧は、可変としてもよい。例えば、高電圧電源6aが供給する開弁電圧は、+12Vとすることができる。例えば、低電圧電源6bが供給するバイアス電圧の値は、燃料噴射弁3を開弁方向に駆動することがなく、消費電力を過剰に増加させない値とすることができる。バイアス電圧は+5Vとすることができる。
1 内燃機関システム、2 内燃機関、
3 燃料噴射弁、3a 固定子、3b 可動子、3c コイル、
4 センサ、5 燃料噴射制御装置、5a、5b 端子、
6 駆動回路、6a 高電圧電源、6b 低電圧電源、
6c 検出回路、MOS1−MOS3 スイッチ素子、Df ダイオード、
Dz ツェナーダイオード、R 抵抗器、CC1 閉回路、
7 処理装置、7a 給電期間演算部、7b 開弁制御部、
7c 閉弁検出部、7d 補正量演算部、7e 補正部、
7f バイアス制御部、8 メモリ。

Claims (10)

  1. 燃料噴射弁(3)のコイル(3c)と接続可能な端子(5a、5b)を有する燃料噴射制御装置(5)において、
    前記燃料噴射弁を開くための開弁電圧を前記端子に供給し、前記燃料噴射弁が全開状態となる前に前記開弁電圧の供給を遮断する開弁制御部(7b、153−156)と、
    前記開弁電圧の遮断後に、前記端子を経由して前記コイルに流れる電流(IL)の波形の変曲点、または前記端子にあらわれる電圧(Ve)の波形の変曲点を検出することにより前記燃料噴射弁が全閉状態に到達したことを検出する閉弁検出部(7c、160)とを備えることを特徴とする燃料噴射制御装置。
  2. 前記閉弁検出部は、前記燃料噴射弁が全閉状態に到達した閉弁時期を特定し、
    さらに、
    先行する燃料噴射において検出された閉弁時期に基づいて、後続の燃料噴射における閉弁時期と意図された目標閉弁時期との誤差を減少させるように、後続の燃料噴射におけるパラメータを補正する補正処理部(7d、7e)を備えることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射制御装置。
  3. 前記補正処理部は、先行する燃料噴射における開弁電圧の給電開始から前記閉弁時期までの開弁期間に基づいて、後続の燃料噴射における開弁期間が目標開弁期間となるように、後続の燃料噴射における前記開弁電圧の給電期間(TS)を補正することを特徴とする請求項2に記載の燃料噴射制御装置。
  4. 前記補正処理部は、先行する燃料噴射における開弁電圧の遮断から前記閉弁時期までの閉弁遅れ期間に基づいて、後続の燃料噴射における閉弁遅れ期間が目標閉弁遅れ期間となるように、後続の燃料噴射における前記開弁電圧の給電期間(TS)を補正することを特徴とする請求項2に記載の燃料噴射制御装置。
  5. さらに、
    前記燃料噴射弁を開くための前記開弁電圧(VF1)、
    前記燃料噴射弁を閉じるための停止電圧(GND、OPEN)、および
    前記開弁電圧と前記停止電圧との間の電圧であって、前記燃料噴射弁を開弁させることのないバイアス電圧(VF2)を選択的に前記端子に供給可能な駆動回路(6)と、
    前記開弁制御部によって前記開弁電圧の供給が遮断された後に、前記バイアス電圧を供給するように前記駆動回路を制御し、前記燃料噴射弁が全閉状態となった後において、前記バイアス電圧を遮断し、前記停止電圧を供給するように前記駆動回路を制御するバイアス制御部(7f、159、152)とを備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の燃料噴射制御装置。
  6. さらに、前記開弁制御部によって前記開弁電圧の供給が遮断された後であって、前記バイアス制御部によって前記バイアス電圧が供給される前の所定の遅延期間(TD)において前記停止電圧を供給する停止制御部(157)を備えることを特徴とする請求項5に記載の燃料噴射制御装置。
  7. さらに、
    前記燃料噴射弁を開くための前記開弁電圧(VF1)、
    前記燃料噴射弁を閉じるための停止電圧(GND、OPEN)、および
    前記開弁電圧と前記停止電圧との間の電圧であって、前記燃料噴射弁を開弁させることのないバイアス電圧(VF2)を選択的に前記端子に供給可能な駆動回路(6)と、
    前記燃料噴射弁からの燃料噴射が許容されている期間中前記バイアス電圧を供給するように前記駆動回路を制御し、前記燃料噴射弁からの燃料噴射が許容されていないとき、前記停止電圧を供給するように前記駆動回路を制御するバイアス制御部(7f、463、152)とを備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の燃料噴射制御装置。
  8. さらに、
    前記燃料噴射弁を開くための前記開弁電圧(VF1)、および
    前記燃料噴射弁を閉じるための停止電圧(GND、OPEN)を選択的に前記端子に供給可能な駆動回路(6)を備え、
    前記開弁制御部は、前記開弁電圧を供給した後に、前記開弁電圧の供給により前記燃料噴射弁が全開状態となる前に、前記開弁電圧の供給を遮断するように前記駆動回路を制御し(154−156)、
    さらに、前記開弁電圧に代えて、前記停止電圧を供給するように前記駆動回路を制御する(559)ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の燃料噴射制御装置。
  9. 前記開弁制御部は、前記開弁電圧の遮断後に前記コイルを経由する通電を許容する閉回路(CC1)を形成することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の燃料噴射制御装置。
  10. 前記閉弁検出部は、微分処理および/または積分処理によって前記変曲点を検出することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の燃料噴射制御装置。
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