JPH04287850A - 電磁式燃料噴射弁の駆動方法及び駆動装置 - Google Patents

電磁式燃料噴射弁の駆動方法及び駆動装置

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JPH04287850A
JPH04287850A JP3052691A JP5269191A JPH04287850A JP H04287850 A JPH04287850 A JP H04287850A JP 3052691 A JP3052691 A JP 3052691A JP 5269191 A JP5269191 A JP 5269191A JP H04287850 A JPH04287850 A JP H04287850A
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drive
magnitude
drive current
fuel injection
injection valve
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Ryuji Satsukawa
薩川 龍次
Yoshinobu Arakawa
荒川 祥伸
Yutaka Inaba
豊 稲葉
Tokiaki Endo
常昭 遠藤
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Kokusan Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関に燃料を供給
するために用いる電磁式燃料噴射弁を駆動する方法及び
該方法を実施する電磁式燃料噴射弁の駆動装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関に燃料を供給するために用いる
電磁式燃料噴射弁(インジェクタ)1は、図8(A),
(B)に示したように、電磁石2と噴射ノズル3とによ
り構成される。電磁石2は、固定鉄心4に巻かれた駆動
コイル5と、可動鉄心6とを備え、駆動コイル5に駆動
電流が与えられたときに、固定鉄心4が可動鉄心6を吸
引する。
【0003】噴射ノズル3は、先端に噴射口7aを有す
るシリンダ7と、シリンダ7内に挿入されて噴射口7a
を開閉するニードル弁8とを有し、ニードル弁8が可動
鉄心6に連結されている。可動鉄心6は、復帰バネ9に
よりニードル弁8を閉じる側に付勢されている。
【0004】図8(A)は駆動コイル5に駆動電流が与
えられていない状態を示したもので、この状態ではバネ
9の付勢力によりニードル弁8が閉位置に保持されて噴
射口7aを閉じている。また図8(B)は駆動コイル5
に所定の駆動電流が与えられた状態を示したもので、こ
の状態では、固定鉄心4が可動鉄心6を吸引してニード
ル弁8を開位置に保持している。図示してないが、噴射
ノズル3には燃料ポンプから燃料が所定の圧力で供給さ
れ、ニードル弁8が開位置に変位したとき(燃料噴射弁
が開いたとき)に噴射口7aから燃料が噴射される。図
8(A)のdは弁のストロークを示している。この燃料
噴射弁を用いる場合、燃料の噴射量は、噴射ノズル3に
与えられる燃料の圧力と弁を開く時間とにより決まる。
【0005】この種の電磁式燃料噴射弁を駆動する装置
は、一般に、駆動コイル5を流れる駆動電流を検出して
駆動電流検出信号を出力する駆動電流検出器と、駆動電
流の設定値を与える設定信号を出力する駆動電流設定器
と、駆動電流を設定値に等しくするように駆動コイルへ
の通電を制御する通電制御回路とにより構成される。通
電制御回路は、駆動電流検出信号及び設定信号を入力と
して燃料の噴射を指令する矩形波状の駆動指令信号が与
えられている期間、駆動コイル5に設定信号の大きさに
相応した駆動電流を流す。
【0006】このような燃料噴射弁において、弁を開く
際には駆動コイル5に比較的大きな開駆動電流を流す必
要があるが、弁が開いた後該弁を開状態に保持する際に
は、開駆動電流よりも小さい保持電流を流してやればよ
い。
【0007】そこで特公昭58−1259号に見られる
ように、駆動電流が開駆動電流に相当する大きさに達し
た時に駆動電流の設定値を保持電流に相当する値まで低
下させて、開弁後駆動コイルに流す電流を制限するよう
にした装置が提案された。
【0008】この従来の駆動装置による場合の駆動指令
信号と駆動電流の波形を図9に示した。同図に示したよ
うに、従来の装置では、駆動指令信号Vd が与えられ
たときに、通電制御スイッチが導通状態にされ、該通電
制御スイッチを通して駆動コイルに電源電圧が印加され
る。これにより駆動電流Id が増加していく。駆動電
流Id が開駆動電流Idoに達すると通電制御スイッ
チが遮断されて駆動コイルが電源から切り離されると同
時に、駆動電流の設定値が保持電流Idhに相当する大
きさに切換えられる。このとき駆動電流Id は減少し
ていき、該駆動電流Id が保持電流Idh以下になる
と再び通電制御スイッチが導通して駆動コイルに電源電
圧が印加される。以後通電制御スイッチがオンオフを繰
り返して駆動電流の平均値をほぼ保持電流Idhに保持
する。
【0009】駆動指令信号Vd が消滅すると、通電制
御スイッチが遮断状態にされ、駆動コイルが電源から切
り離される。
【0010】このように駆動電流を制御してやれば、駆
動コイルで無駄なエネルギーが消費されることがないた
め、消費電力を少なくすることができ、また駆動コイル
からの発熱を抑制することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
燃料噴射弁駆動装置では、駆動電流が開駆動電流値に達
したときにただちに駆動電流の設定値を保持電流に相当
する低い値に切換えていたため、燃料噴射弁の状態によ
っては弁がうまく開かないことがあった。
【0012】例えば、燃料噴射弁を長期間使用しない状
態におくと、燃料噴射弁の内部にあった燃料が気化して
、後に残った不純物が噴射弁の可動部に付着したり、燃
料に含まれるオフレン(Cn H2n)の酸化により生
じた粘着性の膠状物質が噴射弁の可動部に付着したりす
るため、弁の可動部が動きにくい状態になる。このよう
な状態になると、開駆動電流を短時間与えただけでは弁
を開くことができなくなり、従来の駆動装置では弁を開
くことが難しくなる。
【0013】本発明の目的は、開弁動作を確実にして、
しかも消費電力の節約を図ることができるようにした電
磁式燃料噴射弁駆動装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願第1の発明は、所定
の時間幅の駆動指令信号が与えられている間電磁式燃料
噴射弁の駆動コイルに駆動電流を供給して該燃料噴射弁
を駆動する電磁式燃料噴射弁の駆動方法であって、本発
明においては、駆動指令信号が与えられた時刻から予め
設定された初期駆動時間が経過するまでの間は、駆動コ
イルに燃料噴射弁を開くために必要な開駆動電流を流す
ように該駆動コイルへの通電を制御し、初期駆動時間が
経過した後駆動指令信号が消滅するまでの期間は駆動コ
イルに開駆動電流よりは小さく、かつ燃料噴射弁を開状
態に保持するために必要な大きさの保持電流を流すよう
に駆動コイルへの通電を制御するようにした。
【0015】本願第2の発明は、電磁式燃料噴射弁の駆
動コイルを流れる駆動電流を検出して駆動電流検出信号
を出力する駆動電流検出器と、駆動電流の設定値を与え
る設定信号を出力する駆動電流設定器と、駆動電流検出
信号及び設定信号を入力として燃料の噴射を指令する駆
動指令信号が与えられているときに駆動コイルに設定信
号の大きさに相応した駆動電流を流すように該駆動コイ
ルへの通電を制御する通電制御回路とを備えた駆動装置
に係わるもので、本発明においては、上記駆動電流設定
器を、駆動指令信号が発生した時刻から予め設定された
初期駆動時間が経過するまでの間は設定信号を第1の大
きさとし、該初期駆動時間が経過したときに設定信号を
第1の大きさよりも小さい第2の大きさに切換えるよう
に構成する。設定信号の第1の大きさは燃料噴射弁を開
くために必要な開駆動電流に相当する大きさに設定する
。また設定信号の第2の大きさは、燃料噴射弁を開状態
に保持するために必要な保持電流に相当する大きさに設
定する。
【0016】本願第3の発明及び第4の発明は、上記通
電制御回路の構成を特定したもので、第3の発明では、
通電制御回路を、駆動コイルと電源との間に設けられた
通電制御スイッチと、駆動電流検出信号と設定信号とを
比較して駆動電流検出信号が設定信号以下のときに通電
制御スイッチを導通させ、駆動電流検出信号が設定信号
を超えたときに通電制御スイッチを遮断させるように該
通電制御スイッチを制御するスイッチ制御回路とにより
構成する。
【0017】本願第4の発明では、上記通電制御回路に
、通電制御スイッチが遮断した際に駆動コイルに誘起す
る電圧で該駆動コイルに電流を流す閉回路を更に設ける
【0018】本願第5の発明は、所定の時間幅の駆動指
令信号が与えられている間電磁式燃料噴射弁の駆動コイ
ルに駆動電流を供給して該燃料噴射弁を駆動する電磁式
燃料噴射弁の駆動方法で、この発明では、駆動指令信号
が与えられた後駆動コイルのインダクタンスが所定の値
以下になっている期間は、駆動コイルに燃料噴射弁を開
くために必要な大きさの開駆動電流を流すように駆動コ
イルへの通電を制御する。次いで駆動コイルのインダク
タンスが所定の大きさを超えた後駆動指令信号が消滅す
るまでの期間は、燃料噴射弁の駆動コイルに開駆動電流
よりは小さく、かつ燃料噴射弁を開状態に保持するため
に必要な大きさの保持電流を流すように駆動コイルへの
通電を制御する。
【0019】本願第6の発明は、電磁式燃料噴射弁の駆
動コイルに流れる駆動電流を検出して駆動電流検出信号
を出力する駆動電流検出器と、駆動電流の設定値を与え
る設定信号を出力する駆動電流設定器と、燃料の噴射を
指令する駆動指令信号が与えられているときに駆動電流
検出信号を設定信号と比較して、駆動コイルに設定信号
の大きさに相応した駆動電流を流すように該駆動コイル
への通電を制御する通電制御回路とを備えた電磁式燃料
噴射弁の駆動装置に係わるもので、この発明においては
、通電制御回路を、駆動コイルと電源との間に設けられ
た通電制御スイッチと、駆動電流検出信号が設定信号以
下のときに通電制御スイッチを導通させ駆動電流検出信
号が設定信号を超えたときに通電制御スイッチを遮断さ
せるスイッチ制御回路とを設ける。駆動電流設定器は、
駆動コイルのインダクタンスが設定値よりも低いときに
設定信号を第1の大きさとし、該インダクタンスが設定
値以上になったときに設定信号を第1の大きさよりも小
さい第2の大きさに切換えるように構成する。この発明
でも設定信号の第1の大きさは、燃料噴射弁を開くため
に必要な開駆動電流の大きさに相応した大きさに設定し
、該設定信号の第2の大きさは、燃料噴射弁を開状態に
保持するために必要な保持電流に相応した大きさに設定
する。
【0020】本願第7の発明は、第5の発明と同様の電
磁式燃料噴射弁の駆動方法に係わるもので、この発明に
おいては、駆動コイルと電源との間に通電制御用スイッ
チを設けて、駆動電流が設定値以下のときに通電制御用
スイッチを導通させ、駆動電流が設定値を超えたときに
通電制御用スイッチを遮断させるように通電制御用スイ
ッチをオンオフ制御するようにし、通電制御用スイッチ
のオン時間、オフ時間、またはオンオフの周期を検出し
て、駆動指令信号が発生した後、検出された時間または
周期が設定された時間または周期以下になっている期間
は、駆動コイルに燃料噴射弁を開くために必要な大きさ
の開駆動電流を流すように通電制御用スイッチを制御し
、検出された時間または周期が設定された時間または周
期よりも長くなった後、駆動指令信号が消滅するまでの
期間は、燃料噴射弁の駆動コイルに開駆動電流よりは小
さく、かつ燃料噴射弁を開状態に保持するために必要な
大きさの保持電流を流すように通電制御用スイッチを制
御する。
【0021】本願第8の発明は、電磁式燃料噴射弁の駆
動コイルに流れる駆動電流を検出して駆動電流検出信号
を出力する駆動電流検出器と、駆動電流の設定値を与え
る設定信号を出力する駆動電流設定器と、燃料の噴射を
指令する駆動指令信号が与えられているときに駆動電流
検出信号を設定信号と比較して、駆動コイルに設定信号
の大きさに相応した駆動電流を流すように該駆動コイル
への通電を制御する通電制御回路とを備えた電磁式燃料
噴射弁の駆動装置に係わるもので、この発明においては
、上記駆動電流設定器を、通電制御スイッチのオン時間
、オフ時間、またはオンオフの周期を検出して、検出さ
れた時間または周期が設定された時間または周期よりも
短いときには設定信号を第1の大きさとし、検出された
時間または周期が設定された時間または周期よりも長く
なったときに設定信号を第1の大きさよりも小さい第2
の大きさに切換えるように構成する。この場合も設定信
号の第1の大きさは燃料噴射弁を開くために必要な開駆
動電流の大きさに相応した大きさに設定し、設定信号の
第2の大きさは、燃料噴射弁を開状態に保持するために
必要な保持電流に相応した大きさに設定する。
【0022】本願第9の発明では、上記駆動電流設定器
を、通電制御スイッチのオンオフの周波数を検出して、
検出された周波数が設定値よりも高いときには設定信号
を第1の大きさとし、該周波数が設定値よりも低くなっ
たときに設定信号を第1の大きさよりも小さい第2の大
きさに切換えるように構成する。
【0023】
【作用】本願第1の発明及び第2の発明のように、駆動
指令信号が発生した時刻から予め設定された初期駆動時
間が経過するまでの間駆動電流の設定信号を開駆動電流
に相当する大きさとし、該初期駆動時間が経過したとき
に設定信号を保持電流に相当する大きさに切換えるよう
に構成すると、初期駆動時間を適当な長さに設定してお
くことにより、弁の可動部が摩擦抵抗に打ち勝って開位
置まで動くのに十分な長さの期間、開駆動電流により大
きな電磁吸引力を発生させることができるため、弁の可
動部の抵抗が大きくなっている状態でも弁を確実に開く
ことができる。また弁が開いた後は駆動電流を保持電流
まで低下させるため、消費電力の節約を図ることができ
る。
【0024】電磁式燃料噴射弁においては、弁の動作に
応じて駆動コイルのインダクタンスが変化する。一般に
駆動コイルのインダクタンスは、弁が閉じている時に小
さく、電磁石の可動鉄心が固定鉄心内に吸引されて弁が
開くにしたがって大きくなっていく。従って本願第5及
び第6の発明のように、駆動コイルのインダクタンスが
所定の大きさになるまでの間開駆動電流を流し、該イン
ダクタンスが所定の大きさ以上になったときに保持電流
に切り替えるようにすると、弁が実際に開くまでの間必
要な開駆動電流を流し、弁が実際に開いた後はただちに
保持電流に切り替えることができるため、弁を確実に開
くことができるようになるだけでなく、必要以上に開駆
動電流が流れて無駄な電力が消費されるのを防ぐことが
できる。電磁式燃料噴射弁において、駆動電流の検出値
と設定値とを比較して通電制御スイッチをオンオフ制御
した場合、通電制御スイッチのオン時間、オフ時間また
はオンオフの周期は、弁の開閉に伴う駆動コイルのイン
ダクタンスの変化に関連している。即ち、弁が閉じてい
て駆動コイルのインダクタンスが小さいときには駆動電
流の時間的変化率が大きく(電流の変化が早く)、弁が
開いて該インダクタンスが大きくなると駆動電流の時間
的変化率が小さくなる(電流の変化が遅くなる)ため、
通電制御スイッチのオン時間、オフ時間またはオンオフ
の周期は弁が開くにしたがって長くなる。
【0025】従って本願第7ないし第9の発明のように
、通電制御スイッチのオン時間、オフ時間、またはオン
オフの周期を検出して、検出された時間が設定された時
間または周期よりも短いときには設定信号を第1の大き
さとし、検出された時間が設定された時間または周期よ
りも長くなったときに設定信号を第1の大きさよりも小
さい第2の大きさに切換えるようにすると、弁が実際に
開くまでの間必要な開駆動電流を流し、弁が実際に開い
た後はただちに保持電流に切り替えることができるため
、弁を確実に開くことができるようになるだけでなく、
必要以上に開駆動電流が流れて無駄な電力が消費される
のを防ぐことができる。通電制御スイッチのオンオフの
周波数または駆動コイルのインダクタンスを検出して設
定信号を切り替えるようにした場合も同様の効果が得ら
れる。
【0026】
【実施例】図1は本願第1の発明の方法を実施する駆動
装置の構成例を示したもので、同図において5は電磁式
燃料噴射弁の駆動コイルであり、L及びrはそれぞれ該
駆動コイル5のインダクタンス及び抵抗分である。駆動
コイル5の一端はツェナーダイオードZDを介して直流
電源の正極側端子につながる電源ラインBに接続され、
駆動コイル5の他端は抵抗R1 を介して電源の負極側
端子につながる電源ラインEに接続されている。この例
では駆動コイルに対して直列に接続された抵抗R1 に
より、駆動コイル5を流れる電流を検出する駆動電流検
出器10が構成されている。駆動コイル5の一端にはま
た、エミッタを電源ラインBに接続したPNPトランジ
スタT1 のコレクタが接続され、トランジスタT1 
のベースは、エミッタを電源ラインEに接続したNPN
トランジスタT2 のコレクタに、抵抗R2 を介して
接続されている。トランジスタT1 のコレクタにはま
たダイオードD1 のカソードが接続され、ダイオード
D1 のアノードは、コレクタを電源ラインEに接続し
たNPNトランジスタT3 のエミッタに接続されてい
る。トランジスタT3 のベースは抵抗R3 を介して
トランジスタT4 のコレクタに接続され、トランジス
タT4 のエミッタは電源ラインBに接続されている。
【0027】11は駆動電流設定器で、この設定器は、
図示しない回路から所定の時間幅td の駆動指令信号
Vd が与えられたときにトリガされて一定の時間幅t
q の矩形波状の設定信号切換パルスVq を出力する
単安定マルチバイブレータと、該マルチバイブレータの
出力端子に一端が接続された抵抗R4 と、電源ライン
B,E間に接続された抵抗R5 ,R6 の直列回路と
からなり、抵抗R4 の他端が抵抗R5,R6 の接続
点に接続されている。
【0028】上記の設定器11は、抵抗R6 の両端に
設定信号Vs を出力する。単安定マルチバイブレータ
12が設定値切換信号Vq を出力しているときには、
設定信号Vs が第1の大きさになり、単安定マルチバ
イブレータ12が設定値切換信号Vqを発生していない
ときには、設定信号Vs が第2の大きさになる。設定
信号Vsの第1の大きさは、燃料噴射弁を開くために必
要な開駆動電流Idoに相当する大きさに設定されてい
る。また設定信号Vs の第2の大きさは、燃料噴射弁
を開状態に保持するために必要な保持電流Idhに相当
する大きさに設定されている。設定信号Vs は比較器
13の非反転入力端子に入力され、比較器13の反転入
力端子には抵抗R1 の両端に得られる駆動電流検出信
号Vi が入力されている。
【0029】比較器13の出力端子は抵抗R7 を通し
てトランジスタT2 のベースに接続され、駆動電流検
出信号Viが設定信号Vs を超えて比較器13の出力
端子の電位が低レベル(接地電位)になったときに、ト
ランジスタT2 の導通を阻止するようになっている。
【0030】駆動指令信号Vd はまたインバータIN
1 とインバータIN2 と抵抗R8 及び抵抗R7 
とを通してトランジスタT2 のベースに与えられると
ともに、インバータIN1 と抵抗R9とを通してトラ
ンジスタT4 のベースに与えられている。
【0031】この例では、トランジスタT1 ないしT
4 と、抵抗R2 ,R3 ,R7 ,R8 及びR9
 と、比較器13とダイオードD1 及びツェナーダイ
オードZDと、インバータIN1 ,IN2 とにより
、駆動電流検出信号Vi 及び設定信号Vs を入力と
して燃料の噴射を指令する駆動指令信号Vd が与えら
れているときに駆動コイル5に設定信号の大きさに相応
した駆動電流を流すように該駆動コイルへの通電を制御
する通電制御回路15が構成されている。
【0032】本実施例において、図5(A)に示したよ
うに、所定の時間幅td の駆動指令信号Vd が与え
られると、単安定マルチバイブレータ12が図5(B)
に示したように、初期駆動時間に相当する一定の時間幅
tq (<td)の設定値切換信号Vq を出力し、こ
のとき駆動電流設定器11は、開駆動電流Idoに相当
する第1の大きさの設定信号Vs を出力する。
【0033】また駆動指令信号Vd が与えられるとイ
ンバータIN1 の出力端子の電位が低レベルになるた
めトランジスタT4 にベース電流が流れて該トランジ
スタT4 が導通状態になり、電源ラインB−トランジ
スタT3 のエミッタコレクタ−抵抗R3 −トランジ
スタT3 のベースエミッタ−ダイオードD1 −駆動
コイル5−抵抗R1 −電源ラインEの経路でトランジ
スタT3 にベース電流が流れて該トランジスタT3 
が導通し得る状態になる。
【0034】更に、駆動指令信号が与えられるとインバ
ータIN2 の出力端子の電位が高レベルになるため、
トランジスタT2 にベース電流が流れて該トランジス
タT2 が導通し、トランジスタT1 が導通する。ト
ランジスタT1 が導通すると電源ラインB−駆動コイ
ル5−抵抗R1 −電源ラインEの経路で、図5に示し
たように駆動コイルに駆動電流Id が流れる。抵抗R
1 の両端には、駆動電流Id に相応した大きさの駆
動電流検出信号Vi が得られる。
【0035】駆動指令信号Vd が与えられた後、駆動
電流Id が開駆動電流Idoを超えると、駆動電流検
出信号Vi が設定信号Vsを超えるため、比較器13
の出力端子の電位が低レベルになり、トランジスタT2
 が遮断状態になる。これによりトランジスタT1 が
遮断状態になり、駆動コイル5が電源から切り離される
。この時駆動コイル5に流れていた駆動電流が遮断され
るため、該駆動コイル5には、それまで流れていた駆動
電流と同方向の電圧が誘起する。そのため、トランジス
タT3 が導通して、駆動コイル5−抵抗R1 −トラ
ンジスタT3 −ダイオードD1 −駆動コイル5の閉
回路が構成され、この閉回路に循環電流が流れる。これ
により駆動コイル5に蓄積されたエネルギーが消費され
る。この閉回路を流れる電流Id が開駆動電流Ido
以下になると、駆動電流検出信号Vi が設定信号Vs
 以下になるため、比較器13の出力端子の電位が高レ
ベルになり、トランジスタT2 が導通する。従ってト
ランジスタT1 が導通し、再び駆動コイル5が電源に
接続されて、電源から駆動コイル5に駆動電流がが供給
される。以下同じ動作が繰り返されて駆動電流の平均値
が開駆動電流Idoに保たれる。図5(C)は比較器1
3の出力端子の電位Vcpの変化を示している。
【0036】駆動指令信号Vd が与えられた後初期駆
動時間tq が経過して、設定値切換信号Vq が消滅
すると、駆動電流設定器11から比較器13に与えられ
る設定信号Vs の大きさが、保持電流Idh(<Id
o)に相当する第2の大きさに切り替わる。そのため、
駆動電流の大きさは保持電流Idhに低下させられ、こ
の状態で弁が開状態に保持される。
【0037】駆動指令信号Vd が消滅すると、駆動電
流Id が流れなくなるため、弁が閉じる。
【0038】上記のように、図1の実施例によれば、駆
動指令信号Vd が与えられた後、設定された初期駆動
時間tq が経過するまでの間、開駆動電流に相当する
大きな駆動電流を流し、初期駆動時間が経過した後に駆
動電流を保持電流に相当する大きさまで低下させるので
、初期駆動時間を適当に設定しておくことにより、開弁
時に、弁の可動部に十分な駆動力を与えることができ、
可動部の抵抗が比較的大きくなっている状態でも開弁動
作を確実に行わせることができる。
【0039】図1に示した実施例では、単安定マルチバ
イブレータ12により初期駆動時間tq を設定してい
るが、図2に示したように、マイクロコンピュータ16
から駆動指令信号Vd を与えるは場合には、このマイ
クロコンピュータ16から初期駆動時間を設定する矩形
波信号Vq を得ることができる。
【0040】上記の実施例では、開駆動電流を流す初期
駆動期間を一定としているが、開弁状態を検出して、開
弁が確認された時点で駆動電流を保持電流に切換えるよ
うにすることもできる。
【0041】燃料噴射弁の励磁コイルに駆動電流が与え
られ、電磁石の可動鉄心が固定鉄心に吸引されると、可
動鉄心の変位に伴って駆動コイルのインダクタンスが増
加していき、弁が完全に開いた状態で該インダクタンス
が最大になる。従って開弁動作の確認は、駆動コイル5
のインダクタンスの変化を検出することにより行うこと
ができる。また駆動コイルのインダクタンスの変化は、
駆動電流の時間的な変化率に反映され、駆動コイルのイ
ンダクタンスが大きくなると駆動電流の時間的変化率が
大きく(電流の変化が遅く)なっていく。
【0042】従って駆動コイルのインダクタンスの変化
は、駆動電流の時間的変化率から検出することができ、
駆動電流をオンオフ制御する場合には、駆動電流のオン
オフの周期からインダクタンスの変化を検出して、開弁
動作の確認を行うことができる。
【0043】図3は駆動コイルのインダクタンスの変化
から開弁動作を確認して駆動電流を開駆動電流から保持
電流に切換えるようにした実施例を示したもので、この
例では、マイクロコンピュータ16の出力ポートPo 
から駆動指令信号Vd が与えられ、出力ポートP1 
から矩形波状の設定値切換信号Vq が与えられる。ま
た比較器13の出力端子の電位VcpがインバータIN
3 を介してマイクロコンピュータ16の入力ポートP
2 に入力されている。この実施例において、駆動指令
信号Vd の波形は図6(A)の通りであり、設定値切
換信号Vq の波形は図6(B)に示した通りである。 また比較器13の出力端子の電位Vcpの変化及びイン
バータIN3 の出力Vcp’ の変化はそれぞれ図6
(C)及び(D)に示す通りであり、駆動電流Id の
変化は図6(E)に示す通りである。
【0044】マイクロコンピュータ16は、駆動指令信
号Vd を発生したときに、インバータIN3 の出力
Vcp´の変化から、駆動電流をオンオフする周期を計
測する。駆動電流をオンオフする周期をマイクロコンピ
ュータにより計測するには、例えばマイクロコンピュー
タ内でクロックパルスを計数するタイマを走らせておい
て、インバータIN3 の出力の各立上りでマイクロコ
ンピュータに割り込みをかけ、インバータIN3 の出
力信号の各立上りでタイマの計数値を読んで、その読み
を前回の読みとの差をとればよい。
【0045】駆動電流のオンオフの周期は、開弁動作が
進んで駆動コイルのインダクタンスが増大していくにつ
れて長くなっていく。マイクロコンピュータは計測して
いる駆動電流のオンオフ周期が設定値以下になっている
期間設定値切換信号Vq を発生し、該オンオフ周期が
設定値を超えたときに、開弁動作が完了したと判断して
設定値切換信号Vq の発生を停止する。設定値切換信
号Vq が発生しているときに設定信号の大きさが開駆
動電流に相当する第1の大きさになり、設定値切換信号
Vq が消滅したときに、設定信号Vsが保持電流に相
当する第2の大きさに切換えられる点、及び駆動電流の
検出信号Vi と設定信号Vs とにより、駆動電流が
オンオフ制御される点は図1の実施例と同様である。
【0046】図1または図2に示した実施例では、図5
に示したように、開弁動作が完了した後も開駆動電流が
流れるが、図3の実施例によれば、開弁動作が完了した
時点で駆動電流を保持電流に切換えることができ、無駄
な電力消費を防ぐことができる。
【0047】尚、図3の実施例において、マイクロコン
ピュータ16側の構成によってはインバータIN1 ,
IN3 を省略することもできる。
【0048】図4は、マイクロコンピュータを用いない
で開弁動作の確認を行い得るようにした実施例を示した
もので、この例では、駆動指令信号Vd が、フリップ
フロップ回路20のセット端子に入力されている。また
比較器13の出力信号がインバータIN3 を通して周
波数電圧変換回路21に入力され、周波数電圧変換回路
12の出力は判別回路22に入力されている。判別回路
22の出力はインバータIN4 と結合コンデンサC2
 とを通してフリップフロップ回路20のリセット端子
に入力されている。
【0049】周波数電圧変換回路21は、トランジスタ
T5 及びT6 と、抵抗R12ないしR14と、コン
デンサC1 と、ダイオードD2 とからなり、判別回
路22は抵抗R15ないしR17と比較器23とからな
っている。他の点は図1の実施例と同様である。
【0050】図4に示した実施例において、比較器13
の出力端子の電位Vcpを図7(A)に示し、インバー
タIN3 の出力Vcp´を図7(B)に示した。また
周波数電圧変換回路21のコンデンサC1 の両端の電
圧Vc の変化を図7(C)に示した。図4の実施例に
おいて駆動指令信号Vd が与えられると、フリップフ
ロップ回路20の出力が高レベルになる。このとき駆動
電流設定器11は開駆動電流に相当する第1の大きさの
設定信号Vs を出力する。図1の実施例と同様に駆動
電流Id がオンオフ制御されてその平均値が開駆動電
流に相当する大きさに保たれる。
【0051】比較器13の出力端子の電位が低レベルに
なっている期間(駆動コイルが電源から切り離されてい
る期間)、インバータIN3 の出力が高レベルになる
ためトランジスタT6 が導通し、トランジスタT5 
が導通する。このとき図示しない直流電源からトランジ
スタT5 とダイオードD2 と抵抗R13とを通して
コンデンサC1 が充電される。インバータIN3 の
出力Vcp´が低レベルになる期間(駆動コイルが電源
に接続されている期間)は、トランジスタT6 及びT
5 が遮断状態になり、コンデンサC1 の電荷は抵抗
R14を通して一定の時定数で放電する。
【0052】駆動コイルのインダクタンスが小さく、駆
動電流のオンオフの周波数が高いときには、コンデンサ
C1 の充電時間が短いため、コンデンサC1 の両端
の電圧は低くなっているが、インダクタンスが大きくな
って、駆動電流のオンオフの周波数が低くなっていくと
、コンデンサC1 の充電時間が長くなるため、コンデ
ンサC1 の両端の電圧は高くなっていく。従ってコン
デンサC1 の両端の電圧は図7(C)のように、駆動
コイルのインダクタンスが大きくなって駆動電流のオン
オフの周波数が低くなるに従って高くなっていく。
【0053】従って開弁動作が完了している状態でのコ
ンデンサC1 の端子電圧の値を基準電圧Vr として
予め測定しておいて、判別回路22の抵抗R16の両端
にこの基準電圧Vr を発生させ、この基準電圧Vrと
コンデンサC1 の両端の電圧Vc とを比較器23に
入力して、両電圧Vc ,Vr を比較することにより
、開弁動作の確認を行うことができる。図示の例では、
コンデンサC1 の端子電圧Vc が基準電圧Vr を
超えたときに比較器23の出力端子の電位が低レベルに
なり、インバータIN4 の出力が高レベルになる。イ
ンバータIN4 の出力が高レベルになるとフリップフ
ロップ回路20の出力が低レベルになるため、設定信号
Vs は保持電流に相当する第2の大きさになり、駆動
電流Idが保持電流に切換えられる。
【0054】図3,図4に示した実施例では、駆動電流
のオンオフの周期を検出することにより、開弁動作を検
出しているが、駆動電流のオン期間またはオフ期間を検
出することによって開弁動作を検出するようにしてもよ
い。
【0055】上記の各実施例では、駆動電流設定器及び
スイッチ制御回路をアナログ回路により構成して、本発
明の方法を実施ているが、駆動電流設定器及びスイッチ
制御回路等がそれぞれ行なう機能をマイクロコンピュー
タにより実現して本発明の方法を実施するようにしても
良いのはもちろんである。
【0056】
【発明の効果】以上のように、請求項1ないし4に記載
した発明によれば、駆動指令信号が発生した時刻から予
め設定された初期駆動時間が経過するまでの間駆動電流
の設定信号を開駆動電流に相当する大きさとし、該初期
駆動時間が経過したときに設定信号を保持電流に相当す
る大きさに切換えるようにしたので、初期駆動時間を適
当な長さに設定しておくことにより、弁の可動部が摩擦
抵抗に打ち勝って開位置まで動くのに十分な長さの期間
、開駆動電流により大きな電磁吸引力を発生させること
ができ、弁の可動部の抵抗が大きくなっている状態でも
弁を確実に開くことができる利点がある。
【0057】また弁が開いた後は駆動電流を保持電流ま
で低下させるため、消費電力の節約を図ることができる
【0058】更に請求項5ないし9に記載した発明によ
れば、開弁動作の完了が確認されたときに駆動電流を保
持電流に切換えるようにしたので、弁が実際に開くまで
の間必要な開駆動電流を流し、弁が開いた後は直ちに保
持電流に切り替えることができる。従って開弁動作を確
実に行わせることができる上に、必要以上に開駆動電流
が流れて無駄な電力が消費されるのを防ぐことができる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示した回路図である。
【図2】本発明の他の実施例を示した回路図である。
【図3】本発明の更に他の実施例を示した回路図である
【図4】本発明の更に他の実施例を示した回路図である
【図5】(A)ないし(D)は図1の実施例の各部の信
号波形を示した波形図である。
【図6】(A)ないし(E)は図3の実施例の各部の信
号波形を示す波形図である。
【図7】(A)ないし(C)は図4の実施例の各部の信
号波形を示す波形図である。
【図8】(A),(B)は電磁式燃料噴射弁の構造の一
例を概略的に示したもので、(A)は閉状態の断面図、
(B)は開状態の断面図である。
【図9】(A),(B)は従来の駆動装置の駆動指令信
号の波形と駆動電流の波形とを示した波形図である。
【符号の説明】
5…駆動コイル、10…駆動電流検出回路、11…駆動
電流設定器、12…単安定マルチバイブレータ、15…
通電制御回路、20…フリップフロップ回路、21…周
波数電圧変換回路、22…判別回路。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  所定の時間幅の駆動指令信号が与えら
    れている間電磁式燃料噴射弁の駆動コイルに駆動電流を
    供給して該燃料噴射弁を駆動する電磁式燃料噴射弁の駆
    動方法において、前記駆動指令信号が与えられた時刻か
    ら予め設定された初期駆動時間が経過するまでの間は、
    前記駆動コイルに燃料噴射弁を開くために必要な開駆動
    電流を流すように該駆動コイルへの通電を制御し、前記
    初期駆動時間が経過した後前記駆動指令信号が消滅する
    までの期間は前記駆動コイルに前記開駆動電流よりは小
    さく、かつ燃料噴射弁を開状態に保持するために必要な
    大きさの保持電流を流すように前記駆動コイルへの通電
    を制御することを特徴とする電磁式燃料噴射弁の駆動方
    法。
  2. 【請求項2】  電磁式燃料噴射弁の駆動コイルを流れ
    る駆動電流を検出して駆動電流検出信号を出力する駆動
    電流検出器と、前記駆動電流の設定値を与える設定信号
    を出力する駆動電流設定器と、前記駆動電流検出信号及
    び設定信号を入力として燃料の噴射を指令する駆動指令
    信号が与えられているときに前記駆動コイルに設定信号
    の大きさに相応した駆動電流を流すように該駆動コイル
    への通電を制御する通電制御回路とを備えた電磁式燃料
    噴射弁の駆動装置において、前記駆動電流設定器は、前
    記駆動指令信号が発生した時刻から予め設定された初期
    駆動時間が経過するまでの間は前記設定信号を第1の大
    きさとし、該初期駆動時間が経過したときに前記設定信
    号を第1の大きさよりも小さい第2の大きさに切換える
    ように構成され、前記設定信号の第1の大きさは燃料噴
    射弁を開くために必要な開駆動電流に相当する大きさに
    設定され、前記設定信号の第2の大きさは、前記燃料噴
    射弁を開状態に保持するために必要な保持電流に相当す
    る大きさに設定されていることを特徴とする電磁式燃料
    噴射弁の駆動装置。
  3. 【請求項3】  前記通電制御回路は、前記駆動コイル
    と電源との間に設けられた通電制御スイッチと、前記駆
    動電流検出信号と設定信号とを比較して駆動電流検出信
    号が設定信号以下のときに前記通電制御スイッチを導通
    させ駆動電流検出信号が設定信号を超えたときに前記通
    電制御スイッチを遮断させるように該通電制御スイッチ
    を制御するスイッチ制御回路とを備えている請求項1に
    記載の電磁式燃料噴射弁の駆動装置。
  4. 【請求項4】  前記通電制御回路は、前記通電制御ス
    イッチが遮断した際に前記駆動コイルに誘起する電圧で
    該駆動コイルに電流を流す閉回路を更に備えている請求
    項3に記載の電磁式燃料噴射弁の駆動装置。
  5. 【請求項5】  所定の時間幅の駆動指令信号が与えら
    れている間電磁式燃料噴射弁の駆動コイルに駆動電流を
    供給して該燃料噴射弁を駆動する電磁式燃料噴射弁の駆
    動方法において、前記駆動指令信号が与えられた後前記
    駆動コイルのインダクタンスが所定の値以下になってい
    る期間は前記駆動コイルに前記燃料噴射弁を開くために
    必要な大きさの開駆動電流を流すように前記駆動コイル
    への通電を制御し、前記駆動コイルのインダクタンスが
    所定の大きさを超えた後前記駆動指令信号が消滅するま
    での期間は、前記燃料噴射弁の駆動コイルに前記開駆動
    電流よりは小さく、かつ前記燃料噴射弁を開状態に保持
    するために必要な大きさの保持電流を流すように前記駆
    動コイルへの通電を制御することを特徴とする電磁式燃
    料噴射弁の駆動方法。
  6. 【請求項6】  電磁式燃料噴射弁の駆動コイルに流れ
    る駆動電流を検出して駆動電流検出信号を出力する駆動
    電流検出器と、駆動電流の設定値を与える設定信号を出
    力する駆動電流設定器と、燃料の噴射を指令する駆動指
    令信号が与えられているときに前記駆動電流検出信号を
    設定信号と比較して、前記駆動コイルに設定信号の大き
    さに相応した駆動電流を流すように該駆動コイルへの通
    電を制御する通電制御回路とを備えた電磁式燃料噴射弁
    の駆動装置において、前記通電制御回路は、前記駆動コ
    イルと電源との間に設けられた通電制御スイッチと、前
    記駆動電流検出信号が設定信号以下のときに前記通電制
    御スイッチを導通させ前記駆動電流検出信号が設定信号
    を超えたときに前記通電制御スイッチを遮断させるスイ
    ッチ制御回路とを備え、前記駆動電流設定器は、前記駆
    動コイルのインダクタンスが設定値よりも低いときに前
    記設定信号を第1の大きさとし、該インダクタンスが設
    定値以上になったときに前記設定信号を第1の大きさよ
    りも小さい第2の大きさに切換えるように構成され、前
    記設定信号の第1の大きさは燃料噴射弁を開くために必
    要な開駆動電流の大きさに相応した大きさに設定され、
    前記設定信号の第2の大きさは、前記燃料噴射弁を開状
    態に保持するために必要な保持電流に相応した大きさに
    設定されていることを特徴とする電磁式燃料噴射弁の駆
    動装置。
  7. 【請求項7】  所定の時間幅の駆動指令信号が与えら
    れている間電磁式燃料噴射弁の駆動コイルに駆動電流を
    供給して該燃料噴射弁を駆動する電磁式燃料噴射弁の駆
    動方法において、前記駆動コイルと電源との間に通電制
    御用スイッチを設けて、前記駆動電流が設定値以下のと
    きに前記通電制御用スイッチを導通させ、前記駆動電流
    が設定値を超えたときに前記通電制御用スイッチを遮断
    させるように前記通電制御用スイッチをオンオフ制御す
    るようにし、前記通電制御用スイッチのオン時間、オフ
    時間、またはオンオフの周期を検出して、前記駆動指令
    信号が発生した後、検出された時間または周期が設定さ
    れた時間または周期以下になっている期間は、前記駆動
    コイルに前記燃料噴射弁を開くために必要な大きさの開
    駆動電流を流すように前記通電制御用スイッチを制御し
    、検出された時間または周期が設定された時間または周
    期よりも長くなった後、前記駆動指令信号が消滅するま
    での期間は、前記燃料噴射弁の駆動コイルに前記開駆動
    電流よりは小さく、かつ前記燃料噴射弁を開状態に保持
    するために必要な大きさの保持電流を流すように前記通
    電制御用スイッチを制御することを特徴とする電磁式燃
    料噴射弁の駆動方法。
  8. 【請求項8】  電磁式燃料噴射弁の駆動コイルに流れ
    る駆動電流を検出して駆動電流検出信号を出力する駆動
    電流検出器と、前記駆動電流の設定値を与える設定信号
    を出力する駆動電流設定器と、燃料の噴射を指令する駆
    動指令信号が与えられているときに前記駆動電流検出信
    号を設定信号と比較して、前記駆動コイルに設定信号の
    大きさに相応した駆動電流を流すように該駆動コイルへ
    の通電を制御する通電制御回路とを備えた電磁式燃料噴
    射弁の駆動装置において、前記通電制御回路は、前記駆
    動コイルと電源との間に設けられた通電制御スイッチと
    、前記駆動電流検出信号が設定信号以下のときに前記通
    電制御スイッチを導通させ前記駆動電流検出信号が設定
    信号を超えたときに前記通電制御スイッチを遮断させる
    スイッチ制御回路とを備え、前記駆動電流設定器は、前
    記通電制御スイッチのオン時間、オフ時間、またはオン
    オフの周期を検出して、検出された時間または周期が設
    定された時間または周期よりも短いときには前記設定信
    号を第1の大きさとし、検出された時間または周期が設
    定された時間または周期よりも長くなったときに前記設
    定信号を第1の大きさよりも小さい第2の大きさに切換
    えるように構成され、前記設定信号の第1の大きさは燃
    料噴射弁を開くために必要な開駆動電流の大きさに相応
    した大きさに設定され、前記設定信号の第2の大きさは
    、前記燃料噴射弁を開状態に保持するために必要な保持
    電流に相応した大きさに設定されていることを特徴とす
    る電磁式燃料噴射弁の駆動装置。
  9. 【請求項9】  電磁式燃料噴射弁の駆動コイルに流れ
    る駆動電流を検出して駆動電流検出信号を出力する駆動
    電流検出器と、前記駆動電流の設定値を与える設定信号
    を出力する駆動電流設定器と、燃料の噴射を指令する駆
    動指令信号が与えられているときに前記駆動電流検出信
    号を設定信号と比較して、前記駆動コイルに設定信号の
    大きさに相応した駆動電流を流すように該駆動コイルへ
    の通電を制御する通電制御回路とを備えた電磁式燃料噴
    射弁の駆動装置において、前記通電制御回路は、前記駆
    動コイルと電源との間に設けられた通電制御スイッチと
    、前記駆動電流検出信号が設定信号以下のときに前記通
    電制御スイッチを導通させ前記駆動電流検出信号が設定
    信号を超えたときに前記通電制御スイッチを遮断させる
    スイッチ制御回路とを備え、前記駆動電流設定器は、前
    記通電制御スイッチのオンオフの周波数を検出して、検
    出された周波数が設定値よりも高いときには前記設定信
    号を第1の大きさとし、該周波数が設定値よりも低くな
    ったときに前記設定信号を第1の大きさよりも小さい第
    2の大きさに切換えるように構成され、前記設定信号の
    第1の大きさは燃料噴射弁を開くために必要な開駆動電
    流の大きさに相応した大きさに設定され、前記設定信号
    の第2の大きさは、前記燃料噴射弁を開状態に保持する
    ために必要な保持電流に相応した大きさに設定されてい
    ることを特徴とする電磁式燃料噴射弁の駆動装置。
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