JPH1047140A - 内燃機関用燃料噴射弁の駆動装置及びインジェクタ駆動装置 - Google Patents
内燃機関用燃料噴射弁の駆動装置及びインジェクタ駆動装置Info
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- JPH1047140A JPH1047140A JP8203422A JP20342296A JPH1047140A JP H1047140 A JPH1047140 A JP H1047140A JP 8203422 A JP8203422 A JP 8203422A JP 20342296 A JP20342296 A JP 20342296A JP H1047140 A JPH1047140 A JP H1047140A
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- injector
- current
- circuit
- coil
- fuel injection
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高速応答が可能な燃料噴射弁の駆動装置を得
る。 【解決手段】Hブリッチを用い、負荷端子の対角位置に
ある一対の半導体スイッチング素子の一方を通電回路形
成用に、他方を電流制御用に用いる様にした。
る。 【解決手段】Hブリッチを用い、負荷端子の対角位置に
ある一対の半導体スイッチング素子の一方を通電回路形
成用に、他方を電流制御用に用いる様にした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関における
燃料を噴射する燃料噴射弁(いわゆるインジェクタ)の
駆動装置に関し、筒内噴射システムに用いられる燃料噴
射弁にも適用できる駆動装置に関する。
燃料を噴射する燃料噴射弁(いわゆるインジェクタ)の
駆動装置に関し、筒内噴射システムに用いられる燃料噴
射弁にも適用できる駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の内燃機関の燃料を噴射するインジ
ェクタの駆動装置としては、例えば、特開平4−63941号
公報に記載のように、駆動電源回路を内燃機関の回転数
の上昇に伴って駆動電圧の大きさを増大させることなど
が知られている。
ェクタの駆動装置としては、例えば、特開平4−63941号
公報に記載のように、駆動電源回路を内燃機関の回転数
の上昇に伴って駆動電圧の大きさを増大させることなど
が知られている。
【0003】また、例えば、特開平3−275957 号公報記
載のように開弁時に電磁弁励磁コイルの開弁保持電流よ
りも大きな電流を流し開弁及び/または閉弁の遅れ時間
を短くすることが知られている。
載のように開弁時に電磁弁励磁コイルの開弁保持電流よ
りも大きな電流を流し開弁及び/または閉弁の遅れ時間
を短くすることが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平4−63941号及び
特開平3−275957 号公報に記載のものにあっては、イン
ジェクタの駆動電流の立上り時間の更なる高速化や駆動
電流のピーク値及び保持電流の最適値への一定値制御が
できないなどの問題があった。
特開平3−275957 号公報に記載のものにあっては、イン
ジェクタの駆動電流の立上り時間の更なる高速化や駆動
電流のピーク値及び保持電流の最適値への一定値制御が
できないなどの問題があった。
【0005】例えば、筒内で燃料を噴射する燃料噴射弁
ではより大きな開弁,閉弁力を必要とする。
ではより大きな開弁,閉弁力を必要とする。
【0006】本発明の目的は、インジェクタの駆動電流
の立上り時間を早くでき、ピーク電流及び保持電流も一
定値に制御可能とし、また筒内噴射弁を適用してもその
開弁,閉弁動作を高速駆動できる燃料噴射弁の駆動装置
(インジェクタ駆動装置)を提供するにある。
の立上り時間を早くでき、ピーク電流及び保持電流も一
定値に制御可能とし、また筒内噴射弁を適用してもその
開弁,閉弁動作を高速駆動できる燃料噴射弁の駆動装置
(インジェクタ駆動装置)を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、燃料噴射弁のコイルの通電回路を形成
する手段(例えば半導体スイッチング素子)と、その回
路を流れる電流の大きさを調整する手段(例えば別の半
導体スイッチング素子)とを設けた。
に、本発明では、燃料噴射弁のコイルの通電回路を形成
する手段(例えば半導体スイッチング素子)と、その回
路を流れる電流の大きさを調整する手段(例えば別の半
導体スイッチング素子)とを設けた。
【0008】具体的には、インジェクタと、このインジ
ェクタを駆動する駆動回路と、駆動回路には電流の立上
り、立下りを高速化するために電流を正逆切り替えるH
ブリッチ回路と、インジェクタ駆動回路を制御するPW
M電流制御回路と、このPWM電流制御回路に電流指令値
を切り替えて発生する電流指令切り替え発生回路とイン
ジェクタにHブリッチ回路を介して電流を供給する昇圧
回路手段とを備え、インジェクタ制御の入力指令である
インジェクタパルス指令に応じてインジェクタの開弁/
閉弁時間を制御し内燃機関の燃料噴射時間を高速に制御
するようにしたものである。
ェクタを駆動する駆動回路と、駆動回路には電流の立上
り、立下りを高速化するために電流を正逆切り替えるH
ブリッチ回路と、インジェクタ駆動回路を制御するPW
M電流制御回路と、このPWM電流制御回路に電流指令値
を切り替えて発生する電流指令切り替え発生回路とイン
ジェクタにHブリッチ回路を介して電流を供給する昇圧
回路手段とを備え、インジェクタ制御の入力指令である
インジェクタパルス指令に応じてインジェクタの開弁/
閉弁時間を制御し内燃機関の燃料噴射時間を高速に制御
するようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の一実施例について詳細に説明する。
明の一実施例について詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施例による内燃機関
用インジェクタ駆動装置の制御システム構成図である。
用インジェクタ駆動装置の制御システム構成図である。
【0011】昇圧回路1にはバッテリBの12V系電圧
VB が入力され、出力としては高電圧の昇圧電圧VDCが
出力され駆動回路2に供給される。
VB が入力され、出力としては高電圧の昇圧電圧VDCが
出力され駆動回路2に供給される。
【0012】5は電流指令切り替え発生回路であり、自
動車のエンジン制御システムから発生されるインジェク
タパルス指令P1に基づいて電流指令IINCやパルス指令
P1,P3,P3′(反転信号)を発生する。PWM電流制
御回路4においては、電流指令切り替え発生回路より与
えられた電流指令IINC と、駆動回路2に流れる電流を
電流検出抵抗RSHにより電圧信号VINJ として検出され
たフィードバック信号との偏差をとり電流制御を行うた
めのPWM信号を発生する。
動車のエンジン制御システムから発生されるインジェク
タパルス指令P1に基づいて電流指令IINCやパルス指令
P1,P3,P3′(反転信号)を発生する。PWM電流制
御回路4においては、電流指令切り替え発生回路より与
えられた電流指令IINC と、駆動回路2に流れる電流を
電流検出抵抗RSHにより電圧信号VINJ として検出され
たフィードバック信号との偏差をとり電流制御を行うた
めのPWM信号を発生する。
【0013】駆動回路2においては、インジェクタコイ
ル40に流れるインジェクタ電流IINJ を、PWM電流
制御回路4より発生されPWM信号に基づいて制御す
る。また、電流指令切り替え発生回路5より与えられる
パルス指令P1,P3,P3′等により、インジェクタコ
イル40に流れる電流を正,逆切り替える。
ル40に流れるインジェクタ電流IINJ を、PWM電流
制御回路4より発生されPWM信号に基づいて制御す
る。また、電流指令切り替え発生回路5より与えられる
パルス指令P1,P3,P3′等により、インジェクタコ
イル40に流れる電流を正,逆切り替える。
【0014】上記、図1のインジェクタ駆動回路の動作
を図2に示す。燃料噴射に必要な時間(TINJ)インジ
ェクタパルス指令P1が与えられると、インジェクタの
動作時間を速くするためにインジェクタ電流指令IINC
をt2時間の間インジェクタ電流IINJ を大きくしてピ
ーク電流iPを流す。電流の立上り時間t1は、インジェ
クタコイルの時定数と電源電圧、即ち、昇圧回路の電圧
で決まるために電圧は高い方が良い。
を図2に示す。燃料噴射に必要な時間(TINJ)インジ
ェクタパルス指令P1が与えられると、インジェクタの
動作時間を速くするためにインジェクタ電流指令IINC
をt2時間の間インジェクタ電流IINJ を大きくしてピ
ーク電流iPを流す。電流の立上り時間t1は、インジェ
クタコイルの時定数と電源電圧、即ち、昇圧回路の電圧
で決まるために電圧は高い方が良い。
【0015】また、インジェクタの応答時間を一定とす
るために、インジェクタのピーク電流iPをtp時間一定
に流すために電流制御を行っている。インジェクタが開
弁しt2時間経過後はインジェクタ電流指令IINCを小さ
くしインジェクタが開弁状態を維持できる程度の保持電
流iHを流し一定値となるように制御する。
るために、インジェクタのピーク電流iPをtp時間一定
に流すために電流制御を行っている。インジェクタが開
弁しt2時間経過後はインジェクタ電流指令IINCを小さ
くしインジェクタが開弁状態を維持できる程度の保持電
流iHを流し一定値となるように制御する。
【0016】インジェクタパルス指令P1がOFFする
とパルス指令P3により駆動回路2をt3 時間動作させ
インジェクタに流れる電流を逆方向に流し、インジェク
タの励磁回路の消磁を早くし閉弁動作の応答性を向上さ
せる。
とパルス指令P3により駆動回路2をt3 時間動作させ
インジェクタに流れる電流を逆方向に流し、インジェク
タの励磁回路の消磁を早くし閉弁動作の応答性を向上さ
せる。
【0017】図1に戻って、各部の具体的な回路の詳細
を次に説明する。昇圧回路1の一実施例の詳細回路を図
3に示す。IC1は昇圧回路を実現させるためのDC/
DCコンバータ用ICであり、図3に示す周辺回路を付
加することにより、その機能が実現できる。図3におい
て、C1はバッテリ電源電圧VB とGND間に接続され
たフィルタコンデンサであり、IC1の電源であるVIN
とGNDと並列に接続される。R1,R2は分圧抵抗で
あり電源電圧VB を分圧してIC1のON/OFF端子
に入力しIC1の起動,停止を行う。
を次に説明する。昇圧回路1の一実施例の詳細回路を図
3に示す。IC1は昇圧回路を実現させるためのDC/
DCコンバータ用ICであり、図3に示す周辺回路を付
加することにより、その機能が実現できる。図3におい
て、C1はバッテリ電源電圧VB とGND間に接続され
たフィルタコンデンサであり、IC1の電源であるVIN
とGNDと並列に接続される。R1,R2は分圧抵抗で
あり電源電圧VB を分圧してIC1のON/OFF端子
に入力しIC1の起動,停止を行う。
【0018】R3,C2は発振周波数を決定する抵抗と
コンデンサであり、IC1を用いたDC/DCコンバー
タの周波数を決定する。R4,R5は基準電圧Vref1を
分圧してPWMの最大デューティを制限する抵抗,R
5,C3はIC1をソフトスタートさせるための時定数
をきめる抵抗,コンデンサである。
コンデンサであり、IC1を用いたDC/DCコンバー
タの周波数を決定する。R4,R5は基準電圧Vref1を
分圧してPWMの最大デューティを制限する抵抗,R
5,C3はIC1をソフトスタートさせるための時定数
をきめる抵抗,コンデンサである。
【0019】RsはIC1の出力電流を検出する抵抗で
あり、R6,C4により検出信号がCL2端子へ入力さ
れ電源の出力電流を制限する。MOSFET1 はIC1のOU
T端子から出力されるPWM信号をベース抵抗R7を介
してゲートへ入力しON/OFFのスイッチング動作し
インダクタンスL1に流れる電流を制御する。
あり、R6,C4により検出信号がCL2端子へ入力さ
れ電源の出力電流を制限する。MOSFET1 はIC1のOU
T端子から出力されるPWM信号をベース抵抗R7を介
してゲートへ入力しON/OFFのスイッチング動作し
インダクタンスL1に流れる電流を制御する。
【0020】R8,C5はIC1に内蔵された偏差アン
プの出力E/02を入力端子IN2(−)にフィードバッ
クする帰還抵抗とコンデンサである。
プの出力E/02を入力端子IN2(−)にフィードバッ
クする帰還抵抗とコンデンサである。
【0021】D1は出力整流用ダイオードであり、その
出力は出力電圧VDCをVR1,R9,R10で分圧し、
分圧電圧をIN2(−)にフィードバックする。VR1は
可変抵抗であり、DC/DCの出力電圧設定値を調整す
る。C6は出力フィルタコンデンサである。
出力は出力電圧VDCをVR1,R9,R10で分圧し、
分圧電圧をIN2(−)にフィードバックする。VR1は
可変抵抗であり、DC/DCの出力電圧設定値を調整す
る。C6は出力フィルタコンデンサである。
【0022】以上述べたDC/DCコンバータ、即ち、
昇圧回路の動作を次に説明する。
昇圧回路の動作を次に説明する。
【0023】図3においてMOSFET1がONするとバッテ
リ電圧VBよりインダクタンスLを介して電流を流す。
つぎにMOSFET1 をOFFさせるとインダクタンスL1に
流れていた電流エネルギーがdi/dtの電圧となって
跳上りダイオードD1を介してコンデンサC6を充電し
出力電圧VDCを出力する。その出力電圧VDCは上記した
ように抵抗VR1,R9とR10で分圧後IN2(−)端
子にフィードバックされて一定電圧に制御される。ま
た、出力電圧VDCは可変抵抗VR1によって調整でき
る。
リ電圧VBよりインダクタンスLを介して電流を流す。
つぎにMOSFET1 をOFFさせるとインダクタンスL1に
流れていた電流エネルギーがdi/dtの電圧となって
跳上りダイオードD1を介してコンデンサC6を充電し
出力電圧VDCを出力する。その出力電圧VDCは上記した
ように抵抗VR1,R9とR10で分圧後IN2(−)端
子にフィードバックされて一定電圧に制御される。ま
た、出力電圧VDCは可変抵抗VR1によって調整でき
る。
【0024】図1に戻って駆動回路2の詳細を図4に示
す。図4においてMO1〜MO4はパワーMOSFETであ
り、4個でHブリッチと称される回路を構成し、ブリッ
チの中間点にインジェクタコイルを接続している。MO
1はPWM制御用、MO3,MO4は電流方向切り替え
用、MO2は逆方向電流制御用である。
す。図4においてMO1〜MO4はパワーMOSFETであ
り、4個でHブリッチと称される回路を構成し、ブリッ
チの中間点にインジェクタコイルを接続している。MO
1はPWM制御用、MO3,MO4は電流方向切り替え
用、MO2は逆方向電流制御用である。
【0025】また、M5〜M8はパワーMOSFET駆動用ド
ライバMOSFETであり、それぞれ、入力或いは出力抵抗R
22〜R33及びMO3,MO4のゲート−ソース間の
過電圧保護用にツェナーZD1,ZD2をそれぞれ有し
ている。RSHはMO1とMO2のソースとGND間に接続
されパワーMOSの素子電流検出用抵抗であり、電流検
出電圧VINJを出力する。
ライバMOSFETであり、それぞれ、入力或いは出力抵抗R
22〜R33及びMO3,MO4のゲート−ソース間の
過電圧保護用にツェナーZD1,ZD2をそれぞれ有し
ている。RSHはMO1とMO2のソースとGND間に接続
されパワーMOSの素子電流検出用抵抗であり、電流検
出電圧VINJを出力する。
【0026】駆動回路2(図4の回路)の動作は次のよう
になる。図2に示したインジェクタパルス指令P1(図
4ではP1信号を反転したP1信号)がTINJ期間与えら
れるとMO4がその間ONする。また、その期間PWM
信号も入力されMO1がPWM動作を行う。即ち、PW
M信号の一周期のONの時期には前記した昇圧回路の出
力電圧VDCによりMO4⇒インジェクタコイル40⇒MO
1⇒RSH⇒GNDの経路でインジェクタ電流IINJを流
す。
になる。図2に示したインジェクタパルス指令P1(図
4ではP1信号を反転したP1信号)がTINJ期間与えら
れるとMO4がその間ONする。また、その期間PWM
信号も入力されMO1がPWM動作を行う。即ち、PW
M信号の一周期のONの時期には前記した昇圧回路の出
力電圧VDCによりMO4⇒インジェクタコイル40⇒MO
1⇒RSH⇒GNDの経路でインジェクタ電流IINJを流
す。
【0027】次にPWM信号がOFFされるとMOSFETM
O1がOFFし、インジェクタ電流IINJ はMO3の逆
ダイオード⇒MO4⇒インジェクタコイルの閉回路で循
環電流となって流れる。従って、インジェクタ電流I
INJ 値の大きさはPWMのデューティ(ON/ON+O
FF)を制御することで変えることができる。
O1がOFFし、インジェクタ電流IINJ はMO3の逆
ダイオード⇒MO4⇒インジェクタコイルの閉回路で循
環電流となって流れる。従って、インジェクタ電流I
INJ 値の大きさはPWMのデューティ(ON/ON+O
FF)を制御することで変えることができる。
【0028】次に、本発明を適用して駆動されるインジ
ェクタのインジェクタコイル40が収納されているイン
ジェクタの構造図の一実施例を図5に示す。
ェクタのインジェクタコイル40が収納されているイン
ジェクタの構造図の一実施例を図5に示す。
【0029】以下、図5を用いて電磁式燃料噴射弁(以
下、インジェクタという)の構造と動作について説明す
る。インジェクタ3は、上記した駆動回路2からのON
−OFF信号により燃料噴射穴を開閉し燃料の噴射を行
うものである。
下、インジェクタという)の構造と動作について説明す
る。インジェクタ3は、上記した駆動回路2からのON
−OFF信号により燃料噴射穴を開閉し燃料の噴射を行
うものである。
【0030】インジェクタ構造の概要は次の通りであ
る。先ず、磁気回路は筒状のヨーク31,コア32,プ
ランジャ33等からなる。
る。先ず、磁気回路は筒状のヨーク31,コア32,プ
ランジャ33等からなる。
【0031】コア32の中心にはプランジャ33とロッ
ド34とボール弁35からなる可動部36を燃料噴射孔
37の弁座9に押圧するスプリング39がある。磁気回
路を励磁するインジェクタコイル40はボビン41に巻
かれ、端子42に接続され、さらに外部接続端子43介
して上記した図4の駆動回路へ接続される。燃料は流入
通路44,下部通路45,燃料通路46を通り燃料噴射
孔37から噴射される。
ド34とボール弁35からなる可動部36を燃料噴射孔
37の弁座9に押圧するスプリング39がある。磁気回
路を励磁するインジェクタコイル40はボビン41に巻
かれ、端子42に接続され、さらに外部接続端子43介
して上記した図4の駆動回路へ接続される。燃料は流入
通路44,下部通路45,燃料通路46を通り燃料噴射
孔37から噴射される。
【0032】以上の通り構成された噴射弁の動作を次に
説明する。
説明する。
【0033】インジェクタ3はインジェクタコイル40
に与えられる電気的なON−OFF信号により、可動部
を操作して燃料噴射孔37より燃料噴射を行う。電気信
号はインジェクタコイル40にパルスとして与えられ
る。インジェクタコイル40に電流が流されるとコア3
2,ヨーク31,プランジャ33で磁気回路が構成さ
れ、プランジャ33がコア32側に吸引される。プラン
ジャ33が移動すると、これと一体になっているボール
弁35も移動して、燃料噴射孔37を開放する。
に与えられる電気的なON−OFF信号により、可動部
を操作して燃料噴射孔37より燃料噴射を行う。電気信
号はインジェクタコイル40にパルスとして与えられ
る。インジェクタコイル40に電流が流されるとコア3
2,ヨーク31,プランジャ33で磁気回路が構成さ
れ、プランジャ33がコア32側に吸引される。プラン
ジャ33が移動すると、これと一体になっているボール
弁35も移動して、燃料噴射孔37を開放する。
【0034】燃料は、図示しない燃料ポンプにより流入
通路44よりインジェクタ内部に流入し、下部通路4
5,ロッド34の隙間,燃料通路(溝)50を通って、
開弁時に燃料噴射孔37を通って吸気管内に噴射され
る。インジェクタコイル40が消勢されると可動部36
はスプリング39に押されて弁座38側に移動し、ボー
ル弁35が燃料噴射孔37を閉じる。
通路44よりインジェクタ内部に流入し、下部通路4
5,ロッド34の隙間,燃料通路(溝)50を通って、
開弁時に燃料噴射孔37を通って吸気管内に噴射され
る。インジェクタコイル40が消勢されると可動部36
はスプリング39に押されて弁座38側に移動し、ボー
ル弁35が燃料噴射孔37を閉じる。
【0035】以上の説明のごとく、インジェクタコイル
40は駆動回路2(詳細回路は図4に示す)によって制
御されることが分かる。
40は駆動回路2(詳細回路は図4に示す)によって制
御されることが分かる。
【0036】図1に戻って、駆動回路2にPWM信号を
与えるPWM電流制御回路4の詳細回路を図6に示す。
図6においてIC2はPWM制御用ICであり、各端子
の機能は次の通りである。VINは電源のVB 電圧を入力
する端子、GNDは電源のGNDを入力する端子であ
る。Vref2はIC内部でつくられる基準電圧出力端子で
あり、その出力を直列に接続された抵抗R19とコンデ
ンサC11に電圧を加え中間点をRT/CTに入力する
ことで、IC内部の三角波発振器を構成する。C9はフ
ィルタコンデンサである。
与えるPWM電流制御回路4の詳細回路を図6に示す。
図6においてIC2はPWM制御用ICであり、各端子
の機能は次の通りである。VINは電源のVB 電圧を入力
する端子、GNDは電源のGNDを入力する端子であ
る。Vref2はIC内部でつくられる基準電圧出力端子で
あり、その出力を直列に接続された抵抗R19とコンデ
ンサC11に電圧を加え中間点をRT/CTに入力する
ことで、IC内部の三角波発振器を構成する。C9はフ
ィルタコンデンサである。
【0037】R18とC13は内部の偏差増幅器帰還用
抵抗とコンデンサでありそれぞれの偏差増幅器の入力F
Bと出力COMP端子に接続されている。また、FB端
子はアナログ信号の電流指令IINC の入力端子である。
D2,D3,R17,C10はPWMのパルス幅を徐々
に広げるソフトスタート回路である。R20,R21は
分圧抵抗、C12はフィルタコンデンサであり、上記、
図4で述べた電流検出電圧VINJ を分圧して電流検出入
力端子CSへフィードバック信号を入力する。上記の構
成とすることで図6の回路はPWM電流制御回路として
機能する。
抵抗とコンデンサでありそれぞれの偏差増幅器の入力F
Bと出力COMP端子に接続されている。また、FB端
子はアナログ信号の電流指令IINC の入力端子である。
D2,D3,R17,C10はPWMのパルス幅を徐々
に広げるソフトスタート回路である。R20,R21は
分圧抵抗、C12はフィルタコンデンサであり、上記、
図4で述べた電流検出電圧VINJ を分圧して電流検出入
力端子CSへフィードバック信号を入力する。上記の構
成とすることで図6の回路はPWM電流制御回路として
機能する。
【0038】即ち、IC2にアナログ信号の電流指令I
INC が入力されるとOUT端子よりPWM信号が出力さ
れる。その信号が図4で示した駆動回路2へ与えられる
とインジェクタコイル40に電流が流れる。その電流を
電圧VINJ として検出し、フィードバックするので図6
の回路は電流制御回路として動作する。従って、入力の
電流指令IINC に基づいてインジェクタ電流が制御され
ることになる。
INC が入力されるとOUT端子よりPWM信号が出力さ
れる。その信号が図4で示した駆動回路2へ与えられる
とインジェクタコイル40に電流が流れる。その電流を
電圧VINJ として検出し、フィードバックするので図6
の回路は電流制御回路として動作する。従って、入力の
電流指令IINC に基づいてインジェクタ電流が制御され
ることになる。
【0039】図1に戻って電流指令切り替え発生回路5
の詳細を図7に示す。図7の回路は図2に示した動作波
形を実現させるための電流指令発生回路である。図7に
おいてIC3−1,IC3−2は単安定マルチで、出力
のパルス指令(信号)の出力時間を決定する抵抗R1
2,R13,コンデンサC7,C8を有している。
の詳細を図7に示す。図7の回路は図2に示した動作波
形を実現させるための電流指令発生回路である。図7に
おいてIC3−1,IC3−2は単安定マルチで、出力
のパルス指令(信号)の出力時間を決定する抵抗R1
2,R13,コンデンサC7,C8を有している。
【0040】M2〜M4はMOSFETで抵抗R14〜R16
が接続されている。VR2,VR3は電流指令値のレベ
ル設定用可変抵抗である。
が接続されている。VR2,VR3は電流指令値のレベ
ル設定用可変抵抗である。
【0041】次に回路動作を図2の動作波形を参照しな
がら説明する。インジェクタ電流指令は図2に示したご
とくインジェクタパルス指令P1 が、図示していないエ
ンジン制御用制御装置から発せられるとMOSFETのM2が
ONし、M3をOFFさせる。出力の電流指令IINC の
発生は次のようになる。基準電圧のVref2電圧がVR2レ
ベル設定用可変抵抗で分圧され、パルス指令P1が入力
されているTINJ時間,電流指令値IINCとして保持電流
iH相当分の指令値を発生する。
がら説明する。インジェクタ電流指令は図2に示したご
とくインジェクタパルス指令P1 が、図示していないエ
ンジン制御用制御装置から発せられるとMOSFETのM2が
ONし、M3をOFFさせる。出力の電流指令IINC の
発生は次のようになる。基準電圧のVref2電圧がVR2レ
ベル設定用可変抵抗で分圧され、パルス指令P1が入力
されているTINJ時間,電流指令値IINCとして保持電流
iH相当分の指令値を発生する。
【0042】また、同時にパルス指令P2をt2時間出力
してM4をONし、電流指令を大きくしてピーク電流i
P を流すことによりON直後のインジェクタ動作を速く
している。t2 時間経過後は上記したようにインジェク
タをON状態を維持するに必要な保持電流iH となる。
なお、電流指令値の大きさはVR2,VR3の可変抵抗
で調整が可能である。
してM4をONし、電流指令を大きくしてピーク電流i
P を流すことによりON直後のインジェクタ動作を速く
している。t2 時間経過後は上記したようにインジェク
タをON状態を維持するに必要な保持電流iH となる。
なお、電流指令値の大きさはVR2,VR3の可変抵抗
で調整が可能である。
【0043】次にインジェクタパルス指令P1がOFF
すると、パルス指令P3をt3時間発生させインジェク
タに逆電流を流しOFF動作を速くする動作を行う。
すると、パルス指令P3をt3時間発生させインジェク
タに逆電流を流しOFF動作を速くする動作を行う。
【0044】図8にインジェクタON動作時の時間軸を
拡大し、インジェクタ電流と弁の移動量LINJ等の関係
を示す。インジェクタパルス指令P1が発生するとイン
ジェクタ電流IINJ は急激に立上り、t1時間後ピーク
電流iPが一定となるよう電流制御を行う。t1 時間は
極力短い方が良く昇圧回路1の電圧やインジェクタの
L,R等の電気的時定数等に依存する。
拡大し、インジェクタ電流と弁の移動量LINJ等の関係
を示す。インジェクタパルス指令P1が発生するとイン
ジェクタ電流IINJ は急激に立上り、t1時間後ピーク
電流iPが一定となるよう電流制御を行う。t1 時間は
極力短い方が良く昇圧回路1の電圧やインジェクタの
L,R等の電気的時定数等に依存する。
【0045】インジェクタの動作は、インジェクタコイ
ルにピーク電流iP を流すと機械的な摩擦等によりTS
時間遅れて動作を開始し弁を開放する。
ルにピーク電流iP を流すと機械的な摩擦等によりTS
時間遅れて動作を開始し弁を開放する。
【0046】Ta 時間後ストッパにあたり振動しTON時
間経過後安定し、弁は開放状態となる。インジェクタ電
流IINJのピーク電流iPは弁が完全に開弁側に吸引され
るまでのt2時間流した後インジェクタをそのまま保持
するに必要な保持電流iHに低下させ一定となるよう電
流制御を行う。
間経過後安定し、弁は開放状態となる。インジェクタ電
流IINJのピーク電流iPは弁が完全に開弁側に吸引され
るまでのt2時間流した後インジェクタをそのまま保持
するに必要な保持電流iHに低下させ一定となるよう電
流制御を行う。
【0047】上記のように本発明は一電源のみで電流指
令を変えることによりインジェクタのピーク電流iPと
保持電流iHとも変えることができ、しかも両電流とも
一定に制御することが可能である。
令を変えることによりインジェクタのピーク電流iPと
保持電流iHとも変えることができ、しかも両電流とも
一定に制御することが可能である。
【0048】図9は図3に示した昇圧回路の他の実施例
の詳細回路図であり、昇圧電圧を更に高くすることが必
要な場合に用いるものである。図3と異なるところはT
1 のトランスのみであり、1次と2次昇圧比を変えるこ
とにより出力電圧VDCを任意に設定できる。
の詳細回路図であり、昇圧電圧を更に高くすることが必
要な場合に用いるものである。図3と異なるところはT
1 のトランスのみであり、1次と2次昇圧比を変えるこ
とにより出力電圧VDCを任意に設定できる。
【0049】図10は図7に示した電流指令切り替え発
生回路の他の実施例の詳細回路図であり、その目的とす
るところは図8に示したインジェクタ弁のTON時間を短
くするために弁の振動を少なくする手段を示したもので
ある。
生回路の他の実施例の詳細回路図であり、その目的とす
るところは図8に示したインジェクタ弁のTON時間を短
くするために弁の振動を少なくする手段を示したもので
ある。
【0050】図10において図7と異なるところはIC
3−4とIC3−5の単安定マルチバイブレータが追加
されたものであり、パルスの時間幅を設定するコンデン
サC14,C15と抵抗R34,R35を備えている。
インジェクタパルス指令P1 に対する各パルス指令
Pa,Pb,Pc,P2の関係を図11に示す。図10のI
C3−1,IC3−4,IC3−5を用いてPa,Pb,
Pc のパルスを発生させ、パルス指令P2を得ることが
できる。
3−4とIC3−5の単安定マルチバイブレータが追加
されたものであり、パルスの時間幅を設定するコンデン
サC14,C15と抵抗R34,R35を備えている。
インジェクタパルス指令P1 に対する各パルス指令
Pa,Pb,Pc,P2の関係を図11に示す。図10のI
C3−1,IC3−4,IC3−5を用いてPa,Pb,
Pc のパルスを発生させ、パルス指令P2を得ることが
できる。
【0051】図12に図10の回路を用いてインジェク
タを動作させた場合の動作波形を示す。此の場合のイン
ジェクタの動作は次のようである。パルス指令P1 を基
にパルス指令P2をT3時間出力しインジェクタピーク電
流iP を流し、インジェクタ弁が移動を開始すると一旦
インジェクタピーク電流iPをt4時間減少させ、弁がス
トッパに衝突することを柔らげる。即ち、ソフトランジ
ングを行うものである。これにより全開後に起こる弁の
振動を少なくすることができる。また、弁が全開になる
頃を見計らってピーク電流iP を再び流し弁の全開を確
実なものにした後保持電流iH 状態にインジェクタ電流
を下げる。
タを動作させた場合の動作波形を示す。此の場合のイン
ジェクタの動作は次のようである。パルス指令P1 を基
にパルス指令P2をT3時間出力しインジェクタピーク電
流iP を流し、インジェクタ弁が移動を開始すると一旦
インジェクタピーク電流iPをt4時間減少させ、弁がス
トッパに衝突することを柔らげる。即ち、ソフトランジ
ングを行うものである。これにより全開後に起こる弁の
振動を少なくすることができる。また、弁が全開になる
頃を見計らってピーク電流iP を再び流し弁の全開を確
実なものにした後保持電流iH 状態にインジェクタ電流
を下げる。
【0052】上記のような方法により図12に示したイ
ンジェクタ弁の移動量LINJ の振動が少なくなり安定す
るのでインジェクタがONする時間、即ち、TONを短く
することが可能である。
ンジェクタ弁の移動量LINJ の振動が少なくなり安定す
るのでインジェクタがONする時間、即ち、TONを短く
することが可能である。
【0053】図13は他の一実施例を示す。図13にお
いて昇圧回路1,駆動回路2,PWM電流制御回路4,電
流指令切り替え発生回路5は図1及び図4で説明したも
のと同じであり説明を省略する。異なるところはMOSFET
のM9とダイオードD5が付加されたことであり、MOSF
ETのM9ドレインはバッテリBのプラス端子へソースは
ダイオードD5を介してインジェクタコイル40の一端
へ接続される。
いて昇圧回路1,駆動回路2,PWM電流制御回路4,電
流指令切り替え発生回路5は図1及び図4で説明したも
のと同じであり説明を省略する。異なるところはMOSFET
のM9とダイオードD5が付加されたことであり、MOSF
ETのM9ドレインはバッテリBのプラス端子へソースは
ダイオードD5を介してインジェクタコイル40の一端
へ接続される。
【0054】回路動作を図14で説明する。インジェク
タパルス指令P1 が与えられるとパルス指令P2が発生
し、P2が発生している間、昇圧回路の出力の昇圧電圧
VDCよりインジェクタ起動電流IPをインジェクタコイ
ル40に流す。次に、パルスP2がOFFすると、P1が
発生している間MOSFETのM9のゲートへP1の信号が加
わっているのでM9がONの状態を維持し、バッテリB
の12V電圧よりMOSFETのM9,ダイオードD5を介し
てインジェクタコイル40へは保持電流IH を流し続け
る。このように起動電流は昇圧回路より、保持電流は1
2V電圧より自動的に切り替えて流すことも可能であ
る。この場合においては、それぞれの電流のピーク値は
勿論一定に制御されるものである。
タパルス指令P1 が与えられるとパルス指令P2が発生
し、P2が発生している間、昇圧回路の出力の昇圧電圧
VDCよりインジェクタ起動電流IPをインジェクタコイ
ル40に流す。次に、パルスP2がOFFすると、P1が
発生している間MOSFETのM9のゲートへP1の信号が加
わっているのでM9がONの状態を維持し、バッテリB
の12V電圧よりMOSFETのM9,ダイオードD5を介し
てインジェクタコイル40へは保持電流IH を流し続け
る。このように起動電流は昇圧回路より、保持電流は1
2V電圧より自動的に切り替えて流すことも可能であ
る。この場合においては、それぞれの電流のピーク値は
勿論一定に制御されるものである。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、自動車
用インジェクタ駆動装置において、インジェクタの高速
制御が行えるようになる。また、インジェクタ弁の動作
速度と保持力を一定にできるために温度変化による駆動
電流の影響が少ないインジェクタの開閉弁制御ができる
ようになるものである。
用インジェクタ駆動装置において、インジェクタの高速
制御が行えるようになる。また、インジェクタ弁の動作
速度と保持力を一定にできるために温度変化による駆動
電流の影響が少ないインジェクタの開閉弁制御ができる
ようになるものである。
【0056】さらに、ピーク電流値,保持電流値を一定
値に制御しているので、インジェクタのバラツキによる
特性変化を少なくすることができる。
値に制御しているので、インジェクタのバラツキによる
特性変化を少なくすることができる。
【図1】本発明を説明するインジェクタ駆動装置の制御
システムブロック図。
システムブロック図。
【図2】本発明の回路動作を説明する動作説明図。
【図3】昇圧回路1の一実施例回路の詳細回路図。
【図4】駆動回路2の一実施例回路の詳細回路図。
【図5】本発明を適用するインジェクタの一実施例の構
造を説明する構造図。
造を説明する構造図。
【図6】PWM電流制御回路4の一実施例回路の詳細回
路図。
路図。
【図7】電流指令切り替え発生回路5の一実施例回路の
詳細回路図。
詳細回路図。
【図8】本発明を適用したインジェクタON動作時の動
作説明図。
作説明図。
【図9】昇圧回路1の他の実施例回路の詳細回路図。
【図10】電流指令切り替え発生回路5の他の実施例回
路の詳細回路図。
路の詳細回路図。
【図11】電流指令切り替え発生回路5の他の実施例回
路の入力パルス動作波形。
路の入力パルス動作波形。
【図12】電流指令切り替え発生回路5の他の実施例回
路の詳細回路図の動作説明図。
路の詳細回路図の動作説明図。
【図13】本発明の他の実施例を説明する全体回路構成
のブロック図。
のブロック図。
【図14】本発明の他の実施例の回路動作を説明する動
作説明図。
作説明図。
1…昇圧回路、2…駆動回路、3…インジェクタ、4…
PWM電流制御回路、5…電流指令切り替え発生回路、
40…インジェクタコイル。
PWM電流制御回路、5…電流指令切り替え発生回路、
40…インジェクタコイル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 容子 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 渡部 満 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内
Claims (16)
- 【請求項1】A).バッテリ、 B).バッテリの電圧を昇圧して出力する高電圧源、 C).機関の運転状態に応じて開弁パルス信号を発生する
開弁信号発生回路、 D).開弁パルス信号が発生している間導通して前記高圧
電源と燃料噴射弁のコイルとを通電可能に接続する第1
の半導体スイッチング素子、 E).前記第1の半導体スイッチング素子と直列に接続さ
れ、前記コイルに流れる電流を制御すべく、ON−OF
Fデューティが調整可能なパルス信号を受けて導通遮断
する第2の半導体スイッチング素子とから成る内燃機関
用燃料噴射弁の駆動装置。 - 【請求項2】請求項1に記載したものにおいて、前記高
電圧源とコイルとの間に前記第1の半導体スイッチング
素子が接続され、前記コイルとアースとの間に前記第2
の半導体スイッチング素子が接続されている内燃機関用
燃料噴射弁の駆動装置。 - 【請求項3】請求項1,2項に記載したものにおいて、
前記第2の半導体スイッチング素子は、開弁パルス信号
の立上り直後の所定区間において、高デューティ信号で
導通遮断され、その後低デューティ信号で導通遮断され
る様構成した内燃機関用燃料噴射弁の駆動装置。 - 【請求項4】請求項1に記載したものにおいて、前記開
弁パルスの後端に引続く所定期間、前記コイルにそれま
でとは逆向きの電流を流す逆接続回路を設けた内燃機関
用燃料噴射弁の駆動装置。 - 【請求項5】請求項4に記載したものにおいて、前記逆
接続回路は第3,第4の2つの半導体スイッチング素子
を有し、第3の半導体スイッチング素子は、前記第1の
半導体素子と前記コイルとの直列接続回路に対して並列
に接続され、前記第4の半導体スイッチング素子は前記
コイルと前記第2の半導体スイッチング素子の直列接続
回路に対して並列に接続されている内燃機関用燃料噴射
弁の駆動装置。 - 【請求項6】A).電源、 B).開弁パルス信号を受けて導通し、燃料噴射弁のコイ
ルに前記電源を接続する第1の半導体スイッチング素
子、 C).前記開弁パルスの立上り直後の所定区間、高オンデ
ューティで導通遮断し、 その後低オンデユーティで導通遮断して前記燃料噴射弁
のコイルに流れる電流を調整する第2の半導体スイッチ
ング素子とから成る内燃機関用燃料噴射弁の駆動装置。 - 【請求項7】A).駆動電圧が入力される電源端子、 B).燃料噴射弁のコイルの端子が接続されるコイル端
子、 C).燃料噴射パルス信号が入力される信号端子、 D).周期が任意に調整可能なパルス信号が入力される制
御端子を有する半導体チップを含む内燃機関用燃料噴射
弁の駆動装置。 - 【請求項8】A).内燃機関の制御装置から与えられるパ
ルス信号で導通遮断するスイッチング手段、 B).PWM(パルスワイドスモジュレータ)から与えら
れる信号で導通遮断する別のスイッチング手段、を有
し、スイッチング手段が導通している間、別のスイッチ
ング手段のオンデューティに応じた電流が燃料噴射弁の
コイルに供給される様に構成された内燃機関用燃料噴射
弁の駆動装置。 - 【請求項9】A).車載用バッテリより高い電圧にチャー
ジアップされたコンデンサ、 B).このコンデンサと燃料噴射弁のコイルとを含む直列
共振回路、 C).この直列共振回路を燃料噴射期間中確立する手段、 D).PWM回路からの出力で前記直列共振回路に流れる
電流を制御する電流制御手段とを有する内燃機関用燃料
噴射弁の駆動装置。 - 【請求項10】A).開弁パルス信号を受けて導通し、車
載バッテリから燃料噴射弁のコイルへ電力を供給する第
1の通電回路、 B).開弁パルスの立上り直後の所定期間導通して、前記
バッテリより高電圧の高圧電源より前記燃料噴射弁のコ
イルへ電力を供給する第2の通電回路、 C).任意のデューティで導通遮断して前記第1,第2の
通電回路を流れる電流を制御する電流制御素子を有する
内燃機関用燃料噴射弁の駆動装置。 - 【請求項11】内燃機関用インジェクタとインジェクタ
を駆動するインジェクタ駆動回路と駆動回路にバッテリ
電圧より昇圧電圧を発生する昇圧回路とを備えたことを
特徴とするインジェクタ駆動装置。 - 【請求項12】前記、請求項1において、インジェクタ
駆動回路はHブリッチパワー回路とPWM電流制御回路
と電流指令切り替え発生回路等で構成されるインジェク
タ駆動装置。 - 【請求項13】前記、請求項2において、電流指令切り
替え発生回路よりPWM電流制御回路へ電流指令値を与
え、Hブリッチパワー回路によりインジェクタに流れる
電流をPWM制御することを特徴とするインジェクタ駆
動装置。 - 【請求項14】前記、請求項1において、インジェクタ
の電源である昇圧回路は一電源で、電流指令値を切り替
えることでインジェクタ起動時のピーク電流と定常時の
保持電流とを切り替え、かつ、それぞれの電流値を指令
値に応じて一定に制御することを特徴とするインジェク
タ駆動装置。 - 【請求項15】前記、請求項3において、インジェクタ
電流OFF時にはHブリッチパワー回路を切り替えてイ
ンジェクタコイルに逆電流を流し、OFF動作を速くさ
せる動作を行わせることを特徴とするインジェクタ駆動
装置。 - 【請求項16】前記、請求項4において、インジェクタ
起動時のピーク電流を流す期間において、指令のパルス
信号をON,OFFさせて電流を増減させインジェクタ
開弁時のバウンドを減少させる制御を行うことを特徴と
するインジェクタ駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20342296A JP3508407B2 (ja) | 1996-08-01 | 1996-08-01 | 内燃機関用燃料噴射弁の駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20342296A JP3508407B2 (ja) | 1996-08-01 | 1996-08-01 | 内燃機関用燃料噴射弁の駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1047140A true JPH1047140A (ja) | 1998-02-17 |
JP3508407B2 JP3508407B2 (ja) | 2004-03-22 |
Family
ID=16473824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20342296A Expired - Fee Related JP3508407B2 (ja) | 1996-08-01 | 1996-08-01 | 内燃機関用燃料噴射弁の駆動装置 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3508407B2 (ja) |
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