JP4486183B2 - 電磁弁駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁弁の駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば車両用エンジンへ燃料を供給するために用いられる電磁弁の駆動装置として、特公平4−42805号公報に記載されているように、電磁弁のコイルへの通電開始時から所定時間が経過するまでの間は、電磁弁のコイルに流れる通電電流が所定のピーク電流Ipとなるように制御して弁体を速やかに動作させ、その後は、上記通電電流が弁体の位置を保持可能な程度に低い保持電流Ih(<Ip)となるように制御することにより、電磁弁の駆動応答性(弁体の動作応答性)と通電電流(駆動電流)の低減とを両立させたものがある。
【0003】
ここで、こうした駆動技術を一層明らかにするため、例えば車両用の直噴式エンジンへ供給する燃料を高圧化する高圧燃料ポンプに用いられる電磁弁の駆動に、上記公報に記載の技術を適用した場合の構成例について説明する。
まず図4に示すように、直噴式エンジンの制御システムでは、燃料タンク1から低圧ポンプ2によって汲み上げられた燃料が、高圧燃料ポンプ3に送られ、その高圧燃料ポンプ3で所定の圧力にまで高められてから、インジェクタ(電磁式燃料噴射弁)4に供給される。そして、インジェクタ4が、エンジンの燃焼室5内に燃料を直接噴射する。
【0004】
また、高圧燃料ポンプ3は、図5に示すように、電磁弁6と、エンジンのカム軸7の回転に応じて昇降するピストン8と、該ピストン8の昇降によって容積が増減すると共に、インジェクタ4への燃料供給経路10に連通した燃料室9とを備えている。
【0005】
尚、この例において、電磁弁6は、コイルLへの非通電時に、弁体6aがリターンスプリング6bの付勢力によって低圧ポンプ2からの燃料供給経路11と燃料室9とを連通させる開弁位置に移動し、コイルLへの通電時に、弁体6aがリターンスプリング6bの付勢力に抗して上記燃料供給経路11と燃料室9とを遮断させる閉弁位置に移動するノーマルオープン形のものである。
【0006】
そして、この高圧燃料ポンプ3では、低圧ポンプ2からの燃料を燃料室9に送る時(即ち、ピストン8が下降する時)に、電磁弁6のコイルLが非通電とされて該電磁弁6が開弁し(弁体6aが上記開弁位置に移動し)、また、燃料室9内の圧力を高めて該燃料室9内の燃料をインジェクタ4へ吐出させる時(即ち、ピストン8が上昇する時)に、電磁弁6のコイルLが通電されて該電磁弁6が閉弁する(弁体6aが上記閉弁位置に移動する)。
【0007】
また、上記電磁弁6のコイルLへの通電期間(即ち、通電開始タイミング及び通電継続時間)は、車両に搭載されたバッテリ12の電力を受けて動作する電磁弁駆動装置としての電子制御装置13により、カム軸7やエンジンのクランク軸の回転に同期して制御される。
【0008】
次に、このような電磁弁6の制御を行う電子制御装置13は、図6に示すように、電磁弁6のコイルLへバッテリ12から電流を流すための電流経路に直列に設けられて、オンされることによりコイルLに電流Iを流して電磁弁6を駆動(この例では閉弁駆動)させるスイッチング素子としてのNチャネルMOSFET21と、エンジンのクランク軸回転センサからクランク軸の回転角度に応じて出力されるクランク軸回転信号及びカム軸回転センサから上記カム軸7の回転角度に応じて出力されるカム軸回転信号に基づいて、コイルへの通電期間を演算により設定すると共に、その設定した通電期間の間、上記MOSFET21をオンさせるためのハイレベルの駆動信号SDを出力するマイクロコンピュータ(以下、マイコンともいう)23とを備えている。
【0009】
尚、この例では、バッテリ12のプラス側端子にコイルLの一端が接続され、そのコイルLの他端にMOSFET21のドレインが接続された、所謂ロウサイドのスイッチング形式を採っている。また、コイルLの両端間には、MOSFET21のオフ時に該コイルLに残留したエネルギを環流させるためのダイオード25が接続されている。
【0010】
そして更に、電子制御装置13は、MOSFET21のソースとグランド(バッテリ12のマイナス端子側)との間に接続された電流検出用抵抗31と、この電流検出用抵抗31に発生する電圧であって、MOSFET21のオンに伴いコイルLに流れる通電電流Iに比例した電圧Viが、非反転入力端子(+)に入力されたコンパレータ33と、コンパレータ33の出力がセット端子Sに入力されたSRラッチ35と、このSRラッチ35の出力を反転するインバータ37と、インバータ37の出力とマイコン23からの駆動信号SDとの論理積信号を、MOSFET21のゲートに印加するアンドゲート39と、SRラッチ35の出力端子Qに自身の入力端子Tが接続され、SRラッチ35からハイレベル信号が出力されると、内部カウンタのカウント動作を開始して、予め設定されたオフ時間T1のカウント(計時)を完了すると、自身の出力端子Qの出力をハイレベルに反転させ、また、SRラッチ35からロウレベル信号が出力されると、上記内部カウンタをリセットすると共に、自身の出力端子Qの出力をロウレベルに反転させるタイマ41と、タイマ41の出力端子Qの出力とマイコン23からの駆動信号SDとの論理積信号を、SRラッチ35のリセット端子Rに出力するアンドゲート43とを備えている。
【0011】
また、この電子制御装置13は、マイコン23がハイレベルの駆動信号SDを出力した時点から所定時間T2が経過するまでの間、コンパレータ33の反転入力端子(−)に印加する基準電圧Vrefを上記ピーク電流としての第1の電流制限値Ipに相当した電圧Vref(Ip)に設定し、所定時間T2が経過すると、上記基準電圧Vrefを第1の電流制限値Ipよりも小さい上記保持電流としての第2の電流制限値Ihに相当した電圧Vref(Ih)に設定する電流制限値設定回路29を備えている。
【0012】
そして、この電流制限値設定回路29は、バッテリ電圧(バッテリ12の電圧)VBを元に当該電子制御装置13内で生成される安定した電源電圧VCとグランドとの間に直列に接続された3つの抵抗51,52,53と、そのうちのグランド側の1つの抵抗53の両端に、コレクタとエミッタとが接続された基準電圧切替用のNPNトランジスタ55と、マイコン23からの駆動信号SDが自身の入力端子Tに入力され、その駆動信号SDがロウレベルからハイレベルに立ち上がると、内部カウンタをリセットして自身の出力端子Qから上記トランジスタ55のベースへロウレベル信号を出力すると共に、カウント動作を開始し、上記所定時間T2のカウントを完了すると、自身の出力端子Qの出力をハイレベルに反転させて上記トランジスタ55をオンさせるタイマ57と、から構成されている。そして、上記3つの抵抗51,52,53のうちで、電源電圧VC側の2つの抵抗51,52の接続点に発生する電圧が、電流検出用抵抗31に発生する電圧Viと大小比較される基準電圧Vrefとして、コンパレータ33の反転入力端子に印加されている。
【0013】
このような電子制御装置13において、電流制限値設定回路29のトランジスタ55がオフしている時には、コンパレータ33の反転入力端子に入力される基準電圧Vrefが、第1の電流制限値(ピーク電流)Ipに相当する電圧Vref(Ip)に設定される。
【0014】
尚、上記3つの抵抗51〜53の抵抗値をR51〜R53とすると、Vref(Ip)は次式で表される。
Vref(Ip)=VC×(R52+R53)/(R51+R52+R53)
そして、第1の電流制限値Ipは、上記電圧Vref(Ip)を電流検出用抵抗31の抵抗値で割った値であり、この第1の電流制限値Ipの値は、MOSFET21がオンされてから上記所定時間T2が経過するまでの間、電磁弁6のコイルLに流れる通電電流Iが当該第1の電流制限値Ipに制限されることにより、電磁弁6の通電時の動作(この例では閉弁動作)が確実に完了するような値に設定されている。
【0015】
また、この電子制御装置13において、電流制限値設定回路29のトランジスタ55がオンしている時には、3つの抵抗51〜53のうちの1つの抵抗53が短絡された状態となり、コンパレータ33の反転入力端子に入力される基準電圧Vrefが、第2の電流制限値(保持電流)Ihに相当する電圧Vref(Ih)に設定される。
【0016】
尚、この電圧Vref(Ih)は次式で表される。
Vref(Ih)=VC×R52/(R51+R52)
そして、第2の電流制限値Ihは、上記電圧Vref(Ih)を電流検出用抵抗31の抵抗値で割った値であり、この第2の電流制限値Ihの値は、電磁弁6の通電時の動作を保持するのに必要な最小限付近の値に設定されている。よって、第2の電流制限値Ihは、第1の電流制限値Ipよりも低い電流値に設定されることとなる。
【0017】
次に、この電子制御装置13の動作について、図7に基づき説明する。
尚、一旦、電流制限値設定回路29を考慮外におき、コンパレータ33の反転入力端子には、ある電流制限値に相当する基準電圧Vrefが印加されているものとする。
【0018】
まず、マイコン23からハイレベルの駆動信号SDが出力されると、この時点でインバータ37の出力はハイレベルであるため、アンドゲート39の出力がハイレベルに反転し、このハイレベル信号がMOSFET21のゲートに印加されて該MOSFET21がオンする。これにより、マイコン23にて設定された通電期間の開始タイミングで電磁弁6のコイルLへの通電が開始され、該コイルLに突入電流が流れ始める。
【0019】
そして、コンパレータ33により、コイルLに流れている通電電流Iの検出値に相当する電流検出用抵抗31の電圧Viと、その通電電流Iの電流制限値に相当する基準電圧Vrefとが比較され、通電電流Iが電流制限値以上となるまでは(電圧Viが基準電圧Vref以上となるまでは)、コンパレータ33の出力がロウレベルに維持されて、コイルLへの通電が継続することとなる。尚、この状態は、図7において、駆動信号SDがハイレベルに変化してからコイルLの通電電流Iが最初にIpに到達するまでの期間として表されている。
【0020】
その後、コイルLの通電電流Iが電流制限値以上になると、その時点でコンパレータ33の出力がハイレベルに反転し、そのハイレベル信号がSRラッチ35のセット端子Sに入力されて、このSRラッチ35の出力端子Qからハイレベル信号が出力される。そして、このハイレベル信号は、インバータ37によりロウレベル信号に反転されてアンドゲート39の一方の入力端子に入力されるため、アンドゲート39の出力がロウレベルに反転し、MOSFET21がオフして、コイルLへの通電が停止される。尚、この状態は、図7において、SRラッチ35の出力とMOSFET21のドレイン電圧とがハイレベルになっている期間として表されている。
【0021】
更に、SRラッチ35から出力されるハイレベル信号は、タイマ41の入力端子Tにも入力される。これにより、タイマ41は、SRラッチ35の出力がハイレベルになった時点(MOSFET21がオフされた時点)から内部カウンタのカウント動作を開始し、オフ時間T1のカウントを完了すると、アンドゲート43の一方の入力端子にハイレベル信号を出力する。
【0022】
このアンドゲート43の他方の入力端子に入力される駆動信号SDは、電磁弁6の駆動中(通電期間中)はハイレベルであるため、タイマ41からアンドゲート43へハイレベル信号が出力されると、アンドゲート43からSRラッチ35のリセット端子Rにハイレベル信号が出力され、該SRラッチ35がリセットされて、そのSRラッチ35の出力がロウレベルに反転する。そして、このロウレベル信号は、インバータ37によりハイレベル信号に反転されてアンドゲート39の一方の入力端子に入力されるため、アンドゲート39の出力がハイレベルに反転して、MOSFET21が再びオンし、コイルLへの通電が再開される。
【0023】
そして、コイルLへの通電再開後は、コンパレータ33によってコイルLの通電電流Iが電流制限値以上である(電流検出用抵抗31の電圧Viが基準電圧Vref以上である)と判定されて該コンパレータ33の出力がハイレベルになると、MOSFET21がオフし、その時点からタイマ41によって計時されるオフ時間T1が経過するとMOSFET21が再びオンする、という動作を繰り返すこととなり、このような動作によって、コイルLの通電電流Iが電流制限値に制限されると共に、その電流制限値付近に維持される。
【0024】
また、マイコン23からの駆動信号SDがロウレベルになると、アンドゲート39の出力が強制的にロウレベルとなるため、MOSFET21は、コイルLの通電電流Iに拘わらずオフされることとなる。
一方、電流制限値設定回路29においては、マイコン23からハイレベルの駆動信号SDが出力されると、タイマ57が、内部カウンタをリセットしてトランジスタ55のベースへロウレベル信号を出力すると共に、カウント動作を開始する。すると、トランジスタ55がオフして、前述したように、コンパレータ33の反転入力端子に入力される基準電圧Vrefが、第1の電流制限値Ipに相当する電圧Vref(Ip)に設定される。つまり、通電電流Iの電流制限値が第1の電流制限値Ipに設定される。
【0025】
そして、マイコン23がハイレベルの駆動信号SDを出力した時点から所定時間T2が経過すると、タイマ57の出力がハイレベルに反転する。すると、トランジスタ55が再びオンして、前述したように、コンパレータ33の反転入力端子に入力される基準電圧Vrefが、第2の電流制限値Ihに相当する電圧Vref(Ih)に設定される。つまり、通電電流Iの電流制限値が第1の電流制限値Ipよりも小さい第2の電流制限値Ihに設定される。
【0026】
以上の動作により、この電子制御装置13では、図7に示すように、マイコン23からハイレベルの駆動信号SDが出力されると、MOSFET21がオンされると共に、その時点からタイマ57で計時される所定時間T2が経過するまでの第1期間中は、コイルLの通電電流Iが第1の電流制限値Ip以上であるとコンパレータ33によって判定される度に、MOSFET21がタイマ41で計時されるオフ時間T1だけ一時的にオフされることにより、通電電流Iが第1の電流制限値Ipに制限される。そして、この第1期間中において、電磁弁6は、コイルLに第1の電流制限値Ip付近の電流が供給されることにより、開弁状態から閉弁状態へと変化することとなる。
【0027】
また、上記所定時間T2が経過してから駆動信号SDがロウレベルとなるまでの第2期間中は、コイルLの通電電流Iが第2の電流制限値Ih以上であるとコンパレータ33によって判定される度に、MOSFET21がタイマ41で計時されるオフ時間T1だけ一時的にオフされることにより、通電電流Iが第2の電流制限値Ihに制限される。そして、この第2期間中において、電磁弁6は、コイルLに第1の電流制限値Ipよりも小さい第2の電流制限値Ih付近の電流が供給されることにより、閉弁状態に保持されることとなる。
【0028】
そして、上記第1期間と第2期間とからなる通電制御により、電磁弁6の駆動応答性と通電電流の低減(延いては、低消費電力化)とを両立させている。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の電子制御装置13において、MOSFET21をオフした際のコイルLの消弧電流は、図9におけるIrpとIrhとの比較からも分かるように、MOSFET21のオフ時間T1が同じならば、高い電流域のときほど大きく減少する。
【0030】
このため、図7のように、電磁弁6を速やかに閉弁させるための上記第1期間中におけるコイルLの通電電流Iの変動幅は、上記第2期間中における通電電流Iの変動幅よりも大きくなる。
そして、第1期間中の通電電流Iの変動幅が大きいと、その通電電流Iの平均値Ipaveが第1の電流制限値Ipよりもかなり低くなってしまい、電磁弁6の閉弁応答時間(通電期間の開始タイミングから完全に閉弁するまでの時間)TCが長くなってしまう。つまり、電磁弁6の駆動応答性が悪化する。
【0031】
また特に、この種の装置13においては、コイルLへの通電期間がマイコン23によりエンジンの回転に同期して設定され、エンジン回転数が高い場合ほど、通電期間及びその間隔(周期)が短くなるが、電磁弁6の閉弁応答時間TCが長いと、各通電期間の間隔が非常に短くなるエンジンの高回転時において、通電期間の終了から次の通電期間の開始タイミングまでの時間を確保することができなくなり、その結果、電磁弁6を制御可能なエンジン回転数の上限が低くなってしまう。つまり、閉弁応答時間TCが長いと、各通電期間の開始タイミングを早める必要が生じるが、通電期間の間隔が短くなるほど、その余裕がなくなるからである。
【0032】
そして、こうした問題は、上記オフ時間T1を長い時間に設定するほど顕著になる。
そこで、図8に示すように、タイマ41によって計時される上記オフ時間T1を短く設定すれば、第1期間中における通電電流Iの変動幅を小さく抑えて、その平均値Ipaveを第1の電流制限値Ipに一層近づけることができ、延いては、電磁弁6の閉弁応答時間TCを短くすることができる。
【0033】
しかし、このオフ時間T1をただ単に短くすると、以下の問題が生じてしまう。
まず、通電電流Iを第1の電流制限値Ipに制限する第1期間から、通電電流Iを第2の電流制限値Ihに制限する第2期間へ移行した直後(所定時間T2が経過した直後)では、通電電流Iが第2の電流制限値Ihよりも高い状態にある。
【0034】
このため、MOSFET21は、タイマ41によって計時されるオフ時間T1分のオフと、コンパレータ33,SRラッチ35,インバータ37,及びアンドゲート39からなる回路部分の応答時間に相当する僅かな時間分のオンとを繰り返すこととなる。つまり、MOSFET21がオフ時間T1だけオフされて再度オンされた時点で、コンパレータ33により通電電流Iが第2の電流制限値Ih以上であると判定され、MOSFET21は再びオフ時間T1だけオフされるからである。
【0035】
ここで、図8に示すように、オフ時間T1が短いと、第1期間から第2期間へ移行した際に、一度のオフ動作による通電電流Iの減衰量が小さくなってしまい、通電電流Iが第2の電流制限値Ihに達する(減衰する)までの時間が非常に長くなってしまう。
【0036】
すると、その分、電力損失が大きくなって、本来の低消費電力化を実現することができず、MOSFET21の大型化を招くこととなる。
また特に、前述したように、この種の装置13では、エンジンの高回転時に通電期間が短くなるため、このような高回転時には、図8の如く、通電期間の終了時点(駆動信号SDがロウレベルに変化した時点)で通電電流Iが第2の電流制限値Ihを未だ越えているという事態が起こる。
【0037】
すると、駆動信号SDがロウレベルに変化した時点から通電電流Iがゼロになるまでの消弧時間TFが長くなり、それに伴い、電磁弁6の開弁応答時間(通電期間の終了タイミングから完全に開弁するまでの時間)TOが長くなってしまう。これに対し、通電期間が長いエンジンの低回転時には、開弁応答時間TOが長くならない。よって、駆動信号SDをロウレベルに変化させてから電磁弁6が開弁するまでの開弁応答時間TOが、エンジン回転数(即ち、通電期間の長さ)によって変わってしまい、エンジンのあらゆる回転域で電磁弁6を高精度に制御することが非常に困難となる。
【0038】
そして、こうした問題は、上記オフ時間T1を短い時間に設定するほど顕著になる。
尚、上記各問題は、駆動対象の電磁弁6が、コイルLの通電時に開弁するノーマルクローズ形の場合でも同様である。また、上記各問題は、駆動対象の電磁弁6が、前述した高圧燃料ポンプ3に用いられるものである場合に限らず、例えばエンジンに燃料を噴射供給するインジェクタ(燃料噴射弁)である場合や他の電磁弁である場合でも同様である。
【0039】
本発明は、以上のような問題に鑑みなされたものであり、電磁弁の駆動応答性と低消費電力化とを高い次元で両立させることができ、しかも、電磁弁の制御性に優れた電磁弁駆動装置を提供することを目的としている。
【0040】
【課題を解決するための手段、及び発明の効果】
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の本発明の電磁弁駆動装置は、電磁弁のコイルへ電流を流すための電流経路に直列に設けられて、オンされることにより前記コイルに電流を流して前記電磁弁を駆動させるスイッチング素子と、前記コイルへの通電期間を設定する通電期間設定手段と、通電制御手段とを備えている。
【0041】
そして、通電制御手段は、通電期間設定手段により設定された通電期間の開始タイミングで前記スイッチング素子をオンさせると共に、その時点から所定時間が経過するまでの第1期間中は、前記スイッチング素子のオンに伴い前記コイルに流れる通電電流が第1の電流制限値Ip以上であるか否かを判定して、該通電電流が第1の電流制限値Ip以上であると判定する度に、前記スイッチング素子を一定の固定された第1のオフ時間TAだけオフさせて該第1のオフ時間TAの経過後に再びオンさせることにより、コイルの通電電流を第1の電流制限値Ipに制限する。
【0042】
そして更に、通電制御手段は、前記所定時間が経過してから当該通電期間が終了するまでの第2期間中は、前記スイッチング素子のオンに伴い前記コイルに流れる通電電流が第1の電流制限値Ipよりも小さい第2の電流制限値Ih以上であるか否かを判定して、該通電電流が第2の電流制限値Ih以上であると判定する度に、前記スイッチング素子を前記第1のオフ時間TAよりも長い一定の固定された第2のオフ時間TBだけオフさせて該第2のオフ時間TBの経過後に再びオンさせることにより、コイルの通電電流を第2の電流制限値Ihに制限し、当該通電期間が終了するとコイルの通電電流に拘わらず前記スイッチング素子をオフさせる。
【0043】
つまり、本発明の電磁弁駆動装置では、前述した従来装置13と同様の第1期間と第2期間とからなる通電制御を行っているが、通電期間中にスイッチング素子を一時的にオフさせるオフ時間を、第1期間中と第2期間中とで変えており、第2期間中のオフ時間(第2のオフ時間)TBを第1期間中のオフ時間(第1のオフ時間)TAよりも長くしている。換言すれば、第1期間中のオフ時間(第1のオフ時間)TAを第2期間中のオフ時間(第2のオフ時間)TBよりも短くしている。
【0044】
このため、本発明の電磁弁駆動装置によれば、図7を用いて説明した問題と図8を用いて説明した問題との両方を解決することができる。
つまり、第1期間中におけるコイルの通電電流の変動幅を小さく抑えて、その第1期間中の通電電流の平均値Ipaveを第1の電流制限値Ipに一層近づけることと、第1期間から第2期間へ移行した際にコイルの通電電流を第2の電流制限値Ih(<Ip)にまで速やかに減衰させることとの、両方を実現することができ、その結果、電磁弁の駆動応答性と低消費電力化とを高い次元で両立させることができるようになる。
【0045】
そして更に、通電期間設定手段が通電期間を繰り返し設定する場合には、電磁弁の高い駆動応答性を実現することができるため、各通電期間の間隔がより短くても、電磁弁を確実に制御することができ、また、第1期間から第2期間へ移行した際にコイルの通電電流を第2の電流制限値Ihにまで速やかに減衰させることができるため、通電期間がより短くても、その通電期間の終了タイミングから電磁弁が非通電時の状態に戻るまでの復帰時間(図7,8におけるTOに相当)が長くならない。よって、電磁弁の制御性を格段に向上させることができる。
【0046】
特に、請求項5に記載の如く、駆動対象の電磁弁が、車両用エンジンへ燃料を供給するために用いられる電磁弁であると共に、通電期間設定手段が、前記エンジンの回転に同期して前記電磁弁のコイルへの通電期間を設定する、といった構成の場合には、エンジンの回転数が高い場合ほど、設定される通電期間及び各通電期間の間隔が短くなるが、本発明の電磁弁駆動装置によれば、電磁弁を高精度に制御可能なエンジン回転数の上限を高くすることができ、非常に有利である。
【0047】
尚、この場合、駆動対象の電磁弁は、請求項6に記載の如く、エンジンに供給する燃料の圧力を調節するための高圧燃料ポンプに用いられる電磁弁であっても良いし、また、請求項7に記載の如く、エンジンに燃料を噴射供給する燃料噴射弁であっても良い。
【0048】
ところで、請求項1の電磁弁駆動装置は、請求項2に記載の如く構成することができる。
即ち、請求項2に記載の電磁弁駆動装置では、まず、通電期間設定手段が、前記コイルへの通電期間を設定すると共に、その設定した通電期間の間、前記スイッチング素子をオンさせるための駆動信号を出力する。
【0049】
そして、通電制御手段は、前記スイッチング素子のオンに伴い前記コイルに流れる通電電流を検出して、該通電電流が所定の電流制限値以上であるか否かを判定する判定手段と、通電期間設定手段が前記駆動信号を出力した時点(即ち、通電期間の開始タイミング)から前記所定時間が経過するまでの第1期間中、前記判定手段が判定対象とする前記電流制限値を前記第1の電流制限値Ipに設定し、前記所定時間が経過してから前記駆動信号の出力が停止されるまで(即ち、通電期間が終了するまで)の第2期間中、前記判定手段が判定対象とする前記電流制限値を前記第2の電流制限値Ihに設定する電流制限値設定手段と、通電期間設定手段から前記駆動信号が出力されている間、前記スイッチング素子をオンさせる駆動手段と、前記判定手段によって前記通電電流が前記電流制限値設定手段により設定されている電流制限値(Ip又はIh)以上であると判定されると、その時点から所定のオフ時間だけ、前記駆動手段が前記スイッチング素子をオンするのを禁止して前記スイッチング素子を強制的にオフさせる通電電流制限手段と、通電期間設定手段が前記駆動信号を出力した時点から前記所定時間が経過するまでの第1期間中、前記通電電流制限手段が前記スイッチング素子をオフさせる前記オフ時間を、前記第1のオフ時間TAに設定し、前記所定時間が経過してから前記駆動信号の出力が停止されるまでの第2期間中、前記通電電流制限手段が前記スイッチング素子をオフさせる前記オフ時間を、前記第2のオフ時間TBに設定するオフ時間変更手段とから構成されている。
【0050】
つまり、この電磁弁駆動装置では、通電期間設定手段から駆動信号が出力される通電期間の開始タイミングで、スイッチング素子が駆動手段によりオンされる。
そして、その時点から前記所定時間が経過するまでの第1期間中は、判定手段によってコイルの通電電流が第1の電流制限値Ip以上であるか否かが判定されると共に、この判定手段によって通電電流が第1の電流制限値Ip以上であると判定される度に、通電電流制限手段が、駆動手段によるスイッチング素子のオンを第1のオフ時間TAだけ禁止して該スイッチング素子を一時的にオフさせることとなる。
【0051】
また、前記所定時間が経過してから通電期間設定手段が駆動信号の出力を止めるまでの第2期間中は、判定手段によってコイルの通電電流が第2の電流制限値Ih以上であるか否かが判定されると共に、この判定手段によって通電電流が第2の電流制限値Ih以上であると判定される度に、通電電流制限手段が、駆動手段によるスイッチング素子のオンを第2のオフ時間TBだけ禁止して該スイッチング素子を一時的にオフさせることとなる。
【0052】
そして、通電期間設定手段が駆動信号の出力を止めると、スイッチング素子は駆動手段によってオンされなくなる。
このため、前述した請求項1の通電制御手段による動作が実現されることとなる。そして、この請求項2の電磁弁駆動装置によれば、通電期間設定手段としてマイクロコンピュータを用いた場合に、そのマイクロコンピュータとは別の独立したハードウエア回路によって通電制御手段を構成することができ、通電期間設定手段としてのマイクロコンピュータにおける処理負荷を全く増加させることなく、前述した効果が得られる。
【0053】
一方、上記請求項2の電磁弁駆動装置において、通電電流制限手段とオフ時間変更手段は、請求項3に記載の如く構成することができる。
即ち、請求項3の電磁弁駆動装置において、まず通電電流制限手段は、前記判定手段によって通電電流が前記電流制限値設定手段により設定されている電流制限値(Ip又はIh)以上であると判定されると、前記第1のオフ時間TAの計時を開始して、該第1のオフ時間TAの計時を完了すると該第1のオフ時間TAが経過したことを示す信号を出力端子から出力する第1のタイマと、前記判定手段によって通電電流が前記電流制限値設定手段により設定されている電流制限値以上であると判定されると、前記第2のオフ時間TBの計時を開始して、該第2のオフ時間TBの計時が完了すると該第2のオフ時間TBが経過したことを示す信号を出力端子から出力する第2のタイマと、前記判定手段によって通電電流が前記電流制限値設定手段により設定されている電流制限値以上であると判定されると、前記第1及び第2のタイマのうちの何れか一方からの前記信号が特定の入力端子に入力されるまでの間、前記駆動手段が前記スイッチング素子をオンさせるのを禁止する禁止手段とから構成されている。
【0054】
そして、オフ時間変更手段は、通電期間設定手段が前記駆動信号を出力した時点から前記所定時間が経過するまでの第1期間中、前記第1のタイマの出力端子と前記禁止手段の入力端子とを接続し、前記所定時間が経過してから前記駆動信号の出力が停止されるまでの第2期間中、前記第2のタイマの出力端子と前記禁止手段の入力端子とを接続する。
【0055】
このような請求項3の電磁弁駆動装置によれば、通電電流制限手段とオフ時間変更手段の構成を簡単なものにすることができる。
また、上記請求項2の電磁弁駆動装置において、通電電流制限手段とオフ時間変更手段は、請求項4に記載の如く構成することもできる。
【0056】
即ち、請求項4の電磁弁駆動装置において、まず通電電流制限手段は、前記判定手段によって通電電流が前記電流制限値設定手段により設定されている電流制限値(Ip又はIh)以上であると判定されると、計時動作を開始して、前記第1のオフ時間TAが経過すると第1の出力端子から該第1のオフ時間TAが経過したことを示す信号を出力し、前記第2のオフ時間TBが経過すると第2の出力端子から該第2のオフ時間TBが経過したことを示す信号を出力するタイマと、前記判定手段によって通電電流が前記電流制限値設定手段により設定されている電流制限値以上であると判定されると、前記タイマの第1及び第2の出力端子のうちの何れか一方からの前記信号が特定の入力端子に入力されるまでの間、前記駆動手段が前記スイッチング素子をオンさせるのを禁止する禁止手段とから構成されている。
【0057】
そして、オフ時間変更手段は、通電期間設定手段が前記駆動信号を出力した時点から前記所定時間が経過するまでの第1期間中、前記タイマの第1の出力端子と前記禁止手段の入力端子とを接続し、前記所定時間が経過してから前記駆動信号の出力が停止されるまでの第2期間中、前記タイマの第2の出力端子と前記禁止手段の入力端子とを接続する。
【0058】
つまり、請求項3の電磁弁駆動装置では、第1のオフ時間TAを計時するためのタイマと第2のオフ時間TBを計時するためのタイマとを別々に設けているのに対して、この請求項4の電磁弁駆動装置では、第1のオフ時間TAと第2のオフ時間TBとを1つのタイマで計時するようにしている。このため、請求項4の電磁弁駆動装置によれば、通電電流制限手段の構成を一層簡単なものにすることができる。
【0059】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された実施形態の電磁弁駆動装置としての電子制御装置について、図面を用いて説明する。
まず図1は、第1実施形態の電子制御装置59の構成を表す回路図である。
【0060】
尚、本実施形態の電子制御装置は、図4,5に示した直噴式エンジンの制御システムにおいて、従来の電子制御装置13に代えて用いられるものである。そして、図1において、図6の電子制御装置13と同じ構成要素については、同一の符号を付しているため、詳細な説明は省略する。
【0061】
図1に示すように、本第1実施形態の電子制御装置59は、図6の装置13に対して、以下の(1−1)及び(1−2)の点が異なっている。
(1−1)まず、図6のタイマ41に代えて、それと同機能の第1のタイマ41Aと第2のタイマ41Bとが設けられている。
【0062】
そして、第1のタイマ41Aは、SRラッチ35からハイレベル信号が出力されると、内部カウンタのカウント動作を開始して、予め設定された第1のオフ時間TAのカウント(計時)を完了すると、自身の出力端子Qの出力をハイレベルに反転させ、また、SRラッチ35からロウレベル信号が出力されると、上記内部カウンタをリセットすると共に、自身の出力端子Qの出力をロウレベルにする。一方、第2のタイマ41Bは、SRラッチ35からハイレベル信号が出力されると、内部カウンタのカウント動作を開始して、予め設定された第2のオフ時間TBのカウント(計時)を完了すると、自身の出力端子Qの出力をハイレベルに反転させ、また、SRラッチ35からロウレベル信号が出力されると、上記内部カウンタをリセットすると共に、自身の出力端子Qの出力をロウレベルにする。
【0063】
そして更に、本実施形態において、第2のタイマ41Bが計時する第2のオフ時間TBは、図6及び図7に示した従来装置13のタイマ41が計時するオフ時間T1と同じ値に設定されているが、第1のタイマ41Aが計時する第1のオフ時間TAは、上記第2のオフ時間TBよりも短い時間に設定されている。
【0064】
(1−2)次に、本実施形態の電子制御装置59は、タイマ57の出力端子Qからロウレベル信号が出力されている時に、アンドゲート43の一方の入力端子(マイコン23からの駆動信号SDが入力される方とは反対側の入力端子であり、請求項3に記載の特定の入力端子に相当する端子)と第1のタイマ41Aの出力端子Qとを接続し、タイマ57の出力端子Qからハイレベル信号が出力されている時に、アンドゲート43の上記一方の入力端子と第2のタイマ41Bの出力端子Qとを接続する信号切替回路61を備えている。
【0065】
以上のような本第1実施形態の電子制御装置59では、図2に示すように、マイコン23がハイレベルの駆動信号SDを出力した時点からタイマ57で計時される所定時間T2が経過するまでの第1期間中は、信号切替回路61により第1のタイマ41Aの出力端子Qとアンドゲート43の一方の入力端子とが接続されるため、コイルLの通電電流Iが第1の電流制限値Ip以上であるとコンパレータ33によって判定される度に、MOSFET21が第1のタイマ41Aで計時される第1のオフ時間TAだけ一時的にオフされ、こうした動作の繰り返しにより、通電電流Iが第1の電流制限値Ipに制限されると共に、その第1の電流制限値Ip付近に維持されることとなる。
【0066】
また、上記所定時間T2が経過してから駆動信号SDがロウレベルとなるまでの第2期間中は、信号切替回路61により第2のタイマ41Bの出力端子Qとアンドゲート43の一方の入力端子とが接続されるため、コイルLの通電電流Iが第2の電流制限値Ih以上であるとコンパレータ33によって判定される度に、MOSFET21が第2のタイマ41Bで計時される第2のオフ時間TBだけ一時的にオフされ、こうした動作の繰り返しにより、通電電流Iが第2の電流制限値Ihに制限されると共に、その第2の電流値Ih付近に維持されることとなる。
【0067】
ここで特に、本第1実施形態の電子制御装置59では、マイコン23からの駆動信号SDがハイレベルである通電期間中にMOSFET21を一時的にオフさせるオフ時間を、第1期間中と第2期間中とで変えており、第1期間中のオフ時間(第1のオフ時間)TAを第2期間中のオフ時間(第2のオフ時間)TBよりも短くしている。
【0068】
このため、本第1実施形態の電子制御装置59によれば、図2と図7との比較からも分かるように、第1期間中におけるコイルLの通電電流Iの変動幅を小さく抑えて、その第1期間中の通電電流Iの平均値Ipaveを第1の電流制限値Ipに一層近づけることができ、延いては、電磁弁6の閉弁応答時間TCを短くすることができる。しかも、図2と図8との比較からも分かるように、第1期間から第2期間へ移行した際の通電電流Iの減衰状態を緩やかにしてしまうことが無く、電力損失の増加を招かない。
【0069】
つまり、第1期間中における通電電流Iの変動幅を小さく抑えることと、第1期間から第2期間へ移行した際に通電電流Iを第2の電流制限値Ihにまで速やかに減衰させることとの、両方を実現することができ、電磁弁6の駆動応答性と低消費電力化とを高い次元で両立させることができるようになる。
【0070】
そして、電磁弁6の高い駆動応答性を実現することができるため、マイコン23によって設定される各通電期間の間隔がより短くても、電磁弁6を確実に制御することができ、また、第1期間から第2期間へ移行した際に通電電流Iを第2の電流制限値Ihにまで速やかに減衰させることができるため、通電期間がより短くても、駆動信号SDがロウレベルに変化した時点から通電電流Iがゼロになるまでの消弧時間TFが長くならず、延いては、電磁弁6の開弁応答時間TOが長くならない。
【0071】
よって、この電子制御装置59によれば、電磁弁6の制御性が向上し、その電磁弁6を高精度に制御可能なエンジン回転数の上限を高くすることができる。
尚、本第1実施形態の電子制御装置59では、NチャネルMOSFET21がスイッチング素子に相当し、マイコン23が通電期間設定手段に相当している。
【0072】
また、電流検出用抵抗31と、コンパレータ33と、SRラッチ35と、インバータ37と、アンドゲート39,43と、第1及び第2のタイマ41A,41Bと、信号切替回路61と、電流制限値設定回路29とからなる回路部分が、通電制御手段に相当している。
【0073】
そして、その中で、電流検出用抵抗31及びコンパレータ33が判定手段に相当し、電流制限値設定回路29が電流制限値設定手段に相当し、アンドゲート39が駆動手段に相当し、SRラッチ35と、インバータ37と、アンドゲート43と、第1及び第2のタイマ41A,41Bとからなる回路部分が、通電電流制限手段に相当し、信号切替回路61がオフ時間変更手段に相当している。そして更に、SRラッチ35と、インバータ37と、アンドゲート43とからなる回路部分が、禁止手段に相当している。
【0074】
次に、本発明の第2実施形態について、図3を用い説明する。
図3に示すように、本第2実施形態の電子制御装置63は、前述した第1実施形態の電子制御装置59に対して、以下の(2−1)及び(2−2)の点が異なっている。
【0075】
(2−1)まず、第1及び第2のタイマ41A,41Bに代えて、第2のオフ時間TBを計時可能な1つのタイマ65が設けられている。
そして、このタイマ65は、SRラッチ35からハイレベル信号が出力されると、内部カウンタのカウント動作を開始して、第1のオフ時間TA(<TB)のカウント(計時)を完了すると第1の出力端子QAの出力をハイレベルに反転させ、更に第2のオフ時間TBのカウントを完了すると第2の出力端子QBの出力をハイレベルに反転させる。また、SRラッチ35からロウレベル信号が出力されると、上記内部カウンタをリセットすると共に、上記第1及び第2の出力端子QA,QBの出力をロウレベルにする。
【0076】
(2−2)信号切替回路61は、タイマ57の出力端子Qからロウレベル信号が出力されている時に、アンドゲート43の一方の入力端子(マイコン23からの駆動信号SDが入力される方とは反対側の入力端子であり、請求項4に記載の特定の入力端子に相当する端子)とタイマ65の第1の出力端子QAとを接続し、タイマ57の出力端子Qからハイレベル信号が出力されている時に、アンドゲート43の上記一方の入力端子とタイマ65の第2の出力端子QBとを接続する。
【0077】
つまり、前述した第1実施形態の電子制御装置59では、第1のオフ時間TAを計時するためのタイマ41Aと第2のオフ時間TBを計時するためのタイマ41Bとを別々に設けていたが、本第2実施形態の電子制御装置63では、第1のオフ時間TAと第2のオフ時間TBとを、1つの連続した内部カウンタを有する1つのタイマ65によって計時するようにしている。
【0078】
そして、このような本第2実施形態の電子制御装置63によれば、より少ない回路素子で、第1実施形態の電子制御装置59と同じ効果を得ることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
【0079】
例えば、上記各実施形態の電子制御装置59,63(図1,図3)において、マイコン23としてA/D変換器を内蔵したものを用いると共に、電流検出用抵抗31に発生する電圧Viを、そのマイコン23のA/D変換用入力端子に入力し、更に、通電制御手段に相当する回路部分のうちで電流検出用抵抗31以外の回路部分の動作を、マイコン23の演算処理によって実現するようにしても良い。但し、前述した各実施形態のように構成した方が、マイコン23の処理負荷を全く増加させることが無いという点で有利である。
【0080】
また例えば、 上記各実施形態の電子制御装置59,63において、アンドゲート39及びインバータ37を削除すると共に、マイコン23からの駆動信号SDがMOSFET21のゲートへそのまま印加されるようにし、更に、MOSFET21のゲートとグランドとの間にNPNトランジスタを設けて、そのNPNトランジスタをSRラッチ35からのハイレベル信号でオンさせることにより、MOSFET21を強制的にオフさせるように構成しても良い。尚、この場合には、マイコン23からMOSFET21への駆動信号SDの信号ラインが、駆動手段に相当することとなり、上記NPNトランジスタと、SRラッチ35と、アンドゲート43とからなる回路部分が、禁止手段に相当することとなる。
【0081】
一方、上記各実施形態の電子制御装置59,63は、直噴式エンジンに供給する燃料の圧力を調節するための高圧燃料ポンプ3に用いられる電磁弁6を駆動すものであったが、本発明における駆動対象の電磁弁は、そのような電磁弁6に限るものではなく、例えばエンジンに燃料を噴射供給する電磁式の燃料噴射弁(インジェクタ)や、ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプに用いられる電磁式のスピル弁であっても良い。
【0082】
また、本発明は、車両用エンジンへ燃料を供給するために用いられる電磁弁以外の他の電磁弁を駆動する装置に対しても、同様に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の電子制御装置(電磁弁駆動装置)の構成を表す回路図である。
【図2】 第1実施形態の電子制御装置の動作を表すタイムチャートである。
【図3】 第2実施形態の電子制御装置(電磁弁駆動装置)の構成を表す回路図である。
【図4】 直噴式エンジンの制御システムを表す構成図である。
【図5】 高圧燃料ポンプを表す構成図である。
【図6】 従来の電磁弁駆動装置の構成を表す回路図である。
【図7】 従来の電磁弁駆動装置の動作及び問題を表す第1のタイムチャートである。
【図8】 従来の電磁弁駆動装置の動作及び問題を表す第2のタイムチャートである。
【図9】 スイッチング素子のオフ時間に対するコイルの電流変化特性を表すグラフである。
【符号の説明】
3…高圧燃料ポンプ 6…電磁弁 L…コイル 6a…弁体
6b…リターンスプリング 12…バッテリ 59,63…電子制御装置
21…MOSFET 23…マイコン 29…電流制限値設定回路
31…電流検出用抵抗 33…コンパレータ 35…SRラッチ
41A,41B,57,65…タイマ 37…インバータ
39,43…アンドゲート 51,52,53…抵抗
55…基準電圧切替用トランジスタ 61…信号切替回路

Claims (7)

  1. 電磁弁のコイルへ電流を流すための電流経路に直列に設けられ、オンされることにより前記コイルに電流を流して前記電磁弁を駆動させるスイッチング素子と、
    前記コイルへの通電期間を設定する通電期間設定手段と、
    該通電期間設定手段により設定された通電期間の開始タイミングで前記スイッチング素子をオンさせると共に、その時点から所定時間が経過するまでの第1期間中は、前記コイルに流れる通電電流が第1の電流制限値以上であるか否かを判定して、該通電電流が前記第1の電流制限値以上であると判定する度に、前記スイッチング素子を一定の固定された第1のオフ時間だけオフさせて該第1のオフ時間の経過後に再びオンさせることにより、前記通電電流を前記第1の電流制限値に制限し、前記所定時間が経過してから当該通電期間が終了するまでの第2期間中は、前記通電電流が前記第1の電流制限値よりも小さい第2の電流制限値以上であるか否かを判定して、該通電電流が前記第2の電流制限値以上であると判定する度に、前記スイッチング素子を前記第1のオフ時間よりも長い一定の固定された第2のオフ時間だけオフさせて該第2のオフ時間の経過後に再びオンさせることにより、前記通電電流を前記第2の電流制限値に制限し、当該通電期間が終了すると前記通電電流に拘わらず前記スイッチング素子をオフさせる通電制御手段と、
    を備えたことを特徴とする電磁弁駆動装置。
  2. 請求項1に記載の電磁弁駆動装置において、
    前記通電期間設定手段は、前記設定した通電期間の間、前記スイッチング素子をオンさせるための駆動信号を出力し、
    前記通電制御手段は、
    前記スイッチング素子のオンに伴い前記コイルに流れる通電電流を検出して、該通電電流が所定の電流制限値以上であるか否かを判定する判定手段と、
    前記通電期間設定手段が前記駆動信号を出力した時点から前記所定時間が経過するまでの前記第1期間中、前記判定手段が判定対象とする前記電流制限値を前記第1の電流制限値に設定し、前記所定時間が経過してから前記駆動信号の出力が停止されるまでの前記第2期間中、前記判定手段が判定対象とする前記電流制限値を前記第2の電流制限値に設定する電流制限値設定手段と、
    前記通電期間設定手段から前記駆動信号が出力されている間、前記スイッチング素子をオンさせる駆動手段と、
    前記判定手段によって前記通電電流が前記電流制限値設定手段により設定されている電流制限値以上であると判定されると、その時点から所定のオフ時間だけ、前記駆動手段が前記スイッチング素子をオンするのを禁止して前記スイッチング素子を強制的にオフさせる通電電流制限手段と、
    前記通電期間設定手段が前記駆動信号を出力した時点から前記所定時間が経過するまでの前記第1期間中、前記通電電流制限手段が前記スイッチング素子をオフさせる前記オフ時間を、前記第1のオフ時間に設定し、前記所定時間が経過してから前記駆動信号の出力が停止されるまでの前記第2期間中、前記通電電流制限手段が前記スイッチング素子をオフさせる前記オフ時間を、前記第2のオフ時間に設定するオフ時間変更手段とからなること、
    を特徴とする電磁弁駆動装置。
  3. 請求項2に記載の電磁弁駆動装置において、
    前記通電電流制限手段は、
    前記判定手段によって前記通電電流が前記電流制限値設定手段により設定されている電流制限値以上であると判定されると、前記第1のオフ時間の計時を開始して、該第1のオフ時間の計時を完了すると該第1のオフ時間が経過したことを示す信号を出力端子から出力する第1のタイマと、
    前記判定手段によって前記通電電流が前記電流制限値設定手段により設定されている電流制限値以上であると判定されると、前記第2のオフ時間の計時を開始して、該第2のオフ時間の計時が完了すると該第2のオフ時間が経過したことを示す信号を出力端子から出力する第2のタイマと、
    前記判定手段によって前記通電電流が前記電流制限値設定手段により設定されている電流制限値以上であると判定されると、前記第1及び第2のタイマのうちの何れか一方からの前記信号が特定の入力端子に入力されるまでの間、前記駆動手段が前記スイッチング素子をオンさせるのを禁止する禁止手段とからなり、
    前記オフ時間変更手段は、
    前記通電期間設定手段が前記駆動信号を出力した時点から前記所定時間が経過するまでの前記第1期間中、前記第1のタイマの出力端子と前記禁止手段の入力端子とを接続し、前記所定時間が経過してから前記駆動信号の出力が停止されるまでの前記第2期間中、前記第2のタイマの出力端子と前記禁止手段の入力端子とを接続すること、
    を特徴とする電磁弁駆動装置。
  4. 請求項2に記載の電磁弁駆動装置において、
    前記通電電流制限手段は、
    前記判定手段によって前記通電電流が前記電流制限値設定手段により設定されている電流制限値以上であると判定されると、計時動作を開始して、前記第1のオフ時間が経過すると第1の出力端子から該第1のオフ時間が経過したことを示す信号を出力し、前記第2のオフ時間が経過すると第2の出力端子から該第2のオフ時間が経過したことを示す信号を出力するタイマと、
    前記判定手段によって前記通電電流が前記電流制限値設定手段により設定されている電流制限値以上であると判定されると、前記タイマの第1及び第2の出力端子のうちの何れか一方からの前記信号が特定の入力端子に入力されるまでの間、前記駆動手段が前記スイッチング素子をオンさせるのを禁止する禁止手段とからなり、
    前記オフ時間変更手段は、
    前記通電期間設定手段が前記駆動信号を出力した時点から前記所定時間が経過するまでの前記第1期間中、前記タイマの第1の出力端子と前記禁止手段の入力端子とを接続し、前記所定時間が経過してから前記駆動信号の出力が停止されるまでの前記第2期間中、前記タイマの第2の出力端子と前記禁止手段の入力端子とを接続すること、
    を特徴とする電磁弁駆動装置。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れかに記載の電磁弁駆動装置において、
    前記電磁弁は、車両用エンジンへ燃料を供給するために用いられる電磁弁であり、
    前記通電期間設定手段は、前記エンジンの回転に同期して前記通電期間を設定すること、
    を特徴とする電磁弁駆動装置。
  6. 請求項5に記載の電磁弁駆動装置において、
    前記電磁弁は、前記エンジンに供給する燃料の圧力を調節するための高圧燃料ポンプに用いられる電磁弁であること、
    を特徴とする電磁弁駆動装置。
  7. 請求項5に記載の電磁弁駆動装置において、
    前記電磁弁は、前記エンジンに燃料を噴射供給する燃料噴射弁であること、
    を特徴とする電磁弁駆動装置。
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