JP2013527980A - 改良された性能を有する組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、発光材料および/または電荷輸送材料と、少なくとも10mPasの25℃における粘度および最大400℃の沸点を有する1種以上の有機溶媒とを含む新規組成物、有機発光ダイオード(OLED)デバイスの製造のためのインクとしてのそれらの使用、新規調合物を使用してOLEDデバイスを製造するための方法、並びにかかる方法および調合物から製造されるOLEDデバイスに関する。

Description

本発明は、発光材料および/または電荷輸送材料を含む新規組成物、有機発光ダイオード(OLED)デバイスの製造のためのインクとしてのそれらの使用、上記新規組成物を使用してOLEDデバイスを製造するための方法、並びにかかる方法および組成物から製造されるOLEDデバイスに関する。
OLEDデバイスを製造する場合、活性層を適用するために、通常、インクジェット印刷、ロール・ツー・ロール印刷、スロットダイコーティングまたはグラビア印刷などの印刷技術を使用する。発光材料および/または電荷輸送材料として有用なほとんどの現在の有機化合物の低溶解性に基づいて、これらの技術は、多量での溶媒の使用を必要とする。
印刷用配合物は、芳香族または脂肪族有機溶媒を通常含み、低粘度を有する傾向がある。このアプローチは、スピンコーティングおよびインクジェット印刷(IJP)の製作方法に対してはかなり役立っているが、最近は、フレキソまたはグラビア印刷などの従来の印刷技術を使用してデバイスを製作することに関心が高まっている。これは、異なるタイプの配合物を、特に溶媒および任意の粘度向上剤(viscosity enhancer)の選択に関して必要とする。
膜形成能力およびレオロジーを改良するために、結合剤を使用することができる。これらの添加剤は、小さい分子量または低分子量を有する高分子化合物を有する発光材料および/または電荷輸送材料に関して特に必要となる。
US6,541,300は、有機電子(OE)デバイスで使用するための有機半導体(OSC)膜を、OSC材料を多成分溶媒ブレンドと混合し、得られた混合物を基板に適用することによって製造する方法を開示している。溶媒ブレンドを使用することによって得られたOSC膜は、多成分溶媒ブレンドの1種類だけの溶媒を使用して製造されたOSC膜、またはそのOSC膜を含んでいるOEデバイスと比較して、より高い移動度を有し、得られたOEデバイスは、より高いオン/オフ比を有することが特許請求されている。しかしながら、特許請求されている方法は、その望ましい結果、即ち、より高い移動度およびより高いオン/オフ比のみを特徴としており、この結果を如何にして成し遂げることができるかの手段は特徴づけられていない。特に、この文献は、当業者が実行できる配合物を獲得するためにどのように適切な溶媒を選択するかについての明瞭な助言を提供していない。この文献は、溶媒ブレンドの溶媒は、0.1〜1.0の複合極性(Φm)を有するはずであることを述べているに過ぎない。このパラメーターはさておき、また一方、この文献は、OSC化合物の選択、および選択されたOSC化合物に最適な溶媒の選択に関する何らの限定または助言も提供していない。この文献は、OSC化合物(ポリマーおよび小分子を含む)のリストおよび低い値から高い値までの範囲の極性を有する溶媒のリストを開示しているが、全てのこれら溶媒が開示されているOSC化合物を容易に溶解するかどうかは明らかでない。しかしながら、溶媒がOSC材料を溶解しないとき、得られた混合物は、得られたOSC膜の形態が悪化してそれがOEデバイスの性能に悪影響を与えるので、OSC膜およびOEデバイスの製造に対して多くの場合適切ではないことが知られている。それ故、US6,541,300の教示を考慮すると、本文献に開示されているような所定のOSC材料に対する適切な溶媒を見出すためには相当な努力が依然として必要である。
WO03/069959A1は、複合溶液を用いて湿式フィルムプロセスにより形成されるエレクトロルミネッセンス(EL)デバイスで使用するためのOSC膜を開示している。この複合溶液は、少なくとも2つの有機化合物を、異なる揮発性および有機化合物に対して異なる溶解性を有する少なくとも2種の有機溶媒を含む混合有機溶媒中で溶解することによって製造される。この場合もやはり、この文献は、可能な溶媒および有機化合物の大きなリストを開示しているが、所定の有機化合物に対して適切な溶媒が如何にして選択され得るかの明瞭な助言を提供していない。それどころか、異なる揮発性を有する少なくとも2種の有機溶媒の選択は、有機化合物の特性に依存し得ることが単に述べられているに過ぎない。
EP1416069A1は、OSC材料としてポリアセンを含むOSC要素を開示している。この文献は、ポリアセンが溶媒に溶解できること、および2種以上の溶媒の組合せが使用できることをさらに述べている。しかしながら、標準的な溶媒のリストは別として、特定の溶媒または溶媒の組合せが優先されることは示されておらず、適切な溶媒の選択に関する特別な助言も提供されていない。
WO2005/041322A1は、少なくとも1つの有機ポリマー、第一の溶媒および第二の溶媒(第一の溶媒は、低い溶解性および第二の溶媒より速い蒸発速度を有しており、第二の溶媒は非常に低い溶解性を有する)を含むOEデバイスで使用するための有機ポリマー溶液を開示している。同様に特許請求しているのは、その溶液を電極上に堆積してそれを乾燥させることによってOEデバイスを製造する方法である。溶媒の異なる溶解性および蒸発速度によって実質的に均一なポリマー層が形成されることを特許請求している。しかしながら、適切な溶媒を選択するための基礎として役立ち得る溶媒特性の特定の値またはパラメーター範囲は示されていない。
EP1122793A2は、有機EL材料および疎水性有機溶媒または溶媒混合物を含み、その溶媒が室温で最大5重量%の水の溶解力を有するインクから製造される有機ルミネッセンスデバイスを開示している。しかしながら、この値は、先行技術で知られている実質的に全てのOLED溶媒に正に当てはまり、それ故、真の限定を構成しない。このインクは5000cpを超えない、好ましくは100cpを超えない粘度を有するべきであることがさらに述べられている。しかしながら、この値を得るための特定の溶媒をどのように選択するかについての助言はない。このことは、特に高粘度を有する希薄な小分子溶液を不揮発性の増粘剤を使用せずに製造しようとするときに、適切な溶媒の選択をさらに困難にする。
WO03/053707A2は、可溶性EL材料、120℃〜200℃の沸点を有する有機溶媒、および50cpより上の粘度を維持するための粘度向上剤を含むスクリーン印刷可能なELポリマーインクを開示している。この有機溶媒は、8.8〜10.0(cal/cm31/2の溶解パラメーターを好ましくは持つべきである。この文献に述べられている粘度調整剤の大部分は、例えば、9または10頁に開示されているポリマーまたは無機粒子である。さらに報告されているのは、溶媒蒸発を減少し、インクの安定性および加工性を改善するための1〜20%の濃度での「ゲル化遅延剤」の使用であり、これは、市販製品でもあり得る。しかしながら、この文献に提案されているような加工添加剤の使用は、これらの加工添加剤が、溶媒の除去後にOSC層内に留まり、そこでそれらはデバイスの性能に悪影響を与えるかまたは破壊さえする可能性があるのでOEデバイスを製造するためのOSC印刷インク中には望ましいとは限らない。それよりむしろ、少しの加工添加剤もなしで乾燥後にOSC層内に残った純粋な活性OSC材料のみを有することのほうがより好ましい。それ故、活性なOSC材料の他には、インクは揮発性の成分のみを好ましくは含有するべきである。
溶媒中の小分子の溶液は、得られる溶液の粘度にポリマーで起こるような大きな影響を一般に有さない。それ故、インクジェット印刷、フレキソまたはグラビア印刷などの従来の印刷用途向けの組成物は、インク粘度を増すためおよび膜形成を改善するために添加剤を必要とする。先行技術は、低分子量の有機発光材料および電荷輸送材料を処理するために役立つ組成物を提供している。しかしながら、OLED層の性能、例えば、効率、寿命および酸化または水に対する感受性などを改良することが常に望まれている。
それ故、高性能、永い寿命および水または酸化に対する低い感受性を有する高効率のOLEDデバイスの製造を可能にするOLEDデバイスの製造に適する発光材料および/または電荷輸送材料を含む流動体があることが望ましい。本発明の1つの目的は、かかる改良された流動体を提供することである。別の目的は、かかる流動体からOLEDデバイスを製造する改良された方法を提供することである。別の目的は、かかる流動体および方法から得られた改良されたOLEDデバイスを提供することである。さらなる目的は、当業者には以下の記述からすぐに明らかとなる。
驚くべきことに、本発明において特許請求に記載される方法、材料およびデバイスを提供することにより、特に本発明の組成物を使用するOLEDデバイスを製造するための方法を提供することによって、これらの目的は達成することができ、上記の問題は解決することができることが見出された。
本発明は、最大5000g/molの分子量を有する、1種以上の有機発光材料および/または電荷輸送材料と、1種以上の有機溶媒とを含む組成物であって、前記溶媒が少なくとも10mPasの25℃における粘度を備え、前記溶媒の沸点が最大400℃であることを特徴とする組成物に関する。
本発明は、さらに、OLEDデバイス、特に剛性および柔軟性OLEDデバイスの製造のための、コーティングインキまたは印刷インキとしての上記および下記の組成物の使用に関する。
本発明は、さらに、有機発光ダイオード(OLED)デバイスの製造方法であって、
a)上記および下記の組成物を基板に堆積させて、好ましくは、膜または層を形成する工程、
b)溶媒を例えば蒸発によって除去する工程、
を含む方法に関する。
本発明は、さらに、上記および下記の組成物からおよび/または方法により製造されたOLEDデバイスに関する。
OLEDデバイスは、例えば、照明のため、医療照明目的のため、信号装置として、サイネージ装置として、およびディスプレー中に使用することができる。ディスプレーは、パッシブマトリックス駆動、トータルマトリックスアドレッシングまたはアクティブマトリックス駆動を用いてアドレスすることができる。透明なOLEDは、光学的に透明な電極を使用することにより製造することができる。柔軟なOLEDは、柔軟性のある基板の使用によって見極め可能である。
本発明の組成物、方法およびデバイスは、OLEDデバイスの効率およびそれらの生産量の驚くべき改善を提供する。これらのデバイスが本発明の組成物を使用して得られる場合、OLEDデバイスの性能、寿命および効率は、予想外に改善され得る。その上、本発明の組成物は、驚くほど高レベルの膜形成を提供する。とりわけ、膜の均一性および品質を改善することができる。それに加えて本発明の組成物は、多量の有機発光材料および/または電荷輸送材料を含み、さらに望ましい印刷またはコーティング技術に対して好適な粘度を有する。
本発明の組成物は、最大5000g/molの分子量を有する少なくとも1種の有機発光材料および/または電荷輸送材料を含む。この有機発光材料および/または電荷輸送材料は、当業者には知られており、文献に記載されている標準的な材料から選択することができる。好ましくは、該組成物は、有機発光材料を含む。本出願による有機発光材料は、400〜700nmの範囲のλmaxを有する光を発する材料を意味する。
本発明による組成物は、0.01重量%〜20重量%、好ましくは0.1重量%〜15重量%、より好ましくは0.2重量%〜10重量%、そして最も好ましくは0.25重量%〜5重量%の有機発光材料および/もしくは電荷輸送材料、または対応する混合物を含むことができる。このパーセントのデータは、100%の溶媒または溶媒混合物と関係する。
ここで使用される発光材料または電荷輸送材料(以下、共に有機半導体と称される)は、純粋な成分または2つ以上の成分の混合物のいずれかである。この有機発光材料および/または電荷輸送材料は、燐光性化合物を好ましくは含む。
適切な燐光性化合物は、特に、適切な励起時に、好ましくは可視領域において光を発し、加えて20より大きく、好ましくは38より大きく、84より小さい、より好ましくは、56より大きく、80より小さい原子番号を有する少なくとも1つの原子を含有する化合物である。使用される燐光エミッターは、好ましくは、銅、モリブデン、タングステン、レニウム、ルテニウム、オスミウム、ロジウム、イリジウム、パラジウム、白金、銀、金またはユウロビウムを含有する化合物、特にイリジウムまたは白金を含有する化合物である。
特に好ましい有機燐光性化合物は、式(1)〜(4)の化合物であり:
Figure 2013527980
式中、
DCyは、出現するごとに同一であるかまたは異なり、少なくとも1つのドナー原子、好ましくは窒素、カルベンの形態の炭素、またはリンを含有する環状基であり、このドナー原子を介して当該環状基は金属に結合し、この環状基は、1以上の置換基R1を順に有していてもよく;基DCyおよびCCyは、共有結合を介して互いに連結され;
CCyは、出現するごとに同一であるかまたは異なり、炭素原子を含有する環状基であり、この炭素原子を介して当該環状基は金属に結合し、この環状基は、1以上の置換基R1を順に有していてもよく;
Aは、出現するごとに同一であるかまたは異なり、モノアニオン性二座キレート配位子、好ましくはジケトナート配位子であり;
1は、各場合において同一であるかまたは異なり、F、Cl、Br、I、NO2、CN、1〜20個の炭素原子を有する直鎖状、分枝状もしくは環状のアルキルもしくはアルコキシ基(ここで、1以上の隣接していないCH2基は、−O−、−S−、−NR2−、−CONR2−、−CO−O−、−C=O−、−CH=CH−もしくは−C≡C−により置きかえられていてもよく、1以上の水素原子は、Fにより置きかえられていてもよい)、または4〜14個の炭素原子を有するアリールもしくはヘテロアリール基(これは、1以上の非芳香族R1ラジカルにより置換されていてもよい)であり、同一の環上または2つの異なる環上の複数の置換基R1は、一緒に、単環もしくは多環の、脂肪族もしくは芳香族環系を順に形成していてもよく;
2は、各場合において同一であるかまたは異なり、1〜20個の炭素原子を有する直鎖状、分枝状もしくは環状のアルキルもしくはアルコキシ基(ここで、1以上の隣接していないCH2基は、−O−、−S−、−CO−O−、−C=O−、−CH=CH−もしくは−C≡C−により置きかえられていてもよく、1以上の水素原子は、Fにより置きかえられていてもよい)、または4〜14個の炭素原子を有するアリールもしくはヘテロアリール基(これは、1以上の非芳香族R1ラジカルにより置換されていてもよい)である。
複数のラジカルR1の間の環系の形成は、架橋が基DCyとCCyとの間に存在し得ることも意味する。さらに、複数のラジカルR1の間の環系の形成は、架橋が2つもしくは3つの配位子CCy−DCyと配位子Aとの間または1つもしくは2つの配位子CCy−DCyと配位子Aとの間に存在して、多座(polydentate)または多脚(polypodal)配位子系を与え得ることも意味する。
上記のエミッターの例は、以下の出願WO00/070655、WO01/041512、WO02/002714、WO02/015645、EP1191613、EP1191612、EP1191614、WO04/081017、WO05/033244、WO05/042550、WO05/113563、WO06/008069、WO06/061182、WO06/081973およびDE102008027005によって示されている。一般に、燐光OLEDに関する先行技術に従って使用されるような、および有機エレクトロルミネッセンスの分野で当業者に知られているような全ての燐光性錯体が適しており、当業者であれば、発明のステップなしで、さらなる燐光性化合物を使用することが可能であろう。とりわけ、当業者には、どの燐光性錯体がどの発光色を放つかが知られている。
好ましい燐光性化合物の例を次の表に示す。
Figure 2013527980
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好ましいドーパントは、モノスチリルアミン、ジスチリルアミン、トリスチリルアミン、テトラスチリルアミン、スチリルホスフィン、スチリルエーテルおよびアリールアミンのクラスから選択される。モノスチリルアミンは、1つの置換または無置換のスチリル基および少なくとも1つの(好ましくは芳香族の)アミンを含有する化合物を意味するものと理解される。ジスチリルアミンは、2つの置換または無置換のスチリル基および少なくとも1つの(好ましくは芳香族の)アミンを含有する化合物を意味するものと理解される。トリスチリルアミンは、3つの置換または無置換のスチリル基および少なくとも1つの(好ましくは芳香族の)アミンを含有する化合物を意味するものと理解される。テトラスチリルアミンは、4つの置換または無置換のスチリル基および少なくとも1つの(好ましくは芳香族の)アミンを含有する化合物を意味するものと理解される。そのスチリル基は、特に好ましくはスチルベンであり、それはまたさらに置換されていてもよい。対応するホスフィンおよびエーテルはアミンに対するのと同じように定義される。本発明において、アリールアミンまたは芳香族アミンは、窒素に直接結合している3つの置換または無置換の芳香族または芳香族複素環系を含有している化合物を意味するものと理解される。これら芳香族または芳香族複素環系の少なくとも1つは、特に好ましくは少なくとも14個の芳香環原子を有する好ましくは縮合環系である。これらの好ましい例は、芳香族アントラセンアミン、芳香族アントラセンジアミン、芳香族ピレンアミン、芳香族ピレンジアミン、芳香族クリセンアミンまたは芳香族クリセンジアミンである。芳香族アントラセンアミンは、1つのジアリールアミノ基が、アントラセン基に直接、好ましくは9位に結合している化合物を意味するものと理解される。芳香族アントラセンジアミンは、2つのジアリールアミノ基が、アントラセン基に直接、好ましくは9,10位に結合している化合物を意味するものと理解される。芳香族ピレンアミン、ピレンジアミン、クリセンアミンおよびクリセンジアミンは、ジアリールアミノ基が、ピレンの、1位または1,6位に好ましくは結合している場合のそれと同じように定義される。さらなる好ましいドーパントは、例えばWO06/122630に準拠するインデノフルオレンアミンまたはインデノフルオレンジアミン、例えばWO08/006449に準拠するベンゾインデノフルオレンアミンまたはベンゾインデノフルオレンジアミン、および、例えばWO07/140847に準拠するジベンゾインデノフルオレンアミンまたはジベンゾインデノフルオレンジアミンから選択される。スチリルアミンのクラスからのドーパントの例は、置換もしくは無置換のトリスチルベンアミンまたはWO06/000388、WO06/058737、WO06/000389、WO07/065549およびWO07/115610に記載されているドーパントである。さらに、DE102008035413に開示されている縮合炭化水素が好ましい。
適切なドーパントは、次の表に描かれている構造、並びにJP06/001973、WO04/047499、WO06/098080、WO07/065678、US2005/0260442およびWO04/092111に開示されているこれら構造の誘導体である。
Figure 2013527980
発光層の混合物中のドーパントの割合は、0.1重量%〜50.0重量%、好ましくは0.5重量%〜20.0重量%、特に好ましくは1.0重量%〜10.0重量%である。対応して、ホスト材料の割合は、50.0重量%〜99.9重量%、好ましくは80.0重量%〜99.5重量%、特に好ましくは90.0重量%〜99.0重量%である。
この目的のための適切なホスト材料は、さまざまなクラスの物質からの材料である。好ましいホスト材料は、オリゴアリーレン(例えば、EP676461に準拠する2,2’,7,7’−テトラフェニルスピロビフルオレンまたはジナフチルアントラセン)、特に縮合芳香族基を含有するオリゴアリーレン、オリゴアリーレンビニレン(例えば、EP676461に準拠するDPVBiまたはスピロ−DPVBi)、多脚金属錯体(例えば、WO04/081017に準拠)、正孔伝導性化合物(例えば、WO04/058911に準拠)、電子伝導性化合物、特に、ケトン、ホスフィンオキシド、スルホキシドなど(例えば、WO05/084081およびWO05/084082に準拠)、アトロプ異性体(例えば、WO06/048268に準拠)、ボロン酸誘導体(例えば、WO06/117052に準拠)またはベンズアントラセン(例えば、WO08/145239に準拠)のクラスから選択される。適切なホスト材料は、さらにまた、上記の本発明によるベンゾ[c]フェナントレン化合物である。本発明による化合物以外に、特に好ましいホスト材料は、ナフタレン、アントラセン、ベンズアントラセンおよび/もしくはピレンまたはこれらの化合物のアトロプ異性体、オリゴアリーレンビニレン、ケトン、ホスフィンオキシド、並びにスルホキシドのクラスから選択される。本発明によるベンゾ[c]フェナントレン化合物以外に、まさしく特に好ましいホスト材料は、アントラセン、ベンズアントラセンおよび/もしくはピレンまたはこれら化合物のアトロプ異性体を含有するオリゴアリーレンのクラスから選択される。本発明において、オリゴアリーレンは、少なくとも3つのアリールまたはアリーレン基が互いに結合している化合物を意味すると理解されることが意図されている。
適切なホスト材料は、さらに、例えば、次の表に描かれている材料、並びにWO04/018587、WO08/006449、US5935721、US2005/0181232、JP2000/273056、EP681019、US2004/0247937およびUS2005/0211958に開示されているこれらの材料の誘導体である。
Figure 2013527980
この発明において、正孔注入層は、陽極に直接隣接している層である。本発明において、正孔輸送層は、正孔注入層と発光層との間に位置している層である。それらが、電子受容体化合物で、例えばF4−TCNQで、またはEP1476881もしくはEP1596445に記載されている化合物でドープされることは好ましいことであり得る。
本発明による材料以外に、本発明による有機エレクトロルミネッセンスデバイスの正孔注入もしくは正孔輸送層において、または電子注入もしくは電子輸送層において使用することができる適切な電荷輸送材料は、例えば、Y.Shirotaら、Chem. Rev. 2007年、107(4)、953〜1010頁に開示されている化合物、または先行技術に従ってこれらの層で使用されるその他の材料である。
本発明によるエレクトロルミネッセンスデバイスの正孔輸送または正孔注入層において使用することができる好ましい正孔輸送材料の例は、インデノフルオレンアミンおよび誘導体(例えば、WO06/122630またはWO06/100896に準拠)、EP1661888に開示されているアミン誘導体、ヘキサアザトリフェニレン誘導体(例えば、WO01/049806に準拠)、縮合芳香族炭化水素を含むアミン誘導体(例えば、US5,061,569に準拠)、WO95/09147に開示されているようなアミン誘導体、モノベンゾインデノフルオレンアミン(例えば、WO08/006449に準拠)またはジベンゾインデノフルオレンアミン(例えば、WO07/140847に準拠)である。適切な正孔輸送および正孔注入材料は、さらに、JP2001/226331、EP676461、EP650955、WO01/049806、US4780536、WO98/030071、EP891121、EP1661888、JP2006/253445、EP650955、WO06/073054およびUS5061569に開示されている、上に描かれている化合物の誘導体である。
適切な正孔輸送または正孔注入材料は、さらに、例えば、次の表に示されている材料である。
Figure 2013527980
本発明によるエレクトロルミネッセンスデバイスにおいて使用することができる適切な電子輸送または電子注入材料は、例えば、次の表に示されている材料である。適切な電子輸送および電子注入材料は、さらに、JP2000/053957、WO03/060956、WO04/028217およびWO04/080975に開示されているように、上で描かれている化合物の誘導体である。
Figure 2013527980
本発明による化合物のための適切なマトリックス材料は、例えば、WO04/013080、WO04/093207、WO06/005627またはDE102008033943に準拠するケトン、ホスフィンオキシド、スルホキシドおよびスルホン、例えば、CBP(N,N−ビスカルバゾリルビフェニル)またはWO05/039246、US2005/0069729、JP2004/288381、EP1205527もしくはWO08/086851に開示されているカルバゾール誘導体、例えば、WO07/063754またはWO08/056746に準拠するインドロカルバゾール誘導体、例えば、EP1617710、EP1617711、EP1731584、JP2005/347160に準拠するアザカルバゾール、例えば、WO07/137725に準拠する双極マトリックス材料、例えば、WO05/111172に準拠するシラン、例えば、WO06/117052に準拠するアザボロールまたはボロン酸エステル、例えば、DE102008036982、WO07/063754またはWO08/056746に準拠するトリアジン誘導体、あるいは、例えば、DE102007053771に準拠する亜鉛錯体である。
さらなる優先度をもって、アントラセンおよびフェナントレン構造などのトリアセン構造を有する電荷輸送材料を使用することができる。トリアセン構造とは、正確に3つの縮合芳香環を有する縮合芳香族炭化水素構造を意味する。本発明のこの実施形態に関して、トリアセン構造は、テトラセンまたはペンタセン構造を含まない。
当該発光材料および/または電荷輸送材料は、最大5000g/mol、好ましくは最大2000g/mol、特に最大1500g/mol、より好ましくは最大1000g/molの分子量を有する。
本発明の特定の実施形態によれば、該組成物は、0.1〜10重量%、好ましくは、0.25〜5重量%、より好ましくは、0.5〜4重量%の発光材料および/または電荷輸送材料を含むことができる。
有機発光材料および/または電荷輸送材料に加えて、本発明の組成物は、少なくとも10mPaの25℃における粘度および最大400℃の沸点を有する少なくとも1種の有機溶媒を含む。
溶媒または溶媒ブレンドの粘度は、室温(25℃)において、好ましくは10〜700mPas、特に15〜630mPa、より好ましくは30〜500mPaの範囲である。この粘度の値は、別段の断りのない限り、500s-1のずり速度において、平行板回転式粘度計またはレオメーター(TA Instruments社)により測定される。
これらの溶媒から作製されたインクは、次に、全体の溶媒ブレンドの粘度が10mPaを超えるようであれば、所望により低粘度の溶媒で希釈して、必要に応じた粘度に調整することができる。
該溶媒は、採用される圧力、非常に好ましくは大気圧(1013hPa)において、400℃未満、好ましくは350℃以下、より好ましくは300℃以下、最も好ましくは250℃以下の沸点または昇華温度を有する。蒸発は、また、例えば、熱および/または減圧を適用することによっても促進させることができる。
さらに好ましくは、溶媒の、または溶媒ブレンドの最も低沸点の溶媒の沸点は、大気圧(1013hPa)において、少なくとも130℃、より好ましくは、少なくとも150℃である。
本発明の好ましい実施形態によれば、溶媒の分配率の対数logP、または溶媒ブレンドの分配率の対数の加重平均(logP)wは、1.5を超え、より好ましくは2を超え、最も好ましくは2.5を超える。好ましくは、これらの値は、それぞれの溶媒に対して計算されたlogPと関係する。
化合物または溶媒の分配率logP(文献においては「分配係数」とも呼ばれる)は、方程式(1)によって与えられる。
Figure 2013527980
式中、[A]octは、オクタノール中の化合物または溶媒の濃度であり、[A]aqは、水中の化合物または溶媒の濃度である。
(IUPAC化学用語の概要(IUPAC Compendium of Chemical Terminology)電子版、http://goldbook.iupac.org/P04440.html、PAC 1993年、65巻、2385頁、および、C.Hansch、Acc. Chem. Res.2巻、232頁、(1969年)参照)。
2種類以上の溶媒を含む溶媒ブレンドの場合、ブレンドの分配率は、方程式(2)によって与えられるように、ブレンドに含有される全ての溶媒の分配率の加重平均(logP)wとして定義される。
Figure 2013527980
式中、nは溶媒の数であり、logPiは溶媒ブレンド中の単一溶媒のlogP値であり、wiは溶媒ブレンド中の前記溶媒の重量分率(重量%の濃度/100)である。
logPの値は、同じ量の水とオクタノール中の希釈液を平衡化させた後、それぞれの相における濃度を測定することにより(例えば、GC、HPLC、UV/可視などにより)測定する。概略の試算のためには、他に断りのない限り、Cambridge Soft社により製造および販売されている「Chem Bio Draw Ultra version 11.0(2007年)」ソフトウェアを使用する分子計算によりlogPを計算することができる。
好ましい有機溶媒は、17.0〜23.2MPa0.5の範囲のHd、0.2〜12.5MPa0.5の範囲のHpおよび0.9〜14.2MPa0.5の範囲のHhのハンセン溶解パラメーターを備えることができる。より好ましい有機溶媒は、18.5〜21.0MPa0.5の範囲のHd、2.0〜6.0MPa0.5の範囲のHpおよび2.0〜6.0MPa0.5の範囲のHhのハンセン溶解パラメーターを備える。
このハンセン溶解パラメーターは、HansonおよびAbbotらにより提供されているHansen Solubility Parameters in Practice(HSPiP)プログラム(第2版)に従って測定することができる。
溶媒は、上記の物理的基準に合致する脂肪族または芳香族炭化水素、アミン、チオール、アミド、エステル、エーテル、ポリエーテル、アルコール、ジオールおよびポリオールを含めるがこれらに限定されない任意の化学的分類から一般に選択することができる。適切かつ好ましい溶媒としては、例えば、1−シクロヘキシル−2−ピロリジノン(N−シクロヘキシル−ピロリジノン)、メチル化ベンゼン、たとえばo−、m−またはp−キシレンが挙げられる。
好ましくは、該有機溶媒は、環式アルコールおよび/または脂環式アルコール、特にアルキルシクロヘキサノール、とりわけ、メチル化脂環式アルコール(3−もしくは4−メチルシクロヘキサノールまたは2,5−ジメチルシクロヘキサノール)、ナフトール、たとえばデカヒドロ−2−ナフトールまたは1,2,3,4−テトラヒドロ−1−ナフトール、テルペノイド、たとえばα−テルピネオール、メントールまたはカルベオール、ノニルフェノール、1−インダノール、並びに2−インダノールを含む。
高粘度を有する好ましい溶媒としては、例えば、デカヒドロ−2−ナフトールおよび1,2,3,4−テトラヒドロ−1−ナフトールが挙げられる。追加として使用することができる低粘度を有する適切な溶媒としては、例えば、メチル化ベンゼン、たとえばo−、m−またはp−キシレン、テトラリンおよびデカリンが挙げられる。
本発明の好ましい実施形態によれば、該溶媒は、溶媒の混合物である。特に好ましいのは、高粘度を有する1種以上の溶媒および低粘度を有する1種以上の溶媒を含む溶媒ブレンドである。少なくとも10mPas、好ましくは少なくとも50mPas、そして10000mPas未満、好ましくは、5000mPas未満の25℃における粘度を有する溶媒は、高粘度を有する溶媒と見なされる。高粘度を有する溶媒としては、デカヒドロ−2−ナフトールおよび1,2,3,4−テトラヒドロ−1−ナフトールが挙げられるがこれらに限定されない。10mPas未満の25℃における粘度を有する溶媒は、低粘度を有する溶媒と見なされる。低粘度を有する溶媒としては、テトラリン、デカリン、およびメチル化ベンゼン、例えばo−、m−またはp−キシレンが挙げられるがこれらに限定されない。高粘度および低粘度を有するさらなる溶媒をそれぞれ表1に列挙する。
最も好ましいのは、o−キシレン/デカヒドロ−2−ナフトールの5/95〜40/60の比率の二成分ブレンド、さらに、テトラリン/1,2,3,4−テトラヒドロ−1−ナフトールの25/75〜50/50の比率の二成分ブレンド、さらに、デカリン/デカヒドロ−2−ナフトールの25/75〜50/50の比率の二成分ブレンド(全ての比率は重量で与えられている)、特に、表1に示されている二成分ブレンドである。
Figure 2013527980
Figure 2013527980
これらの溶媒は、2種、3種またはそれ以上の混合物として使用できる。
本発明の組成物は、好ましくは、少なくとも70重量%、より好ましくは、少なくとも80重量%、最も好ましくは少なくとも90重量%の有機溶媒を含むことができる。
本発明による組成物は、1つ以上のさらなる成分、例えば、界面活性化合物、平滑剤、導電性添加剤、分散剤、疎水化剤、接着剤、流動性向上剤、消泡剤、脱気剤、反応性または非反応性であり得る希釈剤、助剤、着色剤、染料または顔料、増感剤、安定剤、ナノ粒子または抑制剤を更に含んでもよい。しかしながら、これらのさらなる成分は、酸化性であったり、またはさもなければ、有機発光材料および/もしくは電荷輸送材料と化学的に反応することができたり、または、有機発光材料および/もしくは電荷輸送材料に有害な、もしくは望ましくない電気的ドーピングの影響を有してはならない。
配合物の特性を高めるために、任意で、1つ以上の次の添加剤を必要に応じて、添加することができる:
a)1つ以上の粘度向上剤(好ましくは、それらがデバイス性能に悪影響を及ぼさない濃度の)、
b)1つ以上の界面活性剤、
c)1つ以上の添加剤、好ましくは、印刷された配合物の物理的性質、電気的性質または安定性を修正するポリマー。
粘度向上剤a)は、非導電性の、電子的に不活性なポリマー(マトリックスポリマー、不活性ポリマーバインダー)を通常は含む。好ましくは、1つ以上のポリマーが、粘度をさらに上昇させるために粘度向上剤として添加される。
該組成物は、好ましくは、0〜10重量%、より好ましくは、0.5〜5重量%の不活性ポリマーバインダーを含むことができる。不活性ポリマーバインダー対有機発光材料および/または電荷輸送材料の重量比は、好ましくは、20:1〜1:20、より好ましくは、10:1〜1:10、より好ましくは、1:2〜1:5の範囲である。しかしながら、本発明は、必要に応じて、これらのバインダーの減少を可能にする。
レオロジー特性を調整するための好ましいポリマーバインダーは、例えば、WO2005/055248A1に、特に、1,000Hzにおいて3.3以下の低い誘電率(ε)を有する有機バインダーが記載されている。
適切かつ好ましいポリマーは、有機溶媒可溶性ポリマー、例えば、低Mwのポリエチレン、低Mwのポリプロピレン、その他の炭化水素骨格ポリマー、ポリブタジエン、ポリエチレンおよびプロピレンオキシド、ポリスチレン、α−メチルポリスチレン、ポリビニルシンナメート、ポリ(4−ビニルビフェニル)もしくはポリ(4−メチルスチレン)、会合性増粘剤(associative thickener)、Septon(登録商標)ポリマー、例えばSepton(登録商標)4099(Kuraray America Inc.から入手可能)、ポリトリアリールアミンなど、またはバインダーとして使用するためのUS2007/0102696A1に開示されているポリマーのホモもしくはコポリマーからなる群から選択される。
粘度向上剤a)は、また、例えば、ポリアリールアミン、ポリフルオレン、ポリチオフェン、ポリスピロビフルオレン、置換ポリビニレンフェニレン、ポリカルバゾールもしくはポリスチルベン、またはそれらのコポリマーから選択される半導体バインダーであり得る。
本発明の好ましい実施形態によれば、該不活性バインダーは、−70〜160℃、好ましくは、0〜150℃、より好ましくは50〜140℃、最も好ましくは、70〜130℃の範囲内のガラス転移温度を有するポリマーである。このガラス転移温度は、ポリマーのDSCを測定することによって決定することができる(DIN EN ISO 11357、加熱速度1分間当り10℃)。
界面活性剤b)の濃度は、全体の組成物に対して、好ましくは、0.001〜4.0重量%、より好ましくは、0.1〜1.0重量%である。適切な界面活性剤は、例えば、アセチレンジオールまたはフルオロカーボンである。好ましくは、この界面活性剤は、使用される溶媒(複数可)のそれと同様の沸点(bp)を有する。かかるアセチレンジオールの例は、Air Products社から市販されているSurfynol(登録商標)シリーズのもの、例えば、Surfynol 502(登録商標)(bp 202℃)、Surfynol 61(登録商標)(bp 160℃)、Surfynol FS85(登録商標)(bp 192℃)またはSurfynol PSA216(登録商標)(bp 140℃)である。
驚くべき改良が、揮発性湿潤剤により達成され得る。上記および下記で使用される用語「揮発性」とは、これらの材料がOLEDデバイスの基板に堆積された後に、有機発光材料および/または電荷移動材料から、これらの材料またはOLEDデバイスを著しく損傷しない条件(温度および/または減圧など)の下で、作用物質を蒸発によって除去することができることを意味する。これは、該湿潤剤が、採用される圧力、非常に好ましくは大気圧(1013hPa)において、好ましくは、350℃未満、より好ましくは300℃以下、最も好ましくは250℃以下の沸点または昇華温度を有することを意味する。蒸発は、また、例えば、熱および/または減圧を適用することによっても促進させることができる。
該湿潤剤は、好ましくは、有機発光材料および/または電荷輸送材料と化学的に反応することができない。特にそれらは、有機発光材料および/または電荷輸送材料に対して永続的ドーピング効果(例えば、有機発光材料および/もしくは電荷輸送材料を酸化するか、またはさもなければこれらと化学的に反応することによって)を有さない化合物から選択される。それ故、該配合物は、好ましくは、添加剤、例えば、有機発光材料および/または電荷輸送材料とイオン生成物を形成することによって反応する酸化剤またはプロトン酸もしくはルイス酸を含有すべきではない。
驚くべき効果を、同様の沸点を有する揮発性成分を含む組成物によって得ることができる。湿潤剤と有機溶媒との沸点の違いは、好ましくは、−50℃〜50℃の範囲、より好ましくは、−30℃〜30℃の範囲、最も好ましくは、−20℃〜20℃の範囲である。
好ましい湿潤剤は、非芳香族化合物である。さらに好ましくは、湿潤剤は、非イオン性化合物である。特に有用な湿潤剤は、最大35mN/mの、より好ましくは最大30mN/mの、最も好ましくは最大25mN/mの表面張力を備える。この表面張力は、FTA(First Ten Angstrom社)125接触角測定器を用いて25℃で測定することができる。この方法の詳細は、Roger P.Woodward博士によって発表された「Surface Tension Measurements Using the Drop Shape Method」が、First Ten Angstrom社から入手できる。好ましくは、表面張力を測定するためにはペンダントドロップ法を用いることができる。
本発明の特定の態様によれば、有機溶媒と湿潤剤の表面張力の違いは、好ましくは、少なくとも1mN/m、より好ましくは、少なくとも5mN/m、最も好ましくは、少なくとも10mN/mである。
予想外の改良を、少なくとも100g/mol、好ましくは少なくとも150g/mol、より好ましくは、少なくとも180g/mol、最も好ましくは少なくとも200g/molの分子量を備える湿潤剤によって達成することができる。
有機発光材料および/もしくは電荷輸送材料を酸化しないか、またはさもなければこれらと化学的に反応しない適切でかつ好ましい湿潤剤は、シロキサン、アルカン、アミン、アルケン、アルキン、アルコールおよび/またはこれらの化合物のハロゲン化誘導体からなる群から選択される。更に、フルオロエーテル、フルオロエステルおよび/またはフルオロケトンを使用することができる。より好ましくは、これらの化合物は、6〜20個の炭素原子、特に8〜16個の炭素原子を有するメチルシロキサン、C7〜C14アルカン、C7〜C14アルケン、C7〜C14アルキン、7〜14個の炭素原子を有するアルコール、7〜14個の炭素原子を有するフルオロエーテル、7〜14個の炭素原子を有するフルオロエステルおよび7〜14個の炭素原子を有するフルオロケトンから選択される。最も好ましい湿潤剤は、8〜14個の炭素原子を有するメチルシロキサンである。
7〜14個の炭素原子を有する有用でかつ好ましいアルカンとしては、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、ウンデカン、ドデカン、トリデカン、テトラデカン、3−メチルヘプタン、4−エチルヘプタン、5−プロピルデカン、トリメチル−シクロヘキサンおよびデカリンが挙げられる。
7〜14個の炭素原子を有するハロゲン化アルカンとしては、1−クロロ−ヘプタン、1,2−ジクロロオクタン、テトラフルオロオクタン、デカフルオロドデカン、ペルフルオロノナン、1,1,1−トリフルオロメチルデカン、およびペルフルオロメチルデカリンが挙げられる。
7〜14個の炭素原子を有する有用でかつ好ましいアルケンとしては、ヘプテン、オクテン、ノネン、1−デセン、4−デセン、ウンデセン、ドデセン、トリデセン、テトラデセン、3−メチルヘプテン、4−エチルヘプテン、5−プロピルデセン、およびトリメチルシクロヘキセンが挙げられる。
7〜14個の炭素原子を有するハロゲン化アルケンとしては、1,2−ジクロロ−オクテン、テトラフルオロオクテン、デカフルオロドデセン、ペルフルオロノネン、および1,1,1−トリフルオロメチルデセンが挙げられる。
7〜14個の炭素原子を有する有用でかつ好ましいアルキンとしては、オクチン、ノニン、1−デシン、4−デシン、ドデシン、テトラデシン、3−メチルヘプチン、4−エチルヘプチン、5−プロピルデシン、およびトリメチルシクロヘキシンが挙げられる。
7〜14個の炭素原子を有するハロゲン化アルケンとしては、1,2−ジクロロ−オクチン、テトラフルオロオクチン、デカフルオロドデシン、ペルフルオロノニン、および1,1,1−トリフルオロメチルデシンが挙げられる。
7〜14個の炭素原子を有する有用でかつ好ましいアルコールとしては、ヘプタノール、オクタノール、ノナノール、デカノール、ウンデカノール、ドデカノール、トリデカノール、テトラデカノール、3−メチルヘプタノール、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール、4−エチル−ヘプタノール、5−プロピルデカノール、トリメチルシクロヘキサノールおよびヒドロキシルデカリンが挙げられる。
7〜14個の炭素原子を有するハロゲン化アルコールとしては、1−クロロ−ヘプタノール、1,2−ジクロロオクタノール、テトラフルオロオクタノール、デカフルオロドデカノール、ペルフルオロノナノール、1,1,1−トリフルオロメチルデカノール、および2−トリフルオロメチル−1−ヒドロキシデカリンが挙げられる。
7〜14個の炭素原子を有する有用でかつ好ましいフルオロエーテルとしては、3−エトキシ−1,1,1,2,3,4,4,5,5,6,6,6ドデカフルオロ−2−トリフルオロメチルへキサン、3−プロポキシ−1,1,1,2,3,4,4,5,5,6,6,6ドデカフルオロ−2−トリフルオロメチルへキサン、および3−プロポキシ−1,1,1,2,3,4,4,5,5,5デカフルオロ−2−トリフルオロメチルペンタンが挙げられる。
7〜14個の炭素原子を有する有用でかつ好ましいフルオロエステルとしては、3-(1,1,1,2,3,4,4,5,5,6,6,6ドデカフルオロ−2−トリフルオロメチル−ヘキシル)エタノエート、および3−(1,1,1,2,3,4,4,5,5,5デカフルオロ−2−トリフルオロメチル−ペンチル)プロパノエートが挙げられる。
7〜14個の炭素原子を有する有用でかつ好ましいフルオロケトンとしては、3-(1,1,1,2,3,4,4,5,5,6,6,6ドデカフルオロ−2−トリフルオロメチル−ヘキシル)エチル−ケトン、および3−(1,1,1,2,3,4,4,5,5,5ドデカフルオロ−2−トリフルオロメチル−ペンチル)プロピルケトンが挙げられる。
有用でかつ好ましいシロキサンとしては、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチル−トリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、ドデカメチルペンタシロキサン、およびテトラデカメチルヘキサシロキサンが挙げられる。
好ましくは、該溶媒は、それを、有機発光材料および/または電荷輸送材料を含むコーティングまたは印刷層から任意の他の揮発性添加剤と共に、好ましくは同じ処理工程(processing step)で蒸発させることができるように選択すべきである。溶媒および任意の揮発性添加剤を除去するために使用する処理温度は、有機発光材料および/または電荷輸送材料を含む層が損傷されないように選択すべきである。堆積処理(deposition processing)温度は、好ましくは室温(RT、約25℃)から135℃まで、より好ましくはRTから80℃までである。
物理的性質を修正する好ましくはポリマーである添加剤c)の濃度は、有機発光材料および/または電荷輸送材料の量に対して、好ましくは、0.001〜200重量%である。
本発明の組成物は、25℃において、好ましくは、15〜80mN/m、より好ましくは、20〜60mN/m、最も好ましくは、25〜45mN/mの範囲内の表面張力を備える。この表面張力は、上および下で記されているように、FTA(First Ten Angstrom社)125接触角測定器を用いて測定することができる。この表面張力は、適切な方法でのポリマーバインダーおよび溶媒の選択によって得ることができる。上記のハンセン溶解パラメーターの使用は、当業者に有用な助力を提供する。さらに、この表面張力は、湿潤剤、好ましくは上記の揮発性湿潤剤を使用することにより得ることができる。
この組成物は、好ましくは10〜700mPas、より好ましくは、15〜630mPas、最も好ましくは、30〜500mPasの範囲内の粘度を有する。この粘度は、TA Instruments社により製造されたAR−G2レオメーターで25℃の温度で測定することにより決定される。これは、平行板幾何形状を使用して測定される。
該組成物は、好ましくは、1ミクロン以下まで濾過することができる。
OLEDデバイスを製造する過程で、有機発光材料および/または電荷輸送材料を含む層は、基板上に堆積され、続いて、溶媒(複数可)が存在する任意の揮発性添加剤(複数可)と共に除去されて、膜または層を形成する。
この基板は、OLEDデバイスの製造に適する任意の基板であり得、またはそのOLEDデバイス、もしくはそれの一部でもあり得る。適切でかつ好ましい基板は、例えば、ガラス、ITOコーティングガラス、PEDOT、PANIなどを含むプレコート層を有するITOガラス、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミドのフレキシブルフィルム、およびITOによるフレキシブルフィルム、またはその他の導電層および障壁層、例えばVitex膜である。
有機発光材料および/または電荷輸送材料を含む層の堆積は、当業者には知られており、文献に記載されている標準的な方法によって達成することができる。適切でかつ好ましい堆積方法としては、液体塗装および印刷技術が挙げられる。非常に好ましい堆積方法としては、ディップコーティング、スピンコーティング、インクジェット印刷、ノズル印刷、凸版印刷、スクリーン印刷、グラビア印刷、ドクターブレード印刷、ローラー印刷、リバースローラー印刷、オフセットリソグラフィー印刷、フレキソ印刷、ウェブ印刷、スプレーコーティング、ディップコーティング、カーテンコーティング、ブラシコーティング、スロットダイコーティングまたはパッド印刷が挙げられるが、これらに限定されない。グラビア、フレキソおよびインクジェット印刷が特に好ましい。
溶媒(複数可)および任意の揮発性添加剤(複数可)の除去は、例えば堆積層を、好ましくは50〜200℃、より好ましくは60〜135℃で高温および/または減圧にさらすことにより、蒸発によって好ましくは達成される。
有機発光材料および/または電荷輸送材料を含む層の厚さは、好ましくは、1nm〜500nm、より好ましくは、2〜150nmである。
該OLEDおよびその成分は、上および下に記載されている材料および方法に加えて、当業者には知られており、文献に記載されている標準的な材料および標準的な方法から製造することができる。
当然のことながら、本発明の上述の実施形態に対する変形形態を実施でき、それらはなお本発明の範囲に含まれ得る。この明細書で開示されているそれぞれの特徴は、別段の記述がない限り、同様の、同等のまたは類似の目的に役立つ代替される特徴によって置きかえることができる。したがって、別段の記述がない限り、開示されているそれぞれの特徴は、包括的な一連の同等または類似の特徴の一例に過ぎない。
この明細書に開示されている全ての特徴は、少なくともいくつかのかかる特徴および/または工程が相互排他的である組合せを除いて、任意の組合せで組み合わせることができる。とりわけ、本発明の好ましい特徴は、本発明の全ての態様に適用可能であり、任意の組合せで使用することができる。同様に、本質的でない組合せにおいて記述されている特徴は、単独で(組合せではなく)使用することができる。
当然のことながら、上記の特徴の、特に好ましい実施形態の多くは、単に本発明の実施形態の一部としてではなく、それ自体、発明性がある。本出願によって特許請求されている発明に加えて、またはそれに代えて、これらの特徴に対して独立した保護が求められ得る。
文脈上特に明確に示されない限り、本明細書において使用される複数形の用語は、本明細書においては単数形を含みその逆も同じであると解釈されるべきである。
本明細書の説明および特許請求の範囲を通して、単語「含む(compise)」および「含有する(contain)」、並びにその単語の変形、例えば「comprising」および「comprises」は、「含むがそれらに限定されない」ことを意味し、他の成分を排除することが意図されてはいない(排除しない)。
用語「ポリマー」としては、ホモポリマーおよびコポリマー、例えば、統計、交互またはブロックコポリマーが挙げられる。さらに、以下で使用される用語「ポリマー」は、オリゴマーおよびデンドリマーも含む。デンドリマーは、一般的には、さらに枝分かれしたモノマーが規則的に付加されて樹状構造を示す多官能性コア基からなる、枝分かれした巨大分子化合物であり、例えば、M.FischerおよびF.Vogtle、Angew.Chem.国際版、1999年、38巻、885頁に記載されている。
用語「共役ポリマー」とは、その骨格(または主鎖)中に、sp2混成、または場合によってsp混成を主として含有するC原子(これは、ヘテロ原子によって置きかえられてもよい)を含有するポリマーを意味し、これは、1つのπ軌道の、間に入るσ結合を横切るもう1つとの相互作用を可能にする。最も簡単な場合、これは、例えば、交互の炭素−炭素(または炭素−へテロ原子)単結合および多重(例えば、二重または三重)結合を有する骨格であるが、1,3−フェニレンなどの単位を有するポリマーも含める。「主として」とは、これに関連して、共役の妨害をもたらし得る自然に(自然発生的に)起こる不具合を有するポリマーがそれでもやはり共役ポリマーと見なされることを意味する。この意味に同様に含まれるのは、骨格が、例えば、アリールアミン、アリールホスフィンおよび/または一定の複素環(即ち、N、PまたはS原子を介した共役)および/または有機金属錯体(即ち、金属原子を介した共役)などの単位を含むポリマーである。用語「共役連結基」とは、sp2混成、またはsp混成を有するC原子またはヘテロ原子からなる2つの環(通常は芳香環)を連結している基を意味する。「IUPAC化学用語の概要(IUPAC Compendium of Chemical Terminology)電子版」も参照されたい。
別段の記述がない限り、分子量は、数平均分子量Mnとしてかまたは重量平均分子量Mwとして与えられ、別段の記述がない限り、ポリスチレン標準に対してゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)により測定される。
重合度(n)は、別段の記述がない限り、n=Mn/MUとして与えられる数平均重合度を意味し、式中、MUは、単一の繰り返し単位の分子量である。
用語「小分子」とは、単量体、即ち非重合体化合物を意味する。
別段の記述がない限り、固体の百分率は、重量パーセント(「重量%」)であり、液体の百分率または比率(例えば、溶媒混合物における)は、体積パーセント(「体積%」)であり、全ての温度は、摂氏温度(℃)で示される。
別段の記述がない限り、百分率またはppmで示される、任意の添加剤などの混合成分の濃度または割合は、溶媒を含む配合物全体に関係する。
次に、本発明を、以下の例を参照することにより、より詳細に説明するが、これらは一例に過ぎず、本発明の範囲を限定することはない。
[実施例]
例1
ボトムゲートFETデバイスの発明のインク組成物を使用するOEフレキソ印刷の例
ポリエチレンナフタレート基板(Q65FA)を、マスクより若干大きい小片に切断した。次にこれらは、メタノール中で2分間それらを超音波にかけてきれいにした。次にそれらをメタノールですすぎ、圧縮空気により乾燥させた。
ゲートマスクをそのきれいにした基板に配置し、蒸発器を使用して30nmの厚さでアルミニウムをコートした。
次に定着剤Lisicon(商標)M009を、1500rpmで10秒間スピンコートし、120℃のホットプレート上に20秒間放置し、その後プロパン−2−オールにより1500rpmで10秒間洗浄した。
その後、誘電材料Lisicon(商標)D180を1500rpmで30秒間スピンコートし、次にその基板を、120℃のホットプレート上に1分間放置し、次いで254nmUVランプの下に30秒間放置した。これに続いて、それを120℃のホットプレート上に3分間放置した。
その基板を反応性洗浄液Lisicon(商標)M001で1分間覆い、プロパン−2−オールにより洗浄した。
OSCインクを、式M2の化合物の2%を40%のo−キシレンと60%のデカヒドロ−2−ナフトール中に溶解することによって作製した。
式M2において、Y1およびY2の1つは−CH=または=CH−を示し、もう1つは−S−を示し、Y3およびY4の1つは−CH=または=CH−を示し、もう1つは−S−を示す。
Figure 2013527980
このOSCインクを、5cm×5cm、1cm×1cm、5mm×5mmおよび2mm×2mmのように計測される複数の印刷域の四角ブロックで構成されているインプレッションローラーを用いるFLEXI PROOF 100フレキソ印刷機により印刷した。使用された条件は、アニロックスローラー:55L/cmのスクリーン、容積:18.09cm3/m2、印刷されたスピード:30m/分、アニロックス圧:50、インプレッションローラー圧:90であった。
次に、ソースおよびドレインマスクを、印刷したOSC上に配置し、金電極を蒸着させた。次いで、デバイス性能の分析に取り掛かり、次の結果が得られた。
デバイス性能の分析を次にAgilent 4155C半導体パラメーターアナライザーを使用して取り掛かり、ゲート電圧の関数としてのソースおよびドレイン電流、並びにゲート電流を測定する(トランジスタ特性)。電荷担体移動度は、US2007/0102696A1に開示されているような既知の方法によって計算される。
デバイスのトランジスタ特性、並びに線形および飽和移動度が図1および2に描かれている。このデバイスは、高い移動度(線形0.1cm2/Vs、飽和0.3cm2/Vs)および良好なオン/オフ比(105)を有している。
データは、本発明によるインクが、フレキソ印刷技術を使用して印刷することができ、高い移動度と良好なオン/オフ比の両方を実証する実用的なトランジスタデバイスを生むこともできることを示している。
例2
発明のインク組成物を使用するOLEDフレキソ印刷の例
ポリエチレンナフタレート基板(Q65FA)を2インチの正方形に切断した。
ITOエッチング
基板にフォトレジスト(Allresist社ポジ型フォトレジストAR−P 3540)を3500rpmで40秒間スピンコートし、ホットプレート上で100℃において120秒間加熱した。5mmのマスクをその試料の中央に取り付けた後、165mJ/cm2 365nmのUV照射を15秒/0.011W/cm2にわたって行なった。マスクを取り除き、その基板は、スピンコーターにおいて、Allresist現像液:脱イオン水(1:1)での3×15秒にわたる脱イオン水による中間の洗浄を含む処理をした。その基板は、次に、ホットプレート上で120℃において1分間加熱し、その後、37%HCl:脱イオン水(3:1)中に30秒間浸漬し、続いて脱イオン水によりすすいだ(二回繰り返し)。その基板を次に37%HCl中に15秒間浸漬し、脱イオン水ですすいだ(一回繰り返し)。その基板を、アセトン中に6秒間浸漬し、スピンコーター上でIPAによりすすぎ、ホットプレート上で100℃において乾燥させた。
PEDOTの堆積
基板をO3により15分間処理し、PEDOTを4500rpmで30秒間スピンコートし、ホットプレート上で180℃において60分間加熱した。
HIL−012の堆積
基板にHIL−012(トルエン中5g/l)を2500rpmで30秒間スピンコートし、ホットプレート上で180℃において60分間加熱した。HIL−012は、Merck KGaAから市販されている中間層材料である。
OLEDインクを、M3とE1(93/7)の混合物の1%を、デカヒドロ−2−ナフトール:3,4−ジメチルアニソール(90:10)中に溶解することによって配合した。
Figure 2013527980
このインクを、1.8cm2と計測される印刷域のインプレッションローラーの四角ブロックを用いるFLEXI PROOF 100フレキソ印刷機によりITO細長片に印刷した。使用された条件は、アニロックスローラー:40L/cmのスクリーン、容積:30.6cm3/m2、印刷されたスピード:80m/分、アニロックス圧:50、インプレッションローラー圧:90であった。その試料を室温の真空下またはホットプレート上100℃で乾燥させた。
例3
発明のインク組成物を使用するOLEDのIJ印刷の例
基板(PEDOTをコートした2cm2のガラス板)を、a)180℃で10分間加熱して直接使用するか、またはb)180℃まで5分間加熱し、HIL−012(トルエン中5g/l)を2500rpmで30秒間スピンコートし、ホットプレート上180℃で60分間加熱した。
OLEDインクは、M3とE1(93/7)の混合物の1%を、デカヒドロ−2−ナフトール:3,4−ジメチルアニソール(60:40)中に溶解することによって配合し、35℃で10cpの粘度を与えた。
このインクを、Dimatix DMP 2800印刷機により、基板(PEDOTまたはPEDOTおよびHIL−012がコートされている)に印刷した。6mmの正方形を15μmおよび20μmの液滴間間隙で印刷し、ホットプレート上で、100℃においてまたは真空下で室温もしくは50℃において乾燥させた。
インクジェット過程における液滴形成は良好であり(図3)、OLEDの膜(室温で真空乾燥)を形成し、それを、蛍光を用いて観察した(その膜のPL画像は、Nikon Eclipse E400顕微鏡を用いて撮影した、図4)。
デバイスのトランジスタ特性を示す図。 デバイスの線形および飽和移動度を示す図。 インクジェット過程における液滴形成を示す図。 OLEDの膜のPL画像を示す図。

Claims (15)

  1. 最大5000g/molの分子量を有する、1種以上の有機発光材料および/または電荷輸送材料と、1種以上の有機溶媒とを含む組成物であって、前記溶媒が少なくとも10mPasの25℃における粘度を備え、前記溶媒の沸点が最大400℃であることを特徴とする組成物。
  2. 前記組成物が、30〜500mPasの範囲の25℃における粘度を備えることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 前記組成物が、15mN/m〜80mN/mの範囲の表面張力を備えることを特徴とする請求項1または2の一項以上に記載の組成物。
  4. 前記有機溶媒が、アルコール、好ましくは環状アルコールを含むことを特徴とする請求項1〜3の一項以上に記載の組成物。
  5. 環状アルコールが、アルキルシクロヘキサノール、ナフトール、テルペノイド、α−テルピネオール、メントールまたはカルベオール、ノニルフェノール、1−インダノールおよび2−インダノールからなる群より選択されることを特徴とする請求項4に記載の組成物。
  6. 前記組成物が、少なくとも80重量%の前記有機溶媒を含むことを特徴とする請求項1〜5の一項以上に記載の組成物。
  7. 前記組成物が、少なくとも1種の不活性バインダーを含むことを特徴とする請求項1〜6の一項以上に記載の組成物。
  8. 最大5000g/molの分子量を有する、1種以上の有機発光材料および/または電荷輸送材料が、38より大きい原子番号を有する少なくとも一つの原子を含有し、かつ発光する有機燐光化合物であることを特徴とする、請求項1〜7の一項以上に記載の組成物。
  9. 前記燐光化合物が、式(1)〜(4)の化合物であることを特徴とする請求項1〜8の一項以上に記載の組成物:
    Figure 2013527980
    式中、
    DCyは、出現するごとに同一であるかまたは異なり、少なくとも一つのドナー原子、好ましくは窒素、カルベンの形態の炭素、またはリンを含有する環状基であり、このドナー原子を介して当該環状基は金属に結合し、この環状基は、1以上の置換基Rを順に有していてもよく;基DCyおよびCCyは、共有結合を介して互いに連結され;
    CCyは、出現するごとに同一であるかまたは異なり、炭素原子を含有する環状基であり、この炭素原子を介して当該環状基は金属に結合し、この環状基は、1以上の置換基Rを順に有していてもよく;
    Aは、出現するごとに同一であるかまたは異なり、モノアニオン性二座キレート配位子、好ましくはジケトナート配位子であり;
    は、各場合において同一であるかまたは異なり、F、Cl、Br、I、NO、CN、1〜20個の炭素原子を有する直鎖状、分枝状もしくは環状のアルキルもしくはアルコキシ基(ここで、1以上の隣接していないCH基は、−O−、−S−、−NR−、−CONR−、−CO−O−、−C=O−、−CH=CH−もしくは−C≡C−により置きかえられていてもよく、1以上の水素原子は、Fにより置きかえられていてもよい)、または4〜14個の炭素原子を有するアリールもしくはヘテロアリール基(これは、1以上の非芳香族Rラジカルにより置換されていてもよい)であり、同一の環上または2つの異なる環上の複数の置換基Rは、一緒に、単環もしくは多環の、脂肪族もしくは芳香族環系を順に形成していてもよく;
    は、各場合において同一であるかまたは異なり、1〜20個の炭素原子を有する直鎖状、分枝状もしくは環状のアルキルもしくはアルコキシ基(ここで、1以上の隣接していないCH基は、−O−、−S−、−CO−O−、−C=O−、−CH=CH−もしくは−C≡C−により置きかえられていてもよく、1以上の水素原子は、Fにより置きかえられていてもよい)、または4〜14個の炭素原子を有するアリールもしくはヘテロアリール基(これは、1以上の非芳香族Rラジカルにより置換されていてもよい)である。
  10. 前記組成物がホスト材料を含むことを特徴とする請求項1〜9の一項以上に記載の組成物。
  11. 前記組成物が少なくとも1種の湿潤剤を含むことを特徴とする請求項1〜10の一項以上に記載の組成物。
  12. OLEDデバイスの製造のための、コーティングインキまたは印刷インキとしての請求項1〜11の一項以上に記載の組成物の使用。
  13. 有機発光ダイオード(OLED)デバイスの製造方法であって、
    a)請求項1〜20の一項以上に記載の組成物を基板に堆積させて膜または層を形成する工程、
    b)溶媒を除去する工程
    を含む方法。
  14. 請求項1〜20の一項に記載の組成物を、ディップコーティング、スピンコーティング、インクジェット印刷、ノズル印刷、凸版印刷、スクリーン印刷、グラビア印刷、ドクターブレード印刷、ローラー印刷、リバースローラー印刷、オフセットリソグラフィー印刷、フレキソ印刷、ウェブ印刷、スプレーコーティング、ディップコーティング、カーテンコーティング、ブラシコーティング、スロットダイコーティングまたはパッド印刷により適用することを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 請求項1〜11の一項以上に記載の組成物から、または請求項13もしくは14に記載の方法により製造されたOLEDデバイス。
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