JP2013183638A - 液体の保温方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】少量の油の添加により液体の経時的な温度変化を抑制することができる液体の保温方法を提供すること。
【解決手段】焙煎食用油を含む油を、80質量%以上の水を含む液体に、前記液体の液面の面積1cm2あたり焙煎食用油が0.0007g以上の量となるように添加する工程を含み、前記焙煎食用油を含む油は、下記式(1)により表される色値(Y+10×R+10×B)値が20以上であることを特徴とする液体の保温方法:
Y+10×R+10×B ・・・ 式(1)
ここで、Y、R、Bは、ロビボンド比色計(25.4mmセル)で測定したY値(黄色スライドの値)、R値(赤色スライドの値)、B値(青色スライドの値)を表す。
【選択図】なし

Description

本発明は、液体の保温方法に関する。
飲料用の冷水やお湯、冷蔵庫から取り出した飲料、急須で入れた緑茶、または浴槽のお湯など、室温と異なる温度を有する液体は、時間の経過とともに室温へと変化する。これら所定の温度を有する液体は、長時間、その温度で保温されることが望まれる。
液体の保温方法として、一般的には、容器に工夫を行い、特に密閉容器により外気と遮断するなどの方法があるが、すぐに飲食する場合など、密閉することが困難である。
一方、ラーメンの液体スープは、油脂を含み、その液面に油が浮いているが、外気の遮断性が悪く、保温には十分でない。
上記背景の下、本発明は、少量の油の添加により液体の経時的な温度変化を抑制することができる液体の保温方法を提供することを目的とする。また、本発明は、本発明の方法に従って、高い保温性を有する飲料および容器入り飲料を提供することを目的とする。
本発明者らは、焙煎食用油を含む油を水ベースの液体に添加すると、液面に広がって薄い油膜を形成し、これにより他の食用油と比較して少ない量で液体の経時的な温度変化を抑制できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、一つの側面において、本発明は、焙煎食用油を含む油を、80質量%以上の水を含む液体に、前記液体の液面の面積1cm2あたり焙煎食用油が0.0007g以上の量となるように添加する工程を含み、前記焙煎食用油を含む油の色値(すなわち、式:Y+10×R+10×Bにより表される値)が20以上であることを特徴とする液体の保温方法を提供する。
ここで、Y、R、Bは、ロビボンド比色計(25.4mmセル)で測定したY値(黄色スライドの値)、R値(赤色スライドの値)、B値(青色スライドの値)である。
別の側面において、本発明は、焙煎食用油を含んで、上記で定義される色値が20以上の油を、80質量%以上の水を含む飲料に、前記飲料の液面の面積1cm2あたり焙煎食用油が0.0007g以上の量となるように添加することにより得られることを特徴とする飲料を提供する。
更に別の側面において、本発明は、
水で液体に戻される飲料の濃縮物と、
水で液体に戻された飲料に添加された際に前記飲料の液面の面積1cm2あたり焙煎食用油が0.0007g以上の量となるように焙煎食用油を含む油であって、上記で定義される色値が20以上の油と、
前記飲料を入れるための容器と
を含むことを特徴とする容器入り飲料を提供する。
本発明の液体の保温方法によれば、焙煎食用油を含む油を少量添加することにより液体の経時的な温度変化を抑制することができる。また、本発明は、本発明の液体の保温方法に従って、高い保温性を有する飲料および容器入り飲料を提供することができる。
以下、本発明を詳細に説明するが、以下の説明は、本発明を詳説することを目的とし、本発明を限定することを意図しない。
本発明の液体の保温方法は、焙煎食用油を含む油を、80質量%以上の水を含む水ベースの液体に、前記液体の液面の面積1cm2あたり焙煎食用油が0.0007g以上の量となるように添加する工程を含み、前記焙煎食用油を含む油の色値(すなわち、式:Y+10×R+10×Bにより表される値)が20以上であることを特徴とする。ここで、Y、R、Bは、ロビボンド比色計(25.4mmセル)で測定したY値(黄色スライドの値)、R値(赤色スライドの値)、B値(青色スライドの値)を表す。
上記で定義される「焙煎食用油を含む油の色値(式:Y+10×R+10×Bにより表される値)」は、添加される油に、どの程度の焙煎強度の焙煎食用油がどのくらいの割合で含まれているかを表す指標である。「焙煎強度」は、焙煎温度および焙煎時間に関連した焙煎の度合いを意味し、高温で長時間をかけて焙煎するほど焙煎強度は高くなる。「焙煎食用油を含む油の色値(式:Y+10×R+10×Bにより表される値)が20以上である」という表現は、ある程度の焙煎を経た焙煎食用油がある程度の割合で含まれることを示し、たとえば、210℃で焙煎され上記で定義される色値が220である焙煎ごま油の場合、添加される油中に10重量%以上の割合で含まれることを示す(後述の実施例1参照)。このように、焙煎食用油を含む油の色値を20以上とすることにより、液体に添加される油中に、ある程度の量の焙煎食用油が含まれることになり、これにより、液体保温効果を発揮するために必要な油の添加量を抑えることができる。
「色値(式:Y+10×R+10×Bにより表される値)」は、ロビボンド法(日本油化学協会、基準油脂分析試験法2.2.1.1)に基づいてロビボンド比色計(25.4mmセル)で測定したY値(黄色スライドの値)、R値(赤色スライドの値)、B値(青色スライドの値)を前記式のY、R、Bに当て嵌めることにより求めることができる。
本発明の方法は、飲食店で、温かいまたは冷たいドリンクやスープなどの飲料を提供する際、または入浴施設で浴湯を提供する際に利用することができる。
以下の説明において、「焙煎食用油を含む油」を、本発明の油ともいう。また、以下の説明において、焙煎食用油を単に焙煎油ともいう。焙煎食用油は、一般に食用油に用いられる食用植物油のうち、焙煎して製造されたものを指す。焙煎食用油としては、例えば、原料種子を焙煎し、脱臭工程を経ないで製造された焙煎食用油を用いることができる。焙煎食用油は、通常は、焙煎・搾油で原油を製造し、水脱ガム、静置、ろ過などの工程を経て製造される。これら焙煎食用油の例として、焙煎ごま油、焙煎なたね油、焙煎大豆油、焙煎エゴマ油、焙煎ベニバナ油、焙煎ピーナッツ油などが挙げられる。これら焙煎食用油は、本発明の油中に、1種類のみが含有されていてもよいし、複数種類が含有されていてもよい。
本発明の油は、焙煎食用油が、保温される液体の液面の面積1cm2あたり0.0007g以上の量となるように添加することができる。好ましくは、本発明の油は、液面の面積1cm2あたり焙煎食用油が0.0007〜0.5gの量となるように添加され、さらに好ましくは、液面の面積1cm2あたり焙煎食用油が0.007〜0.3gの量となるように添加される。最も好ましくは、本発明の油は、液面の面積1cm2あたり焙煎食用油が0.007〜0.1gとなるように添加される。なお、本明細書において液面とは、保温される液体と空気との界面を指す。
焙煎食用油の添加量が、液面の面積1cm2あたり0.0007gを下回ると、液体保温効果を十分に発揮することができない。一方、焙煎食用油の添加量の上限は、液体の用途に支障をきたさない範囲で適宜設定されるが、液面の面積1cm2あたり0.5gを上回ると、油の風味が強くなったり、見た目が悪くなったりする心配がある。
たとえば、保温される液体が飲料で、飲料をカップに入れた際の液面の面積が50cm2である場合、本発明の油は、焙煎食用油が0.035g以上、好ましくは0.035〜25gとなるように50cm2の表面に添加することができる。この場合、焙煎食用油の添加量が0.035gを下回ると、飲料の保温効果を十分に発揮することができない。また、焙煎食用油の添加量が25gを上回ると、保温効果が低下することはないが、油の風味が強くなったり、見た目が悪くなったり、摂取カロリーが多くなったりする心配がある。
本発明の油は、たとえば、焙煎食用油のみからなる油であってもよいし、5重量%以上の焙煎食用油と他の食用植物油脂とをブレンドした油であってもよい。焙煎食用油以外の他の食用植物油脂をブレンドすると、本発明の油中に占める焙煎食用油の量は少なくなるが、このようなブレンド油の場合、焙煎食用油が少量でも、焙煎食用油のみからなる油の場合と同様の効果が期待できる(後述の予備実験や実施例1を参照)。この場合の本発明の油に占める焙煎食用油の割合は、好ましくは、焙煎食用油を含む油全量の10〜100質量%、さらに好ましくは30〜100質量%、最も好ましくは60〜100質量%である。
また、焙煎食用油を含む油の添加量は、保温される液体の液面の面積1cm2あたり0.007〜1.0gであることが好ましく、液体の液面の面積1cm2あたり0.007〜0.5gがより好ましい。
他の食用植物油脂としては特に限定するものではないが、ごま、なたね、大豆、綿実、ベニバナ、コーン、ひまわり、ヤシ油、パーム油、パーム核油、オリーブなどから搾油、精製して得られた精製食用油を用いることができる。
本発明の油として、公知の手法に従って植物種子を焙煎し、圧搾することにより得られた焙煎食用油を使用してもよいし、かかる焙煎食用油と他の食用植物油脂(たとえばキャノーラ油)とをブレンドすることにより得られた調合油を使用してもよいし、あるいは、焙煎食用油または焙煎食用油を含む調合油として市販されている任意のものを使用してもよい。
本発明で用いる焙煎食用油は、好ましくは100℃以上、より好ましくは150〜250℃の高温で1〜60分間焙煎されたものを使用することができる。焙煎強度と焙煎食用油の着色には、相関関係があり、焙煎強度が高いものほど、色調が濃くなる。本発明では、焙煎強度の高い食用油ほど、本発明の油として使用した際に高い保温効果を発揮することが新たに見出されている。したがって、本発明で用いる焙煎食用油の色は、ある程度濃いことが好ましく、焙煎食用油の色値(式:Y+10×R+10×Bにより表される値)が、50以上であることが好ましく(ここでY、R、Bは、ロビボンド比色計(25.4mmセル)で測定したY値(黄色スライドの値)、R値(赤色スライドの値)、B値(青色スライドの値)を表す)、より好ましくは100〜300、最も好ましくは180〜260である。
上記発見に基づいて、本発明の油は、上記で定義される色値が高い焙煎食用油を高い割合で含有することが好ましい。好ましくは、本発明の油は、色値が高い焙煎食用油を含み、上記で定義される色値が20以上である。たとえば、210℃で焙煎され色値が220である焙煎ごま油の場合、色値20以上とするためには、本発明の油中に約10重量%以上の割合で含まれる必要があり、180℃で焙煎され色値が111である焙煎ごま油の場合、色値20以上とするためには、本発明の油中に約20重量%以上の割合で含まれる必要があり、150℃で焙煎され色値が56である焙煎ごま油の場合、色値20以上とするためには、本発明の油中に約30重量%以上の割合で含まれる必要がある。
本発明の油の色値は、20以上であり、好ましくは100〜300であり、より好ましくは180〜260である。色値が20未満であると、液体保温効果を発揮するために必要な油の添加量が多くなる。
焙煎食用油を含んで色値が20以上の本発明の油は、水ベースの液体に添加されると、少量の添加で、液面に薄く広がった油膜を形成し、液体保温効果を発揮するのに対し、他の食用油(たとえばサラダ油など)は、液面で油滴を形成して十分な液体保温効果を発揮しないことが本発明で新たに見出されている。また、本発明の油は、焙煎食用油を含み、食用油からなるため、そのまま食することが可能であり、飲料に添加されても問題はない。
本発明において、保温される液体は、80質量%以上の水を含む水ベースの液体である。保温される液体としては、飲料、たとえば冷水、お湯、ショウガ湯、レモネード、ゆず湯、ココア、スープ飲料、茶、アルコール飲料、炭酸飲料などが挙げられる。本明細書において、「飲料」は、液体のみから構成される飲料だけでなく、液体と固形分から構成される飲料、たとえば液体スープと具材から構成されるスープ飲料、たとえばコーンスープやミネストローネなども含む。飲料が、固形分を含む場合、保温される液体の水含有量は、固形分の質量を除いて算出される。
保温される液体は、適切な容器に収容され、液体が飲料である場合、適切なカップに収容される。
保温される液体は、任意の温度であり得るが、好ましくは、室温(たとえば20℃)に対して10℃以上の温度差がある液体である(すなわち、室温より10℃以上高い温度または室温より10℃以上低い温度を有する)。あるいは、保温される液体は、好ましくは室温より高い温度を有し、より好ましくは室温より10℃以上高い温度を有する。保温される液体が飲料の場合、たとえば、0〜10℃のコールド飲料または45〜100℃のホット飲料であり得る。
焙煎食用油を含んで上記で定義される色値が20以上の本発明の油は、保温される液体に、その液面の面積1cm2あたり焙煎食用油が0.0007g以上の量となるように添加されると、後述の実施例で実証されるとおり、その液面に広がって薄い油膜を形成し、これにより、他の食用油と比較して少ない量で液体の経時的な温度変化を抑制することができる。
なお、本発明の油は、保温される液体が室温に対して10℃以上、温度差がある時点で添加されていることが好ましい。より高い保温効果を得るために、本発明の油は、液体が保温されるべき温度に達する以前に添加することが好ましい。たとえば、保温される液体が45〜100℃のホット飲料の場合、本発明の油は、飲料が調製されてから速やかに添加することが好ましい。
別の側面によると、上述の本発明の方法に従って、高い保温性を有する飲料が提供される。すなわち、かかる飲料は、本発明の方法に従って、焙煎食用油を含んで上記で定義される色値が20以上の油を、80質量%以上の水を含む水ベースの飲料に、飲料の液面の面積1cm2あたり焙煎食用油が0.0007g以上となるように添加することにより得られるものである。
更に別の側面によると、上述の本発明の方法に従って、高い保温性を有する、容器入り飲料が提供される。すなわち、かかる容器入り飲料は、水で液体に戻される飲料の濃縮物と、水で液体に戻された飲料に添加された際に飲料の液面の面積1cm2あたり焙煎食用油が0.0007g以上の量となるように焙煎食用油を含む油であって、上記で定義される色値が20以上の油と、飲料を入れるための容器とを含む。
ここで、容器は、たとえば、1回分の飲料60〜900mlを提供するサイズとすることができ、たとえば、飲料の液面の面積が約7〜150cm2となるサイズとすることができる。
水で液体に戻される飲料の濃縮物は、たとえば、飲料の素となる粉末またはエキスであり、具体的には、ショウガ湯の素となるパウダー、ココアパウダー、スープ飲料の素となるパウダー、濃縮ジュースなどが挙げられる。飲料の濃縮物は、容器内に直接収容されていてもよいし、小袋に密封された状態で容器内に収容されていてもよい。
焙煎食用油を含んで上記で定義される色値が20以上の本発明の油は、水で液体に戻された飲料に添加された際に飲料の液面の面積1cm2あたり焙煎食用油が0.0007g以上となるような量で、好ましくは、液面の面積1cm2あたり焙煎食用油が0.007〜0.5gとなるような量で、より好ましくは、液面の面積1cm2あたり焙煎食用油が0.007〜0.3gとなるような量で、容器内に収容される。たとえば、飲料の液面の面積が50cm2となる容器を使用した場合、本発明の油は、容器あたり焙煎食用油が0.035g以上、好ましくは0.035〜25gとなるような量で、容器内に収容される。本発明の油は、小袋に密封された状態で容器内に収容され得る。
本発明の容器入り飲料は、容器の蓋を更に備えていてもよい。
本発明の容器入り飲料は、通常、所定量の100℃のお湯で飲料の濃縮物を液体に戻し、得られた飲料の液面に本発明の油を添加することにより調製することができる。
予備実験1
本実験では、ごま油またはなたね油を水表面に滴下し、油膜の広がり(大きさ:直径)を測定した。
(1)方法
ガラスビーカーに、常温の水をコップ1杯分(180g)注ぎ、常温の試験油を0.3g滴下し、油膜の直径を、滴下から30秒後および10分後に測定した。
[実験条件]
気温:22℃
ガラスビーカー:300ml容量、内部直径7cm(液面:38.465cm2
水:蒸留水180g(22℃)
油滴下量:0.3g
[使用油]
試験油を調製するために用いた油は、下記のとおりであり、いずれも日清オイリオグループ株式会社製造品を用いた。
焙煎ごま油:焙煎温度210℃でごまを焙煎し、圧搾、静置、ろ過した焙煎油(色値220)
調合ごま油:焙煎ごま油60%と精製なたね油40%のブレンド油
精製ごま油:未焙煎のごまを圧搾、脱酸、脱色、脱臭を行った精製油
精製なたね油:キャノーラ原油を脱酸、脱色、脱臭した精製油(日清キャノーラ油)
(2)結果
油膜の直径の測定結果を表Aに示す。それぞれの油について2回の実験を行い、表Aは、平均値とともに括弧内に各実験の測定値を示す。
Figure 2013183638
未精製油である焙煎ごま油は、30秒後に平均5.0cmの油膜、10分後に平均7.0cmの油膜を形成し、油滴下時に油膜が薄く広がることが確認できた。焙煎ごま油(60%)と精製なたね油(40%)のブレンド品である調合ごま油は、焙煎ごま油と同様、10分後に平均7.0cmの油膜を形成した。一方、精製ごま油は、測定された油膜直径が30秒後に平均1.8cm、10分後に平均2.7cmと小さく、精製なたね油と同様、薄い油膜とならず油滴となった。
これら結果から、焙煎ごま油を含む油が、薄い油膜を形成して、液体の高い保温効果を発揮することが期待される。
予備実験2
本実験では、ごま油またはなたね油を温湯表面に滴下し、保温効果を比較した。
(1)方法
ガラスビーカー内の80℃の水(180g)に、常温の油を0.3g滴下し、以降の温度を経時的に測定した。なお、対照区には油を滴下しないものを使用した。
[実験条件]
気温:23℃
ガラスビーカー:300ml容量、内部直径7cm(液面:38.465cm2
水:蒸留水180g(80℃)
油滴下量:0.3g
[使用油]
試験油を調製するために用いた油は、下記のとおりであり、いずれも日清オイリオグループ株式会社製造品を用いた。
焙煎ごま油:焙煎温度210℃でごまを焙煎し、圧搾、静置、ろ過した焙煎油(色値220)
調合ごま油:焙煎ごま油60%と精製なたね油40%のブレンド油
精製ごま油:未焙煎のごまを圧搾、脱酸、脱色、脱臭を行った精製油
精製なたね油:キャノーラ原油を脱酸、脱色、脱臭した精製油(日清キャノーラ油)
(2)結果
測定結果を表Bに示す。
Figure 2013183638
焙煎ごま油を滴下したサンプルでは、焙煎ごま油は80℃の水面において薄く広がり(10分後には直径7 cm)、対照区と比較して、優れた保温効果を示した。同様に、調合ごま油を滴下したサンプルでも、調合ごま油は80℃の水面において薄く広がり(10分後には直径7 cm)、対照区と比較して、優れた保温効果を示した。これらの結果は、焙煎ごま油および調合ごま油が、保温効果を有していることを示す。
一方、精製ごま油を滴下したサンプルでは、対照区と同等の温度低下を示した。これらの結果は、精製ごま油が、ほとんど保温効果を有していないことを示す。精製なたね油を滴下したサンプルも、対照区と同等の温度低下を示したため、精製なたね油もほとんど保温効果を有していない。
これら結果より、焙煎ごま油を含む油が、薄い油膜を形成して、液体の高い保温効果を発揮できることが示された。
実施例1
予備実験の結果を踏まえて、本実施例では、種々の組成を有する食用油を水表面に滴下し、油膜の広がり(大きさ:直径)を測定した。食用油として、焙煎油からなる油、焙煎油と未焙煎の精製油とをブレンドした油、および未焙煎の精製油からなる油を使用した。 (1)方法
ガラスビーカーに、常温の水をコップ1杯分(180g)注ぎ、常温の試験油を0.3g滴下し、油膜の直径を、滴下から30秒後および10分後に測定した。試験油の色値は、基準油脂分析試験法で用いられるロビボンド比色計(25.4mmセル)を用いて色度(Y値、R値、B値)を測定し、色値を算出した。
[実験条件]
気温:23℃
ガラスビーカー:300ml容量、内部直径7cm(液面:38.465cm2
水:蒸留水180g(23℃)
油滴下量:0.3g
[使用油]
下記表1に記載の組成で、試料番号1A〜11Aの試験油を調製した。試験油を調製するために用いた油は、下記のとおりであり、いずれも日清オイリオグループ株式会社製造品を用いた。
焙煎ごま油:焙煎温度210℃でごまを焙煎し、圧搾、静置、ろ過した焙煎油(色値220)
焙煎なたね油:焙煎温度180℃でなたねを焙煎し、圧搾、ろ過を経た焙煎なたね油(色値226)
精製ごま油:未焙煎のごまを圧搾、脱酸、脱色、脱臭を行った精製油
精製なたね油:キャノーラ原油を脱酸、脱色、脱臭した精製油(日清キャノーラ油)
精製大豆油:大豆原油を脱酸、脱色、脱臭した精製油(日清大豆サラダ油(S))。
(2)結果
油膜の直径の測定結果を表1に示す。それぞれの油について2回の実験を行い、表1は、平均値を示す。
Figure 2013183638
表1に示されるとおり、試料番号1Aおよび2Aの試験油は、焙煎油からなる油であり、試料番号3A〜8Aの試験油は、焙煎油と未焙煎の精製油とを種々の重量比でブレンドした油であり、試料番号9A〜11Aの試験油は、未焙煎の精製油からなる油である。表1において「焙煎油/液面(g/cm2)」は、試験油に含まれる焙煎油の重量(g)を水の液面の面積(38.465cm2)で割った値、すなわち、水の液面の単位面積当たりの焙煎油の添加量を表す。また、表1において「色値」は、測定された試験油の色値を表す。
焙煎油を含んで色値が23以上の試験油を、焙煎食用油が0.00078g/cm2以上の量となるように液面に添加した場合、10分後に6cm以上の油膜を形成し、油滴下時に油膜が薄く広がることが確認できた。さらに、焙煎油を含んで色値が72以上の試験油を、焙煎食用油が0.0023g/cm2以上の量となるように液面に添加した場合、30秒後に3cm以上の油膜を形成し、10分後に6cm以上の油膜を形成し、さらに油滴下時に油膜が薄く広がることが確認できた。さらに、焙煎油を含んで色値が159以上の試験油を、焙煎食用油が0.0047g/cm2以上の量となるように液面に添加した場合、10分後に7cmの油膜を形成し、油滴下時に油膜が薄く広がることが確認できた。
これに対し、焙煎油を含んで色値が9.3の試験油を、焙煎食用油が0.00023g/cm2の量となるように液面に添加した場合は、10分後に3.8cmの油膜を形成し、薄い油膜とならなかった。
一方、試験油として精製ごま油、精製なたね油、および精製なたね油と精製大豆油の混合油を添加した場合は、測定された油膜直径が、10分後でも1.6〜1.8cmと小さく、薄い油膜とならず油滴となった。
これらの結果から、焙煎油を含んで色値が23以上の油を、焙煎油が0.00078g/cm2以上の量となるように液面に添加すると、少量の油の添加で、焙煎油を含む油が液面に薄く広がることがわかる。
実施例2
本実施例では、種々の組成を有する食用油を温湯表面に滴下し、保温効果を比較した。食用油として、焙煎油からなる油、焙煎油と未焙煎の精製油とをブレンドした油、および未焙煎の精製油からなる油を使用した。
(1)方法
ガラスビーカー内の80℃の水(180g)に、23℃の試験油を0.01〜1.0g滴下し、以降の温度を経時的に測定した。なお、参考例(試料番号9B)には油を滴下しないものを使用した。
[実験条件]
気温:18℃
ガラスビーカー:300ml容量、直径7cm(液面:38.465cm2
水:蒸留水180g(80℃)
油滴下量:0.01〜1.0g
[使用油]
下記表2に記載の組成で、試料番号1B〜9Bの試験油を調製した。試験油を調製するために用いた油は、下記のとおりであり、いずれも日清オイリオグループ株式会社製造品を用いた。
焙煎ごま油:焙煎温度210℃でごまを焙煎し、圧搾、静置、ろ過した焙煎油(色値220)
焙煎なたね油:焙煎温度180℃でなたねを焙煎し、圧搾、ろ過を経た焙煎なたね油(色値226)
精製ごま油:未焙煎のごまを圧搾、脱酸、脱色、脱臭を行った精製油
精製なたね油:キャノーラ原油を脱酸、脱色、脱臭した精製油(日清キャノーラ油)。
(2)結果
測定結果を表2に示す。
Figure 2013183638
表2に示されるとおり、試料番号1B〜4Bおよび6Bの試験油は、焙煎油からなる油であり、試料番号5Bの試験油は、焙煎油と未焙煎の精製油とをブレンドした油であり、試料番号7Bおよび8Bの試験油は、未焙煎の精製油からなる油である。
焙煎油を含んで色値が23以上の試験油を、焙煎食用油が0.00078g/cm2以上の量となるように液面に添加したサンプル(試料番号1B〜5B)では、試験油は80℃の水面において薄く広がり(10分後には直径7 cm)、焙煎油を含んで色値が220の試験油を、焙煎食用油が0.00026g/cm2の量となるように添加したサンプル(試料6B)と比較して、優れた保温効果を示した。試料番号1B〜5Bの結果は、液面の単位面積あたりの焙煎食用油の添加量が多いほど保温効果が高いことを示す。ただし、焙煎食用油以外の食用植物油脂が配合された色値の低い試料番号5Bの試験油は、液面の単位面積あたりの焙煎食用油の添加量が試料番号4Bより少ないにも関わらず、試料番号4Bの試験油と同様の保温効果を得ることができた。
一方、焙煎油を含んで色値が220の試験油を、焙煎食用油が0.00026g/cm2の量となるように添加したサンプル(試料番号6B)では、試験油を滴下しなかったサンプル(試料番号9B)と比べて顕著な保温効果は見られず、ほとんど保温効果を有していない。また、未焙煎の精製油からなる試験油(試料番号7Bおよび8B)も、試験油を滴下しなかったサンプル(試料番号9B)と比べて顕著な保温効果は見られず、ほとんど保温効果を有していない。
これらの結果から、焙煎油を含んで色値が23以上の油を、焙煎油が0.00078g/cm2以上の量となるように液面に添加すると、少量の油の添加で、液面に薄く広がり、優れた液体の保温効果を示すことがわかる。
実施例3
本実施例では、焙煎食用油の焙煎温度と保温効果との関係について調べた。
(1)方法
ガラスビーカー内の80℃の水(180g)に、20℃の試験油を0.3g滴下し、以降の温度を経時的に測定した。
[実験条件]
気温:28℃
ガラスビーカー:300ml容量、直径7cm(液面:38.465cm2
水:蒸留水180g(80℃)
油滴下量:0.3g
[使用油]
下記の焙煎ごま油を試験油として使用した。いずれも日清オイリオグループ株式会社製造品を用いた。
210℃焙煎ごま油:焙煎温度210℃でごまを焙煎し、圧搾、静置、ろ過した焙煎油(色値220)
180℃焙煎ごま油:焙煎温度180℃でごまを焙煎し、圧搾、静置、ろ過した焙煎油(色値111)
150℃焙煎ごま油:焙煎温度150℃でごまを焙煎し、圧搾、静置、ろ過した焙煎油(色値56)
精製なたね油:キャノーラ原油を脱酸、脱色、脱臭した精製油(日清キャノーラ油)。
(2)結果
測定結果を表3に示す。
Figure 2013183638
表3に示されるとおり、試料番号1Cの試験油は、220℃焙煎ごま油からなる油であり、試料番号2Cの試験油は、180℃焙煎ごま油からなる油であり、試料番号3Cの試験油は、150℃焙煎ごま油からなる油である。試料番号4Cは、未焙煎の精製油からなる油であり、試料番号5Cは、油を滴下しなかった。
表3の結果から、焙煎食用油において、焙煎温度が上昇すると色値も大きくなり、色値が高いほど、高い保温効果を示すことがわかった。

Claims (9)

  1. 焙煎食用油を含む油を、80質量%以上の水を含む液体に、前記液体の液面の面積1cm2あたり焙煎食用油が0.0007g以上の量となるように添加する工程を含み、前記焙煎食用油を含む油は、下記式(1)により表される色値が20以上であることを特徴とする液体の保温方法:
    Y+10×R+10×B ・・・ 式(1)
    ここで、Y、R、Bは、ロビボンド比色計(25.4mmセル)で測定したY値(黄色スライドの値)、R値(赤色スライドの値)、B値(青色スライドの値)を表す。
  2. 前記焙煎食用油が、(Y+10×R+10×B)値が50以上であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記焙煎食用油が、焙煎ごま油、焙煎なたね油、焙煎大豆油および焙煎ベニバナ油から選択される少なくとも一つの油であることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記液体が、室温に対して10℃以上の温度差を有していることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の方法。
  5. 前記液体が、室温より高い温度を有していることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の方法。
  6. 前記液体が、飲料であることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の方法。
  7. 前記焙煎食用油を含む油が、前記液体の液面の面積1cm2あたり0.007〜1.0gの量で添加されることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の方法。
  8. 焙煎食用油を含む油を、80質量%以上の水を含む飲料に、前記飲料の液面の面積1cm2あたり焙煎食用油が0.0007g以上の量となるように添加することにより得られる飲料であって、前記焙煎食用油を含む油は、下記式(1)により表される色値が20以上であることを特徴とする飲料:
    Y+10×R+10×B ・・・ 式(1)
    ここで、Y、R、Bは、ロビボンド比色計(25.4mmセル)で測定したY値(黄色スライドの値)、R値(赤色スライドの値)、B値(青色スライドの値)を表す。
  9. 水で液体に戻される飲料の濃縮物と、
    水で液体に戻された飲料に添加された際に前記飲料の液面の面積1cm2あたり焙煎食用油が0.0007g以上の量となるように焙煎食用油を含む油であって、下記式(1)により表される色値が20以上である油と、
    前記飲料を入れるための容器と
    を含むことを特徴とする容器入り飲料:
    Y+10×R+10×B ・・・ 式(1)
    ここで、Y、R、Bは、ロビボンド比色計(25.4mmセル)で測定したY値(黄色スライドの値)、R値(赤色スライドの値)、B値(青色スライドの値)を表す。
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