JP2013180467A - 保護層転写シート - Google Patents

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Abstract

【課題】耐可塑剤性、耐擦過性、転写性に優れ、尾引きやバックの発生を防止可能な保護層転写シートを提供する。
【解決手段】基材1と、基材上に剥離可能に設けられた転写性保護層20を有する保護層転写シート10であって、転写性保護層が、ガラス転移温度(Tg)が50℃以上であり、数平均分子量(Mn)が6000未満の第1のポリエステル樹脂と、ガラス転移温度(Tg)が50℃以上であり、数平均分子量が10000以上25000以下の第2のポリエステル樹脂とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、保護層転写シートに関する。
熱転写を利用した画像の形成方法として、昇華性染料をプラスチックフィルム等の基材上に担持させた昇華型の熱転写シートと、紙やプラスチックフィルム等の基材上に染料受容層を設けた熱転写受像シートとを互いに重ね合わせてフルカラー画像を形成する昇華型熱転写方法が知られている。この方法は昇華性染料を色材としているため中間色の再現性や階調性に優れており、原稿通りのフルカラー画像を熱転写受像シート上に鮮明に表現することができるので、デジタルカメラ、ビデオ、コンピューター等のカラー画像形成に応用されている。その画像は、銀塩写真に匹敵する高品質なものである。
ところで、昇華型熱転写方式は、印加するエネルギー量によってドット単位で染料の移行量を制御できるため、階調性画像の形成に優れているが、形成された画像は通常の印刷インキによるものとは異なり、色材が顔料でなく比較的低分子量の染料であり、且つビヒクルが存在しないため物理的な耐久性に劣るという欠点がある。
そこで、昇華型熱転写方式によって得られた画像上に、転写性保護層を有する保護層転写シートを重ね合わせ、サーマルヘッドや加熱ロール等を用いて転写性保護層を転写させることで、該画像上に転写性保護層を形成する試みが行われている。例えば、特許文献1には、基材上に転写性保護層を備え、転写性保護層が、基材側からアクリル樹脂を主成分とする層、ポリエステル樹脂を主成分とする層をこの順で積層された2層構成の保護層転写シートが開示されている。また、特許文献2には、ジオール成分および酸成分が一種類以上の脂環族化合物を有する脂環族ポリエステル樹脂を少なくとも含有する転写性保護層を備えた保護層転写シートが開示されている。これらの特許文献に開示された保護層転写シートによれば、画像が形成された印画物に各種耐久性を付与することができるとされている。
特開2002−240404号公報 特許第377052号公報
しかしながら、現在までに各種の検討がなされている保護層転写シートは、画像が形成された印画物上に転写性保護層を転写した後の最表面に位置する層の各種耐久性や耐可塑剤性に着目したものであり、画像と直接的に接する層の耐可塑剤性について何ら着目はされたものではない。例えば、特許文献1に開示がされている保護層転写シートにおけるポリエステル樹脂を主成分とする層は、その構成上、転写性保護層を画像上に転写したときに画像と直接的に接することとなるが、ポリエステルを主成分とする層が画像と直接的に接した場合には、画像の染料がポリエステルを主成分とする層へと移行し、画像に滲みが生ずることとなる。さらには、画像の染料が移行することで、ポリエステルを主成分とする層は軟質化し耐可塑剤性は更に低下することとなる。
また、特許文献2に開示がされているジオール成分および酸成分が一種類以上の脂環族化合物を有する脂環族ポリエステル樹脂を少なくとも含有する転写性保護層は、何ら耐可塑剤性について考慮されたものではなく、上記と同様に画像に滲みが生ずる場合や、転写性保護層が転写後の印画物の表面の耐可塑剤性も低いものとなる。
なお、転写性保護層を単層で用いる場合において、耐可塑剤性を向上させるためには、耐可塑剤性に優れる材料を用いることが重要であるが、耐可塑剤性に着目した場合には、画像上への転写性が低下する問題や、転写時に尾引きの発生が生ずる。一方で、転写性の向上や、尾引きの発生の防止に着目した場合には、耐可塑剤性や耐擦過性が低下する。これに加え、転写性保護層は染料に着色されやすくなることから、染料がキックした背面層と転写性保護層とが対向するように巻取り保存を行った場合には、背面層にキックした染料が転写性保護層にバックしてしまう。つまり、転写性保護層が、単層、或いは積層構造の何れの場合であっても、現在のところ、耐可塑剤性、耐擦過性、及び転写性に優れ、尾引きやバックの発生がない転写性保護層とすることは困難である。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、画像に耐可塑剤性や耐擦過性を付与することができ、染料がキックした背面層と転写性保護層とが対向するように巻取り保存を行った場合であっても背面層にキックした染料が転写性保護層にバックすることや、転写性保護層の転写時に尾引きが生ずることを防止できるとともに、画像上への転写性に優れる保護層転写シートを提供することを主たる課題とする。
上記課題を解決するための本発明は、基材と、基材上に剥離可能に設けられた転写性保護層を有する保護層転写シートであって、前記転写性保護層が、(A)ガラス転移温度(Tg)が50℃以上であり、数平均分子量(Mn)が6000未満の第1のポリエステル樹脂と、(B)ガラス転移温度(Tg)が50℃以上であり、数平均分子量(Mn)が10000以上25000以下の第2のポリエステル樹脂と、を含むことを特徴とする。
また、前記(A)第1のポリエステル樹脂と、前記(B)第2のポリエステル樹脂との合計質量に対し、(A)第1のポリエステル樹脂の含有量が10質量%以上35質量%以下の範囲内であってもよい。また、前記転写性保護層が、基材側から剥離層と接着層とがこの順で積層された構成をとり、前記接着層が、前記(A)第1のポリエステル樹脂と、前記(B)第2のポリエステル樹脂を含んでいてもよい。
また、前記基材と、前記転写性保護層との間に、離型層が設けられていてもよい。
本発明の熱転写シートによれば、画像に耐可塑剤性や耐擦過性を付与することができ、染料がキックした背面層と転写性保護層とが対向するように巻取り保存を行った場合であっても背面層にキックした染料が転写性保護層にバックすることや、転写性保護層の転写時に尾引きが生ずることを防止できるとともに、画像上への転写性に優れる。
本発明の保護層転写シートの一例を示す概略断面図である。 本発明の保護層転写シートの一例を示す概略断面図である。
本発明の実施の形態を、添付の図面を参照しながら具体的に説明する。
図1、図2に示すように、本発明の保護層転写シート10は、基材1と、基材1上に剥離可能に設けられた転写性保護層20とから構成される。そして、本発明の保護層転写シート10は、転写性保護層20が、(A)ガラス転移温度(Tg)が50℃以上であり、数平均分子量(Mn)が6000未満の第1のポリエステル樹脂と、(B)ガラス転移温度(Tg)が50℃以上であり、数平均分子量(Mn)が10000以上25000以下の第2のポリエステル樹脂とを含む点に特徴を有する。
なお、本願明細書において、ガラス転移温度(Tg)とは、DSC(示差走査熱量測定)による熱量変化の測定(DSC法)に基づき求められる温度である。また、数平均分子量(Mn)とは、ゲル浸透クロマトグラフィ(GPC)により、ポリスチレンを標準物質として測定した値である。
(基材)
本発明の保護層転写シート10に用いられる基材1としては、ある程度の耐熱性と強度を有するものであれば特に限定されることはなく、従来公知の材料を適宜選択して用いることができる。このような基材1として、例えば、0.5μm〜50μm、好ましくは1μm〜10μm程度の厚さのポリエチレンテレフタレートフィルム、1,4−ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリフェニレンサルフィドフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリサルホンフィルム、アラミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、セロハン、酢酸セルロース等のセルロース誘導体、ポリエチレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ナイロンフィルム、ポリイミドフィルム、アイオノマーフィルム等が挙げられる。
(転写性保護層)
図1、図2に示すように、基材1上には転写性保護層20が設けられている。なお、図1は、転写性保護層20が単層構造である場合の保護層転写シートの一例を示す概略断面図であり、図2は、転写性保護層20が2以上の層が積層された積層構造である場合(図2に示す場合にあっては2層構造の転写性保護層)の保護層転写シートの一例を示す概略断面図である。
転写性保護層20は基材1から剥離可能に設けられ、本発明の保護層転写シート10と、画像が形成された印画物とを重ね合わせ、基材1の転写性保護層20が設けられていない側をサーマルヘッド等、従来公知の加熱手段により加熱することで基材1から剥離され印画物上に転写される層である。そして、本発明は、この転写性保護層20が、(A)ガラス転移温度(Tg)が50℃以上であり、数平均分子量(Mn)が6000未満の第1のポリエステル樹脂と、(B)ガラス転移温度(Tg)が50℃以上であり、数平均分子量(Mn)が10000以上25000以下の第2のポリエステル樹脂とを含む点に特徴を有する。以下、(A)ガラス転移温度(Tg)が50℃以上であり、数平均分子量(Mn)が6000未満の第1のポリエステル樹脂を単に「第1のポリエステル樹脂」といい、(B)ガラス転移温度(Tg)が50℃以上であり、数平均分子量(Mn)が10000以上25000以下の第2のポリエステル樹脂を単に「第2のポリエステル樹脂」という場合がある。
本発明では、転写性保護層20が、第1のポリエステル樹脂と、第2のポリエステル樹脂の双方を含むことから、画像が形成された印画物に耐擦過性、耐可塑剤性を付与することができ、転写性保護層20の転写時における尾引きの発生や、保存時におけるキックバックの発生を防止できる。また、画像が形成された印画物上への転写性、すなわち印画物との接着性にも優れる。第1のポリエステル樹脂と、第2のポリエステル樹脂の双方を含むことで上記の効果を奏する正確なメカニズムは現在のところ必ずしも明らかではないが、ガラス転移温度(Tg)が50℃以上であり、数平均分子量(Mn)が6000未満の第1のポリエステル樹脂が、尾引きの発生の防止と、転写性の向上の役割を果たし、ガラス転移温度(Tg)が50℃以上であり、数平均分子量(Mn)が10000以上25000以下の第2のポリエステル樹脂が、耐擦過性、耐可塑剤性の向上と、バックの防止の役割を果たしているものと推察される。
なお、本願明細書において、バックとは、例えば、基材1の一方の面上に転写性保護層20と転写性染料層が面順次に設けられ、基材1の他方の面上に設けられた背面層を有する保護層転写シートを巻き状態で保存している間に、転写性染料層から背面層にキック(移行)した染料が、巻き取り工程を経た後に巻き返した際に転写性保護層に再移行する現象のことをいう。
また、本願明細書において、尾引きとは、転写性保護層の転写時に、転写を所望しない部分の転写性保護層が、転写を所望する部分の転写性保護層にひきずられてカード基材等の被転写体上に転写され、該被転写体上に残ってしまう部分が生ずる現象、換言すれば、被転写体からはみだした部分に転写性保護層が存在する現象のことをいう。
なお、たとえ数平均分子量(Mn)が6000未満のポリエステル樹脂と、数平均分子量(Mn)が10000以上25000以下のポリエステル樹脂を併せて用いた場合であっても、これらの樹脂のガラス転移温度(Tg)が50℃未満である場合には、上記所望の効果を発揮することができない。したがって、本発明では、第1ポリエステル樹脂、及び第2ポリエステル樹脂のガラス転移温度(Tg)は、ともに50℃以上に規定されている。
第1のポリエステル樹脂は、ガラス転移温度(Tg)が50℃以上であって、数平均分子量(Mn)が6000未満との要件を満たすものであればよく、6000よりも小さいほど尾引き発生に対する抑制効果は高い。一方で、数平均分子量(Mn)が3000を下回るにつれ、耐擦過性や耐可塑剤性の低下が懸念され、第1のポリエステル樹脂として数平均分子量(Mn)が3000未満のものを単独で用いた場合には、耐擦過性や耐可塑剤性が低下する傾向にある。したがって、この点を考慮すると、第1のポリエステル樹脂を単独で用いる場合には、その数平均分子量(Mn)が3000以上のものを用いることが好ましい。
なお、上記のように、第1のポリエステル樹脂の数平均分子量は小さいほど、尾引き発生の抑制効果が高いことから、第1のポリエステル樹脂として、数平均分子量(Mn)が3000以上6000未満のものと、数平均分子量(Mn)が3000未満のものを併用して用いることで、耐擦過性や耐可塑剤性の向上効果を担保しつつ、尾引き発生の抑制効果をさらに向上させることができる。この場合の配合比について特に限定はなく、所望される尾引き発生の抑制効果の度合いと、耐擦過性や耐可塑剤性の度合いとを考慮して適宜配合すればよい。例えば、数平均分子量(Mn)が異なる2種以上の第1のポリエステル樹脂を用いる場合において、尾引きの発生の更なる抑制効果を主眼とする場合には、第1のポリエステル樹脂の合計質量に対し、数平均分子量(Mn)が3000未満の第1のポリエステル樹脂の含有量が多いことが好ましく、一方で、耐擦過性や耐可塑剤性の更なる向上を主眼とする場合には、数平均分子量(Mn)が3000以上6000未満の第1のポリエステル樹脂の含有量が多いことが好ましい。
また、第1のポリエステル樹脂と、第2のポリエステル樹脂の合計質量は、転写性保護層20の固形分総量に対し、50〜100質量%の範囲内であることが好ましい。
また、転写性保護層20中における、第1のポリエステル樹脂と、第2のポリエステル樹脂の含有量についても特に限定はないが、第1のポリエステル樹脂と第2のポリエステル樹脂の合計質量に対し、第1のポリエステル樹脂の含有量が10質量%未満である場合には、尾引き発生の抑制効果が低下する傾向にあり、第1のポリエステル樹脂の含有量が35質量%を超えると、その分、第2のポリエステル樹脂の含有量が減少し、耐可塑剤性や耐擦過性が悪化する傾向にある。したがって、この点を考慮すると、第1のポリエステル樹脂と第2のポリエステル樹脂の合計質量に対し、第1のポリエステル樹脂の含有量は、10質量%以上35質量%以下であることが好ましく、10質量%以上30質量%以下であることが特に好ましい。当該範囲内とすることで、特に優れた耐擦過性、耐可塑剤性、転写性が発揮されるとともに、尾引きやバックの発生を効果的に防止することができる。
また、転写性保護層20には、上記で説明した必須の成分である第1のポリエステル樹脂、第2のポリエステル樹脂以外にも、必要に応じて他の成分を添加することもできる。他の成分としては、紫外線吸収剤、酸化防止剤、蛍光増白剤、無機あるいは有機のフィラー成分、界面活性剤、離型剤等を挙げることができる。
第1のポリエステル樹脂と第2のポリエステル樹脂を含む転写性保護層20は、第1のポリエステル樹脂、第2のポリエステル樹脂、必要に応じて添加される他の成分を、適当な溶媒中に分散あるいは溶解した転写性保護層用塗工液を調製し、この塗工液を基材1上に、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の公知の手段を用い塗布、乾燥させて形成することができる。
上記で説明した転写性保護層20は、図1に示すように、第1のポリエステル樹脂と第2のポリエステル樹脂を含む単層構造であってもよく、図2に示すように、第1のポリエステル樹脂と第2のポリエステル樹脂を含む層を有する積層構造であってもよい。
<単層構造の転写性保護層>
転写性保護層20が単層構造である場合には、印画物上に転写性保護層20を転写した際に、印画物の最表面に第1のポリエステル樹脂と第2のポリエステル樹脂を含む層が位置することとなる。上述したように、第1のポリエステル樹脂と第2のポリエステル樹脂を含む層は、耐擦過性、耐可塑剤性に優れることから、転写性保護層20が単層構造であっても印画物に物理的な耐久性と耐可塑剤性を付与することができる。さらに、転写性保護層20の転写時において尾引きの発生を防止しつつ印画物上に良好に転写することができ、また、保護層転写シート保存時においてバックの発生も防止することができる
この場合において、画像が形成された印画物と、第1のポリエステル樹脂と第2のポリエステル樹脂を含む層とは直接的に接することとなるが、上述したように、第1のポリエステル樹脂と第2のポリエステル樹脂を含む層は耐可塑剤性に優れることから、画像に含まれる染料が当該層に移行することを防止することができ、画像に滲みが生ずることもない。また、染料が移行することで当該層が軟質化し、耐可塑剤性が低下することもない。
転写性保護層20が単層構造である場合における転写性保護層20の厚みについて特に限定はないが、0.5g/m2〜10g/m2程度であることが好ましく、1g/m2〜5g/m2程度であることがより好ましい。
(離型層)
なお、転写性保護層20が単層構造である場合には、図1に示すように、基材1と転写性保護層20との間に、転写性保護層20の離型性を向上させるための離型層3を設けることが好ましい。なお、離型層3は本発明の保護層転写シート10における任意の層であり、転写性保護層20を転写した際に基材1側に残る層である。離型層3を形成する樹脂としては、例えば、ワックス類、シリコーンワックス、シリコーン樹脂、シリコーン変性樹脂、フッ素樹脂、フッ素変性樹脂、ポリビニルアルコール、アクリル樹脂、熱架橋性エポキシ−アミノ樹脂及び熱架橋性アルキッド−アミノ樹脂等が挙げられる。また、離型層は、1種の樹脂からなるものであってもよく、2種以上の樹脂からなるものであってもよい。また離型層は、離型性樹脂に加えイソシアネート化合物等の架橋剤、錫系触媒、アルミニウム系触媒等の触媒を用いて形成することとしてもよい。離型層3の厚みは0.5μm〜5μm程度が一般的である。離型層の形成方法としては、上記樹脂を適当な溶剤により、溶解または分散させて離型層用塗工液を調製し、これを基材1上にグラビア印刷法、スクリーン印刷法またはグラビア版を用いたリバースコーティング法等の従来公知の手段により塗布、乾燥して形成することができる。
<積層構造の転写性保護層>
図2に示すように転写性保護層20が積層構造である場合には、転写性保護層20を構成する層のうち、基材1に最も近い層20Aが、転写性保護層20を印画物上に転写した時に、転写性保護層20が転写された印画物の最表面に位置する層となり、基材1から最も遠い層20Bが、印画物の画像と直接的に接する層となる。
第1のポリエステル樹脂と第2のポリエステル樹脂を含む層は、転写性保護層20を構成する層のうちいずれの層であってもよく、例えば、第1のポリエステル樹脂と第2のポリエステル樹脂を含む層が、基材1から最も遠い層20Bであってもよく、基材1から最も近い層20Aであってもよく、これ以外の層であってもよい。また、転写性保護層20を構成する層のうち、2以上の層が、第1のポリエステル樹脂と第2のポリエステル樹脂を含む層であってもよい。
なお、基材1から最も遠い20B、すなわち転写性保護層20を転写した時に、印画物の画像と直接的に接する層20Bが第1のポリエステル樹脂と第2のポリエステル樹脂を含む層以外の層である場合には、画像の染料が、印画物と直接的に接する層に移行してしまい画像に滲みが生ずることとなる。また、染料が移行した場合には印画物と直接的に接する層が軟質化し、耐可塑剤性の更なる低下を引き起こす場合がある。
この点を考慮すると、積層構造の転写性保護層20のうち、基材1から最も遠い層20Bが、第1のポリエステル樹脂と第2のポリエステル樹脂を含む層であることが好ましい。すなわち、接着層としての機能を奏する層が、第1のポリエステル樹脂と第2のポリエステル樹脂を含む層であることが好ましい。この構成とすることで、印画物と直接的に接する層に画像の染料が移行することを防止でき、画像に滲みが生ずることを防止することができる。また、第1のポリエステル樹脂と第2のポリエステル樹脂を含む層は、上記のように転写性にも優れることから、画像が形成された印画物上に転写性保護層20を良好に移行転写することができる。さらに、転写性保護層20が転写された後の印画物の最表面に位置する層の耐可塑剤性が低い場合であっても、第1のポリエステル樹脂と第2のポリエステル樹脂を含む層によって可塑剤成分の移行を止めることができる。
積層構造の転写性保護層20を構成する、第1のポリエステル樹脂、第2のポリエステル樹脂を含む層の形成方法としては、上記の単層構造の転写性保護層20と同様の方法を採用して形成することができ、ここでの説明は省略する。
(剥離層)
転写性保護層20を構成する層のうち、基材1から最も遠い層20Bが第1のポリエステル樹脂と第2のポリエステル樹脂を含む層である場合には、基材1に最も近い層20Aは、基材1からの剥離性や物理的な耐久性に優れる層、例えば、一般的に剥離層と称される層であることが好ましい。この構成によれば、剥離層と、第1のポリエステル樹脂と第2のポリエステル樹脂を含む層の相乗効果によって、耐可塑剤性をさらに向上させることができ、バックの発生をより効果的に防止することができる。以下、好ましい剥離層の一例について説明する。
好ましい、剥離層としては、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、マレイン酸変性塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、エチレン−イソブチルアクリレート共重合樹脂、ブチラール樹脂、ポリ酢酸ビニルおよびその共重合体樹脂、アイオノマー樹脂、酸変性ポリオレフィン系樹脂、アクリル系・メタクリル系などの(メタ)アクリル系樹脂、アクリル酸エステル系樹脂、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体、ポリメチルメタクリレート系樹脂、セルロース系樹脂、ポリビニルエーテル系樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ビニル系樹脂、マレイン酸樹脂、アルキッド樹脂、ポリエチレンオキサイド樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、メラミン・アルキッド樹脂、シリコーン樹脂、ゴム系樹脂、スチレンブタジエンスチレンブロック共重合体(SBS)、スチレンイソプレンスチレンブロック共重合体(SIS)、スチレンエチレンブチレンスチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレンエチレンプロピレンスチレンブロック共重合体(SEPS)等の熱可塑性樹脂が挙げられる。これらの樹脂は単独で使用してもよく、2種以上を混合して使用してもよい。この中でも、アクリル系樹脂を主成分とする樹脂は、透明性や光沢性に優れるとともに、耐擦過性や耐可塑剤性にも優れることから、上記の第1のポリエステル樹脂と第2のポリエステル樹脂を含む層との相乗効果によって、さらなる耐可塑剤性の向上が見込まれる。
また、剥離層には紫外線吸収剤が含有されていることがより好ましい。紫外線吸収剤を含有する剥離層によれば、転写性保護層20を転写した後に転写性保護層20により覆われる印画物の画像の耐光性、耐候性等を向上させることができる。紫外線吸収剤としては、従来公知の有機系紫外線吸収剤であるサリシレート系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、トリアジン系、置換アクリロニトリル系、ニッケルキレート系、ヒンダートアミン系等を挙げることができる。尚、これらの紫外線吸収剤に、例えば、ビニル基やアクリロイル基、メタクリロイル基等の付加重合性二重結合、あるいはアルコール性水酸基、アミノ基、カルボキシル基、エポキシ基、イソシアネート基等を導入した高分子材料が紫外線吸収性樹脂であり、この紫外線吸収性樹脂から接着層を構成することもできる。
剥離層の形成方法については特に制限はなく、適当な溶媒中に上記で説明した樹脂等を加え、これを適当な溶剤に溶解または分散させて塗工液を調製し、その後、この塗工液を基材1上に、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の公知の手段を用い塗布、乾燥させて形成することができる。剥離層の厚みについて特に限定はないが、0.8μm〜10μm程度が好ましく、0.8μm〜1μm程度がより好ましい。
また、上記で説明した剥離層と、第1のポリエステル樹脂と第2のポリエステル樹脂とを含む層との間に、更なる層、例えば、中間層を設けてもよい。中間層としては、セルロース系樹脂、例えば、セルロースアセテートブチレート(CAB)樹脂等を好ましく使用可能である。
(背面層)
また、図1、図2に示すように基材1の転写性保護層20を設けた側とは反対の面に背面層5を設けることとしてもよい。背面層5は、本発明の保護層転写シート10における任意の層であるが、背面層5を設けることでサーマルヘッドの滑り性をよくし、かつスティッキングを防止することができる。
背面層5は、耐熱性のある熱可塑性樹脂バインダーと、熱離型剤または滑剤のはたらきをする物質とを、基本的な構成成分とする。熱可塑性樹脂バインダーは、耐熱性を有する熱可塑性樹脂バインダーであれば特に限定はなく、このような熱可塑性樹脂バインダーとしては、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、スチレン−マレイン酸共重合体、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレート、酢酸セルロース、フッ化ビニリデン樹脂、ナイロン、ポリビニルカルバゾール、塩化ゴム、環化ゴム及びポリビニルアルコールが挙げられることができる。また、これらの樹脂は、ガラス転移点が60℃以上のもの、またはOH基またはCOOH基を有する熱可塑性樹脂にアミノ基を2個以上有する化合物またはジイソシアネートもしくはトリイソシアネートを加えて若干の架橋硬化を起させたものが好ましい。
上記の熱可塑性樹脂に配合する、熱離型剤または滑剤は、ポリエチレンワックス、パラフィンワックスの様なワックス類、高級脂肪酸のアミド、エステル又は塩類、高級アルコール及びレシチン等のリン酸エステル類のような加熱により溶融してその作用をするものと、フッ素樹脂や無機物質の粉末のように、固体のままで役立つものとがある。尚、これらの滑剤又は熱離型剤に加えて、他の離型剤、例えば、フッ素含有樹脂の粉末、グアナミン樹脂の粉末及び木粉のいずれかを併用することも出来、この場合には更に高い効果が得られる。
背面層5を形成する組成物について得に限定はないが、前記の熱可塑性樹脂バインダー100質量部に対し、上記の滑剤又は熱離型剤の作用をする物質を10質量部〜100質量部の割合で配合されていることが好ましい。また、背面層5の形成についても特に限定はないが、例えば、適宜の溶剤で練ってインキとし、ロールコーティング法、グラビアコーティング法,スクリーンコーティング法、ファウンテンコーティング法等のコーティング法により、基材層1の転写性保護層20との反対面に、塗布し、乾燥することによって行うことができる。背面層5の厚さについても特に限定はないが0.01g/m2〜2.0g/m2程度が一般的であり、好ましくは0.1g/m2〜1.0g/m2である。
(熱転写性色材層)
また、本発明の保護層転写シートは、同一基材1上に転写性保護層20と、図示しない熱転写性色材層を面順次に形成することができる。これにより、熱転写プリンタの1ヘッドで、熱転写性色材層と保護層の転写を行い、また熱転写シートの供給部と巻取部のユニットを複数単位で設けることが必要でなくなり、熱転写プリンタの小型化ができ、またプリンタの搬送系が複雑化することがなく、好ましい。
熱転写性色材層は熱溶融性インキからなる色材層、あるいは昇華性染料を含む色材層のいずれであってもよい。熱溶融性インキは、着色剤とビヒクルからなり、更に必要に応じて種々の添加剤を加えたものである。着色剤としては、有機または無機の顔料あるいは染料のうち、記録材料として要求される着色濃度を有し、光、熱、温度等により変褪色しないものが好ましい。また、加熱により発色するような物質や、被転写体に塗布されている物質と接触することにより発色するような物質を用いることもできる。そして、着色剤は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック等の他に、種々の色の着色剤を使用することができる。
ビヒクルは、ワックスを主成分とし、その他にワックスと乾性油、樹脂、鉱油、セルロースおよびゴムの誘導体等との混合物が用いられる。また、熱溶融性インキからなる熱転写性色材層には、良好な熱伝導性および溶融転写性を与えるために、熱伝導性物質を含有させることができる。このような熱伝導性物質としては、カーボンブラック等の炭素質物質、アルミニウム、銅、酸化スズ、二硫化モリブデン等が挙げられる。上記の熱溶融性インキを用いて基材1上へ熱転写性色材層を形成する方法としては、ホットメルトコート、ホットラッカーコート、グラビアコート、グラビアリバースコート、ロールコート等の公知の方法が挙げられる。熱溶融性インキからなる熱転写性色材層の塗工量は、要求される印字濃度、熱感度等を考慮して適宜決定することができ、通常、乾燥時で0.1g/m2〜30g/m2である。
昇華性染料を含む熱転写性色材層は、バインダー樹脂中に熱移行性の染料を分散あるいは溶解したものである。バインダー樹脂としては、染料と適度の親和性があり、且つサーマルヘッドによる加熱により、バインダー樹脂中の染料が昇華(熱移行)して被転写体に転写するものがよく、また加熱されてもバインダー樹脂そのものは転写しないものを使用する。このようなバインダー樹脂として使用される樹脂としては、例えばエチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、硝酸セルロース、酢酸セルロース、酢酸・酪酸セルロース等のセルロース系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリアクリルアミド、ポリビニルピロリドン等のビニル系樹脂、ポリエステル、ポリアミド等が挙げられる。
また、熱転写性色材層中に含まれる染料の割合は、染料の昇華(溶融)温度、染着性等によって変るが、上記バインダー樹脂100質量部に対して30質量部以上が好ましく、更に好ましくは、30から300質量部である。染料が30質量部未満であると印字濃度や熱感度が低く、また300質量部を越えると保存性や熱転写性色材層の基材1への密着性が低下する。
熱転写性色材層で使用する染料は、熱により溶融、拡散もしくは昇華して、被転写体に移行する染料であって、特に分散染料が好ましく用いられる。染料は昇華(溶融)性、色相、耐光性、バインダー樹脂への溶解性等を考慮して選択する。これらの染料としては、例えばジアリールメタン系、トリアリールメタン系、チアゾール系、メロシアニン等のメチン系、インドアニリン、アセトフェノンアゾメチン、ピラゾロアゾメチン、イミダゾルアゾメチン、イミダゾアゾメチン、ピリドンアゾメチンに代表されるアゾメチン系、キサンテン系、オキサジン系、ジシアノスチレン、トリシアノスチレンに代表されるシアノメチレン系、チアジン系、アジン系、アクリジン系、ベンゼンアゾ系、ピリドンアゾ、チオフェンアゾ、イソチアゾールアゾ、ピロールアゾ、ピラゾールアゾ、イミダゾールアゾ、チアジアゾールアゾ、トリアゾールアゾ、ジスアゾ等のアゾ系、スピロピラン系、インドリノスピロピラン系、フルオラン系、ローダミンラクタム系、ナフトキノン系、アントラキノン系、キノフタロン系等のものが挙げられる。
染料層である熱転写性色材層を基材1上に設けるには、公知の方法によって行うことができる。例えば、染料及びバインダー樹脂を溶剤とともに溶解もしくは分散して熱転写性色材層用インキ組成物を調製し、これを公知の印刷方法または塗工方法から適宜選択した方法により基材1上に設ければ良い。染料層の塗工量は、乾燥時で0.2g/m2〜5.0g/m2、好ましくは0.4g/m2〜2.0g/m2の厚さが適当である。
上記に説明した熱転写性色材層は、1つの熱転写式色材層を基材1上に設けることとしてもよく、2つ以上の異なる色相の熱転写性色材層を基材1上に面順次に形成することとしてもよい。特に、基材1上に昇華性染料を含む熱転写性色材層として、イエロー色材層、マゼンタ色材層、シアン色材層を面順次に形成して、フルカラー写真画像に匹敵する高品質の熱転写画像を形成し、かつフルカラーの熱転写画像における各色相間で印画長のズレを防止した、鮮明な画像を形成することが好ましい。尚、黒色の文字やパターンの熱転写画像の場合、上記の染料層のイエロー色材層、マゼンタ色材層、シアン色材層の3色を重ねて、黒色を得ることは可能であるが、カーボンブラックの着色剤を使用した黒色の熱溶融性インキからなる色材層を基材シートに追加して、設けることが好ましい。これにより、黒色濃度が高く、鮮明な画像を得ることが出来る。
(転写方法)
本発明の保護層転写シート10を用い熱転写法にて転写性保護層20(必要に応じて熱転写性色材層)を転写して被転写体上に画像形成を行う場合、熱転写プリンタを、昇華転写用、熱溶融転写用、保護層転写用というように別々に転写条件を設定してもよいし、また、共通のプリンタでそれぞれ印字エネルギーを適切に調整して行ってもよい。また、加熱手段として特に限定されず、その他、熱板、ホットスタンパー、熱ロール、ラインヒーター、アイロンなどを用いて転写を行うこととしてもよい。
以上、本発明の保護層転写シート10について詳細に説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
次に、実施例を挙げて、本発明を更に具体的に説明する。なお、文中の「部」は特に断りのない限り質量基準である。
(実施例1)
基材として厚さ5μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを用い、この上に、下記組成の剥離層用塗工液1を乾燥時塗布量が1.0g/m2になるように塗布し転写性保護層を構成する剥離層を形成した。次いで、剥離層上に下記組成の接着層用塗工液1を乾燥時塗布量が1.6g/m2になるように塗布し転写性保護層を構成する接着層を形成した。また、基材の転写性保護層が形成される面とは異なる面上に下記組成の背面層用塗工液を乾燥時塗布量が1.0g/m2になるように塗布し背面層を形成することで、実施例1の保護層転写シートを得た。
<剥離層用塗工液1>
・アクリル樹脂 20部
(ダイヤナールBR−87、三菱レイヨン(株)製)
・トルエン 40部
・メチルエチルケトン 40部
<接着層用塗工液1>
・ポリエステル樹脂(数平均分子量:3000、Tg:53℃) 1.7部
(バイロン220 東洋紡績(株)製)
・ポリエステル樹脂(数平均分子量:23000、Tg:67℃) 15.3部
(バイロン270 東洋紡績(株)製))
・紫外線吸収剤共重合樹脂 15部
(UBA-635L BASFジャパン社製)
・トルエン/メチルエチルケトン(質量比1:1) 68部
(背面層用塗工液)
・ポリビニルブチラール樹脂 2.0部
(エスレックBX−1 積水化学工業(株))
・リン酸エステル系界面活性剤 1.3部
(プライサーフA208N 第一工業製薬(株))
・タルク 0.3部
(ミクロエースP−3 日本タルク工業(株))
・ポリイソシアネート 9.2部
(バーノックD750−45 大日本インキ化学工業(株))
・メチルエチルケトン 43.6部
・トルエン 43.6部
(実施例2)
接着層用塗工液1にかえて下記組成の接着層用塗工液2を使用した以外、すべて実施例1と同様として実施例2の保護層転写シートを得た。
<接着層用塗工液2>
・ポリエステル樹脂(数平均分子量:3000、Tg:53℃) 3.4部
(バイロン220 東洋紡績(株)製)
・ポリエステル樹脂(数平均分子量:23000、Tg:67℃) 13.6部
(バイロン270 東洋紡績(株)製))
・紫外線吸収剤共重合樹脂 15部
(UBA-635L BASFジャパン社製)
・トルエン/メチルエチルケトン(質量比1:1) 68部
(実施例3)
接着層用塗工液1にかえて下記組成の接着層用塗工液3を使用した以外、すべて実施例1と同様として実施例3の保護層転写シートを得た。
<接着層用塗工液3>
・ポリエステル樹脂(数平均分子量:3000、Tg:53℃) 5.1部
(バイロン220 東洋紡績(株)製)
・ポリエステル樹脂(数平均分子量:23000、Tg:67℃) 11.9部
(バイロン270 東洋紡績(株)製))
・紫外線吸収剤共重合樹脂 15部
(UBA-635L BASFジャパン社製)
・トルエン/メチルエチルケトン(質量比1:1) 68部
(実施例4)
接着層用塗工液1にかえて下記組成の接着層用塗工液4を使用した以外、すべて実施例1と同様として実施例4の保護層転写シートを得た。
<接着層用塗工液4>
・ポリエステル樹脂(数平均分子量:3000、Tg:53℃) 6.8部
(バイロン220 東洋紡績(株)製)
・ポリエステル樹脂(数平均分子量:23000、Tg:67℃) 10.2部
(バイロン270 東洋紡績(株)製))
・紫外線吸収剤共重合樹脂 15部
(UBA-635L BASFジャパン社製)
・トルエン/メチルエチルケトン(質量比1:1) 68部
(実施例5)
基材上に、下記組成の離型層用塗工液を、乾燥時塗布量が1.0g/m2になるように塗布し基材上に離型層を形成した後に、該離型層上に、剥離層用塗工液1にかえて下記組成の剥離層用塗工液2を使用し、接着層用塗工液1にかえて上記組成の接着層用塗工液3を使用して、剥離層、接着層を形成した以外、すべて実施例1と同様として実施例5の保護層転写シートを得た。
<離型層用塗工液>
・シリコーン変性アクリル系樹脂 45.7部
(セルトップ226、ダイセル化学(株)製)
・アルミ触媒 8.5部
(セルトップCAT−A、ダイセル化学(株)製)
・メチルエチルケトン 22.9部
・トルエン 22.9部
<剥離層用塗工液2>
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 20部
(ソルバインCNL、日信化学工業(株)製)
・トルエン 40部
・メチルエチルケトン 40部
(実施例6)
接着層用塗工液1にかえて下記組成の接着層用塗工液5を使用した以外、すべて実施例1と同様として実施例6の保護層転写シートを得た。
<接着層用塗工液5>
・ポリエステル樹脂(数平均分子量:3000、Tg:53℃) 5.1部
(バイロン220 東洋紡績(株)製)
・ポリエステル樹脂(数平均分子量:18000、Tg:68℃) 11.9部
(バイロン280 東洋紡績(株)製))
・紫外線吸収剤共重合樹脂 15部
(UBA-635L BASFジャパン社製)
・トルエン/メチルエチルケトン(質量比1:1) 68部
(実施例7)
剥離層用塗工液1にかえて下記組成の剥離層用塗工液3を使用し、接着層用塗工液1にかえて上記組成の接着層用塗工液3を使用した以外、すべて実施例1と同様として実施例7の保護層転写シートを得た。
<剥離層用塗工液3>
・セルロースアセテートブチレート樹脂 20部
(CAB381−20、イーストマンコダック社製)
・トルエン 40部
・メチルエチルケトン 40部
(実施例8)
接着層用塗工液1にかえて下記組成の接着層用塗工液6を使用した以外、すべて実施例1と同様として実施例8の保護層転写シートを得た。
<接着層用塗工液6>
・ポリエステル樹脂(数平均分子量:3000、Tg:53℃) 1.7部
(バイロン220 東洋紡績(株)製)
・ポリエステル樹脂(数平均分子量:23000、Tg:67℃) 15.3部
(バイロン270 東洋紡績(株)製))
・トルエン/メチルエチルケトン(質量比1:1) 68部
(比較例1)
接着層用塗工液1にかえて下記組成の接着層用塗工液Aを使用した以外、すべて実施例1と同様として比較例1の保護層転写シートを得た。
<接着層用塗工液A>
・ポリエステル樹脂(数平均分子量:23000、Tg:67℃) 17部
(バイロン270 東洋紡績(株)製))
・紫外線吸収剤共重合樹脂 15部
(UBA-635L BASFジャパン社製)
・トルエン/メチルエチルケトン(質量比1:1) 68部
(比較例2)
接着層用塗工液1にかえて下記組成の接着層用塗工液Bを使用した以外、すべて実施例1と同様として比較例2の保護層転写シートを得た。
<接着層用塗工液B>
・ポリエステル樹脂(数平均分子量:3000、Tg:53℃) 17部
(バイロン220 東洋紡績(株)製)
・紫外線吸収剤共重合樹脂 15部
(UBA-635L BASFジャパン社製)
・トルエン/メチルエチルケトン(質量比1:1) 68部
(比較例3)
接着層用塗工液1にかえて下記組成の接着層用塗工液Cを使用した以外、すべて実施例1と同様として比較例3の保護層転写シートを得た。
<接着層用塗工液C>
・ポリエステル樹脂(数平均分子量:23000、Tg:67℃) 11.9部
(バイロン270 東洋紡績(株)製))
・ポリエステル樹脂(数平均分子量:8000、Tg:65℃) 5.1部
(バイロン226 東洋紡績(株)製))
・紫外線吸収剤共重合樹脂 15部
(UBA-635L BASFジャパン社製)
・トルエン/メチルエチルケトン(質量比1:1) 68部
(比較例4)
接着層用塗工液1にかえて下記組成の接着層用塗工液Dを使用した以外、すべて実施例1と同様として比較例4の保護層転写シートを得た。
<接着層用塗工液D>
・ポリエステル樹脂(数平均分子量:3000、Tg:53℃) 5.1部
(バイロン220 東洋紡績(株)製)
・ポリエステル樹脂(数平均分子量:16000、Tg:47℃) 11.9部
(バイロン600 東洋紡績(株)製))
・紫外線吸収剤共重合樹脂 15部
(UBA-635L BASFジャパン社製)
・トルエン/メチルエチルケトン(質量比1:1) 68部
(熱転写受像シート及び画像の形成)
下記組成のカード基材を用いて、そのカード基材上に、下記のサーマルプリンタを用い、顔写真を色分解して得たイエロー、マゼンタ、シアンそれぞれの画像情報に従って、各染料を被転写体に転写して、フルカラーの写真画像を形成した。また、イエロー、マゼンタ、シアンの染料としては、HID社製プリンタ(HDP−600)用の熱転写シートを使用した。
<カード基材の材料組成>
・ポリ塩化ビニルコンパウンド(重合度800) 100部
(安定化剤等の添加剤を約10%含有)
・白色顔料(酸化チタン) 10部
・可塑剤(DOP) 0.5部
<サーマルプリンタ>
階調制御方式;1ライン周期を256に等分割したパルス長をもつ分割パルス数を0から255個まで可変できるマルチパルス方式
サーマルヘッド;KEE−57−12GAN2−STA(京セラ(株)製)
発熱体平均抵抗値;3303(Ω)
主走査方向印字密度;300dpi
副走査方向印字密度;300dpi
印画電圧;18(V)
1ライン周期;3.0(msec.)
印字開始温度;35(℃)
パルスデューティー;85%
(転写性保護層の転写)
実施例1〜8、比較例1〜4の保護層転写シートを用い、以下の条件にて、上記のフルカラーの写真画像が形成された塩ビカード上に転写性保護層を転写し、転写性保護層が転写された実施例1〜8、比較例1〜4の印画物を得た。なお、各実施例及び比較例において転写性保護層の転写は、上記のサーマルプリンタで、階調値230にて行なった。
(耐擦過性評価)
上記転写性保護層の転写によって得られた実施例1〜8、比較例1〜4の印画物を耐擦過性試験機(東洋精機社製ロータリーアブレージョンテスタ)を用い、研磨輪CS−10Fを荷重500gにて保護層上で500回転の磨耗性試験を行い、目視にて転写性保護層の耐擦過性を下記基準で評価した。耐擦過性の評価結果を表1に示す。
<評価基準>
○・・・印画物に殆ど影響が見られない。
△・・・印画物に影響が見られるが使用上問題ないレベルである。
×・・・印画物に明らかな擦過傷がある。
(耐可塑剤性評価)
可塑剤入り軟質塩化ビニルシート(三菱化学(株)製アルトロン#480、厚み400μm)と印画物の保護層転写面を重ね合わせ、24gf/cm2の荷重をかけて80℃環境下に8時間保存し、可塑剤による画像の劣化状態を目視により観察し、下記基準で保護層の耐可塑剤性を評価した。耐可塑剤性の評価結果を表1に併せて示す。
<評価基準>
◎・・・染料の移行が全く無い。
○・・・染料の移行がほとんど無い。
△・・・ある程度染料の移行が確認できるが使用上問題ないレベルである。
×・・・ほぼ全面に染料が移行している。
(尾引き評価)
上記転写性保護層の転写における転写性保護層(接着層)の残り具合を目視で確認し、以下の評価基準により尾引き評価を行った。評価結果を表1に併せて示す。
<評価基準>
○・・・尾引きがほとんど生じない(1mm未満)。
△・・・尾引きが多少生じる(1mm以上2mm未満)が使用上問題ないレベルである。
×・・・尾引きがかなり生じる(2mm以上)。
(バック評価)
キヤノン(株)製カラーインク/ペーパーセットKP−36IP(商品名)のインクリボンのマゼンタ部分と、背面層とを対向させ、20kgf/cm2の荷重をかけて、40℃、湿度90%環境下で96時間保管し、背面層に染料を移行(キック)させた。なお、染料のキックに用いた背面層は、上記各実施例及び比較例で用いた背面層と同じものを使用した。
上記方法にて染料をキックさせた背面層と、各実施例及び比較例の保護層転写シートの接着層とを重ね合わせ、定荷重圧縮試験機((株)東洋精機製作所製)を用いて、20kgf/cm2の荷重をかけ、60℃、湿度20%RHの環境下で24時間保管し、強制的に染料を再移行(バック)させた。その後、染料が再移行(バック)した接着層と受像紙の受像面とを重ね合わせ、ラミネート試験機(ラミパッカーLPD2305PRO、フジプラ(株)製)を用いて、105℃、4mm/sec/lineにて転写性保護層の転写を行った。次いで、受像紙から転写性保護層を剥がし、転写部の色相をグレタグ社製GRETAG Spectrolino(D65光源、視野角2°)を用いて測定し、下記基準に基づき評価した。受像紙はキヤノン(株)製カラーインク/ペーパーセットKP−36IP(商品名)を使用した。
(色差計算式)
ΔE*=((対向前後のL*値の差)2+(対向前後のa*値の差)2+(対向前後のb*値の差)21/2
(評価基準)
○:未保存の保護層を転写した転写物と、バックさせた転写性保護層を転写した転写物の色差ΔE*が1.5未満
△:未保存の保護層を転写した転写物と、バックさせた転写性保護層を転写した転写物の色差ΔE*が1.5以上3.5未満
×:未保存の保護層を転写した転写物と、バックさせた転写性保護層を転写した転写物の色差ΔE*が3.5以上
(転写性評価)
上記転写性保護層の転写に用いたカード基材上に、上記のサーマルプリンタを用いてモノカラー画像を形成した。次いで、実施例1〜8、比較例1〜4の保護転写シートを用いて、モノカラー画像が形成された塩ビカード上に255〜130階調まで25階調ずつ階調を変化させたパターン画像を転写後、どの階調で転写しているのかを目視にて判断し、以下の評価基準に基づいて接着性の評価を行った。なお、低階調で転写性保護層が転写するほど接着性が良好であるといえる。接着性の評価結果を表1に併せて示す。
<評価基準>
◎・・・255〜130階調で転写性保護層が転写した。
○・・・255〜155階調で転写性保護層が転写した。
△・・・255〜180階調で転写性保護層が転写した。
×・・・255〜205階調で転写性保護層が転写した。
Figure 2013180467
上記結果からも明らかなように、第1のポリエステル樹脂と第2のポリエステル樹脂を含む転写性保護層を備える実施例の保護層転写シートによれば、耐擦過性評価、耐可塑剤性評価、尾引き評価、バック評価、転写性評価の全ての評価において、安定した評価を得ることができた。一方、第1のポリエステル樹脂と第2のポリエステル樹脂の双方、或いは一方を含まない比較例の保護層転写シートでは、全ての評価を満足させることができておらず、このことから本発明の優位性は明らかである。
10 保護層転写シート
1 基材
3 離型層
5 背面層
20 転写性保護層

Claims (4)

  1. 基材と、基材上に剥離可能に設けられた転写性保護層を有する保護層転写シートであって、
    前記転写性保護層が、
    (A)ガラス転移温度(Tg)が50℃以上であり、数平均分子量(Mn)が6000未満の第1のポリエステル樹脂と、
    (B)ガラス転移温度(Tg)が50℃以上であり、数平均分子量(Mn)が10000以上25000以下の第2のポリエステル樹脂と、
    を含むことを特徴とする保護層転写シート。
  2. 前記(A)第1のポリエステル樹脂と、前記(B)第2のポリエステル樹脂との合計質量に対し、(A)第1のポリエステル樹脂の含有量が10質量%以上35質量%以下の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の保護層転写シート。
  3. 前記転写性保護層が、基材側から剥離層と接着層とがこの順で積層された構成をとり、
    前記接着層が、前記(A)第1のポリエステル樹脂と、前記(B)第2のポリエステル樹脂を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の保護層転写シート。
  4. 前記基材と、前記転写性保護層との間に、離型層が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の保護層転写シート。
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