JP2013146171A - 電力供給システムおよび充放電用パワーコンディショナ - Google Patents

電力供給システムおよび充放電用パワーコンディショナ Download PDF

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Abstract

【課題】自立運転時に、太陽電池の発電電力が負荷の消費電力を下回った場合でも負荷への電力供給を継続できるようにする。
【解決手段】自立運転時、発電用パワーコンディショナ3は太陽電池2の発電電力が最大となるように最大電力点追従制御を行い、充放電用パワーコンディショナ5は電圧検出部551で検出される自立給電路8の電圧が目標値となるように定電圧制御を行う。発電用パワーコンディショナ3の出力電力が負荷9の消費電力より大きい場合、電圧検出部551の検出電圧が目標値より大きくなるので、充放電用パワーコンディショナ5の制御部55は、蓄電池4を充電するように充放電回路50を制御する。発電用パワーコンディショナ3の出力電力が負荷9の消費電力より小さい場合、検出電圧が目標値より小さくなるので、制御部55は、蓄電池4を放電するように充放電回路50を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力系統との連系運転と自立運転とを切替可能な電力供給システムおよび充放電用パワーコンディショナに関する。
太陽電池等の発電源からの直流電力を交流電力に変換する電力変換器を有するパワーコンディショナを備え、商用電源の電力系統だけでなく、パワーコンディショナからも負荷に電力供給できる電力供給システムが提案されている(たとえば特許文献1参照)。特許文献1に記載のシステム(分散型電源システム)は、パワーコンディショナを電力系統に連系させた連系運転と、電力系統から切り離した自立運転とを切替可能に構成されている。
そのため、パワーコンディショナは、連系運転時には太陽電池の出力を電力変換器(インバータ)にて交流電力に変換し、この交流電力を負荷(連系負荷)に供給する。このとき、パワーコンディショナからの出力電力で賄えない不足分の電力は、商用電力の電力系統から供給される。また、パワーコンディショナは、停電時等には自立運転に移行し、電力系統と切り離された状態で太陽電池からの電力を電力変換器で交流電力に変換して負荷(自立負荷)に供給する。
特開平9−135577号公報
ところで、一般的なパワーコンディショナは自立運転時の最大出力が制限されており(たとえば1.5kVA)、自立運転時に使用可能な負荷は消費電力がパワーコンディショナの最大出力以下となる負荷に制限されるため、負荷の選択の自由度は低くなる。しかも、消費電力がパワーコンディショナの最大出力以下となる負荷を使用していたとしても、日射量の低下により太陽電池の発電電力が負荷の消費電力を下回る(発電電力<消費電力)と、パワーコンディショナの出力は停止することがある。
本発明は上記事由に鑑みて為されており、自立運転時に、太陽電池の発電電力が負荷の消費電力を下回った場合でも負荷への電力供給を継続できる電力供給システムおよび充放電用パワーコンディショナを提供することを目的とする。
本発明の電力供給システムは、太陽電池からの電力を変換して電力系統と連系する連系運転および電力系統から切り離される自立運転を切替可能な発電用パワーコンディショナと、前記自立運転時に前記発電用パワーコンディショナからの電力供給路になる自立給電路に接続される充放電用パワーコンディショナとを備え、前記充放電用パワーコンディショナは、蓄電池の充放電を行う充放電回路と、前記自立給電路の電圧を検出する電圧検出部と、前記自立運転時において前記電圧検出部の検出電圧が所定の目標値となるように前記充放電回路を制御する制御部とを有し、前記制御部は、前記検出電圧が前記目標値より大きければ前記自立給電路からの電力で前記蓄電池を充電し、前記検出電圧が前記目標値より小さければ前記蓄電池からの電力を前記自立給電路に供給するように前記充放電回路を制御することを特徴とする。
この電力供給システムにおいて、前記発電用パワーコンディショナは、前記自立運転時において前記太陽電池から最大出力を取り出す最大電力点追従制御を行うことが望ましい。
この電力供給システムにおいて、前記発電用パワーコンディショナは、前記自立運転時において前記自立給電路への出力電圧を第1の目標値に維持する定電圧制御を行い、前記充放電用パワーコンディショナは前記電圧検出部の検出電圧を前記目標値としての第2の目標値に維持するように前記充放電回路を制御し、前記第2の目標値は前記第1の目標値より小さく設定されていることがより望ましい。
この電力供給システムにおいて、前記目標値は所定の幅を有しており、前記制御部は、前記検出電圧が前記目標値の上限より大きければ前記自立給電路からの電力で前記蓄電池を充電し、前記検出電圧が前記目標値の下限より小さければ前記蓄電池からの電力を前記自立給電路に供給し、前記検出電圧が前記目標値の上限と下限との間の範囲内にあれば前記充放電回路が動作を停止するように、前記充放電回路を制御することがより望ましい。
この電力供給システムにおいて、前記充放電用パワーコンディショナは、前記自立運転時において前記蓄電池の残容量が所定の上限値以上になると、前記発電用パワーコンディショナから前記自立給電路への出力を停止させることがより望ましい。
この電力供給システムにおいて、前記充放電用パワーコンディショナは、前記目標値を第1の設定値と第2の設定値とで切り替える切替部をさらに有することがより望ましい。
この電力供給システムにおいて、前記切替部は、前記自立運転開始時における前記発電用パワーコンディショナから前記自立給電路への出力に応じて前記目標値を前記第1の設定値と前記第2の設定値とで自動的に切り替えることがより望ましい。
本発明の充放電用パワーコンディショナは、太陽電池からの電力を変換して電力系統と連系する連系運転および電力系統から切り離される自立運転を切替可能な発電用パワーコンディショナが接続された給電路であって、前記自立運転時に前記発電用パワーコンディショナからの電力供給路になる自立給電路に接続され、蓄電池の充放電を行う充放電回路と、前記自立給電路の電圧を検出する電圧検出部と、前記自立運転時において前記電圧検出部の検出電圧が所定の目標値となるように前記充放電回路を制御する制御部とを有し、前記制御部は、前記検出電圧が前記目標値より大きければ前記自立給電路からの電力で前記蓄電池を充電し、前記検出電圧が前記目標値より小さければ前記蓄電池からの電力を前記自立給電路に供給するように前記充放電回路を制御することを特徴とする。
この充放電用パワーコンディショナにおいて、前記目標値を第1の設定値と第2の設定値とで切り替える切替部をさらに有し、当該切替部は、前記自立運転開始時における前記発電用パワーコンディショナから前記自立給電路への出力に応じて前記目標値を前記第1の設定値と前記第2の設定値とで自動的に切り替えることが望ましい。
本発明は、自立運転時に、太陽電池の発電電力が負荷の消費電力を下回った場合でも負荷への電力供給を継続できるという利点がある。
実施形態1に係る電力供給システムの構成を示す回路図である。 実施形態1に係る電力供給システムの構成を示すブロック図である。 実施形態1に係る電力供給システムの太陽電池の特性の説明図である。 実施形態1に係る電力供給システムの他の構成を示すブロック図である。 実施形態2に係る電力供給システムの構成を示すブロック図である。 実施形態2に係る電力供給システムの構成を示す回路図である。 実施形態3に係る電力供給システムの構成を示す回路図である。
(実施形態1)
本実施形態の電力供給システム1は、図2に示すように、太陽電池2と、太陽電池2に接続された発電用パワーコンディショナ3と、蓄電池4と、蓄電池4に接続された充放電用パワーコンディショナ5とを備えている。なお、本実施形態では、電力供給システム1が一般的な戸建住宅に用いられる場合を例として説明するが、これに限らず、電力供給システム1は集合住宅の各住戸や施設、事業所等に用いられてもよい。蓄電池4は、たとえば鉛蓄電池やリチウムイオン電池などからなる。
発電用パワーコンディショナ3および充放電用パワーコンディショナ5は、いずれも商用電源の電力系統(商用系統)6と連系する連系運転と、電力系統6から切り離される自立運転との2つの運転状態を切替可能に構成されている。さらに、発電用パワーコンディショナ3は、連系運転時に電力の出力端になる連系出力端31と、自立運転時に電力の出力端になる自立出力端32とを個別に有している。同様に、充放電用パワーコンディショナ5は、連系運転時に電力の出力端になる連系出力端51と、自立運転時に電力の出力端になる自立出力端52とを個別に有している。各パワーコンディショナの構成については後述する。
発電用パワーコンディショナ3および充放電用パワーコンディショナ5は、いずれも電力系統6が接続された連系給電路7に連系出力端31,51を接続し、電力系統6から切り離された自立給電路8に自立出力端32,52を接続している。つまり、発電用パワーコンディショナ3と充放電用パワーコンディショナ5とは、連系給電路7を介して連系出力端31,51同士が接続され、自立給電路8を介して自立出力端32,52同士が接続されている。
連系給電路7と自立給電路8とのそれぞれには負荷9が接続されている。負荷9は、照明器具や冷蔵庫、テレビ、医療器具、携帯電話端末の充電器など様々な電気機器であって、ここでは、パワーコンディショナあるいは電力系統6から交流電力の供給を受けて動作する交流駆動型の電気機器からなる。なお、連系給電路7および自立給電路8は、電気機器からなる負荷9に直接接続されていることは必須ではなく、負荷9を着脱可能に接続可能なコンセント(図示せず)に接続されていてもよい。この場合、連系給電路7には各パワーコンディショナの連系運転時に使用可能なコンセントが接続され、自立給電路8には各パワーコンディショナの自立運転時に使用可能な自立専用コンセントが接続される。
発電用パワーコンディショナ3は、太陽電池2に接続されたDCDCコンバータ33と、直流電力を交流電力に変換するDCACコンバータ34と、各部を制御する制御部35と、リレーからなる連系側開閉器36および自立側開閉器37とを備えている。DCDCコンバータ33における太陽電池2と反対側の端子にはDCACコンバータ34が接続されている。DCACコンバータ34における交流電力の出力端子は、連系側開閉器36を介して連系出力端31に接続され、自立側開閉器37を介して自立出力端32に接続されている。
DCDCコンバータ33は、太陽電池2からの直流電力を昇圧してDCACコンバータ34に出力する。DCACコンバータ34は、DCDCコンバータ33からの直流電力を交流電力に変換して連系出力端31または自立出力端32に出力する単方向のコンバータ(インバータ)である。つまり、DCDCコンバータ33およびDCACコンバータ34は、太陽電池2からの電力を変換して連系給電路7または自立給電路8に出力する電力変換器30を構成する。
制御部35は、連系運転時には連系側開閉器36を接続して自立側開閉器37を遮断し、自立運転時には自立側開閉器37を接続して連系側開閉器36を遮断する。さらに、制御部35は、連系運転から自立運転に切り替える際、連系給電路7上に設けられた解列器(図示せず)を遮断する。なお、連系給電路7上には、停電等の電力系統6の異常の有無を検知する異常検知部(図示せず)が設けられており、制御部35は異常検知部の検知結果に応じて連系運転・自立運転を自動的に切り替える。つまり、制御部35は、電力系統6の正常時には連系運転を選択し、停電などの電力系統6の異常時に自立運転に切り替える。また、発電用パワーコンディショナ3は、一般的に単独運転防止用に停電等の電力系統6の異常の有無を検知する停電検知部(図示せず)を内蔵しているので、制御部35は、この停電検知部の検知結果に応じて連系運転・自立運転を切り替えもよい。
充放電用パワーコンディショナ5は、蓄電池4に接続されたDCDCコンバータ53と、直流電力を交流電力に変換するDCACコンバータ54と、各部を制御する制御部55と、リレーからなる連系側開閉器56および自立側開閉器57とを備えている。DCDCコンバータ53における蓄電池4と反対側の端子にはDCACコンバータ54が接続されている。DCACコンバータ54における交流電力の出力端子は、連系側開閉器56を介して連系出力端51に接続され、自立側開閉器57を介して自立出力端52に接続されている。
DCDCコンバータ53は、蓄電池4の放電時には蓄電池4からの直流電力を昇圧してDCACコンバータ54に出力し、蓄電池4の充電時にはDCACコンバータ54からの直流電力を降圧して蓄電池4に出力する双方向のコンバータである。DCACコンバータ54は、蓄電池4の放電時にはDCDCコンバータ53からの直流電力を交流電力に変換して連系出力端51または自立出力端52に出力する。また、このDCACコンバータ54は、蓄電池4の充電時には連系出力端51または自立出力端52からの交流電力を直流電力に変換してDCDCコンバータ53に出力する双方向のコンバータである。
つまり、DCDCコンバータ53およびDCACコンバータ54は、蓄電池4と連系給電路7または自立給電路8との間で双方向に電力を変換し、蓄電池4の充放電を行う充放電回路50を構成する。以下では、蓄電池4の出力を交流電力に変換して連系給電路7または自立給電路8へ供給するときの充放電回路50の動作を放電モード、反対に連系給電路7または自立給電路8からの電力を直流電力に変換して蓄電池4へ供給するときの動作を充電モードという。
制御部55は、連系運転時には連系側開閉器56を接続して自立側開閉器57を遮断し、自立運転時には自立側開閉器57を接続して連系側開閉器56を遮断する。なお、制御部55は、連系給電路7上に設けられた異常検知部の検知結果に応じて連系運転・自立運転を自動的に切り替える。つまり、制御部55は、電力系統6の正常時には連系運転を選択し、停電などの電力系統6の異常時に自立運転に切り替える。
上記構成により、電力系統6の正常時には、発電用パワーコンディショナ3と充放電用パワーコンディショナ5と電力系統6との少なくとも一つからの電力が、連系給電路7を通して負荷9に供給される。また、電力系統6の異常時には、発電用パワーコンディショナ3と充放電用パワーコンディショナ5との少なくとも一方からの電力が、自立給電路8を通して負荷9に供給される。なお、連系給電路7および自立給電路8のいずれにおいても、発電用パワーコンディショナ3よりも充放電用パワーコンディショナ5の方が負荷9寄りに接続されている。
次に、発電用パワーコンディショナ3および充放電用パワーコンディショナ5のより具体的な構成について、図1を参照して説明する。
発電用パワーコンディショナ3のDCDCコンバータ33は、太陽電池2に接続されたインダクタ331およびスイッチング素子332の直列回路と、ダイオード333およびコンデンサ334の直列回路とを備えた昇圧チョッパ回路からなる。インダクタ331およびスイッチング素子332は、インダクタ331を太陽電池2の正極側とするように接続されている。ダイオード333およびコンデンサ334は、インダクタ331とスイッチング素子332との接続点にダイオード333のアノードが接続されている。スイッチング素子332は、ここでは絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)からなり、逆並列にダイオード335が接続されている。このDCDCコンバータ33は、太陽電池2から電力が供給されている状態で、制御部35がスイッチング素子332を高周波でオンオフ制御することにより、コンデンサ334の両端に昇圧後の直流電圧を発生する。
発電用パワーコンディショナ3のDCACコンバータ34は、DCDCコンバータ33の出力端(コンデンサ334の両端)に4つのスイッチング素子341〜344が接続されたフルブリッジ型のインバータ回路からなる。DCACコンバータ34は、スイッチング素子341,342の接続点と、スイッチング素子343,344の接続点との間に、インダクタ345、コンデンサ346、インダクタ347の直列回路からなるLCフィルタを有している。各スイッチング素子341〜344は、ここではIGBTからなり、それぞれ逆並列にダイオード348が接続されている。このDCACコンバータ34は、DCDCコンバータ33から電力が供給されている状態で、制御部35がスイッチング素子341〜344をオンオフ制御することにより、コンデンサ346の両端に交流電圧を発生する。DCACコンバータ34の出力端(コンデンサ346の両端)は、2点切りの自立側開閉器37を介して自立出力端32に接続されている。
ところで、太陽電池2は、発電電力が一定ではなく図3に示すように出力電圧に応じて発電電力が変化する特性を持つので、発電電力が最大となる最適点(最大電力点)で動作することが望ましい。そこで、本実施形態の発電用パワーコンディショナ3は、最大電力点追従(MPPT:Maximum PowerPoint Tracking)制御の機能を有している。最大電力点追従制御は、太陽電池2の温度変化や日射強度の変化に伴う出力電圧や出力電流の変動に対し、太陽電池2の動作点が常に最大電力点を追従して、太陽電池2の出力を最大限に引き出す制御であって周知の技術であるから、詳しい説明は省略する。なお、図3では、横軸を太陽電池2の出力電圧、縦軸を太陽電池2の発電電力として日射強度が比較的小さいときの特性を「A1」、日射強度が比較的大きいときの特性を「A2」で表しており、黒丸は発電電力が最大となる最適点を示している。
ここで、本実施形態の発電用パワーコンディショナ3は、少なくとも自立運転時においては、最大電力点追従制御を行う。具体的には、発電用パワーコンディショナ3は、太陽電池2の出力電圧を検出する電圧検出部351と、DCACコンバータ34の出力電流を検出する電流検出部352とを備え、電圧検出部351および電流検出部352の出力が制御部35に入力されている。図1の例では、電圧検出部351はDCDCコンバータ33における太陽電池2の接続点の電圧を検出し、電流検出部352はDCACコンバータ34におけるスイッチング素子341,342の接続点とインダクタ345との間に設けられている。
制御部35は、これら電圧検出部351、電流検出部352の検出結果に基づいて電力変換器(DCDCコンバータ33およびDCACコンバータ34)30を制御し、最大電力点追従制御を実現する。なお、制御部35はマイコン(マイクロコンピュータ)を主構成としており、メモリ(図示せず)に記憶されているプログラムを実行することによって、電力変換器30の動作を制御するための各機能を実現する。
充放電用パワーコンディショナ5のDCDCコンバータ53は、蓄電池4に接続されたインダクタ531およびスイッチング素子532の直列回路と、ダイオード533およびコンデンサ534の直列回路とを備えている。インダクタ531およびスイッチング素子532は、インダクタ531を蓄電池4の正極側とするように接続されている。ダイオード533およびコンデンサ534は、インダクタ531とスイッチング素子532との接続点にダイオード533のアノードを接続するように構成されている。スイッチング素子532は、ここではIGBTからなり、逆並列にダイオード535が接続されている。さらにダイオード533にはIGBTからなる充電用スイッチング素子536が並列に接続されている。
このDCDCコンバータ53は、蓄電池4の放電時(放電モード)においては、制御部55がスイッチング素子532を高周波でオンオフ制御することにより、コンデンサ534の両端に昇圧後の直流電圧を発生する。また、DCDCコンバータ53は、蓄電池4の充電時(充電モード)には、スイッチング素子532をオフ、充電用スイッチング素子536を高周波でオンオフ制御することにより、DCACコンバータ54から入力を受け降圧後の直流電圧で蓄電池4を充電する。
充放電用パワーコンディショナ5のDCACコンバータ54は、DCDCコンバータ53のコンデンサ534の両端に4つのスイッチング素子541〜544が接続されたフルブリッジ型のインバータ回路からなる。DCACコンバータ54は、スイッチング素子541,542の接続点と、スイッチング素子543,544の接続点との間に、インダクタ545、コンデンサ546、インダクタ547の直列回路からなるLCフィルタを有している。各スイッチング素子541〜544は、ここではIGBTからなり、それぞれ逆並列にダイオード548が接続されている。
このDCACコンバータ54は、蓄電池4の放電時(放電モード)においては、制御部55がスイッチング素子541〜544をオンオフ制御することにより、コンデンサ546の両端に交流電圧を発生する。コンデンサ546の両端は、2点切りの自立側開閉器57を介して自立出力端52に接続されている。また、DCACコンバータ54は、蓄電池4の充電時(充電モード)においては、制御部55がスイッチング素子541〜544をオフにすることにより、DCDCコンバータ53に直流電圧を出力する。
ここで、本実施形態の充放電用パワーコンディショナ5は、自立運転時において、蓄電池4の充放電を切り替えることにより、自立給電路8の電圧(実効値)を一定に維持する定電圧制御を行う。具体的には、充放電用パワーコンディショナ5は、自立出力端52の電圧を検出する電圧検出部551を備え、電圧検出部551の出力が制御部55に入力されている。図1の例では、電圧検出部551はDCACコンバータ54におけるインダクタ545−コンデンサ546の接続点とコンデンサ546−インダクタ547の接続点とに接続され、コンデンサ546の両端電圧を検出している。
制御部55は、電圧検出部551の検出結果に基づいて充放電回路(DCDCコンバータ53およびDCACコンバータ54)50を制御し、自立出力端52の電圧を一定に維持する定電圧制御を実現する。つまり、制御部55は、所定の目標値に電圧検出部551の検出電圧(検出結果)を維持するように、検出電圧が目標値よりも小さければ放電モードで充放電回路50を動作させ、検出電圧が目標値よりも大きければ充電モードで充放電回路50を動作させる。このとき、制御部55は、検出電圧と目標値との差分の大きさに応じて、出力電力の大きさを変化させる。なお、制御部55はマイコン(マイクロコンピュータ)を主構成としており、メモリ(図示せず)に記憶されているプログラムを実行することによって、充放電回路50の動作を制御するための各機能を実現する。
次に、電力系統6の異常時(自立運転時)における本実施形態の電力供給システム1の動作について説明する。
すなわち、発電用パワーコンディショナ3および充放電用パワーコンディショナ5は、電力系統6の異常を検知すると、自動的に自立運転に切り替わり、自立側開閉器37,57を接続して自立給電路8を介して互いに接続される。この状態で、発電用パワーコンディショナ3は太陽電池2の発電電力が最大となるように最大電力点追従制御を行い、充放電用パワーコンディショナ5は自立給電路8の電圧が一定となるように定電圧制御を行う。
発電用パワーコンディショナ3から自立給電路8への出力電力(以下、「生成電力」という)が、自立給電路8に接続されている負荷9での消費電力(以下、「負荷電力」という)よりも大きい場合、負荷電力は全て生成電力で賄われる。このとき、自立給電路8においては発電用パワーコンディショナ3からの電力供給が負荷9への電力供給に対して過剰になるので、自立給電路8の電圧が定格より上昇して、電圧検出部551の検出電圧が目標値より大きくなる。
そのため、充放電用パワーコンディショナ5は、充放電回路50を充電モードで動作させ、自立給電路8から入力される交流電力を直流電力に変換して蓄電池4に出力することにより、生成電力と負荷電力との差分である余剰電力を用いて蓄電池4を充電する。ここでは、充放電用パワーコンディショナ5は、電圧検出部551の検出電圧と目標値との差分が大きいほど蓄電池4への出力が大きくなるように、検出電圧と目標値との差分の大きさに応じて出力電力の大きさを変化させる。
一方、生成電力が負荷電力よりも小さい場合、負荷電力は生成電力と充放電用パワーコンディショナ5からの出力電力とで賄われる。このとき、自立給電路8においては発電用パワーコンディショナ3からの電力供給が負荷9への電力供給に対して不足するので、自立給電路8の電圧が定格より低下して、電圧検出部551の検出電圧が目標値より小さくなる。
そのため、充放電用パワーコンディショナ5は、充放電回路50を放電モードで動作させ、蓄電池4から入力される直流電力を交流電力に変換して自立給電路8に出力することにより、負荷電力と生成電力との差分である不足電力を蓄電池4の放電電力で補う。ここでは、充放電用パワーコンディショナ5は、電圧検出部551の検出電圧と目標値との差分が大きいほど自立給電路8への出力が大きくなるように、検出電圧と目標値との差分の大きさに応じて出力電力の大きさを変化させる。
また、生成電力が負荷電力と略等しい場合、負荷電力は全て生成電力で賄われる。このとき、自立給電路8においては発電用パワーコンディショナ3からの電力供給が負荷9への電力供給とつり合うので、自立給電路8の電圧は定格となり、電圧検出部551の検出電圧が目標値と略一致する。そのため、充放電用パワーコンディショナ5は、充放電回路50の動作を停止し、蓄電池4の充電、放電をいずれも停止する。
このように、本実施形態の電力供給システム1においては、電力系統6の異常時(自立運転時)、発電用パワーコンディショナ3からの出力電力(生成電力)の変動に影響されることなく、負荷9へ安定して電力供給可能になる。
なお、充放電用パワーコンディショナ5は、たとえば「100V±2V」というように、ある程度の幅を有する目標値が設定されていてもよい。この場合、充放電用パワーコンディショナ5は、検出電圧が目標値の上限(ここでは102V)を超えると充放電回路50を充電モードで動作させ、検出電圧が目標値の下限(ここでは98V)を下回ると充放電回路50を放電モードで動作させる。充放電用パワーコンディショナ5は、検出電圧が目標値の上限と下限との間の範囲内にあれば充放電回路50の動作を停止する。
以上説明した構成の電力供給システム1によれば、自立運転時、発電用パワーコンディショナ3は最大電力点追従制御を適用しているので、定電圧制御を適用する場合に比べて、太陽電池2の発電電力を無駄なく有効に利用することができる。つまり、発電用パワーコンディショナ3は、太陽電池2の発電電力が最大となる最適点(最大電力点)を追従するので、自立給電路8に接続されている負荷9の状態にかかわらず、太陽電池2の発電電力を効率的に取り出すことができる。
しかも、充放電用パワーコンディショナ5は、自立運転時、自立給電路8の電圧を一定に維持する定電圧制御を行うので、発電用パワーコンディショナ3からの出力電力(生成電力)の変動に影響されることなく、負荷9へは安定した電力供給が可能になる。つまり、発電用パワーコンディショナ3が最大電力点追従制御を行うことで発電用パワーコンディショナ3からの出力電力は変動するものの、この変動分を充放電用パワーコンディショナ5によって吸収することができる。したがって、自立給電路8に接続されている負荷9においては、自立給電路8から安定した電力供給を受けることが可能になる。
また、充放電用パワーコンディショナ5は、自立運転時に余剰電力を用いて蓄電池4を充電するので、負荷9の消費電力が太陽電池2の発電電力を上回るときには、蓄電池4に蓄えた電力を用いて負荷9を動作させることができる。そのため、自立運転時に使用可能な負荷9は、消費電力が発電用パワーコンディショナ3の最大出力を超える負荷であってもよく、負荷の選択の自由度が高くなる。さらに、日射量の低下や消費電力の大きな負荷9が接続されたことに起因して太陽電池2の発電電力が負荷9の消費電力を下回ることがあっても、充放電用パワーコンディショナ5により負荷9への電力供給を継続可能であり、負荷9へ安定して電力供給できる。
ところで、電力供給システム1は、電力系統6の異常時だけでなく、電力系統6の正常時(連系運転時)においても、発電用パワーコンディショナ3が最大電力点追従制御を行い、充放電用パワーコンディショナ5が定電圧制御を行う構成であってもよい。これにより、連系運転時において生成電力が負荷電力よりも小さい場合、不足電力は充放電用パワーコンディショナ5からの出力電力と電力系統6からの供給電力とで賄われる。つまり、蓄電池4の残容量が十分でない場合には電力系統6から負荷9へ電力供給する。このとき、充放電用パワーコンディショナ5は、充放電回路50を充電モードで動作させ、電力系統6からの供給電力を用いて蓄電池4を充電してもよい。また、連系運転時において生成電力が負荷電力よりも大きい場合、蓄電池4が満充電状態にあれば、発電用パワーコンディショナ3は余剰電力を電力系統6へ逆潮流して売電してもよい。
このように発電用パワーコンディショナ3が常に最大電力点追従制御を行う場合、図4に示すように、発電用パワーコンディショナ3の連系出力端31と、連系給電路7および自立給電路8との間に接続切替器10を設けたシステム構成とすることが望ましい。図4の構成では、接続切替器10は、連系出力端31と連系給電路7との間に挿入された第1の開閉器101、および連系出力端31と自立給電路8との間に挿入された第2の開閉器102を有している。この接続切替器10は、充放電用パワーコンディショナ5の制御部55からの切替信号に応じて、第1および第2の開閉器101,102を択一的に接続し、連系出力端31の接続先を連系給電路7と自立給電路8とで切り替える。
この構成では、発電用パワーコンディショナ3の連系運転・自立運転の切替が接続切替器10によって行われるのであって、制御部35は、連系運転・自立運転の別にかかわらず連系側開閉器36を接続して自立側開閉器37を遮断する。すなわち、発電用パワーコンディショナ3は、連系出力端31のみから出力を行うのであって、その出力を連系運転時には第1の開閉器101を介して連系給電路7に供給し、自立運転時には第2の開閉器102を介して自立給電路8に供給する。
ここで、市場に提供されている一般的なパワーコンディショナは、連系運転時に最大電力点追従制御を行い、自立運転時に負荷の動作電圧を確保するために、出力電圧を所定の目標値に維持する定電圧制御を行う。したがって、図4の構成によれば、電力供給システム1は、一般的なパワーコンディショナを発電用パワーコンディショナ3として用いることができる。要するに、図4の構成では、発電用パワーコンディショナ3は、常に連系出力端31が使用されるので、接続切替器10にて連系運転・自立運転のどちらに切り替わっても、最大電力点追従制御を行うことになる。なお、接続切替器10は、外部からの切替信号を受ける構成に限らず、たとえば停電等の電力系統6の異常の有無を検知する異常検知部(図示せず)を具備し、異常検知部の検知結果に応じて連系運転・自立運転を切り替える構成であってもよい。
(実施形態2)
本実施形態の電力供給システム1は、図5に示すように電力系統6と発電用パワーコンディショナ3と充放電用パワーコンディショナ5とに接続された切替盤11を備えている点で実施形態1の電力供給システム1と相違する。以下、実施形態1と同様の構成については共通の符号を付して適宜説明を省略する。
本実施形態においては、図5に示すようにさらに分電盤12が設けられており、電力系統6と発電用パワーコンディショナ3と充放電用パワーコンディショナ5とは、切替盤11および分電盤12を介して負荷9に接続される。分電盤12は主幹ブレーカ(図示せず)および複数の分岐ブレーカ(図示せず)を有しており、分岐ブレーカごとに1以上の負荷9が接続可能に構成されている。
ここで、本実施形態では、連系給電路と自立給電路とが個別に設けられるのではなく、分電盤12に接続された一つの給電路13に対して、電力系統6と発電用パワーコンディショナ3と充放電用パワーコンディショナ5とが切替盤11を介して接続されている。切替盤11は、図5に示すように電力系統6と給電路13との間に挿入された系統側開閉器111と、発電用パワーコンディショナ3と給電路13との間に挿入された発電側開閉器112とを有している。また、充放電用パワーコンディショナ5は、切替盤11を介して給電路13に常時接続されている。
すなわち、給電路13と電力系統6との接続状態は、切替盤11の系統側開閉器111にて切り替えられ、給電路13は、系統側開閉器111が接続(オン)された状態で連系給電路、系統側開閉器111が遮断(オフ)された状態では自立給電路として機能する。そのため、発電側開閉器112が接続(オン)されていれば、発電用パワーコンディショナ3は、系統側開閉器111が接続された状態で連系運転を行い、系統側開閉器111が遮断された状態では自立運転を行う。同様に、充放電用パワーコンディショナ5は、系統側開閉器111が接続された状態で連系運転を行い、系統側開閉器111が遮断された状態では自立運転を行う。
本実施形態における「連系運転」、「自立運転」は、発電用パワーコンディショナ3の動作モードを表すのではなく、発電用パワーコンディショナ3と電力系統6との接続状態を表している。要するに、本実施形態では、発電用パワーコンディショナ3が電力系統6に繋がれて電力系統6と連系する状態を「連系運転」といい、発電用パワーコンディショナ3が電力系統6から切り離された状態を「自立運転」という。発電用パワーコンディショナ3は、連系出力端31から出力を行う連系運転モードと、自立出力端32から出力を行う自立運転モードとの2つの動作モードを有しているが、動作モードは、電力系統6との接続状態を表す「連系運転」、「自立運転」とは別である。つまり、発電用パワーコンディショナ3は、たとえば電力系統6から切り離された「自立運転」の状態にあっても、連系運転モードと自立運転モードとのいずれの動作モードも選択可能である。
なお、本実施形態の発電用パワーコンディショナ3は、動作モードを切り替えるためのスイッチ(図示せず)を備えており、このスイッチが操作されることにより、連系運転モードと自立運転モードとが手動で切り替わる。そのため、たとえば自立運転時において蓄電池4の残容量がなくなった場合、発電用パワーコンディショナ3は、動作モードが連系モードから自立運転モードに切り替えられることにより電力を確保できる。つまり、発電用パワーコンディショナ3は、自立運転モードで動作することにより、自立出力端32に接続された専用の自立給電路(図示せず)に電力を供給できる。
ただし以下では、発電用パワーコンディショナ3は、連系運転・自立運転の別にかかわらず、発電側開閉器112が接続された状態では常に連系側開閉器36を接続して自立側開閉器37を遮断した連系運転モードで動作すると仮定する。すなわち、発電用パワーコンディショナ3は、給電路13に対しては連系出力端31のみから出力を行うのであって、連系出力端31が発電側開閉器112に常時接続される。同様に、充放電用パワーコンディショナ5は、給電路13に対しては連系出力端51のみから出力を行うのであって、連系出力端51が給電路13に常時接続される。
ところで、本実施形態の電力供給システム1は、充放電用パワーコンディショナ5が、切替盤11との通信機能を有しており、少なくとも制御信号により系統側開閉器111および発電側開閉器112の開閉制御を可能に構成されている。
すなわち、充放電用パワーコンディショナ5の制御部55(図1参照)は、停電等の電力系統6の異常の有無に応じて連系運転・自立運転を自動的に切り替える。つまり、制御部55は、電力系統6の正常時には系統側開閉器111を接続(オン)して連系運転を行い、停電などの電力系統6の異常時に系統側開閉器111を遮断(オフ)して自立運転を行う。具体的には、充放電用パワーコンディショナ5は、単独運転防止用に停電等の電力系統6の異常の有無を検知する停電検知部(図示せず)を内蔵しており、制御部55は、この停電検知部から検知結果(異常)を受けて自立運転に切り替える。また、系統側開閉器111が遮断されていても電力系統6の復旧(復電)を検知できるように、切替盤11内における系統側開閉器111の上流側(電力系統6側)には、復電を検知する復電検知部113が設けられている。復電検知部113の検知結果は充放電用パワーコンディショナ5に出力されており、制御部55は、この復電検知部113の検知結果(復電)を受けて連系運転に切り替える。
また、充放電用パワーコンディショナ5は、図5に示すように、自身に接続されている蓄電池4の残容量(充電量)を監視する残容量監視部59を有している。残容量監視部59は、たとえば蓄電池4の電圧を計測することにより、蓄電池4の残容量を監視する。以下では、蓄電池4が満充電状態となるときの蓄電池4の残容量を「上限値」という。
充放電用パワーコンディショナ5の制御部55(図1参照)は、連系運転時には発電側開閉器112を常時接続(オン)し、自立運転時においては、蓄電池4の残容量に応じて発電側開閉器112を開閉制御する。ここでは、制御部55は、自立運転時において、残容量監視部59で監視されている残容量が上限値未満であれば発電側開閉器112を接続し、残容量が上限値以上になると発電側開閉器112を遮断(オフ)する。つまり、充放電用パワーコンディショナ5は、電力系統6の異常時(自立運転時)において、蓄電池4が満充電状態になると、発電用パワーコンディショナ3から給電路(自立給電路)13への出力を強制的に停止させる。
また、充放電用パワーコンディショナ5は、停電検知部で停電などの電力系統6の異常が検知されると、給電路13への出力を一旦停止し、系統側開閉器111を遮断した後で給電路13の電圧(実効値)を一定に維持する定電圧制御を開始する。そのため、電力系統6の異常が発生すると、少なくとも充放電用パワーコンディショナ5および電力系統6から給電路13への電力供給は一時的に停止する。さらに、充放電用パワーコンディショナ5は、復電検知部113で電力系統6の復旧(復電)が検知されると、給電路13への出力を一旦停止し、系統側開閉器111を接続した後で連系運転を再開する。
さらに本実施形態では、電力系統6の正常時(連系運転時)においても、発電用パワーコンディショナ3が最大電力点追従制御を行い、充放電用パワーコンディショナ5が定電圧制御を行っている。発電用パワーコンディショナ3は、最大電力点追従制御時においては、給電路13の電圧を検出し当該電圧に合わせて電流を出力する電流制御を行うことになるので、給電路13上の基準となる電圧がなくなると電流制御(最大電力点追従制御)を継続できない。
したがって、電力系統6の異常が発生して充放電用パワーコンディショナ5および電力系統6から給電路13への電力供給が停止すると、発電用パワーコンディショナ3は、基準となる給電路13の電圧がなくなるため給電路13への出力を停止する。これにより、発電用パワーコンディショナ3は、電力系統6の異常時(自立運転時)における単独運転を防止している。同様に、電力系統6の復旧時にも、充放電用パワーコンディショナ5および電力系統6から給電路13への電力供給が一時的に停止するので、発電用パワーコンディショナ3は、給電路13への出力を一時的に停止する。
ここで、本実施形態の電力供給システム1の具体的な回路構成の一例を図6に示す。図6の例では、自立出力端32,52(図1参照)および自立側開閉器37,57(図1参照)の図示を省略し、また分電盤12(図5参照)の図示も省略している。
図6の電力供給システム1は、発電用パワーコンディショナ3の連系出力端31が発電側開閉器112を介して給電路13に接続されている点、および充放電用パワーコンディショナ5の連系出力端51が給電路13に接続されている点で実施形態1と相違する。また、図6に示す電力供給システム1は、充放電用パワーコンディショナ5が残容量監視部59を有し、制御部55が残容量監視部59の出力に基づいて発電側開閉器112を開閉制御する点でも、実施形態1とは相違する。図6においては、残容量監視部59は、DCDCコンバータ53における蓄電池4側の入力端間に接続され、蓄電池4の両端電圧を計測することにより蓄電池4の残容量を監視し、結果を制御部55に出力するよう構成されている。
次に、本実施形態の電力供給システム1の動作について説明する。
まず、電力系統6の正常時(非停電時)においては、切替盤11は系統側開閉器111と発電側開閉器112との両方が接続状態にある。このとき、電力系統6と発電用パワーコンディショナ3と充放電用パワーコンディショナ5とはいずれも給電路13を介して分電盤12に接続されており、発電用パワーコンディショナ3および充放電用パワーコンディショナ5は連系運転を行う。
一方、電力系統6に停電等の異常が発生すると、充放電用パワーコンディショナ5は、停電検知部の検知結果(異常)を受けて給電路13への出力を停止し、これに伴って、発電用パワーコンディショナ3も給電路13への出力を停止する。このとき、充放電用パワーコンディショナ5は、切替盤11に制御信号を出力して、系統側開閉器111を遮断(オフ)し、電力系統6と分電盤12とを解列する。
その後、充放電用パワーコンディショナ5は、自立運転に切り替わり給電路13の電圧(実効値)を一定に維持する定電圧制御を開始し、電力系統6と略同じ周波数且つ振幅の交流波形を給電路13に出力する。これにより、発電用パワーコンディショナ3は、給電路13から電力系統6が遮断された状態で、充放電用パワーコンディショナ5の出力電圧を擬似系統(基準電圧)とみなし、連系運転時と同様に最大電力点追従制御により給電路13への出力を開始する。つまり、発電用パワーコンディショナ3は、給電路13から電力系統6が遮断された自立運転時においても、連系運転時と同様に連系運転モードにて動作する。
この状態(自立運転時)において、発電用パワーコンディショナ3は太陽電池2の発電電力が最大となるように最大電力点追従制御を行い、充放電用パワーコンディショナ5は給電路13の電圧が一定となるように定電圧制御を行う。すなわち、発電用パワーコンディショナ3からの出力電力(生成電力)が、負荷9での消費電力(負荷電力)よりも大きい場合、充放電用パワーコンディショナ5は、生成電力と負荷電力との差分である余剰電力を用いて蓄電池4を充電する。ここで、生成電力および負荷電力は変動するので、負荷電力がゼロの場合を考慮して、蓄電池4としては、充電時の最大許容電力が生成電力の最大値以上である蓄電池を用いることが望ましい。これにより、充放電量パワーコンディショナ5は、自立運転時において負荷電力がゼロであったとしても、生成電力を全て蓄電池4の充電に使用することができる。一方、生成電力が負荷電力よりも小さい場合、充放電用パワーコンディショナ5は、負荷電力と生成電力との差分である不足電力を蓄電池4の放電電力で補う。
さらに自立運転時、充放電用パワーコンディショナ5は、残容量監視部59で監視されている蓄電池4の残容量が上限値以上になると、制御信号により発電側開閉器112を遮断(オフ)して発電用パワーコンディショナ3と給電路13とを解列する。これにより、発電用パワーコンディショナ3から給電路13への出力である生成電力がゼロになるので、充放電用パワーコンディショナ5は、負荷電力を全て蓄電池4の放電電力で補う。放電により蓄電池4の残容量が減って上限値未満になると、充放電用パワーコンディショナ5は、発電側開閉器112を接続(オン)して発電用パワーコンディショナ3から給電路13への出力を再開させる。
また、電力系統6が復旧(復電)すると、充放電用パワーコンディショナ5は、復電検知部113の検知結果(復電)を受けて給電路13への出力を停止し、これに伴って、発電用パワーコンディショナ3も給電路13への出力を停止する。このとき、充放電用パワーコンディショナ5は、切替盤11に制御信号を出力して、系統側開閉器111を接続(オン)し、電力系統6と分電盤12とを接続する。さらに、充放電用パワーコンディショナ5は、発電側開閉器112が遮断されている場合には、発電側開閉器112についても接続状態に戻す。
その後、充放電用パワーコンディショナ5は、連系運転に切り替わり給電路13の電圧(実効値)を一定に維持する定電圧制御を開始し、電力系統6と略同じ周波数且つ振幅の交流波形を給電路13に出力する。また、発電用パワーコンディショナ3は、電力系統6から給電路13への供給電圧を基準とし、自立運転時と同様に連系運転モードにて動作し最大電力点追従制御により給電路13への出力を開始する。
以上説明した本実施形態の構成によれば、連系運転・自立運転の切替が切替盤11によって行われるのであって、発電用パワーコンディショナ3の制御部35は、連系運転・自立運転の別にかかわらず常に連系運転モードにて動作できる。ここで、一般に流通しているパワーコンディショナは、連系運転モードでは最大電力点追従制御を行い、自立運転モードでは負荷の動作電圧を確保するために、出力電圧を所定の目標値に維持する定電圧制御を行う。したがって、本実施形態の構成によれば、電力供給システム1は、一般に流通しているパワーコンディショナを発電用パワーコンディショナ3として用いることができる。要するに、本実施形態の構成では、発電用パワーコンディショナ3は、常に連系運転モードで動作できるので、切替盤11にて連系運転・自立運転のどちらに切り替わっても、最大電力点追従制御を行うことになる。
また、自立運転時において、充放電用パワーコンディショナ5は、蓄電池4の残容量が上限値以上になると、発電用パワーコンディショナ3から給電路13への出力を停止させるので、蓄電池4の過充電を防止することができる。すなわち、蓄電池4が満充電状態にあれば、発電用パワーコンディショナ3から給電路13への出力は停止するので、充放電用パワーコンディショナ5は、余剰電力によって蓄電池4を満充電状態からさらに充電することを防止できる。
なお、電力供給システム1は、発電用パワーコンディショナ3を1台に限らず複数台備えていてもよい。この場合、発電用パワーコンディショナ3の各々に接続される発電装置としては、太陽電池2に限らず、燃料電池など太陽電池2以外の発電装置が含まれていてもよい。発電用パワーコンディショナ3が複数台ある場合、発電側開閉器112は各発電用パワーコンディショナ3ごとに設けられ、充放電用パワーコンディショナ5は、自立運転時に蓄電池4の残容量が所定の上限値以上になると全ての発電側開閉器112を遮断する。
さらに、発電用パワーコンディショナ3が複数台ある場合、蓄電池4としては、充電時の最大許容電力が、発電用パワーコンディショナ3から給電路13への出力電力(生成電力)の総和の最大値以上である蓄電池を用いることが望ましい。これにより、充放電用パワーコンディショナ5は、自立運転時において、負荷9での消費電力(負荷電力)がゼロであったとしても、蓄電池4が満充電状態にない限りは生成電力を蓄電池4の充電に使用することができる。
また、電力供給システム1は、系統側開閉器111と発電側開閉器112とを上述したように切替盤11に収納することは必須ではなく、個々別々に切替装置として備えていてもよい。さらに、系統側開閉器111および発電側開閉器112は分電盤12内に設けられていてもよく、この場合、電力系統6と発電用パワーコンディショナ3と充放電用パワーコンディショナ5とは、分電盤12に接続された給電路13に対して直接接続される。
なお、充放電用パワーコンディショナ5は、停電(電力系統6の異常)については内蔵の停電検知部で検知し、復電については外付けの復電検知部113で検知しているが、この構成に限らず、停電と復電との両方を外付けの復電検知部113で検知してもよい。
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態3)
本実施形態の電力供給システム1は、発電用パワーコンディショナ3が自立運転時に自立出力端32からの出力電圧を一定に維持する定電圧制御を行う点で実施形態1の電力供給システム1と相違する。以下、実施形態1と同様の構成については共通の符号を付して適宜説明を省略する。
本実施形態では、発電用パワーコンディショナ3は、図7に示すように自立出力端32の電圧を検出する電圧検出部353を備え、電圧検出部353の出力が制御部35に入力されている。図7の例では、電圧検出部353はDCACコンバータ34におけるスイッチング素子341,342の接続点と、スイッチング素子343,344の接続点との間の電圧を検出している。
発電用パワーコンディショナ3の制御部35は、電圧検出部353の検出電圧(検出結果)に基づいて電力変換器(DCDCコンバータ33およびDCACコンバータ34)30を制御し、自立出力端32の電圧を一定に維持する定電圧制御を実現する。つまり、制御部35は、所定の目標値に電圧検出部353の検出電圧を維持するように、検出電圧が目標値よりも小さければ出力を大きくし、検出電圧が目標値よりも大きければ出力を小さくするように電力変換器30を動作させる。
なお、発電用パワーコンディショナ3は、連系運転時には最大電力点追従制御を行うので、図7では図示を省略するが実施形態1で説明した電圧検出部351および電流検出部352も備えている。
また、本実施形態では、充放電用パワーコンディショナ5は実施形態1と同様に、自立運転時において、蓄電池4の充放電を切り替えることにより、自立給電路8の電圧(実効値)を一定に維持する定電圧制御を行う。ただし、充放電用パワーコンディショナ5の定電圧制御用の目標値(以下、「第2の目標値」という)は、発電用パワーコンディショナ3の定電圧制御用の目標値(以下、「第1の目標値」という)よりも小さく設定されている。
次に、電力系統6の異常時(自立運転時)における本実施形態の電力供給システム1の動作について説明する。
すなわち、発電用パワーコンディショナ3および充放電用パワーコンディショナ5は、電力系統6の異常を検知すると、自動的に自立運転に切り替わり、自立側開閉器37,57を接続して自立給電路8を介して互いに接続される。この状態で、発電用パワーコンディショナ3は自立出力端32からの出力電圧が第1の目標値となるように定電圧制御を行い、充放電用パワーコンディショナ5は自立給電路8の電圧が第2の目標値となるように定電圧制御を行う。
発電用パワーコンディショナ3から自立給電路8への出力電力(以下、「生成電力」という)が、自立給電路8に接続されている負荷9での消費電力(以下、「負荷電力」という)よりも大きい場合、負荷電力は全て生成電力で賄われる。このとき、発電用パワーコンディショナ3は、定電圧制御を行うことにより、自立給電路8の電圧を第1の目標値に維持するように動作するので、充放電用パワーコンディショナ5の電圧検出部551の検出電圧は第2の目標値(<第1の目標値)より大きくなる。
そのため、充放電用パワーコンディショナ5は、充放電回路50を充電モードで動作させ、自立給電路8から入力される交流電力を直流電力に変換して蓄電池4に出力することにより、蓄電池4を充電する。ここでは、充放電用パワーコンディショナ5は、電圧検出部551の検出電圧と第2の目標値との差分が大きいほど蓄電池4への出力が大きくなるように、検出電圧と第2の目標値との差分の大きさに応じて出力電力の大きさを変化させる。
一方、生成電力が負荷電力よりも小さくなると、発電用パワーコンディショナ3は、定電圧制御を行うものの、過負荷状態となり自立給電路8の電圧を第1の目標値に維持することができず、自立給電路8の電圧が第1の目標値から低下する。これにより、電圧検出部551の検出電圧が第2の目標値より小さくなると、充放電用パワーコンディショナ5は、充放電回路50を放電モードで動作させ、蓄電池4から入力される直流電力を交流電力に変換して自立給電路8に出力し、蓄電池4を放電する。ここでは、充放電用パワーコンディショナ5は、電圧検出部551の検出電圧と第2の目標値との差分が大きいほど自立給電路8への出力が大きくなるように、検出電圧と第2の目標値との差分の大きさに応じて出力電力の大きさを変化させる。
また、電圧検出部551の検出電圧が第2の目標値と一致するときには、充放電用パワーコンディショナ5は、充放電回路50の動作を停止し、蓄電池4の充電、放電をいずれも停止する。
このように、本実施形態の電力供給システム1においては、第2の目標値が第1の目標値よりも小さく設定されていることにより、電力系統6の異常時、太陽電池2の発電電力が十分にあれば、基本的に充放電用パワーコンディショナ5は蓄電池4を充電する。また、日射量の低下や消費電力の大きな負荷9が接続されたことに起因して太陽電池2の発電電力が負荷9の消費電力を下回った場合には、充放電用パワーコンディショナ5は蓄電池4を放電することで、負荷9へ安定して電力供給できる。
なお、充放電用パワーコンディショナ5は、たとえば「97V±2V」というように、ある程度の幅を有する第2の目標値が設定されていてもよい。この場合、充放電用パワーコンディショナ5は、検出電圧が第2の目標値の上限(ここでは99V)を超えると充放電回路50を充電モードで動作させ、検出電圧が第2の目標値の下限(ここでは95V)を下回ると充放電回路50を放電モードで動作させる。充放電用パワーコンディショナ5は、検出電圧が第2の目標値の上限と下限との間の範囲内にあれば充放電回路50の動作を停止する。ただし、この場合の第2の目標値は、上限値が第1の目標値(たとえば100V)よりも小さく設定される。
以上説明した構成の電力供給システム1によれば、充放電用パワーコンディショナ5は、第2の目標値が第1の目標値よりも小さく設定されていることにより、自立運転時、太陽電池2の発電電力が十分にあれば、基本的に蓄電池4を充電する。したがって、充放電用パワーコンディショナ5は、負荷9の消費電力が太陽電池2の発電電力を上回るときには、蓄電池4に蓄えた電力を用いて負荷9を動作させることができる。そのため、自立運転時に使用可能な負荷9は、消費電力が発電用パワーコンディショナ3の最大出力を超える負荷であってもよく、負荷の選択の自由度が高くなる。さらに、日射量の低下や消費電力の大きな負荷9が接続されたことに起因して太陽電池2の発電電力が負荷9の消費電力を下回ることがあっても、充放電用パワーコンディショナ5により負荷9への電力供給を継続可能であり、負荷9へ安定して電力供給できる。
しかも、一般に流通しているパワーコンディショナは、自立運転時、負荷の動作電圧を確保するために、出力電圧を所定の目標値に維持する定電圧制御を行う。そのため、本実施形態の電力供給システム1では、一般に流通しているパワーコンディショナを発電用パワーコンディショナ3として用いることができる。要するに、一般的なパワーコンディショナを発電用パワーコンディショナとして備えた既設の電力供給システムに、蓄電池4および充放電用パワーコンディショナ5を付加することにより、上述した電力供給システム1を実現することができる。
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
ところで、発電用パワーコンディショナ3が自立運転時に最大電力点追従制御を行う実施形態1,2と、発電用パワーコンディショナ3が自立運転時に定電圧制御を行う実施形態3とでは、充放電用パワーコンディショナ5の構成自体は共通である。ただし、実施形態3においては、充放電用パワーコンディショナ5の定電圧制御用の目標値(第2の目標値)は、発電用パワーコンディショナ3の定電圧制御用の目標値(第1の目標値)よりも小さく設定される必要がある。
そこで、充放電用パワーコンディショナ5は、たとえばディップスイッチからなる操作部(図示せず)と、操作部の操作に応じて目標値の設定値を切り替える切替部58(図7参照)とを備え、操作部の操作により目標値を切替可能に構成されていてもよい。これにより、充放電用パワーコンディショナ5は、発電用パワーコンディショナ3に合わせて目標値を切り替えることにより、いずれの発電用パワーコンディショナ3にも対応可能となる。つまり、充放電用パワーコンディショナ5は、負荷9に合わせて決められた第1の設定値を目標値とすることにより、自立運転時に最大電力点追従制御を行う発電用パワーコンディショナ3に対応可能となる。一方、充放電用パワーコンディショナ5は、第1の目標値よりも小さく設定された第2の設定値(第2の目標値)を目標値とすることにより、自立運転時に定電圧制御を行う発電用パワーコンディショナ3に対応可能となる。
また、切替部58は、自立運転開始時における自立給電路8への発電用パワーコンディショナ3からの出力に応じて目標値を自動的に切り替えるように構成されていてもよい。具体的には、充放電用パワーコンディショナ5は、自立側開閉器57における自立出力端52との接続点の電圧を検出する検出器(図示せず)を有し、自立運転開始時の検出器の検出電圧(検出結果)に応じて発電用パワーコンディショナ3の制御方式を判断する。ここで、切替部58は、自立運転開始時、自立側開閉器57を遮断(開放)した状態で検出器にて電圧が検出されれば定電圧制御、電圧が検出されなければ最大電力点追従制御であると発電用パワーコンディショナ3の制御方式を判断する。
すなわち、発電用パワーコンディショナ3は、最大電力点追従制御を行う場合には、自立運転開始時、最適点(最大電力点)をサーチするため、自立給電路8への印加電圧を徐々に上げていくよう動作する。これに対し、定電圧制御を行う場合には、発電用パワーコンディショナ3は、自立運転開始時から自立給電路8に所定の電圧(第1の目標値)を印加する。そのため、発電用パワーコンディショナ3の制御方式は、自立運転開始時における発電用パワーコンディショナ3から自立給電路8への印加電圧の有無により判断可能である。
1 電力供給システム
2 太陽電池
3 発電用パワーコンディショナ
4 蓄電池
5 充放電用パワーコンディショナ
50 充放電回路
55 制御部
551 電圧検出部
58 切替部
59 残容量監視部
8 自立給電路
9 負荷

Claims (9)

  1. 太陽電池からの電力を変換して電力系統と連系する連系運転および電力系統から切り離される自立運転を切替可能な発電用パワーコンディショナと、前記自立運転時に前記発電用パワーコンディショナからの電力供給路になる自立給電路に接続される充放電用パワーコンディショナとを備え、
    前記充放電用パワーコンディショナは、蓄電池の充放電を行う充放電回路と、前記自立給電路の電圧を検出する電圧検出部と、前記自立運転時において前記電圧検出部の検出電圧が所定の目標値となるように前記充放電回路を制御する制御部とを有し、
    前記制御部は、前記検出電圧が前記目標値より大きければ前記自立給電路からの電力で前記蓄電池を充電し、前記検出電圧が前記目標値より小さければ前記蓄電池からの電力を前記自立給電路に供給するように前記充放電回路を制御することを特徴とする電力供給システム。
  2. 前記発電用パワーコンディショナは、前記自立運転時において前記太陽電池から最大出力を取り出す最大電力点追従制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の電力供給システム。
  3. 前記発電用パワーコンディショナは、前記自立運転時において前記自立給電路への出力電圧を第1の目標値に維持する定電圧制御を行い、前記充放電用パワーコンディショナは前記電圧検出部の検出電圧を前記目標値としての第2の目標値に維持するように前記充放電回路を制御し、前記第2の目標値は前記第1の目標値より小さく設定されていることを特徴とする請求項1に記載の電力供給システム。
  4. 前記目標値は所定の幅を有しており、前記制御部は、前記検出電圧が前記目標値の上限より大きければ前記自立給電路からの電力で前記蓄電池を充電し、前記検出電圧が前記目標値の下限より小さければ前記蓄電池からの電力を前記自立給電路に供給し、前記検出電圧が前記目標値の上限と下限との間の範囲内にあれば前記充放電回路が動作を停止するように、前記充放電回路を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力供給システム。
  5. 前記充放電用パワーコンディショナは、前記自立運転時において前記蓄電池の残容量が所定の上限値以上になると、前記発電用パワーコンディショナから前記自立給電路への出力を停止させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電力供給システム。
  6. 前記充放電用パワーコンディショナは、前記目標値を第1の設定値と第2の設定値とで切り替える切替部をさらに有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電力供給システム。
  7. 前記切替部は、前記自立運転開始時における前記発電用パワーコンディショナから前記自立給電路への出力に応じて前記目標値を前記第1の設定値と前記第2の設定値とで自動的に切り替えることを特徴とする請求項6に記載の電力供給システム。
  8. 太陽電池からの電力を変換して電力系統と連系する連系運転および電力系統から切り離される自立運転を切替可能な発電用パワーコンディショナが接続された給電路であって、前記自立運転時に前記発電用パワーコンディショナからの電力供給路になる自立給電路に接続され、
    蓄電池の充放電を行う充放電回路と、前記自立給電路の電圧を検出する電圧検出部と、前記自立運転時において前記電圧検出部の検出電圧が所定の目標値となるように前記充放電回路を制御する制御部とを有し、
    前記制御部は、前記検出電圧が前記目標値より大きければ前記自立給電路からの電力で前記蓄電池を充電し、前記検出電圧が前記目標値より小さければ前記蓄電池からの電力を前記自立給電路に供給するように前記充放電回路を制御することを特徴とする充放電用パワーコンディショナ。
  9. 前記目標値を第1の設定値と第2の設定値とで切り替える切替部をさらに有し、当該切替部は、前記自立運転開始時における前記発電用パワーコンディショナから前記自立給電路への出力に応じて前記目標値を前記第1の設定値と前記第2の設定値とで自動的に切り替えることを特徴とする請求項8に記載の充放電用パワーコンディショナ。
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