JP2012515637A5

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Publication number: JP2012515637A5
Application number: JP2011548215A
Authority: JP
Filing date: 2010-01-26
Publication date: 2013-03-14
Anticipated expiration: 2030-01-26

Claims

ステント（２４）を編組する方法であって：
（ａ）いくつかの細長いフィラメント（２０）であって、それぞれが、対向する両端部と、対向する両端部の間の中間部分とを有するフィラメント、を提供するステップと；
（ｂ）いくつかの引張型または一定力編組用キャリア（１４，１１０）を提供するステップと；
（ｃ）対向する基端（４６）および先端（４４）を有する編組用マンドレル（２２）であって、該編組用マンドレル（２２）の先端に周方向に間隔をおいて配置されたいくつかの固定突出部（４８）を含んでなる編組用マンドレル（２２）、を提供するステップと；
（ｄ）フィラメントのうちの１つの中間部分を、固定突出部（４８）のうちの１つに対して固定可能なように配置するステップと；
（ｅ）その１つのフィラメントの対向する両端部のうちの一方を、引張型または一定力編組用キャリア（１４，１１０）のうちの１つに対して固定するステップと；
（ｆ）その１つのフィラメントの対向する両端部のうちの他方を、異なる第２の引張型または一定力編組用キャリア（１４）に対して固定するステップと；
（ｇ）フィラメントの中間部分全てが固定突出部（４８）のうちの異なる１つに対して固定可能なように配置されるまで、かつ、いくつかのフィラメントのそれぞれの端部が引張型または一定力編組用キャリア（１４，１１０）のうちの異なる１つに対して固定されるまで、ステップ（ｄ）〜（ｆ）を繰り返すステップと；
（ｈ）引張型または一定力編組用キャリア（１４，１１０）をマンドレル（２２）の周りで移動させるステップと；
（ｉ）フィラメント（２０）を編組して編組ステント（２４）を形成するために、引張型または一定力編組用キャリア（１４，１１０）の動きに対してほぼ垂直な方向（Ｌ）にマンドレル（２２）を長手方向に前進させるステップと、を含んでなり、
ステップ（ｆ）は、その１つのフィラメント（２０）が第２の引張型または一定力編組用キャリア（１４）へ巻き取られることなく実施されることを特徴とする、方法。
ステップ（ｈ）は、引張型または一定力編組用キャリアを、略円運動かつ蛇行運動でマンドレルの周面の周りを移動させることを含む、請求項１に記載の方法。
引張型または一定力編組用キャリアはそれぞれ伸縮自在のキャリアフィラメントを含んでなることと、さらに、
ステップ（ｅ）は、１つのフィラメントの対向する両端部のうちの一方を引張型または一定力編組用キャリアのうちの１つの伸縮自在のキャリアフィラメントに対して固定することを含み、かつ、ステップ（ｆ）は、１つのフィラメントの対向する両端部のうちの他方を第２の引張型または一定力編組用キャリアの伸縮自在のキャリアフィラメントに対して固定することを含むこととを特徴とする、請求項１に記載の方法。
引張型または一定力編組用キャリアはそれぞれホイールを含んでなることと、引張型または一定力編組用キャリアの伸縮自在のキャリアフィラメントはホイールの周りに巻きつけられることとを特徴とする、請求項３に記載の方法。
引張型または一定力編組用キャリアからフィラメントへと一定の張力を付与するステップであって、該一定の張力は１．１ニュートン（０．２５重量ポンド）〜２２．２ニュートン（５重量ポンド）であるステップをさらに含んでなる、請求項１に記載の方法。
マンドレルは複数の溝部を含んでなることと、さらに、フィラメントはステップ（ｈ）〜（ｉ）の編組中に溝部の中に配置されることとを特徴とする、請求項１に記載の方法。
編組用マンドレルの先端の固定突出部は、フック、ピン、タブ、スクリュー、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項１に記載の方法。
編組用マンドレルの先端の固定突出部はマンドレルから取り外し可能である、請求項１に記載の方法。
ステップ（ｈ）〜（ｉ）は、フィラメントが編組されて、マンドレルの一部分であってマンドレルの基端付近の部分に達するまで、継続されることを特徴とし、かつ、フィラメントをマンドレルの該部分に対して固定すると同時にフィラメントを１．１ニュートン（０．２５重量ポンド）〜２２．２ニュートン（５重量ポンド）の張力の下に維持するステップと、フィラメントがマンドレルに配置されている間にフィラメントを熱処理するステップとをさらに含んでなる、請求項６に記載の方法。
マンドレルは、第１の直径を有する第１の部分および第２の直径を有する第２の部分を含んでなることと、第１の直径は第２の直径とは異なることと、前記第１および第２の部分全体に溝部が配置されることとを特徴とし、さらに、引張型または一定力編組用キャリアからフィラメントへと張力を付与して、交差している編組フィラメントの間の編組角度が第１および第２の部分においてほぼ等しくなるようにするステップを含んでなり、マンドレルは第１の部分および第２の部分の間に移行部分をさらに含んでなることと、さらに、編組角度は第１の部分、移行部分および第２の部分においてほぼ等しいこととを特徴とする、請求項６に記載の方法。
フィラメントはニチノールを含んでなる金属フィラメントである、請求項１に記載の方法。
ステップ（ｅ）は、その１つのフィラメントがその１つの引張型または一定力編組用キャリアに巻き取られることなく実施される、請求項１に記載の方法。
いくつかのステントフィラメント（２０）からステント（２４）を編組するためのマンドレル（２２）であって：
基端（４６）から先端（４４）に向かって長手方向に延びる外側表面と周長とを有する筒状部材と、
先端（４４）において周長に沿って配置された複数の固定突出部（４８）と、
基端（４６）と固定突出部（４８）との間において筒状部材の外側表面から突起した複数の突出部（５２，５６）と、
を備える、マンドレル。
隣接する突起した突出部は、ステントフィラメントの少なくとも１つを受承するためのチャネルを形成する、請求項１３に記載のマンドレル。
突起した突出部の少なくとも１つは、四角錐の形状をなす、請求項１３に記載のマンドレル。
突起した突出部の少なくとも１つは、頂部が切断されているかまたは丸みを帯びている上部を有する、請求項１３に記載のマンドレル。
固定突出部は、スクリュー、ピン、タブおよび移動止めからなる群から選択される、請求項１３に記載のマンドレル。
固定突出部の少なくとも１つは、丸面を有する突起タブである、請求項１３に記載のマンドレル。
筒状部材は先端側部分および長手方向に延びる部分を含み、先端側部分は先端と長手方向に延びる部分との間にあり、長手方向に延びる部分は先端側部分と基端との間にある、請求項１３に記載のマンドレル。
先端側部分は長手方向に延びる部分よりも大きい直径を有する、請求項１９に記載のマンドレル。
先端側部分と長手方向に延びる部分との間に移行領域をさらに含む、請求項１９に記載のマンドレル。