JP6072973B1 - テンポラリーステントの製造方法 - Google Patents
テンポラリーステントの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6072973B1 JP6072973B1 JP2016206952A JP2016206952A JP6072973B1 JP 6072973 B1 JP6072973 B1 JP 6072973B1 JP 2016206952 A JP2016206952 A JP 2016206952A JP 2016206952 A JP2016206952 A JP 2016206952A JP 6072973 B1 JP6072973 B1 JP 6072973B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pin
- pins
- fixing
- wires
- procedure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 257
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 75
- 238000009940 knitting Methods 0.000 claims abstract description 62
- 238000010791 quenching Methods 0.000 claims abstract description 47
- 230000000171 quenching effect Effects 0.000 claims abstract description 47
- 238000009954 braiding Methods 0.000 claims description 52
- 238000009941 weaving Methods 0.000 claims description 25
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 15
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 claims description 11
- 241000287463 Phalacrocorax Species 0.000 claims 2
- 210000004204 blood vessel Anatomy 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 210000000056 organ Anatomy 0.000 description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 5
- 208000037265 diseases, disorders, signs and symptoms Diseases 0.000 description 4
- 229910001285 shape-memory alloy Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000002473 artificial blood Substances 0.000 description 3
- 201000010099 disease Diseases 0.000 description 3
- PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N Nickel Chemical compound [Ni] PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 210000001367 artery Anatomy 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 2
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000002966 stenotic effect Effects 0.000 description 2
- 238000001356 surgical procedure Methods 0.000 description 2
- 206010002329 Aneurysm Diseases 0.000 description 1
- 229910017535 Cu-Al-Ni Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910017773 Cu-Zn-Al Inorganic materials 0.000 description 1
- 208000031481 Pathologic Constriction Diseases 0.000 description 1
- 208000007536 Thrombosis Diseases 0.000 description 1
- RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N Titanium Chemical compound [Ti] RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000017531 blood circulation Effects 0.000 description 1
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000004049 embossing Methods 0.000 description 1
- 210000003238 esophagus Anatomy 0.000 description 1
- 210000000232 gallbladder Anatomy 0.000 description 1
- 230000023597 hemostasis Effects 0.000 description 1
- KHYBPSFKEHXSLX-UHFFFAOYSA-N iminotitanium Chemical compound [Ti]=N KHYBPSFKEHXSLX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 210000000936 intestine Anatomy 0.000 description 1
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 1
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910001000 nickel titanium Inorganic materials 0.000 description 1
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
- 230000036262 stenosis Effects 0.000 description 1
- 208000037804 stenosis Diseases 0.000 description 1
- 229910052715 tantalum Inorganic materials 0.000 description 1
- GUVRBAGPIYLISA-UHFFFAOYSA-N tantalum atom Chemical compound [Ta] GUVRBAGPIYLISA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000010936 titanium Substances 0.000 description 1
- 229910052719 titanium Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 1
- 210000003708 urethra Anatomy 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Images
Abstract
Description
さ、口径あるいは角度に対応して正確に内挿でき、かつ適切な拡張力を保持するための高い精度が求められており、精度良く製造することが難しいという問題があった。
本発明の一実施形態にかかるテンポラリーステントの製造方法において製造されるテンポラリーステント100は、図1に示される。テンポラリーステント100は、複数のワイヤーWが組紐状に編み込まれて形成されており、本実施形態においては、10本のワイヤーWを用いて製造されている。また、テンポラリーステント100は、円筒状の本体部101と、末端部102と、を備える。本実施形態の末端部102は、隣り合う2本のワイヤーW同士がワイヤーWの末端まで捩られて形成されている。また、本体部101は、ワイヤーWが編み込まれて形成された編み込み部分10であり、末端部102は、ワイヤーWが捩られて形成された捩り部分20である。
(第一実施形態)
次に、本発明の第一実施形態にかかるテンポラリーステントの製造方法について説明する。本実施形態においては、前述したテンポラリーステント100を製造する場合について説明する。なお、本実施形態の製造方法で形成される編み込み部分10を編み込み部分10aとする。
編み込み工程について、図5〜図13を参照して説明する。編み込み工程は、図5、図6に示された編み込み具300を用いて行われる。図5は、編み込み具300を示す図であり、図6(a)は編み込み具300の要部を拡大して示す図、図6(b)は後述する編み込み棒301に固定ピンFが固定された状態を示す平面図、図6(c)は後述する回転台302に回転ピンRが固定された状態を示す平面図である。
まず、編み込み具300にワイヤーWを掛けて初期状態(図7)とし、製造の準備を行う。初期状態とするには、まず、固定ピンFにワイヤーWをかける。ワイヤーWは両端に不図示のおもりが取り付けられており、さらに、二つ折りにされて、編み込み棒301の周方向において同じ位置に固定された固定ピンF及び回転ピンR(例えば、固定ピンF1及び回転ピンR1)をまたぐように、二つ折りにされた二つ折り部分(W1c〜W10c)が固定ピンF1〜F10に掛けられる。
次に、第一手順を行う。第一手順により、図7の初期状態から、図8の第一手順後の状態となる。第一手順は、以下のステップAを周方向他方側に一周して、編み込み棒301に固定された全ての固定ピンFにおいてステップAを行う。ステップAの手順は、隣り合う固定ピンF同士の間に垂れている2本のワイヤーWのうち、一方側の固定ピンFに掛けられたワイヤーWの他方側部分と、他方側の固定ピンに掛けられたワイヤーWの一方側部分とを、他方側部分が径方向外側になるように交差させて、さらに、他方側の固定ピンに掛けられたワイヤーWが初期状態において跨いでいる回転ピンRの他方側に、他方側部分を掛け、一方側の固定ピンに架けられたワイヤーWが初期状態において跨いでいる回転ピンRの一方側に、一方側部分を掛けるというものである。
次に、第二手順を行う。第二手順では、回転台302を、他方側に半ピン分回転させて編み込み棒301に固定する。具体的には、貫通孔322に螺合されたねじを緩ませて回転台302を半ピン分、反時計回り(図8における紙面右方向)に回転させて、再びねじ締めをして回転台302を編み込み棒301に固定する。なお、本実施形態では回転ピンRが10本であることから、半ピン分の回転角度は18°である。第二手順により、図8の第一手順後の状態から、図9の第二手順後の状態となり、隣り合う固定ピンF同士の周方向中間位置に回転ピンRが位置する。
続いて、第三手順を行う。第三手順により、図9の第二手順後の状態から、図10の第三手順後の状態となる。第三手順は、以下のステップBを周方向一方側又は他方側に一周して、回転台302に固定された全ての回転ピンRにおいてステップBを行う。ステップBの手順は、隣り合う回転ピンR同士の間に垂れている2本のワイヤーWのうち、一方側の回転ピンRに沿って垂れているワイヤーWが径方向外側になるように2本のワイヤーWを交差させて、他方側の回転ピンRに沿って垂れているワイヤーWのみを一方側の回転ピンRの一方側に掛けるというものである。
次に、第四手順を行う。第四手順では、回転台302を、他方側に半ピン分回転させて編み込み棒301に固定する。具体的には、貫通孔322に螺合されたねじを緩ませて回転台302を半ピン分(本実施形態においては半ピン分の回転角度は18°)反時計回り(図10における紙面右方向)に回転させて、再びねじ締めをして回転台302を編み込み棒301に固定する。第四手順により、図10の第三手順後の状態から、図11の第四手順後の状態となり、固定ピンFと回転ピンRは周方向同じ位置に位置している。
続いて、第五手順を行う。第五手順により、図11の第四手順後の状態から、図12の第五手順後の状態となる。第五手順は、以下のステップCを周方向一方側又は他方側に一周して、回転台302に固定された全ての回転ピンRにおいてステップCを行う。ステップCの手順は、隣り合う回転ピンR同士の間に垂れている2本のワイヤーWのうち、他方側の回転ピンRに沿って垂れているワイヤーWのみを、一方側の回転ピンの一方側に掛けるというものである。
編み込み工程の次に、末端処理工程を行う。末端処理工程では、隣り合うワイヤーW同士を捩って捩り部分20を作成して、複数のワイヤーWの末端を処理する。
末端処理工程に続いて、焼き入れ工程を行う。焼き入れ工程により、組み紐状に編み込まれた複数のワイヤーWを熱処理することで、複数のワイヤーWが所定の形状に記憶される。
次に、本発明の第二実施形態にかかるテンポラリーステントの製造方法について説明する。本実施形態のテンポラリーステントの製造方法は、第一実施形態に示した編み込み工程において、第一手順を変更し、さらに、第二手順〜第五手順の順序を変更してテンポラリーステントを製造するものである。なお、本実施形態の製造方法で形成される編み込み部分10を編み込み部分10bとする。
本実施形態の第一手順は、以下のステップDを周方向一方側に一周して、編み込み棒301に固定された全ての固定ピンFにおいてステップDを行う。ステップDの手順は、隣り合う固定ピンF同士の間に垂れている2本のワイヤーWのうち、一方側の固定ピンFに掛けられたワイヤーWの他方側部分と、他方側の固定ピンに掛けられたワイヤーWの一方側部分とを、一方側部分が径方向外側になるように交差させて、さらに、他方側の固定ピンに掛けられたワイヤーWが初期状態において跨いでいる回転ピンRの他方側に、他方側部分を掛け、一方側の固定ピンに架けられたワイヤーWが初期状態において跨いでいる回転ピンRの一方側に、一方側部分を掛けるというものである。
本実施形態の第二手順〜第五手順は、第一実施形態の第二手順〜第五手順と、それぞれの操作は同一であるが、実施する順序が第一実施形態とは異なる。すなわち、第二手順、第五手順、第四手順、第三手順の順に、編み込み部分10bが所定の長さになるまで繰り返す。また、末端処理工程以降の工程は、第一実施形態と同様の手順で行うことができる。
次に、本発明の第三実施形態にかかるテンポラリーステントの製造方法について説明する。本実施形態においては、前述したテンポラリーステント200Cを製造する場合について説明する。前述した実施形態と同じ構成については同じ符号を付し、また、同じ手順については説明を省略する。なお、テンポラリーステント200Cは10本のワイヤーWにより製造されている。なお、本実施形態の製造方法で形成される編み込み部分10を編み込み部分10cとする。
本実施形態の編み込み工程について、図3、図15〜図18を参照して説明する。
初期状態とするには、まず、図16に示すように、固定ピンFにワイヤーWをかける。ワイヤーWは編み込み棒の周方向において同じ位置に固定された固定ピンF及び回転ピンRをまたぐように、二つ折りにされた二つ折り部分Wc(W1c〜W10c)が固定ピンFに掛けられる。具体的には、図16に示すように、固定ピンFa、Fc、Fe、Fg、Fiに掛けられたワイヤーWは回転ピンR1、R3、R5、R7、R9をまたぐように掛けられ、固定ピンF1b、Fd、Ff、Fh、Fjに掛けられたワイヤーWも同様に、回転ピンR1、R3、R5、R7、R9をまたぐように掛けられる。すなわち、初期状態においては、どのワイヤーWも回転ピンR2、R4、R6、R8、R10をまたいでいない。
次に、第一手順を行う。第一手順により、図16の初期状態から、図17の第一手順後の状態となる。第一手順は、以下のステップEを周方向一方側又は他方側に一周して、回転ピンRから離れた側(軸方向上側)に固定された全ての固定ピンFにおいてステップEを行う。ステップEは、固定ピンFのうち回転ピンRから離れた側に固定された固定ピンFに掛けられたワイヤーWであり、かつ、周方向に隣り合う固定ピンF同士の間に垂れている2本のワイヤーWのうち、一方側の固定ピンFに掛けられたワイヤーWの他方側部分と、他方側の固定ピンFに掛けられたワイヤーWの一方側部分とを、一方側部分が径方向外側になるように交差させて、周方向に隣り合う固定ピン同士の周方向中間位置に固定された回転ピンの、一方側に一方側部分を掛け、他方側に他方側部分を掛けるというものである。
第二手順〜第五手順は、前述した第一実施形態と同様の手順で行うことができ、2段目、3段目の交差部分が形成される。第五手順後の状態は、図18に示すとおりである。また、第二手順〜第五手順を、編み込み部分10aが所定の長さになるまで繰り返す。末端処理以降の工程は、第一実施形態と同様の手順で行うことができる。
次に、本発明の第四実施形態にかかるテンポラリーステントの製造方法について説明する。本実施形態のテンポラリーステントの製造方法は、第二実施形態に示した編み込み工程において、第一手順を変更し、また、第二実施形態と同様に、第一実施形態の第二手順〜第五手順の順序を変更して製造するものである。前述した実施形態と同じ構成については同じ符号を付し、また、同じ手順については説明を省略する。
本実施形態の第一手順は、以下のステップGを周方向一方側又は他方側に一周して、回転ピンRから離れた側(軸方向上側)に固定された全ての固定ピンFにおいてステップGを行う。ステップGは、固定ピンFのうち回転ピンRから離れた側に固定された固定ピンFに掛けられたワイヤーWであり、かつ、周方向に隣り合う固定ピンF同士の間に垂れている2本のワイヤーWのうち、一方側の固定ピンFに掛けられたワイヤーWの他方側部分と、他方側の固定ピンFに掛けられたワイヤーWの一方側部分とを、他方側部分が径方向外側になるように交差させて、周方向に隣り合う固定ピン同士の周方向中間位置に固定された回転ピンの、一方側に一方側部分を掛け、他方側に他方側部分を掛けるというものである。なお、本実施形態では、「(周方向)一方側」を左側、「(周方向)他方側」を右側とする。
本実施形態の第二手順〜第五手順は、第一実施形態の第二手順〜第五手順と、それぞれの操作は同一であるが、実施する順序が第一実施形態とは異なる。すなわち、第二手順、第五手順、第四手順、第三手順の順に、編み込み部分が所定の長さになるまで繰り返す。また、末端処理以降の工程は、第一実施形態と同様の手順で行うことができる。
次に、本発明の第五実施形態にかかるテンポラリーステントの製造方法について説明する。本実施形態においては、前述したテンポラリーステント200Dを製造する場合について説明する。前述した実施形態と同じ構成については同じ符号を付し、また、同じ手順については説明を省略する。なお、テンポラリーステント200Dは、ワイヤーWを10本用いて製造されているものとする。なお、本実施形態の製造方法で形成される編み込み部分10を編み込み部分10dとする。
本実施形態の編み込み工程について、図4、図19、図20を参照して説明する。図4は、本実施形態の編み込み工程により作成された編み込み部分10dの一部を拡大してワイヤーWの公差状態を模式的に示す図である。また、図19は、編み込み棒301Dに固定ピンF及び型付けピンMが固定された状態を示す図であり、図20は、本実施形態の編み込み工程における編み込み具300DとワイヤーWの状態を模式的に示す図である。
編み込み具300DにワイヤーWを掛け、編み込み工程の初期状態とする。初期状態とするには、まず、固定ピンF1〜F10にワイヤーW1〜W10をかける。このとき、ワイヤーW1〜W10の二つ折り部分を固定ピンF1〜F10にかける。そして、ワイヤーWの左側部分Wa(W1a〜W10a)をそれぞれ、固定ピンF1〜F10と型付けピンM1a〜M10aの間に通して配索し、ワイヤーWの右側部分Wb(W1b〜W10b)をそれぞれ、固定ピンF1〜F10と型付けピンM1b〜M10bの間に通して配索する。さらに、前述した実施形態と同様に、ワイヤーW1〜W10はそれぞれ、回転ピンR1〜R10をまたぐように配置される。このとき、ワイヤーW1〜W10はそれぞれ軸方向に沿って垂れている。すなわち、図7は型付けピンMを用いない実施形態を示す図であるが、ワイヤーW、回転ピンRは図7と同様の状態となる。
101、201 本体部
102、204 末端部
300 編み込み具
301 編み込み棒
302 回転台
303 支持台
10、10a〜10d 編み込み部分
20 捩り部分
W、W1〜W10 ワイヤー
W1a〜W10a 左側部分(一方側部分)
W1b〜W10b 右側部分(他方側部分)
Wd、W1d〜W10d アール部分
F、F1〜F10、Fa〜Fj 固定ピン
R、R1〜R10 回転ピン
M、M1a〜M10a、M1b〜M10b 型付けピン
Claims (5)
- 複数のワイヤーが組み紐状に編み込まれたテンポラリーステントの製造方法であって、
編み込み具を用いて、複数の前記ワイヤーを組み紐状に編み込んで編み込み部分を作成する編み込み工程と、
複数の前記ワイヤーの隣り合うワイヤー同士を捩って捩り部分を作成して、複数の前記ワイヤーの末端を処理する末端処理工程と、
組み紐状に編み込まれた複数の前記ワイヤーを熱処理して複数の前記ワイヤーが所定の形状に記憶される焼き入れ工程と、を備え、
前記編み込み具は、円柱状の編み込み棒と、前記編み込み棒の周方向に等間隔で固定され、かつ、複数の前記ワイヤーと同数の固定ピンと、前記周方向に回転可能かつ、前記編み込み棒の所定位置に固定可能な回転台と、前記回転台の径方向に突出して前記回転台の周方向に等間隔に固定され、かつ、複数の前記ワイヤーと同数の回転ピンと、を備え、
前記編み込み工程の初期状態において、複数の前記固定ピンと複数の前記回転ピンとを、それぞれ、前記編み込み棒の周方向において同じ位置に、かつ、前記編み込み棒の軸方向に所定間隔をあけて配置し、二つ折りにされた複数の前記ワイヤーを、前記周方向において同じ位置に配置された前記固定ピンと前記回転ピンとをまたぐように、前記固定ピンのそれぞれに掛け、
前記編み込み工程が、
隣り合う前記固定ピン同士の間に垂れている2本の前記ワイヤーのうち、一方側の前記固定ピンに掛けられた前記ワイヤーの他方側部分と、他方側の前記固定ピンに掛けられた前記ワイヤーの一方側部分とを、前記他方側部分が前記径方向外側になるように交差させて、さらに、前記他方側の前記固定ピンに掛けられた前記ワイヤーが前記初期状態において跨いでいる前記回転ピンの前記他方側に、前記他方側部分を掛け、前記一方側の前記固定ピンに架けられた前記ワイヤーが前記初期状態において跨いでいる前記回転ピンの前記一方側に、前記一方側部分を掛けるステップAを、前記隣り合う固定ピンのうちの前記他方側の前記固定ピンと、さらに前記他方側に隣り合う前記固定ピンとの間で前記ステップAを引き続き行うように前記周方向他方側に一周して、前記編み込み棒に固定された全ての前記固定ピンにおいて前記ステップAを行う第一手順と、
前記回転台を、前記他方側に半ピン分回転させて前記編み込み棒に固定する第二手順と、
隣り合う前記回転ピン同士の間に垂れている2本の前記ワイヤーのうち、前記一方側の前記回転ピンに沿って垂れている前記ワイヤーが前記径方向外側になるように前記2本のワイヤーを交差させて、前記他方側の前記回転ピンに沿って垂れている前記ワイヤーのみを前記一方側の回転ピンの前記一方側に掛けるステップBを、前記隣り合う回転ピンのうちの前記一方側の前記回転ピンと、さらに前記一方側に隣り合う前記回転ピンとの間で前記ステップBを引き続き行うか、前記隣り合う回転ピンのうち前記他方側の前記回転ピンと、さらに前記他方側に隣り合う前記回転ピンとの間で前記ステップBを引き続き行うように、前記周方向一方側又は他方側に一周して、前記回転台に固定された全ての前記回転ピンにおいて前記ステップBを行う第三手順と、
前記回転台を、前記他方側に半ピン分回転させて前記編み込み棒に固定する第四手順と、
隣り合う前記回転ピン同士の間に垂れている2本の前記ワイヤーのうち、前記他方側の前記回転ピンに沿って垂れている前記ワイヤーのみを、前記一方側の前記回転ピンの前記一方側に掛けるステップCを、前記隣り合う回転ピンのうちの前記一方側の前記回転ピンと、さらに前記一方側に隣り合う前記回転ピンとの間で前記ステップCを引き続き行うか、前記隣り合う回転ピンのうち前記他方側の前記回転ピンと、さらに前記他方側に隣り合う前記回転ピンとの間で前記ステップCを引き続き行うように前記周方向一方側又は他方側に一周して、前記回転台に固定された全ての前記回転ピンにおいて前記ステップCを行う第五手順と、を有し、
前記編み込み部分が所定の長さなるまで、前記第二手順、前記第三手順、前記第四手順、及び、前記第五手順を繰り返すことを特徴とするテンポラリーステントの製造方法。 - 請求項1に記載の編み込み工程における第一手順に代えて、
隣り合う前記固定ピン同士の間に垂れている2本の前記ワイヤーのうち、一方側の前記固定ピンに掛けられた前記ワイヤーの他方側部分と、他方側の前記固定ピンに掛けられた前記ワイヤーの一方側部分とを、前記一方側部分が前記径方向外側になるように交差させて、さらに、前記他方側の前記固定ピンに掛けられた前記ワイヤーが前記初期状態において跨いでいる前記回転ピンの前記他方側に、前記他方側部分を掛け、前記一方側の前記固定ピンに架けられた前記ワイヤーが前記初期状態において跨いでいる前記回転ピンの前記一方側に、前記一方側部分を掛けるステップDを、前記隣り合う固定ピンのうちの前記一方側の前記固定ピンと、さらに前記一方側に隣り合う前記固定ピンとの間で前記ステップDを引き続き行うように前記周方向一方側に一周して、前記編み込み棒に固定された全ての前記固定ピンにおいて前記ステップDを行う手順を第一手順とし、
続いて、請求項1に記載の第二手順、第五手順、第四手順、及び、第三手順の順に繰り返すことを特徴とするテンポラリーステントの製造方法。 - 複数のワイヤーが組み紐状に編み込まれたテンポラリーステントの製造方法であって、
編み込み具を用いて、複数の前記ワイヤーを組み紐状に編み込んで編み込み部分を作成する編み込み工程と、
複数の前記ワイヤーの隣り合うワイヤー同士を捩って捩り部分を作成して、複数の前記ワイヤーの末端を処理する末端処理工程と、
組み紐状に編み込まれた複数の前記ワイヤーを熱処理して複数の前記ワイヤーが所定の形状に記憶される焼き入れ工程と、を備え、
前記編み込み具は、円柱状の編み込み棒と、前記編み込み棒に固定され、かつ、複数の前記ワイヤーと同数の固定ピンと、前記周方向に回転可能かつ、前記編み込み棒の所定位置に固定可能な回転台と、前記回転台の径方向に突出して前記回転台の周方向に等間隔に固定され、かつ、複数の前記ワイヤーと同数の回転ピンと、を備え、
前記固定ピンが、その半数が前記編み込み棒の周方向に等間隔で固定されるとともに、残りの半数が、前記等間隔で固定された半数の固定ピンから、前記軸方向にかつ前記回転ピン側に、所定間隔をあけてそれぞれ固定され、
前記編み込み工程の初期状態において、複数の前記固定ピンを、複数の前記回転ピンのうち、一つおきに並んだ前記回転ピンと前記周方向において同じ位置に、かつ、前記編み込み棒の軸方向に所定間隔をあけて配置し、二つ折りにされた複数の前記ワイヤーを、前記周方向において同じ位置に配置された前記固定ピンと前記回転ピンとをまたぐように、前記固定ピンのそれぞれに掛け、
前記固定ピンのうち前記回転ピンから離れた側に固定された固定ピンに掛けられた前記ワイヤーであり、かつ、前記周方向に隣り合う前記固定ピン同士の間に垂れている2本の前記ワイヤーのうち、一方側の前記固定ピンに掛けられた前記ワイヤーの他方側部分と、他方側の前記固定ピンに掛けられた前記ワイヤーの一方側部分とを、前記一方側部分が前記径方向外側になるように交差させて、前記周方向に隣り合う固定ピン同士の周方向中間位置に固定された前記回転ピンの、前記一方側に前記一方側部分を掛け、前記他方側に前記他方側部分を掛けるステップEを、前記隣り合う固定ピンのうちの前記一方側の前記固定ピンと、さらに前記一方側に隣り合う前記固定ピンとの間で前記ステップEを引き続き行うか、または、前記隣り合う固定ピンのうちの前記他方側の前記固定ピンと、さらに前記他方側に隣り合う前記固定ピンとの間で前記ステップEを引き続き行うように前記周方向一方側又は他方側に一周して、前記回転ピンから離れた側に固定された全ての前記固定ピンにおいて前記ステップEを行う手順を第一手順と、
前記回転台を、前記他方側に半ピン分回転させて前記編み込み棒に固定する第二手順と、
隣り合う前記回転ピン同士の間に垂れている2本の前記ワイヤーのうち、前記一方側の前記回転ピンに沿って垂れている前記ワイヤーが前記径方向外側になるように前記2本のワイヤーを交差させて、前記他方側の前記回転ピンに沿って垂れている前記ワイヤーのみを前記一方側の回転ピンの前記一方側に掛けるステップBを、前記隣り合う回転ピンのうちの前記一方側の前記回転ピンと、さらに前記一方側に隣り合う前記回転ピンとの間で前記ステップBを引き続き行うか、前記隣り合う回転ピンのうち前記他方側の前記回転ピンと、さらに前記他方側に隣り合う前記回転ピンとの間で前記ステップBを引き続き行うように、前記周方向一方側又は他方側に一周して、前記回転台に固定された全ての前記回転ピンにおいて前記ステップBを行う第三手順と、
前記回転台を、前記他方側に半ピン分回転させて前記編み込み棒に固定する第四手順と、
隣り合う前記回転ピン同士の間に垂れている2本の前記ワイヤーのうち、前記他方側の前記回転ピンに沿って垂れている前記ワイヤーのみを、前記一方側の前記回転ピンの前記一方側に掛けるステップCを、前記隣り合う回転ピンのうちの前記一方側の前記回転ピンと、さらに前記一方側に隣り合う前記回転ピンとの間で前記ステップCを引き続き行うか、前記隣り合う回転ピンのうち前記他方側の前記回転ピンと、さらに前記他方側に隣り合う前記回転ピンとの間で前記ステップCを引き続き行うように前記周方向一方側又は他方側に一周して、前記回転台に固定された全ての前記回転ピンにおいて前記ステップCを行う第五手順と、を有し、
前記編み込み部分が所定の長さなるまで、前記第二手順、前記第三手順、前記第四手順、及び、前記第五手順を繰り返すことを特徴とするテンポラリーステントの製造方法。 - 請求項3に記載の編み込み工程における第一手順に代えて、
前記固定ピンのうち前記回転ピンから離れた側に固定された固定ピンに掛けられた前記ワイヤーであり、かつ、前記周方向に隣り合う前記固定ピン同士の間に垂れている2本の前記ワイヤーのうち、一方側の前記固定ピンに掛けられた前記ワイヤーの他方側部分と、他方側の前記固定ピンに掛けられた前記ワイヤーの一方側部分とを、前記他方側部分が前記径方向外側になるように交差させて、前記周方向に隣り合う固定ピン同士の周方向中間位置に固定された前記回転ピンの、前記一方側に前記一方側部分を掛け、前記他方側に前記他方側部分を掛けるステップGを、前記隣り合う固定ピンのうちの前記一方側の前記固定ピンと、さらに前記一方側に隣り合う前記固定ピンとの間で前記ステップGを引き続き行うか、または、前記隣り合う固定ピンのうちの前記他方側の前記固定ピンと、さらに前記他方側に隣り合う前記固定ピンとの間で前記ステップGを引き続き行うように前記周方向一方側又は他方側に一周して、前記回転ピンから離れた側に固定された全ての前記固定ピンにおいて前記ステップGを行う手順を第一手順とし、
続いて、請求項3に記載の第二手順、第五手順、第四手順、及び、第三手順の順に繰り返すことを特徴とするテンポラリーステントの製造方法。 - 前記固定ピンの前記周方向両側に、かつ、前記固定ピンとの間に前記ワイヤーを配索可能な程度に離隔して配置された型付けピンが、前記編み込み棒にさらに固定され、
前記ワイヤーが、前記編み込み工程において、前記固定ピンに掛けられるとともに、前記固定ピンと前記型付けピンとの間を通り、前記型付けピンの下側の一部分に沿って配索されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のテンポラリーステントの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016206952A JP6072973B1 (ja) | 2016-10-21 | 2016-10-21 | テンポラリーステントの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016206952A JP6072973B1 (ja) | 2016-10-21 | 2016-10-21 | テンポラリーステントの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6072973B1 true JP6072973B1 (ja) | 2017-02-01 |
JP2018064876A JP2018064876A (ja) | 2018-04-26 |
Family
ID=57937503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016206952A Active JP6072973B1 (ja) | 2016-10-21 | 2016-10-21 | テンポラリーステントの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6072973B1 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09173469A (ja) * | 1995-12-27 | 1997-07-08 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 管腔ステント及びその製造方法 |
JP2001522691A (ja) * | 1997-11-18 | 2001-11-20 | シュナイダー(ヨーロッパ)ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 人体内、特に血管内に植込むためのステント |
JP2009501049A (ja) * | 2005-07-15 | 2009-01-15 | 株式会社スタンダードサイテック | ステントおよびその製造方法 |
JP2010279809A (ja) * | 2002-11-15 | 2010-12-16 | Boston Scientific Ltd | 網目状ステントおよびその製造方法 |
JP2012515637A (ja) * | 2009-01-26 | 2012-07-12 | ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッド | 非外傷性ステントならびに同ステントを製造するための方法および装置 |
-
2016
- 2016-10-21 JP JP2016206952A patent/JP6072973B1/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09173469A (ja) * | 1995-12-27 | 1997-07-08 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 管腔ステント及びその製造方法 |
JP2001522691A (ja) * | 1997-11-18 | 2001-11-20 | シュナイダー(ヨーロッパ)ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 人体内、特に血管内に植込むためのステント |
JP2010279809A (ja) * | 2002-11-15 | 2010-12-16 | Boston Scientific Ltd | 網目状ステントおよびその製造方法 |
JP2009501049A (ja) * | 2005-07-15 | 2009-01-15 | 株式会社スタンダードサイテック | ステントおよびその製造方法 |
JP2012515637A (ja) * | 2009-01-26 | 2012-07-12 | ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッド | 非外傷性ステントならびに同ステントを製造するための方法および装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018064876A (ja) | 2018-04-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20210145616A1 (en) | Collapsible medical device having an open lumen | |
JP5777012B2 (ja) | 屈曲特性の良好なステントの製造方法及びそのステント | |
JP2022180588A (ja) | 減少した短縮および反跳を有するステントデバイスおよびその製造方法 | |
JP2006506201A (ja) | メッシュ状構造を有した医療用インプラントの製造方法ならびにこの製造方法によって得られたインプラント | |
JP6418238B2 (ja) | 生体内留置部材およびその製造方法 | |
KR20170084214A (ko) | 스텐트 보철 | |
JP2023106141A (ja) | ステント | |
WO2016114039A1 (ja) | ステントおよびステントグラフト | |
JP2014526294A (ja) | ステント、及びステントを配送カテーテル内に挿入する方法 | |
JP6072973B1 (ja) | テンポラリーステントの製造方法 | |
KR101735702B1 (ko) | 셀 확장이 용이한 스텐트와 그 제조방법 | |
CN108495605A (zh) | 支架和医疗机器 | |
JP6171719B2 (ja) | ステント加工治具及びステントの製造方法 | |
JPH1066730A (ja) | 管腔ステント及びその製造方法 | |
JP2023148363A (ja) | ステント、ステントグラフト | |
AU2014388753B2 (en) | Flexible stent | |
JP2002233579A (ja) | 金属製ステントの製造法 | |
KR101109719B1 (ko) | 확장식 스텐트 | |
CN219439316U (zh) | 取栓支架 | |
US11224529B2 (en) | Tubular knitted stents | |
JP2021154121A (ja) | ステントの製造方法 | |
WO2022054895A1 (ja) | ステント及びステントの製造方法 | |
JP6617994B2 (ja) | 端部の抵抗力が強化された医療用ステントの製造方法及びそのステント | |
KR101119621B1 (ko) | 스텐트 | |
JP2011160915A (ja) | ステント及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20161124 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161206 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161228 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6072973 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |