JP2012513340A - 側壁剪断分離層 - Google Patents

側壁剪断分離層 Download PDF

Info

Publication number
JP2012513340A
JP2012513340A JP2011543490A JP2011543490A JP2012513340A JP 2012513340 A JP2012513340 A JP 2012513340A JP 2011543490 A JP2011543490 A JP 2011543490A JP 2011543490 A JP2011543490 A JP 2011543490A JP 2012513340 A JP2012513340 A JP 2012513340A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shear
bead
layer
tire
carcass layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011543490A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5406940B2 (ja
Inventor
ベンジャミン カプラン
ファニー ホスデズ
セバスティアン リゴ
Original Assignee
ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン
ミシュラン ルシェルシュ エ テクニーク ソシエテ アノニム
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン, ミシュラン ルシェルシュ エ テクニーク ソシエテ アノニム filed Critical ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン
Publication of JP2012513340A publication Critical patent/JP2012513340A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5406940B2 publication Critical patent/JP5406940B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C9/00Reinforcements or ply arrangement of pneumatic tyres
    • B60C9/02Carcasses
    • B60C9/14Carcasses built-up with sheets, webs, or films of homogeneous material, e.g. synthetics, sheet metal, rubber
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C1/00Tyres characterised by the chemical composition or the physical arrangement or mixture of the composition
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C15/00Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap
    • B60C15/06Flipper strips, fillers, or chafing strips and reinforcing layers for the construction of the bead
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C17/00Tyres characterised by means enabling restricted operation in damaged or deflated condition; Accessories therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C9/00Reinforcements or ply arrangement of pneumatic tyres
    • B60C9/02Carcasses
    • B60C9/10Carcasses the reinforcing cords within each carcass ply arranged in a crossing relationship
    • B60C9/11Woven, braided, or knitted plies
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C9/00Reinforcements or ply arrangement of pneumatic tyres
    • B60C9/02Carcasses
    • B60C9/12Carcasses built-up with rubberised layers of discrete fibres or filaments

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

圧縮空気式タイヤでは、肩部剪断層及びビード部剪断層の対が、カーカス層の少なくとも軸方向片側に置かれる。実施例は、10%(MA10)での引張弾性率が、カーカス層軸方向内側面の外側に置かれる側壁部品を構成する全エラストマー組成物のうちの最低のMA10の110%以下である、エラストマー組成物で構成される、及び/又は、MA10が25MPa〜100MPaである、短繊維補強エラストマー組成物で構成される、1つ以上の剪断層、並びに/若しくは、MA10が、側壁ビード部部品を構成する全エラストマー組成物のうちの最高のMA10の110%以下である、エラストマー組成物で構成されるビード部剪断層を含む。挟み衝撃領域内の模範的な肩部剪断層及びビード部剪断層は、タイヤの内部を挟んで反対側にある。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般に、タイヤ側壁構造に関し、より具体的に、挟み衝撃からのタイヤの損傷を最小限にするための側壁内の剪断分離層に関する。
本明細書で用いられる場合、挟み衝撃は、タイヤの肩部がタイヤのビード部に接触するか、又は、ほぼ接触するように、タイヤのトレッド部分が衝撃を受ける際に生じ得るタイヤ条件を記述する。そのような条件では、タイヤの側壁は、肩部がビード部に接触するか又はほぼ接触するように、バックルで締め付けられるか、又は、それ自体の上に折り畳まれる。そのような挟み込みの間に、タイヤ複合構造のゴム混合物及びカーカス層は、リムと障害物又はタイヤの通過経路内の他の機構との間で圧縮される。タイヤに利用されるゴム系の材料は実質的に圧縮不可能であるので、ゴムは、挟み込みを生じさせる力にほぼ垂直な方向に伸びる。そのような伸びは、ポアソン効果として知られている。ゴムの伸びは、変位としてカーカス層コードに移され、強い衝撃等のある条件下で、カーカス層コードは、コードが切断される破断強さを超えて、変形を被り得る。
挟み衝撃からのそのような損傷により、多くの場合、カーカス層コードが、2つの異なる場所に、タイヤの肩部内、タイヤのビード部内のどちらか、又は、それらの両方に分断されることになることが観察されている。コードのそのような分断は、コードがタイヤの保全性に寄与するので、望ましくない。破壊されるコードの数に応じて、タイヤは、変形又は切断又は損傷が十分に激しい場合、タイヤの収縮を示し得る。
一般に、タイヤのトレッド部分への強い衝撃を生じさせる質の悪い道路条件又は他の要因は、挟み衝撃に寄与し得る。例えば、舗装されていない又は舗装が不十分な道路は、挟み衝撃をまねき得る様々な穴又は他の突然の高さの変化を有し得る。同様に、残骸又は他の障害物を含む道路により、タイヤが道路内のそのような障害物に突き当たる際に、挟み衝撃が生じ得る。従って、激しいタイヤの挟み込みをまねく条件が予期又は予想される道路表面に対して、ラジアル層の破壊に対してより耐性のあるタイヤが望まれている。
本発明の特定の実施形態は、挟み衝撃からの損傷への耐性が増した圧縮空気式のタイヤを含み、そのような実施形態は、タイヤの肩部及びビード部内に1つ以上の剪断層を有する。特定の実施形態は、肩部剪断層の対を有する圧縮空気式のタイヤを含み、その対の1つは、それぞれ各側壁に位置し、各々の前記剪断層は、カーカス層の少なくとも軸方向片側に置かれ、肩部剪断層は、側壁からクラウンに向かって伸びている。そのようなタイヤは、ビード部剪断層の対を更に含み得る。その対の1つは、それぞれ各側壁に位置し、各ビード部剪断層は、カーカス層の少なくとも軸方向片側に置かれ、ビード部剪断層は、側壁からビードコアに向かって伸びている。
特定の実施形態は、10%(MA10)で計測される引張弾性率が、カーカス層の軸方向内側の外側に置かれる側壁部品を構成する全エラストマー組成物のうちの最低のMA10として選択されるMA10の110%以下である、エラストマー組成物で構成される剪断層のうちの少なくとも1つを含む。タイヤの挟み衝撃領域内の肩部剪断層とビード部剪断層は、タイヤの内部を挟んで互いに反対側にある。
特定の実施形態は、10%(MA10)で計測される引張弾性率が、カーカス層の軸方向外側の側壁ビード部部品を構成する全エラストマー組成物のうちの最高のMA10として選択されるMA10の110%以下である、エラストマー組成物で構成されるビード部剪断層のうちの少なくとも1つを含み得る。
特定の実施形態は、10%(MA10)で計測される引張弾性率が25MPa〜100MPaである、単繊維補強エラストマー組成物で構成される肩部剪断層及びビード部剪断層の対のうちの少なくとも1つを含み得る。
特定の実施形態は、側壁からクラウン層の半径方向内側の位置へ、クラウン層及び/又はビード部分剪断層の軸方向末端から既定の距離dだけ伸びる肩部剪断層、及並びに/若しくは、タイヤの軸方向に垂直な方向に、ビードコアの中心から既定の距離hにある位置へ伸びるビード部分剪断層を含み得る。距離dは、例えば、少なくとも10mmであり得、高さhは、例えば、15mm以下であり得る。
特定の実施形態は、側壁に向かって、例えば、ビードコアの中心から少なくとも30mmにある点まで伸びるビード部剪断層を含み得るか、又は、クラウン層の軸方向末端からビード部に向かって、例えば、少なくとも20mmの距離にわたり伸びる肩部剪断層を含み得る。
本発明の上記の及び他の目的、特徴及び利点は、類似の参照番号が本発明の類似の部品を表している付属の図面で示されるような、本発明の特定の実施形態の以下のより詳細な記載から明らかになる。
本発明による圧縮空気式タイヤの代表的な実施形態の部分断面図である。 挟み込みを被っている図1に示されるタイヤの部分断面図である。
本発明の特定の実施形態は、挟み衝撃からの損傷に対する耐性が増した圧縮空気式タイヤを含む。様々な実施形態は、挟み衝撃損傷に対する耐性を与えるために、タイヤの側壁の様々な場所で与えられる剪断層を含む。そのような挟み衝撃による損傷は、例えば、カーカス層内の1つ以上のコードの破壊を含み得る。より具体的に、そのような実施形態では、剪断層は、タイヤの肩部及びビード部内において、タイヤが挟み衝撃条件にある場合に、タイヤの挟み衝撃領域内の肩部剪断層とビード部剪断層がタイヤ内部を挟んで互いに反対側にあるような位置に与えられる。
本明細書で用いられる場合、挟み衝撃は、タイヤの肩部がタイヤのビード部に接触するか又はほぼ接触するように、タイヤのトレッド部分が衝撃を受ける際に生じ得るタイヤ条件を記述する。従って、挟み衝撃を被るタイヤの挟み衝撃領域は、タイヤの肩部がタイヤのビード部分に接触するか又はほぼ接触する、タイヤの部分である。
剪断層は、挟み衝撃条件にあるタイヤから起こり得る損傷を最小限にする剪断分離層として働くと考えられる。カーカス層のコード及びそれらのコードを取り巻くゴム(エラストマー母材)は、異なる引張弾性率を有するので、タイヤが、挟み衝撃の際に極端な変形を被る場合、コードと、コードに接するゴム、つまり、カーカス層内のコードを包み込むゴムとの間の境界面で剪断が発現する。カーカス層の少なくとも片側に剪断層を配置することにより、境界面を分離することによる境界面での剪断が限定されると考えられる。剪断を分離すれば、挟み衝撃からのコードの損傷は、最小限にされる。
挟み衝撃によるタイヤの損傷に対する耐性が増加する剪断層は、1)タイヤの各側面の肩部領域内の、及び、2)タイヤの各側面のビード領域内の、カーカス層の少なくとも軸方向片側に置かれる。より具体的には、特定の実施形態は、カーカス層の軸方向内側に、カーカス層の軸方向外側に、又は、カーカス層の両側に位置する剪断層を含み得る。カーカス層の片側のみへの剪断層の配置を含むこれらの実施形態では、肩部剪断層とビード剪断層の配置は、カーカス層の同じ側であり得る。例えば、肩部剪断層とビード部剪断層の両方が、カーカス層の軸方向内側に、又は、カーカス層の反対側に位置する。特定の実施形態では、1つ以上の剪断層が、カーカス層の表面から、5mm以下だけ、又は代わりに、3mm以下だけ、又は1mm以下だけ分離され得る。より具体的には、これらの実施形態では、材料の介入層が、カーカス層の側面と、カーカス層の側面に隣接するが、その上ではない所に置かれる剪断層との間に含まれ得る。
特定の実施形態では、剪断層の一部分が、カーカス層の両側に剪断層を有し得るのに対し、剪断層の他の部分が、カーカス層の片側のみに剪断層を有し得ることに留意するべきである。例えば、ビード部剪断層は、カーカス層の両側にビード剪断層を含み得るのに対し、肩部剪断層は、カーカス層の片側のみに1つの肩剪断層を含み得る。
剪断層は、極めて薄く、幾つかの実施形態では、剪断層厚は、例えば、0.2mm〜2mmであり得、他の実施形態では、剪断層厚は、0.3mm〜1.5mm、0.3mm〜1mm、0.3mm〜0.7mm、又は、0.4mm〜0.7mmであり得る。剪断層は、カーカス層の向かい側に、例えば、タイヤ組立工程中にシートとして剪断層を置くことにより、又は、タイヤ組立工程中の押出成形により、又は、カーカス層との共押出により置かれ得る。全ての方法は、当業者に十分に知られている。
幾つかの実施形態では、剪断層は、全て同じ厚さを有するが、その事例である必要はないことに留意するべきである。1つ以上の剪断層は、他の剪断層とは異なる厚さを有し得る。更に、1つ以上の剪断層は、剪断層の長さにわたり、異なる厚さを有し得る。
本発明は、肩部剪断層とビード部剪断層として剪断層を記載し、そのような記載は、剪断層が、少なくともタイヤの肩領域及びビード領域で、カーカス層の上に及び/又はそれに隣接して置かれることを単に教示していることに留意するべきである。特定の実施形態は、例えば、カーカス層の1つ以上の側に、1つのビード領域から、クラウン領域を通り、他のビード領域までずっと連続剪断層を与えることを含み得る。他の実施形態は、例えば、ビード部から肩部層へビード剪断層を伸ばすことにより、ビード剪断層の開始端から、クラウン内の又はクラウン付近の肩剪断層の末端を通る連続的な剪断層を与えることを含み得る。
上記のように、本発明の特定の実施形態は、既定の場所に、既定の長さで、肩部剪断層とビード部剪断層を置いて、タイヤの挟み衝撃領域内の肩部剪断層とビード部剪断層が、タイヤ内部を挟んで互いに反対側にあることを確保する。
特定の実施形態では、肩部剪断層は、全て同じ長さを有し得、ビート部剪断層は、全て同じ長さを有し得る。従って、他の実施形態では、肩部剪断層の長さは、カーカス層の長さに沿って異なる場所で始まる、及び/又は、異なる場所で終わることにより異なり得る。その上、ビード部剪断層の長さは、カーカス層の長さに沿って異なる場所で始まる、及び/又は、異なる場所で終わることにより異なり得る。
特定の実施形態では、剪断層は、例えば、タイヤの構成に通常利用される組成物等のエラストマー組成物で構成され得る。剪断層は、以下に考察されるように、タイヤの他の側壁を構成する他のエラストマー組成物のMA10と比較して、10%伸張(MA10)での引張弾性率を基にして選択されるエラストマー組成物で構成され得るように定められている。
本明細書に用いられる場合、明細書及び請求項の両方で、そのような引張弾性率は、MPaで表記され、ASTM規格D412に従ってダンベル試験片上で、23℃の温度で計測される。これらの計測は、試験片の原断面積に基づいた、MPaでのセカント弾性係数である。一般に、MA10が高い材料は、硬い材料であり、MA10が低い材料は、軟らかい材料である。
従って、第2の材料よりも軟らかい材料は、MA10が第2の材料のMA10未満である材料である。第2の材料よりも「やや軟らかい」材料は、第2材料のMA10の110%以下、又は代わりに、107%以下、105%以下、103%以下、若しくは、第2材料のMA10に等しいMA10を有する材料である。
更に、剪断層は、カーカス層の軸方向内側面の外側に置かれるタイヤの他の側壁部品を構成する他のエラストマー組成物のMA10と比較して、MA10を基に選択されるエラストマー組成物で構成され得る。より具体的に、特定の実施形態において剪断層が構成され得る適切なエラストマー組成物は、a)カーカス層の軸方向内側面から軸方向外側の側壁部品を構成する最も軟らかい材料よりも軟らかいか、又は、やや軟らかいこと、若しくは、b)剪断層が位置するタイヤ断面内での、且つ、カーカス層の軸方向内側面から軸方向外側にある、側壁部品を構成する最も軟らかい材料よりも軟らかいか、又は、やや軟らかいことを特徴し得る組成物である。従って、内部ライナーは、剪断層材料を選択するための側壁部品と見なされるものとして、除外されることに留意するべきである。
例えば、ビード部剪断層は、いずれかの側壁部品(内部ライナーを考慮に入れない)を構成する最も軟らかい材料よりも軟らかい材料で、又は、ビード部部品(内部ライナーを考慮に入れない)を構成する最も軟らかい材料よりも軟らかい材料で構成され得る。加えて、肩部剪断層は、いずれかの側壁部品を構成する最も軟らかい材料よりも軟らかい材料で、又は、肩部部品(両方に対して、内部ライナーを考慮に入れない)を構成する最も軟らかい材料よりも軟らかい材料で構成され得る。
適切なエラストマー組成物が選択され得る別の基準は、ビード部剪断帯を選択することに該当する。ビード部剪断帯では、材料は、c)ビード部内の最も硬いエラストマー組成物よりも軟らかいか、又は、やや軟らかいものとして選択され得る。大抵のタイヤでは、最も硬いエラストマー組成物は、タイヤのビード充填剤を構成する組成物であり得る。
特定の実施形態の剪断帯を構成するのに適切なエラストマー組成物が選択され得る別の基準は、d)MA10が25MPa〜100MPa、又は代わりに、40MPa〜80MPA、45MPa〜75MPa又は50MPa〜70MPaである短繊維補強エラストマー組成物を特徴とし得る材料を選択することである。
短繊維補強エラストマー組成物は、エラストマーの1000重量部当たり1〜20重量部(phr)、又は代わりに、2phr〜15phr、3phr〜13phr又は5phr〜10phrを有する組成物である。短繊維は、例えば、アラミド、ガラス、ポリエステル、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリエチレンナフタラート(PEN)又はナイロンのような材料から構成され得る。1つ以上の異なる種類及び/又は長さの短繊維の混合物が、剪断層の特定の実施形態に加えられ得る。短繊維は、例えば、0.01〜5mm、又は代わりに、0.1〜5mm、0.5mm〜5mm若しくは1〜4mmの長さを有し得る。特定の実施形態では、ゴム組成物内に組み込まれ得る、あらゆる長さの短繊維が適切であり得る。
本発明による剪断層として適切な材料を選択するのに利用され得る手続の実施例は、内部ライナーを除いて、側壁、ビード部及び肩部の部品を構成する各エラストマー材料のMA10を得ることを含み得る。そのような部品は、例えば、側壁の外部薄皮、ビード充填剤、トレッド及びカーカス層のエラストマー母材を含み得る。次に、カーカス層のエラストマー母材は、通常、壁面内で最も軟らかい材料であるので、肩部剪断層及びビード部剪断層は、カーカス層のエラストマー母材よりも軟らかい材料で構成され得る。その上、肩部剪断層及び/又はビード部剪断層は、MA10が50MPaである短繊維補強エラストマー材料で構成され得る。代わりに、ビード部剪断層は、(通常、その事例であるように)ビード充填剤がタイヤのビード部内で最も硬い材料の場合、ビード充填剤よりも軟らかい材料から構成され得る。
本発明の特定の実施形態では、剪断層は、上に与えられた材料の選択についての制約a〜dが満足される限り、同じ材料で構成され得る。代わりに、1つ以上の剪断層は、上に与えられた制約a〜dが満足される限り、他の材料とは異なる材料で構成され得る。その上、1つ以上の剪断層の各々は、上に与えられた制約a〜dが満足される限り、剪断層の長さに従って異なる材料から、及び/又は、剪断層の長さに従って同じ材料から構成され得る。
剪断層を構成するのに適切なエラストマー組成物は、当業者に周知のようなタイヤ構造での利用に適している、それらのエラストマー組成物を含む。通常、そのようなエラストマー組成物は、天然ゴム、合成ジエンゴム又はそれらの組み合わせ等のジエン系ゴムに基づく。
ジエンエラストマー又はゴムは、ジエン単量体(共役型の又は非共役型の2つの二重炭素間結合を有する単量体)から少なくとも部分的に(即ち、同種重合体又は共重合体)生じる、それらのエラストマーを意味すると理解される。本質的に、不飽和ジエンエラストマーは、15mol%を超えるジエン源物質(共役ジエン)の部又はユニットの含有量を有する共役ジエン単量体から少なくとも部分的に生じる、それらのジエンエラストマーを意味すると理解される。本質的に不飽和のゴムエラストマー。
従って、例えば、ブチルゴム、ニトリルゴム又は、ジエンと、エチレン−プロピレンジエン三元重合体(EPDM)型又は酢酸エチレンビニル共重合体型のアルファオレフィンとの共重合体等のジエンエラストマーは、先の定義内にはなく、特に、「本質的に飽和した」ジエンエラストマー(ジエン源物質のユニットの低い又は極めて低い含有量、即ち、15mol%未満)として記載され得る。本発明の特定の実施形態は、本質的に、飽和ジエンエラストマーを含み得ない。
本質的に不飽和ジエンエラストマーの分類内に、高度不飽和ジエンエラストマーがあり、特に、50mol%を超えるジエン源物質(共役ジエン)のユニットの含有量を有するジエンエラストマーを意味すると理解される。本発明の特定の実施形態は、高度不飽和ジエンエラストマーのみに基づく剪断層を提供する。
本発明の特定の実施形態での利用に適したゴムエラストマーは、高度不飽和ジエンエラストマーを、例えば、ポリブタジエン(BR)、ポリイソプレン(IR)、天然ゴム(NR)、ブタジエン共重合体、イソプレン共重合体及びそれらのエラストマーの混合物を含む。
その上、本発明の特定の実施形態での利用に適しているのは、共重合体であり、例えば、ブタジエン−スチレン共重合体(SBR)、ブタジエン−イソプレン共重合体(BIR)、イソプレン−スチレン共重合体(SIR)及びイソプレン−ブタジエン−スチレン共重合体(SBIR)、それらの混合物、並びに/若しくは、他の本質的に不飽和の及び/又は高度に不飽和のゴムエラストマーとの混合物を含む、ゴムエラストマーである。
その上、本発明の特定の実施形態での利用に適しているのは、例えば、天然ゴム、合成シス−1,4ポリイソプレン、並びに、それらの混合物、及び/又は、他の本質的に不飽和の及び/又は高度に不飽和のゴムエラストマーとの混合物を含むゴムエラストマーである。これらの合成シス−1,4ポリイソプレンは、90mol%を超える、又は代わりに、98mol%を超えるシス−1,4結合を有することを特徴とし得る。
ジエンエラストマーに加えて、剪断層を構成するのに適したエラストマー組成物は、当業者に知られているような追加の成分を含み得る。そのような追加の成分として、例えば、補強充填材、結合剤、可塑剤、様々な処理補助剤、油増量剤、劣化防止剤又はそれらの組み合わせが挙げられ得る。適切な充填剤として、カーボンブラック並びに、シリカ、アルミナ、水酸化アルミニウム、粘土及び/又は炭酸カルシウム等の無機充填剤(「白色充填剤」)が挙げられる。エラストマー組成物として、例えば、硫黄、促進剤、酸化亜鉛及びステアリン酸を含む硫黄硬化系等の硬化系が更に挙げられ得るが、これらに限定されない。
ここでは、本発明の実施形態について詳細に述べられ、それらのうちの1つ以上の実施例が、図面に示される。各実施例は、本発明の説明のために与えられ、何らかの形で本発明の範囲を限定することを意味するものではない。考察の目的のために、模範的なタイヤの実施形態の半分のみが図に示されていることに留意するべきである。当業者は、本明細書に開示される教示内容を利用して、同じ又は実質的に類似の特徴が、タイヤの両側で繰り返されていることを理解するであろう。
ここで、図1に関して、上に考察されたような、ある不利な移動条件下での挟み衝撃に対して向上した耐性を与えるために、ここで更に記載されることになるような特徴を有する圧縮空気式ラジアルタイヤ10が与えられる。タイヤ10は、路面に接触するトレッド11を有する。トレッド11は、トレッド11の半径方向内側に位置するクラウン12により支えられ、クラウン12は、ベルト束又はクラウン層13を有し、外包を堅くし、向上された装着性と運転応答を与える。側壁14は、クラウン12の軸方向末端15から半径方向内側に方向に伸びる。タイヤ10の肩部18は、側壁14の上部に形成される。タイヤビード16は、壁面14の半径方向内側に位置し、円周方向に伸縮しないビードコア17を含む。タイヤのビード部19は、側壁14の下部に形成される。ビードコア17は、単一要素として示されているが、通常、ビード16を通して円周方向に置かれる金属製の撚り線の束を含み得る。タイヤ10は、タイヤの内面を形成し、膨張ガスがタイヤ10を通過するのを抑制する、内部ライナー26を更に含み得る。当業者は、本明細書に開示される教示内容を利用して、本発明が、添付の図1及び図2に示されるようなビード16、トレッド11、側壁14又はタイヤ10の正確な形状に限定されないことを理解するであろう。様々な異なる寸法及び形状のリム上にタイヤを備え付けるための他の実施形態は、本発明の範囲内にある。
圧縮空気式タイヤ10は、カーカス層21を更に含む。カーカス層21は、タイヤ10のビード16間で伸び、カーカス層末端22の対で終結する。各カーカス層末端22は、ビードコア17のうちの1つの周りをカーカス層21で包み込み、次に、側壁14に沿って半径方向外側方向に既定の距離にわたりカーカス層21を伸ばした後に、前記カーカス層を終結することにより形成される。カーカス層21は、ベルト束13の半径方向内側にある位置で、クラウン12を通り抜けるように伸びる。硬質ゴム組成物から成るビード充填剤23は、各ビード16の半径方向外側に置かれ、カーカス層末端22からカーカス層21を分離する。当業者に周知のように、ビード充填剤23とカーカス層末端22の配置及び寸法は、タイヤの設計基準により事前に定められ、これらの部品のいずれかの適切な幾何学形状は、本発明の範囲内にある。
通常、カーカス層21は、ゴム組成物の薄層等のエラストマー母材中に埋め込まれる複数の互いに平行な繊維コードで構成される。当業者に周知のように、カーカス層21は、通常、コードを互いに平行に置いてエラストマー母材中に包み込む、挟み加圧工程を利用して形成される。コードは、例えば、ポリエステル、ナイロン、アラミド、レーヨン又はこれらの繊維材料の組み合わせ等の材料から作製され得る。次に、カーカス層21は、コードが一般的にタイヤ10の側壁14に沿って半径方向に向けられるように配置される。より具体的に、タイヤ10の側壁14に沿って、カーカス層22のコードは、タイヤ10の回転軸に実質的に垂直である。
加えて、タイヤ10に、肩部18剪断層33、34及びビード部19剪断層31、32が与えられる。この模範的実施形態の肩部剪断層は、カーカス層21の軸方向外側に置かれる1つの肩部剪断層34と、カーカス層21の軸方向内側に置かれる1つの肩部剪断層33とを含む。同様に、ビード部剪断層は、カーカス層21の軸方向外側に置かれる1つのビード剪断層34と、カーカス層21の軸方向内側に置かれる1つのビード部剪断層33とを含む。
肩部剪断層33、34は、側壁14からベルト束13の半径方向内側の位置へ伸びる。特定の実施形態では、肩部剪断層は、クラウン12に向かって既定の距離dだけ伸び、半径方向内側ベルト13の軸方向末端27を通り過ぎる。特定の実施形態では、既定の距離dは、少なくとも10mmであるが、例えば、挟み衝撃以外の製造プロセス又はタイヤ性能の考慮等の他の考慮に応じて、長く又は短くあり得る。特定の実施形態では、肩部剪断層は、ベルト13の軸方向末端27からビード部19に向かって、少なくとも20mmである既定の距離にわたり伸びる。しかしながら、そのような距離は、本発明の範囲を限定するものとして与えられていない。
ビード部剪断層31、32は、側壁14からビード部19内の位置へ伸びる。特定の実施形態では、ビード部剪断層31、32は、側壁から、タイヤ10の軸方向に垂直な方向に、ビードコア17の中心から既定の距離hにある位置に伸びる。特定の実施形態では、既定の距離hは、15mm以下であるが、例えば、挟み衝撃以外の製造プロセス又はタイヤ性能の考慮等の他の考慮に応じて、長く又は短くあり得る。特定の実施形態では、ビード剪断層31、32は、側壁に向かって、ビードコア17の中心から少なくとも30mm以上にある点へ伸びる。しかしながら、そのような距離は、本発明の範囲を限定するようには与えられない。
図2は、挟み衝撃を被っている、図1に示されたタイヤの部分的断面図である。タイヤ10の挟み衝撃領域は、タイヤの肩部18がタイヤ10のビード部19に接触する、又は、ほぼ接触するタイヤのその部分である。肩部剪断バンド33、34及びビード部剪断バンド31、32は、本発明の特定の実施形態に従って、タイヤ内部を挟んで互いに反対側にある。従って、挟み衝撃領域を通過する軸方向に、ビードコア17の中心を通過する線から垂直に引かれる線41は、剪断バンドがタイヤ内部を挟んで互いに反対側にある場合、ビード部剪断バンドのうちの少なくとも1つと肩部剪断バンドの少なくとも1つとを通過することになる。
本発明は、単に説明として見なされるべきであり、何らかの形で本発明の範囲を限定するものではない、次の実施例により更に示される。実施例で開示される組成物の特性は、以下に記載されるように評価される。
引張弾性率(MPa)は、ASTM基準D412に基づいてダンベル試験片上で、23℃の温度で、10%(MA10)と100%(MA100)で計測された。計測は、第2の引張において、即ち、適応サイクル後に行われた。これらの計測は、試験辺の原断面に基づいた、MPaでのセカント弾性係数である。
この実施例は、本発明に従ってカーカス層と、カーカス層を取り巻く材料との間に剪断層を与えることにより、挟み衝撃により生じるタイヤ損傷に対する耐性が向上することを実証する。試料は、調製され、本質的に準静的であってタイヤに対する挟み衝撃損傷の尤度を正確に予期する試験方法により試験された。
試験方法は、互いに角度を付けて置かれた2つの棒の間で、複合試料を圧する。複合試料は、厚さが10mmであり、カーカス層が周囲混合物の中央に配置されている。第1カーカス層コードの破壊されるまで、2つの棒の間で複合試料を圧するのに必要な力が計測された。第1カーカス層コードを破壊するのに必要な力が大きいほど、複合試料は、挟み衝撃からの損傷に耐えるのにより優れていると位置づけた。
2組の試験が行われた。第1組は、周囲混合物を有し、MA10が30MPaであった複合試料で実行され、その結果は、表1に示される。第2組は、周囲混合物を有し、MA10が3.5MPaであった複合試料で実行され、その結果は、表2に示される。これらのゴム組成物は、タイヤに利用される通常のゴム組成物である。より具体的に、より高いMA10を有する、利用された組成物は、タイヤのビード充填剤として利用される通常のゴム組成物であった。より低いMA10を有する組成物は、カーカス層のエラストマー母材として利用される通常の組成物である。そのような組成物及びそれらを作製し、硬化させる方法は、当業者に十分に知られている。
各組は、周囲混合物の中央に覆い込まれるカーカス層のみを有する対照(W1及びW2)複合試料で実行された。カーカス層は、3.2MPaのMA10を有するエラストマー母材中に閉じ込まれるPETコードを含んだ。PETは、370tpmでのPET1670/2であった。PETコードを裂く力は、20daNに近く、破壊で15%の伸びであった。利用されたコード密度は、119f/dmであり、収縮は、0.9%の近くであった。
追加の複合試料(S1〜S10)は、表1及び表2に示されるMA10計測を有するゴム組成物から成る剪断層を用いて調製された。これらのゴム組成物は、タイヤに利用される通常のゴム組成物であった。より具体的に、S1及びS2の剪断層に利用される組成物は、カーカス層内のエラストマー母材として通常利用される組成物であった。S3の剪断層に利用される組成物は、タイヤクラウン内のベルトを分離するのに通常利用される組成物であった。S4及びS5の剪断層に利用される組成物は、タイヤのビード充填剤として通常利用される組成物であった。そのような組成物及びそれらを作製し、硬化させる方法は、当業者に十分に知られている。
剪断層は、各々が0.6mmの厚さであり、カーカス層の片側に又は両方に加えられた。複合試料の厚さは、剪断層の追加の厚さを含めて、10mmに維持された。
次に、第1カーカス層コードを破壊するのに必要な力が、各複合試料に対しいて計測され、対照試料内の前記第1コードを破壊するのに必要な力と比較された。結果は、規格化され、表1及び表2に報告される。

表1−1−30MPaのMA10を有する周囲混合物での挟み衝撃試験の結果
Figure 2012513340
表2−3.5MPaのMA10を有する周囲混合物での挟み衝撃試験の結果
Figure 2012513340
試料組成物の最も軟らかい材料が、カーカス層エラストマー母材(3.2MPa)であるので、表1及び表2に示される結果は、周囲のエラストマー材料(S1、S2、S6)よりも軟らかいか、又は、ほぼ同程度に軟らかい剪断層により、挟み衝撃に対する耐性が増すことを実証する。しかしながら、他の試料で示されるように、その弾性率が最も軟らかい材料の弾性率を超えて十分に増加するので、挟み衝撃に対する耐性は、対照試料よりも上には増加しない、又は、実際には減少する。挟み衝撃に対する耐性が、カーカス層の両側の剪断層で増加することに留意するべきである。
この実施例は、本発明に従って、カーカス層とそのカーカス層を取り巻く材料との間に剪断層を与え、前記剪断層混合物内に短繊維を組み込むことにより、挟み衝撃により生じるタイヤ損傷に対する耐性が向上することを実証する。
同じ試験方法が、実施例1で利用されたように、本実施例の試料複合物について行われた。複合試料に加えられた剪断層は、それぞれ50及び75MPaのMA10を有する短繊維補強エラストマー組成物で構成された。短繊維は、アラミド(テイジン・トワロン・アラミド社から、3mmの長さのT−320繊維として入手可能)であり、それぞれ、5phr及び10phrの量で加えられた。

表3−30MPaのMA10を有する周囲混合物での挟み衝撃試験の結果
Figure 2012513340
表4−3.5MPaのMA10を有する周囲混合物での挟み衝撃試験の結果
Figure 2012513340
当業者に周知にように、短繊維は、短繊維補強材料が粉砕機にかけられるか又はロール成形される際に、本質的に整列される。そのような整列は、表3及び表4に示されるように、X方向のMA10がY方向のMA10よりも高いような異方性を与える。それらの表の結果に示されるように、剪断層の異方特性は、試験結果への影響がない。
用語「構成する」、「含む」、及び「有する」は、本請求項及び本明細書で用いられる場合、特定されない他の要素を含み得る開放群を指すものと見なされるべきである。用語「で本質的に構成される」は、本請求項及び本明細書で用いられる場合、特定されない他の要素が、請求される本発明の基本的な及び新規の特性を材料面で変えない限り、それらの他の要素を含み得る部分的な開放群を指すものと見なされるべきである。用語「a」、「an」、及び単語の単数形は、前記用語が1つ以上の何かを与えることを意味するように、同じ単語の複数形を含むものと受け取られるべきである。用語「少なくとも1つ」及び「1つ以上の」は、交換可能に用いられる。用語「1つの」又は「単一の」は、1つ及び単に1つのものが意図されていることを示すものとして用いられるべきである。同様に、「2つの」等の他の特定の整数値は、物の特定数が意図される場合に用いられる。用語「好ましくは」、「好ましい」、「好む」、「任意選択で」、「得る」、及び類似の用語は、参照される項目、条件又は工程が、本発明の任意選択の(任意の)特徴であることを示すように用いられる。「a〜b」として記載される範囲は、「a」及び「b」の値を含む。
上の記載から理解されるべきことは、本発明の実施形態に対して、その真の趣旨から逸脱することなく様々な修正及び変更がなされ得ることである。上の記載は、単に説明目的のために与えられており、意味を限定するものとして解釈されるべきではない。以下の請求項の言語のみが、本発明の範囲を限定するべきである。

Claims (37)

  1. クラウンにより支えられるトレッドであって、前記クラウンが、前記トレッドの半径方向内側に置かれる、トレッドと、
    各側壁が、前記クラウンの軸方向末端から半径方向内側に向かって伸び、各側壁が、前記タイヤの側面を定める、側壁の対と、
    各ビードが、円周方向に伸縮せずにビードコアの中心を定めるビードコアを有し、各ビードが、それぞれ各側壁の半径方向内側に置かれる、ビードの対と、
    エラストマー母材中に埋め込まれ、前記ビードの間で前記クラウンを通り抜けるように伸びる、半径方向に向けられた複数のカーカス層コードから構成されるカーカス層であって、前記カーカス層がカーカス層末端の対を有し、各末端がそれぞれ各ビードに固定される、カーカス層と、
    前記トレッドの半径方向内側に、且つ、前記カーカス層の半径方向外側に配置され、前記タイヤの前記側壁の間に伸びる、1つ以上のクラウン層と、
    肩部剪断層の対であって、前記対の1つが、それぞれ各側壁に位置し、各々の前記剪断層が、前記カーカス層の少なくとも軸方向片側に置かれ、前記肩部剪断層が、前記側壁から前記クラウンに向かって伸びている、肩部剪断層の対と、
    ビード部剪断層の対であって、前記対の1つが、それぞれ各側壁に位置し、各々の前記剪断層が、前記カーカス層の少なくとも軸方向片側に置かれ、前記ビード部剪断層が、前記側壁から前記ビードコアに向かって伸びている、ビード部剪断層の対と
    を含む圧縮空気式タイヤであって、
    10%(MA10)で計測される引張弾性率が、前記カーカス層の軸方向内側面の軸方向外側に置かれる前記側壁部品を構成する全エラストマー組成物のうちの最低のMA10として選択されるMA10の110%以下である、エラストマー組成物で、前記肩部剪断層及びビード部剪断層の対の1つ以上が構成され、
    前記タイヤの挟み衝撃領域内の前記肩部剪断層及び前記ビード部剪断層が、前記タイヤの内部を挟んで互いに反対側にある、圧縮空気式タイヤ。
  2. 10%(MA10)で計測される引張弾性率が、前記側壁ビード部部品を構成する全エラストマー組成物のうちの最高のMA10として選択されるMA10の110%以下である、エラストマー組成物で、1つ以上のビード剪断層が構成される、請求項1に記載の圧縮空気式タイヤ。
  3. 10%(MA10)で計測される引張弾性率が、前記側壁ビード部部品を構成する全エラストマー組成物のうちの最高のMA10として選択される前記MA10未満である、エラストマー組成物で、前記1つ以上のビード部剪断層が構成される、請求項2に記載の圧縮空気式タイヤ。
  4. 前記肩部剪断層が、前記側壁から前記クラウン層の半径方向内側の位置へ、前記クラウンの軸方向末端から既定の距離dだけ伸びる、請求項1に記載の空気圧縮式タイヤ。
  5. 前記距離dが少なくとも5mmである、請求項4に記載の空気圧縮式タイヤ。
  6. 前記ビード部剪断層が、前記タイヤの軸方向に垂直な方向に、前記ビードコアの中心から既定の距離hにある位置へ伸びる、請求項1に記載の空気圧縮式タイヤ。
  7. 前記高さhが10mm以下である、請求項6に記載の空気圧縮式タイヤ。
  8. 前記肩部剪断層の対の各1つが、1つの肩部剪断層を有し、前記肩部剪断層が、前記カーカス層の軸方向内側に置かれる、請求項1に記載の空気圧縮式タイヤ。
  9. 前記肩部剪断層の対の各1つが、2つの肩部剪断層を有し、一方が、前記カーカス層の軸方向内側に置かれ、他方が、前記カーカス層の軸方向外側に置かれる、請求項1に記載の空気圧縮式タイヤ。
  10. 前記ビード部剪断層の対の各1つが、1つのビード部剪断層を有し、前記ビード剪断層が、前記カーカス層の軸方向内側に置かれる、請求項1に記載の空気圧縮式タイヤ。
  11. 前記ビード部剪断層の対の各1つが、2つのビード部剪断層を有し、一方が、前記カーカス層の軸方向内側に隣接して置かれ、他方が、前記カーカス層の軸方向外側に隣接して置かれる、請求項1に記載の空気圧縮式タイヤ。
  12. 前記カーカス層の側面に隣接する各剪断層の厚さが、0.2mm〜2mmである、請求項1に記載の空気圧縮式タイヤ。
  13. 前記厚さが0.3mmである、請求項12に記載の空気圧縮式タイヤ。
  14. 前記剪断層エラストマー組成物の前記MA10が、前記最低のMA10の105%以下である、請求項1に記載の空気圧縮式タイヤ。
  15. 前記剪断層エラストマー組成物の前記MA10が、前記最低のMA10の100%以下である、請求項1に記載の空気圧縮式タイヤ。
  16. 前記剪断層エラストマー組成物の前記MA10が、前記最低のMA10の100%未満である、請求項1に記載の空気圧縮式タイヤ。
  17. 前記剪断層の対の両方が、前記最低のMA10の110%以下の前記MA10を有する前記エラストマー組成物で構成される、請求項1に記載の空気圧縮式タイヤ。
  18. 前記剪断層の対の1つが、25MPa〜100MPaのMA10を有する短繊維補強弾性材料で構成される、請求項1に記載の空気圧縮式タイヤ。
  19. クラウンにより支えられるトレッドであって、前記クラウンが、前記トレッドの半径方向内側に置かれる、トレッドと、
    各側壁が、前記クラウンの軸方向末端から半径方向内側に向かって伸び、各側壁が、前記タイヤの側面を定める、側壁の対と、
    各ビードが、円周方向に伸縮せずにビードコアの中心を定めるビードコアを有し、各ビードが、それぞれ各側壁の半径方向内側に置かれる、ビードの対と、
    エラストマー母材中に埋め込まれ、前記ビードの間で前記クラウンを通り抜けるように伸びる、半径方向に向けられた複数のカーカス層コードから構成されるカーカス層であって、前記カーカス層がカーカス層末端の対を有し、各末端がそれぞれ各ビードに固定される、カーカス層と、
    前記トレッドの半径方向内側に、且つ、前記カーカス層の半径方向外側に配置され、前記タイヤの前記側壁の間に伸びる、1つ以上のクラウン層と、
    肩部剪断層の対であって、前記対の1つが、それぞれ各側壁に位置し、各々の前記剪断層が、前記カーカス層の少なくとも軸方向片側に置かれ、前記肩部剪断層が、前記側壁から前記クラウンの半径方向内側の位置へ、前記クラウンの軸方向末端から既定の距離dだけ伸びる、肩部剪断層の対と、
    ビード部剪断層の対であって、前記対の1つが、それぞれ各側壁に位置し、各々の前記剪断層が、前記カーカス層の少なくとも軸方向片側に置かれ、前記ビード部剪断層が、前記側壁から、前記タイヤの軸方向に垂直な方向に前記ビードコアの中心から既定の距離hにある位置へ伸びる、ビード部剪断層の対と
    を含む圧縮空気式タイヤであって、
    10%(MA10)で計測される引張弾性率が、前記カーカス層の軸方向内側面の軸方向外側に置かれる前記側壁部品を構成する全エラストマー組成物のうちの最低のMA10として選択されるMA10の110%以下である、エラストマー組成物で、前記肩部剪断層及びビード部剪断層の対の1つ以上が構成される、
    圧縮空気式タイヤ。
  20. 前記距離dが少なくとも10mmである、請求項19に記載の圧縮空気式タイヤ。
  21. 前記肩部剪断層が、前記クラウンの前記軸方向末端から前記ビード部に向かって、少なくとも20mmの距離にわたり伸びる、請求項19に記載の圧縮空気式タイヤ。
  22. 前記高さhが15mm以下である、請求項19に記載の圧縮空気式タイヤ。
  23. 前記ビード部剪断層が、前記側壁に向かって、前記ビードコアの中心から少なくとも30mmにある点へ伸びる、請求項19に記載の圧縮空気式タイヤ。
  24. 10%(MA10)で計測される引張弾性率が、前記側壁ビード部部品を構成する全エラストマー組成物のうちの最高のMA10として選択されるMA10の110%以下である、エラストマー組成物で、1つ以上のビード剪断層が構成される、請求項19に記載の圧縮空気式タイヤ。
  25. 前記肩部剪断層の対の各1つが、1つの肩部剪断層を有し、前記肩部剪断層が、前記カーカス層の軸方向内側に置かれる、請求項19に記載の圧縮空気式タイヤ。
  26. 前記肩部剪断層の対の各1つが、2つの肩部剪断層を有し、一方が、前記カーカス層の軸方向内側に置かれ、他方が、前記カーカス層の軸方向外側に置かれる、請求項19に記載の圧縮空気式タイヤ。
  27. 前記ビード剪断層の対の各1つが、1つのビード剪断層を有し、前記ビード剪断層が、前記カーカス層の軸方向内側に置かれる、請求項19に記載の圧縮空気式タイヤ。
  28. 前記ビード剪断層の対の各1つが、2つのビード剪断層を有し、一方が、前記カーカス層の軸方向内側に隣接して置かれ、他方が、前記カーカス層の軸方向外側に隣接して置かれる、請求項19に記載の圧縮空気式タイヤ。
  29. 前記カーカス層の側面に隣接する各剪断層の厚さが、0.2mm〜2mmである、請求項19に記載の圧縮空気式タイヤ。
  30. 前記厚さが0.3mm〜1mmである、請求項29に記載の圧縮空気式タイヤ。
  31. 前記剪断層エラストマー組成物の前記MA10が、前記最低のMA10の105%以下である、請求項19に記載の圧縮空気式タイヤ。
  32. 前記剪断層エラストマー組成物の前記MA10が、前記最低のMA10の100%以下である、請求項19に記載の圧縮空気式タイヤ。
  33. 前記剪断層エラストマー組成物の前記MA10が、前記最低のMA10の100%未満である、請求項19に記載の圧縮空気式タイヤ。
  34. 前記MA10が前記最低のMA10の110%以下であるエラストマー組成物で、前記剪断層の対の両方が構成される、請求項19に記載の圧縮空気式タイヤ。
  35. MA10が25MPa〜100MPaである短繊維補強弾性材料で、前記剪断層の対の1つが構成される、請求項19に記載の圧縮空気式タイヤ。
  36. クラウンにより支えられるトレッドであって、前記クラウンが、前記トレッドの半径方向内側に置かれる、トレッドと、
    各側壁が、前記クラウンの軸方向末端から半径方向内側に向かって伸び、各側壁が、前記タイヤの側面を定める、側壁の対と、
    各ビードが、円周方向に伸縮せずにビードコアの中心を定めるビードコアを有し、各ビードが、それぞれ各側壁の半径方向内側に置かれる、ビードの対と、
    エラストマー母材中に埋め込まれ、前記ビードの間で前記クラウンを通り抜けるように伸びる、半径方向に向けられた複数のカーカス層コードから構成されるカーカス層であって、前記カーカス層がカーカス層末端の対を有し、各末端がそれぞれ各ビードに固定される、カーカス層と、
    前記トレッドの半径方向内側に、且つ、前記カーカス層の半径方向外側に配置され、前記タイヤの前記側壁の間に伸びる、1つ以上のクラウン層と、
    肩部剪断層の対であって、前記対の1つが、それぞれ各側壁に位置し、各々の前記剪断層が、前記カーカス層の少なくとも軸方向片側に置かれ、前記肩部剪断層が、前記側壁から前記クラウンに向かって伸びている、肩部剪断層の対と、
    ビード部剪断層の対であって、前記対の1つが、それぞれ各側壁に位置し、各々の前記剪断層が、前記カーカス層の少なくとも軸方向片側に置かれ、前記ビード部剪断層が、前記側壁から前記ビードコアに向かって伸びている、ビード部剪断層の対と
    を含む圧縮空気式タイヤであって、
    10%(MA10)で計測される引張弾性率が25MPa〜100MPAである、短繊維補強エラストマー組成物で、前記肩部剪断層及びビード部剪断層の対の1つ以上が構成され、
    前記タイヤの挟み衝撃領域内の前記肩部剪断層及び前記ビード部剪断層が、前記タイヤの内部を挟んで互いに反対側にある、
    圧縮空気式タイヤ。
  37. 前記MA10が45MPa〜80MPaである、請求項36に記載の圧縮空気式タイヤ。
JP2011543490A 2008-12-22 2008-12-22 側壁剪断分離層 Expired - Fee Related JP5406940B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/US2008/087907 WO2010074679A1 (en) 2008-12-22 2008-12-22 Sidewall shear decoupling layer

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012513340A true JP2012513340A (ja) 2012-06-14
JP5406940B2 JP5406940B2 (ja) 2014-02-05

Family

ID=42288030

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011543490A Expired - Fee Related JP5406940B2 (ja) 2008-12-22 2008-12-22 側壁剪断分離層
JP2011543506A Expired - Fee Related JP5406941B2 (ja) 2008-12-22 2009-03-06 側壁剪断分離層

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011543506A Expired - Fee Related JP5406941B2 (ja) 2008-12-22 2009-03-06 側壁剪断分離層

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20110253282A1 (ja)
EP (2) EP2376295B1 (ja)
JP (2) JP5406940B2 (ja)
CN (2) CN102256807B (ja)
BR (2) BRPI0823388A2 (ja)
WO (2) WO2010074679A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10124630B2 (en) * 2015-01-13 2018-11-13 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Tire
FR3033329A1 (fr) * 2015-03-05 2016-09-09 Michelin & Cie Pneumatique comprenant une composition comprenant un derive du diacrylate de zinc et un peroxyde
JP6135719B2 (ja) * 2015-08-06 2017-05-31 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
JP6756163B2 (ja) * 2016-06-09 2020-09-16 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
JP6787730B2 (ja) * 2016-09-14 2020-11-25 株式会社ブリヂストン タイヤ
CN106515315A (zh) * 2016-12-07 2017-03-22 杭州朝阳橡胶有限公司 一种具有零度尼龙冠带的全钢工程机械轮胎
CN110325377A (zh) * 2017-02-22 2019-10-11 株式会社普利司通 充气轮胎
CN114616105B (zh) * 2019-12-17 2023-08-25 米其林集团总公司 具有去耦空隙和相关联的去耦空隙槽纹的卡车轮胎胎面

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006035560A1 (ja) * 2004-09-29 2006-04-06 Bridgestone Corporation 空気入りタイヤ及びその製造方法
WO2007048683A1 (fr) * 2005-10-27 2007-05-03 Societe De Technologie Michelin Pneumatique comportant un élément de renfort biélastique.
WO2007134744A1 (fr) * 2006-05-22 2007-11-29 Societe De Technologie Michelin Pneumatique avec zone basse comportant un élément de renfort biélastique
WO2007134743A1 (fr) * 2006-05-22 2007-11-29 Societe De Technologie Michelin Pneumatique avec ancrage comportant un élément de renfort biélastique
JP2008542129A (ja) * 2005-06-06 2008-11-27 ミシュラン ルシェルシュ エ テクニーク ソシエテ アノニム サイドウォール補強材を有するタイヤ

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL134149C (ja) * 1965-07-24 Michelin & Cie
FR1570601A (ja) * 1967-07-31 1969-06-13
GB1359464A (en) * 1970-06-20 1974-07-10 Dunlop Holdings Ltd Pneumatic tyres
US4044811A (en) * 1975-07-16 1977-08-30 The General Tire & Rubber Company Laminated pneumatic tire
ES270021Y (es) * 1980-12-03 1984-02-01 Cubierta de neumatico.
JP2862550B2 (ja) * 1989-02-04 1999-03-03 株式会社ブリヂストン 空気入りタイヤ
US5036551A (en) * 1990-02-16 1991-08-06 W. L. Gore & Associates, Inc. Elastomeric composite fabric
JP2958709B2 (ja) * 1990-11-16 1999-10-06 横浜ゴム株式会社 空気入りラジアルタイヤ
JP2664114B2 (ja) * 1992-01-10 1997-10-15 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
US5427166A (en) * 1994-01-18 1995-06-27 Michelin Recherche Et Technique S.A. Run-flat tire with three carcass layers
JP3638664B2 (ja) * 1995-05-23 2005-04-13 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
EP0869017B1 (fr) * 1997-04-02 2008-05-28 Compagnie Générale des Etablissements MICHELIN-MICHELIN & CIE Pneumatique à armature de carcasse perfectionnée
JPH10315717A (ja) * 1997-05-15 1998-12-02 Bridgestone Corp 空気入りラジアルタイヤ
US6460588B1 (en) * 1997-09-26 2002-10-08 The Goodyear Tire & Rubber Company Pen reinforcement for rubber composites
FR2781426A1 (fr) * 1998-07-23 2000-01-28 Michelin Rech Tech Bourrelet de pneumatique radial sans tringle
FR2784054A1 (fr) * 1998-10-02 2000-04-07 Michelin Soc Tech Armature de sommet pour pneumatique radial
JP2004534690A (ja) * 2001-07-19 2004-11-18 ミシュラン ルシェルシェ エ テクニク ソシエテ アノニム タイヤ用ランフラットインサート
US7066225B2 (en) * 2001-07-19 2006-06-27 Michelin Recherche Et Technique S.A. Runflat insert for tires and materials therefor
US6994134B2 (en) * 2001-10-05 2006-02-07 Michelin Recherche Et Technique S.A. Structurally supported resilient tire and materials
JP2005239068A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ
JP4625262B2 (ja) * 2004-02-27 2011-02-02 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
JP4738918B2 (ja) * 2005-07-05 2011-08-03 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006035560A1 (ja) * 2004-09-29 2006-04-06 Bridgestone Corporation 空気入りタイヤ及びその製造方法
JP2008542129A (ja) * 2005-06-06 2008-11-27 ミシュラン ルシェルシュ エ テクニーク ソシエテ アノニム サイドウォール補強材を有するタイヤ
WO2007048683A1 (fr) * 2005-10-27 2007-05-03 Societe De Technologie Michelin Pneumatique comportant un élément de renfort biélastique.
WO2007134744A1 (fr) * 2006-05-22 2007-11-29 Societe De Technologie Michelin Pneumatique avec zone basse comportant un élément de renfort biélastique
WO2007134743A1 (fr) * 2006-05-22 2007-11-29 Societe De Technologie Michelin Pneumatique avec ancrage comportant un élément de renfort biélastique

Also Published As

Publication number Publication date
EP2376295B1 (en) 2013-10-23
EP2376295A1 (en) 2011-10-19
EP2384285A4 (en) 2012-09-05
EP2384285B1 (en) 2014-07-23
BRPI0923387A2 (pt) 2016-01-12
WO2010074679A1 (en) 2010-07-01
CN102256814B (zh) 2017-03-15
CN102256807A (zh) 2011-11-23
CN102256807B (zh) 2014-09-24
EP2376295A4 (en) 2012-09-05
JP5406941B2 (ja) 2014-02-05
CN102256814A (zh) 2011-11-23
US20110253282A1 (en) 2011-10-20
JP5406940B2 (ja) 2014-02-05
WO2010074769A1 (en) 2010-07-01
EP2384285A1 (en) 2011-11-09
BRPI0823388A2 (pt) 2015-07-14
JP2012513341A (ja) 2012-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5406940B2 (ja) 側壁剪断分離層
RU2326198C2 (ru) Кордный тросик, используемый в качестве подкрепляющего элемента для пневматических шин тяжелых колесных транспортных средств
CN106965628B (zh) 无气轮胎
JP5420676B2 (ja) 改良型ビード付きタイヤ
JP4286319B1 (ja) 空気入りタイヤ
KR101844617B1 (ko) 중하중용 공기 타이어
US9248704B2 (en) Tire with improved beads
JPS59216710A (ja) 空気入りタイヤ
JP2013545671A (ja) 改良型ビード付きタイヤ
JP2005280459A (ja) ランフラットタイヤ
EA017343B1 (ru) Шина с коронной зоной, содержащей слой резиновой смеси с очень высоким модулем упругости
US8662129B2 (en) Sidewall shear decoupling layer
JP5090644B2 (ja) 空気入りランフラットタイヤ
JPH07237405A (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP2009062014A (ja) タイヤ
JPH11301224A (ja) 空気入り安全タイヤ
US20070062627A1 (en) Pneumatic tire for a vehicle
JP5313049B2 (ja) 空気入りラジアルタイヤの製造方法
JP2004050986A (ja) 重荷重用タイヤ
KR20030042060A (ko) 비드내구성을 향상시킨 중하중용 래디알 타이어
WO2022208970A1 (ja) ランフラットタイヤ
JPH11301222A (ja) 空気入りタイヤ
JP5169489B2 (ja) 重荷重用空気入りタイヤ
JP2002029213A (ja) 空気入りタイヤ
JP2001239807A (ja) 建設車両用重荷重ラジアルタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121220

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130321

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131002

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131101

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5406940

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees