JP2009062014A - タイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】荷重時に応力が集中する部分に適切な物性を有するゴム部材を配置することによって、タイヤケースの耐久性が大幅に改良されたタイヤに関する。
【解決手段】スチールコード、該スチールコードのコーティングゴム及び該コーティングゴムに接するゴムを具えるタイヤにおいて、前記コーティングゴム及び前記コーティングゴムに接するゴムが下記式(I):
M50(CG)/M50(AG)<1.5 ・・・(I)
[式中、M50(CG)は前記コーティングゴムの50%伸長時の引張応力(MPa)であり、M50(AG)は前記コーティングゴムに接するゴムの50%伸長時の引張応力(MPa)である]の関係にあることを特徴とするタイヤを提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、荷重時に応力が集中する部分に適切な物性を有するゴム部材を配置することによって、タイヤケースの耐久性が大幅に改良されたタイヤに関する。
タイヤトレッド等の寿命の改善及びタイヤの使用条件の変化に伴い、タイヤの寿命を延ばすためにタイヤケースの耐久性の改良がますます必要とされている。例えば、タイヤの走行によりビード部に歪変形が生じると、ビード部のゴムの疲労を伴うためゴムの耐久性が低下し、該ゴムの耐久性が耐久限界を下回ると該ゴムが破壊しビード故障につながる。歪が大きいほど破壊限界を超え易くなるため、タイヤケースが比較的早期に故障することになる。
こうしたタイヤケースの破壊を回避し、重荷重用タイヤのビード部の耐久性を改良するため、(1)当該部分に補強ゴムを配置したり、(2)物性(弾性率)の差が大きい部材を用いて重構造にすることなど(特許文献1、2)が知られており、これらの手法によれば、ビード部におけるマクロの変形を抑えて、ゴム部材の界面での歪を低減させてビード部の耐久性を保つことができる。
特開昭60−47704号公報 特開平1−30808号公報
しかしながら、マクロの変形を抑えるために異なる物性(弾性率)を持つゴム部材の複合体では、その複合体を変形させた場合、マクロ的な歪の量に対して、重構造の補強ゴムの界面ではそれ以上の歪が発生する。例えば、タイヤのビード部においては、カーカスの折り返し部のプライコーティングゴムとそのタイヤ幅方向外側に配置した補強ゴムとの界面に歪が集中して、該界面に破壊が生じやすい。また、タイヤのショルダー部のカーカスとベルトの間にこうした補強ゴムを配設したタイヤにおいては、カーカスと補強ゴム及びベルトと補強ゴム等の界面に歪が集中して、該界面に破壊が生じやすい。また、このような重構造の補強ゴムを使用すると、(1)コストが上昇し、(2)生産性が低下し、また(3)タイヤ重量が上昇する等の新たな問題が生じる。
そこで、本発明の目的は、ゴム部材の界面に発生する亀裂による故障が発生しにくく、タイヤケースの耐久性が大幅に改良されるタイヤを提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討した結果、荷重時に応力が集中する部分に適切な物性を有するゴム部材を配置することによって、ゴム部材間の界面に発生する亀裂による故障が発生しにくくなり、タイヤケースの耐久性が大幅に向上することを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明のタイヤは、スチールコード、該スチールコードのコーティングゴム及び該コーティングゴムに接するゴムを具えるタイヤにおいて、前記コーティングゴム及び前記コーティングゴムに接するゴムが下記式(I):
M50(CG)/M50(AG)<1.5 ・・・(I)
[式中、M50(CG)は前記コーティングゴムの50%伸長時の引張応力(MPa)であり、M50(AG)は前記コーティングゴムに接するゴムの50%伸長時の引張応力(MPa)である]の関係にあることを特徴とする。
また、本発明のタイヤは、 ビード部に埋設されたビードコアの周りにタイヤ内側から外側に折り返して係止され、カーカスコードをプライコーティングゴムで被覆して構成された少なくとも1枚のカーカスプライからなるカーカスと、該カーカスのクラウン部のタイヤ半径方向外側に配置され、ベルトコードをベルトコーティングゴムで被覆して構成されたベルト層からなるベルトとを具え、更に前記カーカスの折り返し部分のタイヤ幅方向外側にカーカス保護ゴム及び/又は前記カーカスと前記ベルトの間にショルダー部に延在するクッションゴムを具えるタイヤであって、
前記カーカスコードが前記スチールコードであって、前記プライコーティングゴムが前記コーティングゴムであり、前記カーカス保護ゴムが前記コーティングゴムに接するゴムであり、且つ、前記プライコーティングゴムと前記カーカス保護ゴムが下記式(II):
M50(PCG)/M50(CPG)<1.5 ・・・(II)
[式中、M50(PCG)はプライコーティングゴムの50%伸長時の引張応力(MPa)であり、M50(CPG)はカーカス保護ゴムの50%伸長時の引張応力(MPa)である]の関係にあり、並びに/或いは、
前記カーカスコード及び/又は前記ベルトコードが前記スチールコードであって、前記ベルトコーティングゴム及び/又は前記プライコーティングゴムが前記コーティングゴムであり、前記クッションゴムが前記コーティングゴムに接するゴムであり、且つ、前記プライコーティングゴム、前記ベルトコーティングゴム及び前記クッションゴムが下記式(III):
M50(BCG or PCG)/M50(CHG)<1.5 ・・・(III)
[式中、M50(BCG or PCG)はベルトコーティングゴム又はプライコーティングゴムの50%伸長時の引張応力(MPa)であり、M50(CHG)はクッションゴムの50%伸長時の引張応力(MPa)である]の関係にあることが好ましい。
本発明のタイヤの好適例において、前記プライコーティングゴムの50%伸長時の引張応力が1.5MPa以上である。
本発明のタイヤの他の好適例において、前記カーカス保護ゴムの50%伸長時の引張応力が1.0MPa以上である。
本発明のタイヤの他の好適例において、前記ベルトコーティングゴムの50%伸長時の引張応力が1.6MPa以上である。
本発明のタイヤの他の好適例において、前記クッションゴムの50%伸長時の引張応力が1.1MPa以上である。
本発明のタイヤにおいては、前記カーカス保護ゴム及び/又は前記クッションゴムのtanδが0.25未満であることが好適である。
また、本発明のタイヤにおいては、前記カーカス保護ゴム及び/又は前記クッションゴムがゴム成分としてジエン系ポリマーを含むことが好ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記カーカス保護ゴム及び/又は前記クッションゴムに、ゴム成分100質量部に対して亜鉛華を1〜7質量部配合してなるゴム組成物を用いることが好ましい。
また、本発明のタイヤにおいて、前記カーカス保護ゴム及び/又は前記クッションゴムに、ゴム成分100質量部に対してカーボンブラックを20〜45質量部配合してなるゴム組成物を用いることが好適である。
本発明のタイヤにおいて、前記カーカス保護ゴム及び/又は前記クッションゴムに、ゴム成分100質量部に対してシリカを3〜20質量部配合してなるゴム組成物を用いることが好ましい。
また、本発明のタイヤにおいて、前記プライコーティングゴム及び/又は前記ベルトコーティングゴムに、ゴム成分100質量部に対して亜鉛華を2〜10質量部配合してなるゴム組成物を用いることが好適である。
本発明のタイヤにおいて、前記プライコーティングゴム及び/又は前記ベルトコーティングゴムに、ゴム成分100質量部に対してカーボンブラックを40〜65質量部配合してなるゴム組成物を用いることが好適である。
本発明のタイヤは、ラジアルタイヤであることが好ましい。
また、本発明のタイヤは、重荷重用ラジアルタイヤであることが好ましい。
本発明によれば、荷重時に応力が集中する部分に適切な物性を有するゴム部材を配置することによって、ゴム部材の界面に発生する亀裂による故障が発生しにくく、タイヤケースの耐久性を大幅に改良できるタイヤが提供できる。
以下に、図を参照しながら本発明のタイヤについて詳細に説明する。図1は本発明のタイヤの一例の部分断面図であり、図2は本発明のタイヤのビード部の一例の部分断面図であり、図3は図2の枠で囲んだ部分Iの一例の拡大部分断面図であり、図4は本発明のタイヤのショルダー部の一例の部分断面図であり、図5は図4の枠で囲んだ部分IIの一例の拡大部分断面図である。
本発明のタイヤは、図1に示す通り、スチールコード1、該スチールコードのコーティングゴム2及び該コーティングゴムに接するゴム3及び4を具え、前記コーティングゴム2及び前記コーティングゴムに接するゴム3及び4が上記式(I)を満たすことを特徴とする。このように、前記コーティングゴム2及び前記コーティングゴムに接するゴム3および4が上記式(I)を満たすような物性を有することにより、タイヤ外部からの応力をコーティングゴムに接するゴム3及び4が吸収し、前記コーティングゴム2と前記コーティングゴムに接するゴム3及び4の界面に発生する破壊を防ぐことができる。図1ではコーティングゴム2の両側にコーティングゴムに接するゴム3及び4を配設しているが、特に限定されず、例えば片側のみに(例えば、コーティングゴム3のみを)配設してもよい。また、これらの形状やこれらを配設するタイヤの部位についても特に限定されない。
図2及び3に示すタイヤは、ビード部5に埋設されたビードコア6の周りにタイヤ内側から外側に折り返して係止され、カーカスコード7をプライコーティングゴム8で被覆して構成された少なくとも1枚のカーカスプライからなるカーカス9、該カーカス9の折り返し部10のタイヤ幅方向外側に配設されたカーカス保護ゴム11とを具えてなり、前記カーカスコード7が前記スチールコードであり、前記プライコーティングゴム7が前記コーティングゴムであり、前記カーカス保護ゴム11が前記コーティングゴムに接するゴムであり、且つ、前記プライコーティングゴム8と前記カーカス保護ゴム11が上記式(II)の関係にあることが好ましい。カーカス保護ゴム11を配設することにより、リム12の突き上げによる歪みの応力がプライコーティングゴム8とカーカス保護ゴム11の界面に集中して破壊するのを防ぐことができる。
図4及び5に示すタイヤは、カーカス9と、該カーカス9のクラウン部17のタイヤ半径方向外側に配設されたベルトコードをベルトコーティングゴムで被覆して構成されたベルト層からなるベルト16と、前記カーカス9と前記ベルト16の間に配設されショルダー部14に延在するクッションゴム15とを具えてなり、前記カーカスコード7及び/又は前記ベルトコードが前記スチールコードであって、前記ベルトコーティングゴム及び/又は前記プライコーティングゴム8が前記コーティングゴムであり、前記クッションゴム15が前記コーティングゴムに接するゴムであり、且つ、前記プライコーティングゴム、前記ベルトコーティングゴム及び前記クッションゴムが上記式(III)の関係にあることが好ましい。クッションゴム15を配設することにより、ショルダー部14及びクラウン部17等からの歪みによる応力が、前記プライコーティングゴム8とクッションゴム15の界面及び/又は前記ベルトコーティングゴムとクッションゴム15の界面に集中して破壊するのを防ぐことができる。
また、本発明のタイヤにおいて、上記式(I)の左辺の値が1.5以上になると、プライコーティングゴムとカーカス保護ゴムの界面、前記プライコーティングゴムとクッションゴムの界面及び前記ベルトコーティングゴムとクッションゴムの界面における歪の集中が大きくなりタイヤケースの耐久性が低下する。
本発明のタイヤにおいて、前記プライコーティングゴムの50%伸長時の引張応力がそれぞれ1.5MPa以上であることが好ましく、1.6〜2.5MPaであることが更に好ましい。ここで、50%伸長時の引張応力が1.5MPa未満であるとカーカスコードが引き抜けるなど耐久性が低下する。
本発明のタイヤにおいて、前記カーカス保護ゴムの50%伸長時の引張応力がそれぞれ1.0MPa以上であることが好ましく、1.1〜2.1MPaであることが更に好ましい。ここで、50%伸長時の引張応力がそれぞれ1.0MPa未満であるとビード部のヘタリが大きくなり耐久性が低下する。
本発明のタイヤにおいて、前記ベルトコーティングゴムの50%伸長時の引張応力がそれぞれ1.6MPa以上であることが好ましく、1.7〜2.5MPaであることが更に好ましい。ここで、50%伸長時の引張応力がそれぞれ1.6MPa未満であるとベルトの耐久性が低下する。
本発明のタイヤにおいて、前記クッションゴムの50%伸長時の引張応力がそれぞれ1.1MPa以上であることが好ましく、1.2〜2.1MPaであることが更に好ましい。ここで、50%伸長時の引張応力がそれぞれ1.1MPa未満であるとタイヤ走行成長が大きくなり耐久低下となる。
また、本発明のタイヤにおいて、前記カーカス保護ゴム及び/又は前記クッションゴムのtanδが0.25未満であることが好適である。tanδは亀裂には直接関係しないが、tanδが0.25以上になると発熱が高くなるため、発熱老化によりゴムの強度が低下し、結果としてタイヤケースの耐久性が低下する。
本発明のタイヤにおいて、前記カーカス保護ゴム及び/又は前記クッションゴムは、ゴム成分、カーボンブラック、シリカ及び亜鉛華を含むゴム組成物を用いることが好ましい。ここで、該ゴム成分としてはジエン系ポリマーを含むことが好ましい。このように前記カーカス保護ゴム又は前記クッションゴムがゴム成分としてジエン系ポリマーを含むことにより、加硫反応により耐破壊性の高いゴムが得られる。ここで、ジエン系ポリマーとしては、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム、ポリブタジエンゴム、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、エチレン−プロピレン−ジエン3元共重合体ゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム等が挙げられ、これらはそれぞれ単独で、又は2種以上ブレンドして用いることができる。また、上記ゴム組成物には2−ヒドロキシ−N’−(1,3−ジメチルブチリデン)−3−ナフタレン酸ヒドラジドなどのヒドラジド化合物、N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p-フェニレンジアミンなどの酸化防止剤、ステアリン酸、有機コバルト塩、加硫促進剤及び硫黄等を更に配合することができる。
本発明のタイヤにおいて、前記カーカス保護ゴム及び/又は前記クッションゴムに、ゴム成分100質量部に対して亜鉛華を1〜7質量部配合してなるゴム組成物を用いることが好ましい。このように、前記カーカス保護ゴム又は前記クッションゴムに前記規定内で亜鉛華を配合してなるゴム組成物を用いることにより、該ゴム組成物の接着耐久性を向上させると共に耐熱老化性を向上させ、タイヤ走行中の耐破壊性を維持できる。ゴム組成物の亜鉛華の配合量がゴム成分100質量部に対して1質量部以上であればこれらの効果を生じ、該配合量は多いほどよい。しかしながら、亜鉛華のゴム組成物への配合量が前記規定量を超えると、亜鉛華による前記効果の向上が鈍化する。一方、亜鉛華は高価であり、経済性の観点から有利でなくなるため、ゴム組成物への亜鉛華の配合量は前記規定以下であることが好ましい。ここで、前記カーカス保護ゴム又は前記クッションゴムに、ゴム成分100質量部に対して亜鉛華を3〜5質量部配合してなるゴム組成物を用いることが更に好ましい。
また、本発明のタイヤにおいて、前記カーカス保護ゴム及び/又は前記クッションゴムに、ゴム成分100質量部に対してカーボンブラックを20〜45質量部配合してなるゴム組成物を用いることが好適である。ここで、ゴム成分100質量部に対してカーボンブラックの配合量が20質量部未満であるゴム組成物は耐破壊性が低下し、ゴム成分100質量部に対してカーボンブラックの配合量が45質量部を超えると発熱が高くなる。
また、本発明のタイヤにおいて、 前記カーカス保護ゴム及び/又は前記クッションゴムに、ゴム成分100質量部に対してシリカを3〜20質量部配合してなるゴム組成物を用いることが好適である。ここで、ゴム成分100質量部に対してシリカの配合量が3質量部未満であるゴム組成物はシリカによる十分な効果が得られず、ゴム成分100質量部に対してシリカの配合量が20質量部を超えるゴム組成物は作業性が悪く、また発熱が高くなる。
本発明のタイヤにおいて、前記プライコーティングゴム及び/又は前記ベルトコーティングゴムは、ゴム成分、カーボンブラック及び亜鉛華を含むゴム組成物を用いることが好ましい。ここで、該ゴム成分としては、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム、ポリブタジエンゴム及びブチルゴム等が挙げられ、これらはそれぞれ単独で、又は2種以上ブレンドして用いることができる。また、上記ゴム組成物には2−ヒドロキシ−N’−(1,3−ジメチルブチリデン)−3−ナフタレン酸ヒドラジドなどのヒドラジド化合物、N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p-フェニレンジアミンなどの酸化防止剤、ステアリン酸、有機コバルト塩、加硫促進剤及び硫黄等を更に配合することができる。
本発明のタイヤにおいて、前記プライコーティングゴム及び/又は前記ベルトコーティングゴムに、ゴム成分100質量部に対して亜鉛華を2〜10質量部配合してなるゴム組成物を用いることが好ましい。前記プライコーティングゴム又は前記ベルトコーティングゴムに前記規定内で亜鉛華を配合してなるゴム組成物を用いることにより、これらの接着耐久性を向上させると共に耐熱老化性を向上させ、タイヤ走行中の耐破壊性を維持できる。ゴム組成物の亜鉛華の配合量がゴム成分100質量部に対して2質量部以上であればこれらの効果を生じ、配合量は多いほどよい。しかしながら、亜鉛華のゴム組成物への配合量が前記規定量を超えると、亜鉛華による前記効果の向上が鈍化する。一方、亜鉛華は高価であり、経済性の観点から有利でなくなるため、ゴム組成物への亜鉛華の配合量は前記規定以下であることが好ましい。ここで、前記プライコーティングゴム又は前記ベルトコーティングゴムに、ゴム成分100質量部に対して亜鉛華を5〜9質量部配合してなるゴム組成物を用いることが更に好ましい。
更に、本発明のタイヤにおいて、前記プライコーティングゴムに、ゴム成分100質量部に対してカーボンブラックを40〜65質量部配合してなるゴム組成物を用いることが好ましい。ここで、ゴム成分100質量部対して、カーボンブラックの配合量が40質量部未満であるとゴム組成物の耐破壊性が低下し、カーボンブラックの配合量が65質量部を超えるとゴム組成物の発熱が高くなる。
本発明のタイヤは、上記構成要件以外は特に限定されず、ラジアルタイヤであることが好ましい。また、本発明のタイヤは、ビード部及びショルダー部等に衝撃による応力を受けやすく、該応力によりゴム部材間の界面に破壊が生じやすい重荷重用ラジアルタイヤとして更に好ましい。建設車両用ラジアルタイヤは、突起歪みを分散させるため、トラックバスラジアルタイヤ及び乗用車用タイヤに対して(内圧/荷重)の値が小さく、タイヤの歪みが大きくなる(伸張歪で50%程度)ので、このビード部の破壊等を防止するために本発明のタイヤを適用することが特に好ましい。
本発明のタイヤは、上記規定以外は特に限定はなく、公知のタイヤの構成をそのまま採用することができる。従って、カーカス9及びカーカス折り返し部10は一枚のカーカスプライからなり、ベルト16は四層のベルト層からなるが、これらの層数は特に限定されない。また、クッションゴム15は、カーカス9とベルト16の間に配設されていればよく、所望により図4のようにクラウン部17及びサイドウォール部18に延在していてもよい。
プライコーティングゴムは加硫、成型時に伸ばされて薄くなる。本発明のタイヤにおいて、かかるプライコーティングゴムを補うために、上記プライコーティングゴム及び/又はベルトコーティングゴムと同じ物性を有するスキージゴムを、カーカスプライとカーカスプライ保護ゴムの間及び/又はカーカスプライとクッションゴムの間等に配設してもよい。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変更可能である。
(実施例1〜6)
表1に示す組成を有するカーカス保護ゴム(P1〜P5)及びプライコーティングゴム(S1〜S4)からそれぞれ一種を選び、サイズが2700R49のラジアルタイヤを製造し、下記の方法によりビード耐久ドラム試験を行った。試験後、これらタイヤのビード部の故障の有無を評価した。ここで、ビード部に故障又は分離が生じている場合には故障あり、故障又は分離が生じていない場合には故障なしとして表2に示した。その際、各部材の中心部において厚み1mmのシート状ゴムサンプルを準備して各物性を測定した。ここで、50%伸長時の引張応力はToyoseiki社製ストログラフ(DIN)で測定し、tanδは25℃、2%歪み、52HzでToyoseiki社製スペクトロを用いて測定した。なお、ビード耐久ドラム試験は下記の方法により実施した。
(ビード耐久ドラム試験)
表2に示す構成を有するラジアルタイヤ(サイズ:2700R49)を用いて、残溝5mmとなるまでバフを実施した後に、正規荷重の1.3倍の荷重下において時速10km/hrで360時間ドラム走行させた。
Figure 2009062014
1* RSS3号
2* 東ソーシリカ製、ニップシールKQ
3* 2−ヒドロキシ−N’−(1,3−ジメチルブチリデン)−3−ナフタレン酸ヒドラジド
4* 川口化学工業製、6PPD、N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p-フェニレンジアミン
5* OMG製、商標名「マノボンド」、ホウ素系接着剤
6* 大内新興化学製、ノクセラーDZ−G
Figure 2009062014
プライコーティングゴムの50%伸長時の引張応力とカーカス保護ゴムの50%伸長時の引張応力との比率が1.5以上である比較例1及び2はビード部に故障が生じているていることからビード耐久性が不良であることを示す。また、プライコーティングゴムの50%伸長時の引張応力とカーカス保護ゴムの50%伸長時の引張応力との比率が1.5未満であり、tanδが0.25未満である実施例1、2、3、5、及び6は故障無しであることからビード耐久性が良好であることを示す。プライコーティングゴムの50%伸長時の引張応力とカーカス保護ゴムの50%伸長時の引張応力との比率は1.5未満であるが、tanδが0.25を超えている実施例4には軽微な故障が生じた。これは、カーカス保護ゴムのtanδが0.25を超えていることから発熱が高くなりビード耐久性が低下したためであると考えられる。これらの結果から、プライコーティングゴムの50%伸長時の引張応力とカーカス保護ゴムの50%伸長時の引張応力との比率が1.5未満で、カーカス保護ゴムのtanδが0.25未満であることが好ましい。
本発明のタイヤの一例の部分断面図である。 本発明のタイヤのビード部の一例の部分断面図である。 本発明のタイヤのビード部の一例の拡大部分断面図である。 本発明のタイヤのショルダー部の一例の部分断面図である。 本発明のタイヤのショルダー部の一例の拡大部分断面図である。
符号の説明
1 スチールコード
2 コーティングゴム
3、4 コーティングゴムに接するゴム
5 ビード部
6 ビードコア
7 カーカスコード
8 プライコーティングゴム
9 カーカス
10 カーカス折り返し部
11 カーカス保護ゴム
12 リム
13 ビードフィラー
14 ショルダー部
15 クッションゴム
16 ベルト
17 クラウン部
18 サイドウォール部

Claims (15)

  1. スチールコード、該スチールコードのコーティングゴム、及び該コーティングゴムに接するゴムを具えるタイヤにおいて、前記コーティングゴム及び前記コーティングゴムに接するゴムが下記式(I):
    M50(CG)/M50(AG)<1.5 ・・・(I)
    [式中、M50(CG)は前記コーティングゴムの50%伸長時の引張応力(MPa)であり、M50(AG)は前記コーティングゴムに接するゴムの50%伸長時の引張応力(MPa)である]の関係にあることを特徴とするタイヤ。
  2. 前記タイヤは、ビード部に埋設されたビードコアの周りにタイヤ内側から外側に折り返して係止され、カーカスコードをプライコーティングゴムで被覆して構成された少なくとも1枚のカーカスプライからなるカーカスと、該カーカスのクラウン部のタイヤ半径方向外側に配置され、ベルトコードをベルトコーティングゴムで被覆して構成されたベルト層からなるベルトとを具え、更に前記カーカスの折り返し部分のタイヤ幅方向外側にカーカス保護ゴム及び/又は前記カーカスと前記ベルトの間にショルダー部に延在するクッションゴムを具えるタイヤであって、
    前記カーカスコードが前記スチールコードであり、前記プライコーティングゴムが前記コーティングゴムであり、前記カーカス保護ゴムが前記コーティングゴムに接するゴムであり、且つ、前記プライコーティングゴムと前記カーカス保護ゴムが下記式(II):
    M50(PCG)/M50(CPG)<1.5 ・・・(II)
    [式中、M50(PCG)はプライコーティングゴムの50%伸長時の引張応力(MPa)であり、M50(CPG)はカーカス保護ゴムの50%伸長時の引張応力(MPa)である]の関係にあること、並びに/或いは、
    前記カーカスコード及び/又は前記ベルトコードが前記スチールコードであり、前記ベルトコーティングゴム及び/又は前記プライコーティングゴムが前記コーティングゴムであり、前記クッションゴムが前記コーティングゴムに接するゴムであり、且つ、前記ベルトコーティングゴム、及び前記プライコーティングゴム前記クッションゴムが下記式(III):
    M50(BCG or PCG)/M50(CHG)<1.5 ・・・(III)
    [式中、M50(BCG or PCG)はベルトコーティングゴム又はプライコーティングゴムの50%伸長時の引張応力(MPa)であり、M50(CHG)はクッションゴムの50%伸長時の引張応力(MPa)である]の関係にあることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記プライコーティングゴムの50%伸長時の引張応力が1.5MPa以上であることを特徴とする請求項2に記載のタイヤ。
  4. 前記カーカス保護ゴムの50%伸長時の引張応力が1.0MPa以上であることを特徴とする請求項2に記載のタイヤ。
  5. 前記ベルトコーティングゴムの50%伸長時の引張応力が1.6MPa以上であることを特徴とする請求項2に記載のタイヤ。
  6. 前記クッションゴムの50%伸長時の引張応力が1.1MPa以上であることを特徴とする請求項2に記載のタイヤ。
  7. 前記カーカス保護ゴム及び/又は前記クッションゴムのtanδが0.25未満であることを特徴とする請求項2に記載のタイヤ。
  8. 前記カーカス保護ゴム及び/又は前記クッションゴムがゴム成分としてジエン系ポリマーを含むこと特徴とする請求項2に記載のタイヤ。
  9. 前記カーカス保護ゴム及び/又は前記クッションゴムに、ゴム成分100質量部に対して亜鉛華を1〜7質量部配合してなるゴム組成物を用いることを特徴とする請求項2に記載のタイヤ。
  10. 前記カーカス保護ゴム及び/又は前記クッションゴムに、ゴム成分100質量部に対してカーボンブラックを20〜45質量部配合してなるゴム組成物を用いることを特徴とする請求項2に記載のタイヤ。
  11. 前記カーカス保護ゴム及び/又は前記クッションゴムに、ゴム成分100質量部に対してシリカを3〜20質量部配合してなるゴム組成物を用いることを特徴とする請求項2に記載のタイヤ。
  12. 前記プライコーティングゴム及び/又は前記ベルトコーティングゴムに、ゴム成分100質量部に対して亜鉛華を2〜10質量部配合してなるゴム組成物を用いることを特徴とする請求項2に記載のタイヤ。
  13. 前記プライコーティングゴム及び/又は前記ベルトコーティングゴムに、ゴム成分100質量部に対してカーボンブラックを40〜65質量部配合してなるゴム組成物を用いることを特徴とする請求項2に記載のタイヤ。
  14. 前記タイヤがラジアルタイヤであることを特徴とする請求項1〜13の何れか一項に記載のタイヤ。
  15. 前記タイヤが重荷重用ラジアルタイヤであることを特徴とする請求項14に記載のタイヤ。
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