JP2012228715A5 - - Google Patents
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本発明は、レーザ溶接装置、レーザ溶接方法、鋼板積層体の製造方法及び積層体のレーザ溶接による溶接構造の技術に関する。
レーザ溶接は、レーザ発振器から発振したレーザを、集光レンズによって集束し、積層した鋼板に照射して溶接する溶接方法である。しかし、レーザ溶接では、積層する鋼板の板隙間が大きい場合には、接合強度が低下する。例えば、板隙間が0.3mm以上存在する場合には、溶接ビード表面が落ち込んで接合強度が低下することがある。また、板隙間が0.5mmより大きい場合には、穴あきが発生して接合強度が低下することがある。
自動車車体等の3次元形状の溶接では、板隙間を例えば0.3mm以下に適正に管理することは困難である。一方、自動車車体等を製造する際には、運用上では1mm程度の板隙間まで許容されている。そのため、1mm程度の板隙間を、接合強度が低下することなく溶接することが課題となっている。現在、大きい板隙間のレーザ溶接の接合強度の低下対策として、いくつかの対策がなされている。
特許文献1は、シムローラを用いて、板隙間を管理して溶接する方法を開示している。しかし、自動車車体等を溶接する場合では、2枚または3枚の鋼板を溶接する場合もある。そのため、特許文献1が開示する溶接方法では、シム交換等を高頻度で実施する必要があり、生産性が低下する。
特許文献2では、クランプ装置を用いて、溶接部位と互い違いにレーザ仮付け溶接を実施する方法を開示している。しかし、特許文献2が開示する溶接方法では、自動車車体等を溶接する場合には、専用の大型クランプ装置が必要となる。また、特許文献2が開示する溶接方法では、亜鉛メッキ鋼板を溶接する場合には、レーザ仮付け溶接によってメッキ蒸気吹きによる溶接不良が発生する。
特許文献3では、1回目のレーザ照射をデフォーカス状態で実施し、上板を溶融させて下板側に突設させて隙間を低減し、2回目のレーザ照射によって貫通した溶接を実施している。しかし、特許文献3が開示する溶接方法では、1回目のレーザ照射が低エネルギーであるため、上板をキーホール溶融ではなく伝熱溶融させることになる。そのため、加工時間が長くなり、生産性が低下する。
本発明の解決しようとする課題は、大きい板隙間であっても接合強度が低下することなく溶接できるレーザ溶接装置、レーザ溶接方法、鋼板積層体の製造方法及び積層体のレーザ溶接による溶接構造を提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、レーザ発振器からレーザを発振し、前記レーザを集光レンズによって集束し、積層した複数枚の板に照射して、前記積層した複数枚の板を溶接するレーザ溶接装置であって、前記レーザを複数枚の板に照射して、前記積層した複数の板に溶融池を形成し、前記溶融池に前記レーザを照射して前記溶融池を流動させることで、前記積層した複数枚の板を溶接するものである。
請求項2においては、請求項1記載のレーザ溶接装置であって、前記溶融池に照射するレーザを、前記溶融池を貫通する所定軸周りの所定回転方向に走査することによって、前記溶融池を前記所定軸周りの所定回転方向に流動させるものである。
請求項3においては、請求項2記載のレーザ溶接装置であって、前記溶融池を前記所定軸周りの所定回転方向に流動させた後、前記溶融池の外縁部において前記所定回転方向にレーザを走査することによって、前記溶融池を拡大して流動させるものである。
請求項4においては、請求項2記載のレーザ溶接装置であって、前記溶融池を貫通する所定軸周りの所定回転方向における前記レーザの走査を、前記所定軸に集束するような前記所定回転方向への走査として、前記溶融池を前記所定軸周りの所定回転方向において該所定軸に収束するように流動させるものである。
請求項5においては、レーザ発振器からレーザを発振し、前記レーザを集光レンズによって集束し、積層した複数枚の板に照射して、前記積層した複数枚の板を溶接するレーザ溶接方法であって、前記レーザを複数枚の板に照射して、前記積層した複数の板に溶融池を形成し、前記溶融池に前記レーザを照射して前記溶融池を流動させることで、前記積層した複数枚の板を溶接するものである。
請求項6においては、請求項5記載のレーザ溶接方法であって、前記溶融池に照射するレーザを、前記溶融池を貫通する所定軸周りの所定回転方向に走査することによって、前記溶融池を前記所定軸周りの所定回転方向に流動させるものである。
請求項7においては、請求項6記載のレーザ溶接方法であって、前記溶融池を前記所定軸周りの所定回転方向に流動させた後、前記溶融池の外縁部において前記所定回転方向にレーザを走査することによって、前記溶融池を拡大して流動させるものである。
請求項8においては、請求項6記載のレーザ溶接方法であって、前記溶融池を貫通する所定軸周りの所定回転方向における前記レーザの走査を、前記所定軸に集束するような前記所定回転方向への走査として、前記溶融池を前記所定軸周りの所定回転方向において該所定軸に収束するように流動させるものである。
請求項9においては、鋼板積層体の製造方法であって、請求項1乃至4のいずれか一項に記載されたレーザ溶接装置を用いて前記鋼板積層体を製造するものである。
請求項10においては、鋼板積層体の製造方法であって、請求項5乃至8のいずれか一項に記載されたレーザ溶接方法を用いて前記鋼板積層体を製造するものである。
請求項11においては、請求項9又は10に記載の鋼板積層体の製造方法であって、鋼板積層体の板間は、0.3mm〜1.0mmであるものである。
請求項12においては、積層体のレーザ溶接による溶接構造であって、接合部がすり鉢形状であるものである。
請求項13においては、積層体のレーザ溶接による溶接構造であって、接合部が平面視にて円形状又は楕円形状であるものである。
請求項9においては、鋼板積層体の製造方法であって、請求項1乃至4のいずれか一項に記載されたレーザ溶接装置を用いて前記鋼板積層体を製造するものである。
請求項10においては、鋼板積層体の製造方法であって、請求項5乃至8のいずれか一項に記載されたレーザ溶接方法を用いて前記鋼板積層体を製造するものである。
請求項11においては、請求項9又は10に記載の鋼板積層体の製造方法であって、鋼板積層体の板間は、0.3mm〜1.0mmであるものである。
請求項12においては、積層体のレーザ溶接による溶接構造であって、接合部がすり鉢形状であるものである。
請求項13においては、積層体のレーザ溶接による溶接構造であって、接合部が平面視にて円形状又は楕円形状であるものである。
本発明のレーザ溶接装置、レーザ溶接方法、鋼板積層体の製造方法及び積層体のレーザ溶接による溶接構造によれば、大きい板隙間であっても接合強度が低下することなく溶接できる。
図1を用いて、レーザ溶接装置10について説明する。
レーザ溶接装置10は、本発明のレーザ溶接装置の実施形態である。レーザ溶接装置10は、レーザ溶接を行う装置である。レーザ溶接とは、レーザ光を熱源として金属に集光した状態で照射し、金属を局部的に溶融・凝固させることによって接合する溶接方法である。
レーザ溶接装置10は、本発明のレーザ溶接装置の実施形態である。レーザ溶接装置10は、レーザ溶接を行う装置である。レーザ溶接とは、レーザ光を熱源として金属に集光した状態で照射し、金属を局部的に溶融・凝固させることによって接合する溶接方法である。
以下の実施形態では、レーザ溶接装置10を用いるレーザ溶接によって、自動車車体を構成するため、積層した2枚の鋼板である上板101と下板102とを溶接するものとする。また、積層した上板101と下板102とは、板隙間が1mmであるものとする。
レーザ溶接装置10の構成について説明する。
レーザ溶接装置10は、レーザ発振器11と、光路12と、レーザ照射ヘッド13と、集光レンズ14と、を具備している。レーザ発振器11は、溶接用熱源としてCO2レーザまたはYAGレーザを発振するものである。光路12は、発振器で発振されたレーザをレーザ照射ヘッド13へ導くものである。光路12は、ミラーによってレーザを折り返して伝送する、あるいは、光ファイバーによってレーザを自在に湾曲して伝送するものである。
レーザ溶接装置10は、レーザ発振器11と、光路12と、レーザ照射ヘッド13と、集光レンズ14と、を具備している。レーザ発振器11は、溶接用熱源としてCO2レーザまたはYAGレーザを発振するものである。光路12は、発振器で発振されたレーザをレーザ照射ヘッド13へ導くものである。光路12は、ミラーによってレーザを折り返して伝送する、あるいは、光ファイバーによってレーザを自在に湾曲して伝送するものである。
レーザ照射ヘッド13は、光路12によって伝送されたレーザを上板101の上方から上板101および下板102に照射するものである。レーザ照射ヘッド13は、図示せぬロボットによって、上板101の上方まで移動される。集光レンズ14は、光路12によって伝送されたレーザを適切なサイズへ集光して照射し、被溶接物上で走査させるものである。集光レンズ14は、レーザ照射ヘッド13の内部に収納されている。
レーザ溶接装置10の作用について説明する。
レーザ溶接装置10は、レーザ発振器11からレーザを発振し、レーザ発振器11から発振されたレーザを集光レンズ14によって集束し、集光レンズ14によって集束されたレーザを積層した上板101と下板102とに照射し、上板101と下板102とを溶接する。
レーザ溶接装置10は、レーザ発振器11からレーザを発振し、レーザ発振器11から発振されたレーザを集光レンズ14によって集束し、集光レンズ14によって集束されたレーザを積層した上板101と下板102とに照射し、上板101と下板102とを溶接する。
図2および図3を用いて、レーザ溶接方法S100について説明する。
レーザ溶接方法S100は、本発明のレーザ溶接装置を用いたレーザ溶接方法の第一実施形態である。なお、図2の各ステップは、図3の各ステップに対応している。また、図3(B)は、図3(A)のAA断面図を示している。
レーザ溶接方法S100は、本発明のレーザ溶接装置を用いたレーザ溶接方法の第一実施形態である。なお、図2の各ステップは、図3の各ステップに対応している。また、図3(B)は、図3(A)のAA断面図を示している。
図2を用いて、レーザ溶接方法S100の流れについて説明する。
ステップS110において、レーザ溶接装置10は、積層した上板101および下板102の上方からレーザを照射する。このとき、レーザ溶接装置10は、レーザの照射軌跡が占める領域によって平面視にて長方形が形成されるように、照射したレーザを走査し、積層した上板101と下板102とにおいて溶融池Yを形成する。なお、本実施形態では、レーザの照射軌跡によって長方形が形成される構成としたが、円形状、楕円形状等、他の形状であっても良い。
ステップS110において、レーザ溶接装置10は、積層した上板101および下板102の上方からレーザを照射する。このとき、レーザ溶接装置10は、レーザの照射軌跡が占める領域によって平面視にて長方形が形成されるように、照射したレーザを走査し、積層した上板101と下板102とにおいて溶融池Yを形成する。なお、本実施形態では、レーザの照射軌跡によって長方形が形成される構成としたが、円形状、楕円形状等、他の形状であっても良い。
ステップS120において、レーザ溶接装置10は、形成された溶融池Yにレーザを照射し、レーザの照射軌跡が線ビードとなるようにレーザ照射を走査させて、上板101と下板102との間で形成された溶融池Yの内部を流動させる。このとき、レーザの照射軌跡を線ビードとする構成としたが、溶融池Yを流動させるレーザの照射軌跡であれば、その他のレーザの照射軌跡であっても良い。
図3を用いて、レーザ溶接方法S100の作用について説明する。
ステップS110においては、レーザ溶接装置10によって、積層した上板101および下板102に上方からレーザが照射され、積層した上板101と下板102とにおいて溶融池Yが形成される。このとき、形成された溶融池Yでは、穴あけまたは分離ビードが生じていてもかまわないものとする。
ステップS110においては、レーザ溶接装置10によって、積層した上板101および下板102に上方からレーザが照射され、積層した上板101と下板102とにおいて溶融池Yが形成される。このとき、形成された溶融池Yでは、穴あけまたは分離ビードが生じていてもかまわないものとする。
ステップS120においては、レーザ溶接装置10のレーザ照射の走査によって、形成された溶融池Yが流動する。このとき、流動している溶融池Yではうねりが生じる。うねりを生じる溶融池Yは、表面張力によってまとまり、穴あけまたは分離ビードのない接合部が形成される。
レーザ溶接方法S100の効果について説明する。
従来、自動車車体等の3次元形状の溶接では、板隙間を例えば0.3mm以下に適正に管理することは困難であった。一方、自動車車体等を製造する際には、運用上では1mm程度の板隙間まで許容されていた。そのため、1mm程度の板隙間を、接合強度が低下することなく溶接することが課題となっていた。レーザ溶接方法S100によれば、板隙間が1mmである上板101と下板102とを接合強度が低下することなく溶接できる。
従来、自動車車体等の3次元形状の溶接では、板隙間を例えば0.3mm以下に適正に管理することは困難であった。一方、自動車車体等を製造する際には、運用上では1mm程度の板隙間まで許容されていた。そのため、1mm程度の板隙間を、接合強度が低下することなく溶接することが課題となっていた。レーザ溶接方法S100によれば、板隙間が1mmである上板101と下板102とを接合強度が低下することなく溶接できる。
図4および図5を用いて、レーザ溶接方法S200について説明する。
レーザ溶接方法S200は、本発明のレーザ溶接装置を用いたレーザ溶接方法の第二実施形態である。なお、図4の各ステップは、図5の各ステップに対応している。また、図5(B)は、図5(A)のAA断面図を示している。
レーザ溶接方法S200は、本発明のレーザ溶接装置を用いたレーザ溶接方法の第二実施形態である。なお、図4の各ステップは、図5の各ステップに対応している。また、図5(B)は、図5(A)のAA断面図を示している。
図4を用いて、レーザ溶接方法S200の流れについて説明する。
ステップS210において、レーザ溶接装置10はレーザ照射ヘッド13により、積層した上板101および下板102の上方からレーザを照射する。このとき、レーザ溶接装置10は、レーザの照射軌跡が占める領域によって平面視にて円形状が形成されるように、照射したレーザを走査し、積層した上板101と下板102とにおいて溶融池Yを形成する。なお、本実施形態では、レーザの照射軌跡によって円形状が形成される構成としたが、楕円形状等の同心を有する形状であれば良い。
ステップS210において、レーザ溶接装置10はレーザ照射ヘッド13により、積層した上板101および下板102の上方からレーザを照射する。このとき、レーザ溶接装置10は、レーザの照射軌跡が占める領域によって平面視にて円形状が形成されるように、照射したレーザを走査し、積層した上板101と下板102とにおいて溶融池Yを形成する。なお、本実施形態では、レーザの照射軌跡によって円形状が形成される構成としたが、楕円形状等の同心を有する形状であれば良い。
ステップS220において、レーザ溶接装置10は、レーザ照射の走査によって、上板101と下板102において形成された溶融池Yを流動させる。ここで、溶融池Yの平面視の中心を鉛直方向に貫通する軸を、軸Pと定義する。ステップS220では、軸P周りを所定方向(図5における矢印Rの向き)に向けて回転するように、レーザ照射を走査する。
図5を用いて、レーザ溶接方法S200の作用について説明する。
ステップS210においては、レーザ溶接装置10によって、積層した上板101および下板102に上方からレーザが照射され、積層した上板101と下板102との間に平面視では円形状となる溶融池Yが形成される。このとき、形成された溶融池Yでは、穴あけまたは分離ビードが生じていてもかまわないものとする。
ステップS210においては、レーザ溶接装置10によって、積層した上板101および下板102に上方からレーザが照射され、積層した上板101と下板102との間に平面視では円形状となる溶融池Yが形成される。このとき、形成された溶融池Yでは、穴あけまたは分離ビードが生じていてもかまわないものとする。
ステップS220においては、レーザ溶接装置10のレーザ照射の走査によって、形成された溶融池Yが回転する。言い換えれば、レーザ溶接装置10のレーザ照射の走査によって、形成された溶融池Yが周方向へ流動してかき混ぜられる。このとき、回転している溶融池Yは、周方向へ流動することによって、すり鉢形状に形成される。同時に、流動している溶融池Yではうねりが生じる。うねりを生じる溶融池Yは、表面張力によってまとまり、穴あけまたは分離ビードのない接合部が形成される。
レーザ溶接方法S200の効果について説明する。
レーザ溶接方法S200によれば、板隙間が1mmである上板101と下板102とを接合強度が低下することなく溶接できる。
レーザ溶接方法S200によれば、板隙間が1mmである上板101と下板102とを接合強度が低下することなく溶接できる。
図6および図7を用いて、レーザ溶接方法S300について説明する。
レーザ溶接方法S300は、本発明のレーザ溶接装置を用いたレーザ溶接方法の第三実施形態である。なお、図6の各ステップは、図7の各ステップに対応している。また、図7(B)は、図7(A)のAA断面図を示している。
レーザ溶接方法S300は、本発明のレーザ溶接装置を用いたレーザ溶接方法の第三実施形態である。なお、図6の各ステップは、図7の各ステップに対応している。また、図7(B)は、図7(A)のAA断面図を示している。
図6を用いて、レーザ溶接方法S300の流れについて説明する。
ステップS310からステップS320までは、第二実施形態のステップS210からステップS220までと同様の流れであるため、説明を省略する。
ステップS310からステップS320までは、第二実施形態のステップS210からステップS220までと同様の流れであるため、説明を省略する。
ステップS330において、レーザ溶接装置10は、レーザ照射を、ステップS320においてすり鉢形状に形成された溶融池Yの外縁部に走査する。このとき、ステップS320と同様に、軸P周りを所定方向(図7における矢印R1の向き)に向けて回転するように、レーザ照射を走査する。
図7を用いて、レーザ溶接方法S300の作用について説明する。
ステップS310からステップS320までは、第二実施形態のステップS210からステップS220までと同様の作用であるため、説明を省略する。
ステップS310からステップS320までは、第二実施形態のステップS210からステップS220までと同様の作用であるため、説明を省略する。
ステップS330においては、レーザ溶接装置10のレーザ照射の走査によって、形成された溶融池Yの径が拡径される。このとき、ステップS320において、まとまって流動している溶融池Yをベースにして拡径するため、溶融池Yでは穴あきが生じることはない。ここで、拡径された溶融池Yを当初から形成しようとする場合には、径の大きい溶融池Yを形成することになり、穴あきが発生する確率が高い。しかし、ステップS330では、まとまって流動している溶融池Yをベースにして拡径するため、穴あきが生じる確率が低い。
レーザ溶接方法S300の効果について説明する。
レーザ溶接方法S300によれば、板隙間が1mmである上板101と下板102とを接合強度が低下することなく溶接できる。
レーザ溶接方法S300によれば、板隙間が1mmである上板101と下板102とを接合強度が低下することなく溶接できる。
図8を用いて、レーザ溶接方法S400について説明する。
レーザ溶接方法S400は、本発明のレーザ溶接装置を用いたレーザ溶接方法の第四実施形態である。なお、図8の各ステップは、図9の各ステップに対応している。また、図9(B)は、図9(A)のAA断面図を示している。
レーザ溶接方法S400は、本発明のレーザ溶接装置を用いたレーザ溶接方法の第四実施形態である。なお、図8の各ステップは、図9の各ステップに対応している。また、図9(B)は、図9(A)のAA断面図を示している。
図8を用いて、レーザ溶接方法S400の流れについて説明する。
ステップS410からステップS420までは、第二実施形態のステップS210からステップS220までと同様の流れであるため、説明を省略する。
ステップS410からステップS420までは、第二実施形態のステップS210からステップS220までと同様の流れであるため、説明を省略する。
ステップS430において、レーザ溶接装置10は、レーザ照射を、ステップS320においてすり鉢形状に形成された溶融池Yの中心に向かって収束するように走査する。すなわち、レーザ照射を、軸Pに向けて収束するように走査する。このとき、ステップS320と同様に、軸P周りを所定方向(図9における矢印R2の向き)に向けて回転するように、レーザ照射を走査する。言い換えれば、レーザ照射を、軸P周りにスパイラル形状に走査する。
図9を用いて、レーザ溶接方法S400の作用について説明する。
ステップS410からステップS420までは、第二実施形態のステップS210からステップS220までと同様の作用であるため、説明を省略する。
ステップS410からステップS420までは、第二実施形態のステップS210からステップS220までと同様の作用であるため、説明を省略する。
ステップS430においては、レーザ溶接装置10のレーザ照射の走査によって、形成された溶融池Yの中心部が下方に延長して形成される。このとき、ステップS320においてまとまって流動している溶融池Yが下方に延長して形成されるため、下板102は、より強度に溶接される。
レーザ溶接方法S400の効果について説明する。
レーザ溶接方法S400によれば、板隙間が1mmである上板101と下板102とを接合強度が低下することなく溶接できる。
レーザ溶接方法S400によれば、板隙間が1mmである上板101と下板102とを接合強度が低下することなく溶接できる。
以上の第一実施形態から第四実施形態では、積層した上板101および下板102(2枚の鋼板)の上方からレーザを照射する構成としたが、本発明はこれに限定されない。積層した3枚以上の鋼板の上方からレーザを照射する構成としても、同様の効果が得られる。
以上の第一実施形態から第四実施形態では、鋼板を被溶接物とする構成としたが、本発明はこれに限定されない。例えばアルミ板を被溶接物とする構成としても、同様の効果が得られる。
以上の第一実施形態から第四実施形態では、積層した上板101および下板102の上方からレーザを照射する構成としたが、本発明はこれに限定されない。積層した上板101および下板102の側面(端面)からレーザを照射する構成としても、同様の効果が得られる。
10 レーザ溶接装置
11 レーザ発振器
12 光路
13 レーザ照射ヘッド
14 集光レンズ
101 上板
102 下板
Y 溶融池
11 レーザ発振器
12 光路
13 レーザ照射ヘッド
14 集光レンズ
101 上板
102 下板
Y 溶融池
Claims (13)
- レーザ発振器からレーザを発振し、
前記レーザを集光レンズによって集束し、積層した複数枚の板に照射して、
前記積層した複数枚の板を溶接するレーザ溶接装置であって、
前記レーザを複数枚の板に照射して、前記積層した複数の板に溶融池を形成し、
前記溶融池に前記レーザを照射して前記溶融池を流動させることで、
前記積層した複数枚の板を溶接する、
レーザ溶接装置。 - 請求項1記載のレーザ溶接装置であって、
前記溶融池に照射するレーザを、前記溶融池を貫通する所定軸周りの所定回転方向に走査することによって、
前記溶融池を前記所定軸周りの所定回転方向に流動させる、
レーザ溶接装置。 - 請求項2記載のレーザ溶接装置であって、
前記溶融池を前記所定軸周りの所定回転方向に流動させた後、
前記溶融池の外縁部において前記所定回転方向にレーザを走査することによって、前記溶融池を拡大して流動させる、
レーザ溶接装置。 - 請求項2記載のレーザ溶接装置であって、
前記溶融池を貫通する所定軸周りの所定回転方向における前記レーザの走査を、前記所定軸に集束するような前記所定回転方向への走査として、
前記溶融池を前記所定軸周りの所定回転方向において該所定軸に収束するように流動させる、
レーザ溶接装置。 - レーザ発振器からレーザを発振し、
前記レーザを集光レンズによって集束し、積層した複数枚の板に照射して、
前記積層した複数枚の板を溶接するレーザ溶接方法であって、
前記レーザを複数枚の板に照射して、前記積層した複数の板に溶融池を形成し、
前記溶融池に前記レーザを照射して前記溶融池を流動させることで、
前記積層した複数枚の板を溶接する、
レーザ溶接方法。 - 請求項5記載のレーザ溶接方法であって、
前記溶融池に照射するレーザを、前記溶融池を貫通する所定軸周りの所定回転方向に走査することによって、
前記溶融池を前記所定軸周りの所定回転方向に流動させる、
レーザ溶接方法。 - 請求項6記載のレーザ溶接方法であって、
前記溶融池を前記所定軸周りの所定回転方向に流動させた後、
前記溶融池の外縁部において前記所定回転方向にレーザを走査することによって、前記溶融池を拡大して流動させる、
レーザ溶接方法。 - 請求項6記載のレーザ溶接方法であって、
前記溶融池を貫通する所定軸周りの所定回転方向における前記レーザの走査を、前記所定軸に集束するような前記所定回転方向への走査として、
前記溶融池を前記所定軸周りの所定回転方向において該所定軸に収束するように流動させる、
レーザ溶接方法。 - 鋼板積層体の製造方法であって、
請求項1乃至4のいずれか一項に記載されたレーザ溶接装置を用いて前記鋼板積層体を製造する、
鋼板積層体の製造方法。 - 鋼板積層体の製造方法であって、
請求項5乃至8のいずれか一項に記載されたレーザ溶接方法を用いて前記鋼板積層体を製造する、
鋼板積層体の製造方法。 - 請求項9又は10に記載の鋼板積層体の製造方法であって、
鋼板積層体の板間は、0.3mm〜1.0mmである、
鋼板積層体の製造方法。 - 積層体のレーザ溶接による溶接構造であって、
接合部がすり鉢形状である、
積層体のレーザ溶接による溶接構造。 - 積層体のレーザ溶接による溶接構造であって、
接合部が平面視にて円形状又は楕円形状である、
積層体のレーザ溶接による溶接構造。
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