JP2015077610A - レーザ接合構造及びレーザ接合方法 - Google Patents

レーザ接合構造及びレーザ接合方法 Download PDF

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    • B23K26/244Overlap seam welding

Abstract

【課題】外筒と内側部材をレーザ光により溶接する際に突起部が不要で、溶接品質を確保することができるレーザ接合構造及びレーザ接合方法を得る。
【解決手段】レーザ接合構造11は、金属製の外筒12と、外筒12の中に配置される金属製の補強部材14と、を備えている。補強部材14は、外筒12の内形に沿って配置された複数のフランジ部14D、14Eおよび連結壁部14Bを備えており、複数のフランジ部14D、14Eおよび連結壁部14Bが外筒12と接触又は近接するように配置されている。外筒12とフランジ部14D、14Eおよび連結壁部14Bとの合わせ部には、外筒12の外側からレーザ光を照射することで、外筒12とフランジ部14D、14Eおよび連結壁部14Bとを溶かして円柱状のナゲットが形成されたレーザ溶接部22が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザ接合構造及びレーザ接合方法に関する。
下記特許文献1には、レーザ光を用いて2枚の板状部材を接合する接合方法が開示されている。この接合方法では、板状部材が亜鉛めっき等の塗装材料により塗装されており、溶接時に発生する塗装材料の蒸気を逃がすため、板状部材間に所定の隙間を設ける必要がある。このため、予め一方の板状部材の溶接面に所定のレーザ光を照射して表面に突起部(凹凸部)を形成した後、この突起部が形成された溶接面の側に他方の板状部材を重ね合せることで、2枚の板状部材間に所定の隙間を設けている。この状態で、当該重ね合わせた部位に溶接用のレーザ光を照射することで、2枚の板状部材を溶接している。
特開平11−47967号公報 特開2012−115876号公報
上記特許文献1では、一方の板状部材に形成された突起部により、2枚の板状部材の間に所定の隙間を設けることができる。しかし、例えば、筒体(円、四角、六角等)の中に筒体の内形に沿って配置された筒等の内側部材を配置し、筒体と内側部材とをレーザ光により接合する場合に、筒体と内側部材のいずれか一方に突起部を設けても、筒体と内側部材との間に所定の隙間を確保することは困難である。例えば、突起部の高さが小さく形成された場合には、突起部を介して筒体と内側部材が配置された側の隙間は、ほぼ突起部の高さに設定されるが、突起部と反対側の筒体と内側部材との隙間が大きくなりすぎて溶接品質に影響が出る可能性がある。
本発明は上記事実を考慮し、外筒と内側部材をレーザ光により溶接する際に突起部が不要で、溶接品質を確保することができるレーザ接合構造及びレーザ接合方法を得ることが目的である。
請求項1の発明に係るレーザ接合構造は、金属製の外筒と、前記外筒の中に設けられ、前記外筒の内形に沿って接合部が配置され、前記接合部が前記外筒と接触又は近接するように配置された金属製の内側部材と、前記外筒と前記接合部との合わせ部に設けられ、前記外筒の外側からレーザ光を照射することで、前記外筒と前記接合部とを溶かして円柱状のナゲットが形成されたレーザ溶接部と、を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のレーザ接合構造において、一部又は全部の前記接合部と前記外筒との間に隙間が形成され、当該隙間の寸法が前記外筒の板厚以内に設定されている。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のレーザ接合構造において、前記接合部が、前記内側部材の壁部から屈曲された複数のフランジ部である。
請求項4の発明は、請求項1又は請求項2に記載のレーザ接合構造において、前記内側部材が内筒であり、前記内筒に複数の前記接合部が設けられている。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のレーザ接合構造において、前記外筒が周方向に分割された複数の部材により構成されており、前記内側部材が前記複数の部材に跨って配置され、前記接合部により前記複数の部材にそれぞれ接合されている。
請求項6の発明に係るレーザ接合方法は、金属製の外筒の中に、前記外筒の内形に沿って配置された接合部を備えた金属製の内側部材を配置し、前記接合部を前記外筒と近接又は接触するように配置する工程と、前記外筒と前記接合部との合わせ部に前記外筒の外側からレーザ光を照射し、前記外筒と前記接合部とを溶かして円柱状のナゲットが形成されるレーザ溶接部により前記合わせ部を接合する工程と、を有する。
請求項1記載の本発明によれば、金属製の外筒の中に金属製の内側部材が設けられている。内側部材には、外筒の内形に沿って接合部が配置されており、接合部が外筒と接触又は近接するように配置されている。そして、外筒と接合部との合わせ部に、外筒の外側からレーザ光を照射することで、外筒と接合部とを溶かして円柱状のナゲットが形成されたレーザ溶接部を設けることにより、外筒と接合部との合わせ部が接合されている。このレーザ接合構造では、外筒及び内側部材の接合部のいずれか一方に、外筒と接合部との間に隙間を作るための突起部を設ける必要がない。突起部がないため、仮に内側部材が設計値よりも小さく製造されても、外筒と内側部材の間の隙間がさほど広がらす、溶接が可能である。このため、外筒と接合部との合わせ部の溶接品質を確保することができる。
請求項2記載の本発明によれば、一部又は全部の接合部と外筒との間に隙間が形成され、隙間の寸法が外筒の板厚以内に設定されている。これにより、外筒と接合部との合わせ部に、外筒の外側からレーザ光を照射した際に、外筒と接合部との合わせ部に円柱状のナゲットが形成されたレーザ溶接部を設けることができ、溶接品質を確保することができる。
請求項3記載の本発明によれば、接合部が、内側部材の壁部から屈曲された複数のフランジ部であり、外筒に複数のフランジ部を近接又は接触するように配置しやすい。このため、外筒と複数のフランジ部との合わせ部をそれぞれ溶接することができる。
請求項4記載の本発明によれば、内側部材が内筒であり、外筒の中に、外筒の内形に沿って配置された複数の接合部を備えた内筒が配置されている。その際、外筒に複数の接合部を近接又は接触するように配置することで、外筒と複数の接合部との合わせ部をそれぞれ溶接することができる。
請求項5記載の本発明によれば、外筒が周方向に分割された複数の部材により構成されており、一体で構成された内側部材が複数の部材に跨って配置され、内側部材の接合部により複数の部材にそれぞれ接合されている。これにより、一体で構成された内側部材を複数の部材に多面に渡り接合し、効率的に強度・剛性を向上させることができる。
請求項6記載の本発明によれば、金属製の外筒の中に、外筒の内形に沿って配置された接合部を備えた金属製の内側部材を配置し、接合部を外筒と近接又は接触するように配置する。次いで、外筒と接合部との合わせ部に外筒の外側からレーザ光を照射し、外筒と接合部とを溶かして円柱状のナゲットが形成されたレーザ溶接部を設けることにより、外筒と接合部との合わせ部を接合する。このレーザ接合方法では、外筒及び内側部材の接合部のいずれか一方に、外筒と接合部との間に隙間を作るための突起部を設ける必要がない。突起部がないため、仮に内側部材が設計値よりも小さく製造されても、外筒と内側部材の間の隙間がさほど広がらす、溶接が可能である。このため、外筒と接合部との合わせ部の溶接品質を確保することができる。
本発明に係るレーザ接合構造及びレーザ接合方法によれば、外筒と内側部材をレーザ光により溶接する際に突起部が不要で、溶接品質を確保することができる。
第1実施形態に係るレーザ接合構造が適用された構造部材を示す斜視図である。 図1中の2−2線に沿った構造部材を示す断面図であって、外筒と内側部材をレーザ光により接合する状態を示す図である。 (A)は、図1に示す構造部材に用いられる内側部材を示す斜視図であり、(B)は内側部材の展開図である。 (A)は、図1に示す構造部材を製造するためのレーザ接合方法を示す平面図であり、(B)は、外筒と内側部材との合わせ部のレーザ溶接部を示す断面図である。 第2実施形態に係るレーザ接合構造が適用された構造部材を示す斜視図である。 図5中の6−6線に沿った構造部材を示す断面図であって、外筒と内側部材をレーザ光により接合する状態を示す図である。 第1比較例に係るレーザ接合構造が適用された構造部材を示す斜視図である。 第2比較例に係るスポット溶接による接合構造が適用された構造部材を示す斜視図である。
以下、図1〜図4を用いて、本発明に係るレーザ接合構造の第1実施形態について説明する。
図1には、本実施形態に係るレーザ接合構造11が適用された構造部材10が斜視図にて示されている。図2には、図1中の2−2線に沿った構造部材10の断面図が示されている。なお、図1および図2では、説明を分かりやすくするため、便宜上、図中の上下方向及び左右方向に合わせて縦、横、上方、下方と表現する場合がある。但し、実際の構造部材10が図1および図2中の上下方向及び左右方向に合わせて空間中に配置されていることを意図するものではなく、構造部材10の配置方向は適宜に設定可能である。
図1及び図2に示されるように、レーザ接合構造11が適用された構造部材10は、長手方向と直交する断面が略六角形状の閉じ断面とされた外筒12と、外筒12の中(内部)に配置される内側部材としての補強部材14と、を備えている。外筒12は、図1中の横方向の一方(図1中の奥側)に配置される金属製の第1パネル部材16と、図1中の横方向の他方(図1中の手前側)に配置される金属製の第2パネル部材18と、で構成されている。
第1パネル部材16は、長手方向と直交する断面が略ハット形状に形成されている。より具体的には、第1パネル部材16は、図1中の上下方向に沿って配置された縦壁部16Aと、縦壁部16Aの上端部から斜め上方向に広がるように配置された傾斜壁部16Bと、傾斜壁部16Bの上端部から上方側に延びたフランジ部16Cと、縦壁部16Aの下端部から斜め下方向に広がるように配置された傾斜壁部16Dと、傾斜壁部16Dの下端部から下方側に延びたフランジ部16Eと、を備えている。
第2パネル部材18は、長手方向と直交する断面が、第1パネル部材16と逆方向に配置された略ハット形状に形成されている。第2パネル部材18は、図1中の上下方向に沿って配置された縦壁部18Aと、縦壁部18Aの上端部から斜め上方向に広がるように配置された傾斜壁部18Bと、傾斜壁部18Bの上端部から上方側に延びたフランジ部18Cと、縦壁部18Aの下端部から斜め下方向に広がるように配置された傾斜壁部18Dと、傾斜壁部18Dの下端部から下方側に延びたフランジ部18Eと、を備えている。
第1パネル部材16のフランジ部16Cと第2パネル部材18のフランジ部18Cとは、面接触された状態で溶接等により接合されている。また、第1パネル部材16のフランジ部16Eと第2パネル部材18のフランジ部18Eとは、面接触された状態で溶接等により接合されている。これにより、第1パネル部材16と第2パネル部材18とで略六角形状の閉じ断面とされた外筒12が形成されている。
図1及び図3(A)に示されるように、補強部材14は、一体(一部品)で構成されている。補強部材14は、略六角形状に形成された平面状の壁部14Aと、壁部14Aの端部から壁部14Aと略直交する方向に屈曲された接合部としての連結壁部14Bと、連結壁部14Bの端部から壁部14Aと対向するように屈曲された略六角形状の平面状の壁部14Cと、を備えている(図3(B)に示す補強部材14の展開図を参照)。
壁部14Aの連結壁部14Bが設けられた位置以外の略六角形状の各辺(5辺)には、壁部14Cと反対方向に屈曲された接合部としてのフランジ部14Dが形成されている。すなわち、壁部14Aには、5個のフランジ部14Dが形成されている。同様に、壁部14Cの連結壁部14Bが設けられた位置以外の略六角形状の各辺(5辺)には、壁部14Aと反対方向に屈曲された接合部としてのフランジ部14Eが形成されている。すなわち、壁部14Cには、5個のフランジ部14Eが形成されている。
図1及び図2に示されるように、第1パネル部材16と第2パネル部材18とで構成された外筒12の中に補強部材14が配置されている。構造部材10の長手方向から見た断面視にて、壁部14Aの複数のフランジ部14Dおよび連結壁部14Bの外形は、外筒12の内形に沿って配置されている。本実施形態では、壁部14Aの複数のフランジ部14Dおよび連結壁部14Bの外形は、外筒12の内形よりも僅かに小さく設定されており、外筒12の中に補強部材14が配置可能とされている。壁部14Aの複数のフランジ部14Dおよび連結壁部14Bは、外筒12と接触又は近接するように配置されている(図2参照)。
なお、図2では、壁部14Aのすべてのフランジ部14Dおよび連結壁部14Bが、外筒12とほぼ一定の隙間を保持して近接するように配置されているが、これは模式的な図である。実際には、補強部材14および外筒12の加工精度や寸法公差等により、複数のフランジ部14Dおよび連結壁部14Bのいずれか一部が外筒12と接触し、他のフランジ部14Dおよび連結壁部14Bが外筒12と近接して配置されることになる。また、他のフランジ部14Dおよび連結壁部14Bが外筒12と近接して配置される場合、これらの隙間の寸法も、それぞれの位置で異なるものとなる。
同様に、構造部材10の長手方向から見た断面視にて、壁部14Cの複数のフランジ部14Eの外形は、外筒12の内形に沿って配置されている。本実施形態では、壁部14Cの複数のフランジ部14Eの外形は、外筒12の内形よりも僅かに小さく設定されており、複数のフランジ部14Eは、外筒12と接触又は近接するように配置されている。
壁部14Aの複数のフランジ部14Dおよび連結壁部14Bと外筒12との合わせ部(近接又は接触して配置された部分)は、レーザ溶接部22により接合されている。より具体的には、図2に示されるように、複数のフランジ部14Dおよび連結壁部14Bと外筒12との合わせ部に、外筒12の外側からレーザ光24を照射する。その際、後述するLSW(レーザ・スクリュー・ウェルディング)により、外筒12とフランジ部14Dおよび連結壁部14Bとを溶かして円柱状のナゲットが形成されたレーザ溶接部22を設けることにより、フランジ部14Dおよび連結壁部14Bと外筒12との合わせ部を接合している。図1では、溶接箇所を分かりやすくするため、レーザ溶接部22を×印で表現している。
LSW(レーザ・スクリュー・ウェルディング)により、外筒12の外側からレーザ光24を照射する際には、複数のフランジ部14Dおよび連結壁部14Bと外筒12との間に隙間が形成されていてもよい。この場合、複数のフランジ部14Dおよび連結壁部14Bと外筒12との隙間は、溶接される部分の外筒12の板厚以内に設定されていることが好ましい。
例えば、外筒12の板厚(厚さ)が約1.0mmであれば、複数のフランジ部14Dおよび連結壁部14Bと外筒12との隙間は、1.0mm以内に設定されることが好ましい。この場合、複数のフランジ部14Dおよび連結壁部14Bの板厚は、1.0mm以上に設定されていても、1.0mmより小さく設定されていても、溶接が可能である。すなわち、外筒12の板厚が、例えば1.0mmの場合、複数のフランジ部14Dおよび連結壁部14Bと外筒12との間が0〜1.0mmであれば、溶接が可能である。このように隙間を調整することにより、複数のフランジ部14Dおよび連結壁部14Bと外筒12との合わせ部にレーザ溶接部22がより確実に形成され、溶接品質を確保することができる。
図4(A)に示されるように、補強部材14のフランジ部14Dと外筒12との合わせ部を接合する際には、LSW(レーザ・スクリュー・ウェルディング)により接合する。その際、外筒12及び補強部材14の少なくとも一方が塗装(表面処理)されていてもよい。まず、平面視にて中心位置Cを中心として溶接形状に沿って1回目のレーザ光24を走査し、略円形状の走査軌跡24Aを描く(この状態が一般的な線レーザによる接合とほぼ同じである)。その後、本実施形態のLSW(レーザ・スクリュー・ウェルディング)では、走査軌跡24Aとほぼ同一の走査軌跡を描くように、2回目のレーザ光24の走査、3回目のレーザ光24の走査を行う。次いで、走査軌跡24Aの半径方向内側に4回目のレーザ光24を走査し、略円形状の走査軌跡24Bを描く。さらに、走査軌跡24Bの半径方向内側に5回目のレーザ光24を走査し、略円形状の走査軌跡24Cを描く。
これにより、図4(B)に示されるように、補強部材14のフランジ部14Dと外筒12との合わせ部に、外筒12とフランジ部14Dとを溶かして円柱状のナゲットが形成されたレーザ溶接部22を設ける。このレーザ溶接部22により、外筒12とフランジ部14Dとを接合することができる。
なお、レーザ光24の走査は、中心位置Cを中心として略円形状に複数回行うことで、複数の走査軌跡を形成すればよく、レーザ光24の走査回数は変更可能である。
同様に、壁部14Cの複数のフランジ部14Eと外筒12との合わせ部(近接又は接触して配置された部分)は、レーザ溶接部22により接合されている。すなわち、複数のフランジ部14Eと外筒12との合わせ部に、外筒12の外側からレーザ光24を複数回照射し、LSW(レーザ・スクリュー・ウェルディング)により接合する。これにより、外筒12とフランジ部14Eとを溶かして円柱状のナゲットが形成されたレーザ溶接部22を設けることで、壁部14Cのフランジ部14Eと外筒12との合わせ部を接合することができる。
このような構造部材10では、外筒12が周方向に分割された2枚の第1パネル部材16と第2パネル部材18により形成されており、一体で構成された補強部材14が第1パネル部材16と第2パネル部材18に跨って配置されている。この状態で、補強部材14の複数のフランジ部14Dおよびフランジ部14Eが第1パネル部材16および第2パネル部材18にそれぞれ接合されると共に、連結壁部14Bが第2パネル部材18に接合されている。
本実施形態では、補強部材14の各フランジ部14D、14Eと外筒12(第1パネル部材16、第2パネル部材18)との合わせ部は、それぞれ2つのレーザ溶接部22により接合されている。補強部材14の連結壁部14Bと第2パネル部材18と合わせ部は、4つのレーザ溶接部22により接合されている。なお、レーザ溶接部22の数は、本実施形態に限定されるものではなく、変更が可能である。
なお、本実施形態では、LSW(レーザ・スクリュー・ウェルディング)により接合する際に、レーザ光24の走査を略同心円状に複数回行っているが、これに限定されるものではない。例えば、レーザ光24を楕円状、半円状、多角形状に複数回走査したり、渦巻き状に走査することにより、略円柱状のナゲットが形成されたレーザ溶接部を設ける方法でもよい。
本実施形態では、第1パネル部材16、第2パネル部材18、補強部材14を構成する材料は、溶接が可能な金属材料であれば使用可能であり、例えば、鋼板、アルミニウム合金などを用いることができる。
本実施形態の構造部材10は、例えば、自動車、鉄道車両、建設部材などに用いられている。
ここで、構造部材10を製造するためのレーザ接合方法について説明する。
まず、第1パネル部材16と第2パネル部材18と用いて外筒12を作成する。図1に示されるように、第1パネル部材16のフランジ部16Cと第2パネル部材18のフランジ部18Cとを面接触させると共に、第1パネル部材16のフランジ部16Eと第2パネル部材18のフランジ部18Eとを面接触させる。この状態で、フランジ部16Cとフランジ部18C、およびフランジ部16Eとフランジ部18Eを溶接(スポット溶接、線レーザ溶接等を問わない)等により接合する。これにより、第1パネル部材16と第2パネル部材18とで略六角形状の閉じ断面とされた外筒12を形成する。
さらに、外筒12の中に補強部材14を配置する。その際、外筒12を形成した後、外筒12の中に補強部材14を挿入してもよいし、補強部材14を配置した後に補強部材14の周囲に外筒12を形成してもよい。さらに、壁部14Aの複数のフランジ部14Dを外筒12(第1パネル部材16、第2パネル部材18)の内面と接触又は近接するように配置し、連結壁部14Bを第2パネル部材18の内面と接触又は近接するように配置する。また、壁部14Cの複数のフランジ部14Eを外筒12(第1パネル部材16、第2パネル部材18)の内面と接触又は近接するように配置する。本実施形態では、連結壁部14Bが第2パネル部材18側に配置されているが、これに限定するものではなく、連結部材を第1パネル部材16側に配置してもよい。
その際、補強部材14および外筒12の加工精度や寸法公差等により、複数のフランジ部14D、14Eと外筒12(第1パネル部材16および第2パネル部材18)との隙間、連結壁部14Bと第2パネル部材18との隙間の寸法が若干変動するが、これらの隙間の寸法を外筒12の板厚(例えば1.0mm)以内に調整することが可能である。
その後、補強部材14の複数のフランジ部14Dと外筒12(第1パネル部材16、第2パネル部材18)との合わせ部、補強部材14の連結壁部14Bと第2パネル部材18との合わせ部、補強部材14の複数のフランジ部14Eと外筒12(第1パネル部材16、第2パネル部材18)との合わせ部に、順次、外筒12の外側からレーザ光24を照射する。その際、LSW(レーザ・スクリュー・ウェルディング)を用いることにより、外筒12と補強部材14とを溶かして円柱状のナゲットが形成されたレーザ溶接部22を設ける。これにより、補強部材14の複数のフランジ部14D、14E、および連結壁部14Bと外筒12との合わせ部が複数のレーザ溶接部22により接合される。
次に、本実施形態のレーザ接合構造11の作用並びに効果について説明する。
補強部材14は、外筒12の内形に沿って配置された複数のフランジ部14D、14Eおよび連結壁部14Bを備えており、複数のフランジ部14D、14Eおよび連結壁部14Bが外筒12の内面と接触又は近接するように配置されている。そして、外筒12と複数のフランジ部14D、14Eおよび連結壁部14Bとの合わせ部に、外筒12の外側からレーザ光24を照射することで、外筒12と複数のフランジ部14D、14Eおよび連結壁部14Bとを溶かして円柱状のナゲットが形成されたレーザ溶接部22を設ける。レーザ溶接部22を複数設けることで、外筒12と複数のフランジ部14D、14Eおよび連結壁部14Bとの合わせ部が接合されている。
このようなレーザ接合構造11では、外筒12及び補強部材14のいずれか一方に、外筒12と複数のフランジ部14D、14Eおよび連結壁部14Bとの間に隙間を作るための突起部を設ける必要がない。突起部がないため、仮に補強部材14が設計値よりも小さく製造されても、外筒12と補強部材14の間の隙間がさほど広がらす、LSW(レーザ・スクリュー・ウェルディング)による接合が可能である。
さらに、レーザ接合構造11では、レーザ光24による溶接前の外筒12と複数のフランジ部14D、14Eおよび連結壁部14Bとの間の一部または全部に隙間が形成されており、隙間の寸法が外筒12の板厚(例えば1.0mm)以内に設定されている。これにより、外筒12と複数のフランジ部14D、14Eおよび連結壁部14Bとの合わせ部に、外筒12の外側からレーザ光24を照射した際に、LSW(レーザ・スクリュー・ウェルディング)により外筒12と補強部材14とを溶かして円柱状のナゲットが形成されたレーザ溶接部22を設けることができる。このため、外筒12と補強部材14の複数のフランジ部14D、14Eおよび連結壁部14Bとの合わせ部の溶接品質を確保することができる。
また、補強部材14は、壁部14Aから屈曲された複数のフランジ部14D、壁部14Cから屈曲された複数のフランジ部14Eを備えており、外筒12に複数のフランジ部14D、14Eを近接又は接触するように配置しやすい。このため、外筒12と複数のフランジ部14D、14Eとの合わせ部をそれぞれ溶接することができる。
さらに、外筒12が周方向に分割された2枚の第1パネル部材16と第2パネル部材18により構成されており、一体で構成された補強部材14が第1パネル部材16と第2パネル部材18に跨って配置されている。そして、補強部材14の複数のフランジ部14D、14Eが第1パネル部材16と第2パネル部材18にそれぞれ接合されると共に、補強部材14の連結壁部14Bが第2パネル部材18に接合されている。これにより、一体で構成された補強部材14を第1パネル部材16と第2パネル部材18に多面に渡り接合することができ、効率的に構造部材10の強度・剛性を向上させることができる。
図7には、第1比較例のレーザ接合構造101が適用された構造部材100が斜視図にて示されている。図7に示されるように、構造部材100では、第1パネル部材16と第2パネル部材18とで構成された外筒12の中に補強部材104が配置されている。補強部材104は、第2パネル部材18の内面に沿って略台形状に形成された平面状の壁部104Aと、壁部104Aの端部から屈曲された連結壁部104Bと、連結壁部104Bの端部から壁部104Aと対向するように屈曲された略台形状の平面状の壁部104Cと、を備えている。
壁部104Aの連結壁部104Bが設けられた位置の両側の辺には、壁部104Cと反対方向に屈曲されたフランジ部104Dが形成されている。壁部104Cの連結壁部104Bが設けられた位置の両側の辺には、壁部104Aと反対方向に屈曲されたフランジ部104Eが形成されている。補強部材104の2つのフランジ部104D、連結壁部104B、および2つのフランジ部104Eは、第2パネル部材18の内面とほぼ接触するように配置されている。この状態で、補強部材104の2つのフランジ部104D、連結壁部104B、および2つのフランジ部104Eと第2パネル部材18は、第2パネル部材18側から線レーザを照射して形成された溶接部106により接合されている。
線レーザにより接合する際には、補強部材104の2つのフランジ部104D、連結壁部104B、および2つのフランジ部104Eと第2パネル部材18とをほぼ面接触させるように配置する必要がある。本発明者の実験によると、線レーザにより2枚の板材を接合する際には、2枚の板材の隙間を0.1〜0.3mmに設定しなければ、溶接品質を確保することができないことが確認されている。このため、各部材の加工精度や寸法公差等により、片側の第2パネル部材18の断面内にしか補強部材104を接合することができない。すなわち、線レーザにより溶接する場合には、第1パネル部材16と第2パネル部材18に跨って補強部材を設けることができない。
また、特開2010−155509号公報には、車両用のロッカとして、断面ハット形状に形成されたロッカアウタおよびロッカインナのそれぞれに、補強部材が設けられた構造が開示されている。この構造では、ロッカアウタと一方の補強部材がスポット溶接により接合され、ロッカインナと他方の補強部材がスポット溶接により接合されている。この構造でも、ロッカアウタおよびロッカインナに跨って一体に構成された補強部材を設けることはできない。
また、特開2010−143461号公報には、断面ハット形状であるロッカアウタとロッカインナにそれぞれ接着剤により接着された樹脂部材を介して補強部材が設けられた構造が開示されている。この構造では、接着剤と樹脂部材を使用しており、部品のバラツキにより精度を確保した接合を行うことが困難である。
これに対して、本実施形態のレーザ接合構造11では、図1等に示されるように、例えば、外筒12と補強部材14の接合部との隙間の寸法を外筒12の板厚以内に調整することで、LSW(レーザ・スクリュー・ウェルディング)により外筒12と補強部材14の接合部とを溶かして円柱状のナゲットが形成されたレーザ溶接部22を設けることができる。このため、第1パネル部材16と第2パネル部材18の断面内に跨って補強部材14を設けることができる。
なお、本実施形態のレーザ接合構造11では、補強部材14の5つのフランジ部14D、14Eの全部と連結壁部14Bが外筒12の略六角形状の全面にレーザ溶接部22により接合されているが、これに限定されるものではない。例えば、補強部材14の5つのフランジ部14D(又は5つフランジ部14E)と連結壁部14Bのいずれか2つ以上が外筒12の略六角形状のいずれか2面以上にレーザ溶接部22により接合されている構成でもよい。この場合、例えば、補強部材14の5つのフランジ部14D(又は5つフランジ部14E)と連結壁部14Bの対向する2つ以上が外筒12にレーザ溶接部22により接合されていることが好ましい。
また、本実施形態では、外筒12が周方向に分割された2枚の第1パネル部材16と第2パネル部材18により構成されているが、これに限定されるものではない。例えば、外筒が周方向に分割された複数の部材により構成されていてもよい。
次に、図5及び図6を用いて、本発明に係るレーザ接合構造の第2実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図5および図6に示されるように、本実施形態のレーザ接合構造41が適用された構造部材40は、外筒42の中(内部)に内側部材としての内筒44が配置されている。外筒42は、略矩形状に形成された金属製の筒状体で構成されている。より具体的には、外筒42は、図5及び図6中の上下方向の上方側に配置された略平面状の横壁部42Aと、横壁部42Aの両端部で下方側に屈曲された略平面状の縦壁部42B、42Cと、これらの縦壁部42B、42Cの下端部を繋ぐ略平面状の横壁部42Dと、を備えている。
内筒44は、外筒42の内形に沿って配置された金属製の筒状体で構成されている。より具体的には、内筒44は、図5及び図6中の上下方向の上方側に配置された接合部としての略平面状の横壁部44Aと、横壁部44Aの両端部で下方側に屈曲された接合部としての略平面状の縦壁部44B、44Cと、これらの縦壁部44B、44Cの下端部を繋ぐ接合部としての略平面状の横壁部44Dと、を備えている。
内筒44は、外形が外筒42の内形より僅かに小さく形成されており、外筒42の中に配置されることで補強部材として機能している。外筒42と内筒44は、一体で構成された閉じ断面形状とされており、例えば、ロール成形部材、押し出し成形部材、ハイドロ成形部材等により形成されている。
図6に示されるように、内筒44の横壁部44Aは、外筒42の横壁部42Aと接触又は近接するように配置され、内筒44の縦壁部44B、44Cは、外筒42の縦壁部42B、42Cと接触又は近接するように配置されている。内筒44の横壁部44Dは、外筒42の横壁部42Dと接触又は近接するように配置されている。
内筒44の横壁部44A、縦壁部44B、44C、および横壁部44Dと外筒42との合わせ部は、レーザ溶接部46によりそれぞれ接合されている。より具体的には、図6に示されるように、内筒44の横壁部44A、縦壁部44B、44C、および横壁部44Dと外筒42との合わせ部に、外筒42の外側からレーザ光24が照射される。その際、LSW(レーザ・スクリュー・ウェルディング)により、外筒42と内筒44とを溶かして円柱状のナゲットが形成されたレーザ溶接部46を設けることで、内筒44の横壁部44A、縦壁部44B、44C、および横壁部44Dと外筒42との合わせ部が接合されている。
外筒42の外側からレーザ光24を照射する際には、外筒42と内筒44との間に隙間が形成されていてもよい。この場合、外筒42と内筒44との隙間の寸法が、外筒42の板厚以内に設定されていることが好ましい。
このようなレーザ接合構造41では、外筒42及び内筒44のいずれか一方に、外筒42と内筒44との間に隙間を作るための突起部を設ける必要がない。突起部がないため、仮に内筒44が設計値よりも小さく製造されても、外筒42と内筒44の間の隙間がさほど広がらす、LSW(レーザ・スクリュー・ウェルディング)による接合が可能である。このため、外筒42と内筒44との合わせ部の溶接品質を確保することができる。
また、一体で構成された内筒44の4面が、一体で構成された外筒42の4面にそれぞれレーザ溶接部46により接合されている。このため、効率的に構造部材40の強度・剛性を向上させることができる。
図8には、第2比較例のスポット溶接による接合構造121が適用された構造部材120が斜視図にて示されている。図8に示されるように、構造部材120では、一体に構成された外筒42の中に補強部材124が配置されている。補強部材124は、断面視にて略L字状に形成されている。より具体的には、補強部材124は、図8中の上方側の横壁部42Aの内面に沿って配置された平面状の横壁部124Aと、横壁部124Aの端部から屈曲されると共に縦壁部42Cの内面に沿って配置された縦壁部124Bと、を備えている。
補強部材124の横壁部124Aは、外筒42の横壁部42Aに面接触状態で配置されており、補強部材124の縦壁部124Bは、外筒42の縦壁部42Cに面接触状態で配置されている。外筒42における補強部材124の横壁部124Aと対向する横壁部42Dには、溶接位置に対応して複数(本実施形態では2つ)の円形状の開口部126が形成されている。外筒42における補強部材124の縦壁部124Bと対向する縦壁部42Bには、溶接位置に対応して複数(本実施形態では2つ)の円形状の開口部126が形成されている。これらの開口部126は、スポット溶接用の溶接ガン(電極)を挿入するために形成されている。
すなわち、横壁部42Dの開口部126から一方の溶接ガンを挿入し、補強部材124の横壁部124Aと外筒42の横壁部42Aとの接触面の両側から一対の溶接ガンを接触させることで、スポット溶接が行われる。これにより、補強部材124の横壁部124Aと外筒42の横壁部42Aとがスポット溶接部128により接合されている。また、縦壁部42Bの開口部126から一方の溶接ガンを挿入し、補強部材124の縦壁部124Bと外筒42の縦壁部42Cとの接触面の両側から一対の溶接ガンを接触させることで、スポット溶接が行われる。これにより、補強部材124の縦壁部124Bと外筒42の縦壁部42Cとがスポット溶接部128により接合されている。
このような構造部材120では、スポット溶接を行うために、外筒42に溶接ガンを挿入するための開口部126を形成する必要があり、接合部付近の剛性が低下する。また、場所によって開口部126を閉じる必要があり、開口部126を閉じるためのプラグホールが必要となる場合はコストが高くなる。
一方、外筒と補強部材とをプラグ溶接により接合する場合には、溶接するために外筒等の接合部に貫通孔を設ける必要がある。このため、水入りや防錆面での懸念がある。また、プラグ溶接では、接合スピードが遅く、工数アップにつながる。ここで、プラグ溶接とは、栓溶接ともいい、板材を重ね合わせて接合する場合に、一方の板材に丸穴(プラグ)をあけておき、この穴を埋めるように溶接し接合する方法である。
これに対して、本実施形態のレーザ接合構造41では、外筒42に開口部や貫通孔を設ける必要がない。また、一体で構成された内筒44の4面が、一体で構成された外筒42の4面にそれぞれレーザ溶接部46により接合されているため、効率的に構造部材40の強度・剛性を向上させることができる。
なお、本実施形態のレーザ接合構造41では、内筒44の4面が、一体で構成された外筒42の4面にそれぞれレーザ溶接部46により接合されているが、これに限定されるものではない。例えば、内筒44の2面以上が、外筒42の2面以上にレーザ溶接部46により接合されている構成でもよい。
また、本実施形態のレーザ接合構造41では、外筒42および内筒44は、矩形状であるが、これに限定されるものでなく、例えば、円形状、多角形状の外筒および内筒を用いてもよい。
また、本実施形態のレーザ接合構造41に代えて、外筒が周方向に分割された複数の部材により構成され、該外筒の中に、一体で構成された内筒が配置されてレーザ溶接部により接合される構造でもよい。
また、第1実施形態及び第2実施形態のレーザ接合構造が適用された構造部材は、例えば、自動車の車両骨格部材(例えば、ロッカなど)や、車両構造部材などに用いることで、効率的に強度・剛性を向上させることができる。
さらに、外筒の内部に配置される内側部材は、補強部材に限定されるものではなく、例えば一方の部材(外筒)と他方の部材(内側部材)を繋ぐ場合にも本発明のレーザ接合構造を適用することができる。
10 構造部材
11 レーザ接合構造
12 外筒
14 補強部材(内側部材)
14A 壁部
14B 連結壁部(接合部)
14C 壁部
14D フランジ部(接合部)
14E フランジ部(接合部)
16 第1パネル部材(複数の部材)
18 第2パネル部材(複数の部材)
22 レーザ溶接部
24 レーザ光
40 構造部材
41 レーザ接合構造
42 外筒
44 内筒(内側部材)
44A 横壁部(接合部)
44B 縦壁部(接合部)
44C 縦壁部(接合部)
44D 横壁部(接合部)
46 レーザ溶接部

Claims (6)

  1. 金属製の外筒と、
    前記外筒の中に設けられ、前記外筒の内形に沿って接合部が配置され、前記接合部が前記外筒と接触又は近接するように配置された金属製の内側部材と、
    前記外筒と前記接合部との合わせ部に設けられ、前記外筒の外側からレーザ光を照射することで、前記外筒と前記接合部とを溶かして円柱状のナゲットが形成されたレーザ溶接部と、
    を有するレーザ接合構造。
  2. 一部又は全部の前記接合部と前記外筒との間に隙間が形成され、当該隙間の寸法が前記外筒の板厚以内に設定されている請求項1に記載のレーザ接合構造。
  3. 前記接合部が、前記内側部材の壁部から屈曲された複数のフランジ部である請求項1又は請求項2に記載のレーザ接合構造。
  4. 前記内側部材が内筒であり、前記内筒に複数の前記接合部が設けられている請求項1又は請求項2に記載のレーザ接合構造。
  5. 前記外筒が周方向に分割された複数の部材により構成されており、
    前記内側部材が前記複数の部材に跨って配置され、前記接合部により前記複数の部材にそれぞれ接合されている請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のレーザ接合構造。
  6. 金属製の外筒の中に、前記外筒の内形に沿って配置された接合部を備えた金属製の内側部材を配置し、前記接合部を前記外筒と近接又は接触するように配置する工程と、
    前記外筒と前記接合部との合わせ部に前記外筒の外側からレーザ光を照射し、前記外筒と前記接合部とを溶かして円柱状のナゲットが形成されるレーザ溶接部により前記合わせ部を接合する工程と、
    を有するレーザ接合方法。
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