JP6404778B2 - 接合体、及びそれを有する車両用フロントピラー組立体 - Google Patents
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Description
本発明の第1実施形態に係る接合体について説明する。なお、本実施形態に係る接合体は、工業製品等の構造体として適用可能である。図1に示すように、本実施形態に係る接合体は、互いに接合される2つの部材として第1及び第2の部材11,12を有している。第1及び第2の部材11,12は同種の金属材料によって作製されている。
本発明の第2実施形態に係る接合体について説明する。図4に示すように、本実施形態に係る接合体における第1及び第2の部材21,22は、それぞれ第1実施形態における第1及び第2の部材11,12に相当する。これら第1及び第2の部材21,22のフランジ23,24が、それぞれ第1実施形態における第1及び第2の部材11,12のフランジ13,14に相当する。
本発明の第3実施形態に係る接合体について説明する。図5に示すように、本実施形態に係る接合体における第1及び第2の部材31,32は、それぞれ第1実施形態における第1及び第2の部材11,12に相当する。これら第1及び第2の部材31,32のフランジ33,34が、それぞれ第1実施形態における第1及び第2の部材11,12のフランジ13,14に相当する。
本発明の第4実施形態に係る車両用フロントピラー組立体について説明する。本実施形態では、フロントピラー組立体がトラックの車体に設けられているものとして説明する。しかしながら、本発明はこれに限定されず、フロントピラー組立体がトラック以外の車両の車体に設けられていてもよい。なお、トラック以外の車両としては、ワンボックス型車両、セダン型車両、ハッチバック型車両、SUV型車両等が挙げられる。
実施例について説明する。実施例においては、第3実施形態に係る接合体を用いる。図11に示すように、接合体における第1及び第2の部材31,32は、L字形状に形成されて、フランジ33,34がそれぞれ周縁領域31a,32aから略直角に立ち上がっている。
比較例について説明する。図14に示すように、比較例においては、第1及び第2の部材101,102におけるフランジ103,104に加工硬化を施していない点を除いて実施例と同様の接合体を用いる。なお、比較例のフランジ103,104もまた、互いに重なった状態で、スポット溶接により形成された溶接部分107を用いて接合されており、さらに、第1及び第2の部材101,102の周縁領域101a,102a上に平板形状の板部材Kが接合されている。比較例においては、かかる接合体に対して実施例と同様の曲げ試験を行う。このような曲げ試験時において、フランジ103,104には、図15に示すようにひずみが分布する。
11a,21a,31a 周縁領域
12,22,23 第2の部材
12a,22a,23a 周縁領域
13,14,23,24,33,34 フランジ
13a,14a,23a,24a,33a,34a 一方硬化部
13b,14b,23b,24b,33b,34b 他方硬化部
13c,14c,23c,24c,33c,34c 中央硬化部
13d,14d,23d,24d,33d,34d 一方周辺部
13e,14e,23e,24e,33e,34e 他方周辺部
15,16,25,26,35,36 先端縁
19,29,39 溶接部分
19a,29a,39a 長手方向一方端部
19b,29b,39b 長手方向他方端部
23f,24f,33f,34f 中央周辺部
29c,39c 幅方向一方端
H1,H2,H3,H4,H5,H6 硬化領域
42 フロントピラー組立体
45 接合体
46 フロントピラーメンバ
47 サイドアウターパネルのフロントピラー部分
48 ダッシュサイドパネル
50,51 フランジ
53 溶接部分
L1,L2 一方仮想線
M1,M2 他方仮想線
N1,N2 中央仮想線
P1,P2 一方境界線
Q1,Q2 他方境界線
R1,R2 中心境界線
S1,S2 円弧境界線
V1,V2 一方周辺境界線
W1,W2 他方周辺境界線
θ1,θ2,φ1,φ2,ψ1,ψ2,ω1,ω2 傾斜角度
F 荷重
Claims (5)
- 2つの部材を備え、該2つの部材のそれぞれが、その周縁領域に沿って延びる接合領域を含んでおり、
前記2つの部材の接合領域が重ねて配置され、かつ溶接により形成される溶接部分を用いて接合されている、接合体であって、
前記接合領域の先端縁が前記接合領域の長手方向に直交する幅方向の一方に位置し、
前記接合領域が、
前記先端縁及び一方仮想線の一方仮想交差部に位置すると共に加工硬化された一方硬化部であって、前記一方仮想線が、前記溶接部分の長手方向一方端部を通って前記溶接部分から長手方向にて離れながら前記先端縁に向かうと共に幅方向に対して40°以上かつ50°以下の傾斜角度にて延びる直線として定義されている、一方硬化部と、
前記先端縁及び他方仮想線の他方仮想交差部に位置すると共に加工硬化された他方硬化部であって、前記他方仮想線が、前記溶接部分の長手方向他方端部を通って前記溶接部分から長手方向にて離れながら前記先端縁に向かうと共に幅方向に対して40°以上かつ50°以下の傾斜角度にて延びる直線として定義されている、他方硬化部と、
前記先端縁及び中央仮想線の中央仮想交差部に位置すると共に加工硬化された中央硬化部であって、前記中央仮想線が、前記溶接部分の長手方向の中心を通って幅方向に延びる直線として定義されている、中央硬化部と
を有し、
さらに、前記一方、他方、及び中央硬化部が、前記先端縁、前記溶接部分、一方境界線、及び他方境界線によって囲まれる硬化領域に位置しており、前記一方境界線が、前記一方仮想線に対して前記溶接部分の長手方向一方端部を中心として長手方向の一方に10°の傾斜角度にて傾けた直線として定義され、前記他方境界線が、前記他方仮想線に対して前記溶接部分の長手方向他方端部を中心として長手方向の他方に10°の傾斜角度にて傾けた直線として定義されており、
前記一方、他方、及び中央硬化部における硬度が前記硬化領域の周辺の部分における硬度よりも高くなっている、接合体。 - 前記硬化領域が、前記先端縁、前記一方及び他方境界線、並びに中心境界線によって囲まれた範囲にさらに限定され、前記中心境界線が、前記溶接部分の幅方向一方端及び前記先端縁間における幅方向の中心を通って長手方向に沿って延びる直線として定義されている、請求項1に記載の接合体。
- 前記硬化領域が、前記先端縁及び円弧境界線によって囲まれた範囲にさらに限定され、前記円弧境界線が、前記先端縁及び前記一方境界線の一方境界交差部、前記先端縁及び前記他方境界線の他方境界交差部、並びに前記溶接部分の幅方向一方端及び前記先端縁間の部分を通って延びる円弧線として定義されている、請求項1に記載の接合体。
- 前記溶接部分がスポット溶接により形成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の接合体。
- 車体の車両幅方向の側部に設けられる車両用フロントピラー組立体であって、
請求項1〜4のいずれか一項に記載の接合体を備え、
前記2つの部材のうち1つである第1の部材が車両上下方向に沿って配置され、
前記2つの部材のうち別の1つである第2の部材が、前記第1の部材に対して車両幅方向の中央側にて車両上下方向に沿って配置され、
前記第1及び第2の部材の接合領域が前記接合体の車両前後方向の後端部に位置しており、
前記接合体の車両前後方向の前端部にフレーム部材が取り付けられ、
前記接合体及び前記フレーム部材の取付部の高さが車両上下方向にて前記溶接部分の高さに対応している、車両用フロントピラー組立体。
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JP2015127969A JP6404778B2 (ja) | 2015-06-25 | 2015-06-25 | 接合体、及びそれを有する車両用フロントピラー組立体 |
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JP2015127969A JP6404778B2 (ja) | 2015-06-25 | 2015-06-25 | 接合体、及びそれを有する車両用フロントピラー組立体 |
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JP2017006976A JP2017006976A (ja) | 2017-01-12 |
JP6404778B2 true JP6404778B2 (ja) | 2018-10-17 |
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Family Applications (1)
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JP2015127969A Active JP6404778B2 (ja) | 2015-06-25 | 2015-06-25 | 接合体、及びそれを有する車両用フロントピラー組立体 |
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JP5044162B2 (ja) * | 2006-07-31 | 2012-10-10 | トヨタ自動車株式会社 | 異種金属継手構造及び異種金属接合方法 |
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-
2015
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