JP2019084847A - 車両ボデー構造 - Google Patents

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晴照 鍋島
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Abstract

【課題】車両外側から衝突された時に、HAZ最軟化部で発生した亀裂が縦壁部に進展することを抑止し、骨格部材の強度低下を防止できる車両ボデー構造を提供する。【解決手段】引張強度が1180MPa以上の鋼板で形成されて両側縁に第1フランジ部を有するハット断面形状の第1構成部材と、他の鋼板で形成されて第1構成部材に重ねられて、両側縁に形成された第2フランジ部が各々第1フランジ部に溶接されて内側に閉空間を形成する第2構成部材と、を備え、第1構成部材は、溶接により第1フランジ部の長手方向に沿って形成された1つ以上の溶融金属のそれぞれの周囲に形成されたHAZ軟化部と、閉空間を形成するために互いに離間する方向に折り曲げ形成された一対の縦壁部と、一対の縦壁部の第1フランジ部側の端縁と、HAZ軟化部との間に形成されて、HAZ軟化部から縦壁部側への亀裂の進展を食い止める脆弱部と、を有するように構成する。【選択図】図2

Description

本発明は、センタピラー等の車両ボデー構造に関するものである。
車両ボデー構造であるフロントピラー(Aピラー)、センタピラー(Bピラー)、サイドシル等は、閉断面構造に形成されている。この閉断面構造は、閉空間を挟んで面合わせに重ねられる2枚の鋼板部材の両側縁のフランジ部が溶接接合されて形成される。例えば、下記特許文献1に記載される車両用センタピラーは、引張強度が1180MPa以上の高張力鋼板で形成されたピラーアウタと、他の鋼板(例えば、引張強度が590MPa等である。)で形成されたピラーインナとが重ねあわされて、2枚の鋼板部材の両側縁のフランジ部がスポット溶接により溶接接合されて、閉断面構造に形成されている。
特開2015−3552号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載される車両用センタピラーでは、スポット溶接により溶接接合されたフランジ接合部において、溶接部位の熱影響部(以下、「HAZ」という。)で局部的な軟化(以下、「HAZ軟化」という。)が生じることがある。例えば、上記特許文献1には、図18に示すように、引張強度が1500MPaのホットスタンプ材の場合には、母材はビッカース硬さHv450程度であるが、スポット溶接により形成されたナゲット(溶融金属)の周縁部にHAZ軟化部が生じる旨が記載されている。また、HAZ最軟化部は、ビッカース硬さHv300程度となり、ビッカース硬さが母材よりもHv150程度低下する旨が記載されている。
フランジ接合部のナゲットの周囲に、このようなHAZ軟化が生じると、車両用センタピラーの下部等に車両外側から衝突された際に、HAZ最軟化部にひずみが集中し、破断起点となって亀裂が発生して縦壁部に進展し、車両用センタピラーが破断し、乗員の生存空間が脅かされる可能性が高くなる。
そこで、本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、車両外側から衝突された時に、HAZ最軟化部で発生した亀裂が縦壁部に進展することを抑止し、骨格部材の強度低下を防止できる車両ボデー構造を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、第1発明は、引張強度が1180MPa以上の鋼板で形成されて両側縁に第1フランジ部を有するハット断面形状の第1構成部材と、他の鋼板で形成されて前記第1構成部材に重ねられて、両側縁に形成された第2フランジ部がそれぞれ前記第1フランジ部に溶接されて内側に閉空間を形成する第2構成部材と、を備えた車両ボデー構造であって、前記第1構成部材は、前記溶接により前記第1フランジ部の長手方向に沿って形成された1つ以上の溶融金属のそれぞれの周囲に形成されたHAZ軟化部と、前記閉空間を形成するために互いに離間する方向に折り曲げ形成された一対の縦壁部と、一対の前記縦壁部の前記第1フランジ部側の端縁と、前記HAZ軟化部との間に形成されて、HAZ軟化部から前記縦壁部側への亀裂の進展を食い止める脆弱部と、を有する、車両ボデー構造である。
第2発明は、上記第1発明において、前記脆弱部は、一対の前記縦壁部の前記第1フランジ部側の端縁と、前記HAZ軟化部との間に形成された逃げ孔部を含む、車両ボデー構造である。
第3発明は、上記第2発明において、前記逃げ孔部は、前記第1フランジ部の長手方向に離間して配置されて、少なくとも前記HAZ軟化部の前記溶融金属を挟んだ前記長手方向両側部分のそれぞれに対向するように前記長手方向に沿って形成された2つの貫通孔で構成された、車両ボデー構造である。
第4発明は、上記第2発明において、前記逃げ孔部は、前記第1フランジ部の長手方向に沿って形成され、少なくとも前記HAZ軟化部の前記長手方向両端部間に対向するように形成された1つの長孔で構成された、車両ボデー構造である。
第5発明は、上記第1発明において、前記脆弱部は、一対の前記縦壁部の前記第1フランジ部側の端縁と、前記HAZ軟化部との間に形成されたレーザ溶接部を含む、車両ボデー構造である。
第6発明は、上記第5発明において、前記レーザ溶接部は、前記第1フランジ部の長手方向に沿って形成され、少なくとも前記HAZ軟化部の前記長手方向両端部間に対向するように形成された、車両ボデー構造である。
本発明は、上記各発明の構成をとることによって、車両外側から衝突された時に、HAZ最軟化部で発生した亀裂が縦壁部に進展することを抑止し、骨格部材の強度低下を防止できる。
第1実施形態に係る車両用センタピラーの一例を示す斜視図である。 図1に示す車両用センタピラーの主要部を示す斜視図である。 図2のIII−III線矢視断面拡大図である。 図2のHAZ軟化部と2個の逃げ孔との位置関係を説明する部分拡大図である。 解析用フレームモデルの説明図であって、第1実施形態に相当する第1フレームモデルの斜視図である。 解析用フレームモデルの説明図であって、比較例としての第2フレームモデルの斜視図である。 各フレームモデルの荷重−変位特性を示すグラフである。 第1実施形態に相当する第1フレームモデルであって、HAZ最軟化部に発生した亀裂が貫通孔に達するように設定した状態を示す斜視図である。 図8のIX部分の拡大平面図である。 第1実施形態に相当する第1フレームモデルの変形図であって、HAZ最軟化部に発生した亀裂が貫通孔に達した後、座屈した状態を示す斜視図である。 図10のXI部分の拡大平面図である。 比較例としての第2フレームモデルであって、HAZ最軟化部に発生した亀裂が第1縦壁部に達するように設定した状態を示す主要部拡大斜視図である。 比較例としての第2フレームモデルの変形図であって、HAZ最軟化部に発生した亀裂が第1縦壁部に達した後、座屈した状態を示す主要部拡大斜視図である。 第2実施形態に係る車両用センタピラーのHAZ軟化部と1個の長孔との位置関係を説明する部分拡大図である。 第2実施形態に相当する第3フレームモデルの変形図であって、HAZ最軟化部に亀裂が発生した後、座屈した状態の部分拡大平面図である。 第3実施形態に係る車両用センタピラーのHAZ軟化部とレーザ溶接部との位置関係を説明する部分拡大図である。 第3実施形態に相当する第4フレームモデルの変形図であって、HAZ最軟化部に発生した亀裂がレーザ溶接部に達した後、レーザ溶接部に沿って進展した状態の部分拡大平面図である。 高張力鋼板からなる部材(引張強度が1500MPaのホットスタンプ鋼板部材)のスポット溶接部の硬さ分布の一例を示すグラフである。
以下、本発明に係る車両ボデー構造を車両用センタピラーについて具体化した第1実施形態乃至第3実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、第1実施形態に係る車両用センタピラー1について図1乃至図13に基づいて説明する。尚、各図に適宜に示される矢印FRは、車両前方側を示し、又矢印UPは車両上方側を示している。更に、矢印INは、車幅方向内側を示している。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。
[第1実施形態]
図1〜図3は、本発明の第1実施形態に係る車両用センタピラー1の概略構成を示す。図1〜図3に示すように、車両用センタピラー1は、車両用センタピラー1の車幅方向外側部を構成する長尺状のアウタパネル11と、車両用センタピラー1の車幅方向内側部を構成する長尺状のインナパネル12とを有している。
アウタパネル11は、車幅方向内側に開口するハット断面形状に形成されており、開口側の車両前後方向の両側縁部から第1フランジ部11Cが車両前後方向外側に延出されている。また、インナパネル12は、車幅方向外側に開口するハット断面形状に形成されており、車両前後方向の両側縁部から第2フランジ部12Cが車両前後方向外側に延出されている。
そして、インナパネル12の各第2フランジ部12Cは、アウタパネル11の各第1フランジ部11Cに車幅方向に重ね合わされて、スポット溶接によって溶接接合されて閉断面を形成している。図1及び図2において、黒丸印により溶接個所を示している。尚、スポット溶接に限らず、レーザ溶接等、他の溶接によって溶接接合されてもよい。
従って、長尺状の車両用センタピラー1は、車両上下方向へ延びる閉断面構造に形成され、内側に一つの閉空間13を形成している。また、車両用センタピラー1は、アウタパネル11の上端に形成された略T字状の取付部15を介してルーフサイドレール18に接合されており、アウタパネル11の下端に形成された略T字状の取付部16を介してサイドシル19に接合され、車両上下方向に沿って配置されている。
アウタパネル11は、引張強度が1180MPa以上(例えば、1470MPaである。)の高張力鋼板で常温プレス若しくはホットスタンプにより成形された鋼板部材である。アウタパネル11は、車両前後方向両側の第1フランジ部11Cからそれぞれ車幅方向外側へ立ち上がる一対の第1縦壁部11Bと、各第1縦壁部11Bの車幅方向外側端をつなぐ第1底壁部11Aとを有している。
インナパネル12は、アウタパネル11の引張強度よりも小さい引張強度(例えば、590MPaである。)の高張力鋼板で常温プレスにより成形された鋼板部材である。インナパネル12は、車両前後方向両側の第2フランジ部12Cからそれぞれ車幅方向内側へ立ち上がる一対の第2縦壁部12Bと、各第2縦壁部12Bの車幅方向内側端をつなぐ第2底壁部12Aとを有している。
アウタパネル11は、各第1フランジ部11Cの長手方向に沿った複数個所に、スポット溶接により形成されたナゲット(溶融金属)21(図1、図2中、黒丸印で示す。)を有している。また、アウタパネル11は、一対の第1縦壁部11Bの第1フランジ部11C側の端縁11Dと、各ナゲット21の周囲に形成されたHAZ軟化部21Aとの間に、それぞれ2個の貫通孔22A、22Bが形成されている。
一方、図3に示すように、インナパネル12は、各第2フランジ部12Cの長手方向に沿った各貫通孔22A、22Bに対向する位置に、貫通孔は形成されていない。つまり、アウタパネル11の一対の第1フランジ部11Cに形成された各貫通孔22A、22Bの車幅方向内側端は、インナパネル12の各第2フランジ部12Cの車幅方向外側の面で閉塞されている。
次に、アウタパネル11の一対の第1フランジ部11Cに形成された各貫通孔22A、22Bと、各ナゲット21の周囲に形成されたHAZ軟化部21Aとの位置関係について、図4に基づいて説明する。図4に示すように、各貫通孔22A、22Bは、第1フランジ部11Cの長手方向に沿った平面視略縦長矩形状で、長手方向両端部が平面視略半円状に形成されている。
また、各貫通孔22A、22Bは、第1フランジ部11Cの長手方向に沿って、つまり、第1縦壁部11Bの長手方向に沿って、ナゲット21の直径よりも少し短い距離(縦えば、約3mm)だけ離間して配置されている。そして、各貫通孔22A、22Bの第1フランジ部11Cの長手方向に沿った長さは、ナゲット(溶融金属)21の外周からHAZ軟化部21Aの外周までの第1フランジ部11Cの長手方向に沿った距離よりも少し長い長さに形成されている。
これにより、各貫通孔22A、22Bは、HAZ軟化部21Aのナゲット(溶融金属)21を挟んで、第1フランジ部11Cの長手方向の両側のHAZ軟化部分23A、23Bのそれぞれに対向するように形成されている。従って、各貫通孔22A、22Bは、車両前後方向において、少なくともHAZ最軟化部25に対向するように形成されている(図18参照)。
次に、第1実施形態に係る車両用センタピラー1の作用効果について説明する。先ず、図5及び図6に示すように、所定長さを有する第1フレームモデル31と、第2フレームモデル33を準備し、CAE(Computer Aided Engineering)解析により各フレームモデル31、33の荷重−変位特性を解析した。尚、第1実施形態に係る車両用センタピラー1と同一符号は、第1実施形態に係る車両用センタピラー1と同一あるいは相当部分を示すものである。
第1フレームモデル31は、車両用センタピラー1と同様の構成であり、アウタパネル11の各第1フランジ部11Cの長手方向に沿った複数個所に、スポット溶接により形成されたナゲット(溶融金属)21(図5中、黒丸印で示す。)を有している。また、第1フレームモデル31のアウタパネル11は、一対の第1縦壁部11Bの第1フランジ部11C側の端縁11Dと、各ナゲット21の周囲に形成されたHAZ軟化部21Aとの間に、それぞれ2個の貫通孔22A、22Bが形成されたモデルである。
また、第1フレームモデル31のアウタパネル11は、引張強度1470MPaで、板厚2.0mmの高張力鋼板を常温プレス若しくはホットスタンプにより成形した鋼板部材のモデルである。また、第1フレームモデル31のインナパネル12は、引張強度590MPaで、板厚1.0mmの高張力鋼板を常温プレスにより成形した鋼板部材のモデルである。また、各貫通孔22A、22Bは、それぞれ第1フランジ部11Cの長手方向の長さが3mmで、幅が2mmの略横長矩形状に形成され、第1フランジ部11Cの長手方向に3.5mmの距離で互いに離間して配置されたモデルある。ナゲット21及びHAZ軟化部21Aは、図18に示されるサイズを使用した。
そして、図8及び図9に示すように、第1フレームモデル31では、荷重点に最も近いナゲット21の周縁部に形成されたHAZ軟化部21AのHAZ最軟化部25に亀裂35を設定した。この亀裂35の一方の端部35Aは、第1フランジ部11Cの幅方向外側の端縁に達している。また、亀裂35の他方の端部35Bは、HAZ軟化部21Aと第1縦壁部11Bの第1フランジ部11C側の端縁11Dとの間に位置する略横長矩形状の貫通孔22Bの車両上下方向中央部に達している。
一方、比較例としての第2フレームモデル33は、第1フレームモデル31の構成から各貫通孔22A、22Bを省略したモデルである。そして、図12に示すように、第2フレームモデル33では、荷重点に最も近いナゲット21の周縁部に形成されたHAZ軟化部21AのHAZ最軟化部25に亀裂37を設定した。この亀裂37の一方の端部37Aは、第1フランジ部11Cの幅方向外側の端縁に達している。また、亀裂37の他方の端部37Bは、荷重点に近い第1縦壁部11Bの車幅方向中央部に達している。
続いて、これらの第1フレームモデル31と第2フレームモデル33の両端を支持した状態で、各フレームモデル31、33の軸心を曲げるために矢印で示す荷重Wを付与し、荷重点の変位と荷重とを解析した。
図7に、CAEによる解析結果を示す。第1フレームモデル31の荷重と変位の関係をCAE解析によりグラフで表したところ、グラフG1が得られた。また、比較例としての第2フレームモデル33の荷重と変位の関係をCAE解析によりグラフで表したところ、グラフG2が得られた。図7に示すように、座屈を生じる許容限界荷重は、第1フレームモデル31の許容限界荷重W1の方が、第2フレームモデル33の許容限界荷重W2よりも約14%大きい値であった。許容限界荷重を維持する耐久時間については、第1フレームモデル31及び第2フレームモデル33は、共にほぼ同じ耐久時間であった。
図10及び図11に示すように、第1フレームモデル31の荷重Wが増加して許容限界荷重W1に達し、座屈が生じても、亀裂35の第1フランジ部11Cの車両前後方向内側への進展が貫通孔22Bで食い止められた状態で、第1フランジ部11Cが亀裂35に沿って部分的に破断している。これにより、亀裂35の他方の端部35Bが、第1縦壁部11Bへ進展することが防止されるため、第1フレームモデル31の許容限界荷重W1を第2フレームモデル33の許容限界荷重W2よりも大きくすることができるものと推測される。
一方、図13に示すように、第2フレームモデル33の荷重Wが増加して許容限界荷重W2に達し、座屈が生じた際には、亀裂37の他方の端部37Bが、第1縦壁部11Bに進展した状態で、第1フランジ部11C及び第1縦壁部11Bが亀裂37に沿って破断している。これにより、第2フレームモデル33は、亀裂37に沿って第1フランジ部11Cのみならず、第1縦壁部11Bが破断するため、第1フレームモデル31の許容限界荷重W1よりも小さい許容限界荷重W2で座屈が発生するものと推測される。
以上のように、第1実施形態に係る車両用センタピラー(骨格部材)1では、アウタパネル11は、一対の第1縦壁部11Bの第1フランジ部11C側の端縁11Dと、各ナゲット21の周囲に形成されたHAZ軟化部21Aとの間に、それぞれ2個の貫通孔22A、22Bが形成されている。各貫通孔22A、22Bは、HAZ軟化部21Aのナゲット(溶融金属)21を挟んで、第1フランジ部11Cの長手方向の両側のHAZ軟化部分23A、23Bのそれぞれに対向するように形成されている。従って、各貫通孔22A、22Bは、車両前後方向において、少なくともHAZ最軟化部25に対向するように形成されている。
これにより、車両用センタピラー1が車両外側から衝突された時に、HAZ軟化部21AのHAZ最軟化部25で車両前後方向に亀裂35が発生しても、2個の貫通孔22A、22Bのうち、いずれか近い方に達して停止させ、食い止めることができる。従って、HAZ最軟化部25で発生した亀裂35が、第1縦壁部11Bへ進展することを簡易な構成で防止できる。その結果、座屈が発生する許容限界荷重W1を2個の貫通孔22A、22Bが設けられていない場合、つまり、第2フレームモデル33の許容限界荷重W2よりも大きくすることができ、車両用センタピラー1の強度低下を効果的に防止できる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る車両用センタピラー41の構成について図14及び図15に基づいて説明する。尚、図1乃至図13に示す上記第1実施形態に係る車両用センタピラー1の構成と同一符号は、上記第1実施形態に係る車両用センタピラー1の構成と同一あるいは相当部分を示すものである。
この第2実施形態に係る車両用センタピラー41の構成は、第1実施形態に係る車両用センタピラー1とほぼ同じ構成である。但し、第2実施形態に係る車両用センタピラー41は、第1実施形態に係るアウタパネル11の2個の貫通孔22A、22Bに替えて、図14に示す「1個の長孔42」を備えている点で異なっている。その他の点は、第2実施形態も第1実施形態と同一であり、同一の部分についての再度の説明は省略する。
長孔42の構成について図14に基づいて説明する。図14は図4に対応している。図14に示すように、長孔42は、第1フランジ部11Cの長手方向に沿った平面視略縦長矩形状で、長手方向両端部が平面視略半円状に貫通して形成されている。また、長孔42は、一対の第1縦壁部11Bの第1フランジ部11C側の端縁11Dと、各ナゲット21の周囲に形成されたHAZ軟化部21Aとの間に、第1フランジ部11Cの長手方向に沿って配置されている。
そして、長孔42の第1フランジ部11Cの長手方向に沿った長さは、HAZ軟化部21Aの第1フランジ部11Cの長手方向における両端部間の距離よりも少し長い長さに形成されている。また、長孔42の第1フランジ部11Cの長手方向における中央部は、車両前後方向において、ナゲット21の軸心にほぼ対向するように配置されている。つまり、長孔42は、第1実施形態に係るアウタパネル11の2個の貫通孔22A、22Bを第1フランジ部11Cの長手方向に繋いだ形状である。従って、長孔42は、車両前後方向において、HAZ最軟化部25に確実に対向するように形成されている。
次に、第2実施形態に係る車両用センタピラー41の作用効果について図15に基づいて説明する。図15は、図11に対応している。先ず、車両用センタピラー41に相当する所定長さを有する第3フレームモデル45を準備し、CAE解析により第3フレームモデル45の荷重−変位特性を解析した。尚、第1実施形態に係る車両用センタピラー1と同一符号は、第1実施形態に係る車両用センタピラー1と同一あるいは相当部分を示すものである。
第3フレームモデル45は、第1実施形態に係る第1フレームモデル31の構成から、「2個の貫通孔22A、22B」を「1個の長孔42」に置き換えたモデルである。そして、第3フレームモデル45の両端を支持した状態で、第3フレームモデル45の軸心を曲げるために荷重Wを付与し、荷重点の変位と荷重とを解析した。第3フレームモデル45のCAE解析による座屈を生じる許容限界荷重は、第1フレームモデル31の許容限界荷重W1にほぼ等しかった。
また、図15に示すように、第3フレームモデル45では、荷重Wの増加に伴って、荷重点に最も近いナゲット21の周縁部に形成されたHAZ軟化部21AのHAZ最軟化部25に亀裂47が発生した。そして、発生した亀裂47の一方の端部47Aは、第1フランジ部11Cの幅方向外側の端縁に達している。また、亀裂47の他方の端部47Bは、HAZ軟化部21Aと第1縦壁部11Bの第1フランジ部11C側の端縁11Dとの間に位置する長孔42に達して、停止している。
そして、第3フレームモデル45の荷重Wが更に増加して許容限界荷重に達し、座屈が生じても、亀裂47の第1フランジ部11Cの車両前後方向内側への進展が長孔42で食い止められた状態で、第1フランジ部11Cが亀裂47に沿って部分的に破断している。これにより、亀裂47の他方の端部47Bが、第1縦壁部11Bへ進展することが防止されるため、第3フレームモデル45の許容限界荷重を第1実施形態に係る第2フレームモデル33の許容限界荷重W2よりも大きくすることができるものと推測される。
以上のように、第2実施形態に係る車両用センタピラー(骨格部材)41では、アウタパネル11は、一対の第1縦壁部11Bの第1フランジ部11C側の端縁11Dと、各ナゲット21の周囲に形成されたHAZ軟化部21Aとの間に、それぞれ長孔42が第1フランジ部11Cの長手方向に沿って形成されている。各長孔42は、HAZ軟化部21Aの第1フランジ部11Cの長手方向における両端部間に対向するように形成されている。従って、長孔42は、車両前後方向において、HAZ最軟化部25に確実に対向するように形成されている。
これにより、車両用センタピラー41が車両外側から衝突された時に、HAZ軟化部21AのHAZ最軟化部25で車両前後方向に亀裂47が発生しても、長孔42に達して停止させ、食い止めることができる。従って、HAZ最軟化部25で発生した亀裂47が、第1縦壁部11Bへ進展することを簡易な構成で防止できる。その結果、座屈が発生する許容限界荷重を長孔42が設けられていない場合、つまり、第1実施形態に係る第2フレームモデル33の許容限界荷重W2よりも大きくすることができ、車両用センタピラー41の強度低下を効果的に防止できる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態に係る車両用センタピラー51の構成について図16及び図17に基づいて説明する。尚、図1乃至図13に示す上記第1実施形態に係る車両用センタピラー1の構成と同一符号は、上記第1実施形態に係る車両用センタピラー1の構成と同一あるいは相当部分を示すものである。
この第3実施形態に係る車両用センタピラー51の構成は、第1実施形態に係る車両用センタピラー1とほぼ同じ構成である。但し、第3実施形態に係る車両用センタピラー51は、第1実施形態に係るアウタパネル11の2個の貫通孔22A、22Bに替えて、図16に示す「レーザ溶接部52」を備えている点で異なっている。その他の点は、第3実施形態も第1実施形態と同一であり、同一の部分についての再度の説明は省略する。
レーザ溶接部52の構成について図16に基づいて説明する。図16は図4に対応している。図16に示すように、レーザ溶接部52は、一対の第1縦壁部11Bの第1フランジ部11C側の端縁11Dと、各ナゲット21の周囲に形成されたHAZ軟化部21Aとの間に、第1フランジ部11Cの長手方向に沿ってNd:YAGレーザ等のレーザビームを照射して直線状に形成されている。
レーザ溶接部52の第1フランジ部11Cの長手方向に沿った長さは、HAZ軟化部21Aの第1フランジ部11Cの長手方向における両端部間の距離よりも少し長い長さに形成されている。また、レーザ溶接部52の第1フランジ部11Cの長手方向における中央部は、車両前後方向において、ナゲット21の軸心にほぼ対向するように配置されている。従って、レーザ溶接部52は、車両前後方向において、HAZ最軟化部25に確実に対向するように形成されている。また、レーザ溶接部52の車両前後方向のビード幅は、例えば、約0.6mm〜約2.0mmである。そして、レーザ溶接部52の周囲には、HAZ軟化部52Aが形成される。このHAZ軟化部52Aの範囲は小さく、レーザ溶接部52の近傍に形成されている。
次に、第3実施形態に係る車両用センタピラー51の作用効果について図17に基づいて説明する。図17は、図9及び図11に対応している。先ず、車両用センタピラー51に相当する所定長さを有する第4フレームモデル55を準備し、CAE解析により第4フレームモデル55の荷重−変位特性を解析した。尚、第1実施形態に係る車両用センタピラー1と同一符号は、第1実施形態に係る車両用センタピラー1と同一あるいは相当部分を示すものである。
第4フレームモデル55は、第1実施形態に係る第1フレームモデル31の構成から、「2個の貫通孔22A、22B」を「レーザ溶接部52」に置き換えたモデルである。そして、第4フレームモデル55の両端を支持した状態で、第4フレームモデル55の軸心を曲げるために荷重Wを付与し、荷重点の変位と荷重とを解析した。第4フレームモデル55のCAE解析による座屈を生じる許容限界荷重は、第1フレームモデル31の許容限界荷重W1にほぼ等しかった。
また、図17に示すように、第4フレームモデル55では、荷重Wの増加に伴って、荷重点に最も近いナゲット21の周縁部に形成されたHAZ軟化部21AのHAZ最軟化部25に亀裂57が発生した。そして、発生した亀裂57の一方の端部は、第1フランジ部11Cの幅方向外側の端縁に達している。また、亀裂57の他方の端部は、HAZ軟化部21Aと第1縦壁部11Bの第1フランジ部11C側の端縁11Dとの間に位置するレーザ溶接部52に達した後、略直角に曲がってHAZ軟化部52Aに沿って進展し、第1フランジ部11Cの長手方向に沿って進展した。
つまり、亀裂57の第1フランジ部11Cの車両前後方向内側への進展がレーザ溶接部52で食い止められた状態で、略直角に曲がってHAZ軟化部52Aに沿って進展し、第1フランジ部11Cの長手方向に沿って進展した。これにより、亀裂57の他方の端部が、第1縦壁部11Bへ進展することが防止されるため、第4フレームモデル55の許容限界荷重を第1実施形態に係る第2フレームモデル33の許容限界荷重W2よりも大きくすることができるものと推測される。
以上のように、第3実施形態に係る車両用センタピラー(骨格部材)51では、アウタパネル11は、一対の第1縦壁部11Bの第1フランジ部11C側の端縁11Dと、各ナゲット21の周囲に形成されたHAZ軟化部21Aとの間に、それぞれレーザ溶接部52が第1フランジ部11Cの長手方向に沿って形成されている。各レーザ溶接部52は、HAZ軟化部21Aの第1フランジ部11Cの長手方向における両端部間に対向するように形成されている。従って、レーザ溶接部52は、車両前後方向において、HAZ最軟化部25に確実に対向するように形成されている。
これにより、車両用センタピラー51が車両外側から衝突された時に、HAZ軟化部21AのHAZ最軟化部25で車両前後方向に亀裂57が発生しても、レーザ溶接部52に達した後、略直角に曲ってレーザ溶接部52のHAZ軟化部52Aに沿って進展させることができる。従って、HAZ最軟化部25で発生した亀裂57が、第1縦壁部11Bへ進展することを簡易な構成で防止できる。その結果、座屈が発生する許容限界荷重をレーザ溶接部52が設けられていない場合、つまり、第1実施形態に係る第2フレームモデル33の許容限界荷重W2よりも大きくすることができ、車両用センタピラー51の強度低下を効果的に防止できる。
尚、本発明は前記第1実施形態乃至第3実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形、追加、削除が可能であることは勿論である。例えば、以下のようにしてもよい。
(A)例えば、前記第1実施形態乃至第3実施形態では、車両ボデー構造として各車両用センタピラー1、41、51の例を説明したが、高い許容限界荷重が要求される車両ボデー構造であれば、フロントピラー、リヤピラー、ルーフレール、サイドシル等の構造に適用してもよい。
(B)また、例えば、各車両用センタピラー1、41、51のインナパネル12を引張強度が1180MPa以上(例えば、1180MPaである。)の高張力鋼板で常温プレス若しくはホットスタンプにより成形された鋼板部材で構成してもよい。そして、この場合には、インナパネル12は、一対の第2縦壁部12Bの第2フランジ部12C側の端縁と、第2フランジ部12Cの各ナゲット21の周囲に形成されたHAZ軟化部21Aとの間に、それぞれ、2個の貫通孔22A、22B、又は、1個の長孔42、若しくは、レーザ溶接部52のうちのいずれかを形成するようにしてもよい。
これにより、車両用センタピラー1が車両外側から衝突された時に、第2フランジ部12CのHAZ軟化部21AのHAZ最軟化部25で車両前後方向に亀裂が発生しても、2個の貫通孔22A、22Bのうち、いずれか近い方に達して停止させ、又は、1個の長孔42に達して停止させ、若しくは、レーザ溶接部52に達して進展方向を第2フランジ部12Cの長手方向に沿って進展させることが可能となる。従って、第2フランジ部12CのHAZ最軟化部25で発生した亀裂が、第2縦壁部12Bへ進展することを簡易な構成で防止できる。その結果、座屈が発生する許容限界荷重を第2フレームモデル33の許容限界荷重W2よりも大きくすることができ、車両用センタピラー1の強度低下を効果的に防止できる。
(C)また、前記第1発明乃至第6発明は、以下の効果を奏する。例えば、第1発明に係る車両ボデー構造によれば、車両外側から衝突された時に、HAZ軟化部で発生した亀裂が縦壁部に進展することを第1フランジ部に形成された脆弱部によって防止し、骨格部材の強度低下を効果的に防止できる。
また、第2発明に係る車両ボデー構造によれば、HAZ軟化部で発生した亀裂が逃げ孔部で食い止められるため、縦壁部に進展することを簡易な構成で防止できる。
また、第3発明に係る車両ボデー構造によれば、HAZ軟化部で発生した亀裂が第1フランジ部の幅方向内側に対向するいずれかの貫通孔で食い止められるため、縦壁部に進展することを簡易な構成で防止できる。
また、第4発明に係る車両ボデー構造によれば、HAZ軟化部で発生した亀裂が第1フランジ部の幅方向内側に対向する長孔で食い止められるため、縦壁部に進展することを簡易な構成で防止できる。
また、第5発明に係る車両ボデー構造によれば、HAZ軟化部で発生した亀裂は、母材よりも軟化したレーザ溶接部の近傍に沿って進展するため、HAZ軟化部で発生した亀裂が縦壁部に進展することを簡易な構成で防止できる。
また、第6発明に係る車両ボデー構造によれば、HAZ軟化部で発生した亀裂が第1フランジ部の幅方向内側に進展してレーザ溶接部に確実に達した後、レーザ溶接部に沿って、つまり、第1フランジ部の長手方向に沿って進展するため、縦壁部に進展することを確実に防止できる。
1、41、51 車両用センタピラー(車両ボデー構造)
11 アウタパネル(第1構成部材)
11B 第1縦壁部
11C 第1フランジ部
12 インナパネル(第2構成部材)
12B 第2縦壁部
12C 第2フランジ部
13 閉空間
21 ナゲット(溶融金属)
21A HAZ軟化部
22A、22B 貫通孔
25 HAZ最軟化部
35、37、47、57 亀裂
42 長孔
52 レーザ溶接部

Claims (6)

  1. 引張強度が1180MPa以上の鋼板で形成されて両側縁に第1フランジ部を有するハット断面形状の第1構成部材と、
    他の鋼板で形成されて前記第1構成部材に重ねられて、両側縁に形成された第2フランジ部がそれぞれ前記第1フランジ部に溶接されて内側に閉空間を形成する第2構成部材と、
    を備えた車両ボデー構造であって、
    前記第1構成部材は、
    前記溶接により前記第1フランジ部の長手方向に沿って形成された1つ以上の溶融金属のそれぞれの周囲に形成されたHAZ軟化部と、
    前記閉空間を形成するために互いに離間する方向に折り曲げ形成された一対の縦壁部と、
    一対の前記縦壁部の前記第1フランジ部側の端縁と、前記HAZ軟化部との間に形成されて、HAZ軟化部から前記縦壁部側への亀裂の進展を食い止める脆弱部と、
    を有する、
    車両ボデー構造。
  2. 請求項1に係る車両ボデー構造において、
    前記脆弱部は、
    一対の前記縦壁部の前記第1フランジ部側の端縁と、前記HAZ軟化部との間に形成された逃げ孔部を含む、
    車両ボデー構造。
  3. 請求項2に係る車両ボデー構造において、
    前記逃げ孔部は、
    前記第1フランジ部の長手方向に離間して配置されて、少なくとも前記HAZ軟化部の前記溶融金属を挟んだ前記長手方向両側部分のそれぞれに対向するように前記長手方向に沿って形成された2つの貫通孔で構成された、
    車両ボデー構造。
  4. 請求項2に係る車両ボデー構造において、
    前記逃げ孔部は、
    前記第1フランジ部の長手方向に沿って形成され、少なくとも前記HAZ軟化部の前記長手方向両端部間に対向するように形成された1つの長孔で構成された、
    車両ボデー構造。
  5. 請求項1に係る車両ボデー構造において、
    前記脆弱部は、
    一対の前記縦壁部の前記第1フランジ部側の端縁と、前記HAZ軟化部との間に形成されたレーザ溶接部を含む、
    車両ボデー構造。
  6. 請求項5に係る車両ボデー構造において、
    前記レーザ溶接部は、
    前記第1フランジ部の長手方向に沿って形成され、少なくとも前記HAZ軟化部の前記長手方向両端部間に対向するように形成された、
    車両ボデー構造。
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JP7453539B2 (ja) 2020-05-15 2024-03-21 日本製鉄株式会社 抵抗スポット溶接継手、自動車部材、ハット型部材、及び抵抗スポット溶接継手の製造方法

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