JP2012214569A - 樹脂粒子、その製造方法、発泡性樹脂粒子、発泡粒子及び発泡成形体 - Google Patents
樹脂粒子、その製造方法、発泡性樹脂粒子、発泡粒子及び発泡成形体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012214569A JP2012214569A JP2011079571A JP2011079571A JP2012214569A JP 2012214569 A JP2012214569 A JP 2012214569A JP 2011079571 A JP2011079571 A JP 2011079571A JP 2011079571 A JP2011079571 A JP 2011079571A JP 2012214569 A JP2012214569 A JP 2012214569A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- monomer
- resin
- particles
- resin particles
- resin particle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
Abstract
【解決手段】ポリスチレン系樹脂成分と、スチレン系単量体と分子中に3〜10個のビニル基とエステル基を有する単量体との共重合体に由来するトルエン不溶ゲル分とを含む樹脂粒子であり、前記樹脂粒子が、1〜70質量%の割合のトルエン不溶ゲル分を含み、ATR法赤外分光分析により測定された前記樹脂粒子表面の赤外線吸収スペクトルから得られる1735cm-1及び1600cm-1での吸光度比(D1735/D1600)が0.1〜2の範囲であり、前記樹脂粒子中心の吸光度比(D1735/D1600)が、前記樹脂粒子表面の吸光度比(D1735/D1600)より、0.6以上低いことを特徴とする樹脂粒子により課題を解決する。
【選択図】図1
Description
ポリスチレン系樹脂の発泡成形体の物性を改善するための技術が種々提案されている。例えば、特開2009−263512号公報(特許文献1)には、スチレン系単量体と分岐状マクロモノマーとアクリル酸エステルとの共重合体を、発泡シートの基材樹脂用の原料に使用することが提案されている。
そのため、発泡成形体に優れた曲げ強度及び圧縮強度を与えうる樹脂粒子の提供が望まれていた。
前記樹脂粒子が、1〜70質量%の割合のトルエン不溶ゲル分を含み、
ATR法赤外分光分析により測定された前記樹脂粒子表面の赤外線吸収スペクトルから得られる1735cm-1及び1600cm-1での吸光度比(D1735/D1600)が0.1〜2の範囲であり、
前記樹脂粒子中心の吸光度比(D1735/D1600)が、前記樹脂粒子表面の吸光度比(D1735/D1600)より、0.6以上低いことを特徴とする樹脂粒子が提供される。
更に、本発明によれば、発泡性樹脂粒子を、発泡させて得られた発泡粒子が提供される。
また、本発明によれば、上記発泡粒子を、発泡成形させて得られた発泡成形体が提供される。
更に、本発明によれば、上記樹脂粒子の製造方法であり、
ポリスチレン系樹脂を含む種粒子に、スチレン系単量体と分子中に3〜10個のビニル基とエステル基を有する単量体を吸収させる工程と、
吸収時又は吸収後に、前記スチレン系単量体と分子中に3〜10個のビニル基とエステル基を有する単量体を重合させることで樹脂粒子を得る工程とを含む樹脂粒子の製造方法が提供される。
また、トルエン不溶ゲル分が、(メタ)アクリレート系単量体及びウレタン結合を有するビニル系単量体から選択される単量体とスチレン系単量体との共重合体に由来する成分である場合、より曲げ強度及び圧縮強度に優れた発泡成形体を与えうる樹脂粒子を提供できる。
本発明の樹脂粒子は、ポリスチレン系樹脂成分と、スチレン系単量体と分子中に3〜10個のビニル基とエステル基を有する単量体との共重合体に由来するトルエン不溶ゲル分とを基材樹脂として含んでいる。
(1)ポリスチレン系樹脂成分
ポリスチレン系樹脂成分としては、特に限定されず、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、クロロスチレン、エチルスチレン、イソプロピルスチレン、ジメチルスチレン、ブロモスチレン等のスチレン系単量体の単独重合体又はこれらの共重合体等に由来する成分が挙げられる。
上記ポリスチレン系樹脂成分の内、ポリスチレン樹脂成分であることがより好ましい。
スチレン系単量体と分子中に3〜10個のビニル基とエステル基を有する単量体としては、樹脂粒子に曲げ強度及び圧縮強度に優れた発泡成形体を与えうる単量体であれば、特に限定されない。例えば、スチレン系単量体、(メタ)アクリレート系単量体及びウレタン結合を有するビニル系単量体から選択される単量体が挙げられる。
スチレン系単量体としては、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、クロロスチレン、エチルスチレン、イソプロピルスチレン、ジメチルスチレン、ブロモスチレン等が挙げられる。
(メタ)アクリレート系単量体としては、トリメチロールプロパントリメタクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、エトキシ化トリメチロールプロパントリメタクリレート、エトキシ化イソシアヌル酸トリアクリレート、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート等が挙げられる。
上記例示された単量体は、単独で使用してもよく、組み合わせて使用してもよい。
本発明の樹脂粒子は、1〜70質量%の割合のトルエン不溶ゲル分を含む。このゲル分は、分子中に3〜10個のビニル基とエステル基を有する単量体と、任意にこの単量体と共重合したスチレン系単量体に由来すると発明者等は考えている。ゲル分の割合が1質量%未満の場合、発泡成形体の強度の向上が十分でない。70質量%より多い場合、トルエン不溶ゲル分が多くなり、得られる発泡性樹脂粒子の発泡性が低下し、発泡倍数を向上できないことがある。より好ましい範囲は、1〜65質量%である。
次に、ATR法赤外分光分析により測定された樹脂粒子表面の赤外線吸収スペクトルから得られる1735cm-1及び1600cm-1での吸光度比(D1735/D1600)が0.1〜2の範囲である。ここで、1735cm-1の吸収はアクリル酸エステルに含まれるエステル基のC=O間の伸縮振動に由来するピークを示しており、トルエン不溶ゲル分の存在を示している。1600cm-1の吸収はポリスチレン系樹脂に含まれるベンゼン環の面内振動に由来するピークの存在を示している。この範囲の吸光度比は、トルエン不溶ゲル分が、樹脂粒子の表面に1質量%以上存在していることを意味している。吸光度比が0.1未満の場合、トルエン不溶ゲル分が存在しないこととなる。2より多い場合、トルエン不溶ゲル分が多くなり、得られる発泡性樹脂粒子の発泡性が低下することがある。より好ましい吸光度比の範囲は、0.2〜1である。
また、樹脂粒子中心の吸光度比(D1735/D1600)は、0〜0.4の範囲であることが好ましく、0〜0.3の範囲であることがより好ましい。
樹脂粒子には、物性を損なわない範囲内において、難燃剤、難燃助剤、発泡助剤、可塑剤、滑剤、結合防止剤、融着促進剤、帯電防止剤、展着剤、気泡調整剤、架橋剤、充填剤、着色剤等の添加剤が含まれていてもよい。
難燃剤としては、テトラブロモシクロオクタン、ヘキサブロモシクロドデカン、トリスジブロモプロピルホスフェート、テトラブロモビスフェノールA、テトラブロモビスフェノールA−ビス(2,3−ジブロモ−2−メチルプロピルエーテル)、テトラブロモビスフェノールA−ビス(2,3−ジブロモプロピルエーテル)等の難燃剤が挙げられる。
発泡助剤としては、スチレン、トルエン、エチルベンゼン、キシレン等の芳香族有機化合物、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の環式脂肪族炭化水素、酢酸エチル、酢酸ブチル等の1気圧下における沸点が200℃以下の溶剤が挙げられる。
可塑剤としては、フタル酸エステル、グリセリンジアセトモノラウレート、グリセリントリステアレート、ジアセチル化グリセリンモノステアレート等のグリセリン脂肪酸エステル、ジイソブチルアジペートのようなアジピン酸エステル等が挙げられる。
結合防止剤としては、例えば、炭酸カルシウム、シリカ、ステアリン酸亜鉛、水酸化アルミニウム、エチレンビスステアリン酸アミド、第三リン酸カルシウム、ジメチルシリコン等が挙げられる。
融着促進剤としては、例えばステアリン酸、ステアリン酸トリグリセリド、ヒドロキシステアリン酸トリグリセリド、ステアリン酸ソルビタンエステル、ポリエチレンワックス等が挙げられる。
帯電防止剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルフェノールエーテル、ステアリン酸モノグリセリド等が挙げられる。
気泡調整剤としては、エチレンビスステアリン酸アミド、ポリエチレンワックス等が挙げられる。
樹脂粒子の製造方法としては、特に限定されず、例えば、
(a)スチレン、架橋性単量体を含有する単量体混合物を重合開始剤の存在下にて塊状重合させた後、得られた塊状物をペレット化して樹脂粒子とし、この樹脂粒子に揮発性発泡剤を含浸させて発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を製造する方法(塊状重合法)、
(b)単量体混合物を重合開始剤の存在下にて懸濁重合させて樹脂粒子を得、重合させた後又は重合させつつ樹脂粒子に揮発性発泡剤を含浸させて発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を製造する方法(懸濁重合法)、
(c)種粒子に、単量体混合物を吸収させ、吸収させた後又は吸収させつつ単量体混合物の重合を行うことにより樹脂粒子を得、重合させた後又は重合させつつ樹脂粒子に揮発性発泡剤を含浸させて発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を製造する方法(シード重合法)
等が挙げられる。これら製造方法の内、ペレット化する工程が不要で、製造効率に優れ難燃剤や難燃助剤の分解し難い、上記(b)及び(c)の方法が好ましい。なお、樹脂粒子中に難燃剤や難燃助剤を含有させる場合には、単量体混合物の重合時や、上記(a)の方法においてはペレット化する時に、反応系や樹脂中に難燃剤や難燃助剤を添加すればよい。
シード重合法による発泡性ポリスチレン系樹脂粒子の製造方法は、例えば、
水性媒体中で、種粒子に、スチレン、分子中に3〜10個のビニル基とエステル基を有する、例えば(メタ)アクリレート系単量体及びウレタン結合を有するビニル系単量体から選択される単量体を含む単量体混合物(但し、種粒子がスチレン由来の成分を含む場合は、単量体混合物はスチレンを含んでいなくてもよい)を吸収させる工程と、
吸収させた後又は吸収させつつ単量体混合物の重合を行うことでポリスチレン系樹脂粒子を得る工程と重合させた後又は重合させつつポリスチレン系樹脂粒子に揮発性発泡剤を含浸させる工程とを含む方法を採用できる。
ポリスチレン系樹脂成分とトルエン不溶ゲル分とは、特定の割合で樹脂粒子に存在している。
なお、スチレン系単量体と分子中に3〜10個のビニル基とエステル基を有する単量体は、樹脂粒子を製造するための全単量体に対して、1:0.001〜0.015(質量比)の割合で含まれていることが好ましい。0.001未満の場合、トルエン不溶ゲル分が少なくなりすぎ得られる発泡性成形体の強度が低下することがある。0.015より多い場合、トルエン不溶ゲル分が多くなり、得られる発泡性樹脂粒子の発泡性が低下することがある。より好ましい比は、1:0.0015〜0.010である。
単量体混合物は、これを構成する単量体を全て同時に水性媒体中に供給する必要はなく、単量体の全部あるいは一部を別々のタイミングで水性媒体中に供給してもよい。発泡性ポリスチレン系樹脂粒子中に難燃剤や難燃助剤を含有させる場合には、難燃剤や難燃助剤を単量体混合物や水性媒体中に添加しても、あるいは、種粒子中に含有させてもよい。
特に、種粒子を構成する樹脂が、スチレンに由来する成分を含む場合には、上記と同様に、得られる発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を構成する単量体由来の成分の割合が上記特定の範囲となるように、単量体混合物中の各単量体の使用量を調整するが、その際にスチレンの使用量が0質量部であってもよい。
種粒子の重量平均分子量は、特に限定されないが、15万〜70万が好ましく、更に好ましくは20万〜50万である。
水性媒体には、単量体混合物の液滴及び種粒子の分散性を安定させるために分散剤を用いてもよい。このような分散剤としては、例えば、ポリビニルアルコール、メチルセルロース、ポリアクリルアミド、ポリビニルピロリドン等の水溶性高分子や、第三リン酸カルシウム、ピロリン酸マグネシウム等の難溶性無機化合物が挙げられる。水溶性高分子と難溶性無機化合物の併用が好ましい。また、難溶性無機化合物を用いる場合には、アニオン界面活性剤が通常、併用される。
単量体混合物の重合は、例えば、60〜150℃で、2〜40時間加熱することにより行うことができる。重合は、単量体混合物を種粒子中に吸収させた後、又は単量体混合物を種粒子に吸収させながら行うことができる。
単量体混合物は、通常重合開始剤の存在下で重合する。重合開始剤は、通常単量体混合物と同時に種粒子に含浸させる。重合開始剤としては、従来からスチレン単量体の重合に用いられているものであれば、特に限定されない。例えば、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシベンゾエート、t−ブチルパーオキシピバレート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキシルモノカーボネート、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、t−ブチルパーオキシアセテート、2,2−t−ブチルパーオキシブタン、t−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチルヘキサノエート、ジ−t−ブチルパーオキシヘキサハイドロテレフタレート、2,5−ジメチル−2,5−ビス(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、ジクミルパーオキサイド等の有機過酸化物が挙げられる。これら重合開始剤は、単独で用いられても、併用されてもよい。重合開始剤の使用量は、単量体混合物100質量部に対して、例えば0.05〜0.5質量部の範囲である。
ポリスチレン系樹脂粒子に揮発性発泡剤(以下、単に発泡剤ともいう)を含浸させることで、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子が得られる。揮発性発泡剤の含浸は、重合させた後に行ってもよく、重合させつつ行ってもよい。
含浸は、それ自体公知の方法により行うことができる。例えば、重合中での含浸は、重合反応を密閉容器中で行い、容器中に揮発性発泡剤を圧入することにより行うことができる。重合終了後の含浸は、密閉容器中で、揮発性発泡剤を圧入することにより行われる。
発泡剤としては、特に限定されず、公知のものをいずれも使用できる。特に、沸点がポリスチレン系樹脂の軟化点以下であり、常圧でガス状又は液状の有機化合物が適している。例えばプロパン、n−ブタン、イソブタン、n−ペンタン、イソペンタン、ネオペンタン、シクロペンタン、シクロペンタジエン、n−ヘキサン、石油エーテル等の炭化水素、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール類、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、メチルエチルエーテル等の低沸点のエーテル化合物、トリクロロモノフルオロメタン、ジクロロジフルオロメタン等のハロゲン含有炭化水素、炭酸ガス、窒素、アンモニア等の無機ガス等が挙げられる。これらの発泡剤は、単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。この内、炭化水素を使用するのが、オゾン層の破壊を防止する観点、及び空気と速く置換し、発泡成形体の経時変化を抑制する観点で好ましい。炭素水素の内、沸点が−45〜40℃の炭化水素がより好ましく、プロパン、n−ブタン、イソブタン、n−ペンタン、イソペンタン等が更に好ましい。
ポリスチレン系樹脂粒子に発泡剤及び発泡助剤を含浸させる際の温度は、低いと、ポリスチレン系樹脂粒子に発泡剤及び発泡助剤を含浸させるのに要する時間が長くなって生産効率が低下することがあり、又、高いと、ポリスチレン系樹脂粒子同士が融着して結合粒が発生することがあるので、60〜120℃が好ましく、70〜110℃がより好ましい。発泡助剤・可塑剤を、発泡剤と併用してもよい。発泡助剤・可塑剤としては、アジピン酸ジイソブチル、トルエン、シクロヘキサン、エチルベンゼン等が挙げられる。
発泡粒子は、水蒸気等を用いて所望の嵩密度に発泡性樹脂粒子を発泡させることで得られる。発泡粒子は、クッションの充填材等の用途ではそのまま使用でき、更に型内発泡させるための発泡成形体の原料として使用できる。発泡成形体の原料の場合、発泡粒子は予備発泡粒子と、発泡粒子を得るための発泡は予備発泡と、通常称される。
なお、発泡前に、発泡性樹脂粒子の表面に、ステアリン酸亜鉛のような粉末状金属石鹸類を塗布しておくことが好ましい。塗布しておくことで、発泡性樹脂粒子の発泡工程において発泡粒子同士の結合を減少できる。
発泡粒子を多数の小孔を有する閉鎖金型内に充填し、再び加圧水蒸気等で加熱発泡させ、発泡粒子間の空隙を埋めると共に、発泡粒子を相互に融着させることにより一体化させることで、発泡成形体が製造できる。その際、発泡成形体の密度は、例えば、金型内への発泡粒子の充填量を調整する等して調整できる。
発泡成形体は、例えば、魚、農産物等の梱包材、床断熱用の断熱材、盛土材、畳の芯材等に使用できる。
<吸光度比>
吸光度比(D1735/D1600)は下記の要領で測定される。
無作為に選択した10個の各樹脂粒子の表面をATR法赤外分光分析により粒子表面分析を行なって赤外線吸収スペクトルを得る。各赤外線吸収スペクトルから吸光度比(D1735/D1600)をそれぞれ算出し、最小の吸光度比と最大の吸光度比を除外する。そして、残余の8個の吸光度比の相加平均を吸光度比(D1735/D1600)とする。
また、無作為に選択した10個の各樹脂粒子の断面を、上記表面と同様にして、ATR法赤外分光分析により粒子表面分析を行なって赤外線吸収スペクトルを得る。得られたスペクトルの粒子中心の吸光度比を、上記表面と同様にして算出する。粒子中心の吸光度比は粒子表面から中心部を含む断面において、中心から半径200μm以内の領域を意味する。
なお、吸光度比(D1735/D1600)は、例えば、Nicolet社から商品名「フーリエ変換赤外分光光度計 MAGNA560」で販売されている測定装置を用いて測定する。
トルエン不溶ゲル分の含有割合は、以下の条件で測定される値とする。
粒子の測定試料W1(1.00g±0.02gで精秤する)をトルエン100ml中、130℃で24時間浸漬させる。浸漬後80メッシュの金網を用いて濾過し、残渣を80℃、−60cmHgで2時間減圧乾燥する。乾燥後デシケータ内で室温まで自然冷却し、乾燥残渣の質量W2を測定する。
前記の測定値から下記式より、トルエン不溶ゲル分を算出する。
トルエン不溶ゲル分(質量%)=100×W2/W1
予備発泡粒子の嵩密度は、JIS K6911:1995年「熱硬化性プラスチック一般試験方法」に準拠して測定する。具体的は、まず、予備発泡粒子を測定試料としてWg採取し、この測定試料をメスシリンダー内に自然落下させる。メスシリンダー内に落下させた測定試料の体積Vcm3をJIS K6911に準拠した見掛け密度測定器を用いて測定する。Wg及びVcm3を下記式に代入することで、予備発泡粒子の嵩密度を算出する。
予備発泡粒子の嵩密度(g/cm3)=測定試料の質量(W)/測定試料の体積(V)
発泡成形体(成形後、40℃で20時間以上乾燥させたもの)から切り出した試験片(例300×400×30mm)の質量(a)と体積(b)をそれぞれ有効数字3桁以上になるように測定し、式(a)/(b)により発泡成形体の密度(kg/m3)を求める。
発泡成形体の平均最大曲げ強度をJIS K9511:1999「発泡プラスチック保温材」に記載の方法に準拠して測定する。具体的には、密度17kg/m3の発泡成形体から縦75mm×横300mm×厚さ30mmの直方体形状の試験片を切り出す。しかる後、この試験片の最大曲げ強度を、曲げ強度測定器(オリエンテック社製商品名「UCT−10T」)を用いて、圧縮速度10mm/分、支点間距離200mm、加圧くさび10R及び支持台10Rの条件下にて測定する。試験片を3個用意し、各試験片の最大曲げ強度を同じ要領で測定し、その相加平均を平均最大曲げ強度とする。
評価:平均最大曲げ強度 0.33MPa以上:○
0.33MPa未満:×
発泡成形体の5%圧縮強度をJIS K9511:1999「発泡プラスチック保温材」に記載の方法に準拠して測定する。具体的には、密度17kg/m3の発泡成形体から縦100mm×横100mm×厚さ30mmの直方体形状の試験片を切り出す。しかる後、この試験片の5%圧縮強度を、圧縮強度測定器(オリエンテック社製商品名「UCT−10T」)を用いて、圧縮速度10mm/分の条件下にて測定する。試験片を3個用意し、各試験片の5%圧縮強度を同じ要領で測定し、その相加平均を平均最大曲げ強度とする。
評価:平均最大曲げ強度 0.11MPa以上:○
0.11MPa未満:×
内容積100リットルの攪拌機付オートクレーブに第三リン酸カルシウム(大平化学社製)120gと、亜硫酸水素ナトリウム0.2g及び過硫酸カリウム0.2gとを加え、更に、過酸化ベンゾイル(純度75%)140g、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキシルモノカーボネート20g、イオン交換水40kg及びスチレン単量体40kgを供給した後、攪拌羽を100rpmの回転速度にて回転させて攪拌して水性懸濁液を形成した。
次に、攪拌羽を200rpmの回転速度で回転させて水性懸濁液を攪拌しながらオートクレーブ内の温度を90℃まで昇温して90℃にて6時間に亘って保持し、更に、オートクレーブ内の温度を125℃まで昇温し、125℃で2時間15分に亘って保持することによって、スチレン単量体を懸濁重合した。
次に別の25リットルの攪拌機付オートクレーブにイオン交換水10kg、上記ポリスチレン系樹脂を種粒子2350gとして供給し、ピロリン酸マグネシウム30g及びドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム1gを供給して攪拌しつつ75℃に加熱して分散液を作製した。
続いて、ベンゾイルパーオキサイド33.0g及びt−ブチルパーオキシベンゾエート3.2gをスチレン単量体1000gに溶解させ、このスチレン単量体を全て前記分散液中に撹拌しつつ供給した。
次に、分散液を88℃に保持したまま、スチレン単量体4000gにトリメチロールプロパントリメタクリレート(3官能単量体、分子量338)20gを溶解したものを90分かけて一定の供給速度で供給しながら、シード重合を行うことで、樹脂粒子を得た。続いて反応容器を密閉し、30分かけて120℃に加熱して90分保持し、その後60℃まで冷却した。
次に、樹脂粒子が分散した分散液を100℃に保持し、続いて、重合容器内にシクロヘキサン90g、ジイソブチルアジペート70g、ブタン900gを圧入して3時間に亘って保持することにより、樹脂粒子中にブタンを含浸させた。この後、重合容器内を25℃に冷却して発泡性樹脂粒子を得た。
発泡性樹脂粒子のトルエンゲル不溶分含有割合は60質量%であった。
そして、発泡性樹脂粒子を加熱して嵩密度0.017g/cm3に予備発泡させて予備発泡粒子を得た。予備発泡粒子を20℃で24時間熟成させた。次に、予備発泡粒子を金型内に充填して加熱発泡させて、縦400mm×横300mm×厚さ30mmの発泡成形体を得た。発泡成形体を50℃の乾燥室で6時間乾燥した後、密度を測定したところ、0.017g/cm3(17kg/m3)であった。発泡成形体は、収縮もなく外観も優れていた。
表1に示すトルエン不溶ゲル分を与える単量体を使用すること以外は実施例1と同様にして発泡成形体を得た。比較例5については、架橋成分の偏在が見られ、発泡成形体を得ることができなかった。
実施例2〜7の発泡成形体は、収縮もなく外観も優れていた。
一方、比較例1〜4の発泡成形体は、発泡体の曲げ強度が0.33Mpa未満であり、圧縮強度は0.11Mpa未満であった。
実施例1〜7及び比較例1〜5の結果を表1にまとめて示す。
実施例1と比較例5の樹脂粒子断面の赤外吸収スペクトルイメージを、それぞれ図1と2に示す。図1と2から、実施例1の樹脂粒子の方が、粒子表面にトルエン不溶ゲル分が偏在していることがわかる。
Claims (7)
- ポリスチレン系樹脂成分と、スチレン系単量体と分子中に3〜10個のビニル基とエステル基とを有する単量体との共重合体に由来するトルエン不溶ゲル分とを含む樹脂粒子であり、
前記樹脂粒子が、1〜70質量%の割合のトルエン不溶ゲル分を含み、
ATR法赤外分光分析により測定された前記樹脂粒子表面の赤外線吸収スペクトルから得られる1735cm-1及び1600cm-1での吸光度比(D1735/D1600)が0.1〜2の範囲であり、
前記樹脂粒子中心の吸光度比(D1735/D1600)が、前記樹脂粒子表面の吸光度比(D1735/D1600)より、0.6以上低いことを特徴とする樹脂粒子。 - 前記トルエン不溶ゲル分が、スチレン単量体と(メタ)アクリレート系単量体及びウレタン結合を有するビニル系単量体から選択される単量体との共重合体に由来する成分である請求項1に記載の樹脂粒子。
- 前記(メタ)アクリレート系単量体が、トリメチロールプロパントリメタクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、エトキシ化トリメチロールプロパントリメタクリレート、エトキシ化イソシアヌル酸トリアクリレート、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート及びジペンタエリスリトールヘキサアクリレートから選択される単量体である請求項2に記載の樹脂粒子。
- 請求項1〜3のいずれか1つに記載の樹脂粒子と、発泡剤とを含む発泡性樹脂粒子。
- 請求項4に記載の発泡性樹脂粒子を、発泡させて得られた発泡粒子。
- 請求項5に記載の発泡粒子を、発泡成形させて得られた発泡成形体。
- 請求項1〜3のいずれか1つに記載の樹脂粒子の製造方法であり、
ポリスチレン系樹脂を含む種粒子に、スチレン系単量体と分子中に3〜10個のビニル基とエステル基を有する単量体を吸収させる工程と、
吸収時又は吸収後に、前記スチレン系単量体と分子中に3〜10個のビニル基とエステル基を有する単量体を重合させることで樹脂粒子を得る工程とを含む樹脂粒子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011079571A JP5689011B2 (ja) | 2011-03-31 | 2011-03-31 | 樹脂粒子、その製造方法、発泡性樹脂粒子、発泡粒子及び発泡成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011079571A JP5689011B2 (ja) | 2011-03-31 | 2011-03-31 | 樹脂粒子、その製造方法、発泡性樹脂粒子、発泡粒子及び発泡成形体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012214569A true JP2012214569A (ja) | 2012-11-08 |
JP5689011B2 JP5689011B2 (ja) | 2015-03-25 |
Family
ID=47267707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011079571A Active JP5689011B2 (ja) | 2011-03-31 | 2011-03-31 | 樹脂粒子、その製造方法、発泡性樹脂粒子、発泡粒子及び発泡成形体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5689011B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014145068A (ja) * | 2013-01-30 | 2014-08-14 | Sekisui Plastics Co Ltd | 難燃性スチレン系樹脂粒子、その製造方法、発泡性粒子、発泡粒子及び発泡成形体 |
JP2014145066A (ja) * | 2013-01-30 | 2014-08-14 | Sekisui Plastics Co Ltd | 難燃性スチレン系樹脂粒子、その製造方法、発泡性粒子、発泡粒子及び発泡成形体 |
JP2014193937A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-09 | Sekisui Plastics Co Ltd | 発泡性スチレン系樹脂粒子、発泡粒子及び発泡成形体 |
JP2015067757A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | 積水化成品工業株式会社 | 発泡性ポリスチレン系樹脂粒子及びその製造方法、並びに、ポリスチレン系樹脂予備発泡粒子及び発泡成形体 |
JP2016130282A (ja) * | 2015-01-13 | 2016-07-21 | 株式会社カネカ | 発泡性熱可塑性樹脂粒子、その予備発泡粒子及び発泡体 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62288608A (ja) * | 1986-05-12 | 1987-12-15 | アトランティック・リッチフィ−ルド・カンパニ− | マルチモダル分子量分布を有する高分子量熱可塑性樹脂 |
JPH02155935A (ja) * | 1988-12-07 | 1990-06-15 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 難燃性多孔ポリマー粒子の製造方法 |
JPH03217437A (ja) * | 1989-07-05 | 1991-09-25 | Montedipe Srl | 発泡性ビーズの製造法 |
JPH0598062A (ja) * | 1991-10-04 | 1993-04-20 | Sekisui Plastics Co Ltd | 発泡性スチレン系樹脂粒子およびその製造方法 |
JP2008201989A (ja) * | 2007-02-22 | 2008-09-04 | Sekisui Plastics Co Ltd | 発泡性ポリスチレン系樹脂粒子とその製造方法、ポリスチレン系樹脂発泡粒子及びポリスチレン系樹脂発泡成形品 |
JP2010090399A (ja) * | 2010-01-29 | 2010-04-22 | Sekisui Plastics Co Ltd | 発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法 |
JP2010202752A (ja) * | 2009-03-03 | 2010-09-16 | Sekisui Plastics Co Ltd | 長期保存用発泡性複合樹脂粒子、その予備発泡粒子及び発泡成形体 |
JP2011026509A (ja) * | 2009-07-28 | 2011-02-10 | Sekisui Plastics Co Ltd | 発泡性ポリスチレン系樹脂粒子とその製造方法、予備発泡粒子、発泡成形体 |
-
2011
- 2011-03-31 JP JP2011079571A patent/JP5689011B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62288608A (ja) * | 1986-05-12 | 1987-12-15 | アトランティック・リッチフィ−ルド・カンパニ− | マルチモダル分子量分布を有する高分子量熱可塑性樹脂 |
JPH02155935A (ja) * | 1988-12-07 | 1990-06-15 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 難燃性多孔ポリマー粒子の製造方法 |
JPH03217437A (ja) * | 1989-07-05 | 1991-09-25 | Montedipe Srl | 発泡性ビーズの製造法 |
JPH0598062A (ja) * | 1991-10-04 | 1993-04-20 | Sekisui Plastics Co Ltd | 発泡性スチレン系樹脂粒子およびその製造方法 |
JP2008201989A (ja) * | 2007-02-22 | 2008-09-04 | Sekisui Plastics Co Ltd | 発泡性ポリスチレン系樹脂粒子とその製造方法、ポリスチレン系樹脂発泡粒子及びポリスチレン系樹脂発泡成形品 |
JP2010202752A (ja) * | 2009-03-03 | 2010-09-16 | Sekisui Plastics Co Ltd | 長期保存用発泡性複合樹脂粒子、その予備発泡粒子及び発泡成形体 |
JP2011026509A (ja) * | 2009-07-28 | 2011-02-10 | Sekisui Plastics Co Ltd | 発泡性ポリスチレン系樹脂粒子とその製造方法、予備発泡粒子、発泡成形体 |
JP2010090399A (ja) * | 2010-01-29 | 2010-04-22 | Sekisui Plastics Co Ltd | 発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014145068A (ja) * | 2013-01-30 | 2014-08-14 | Sekisui Plastics Co Ltd | 難燃性スチレン系樹脂粒子、その製造方法、発泡性粒子、発泡粒子及び発泡成形体 |
JP2014145066A (ja) * | 2013-01-30 | 2014-08-14 | Sekisui Plastics Co Ltd | 難燃性スチレン系樹脂粒子、その製造方法、発泡性粒子、発泡粒子及び発泡成形体 |
JP2014193937A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-09 | Sekisui Plastics Co Ltd | 発泡性スチレン系樹脂粒子、発泡粒子及び発泡成形体 |
JP2015067757A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | 積水化成品工業株式会社 | 発泡性ポリスチレン系樹脂粒子及びその製造方法、並びに、ポリスチレン系樹脂予備発泡粒子及び発泡成形体 |
JP2016130282A (ja) * | 2015-01-13 | 2016-07-21 | 株式会社カネカ | 発泡性熱可塑性樹脂粒子、その予備発泡粒子及び発泡体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5689011B2 (ja) | 2015-03-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5689044B2 (ja) | ポリスチレン系樹脂粒子、発泡性樹脂粒子、発泡粒子、発泡成形体及びそれらの製造方法 | |
JP5689011B2 (ja) | 樹脂粒子、その製造方法、発泡性樹脂粒子、発泡粒子及び発泡成形体 | |
JP6082637B2 (ja) | 発泡性スチレン系樹脂粒子、発泡粒子及び発泡成形体 | |
WO2016047526A1 (ja) | 発泡性スチレン複合ポリオレフィン系樹脂粒子とその製造方法、予備発泡粒子および発泡成形体 | |
JP5860220B2 (ja) | 樹脂粒子、その製造方法、発泡性樹脂粒子、発泡粒子及び発泡成形体 | |
JP5447573B2 (ja) | 改質樹脂発泡粒子及びその製造方法 | |
JP2011026506A (ja) | 低揮発分発泡性ポリスチレン系樹脂粒子とその製造方法、低揮発分ポリスチレン系樹脂予備発泡粒子及び低揮発分ポリスチレン系樹脂発泡成形体 | |
JP5732358B2 (ja) | ポリスチレン系樹脂粒子、発泡性樹脂粒子、発泡粒子、発泡成形体及びそれらの製造方法 | |
JP5903395B2 (ja) | スチレン系樹脂粒子、発泡性粒子、発泡粒子及び発泡成形体の製造方法 | |
JP2012214990A (ja) | 推力伝達材及びその製造方法 | |
JP2012188543A (ja) | 樹脂粒子、発泡性樹脂粒子、その製造方法、発泡粒子及び発泡成形体 | |
JP5992349B2 (ja) | 発泡性スチレン系樹脂粒子、その製造方法、発泡粒子及び発泡成形体 | |
JP6227955B2 (ja) | 発泡成形体 | |
JP5824377B2 (ja) | ポリスチレン系樹脂粒子、発泡性樹脂粒子、それらの製造方法、発泡粒子及び発泡成形体 | |
JP2013203978A (ja) | 発泡性ポリスチレン系樹脂粒子とその製造方法およびその用途 | |
JP5713726B2 (ja) | 発泡性ポリスチレン系樹脂粒子、発泡粒子及び発泡成形体 | |
JP5965853B2 (ja) | 発泡性スチレン系樹脂粒子、発泡粒子及び発泡成形体 | |
JP5810007B2 (ja) | スチレン系樹脂粒子、その製造方法、発泡性粒子、発泡粒子及び発泡成形体 | |
JP5592731B2 (ja) | 発泡性ポリスチレン系樹脂粒子、その製造方法、予備発泡粒子及び発泡成形体 | |
JP5914080B2 (ja) | 発泡性スチレン系樹脂粒子及びその製造方法 | |
JP5914079B2 (ja) | スチレン系発泡樹脂粒子及び発泡成形体 | |
JP2012214572A (ja) | 盛土用構造物及びその製造方法 | |
JP2012207097A (ja) | 発泡成形体及びその製造方法 | |
JP6294040B2 (ja) | スチレン系樹脂粒子、発泡性粒子、発泡粒子及び発泡成形体 | |
JP2015199924A (ja) | 発泡成形体、発泡性樹脂粒子、予備発泡粒子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140207 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141017 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141021 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141216 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150120 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150127 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5689011 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |