JP2012182975A - ワイヤレス給電装置およびワイヤレス電力伝送システム - Google Patents

ワイヤレス給電装置およびワイヤレス電力伝送システム Download PDF

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    • H02J50/12Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using inductive coupling of the resonant type

Abstract

【課題】磁場共振型のワイヤレス給電において、給電電力を効率的に制御する。
【解決手段】ワイヤレス給電装置116は、給電コイルL2と受電コイルL3の磁場共振現象に基づき、給電コイルL2から受電コイルL3にワイヤレス給電するための装置である。送電制御回路200は、給電コイルL2に駆動周波数foにて交流電力を供給する。これにより、給電コイルL2から受電コイルL3に交流電力を給電させる。位相検出回路150は、交流電力の電圧位相と電流位相の位相差を検出する。具体的には、信号T2がハイレベル第1検出期間と信号S2がハイレベルとなる第2検出期間を比較し、それらが重複する期間の長さを検出することにより、位相差を検出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ワイヤレス給電に関し、特に、そのパワー制御に関する。
電源コードなしで電力を供給するワイヤレス給電技術が注目されつつある。現在のワイヤレス給電技術は、(A)電磁誘導を利用するタイプ(近距離用)、(B)電波を利用するタイプ(遠距離用)、(C)磁場の共振現象を利用するタイプ(中距離用)の3種類に大別できる。
電磁誘導を利用するタイプ(A)は、電動シェーバーなどの身近な家電製品において一般的に利用されているが、近距離でしか使えないという課題がある。電波を利用するタイプ(B)は、遠距離で使えるが電力が小さいという課題がある。共振現象を利用するタイプ(C)は、比較的新しい技術であり、数m程度の中距離でも高い電力伝送効率を実現できることから特に期待されている。たとえば、EV(Electric Vehicle)の車両下部に受電コイルを埋め込み、地中の給電コイルから非接触にて電力を送り込むという案も検討されている。以下、タイプ(C)を「磁場共振型」とよぶ。
磁場共振型は、マサチューセッツ工科大学が2006年に発表した理論をベースとしている(特許文献1参照)。特許文献1では、4つのコイルを用意している。これらのコイルを給電側から順に「エキサイトコイル」、「給電コイル」、「受電コイル」、「ロードコイル」とよぶことにする。エキサイトコイルと給電コイルは近距離にて向かい合わされ、電磁結合する。同様に、受電コイルとロードコイルも近距離にて向かい合わされ、電磁結合する。これらの距離に比べると、給電コイルから受電コイルまでの距離は「中距離」であり、比較的大きい。このシステムの目的は、給電コイルから受電コイルにワイヤレス給電することである。
エキサイトコイルに交流電力を供給すると、電磁誘導の原理により給電コイルにも電流が流れる。給電コイルが磁場を発生させ、給電コイルと受電コイルが磁気的に共振すると、受電コイルには大きな電流が流れる。電磁誘導の原理によりロードコイルにも電流が流れ、ロードコイルと直列接続される負荷から電力が取り出される。磁場共振現象を利用することにより、給電コイルから受電コイルの距離が大きくても高い電力伝送効率を実現できる。
米国公開2008/0278264号公報 特開2006−230032号公報 国際公開2006/022365号公報 米国公開2009/0072629号公報 特開2006−74848号公報
本発明者は、ワイヤレス給電の利用可能性を拡げるためには、給電電力を自動制御して出力を安定させる仕組みが必要であると考える。特許文献5が開示する非接触電力伝送装置は、上記タイプ(A)ではあるが、受電側の2次側ユニットが出力電圧の大きさを送電側の1次側ユニットに伝え、1次側ユニットは出力電圧に応じて給電電力を制御している。具体的には、コイルL4(2次側ユニット)からコイルL3(1次側ユニット)に、出力電圧の大きさを示す電磁波信号を送信している。
磁場共振型の場合には、給電コイルと受電コイルの間に発生する強力な電磁場が信号に大きな影響を及ぼす。このため、特許文献5の仕組みを磁場共振型にそのまま応用することはできない。また、特許文献5の場合、受電側が給電側に情報伝送するための手段が必要であるため、システムが複雑化しやすいという問題点がある。
本発明は、磁場共振型のワイヤレス給電において、給電電力を効率的に制御することを主たる目的とする。
本発明にかかるワイヤレス給電装置は、給電コイルと受電コイルの磁場共振現象に基づき、給電コイルから受電コイルにワイヤレス給電する。この装置は、給電コイルと、給電コイルに駆動周波数にて交流電力を供給することにより、給電コイルから受電コイルに交流電力を給電させる送電制御回路と、交流電力の電圧位相と電流位相の位相差を検出する位相検出回路を備える。位相検出回路は、交流電力の電圧レベルが所定範囲内となる第1検出期間と交流電力の電流レベルが所定範囲内となる第2検出期間のずれを検出することにより、位相差を検出する。
「給電コイルと受電コイルの磁場共振現象」とは、給電コイルが発生させる交流磁場に基づく受電コイル回路の共振現象を意味する。給電コイルに駆動周波数の交流電流を供給すると、給電コイルは駆動周波数の交流磁場を発生させる。この交流磁場により、給電コイルおよび受電コイルを主として磁場成分により結合(磁場結合)させることにより受電コイル回路を共振させる。
ここでいう「所定範囲内」とは、最低値および最大値という2つの境界値により規定される範囲に限らず、所定の最低値以上、あるいは、所定の最大値以内といった1つの境界値により規定される範囲も含まれる。
送電制御回路の駆動周波数を共振周波数と一致させれば、システム全体としての電力伝送効率が高くなる。給電電力の電流位相および電圧位相の位相差を検出することにより、共振状態が保たれているかを給電側にて監視できる。第1検出期間と第2検出期間という2つの期間の比較により位相差を検出するため、全体的な制御をシンプルにできる。
位相検出回路は、第1検出期間と第2検出期間の排他的論理和として特定される期間の長さを検出することにより、位相差を検出してもよい。排他的論理和に限らず、論理和や論理積等、他の論理演算により第1検出期間と第2検出期間のずれの大きさを特定することも可能である。
送電制御回路は、検出された位相差が減少するように駆動周波数を調整してもよい。共振周波数に駆動周波数を追随させることにより、電力伝送効率を高い状態に維持しやすくなる。
位相検出回路は、位相差を検出する前に、電圧波形および電流波形の双方または一方をデジタル波形に整形してもよい。位相検出回路は、電圧波形および電流波形のうちの一方の位相を所定値だけずらした上で、位相差を検出してもよい。
位相検出回路は、電流波形を分周した後、位相差を検出してもよい。また、位相検出回路は、電圧波形を分周した後、位相差を検出してもよい。電流波形や電圧波形を分周することにより、それらのデューティ比を整えやすくなる。
位相検出回路は、第1検出期間と第2検出期間のずれの大きさを示す直流信号を生成し、直流信号のレベルにより位相差を検出してもよい。
送電制御回路は、給電側の回路要素とは実質的に非共振の状態の給電コイルから、受電コイルに交流電力を給電させてもよい。ここでいう「実質的に非共振」とは、給電コイルの共振をワイヤレス給電の必須構成要件としないことを意味する。給電コイルがなんらかの回路要素と偶発的に共振することまでも排除する意味ではない。
給電コイルが、給電側の回路要素とは受電コイルの共振周波数を共振点とする共振回路を形成しない構成としてもよい。給電コイルに対して直列または並列にキャパシタが挿入されない構成であってもよい。
送電制御回路は、結合トランスを介することなく、給電コイルに交流電力を供給してもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、磁場共振型のワイヤレス給電において、給電電力を効率的に制御しやすくなる。
第1実施形態におけるワイヤレス電力伝送システムの原理図である。 第1実施形態におけるワイヤレス電力伝送システムの模式図である。 第1実施形態におけるワイヤレス電力伝送システムのシステム構成図である。 駆動周波数と出力電力およびコイル間距離の関係を示すグラフである。 駆動周波数と位相差およびコイル間距離の関係を示すグラフである。 受電LC共振回路のインピーダンスと駆動周波数の関係を示すグラフである。 駆動周波数と共振周波数が一致するときの信号S1、S2、T1、T2の変化過程を示すタイムチャートである。 駆動周波数と共振周波数が一致するときの信号W1、W2、SC、交流電圧Voの変化過程を示すタイムチャートである。 位相差と信号W2の関係を示すグラフである。 信号SCと駆動周波数の関係を示すグラフである。 駆動周波数が共振周波数よりも小さいときの信号S1、S2、T1、T2の変化過程を示すタイムチャートである。 駆動周波数が共振周波数よりも小さいときの信号W1、W2、SC、交流電圧Voの変化過程を示すタイムチャートである。 駆動周波数が共振周波数よりも大きいときの信号S1、S2、T1、T2の変化過程を示すタイムチャートである。 駆動周波数が共振周波数よりも大きいときの信号W1、W2、SC、交流電圧Voの変化過程を示すタイムチャートである。 第2実施形態におけるワイヤレス電力伝送システムの原理図である。 第2実施形態におけるワイヤレス電力伝送システムのシステム構成図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態におけるワイヤレス電力伝送システム100の原理図である。第1実施形態におけるワイヤレス電力伝送システム100は、ワイヤレス給電装置116とワイヤレス受電装置118を含む。ワイヤレス給電装置116は給電LC共振回路300を含む。ワイヤレス受電装置118は、受電コイル回路130とロード回路140を含む。そして、受電コイル回路130により受電LC共振回路302が形成される。
給電LC共振回路300は、キャパシタC2と給電コイルL2を含む。受電LC共振回路302は、キャパシタC3と受電コイルL3を含む。給電コイルL2と受電コイルL3の磁場結合を無視できるほど両者が充分に離れた状態において給電LC共振回路300および受電LC共振回路302それぞれの共振周波数が同一となるように、キャパシタC2、給電コイルL2、キャパシタC3、受電コイルL3が設定される。この共通の共振周波数をfr0とする。
給電コイルL2と受電コイルL3を充分に磁場結合できる程度に近づけた状態では、給電LC共振回路300、受電LC共振回路302およびその間に発生する相互インダクタンスにより新たな共振回路が形成される。この新共振回路は、相互インダクタンスの影響により2つの共振周波数fr1、fr2を有する(fr1<fr0<fr2)。ワイヤレス給電装置116が、給電源VGから共振周波数fr1にて交流電力を給電LC共振回路300に供給すると、新共振回路の一部である給電LC共振回路300は共振点1(共振周波数fr1)で共振する。給電LC共振回路300が共振すると、給電コイルL2は共振周波数fr1の交流磁場を発生させる。同じく新共振回路の一部である受電LC共振回路302もこの交流磁場により共振する。給電LC共振回路300と受電LC共振回路302が同一の共振周波数fr1にて共振するとき、給電コイルL2から受電コイルL3に最大の電力伝送効率にてワイヤレス給電がなされる。ワイヤレス受電装置118の負荷LDから受電電力が出力電力として取り出される。なお、新共振回路は、共振点1(共振周波数fr1)だけでなく共振点2(共振周波数fr2)でも共振可能である。
この原理図に示すワイヤレス給電装置116は、エキサイトコイルL1を含んでいないがエキサイトコイルL1を含む場合でも基本的な原理は同じである。
図2は、第1実施形態におけるワイヤレス電力伝送システム100の模式図である。送電制御回路200は、交流電源として機能し、駆動周波数foの交流電力を結合トランスTS1を介して給電コイル回路120に供給する。電流検出回路204は、給電コイルL2に流れる交流電流の電流位相を計測する。位相検出回路150は、送電制御回路200が発生させる交流電圧Voの電圧位相と電流検出回路204により検出される電流位相を比較する。駆動周波数foが共振周波数fr1と一致していれば、電流位相と電圧位相は一致する。位相検出回路150が電流位相と電圧位相のずれ(位相差)を検出すると、送電制御回路200は駆動周波数foと共振周波数fr1のずれが解消されるように駆動周波数foを調整する。このような構成により、ワイヤレス給電装置116は駆動周波数foを共振周波数fr1に追随させる。
ワイヤレス受電装置118は、受電コイル回路130とロード回路140を含む。受電コイル回路130においては、受電コイルL3とキャパシタC3により受電LC共振回路302が形成される。
電流検出回路204により検出された電流波形(アナログ波形)を示す信号S0は、整流回路102によりデジタル波形に整流され、信号S1となる。信号S1は、電流波形分周回路104により1/2周期に分周され、信号S2となる。信号S2は、2入力のEXOR回路106の入力信号となる。整流回路102や電流波形分周回路104の役割の詳細については後述する。
一方、送電制御回路200が発生させる交流電圧Voの電圧波形(デジタル波形)を示す信号T0は、位相調整回路108により90度だけ位相遅延されて信号T1となる。信号T1は、電圧波形分周回路110により1/2周期に分周され、信号T2となる。信号T2は、EXOR回路106の入力信号となる。位相調整回路108や電圧波形分周回路110の役割の詳細については後述する。
EXOR回路106は、出力信号W1を出力する。信号W1は、信号T2および信号S2のどちらか一方がハイレベルで他方がローレベルとなっているときにハイレベルとなり、それ以外のときにはローレベルとなる。すなわち、信号W1は、信号T2および信号S2の排他的論理和となっている。信号W1は、ローパスフィルタ112(LPF)により平滑(直流化)され、直流信号W2となる。信号W2は、比較回路114において基準電圧Vrefと比較され、その比較結果が信号SCとなる。送電制御回路200は、信号SCに応じて駆動周波数foを変化させる。
駆動周波数foと共振周波数fr1が一致するときには信号SCはゼロとなり、駆動周波数foは変化しない。一方、駆動周波数foと共振周波数fr1がずれると信号SCは非ゼロとなり、駆動周波数foは共振周波数fr1に近づく方向に調整される。このようなメカニズムにより、なんらかの要因により非共振状態に陥っても自律的に共振状態に回帰させることが可能となる。より詳細なメカニズムについては後述する。
図3は、第1実施形態におけるワイヤレス電力伝送システム100のシステム構成図である。ワイヤレス給電装置116は、基本構成として、送電制御回路200、給電コイル回路120および位相検出回路150を含む。ワイヤレス受電装置118は、受電コイル回路130とロード回路140を含む。図3においては、ワイヤレス電力伝送システム100の構成を中心として説明し、具体的な動作については図7以降に関連して詳述する。
給電コイル回路120が有する給電コイルL2と、受電コイル回路130が有する受電コイルL3の間には0.01〜0.03m程度の距離(コイル間距離)がある。ワイヤレス電力伝送システム100の主目的は、給電コイルL2から受電コイルL3にワイヤレスにて交流電力を送ることである。本実施形態においては、コイル間距離=22mmのときの共振周波数fr1が149.1kHzであるとして説明する。なお、本実施形態におけるワイヤレス電力伝送システムは、たとえば、ISM(Industry-Science-Medical)周波数帯のような高周波数帯にて動作させることも可能である。
給電コイル回路120は、給電コイルL2とキャパシタC2、トランスTS1二次コイルLiが直列接続された回路である。トランスTS1二次コイルLiは、トランスTS1一次コイルLbと共に結合トランスTS1を形成し、電磁誘導により送電制御回路200から交流電力を供給される。給電コイル回路120には交流電流I2が流れる。
受電コイル回路130は、受電コイルL3とキャパシタC3が直列接続されたLC共振回路である。給電コイルL2と受電コイルL3は互いに向かい合っている。給電コイルL2と受電コイルL3は同一形状である必要はない。給電コイルL2が共振周波数fr1にて交流磁場を発生させると、給電コイルL2と受電コイルL3が磁場結合し、受電コイル回路130に電流I3が流れる。給電コイルL2が発生させる交流磁場によって受電コイル回路130も共振する。
ロード回路140は、ロードコイルL4と負荷LDが直列接続された回路である。受電コイルL3とロードコイルL4は互いに向かい合っている。受電コイルL3とロードコイルL4の距離はゼロである。このため、受電コイルL3とロードコイルL4は電磁的に強く結合(電磁誘導による結合)している。受電コイルL3に電流I3が流れることにより、ロード回路140に起電力が発生し、ロード回路140に交流電流I4が流れる。交流電流I4は負荷LDを流れる。
ワイヤレス給電装置116の給電コイルL2から送電された交流電力は、ワイヤレス受電装置118の受電コイルL3により受電され、負荷LDから取り出される。
負荷LDを受電コイル回路130に直接接続すると、受電コイル回路130のQ値が悪くなる。このため、受電用の受電コイル回路130と電力取り出し用のロード回路140を分離している。電力伝送効率を高めるためには、給電コイルL2、受電コイルL3およびロードコイルL4の中心線を揃えることが好ましい。
送電制御回路200は、駆動周波数foの交流電圧Voを発生させる「交流電源」として機能する。交流電圧Voの波形は正弦波でもよいが、ここでは矩形波(デジタル波形)であるとして説明する。送電制御回路200は、位相検出回路150から出力される信号SCに基づいて駆動周波数foを動的に変化させる。
送電制御回路200が駆動周波数foにて交流電圧Voを供給すると、駆動周波数foの交流電流がトランスTS1一次コイルLbを流れるため、給電コイル回路120にも駆動周波数foにて交流電流I2が流れる。駆動周波数foが共振周波数fr1に近いほど、電力伝送効率は高くなる。駆動周波数fo=共振周波数fr1であれば、給電コイルL2と受電コイルL3は強く磁場結合する。このとき、電力伝送効率は最大となる。
共振周波数fr1は、受電コイル回路130の使用状態や使用環境によって微妙に変化する。受電コイル回路130を交換した場合にも共振周波数fr1は変化する。あるいは、キャパシタC3の静電容量を可変とすることにより共振周波数fr1を積極的に変化させたい場合もあるかもしれない。また、給電コイルL2と受電コイルL3のコイル間距離により共振周波数fr1は変化する。共振周波数fr1と駆動周波数foの差が変化すると電力伝送効率が変化する。電力伝送効率が変化すると、負荷LDの電圧(出力電圧)が変化する。したがって、負荷LDの出力電圧を最大化・安定化するためには、共振周波数fr1が変化したときでも、共振周波数fr1に駆動周波数foを追随させる必要がある。
給電コイル回路120には検出コイルLSSが設けられる。検出コイルLSSは、貫通孔を有するコア154(トロイダルコア)にNs回巻き付けられたコイルである。コア154の材質はフェライト、珪素鋼板、パーマロイ(permalloy)等の既知材料である。本実施形態における検出コイルLSSの巻き数Nsは100回である。
給電コイル回路120の電流経路の一部もコア154の貫通孔を貫通している。これは、コア154に対する給電コイル回路120の巻き数Npが1回であることを意味する。このような構成により、検出コイルLSSと給電コイルL2は結合トランスを形成する。給電コイルL2の交流電流I2が発生させる交流磁場により、検出コイルLSSには同相の誘導電流ISSが流れる。等アンペア・ターンの法則により、誘導電流ISSの大きさは、I2・(Np/Ns)となる。
検出コイルLSSの両端には抵抗R4が接続される。抵抗R4の一端Bは接地され、他端Aの電位VSS(信号S0)は整流回路102に供給される。
整流回路102は、コンパレータ122を含む。信号S0(アナログ電流波形)は、コンパレータ122によって2値化され、デジタル波形の信号S1となる。コンパレータ122の出力端には、信号S1の負成分をカットするためにダイオード124が接続されている。コンパレータ122は信号S0が所定の閾値、たとえば、0.1(V)より大きくなると飽和電圧3.0(V)を出力する。電流I2と誘導電流ISSは同相であり、誘導電流ISSと電位VSS(信号S0)は同相である。したがって、信号S0や信号S1の波形を観察することにより給電コイル回路120から受電コイル回路130に供給される交流電力の電流位相を計測できる。
信号S1は、更に、電流波形分周回路104に入力される。本実施形態における電流波形分周回路104は、いわゆるT型フリップフロップ回路である。デジタル信号S1がハイレベルからローレベルに変化するとき、すなわち、信号S1のフォールエッジのタイミングにて、電流波形分周回路104の出力である信号S2は反転(トグル)する。この結果、信号S1の周波数が1/2に分周され、信号S2となる。電流波形分周回路104の目的は、信号S1の周波数を変化させることではなく、デューティ比50%の信号S2を作り出すことである。信号S1のデューティ比が50%でなくても、信号S1のフォールエッジに基づいてデューティ比50%の信号S2を作り出すことができる。詳細については図7に関連して後述する。信号S2は、EXOR回路106に入力される。
一方、送電制御回路200の信号T0(デジタル電圧波形)は、位相調整回路108により90度だけ位相遅延されて信号T1となる。信号T1の周波数は、電圧波形分周回路110により1/2に分周され、信号T2となる。電圧波形分周回路110の目的も、デューティ比50%の信号T2を作り出すことであり、1/2という数字に特段の意義はない。信号T2はEXOR回路106に入力される。
EXOR回路106は、信号S2と信号T2の排他的論理和である信号W1を出力する。信号W1は、ローパスフィルタ112により直流化され、直流信号W2となる。ローパスフィルタ112は、抵抗R5とキャパシタC5を含む一般的な回路である。信号W2は比較回路114に入力される。比較回路114は、抵抗R6、R7、コンパレータ126を含む。コンパレータ126の非反転入力端子には基準電圧Vrefが供給され、反転入力端子に信号W2が供給される。基準電圧Vrefと信号W2(直流電圧信号)のレベルが等しいときには、比較回路114は信号SC=0を出力する。基準電圧Vref>信号W2のときには信号SC>0、基準電圧Vref<信号W2のときには信号SC<0となる。送電制御回路200は、信号SCの大きさにより、電圧位相と電流位相のずれの大きさを認識し、駆動周波数foを調整する。
図4は、駆動周波数foと出力電力およびコイル間距離の関係を示すグラフである。ここでいう出力電力とは、負荷LDから取り出される電力の大きさをいう。近距離特性132は、コイル間距離が14mmのときの駆動周波数foと出力電力の関係を示す。近距離特性132の場合、駆動周波数fo=143.6kHzのとき出力電力が最大となっている。いいかえれば、コイル間距離が14mmのときの共振周波数fr1=143.6kHzである。中距離特性134は、コイル間距離が22mmのときの駆動周波数foと出力電力の関係を示す。このときの共振周波数fr1は149.1kHzである。長距離特性136は、コイル間距離が30mmのときの駆動周波数foと出力電力の関係を示す。このときの共振周波数fr1は154.8kHzである。コイル間距離が短いほど共振周波数fr1は小さくなる。
図5は、駆動周波数foと位相差およびコイル間距離の関係を示すグラフである。ここでいう位相差とは電流位相と電圧位相のずれを意味する。近距離特性132の場合、駆動周波数fo=143.6kHzのとき、位相差はゼロとなっている。いいかえれば、コイル間距離が14mmのときの共振周波数fr1=143.6kHzである。中距離特性134、長距離特性136についてもそれぞれ共振周波数fr1=149.1kHz、154.8kHzで位相差がゼロとなる。
図6は、受電LC共振回路302のインピーダンスZと駆動周波数foの関係を示すグラフである。縦軸は、受電コイル回路130(キャパシタC3と受電コイルL3の直列回路)のインピーダンスZを示す。横軸は駆動周波数foを示す。インピーダンスZは、共振時において最低値Zminとなる。共振時にZmin=0となるのが理想であるが、受電コイル回路130には若干の抵抗成分が含まれるため、Zminは通常ゼロとはならない。
図6においては、駆動周波数fo=共振周波数fr1となるとき、インピーダンスZは最低となり、受電コイル回路130は共振状態となる。駆動周波数foと共振周波数fr1がずれると、インピーダンスZにおける容量性リアクタンスまたは誘導性リアクタンスが優勢となるためインピーダンスZも大きくなる。
駆動周波数foが共振周波数fr1と一致するとき、給電コイルL2には共振周波数fr1にて交流電流I2が流れ、受電コイル回路130にも共振周波数fr1にて交流電流I3が流れる。受電コイル回路130の受電コイルL3およびキャパシタC3は、共振周波数fr1にて共振するため、給電コイルL2から受電コイルL3への電力伝送効率は最大となる。
駆動周波数foと共振周波数fr1がずれると、給電コイルL2には非・共振周波数の交流電流I2が流れる。このため、給電コイルL2と受電コイルL3は磁気的に共振できなくなるため、電力伝送効率は急速に悪化する。
図7は、駆動周波数foと共振周波数fr1が一致するときの信号S1、S2、T1、T2の変化過程を示すタイムチャートである。時刻t0〜時刻t1の期間(以下、「第1期間」とよぶ)においては、電流が正方向に流れる。駆動周波数foと共振周波数fr1が一致している場合、送電制御回路200が発生させる交流電圧Voが正となる期間と第1期間は完全に一致する。時刻t1〜時刻t2の期間(以下、「第2期間」とよぶ)においては、電流は負方向に流れる。駆動周波数foと共振周波数fr1が一致している場合、交流電圧Voが負となる期間と第2期間は完全に一致する。
電流位相を示すアナログ電圧波形信号S0は、整流回路102によってデジタル信号S1に変換される。負成分はダイオード124によりカットされる。電流波形分周回路104は、信号S1のフォールエッジを検出するごとに出力信号S2のレベルを反転させる。図7の場合、時刻t1にて信号S2はハイレベルとなり、時刻t3にて信号S2はローレベルに変化している。この結果、信号S1のデューティ比が50%でなくても、信号S1の変化周期に対応したデューティ比50%の信号S2を生成できる。
電圧位相を示すデジタル電圧波形信号T0のライズエッジとフォールエッジは、共振状態においてはS1信号と完全に同期する。信号T0の位相は、位相調整回路108により90度遅延され、信号T1となる。この結果、信号T1は、時刻t0と時刻t1の中間である時刻t6にハイレベルに変化し、時刻t1と時刻t2の中間である時刻t7にローレベルに変化する。電圧波形分周回路110は、信号T1のフォールエッジを検出するごとに出力信号T2のレベルを反転させる。
以上の処理により、共振状態においては、信号S2がハイレベルとなる期間(以下、「第2検出期間」とよぶ)よりも信号T2がハイレベルとなる期間(以下、「第1検出期間」とよぶ)は90度遅れる。
図8は、駆動周波数foと共振周波数fr1が一致するときの信号W1、W2、SC、交流電圧Voの変化過程を示すタイムチャートである。信号W1は、信号S2と信号T2の排他的論理和として形成される。いいかえれば、第1検出期間と第2検出期間の一方がハイレベル他方がローレベルとなる期間に限り、信号W1はハイレベルとなる。図7からあきらかなように、信号W1は時刻t1〜t7、t3〜t9においてそれぞれハイレベルとなる。以下、信号W1がハイレベルとなる期間(時刻t1〜t7や時刻t3〜t9の期間)のことを「W1活性期間」とよぶ。共振時におけるW1活性期間の長さは1/4周期に相当する。
ローパスフィルタ112は、信号W1を直流に変換し、信号W2を生成する。W1活性期間が長いほど、信号W2のレベルは高くなる。比較回路114は、基準電圧Vrefと信号W2を比較する。基準電圧Vrefは、共振状態における信号W2のレベルと等しくなるようにあらかじめ設定されている。したがって、共振状態にあるとき、比較回路114から出力される信号SCはゼロとなる。送電制御回路200は、信号SC=0のときには駆動周波数foを変化させないため、共振状態が保たれる。図8、図12および図14に示す交流電圧Vo(信号T0)の波形は、信号SCに基づく調整後の交流電圧を示している。図8においては、交流電圧Vo(信号T0)の波形は、調整後も変化しない。
図9は、位相差と信号W2の関係を示すグラフである。上述したように、第1検出期間と第2検出期間の位相差が90度のとき、駆動周波数foは共振周波数fr1と一致している。この位相差は0度〜180度の範囲で検出され、それに応じて駆動周波数foが調整される。位相差が90度よりも大きくなるとき、いいかえれば、電圧位相よりも電流位相が進むときには、信号W2のレベルが高くなる。位相差が90度よりも小さくなるとき、いいかえれば、電圧位相よりも電流位相が遅れるときには信号W2のレベルが低くなる。
図10は、信号SCと駆動周波数foの関係を示すグラフである。駆動周波数foと共振周波数fr1が一致しているとき、信号SCはゼロとなる。本実施形態においては、コイル間距離が基本設定の22mmであるときの共振周波数fr1が149.1kHzとなる。ここで、コイル間距離が14mmまで近づくと共振周波数は143.6kHzに低下する。このとき信号SCは大きくなる。信号SCが大きくなると、送電制御回路200は駆動周波数foを低下させ、駆動周波数foと共振周波数fr1を一致させようとする。一方、コイル間距離が30mmまで離れると共振周波数fr1は154.8kHzまで上昇する。このとき信号SCは小さく成る。信号SCが小さくなると、送電制御回路200は駆動周波数foを上昇させ、駆動周波数foと共振周波数fr1を一致させようとする。次に、駆動周波数foが共振周波数fr1よりも低い場合と高い場合のそれぞれについて、フィードバック制御の仕組みを説明する。
図11は、駆動周波数foが共振周波数fr1よりも小さいときの信号S1、S2、T1、T2の変化過程を示すタイムチャートである。駆動周波数foが共振周波数fr1よりも小さいとき、交流電圧Voが正となる期間は第1期間よりも遅れる。したがって、駆動周波数foが共振周波数fr1よりも小さいときには、信号T0のライズエッジとフォールエッジは信号S1のライズエッジやフォールエッジよりも遅れることになる。信号T0の位相は、位相調整回路108により更に90度遅延され、信号T1となる。この結果、信号T1は、時刻t6よりも遅い時刻t10にハイレベルに変化し、時刻t7よりも遅い時刻t11にローレベルに変化する。
このように、駆動周波数foが共振周波数fr1よりも小さいときには、信号T2がハイレベルとなる第1検出期間は信号S2がハイレベルとなる第2検出期間よりも90度以上遅れる。
図12は、駆動周波数foが共振周波数fr1よりも小さいときの信号W1、W2、SC、交流電圧Voの変化過程を示すタイムチャートである。図11からあきらかなように、信号W1は時刻t1〜t11、t3〜t13においてそれぞれハイレベルとなる。すなわち、W1活性期間は、共振時よりも長くなる。
ローパスフィルタ112は、信号W1を直流に変換し、信号W2を生成する。W1活性期間が長くなるため、駆動周波数foが共振周波数fr1よりも低いときの信号W2は、共振時の信号W2よりも高くなる。比較回路114は、基準電圧Vrefと信号W2を比較する。信号W2>基準電圧Vrefであるため、信号SCは負となる。送電制御回路200は、信号SCが負値のときには駆動周波数foを図10の関係にしたがって高くする。この結果、駆動周波数foは共振周波数fr1に追随する。
図13は、駆動周波数foが共振周波数fr1よりも大きいときの信号S1、S2、T1、T2の変化過程を示すタイムチャートである。駆動周波数foが共振周波数fr1よりも大きいとき、交流電圧Voが正となる期間は第1期間よりも位相が進む。したがって、駆動周波数foが共振周波数fr1よりも大きいときには、信号T0のライズエッジとフォールエッジは信号S1のライズエッジやフォールエッジよりも進む。信号T0の位相は、位相調整回路108により90度遅延され、信号T1となる。この結果、信号T1は、時刻t6よりも早い時刻t14にハイレベルに変化し、時刻t7よりも早い時刻t15にローレベルに変化する。
このように、駆動周波数foが共振周波数fr1よりも大きいときには、第1検出期間の第2検出期間に対する遅れは90度未満となる。
図14は、駆動周波数foが共振周波数fr1よりも大きいときの信号W1、W2、SC、交流電圧Voの変化過程を示すタイムチャートである。図13からあきらかなように、信号W1は時刻t1〜t15、t3〜t17においてそれぞれハイレベルとなる。すなわち、W1活性期間は、共振時よりも短くなる。
ローパスフィルタ112は、信号W1を直流に変換し、信号W2を生成する。W1活性期間が短くなるため、駆動周波数foが共振周波数fr1よりも大きいときの信号W2は、共振時の信号W2よりも低くなる。比較回路114は、基準電圧Vrefと信号W2を比較する。信号W2<基準電圧Vrefであるため、信号SCは正となる。送電制御回路200は、信号SCが正値のときには駆動周波数foを図10の関係にしたがって小さくする。この結果、駆動周波数foは共振周波数fr1に追随する。
[第2実施形態]
図15は、第2実施形態におけるワイヤレス電力伝送システム100の原理図である。第2実施形態におけるワイヤレス電力伝送システム100も、ワイヤレス給電装置116とワイヤレス受電装置118を含む。ただし、ワイヤレス受電装置118は受電LC共振回路302を含むが、ワイヤレス給電装置116は給電LC共振回路300を含まない。すなわち、給電コイルL2は、LC共振回路の一部とはなっていない。より具体的には、給電コイルL2は、ワイヤレス給電装置116に含まれる他の回路要素とは共振回路を形成しない。給電コイルL2に対しては、直列・並列のいずれにもキャパシタが挿入されない。したがって、電力を伝送するときの周波数においては、給電コイルL2は非共振となる。
給電源VGは、共振周波数fr1の交流電流を給電コイルL2に供給する。給電コイルL2は共振しないが、共振周波数fr1の交流磁場を発生させる。受電LC共振回路302は、この交流磁場により共振する。この結果、受電LC共振回路302には大きな交流電流が流れる。本発明者の検討により、ワイヤレス給電装置116においては必ずしもLC共振回路を形成する必要がないことが判明した。給電コイルL2は、給電LC共振回路の一部ではないため、ワイヤレス給電装置116としては共振周波数fr1にて共振状態には移らない。一般的には、磁場共振型のワイヤレス給電は、給電側と受電側双方に共振回路を形成し、それぞれの共振回路を同一の共振周波数fr1(=fr0)で共振させることにより、大電力の送電が可能となると解釈されている。しかし、給電LC共振回路300を含まないワイヤレス給電装置116であっても、ワイヤレス受電装置118が受電LC共振回路302を含んでさえいれば、磁場共振型のワイヤレス給電を実現可能であることがわかった。
給電コイルL2と受電側コイルL3とが磁場結合しても、キャパシタC2が省略されているため新たな共振回路(共振回路同士の結合による新たな共振回路)が形成されない。この場合、給電コイルL2と受電側コイルL3との磁場結合は、その結合が強くなればなるほど受電LC共振回路302の共振周波数に影響を及ぼす。この共振周波数、すなわち共振周波数fr1近傍の周波数の交流電流を給電コイルL2に供給することにより、磁場共振型のワイヤレス給電が実現可能となる。また、キャパシタC2が不要であるためサイズやコスト面でも有利となる。
図16は、第2実施形態におけるワイヤレス電力伝送システム100のシステム構成図である。第2実施形態のワイヤレス電力伝送システム100においては、キャパシタC2が省略されている。また、給電コイルL2は、結合トランスTS1を介することなく、送電制御回路200と直接接続されている。
給電コイル回路120がLC共振回路である場合、給電コイル回路120には低電圧・大電流にて電力を供給することが望ましい。そのためには結合トランスTS1により、電圧および電流を調整する必要がある。しかし、第2実施形態におけるワイヤレス給電装置116の場合、給電コイルL2を共振させる必要がないため、給電コイルL2に大電圧を印加可能である。この結果、結合トランスTS1を不要化できるため、ワイヤレス給電装置116をいっそう省サイズ化できる。
以上、本実施形態におけるワイヤレス電力伝送システム100について説明した。磁場共振型のワイヤレス給電の場合、共振周波数fr1と駆動周波数foの一致度が電力伝送効率に大きく影響する。第1および第2実施形態におけるワイヤレス電力伝送システム100は、共振周波数fr1と駆動周波数foのずれを検出し、自律的に駆動周波数foを共振周波数fr1に追随させることができるため、使用条件が変化しても、電力伝送効率を最大値に維持しやすくなる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、いろいろな変形および変更が本発明の特許請求範囲内で可能なこと、またそうした変形例および変更も本発明の特許請求の範囲にあることは当業者に理解されるところである。従って、本明細書での記述および図面は限定的ではなく例証的に扱われるべきものである。
ワイヤレス電力伝送システム100において伝送される「交流電力」は、エネルギーに限らず、信号として伝送されてもよい。アナログ信号やデジタル信号をワイヤレスにて送電する場合にも、本発明におけるワイヤレス電力伝送方法を適用可能である。
本実施形態においては、第1検出期間と第2検出期間の排他的論理和により特定される期間であるW1活性期間の長短により、駆動周波数foと共振周波数fr1のずれを検出している。変形例として、第1検出期間と第2検出期間の論理積や論理和により特定される期間の長短により、駆動周波数foと共振周波数fr1のずれを検出してもよい。すなわち、排他的論理和に限らず、さまざまな論理演算を適用可能である。
100 ワイヤレス電力伝送システム、102 整流回路、104 電流波形分周回路、106 EXOR回路、108 位相調整回路、110 電圧波形分周回路、112 ローパスフィルタ、114 比較回路、116 ワイヤレス給電装置、118 ワイヤレス受電装置、120 給電コイル回路、122 コンパレータ、124 ダイオード、126 コンパレータ、130 受電コイル回路、132 近距離特性、134 中距離特性、136 長距離特性、140 ロード回路、150 位相検出回路、154 コア、200 送電制御回路、204 電流検出回路、300 給電LC共振回路、302 受電LC共振回路、LD 負荷、L2 給電コイル、L3 受電コイル、L4 ロードコイル、C2 キャパシタ、C3 キャパシタ、LSS 検出コイル。

Claims (13)

  1. 給電コイルと受電コイルの磁場共振現象に基づき、前記給電コイルから前記受電コイルにワイヤレス給電するための装置であって、
    前記給電コイルと、
    前記給電コイルに駆動周波数にて交流電力を供給することにより、前記給電コイルから前記受電コイルに前記交流電力を給電させる送電制御回路と、
    前記交流電力の電圧位相と電流位相の位相差を検出する位相検出回路と、を備え、
    前記位相検出回路は、前記交流電力の電圧レベルが所定範囲内となる第1検出期間と前記交流電力の電流レベルが所定範囲内となる第2検出期間のずれを検出することにより、前記位相差を検出することを特徴とするワイヤレス給電装置。
  2. 前記位相検出回路は、前記第1検出期間と前記第2検出期間の排他的論理和として特定される期間の長さを検出することにより、前記位相差を検出することを特徴とする請求項1に記載のワイヤレス給電装置。
  3. 前記送電制御回路は、前記検出された位相差が減少するように前記駆動周波数を調整することを特徴とする請求項1または2に記載のワイヤレス給電装置。
  4. 前記位相検出回路は、前記位相差を検出する前に、前記電圧波形および前記電流波形の双方または一方をデジタル波形に整形することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のワイヤレス給電装置。
  5. 前記位相検出回路は、前記電圧波形および前記電流波形のうちの一方の位相を所定値だけずらした上で、前記位相差を検出することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のワイヤレス給電装置。
  6. 前記位相検出回路は、前記電流波形を分周した後、前記位相差を検出することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のワイヤレス給電装置。
  7. 前記位相検出回路は、前記電圧波形を分周した後、前記位相差を検出することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のワイヤレス給電装置。
  8. 前記位相検出回路は、前記第1検出期間と前記第2検出期間のずれの大きさを示す直流信号を生成し、前記直流信号のレベルにより前記位相差を検出することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のワイヤレス給電装置。
  9. 前記送電制御回路は、給電側の回路要素とは実質的に非共振の状態の前記給電コイルから、前記受電コイルに前記交流電力を給電させることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のワイヤレス給電装置。
  10. 前記給電コイルは、給電側の回路要素とは前記受電コイルの共振周波数を共振点とする共振回路を形成しないことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のワイヤレス給電装置。
  11. 前記給電コイルに対して直列または並列にキャパシタが挿入されない構成であることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のワイヤレス給電装置。
  12. 前記送電制御回路は、結合トランスを介することなく、前記給電コイルに前記交流電力を供給することを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載のワイヤレス給電装置。
  13. 請求項1から12のいずれかに記載のワイヤレス給電装置と、
    前記受電コイルと、
    前記受電コイルと磁気結合し、前記受電コイルが前記給電コイルから受電した交流電力を供給されるロードコイルと、を備えることを特徴とするワイヤレス電力伝送システム。
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