JP2002354712A - 非接触給電装置 - Google Patents

非接触給電装置

Info

Publication number
JP2002354712A
JP2002354712A JP2001152830A JP2001152830A JP2002354712A JP 2002354712 A JP2002354712 A JP 2002354712A JP 2001152830 A JP2001152830 A JP 2001152830A JP 2001152830 A JP2001152830 A JP 2001152830A JP 2002354712 A JP2002354712 A JP 2002354712A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
power
contact
constant voltage
transformer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001152830A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuyoshi Kuroda
光義 黒田
Atsushi Okuno
敦 奥野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Electric Co Ltd filed Critical Shinko Electric Co Ltd
Priority to JP2001152830A priority Critical patent/JP2002354712A/ja
Publication of JP2002354712A publication Critical patent/JP2002354712A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Landscapes

  • Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の大型化を最小限に抑えて、給電量を有
効に増やすことができる非接触給電装置を提供するこ
と。 【解決手段】 高周波電源11より1次給電線12に供
給される電流によって2つの給電トランス13a,13
bに電力が供給される。このとき、各給電トランス13
a,13bの電圧、電流位相は同一となるので、各給電
トランス13a,13bの2次側を1台の整流部15に
並列接続することができる。従って、複数の給電トラン
スに対し、1台の整流部15と定電圧回路部16を共通
化することができ、装置構成の大型化を抑えながら、負
荷に対する供給電力を有効に増やすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軌道に沿って走行
する走行体に対して、その使用電力を非接触で給電する
非接触給電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、倉庫内や工場内などにおいて、案
内レール等の軌道に沿って搬送車を走行させ、この搬送
車によって被搬送物(積荷)を搬送する搬送システムが
広く利用されている。この搬送車には、リニアモータな
どの走行モータが搭載されていて、この走行モータの駆
動によって搬送車を走行させる。そして、走行モータヘ
の給電方法として、搬送車側に設けた集電子を給電線に
接触させて電力を給電する旧来の方法に替えて、ピック
アップトランスと称される給電トランスを用いて非接触
で電力を給電する方法が広く用いられている。すなわ
ち、搬送車の側にピックアップトランスを設け、ピック
アップコイルと称される2次巻線を1次給電線の近傍に
配置して、いわゆるトランスの電磁誘導作用によって、
ピックアップコイル(2次巻線)に誘導起電力を発生さ
せて非接触で給電する方法が実施されている。尚、以下
の説明では、ピックアップトランス、ピックアップコイ
ルという用語に替えて、それぞれ給電トランス、2次巻
線という用語を用いることにする。
【0003】図8は、2次巻線が巻回された給電トラン
スと、1次給電線が配置されたレール側壁との横断を模
式的に示す図である。図8において、給電トランス71
は、断面E字形をした磁性体コア72の中央凸部72a
に2次巻線73が巻回されている。さらに、磁性体コア
72の中央凸部72aと上部凸部72bとの間には、1
次給電線74の往復線路の一方の線路が通され、中央凸
部72aと下部凸部72cとの間には1次給電線74の
他方の線路が通されている。1次給電線74は、レール
側壁75から延びた1次給電線ステー76に支持されて
いる。1次給電線74に高周波電流を供給すると、2次
巻線73に誘導起電力が発生し、1次給電線74から2
次巻線73に非接触で電力が供給される。
【0004】図9は、従来技術における非接触給電装置
の回路構成を示すブロック図である。この非接触給電装
置は、1次給電線82と搬送車側に搭載される電源装置
80の回路とによって構成されている。図9において、
1次給電線82および給電トランス83は、図8に示す
1次給電線74および給電トランス71に相当する。電
源装置80は、給電トランス83と共振コンデンサ84
と整流部85と定電圧回路部86とから構成される。高
周波電源81によって1次給電線82に高周波電流を流
すと、給電トランス83の2次巻線83sに発生した誘
導起電力が、整流部85で直流に変換された後に、定電
圧回路部86で一定電圧に制御されて負荷87である走
行モータに供給され、この走行モータ28によって搬送
車が軌道に沿って走行する。
【0005】また、電源装置80において、給電トラン
ス83の相互インダクタンス及び漏洩インダクタンス
と、2次巻線83aに並列に接続された共振コンデンサ
84とによって共振回路88が構成され、この共振回路
88によって、非接触給電時における無効電力を少なく
して電力伝送効率を高めている。つまり、この共振回路
88の共振周波数foは、給電トランス83のインダク
タンス(相互インダクタンスと漏洩インダクタンスとの
和)をLとし、共振コンデンサ24の静電容量をCとし
た場合、下式(1)により表わされ、1次給電線82に
流れる電流の周波数とほぼ等しく設定される。これによ
り、1次側から2次側への電力伝送効率が最大となり、
非接触による給電が効率よく行われる。 fo≒(1/2π)×(L×C)-(1/2) ・・・(1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、大型の搬送
車を走行させる場合には出力の大きな走行モータが使用
され、走行モータに対する給電量を増やす必要がある。
しかしながら、図9に示す従来の電源装置の構成によれ
ば、1台の給電トランスの伝送電力を大きくしなければ
ならず、給電トランス(ピックアップトランス)自体を
大型化したり、その2次巻線(ピックアップコイル)を
太くするなどの対策が必要になる。また、それにより、
給電トランスの磁気結合が悪くなるなどの不具合も生じ
る。
【0007】あるいは、負荷側で大きな電力を必要とす
る場合は、図10に示すように給電トランスの個数を増
やす構成も用いられる。即ち、図10に示す構成の場
合、1台の高周波電源91から1次給電線92に高周波
電流が供給され、1系統の1次給電線92に対して、2
台の給電トランス93a,93bが並列に磁気結合され
ている。また、一方の給電トランス93aに対して、共
振回路98aと整流部95aと定電圧制御回路部96a
とが設けられ、もう一方の給電トランス93bに対して
も、同様に共振回路98bと整流部95bと定電圧制御
回路部96bとが設けられており、これら両系統から負
荷97に電力を供給している。この構成によれば、負荷
97で必要とする電力に応じて給電トランスの個数が増
えると共に、2次側の電源回路の個数も同様に増えてし
まい、全体の回路構成が著しく大きくなり、コストが高
くなるなどの不具合が生じる。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、装置の大型化を最小限に抑えて、
給電量を有効に増やすことができる非接触給電装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の非接触給電装置は、1次給電線に供給さ
れる電力を非接触で負荷へ伝達する非接触給電装置にお
いて、1次給電線と2次巻線とを磁気結合して電力の伝
達を行う複数の給電トランス(例えば後述する給電トラ
ンス3a,3bに相当する構成要素)と、複数の給電ト
ランスの各々の出力電圧を個別に整流する複数の整流手
段(例えば後述する整流部5a,5bに相当する構成要
素)と、複数の整流手段の出力電圧を一括して定電圧制
御する定電圧制御手段(例えば後述する定電圧回路部6
に相当する構成要素)とを備えたことを特徴とする。
【0010】この構成によれば、各整流手段の出力が一
括して定電圧制御手段に与えられる。ここで、各整流手
段の出力は整流されたものであるから、これらの出力を
一括して定電圧制御手段に与えても、整流手段の出力間
で短絡が生じない。従って、各整流手段は一つの定電圧
制御手段を共有することができ、従来方式に比べて定電
圧制御手段の構成を削減できる。
【0011】また、本発明の非接触給電装置は、前記非
接触給電装置において、例えば、複数の給電トランス
が、それぞれ、独立した高周波電源より電力が供給され
る1次給電線(例えば後述する1次給電線2a,2bに
相当する構成要素)を備えていることを特徴とする。こ
の構成によれば、複数の給電トランスの出力電圧は整流
した後に合成されるので、各高周波電源の電流位相や周
波数は異なっていても構わない。
【0012】また、本発明の非接触給電装置は、1次給
電線に供給される電力を非接触で負荷へ伝達する非接触
給電装置において、1次給電線と2次巻線とを磁気結合
して電力の伝達を行う複数の給電トランス(例えば後述
する給電トランス13a,13bに相当する構成要素)
と、複数の給電トランスの各々の出力電圧を一括して整
流する整流手段(例えば後述する整流部15に相当する
構成要素)と、前記整流手段の出力電圧を定電圧制御す
る定電圧制御手段(例えば後述する定電圧回路部16に
相当する構成要素)とを備えたことを特徴とする。
【0013】この構成によれば、各給電トランスの出力
電力が互いに同期した状態にあれば、これらの出力電力
を一括して整流手段に与えることが可能となる。従っ
て、各給電トランスは一つの整流手段を共有することが
でき、従来方式に比べて整流手段と定電圧制御手段の構
成を削減できる。
【0014】また、本発明の非接触給電装置は、前記非
接触給電装置において、複数の給電トランスは、1つの
高周波電源より電力を供給される1次給電線(例えば後
述する1次給電線12に相当する構成要素)を共有して
備えていることを特徴とする。この構成によれば、高周
波電源から1次給電線に供給される電圧、電流位相は同
一に管理でき、これらの出力が同期した状態となる。従
って、短絡を生じることなく、各給電トランスの出力を
一括して整流手段に与えることができる。
【0015】また、本発明の非接触給電装置では、複数
の給電トランスは、それぞれ、2次巻線側に直列共振コ
ンデンサまたは並列共振コンデンサまたは直並列共振コ
ンデンサの何れかを備えていることを特徴とする。この
構成によれば、給電トランスの相互インダクタンス及び
漏洩インダクタンスと、2次巻線側に接続された直列共
振コンデンサまたは並列共振コンデンサとによって共振
回路が構成される。そして、この共振回路によって、非
接触給電時における無効電力を少なくして電力伝送効率
を高める。この共振回路の共振周波数は、1次給電線に
供給される電流の周波数とほぼ等しくなるように調整さ
れており、最大効率の電力が負荷へ供給される。尚、共
振回路は、直列共振型、並列共振型、直並列共振型の何
れであってもよい。また、複数の給電トランスが、2次
巻線側に直列共振コンデンサまたは並列共振コンデンサ
または直並列共振コンデンサの何れかを共有して備える
ようにしてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明にお
ける実施の形態を説明する。 <第1の実施の形態>先ず、図1を用いて第1の実施の
形態の非接触給電装置について説明する。図1は、本発
明における第1の実施の形態に係る非接触給電装置の構
成を示すブロック図である。この非接触給電装置は、複
数の給電トランスと複数の整流部を有し、且つ、定電圧
回路部を共有する構成となっている。給電トランスの2
次側に形成される共振回路として並列共振型を採用す
る。ただし、直列共振回路(後述する図3に示す共振回
路28a,28b参照)や、直並列共振回路(図6に示
す共振回路58参照)を用いてもよい。
【0017】すなわち、図1に示す非接触給電装置は、
1つの給電系統が高周波電源1aと1次給電線2aと共
振回路8aと整流部5aとによって構成され、もう1つ
の給電系統が高周波電源1bと1次給電線2bと共振回
路8bと整流部5bとによって構成される。そして、こ
れら給電系統の出力が並列接続されて共通の定電圧回路
部6に入力され、この定電圧回路部6よって定電圧制御
されて負荷7に供給されている。
【0018】以下、この第1の実施の形態の動作を説明
する。高周波電源1aによって1次給電線2aに高周波
電流を流すと、給電トランス3aの2次巻線3sに発生
した誘導起電力が整流部5aで直流に変換される。同様
に、高周波電源1bによって1次給電線2bに高周波電
流を流すと、給電トランス3aの2次巻線3nに発生し
た誘導起電力が整流部5bで直流に変換される。そし
て、両者の整流後の直流電圧は共通の定電圧回路部6で
定電圧に制御され、負荷7である走行モータに供給され
る。
【0019】ここで、この非接触給電装置では、一方の
系統においては、給電トランス3aの相互インダクタン
ス及び漏洩インダクタンスと2次巻線3sに並列に接続
された共振コンデンサ4aとによって共振回路8aが構
成されている。そして、この共振回路8aによって、高
周波電源1aから供給される高周波電流と同じ周波数の
共振周波数となる伝送電力が生成され、非接触給電時に
おける無効電力を少なくして電力伝送効率を高め、2次
側の整流部5aに電力を供給している。
【0020】同様に、もう一方の系統においては、給電
トランス3bの相互インダクタンス及び漏洩インダクタ
ンスと2次巻線3nに並列に接続された共振コンデンサ
4bとによって共振回路8bが構成されている。そし
て、この共振回路8bによって、高周波電源1bから供
給される高周波電流と同じ周波数の共振周波数となる伝
送電力が生成され、非接触給電時における無効電力を少
なくして電力伝送効率を高め、2次側の整流部5bに電
力を供給している。さらに、整流部5aの出力電力と整
流部5bの出力電力とが合成され、これらの出力電力が
一括して定電圧回路部6に与えられる。
【0021】このとき、高周波電源1a,1bの位相や
周波数が互いに異なっていても、整流部5a,5bの出
力電力が整流された後のものであるから、これら出力間
を接続しても横流を生じることなく、定電圧回路部6に
整流部5a,5bから一括して電力が供給される。各整
流部の出力電力は、共通の定電圧回路部6によって定電
圧制御され負荷7に供給される。このように、給電トラ
ンス3a,3bと共振回路8a,8bと整流部5a,5
bに対し、定電圧回路部6を共通化することができる。
従って、この第1の実施の形態によれば、装置の大型化
を抑えながら、負荷に対する給電量を有効に増やすこと
が可能となる。
【0022】<第2の実施の形態>図2は、本発明にお
ける第2の実施の形態の非接触給電装置の構成を示すブ
ロック図である。この実施の形態の非接触給電装置は、
共振回路として並列共振型を採用し、且つ、この共振回
路の出力段で整流部以降の回路を共通化する構成となっ
ている。つまり、図2に示す第2の実施の形態では、1
つの高周波電源11より1系統の1次給電線12を介し
て2つの給電トランス13a,13bに電力が供給され
るようになっている。したがって、給電トランス13a
と給電トランス13bの電圧位相、電流位相は同一(同
期した状態)となり、給電トランス13a,13bの出
力側を並列に接続することが可能となる。
【0023】即ち、この第2の実施の形態では、高周波
電源11より高周波電流が供給される1系統の1次給電
線12には、2つの給電トランス13a,13bが非接
触で接続され、各給電トランス13a,13bの出力側
の共振回路18a,18bが共通の整流部15に並列接
続され、この整流部15の出力が共通の定電圧回路部1
6を経由して負荷17に供給される構成となっている。
この例では、共振回路18a,18bは、並列共振コン
デンサ14a,14bを有する並列型である。この第2
の実施の形態によれば、各給電トランスの出力が一括し
て整流部15に供給される。従って、複数の給電トラン
ス13a,13bに対し、整流部15と定電圧回路部1
6とを共有することができ、上述の第1の実施の形態に
比較して、構成を一層簡略化することが可能となる。
【0024】<第3の実施の形態>図3は、本発明にお
ける第3の実施の形態の非接触給電装置の回路構成を示
すブロック図である。すなわち、この第3の実施の形態
の構成は、共振回路として直列共振型を採用し、且つ、
共振回路の後で回路を共通化する構成となっている。即
ち、この第3の実施の形態が、図2に示す上述の第2の
実施の形態と異なるところは、並列型の共振回路18
a,18bを、直列共振コンデンサ24a,24bを有
する直列型の共振回路28a,28bに置き換えたとこ
ろである。これらの共振回路28a,28bの2次側の
出力は直列接続されて整流部15に与えられる。
【0025】この第3の実施の形態によれば、複数の給
電トランス23a,23b及び共振回路28a,28b
に対し、整流部25及び定電圧回路部26を共有するこ
とができ、上述の第1の実施の形態に比較して、構成を
一層簡略化することができる。しかも、直列型の共振回
路28a,28bを用いているので、給電トランスの2
次側が無負荷状態になったとしても、その共振周波数が
移動するため、無負荷共振による過電圧の発生を防止す
ることができる。
【0026】<第4の実施の形態>図4は、本発明にお
ける第4の実施の形態の非接触給電装置の構成を示すブ
ロック図である。この第4の実施の形態は、共振回路と
して並列共振型を採用し、且つ、給電トランス33a,
33bの各共振回路を、並列共振コンデンサ34を有す
る1つの共振回路38に統合して共通化した構成となっ
ている。
【0027】この第4の実施の形態によれば、1系統の
1次給電線32に流れる電流によって2つの給電トラン
ス33a,33bに電力を供給しているので、各給電ト
ランス33a,33bの電圧位相、電流位相は同一(同
期した状態)である。したがって、給電トランス33
a,33bの交流出力を並列に接続することができ、整
流部35と定電圧回路部36を共有することが可能とな
る。しかも、共振回路38を給電トランス33a,33
bが共有するので、上述の第2及び第3の実施の形態に
比較して、構成を一層簡略化することが可能となる。
【0028】<第5の実施の形態>図5は、本発明にお
ける第5の実施の形態の非接触給電装置の構成を示すブ
ロック図である。この第5の実施の形態は、共振回路と
して直列共振型を採用し、且つ、各給電トランスの共振
回路を、直列共振コンデンサ44を有する一つの共振回
路48に統合して共通化した構成となっている。この第
5の実施の形態が、図4に示す第4の実施の形態と異な
るところは、共通の共振回路48を直列共振型に変えた
ところである。
【0029】この第5の実施の形態によれば、給電トラ
ンス43a,43bのみを2系統にして、共振回路48
と整流部45と定電圧回路部46とを共通化し、上述の
第4の実施の形態と同様に、構成を簡略化することがで
きる。しかも、上述の第3の実施の形態と同様に、給電
トランスの2次側が無負荷状態になったとしても、その
共振周波数が移動するため、過電圧の発生を防止するこ
とができる。
【0030】上述したように、非接触給電装置の回路構
成には幾つかのバリエーションがあるが、例えば、図1
に示すような回路構成では、整流した後に並列接続する
ので、給電トランスの1次給電線は異なる高周波電源か
らの給電線であってもよい。つまり、それぞれの1次給
電線の電流位相や周波数は異なっていても構わない。ま
た、図2〜図5に示すような回路構成では、各高周波電
源の電圧位相、電流位相を同一に管理できるので、給電
トランスの出力側、つまり共振回路で並列にまたは直列
に接続することができる。尚、前述の図1〜図5の整流
部は、一般的に知られている全波整流回路や半波整流回
路や倍電圧整流などの何れの回路方式を用いてもよい。
さらに、定電圧回路部は、出力電圧を一定に制御できる
方式であれば、どのような回路方式であっても構わな
い。
【0031】上述の実施の形態は、本発明を説明するた
めの一例であり、本発明は、上記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、発明の要旨の範囲で種々の変形が可
能である。例えば、上記の実施の形態における共振回路
は、図1、図2、図4に示すような並列共振回路と、図
3、図5に示すような直列共振回路について述べたが、
これに限るものではなく、例えば、直並列型の共振回路
とすることもできる。図6は、直並列型の共振回路を用
いた非接触給電装置の一例であり、給電トランス53の
2次電圧を昇圧して整流部55に供給することができ
る。つまり、整流部55の入力電圧は、(給電トランス
53の2次電圧)×(C1+C2)/C2、とすること
ができる。また、図6は、直並列型の共振回路を用いた
非接触給電装置の他の例である。したがって、図6や図
7に示すような直並列型の共振回路を用いて、前述の図
1〜図5の共振回路を構成しても本発明を実現できるこ
とはいうまでもない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の非接触給
電装置によれば、複数の給電トランスからの供給電力を
合成して負荷側へ供給することが可能できる。従って、
装置の大型化を最小限に抑えて、給電量を有効に増やす
ことができる。また、複数の給電トランスの1次側に接
続される高周波電源の電圧位相や電流位相が一致してい
なくても、複数の給電トランスからの供給電力を合成し
て負荷へ供給することができる。また、装置の大型化を
最小限に抑えることができるので、省スペース性に優れ
た非接触給電装置を実現することができる。さらに、給
電トランスの個数を増減することにより、整流器や定電
圧制御回路を増やすことなく、必要とする電力を負荷に
供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る非接触給電
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第2の実施の形態に係る非接触給電
装置の構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の第3の実施の形態に係る非接触給電
装置の構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の第4の実施の形態に係る非接触給電
装置の構成を示すブロック図である。
【図5】 本発明の第5の実施の形態に係る非接触給電
装置の構成を示すブロック図である。
【図6】 直並列型の共振回路を用いた非接触給電装置
の構成例を示す図である。
【図7】 直並列型の共振回路を用いた非接触給電装置
の他の構成例を示すブロック図である。
【図8】 2次巻線が巻回された給電トランスと1次給
電線が配置されたレール側壁の断面を示す図である。
【図9】 従来技術における非接触給電装置の構成例を
示すブロック図である。
【図10】 従来技術における非接触給電装置の構成例
(給電量を増やす場合の構成)を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1a、1b、11、21、31、41、51、61、81、91… 高周波電源 2a、2b、12、22、32、42、52、62、82、92…1次給電線 3a、3b、13a、13b、23a、23b、33a、33b、43a、43b、53、63、83、93
a、93b…給電トランス 3s、3n、83s 2次巻線 4a、4b、14a、14b、24a、24b、34、44、54a、54b、64a、64b、84…共
振コンデンサ 5a、5b、15、25、35、45、55、65、85、95a、95b…整流部 6、16、26、36、46、56、66、86、96a、96b…定電圧回路部 7、17、27、37、47、57、67、87、97…負荷 8a、8b、18a、18b、28a、28b、38、48、58、68、88、98a、98b…共振
回路 71…給電トランス 72…磁性体コア 72a…中央凸部 72b…上部凸部 72c…下部凸部 73…2次巻線 74…1次給電線 75…レール側壁 76…1次給電線ステー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次給電線に供給される電力を非接触で
    負荷へ伝達する非接触給電装置において、 前記1次給電線と2次巻線とを磁気結合して電力の伝達
    を行う複数の給電トランスと、 前記複数の給電トランスの各々の出力電圧を個別に整流
    する複数の整流手段と、 前記複数の整流手段の出力電圧を一括して定電圧制御す
    る定電圧制御手段とを備えたことを特徴とする非接触給
    電装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の給電トランスは、それぞれ、
    独立した高周波電源より電力を供給される1次給電線を
    備えていることを特徴とする請求項1に記載の非接触給
    電装置。
  3. 【請求項3】 1次給電線に供給される電力を非接触で
    負荷へ伝達する非接触給電装置において、 前記1次給電線と2次巻線とを磁気結合して電力の伝達
    を行う複数の給電トランスと、 前記複数の給電トランスの各々の出力電圧を一括して整
    流する整流手段と、 前記整流手段の出力電圧を定電圧制御する定電圧制御手
    段とを備えたことを特徴とする非接触給電装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の給電トランスは、1つの高周
    波電源より電力を供給される1次給電線を共有して備え
    ていることを特徴とする請求項3に記載の非接触給電装
    置。
  5. 【請求項5】 前記複数の給電トランスは、それぞれ、
    2次巻線側に直列共振コンデンサまたは並列共振コンデ
    ンサまたは直並列共振コンデンサの何れかを備えている
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の
    非接触給電装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の給電トランスは、2次巻線側
    に直列共振コンデンサまたは並列共振コンデンサまたは
    直並列共振コンデンサの何れかを共有して備えているこ
    とを特徴とする請求項3または請求項4に記載の非接触
    給電装置。
JP2001152830A 2001-05-22 2001-05-22 非接触給電装置 Pending JP2002354712A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001152830A JP2002354712A (ja) 2001-05-22 2001-05-22 非接触給電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001152830A JP2002354712A (ja) 2001-05-22 2001-05-22 非接触給電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002354712A true JP2002354712A (ja) 2002-12-06

Family

ID=18997445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001152830A Pending JP2002354712A (ja) 2001-05-22 2001-05-22 非接触給電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002354712A (ja)

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003109833A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Itoki Crebio Corp 受電コア及び、移動体への給電システム
JP2006059979A (ja) * 2004-08-19 2006-03-02 Seiko Epson Corp 非接触電力伝送装置
JP2006333557A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Dainippon Printing Co Ltd 非接触型電力伝送装置、給電装置、受電装置
JP2007053861A (ja) * 2005-08-19 2007-03-01 Shinko Electric Co Ltd 非接触給電装置
JP2007082383A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Tsubakimoto Chain Co 非接触給電システム
JPWO2006022365A1 (ja) * 2004-08-27 2008-05-08 北伸電機株式会社 非接触電力伝送装置
JP2008523717A (ja) * 2004-12-14 2008-07-03 アンビエント・コーポレイション データ通信用のデージチェイン誘導性結合器装置
JP2008259335A (ja) * 2007-04-05 2008-10-23 Hitachi Plant Technologies Ltd 非接触給電装置
JP2011122939A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Kagoshima Univ 無線センサノード及び架空電線監視システム
JP2012143131A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Tdk Corp ワイヤレス給電装置およびワイヤレス受電装置
US8742627B2 (en) 2011-03-01 2014-06-03 Tdk Corporation Wireless power feeder
US8823319B2 (en) 2009-01-22 2014-09-02 Qualcomm Incorporated Adaptive power control for wireless charging of devices
KR20140107305A (ko) * 2011-12-22 2014-09-04 주식회사 한림포스텍 무선 전력전송장치 및 방법
US8829725B2 (en) 2010-03-19 2014-09-09 Tdk Corporation Wireless power feeder, wireless power receiver, and wireless power transmission system
US8855554B2 (en) 2008-03-05 2014-10-07 Qualcomm Incorporated Packaging and details of a wireless power device
JP5966038B1 (ja) * 2015-03-17 2016-08-10 株式会社ダイヘン 非接触給電システム
US9450456B2 (en) 2008-04-21 2016-09-20 Qualcomm Incorporated System and method for efficient wireless power transfer to devices located on and outside a charging base
JP2016220543A (ja) * 2006-08-31 2016-12-22 株式会社半導体エネルギー研究所 電力供給システム
KR20170055426A (ko) * 2015-11-11 2017-05-19 가부시키가이샤 다이헨 비접촉 전력전송 시스템
JP2017147848A (ja) * 2016-02-17 2017-08-24 富士機械製造株式会社 非接触給電装置
JPWO2016116985A1 (ja) * 2015-01-21 2017-10-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 受電装置およびそれを備えた非接触電力伝送装置
JP2021524221A (ja) * 2018-05-25 2021-09-09 オッポ広東移動通信有限公司Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp., Ltd. 無線充電受信装置及び移動端末
WO2023149316A1 (ja) * 2022-02-03 2023-08-10 株式会社村田製作所 ワイヤレス受電装置

Cited By (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003109833A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Itoki Crebio Corp 受電コア及び、移動体への給電システム
JP2006059979A (ja) * 2004-08-19 2006-03-02 Seiko Epson Corp 非接触電力伝送装置
JPWO2006022365A1 (ja) * 2004-08-27 2008-05-08 北伸電機株式会社 非接触電力伝送装置
US7782633B2 (en) 2004-08-27 2010-08-24 Hokushin Denki Co., Ltd. Non-contact power transmission device
JP2008523717A (ja) * 2004-12-14 2008-07-03 アンビエント・コーポレイション データ通信用のデージチェイン誘導性結合器装置
JP2006333557A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Dainippon Printing Co Ltd 非接触型電力伝送装置、給電装置、受電装置
JP2007053861A (ja) * 2005-08-19 2007-03-01 Shinko Electric Co Ltd 非接触給電装置
JP2007082383A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Tsubakimoto Chain Co 非接触給電システム
US10256669B2 (en) 2006-08-31 2019-04-09 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and power receiving device
JP2016220543A (ja) * 2006-08-31 2016-12-22 株式会社半導体エネルギー研究所 電力供給システム
JP2008259335A (ja) * 2007-04-05 2008-10-23 Hitachi Plant Technologies Ltd 非接触給電装置
US8855554B2 (en) 2008-03-05 2014-10-07 Qualcomm Incorporated Packaging and details of a wireless power device
US9461714B2 (en) 2008-03-05 2016-10-04 Qualcomm Incorporated Packaging and details of a wireless power device
US9450456B2 (en) 2008-04-21 2016-09-20 Qualcomm Incorporated System and method for efficient wireless power transfer to devices located on and outside a charging base
US9979230B2 (en) 2008-04-21 2018-05-22 Qualcomm Incorporated Short range efficient wireless power transfer including a charging base transmitter built into a desktop component and a power relay integrated into a desktop
US9559526B2 (en) 2009-01-22 2017-01-31 Qualcomm Incorporated Adaptive power control for wireless charging of devices
US8823319B2 (en) 2009-01-22 2014-09-02 Qualcomm Incorporated Adaptive power control for wireless charging of devices
JP2011122939A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Kagoshima Univ 無線センサノード及び架空電線監視システム
US8829725B2 (en) 2010-03-19 2014-09-09 Tdk Corporation Wireless power feeder, wireless power receiver, and wireless power transmission system
US8800738B2 (en) 2010-12-28 2014-08-12 Tdk Corporation Wireless power feeder and wireless power receiver
JP2012143131A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Tdk Corp ワイヤレス給電装置およびワイヤレス受電装置
US8742627B2 (en) 2011-03-01 2014-06-03 Tdk Corporation Wireless power feeder
KR20140107305A (ko) * 2011-12-22 2014-09-04 주식회사 한림포스텍 무선 전력전송장치 및 방법
KR102109989B1 (ko) 2011-12-22 2020-05-13 지이 하이브리드 테크놀로지스, 엘엘씨 무선 전력전송장치 및 방법
JPWO2016116985A1 (ja) * 2015-01-21 2017-10-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 受電装置およびそれを備えた非接触電力伝送装置
JP2016174474A (ja) * 2015-03-17 2016-09-29 株式会社ダイヘン 非接触給電システム
JP5966038B1 (ja) * 2015-03-17 2016-08-10 株式会社ダイヘン 非接触給電システム
KR20170055426A (ko) * 2015-11-11 2017-05-19 가부시키가이샤 다이헨 비접촉 전력전송 시스템
JP2017093182A (ja) * 2015-11-11 2017-05-25 株式会社ダイヘン 非接触電力伝送システム
KR102655303B1 (ko) 2015-11-11 2024-04-05 가부시키가이샤 다이헨 비접촉 전력전송 시스템
JP2017147848A (ja) * 2016-02-17 2017-08-24 富士機械製造株式会社 非接触給電装置
JP2021524221A (ja) * 2018-05-25 2021-09-09 オッポ広東移動通信有限公司Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp., Ltd. 無線充電受信装置及び移動端末
JP7197608B2 (ja) 2018-05-25 2022-12-27 オッポ広東移動通信有限公司 無線充電受信装置及び移動端末
US11949275B2 (en) 2018-05-25 2024-04-02 Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp., Ltd. Wireless power reception apparatus and mobile terminal
WO2023149316A1 (ja) * 2022-02-03 2023-08-10 株式会社村田製作所 ワイヤレス受電装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002354712A (ja) 非接触給電装置
US8018206B2 (en) Excitation device for an electric machine
US6515878B1 (en) Method and apparatus for supplying contactless power
JP5135204B2 (ja) 非接触電力伝送システム、および該非接触電力伝送システムにおける負荷装置
JP4539718B2 (ja) 無接触給電設備の2次側受電回路
US9793718B2 (en) Coil unit having plural coils for wireless power transmission
JP3465075B2 (ja) 非接触給電装置
US9515493B2 (en) Power feeding coil unit and wireless power transmission device
US5546295A (en) Electrical power converter, power supply, and inverter with series-connected switching circuits
JP5217324B2 (ja) 電力供給システム
US20080088399A1 (en) Series impedance matched inductive power pick up
US20230365027A1 (en) Non-contact power supply system and transportation system
JP2006141115A (ja) 給電装置
TW480805B (en) Switching power supply circuit
JPH08308151A (ja) 非接触電力分配システム
KR100208206B1 (ko) 비접촉 전력분배 시스템
Beh et al. An alternative IPT pickup controller for material handling using a current doubler
JP4293854B2 (ja) 非接触受電装置及び移動体
JP6340968B2 (ja) コイルユニットおよびワイヤレス電力伝送装置
JPH10285836A (ja) 電磁誘導電源装置の受電装置
JP2018509876A (ja) 誘導電力受信機
JP2001119806A (ja) 非接触給電システムおよびそのシステムにおいて使用される受電装置
US9991749B2 (en) Coil unit, wireless power feeding device, wireless power receiving device, and wireless power transmission device
US20120230058A1 (en) Non-contact power transmission apparatus
JP2002134340A (ja) 非接触給電トランス

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070403

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080421

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080520