JP5347708B2 - コイルユニット、非接触電力伝送装置、非接触給電システムおよび車両 - Google Patents

コイルユニット、非接触電力伝送装置、非接触給電システムおよび車両 Download PDF

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本発明は、コイルユニット、非接触電力伝送装置、非接触給電システムおよび車両に関し、より特定的には、電磁共鳴および電磁誘導のいずれの方式によっても非接触給電が可能な非接触給電システムに関する。
環境に配慮した車両として、電気自動車やハイブリッド車などの電動車両が大きく注目されている。これらの車両は、走行駆動力を発生する電動機と、その電動機に供給される電力を蓄える再充電可能な蓄電装置とを搭載する。なお、ハイブリッド車には、電動機とともに内燃機関をさらに動力源として搭載した車両や、車両駆動用の直流電源として蓄電装置とともに燃料電池をさらに搭載した車両が含まれる。
ハイブリッド車においても、電気自動車と同様に、車両外部の電源から車載の蓄電装置を充電可能な車両が知られている。たとえば、家屋に設けられた電源コンセントと車両に設けられた充電口とを充電ケーブルで接続することによって、一般家庭の電源から蓄電装置を充電可能ないわゆる「プラグイン・ハイブリッド車」が知られている。
一方、送電方法として、電源コードや送電ケーブルを用いないワイヤレス送電が近年注目されている。このワイヤレス送電技術としては、有力なものとして、電磁誘導を用いた送電、電磁波を用いた送電、および共鳴法による送電の3つの技術が知られている。
このうち、共鳴法は、一対の共鳴器(たとえば一対の自己共振コイル)を電磁場(近接場)において共鳴させ、電磁場を介して送電する非接触の送電技術であり、数kWの大電力を比較的長距離(たとえば数m)送電することも可能である(特許文献1)。
国際公開第2007/008646号パンフレット
上記のような非接触による給電を行なう場合、送電側および受電側のシステムがそれぞれ同タイプの送電手法によるものでなければ、給電を行なうことができない。たとえば、受電側が電磁誘導型の受電装置の場合は、送電側も電磁誘導型の送電装置でなくてはならないし、受電側が共鳴型の受電装置の場合は、送電側も共鳴型の送電装置でなくてはならない。
特に、非接触給電システムが車両に搭載される場合、従来のエンジンによって駆動される車両の場合の給油スタンドのように、給電場所が多数となることが考えられる。そのため、給電場所によっては車両に搭載されている受電装置の手法と送電装置の手法とが異なる場合がある。このような場合には、給電ができないという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、非接触給電において、電磁共鳴および電磁誘導のいずれの手法によっても非接触給電を可能とすることである。
本発明によるコイルユニットは、対向する電力伝送ユニットと、非接触で送電および受電の少なくともいずれか一方の電力伝送を行なうためのコイルユニットであって、自己共振コイルと、電磁誘導コイルとを備える。自己共振コイルは、電力伝送ユニットとの電磁共鳴によって電力伝送を行なう。電磁誘導コイルは、電力伝送ユニットとの磁気結合が可能であり、電磁誘導によって電力伝送を行なう。そして、電磁誘導コイルは、自己共振コイルよりも電力伝送ユニットに近くなるように配置される。
好ましくは、自己共振コイルは、コイル本体部と、コイル本体部のインダクタンスを変更するためのインダクタンス変更部とを含む。コイル本体部は、第1コイル部と第2コイル部とに分割される。インダクタンス変更部は、第1コイル部と第2コイル部との間に設けられ、電磁共鳴による電力伝送の実行時には第1コイル部と第2コイル部とが接続される一方で、電磁共鳴による電力伝送の非実行時には第1コイル部と第2コイル部とが切離される。
本発明による非接触電力伝送装置は、対向する電力伝送ユニットと、非接触で送電および受電の少なくともいずれか一方の電力伝送を行なう非接触電力伝送装置であって、自己共振コイルと、電磁誘導コイルとを備える。自己共振コイルは、電力伝送ユニットとの電磁共鳴によって電力伝送を行なう。電磁誘導コイルは、電力伝送ユニットとの磁気結合が可能であり、電磁誘導によって電力伝送を行なう。そして、電磁誘導コイルは、自己共振コイルよりも電力伝送ユニットに近くなるように配置される。
好ましくは、非接触電力伝送装置は、電磁共鳴および電磁誘導のいずれか一方によって電力伝送を行う。また、自己共振コイルは、コイル本体部と、コイル本体部のインダクタンスを変更するためのインダクタンス変更部とを含む。コイル本体部は、第1コイル部と第2コイル部とに分割される。そして、インダクタンス変更部は、第1コイル部と第2コイル部との間に設けられ、電磁共鳴による電力伝送の実行時には第1コイル部と第2コイル部とが接続される一方で、電磁共鳴による電力伝送の非実行時には第1コイル部と第2コイル部とが切離される。
好ましくは、非接触電力伝送装置は、制御装置をさらに備える。そして、制御装置は、電力伝送ユニットが、電磁共鳴および電磁誘導のどちらによる電力伝送が可能であるかを判定するように構成された判定部と、判定部の判定結果に基づいて、インダクタンス変更部を制御するためのコイル切替部とを含む。
また好ましくは、インダクタンス変更部は、第1コイル部と第2コイル部との接続および切離しが可能なリレーを含む。そして、コイル切替部は、判定部において電磁共鳴での電力伝送が可能と判定された場合には、リレーの接点を閉じるようにインダクタンス変更部を制御する一方で、電磁共鳴による電力伝送が不可能と判定された場合には、リレーの接点を開放するようにインダクタンス変更部を制御する。
あるいは好ましくは、非接触電力伝送装置は、電力伝送ユニットに関する情報を取得するように構成された通信装置をさらに備え、判定部は、通信装置によって取得された情報に基づいて、電磁共鳴および電磁誘導のどちらによる電力伝送が可能であるかの判定を行なう。
本発明による非接触給電システムは、電源からの電力を非接触で送電装置から受電装置へ電力伝送を行なう非接触給電システムであって、送電装置と、受電装置とを備える。そして、送電装置および受電装置の少なくともいずれか一方に、上記の非接触電力伝送装置を含む。
好ましくは、送電装置は、制御装置と、電源からの電力を高周波電力に変換するように構成された高周波電力ドライバとを含む。高周波電力ドライバは、第1の周波数と第1の周波数よりも低い第2の周波数とを切替可能に構成される。そして、制御装置は、電磁共鳴による電力伝送時には第1の周波数を選択する一方で、電磁誘導による電力伝送時には第2の周波数を選択するように構成された周波数切替部をさらに含む。
本発明による車両は、電磁共鳴で受電を行なう第1の受電モードと、電磁誘導で受電を行なう第2の受電モードを有する車両であって、受電装置と、電気駆動装置とを備える。受電装置は、対向する送電装置からの電力を非接触で受電を行なうように構成される。電気駆動装置は、受電装置によって受電された電力を用いて車両推進のための駆動力を発生するように構成される。受電装置は、送電装置から第1の受電モードで受電するための自己共振コイルと、送電装置(200)との磁気結合が可能であり、送電装置から第2の受電モードで受電するための電磁誘導コイルとを含む。そして、電磁誘導コイルは、自己共振コイルよりも送電装置に近くなるように配置される。
好ましくは、自己共振コイルは、コイル本体部と、コイル本体部のインダクタンスを変更するためのインダクタンス変更部とを含む。コイル本体部は、第1コイル部と第2コイル部とに分割される。インダクタンス変更部は、第1コイル部と第2コイル部との間に設けられ、電磁共鳴での電力伝送の実行時には第1コイル部と第2コイル部とが接続される一方で、電磁共鳴での電力伝送の非実行時には第1コイル部と第2コイル部とが切離される。
好ましくは、車両は、受電装置を制御する制御装置をさらに備える。そして、制御装置は、第1の受電モードおよび第2の受電モードのどちらの受電モードによる受電が可能であるかを判定するように構成された判定部と、判定部の判定結果に基づいてインダクタンス変更部を制御するためのコイル切替部とを含む。
また好ましくは、インダクタンス変更部は、第1コイル部と第2コイル部との接続および切離しが可能なリレーを含む。そして、コイル切替部は、判定部において第1の受電モードでの受電が可能と判定された場合には、リレーの接点を閉じるようにインダクタンス変更部を制御する一方で、第1の受電モードでの受電が不可能と判定された場合にはリレーの接点を開放するようにインダクタンス変更部を制御する。
あるいは好ましくは、車両は、送電装置に関する情報を取得するように構成された通信装置をさらに備える。そして、判定部は、通信装置によって取得された情報に基づいて、第1の受電モードおよび第2の受電モードのどちらの受電モードよる受電が可能であるかを判定する。
また好ましくは、制御装置は、送電装置に関する情報に基づいて、送電装置の送電モードを検出するためのモード検出部をさらに含む。そして、判定部は、モード検出部によって検出された送電モードに基づいて、第1の受電モードおよび第2の受電モードのどちらの受電モードによる受電が可能であるかを判定する。
あるいは好ましくは、制御装置は、判定部で判定された受電モードに応じて、受電される電力の目標電圧を設定するように構成された電圧設定部をさらに含む。
さらに好ましくは、制御装置は、送電装置と受電装置との距離を検出するように構成された距離検出部と、受電モードが第2の受電モードの場合には、第1の受電モードの場合よりも距離が近くなるように、車両の駐車位置を設定するように構成された駐車位置設定部とを含む。
また好ましくは、車両は、運転者に対し駐車位置設定部で設定された駐車位置に関する情報を表示するように構成された表示装置をさらに備える。
あるいは好ましくは、制御装置は、駐車位置設定部で設定された駐車位置に従って、車両の駐車動作を行なうように構成された駐車制御部をさらに備える。
本発明によれば、非接触給電において、電磁共鳴および電磁誘導のいずれの手法によっても非接触給電が可能となる。
本発明の実施の形態に従う非接触給電システムの全体構成図である。 共鳴法による送電の原理を説明するための図である。 電流源(磁流源)からの距離と電磁界の強度との関係を示す図である。 本実施の形態におけるコイルユニットの構成を説明するための図である。 本実施の形態における二次自己共振コイルの詳細を説明するための図である。 本実施の形態における非接触給電システムの制御について説明するための図である。 受電ユニットおよび送電ユニット間の距離と一次電圧との関係を示した図である。 受電ユニットおよび送電ユニット間の距離と二次電圧との関係を示した図である。 本実施の形態における表示装置での表示の例を示す図である。 本実施の形態における車両ECUにおいて行なわれる給電方法切替制御処理の詳細を説明するためのフローチャートである。 本実施の形態における送電ECUにおいて行なわれる給電方法切替制御処理の詳細を説明するためのフローチャートである。 送電ユニットの構成が異なる場合についての第1の例を示す図である。 送電ユニットの構成が異なる場合についての第2の例を示す図である。 受電ユニットの構成が異なる場合についての第1の例を示す図である。 受電ユニットの構成が異なる場合についての第2の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
図1は、本発明の実施の形態に従う非接触給電システム10の全体構成図である。図1を参照して、非接触給電システム10は、電動車両100と、給電装置200とを備える。電動車両100は、二次自己共振コイル110と、二次コイル120と、整流器130と、DC/DCコンバータ140と、蓄電装置150と、パワーコントロールユニット(以下「PCU(Power Control Unit)」とも称する。)160と、モータ170と、車両ECU(Electronic Control Unit)180とを含む。また、電動車両100は、通信装置190と、表示装置195と、電圧検出器135とをさらに含む。
なお、電動車両100の構成は、モータで駆動される車両であれば、図1に示される構成に限らない。たとえば、モータと内燃機関とを備えるハイブリッド車両や、燃料電池を備える燃料電池自動車などを含む。
二次自己共振コイル110は、たとえば車体下部に設置される。二次自己共振コイル110は、両端がオープン(非接続)のLC共振コイルであり、給電装置200の一次自己共振コイル240(後述)と電磁場を介して共鳴することによって給電装置200から電力を受電する。なお、二次自己共振コイル110の容量成分は、コイルの浮遊容量であるが、所定の容量を得るために別途コンデンサ(図示せず)をコイルの両端に接続してもよい。
二次自己共振コイル110は、給電装置200の一次自己共振コイル240との距離や、一次自己共振コイル240および二次自己共振コイル110の共鳴周波数等に基づいて、一次自己共振コイル240と二次自己共振コイル110との共鳴強度を示すQ値(たと
えば、Q>100)およびその結合度を示すκ等が大きくなるようにその巻数が適宜設定される。
二次コイル120は、二次自己共振コイル110と同軸上に設置され、電磁誘導によって二次自己共振コイル110と磁気的に結合可能である。そして、二次コイル120は、二次自己共振コイル110よりも給電装置200に近い側に設置される。
この二次コイル120は、電磁共鳴によって受電する場合は、二次自己共振コイル110によって受電された電力を電磁誘導で取出して整流器130へ出力する。一方、電磁誘導によって受電する場合は、給電装置200の一次コイル230(後述)と磁気的に結合することで、一次コイル230から給電される電力を電磁誘導によって受電して整流器130に出力する。なお、二次コイル120および二次自己共振コイル110は、受電ユニットを構成する。
整流器130は、二次コイル120から受ける交流電力を整流する。DC/DCコンバータ140は、車両ECU180からの制御信号に基づいて、整流器130によって整流された電力を蓄電装置150の電圧レベルに変換して蓄電装置150へ出力する。なお、車両の走行中に給電装置200から受電する場合には、DC/DCコンバータ140は、整流器130によって整流された電力をシステム電圧に変換してPCU160へ直接供給してもよい。また、DC/DCコンバータ140は、必ずしも必要ではなく、二次コイル120によって取出された交流電力が整流器130によって整流された後に直接蓄電装置150に与えられるようにしてもよい。
電圧検出器135は、整流器130の二次側の直流電圧、すなわち給電装置200から受電した受電電圧を検出し、その検出値を車両ECU180に出力する。
蓄電装置150は、再充電可能な直流電源であり、たとえばリチウムイオンやニッケル水素などの二次電池が含まれる。蓄電装置150は、DC/DCコンバータ140から供給される電力を蓄えるほか、モータ170によって発電される回生電力も蓄える。そして、蓄電装置150は、その蓄えた電力をPCU160へ供給する。なお、蓄電装置150として大容量のキャパシタも採用可能であり、給電装置200から供給される電力やモータ170からの回生電力を一時的に蓄え、その蓄えた電力をPCU160へ供給可能な電力バッファであれば如何なるものでもよい。
PCU160は、蓄電装置150から出力される電力、あるいはDC/DCコンバータ140から直接供給される電力によってモータ170を駆動する。また、PCU160は、モータ170で発電された回生電力を整流して蓄電装置150へ出力し、蓄電装置150を充電する。モータ170は、PCU160によって駆動され、車両駆動力を発生して駆動輪へ出力する。また、モータ170は、駆動輪や、ハイブリッド車両の場合には図示されないエンジンから受ける運動エネルギーによって発電し、その発電した回生電力をPCU160へ出力する。
車両ECU180は、給電装置200から電動車両100への給電時、DC/DCコンバータ140を制御する。車両ECU180は、たとえば、DC/DCコンバータ140を制御することによって、整流器130とDC/DCコンバータ140との間の電圧を所定の目標電圧に制御する。また、車両ECU180は、車両の走行時、車両の走行状況や蓄電装置150の充電状態(「SOC(State Of Charge)」とも称される。)に基づ
いてPCU160を制御する。
また、車両ECU180は、給電装置200と電動車両100との距離を検出する。そして、車両ECU180は、検出した距離に基づいて、電動車両100の駐車制御を行なう。さらに、車両ECU180は、通信装置190を介して受ける給電装置200の送電ユニット(後述)の情報に基づいて、二次自己共振コイル110を用いて電磁共鳴によって給電装置200から受電するか、二次コイル120を用いて電磁誘導によって給電装置200から受電するかを切替える。
なお、車両ECU180および後述する送電ECU260は、いずれも図示しないが、CPU(Central Processing Unit)と、記憶装置と、入出力バッファとを含む。そして、車両ECU180および送電ECU260は、各センサの入力や各機器への制御指令の出力を行ない、電動車両100および給電装置200の制御を行なう。なお、これらの制御については、ソフトウェアによる処理に限られず、一部を専用のハードウェア(電子回路)で構築して処理することも可能である。
通信装置190は、車両外部の給電装置200と無線通信を行なうための通信インターフェイスである。通信装置190は、給電装置200に関する情報を給電装置200より無線通信にて受けて、車両ECU180に出力する。
表示装置195は、車両ECU180から送信される情報を運転者に対し表示する。表示装置195は、たとえば液晶表示パネルやテレビモニタなどが適用できる。
一方、給電装置200は、交流電源210と、高周波電力ドライバ220と、一次コイル230と、一次自己共振コイル240と、通信装置250と、送電ECU260と、電圧検出器225とを含む。
交流電源210は、車両外部の電源であり、たとえば系統電源である。高周波電力ドライバ220は、交流電源210から受ける電力を高周波の電力に変換し、その変換した高周波電力を一次コイル230へ供給する。なお、高周波電力ドライバ220が生成する高周波電力の周波数は、たとえば1M〜数十MHzである。
一次コイル230は、一次自己共振コイル240と同軸上に設置され、電磁誘導によって一次自己共振コイル240と磁気的に結合可能である。そして、一次コイル230は、一次自己共振コイル240よりも電動車両100に近い側に設置される。
一次コイル230は、電磁共鳴によって給電する場合は、高周波電力ドライバ220から供給される高周波電力を電磁誘導によって一次自己共振コイル240へ給電する。一方、電磁誘導によって給電する場合は、一次コイル230は、電動車両100の二次コイル120に電磁誘導によって直接給電する。なお、一次コイル230および一次自己共振コイル240は、送電ユニットを構成する。
一次自己共振コイル240は、たとえば地面近傍に設置される。一次自己共振コイル240は、両端がオープン(非接続)のLC共振コイルであり、電動車両100の二次自己共振コイル110と電磁場を介して共鳴することによって電動車両100へ電力を送電する。なお、一次自己共振コイル240の容量成分も、コイルの浮遊容量であるが、二次自己共振コイル110と同様に別途コンデンサ(図示せず)をコイルの両端に接続してもよい。
この一次自己共振コイル240も、電動車両100の二次自己共振コイル110との距離や、一次自己共振コイル240および二次自己共振コイル110の共鳴周波数等に基づいて、Q値(たとえば、Q>100)および結合度κ等が大きくなるようにその巻数が適宜設定される。
電圧検出器225は、高周波電力ドライバ220から出力される電力の電圧を検出し、その検出値を送電ECU260へ出力する。通信装置250は、電動車両100と無線通信を行なうための通信インターフェイスである。
送電ECU260は、電動車両100に給電を行なう際、および電動車両100と給電装置200との距離を検出する際に、高周波電力ドライバ220を制御する。また、送電ECU260は、通信装置250を介して受ける電動車両100の受電ユニットの情報に基づいて、一次自己共振コイル240を用いて電磁共鳴によって電動車両100へ給電するか、一次コイル230を用いて電磁誘導によって電動車両100へ給電するかを切替える。
図2は、共鳴法による送電の原理を説明するための図である。図2を参照して、この共鳴法では、2つの音叉が共鳴するのと同様に、同じ固有振動数を有する2つのLC共振コイルが電磁場(近接場)において共鳴することによって、一方のコイルから他方のコイルへ電磁場を介して電力が伝送される。
具体的には、高周波電源310に一次コイル320を接続し、電磁誘導によって一次コイル320と磁気的に結合される一次自己共振コイル330へ、1M〜数十MHzの高周波電力を給電する。一次自己共振コイル330は、コイル自身のインダクタンスと浮遊容量(コイルにコンデンサが接続される場合には、コンデンサの容量を含む)とによるLC共振器であり、一次自己共振コイル330と同じ共鳴周波数を有する二次自己共振コイル340と電磁場(近接場)を介して共鳴する。そうすると、一次自己共振コイル330から二次自己共振コイル340へ電磁場を介してエネルギー(電力)が移動する。二次自己共振コイル340へ移動したエネルギー(電力)は、電磁誘導によって二次自己共振コイル340と磁気的に結合される二次コイル350で取出され、負荷360へ供給される。なお、共鳴法による送電は、一次自己共振コイル330と二次自己共振コイル340との共鳴強度を示すQ値がたとえば100よりも大きいときに実現される。
なお、図1との対応関係について説明すると、図1の交流電源210および高周波電力ドライバ220は、図2の高周波電源310に相当する。また、図1の一次コイル230および一次自己共振コイル240は、それぞれ図2の一次コイル320および一次自己共振コイル330に相当し、図1の二次自己共振コイル110および二次コイル120は、それぞれ図2の二次自己共振コイル340および二次コイル350に相当する。そして、図1の整流器130以降が負荷360として総括的に示されている。
図3は、電流源(磁流源)からの距離と電磁界の強度との関係を示した図である。図3を参照して、電磁界は3つの成分から成る。曲線k1は、波源からの距離に反比例した成分であり、「輻射電磁界」と称される。曲線k2は、波源からの距離の2乗に反比例した成分であり、「誘導電磁界」と称される。また、曲線k3は、波源からの距離の3乗に反比例した成分であり、「静電磁界」と称される。
「静電磁界」は、波源からの距離とともに急激に電磁波の強度が減少する領域であり、共鳴法では、この「静電磁界」が支配的な近接場(エバネッセント場)を利用してエネルギー(電力)の伝送が行なわれる。すなわち、「静電磁界」が支配的な近接場において、同じ固有振動数を有する一対の共鳴器(たとえば一対のLC共振コイル)を共鳴させることによって、一方の共鳴器(一次自己共振コイル)から他方の共鳴器(二次自己共振コイル)へエネルギー(電力)を伝送する。この「静電磁界」は遠方にエネルギーを伝播しないので、遠方までエネルギーを伝播する「輻射電磁界」によってエネルギー(電力)を伝送する電磁波に比べて、共鳴法は、より少ないエネルギー損失で送電することができる。
図4は、本実施の形態におけるコイルユニットの構成を説明するための図である。図4においては、受電ユニット400を例として説明する。
図4を参照して、受電ユニット400は、二次自己共振コイル110と、二次コイル120と、ボビン430と、コンデンサ440とを含む。
二次自己共振コイル110は、ボビン430の外周または内周に沿うように巻回される。二次コイル120は、ボビン430および二次自己共振コイル110と同軸上に設置される。そして、二次コイル120は、図4に示されるように、二次自己共振コイル110よりも送電ユニットに近い側に設置される。
一般的に、電磁誘導による給電を行なう場合は、電磁共鳴による給電と比較して給電可能距離が短いため、送電ユニットおよび受電ユニット間の距離(エアギャップ)を小さくすることが必要となる。したがって、図4のように、二次コイル120を二次自己共振コイル110よりも送電ユニットに近い側に設置する構成とすることで、送電ユニット側が電磁共鳴および電磁誘導のいずれによる給電である場合であっても受電が可能となる。
コンデンサ440は、ボビン430の内部に設置される。コンデンサ440は、二次自己共振コイル110の両端に接続され、LC共振回路を構成する。なお、二次自己共振コイル110自身の浮遊容量で容量成分が実現できる場合には、コンデンサ440の配置は省略される。
図5には、二次自己共振コイル110の詳細を説明する図が示される。図5を参照して、二次自己共振コイル110は、コイル本体部111と、インダクタンス変更部115とを含む。
また、コイル本体部111は、中央部において第1コイル部113と第2コイル部114に分割される。そして、第1コイル部113および第2コイル部114の一方端は、インダクタンス変更部115に含まれるリレー112の接続端子にそれぞれ接続される。
そして、インダクタンス変更部115は、車両ECU180からの信号に従って、電磁共鳴によって受電する場合には、リレー112を接続する。一方、電磁誘導によって受電する場合には、リレー112は切離される。
このように、二次自己共振コイル110のインダクタンスを変更することによって、電磁誘導によって受電する場合に、二次自己共振コイル110の共鳴周波数を変更することができるので、電磁共鳴を確実に防止することができる。
なお、図4および図5では、上述のように電動車両100側の受電ユニット400について説明したが、給電装置200側の送電ユニットについても同様の構成である。そのため、詳細な説明は繰り返さない。
次に、図6を用いて、本実施の形態における非接触給電システム10の制御について説明する。図6には、車両ECU180および送電ECU260において行なわれる給電方法切替制御についての機能ブロック図が示される。図6に記載された各機能ブロックは、車両ECU180および送電ECU260によるハードウェア的あるいはソフトウェア的な処理によって実現される。
図6を参照して、車両100側については、車両ECU180は、モード検出部500と、判定部510と、コイル切替部520と、電圧設定部530と、コンバータ制御部535と、表示制御部540と、駐車位置設定部550と、距離検出部560と、記憶部565と、駐車制御部570とを含む。
モード検出部500は、給電装置200から送信される送電ユニットの情報を、通信装置190を介して受ける。そして、モード検出部500は、送電ユニットの情報に基づいて給電装置200の送電モードを検出し、検出結果である送電モード信号SMOD#を判定部510に出力する。
判定部510は、モード検出部500から送電モード信号SMOD#を受ける。そして、判定部510は、送電モード信号SMOD#に対応する受電モードを判定する。具体的には、送電モードが電磁共鳴による送電である場合には、判定部510は受電モードを電磁共鳴による受電と判定し、受電モード信号RMODを電磁共鳴モードに設定する。一方、送電モードが電磁誘導による送電である場合には、判定部510は受電モードを電磁誘導による受電と判定し、受電モード信号RMODを電磁誘導モードに設定する。そして、判定部510は、判定結果である受電モード信号RMODを、コイル切替部520、電圧設定部530、表示制御部540および駐車位置設定部550に出力する。
コイル切替部520は、判定部510からの受電モード信号RMODを受ける。そして、受電モード信号RMODに従って、二次自己共振コイル110のインダクタンス変更部115に含まれるリレー112を制御する。詳細には、電磁共鳴モードである場合は、コイル切替信号CIL1をオンとしてインダクタンス変更部115へ出力する。一方、電磁誘導モードである場合には、コイル切替信号CIL1をオフとしてインダクタンス変更部115へ出力する。インダクタンス変更部115は、コイル切替信号CIL1がオンの場合はリレー112を接続し、コイル切替信号CIL1がオフの場合はリレー112を切離す。
電圧設定部530は、判定部510からの受電モード信号RMODを受ける。そして、電圧設定部530は、受電モード信号RMODに従って、受電電圧(二次側電圧)の目標電圧VRを設定する。そして、電圧設定部530は、設定した目標電圧VRをコンバータ制御部535に出力する。
コンバータ制御部535は、電圧設定部530によって設定された目標電圧VRを受けて、二次側電圧VHが目標電圧VRとなるようにDC/DCコンバータ140を制御する。
駐車位置設定部550は、判定部510からの受電モード信号RMODを受ける。そして、駐車位置設定部550は、受電モード信号RMODに従って、駐車目標位置PRKを設定する。具体的には、電磁共鳴モードの場合は、駐車位置設定部550は、送電ユニットからの距離がX以内となる位置を駐車目標位置PRKとして設定する。一方、電磁誘導モードの場合は、電磁共鳴による給電に比べて給電可能距離が短いため、駐車位置設定部550は、電磁共鳴モードの場合よりも送電ユニットからの距離が短くなる位置Y(X>Y)を、駐車目標位置PRKとして設定する。そして、駐車位置設定部550は、設定した駐車目標位置PRKを、表示制御部540および駐車制御部570に出力する。
距離検出部560は、給電装置200の給電電力の一次側電圧VSを、通信装置190を介して受ける。また、距離検出部560は、電圧検出器135によって検出される受電電圧(二次側電圧)VHの入力を受ける。そして、距離検出部560は、一次側電圧VSおよび二次側電圧VHに基づいて、送電ユニットと車両100(詳細には、受電ユニット)との距離を検出する。
ここで、図7および図8を用いて、距離検出部560での距離検出の概要について説明する。
電動車両100で受電される二次側電圧VHは、図7に示すような一定の一次側電圧(給電装置200からの出力電圧)に対して、図8に示すように、送電ユニットと受電ユニットとの間の距離Lに応じて変化する。そこで、送電ユニット側の一次自己共振コイル240に対応した、図7および8に示されるような一次側電圧および二次側電圧の関係を予め実験などによって測定して、記憶部565にマップ等として記憶しておく。そして、電圧検出器135によって検出される二次側電圧VHに基づいて、このマップを参照することによって送電ユニットと受電ユニットとの間の距離Lを検知することができる。なお、一次自己共振コイル240についての情報は、上述の送電ECU260から通信装置190を介して電動車両100に送信される情報に含まれる。
なお、二次側電圧VHの代えて、給電装置200側の一次電流を検出することによっても、同様に距離検出をすることができる。また、電磁誘導による給電においても、同様に一次側電圧VSと二次側電圧VHに基づいて距離検出を行なうことができる。
再び図6を参照して、距離検出部560は、上記のように検出した送電ユニットと受電ユニットの間の距離Lを、表示制御部540および駐車制御部570へ出力する。
表示制御部540は、判定部510からの受電モード信号RMOD、駐車位置設定部550からの駐車目標位置PRKおよび距離検出部560からの検出距離Lを入力として受ける。そして、表示制御部540は、電動車両100の駐車位置に関する情報DSPを表示装置195に表示して、運転者に駐車操作のガイダンスを与える。
図9には、表示装置195での表示の例が示される。駐車位置に関する情報DSPとしては、たとえば図9に示すように、駐車位置の許容範囲、目標駐車位置および現在の送電ユニットと受電ユニットの間の距離などがある。図9において、たとえば駐車位置が破線P1で示され、電磁共鳴モードの場合の許容範囲が領域R1、電磁誘導モードの場合の許容範囲が領域R2のように示される。そして、受電モード信号RMODに応じて、たとえば領域R1または領域R2の色を変化させるなどの表示が行なわれる。
再び図6を参照して、駐車制御部570は、駐車位置設定部550からの駐車目標位置PRKおよび距離検出部560からの検出距離Lを入力として受ける。そして、駐車制御部570は、これらの情報に基づいて自動で駐車動作を行なうように、ステアリング、モータ170およびブレーキを制御する。
一方、給電装置200側については、送電ECU260は、モード検出部600と、判定部610と、コイル切替部620と、周波数切替部630と、電力制御部635と、入力部640とを含む。
モード検出部600は、電動車両100から送信される受電ユニットの情報を、通信装置250を介して受ける。そして、モード検出部600は、受電ユニットの情報に基づいて電動車両100の受電モードを検出し、検出結果である受電モード信号RMOD#を判定部610に出力する。
判定部610は、モード検出部600から受電モード信号RMOD#を受ける。そして、判定部610は、受電モード信号RMOD#に対応する送信モードを判定する。具体的には、受電モードが電磁共鳴による受電である場合には、判定部610は送電モードを電磁共鳴による送電と判定し、送電モード信号SMODを電磁共鳴モードに設定する。一方、受電モードが電磁誘導による受電である場合には、判定部610は送電モードを電磁誘導による送電と判定し、送電モード信号SMODを電磁誘導モードに設定する。そして、判定部610は、判定結果である送電モード信号SMODを、コイル切替部620および周波数切替部630に出力する。
コイル切替部620は、判定部610からの送電モード信号SMODを受ける。そして、送電モード信号SMODに従って、一次自己共振コイル240のインダクタンス変更部(図示しない)に含まれるリレー(図示しない)を制御する。詳細には、電磁共鳴モードである場合は、コイル切替信号CIL2をオンとしてインダクタンス変更部へ出力する。一方、電磁誘導モードである場合には、コイル切替信号CIL2をオフとしてインダクタンス変更部へ出力する。インダクタンス変更部は、コイル切替信号CIL2がオンの場合はリレーを接続し、コイル切替信号CIL2がオフの場合はリレーを切離す。
周波数切替部630は、判定部610からの送電モード信号SMODを受ける。そして、周波数切替部630は、送電モード信号SMODに従って高周波電力ドライバ220の目標周波数FRQを設定する。そして、周波数切替部630は、設定した目標周波数FRQを電力制御部635に出力する。
電磁共鳴によって電力伝送を行う場合は、上述のように1M〜数十MHzの周波数領域である必要がある。一方、電磁誘導の場合の周波数は一般的に数十KHz以上であれば電力伝送が可能である。このように使用周波数帯が異なると、たとえばコイルや整流器などの機器の設計仕様が異なる。たとえば車両側が電磁誘導による受電しかできない場合には、電磁共鳴と比べて低い周波数で機器が設計されている可能性があるので、このような車両においても給電が可能となるように、送電モードが電磁共鳴モードであるか電磁誘導モードであるかによって、電源周波数を切替えることが必要となる。
電力制御部635は、周波数切替部630によって設定された目標周波数FRQに従って、高周波電力ドライバ220を制御する。
入力部640は、高周波電力ドライバ220から出力される電力の一次電圧VSを、電圧検出器225から受ける。そして、入力部640は、入力された一次電圧VSを、通信装置250を介して電動車両100へ出力する。
なお、図1に示す非接触給電システム10においては、送電ユニットおよび充電ユニットの両者とも、一次コイル230および二次コイル120(以下、総括して「電磁誘導コイル」とも称する。)が、一次自己共振コイル240および二次自己共振コイル110(以下、総括して「自己共振コイル」とも称する。)よりも、対向するユニットに近い側に設置されたシステムとした。この場合、一般的には、伝送距離が相対的に長い電磁共鳴モードが優先して設定される。ただし、電磁共鳴モードと電磁誘導モードとの伝送効率によって電磁誘導モードを優先としてもよいし、なんらかの異常によって電磁共鳴による給電ができない場合には電磁誘導モードを選択するようにしてもよい。
また、上記の説明においては、受電モードおよび送電モードを、車両ECU180および送電ECU260で設定する手法について説明したが、必要に応じて運転者による操作スイッチなどの切替えによって設定してもよい。
図10および図11には、車両ECU180および送電ECU260において行なわれる給電方法切替制御処理の詳細を説明するためのフローチャートが示される。図10は、受電側である車両ECU180におけるフローチャートである。また、図11は、送電側である送電ECU260におけるフローチャートである。図10および図11に示すフローチャートは、それぞれ車両ECU180および送電ECU260に予め格納されたプログラムがメインルーチンから呼び出され、所定周期で実行することによって実現される。あるいは、一部のステップについては、専用のハードウェア(電子回路)を構築して処理を実現することも可能である。
図10を参照して、車両ECU180は、ステップ(以下、ステップをSと略す。)800にて、通信装置190を介して給電装置200のコイル情報の入力を受ける。そして、車両ECU180は、S810にて、モード検出部500において、入力を受けたコイル情報から送電モードSMOD#を検出する。
次に、車両ECU180は、S820にて、判定部510において検出された送電モードに対応した受電モードを判定する。具体的には、車両ECU180は、受電モードが電磁共鳴モードであるか否かを判定する。
受電モードが電磁共鳴モードである場合(S820にてYES)は、車両ECU180は、S821に処理を進めて、二次自己共振コイル110を使用するために、コイル切替部520によって、インダクタンス変更部115のリレー112を接続するように切替信号CIL1をインダクタンス変更部115に出力する。そして、車両ECU180は、S822にて、電圧設定部530によって、受電電圧の目標電圧VRをV1に設定する。さらに、車両ECU180は、S823にて、駐車位置設定部550によって、目標駐車位置PRKの許容値をXに設定して、処理をS830に進める。
一方、受電モードが電磁誘導モードである場合(S820にてNO)は、車両ECU180は、S825に処理を進めて、二次自己共振コイル110を不使用とするために、コイル切替部520によって、インダクタンス変更部115のリレー112を切離すように切替信号CIL1をインダクタンス変更部115に出力する。そして、車両ECU180は、S826にて、電圧設定部530によって、受電電圧の目標電圧VRをV2に設定する。さらに、車両ECU180は、S827にて、駐車位置設定部550によって、目標駐車位置PRKの許容値をYに設定して、処理をS830に進める。
S830では、車両ECU180は、距離検出部560によって、一次電圧VSと二次電圧VHに基づいて、受電ユニットと送電ユニットとの間の距離Lを検出する。そして、車両ECU180は、S840にて、表示制御部540からの駐車位置に関する情報DSPを表示装置195に表示して、運転者にガイダンスを行なう。
その後、車両ECU180は、S850にて、駐車目標位置と受電ユニットおよび送電ユニット間の距離Lとに基づいて、駐車制御部570によって自動駐車動作を行なう。なお、運転者によって駐車動作が行なわれる場合には、S850はスキップされる。
そして、車両ECU180は、次にS860にて、駐車動作が完了したか否かを判定する。駐車動作完了の判定については、たとえばイグニッションがオフとされ、かつパーキングブレーキ(図示せず)が設定されたような条件によって判定される。
駐車動作が完了していない場合(S860にてNO)は、車両ECU180は、再びS860の処理を戻して駐車動作が完了するのを待つ。
駐車動作が完了した場合(S860にてYES)は、車両ECU180は、S870に処理を進め、本格的な給電を開始するために、給電装置200に対して給電開始指令を出力する。この給電開始指令に従って、給電装置200は給電を開始する。
次に、図11を参照して、送電ECU260は、S900にて、通信装置250を介して電動車両100のコイル情報の入力を受ける。そして、送電ECU260は、S910にて、モード検出部600においてコイル情報から受電モードRMOD#を検出する。
次に、送電ECU260は、S920にて、判定部610において検出された受電モードに対応した送電モードを判定する。具体的には、送電ECU260は、送電モードが電磁共鳴モードであるか否かを判定する。
送電モードが電磁共鳴モードである場合(S920にてYES)は、送電ECU260は、S921に処理を進めて、一次自己共振コイル240を使用するために、コイル切替部620によって、インダクタンス変更部のリレーを接続するように切替信号CIL2をインダクタンス変更部に出力する。そして、送電ECU260は、S922にて、周波数切替部630によって、高周波電力ドライバの目標周波数FRQをf1に設定する。そして、送電ECU260は、処理をS930に進める。
一方、送電モードが電磁誘導モードである場合(S920にてNO)は、送電ECU260は、S925に処理を進めて、一次自己共振コイル240を不使用とするために、コイル切替部620によって、インダクタンス変更部のリレーを切離すように切替信号CIL2をインダクタンス変更部に出力する。そして、送電ECU260は、S926にて、周波数切替部630によって、高周波電力ドライバの目標周波数FRQをf2に設定する。そして、送電ECU260は、処理をS930に進める。
次にS930では、電動車両100より本格的な給電を行なうための給電開始指令を受信したか否かが判断される。
給電開始指令を受信した場合(S930にてYES)は、送電ECU260は、S940に処理を進め、本格的な給電を開始するように高周波電力ドライバ220を制御する。
給電開始指令を受信していない場合(S930にてNO)は、送電ECU260は、S950に処理を進め、次に電動車両100が距離検出中であるか否か、すなわち駐車動作が完了したか否かを判断する。
距離検出中である場合(S950にてYES)は、駐車動作が未完了であるので、送電ECU260は、S940に処理を進め距離検出のためのテスト給電を行なう。なお、テスト給電とは、給電装置200から距離検出を行なうための給電を行なうことであり、給電開始指令に基づく本格的な給電実行時の電力よりも小さい所定の電力が出力されるように高周波電力ドライバ220の出力が制御される。
一方、距離検出中でない場合(S950にてYES)は、ステップS960がスキップされ、メインルーチンに処理が戻される。
上記のような処理を行なうことによって、電磁誘導コイルが自己共振コイルよりも対向するコイルユニットに近い側に設置されたコイルユニットを有する非接触給電システムにおいて、対向するコイルユニットの情報に応じて、電磁共鳴による給電および電磁誘導による給電を切替えて給電を行なうことができる。
図12〜15には、送電ユニットまたは受電ユニットが図1で示した構成とは異なる場合についての例が示される。
図12および図13には、送電ユニット側の構成が異なる場合が示される。また、図14および図15には、受電ユニット側の構成が異なる場合が示される。
図12においては、送電ユニットは一次コイル230および一次自己共振コイル240を含んでいるが、一次自己共振コイル240が受電ユニットに近い側に設置された例が示される。この場合、一次コイル230と二次コイル120との距離が遠いため、電磁誘導による給電には適していない。
そのため、図12に示されるような構成の場合では、給電装置200から電動車両100に送信される送電ユニットの情報によって、電磁共鳴による給電のみが可能であることが通知される。そして、電動車両100においては、判定部510において電磁共鳴モードが選択されて、電磁共鳴による給電が行なわれる。
図13においては、送電ユニットが一次コイル230のみを含む構成である場合の例が示される。すなわち、この場合は、給電装置200は電磁誘導による給電のみが可能である。
したがって、図13に示されるような構成の場合では、給電装置200から電動車両100に送信される送電ユニットの情報によって、電磁誘導による給電のみが可能であることが通知される。そして、電動車両100においては、判定部510において電磁誘導モードが選択されて、電磁誘導による給電が行なわれる。
次に、図14においては、受電ユニットは二次コイル120および二次自己共振コイル110を含んでいるが、二次自己共振コイル110が送電ユニットに近い側に設置された例が示される。この場合、一次コイル230と二次コイル120との距離が遠いため、電磁誘導による給電には適していない。
そのため、図14に示されるような構成の場合では、電動車両100から給電装置200に送信される受電ユニットの情報によって、電磁共鳴による受電のみが可能であることが通知される。そして、給電装置200においては、判定部610において電磁共鳴モードが選択されて、電磁共鳴による給電が行なわれる。
また、図15においては、受電ユニットが二次コイル120のみを含む構成である場合の例が示される。すなわち、この場合は、電動車両100は電磁誘導による受電のみが可能である。
したがって、図15に示されるような構成の場合では、電動車両100から給電装置200に送信される受電ユニットの情報によって、電磁誘導による受電のみが可能であることが通知される。給電装置200においては、判定部610において電磁誘導モードが選択されて、電磁誘導による給電が行なわれる。
以上説明したように、電磁誘導コイルが自己共振コイルよりも対向するコイルユニットに近い側に設置されたコイルユニットを、送電装置および/または受電装置に有する構成とすることで、対向するコイルユニットのタイプに応じて給電手法を適切に選択することによって、電磁共鳴による給電および電磁誘導による給電のいずれの給電手法によっても給電可能な非接触給電システムが実現できる。
なお、本実施の形態における送電ユニットおよび受電ユニットは、本発明の「電力伝送ユニット」の一例である。また、PCU160およびモータ170は、本発明の「電気駆動装置」の一例である。さらに、車両ECU180および送電ECU260は、本発明の「制御装置」の一例である。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 非接触給電システム、100 電動車両、110,340 二次自己共振コイル、111 コイル本体部、112 リレー、113 第1コイル部、114 第2コイル部、115 インダクタンス変更部、120,350 二次コイル、130 整流器、135,225 電圧検出器、140 DC/DCコンバータ、150 蓄電装置、160 PCU、170 モータ、180 車両ECU、190,250 通信装置、195 表示装置、200 給電装置、210 交流電源、220 高周波電力ドライバ、230,320 一次コイル、240,330 一次自己共振コイル、260 送電ECU、310 高周波電源、360 負荷、400 受電ユニット、430 ボビン、440 コンデンサ、500,600 モード検出部、510,610 判定部、520,620 コイル切替部、530 電圧設定部、535 コンバータ制御部、540 表示制御部、550 駐車位置設定部、560 距離検出部、565 記憶部、570 駐車制御部、630 周波数切替部、635 電力制御部、640 入力部。

Claims (17)

  1. 対向する電力伝送ユニットと、非接触で送電および受電の少なくともいずれか一方の電力伝送を行なうためのコイルユニットであって、
    前記電力伝送ユニットとの電磁共鳴によって電力伝送を行なうための自己共振コイルと、
    前記電力伝送ユニットとの磁気結合が可能であり、電磁誘導によって電力伝送を行なうための電磁誘導コイルとを備え、
    前記電磁誘導コイルは、前記自己共振コイルよりも前記電力伝送ユニットに近くなるように配置され
    前記自己共振コイルは、コイル本体部と、前記コイル本体部のインダクタンスを変更するためのインダクタンス変更部とを含み、
    前記コイル本体部は、第1コイル部と第2コイル部とに分割され、
    前記インダクタンス変更部は、前記第1コイル部と前記第2コイル部との間に設けられ、電磁共鳴での電力伝送の実行時には前記第1コイル部と前記第2コイル部とが接続される一方で、電磁共鳴での電力伝送の非実行時には前記第1コイル部と前記第2コイル部とが切離される、コイルユニット。
  2. 対向する電力伝送ユニットと、電磁共鳴および電磁誘導のいずれか一方を用いて非接触で送電および受電の少なくともいずれか一方の電力伝送を行なう非接触電力伝送装置であって、
    前記電力伝送ユニットとの電磁共鳴によって電力伝送を行なうための自己共振コイルと、
    前記電力伝送ユニットとの磁気結合が可能であり、電磁誘導によって電力伝送を行なうための電磁誘導コイルとを備え、
    前記電磁誘導コイルは、前記自己共振コイルよりも前記電力伝送ユニットに近くなるように配置され
    前記自己共振コイルは、コイル本体部と、前記コイル本体部のインダクタンスを変更するためのインダクタンス変更部とを含み、
    前記コイル本体部は、第1コイル部と第2コイル部とに分割され、
    前記インダクタンス変更部は、前記第1コイル部と前記第2コイル部との間に設けられ、電磁共鳴での電力伝送の実行時には前記第1コイル部と前記第2コイル部とが接続される一方で、電磁共鳴での電力伝送の非実行時には前記第1コイル部と前記第2コイル部とが切離される、非接触電力伝送装置。
  3. 制御装置をさらに備え、
    前記制御装置は、
    前記電力伝送ユニットが、電磁共鳴および電磁誘導のどちらによる電力伝送が可能であるかを判定するように構成された判定部と、
    前記判定部の判定結果に基づいて、前記インダクタンス変更部を制御するためのコイル切替部とを含む、請求項に記載の非接触電力伝送装置。
  4. 前記インダクタンス変更部は、
    前記第1コイル部と前記第2コイル部との接続および切離しが可能なリレーを含み、
    前記コイル切替部は、前記判定部において、電磁共鳴での電力伝送が可能と判定された場合には、前記リレーの接点を閉じるように前記インダクタンス変更部を制御する一方で、電磁共鳴での電力伝送が不可能と判定された場合には、前記リレーの接点を開放するように前記インダクタンス変更部を制御する、請求項に記載の非接触電力伝送装置。
  5. 前記電力伝送ユニットに関する情報を取得するように構成された通信装置をさらに備え、
    前記判定部は、前記通信装置によって取得された前記情報に基づいて、電磁共鳴および電磁誘導のどちらによる電力伝送が可能であるかの判定を行う、請求項またはに記載の非接触電力伝送装置。
  6. 電源からの電力を、非接触で送電装置から受電装置へ電力伝送を行なう非接触給電システムであって、
    前記送電装置と、
    前記受電装置とを備え、
    前記送電装置および前記受電装置の少なくともいずれか一方に、請求項2〜5に記載の非接触電力伝送装置を含む、非接触給電システム。
  7. 前記送電装置は、
    制御装置と、
    電源からの電力を高周波電力に変換するように構成された高周波電力ドライバとを含み、
    前記高周波電力ドライバは、第1の周波数と前記第1の周波数よりも低い第2の周波数とを切替可能であり、
    前記制御装置は、
    電磁共鳴での電力伝送時には、前記第1の周波数を選択する一方で、電磁誘導での電力伝送時には、前記第2の周波数を選択するように構成された周波数切替部をさらに含む、請求項に記載の非接触給電システム。
  8. 電磁共鳴で受電を行なう第1の受電モードと、電磁誘導で受電を行なう第2の受電モードを有する車両であって、
    対向する送電装置からの電力を非接触で受電するように構成された受電装置と、
    前記受電装置によって受電された電力を用いて車両推進のための駆動力を発生するように構成された電気駆動装置とを備え、
    前記受電装置は、
    前記送電装置から前記第1の受電モードで受電するための自己共振コイルと、
    前記送電装置との磁気結合が可能であり、前記送電装置から前記第2の受電モードで受電するための電磁誘導コイルとを含み、
    前記電磁誘導コイルは、前記自己共振コイルよりも前記送電装置に近くなるように配置される、車両。
  9. 前記自己共振コイルは、
    コイル本体部と、
    前記コイル本体部のインダクタンスを変更するためのインダクタンス変更部とを含み、
    前記コイル本体部は、第1コイル部と第2コイル部とに分割され、
    前記インダクタンス変更部は、前記第1コイル部と前記第2コイル部との間に設けられ、前記第1の受電モードでの受電の実行時には前記第1コイル部と前記第2コイル部とが接続される一方で、前記第1の受電モードでの受電の非実行時には前記第1コイル部と前記第2コイル部とが切離される、請求項に記載の車両。
  10. 前記受電装置を制御する制御装置をさらに備え、
    前記制御装置は、
    前記第1の受電モードおよび前記第2の受電モードのどちらの受電モードによる受電が可能であるかを判定するように構成された判定部と、
    前記判定部の判定結果に基づいて、前記インダクタンス変更部を制御するためのコイル切替部とを含む、請求項に記載の車両。
  11. 前記インダクタンス変更部は、
    前記第1コイル部と前記第2コイル部との接続および切離しが可能なリレーを含み、
    前記コイル切替部は、前記判定部において、前記第1の受電モードでの受電が可能と判定された場合には、前記リレーの接点を閉じるように前記インダクタンス変更部を制御する一方で、前記第1の受電モードでの受電が不可能と判定された場合には、前記リレーの接点を開放するように前記インダクタンス変更部を制御する、請求項10に記載の車両。
  12. 前記送電装置に関する情報を取得するように構成された通信装置をさらに備え、
    前記判定部は、前記通信装置によって取得された前記情報に基づいて、前記第1の受電モードおよび前記第2の受電モードのどちらの受電モードによる受電が可能であるかを判定する、請求項10または11に記載の車両。
  13. 前記制御装置は、
    前記情報に基づいて、前記送電装置の送電モードを検出するためのモード検出部(500)をさらに含み、
    前記判定部は、前記モード検出部によって検出された送電モードに基づいて、前記第1の受電モードおよび前記第2の受電モードのどちらの受電モードによる受電が可能であるかを判定する、請求項12に記載の車両。
  14. 前記制御装置は、
    前記判定部で判定された受電モードに応じて、受電される電力の目標電圧を設定するように構成された電圧設定部をさらに含む、請求項10〜13のいずれか1項に記載の車両。
  15. 前記制御装置は、
    前記送電装置と前記受電装置との距離を検出するように構成された距離検出部と、
    前記受電モードが前記第2の受電モードの場合には、前記第1の受電モードの場合よりも前記距離が近くなるように、前記車両の駐車位置を設定するように構成された駐車位置設定部とを含む、請求項10〜14のいずれか1項に記載の車両。
  16. 運転者に対し、前記駐車位置設定部で設定された前記駐車位置に関する情報を表示するように構成された表示装置をさらに備える、請求項15に記載の車両。
  17. 前記制御装置は、
    前記駐車位置設定部で設定された前記駐車位置に従って、前記車両の駐車動作を行なうように構成された駐車制御部をさらに備える、請求項15または16に記載の車両。
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