JP2012089183A - 磁気ヘッド、およびこれを備えたディスク装置 - Google Patents

磁気ヘッド、およびこれを備えたディスク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】安定な磁界を供給することができ、信号SN劣化を抑制することが可能な磁気ヘッド、およびこれを備えたディスク装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、磁気ヘッドは、記録媒体12の記録層に対し垂直な記録磁界を印加する主磁極2と、主磁極とギャップを置いて対向し、主磁極からの磁束を還流させて主磁極とともに磁気回路を形成するリターン磁極3と、を有する磁気コアと、主磁極およびリターン磁極が形成する磁気回路に磁束を励起するコイル5と、主磁極の記録媒体側の端部とリターン磁極とが対向する磁気的空僚部に主磁極とリターン磁極とを電気的に接続するように非磁性導電体のみを配置して形成された非磁性電導層9と、主磁極と非磁性電導層とリターン磁極とで直列に構成する電気回路に通電する電流源80と、を備えている。
【選択図】図3

Description

この発明は、ディスク装置に用いる垂直磁気記録用の磁気ヘッド、この磁気ヘッドを備えたディスク装置に関する。
ディスク装置として、例えば、磁気ディスク装置は、ケース内に配設された磁気ディスクと、磁気ディスクを支持および回転するスピンドルモータと、磁気ディスクに対して情報のリード/ライトを行う磁気ヘッドと、磁気ヘッドを磁気ディスクに対して移動自在に支持したキャリッジアッセンブリと、を備えている。キャリッジアッセンブリは、回動自在に支持されたアームと、アームから延出したサスペンションとを備え、このサスペンションに延出端に磁気ヘッドが支持されている。磁気ヘッドは、サスペンションに取り付けられたスライダ、およびスライダに設けられたヘッド部を有し、このヘッド部は、ライト用の記録ヘッドとリード用の再生ヘッドとを含んで構成されている。
近年、磁気ディスク装置の高記録密度化、大容量化あるいは小型化を図るため、垂直磁気記録用の磁気ヘッドが提案されている。このような磁気ヘッドにおいて、記録ヘッドは、垂直方向磁界を発生させる主磁極と、その主磁極のトレーリング側にライトギャップを挟んで配置されて磁気ディスクとの間で磁路を閉じるリターン磁極、あるいはライトシールド磁極と、主磁極に磁束を流すためのコイルとを有している。
特開2009−80904号公報 特開2010−20835号公報
今後の記録密度の向上のためには、より狭いトラックピッチで記録する必要性があり、そのために記録ヘッドの主磁極の寸法は今後ますます小さくなる方向にある。しかしながら、主磁極の寸法が小さくなると、主磁極内部に磁壁のピニングサイトが生じやすくなり、信号記録時に記録磁束が主磁極先端までうまく導かれなくなり主磁極先端から記録媒体へ印加される磁界が不安定になる。そのため、信号出力が不安定になり、信号SNが悪化するという問題がある。
この発明の課題は、安定な磁界を供給することができ、信号SN劣化を抑制することが可能な磁気ヘッド、およびこれを備えたディスク装置を提供することにある。
実施形態によれば、磁気ヘッドは、記録媒体の記録層に対し垂直な記録磁界を印加する主磁極と、前記主磁極とギャップを置いて対向し、前記主磁極からの磁束を還流させて前記主磁極とともに磁気回路を形成するリターン磁極と、を有する磁気コアと、前記主磁極およびリターン磁極が形成する磁気回路に磁束を励起するコイルと、前記主磁極の前記記録媒体側の端部と前記リターン磁極とが対向する磁気的空僚部に前記主磁極と前記リターン磁極とを電気的に接続するように非磁性導電体のみを配置して形成された非磁性電導層と、前記主磁極と前記非磁性電導層とリターン磁極とで直列に構成する電気回路に通電する電流源と、を備えている。
図1は、第1の実施形態に係る磁気ディスク装置を示す斜視図。 図2は、前記磁気ディスク装置における磁気ヘッドおよびサスペンションを示す側面図。 図3は、前記磁気ヘッドのヘッド部および磁気ディスクを拡大して示す断面図。 図4は、前記記録ヘッド部分をスライダのABS面側から見た平面図。 図5は、前記磁気ヘッドの記録ヘッドを模式的に示す斜視図。 図6は、前記磁気ディスクの制御部を示すブロック図。 図7は、前記制御部の変形例を示すブロック図。 図8は、比較例に係る磁気ヘッドと、第1の実施形態に係る磁気ヘッドとについて、主磁極内部の磁化の分布を模式的に示す図。 図9は、第1の実施形態に係る磁気ディスク装置において、主磁極にIop通電前後のビットエラーレートと記録コイル電流との関係を示す図。 図10は、記録コイルおよび主磁極への通電電流パターンの一例を示す図。 図11は、記録コイルおよび主磁極への通電電流パターンの他の例を示す図。 図12は、記録コイルおよび主磁極への通電電流パターンの他の例を示す図。 図13は、記録コイルおよび主磁極への通電電流パターンを示す図。 図14は、前記HDDの製造工程において主磁極に通電する工程を示すフリーチャート。 図15は、前記HDDの製造工程において主磁極に通電する工程を示すフリーチャート。 図16は、前記HDDの動作中において主磁極に通電する工程を示すフリーチャート。 図17は、前記HDDの動作中において主磁極に通電する工程を示すフリーチャート。 図18は、第2の実施形態のHDDの磁気ヘッドを示す断面図。 図19は、第2の実施形態の記録ヘッドを模式的に示す斜視図。 図20は、第2の実施形態の記録ヘッドをABS面側から見た平面図。 図21は、第3の実施形態のHDDの磁気ヘッドを示す断面図。 図22は、第3の実施形態の記録ヘッドを模式的に示す斜視図。 図23は、第3の実施形態の記録ヘッドをABS面側から見た平面図。 図24は、第4の実施形態のHDDの磁気ヘッドを示す断面図。 図25は、第4の実施形態の記録ヘッドをABS面側から見た平面図。 図26は、第5の実施形態のHDDの磁気ヘッドを示す断面図。 図27は、第6の実施形態のHDDの磁気ヘッドを示す断面図。 図28は、第7の実施形態のHDDの磁気ヘッドを示す断面図。 図29は、第7の実施形態の記録ヘッドをABS面側から見た平面図。 図30は、第8の実施形態のHDDの磁気ヘッドを示す断面図。 図31は、第8の実施形態の記録ヘッドをABS面側から見た平面図。 図32は、第9の実施形態のHDDの磁気ヘッドを示す断面図。 図33は、第9の実施形態の記録ヘッドをABS面側から見た平面図。 図34は、第10の実施形態のHDDの磁気ヘッドを示す断面図。 図35は、第10の実施形態の記録ヘッドをABS面側から見た平面図。 図36は、第11の実施形態のHDDの磁気ヘッドを示す断面図。 図37は、第11の実施形態の記録ヘッドをABS面側から見た平面図。 図38は、第12の実施形態のHDDの磁気ヘッドを示す断面図。 図39は、第12の実施形態の記録ヘッドをABS面側から見た平面図。 図40は、第13の実施形態のHDDの磁気ヘッドを示す断面図。 図41は、第13の実施形態の記録ヘッドをABS面側から見た平面図。 図42は、第14の実施形態のHDDの磁気ヘッドを示す断面図。 図43は、第14の実施形態の記録ヘッドをABS面側から見た平面図。
以下図面を参照しながら、ディスク装置として、種々の実施形態に係るハードディスクドライブ(以下、HDDと称する)について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るHDDのトップカバーを取り外して内部構造を示し、図2は、浮上状態の磁気ヘッドを示している。図1に示すように、HDDは筐体10を備えている。この筐体10は、上面の開口した矩形箱状のベース10aと、図示しない矩形板状のトップカバーとを備えている。トップカバーは、複数のねじによりベースにねじ止めされ、ベースの上端開口を閉塞している。これにより、筐体10内部は気密に保持され、呼吸フィルター26を通してのみ、外部と通気可能となっている。
ベース10a上には、記録媒体としての磁気ディスク12および機構部が設けられている。機構部は、磁気ディスク12を支持および回転させるスピンドルモータ13、磁気ディスクに対して情報の記録、再生を行なう複数、例えば、2つの磁気ヘッド33、これらの磁気ヘッド33を磁気ディスク12の表面に対して移動自在に支持したヘッドアクチュエータ14、ヘッドアクチュエータを回動および位置決めするボイスコイルモータ(以下VCMと称する)16を備えている。また、ベース10a上には、磁気ヘッド33が磁気ディスク12の最外周に移動した際、磁気ヘッド33を磁気ディスク12から離間した位置に保持するランプロード機構18、HDDに衝撃等が作用した際、ヘッドアクチュエータ14を退避位置に保持するラッチ機構20、およびプリアンプ、ヘッドIC等の電子部品が実装された基板ユニット17が設けられている。
ベース10aの外面には、制御回路基板25がねじ止めされ、ベース10aの底壁と対向して位置している。制御回路基板25は、基板ユニット17を介してスピンドルモータ13、VCM16、および磁気ヘッド33の動作を制御する
図1に示すように、磁気ディスク12は、スピンドルモータ13のハブに互いに同軸的に嵌合されているとともにハブの上端にねじ止めされたクランプばね15によりクランプされ、ハブに固定されている。磁気ディスク12は、駆動モータとしてのスピンドルモータ13により所定の速度で矢印B方向に回転駆動される。
ヘッドアクチュエータ14は、ベース10aの底壁上に固定された軸受部24と、軸受部から延出した複数のアーム27と、を備えている。これらのアーム27は、磁気ディスク12の表面と平行に、かつ、互いに所定の間隔を置いて位置しているとともに、軸受部24から同一の方向へ延出している。ヘッドアクチュエータ14は、弾性変形可能な細長い板状のサスペンション30を備えている。サスペンション30は、板ばねにより構成され、その基端がスポット溶接あるいは接着によりアーム27の先端に固定され、アームから延出している。各サスペンション30は対応するアーム27と一体に形成されていてもよい。各サスペンション30の延出端に磁気ヘッド33が支持されている。アーム27およびサスペンション30によりヘッドサスペンションを構成し、このヘッドサスペンションと磁気ヘッド33とによりヘッドサスペンションアッセンブリを構成している。
図2に示すように、各磁気ヘッド33は、ほぼ直方体形状のスライダ42とこのスライダの流出端(トレーリング端)に設けられた記録再生用のヘッド部44とを有している。磁気ヘッド33は、サスペンション30の先端部に設けられたジンバルばね41に固定されている。各磁気ヘッド33は、サスペンション30の弾性により、磁気ディスク12の表面に向かうヘッド荷重Lが印加されている。2本のアーム27は所定の間隔を置いて互いに平行に位置し、これらのアームに取り付けられたサスペンション30および磁気ヘッド33は、磁気ディスク12を間に挟んで互いに向かい合っている。
各磁気ヘッド33は、サスペンション30およびアーム27上に固定された中継フレキシブルプリント回路基板(以下、中継FPCと称する)35を介して後述するメインFPC38に電気的に接続されている。
図1に示すように、基板ユニット17は、フレキシブルプリント回路基板により形成されたFPC本体36と、このFPC本体から延出したメインFPC38とを有している。FPC本体36は、ベース10aの底面上に固定されている。FPC本体36上には、プリアンプ37、ヘッドICを含む電子部品が実装されている。メインFPC38の延出端は、ヘッドアクチュエータ14に接続され、各中継FPC35を介して磁気ヘッド33に接続されている。
VCM16は、軸受部24からアーム27と反対方向に延出した図示しない支持フレーム、および支持フレームに支持されたボイスコイルを有している。ヘッドアクチュエータ14をベース10aに組み込んだ状態において、ボイスコイルは、ベース10a上に固定された一対のヨーク34間に位置し、これらのヨークおよびヨークに固定された磁石とともにVCM16を構成している。
磁気ディスク12が回転した状態でVCM16のボイスコイルに通電することにより、ヘッドアクチュエータ14が回動し、磁気ヘッド33は磁気ディスク12の所望のトラック上に移動および位置決めされる。この際、磁気ヘッド33は、磁気ディスク12の径方向に沿って、磁気ディスクの内周縁部と外周縁部との間を移動される。
次に、磁気ディスク12および磁気ヘッド33の構成について詳細に説明する。図3は、磁気ヘッド33のヘッド部44および磁気ディスクを拡大して示す断面図である。
図1ないし図3に示すように、磁気ディスク12は、例えば、直径約2.5インチの円板状に形成され非磁性体からなる基板101を有している。基板101の各表面には、下地層として軟磁気特性を示す材料からなる軟磁性層102と、その上層部に、ディスク面に対して垂直方向に磁気異方性を有する磁気記録層103と、その上層部に保護膜層104が順に積層されている。
図2および図3に示すように、磁気ヘッド33は浮上型のヘッドとして構成され、ほぼ直方体状に形成されたスライダ42と、スライダの流出端(トレーリング)側の端部に形成されたヘッド部44とを有している。スライダ42は、例えば、アルミナとチタンカーバイドの焼結体(アルチック)で形成され、ヘッド部44は薄膜により形成されている。
スライダ42は、磁気ディスク12の表面に対向する矩形状のディスク対向面(空気支持面(ABS面))43を有している。スライダ42は、磁気ディスク12の回転によってディスク表面とディスク対向面43との間に生じる空気流Cにより浮上する。空気流Cの方向は、磁気ディスク12の回転方向Bと一致している。スライダ42は、磁気ディスク12表面に対し、ディスク対向面43の長手方向が空気流Cの方向とほぼ一致するように配置されている。
スライダ42は、空気流Cの流入側に位置するリーディング端42aおよび空気流Cの流出側に位置するトレーリング端42bを有している。スライダ42のディスク対向面43には、図示しないリーディングステップ、トレーリングステップ、サイドステップ、負圧キャビティ等が形成されている。
図3に示すように、ヘッド部44は、スライダ42のトレーリング端部42bに薄膜プロセスで形成された再生ヘッド54および記録ヘッド56を有し、分離型磁気ヘッドとして形成されている。
再生ヘッド54は、磁気抵抗効果を示す磁性膜75と、この磁性膜のトレーリング側およびリーディング側に磁性膜75を挟むように配置されたシールド膜76、77と、で構成されている。これら磁性膜75、シールド膜76、77の下端は、スライダ42のディスク対向面43に露出している。
記録ヘッド56は、再生ヘッド54に対して、スライダ42のトレーリング端42b側に設けられている。記録ヘッド56は、トレーリング端側にリターン磁極をもつ単磁極ヘッドとして構成されている。
図4は記録ヘッド56をスライダ42のABS面側から見た平面図、図5は、記録ヘッド56を模式的に示す斜視図である。図3、図4、図5に示すように、記録ヘッド56は、磁気ディスク12の表面に対して垂直方向の記録磁界を発生させる軟磁気特性を有する主磁極2と、主磁極2のトレーリング側に配置され、主磁極直下の軟磁性層102を介して磁路を閉じるために設けられたリターン磁極3と、主磁極の上端部とリターン磁極の上端部とを接合した連結部4と、を含む磁気コアと、磁気ディスク12に信号を書き込む際、主磁極2に磁束を流すために主磁極2およびリターン磁極3を含む磁気磁路に巻きつくように配置された記録コイル5と、を有している。連結部4には、主磁極2とリターン磁極3とを電気的に絶縁するための絶縁層7が形成されている。
主磁極2は、磁気ディスク12の表面に対してほぼ垂直に延びている。主磁極2の磁気ディスク12側の先端部2aは、ディスク面に向かって先細に絞り込まれている。主磁極2の先端部2aは、例えば、断面が台形状に形成され、主磁極2の先端面は、スライダ42のディスク対向面43に露出している。
リターン磁極3は、ほぼL字形状に形成され、その先端部3aは、細長い矩形状に形成されている。リターン磁極3の先端面は、スライダ42のディスク対向面43に露出している。先端部3aのリーディング側端面3bは、磁気ディスク12のトラックの幅方向に沿って延びている。このリーディング側端面3bは、主磁極2のトレーリング側端面とライトギャップを置いて平行に対向している。
記録ヘッド56は、ABS面42の近傍で、主磁極2の先端部2aとリターン磁極3の先端部3aとが対向する面の間に設けられ、主磁極2とリターン磁極3とを電気的に接合するように非磁性磁性体のみを成膜して形成された非磁性電導層9を備えている。主磁極2の先端部2aとリターン磁極3の先端部3aと間には、非磁性導電層9のみが介在されている。非磁性導電層9は、単層あるいは、複数の非磁性導電層を積層した多層構造のいずれでもよい。非磁性電導層9の材料は、Cu、Ag、Au、Al、ニクロムなどを用いることができる。非磁性電導層9は、ABS面43から磁気ディスク12と反対側へ凹んだ形で形成してもよく、もよく、また、非磁性電導層9の磁気ディスク12と対向する面側に、DLC膜などの保護層を設けてもよい。
主磁極2とリターン磁極3とに電流源8が接続され、この電流源から主磁極2、非磁性電導層9、リターン磁極3を通して電流Iopを直列に通電できるように電流回路が構成されている。
図3に示すように、再生ヘッド54および記録ヘッド56は、スライダ42のABS面43に露出する部分を除いて、保護絶縁膜82により覆われている。保護絶縁膜82は、ヘッド部44の外形を構成している。
図6は、HDDの動作および記録ヘッド56への通電を制御する制御部を概略的に示している。前述した制御回路基板25に設けられた制御部82は、再生ヘッド54により磁気ディスク12から読取られた信号を検出する信号検出部83、検出された信号を記憶する情報保存部84、信号を演算する信号演算部85、演算された信号の閾値と信号誤り率(ビットエラーレート)(ER)とを比較する比較部86、信号の閾値がERよりも小さい場合、磁気ディスク12に書込む信号を発生する信号発生部87、書込み信号に応じて記録ヘッド56の記録コイル5に供給する記録電流を制御する記録電流制御部88を備えている。また、制御部82は、読取られた信号の閾値がERよりも大きい場合、ヘッドアクチュエータ14のサスペンションの位置を調整するサスペンション位置制御部90、電流源80から記録ヘッド56に供給する電流Iopを発生する電流(Iop)発生部92、供給する電流を制御する電流(Iop)制御部93を備えている。
図7に示すように、制御部82の信号検出部82、記録電流制御部88、電流発生部92、電流制御部93は、筐体10内に設けられた基板ユニット17のプリアンプ部に設けてもよい。
以上のように構成されたHDDによれば、VCM16を駆動することにより、ヘッドアクチュエータ14が回動し、磁気ヘッド33は、磁気ディスク12の所望のトラック上に移動され、位置決めされる。また、磁気ヘッド33は、磁気ディスク12の回転によってディスク表面とディスク対向面43との間に生じる空気流Cにより浮上する。HDDの動作時、スライダ42のディスク対向面43はディスク表面に対し隙間を保って対向している。図2に示すように、磁気ヘッド33は、ヘッド部44の記録ヘッド56部分が最も磁気ディスク12表面に接近した傾斜姿勢をとって浮上する。この状態で、磁気ディスク12に対して、再生ヘッド54により記録情報の読み出しを行うとともに、記録ヘッド56により情報(信号)の書き込みを行う。
情報の書き込みにおいては、記録ヘッド56の記録コイル5に交流電流を流すことにより、主磁極9のABS面側の先端面から発生する磁界で磁気ディスク12の磁気記録層103に情報を書き込み、また、記録コイル5への通電時、あるいは、通電前に電流源80より、主磁極2と非磁性電導層9とリターン磁極3を直列に接続した電気回路に電流Iooを流す。
図8は、主磁極に通電しない構成の記録ヘッドを有する比較例と、本実施形態に係る記録ヘッドとについて、信号記録時の主磁極2の磁化状態の比較を模式的に示している。図8(a)は比較例を示し、図8(b)は、本実施形態における記録ヘッドの主磁極を示している。図9は、本実施形態に係る磁気ヘッドにおいて、電流Iopを通電する前と後での、ビットエラーレートの記録コイル電流依存性を示している。
主磁極2の先端部2aのトラック幅が小さくなると、図8(a)の比較例に示すように、信号書込み時、主磁極の磁壁がピニングされて、磁化応答が悪くなる領域(ピニングサイト)が発生する。そのため、信号記録時において記録磁束が主磁極2の先端部までうまく導かれなくなり主磁極先端部から磁気ディスク12に加わる磁界が劣化する。
これに対して、本実施形態では、主磁極2の内部に電流Iopを通電させることにより、主磁極2内部の磁化に対し透過型のスピントルクを誘起し、主磁極2内部の磁壁を駆動させ、図8(b)に示すように、ピニングサイト内磁化固着を解消し、主磁極磁化方向と同一方向に磁化が応答する。これにより、主磁極2先端から磁気ディスク12にヘッド磁界を安定して発生することができる。これにより、図5に示すように、Iop通電前に比較して、Iop通電後のビットエラーレートを大幅に改善することができる。
図10は、磁気ヘッド33の記録コイル5および主磁極2への通電電流パターンの一例を示している。HDDの動作時、制御部82の制御に基づき、ライトゲートがオンした後、所定のディレイタイムをおいて、記録コイル5に交流電流を供給する。また、HDDの動作時、磁気ヘッド33の書込み動作、および読出し動作に限らず、常時、主電極2およびリターン磁極3を含む電気回路に電流源80から電流IopをDC通電(a)、あるいは、パルス通電(b)、(c)する。
主磁極2における磁壁の電流駆動は、磁壁の固有振動数近傍の適切なパルス周波数をもつ電流通電することにより促進される。Iop・dc、パルス通電の周波数は、ビットエラーレートが最適になるか、あるいは、ビットエラーレートが仕様の範囲になるように調整される。なお、電流Iopの通電方向は図3に示す方向と逆方向としてもよい。
図11は、磁気ヘッド33の記録コイル5および主磁極2への通電電流パターンの他の例を示している。ここでは、信号書込み時、制御部82の制御に基づき、ライトゲートがオンしてから所定のセットアップタイム1経過後、主電極2およびリターン磁極3を含む電気回路に電流源80から電流IopをDC通電(a)、あるいは、パルス通電(b)、(c)する。Iop・dc、パルス通電の周波数は、ビットエラーレートが最適になるか、あるいは、ビットエラーレートが仕様の範囲になるように調整される。
図12は、磁気ヘッド33の記録コイル5および主磁極2への通電電流パターンの他の例を示している。ここでは、磁気ヘッド33による信号書込みを行う前の信号読取り動作中に、例えば、ライトゲートがオンよりも所定のセットアップタイム3だけ前に、制御部82の制御に基づき、主電極2およびリターン磁極3を含む電気回路に電流源80から電流IopをDC通電(a)、あるいは、パルス通電(b)、(c)する。ライトゲートがオンよりも所定のセットアップタイム2だけ前に、通電を停止する。
Iop・dc、セットアップタイム2、3、パルス通電の周波数は、ビットエラーレートが最適になるか、あるいは、ビットエラーレートが仕様の範囲になるように調整される。
図13は、磁気ヘッド33の記録コイル5および主磁極2への通電電流パターンの更に他の例を示している。ここでは、磁気ヘッド33による信号書込み動作時、記録コイル5への通電電流に同期して、主電極2およびリターン磁極3を含む電気回路に電流源80から電流Iopをパルス通電(a)、(b)する。
Iop・dc、Iop・bst、セットアップタイム1、4、5、パルス通電の周波数は、ビットエラーレートが最適になるか、あるいは、ビットエラーレートが仕様の範囲になるように調整される。
電流Iop、セットアップタイム、パルス通電の周波数の調整は、HDDの製造工程中あるいは、HDDの動作中に行うことができる。図14に示すように、HDDの製造工程中において、初期状態でビットエラーレートを測定し、記録する(ST1)。ビットエラーレートERが所定の閾値内にあるか、つまり、仕様を満たしているか判定し(ST2)、満たしている場合には、製造工程を完了する。仕様を満たしていない場合、磁気ヘッド33をランプ上にアンロードした状態で、図10、図11、図12、図13に示したいずれかの通電パターンにて記録ヘッド56の主磁極2に電流Iopを通電する(ST3)。その後、再度、Iop通電無しでビットエラーレートを測定する(ST4)。ビットエラーレートERが仕様を満たしているか判定し(ST5)、満たしている場合には、製造工程を完了する。
仕様を満たしていない場合、制御部82に基づいて電流Iop、セットアップタイム、パルス通電の周波数を調整し(ST6)、その後、ビットエラーレートが仕様の範囲に到達するまでST3、ST4、ST5、ST6を繰り返す。
なお、図15に示すように、ST3において、磁気ヘッド33を磁気ディスク12の専用の領域上に配置した状態で、記録ヘッド56の主磁極2に電流Iopを通電し、その後、ビットエラーレートを測定するようにしてもよい。
HDDの通常動作中においては、図16に示すように、通常、主磁極2へのIop通電無しで動作を行い、制御部82により、ビットエラーレート不足による書込み欠陥(Write fault)が検出された場合(ST1)、磁気ヘッド33をランプ上にアンロードした状態で、例えば、図10,11,12,13に示すいずれかの通電パターンにて主磁極2にIop通電する(ST2)。その後、再度、磁気ヘッド33の書込み動作を開始し(ST3)、ビットエラーレート不足による書込み欠陥が改善するまで、ST1、ST2、ST3を繰り返す。
なお、図17に示すように、ST2において、磁気ヘッド33を磁気ディスク12の専用の領域上に配置した状態で、図10、図11、図12、図13のいずれかに示す通電パターンにて、記録ヘッド56の主磁極2に電流Iopを通電してもよい。
以上のように構成された磁気ヘッドおよびこれを備えたHDDによれば、主磁極のABS面近傍でリターン磁極と主磁極との間に非磁性電導体からのみなる導電層を設け、主磁極内部に電流を通電させることにより、信号記録時の主磁極内部で生じる磁壁のピニングを電流駆動させて解消し、主磁極内部の多磁区構造を抑制することができる。これにより、記録磁束を主磁極先端まで安定に導きやすくさせ、磁気ディスクに安定した磁界を供給することができ、信号SN劣化を抑制することができる。
次に、他の実施形態に係るHDDの磁気ヘッドについて説明する。以下に述べる、複数の他の実施形態において、第1の実施形態と同一の部分には、第1の実施形態と同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
(第2の実施形態)
図18は、第2の実施形態に係るHDDにおける磁気ヘッドを示す断面図、図19は、磁気ヘッドの記録ヘッド56を模式的に示す斜視図、図20は、スライダのABS面側から見た記録ヘッドの平面図である。
図18ないし図20に示すように、第2の実施形態によれば、磁気ヘッド33の記録ヘッド56は、磁気ディスク12に信号を記録する軟磁気特性を有する主磁極2と、主磁極2のトレーリング側に配置されたリターン磁極3と、主磁極2とリターン磁極3との上部同士を接合しているとともに、電気的に絶縁するための絶縁層7を含む連結部4と、前記リターン磁極3に連結される形で、主磁極2のトラック幅方向両側の少なくとも一部に配置され第2リターン磁極を構成するサイドシールド6とを含む磁気コアと、磁気コアに巻きつくように配置された記録コイル5と、を備えている。主磁極2の先端面、リターン磁極3の下端面、およびサイドシールド6の下端面は、スライダ42のABS面43に露出している。記録ヘッド56は、ABS面43の近傍で、主磁極2の先端部とリターン磁極3およびサイドシールド6との間に、これらを電気的に接合するように製膜された非磁性電導層9と、主磁極2およびリターン磁極3に接続された電流源8と、を備えている。非磁性電導層9の材料は、Cu、Ag、Au、Al、ニクロムなどを用いることができる。主磁極2の先端部とリターン磁極3およびサイドシールド6との間には、非磁性導電層9のみが介在している。また、非磁性電導層9は、ABS面からリセスする形でもよく、非磁性電導層9の磁気ディスク12と対向する面側にDLC膜などの保護層を挿入してもよい。
第2の実施形態において、記録コイル5に交流電流を流すことにより主磁極9から発生する磁界で磁気ディスク12に情報を書き込み、また、電流源8より、主磁極2と非磁性電導層9とリターン磁極3およびサイドシールド6とが直列に接続された電気回路に電流をIopを流す。再生ヘッド54は、磁気ディスク12に記録された情報を再生する。
上記構成によれば、主磁極2の内部に電流Iopを通電させることにより、主磁極2内部の磁化に対し透過型のスピントルクを誘起し、主磁極2内部の磁壁を駆動させ、ピニングサイトにおける磁化固着を解消し、主磁極磁化方向と同一方向に磁化が応答する。これにより、主磁極2先端からヘッド磁界を安定して発生することができ、その結果、Iop通電時にビットエラーレートを大幅に改善することができる。
(第3の実施形態)
図21は、第3の実施形態に係るHDDにおける磁気ヘッドを示す断面図、図22は、磁気ヘッドの記録ヘッド56を模式的に示す斜視図、図23は、スライダのABS面側から見た記録ヘッドの平面図である。
図21ないし図23に示すように、第3の実施形態によれば、磁気ヘッド33の記録ヘッド56は、磁気ディスク12に信号を記録する軟磁気特性を有する主磁極2と、主磁極2のトレーリング側に配置されたリターン磁極3と、主磁極2とリターン磁極3との上部同士を接合しているとともに、電気的に絶縁するための絶縁層7を含む連結部4と、リターン磁極3とは磁気的に分離される形で主磁極2のトラック方向両側の少なくとも一部に配置され第2リターン磁極を構成するサイドシールド6とを含む磁気コアと、磁気コアに巻きつくように配置された記録コイル5と、を備えている。主磁極2の先端面、リターン磁極3の下端面、およびサイドシールド6の下端面は、スライダ42のABS面43に露出している。記録ヘッド56は、ABS面43の近傍で、主磁極2の先端部とリターン磁極3およびサイドシールド6との間に、これらを電気的に接合するように製膜された非磁性電導層9と、主磁極2およびリターン磁極3に接続された電流源8と、を備えている。非磁性電導層9の材料は、Cu、Ag、Au、Al、ニクロムなどを用いることができる。主磁極2の先端部とリターン磁極3およびサイドシールド6との間には、非磁性導電層9のみが介在している。また、非磁性電導層9は、ABS面からリセスする形でもよく、非磁性電導層9の磁気ディスク12と対向する面側にDLC膜などの保護層を挿入してもよい。
第3の実施形態において、記録コイル5に交流電流を流すことにより主磁極9から発生する磁界で磁気ディスク12に情報を書き込み、また、電流源8より、主磁極2と非磁性電導層9とリターン磁極3およびサイドシールド6とが直列に接続された電気回路に電流をIopを流す。再生ヘッド54は、磁気ディスク12に記録された情報を再生する。
上記構成によれば、主磁極2の内部に電流Iopを通電させることにより、主磁極2内部の磁化に対し透過型のスピントルクを誘起し、主磁極2内部の磁壁を駆動させ、ピニングサイトにおける磁化固着を解消し、主磁極磁化方向と同一方向に磁化が応答する。これにより、主磁極2先端からヘッド磁界を安定して発生することができ、その結果、Iop通電時にビットエラーレートを大幅に改善することができる。
(第4の実施形態)
図24は、第4の実施形態に係るHDDにおける磁気ヘッドを示す断面図、図25は、スライダのABS面側から見た記録ヘッドの平面図である。
図24および図25に示すように、第4の実施形態によれば、磁気ヘッド33の記録ヘッド56は、磁気ディスク12に信号を記録する軟磁気特性を有する主磁極2と、主磁極2のトレーリング側に配置されたリターン磁極3と、主磁極2とリターン磁極3との上部同士を接合している連結部4とを含む磁気コアと、磁気コアに巻きつくように配置された記録コイル5と、リターン磁極3とは磁気的に分離される形で主磁極2のトラック方向両側の少なくとも一部に配置され第2リターン磁極を構成するサイドシールド6と、を備えている。主磁極2の先端面、リターン磁極3の下端面、およびサイドシールド6の下端面は、スライダ42のABS面43に露出している。記録ヘッド56は、ABS面43の近傍で、主磁極2の先端部とサイドシールド6との間に、これらを電気的に接合するように製膜された非磁性電導層9と、主磁極2およびサイドシールド6に接続された電流源8と、を備えている。非磁性電導層9の材料は、Cu、Ag、Au、Al、ニクロムなどを用いることができる。主磁極2の先端部とサイドシールド6との間には、非磁性導電層9のみが介在している。また、非磁性電導層9は、ABS面からリセスする形でもよく、非磁性電導層9の磁気ディスク12と対向する面側にDLC膜などの保護層を挿入してもよい。
第4の実施形態において、記録コイル5に交流電流を流すことにより主磁極9から発生する磁界で磁気ディスク12に情報を書き込み、また、電流源8より、主磁極2と非磁性電導層9とサイドシールド6とが直列に接続された電気回路に電流をIopを流す。再生ヘッド54は、磁気ディスク12に記録された情報を再生する。
上記構成によれば、主磁極2の内部に電流Iopを通電させることにより、主磁極2内部の磁化に対し透過型のスピントルクを誘起し、主磁極2内部の磁壁を駆動させ、ピニングサイトにおける磁化固着を解消し、主磁極磁化方向と同一方向に磁化が応答する。これにより、主磁極2先端からヘッド磁界を安定して発生することができ、その結果、Iop通電時にビットエラーレートを大幅に改善することができる。また、磁気コアの連結部4に絶縁層を設ける必要がなく、記録ヘッド56の記録能力の向上を図ることができる。
(第5の実施形態)
図26は、第5の実施形態に係るHDDにおける磁気ヘッドを示す断面図である。
第5の実施形態によれば、磁気ヘッド33の記録ヘッド56は、磁気ディスク12に信号を記録する軟磁気特性を有する主磁極2と、主磁極2のトレーリング側に配置されたリターン磁極3と、主磁極2とリターン磁極3との上部同士を接合しているとともに、電気的に絶縁するための絶縁層7を含む連結部4とを含む磁気コアと、磁気コアに巻きつくように配置された記録コイル5と、リターン磁極3とは磁気的に分離される形で主磁極2のリーディング側に配置され第3リターン磁極を構成するシールド11と、を備えている。主磁極2の先端面、リターン磁極3の下端面、およびシールド11の下端面は、スライダ42のABS面43に露出している。記録ヘッド56は、ABS面43の近傍で、主磁極2の先端部とリターン磁極3との間に、これらを電気的に接合するように製膜された非磁性電導層9と、主磁極2およびリターン磁極3に接続された電流源8と、を備えている。非磁性電導層9の材料は、Cu、Ag、Au、Al、ニクロムなどを用いることができる。主磁極2の先端部とリターン磁極3との間には、非磁性導電層9のみが介在している。また、非磁性電導層9は、ABS面からリセスする形でもよく、非磁性電導層9の磁気ディスク12と対向する面側にDLC膜などの保護層を挿入してもよい。
第5の実施形態において、記録コイル5に交流電流を流すことにより主磁極9から発生する磁界で磁気ディスク12に情報を書き込み、また、電流源8より、主磁極2と非磁性電導層9とリターン磁極3とが直列に接続された電気回路に電流をIopを流す。再生ヘッド54は、磁気ディスク12に記録された情報を再生する。
上記構成によれば、主磁極2の内部に電流Iopを通電させることにより、主磁極2内部の磁化に対し透過型のスピントルクを誘起し、主磁極2内部の磁壁を駆動させ、ピニングサイトにおける磁化固着を解消し、主磁極磁化方向と同一方向に磁化が応答する。これにより、主磁極2先端からヘッド磁界を安定して発生することができ、その結果、Iop通電時にビットエラーレートを大幅に改善することができる。
(第6の実施形態)
図27は、第6の実施形態に係るHDDにおける磁気ヘッドを示す断面図である。
第6の実施形態によれば、磁気ヘッド33の記録ヘッド56は、磁気ディスク12に信号を記録する軟磁気特性を有する主磁極2と、主磁極2のトレーリング側に配置されたリターン磁極3と、主磁極2とリターン磁極3との上部同士を接合している連結部4とを含む磁気コアと、磁気コアに巻きつくように配置された記録コイル5と、リターン磁極3とは磁気的に分離される形で主磁極2のリーディング側に配置され第3リターン磁極を構成するシールド11と、を備えている。主磁極2の先端面、リターン磁極3の下端面、およびシールド11の下端面は、スライダ42のABS面43に露出している。主磁極2とリターン磁極3とが電気的に絶縁された状態で、記録ヘッド56は、ABS面43の近傍で、主磁極2の先端部とシールド11との間に、これらを電気的に接合するように製膜された非磁性電導層9と、主磁極2およびシールド11に接続された電流源8と、を備えている。非磁性電導層9の材料は、Cu、Ag、Au、Al、ニクロムなどを用いることができる。主磁極2の先端部とリターン磁極3との間には、非磁性導電層9のみが介在している。また、非磁性電導層9は、ABS面からリセスする形でもよく、非磁性電導層9の磁気ディスク12と対向する面側にDLC膜などの保護層を挿入してもよい。
第6の実施形態において、記録コイル5に交流電流を流すことにより主磁極9から発生する磁界で磁気ディスク12に情報を書き込み、また、電流源8より、主磁極2と非磁性電導層9とシールド11とが直列に接続された電気回路に電流をIopを流す。再生ヘッド54は、磁気ディスク12に記録された情報を再生する。
上記構成によれば、主磁極2の内部に電流Iopを通電させることにより、主磁極2内部の磁化に対し透過型のスピントルクを誘起し、主磁極2内部の磁壁を駆動させ、ピニングサイトにおける磁化固着を解消し、主磁極磁化方向と同一方向に磁化が応答する。これにより、主磁極2先端からヘッド磁界を安定して発生することができ、その結果、Iop通電時にビットエラーレートを大幅に改善することができる。また、磁気コアの連結部4に絶縁層を設ける必要がなく、記録ヘッド56の記録能力の向上を図ることができる。
(第7の実施形態)
図28は、第7の実施形態に係るHDDにおける磁気ヘッドを示す断面図、図29は、スライダのABS面側から見た記録ヘッドの平面図である。
第7の実施形態によれば、磁気ヘッド33の記録ヘッド56は、磁気ディスク12に信号を記録する軟磁気特性を有する主磁極2と、主磁極2のトレーリング側に配置されたリターン磁極3と、主磁極2とリターン磁極3との上部同士を接合しているとともに、電気的に絶縁するための絶縁層7を含む連結部4と、リターン磁極3と連結した形で主磁極2のトラック方向両側の少なくとも一部に配置され第2リターン磁極を構成するサイドシールド6とを含む磁気コアと、磁気コアに巻きつくように配置された記録コイル5と、リターン磁極3とは磁気的に分離される形で主磁極2のリーディング側に配置され第3リターン磁極を構成するシールド11と、を備えている。主磁極2の先端面、リターン磁極3の下端面、およびサイドシールド6、シールド11の下端面は、スライダ42のABS面43に露出している。記録ヘッド56は、ABS面43の近傍で、主磁極2の先端部とリターン磁極3およびサイドシールド6との間に、これらを電気的に接合するように製膜された非磁性電導層9と、主磁極2およびリターン磁極3に接続された電流源8と、を備えている。非磁性電導層9の材料は、Cu、Ag、Au、Al、ニクロムなどを用いることができる。主磁極2の先端部とリターン磁極3およびサイドシールド6との間には、非磁性導電層9のみが介在している。また、非磁性電導層9は、ABS面からリセスする形でもよく、非磁性電導層9の磁気ディスク12と対向する面側にDLC膜などの保護層を挿入してもよい。
第7の実施形態において、記録コイル5に交流電流を流すことにより主磁極9から発生する磁界で磁気ディスク12に情報を書き込み、また、電流源8より、主磁極2と非磁性電導層9とリターン磁極3およびサイドシールド6とが直列に接続された電気回路に電流をIopを流す。再生ヘッド54は、磁気ディスク12に記録された情報を再生する。
上記構成によれば、主磁極2の内部に電流Iopを通電させることにより、主磁極2内部の磁化に対し透過型のスピントルクを誘起し、主磁極2内部の磁壁を駆動させ、ピニングサイトにおける磁化固着を解消し、主磁極磁化方向と同一方向に磁化が応答する。これにより、主磁極2先端からヘッド磁界を安定して発生することができ、その結果、Iop通電時にビットエラーレートを大幅に改善することができる。
(第8の実施形態)
図30は、第8の実施形態に係るHDDにおける磁気ヘッドを示す断面図、図31は、スライダのABS面側から見た記録ヘッドの平面図である。
第8の実施形態によれば、磁気ヘッド33の記録ヘッド56は、磁気ディスク12に信号を記録する軟磁気特性を有する主磁極2と、主磁極2のトレーリング側に配置されたリターン磁極3と、主磁極2とリターン磁極3との上部同士を接合しているとともに、電気的に絶縁するための絶縁層7を含む連結部4と、リターン磁極3と連結した形で主磁極2のトラック方向両側の少なくとも一部に配置され第2リターン磁極を構成するサイドシールド6とを含む磁気コアと、磁気コアに巻きつくように配置された記録コイル5と、リターン磁極3とは磁気的に分離される形で主磁極2のリーディング側に配置され第3リターン磁極を構成するシールド11と、を備えている。主磁極2の先端面、リターン磁極3の下端面、およびサイドシールド6、シールド11の下端面は、スライダ42のABS面43に露出している。記録ヘッド56は、ABS面43の近傍で、主磁極2の先端部とシールド11との間に、これらを電気的に接合するように製膜された非磁性電導層9と、主磁極2およびシールド11に接続された電流源8と、を備えている。非磁性電導層9の材料は、Cu、Ag、Au、Al、ニクロムなどを用いることができる。主磁極2の先端部とシールド6との間には、非磁性導電層9のみが介在している。また、非磁性電導層9は、ABS面からリセスする形でもよく、非磁性電導層9の磁気ディスク12と対向する面側にDLC膜などの保護層を挿入してもよい。
第8の実施形態において、記録コイル5に交流電流を流すことにより主磁極9から発生する磁界で磁気ディスク12に情報を書き込み、また、電流源8より、主磁極2と非磁性電導層9とシールド11とが直列に接続された電気回路に電流をIopを流す。再生ヘッド54は、磁気ディスク12に記録された情報を再生する。
上記構成によれば、主磁極2の内部に電流Iopを通電させることにより、主磁極2内部の磁化に対し透過型のスピントルクを誘起し、主磁極2内部の磁壁を駆動させ、ピニングサイトにおける磁化固着を解消し、主磁極磁化方向と同一方向に磁化が応答する。これにより、主磁極2先端からヘッド磁界を安定して発生することができ、その結果、Iop通電時にビットエラーレートを大幅に改善することができる。また、磁気コアの連結部4に絶縁層を設ける必要がなく、記録ヘッド56の記録能力の向上を図ることができる。
(第9の実施形態)
図32は、第9の実施形態に係るHDDにおける磁気ヘッドを示す断面図、図33は、スライダのABS面側から見た記録ヘッドの平面図である。
第9の実施形態によれば、磁気ヘッド33の記録ヘッド56は、磁気ディスク12に信号を記録する軟磁気特性を有する主磁極2と、主磁極2のトレーリング側に配置されたリターン磁極3と、主磁極2とリターン磁極3との上部同士を接合しているとともに、電気的に絶縁するための絶縁層7を含む連結部4と、リターン磁極3とは磁気的に分離される形で主磁極2のトラック方向両側の少なくとも一部に配置され第2リターン磁極を構成するサイドシールド6とを含む磁気コアと、磁気コアに巻きつくように配置された記録コイル5と、リターン磁極3とは磁気的に分離される形で主磁極2のリーディング側に配置され第3リターン磁極を構成するシールド11と、を備えている。主磁極2の先端面、リターン磁極3の下端面、およびサイドシールド6、シールド11の下端面は、スライダ42のABS面43に露出している。記録ヘッド56は、ABS面43の近傍で、主磁極2の先端部とリターン磁極3およびサイドシールド6との間に、これらを電気的に接合するように製膜された非磁性電導層9と、主磁極2およびリターン磁極3に接続された電流源8と、を備えている。非磁性電導層9の材料は、Cu、Ag、Au、Al、ニクロムなどを用いることができる。主磁極2の先端部とリターン磁極3およびサイドシールド6との間には、非磁性導電層9のみが介在している。また、非磁性電導層9は、ABS面からリセスする形でもよく、非磁性電導層9の磁気ディスク12と対向する面側にDLC膜などの保護層を挿入してもよい。
第9の実施形態において、記録コイル5に交流電流を流すことにより主磁極9から発生する磁界で磁気ディスク12に情報を書き込み、また、電流源8より、主磁極2と非磁性電導層9とサイドシールド6とが直列に接続された電気回路に電流をIopを流す。再生ヘッド54は、磁気ディスク12に記録された情報を再生する。
上記構成によれば、主磁極2の内部に電流Iopを通電させることにより、主磁極2内部の磁化に対し透過型のスピントルクを誘起し、主磁極2内部の磁壁を駆動させ、ピニングサイトにおける磁化固着を解消し、主磁極磁化方向と同一方向に磁化が応答する。これにより、主磁極2先端からヘッド磁界を安定して発生することができ、その結果、Iop通電時にビットエラーレートを大幅に改善することができる。
(第10の実施形態)
図34は、第10の実施形態に係るHDDにおける磁気ヘッドを示す断面図、図35は、スライダのABS面側から見た記録ヘッドの平面図である。
第10の実施形態によれば、磁気ヘッド33の記録ヘッド56は、磁気ディスク12に信号を記録する軟磁気特性を有する主磁極2と、主磁極2のトレーリング側に配置されたリターン磁極3と、主磁極2とリターン磁極3との上部同士を接合しているとともに絶縁層7を含む連結部4と、リターン磁極3とは磁気的に分離される形で主磁極2のトラック方向両側の少なくとも一部に配置され第2リターン磁極を構成するサイドシールド6とを含む磁気コアと、磁気コアに巻きつくように配置された記録コイル5と、リターン磁極3とは磁気的に分離される形で主磁極2のリーディング側に配置され第3リターン磁極を構成するシールド11と、を備えている。主磁極2の先端面、リターン磁極3の下端面、およびサイドシールド6、シールド11の下端面は、スライダ42のABS面43に露出している。
記録ヘッド56は、ABS面43の近傍で、主磁極2の先端部とサイドシールド6との間に、これらを電気的に接合するように製膜された非磁性電導層9と、主磁極2およびサイドシールド6に接続された電流源8と、を備えている。非磁性電導層9の材料は、Cu、Ag、Au、Al、ニクロムなどを用いることができる。主磁極2の先端部とサイドシールド6との間には、非磁性導電層9のみが介在している。また、非磁性電導層9は、ABS面からリセスする形でもよく、非磁性電導層9の磁気ディスク12と対向する面側にDLC膜などの保護層を挿入してもよい。
第10の実施形態において、記録コイル5に交流電流を流すことにより主磁極9から発生する磁界で磁気ディスク12に情報を書き込み、また、電流源8より、主磁極2と非磁性電導層9とサイドシールド6とが直列に接続された電気回路に電流をIopを流す。再生ヘッド54は、磁気ディスク12に記録された情報を再生する。
上記構成によれば、主磁極2の内部に電流Iopを通電させることにより、主磁極2内部の磁化に対し透過型のスピントルクを誘起し、主磁極2内部の磁壁を駆動させ、ピニングサイトにおける磁化固着を解消し、主磁極磁化方向と同一方向に磁化が応答する。これにより、主磁極2先端からヘッド磁界を安定して発生することができ、その結果、Iop通電時にビットエラーレートを大幅に改善することができる。また、磁気コアの連結部4に絶縁層を設ける必要がなく、記録ヘッド56の記録能力の向上を図ることができる。
(第11の実施形態)
図36は、第11の実施形態に係るHDDにおける磁気ヘッドを示す断面図、図37は、スライダのABS面側から見た記録ヘッドの平面図である。
第11の実施形態によれば、磁気ヘッド33の記録ヘッド56は、磁気ディスク12に信号を記録する軟磁気特性を有する主磁極2と、主磁極2のトレーリング側に配置されたリターン磁極3と、主磁極2とリターン磁極3との上部同士を接合している連結部4と、リターン磁極3とは磁気的に分離される形で主磁極2のトラック方向両側の少なくとも一部に配置され第2リターン磁極を構成するサイドシールド6とを含む磁気コアと、磁気コアに巻きつくように配置された記録コイル5と、リターン磁極3とは磁気的に分離される形で主磁極2のリーディング側に配置され第3リターン磁極を構成するシールド11と、を備えている。主磁極2の先端面、リターン磁極3の下端面、およびサイドシールド6、シールド11の下端面は、スライダ42のABS面43に露出している。
記録ヘッド56は、ABS面43の近傍で、主磁極2の先端部とサイドシールド6およびシールド11との間に、これらを電気的に接合するように製膜された非磁性電導層9と、主磁極2およびシールド11に接続された電流源8と、を備えている。非磁性電導層9の材料は、Cu、Ag、Au、Al、ニクロムなどを用いることができる。主磁極2の先端部とサイドシールド6およびシールド11との間には、非磁性導電層9のみが介在している。また、非磁性電導層9は、ABS面からリセスする形でもよく、非磁性電導層9の磁気ディスク12と対向する面側にDLC膜などの保護層を挿入してもよい。
第11の実施形態において、記録コイル5に交流電流を流すことにより主磁極9から発生する磁界で磁気ディスク12に情報を書き込み、また、電流源8より、主磁極2と非磁性電導層9とサイドシールド6とシールド11とが直列に接続された電気回路に電流をIopを流す。再生ヘッド54は、磁気ディスク12に記録された情報を再生する。
上記構成によれば、主磁極2の内部に電流Iopを通電させることにより、主磁極2内部の磁化に対し透過型のスピントルクを誘起し、主磁極2内部の磁壁を駆動させ、ピニングサイトにおける磁化固着を解消し、主磁極磁化方向と同一方向に磁化が応答する。これにより、主磁極2先端からヘッド磁界を安定して発生することができ、その結果、Iop通電時にビットエラーレートを大幅に改善することができる。また、磁気コアの連結部4に絶縁層を設ける必要がなく、記録ヘッド56の記録能力の向上を図ることができる。
(第12の実施形態)
図38は、第12の実施形態に係るHDDにおける磁気ヘッドを示す断面図、図39は、スライダのABS面側から見た記録ヘッドの平面図である。
第12の実施形態によれば、磁気ヘッド33の記録ヘッド56は、磁気ディスク12に信号を記録する軟磁気特性を有する主磁極2と、主磁極2のトレーリング側に配置されたリターン磁極3と、主磁極2とリターン磁極3との上部同士を接合しているとともに絶縁層7を含む連結部4と、リターン磁極3とは磁気的に分離される形で主磁極2のトラック方向両側の少なくとも一部に配置され第2リターン磁極を構成するサイドシールド6と、リターン磁極3とは磁気的に分離される形で、かつ、サイドシールド6に連結した形で、主磁極2のリーディング側に配置され第3リターン磁極を構成するシールド11と、を含む磁気コアと、磁気コアに巻きつくように配置された記録コイル5と、を備えている。主磁極2の先端面、リターン磁極3の下端面、およびサイドシールド6、シールド11の下端面は、スライダ42のABS面43に露出している。
記録ヘッド56は、ABS面43の近傍で、主磁極2の先端部とリターン磁極3、サイドシールド6およびシールド11との間に、これらを電気的に接合するように製膜された非磁性電導層9と、主磁極2およびリターン磁極3に接続された電流源8と、を備えている。非磁性電導層9の材料は、Cu、Ag、Au、Al、ニクロムなどを用いることができる。主磁極2の先端部とサイドシールド6およびシールド11との間には、非磁性導電層9のみが介在している。また、非磁性電導層9は、ABS面からリセスする形でもよく、非磁性電導層9の磁気ディスク12と対向する面側にDLC膜などの保護層を挿入してもよい。
第12の実施形態において、記録コイル5に交流電流を流すことにより主磁極9から発生する磁界で磁気ディスク12に情報を書き込み、また、電流源8より、主磁極2と非磁性電導層9とリターン磁極3とサイドシールド6とシールド11とが直列に接続された電気回路に電流をIopを流す。再生ヘッド54は、磁気ディスク12に記録された情報を再生する。
上記構成によれば、主磁極2の内部に電流Iopを通電させることにより、主磁極2内部の磁化に対し透過型のスピントルクを誘起し、主磁極2内部の磁壁を駆動させ、ピニングサイトにおける磁化固着を解消し、主磁極磁化方向と同一方向に磁化が応答する。これにより、主磁極2先端からヘッド磁界を安定して発生することができ、その結果、Iop通電時にビットエラーレートを大幅に改善することができる。
(第13の実施形態)
図40は、第13の実施形態に係るHDDにおける磁気ヘッドを示す断面図、図41は、スライダのABS面側から見た記録ヘッドの平面図である。
第13の実施形態によれば、磁気ヘッド33の記録ヘッド56は、磁気ディスク12に信号を記録する軟磁気特性を有する主磁極2と、主磁極2のトレーリング側に配置されたリターン磁極3と、主磁極2とリターン磁極3との上部同士を接合している連結部4と、リターン磁極3とは磁気的に分離される形で主磁極2のトラック方向両側の少なくとも一部に配置され第2リターン磁極を構成するサイドシールド6と、リターン磁極3とは磁気的に分離される形で、かつ、サイドシールド6に連結した形で、主磁極2のリーディング側に配置され第3リターン磁極を構成するシールド11と、を含む磁気コアと、磁気コアに巻きつくように配置された記録コイル5と、を備えている。主磁極2の先端面、リターン磁極3の下端面、およびサイドシールド6、シールド11の下端面は、スライダ42のABS面43に露出している。
記録ヘッド56は、ABS面43の近傍で、主磁極2の先端部とサイドシールド6およびシールド11との間に、これらを電気的に接合するように製膜された非磁性電導層9と、主磁極2およびシールド11に接続された電流源8と、を備えている。非磁性電導層9の材料は、Cu、Ag、Au、Al、ニクロムなどを用いることができる。主磁極2の先端部とサイドシールド6およびシールド11との間には、非磁性導電層9のみが介在している。また、非磁性電導層9は、ABS面からリセスする形でもよく、非磁性電導層9の磁気ディスク12と対向する面側にDLC膜などの保護層を挿入してもよい。
第13の実施形態において、記録コイル5に交流電流を流すことにより主磁極9から発生する磁界で磁気ディスク12に情報を書き込み、また、電流源8より、主磁極2と非磁性電導層9とサイドシールド6とシールド11とが直列に接続された電気回路に電流をIopを流す。再生ヘッド54は、磁気ディスク12に記録された情報を再生する。
上記構成によれば、主磁極2の内部に電流Iopを通電させることにより、主磁極2内部の磁化に対し透過型のスピントルクを誘起し、主磁極2内部の磁壁を駆動させ、ピニングサイトにおける磁化固着を解消し、主磁極磁化方向と同一方向に磁化が応答する。これにより、主磁極2先端からヘッド磁界を安定して発生することができ、その結果、Iop通電時にビットエラーレートを大幅に改善することができる。また、磁気コアの連結部4に絶縁層を設ける必要がなく、記録ヘッド56の記録能力の向上を図ることができる。
(第14の実施形態)
図42は、第14の実施形態に係るHDDにおける磁気ヘッドを示す断面図、図43は、スライダのABS面側から見た記録ヘッドの平面図である。
第14の実施形態によれば、磁気ヘッド33の記録ヘッド56は、磁気ディスク12に信号を記録する軟磁気特性を有する主磁極2と、主磁極2のトレーリング側に配置されたリターン磁極3と、主磁極2とリターン磁極3との上部同士を接合しているとともに絶縁層7を含む連結部4と、リターン磁極3に連結した形で主磁極2のトラック方向両側の少なくとも一部に配置され第2リターン磁極を構成するサイドシールド6と、サイドシールド6に連結した形で、主磁極2のリーディング側に配置され第3リターン磁極を構成するシールド11と、を含む磁気コアと、磁気コアに巻きつくように配置された記録コイル5と、を備えている。主磁極2の先端面、リターン磁極3の下端面、およびサイドシールド6、シールド11の下端面は、スライダ42のABS面43に露出している。
記録ヘッド56は、ABS面43の近傍で、主磁極2の先端部とリターン磁極3、サイドシールド6およびシールド11との間に、これらを電気的に接合するように製膜された非磁性電導層9と、主磁極2およびリターン磁極3に接続された電流源8と、を備えている。非磁性電導層9の材料は、Cu、Ag、Au、Al、ニクロムなどを用いることができる。主磁極2の先端部とサイドシールド6およびシールド11との間には、非磁性導電層9のみが介在している。また、非磁性電導層9は、ABS面からリセスする形でもよく、非磁性電導層9の磁気ディスク12と対向する面側にDLC膜などの保護層を挿入してもよい。
第14の実施形態において、記録コイル5に交流電流を流すことにより主磁極9から発生する磁界で磁気ディスク12に情報を書き込み、また、電流源8より、主磁極2と非磁性電導層9とリターン磁極3とサイドシールド6とシールド11とが直列に接続された電気回路に電流をIopを流す。再生ヘッド54は、磁気ディスク12に記録された情報を再生する。
上記構成によれば、主磁極2の内部に電流Iopを通電させることにより、主磁極2内部の磁化に対し透過型のスピントルクを誘起し、主磁極2内部の磁壁を駆動させ、ピニングサイトにおける磁化固着を解消し、主磁極磁化方向と同一方向に磁化が応答する。これにより、主磁極2先端からヘッド磁界を安定して発生することができ、その結果、Iop通電時にビットエラーレートを大幅に改善することができる。
なお、第2ないし第14の実施形態において、HDDの他の構成は、前述した第1の実施形態と同一であり、その詳細な説明は省略する。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、ヘッド部を構成する要素の材料、形状、大きさ等は、必要に応じて変更可能である。また、磁気ディスク装置において、磁気ディスクおよび磁気ヘッドの数は、必要に応じて増加可能であり、磁気ディスクのサイズも種々選択可能である。
2…主磁極、3…リターン磁極、4…連結部、5…記録コイル、
6…サイドシールド、9…非磁性導電層、10…筺体、11…シールド、
12…磁気ディスク、13…スピンドルモータ、14…ヘッドアクチュエータ、
42…スライダ、43…ディスク対向面(ABS面)、44…ヘッド部、
54…再生ヘッド、56…記録ヘッド、80…電流源、82…制御部
実施形態によれば、磁気ヘッドは、記録媒体の記録層に対し垂直な記録磁界を印加する主磁極と、前記主磁極と磁気的空僚部を置いて対向し、前記主磁極からの磁束を還流させて前記主磁極とともに磁気回路を形成するリターン磁極と、を有する磁気コアと、前記主磁極およびリターン磁極が形成する磁気回路に磁束を励起するコイルと、前記主磁極の前記記録媒体側の端部と前記リターン磁極とが対向する磁気的空僚部に前記主磁極と前記リターン磁極とを電気的に接続するように非磁性導電体のみを配置して形成された非磁性電導層と、前記主磁極と前記非磁性電導層とリターン磁極とで直列に構成する電気回路に通電し、前記主磁極内部の磁化に対し透過型のスピントルクを誘起する電流源と、を備えている。
実施形態によれば、磁気ヘッドは、記録媒体の記録層に対し垂直な記録磁界を印加する主磁極と、前記主磁極と磁気的空僚部を置いて対向し、前記主磁極からの磁束を還流させて前記主磁極とともに磁気回路を形成するリターン磁極と、を有する磁気コアと、前記主磁極およびリターン磁極が形成する磁気回路に磁束を励起するコイルと、前記主磁極の前記記録媒体側の端部と前記リターン磁極とが対向する磁気的空僚部に前記主磁極と前記リターン磁極とを電気的に接続するように非磁性導電体のみを配置して形成された非磁性電導層と、前記主磁極と前記非磁性電導層とリターン磁極とで直列に構成する電気回路に通電し、前記主磁極内部の磁化に対し透過型のスピントルクを誘起する電流源と、を備えている。
以下図面を参照しながら、ディスク装置として、種々の実施形態に係るハードディスクドライブ(以下、HDDと称する)について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るHDDのトップカバーを取り外して内部構造を示し、図2は、浮上状態の磁気ヘッドを示している。図1に示すように、HDDは筐体10を備えている。この筐体10は、上面の開口した矩形箱状のベース10aと、図示しない矩形板状のトップカバーとを備えている。トップカバーは、複数のねじによりベースにねじ止めされ、ベースの上端開口を閉塞している。これにより、筐体10内部は気密に保持され、呼吸フィルター26を通してのみ、外部と通気可能となっている。

Claims (10)

  1. 記録媒体の記録層に対し垂直な記録磁界を印加する主磁極と、前記主磁極と磁気的空僚部を置いて対向し、前記主磁極からの磁束を還流させて前記主磁極とともに磁気回路を形成するリターン磁極と、を有する磁気コアと、
    前記主磁極およびリターン磁極が形成する磁気回路に磁束を励起するコイルと、
    前記主磁極の前記記録媒体側の端部と前記リターン磁極とが対向する磁気的空僚部に前記主磁極と前記リターン磁極とを電気的に接続するように非磁性導電体のみを配置して形成された非磁性電導層と、
    前記主磁極と前記非磁性電導層とリターン磁極とで直列に構成する電気回路に通電する電流源と、
    を具備する磁気ヘッド。
  2. 前記磁気コアは、前記主磁極とリターン磁極とを磁気的に接合する連結部と、前記連結部内に設けられ前記主磁極とリターン磁極とを電気的に絶縁する絶縁層と、を備えている請求項1に記載の磁気ヘッド。
  3. 前記主磁極のトラック幅方向の両側に主磁極から磁気的に離間して設けられた第2リターン磁極を備え、前記第2リターン磁極は、前記リターン磁極に連結され、前記非磁性導電層は、前記主磁極の前記記録媒体側の端部と前記リターン磁極および第2リターン磁極と間に配置されている請求項2に記載の磁気ヘッド。
  4. 前記主磁極およびリターン磁極から磁気的に離間して前記主磁極のリーディング側に設けられた第3リターン磁極を備えている請求項3に記載の磁気ヘッド。
  5. 前記主磁極のトラック幅方向の両側に主磁極から磁気的に離間して設けられ前記リターン磁極に連結された第2リターン磁極と、前記主磁極およびリターン磁極から磁気的に離間して前記主磁極のリーディング側に設けられた第3リターン磁極とを備え、前記非磁性導電層は、前記主磁極の前記記録媒体側の端部と前記第3リターン磁極と間に配置され、前記電流源は、前記主磁極および第3リターン磁極に接続されている請求項1に記載の磁気ヘッド。
  6. 前記リターン磁極は、前記主磁極のトラック幅方向の両側に主磁極から磁気的に離間して設けられた第2リターン磁極を備え、前記非磁性導電層は、前記主磁極の前記記録媒体側の端部と第2リターン磁極と間に配置され、前記電流源は、前記主磁極および第2リターン磁極に接続されている請求項1に記載の磁気ヘッド。
  7. 前記リターン磁極は、前記主磁極および第2リターン磁極から磁気的に離間して前記主磁極のリーディング側に設けられた第3リターン磁極を備え、前記非磁性導電層は、前記主磁極の前記記録媒体側の端部と第2リターン磁極および第3リターン磁極と間に配置されている請求項6に記載の磁気ヘッド。
  8. 媒体面に垂直な磁気異方性を有する磁気記録層を備えたディスク状の記録媒体と、
    前記記録媒体を回転する機構部と、
    前記記録媒体の表面と対向する対向面を有するスライダ、および前記スライダの一端部に設けられ前記記録媒体に対し情報処理を行うヘッド部と、を有する磁気ヘッドと、
    を備え、
    前記ヘッド部は、
    記録媒体の記録層に対し垂直な記録磁界を印加する主磁極と、前記主磁極とギャップを置いて対向し、前記主磁極からの磁束を還流させて前記主磁極とともに磁気回路を形成するリターン磁極と、を有する磁気コアと、
    前記主磁極およびリターン磁極が形成する磁気回路に磁束を励起するコイルと、
    前記主磁極の前記記録媒体側の端部と前記リターン磁極とが対向する磁気的空僚部に前記主磁極と前記リターン磁極とを電気的に接続するように非磁性導電体のみを配置して形成された非磁性電導層と、
    前記主磁極と前記非磁性電導層とリターン磁極とで直列に構成する電気回路に通電する電流源と、を具備する記録ヘッドを備えているディスク装置。
  9. 前記主磁極と前記非磁性電導層と前記リターン磁極を電気的に直列に接続した電流回路へ通電する電流、通電タイミングと、前記コイルへ通電するタイミングを制御する制御部を備えている請求項8に記載のディスク装置。
  10. 前記制御部は、前記記録媒体に記録された信号のビットエラーレートを検出し、閾値と比較する演算部と、前記ビットエラーレートが前記閾値よりも高い場合に、前記主磁極に供給する電流および供給タイミングを調整する電流発生部および電流制御部と、備えている請求項9に記載のディスク装置。
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