JP2020030878A - 磁気ヘッドおよびこれを備えるディスク装置 - Google Patents

磁気ヘッドおよびこれを備えるディスク装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020030878A
JP2020030878A JP2018157374A JP2018157374A JP2020030878A JP 2020030878 A JP2020030878 A JP 2020030878A JP 2018157374 A JP2018157374 A JP 2018157374A JP 2018157374 A JP2018157374 A JP 2018157374A JP 2020030878 A JP2020030878 A JP 2020030878A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
shield
magnetic pole
main
pole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018157374A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7039419B2 (ja
Inventor
岳 小泉
Takeshi Koizumi
岳 小泉
雅哉 大竹
Masaya Otake
雅哉 大竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Devices and Storage Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Devices and Storage Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Electronic Devices and Storage Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2018157374A priority Critical patent/JP7039419B2/ja
Priority to CN201811424270.XA priority patent/CN110858490B/zh
Priority to US16/213,195 priority patent/US10546600B1/en
Publication of JP2020030878A publication Critical patent/JP2020030878A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7039419B2 publication Critical patent/JP7039419B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/187Structure or manufacture of the surface of the head in physical contact with, or immediately adjacent to the recording medium; Pole pieces; Gap features
    • G11B5/23Gap features
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/012Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic disks
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/60Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers
    • G11B5/6005Specially adapted for spacing from a rotating disc using a fluid cushion
    • G11B5/6082Design of the air bearing surface
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B2005/0002Special dispositions or recording techniques
    • G11B2005/0005Arrangements, methods or circuits
    • G11B2005/0024Microwave assisted recording

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)
  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)

Abstract

【課題】記録信号品質の向上を図ることが可能な磁気ヘッドおよびディスク装置を提供する。【解決手段】実施形態によれば、磁気ヘッドは、空気支持面43と、空気支持面まで延びる先端部を有し、垂直方向の記録磁界を発生する主磁極60と、主磁極の先端部にライトギャップWGを置いて対向し、主磁極とともに磁気コアを構成するライトシールド磁極62と、ライトギャップ内で、主磁極とライトシールド磁極との間に設けられた高周波発振素子65と、を備えている。主磁極はライトギャップを置いてライトシールド磁極に対向し高周波発振素子に当接したシールド側端面60bを有している。空気支持面において、高周波発振素子のクロストラック方向の幅WSは、シールド側端面のクロストラック方向の幅WPよりも大きく形成され、高周波発振素子は、シールド側端面の少なくとも一方のクロストラック方向の端縁を超えて主磁極の外側に延在するように配置されている。【選択図】 図5

Description

この発明の実施形態は、磁気ヘッドおよびこれを備えるディスク装置に関する。
近年、ディスク装置として、高記録密度化、大容量化あるいは小型化を図るため、垂直磁気記録用の磁気ヘッドを用いた磁気ディスク装置が提案されている。このような磁気ヘッドにおいて、記録ヘッドは、垂直方向磁界を発生させる主磁極と、この主磁極のトレーリング側にライトギャップを挟んで配置されたライトシールド磁極と、主磁極に磁束を流すためのコイルとを有している。更に、ライトシールド磁極と主磁極との間のライトギャップに高周波発振素子、例えば、スピントルク発振子、を設け、スピントルク発振子によって磁気ディスクの磁気記録層に高周波磁界を印加する高周波アシスト記録方式の記録ヘッドが提案されている。
米国特許第9881637号明細書 米国特許第9111552号明細書 米国特許第9275672号明細書
しかしながら、スピントルク発振子を有する高周波アシスト記録ヘッドでは、高周波発振素子の駆動時、主磁極の端部からライトシールド磁極側への戻り磁界が大きくなり、本来の高周波アシスト効果とは別に隣接トラックの記録信号に悪影響を与える場合がある。
この発明の実施形態の課題は、隣接トラック信号の劣化を防止し、信号品質向上および記録密度の向上を図ることが可能な磁気ヘッドおよびディスク装置を提供することにある。
実施形態によれば、磁気ヘッドは、空気支持面と、前記空気支持面まで延びる先端部を有し、垂直方向の記録磁界を発生する主磁極と、前記主磁極の前記先端部にライトギャップを置いて対向し、前記主磁極とともに磁気コアを構成するライトシールド磁極と、前記磁気コアに磁束を励起するコイルと、前記ライトギャップ内で、前記主磁極と前記ライトシールド磁極との間に設けられた高周波発振素子と、を備えている。前記主磁極は前記ライトギャップを置いて前記ライトシールド磁極に対向し前記高周波発振素子に当接するシールド側端面を有している。前記空気支持面において、前記高周波発振素子のクロストラック方向の幅WSは、前記シールド側端面のクロストラック方向の幅WPよりも大きく形成され、前記高周波発振素子は、前記シールド側端面の少なくとも一方のクロストラック方向の端縁を超えて前記主磁極の外側に延在するように配置されている。
図1は、第1の実施形態に係るハードディスクドライブ(HDD)を概略的に示すブロック図。 図2は、前記HDDにおける磁気ヘッド、サスペンション、磁気ディスクを概略的に示す側面図。 図3は、前記磁気ヘッドのヘッド部を拡大して示す断面図。 図4は、前記磁気ヘッドの記録ヘッドを模式的に示す斜視図。 図5は、前記記録ヘッドの先端部を拡大して示す断面図。 図6は、前記磁気ヘッドの記録ヘッドをABS側から見た平面図。 図7は、前記HDDにおけるバイアス電圧調整およびバイアス極性調整を実行するフローを概略的に示すブロック図。 図8Aは、主磁極の幅WPを測定する際に用いる、クロストラック位置と信号出力との関係を示す図。 図8Bは、STOの幅WSを測定する際に用いる、クロストラック位置と信号出力との関係を示す図。 図9Aは、基準バイアス電圧の設定に用いる、バイアス電圧と差分絶対値デルタRとの関係を示す図。 図9Bは、基準バイアス電圧の設定に用いる、バイアス電圧と差分絶対値デルタOWとの関係を示す図。 図10は、物理幅相対比WP/WSに応じたバイアス電圧の調整例を示す図。 図11は、物理幅相対比WP/WSに応じたバイアス極性の調整例を示す図。 図12は、本実施形態に係るHDDの記録ヘッドと、比較例に係るHDDの記録ヘッドとについて、記録ヘッドのクロストラック方向位置とヘッド有効磁界との関係を比較して示す図。 図13は、比較例に係る記録ヘッドと実施形態に係る記録ヘッドとについて、物理幅相対比WP/WSと記録密度との関係を比較して示す図。 図14は、本実施形態において、STOバイアス電圧印加時の記録密度改善率の物理幅相対比WP/WSの依存性を示す特性図。 図15は、第2の実施形態に係る磁気ヘッドの記録ヘッドをABS側から見た平面図。
以下図面を参照しながら、実施形態に係るディスク装置ついて説明する。
なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更であって容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略あるいは簡略化することがある。
(第1の実施形態)
ディスク装置として、第1の実施形態に係るハードディスクドライブ(HDD)について詳細に説明する。図1は、第1の実施形態に係るHDDを概略的に示すブロック図、図2は、浮上状態の磁気ヘッドおよび磁気ディスクを示す側面図である。
図1に示すように、HDD10は、矩形状の筐体11と、筐体11内に配設された記録媒体としての磁気ディスク12と、磁気ディスク12を支持および回転するスピンドルモータ21と、磁気ディスク12に対してデータの書込み(ライト)、読出し(リード)を行う複数の磁気ヘッド16と、を備えている。HDD10は、磁気ヘッド16を磁気ディスク12上の任意のトラック上に移動するとともに位置決めするヘッドアクチュエータ18を備えている。ヘッドアクチュエータ18は、磁気ヘッド16を移動可能に支持するキャリッジアッセンブリ20と、キャリッジアッセンブリ20を回動させるボイスコイルモータ(VCM)22とを含んでいる。
HDD10は、磁気ヘッド16を駆動するヘッドアンプIC30と、メインコントローラ90と、ドライバIC92と、を備えている。ヘッドアンプIC30は、例えば、キャリッジアッセンブリ20に設けられ、磁気ヘッド16に電気的に接続されている。ヘッドアンプIC30は、磁気ヘッド16の記録コイルに記録電流を供給する記録電流供給回路(記録電流供給部)91と、後述するスピントルク発振子(STO)にバイアス電圧(駆動電流)を供給するためのバイアス電圧供給回路93と、後述するヒータに駆動電圧を供給するヒータ電圧供給回路98と、磁気ヘッドにより読み取った信号を増幅する図示しない増幅器等と、を備えている。
メインコントローラ90およびドライバIC92は、例えば、筐体11の背面側に設けられた図示しない制御回路基板に構成されている。メインコントローラ90は、R/Wチャネル94と、ハードディスクコントローラ(HDC)96と、マイクロプロセッサ(MPU)97と、メモリ80と、を備えている。メインコントローラ90は、ヘッドアンプIC30を介して磁気ヘッド16に電気的に接続されている。メインコントローラ90は、ドライバIC92を介して、VCM22及びスピンドルモータ21に電気的に接続されている。HDC96は、ホストコンピュータ95に接続可能である。
メインコントローラ90はメモリ80を有している。メモリ80には、後述する記録ヘッドの物理幅相対比と最適なSTOバイアス電圧との関係をテーブル化したSTOバイアス電圧設定テーブル82、および、物理幅相対比と最適なSTOデバイス電圧の極性との関係をテーブル化したSTOバイアス極性設定テーブル84が格納されている。
メインコントローラ90において、例えば、MPU97は、STOバイアス電圧設定テーブル82に基づいてSTOバイアス電圧を調整するSTOバイアス電圧制御部86、およびSTOバイアス極性設定テーブル84に基づいてSTOバイアス電圧の極性を制御するSTOバイアス極性制御部88を含んでいる。
図1および図2に示すように、磁気ディスク12は、垂直磁気記録媒体として構成されている。磁気ディスク12は、例えば、直径88.9mm(3.5インチ)の円板状に形成され非磁性体からなる基板101を有している。基板101の各表面に、下地層として軟磁気特性を示す材料からなる軟磁性層102と、その上層部に、磁気ディスク12の表面に対して垂直方向に磁気異方性を有する垂直磁気記録層103と、保護膜104とが順次積層されている。磁気ディスク12は、スピンドルモータ21のハブに互いに同軸的に嵌合されている。磁気ディスク12は、スピンドルモータ21により所定の速度で矢印B方向に回転される。
キャリッジアッセンブリ20は、筐体11に回動自在に支持された軸受部24と、軸受部24から延出した複数のサスペンション26と、を有している。図2に示すように、磁気ヘッド16は、各サスペンション26の延出端に支持されている。磁気ヘッド16は、キャリッジアッセンブリ20に設けられた配線部材(フレキシャ)28を介して、ヘッドアンプIC30に電気的に接続されている。
図2に示すように、磁気ヘッド16は浮上型のヘッドとして構成され、ほぼ直方体状に形成されたスライダ42と、スライダ42の流出端(トレーリング)側の端部に形成されたヘッド部44とを有している。スライダ42は、例えば、アルミナとチタンカーバイドの焼結体(アルチック)で形成され、ヘッド部44は複数層の薄膜により形成されている。スライダ42は、配線部材28のジンバル部41に取付けられている。
スライダ42は、磁気ディスク12の表面に対向する矩形状のディスク対向面(空気支持面(ABS))43を有している。スライダ42は、磁気ディスク12の回転によってディスク表面とABS43との間に生じる空気流Cにより、磁気ディスク12の表面から所定量浮上した状態に維持される。空気流Cの方向は、磁気ディスク12の回転方向Bと一致している。スライダ42は、空気流Cの流入側に位置するリーディング端42aおよび空気流Cの流出側に位置するトレーリング端42bを有している。磁気ディスク12の回転に伴い、磁気ヘッド16は、磁気ディスク12に対して矢印A方向(ヘッド走行方向)、すなわち、ディスクの回転方向Bと反対の方向に走行する。
図3は、磁気ヘッド16のヘッド部44および磁気ディスク12を拡大して示す断面図、を拡大して示す断面図である。ヘッド部44は、スライダ42のトレーリング端42bに薄膜プロセスで形成された再生ヘッド(リードヘッド)54および記録ヘッド(ライター)58を有し、分離型の磁気ヘッドとして形成されている。再生ヘッド54および記録ヘッド58は、スライダ42のABS43に露出する部分を除いて、非磁性の保護絶縁膜53により覆われている。保護絶縁膜53は、ヘッド部44の外形を構成している。
磁気ディスク12の磁気記録層103に形成される記録トラックの長手方向をダウントラック方向DTと、記録トラックの幅方向をクロストラック方向WTと定義する。
再生ヘッド54は、磁気抵抗効果素子55と、ダウントラック方向DTにおいて、磁気抵抗効果素子55のリーディング側(流入側)およびトレーリング側(流出側)に、磁気抵抗効果素子55を挟むように配置された第1磁気シールド膜56および第2磁気シールド膜57と、を有している。磁気抵抗効果素子55、第1および第2磁気シールド膜56、57は、ABS43に対してほぼ垂直に延在している。磁気抵抗効果素子55、第1および第2磁気シールド膜56、57の下端は、ABS43に露出している。
記録ヘッド58は、再生ヘッド54に対して、スライダ42のトレーリング端44b側に設けられている。図4は、記録ヘッドをトラックセンターで破断した記録ヘッドの斜視図、図5は、記録ヘッドの先端部(ABS側端部)を拡大して示す断面図、図6は、記録ヘッドをABS側から見た平面図である。
図3および図4に示すように、記録ヘッド58は、磁気ディスク12の表面に対して垂直方向の記録磁界を発生する主磁極60、主磁極60のトレーリング側に設けられ主磁極60にライトギャップWGを置いて対向するトレーリングシールド(ライトシールド磁極、第1シールド)62、主磁極60のリーディング側に対向するリーディングシールド(第2シールド)64、主磁極60のクロストラック方向CTの両側に設けられた一対のサイドシールド63、および、ライトギャップWG内で主磁極60とトレーリングシールド62との間に設けられた高周波発振素子、例えば、スピントルク発振子(STO)65を有している。主磁極60とトレーリングシールド62とは磁路を形成する第1磁気コアを構成し、主磁極60とリーディングシールド64とは磁路を形成する第2磁気コアを構成している。記録ヘッド58は、第1磁気コアに巻き付けられた第1記録コイル70と、第2磁気コアに巻き付けられた第2記録コイル72とを有している。
主磁極60は、高透磁率、高飽和磁束密度を有する軟磁性材料から形成され、ABS43に対してほぼ垂直に延びている。主磁極60のABS43側の先端部60aは、ABS43に向かって先細に絞り込まれ、他の部分に対して幅の狭い柱状に形成されている。主磁極60の先端面は、スライダ42のABS43に露出している。
図5および図6に示すように、主磁極60の先端部60aは、トレーリングシールド62に隙間をおいて対向した平坦なトレーリング側端面60bを有している。先端部60aは、例えば、断面が台形状に形成されている。台形状の先端部(先端面)60aは、クロストラック方向CTに延在するトレーリング側端面60b、トレーリング側端面60bと対向したリーディング側端面60c、および両側面60dを有している。ABS43において、先端部60aの幅、すなわち、クロストラック方向CTにおけるトレーリング側端面60bの幅Wpは、磁気ディスク12における記録トラックのトラック幅にほぼ対応している。先端部60aにおいて、トレーリング側端面60bおよびリーディング側端面60cは、ABS43に垂直な方向に延在しても良いし、あるいは、ABS43に垂直な方向に対し傾斜して延びていてもよい。両側面60dは、主磁極60の中心軸線Cに対して、すなわち、ダウントラック方向DTに対して、傾斜して延びている
図3ないし図6に示すように、トレーリングシールド62は、軟磁性材料で形成され、主磁極60直下の磁気ディスク12の軟磁性層102を介して効率的に磁路を閉じるために設けられている。トレーリングシールド62は、主磁極60のトレーリング側に配置されている。トレーリングシールド62は、ほぼL字形状に形成され、その先端部62aは、細長い矩形状に形成されている。トレーリングシールド62の先端面は、スライダ42のABS43に露出している。先端部62aは、主磁極60の先端部60aに対向するリーディング側端面(磁極端面)62bを有している。リーディング側端面62bは、主磁極60の先端部60aの幅WP、および、磁気ディスク12のトラック幅、よりも充分に長く、クロストラック方向CTに沿って延在している。リーディング側端面62bは、ABS43に対し垂直に、あるいは、僅かに傾斜して延びている。ABS43において、リーディング側端面62bの下端縁は、主磁極60のトレーリング側端面60bとライトギャップWG(ダウントラック方向DTのギャップ長)を置いて平行に対向している。
図4および図5に示すように、トレーリングシールド62は、主磁極60に接続された第1接続部50を有している。第1接続部50は非導電体52を介して主磁極60の上部、すなわち、主磁極60のABS43から離れた部分に磁気的に接続されている。第1記録コイル70は、第1磁気コアにおいて、例えば、第1接続部50の回りに巻付けられている。磁気ディスク12に信号を書き込む際、第1記録コイル70に記録電流を流すことにより、第1記録コイル70は、主磁極60を励起して主磁極60に磁束を流す。
図4および図6に示すように、一対のサイドシールド63は、主磁極60のクロストラック方向CTの両側に、主磁極60から物理的に分断し、かつ、トレーリングシールド62と接続するように配置されている。本実施形態では、サイドシールド63は、高透磁率材料により、トレーリングシールド62の先端部62aと一体に形成され、先端部62aのリーディング側端面62bからスライダ42のリーディング端側に向かって突出している。
図3ないし図5に示すように、軟磁性体で形成されたリーディングシールド64は、主磁極60のリーディング側に主磁極60と対向して設けられている。リーディングシールド64は、ほぼL字形状に形成され、ABS43側の先端部64aは細長い矩形状に形成されている。先端部64aの先端面(下端面)は、ABS43に露出している。先端部64aのトレーリング側端面64bは、クロストラック方向CTに沿って延在している。ABS43において、トレーリング側端面64bは、主磁極60のリーディング側端面60cとギャップを置いて対向している。本実施形態において、リーディングシールド64の先端部64aは、高透磁率材料により、サイドシールド74と一体に形成されている。
また、リーディングシールド64は、ABS43から離間した位置で主磁極60に接合された第2接続部68を有している。この第2接続部68は、例えば、軟磁性体で形成され、非導電体59を介して主磁極60の上部、すなわち、主磁極60のABS43から離れた部分に磁気的に接続されている。これにより、第2接続部68は、主磁極60およびリーディングシールド64とともに磁気回路を形成している。記録ヘッド58の第2記録コイル72は、例えば、第2接続部68の回りに巻付けて配置され、この磁気回路に磁界を印加する。
図5および図6に示すように、高周波発振素子として機能するSTO65は、ライトギャップWG内において、主磁極60の先端部60aとトレーリングシールド62の先端部62aとの間に設けられている。STO65は、スピン注入層65a、中間層(非磁性導電層)65b、発振層65cを有し、これらの層を主磁極60側からトレーリングシールド62側に順に積層して、すなわち、磁気ヘッド16のダウントラック方向DTに沿って順に積層して、構成されている。スピン注入層65aは、非磁性導電層(下地層)67aを介して主磁極60のトレーリング側端面60bに接合されている。発振層65cは、非磁性導電層(キャップ層)67bを介してトレーリングシールド62のリーディング側端面62bに接合されている。なお、スピン注入層65a、中間層65b、発振層65cの積層順は、上記と逆でもよく、すなわち、トレーリングシールド62側から主磁極60側に順に積層してもよい。
スピン注入層65a、中間層65b、発振層65cは、ABS43と交差する方向、例えば、直交する方向に延びる積層面あるいは膜面をそれぞれ有している。少なくとも発振層65cの下端面、本実施形態においては、スピン注入層65a、中間層65b、発振層65cを含むSTO65の全体の下端面は、ABS43に露出し、ABS43と面一に延在している。あるいは、STO65の全体の下端面は、ABS43から離間する方向、例えば、ABS43に対して垂直な方向に、かつ、奥側に後退して、つまり、離間して位置していてもよい。また、STO65の下端面は、平面状に限らず、上方に向かって凸となる円弧状に形成してもよい。
図6に示すように、ABS43において、STO65のクロストラック方向CTの幅WSは、主磁極60のトレーリング側端面60bの幅WPよりも大きく(WS>WP)形成されている。一例では、STO65の幅WSは、主磁極60の幅WPの1.1〜1.6倍程度としている。また、STO65は、トレーリング側端面60bの少なくとも一方の端縁(クロストラック方向の端)EE1、EE2を覆うように、すなわち、端縁を超えて主磁極60の外側まで延在するように、配置されている。本実施形態では、STO65は、中心軸線Cに対して、左右対称に配置され、トレーリング側端面60bのクロストラック方向CTの両端縁EE1,EE2を覆っている。すなわち、STO65のクロストラック方向CTの両端部は、それぞれトレーリング側端面60bの端縁EE1、EE2を超えて主磁極60の外側まで延在している。
図4および図5に示すように、主磁極60とトレーリングシールド62は、それぞれ配線を介して接続端子45に接続され、更に、フレキシャ28を介してヘッドアンプIC30およびメインコントローラ90に接続される。ヘッドアンプICから主磁極60、STO65、トレーリングシールド62を通してSTO駆動電流(バイアス電圧)を直列に通電する電流回路が構成されている。
第1記録コイル70および第2記録コイル72は、それぞれ配線を介して接続端子45に接続され、更に、フレキシャ28を介してヘッドアンプICに接続される。第2記録コイル72は、第1記録コイル70と反対向きに巻かれている。磁気ディスク12に信号を書き込む際、ヘッドアンプIC30の記録電流供給回路91から第1記録コイル70および第2記録コイル72に記録電流を流すことにより、主磁極60を励起して主磁極60に磁束を流す。第1記録コイル70および第2記録コイル72に供給する記録電流は、メインコントローラ90によって制御される。なお、第2記録コイル72は、第1記録コイル70と直列に接続されてもよい。また、第1記録コイル70および第2記録コイル72は、別々に電流供給制御してもよい。
図4に示すように、磁気ヘッド16は、第1ヒータ76aおよび第2ヒータ76bを更に備えていてもよい。第1ヒータ76aは、記録ヘッド58の近傍、例えば、第1記録コイル70および第2記録コイル72の間で、主磁極60の近傍に設けられている。第2ヒータ76bはリードヘッド54の近傍に設けられている。第1ヒータ76aおよび第2ヒータ76bは、それぞれ配線を介して接続端子45に接続され、更に、フレキシャ28を介してヘッドアンプIC30に接続されている。
以上のように構成されたHDD10の動作時において、メインコントローラ90は、MPU97の制御の下、ドライバIC92によりスピンドルモータ21を駆動し、磁気ディスク12を所定の速度で回転する。また、メインコントローラ90は、ドライバIC92によりVCM22を駆動し、磁気ヘッド16を磁気ディスク12の所望のトラック上に移動および位置決めする。磁気ヘッド16のABS43は、ディスク表面に対し隙間を保って対向する。この状態で、磁気ディスク12に対して、リードヘッド54により記録情報の読み出しを行うとともに、記録ヘッド58により情報の書き込みを行う。
情報の書き込み時、ヘッドアンプIC30のバイアス電圧供給回路93は、MPU97の制御の下、主磁極60およびトレーリングシールド62にバイアス電圧を印加することにより、接続端子45、配線、主磁極60、STO65、トレーリングシールド62を通して駆動電流を直列に通電する。STO65の積層面に垂直な方向に駆動電流が流れる。STO65はスピントルクを発振し、高周波磁界を発生させ、この高周波磁界を磁気ディスク12の磁気記録層103に印加する。
同時に、ヘッドアンプIC30の記録電流供給回路91は、R/Wチャネル94から発生する記録信号、記録パターンに応じて記録電流を第1、第2記録コイル70、72に通電する。第1、第2記録コイル70、72は主磁極60を励磁して記録磁界を発生させ、主磁極60から直下の磁気ディスク12の磁気記録層103に垂直方向の記録磁界を印加する。これにより、磁気記録層103に所望のトラック幅で情報を記録する。記録磁界にSTO65の高周波磁界を重畳することにより、磁気記録層103の磁化反転が促進し、高磁気異方性エネルギーの磁気記録を行うことができる。
また、STO65から発振するスピントルクは、主磁極60とトレーリングシールドとの間に生じるギャップ磁界の向きと反対方向に向けられる。そのため、スピントルクは、主磁極60からトレーリングシールド62に直接流れる漏れ磁束を低減するように作用する。その結果、主磁極60から磁気ディスク12の磁気記録層103に向かう磁束量が増大し、所望のデータを磁気記録層103に書き込むことができる。
更に、本実施形態によれば、STO65の幅WSは主磁極60のトレーリング側端面60bの幅WPよりも大きく形成され、STO65は主磁極60の両端縁EE1、EE2を覆うように配設されている。そのため、STO65により、主磁極60の両端部からトレーリングシールド62へ向かう戻り磁界(漏れ磁界)を抑制することができる。従って、
戻り磁界に起因する隣接トラックの記録信号の劣化を防止し、記録信号品質の向上、更には、記録密度の向上を図ることが可能となる。
以上のように、第1の実施形態によれば、記録信号品質の向上および記録密度の向上を図ることが可能な磁気ヘッド、およびこれを備えた磁気ディスク装置が得られる。
なお、前述したように、STO65の幅WSは主磁極60のトレーリング側端部の幅WSよりも大きく形成されていることが望ましいが、製造誤差により、あるいは積極的にSTO65の幅WSが主磁極60の幅WPよりも小さい磁気ヘッドが存在する場合がある。
そこで、第1の実施形態に係るHDD10は、STO65の幅WSが主磁極60の幅WPよりも小さい磁気ヘッドでも、主磁極60の端部からの戻り磁界の発生を抑制できるように、バイアス電圧および/あるいはバイアス極性を調整、制御する機能および構成を有している。
図1に示したように、HDD10のメインコントローラ90のメモリ80には、記録ヘッドの物理幅相対比WP/Wsと最適なSTOバイアス電圧との関係をテーブル化したSTOバイアス電圧設定テーブル82、および、物理幅相対比WP/WSと最適なバイアス電圧の極性との関係をテーブル化したSTOバイアス極性設定テーブル84が格納されている。MPU97のSTOバイアス電圧制御部86は、記録ヘッド58の幅相対比WP/Wsに応じて、STOバイアス電圧設定テーブル82から最適なバイアス電圧を選択し、STO65に印加するバイアス電圧を選択したバイアス電圧に設定する。また、STOバイアス極性制御部88は、記録ヘッド58の幅相対比WP/Wsに応じて、STOバイアス極性設定テーブル84から最適なバイアス極性を選択し、STO65に印加するバイアスの極性を選択した極性に設定する。
図7は、バイアス電圧の制御フローを概略的に示すブロック図である。図示のように、HDD10の初期設定において、メインコントローラ90は、磁気ヘッド16の媒体対向面(ABS43)におけるSTO65のリーディング側端面の幅WSを計測し(S1)、計測結果をメモリ80に記録する。同時に、メインコントローラ90は、磁気ヘッド16の媒体対向面(ABS43)における主磁極60のトレーリング側端面の幅WPを計測し(S2)、計測結果をメモリ80に記録する。
ここで、幅の計測方法について説明する。主磁極60の幅WPに関しては、例えば、図8Aに示されるように、STO65のバイアス電圧をオフにした際の記録信号出力のオフトラックプロファイルを測定した上で、その半値幅(50%の位置)から幅WPを確認することができる。また、STO65の幅WSに関しては、図8Bに示されるように、STO65のバイアス電圧をオフにした際の記録信号出力と、STO65に基準バイアス電圧を通電した際の記録信号出力との差分出力値のオフトラックプロファイルを測定した上で、その半値幅(50%の位置)から幅WSを確認することができる。
なお、上記の基準バイアス電圧は、例えば、図9Aに示すように、STO65の発振する極性でバイアス電圧を印加したときのSTO抵抗値と、発振方向とは逆極性にバイアス電圧を印加したときのSTO抵抗値との差分絶対値をデルタRとしたときに、バイアス電圧の絶対値を増大させながら差分絶対値デルタRを測定することで確認することができる。例えば、図9Aにおいて、差分絶対値デルタRの最大値に対し、90%のレベルまで差分絶対値デルタRが達した際のバイアス電圧値を基準バイアス電圧とすればよい。
あるいは、図9Bに示すように、STO65の発振する極性でSTO65にバイアス電圧を印加したときのオーバーライト特性と、発振方向とは逆極性にバイアス電圧をSTO65に印加したときのオーバーライト特性との差分絶対値をデルタOWとしたときに、バイアス電圧の絶対値を増大させながらデルタOWを測定し、例えば、デルタOWの最大値に対して90%のレベルまでデルタOWが達した際のバイアス電圧値を基準バイアス電圧とするなどしてもよい。
図7に示すように、幅WP、WSを計測した後、メインコントローラ90は、測定された幅から物理幅相対比WP/WSを算出し、STOバイアス電圧制御部86は、物理幅相対比WP/WSに応じて、STOバイアス電圧設定テーブル82から最適なバイアス電圧を選択し、STO65に印加するバイアス電圧を選択したバイアス電圧に設定する(S3)。
図10は、物理幅相対比WP/WSに応じたバイアス電圧の調整例を示す図である。
前述したように、STO65の幅WPは主磁極60の幅WPより大きいことが望ましく、主磁極60の幅WPよりも小さくなると、主磁極端部からライトシールドに向う漏れ磁界が大きくなる。そのため、STO65の幅WPが狭くなる程、すなわち、物理幅相対比WP/WSが大きくなる程、バイアス電圧を低くすることが望ましい。一例として、図10に特性(a)で示すように、物理幅相対比WP/WSの増加に伴い、基準バイアスに対して一意にバイアス電圧を低減するようにバイアス電圧を調整してもよい。
一方で、幅相対比WP/WSが1.05以下の領域では、前述した漏れ磁界の影響が少ないことも考えられる。このため、例えば、図10に示す特性(b)のように、幅相対比WP/WSが所定の閾値Vth1までは、バイアス電圧を基準バイアス電圧(例えば、200mV)に設定し、閾値Vth1以上の領域において、相対比WP/WSの増加に応じて一意に基準バイアスに対してバイアス電圧を低減するように調整することも可能である。
逆に、漏れ磁界による影響が大きい場合には、図10に示す特性(c)のように、幅相対比WP/WSが所定の閾値Vth2以下の領域では、幅相対比WP/WSの増加に伴い、基準バイアス電圧に対して一意にバイアス電圧を低減し、閾値Vth2以上の領域ではバイアス電圧をオフにする、すなわち、バイアス電圧をゼロに設定するように調整してもよい。
なお、閾値Vth1、Vth2は、例えば、0.87〜1.13(幅相対比WP/WS)に設定することができる。また、基準バイアス電圧は、図9A、9Bに示した基準バイアス電圧と同様に設定することができる。
前述したSTOバイアス電圧制御部86によりバイアス電圧を調整した後、図7に示すように、STOバイアス極性制御部88は、物理幅相対比WP/Wsに応じて、STOバイアス極性設定テーブル84から対応する極性を選択し、STO65に印加するバイアス電圧を選択した極性に調整するようにしてもよい(S4)。ここで、極性は、STO65が発振する発振バイアス極性と、STO65が発振しない逆方向の逆バイアス極性と、を含んでいる。
図11は、物理幅相対比WP/WSに応じたバイアス極性の調整例を示す図である。
図示のように、STOバイアス極性制御部88は、物理幅相対比WP/WSが切替え閾値Vth3以下の領域において、バイアス極性を発振バイアス極性に設定し、バイアス電圧を基準バイアスに維持する。STOバイアス極性制御部88は、幅相対比WP/Wsが切替え閾値Vth3より大きくなると、バイアス極性をSTO65が発振しない逆極性に切替える、すなわち、STO65の発振をオフする極性に切替える。極性切替え閾値Vth3は、例えば、0.87〜1.13(幅相対比WP/WS)に設定している。
以上のようにバイアス電圧を調整した後、あるいは、バイアス極性を調整した後、図7に示すように、調整したバイアス電圧をバイアス電圧供給回路93からSTO65に印加し(S5)、データ記録動作を実行する(S6)。
このように、記録ヘッド58の幅相対比WP/WSが大きい場合、すなわち、STO65の幅WSが主磁極60の幅WP以下である場合、STO65を駆動するバイアス電圧を低減、あるいは、オフすることで、又は、バイアス極性を逆極性に切替えてSTO65の発振をオフすることで、STO65の過剰な発振を抑制し、主磁極60の端部からの漏れ磁界を抑制することが可能となる。これにより、隣接トラックへの影響、隣接トラックの記録信号の劣化を防止し、記録信号品質の向上、更には、記録密度の向上を図ることが可能となる。
図12は、本実施形態に係るHDDの記録ヘッドと、比較例に係るHDDの記録ヘッドとについて、記録ヘッドのクロストラック方向位置とヘッド有効磁界との関係を比較して示す図である。なお、比較例に係る記録ヘッドは、STOのクロストラック方向の幅WSが主磁極のクロストラック方向の幅WPよりも小さい記録ヘッドである。
図12に矢印で示すように、比較例に係る記録ヘッドでは、主磁極の両端部から漏れ磁界が発生している。これに対して、本実施形態に係る記録ヘッドでは、漏れ磁界がなく、磁極の両端から磁極中心に向って有効磁界がほぼ一律に増加していることが分かる。
図13は、比較例に係る記録ヘッドと本実施形態に係る記録ヘッドとについて、物理幅相対比WP/WSと記録密度との関係を比較して示す図である。比較例に係る記録ヘッドは、幅相対比に応じて、バイアス電圧およびバイアス極性を制御していない記録ヘッドを用いている。比較例に係る記録ヘッドでは、幅相対比WP/WSが大きくなるに従って記録密度が低下している。これに対して、本実施形態に係る記録ヘッドでは、幅相対比WP/WSが大きくなった場合でも、高い記録密度を得られることが分かる。
図14は、本実施形態において、STOバイアス電圧印加時の記録密度改善率の物理幅相対比WP/WSの依存性を示す特性図である。前述した幅相対比WP/WSの閾値Vth1、Vth2、Vth3の具体的な想定範囲としては、図14に示すような所定のSTOバイアス電圧印加時の幅相対比WP/WSに対する記録密度改善率の結果から類推される。記録ヘッド58の漏れ磁界に起因する隣接トラックへの阻害の影響により、幅相対比WP/WSが大きいほど記録密度改善率が悪化する傾向となる。記録密度改善率が0%を割り込み、記録密度が悪化してしまうような幅相対比WP/WSとしては、平均値±1α(特性(a)は平均値、特性(b)は−1α、特性(c)は+1α)の範囲R1〜R2であり、ほぼ0.87以上、1.13以下であることが分かる。この物理幅相対比WP/WSを閾値Vth1、Vth2、Vth3とすればよい。
以上のことから、本実施形態に係るHDDによれば、記録ヘッド58の物理幅相対比WP/WSに応じて、バイアス電圧あるいはバイアス極性を調整することにより、STOの幅WSが狭い場合でも、主磁極の端部からの漏れ磁界を抑制し、STO駆動時の隣接トラックの記録信号劣化を防止することができる。これにより、信号品質の向上および記録密度の向上を図ることが可能となる。
次に、他の実施形態に係るHDDの磁気ヘッドについて説明する。なお、以下に述べる他の実施形態において、前述した第1の実施形態と同一の部分には、第1の実施形態と同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略あるいは簡略化する場合がある。
(第2の実施形態)
図15は、第2の実施形態に係るHDDにおける磁気ヘッドの記録ヘッドをABS側から見た平面図である。図示のように、第2の実施形態では、ABS43において、STO65のクロストラック方向CTの幅WSは、主磁極60のトレーリング側端面60bの幅WPよりも大きく(WS>WP)形成されている。一例では、STO65の幅WSは、主磁極60の幅WPの1.1〜1.6倍程度としている。また、STO65は、トレーリング側端面60bの一方の端縁(クロストラック方向の端)EE1を覆うように、すなわち、端縁EE1を超えて主磁極60の外側まで延在するように、配置されている。本実施形態では、STO65は、中心軸線Cに対して、クロストラック方向の1方向にずれて配置され、トレーリング側端面60bの他方の端縁EE2から端縁EE1側に離間している。すなわち、STO65は、主磁極60の一方の端縁EE1を覆い、他方の端縁EE2を覆っていない。
本実施形態に係る磁気ヘッド16は、瓦記録方式を採用しているHDDにおいて、有効に活用することができる。瓦記録方式では、記録ヘッド58によりデータ記録を行う際、主に、主磁極60のクロストラック方向CTの一端部から発生する記録磁界によりデータ記録を行う。そのため、主磁極60の上記一端部を覆うようにSTO65を配置することにより、上記一端部からの漏れ磁界を抑制し、隣接トラックの信号劣化を防止することができる。これにより、信号品質の向上、更には、記録密度の向上を図ることが可能となる。また、瓦記録方式において、主磁極60の他端部に漏れ磁界が生じた場合でも、この漏れ磁界が隣接トラックに影響を与えることがない。
第2の実施形態において、磁気ヘッド16およびHDDの他の構成は、前述した第1の実施形態における磁気ヘッドおよびHDDと同一である。
本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される 全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、実施形態に係る記録ヘッドは、リーディングシールドおよび/あるいはサイドシールドを持たない記録ヘッドにも適用可能である。リーディングシールドを有する記録ヘッドの場合、高周波発振素子は主磁極とリーディングシールドとの間のギャップに配置することも可能である。高周波発振素子はスピントルク発振子に限定されることなく、他の高周波発振素子を用いても良い。
その他、磁気ヘッドのヘッド部を構成する要素の材料、形状、大きさ等は、必要に応じて変更可能である。磁気ディスク装置において、磁気ディスクおよび磁気ヘッドの数は、必要に応じて増減可能であり、磁気ディスクのサイズも種々選択可能である。
10…磁気ディスク装置、11…筐体、12…磁気ディスク、16…磁気ヘッド、
30…ヘッドアンプIC、60…主磁極、
62…トレーリングシールド(ライトシールド磁極)、63…サイドシールド、
64…リーディングシールド、65…スピントルク発振子(高周波発振素子)、
82…バイアス電圧設定テーブル、84…バイアス極性設定テーブル、
86…バイアス電圧制御部、88…バイアス極性制御部、90…メインコントローラ、 91…記録電流供給回路、93…バイアス電圧供給回路、WG…ライトギャップ

Claims (10)

  1. 空気支持面と、前記空気支持面まで延びる先端部を有し、垂直方向の記録磁界を発生する主磁極と、前記主磁極の前記先端部にライトギャップを置いて対向し、前記主磁極とともに磁気コアを構成するライトシールド磁極と、前記磁気コアに磁束を励起するコイルと、前記ライトギャップ内で、前記主磁極と前記ライトシールド磁極との間に設けられた高周波発振素子と、を備える磁気ヘッドであって、
    前記主磁極は、前記ライトギャップを置いて前記ライトシールド磁極に対向し前記高周波発振素子に当接したシールド側端面を有し、
    前記空気支持面において、前記高周波発振素子のクロストラック方向の幅WSは、前記シールド側端面のクロストラック方向の幅WPよりも大きく形成され、
    前記高周波発振素子は、前記シールド側端面の少なくとも一方のクロストラック方向の端縁を超えて前記主磁極の外側に延在するように配置されている磁気ヘッド。
  2. 前記高周波発振素子は、前記クロストラック方向の両端部を有し、前記両端部は、それぞれ前記シールド側端面の前記クロストラック方向の端縁を超えて前記主磁極の外側に延在している請求項1に記載の磁気ヘッド。
  3. 前記高周波発振素子は、前記クロストラック方向の両端部を有し、一方の端部は、前記シールド側端面の一方のクロストラック方向の端縁を超えて前記主磁極の外側に延在し、他方の端部は、前記シールド側端面のクロストラック方向の他方の端縁から前記一方の端縁側に離間して位置している請求項1に記載の磁気ヘッド。
  4. 磁気記録層を有する回転自在なディスク状の記録媒体と、
    前記磁気記録層に対し情報を記録する請求項1から3のいずれか1項に記載の磁気ヘッドと、
    を備えるディスク装置。
  5. 磁気記録層を有する回転自在なディスク状の記録媒体と、
    空気支持面と、前記空気支持面まで延びる先端部を有し、垂直方向の記録磁界を発生する主磁極と、前記主磁極の前記先端部にライトギャップを置いて対向し、前記主磁極とともに磁気コアを構成するライトシールド磁極と、前記磁気コアに磁束を励起するコイルと、前記ライトギャップ内で、前記主磁極と前記ライトシールド磁極との間に設けられた高周波発振素子と、を備える磁気ヘッドであって、前記磁気記録層に対し情報を記録する磁気ヘッドと、
    前記磁気ヘッドを駆動するコントローラと、を備え、
    前記主磁極は、前記ライトギャップを置いて前記ライトシールド磁極に対向し前記高周波発振素子に当接したシールド側端面を有し、
    前記空気支持面において、前記高周波発振素子のクロストラック方向の幅をWS、前記シールド側端面のクロストラック方向の幅をWPとすると、
    前記コントローラは、前記高周波発振素子にバイアス電圧を印加するバイアス電圧供給回路と、前記高周波発振素子の幅WSと前記シールド側端面の幅WPとの幅相対比(WP/WS)に応じて前記バイアス電圧を調整するバイアス電圧制御部と、前記幅相対比(WP/WS)に応じて前記高周波発振素子に印加するバイアスの通電極性を切替えるバイアス極性制御部と、を備えているディスク装置。
  6. 前記バイアス電圧制御部は、幅相対比(WP/WS)が大きくなるほど、前記バイアス電圧を基準バイアスに対して低減するように調整する請求項5に記載のディスク装置。
  7. 前記バイアス電圧制御部は、幅相対比(WP/WS)が第1閾値以上の際に、前記バイアス電圧を基準バイアスに対して低減し、あるいは、オフする請求項5に記載のディスク装置。
  8. 前記第1閾値は、幅相対比(WP/WS)、0.87以上、1.13以下に設定されている請求項7に記載のディスク装置。
  9. 前記バイアス極性制御部は、幅相対比(WP/WS)が第2閾値以上の際に、前記バイアス電圧の通電極性を前記高周波発振素子が発振する方向と逆の逆極性に切替える請求項5に記載のディスク装置。
  10. 前記第2閾値は、幅相対比(WP/WS)、0.87以上、1.13以下に設定されている請求項7に記載のディスク装置。
JP2018157374A 2018-08-24 2018-08-24 磁気ヘッドおよびこれを備えるディスク装置 Active JP7039419B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018157374A JP7039419B2 (ja) 2018-08-24 2018-08-24 磁気ヘッドおよびこれを備えるディスク装置
CN201811424270.XA CN110858490B (zh) 2018-08-24 2018-11-27 磁头以及盘装置
US16/213,195 US10546600B1 (en) 2018-08-24 2018-12-07 Magnetic head with high-frequency oscillating element and disk device comprising the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018157374A JP7039419B2 (ja) 2018-08-24 2018-08-24 磁気ヘッドおよびこれを備えるディスク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020030878A true JP2020030878A (ja) 2020-02-27
JP7039419B2 JP7039419B2 (ja) 2022-03-22

Family

ID=69180057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018157374A Active JP7039419B2 (ja) 2018-08-24 2018-08-24 磁気ヘッドおよびこれを備えるディスク装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10546600B1 (ja)
JP (1) JP7039419B2 (ja)
CN (1) CN110858490B (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10997988B1 (en) * 2017-06-23 2021-05-04 Western Digital Technologies, Inc. Magnetic recording head with non-magnetic conductive structure
US11600293B1 (en) * 2018-09-10 2023-03-07 Western Digital Technologies, Inc. Three terminal magnetic recording head
JP7143209B2 (ja) * 2018-12-28 2022-09-28 株式会社東芝 磁気ディスク装置及び記録ヘッド制御方法
US11043234B2 (en) 2019-08-21 2021-06-22 Headway Technologies, Inc. Spin transfer torque oscillator (STO) with spin torque injection to a flux generating layer (FGL) from two sides
US11043232B1 (en) * 2020-02-04 2021-06-22 Headway Technologies, Inc. Spin torque reversal assisted magnetic recording (STRAMR) device having a width substantially equal to that of a traililng shield
US11011193B1 (en) 2020-02-04 2021-05-18 Headway Technologies, Inc. Dual flux change layer (FCL) assisted magnetic recording
US10943611B1 (en) * 2020-03-31 2021-03-09 Western Digital Technologies, Inc. Spintronic devices with narrow spin polarization layers
JP2021180061A (ja) * 2020-05-14 2021-11-18 株式会社東芝 磁気ディスク装置
US10937450B1 (en) 2020-07-13 2021-03-02 Headway Technologies, Inc. Magnetic flux guiding device with spin torque oscillator (STO) film having one or more negative spin polarization layers in assisted writing application
JP2022037511A (ja) * 2020-08-25 2022-03-09 株式会社東芝 磁気ディスク装置及びリライト処理方法
JP2024026974A (ja) * 2022-08-16 2024-02-29 株式会社東芝 磁気ヘッド、及び磁気記録再生装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011132503A1 (ja) * 2010-04-20 2011-10-27 株式会社日立製作所 エネルギーアシスト型磁気記録ヘッド及び磁気記録装置
JP2012014791A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Toshiba Corp 磁気記録ヘッド及び磁気記録装置
JP2012089183A (ja) * 2010-10-15 2012-05-10 Toshiba Corp 磁気ヘッド、およびこれを備えたディスク装置
US20140177100A1 (en) * 2012-12-20 2014-06-26 HGST Netherlands B.V. Mamr head with a multi-layered side gap for stable oscillation of the sto
JP2014211934A (ja) * 2013-04-19 2014-11-13 株式会社日立製作所 高周波磁界アシスト磁気記録ヘッド及びその製造方法
US20160218728A1 (en) * 2015-01-26 2016-07-28 Carnegie Mellon University Dual-Side Spin Transfer Spin Torque Oscillator
JP2018006723A (ja) * 2016-07-04 2018-01-11 中国科学院物理研究所 高い出力電力を有するスピントルク発振器及びその応用
US20190267029A1 (en) * 2017-11-02 2019-08-29 Western Digital Technologies, Inc. Magnetic recording write head with selected write gap current direction for minimization of cross-track interference

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008277586A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Toshiba Corp 磁気素子、磁気記録ヘッド及び磁気記録装置
JP2009223938A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Ricoh Co Ltd 光ピックアップおよびこれを用いる光情報処理装置
JP2011210332A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Toshiba Corp 磁気ヘッド、およびこれを備えたディスク装置
JP2012014792A (ja) 2010-06-30 2012-01-19 Toshiba Corp 磁気記録ヘッド及び磁気記録装置
JP5172937B2 (ja) * 2010-11-30 2013-03-27 株式会社東芝 磁気ヘッド、およびこれを備えたディスク装置
JP5808273B2 (ja) 2012-03-01 2015-11-10 株式会社日立製作所 磁気ヘッド、ヘッド駆動制御装置、磁気記憶装置、その制御方法
JP5784542B2 (ja) * 2012-04-12 2015-09-24 株式会社東芝 磁気記録ヘッド、およびこれを備えたディスク装置
JP2014086122A (ja) 2012-10-26 2014-05-12 Toshiba Corp 磁気記録ヘッド、これを備えたディスク装置
JP2014203489A (ja) * 2013-04-05 2014-10-27 株式会社東芝 記録ヘッド、およびこれを備えたディスク装置
US9076463B2 (en) * 2013-08-09 2015-07-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Magnetic recording head and disk device with the same
JP2015210831A (ja) 2014-04-25 2015-11-24 株式会社東芝 高周波発振デバイス、これを備えた磁気記録ヘッド、およびディスク装置
JP2016143431A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 株式会社東芝 記録ヘッド、記録ヘッドを備える磁気記録装置、記録ヘッドの製造方法
JP2017068883A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 株式会社東芝 磁気ヘッド、これを備えたディスク装置、および磁気ヘッドの製造方法
JP2017091596A (ja) * 2015-11-13 2017-05-25 株式会社東芝 ディスク装置および記録ヘッドの駆動方法
US9881637B1 (en) 2017-02-17 2018-01-30 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Methods and devices for spin torque oscillator control and monitoring

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011132503A1 (ja) * 2010-04-20 2011-10-27 株式会社日立製作所 エネルギーアシスト型磁気記録ヘッド及び磁気記録装置
JP2012014791A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Toshiba Corp 磁気記録ヘッド及び磁気記録装置
JP2012089183A (ja) * 2010-10-15 2012-05-10 Toshiba Corp 磁気ヘッド、およびこれを備えたディスク装置
US20140177100A1 (en) * 2012-12-20 2014-06-26 HGST Netherlands B.V. Mamr head with a multi-layered side gap for stable oscillation of the sto
JP2014211934A (ja) * 2013-04-19 2014-11-13 株式会社日立製作所 高周波磁界アシスト磁気記録ヘッド及びその製造方法
US20160218728A1 (en) * 2015-01-26 2016-07-28 Carnegie Mellon University Dual-Side Spin Transfer Spin Torque Oscillator
JP2018006723A (ja) * 2016-07-04 2018-01-11 中国科学院物理研究所 高い出力電力を有するスピントルク発振器及びその応用
US20190267029A1 (en) * 2017-11-02 2019-08-29 Western Digital Technologies, Inc. Magnetic recording write head with selected write gap current direction for minimization of cross-track interference

Also Published As

Publication number Publication date
CN110858490A (zh) 2020-03-03
CN110858490B (zh) 2021-10-08
JP7039419B2 (ja) 2022-03-22
US10546600B1 (en) 2020-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7039419B2 (ja) 磁気ヘッドおよびこれを備えるディスク装置
JP5784542B2 (ja) 磁気記録ヘッド、およびこれを備えたディスク装置
JP2015149112A (ja) 磁気記録ヘッド、およびこれを備えたディスク装置
US20110242701A1 (en) Magnetic head and disk drive with the same
JP2017091596A (ja) ディスク装置および記録ヘッドの駆動方法
US11189305B2 (en) Magnetic disk device and write processing method
US10504543B1 (en) Magnetic disk device
US10867624B1 (en) Magnetic head and disk device with heat actuators
JP2019046513A (ja) 磁気ヘッドおよびこれを備えるディスク装置
US8363346B2 (en) Magnetic head and disk drive with same
US11984143B2 (en) Magnetic disk device with magnetic disk overwrite characteristics arrangement
JP2019046512A (ja) 磁気ディスク装置および記録ヘッドの制御方法
JP2014203489A (ja) 記録ヘッド、およびこれを備えたディスク装置
JP6759165B2 (ja) 磁気ディスク装置および記録ヘッドの制御方法
US10825473B2 (en) Magnetic disk device
US10714126B2 (en) Magnetic recording head and disk device including the same
JP2016045973A (ja) 磁気ディスク装置および記録ヘッドの駆動方法
US11508400B2 (en) Magnetic disk device with recording head including spin torque oscillator
US20240105219A1 (en) Magnetic disk device
US11626132B2 (en) Magnetic disk device
JP2023035648A (ja) 磁気ディスク装置
JP2012104217A (ja) 磁気ヘッド、およびこれを備えたディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200827

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210705

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210824

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210917

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220309

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7039419

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150