JP2015149112A - 磁気記録ヘッド、およびこれを備えたディスク装置 - Google Patents

磁気記録ヘッド、およびこれを備えたディスク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】安定した高周波アシストを実現し、高記録密度化を可能とする磁気記録ヘッドおよびこれを備えたディスク装置を提供する。【解決手段】実施形態によれば、ディスク装置の磁気記録ヘッドは、記録媒体の記録層に対して垂直方向の記録磁界を発生する主磁極60と、主磁極の記録媒体側の端部にライトギャップを置いて対向し、主磁極とともに磁気コアを構成するライトシールド62と、記録コイルと、ライトギャップ内で主磁極とライトシールドとの間に設けられ、非磁性導電部を介して主磁極およびライトシールドに接続された高周波発振子65と、主磁極、高周波発振子、ライトシールドを通して直列に電流を流すための配線と、軟磁性材料で形成された磁性部72であって、ライトギャップ内に高周波発振子から離間して設けられ、主磁極、磁性部、ライトシールドを通る磁路を形成する磁性部と、を備えている。【選択図】図5

Description

この発明の実施形態は、磁気記録ヘッド、およびこの磁気記録ヘッドを備えたディスク装置に関する。
近年、ディスク装置として、磁気ディスク装置の高記録密度化、大容量化あるいは小型化を図るため、垂直磁気記録用の磁気ヘッドが提案されている。このような磁気ヘッドにおいて、記録ヘッドは、垂直方向磁界を発生させる主磁極と、この主磁極のトレーリング側にライトギャップを挟んで配置されたライトシールド磁極と、主磁極に磁束を流すためのコイルとを有している。更に、ライトシールド磁極の媒体側端部と主磁極との間に高周波発振子、例えば、スピントルク発振子、を設け、主磁極およびライトシールド磁極を通して高周波発振子に電流を流す高周波アシストヘッドが提案されている。
特開2012−104191号公報
高周波アシストヘッドでは、高周波発振子の発振により高周波磁界を記録媒体に印加することにより、媒体記録層の磁化反転が容易になり、記録能力が向上する。このような高周波発振子の発振は、磁気コアの記録ギャップから記録媒体へ印加される磁界が弱い場合の記録で実現することができる。しかし、磁気コアの記録ギャップから記録媒体へ印加される磁界が強い場合、記録ギャップ内の磁界が強すぎて、高周波発振子の発振が困難となる。
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その課題は、安定した高周波アシストを実現し、高記録密度化を可能とする記録記録ヘッドおよびこれを備えたディスク装置を提供することにある。
実施形態によれば、磁気記録ヘッドは、記録媒体の記録層に対して垂直方向の記録磁界を発生する主磁極と、前記主磁極の前記記録媒体側の端部にライトギャップを置いて対向し、前記主磁極とともに磁気コアを構成するライトシールドと、前記磁気コアに捲回された記録コイルと、前記ライトギャップ内で前記主磁極とライトシールドとの間に設けられ、前記主磁極およびライトシールドに接続された高周波発振子と、前記主磁極、高周波発振子、ライトシールドを通して直列に電流を流すための配線と、軟磁性材料で形成された磁性部であって、前記ライトギャップ内に前記高周波発振子から離間して配置され、前記主磁極、磁性部、ライトシールドを通る磁路を形成する磁性部と、を備えている。
図1は、第1の実施形態に係るハードディスクドライブ(以下、HDD)を示す斜視図。 図2は、前記HDDにおける磁気ヘッドおよびサスペンションを示す側面図。 図3は、前記磁気ヘッドのヘッド部を拡大して示す断面図。 図4は、前記磁気ヘッドの記録ヘッドを模式的に示す斜視図。 図5は、前記記録ヘッドのディスク側端部を拡大して示す断面図。 図6は、前記記録ヘッドの主磁極の絞込み先端部およびトレーリングシールドを主磁極側から見た正面図。 図7は、第1の実施形態に係るHDDの記録ヘッドと、比較例に係る記録ヘッドとについて、ライトギャップ内磁界とヘッド磁界との関係を比較して示す図。 図8は、第1の実施形態に係るHDDの記録ヘッドと、比較例に係る記録ヘッドとについて、記録電流とエラーレートとの関係を比較して示す図。 図9は、第2の実施形態に係るHDDにおける記録ヘッドの主磁極先端部を示す斜視図。 図10は、第3の実施形態に係るHDDにおける記録ヘッドのディスク側端部を拡大して示す断面図。 図11は、第4の実施形態に係るHDDにおける記録ヘッドのディスク側端部を拡大して示す断面図。 図12は、第5の実施形態に係るHDDにおける記録ヘッドのディスク側端部を拡大して示す断面図。
以下図面を参照しながら、種々の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るHDDのトップカバーを取り外して内部構造を示し、図2は、浮上状態の磁気ヘッドを示している。図1に示すように、HDDは筐体10を備えている。この筐体10は、上面の開口した矩形箱状のベース10aと、図示しない矩形板状のトップカバーとを備えている。トップカバーは、複数のねじによりベースにねじ止めされ、ベースの上端開口を閉塞している。これにより、筐体10内部は気密に保持され、呼吸フィルター26を通してのみ、外部と通気可能となっている。
ベース10a上には、ディスク状の記録媒体としての磁気ディスク12および機構部が設けられている。機構部は、磁気ディスク12を支持および回転させるスピンドルモータ13、磁気ディスク12に対して情報の記録、再生を行なう複数、例えば、2つの磁気ヘッド33、これらの磁気ヘッド33を磁気ディスク12の表面に対して移動自在に支持するヘッドアクチュエータ14、ヘッドアクチュエータを回動および位置決めするボイスコイルモータ(以下VCMと称する)16を備えている。また、ベース10a上には、磁気ヘッド33が磁気ディスク12の最外周に移動した際、磁気ヘッド33を磁気ディスク12から離間した位置に保持するランプロード機構18、HDDに衝撃等が作用した際、ヘッドアクチュエータ14を退避位置に保持するラッチ機構20、および変換コネクタ37等の電子部品が実装された基板ユニット17が設けられている。
ベース10aの外面には、制御回路基板25がねじ止めされ、ベース10aの底壁と対向して位置している。制御回路基板25は、基板ユニット17を介してスピンドルモータ13、VCM16、および磁気ヘッド33の動作を制御する。
図1に示すように、磁気ディスク12は、スピンドルモータ13のハブに互いに同軸的に嵌合されているとともにハブの上端にねじ止めされたクランプばね15によりクランプされ、ハブに固定されている。磁気ディスク12は、駆動モータとしてのスピンドルモータ13により所定の速度で矢印B方向に回転駆動される。
ヘッドアクチュエータ14は、ベース10aの底壁上に固定された軸受部21と、軸受部21から延出した複数のアーム27と、を備えている。これらのアーム27は、磁気ディスク12の表面と平行に、かつ、互いに所定の間隔を置いて位置しているとともに、軸受部21から同一の方向へ延出している。ヘッドアクチュエータ14は、弾性変形可能な細長い板状のサスペンション30を備えている。サスペンション30は、板ばねにより構成され、その基端がスポット溶接あるいは接着によりアーム27の先端に固定され、アームから延出している。各サスペンション30は対応するアーム27と一体に形成されていてもよい。各サスペンション30の延出端に磁気ヘッド33が支持されている。これらのアームに取り付けられたサスペンション30および磁気ヘッド33は、磁気ディスク12を間に挟んで互いに向かい合っている。
各磁気ヘッド33は、サスペンション30およびアーム27上に固定された中継フレキシブルプリント回路基板(以下、中継FPCと称する)35を介して後述するメインFPC38に電気的に接続されている。
図2に示すように、各磁気ヘッド33は、ほぼ直方体形状のスライダ42とこのスライダの流出端(トレーリング端)に設けられた記録再生用のヘッド部44とを有している。磁気ヘッド33は、サスペンション30の先端部に設けられたジンバルばね41に固定されている。各磁気ヘッド33は、サスペンション30の弾性により、磁気ディスク12の表面に向かうヘッド荷重Lが印加されている。
図1に示すように、基板ユニット17は、フレキシブルプリント回路基板により形成されたFPC本体36と、このFPC本体から延出したメインFPC38とを有している。FPC本体36は、ベース10aの底面上に固定されている。FPC本体36上に、電子部品が実装されている。メインFPC38の延出端は、ヘッドアクチュエータ14に接続され、各中継FPC35を介して磁気ヘッド33に接続されている。
VCM16は、軸受部21からアーム27と反対方向に延出した図示しない支持フレーム、および支持フレームに支持されたボイスコイルを有している。ヘッドアクチュエータ14をベース10aに組み込んだ状態において、ボイスコイルは、ベース10a上に固定された一対のヨーク34間に位置し、これらのヨークおよびヨークに固定された磁石とともにVCM16を構成している。
磁気ディスク12が回転した状態でVCM16のボイスコイルに通電することにより、ヘッドアクチュエータ14が回動し、磁気ヘッド33は磁気ディスク12の所望のトラック上に移動および位置決めされる。この際、磁気ヘッド33は、磁気ディスク12の径方向に沿って、磁気ディスクの内周縁部と外周縁部との間を移動される。
次に、磁気ディスク12および磁気ヘッド33の構成について詳細に説明する。図3は、磁気ヘッド33のヘッド部44および磁気ディスクを拡大して示す断面図である。
図1ないし図3に示すように、磁気ディスク12は、例えば、直径約2.5インチ(6.35cm)の円板状に形成され非磁性体からなる基板101を有している。基板101の各表面には、下地層として軟磁気特性を示す材料からなる軟磁性層102と、その上層部に、ディスク面に対して垂直方向に磁気異方性を有する磁気記録層103と、その上層部に保護膜層104とが順に積層されている。
図2および図3に示すように、磁気ヘッド33は浮上型のヘッドとして構成され、ほぼ直方体状に形成されたスライダ42と、スライダの流出端(トレーリング)側の端部に形成されたヘッド部44とを有している。スライダ42は、例えば、アルミナとチタンカーバイドの焼結体(アルチック)で形成され、ヘッド部44は薄膜を積層することにより形成されている。
スライダ42は、磁気ディスク12の表面に対向する矩形状のディスク対向面(空気支持面(ABS))43を有している。スライダ42は、磁気ディスク12の回転によってディスク表面とディスク対向面43との間に生じる空気流Cにより浮上する。空気流Cの方向は、磁気ディスク12の回転方向Bと一致している。スライダ42は、磁気ディスク12表面に対し、ディスク対向面43の長手方向が空気流Cの方向とほぼ一致するように配置されている。
スライダ42は、空気流Cの流入側に位置するリーディング端42aおよび空気流Cの流出側に位置するトレーリング端42bを有している。スライダ42のディスク対向面43には、図示しないリーディングステップ、トレーリングステップ、サイドステップ、負圧キャビティ等が形成されている。
図3に示すように、ヘッド部44は、スライダ42のトレーリング端42bに薄膜プロセスで形成された再生ヘッド54および記録ヘッド(磁気記録ヘッド)58を有し、分離型の磁気ヘッドとして形成されている。再生ヘッド54および記録ヘッド58は、スライダ42のディスク対向面43に露出する部分を除いて、保護絶縁膜76により覆われている。保護絶縁膜76は、ヘッド部44の外形を構成している。
再生ヘッド54は、磁気抵抗効果を示す磁性膜55と、この磁性膜のトレーリング側およびリーディング側に磁性膜55を挟むように配置されたシールド膜56、57と、で構成されている。これら磁性膜55、シールド膜56、57の下端は、スライダ42のABS43に露出している。
記録ヘッド58は、再生ヘッド54に対して、スライダ42のトレーリング端42b側に設けられている。図4は、記録ヘッド58および磁気ディスク12を模式的に示す斜視図、図5は、記録ヘッド58の磁気ディスク側の端部を拡大して示す断面図である。
図3ないし図5に示すように、記録ヘッド58は、磁気ディスク12の表面に対して垂直方向の記録磁界を発生させる高飽和磁化材料からなる主磁極60と、主磁極60のトレーリング側に配置され、主磁極60直下の軟磁性層102を介して効率的に磁路を閉じるために設けられた軟磁性材料からなるトレーリングシールド(ライトシールド)62と、磁気ディスク12に信号を書き込む際、主磁極60に磁束を流すために主磁極60およびトレーリングシールド62を含む磁気コア(磁気回路)に巻きつくように配置された記録コイル78と、主磁極60のABS43側の先端部60bとトレーリングシールド62との間で、かつ、ABS43に面する部分に配置された非磁性導電体からなる高周波発振素子、例えば、スピントルク発振子65と、を有している。
図6は、記録ヘッドの主磁極の絞込み先端部および磁性部を示す正面図である。
図3ないし図6に示すように、軟磁性材料で形成された主磁極60は、磁気ディスク12の表面およびABS43に対してほぼ垂直に延びている。主磁極60のABS43側の下端部は、磁気ディスク12側に向かって先細に、かつ、トラック幅方向にロート状に絞り込まれた絞込み部60aと、この絞込み部60aから磁気ディスク側に延出する所定幅の先端部60bと、を有している。先端部60bの先端、つまり、下端は、磁気ヘッドのABS43に露出している。先端部60bのトラック幅方向の幅W1は、磁気ディスク12におけるトラックの幅TWにほぼ対応している。また、主磁極60は、ABS43に対してほぼ垂直に延び、トレーリング側を向いた、シールド側端面60cを有している
軟磁性材料で形成されたトレーリングシールド62は、主磁極60のトレーリング側に配置され、主磁極60直下の軟磁性層102を介して効率的に磁路を閉じるために設けられている。トレーリングシールド62は、ほぼL字形状に形成され、主磁極60の下端部に対向する先端部62aと、ABS43から離間しているとともに主磁極60に接続される接続部50とを有している。接続部50は非導電体52を介して主磁極60の上部、すなわち、ABS43から離れた上部、に接続されている。
トレーリングシールド62の先端部62aは、細長い矩形状に形成されている。トレーリングシールド62の下端面は、スライダ42のABS43に露出している。先端部62aのリーディング側端面62bは、ABS43に対してほぼ垂直に、あるいは、傾斜して延びているとともに、磁気ディスク12のトラックの幅方向に沿って延びている。このリーディング側端面(主磁極60側端面)62bは、主磁極60の下端部(先端部60bおよび絞込み部60aの一部)において、主磁極60のシールド側端面60cとライトギャップWGを置いてほぼ平行に対向している。
図5および図6に示すように、本実施形態において、トレーリングシールド62は、リーディング側端面62bから主磁極60に向かって突出する第1突出部70および第2突出部72を有している。第1突出部70および第2突出部72は、軟磁性材料で形成され、トレーリングシールド62と一体に、あるいは、トレーリングシールド62に連続して形成されている。
第1突出部70は、ABS43側でトレーリングシールド62のリーディング側端面62bから突出し、主磁極60の先端部60bに隙間を置いて対向している。また、第1突出部70は例えば矩形状に形成され、その下端面は、ABS43に露出し、トレーリングシールド62の下端面と面一に形成されている。第1突出部70は、主磁極60の先端部60bのトラック幅方向の幅W1および後述するスピントルク発振子65のトラック幅方向の幅とほぼ等しい幅に形成されている。また、第1突出部70は、スピントルク発振子65の高さ(ABS43に垂直な方向の高さ)とほぼ等しい高さに形成されている。
スピントルク発振子65は、ライトギャップWG内において、主磁極60の先端部60bと第1突出部70との間に設けられている。スピントルク発振子65は、下地層、スピン注入層65a、中間層65b、発振層65cを有し、これらの層を主磁極60側からトレーリングシールド62側に順に積層して構成されている。スピン注入層65aは、非磁性導電体層(下地層)67aを介して主磁極60のシールド側端面60cに接合されている。発振層65cは、非磁性導電体層(ギャップ層)67bを介してトレーリングシールド62の第1突出部70に接合されている。
スピン注入層65a、中間層65b、発振層65cは、ABS43と交差する方向、例えば、直交する方向に延びる積層面あるいは膜面をそれぞれ有している。スピントルク発振子65の下端面は、ABS43に露出し、このABS43と面一に形成されている。スピントルク発振子65の幅および高さは、第1突出部70の幅および高さとほぼ等しく形成されている。
図5および図6に示すように、第2突出部72は、第1突出部70およびスピントルク発振子65から離間して設けられている。ここでは、ABS43から離れる方向に、第1突出部70から離間して設けられている。第2突出部72は、例えば矩形状に形成され、主磁極60の絞込み部60aと隙間を置いて対向している。第2突出部72は、トラック幅方向に延び、その幅は、第1突出部70の幅よりも大きく、更に、絞込み部60aの幅よりも大きく形成されている。また、第2突出部72は、その少なくとも一部が、トレーリングシールド62のリーディング側端面62bに重なって位置している。ここでは、第2突出部72の下半分部がリーディング側端面62bに重なって、かつ、接触して形成され、上半分部は、トレーリングシールド62から上方に突出している。更に、第2突出部72は、スピントルク発振子65の発振層65cの直上には位置せず、発振層65cに対してトレーリングシールド62側にずれて設けられている。第2突出部72は、軟磁性材料で形成された磁性部を構成し、主磁極60、第2突出部72、トレーリングシールド62を通る分割磁路を形成する。
図5および図6に示すように、第1突出部70と第2突出部72との間に、例えば、SiO2 からなる非磁性部74が形成され、トレーリングシールド62のリーディング側端面62b、第1および第2突出部70、72に接している。非磁性部74は、第1および第2突出部70、72の突出高さとほぼ同一の厚さに形成されているが、これに限らず、非磁性部74は、トレーリングシールド62のリーディング側端面62bから主磁極60のシールド側端面60cまで延在していてもよい。
図3および図4に示すように、主磁極60およびトレーリングシールド62は配線66、接続端子90、91を介して電源94に接続され、この電源94から配線66、主磁極60、スピントルク発振子65、トレーリングシールド62を通して電流Iopを直列に通電できるように電流回路が構成されている。
記録コイル78は、例えば、主磁極60とトレーリングシールド62との間で、接続部50の回りに巻付けられている。記録コイル78は配線68を介して端子95に接続され、この端子95に第2電源98が接続されている。第2電源98から記録コイル78に供給する記録電流Iwは、HDDの制御部によって制御される。磁気ディスク12に信号を書き込む際、第2電源98から記録コイル78に所定の記録電流Iwが供給され、主磁極60に磁束を流し磁界を発生させる。
以上のように構成されたHDDによれば、VCM16を駆動することにより、ヘッドアクチュエータ14が回動し、磁気ヘッド33は、磁気ディスク12の所望のトラック上に移動され、位置決めされる。また、磁気ヘッド33は、磁気ディスク12の回転によってディスク表面とディスク対向面43との間に生じる空気流Cにより浮上する。HDDの動作時、スライダ42のディスク対向面43はディスク表面に対し隙間を保って対向している。図2に示すように、磁気ヘッド33は、ヘッド部44の記録ヘッド58部分が最も磁気ディスク12表面に接近した傾斜姿勢をとって浮上する。この状態で、磁気ディスク12に対して、再生ヘッド54により記録情報の読み出しを行うとともに、記録ヘッド58により情報の書き込みを行う。
情報の書き込みにおいては、図3および図5に示すように、電源94から主磁極60、スピントルク発振子65、トレーリングシールド62に直流電流を通電し、スピントルク発振子65から高周波磁界を発生させ、この高周波磁界を磁気ディスク12の磁気記録層103に印加する。また、電源98から記録コイル78に交流電流を流すことにより、記録コイル78により主磁極60を励磁し、この主磁極60から直下の磁気ディスク12の記録層103に垂直方向の記録磁界を印加する。これにより、磁気記録層103に所望のトラック幅にて情報を記録する。記録磁界に高周波磁界を重畳することにより、高保持力かつ高磁気異方性エネルギーの磁気記録を行うことができる。また、主磁極60からトレーリングシールド62にかけて電流を流すことにより、主磁極60内の磁区の乱れを解消し、効率のよい磁路を導くことができ、主磁極60の先端から発生する磁界が強くなる。
更に、主磁極60とトレーリングシールド62との間で、ライトギャップ内磁界の一部は、主磁極60からスピントルク発振子65、第1突出部70およびトレーリングシールド62を通る磁路に沿って印加され、スピントルク発振子65の膜面に垂直に印加される。ライトギャップ内磁界の残りの一部は、主磁極60、第2突出部(磁性部)72、トレーリングシールド62を通る分割磁路に沿って印加される。すなわち、ライトギャップ内磁界の一部は、スピントルク発振子65に印加されることなく、スピントルク発振子65から離間した分割磁路に沿って印加される。これにより、主磁極60とトレーリングシールド62とを有する磁気コアのライトギャップ部分から磁気ディスク12に印加される磁界の強度を落とすことなく、スピントルク発振子65に印加されるライトギャップ内磁界を低減することができる。従って、磁気コアのライトギャップWGから磁気ディスク12へ印加される磁界が強い場合においても、スピントルク発振子65に印加されるライトギャップ内磁界を抑制することができ、スピントルク発振子65の発振を良好にすることができる。これにより、従来の記録ヘッドに比べて、エラーレートが向上し、高密度記録化が可能な磁気記録ヘッドおよび磁気ディスク装置が得られる。
図7および図8は、本実施形態に係る磁気記録ヘッドの効果を、比較例1に係る他の磁気記録ヘッドと比較して示している。比較例1に係る磁気記録ヘッドは、磁性部を構成する第2突出部を持たず、主磁極60とライトシールドとの間に高周波発振子が設けられている記録ヘッドを想定している。図7は、主磁極60とトレーリングシールド62との間で、スピントルク発振子の膜面に垂直に印加されたライトギャップ内磁界と、主磁極60の先端部から、磁気ディスク12の垂直記録層に印加されるヘッド磁界強度との関係を示している。
図7に示すように、比較例に係る磁気記録ヘッドでは、ライトギャップ内磁界とヘッド磁界は連動して変化する。すなわち、高周波発振子に印加されるライトギャップ内磁界は、ヘッド磁界の上昇に連動して増加する。
マイクロ波を記録媒体の記録層に印加するためには、高周波発振子65を良好な発振状態にしておく必要がある。そのためには、ライトギャップ内磁界は、1(T)(Tesla)以下にする必要がある。比較例1の磁気記録ヘッドにおいては、ライトギャップ内磁界を1(T)以下にするためには、高周波発振子に通電する前のヘッド磁界が、1.2(T)以下に落ちるため、元の記録状態が悪すぎ、マイクロ波効果による記録能力増大レベルが低い。
これに対して、本実施形態に係る磁気記録ヘッドは、ヘッド磁界強度を1.3(T)以上を確保しながら、ライトギャップ内磁界を1(T)以下にすることができるため、高周波発振子を良好に発振させることができ、比較例1に係る磁気記録ヘッドの記録能力を上回ることができる。
図8は、記録電流Iwとエラーレートの関係を示している。図8において、比較例2に係る磁気記録ヘッドは、高周波発振子を持たない磁気記録ヘッドを想定している。また、図8において、縦軸はエラーレートを示し、エラーレートが低い程、すなわち、エラーレートが小さい程、エラーレートが向上していることを示している。
前述した比較例1に係る磁気記録ヘッドでは、高周波発振子に通電なしの状態のエラーレートに対して、通電あり状態でエラーレートが向上するが、その向上量は少ない。すなわち、比較例1の磁気記録ヘッドでは、高周波発振子からマイクロ波が出ることでエラーレートが向上するが、記録密度の向上は少ない。
比較例2に係る磁気記録ヘッド(高周波発振子無し)のエラーレートは、高周波発振子に通電なしの状態における比較例1の磁気記録ヘッドのエラーレートと実質的に同一となる。
これに対して、本実施形態に係る磁気記録ヘッドでは、高周波発振子が良好に発振し、比較例1および2のいずれの磁気記録ヘッドよりもエラーレートが向上している。これにより、記録密度向上が実現できる。
以上のように、本実施形態によれば、スピントルク発振子(高周波アシスト素子)の磁化発振を良好にするライトギャップ内磁界の最適化を行うことができるため、記録媒体の記録層の磁化転移状態が良好となり、エラーレートの向上および高記録密度化を実現可能な磁気記録ヘッドおよびHDDが得られる。
次に、他の実施形態に係るHDDの磁気記録ヘッドについて説明する。なお、以下に説明する他の実施形態において、前述した第1の実施形態と同一の部分には、同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略し、第1の実施形態と異なる部分を中心に詳しく説明する。
(第2の実施形態)
図9は、第2の実施形態に係るHDDにおける磁気記録ヘッドの先端部を主磁極60側から見た正面図である。本実施形態によれば、磁性部を構成する第2突出部72は、トラック幅方向の形状が、主磁極60の絞込み部60aの形状に沿った、台形状に形成されている。第2突出部72は、そのABS43側の下端部がトレーリングシールド62のリーディング側端面62bに接触している。このような形状の磁性部を用いた場合でも、高周波発振子の発振状態を良好とし、エラーレート向上を図ることができる。
(第3の実施形態)
図10は、第3の実施形態に係るHDDにおける磁気記録ヘッドの先端部を示すトラックセンターに沿った断面図である。本実施形態によれば、磁性部を構成する第2突出部72は、ABS43側の第1突出部70に対して、主磁極60側に、より多く突出した構造を有する。ただし、第2突出部72の突出端は、スピントルク発振子65の発振層65cの直上からトレーリングシールド62側にずれて位置している。
上記構成の磁気記録ヘッドによれば、スピントルク発振子65に印加されるライトギャップ内磁界をより一層低減することができ、スピントルク発振子65が発振しやすくなり、よりエラーレートを向上することができる。
(第4の実施形態)
図11は、第4の実施形態に係るHDDにおける磁気記録ヘッドの先端部を示すトラックセンターに沿った断面図である。本実施形態によれば、軟磁性材で形成された磁性部80は、主磁極60とトレーリングシールド62と間に配置され、主磁極60のシールド側端面60cおよびトレーリングシールド62のリーディング側端面62bとそれぞれ隙間をおいて対向している。すなわち、磁性部80は、主磁極60およびトレーリングシールド62に接触していない。磁性部80のABS43側の下端部は、ライトギャップWG内に位置している。また、本実施形態において、磁性部80は、スピントルク発振子65の発振層65cの直上から主磁極60側にずれて配置されている。しかし、磁性部80は、スピントルク発振子65の発振層65cの直上からトレーリングシールド62側にずれて配置してもよい。磁性部80と第1突出部70およびスピントルク発振子65との間に非磁性部74が設けられている。
このように構成された磁気記録ヘッドにおいても、ライトギャップ内磁界の一部を主磁極60、磁性部80、トレーリングシールド62を通る分割磁路に沿って印加することにより、スピントルク発振子65に印加されるライトギャップ内磁界を低減することができる。これにより、スピントルク発振子65が発振しやすくなり、安定した高周波アシストを行い、エラーレートの向上、高密度記録化を図ることがうことができる。
(第5の実施形態)
図12は、第5の実施形態に係るHDDにおける磁気記録ヘッドの先端部を示すトラックセンターに沿った断面図である。本実施形態によれば、軟磁性材で形成された磁性部80は、主磁極60に接して配置されている。ここでは、磁性部80は、主磁極60と一体に形成され、主磁極60のシールド側端面60cからトレーリングシールド62側に突出する突出部として構成されている。磁性部80のABS43側の下端部は、ライトギャップWG内に位置している。磁性部80は、トレーリングシールド62のリーディング側端面62bに隙間をおいて対向している。また、磁性部80は、スピントルク発振子65の発振層65cの直上から主磁極60側にずれて配置されている。磁性部80とスピントルク発振子65との間に非磁性部74が設けられている。
第1〜5の実施形態で示されたトレーリングシールド62の第1突出部は、省略可能である。本実施形態によれば、トレーリングシールド62は、第1突出部および第2突出部を備えていない。そして、スピントルク発振子65は、非磁性導電体層67bを介して、トレーリングシールド62のリーディング側端面62bに接続されている。
このように構成された磁気記録ヘッドにおいても、ライトギャップ内磁界の一部を主磁極60、磁性部80、トレーリングシールド62を通る分割磁路に沿って印加することにより、スピントルク発振子65に印加されるライトギャップ内磁界を低減することができる。これにより、スピントルク発振子65が発振しやすくなり、安定した高周波アシストを行い、エラーレートの向上、高密度記録化を図ることがうことができる。
本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。例えば、第2の実施形態は、第1、第3ないし第5の実施形態のいずれとも組合わせてもよい。
例えば、ヘッド部を構成する要素の材料、形状、大きさ等は、必要に応じて変更可能である。また、磁気ディスク装置において、磁気ディスクおよび磁気ヘッドの数は、必要に応じて増加可能であり、磁気ディスクのサイズも種々選択可能である。
10…筺体、10a…ベース、12…磁気ディスク、13…スピンドルモータ、
14…ヘッドアクチュエータ、25…制御回路基板、42…スライダ、
43…ディスク対向面(ABS)、44…ヘッド部、54…再生ヘッド、
58…記録ヘッド、60…主磁極、60a…絞込み部、60b…先端部、
62…トレーリングシールド、62b…リーディング側端面、
65…スピントルク発振子、65b…発振層、70…第1突出部、
72…第2突出部(磁性部)、74…非磁性部、78…記録コイル、
80…磁性部

Claims (10)

  1. 記録媒体の記録層に対して垂直方向の記録磁界を発生する主磁極と、
    前記主磁極の前記記録媒体側の端部にライトギャップを置いて対向し、前記主磁極とともに磁気コアを構成するライトシールドと、
    前記磁気コアに捲回された記録コイルと、
    前記ライトギャップ内で前記主磁極とライトシールドとの間に設けられ、前記主磁極およびライトシールドに接続された高周波発振子と、
    前記主磁極、高周波発振子、ライトシールドを通して直列に電流を流すための配線と、
    軟磁性材料で形成された磁性部であって、前記ライトギャップ内に前記高周波発振子から離間して配置され、前記主磁極、磁性部、ライトシールドを通る磁路を形成する磁性部と、
    を備える磁気記録ヘッド。
  2. 前記ライトシールドは、前記主磁極の前記記録媒体側の先端部に前記ライトギャップをおいて対向する主磁極側端面を有し、
    前記磁性部は、少なくとも一部が前記主磁極側端面に接して配置されている請求項1に記載の磁気記録ヘッド。
  3. 前記主磁極は、前記ライトシールドに対向するシールド側端面を有し、
    前記磁性部は、前記主磁極のシールド側端面に接して配置されている請求項1に記載の磁気記録ヘッド。
  4. 前記磁性部は、前記主磁極およびトレーリングシールドにそれぞれ隙間をおいて対向している請求項1に記載の磁気記録ヘッド。
  5. 前記ライトシールドは、前記主磁極の前記記録媒体側の先端部に対向する主磁極側端面と、前記記録媒体側で前記主磁極側端面から前記主磁極側に突出する第1突出部と、前記第1突出部から離間して前記主磁極側端面から前記主磁極側に突出し、前記磁性部を構成する第2突出部と、を有し、
    前記高周波発振子は、前記第1突出部と前記主磁極との間に設けられ、
    前記第1突出部と第2突出部との間に非磁性部が設けられている請求項1に記載の磁気記録ヘッド。
  6. 前記第2突出部のトラック幅方向の幅は、前記第1突出部のトラック幅方向の幅よりも大きい請求項5に記載の磁気記録ヘッド。
  7. 前記磁性部のトラック幅方向の幅は、前記主磁極の前記磁性部と対向する部位のトラック幅方向の幅以上に形成されている請求項1ないし6のいずれか1項に記載の磁気記録ヘッド。
  8. 前記主磁極は、前記記録媒体に向かって先細に絞り込んだ絞込み部を有し、前記磁性部は、前記絞込み部に対応する絞込み形状に形成され、前記絞込み部に対向している請求項7に記載の磁気記録ヘッド。
  9. 前記高周波発振子は、前記記録媒体の記録層と交差する方向に延びる膜面を有する発振層を備え、
    前記磁性部は、前記発振層の直上から前記ライトシールド側あるいは主磁極側にずれて配置されている請求項1ないし8のいずれか1項に記載の磁気記録ヘッド。
  10. 媒体面に対して垂直方向に磁気異方性を有する磁気記録層を有する記録媒体と、
    前記記録媒体を回転する駆動部と、
    前記記録媒体に対し情報処理を行う請求項1ないし9のいずれか1項に記載の磁気記録ヘッドと、
    を備えるディスク装置。
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