JP5889733B2 - 磁気記録ヘッド、およびこれを備えたディスク装置 - Google Patents

磁気記録ヘッド、およびこれを備えたディスク装置 Download PDF

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Description

ここで述べる実施形態は、高周波発振子を有する磁気記録ヘッド、および、この磁気記録ヘッドを備えたディスク装置に関する。
ディスク装置として、例えば、磁気ディスク装置は、ケース内に配設された磁気ディスクと、磁気ディスクを支持および回転するスピンドルモータと、磁気ディスクに対して情報のリード/ライトを行う磁気ヘッドと、磁気ヘッドを磁気ディスクに対して移動自在に支持したキャリッジアッセンブリと、を備えている。磁気ヘッドは、サスペンションに取り付けられたスライダ、およびスライダに設けられたヘッド部を有し、このヘッド部は、ライト用の記録ヘッドとリード用の再生ヘッドとを含んで構成されている。
近年、磁気ディスク装置の高記録密度化、大容量化あるいは小型化を図るため、垂直磁気記録用の磁気ヘッドが提案されている。このような磁気ヘッドにおいて、記録ヘッドは、垂直方向磁界を発生させる主磁極と、その主磁極のトレーリング側にライトギャップを挟んで配置されて磁気ディスクとの間で磁路を閉じるトレーリングシールドと、主磁極に磁束を流すためのコイルとを有している。トレーリングシールドの媒体側端部と主磁極との間に高周波発振子を設け、主磁極およびトレーリングシールドを通して高周波発振子に電流を流す高周波アシストヘッドが提案されている。
特開2011−090765号公報 特開2010−182361号公報
高周波アシスト記録ヘッドでは、主磁極と、主磁極のトレーリング側に設置されたトレーリングシールドとの間、すなわち主磁極のトレーリング側に高周波発振子を設置している。この高周波発振子に駆動電流を通電し、発振層の磁化を発振させることで、大きな高周波磁界を発生させることができる。高周波磁界と、主磁極からの記録磁界が重畳する領域で、記録能力が向上し、安定した記録特性の実現が可能となる。
更なる高密度記録実現のためには、より大きな高周波磁界強度が必要である。この場合、高周波発振子のトレーリング側に発生する高周波磁界も増加し、トレーリング側端部からの有効磁界と高周波磁界とが重畳する領域で記録ビットが反転する場合がある。
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その課題は、記録能力が向上し、高記録密度化を可能とする磁気記録ヘッドおよびこれを備えたディスク装置を提供することにある。
実施形態によれば、磁気記録ヘッドは、記録媒体の記録層と対向するディスク対向面と、前記ディスク対向面側に位置する先端部を有し、前記記録媒体の記録層に記録磁界を印加する主磁極と、前記主磁極のリーディング側に設けられ、前記主磁極の先端部にギャップを置いて対向するリーディングシールドと、前記リーディングシールドと前記主磁極の先端部との間に設けられた高周波発振子と、前記主磁極に磁界を励起する記録コイルと、前記主磁極の先端部のトレーリング側にライトギャップを置いて対向するトレーリングシールドと、を備え、前記トレーリングシールドの前記主磁極の先端部と対向する部分のトラック幅方向の長さTSWと、前記ディスク対向面における前記トレーリングシールドのダウントラック方向の長さTSTとの比が、5≧ TSW/TST、あるいは、TSW/TST ≧30に形成されている
図1は、第1の実施形態に係るハードディスクドライブ(以下、HDD)を示す斜視図。 図2は、前記HDDにおける磁気ヘッドおよびサスペンションを示す側面図。 図3は、前記磁気ヘッドのヘッド部を拡大して示す断面図。 図4は、前記磁気ヘッドの記録ヘッドを模式的に示す斜視図。 図5は、前記記録ヘッドのディスク側端部を拡大して示す斜視図。 図5は、前記記録ヘッドのディスク側端部を拡大して示す断面図。 図7は、前記記録ヘッドをディスク対向面側から見た平面図。 図8Aは、主磁極60から発生する、記録媒体での媒体反転に有効な有効磁界Heffの、ダウントラック方向での分布を示す図。 図8Bは、スピントルク発振子から発生する高周波磁界c−Hacのダウントラック方向の分布を示す図。 図9は、起磁力と規格化出力との関係を示す図。 図10は、主磁極が発生する、リーディングシールド(LS)側の最大有効磁界Heffと規格化出力との関係を示す図。 図11は、主磁極が発生する、トレーリングシールド(TS)側のピーク有効磁界と規格化出力との関係を示す図。 図12は、トレーリングシールド(TS)のコア幅方向の長さTSWとTSのダウントラック方向の長さTSTとの比(TSW/TST)と、リーディングシールド(LS)側の最大有効磁界、TS側のピーク有効磁界との関係を示す図。 図13は、第2の実施形態に係るHDDの磁気ヘッドのヘッド部を示す断面図。 図14は、第2の実施形態に係る磁気記録ヘッドの磁気ディスク側の端部を拡大して示す断面図。 図15は、磁気記録ヘッドのダウントラック方向の有効磁界の分布を示す図。 図16は、スピントルク発振子から発生する高周波磁界c−Hacのダウントラック方向の分布を示す図。 図17は、第3の実施形態に係るHDDの磁気ヘッドのヘッド部を示す断面図。 図18は、第3の実施形態に係る磁気記録ヘッドの磁気ディスク側の端部を拡大して示す断面図。 図19は、磁気記録ヘッドのダウントラック方向の有効磁界の分布を示す図。 図20は、スピントルク発振子から発生する高周波磁界c−Hacのダウントラック方向の分布を示す図。 図21は、第4の実施形態に係るHDDの磁気ヘッドのヘッド部をディスク対向面側から見た平面図。 図22は、第4の実施形態における実施例に係る記録ヘッドのトレーリングシールドのコア幅方向の長さTSWと主磁極のコア幅方向の長さPWAとの比(TSW/PWA)と、有効磁界Heffとの関係を示す図。 図23は、第5の実施形態に係るHDDの磁気ヘッドのヘッド部をディスク対向面側から見た平面図。 図24は、第5の実施形態における実施例に係る記録ヘッドのトレーリングシールドのコア幅方向の長さTSWと主磁極のダウントラック方向の長さPTとの比(TSW/PT)と、有効磁界Heffとの関係を示す図。
以下図面を参照しながら、種々の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るHDDのトップカバーを取り外して内部構造を示し、図2は、浮上状態の磁気ヘッドを示している。図1に示すように、HDDは筐体10を備えている。この筐体10は、上面の開口した矩形箱状のベース10aと、図示しない矩形板状のトップカバーとを備えている。トップカバーは、複数のねじによりベースにねじ止めされ、ベースの上端開口を閉塞している。これにより、筐体10内部は気密に保持され、呼吸フィルター26を通してのみ、外部と通気可能となっている。
ベース10a上には、記録媒体としての磁気ディスク12および機構部(駆動部)が設けられている。機構部は、磁気ディスク12を支持および回転させるスピンドルモータ13、磁気ディスクに対して情報の記録、再生を行なう複数、例えば、2つの磁気ヘッド33、これらの磁気ヘッド33を磁気ディスク12の表面に対して移動自在に支持するヘッドアクチュエータ14、ヘッドアクチュエータを回動および位置決めするボイスコイルモータ(以下VCMと称する)16を備えている。また、ベース10a上には、磁気ヘッド33が磁気ディスク12の最外周に移動した際、磁気ヘッド33を磁気ディスク12から離間した位置に保持するランプロード機構18、HDDに衝撃等が作用した際、ヘッドアクチュエータ14を退避位置に保持するラッチ機構20、およびプリアンプ、ヘッドIC等の電子部品が実装された基板ユニット17が設けられている。
ベース10aの外面には、制御回路基板25がねじ止めされ、ベース10aの底壁と対向して位置している。制御回路基板25は、基板ユニット17を介してスピンドルモータ13、VCM16、および磁気ヘッド33の動作を制御する。
図1に示すように、磁気ディスク12は、スピンドルモータ13のハブに互いに同軸的に嵌合されているとともにハブの上端にねじ止めされたクランプばね15によりクランプされ、ハブに固定されている。磁気ディスク12は、駆動モータとしてのスピンドルモータ13により所定の速度で矢印B方向に回転駆動される。
ヘッドアクチュエータ14は、ベース10aの底壁上に固定された軸受部21と、軸受部21から延出した複数のアーム27と、を備えている。これらのアーム27は、磁気ディスク12の表面と平行に、かつ、互いに所定の間隔を置いて位置しているとともに、軸受部21から同一の方向へ延出している。ヘッドアクチュエータ14は、弾性変形可能な細長い板状のサスペンション30を備えている。サスペンション30は、板ばねにより構成され、その基端がスポット溶接あるいは接着によりアーム27の先端に固定され、アームから延出している。各サスペンション30は対応するアーム27と一体に形成されていてもよい。各サスペンション30の延出端に磁気ヘッド33が支持されている。アーム27およびサスペンション30によりヘッドサスペンションを構成し、このヘッドサスペンションと磁気ヘッド33とによりヘッドサスペンションアッセンブリを構成している。
図2に示すように、各磁気ヘッド33は、ほぼ直方体形状のスライダ42とこのスライダの流出端(トレーリング端)に設けられた記録再生用のヘッド部44とを有している。磁気ヘッド33は、サスペンション30の先端部に設けられたジンバルばね41に固定されている。各磁気ヘッド33は、サスペンション30の弾性により、磁気ディスク12の表面に向かうヘッド荷重Lが印加されている。2本のアーム27は所定の間隔を置いて互いに平行に位置し、これらのアームに取り付けられたサスペンション30および磁気ヘッド33は、磁気ディスク12を間に挟んで互いに向かい合っている。
各磁気ヘッド33は、サスペンション30およびアーム27上に固定された中継フレキシブルプリント回路基板(以下、中継FPCと称する)35を介して後述するメインFPC38に電気的に接続されている。
図1に示すように、基板ユニット17は、フレキシブルプリント回路基板により形成されたFPC本体36と、このFPC本体から延出したメインFPC38とを有している。FPC本体36は、ベース10aの底面上に固定されている。FPC本体36上には、プリアンプ37、ヘッドICを含む電子部品が実装されている。メインFPC38の延出端は、ヘッドアクチュエータ14に接続され、各中継FPC35を介して磁気ヘッド33に接続されている。
VCM16は、軸受部21からアーム27と反対方向に延出した図示しない支持フレーム、および支持フレームに支持されたボイスコイルを有している。ヘッドアクチュエータ14をベース10aに組み込んだ状態において、ボイスコイルは、ベース10a上に固定された一対のヨーク34間に位置し、これらのヨークおよびヨークに固定された磁石とともにVCM16を構成している。
磁気ディスク12が回転した状態でVCM16のボイスコイルに通電することにより、ヘッドアクチュエータ14が回動し、磁気ヘッド33は磁気ディスク12の所望のトラック上に移動および位置決めされる。この際、磁気ヘッド33は、磁気ディスク12の径方向に沿って、磁気ディスクの内周縁部と外周縁部との間を移動される。
次に、磁気ディスク12および磁気ヘッド33の構成について詳細に説明する。図3は、磁気ヘッド33のヘッド部44および磁気ディスクを拡大して示す断面図である。
図1ないし図3に示すように、磁気ディスク12は、例えば、直径約2.5インチの円板状に形成され非磁性体からなる基板101を有している。基板101の各表面には、下地層として軟磁気特性を示す材料からなる軟磁性層102と、その上層部に、ディスク面に対して垂直方向に磁気異方性を有する磁気記録層103と、その上層部に保護膜層104が順に積層されている。
図2および図3に示すように、磁気ヘッド33は浮上型のヘッドとして構成され、ほぼ直方体状に形成されたスライダ42と、スライダの流出端(トレーリング)側の端部に形成されたヘッド部44とを有している。スライダ42は、例えば、アルミナとチタンカーバイドの焼結体(アルチック)で形成され、ヘッド部44は薄膜を積層することにより形成されている。
スライダ42は、磁気ディスク12の表面に対向する矩形状のディスク対向面(空気支持面(ABS))43を有している。スライダ42は、磁気ディスク12の回転によってディスク表面とディスク対向面43との間に生じる空気流Cにより浮上する。空気流Cの方向は、磁気ディスク12の回転方向Bと一致している。スライダ42は、磁気ディスク12表面に対し、ディスク対向面43の長手方向が空気流Cの方向とほぼ一致するように配置されている。
スライダ42は、空気流Cの流入側に位置するリーディング端42aおよび空気流Cの流出側に位置するトレーリング端42bを有している。スライダ42のディスク対向面43には、図示しないリーディングステップ、トレーリングステップ、サイドステップ、負圧キャビティ等が形成されている。
図3に示すように、ヘッド部44は、スライダ42のトレーリング端42bに薄膜プロセスで形成された再生ヘッド54および磁気記録ヘッド58を有し、分離型の磁気ヘッドとして形成されている。
再生ヘッド54は、磁気抵抗効果を示す磁性膜55と、この磁性膜のトレーリング側およびリーディング側に磁性膜55を挟むように配置されたシールド膜56、57と、で構成されている。これら磁性膜55、シールド膜56、57の下端は、スライダ42のディスク対向面43に露出している。
磁気記録ヘッド58は、再生ヘッド54に対して、スライダ42のトレーリング端42b側に設けられている。図4は、記録ヘッド58および磁気ディスク12を模式的に示す斜視図、図5は、トラック中心に沿って破断した記録ヘッド58の磁気ディスク側の端部を拡大して示す斜視図、図6は、記録ヘッド58の磁気ディスク側の端部を拡大して示す断面図、図7は、記録ヘッドをディスク対向面側から見た平面図である。
図3ないし図5に示すように、磁気記録ヘッド58は、磁気ディスク12の表面に対して垂直方向の記録磁界を発生させる高透磁率材料からなる主磁極60、トレーリングシールド62、および、リーディングシールド64を有し、主磁極60とリーディングシールド64とからなる磁路を形成する磁気コアを構成している。記録ヘッド58は、磁気コアに巻き付けられた第1記録コイル70と、主磁極60のトレーリング側に設けられた第2コイル72とを有している。更に、磁気記録ヘッド58は、主磁極60の先端部とリーディングシールド64との間に設けられた高周波発振子、例えば、スピントルク発振子(STO)74を備えている。
主磁極60は、磁気ディスク12の表面に対してほぼ垂直に延びている。主磁極60は、ディスク対向面43近傍に位置する先端部60aおよびディスク対向面から奥側(上方)に離間して位置する上部(バックギャップ部)を有している。主磁極60の先端部60aは、ディスク面に向かって先細に絞り込まれている。主磁極60の先端部60aは、例えば、断面が台形状あるいは矩形状に形成され、主磁極60の先端面は、スライダ42のディスク対向面43に露出している。主磁極60の先端面の幅は、磁気ディスク12におけるトラックの幅にほぼ対応している。
図3ないし図5に示すように、軟磁性体で形成されたリーディングシールド64は、主磁極60のリーディング側に主磁極と対向して設けられている。リーディングシールド64は、ほぼL字形状に形成され、磁気ディスク12側の先端部64aは細長い矩形状に形成されている。この先端部64aの先端面(下端面)は、スライダ42のディスク対向面43に露出している。先端部64aのトレーリング側端面64bは、磁気ディスク12のトラックの幅方向に沿って延びている。このトレーリング側端面64bは、主磁極60のリーディング側端面とギャップを置いて平行に対向している。このギャップには、スピントルク発振子74が設けられている。
リーディングシールド64は、磁気ディスク12から離間した位置で主磁極60のバックギャップ部に接合された第1接続部68を有している。第1接続部68は、非導電体層69を介して主磁極60に接合され、このバックギャップ部において、主磁極60とリーディングシールド64とは電気的に絶縁されている。第1接続部68は、例えば、軟磁性体で形成され、主磁極60およびリーディングシールド64とともに磁気回路をなす磁気コアを形成している。記録ヘッド58は、主磁極60およびリーディングシールド64を含む磁気磁路(磁気コア)に巻きつくように配置され、この磁気回路に磁界を印加する第1記録コイル70を有している。第1記録コイル70は、例えば、主磁極60とリーディングシールド64との間で、第1接続部68の回りに巻付けられている。
更に、主磁極60のトレーリング側に第2記録コイル72が設置され、この第2記録コイル72と第1記録コイル70とからなる一対のコイルが主磁極60をはさみ込むよう構成されている。第1および第2コイル70、72にそれぞれ端子95、96が接続され、これらの端子95、96に電源98が接続されている。また、第1コイル70は、第2コイル72と直列に接続されている。なお、第1コイル70および第2コイル72は、別々に電流供給制御してもよい。第1コイル70および第2コイル72に供給する電流は、HDDの制御部によって制御される。
第1、第2記録コイル70、72に通電することで、主磁極60が磁化し、記録磁界が磁気ディスク12へ印加される。一対の記録コイルのうち、片方を省いた構造を取ることも可能である。この場合、記録動作時のコイルによる発熱が減少し、主磁極の熱膨張による記録特性の変化を抑制することが可能である。
なお、主磁極60のバックギャップ部とリーディングシールド64の第1接続部68とのギャップ(バックギャップ)の距離は、コイル70近傍での主磁極60とリーディングシールド64の距離より短くなっている。この結果、主磁極60とリーディングシールド64間で効率的な磁路が形成され、主磁極のリーディング側で、大きな記録磁界を発生することが可能となる。なお、バックギャップ近傍では主磁極60とリーディングシールド64は電気的に絶縁されている。
ディスク対向面43近傍にて、主磁極60の先端部60aとリーディングシールド64の先端部との間に、スピントルク発振子74が設置されている。スピントルク発振子74は、例えば、下地層、スピン注入層、中間層、発振層、キャップ層を、主磁極60側からリーディングシールド64側に順に積層して構成されている。
主磁極60とリーディングシールド64とに端子90、91が接続され、これらの端子90、91は電源94に接続されている。この電源94から主磁極60、スピントルク発振子74、リーディングシールド64を通して駆動電流を直列に通電できるように電流回路が構成されている。スピントルク発振子74に通電することにより、スピントルク発振子から磁気ディスク12の記録層に高周波磁界が印加される。
図3ないし図7に示すように、軟磁性体で形成されたトレーリングシールド62は、主磁極60のトレーリング側に配置されている。トレーリングシールド62は、ほぼ矩形状に形成され、先端面は、ディスク対向面43に露出している。トレーリングシールド62のリーディング側端面62bは、磁気ディスク12のトラックの幅方向に沿って延びている。このリーディング側端面62bは、主磁極先端部60aのトレーリング側端面とライトギャップWGを置いて平行に対向している。
これにより、ディスク対向面43近傍において、トラック中心では、リーディング側から順に、リーディングシールド64、スピントルク発振子74、主磁極60、トレーリングシールド62が並んで設置されている。上述した磁気記録ヘッド58において、主磁極60、トレーリングシールド62、およびリーディングシールド64を構成する軟磁性材料は、Fe、Co、又はNiの少なくとも一種を含む合金、または化合物の中から選択して用いることができる。
図3に示すように、再生ヘッド54および記録ヘッド58は、スライダ42のディスク対向面43に露出する部分を除いて、各磁性体、伝導体の間は、アルミナ、酸化シリコン等の絶縁非磁性体76で埋められている。絶縁非磁性体76は、ヘッド部44の外形を構成している。
実施例において、主磁極60とリーディングシールド64との間のギャップ(距離)は、40nmに形成されている。この主磁極60とリーディングシールド64とのギャップに、コア幅40nm、素子高さ40nmのスピントルク発振子74が挿入されている。スピントルク発振子74は、発振層、中間層、スピン注入層から構成され、発振層は軟磁性かつ飽和磁束密度が2Tと大きなFeCoNiで15nm厚、中間層はスピン拡散長が長いCuで3nm厚、スピン注入層は保持力が高くかつスピン偏極率が高いCo/Ni人工格子で12nm厚に形成されている。また、スピントルク発振子74は、電気伝導性の高いTa、Ru等の金属層を介して、主磁極60およびリーディングシールド64と電気的に導通している。このため、主磁極60およびリーディングシールド64を用いて、スピントルク発振子74へ駆動電流を通電可能である。その結果、スピントルク発振子74から記録媒体へ高周波磁界が印加される。
ディスク対向面43から効率的に記録磁界を発生させるため、主磁極60の先端部60aは、ディスク対向面43に近づくに従い、絞り込まれ小さな形状となっている。すなわち、主磁極60のトレーリング側の形状は斜めにすることにより、大きな記録磁界を発生さえせことが可能となっている。なお、リーディング側の形状も斜めにしてもよい。ディスク対向面43での主磁極60のコア幅方向(トラック幅方向)の大きさは50nm、ダウントラック方向(トラック方向)の大きさは30nmとなっている。
図7に示すように、トレーリングシールド62は、リーディングシールド64に比較して、非常に小さな形状となっている。例えば、トレーリングシールド62のダウントラック方向の長さTSTは0.5μm、クロストラック方向(トラック幅方向)の長さTSWは2μm、ディスク対向面43と垂直方向の大きさ(高さ)は140nmとなっている。
トレーリングシールド62は、トレーリングシールド62の主磁極60先端部と対向する部分のトラック幅方向の長さTSWと、ダウントラック方向の長さTSTとの比が、5≧TSW/TST、あるいは、TSW/TST≧30となるように形成されている。
以上のように構成されたHDDによれば、VCM16を駆動することにより、ヘッドアクチュエータ14が回動し、磁気ヘッド33は、磁気ディスク12の所望のトラック上に移動され、位置決めされる。また、磁気ヘッド33は、磁気ディスク12の回転によってディスク表面とディスク対向面43との間に生じる空気流Cにより浮上する。HDDの動作時、スライダ42のディスク対向面43はディスク表面に対し隙間を保って対向している。図2に示すように、磁気ヘッド33は、ヘッド部44の記録ヘッド58部分が最も磁気ディスク12表面に接近した傾斜姿勢をとって浮上する。この状態で、磁気ディスク12に対して、再生ヘッド54により記録情報の読み出しを行うとともに、記録ヘッド58により情報の書き込みを行う。
情報の書き込みにおいては、図3に示すように、電源94から主磁極60、スピントルク発振子74、リーディングシールド64に直流電流を通電し、スピントルク発振子74から高周波磁界を発生させ、この高周波磁界を磁気ディスク12の磁気記録層103に印加する。また、電源98から第1コイル70および第2コイル72に交流電流を流すことにより、第1および第2コイル70、72により主磁極60を励磁し、この主磁極から直下の磁気ディスク12の記録層103に垂直方向の記録磁界を印加する。これにより、磁気記録層103に所望のトラック幅にて情報を記録する。記録磁界に高周波磁界を重畳することにより、高保持力かつ高磁気異方性エネルギーの磁気記録を行うことができる。また、主磁極60からリーディングシールド64、もしくはその逆方向にかけて電流を流すことにより、主磁極60内の磁区の乱れを解消し、効率のよい磁路を導くことができ、主磁極の先端から発生する磁界が強くなる。
図8Aは、主磁極60から発生する、記録媒体での媒体反転に有効な有効磁界Heffの、ダウントラック方向での分布を示し、図8Bは、スピントルク発振子74から発生する高周波磁界c−Hacのダウントラック方向の分布を示している。ここで、有効磁界Heffとは、主磁極60からの磁界強度、および、媒体面に垂直な方向に対する磁界の角度φを用いて、Heff(=|H|×(cos2/3φ+sin2/3φ)3/2)を用いている。また、正負の符号は主磁極からの磁界の媒体面垂直成分の方向に対応している。高周波磁界c−Hacは、媒体面に平行な面における強度に対応している。ここでは、第1、第2記録コイルにて120mATの起磁力を印加している。
図8A、図8Bにおけるダウントラック方向、0.2μmの位置は、主磁極60のトレーリング端部に相当し、0.23μmの位置は、主磁極60のリーディング端部に相当する。有効磁界Heffの最大値は、1.16Tである。リーディングシールド64側の最大有効磁界の場所では、スピントルク発振子74が発生する高周波磁界c−Hacは十分に大きく、高周波アシスト記録にて、記録媒体が十分に飽和する。また、主磁極60のトレーリング端に小さなピークが出ている。この有効磁界Heffの強度は0.62Tであり、記録媒体の反転開始磁界Hmより十分に小さい。また、上記小さなピークに対応する位置において、高周波磁界c−Hacは、高周波アシスト効果は発現しないほど、十分小さな強度となっている。
図9は、起磁力と規格化出力との関係を示している。この図に示すように、規格化出力は、記録媒体が飽和した再生出力で規格化した、出力である。100mAT以上の起磁力の場合、有効磁界Heffの最大値が十分大きく、記録ビットが充分に飽和している。また、トレーリング側の小さなピークの有効磁界も十分小さいため、飽和した記録ビットが乱されることがなく、安定した記録が可能となっている。
図10は、主磁極60が発生する、リーディングシールド(LS)側の最大有効磁界Heffと規格化出力との関係を示している。ただし、トレーリングシールド(TS)側のピーク有効磁界は、0.6T以下となるようにし、LS側で記録したビットが乱されないようにした。LS側の最大有効磁界Heffが増加するに従い、規格化出力が増加する。LS側の最大有効磁界が1.1T以上で出力が飽和し、安定した記録が可能となる。スピントルク発振子74からの高周波磁界により、記録媒体のMH曲線で得られる飽和磁界よりやや小さな有効磁界Heffでも、記録媒体の記録ビットを飽和させ、安定した記録が可能となる。
図11は、主磁極60が発生する、トレーリングシールド(TS)側のピーク有効磁界と規格化出力との関係を示した図である。リーディングシールド(LS)側の最大有効磁界は1.15T以上となるようにし、LS側で飽和記録が達成できるようにした。TS側のピーク有効磁界が増加し、0.65T以上から、出力が減少する。これは、TS側で飽和した記録ビットがLS側の有効磁界により乱されるためである。TS側のピーク有効磁界が発生する位置は、スピントルク発振子74から離れており、高周波磁界はほとんど印加されていない。このため、TS側のピーク有効磁界を、記録媒体のMH曲線の反転開始磁界Hn以下にすることで、飽和記録の記録ビットを乱さず、安定した記録が可能となる。
図12は、トレーリングシールド(TS)62のコア幅方向の長さTSWとTSのダウントラック方向の長さTSTとの比(TSW/TST)と、リーディングシールド(LS)側の最大有効磁界、TS側のピーク有効磁界との関係を示した図である。ここでは、TSWを1〜25μmの範囲で、また、TSTを0.24〜1.24μmの範囲で任意にふった形状にて、有効磁界Heffを求めた。TSW/TSTが30以上、もしくは、5以下の場合に、LS側の最大有効磁界が1.1以上かつTS側のピーク有効磁界を0.65T以下とすることが可能となり、安定した記録が可能となる。
また、スピントルク発振子74を主磁極60とリーディングシールド64との間に設けることにより、スピントルク発振子74は、ライトギャップ磁界の影響を受けにくい。そのため、ライトギャップWGをより狭くして、ライトギャップ磁界強度を上げることができ、より記録密度の向上を図ることが可能となる。
以上のことから、本実施形態によれば、記録能力が向上し、安定した記録再生特性の実現できるとともに、より高記録密度化が可能な磁気記録ヘッドおよびこれを備えたディスク装置が得られる。
次に、他の実施形態に係るHDDについて説明する。なお、以下に説明する他の実施形態において、前述した第1の実施形態と同一の部分には、同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略し、第1の実施形態と異なる部分を中心に詳しく説明する。
(第2の実施形態)
図13は、第2の実施形態に係るHDDの磁気ヘッドのヘッド部を示す断面図、図14は、磁気記録ヘッド58の磁気ディスク側の端部を拡大して示す断面図である。
磁気記録ヘッド58は、リーディングシールド64、高周波発振子としてのスピントルク発振子74、主磁極60、トレーリングシールド62を備えている。トラック中心では、リーディング側から、リーディングシールド64、スピントルク発振子74、主磁極60、トレーリングシールド62の順に並んで設置されている。第2の実施形態によれば、トレーリングシールド62は、主磁極60の先端部60aのトレーリング側にライトギャップを置いて対向する先端部62aを有し、ディスク対向面43から更に上方へ延長されている。そして、トレーリングシールド62は、磁気ディスク12から離間した位置で主磁極60のバックギャップ部に接合された第2接続部62cを有している。第2接続部62cは、非導電体層を介して主磁極60に接合され、このバックギャップ部において、主磁極60とトレーリングシールド62とは電気的に絶縁されている。記録ヘッド58の第2記録コイル72は、主磁極60およびトレーリングシールド62を含む磁気磁路(磁気コア)に巻きつくように配置され、この磁気回路に磁界を印加する。
第2の実施形態において、記録ヘッド58の他の構成は、前述した第1の実施形態と同一である。
図15は、磁気記録ヘッド58のダウントラック方向の有効磁界の分布を示し、図16は、スピントルク発振子74から発生する高周波磁界c−Hacのダウントラック方向の分布を示している。第2の実施形態では、リーディングシールド(LS)側の最大有効磁界と、スピントルク発振子74の高周波磁界とが重畳し、記録媒体の飽和記録が可能である。また、トレーリングシールド(TS)62側のピーク有効磁界は記録媒体の反転開始磁界Hnより大きくなるが、スピントルク発振子74の高周波磁界のピークとずれているため、飽和記録のビットを乱すことがなくなる。 これにより、第2の実施形態においても、記録能力が向上し、安定した記録再生特性の実現できるとともに、より高記録密度化が可能な磁気記録ヘッドおよびこれを備えたディスク装置が得られる。
なお、主磁極60のバックギャップ部と第2接合部62cは、導電体を介して主磁極60に接合してもよい。この場合、トレーリングシールド62と第2接合部62cは同一の材料を使用することが可能となり、主磁極60とトレーリングシールド62の磁気磁路の効率を上げ、より大きな記録磁界が発生可能となる。
(第3の実施形態)
図17は、第3の実施形態に係るHDDの磁気ヘッドのヘッド部を示す断面図、図18は、磁気記録ヘッド58の磁気ディスク側の端部を拡大して示す断面図である。
磁気記録ヘッド58は、リーディングシールド64、高周波発振子としてのスピントルク発振子74、主磁極60、トレーリングシールド62を備えている。トラック中心では、リーディング側から、リーディングシールド64、スピントルク発振子74、主磁極60、トレーリングシールド62の順に並んで設置されている。
トレーリングシールド62は、主磁極60の先端部60aのトレーリング側にライトギャップを置いて対向する先端部62aを有し、ディスク対向面43から更に上方へ延長されている。そして、トレーリングシールド62は、磁気ディスク12から離間した位置で主磁極60のバックギャップ部に接合された第2接続部62cを有している。第2接続部62cは、非導電体層を介して主磁極60に接合され、このバックギャップ部において、主磁極60とトレーリングシールド62とは電気的に絶縁されている。記録ヘッド58の第2記録コイル72は、主磁極60およびトレーリングシールド62を含む磁気磁路(磁気コア)に巻きつくように配置され、この磁気回路に磁界を印加する。
第3の実施形態において、リーディングシールド64は、ディスク対向面43近傍のみに設けられ、主磁極60先端部60aのリーディング側とギャップを置いて対向している。そして、ディスク対向面43において、主磁極60の先端部60aとリーディングシールド64との間にスピントルク発振子74が設けられている。記録ヘッド58の他の構成は、前述した第1および第2の実施形態と同一である。
図19は、磁気記録ヘッド58のダウントラック方向の有効磁界の分布を示し、図20は、スピントルク発振子74から発生する高周波磁界c−Hacのダウントラック方向の分布を示している。第3の実施形態では、リーディングシールド(LS)側の最大有効磁界は1.3T以上であり、スピントルク発振子74の高周波磁界のピークと重畳し、記録媒体の飽和記録が可能である。また、トレーリングシールド(TS)62側の有効磁界は急峻に低下し、かつ、スピントルク発振子74の高周波磁界のピークとずれている。そのため、トレーリングシールド(TS)62側の有効磁界により、飽和記録のビットを乱すことがなくなる。
これにより、第3の実施形態においても、記録能力が向上し、安定した記録再生特性の実現できるとともに、より高記録密度化が可能な磁気記録ヘッドおよびこれを備えたディスク装置が得られる。
なお、主磁極60のバックギャップ部と第2接合部62cは、導電体を介して主磁極60に接合してもよい。この場合、トレーリングシールド62と第2接合部62cは同一の材料を使用することが可能となり、主磁極60とトレーリングシールド62の磁気磁路の効率を上げ、より大きな記録磁界が発生可能となる。
(第4の実施形態)
図21は、第4の実施形態に係るHDDの磁気ヘッドのヘッド部をディスク対向面側から見た平面図である。本実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、磁気記録ヘッド58は、リーディングシールド64、高周波発振子としてのスピントルク発振子74、主磁極60、トレーリングシールド62を備えている。トラック中心では、リーディング側から、リーディングシールド64、スピントルク発振子74、主磁極60、トレーリングシールド62の順に並んで設置されている。
実施例において、トレーリングシールド(TS)のダウントラック方向の長さTSTを0.64μm、TSのコア幅方向の長さTSWを1〜25μmの範囲で、および、主磁極60のコア幅方向(トラック幅方向)の大きさPWAを0.3〜0.6μmの範囲で任意に変更した形状にて、磁気記録ヘッド58の有効磁界Heffを求めた。
図22は、実施例に係る記録ヘッド58のTSWとPWAとの比(TSW/PWA)と、有効磁界Heffとの関係を示す図である。TSWとPWAの比(TSW/PWA)を80以下とすることで、LS側の最大有効磁界が1.1以上、かつトレーリングシールド(TS)側のピーク有効磁界を0.65T以下とすることが可能となる。これにより、安定した磁気記録が可能となる。
(第5の実施形態)
図23は、第5の実施形態に係るHDDの磁気ヘッドのヘッド部をディスク対向面側から見た平面図である。磁気記録ヘッド58は、第1の実施形態と同様に、リーディングシールド64、高周波発振子としてのスピントルク発振子74、主磁極60、トレーリングシールド62を備えている。トラック中心では、リーディング側から、リーディングシールド64、スピントルク発振子74、主磁極60、トレーリングシールド62の順に並んで設置されている。
本実施形態によれば、磁気記録ヘッド58は、主磁極60のトラック幅方向両側に主磁極とディスク対向面43上では磁気的に分断され、かつ、トレーリングシールド62と結合して配置された一対のサイドシールド78を備えている。これらのサイドシールド78は、リーディングシールド64に結合している。
本実施例では、トレーリングシールド(TS)62のコア幅方向の長さTSWは10μmとした。TSとリーディングシールド(LS)をサイドシールド78を介して相互に接続し、フルサイドシールド構成としている。また、TS62のスロート高さを0.05〜0.3μmの範囲、主磁極60のダウントラック方向を長さPTを0.02〜0.04μmの範囲、TS62のダウントラック方向の長さTSTを0.2〜0.7μmの範囲で任意に変更した形状にて、有効磁界Heffを求めた。
図24は、実施例の磁気記録ヘッドのTST/PTの比と、有効磁界Heffとの関係を示す図である。TSTとPTの比(TST/PT)を8以下とすることで、LS64側の最大有効磁界が1.1T以上、かつTS62側のピーク有効磁界を0.65T以下とすることができ、安定した磁気記録が可能となる。
なお、本実施形態では、サイドシールド78によりリーディングシールド64とトレーリングシールド62とを相互に接続したフルサイドシールド構成としたが、TSもしくはLSの一部を主磁極60の隣接トラック方向に順延したサイドシールド構成にしても、同様の効果を得ることが可能である。
また、トレーリングシールド62のコア幅方向の大きさTSWは、リーディングシールド64のコア幅方向の長さと、同等もしくは大きくしても良い。この場合、トレーリングシールド62とリーディングシールド64の磁区構造が安定化し、隣接トラックの記録ビットを乱さず、安定した記録が可能となる。
また、サイドシールド78のコア幅方向の長さは、リーディングシールド64のコア幅方向の長さと、同等もしくは大きくしてもよい。この場合、サイドシールド78とリーディングシールド64の磁区構造が安定化し、隣接トラックの記録ビットを乱さず、安定した記録が可能となる。サイドシールド78のコア幅方向の長さは、トレーリングシールド62のコア幅方向の長さと、同等もしくは大きくしてもよい。この場合、サイドシールド78とトレーリングシールド62の磁区構造が安定化し、隣接トラックの記録ビットを乱さず、安定した記録が可能となる。
本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、ヘッド部を構成する要素の材料、形状、大きさ等は、必要に応じて変更可能である。また、磁気ディスク装置において、磁気ディスクおよび磁気ヘッドの数は、必要に応じて増加可能であり、磁気ディスクのサイズも種々選択可能である。
10…筺体、11…ベース、12…磁気ディスク、13…スピンドルモータ、
14…ヘッドアクチュエータ、25…制御回路基板、42…スライダ、
43…ディスク対向面、44…ヘッド部、54…再生ヘッド、58…磁気記録ヘッド、
60…主磁極、60a…先端部、62…トレーリングシールド、
64…リーディングシールド、70…第1記録コイル、72…第2記録コイル、
74…スピントルク発振子、78…サードシールド

Claims (16)

  1. 記録媒体の記録層と対向するディスク対向面と、
    前記ディスク対向面側に位置する先端部を有し、前記記録媒体の記録層に記録磁界を印加する主磁極と、
    前記主磁極のリーディング側に設けられ、前記主磁極の先端部にギャップを置いて対向するリーディングシールドと、
    前記リーディングシールドと前記主磁極の先端部との間に設けられた高周波発振子と、
    前記主磁極に磁界を励起する記録コイルと、
    前記主磁極の先端部のトレーリング側にライトギャップを置いて対向するトレーリングシールドと、を備え、
    前記トレーリングシールドの前記主磁極の先端部と対向する部分のトラック幅方向の長さTSWと、前記ディスク対向面における前記トレーリングシールドのダウントラック方向の長さTSTとの比が、5≧ TSW/TST、あるいは、TSW/TST ≧30に形成されている磁気記録ヘッド。
  2. 前記トレーリングシールドの前記主磁極の先端部と対向する部分のトラック幅方向の長さTSWと、前記ディスク対向面での前記主磁極のトラック幅方向のコア幅PWAとの比が、 TSW/PWA ≦ 80 に形成されている請求項に記載の磁気記録ヘッド。
  3. 前記ディスク対向面における前記トレーリングシールドのダウントラック方向の長さTSTと、前記ディスク対向面における前記主磁極のダウントラック方向の長さPTとの比が、 TST/PT 8 に形成されている請求項1又は2に記載の磁気記録ヘッド。
  4. 記録媒体の記録層と対向するディスク対向面と、
    前記ディスク対向面側に位置する先端部を有し、前記記録媒体の記録層に記録磁界を印加する主磁極と、
    前記主磁極のリーディング側に設けられ、前記主磁極の先端部にギャップを置いて対向するリーディングシールドと、
    前記リーディングシールドと前記主磁極の先端部との間に設けられた高周波発振子と、
    前記主磁極に磁界を励起する記録コイルと、
    前記主磁極の先端部のトレーリング側にライトギャップを置いて対向するトレーリングシールドと、を備え、
    前記トレーリングシールドの前記主磁極の先端部と対向する部分のトラック幅方向の長さTSWと、前記ディスク対向面での前記主磁極のトラック幅方向のコア幅PWAとの比が、 TSW/PWA ≦ 80 に形成されている磁気記録ヘッド。
  5. 前記トレーリングシールドの前記主磁極の先端部と対向する部分のトラック幅方向の長さTSWと、前記ディスク対向面における前記トレーリングシールドのダウントラック方向の長さTSTとの比が、5≧ TSW/TST、あるいは、TSW/TST ≧30に形成されている請求項4に記載の磁気記録ヘッド。
  6. 前記ディスク対向面における前記トレーリングシールドのダウントラック方向の長さTSTと、前記ディスク対向面における前記主磁極のダウントラック方向の長さPTとの比が、 TST/PT 8 に形成されている請求項4又は5に記載の磁気記録ヘッド。
  7. 記録媒体の記録層と対向するディスク対向面と、
    前記ディスク対向面側に位置する先端部を有し、前記記録媒体の記録層に記録磁界を印加する主磁極と、
    前記主磁極のリーディング側に設けられ、前記主磁極の先端部にギャップを置いて対向するリーディングシールドと、
    前記リーディングシールドと前記主磁極の先端部との間に設けられた高周波発振子と、
    前記主磁極に磁界を励起する記録コイルと、
    前記主磁極の先端部のトレーリング側にライトギャップを置いて対向するトレーリングシールドと、を備え、
    前記ディスク対向面における前記トレーリングシールドのダウントラック方向の長さTSTと、前記ディスク対向面における前記主磁極のダウントラック方向の長さPTとの比が、 TST/PT ≦8 に形成されている磁気記録ヘッド。
  8. 前記トレーリングシールドの前記主磁極の先端部と対向する部分のトラック幅方向の長さTSWと、前記ディスク対向面における前記トレーリングシールドのダウントラック方向の長さTSTとの比が、5≧ TSW/TST、あるいは、TSW/TST ≧30に形成されている請求項に記載の磁気記録ヘッド。
  9. 前記トレーリングシールドの前記主磁極の先端部と対向する部分のトラック幅方向の長さTSWと、前記ディスク対向面での前記主磁極のトラック幅方向のコア幅PWAとの比が、 TSW/PWA ≦80 に形成されている請求項7又は8に記載の磁気記録ヘッド。
  10. 前記リーディングシールドは、前記主磁極のリーディング側に設けられ、前記主磁極の先端部にギャップを置いて対向する先端部と、前記主磁極の前記ディスク対向面から離間した部分に接続された接続部と、を有し、前記主磁極とともに磁気コアを形成している請求項1ないし9のいずれか1項に記載の磁気記録ヘッド。
  11. 前記接続部は非導電体を含むことを特徴とする、請求項10に記載の磁気記録ヘッド。
  12. 前記トレーリングシールドは、前記主磁極の前記ディスク対向面から離間した部分に接続された接続部を有している請求項1ないし11のいずれか1項に記載の磁気記録ヘッド。
  13. 前記主磁極のトラック幅方向両側に設けられ主磁極と前記ディスク対向面上では磁気的に分断された一対のサイドシールドを備えている請求項1ないし12のいずれか1項に記載の磁気記録ヘッド。
  14. 前記サイドシールドは、前記リーディングシールドもしくは前記トレーリングシールドの少なくともいずれか1つに結合している請求項13に記載の磁気記録ヘッド。
  15. 前記主磁極、前記高周波発振子、および前記リーディングシールドを通して電流を流すための接続端子を備えている請求項1ないし14のいずれか1項に記載の磁気記録ヘッド。
  16. 媒体面に対して垂直方向に磁気異方性を有する磁気記録層を有する記録媒体と、
    前記記録媒体を回転する駆動部と、
    前記記録媒体に対し情報処理を行う請求項1ないし15のいずれか1項に記載の磁気記録ヘッドと、
    を備えるディスク装置。
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