JP2015210835A - 磁気記録ヘッドおよび磁気記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動電流を低減しスピントルク発振子の長期信頼性が向上した磁気記録ヘッドを提供する。【解決手段】主磁極先端部を有し磁気記録媒体に記録磁界を印加する主磁極と、主磁極のトレーリング側に配置された発振層と、主磁極のリーディング側に配置された第1のスピン注入層と、発振層と第1のスピン注入層とを電気的に接続する中間層と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、磁気記録ヘッドおよび磁気記録装置に関する。
磁気記録装置の記録密度増加のため、高周波磁界アシスト記録方式が提案されている。高周波磁界アシスト記録方式においては、高周波磁界を磁気記録媒体に印加することにより、磁気記録媒体上の磁気記録層の反転磁界を減少させる。これにより、高保持力(Hc)かつ高磁気異方性エネルギー(Ku)を有する磁気記録層を用いて、記録密度を増加させることが可能となる。
かかる高周波磁界の発生源に、スピントルク発振子を用いる技術が開示されている。高周波磁界はスピントルク発振子の発振層から生じる。強度の大きい高周波磁界を発生し、長期信頼性を向上するためには、スピントルクを効率良く発振層に印加することが望ましい。
米国特許出願公開第2010/0110592号明細書
本発明が解決しようとする課題は、駆動電流を低減しスピントルク発振子の長期信頼性が向上した磁気記録ヘッドおよび磁気記録装置の提供にある。
実施形態の磁気記録ヘッドは、磁気記録媒体と対向するディスク対向面と、主磁極先端部を有し磁気記録媒体に記録磁界を印加する主磁極と、主磁極のリーディング側に配置された第1のスピン注入層と、主磁極のトレーリング側に配置された発振層と、発振層と第1のスピン注入層とを電気的に接続する中間層と、を備える。
第1の実施形態の磁気記録装置の模式図。 第1の実施形態のスライダと磁気記録媒体の模式断面図。 第1の実施形態の磁気記録ヘッドの要部の模式断面図。 第1の実施形態の磁気記録ヘッドをディスク対向面から見たときの模式図。 第1の実施形態の磁気記録ヘッドの製造工程を示す模式図。 第1の実施形態の磁気記録ヘッドの製造工程を示す模式図。 第1の実施形態の磁気記録ヘッドの製造工程を示す模式図。 第1の実施形態の磁気記録ヘッドの製造工程を示す模式図。 第1の実施形態の磁気記録ヘッドの製造工程を示す模式図。 第1の実施形態の磁気記録ヘッドの製造工程を示す模式図。 第1の実施形態の磁気記録ヘッドの製造工程を示す模式図。 第1の実施形態の磁気記録ヘッドの製造工程を示す模式図。 第1の実施形態の磁気記録ヘッドの作用効果を説明するための模式図。 第2の実施形態の磁気記録ヘッドをディスク対向面から見たときの模式図。 第3の実施形態の磁気記録ヘッドをディスク対向面から見たときの模式図。 第4の実施形態の磁気記録ヘッドをディスク対向面から見たときの模式図。 第5の実施形態の磁気記録ヘッドをディスク対向面から見たときの模式図。 第6の実施形態の磁気記録ヘッドをディスク対向面から見たときの模式図。 第7の実施形態の磁気記録ヘッドをディスク対向面から見たときの模式図。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態の磁気記録ヘッドは、磁気記録媒体と対向するディスク対向面と、主磁極先端部を有し磁気記録媒体に記録磁界を印加する主磁極と、主磁極のリーディング側に配置された第1のスピン注入層と、主磁極のトレーリング側に配置された発振層と、発振層と第1のスピン注入層とを電気的に接続する中間層と、を備える。
図1は、第1の実施形態の磁気記録装置の模式図である。
磁気記録装置500においては、筐体418の中に磁気記録媒体300が配置されている。磁気記録媒体300は円盤(ディスク)状の形状を有し、スライダ400に搭載された磁気記録ヘッド200および磁気再生ヘッド250により情報が記録され、また再生される。スピンドルモーター(回転部)414は、磁気記録媒体300を、図1に示した、磁気記録媒体300の周方向に回転する。後述するスピントルク発振子100は、磁気記録ヘッド200の一部を構成する。
ボイスコイルモーター(Voice Coil Motor:VCM)412は、アーム406とサスペンション404を通じて、スライダ400を磁気記録媒体300上の所定の位置に移動する。サスペンション414は、バネの力により、スライダ400を磁気記録媒体300上に押さえつける働きをする。
電源408は、スピントルク発振子100、磁気記録ヘッド200および磁気再生ヘッド250を駆動する電気を供給する。ここで駆動の仕方は、駆動される部品によって異なるが、負荷に一定の電流が流れるように制御する定電流駆動であっても、負荷に一定の電圧が加わるように制御する定電圧駆動であってもよく、特に限定されない。
制御部416は、電源408、ボイスコイルモーター412およびスピンドルモーター414を制御する。
図2は、本実施形態のスライダ400と磁気記録媒体300の模式断面図である。
磁気記録媒体300は、スピンドルモーター414により、図2の紙面左側に進行する。そのため、スライダ400は、相対的に図2の紙面右側に進行する。スライダ400の進行する側をリーディング側、磁気記録媒体300の進行する側をトレーリング側と呼ぶ。
スライダ400は、磁気記録媒体300と対向するディスク対向面(Air Bearing Surface:ABS)402を有する。サスペンション404が有するスライダ400を磁気記録媒体300上に押さえつける力と、ディスク対向面402と磁気記録媒体300との間の空気の粘性により生じる圧力との釣り合いにより、スライダ400は磁気記録媒体300上に浮上する。
磁気記録ヘッド200は、スライダ400のトレーリング側に配置される。
主磁極206は、その先端部である主磁極先端部212がディスク対向面402上に配置される構成を有する。主磁極206は、磁気記録媒体300に記録磁界を印加する。ディスク対向面402内における主磁極先端部212の大きさは、たとえば、ディスク対向面402に平行な面内の磁気記録ヘッド200の移動方向に20nmないし100nm程度、ディスク対向面に平行な面内の磁気記録ヘッド200の移動方向に垂直な方向に20nmないし100nm程度である。
トレーリングシールド208は、主磁極206のトレーリング側に、主磁極206と離間して配置される。トレーリングシールド208の先端部であるトレーリングシールド先端部214は、ディスク対向面402上に配置される。ディスク対向面402近傍におけるトレーリングシールド208と主磁極206との距離をライトギャップとよぶ。トレーリングシールド208は、主磁極206により印加された記録磁界を還流する。
リーディングシールド204は、主磁極206のリーディング側に、主磁極206と離間して配置される。リーディングシールド204の先端部であるリーディングシールド先端部210は、ディスク対向面402上に配置される。リーディングシールド204は、主磁極206により印加された記録磁界を還流する。
主磁極206、トレーリングシールド208、リーディングシールド204の材料には、いずれも高磁化軟磁性合金が用いられる。たとえば、Fe(鉄)、Co(コバルト)およびNi(ニッケル)またはその合金で作製されることが好ましい。
第1のコイル230は、トレーリングシールド208の周囲に配置され、磁界を発生させる。発生した磁界は、主磁極206を通過して主磁極先端部212から記録磁界として磁気記録媒体300に印加される。
第2のコイル232は、リーディングシールド204の周囲に配置され、電流供給により磁界を発生させる。発生した磁界は、主磁極206を通過して主磁極先端部212から記録磁界として磁気記録媒体300に印加される。
電源408は、配線410によりリーディングシールド204とトレーリングシールド208とに接続され、リーディングシールド204とトレーリングシールド208を通じて、スピントルク発振子100に駆動電流を印加する。ここで駆動電流の向きは、後述する発振層6から第1のスピン注入層10への向きである。なお、スピントルク発振子100を駆動する電子の向きは、駆動電流の向きと逆であるため、第1のスピン注入層10から発振層6への向きである。
第1のバックギャップ層240と第2のバックギャップ層242は、それぞれ、ディスク対向面402から離間した、トレーリングシールド208と主磁極206との間およびリーディングシールド204と主磁極206との間に配置される。第1のバックギャップ層240と第2のバックギャップ層242は、たとえば絶縁体で形成される。トレーリングシールド208と主磁極206およびリーディングシールド204と主磁極206を直接接続すると、電源408から印加された駆動電流の一部が、ディスク対向面402と離間したリーディングシールド204と主磁極206とトレーリングシールド208との部分を流れ、うまくスピントルク発振子100に印加されない。そこで、第1のバックギャップ層240および第2のバックギャップ層242を配置し、電源408から印加された駆動電流がスピントルク発振子100にうまく流れるようにする。
磁気再生ヘッド250は、スライダ400のリーディング側に配置される。磁気再生ヘッド250は、ディスク対向面402上にその一部を有する磁気抵抗効果素子252と、磁気抵抗効果素子252のリーディング側とトレーリング側にそれぞれ配置される2枚のシールド254と、を備える。
磁気記録媒体300は、基板302と、基板302上に配置された軟磁性裏打ち層304と、軟磁性裏打ち層304上に配置された磁気記録層306と、磁気記録層306上に配置された保護層308と、を備える。磁気記録層306は記録ヘッド200により記録された情報を保存し、強磁性体を含む。主磁極206から印加された記録磁界は、軟磁性裏打ち層304を通過し、トレーリングシールド208およびリーディングシールド204に還流する。
図3は、本実施形態の磁気記録ヘッド200の要部の模式断面図である。図4は、本実施形態の磁気記録ヘッド200をディスク対向面402から見たときの模式図である。
スピントルク発振子は、少なくとも、スピン注入層と、中間層と、発振層と、から構成される。
第1のスピン注入層10は、主磁極206のリーディング側に設けられる。第1のスピン注入層10は、駆動電流のスピンをスピン偏極させ、後述する発振層6にスピントルクを注入する。
第1のスピン注入層10には、スピン分極率の高い金属磁性体を用いることが好ましい。具体的には、Fe−Co合金を主成分とする合金磁性体や、磁性ホイスラー合金を用いることができる。第1のスピン注入層10の膜厚は、第1のスピン注入層10に用いられる個々の材料のスピン拡散長より長い膜厚であることが好ましく、2nm以上あれば十分である。一方、第1のスピン注入層10の膜厚があまりにも厚いと、記録分解能が低下するため、20nm以下であることが好ましい。
発振層6は、主磁極206のトレーリング側に設けられる。発振層6においては、上述のスピントルクが注入され発振層6内の磁化が回転する。これにより、高周波磁界が磁気記録媒体300に印加され、記録磁界による磁気記録層306の磁化反転を容易にする。
発振層6には、高飽和磁化(Bs)の軟磁性材料を用いる。具体的には、Fe、CoおよびNiからなる群から選択される少なくとも一種類の磁性金属からなる。高周波磁界の強度を増加させるためには、より飽和磁界の高い材料、たとえば、Fe−Co合金を用いることが好ましい。
発振層6の膜厚は、厚いほど高周波磁界強度が強くなる。しかし、膜厚が厚くなると、発振層6の磁化が十分に回転しなくなる。そのため、発振層6の膜厚は、10nmから30nm程度であることが好ましい。
中間層4は、主磁極先端部212の周囲に配置され、発振層6と第1のスピン注入層10とを電気的に接続する。中間層4は、第1のスピン注入層10によりスピン偏極された駆動電流を発振層6に輸送する。
中間層4には、Au(金)、Ag(銀)、Cu(銅)、Al(アルミニウム)、NiAl(ニッケルアルミニウム)合金、AlCu(アルミニウム銅)合金、あるいはこれらの材料から選択される材料の非磁性合金を用いることができる。
中間層4に用いる材料は、中間層4を流れる電流のスピン情報が保持されるように、スピン拡散長の長い材料であることが好ましい。また、この点から、中間層4に用いる材料は、合金よりも単体であることが好ましい。
ディスク対向面402内における中間層4の膜厚は、主磁極206、リーディングシールド204およびトレーリングシールド208すべての設計を考慮して定める。ただし、十分大きな電流を流すことができるようにするため、発振層6と主磁極先端部212との間で2nm以上、また第1のスピン注入層10と主磁極先端部212との間で2nm以上であることが好ましい。さらに、ディスク対向面402に平行な面内の磁気記録ヘッド200の移動方向に垂直な方向の中間層の膜厚は、一般にディスク対向面402内における磁気記録ヘッド200の移動方向における主磁極206の長さが、ディスク対向面402内における磁気記録ヘッド200の移動方向に垂直な方向の主磁極206の長さより長いことから、より抵抗を小さくするため、2nm以上、できれば5nm以上であることが好ましい。一方、中間層4の膜厚があまりにも厚くなると、スピン偏極度が低下するため、上記の中間層4の膜厚は、いずれも100nm以下であることが好ましい。
ディスク対向面402に垂直な面内における中間層4の膜厚は、中間層4の抵抗を小さくしかつ製造を容易にするため、リーディングシールド先端部210またはトレーリングシールド先端部214の膜厚の2/3以上で、リーディングシールド先端部210またはトレーリングシールド先端部214の膜厚以下であることが好ましい。
スピン遮蔽層2は、主磁極先端部212と中間層4との間に配置される。スピン遮蔽層2は、主磁極206から発振層6に注入されるスピントルクを抑制するために設けられる。この観点から、主磁極先端部212は、スピン遮蔽層2により完全に覆われ、中間層4と直接接していないことが好ましい。
スピン遮蔽層2の材料としては、絶縁体を用いることができる。具体的には、Si(シリコン)、Al(アルミニウム)などの金属の酸化物や、窒化物を用いることができる。
また、スピン遮蔽層2の材料としては、スピン軌道相互作用の大きい、原子番号の大きな非磁性元素を用いることができる。これにより、上記のスピン情報を消去することができるためである。たとえば、Pt(白金)、Ru(ルテニウム)、W(タングステン)、Ta(タンタル)およびRh(ロジウム)からなる群から選択される少なくとも一種類の金属を用いることができる。特にPtは、Ptを通過する電子のスピン偏極を乱す作用が大きいため、好ましく用いることができる。
ディスク対向面402内に平行な面内におけるスピン遮蔽層2の膜厚は、主磁極204から流れる電流を遮蔽しかつ中間層4内における電流の流れを妨げない観点から、0.5nm以上10nm以下であることが好ましい。
図示しない下地層は、リーディングシールド204と第1のスピン注入層10との間に配置される。下地層は、スピントルク発振子100に用いられる磁性膜の膜質改善に用いられる。下地層には、たとえばTa、Ru、Cuあるいはこれらの積層体が用いられる。
キャップ層8は、発振層6のトレーリング側に配置される。キャップ層8は、発振層6とトレーリングシールド208とを電気的に接続する。キャップ層8の材料は、トレーリングシールド208からの反射によるスピントルクを発振層6に注入するため、中間層4と同一の材料を備えることが好ましい。
絶縁層12は、中間層4と発振層6とキャップ層8と第1のスピン注入層10と下地層の周囲に配置される。絶縁層12は、スピン注入層10で偏極した電子を発振層6に集中して流す。絶縁層12としては、たとえばアルミ酸化物が用いられる。絶縁層12と発振層6とは直接接していることが好ましいが、中間層4を介して接していても良い。中間層4を介して絶縁層12と発振層6とが接している場合は発振層6を通らず中間層4を流れてトレーリングシールド208に流れる電子が存在するが、この点は長期信頼性に悪い影響を与えないためである。
次に、本実施形態の磁気記録ヘッド200の製造方法を説明する。
まず、図5のように、リーディングシールド204を形成し、さらにその上に第1のスピン注入層10と絶縁層12とを、たとえばスパッタ法により形成する。
次に、図6のように、絶縁層12を、たとえばリソグラフィーにより加工して開口部を作製し、開口部の下に第1のスピン注入層10の表面を露出させる。
次に、図7のように、中間層4を、たとえばスパッタ法により形成する。次に、中間層4上に、スピン遮蔽層2を、たとえばスパッタ法により形成する。
次に、図8のように、主磁極206を、たとえばめっき法により形成する。その次に、主磁極206と中間層4とスピン遮蔽層2とを、たとえば化学機械研磨法(Chemical Mechanical Polishing:CMP)により研磨する。図8においては絶縁層12の表面が露出するまで研磨をおこなっているが、絶縁層12の表面が露出しなくとも良い。
次に、図9のように、スピン遮蔽層2と、中間層4と、発振層6と、キャップ層8と、を、たとえばスパッタ法により順に形成する。次に、キャップ層8上にフォトマスク16を形成する。
次に、図10のように、フォトマスク16の左右のスピン遮蔽層2と、中間層4と、発振層6と、キャップ層8とを、たとえばイオンミリングにより除去する。次に、中間層4をフォトマスク16上に形成する。
次に、図11のように、フォトマスク16を、たとえばリフトオフにより除去する。次に、表面上に絶縁層12を形成する。次に、たとえばイオンミリングにより、絶縁層12の一部を除去し、キャップ層8の表面を露出する。
次に、図12のように、表面上にトレーリングシールド208を形成し、本実施形態の磁気記録ヘッド200を完成させる。
このようにして、第1のスピン注入層10に膜厚3nmのFe40Co40Al20(atm%)、発振層6に膜厚15nmのFe50Co50(atm%)、中間層4にCu、キャップ層8に膜厚5nmのRuを用い、本実施形態の磁気記録ヘッド200を作製した。また、比較例として、第1のスピン注入層10に膜厚3nmのFe40Co40Al20(atm%)、発振層6に膜厚15nmのFe50Co50(atm%)、中間層4にCu、キャップ層8に膜厚5nmのCuを用い、第1のスピン注入層10と発振層6のいずれもが主磁極206のトレーリング側に配置された磁気記録ヘッド200を作製した。駆動電流を比較したところ、本実施形態の磁気記録ヘッド200においては、30%の駆動電流低減効果を得ることができた。
次に、本実施形態の作用効果を説明する。
図13は、本実施形態の作用効果を説明するための模式図である。本実施形態においては、主磁極206のリーディング側に第1のスピン注入層10が、またトレーリング側に発振層6が配置されている。この配置により、主磁極206から磁気記録媒体300に対して下向きに磁界を発生するときも上向きに磁界を発生するときも、第1のスピン注入層10の磁化と発振層6の磁化が互いに反平行の向きに整列する。
本実施形態における駆動電流の向きは、発振層6から第1のスピン注入層10への向きである。このとき、駆動電流に伴う電子の流れの向きは、駆動電流の向きと逆向きの、第1のスピン注入層10から発振層6への向きである。この場合、第1のスピン注入層10の磁化により第1のスピン注入層10の磁化と同じ向きにスピン偏極を受けた電子が発振層6に透過し、第1のスピン注入層10の磁化と同じ向きのスピンを発振層6において受け渡す。そのため、発振層6の磁化が発振し、高周波磁界が生じる。
これに対して、第1のスピン注入層10の磁化の向きと発振層6の磁化の向きが互いに平行の場合には、駆動電流の向きを、本実施形態の向きと逆向きの、第1のスピン注入層10から発振層6への向きとする。このとき、駆動電流に伴う電子の流れの向きは、発振層6から第1のスピン注入層10への向きである。この場合、第1のスピン注入層10の磁化の向きと逆向きのスピンを持つ電子が、第1のスピン注入層10の発振層6側の界面で反射して発振層6に流れ、発振層6の磁化の向きと逆向きのスピンを発振層6において受け渡す。そのため、発振層6の磁化が発振し、高周波磁界が生じる。
第1のスピン注入層10の磁化の向きと発振層6の磁化の向きが互いに平行の場合は、駆動電流に伴う電子の向きと逆向きに流れる、電子の反射成分のみを用いる。これに対して、本実施形態においては、駆動電流に伴う電子の向きと同じ向きに流れる、電子の透過成分を用いる。そのため、スピンの受け渡しの効率を上げることができることから、駆動電流を低減してスピントルク発振子100の長期信頼性を向上することができる。
トレーリング側における主磁極先端部212の磁化方向は、発振層6の磁化の向きと平行となる。そのため、スピン遮蔽層2が配置されていないときには、トレーリング側における主磁極先端部212の磁化によってスピン偏極を受けた電子が発振層6に流れ込む。そのため、第1のスピン注入層10でスピン偏極を受けた電子が発振層6に流れ込む効果を相殺してしまう。スピン遮蔽層2を配置することにより、これを抑制することができる。
主磁極先端部212の磁化は、主磁極206が有する磁歪などのため、予期せぬ方向を向くことがある。この、予期せぬ方向を向いた磁化にスピン偏極を受けた電子が発振層6に流れ込むと、高周波磁界の発生を乱してしまう。主磁極先端部212がスピン遮蔽層2により完全に覆われていることにより、これを抑制することができる。
スピン遮蔽層2が絶縁体を備えると、主磁極先端部212からスピン偏極を受けた電子が流れ出ることを防ぐことができる。
スピン遮蔽層2がPt、Ru、W、TaおよびRhからなる群から選択される少なくとも一種類の金属を備えることにより、Pt、Ru、W、Ta、およびRhが有するスピン軌道相互作用のため、主磁極先端部212から流れ出る電子のスピン情報を消去することができる。
以上、本実施形態によれば、駆動電流を低減しスピントルク発振子の長期信頼性が向上した磁気記録ヘッドおよび磁気記録装置の提供が可能になる。
(第2の実施形態)
本実施形態の磁気記録ヘッド200は、ディスク対向面402に平行な面内における磁気記録ヘッド200の移動方向に垂直な方向の第1のスピン注入層10の長さが、ディスク対向面402に平行な面内の磁気記録ヘッド200の移動方向に垂直な方向における中間層4のリーディングシールド204に最も近い部分の長さと同じである点で、第1の実施形態の磁気記録ヘッドと異なっている。ここで、第1の実施形態と重複する点については、記載を省略する。
図14は、第2の実施形態の磁気記録ヘッドをディスク対向面から見たときの模式図である。
第1のスピン注入層10の長さが短いときには、第1のスピン注入層10の、磁気記録ヘッド200の移動方向における反磁界が小さくなる。したがって、第1のスピン注入層10の磁化が、磁気記録ヘッド200の移動方向を向きやすくなるため、スピン注入層10を通過する電子がスピン偏極を受けやすくなる。そのため、駆動電流を下げることができる。一方、あまりにも短くなると、第1のスピン注入層10を通過せずに中間層4に入る電子が生じるため、逆にスピン偏極度が下がり、駆動電流が増加する。そのため、ディスク対向面402に平行な面内における磁気記録ヘッド200の移動方向に垂直な方向の第1のスピン注入層10の長さが、ディスク対向面402に平行な面内における磁気記録ヘッドの移動方向に垂直な方向の中間層4が第1のスピン注入層10と接する部分の長さ以上であることが好ましい。
一方、第1のスピン注入層10の長さがディスク対向面402に平行な面内における磁気記録ヘッドの移動方向に垂直な方向におけるトレーリングシールド208の長さより長くなると、トレーリングシールド208からはみ出した第1のスピン注入層10の部分に予期せぬ磁界が加わり、第1のスピン注入層10の磁化の向きを乱してしまうことがある。そのため、第1のスピン注入層10の長さは、ディスク対向面402に平行な面内における磁気記録ヘッドの移動方向に垂直な方向におけるトレーリングシールド208の長さ以下であることが望ましい。
以上、本実施形態によれば、駆動電流を低減しスピントルク発振子の長期信頼性が向上した磁気記録ヘッドおよびこれを用いた磁気記録装置の提供が可能になる。
(第3の実施形態)
本実施形態の磁気記録ヘッド200は、主磁極206の、磁気記録ヘッド200の移動方向に垂直な方向の両側に配置されたサイドシールド216をさらに備える点で、第1の実施形態の磁気記録ヘッドと異なっている。ここで、第1の実施形態および第2の実施形態と重複する点については、記載を省略する。
図15は、第3の実施形態の磁気記録ヘッド200をディスク対向面402から見たときの模式図である。
サイドシールド216は、記録磁界が隣接トラックに漏れることを抑制し、トラック幅方向の記録分解能を向上させるために用いられる。ここでトラック幅方向とは、ディスク対向面402に平行な面内における、磁気記録ヘッド進行方向に垂直な方向をいう。サイドシールド216の材料は、トレーリングシールド208、リーディングシールド204の材料と同様に、いずれも高磁化軟磁性合金が用いられる。たとえば、Fe(鉄)、Co(コバルト)およびNi(ニッケル)またはその合金で作製されることが好ましい。また、サイドシールド216は、記録磁界を還流させるために、トレーリングシールド208またはリーディングシールド204と磁気的に結合していることが望ましい。
本実施形態によれば、駆動電流を低減しスピントルク発振子の長期信頼性が向上し、さらにトラック幅方向の記録分解能が向上した磁気記録ヘッドおよびこれを用いた磁気記録装置の提供が可能になる。
(第4の実施形態)
本実施形態の磁気記録ヘッド200は、サイドシールド216とトレーリングシールド208とがディスク対向面402において結合している点で、第3の実施形態の磁気記録ヘッドと異なっている。ここで、第1の実施形態、第2の実施形態および第3の実施形態と重複する点については、記載を省略する。
図16は、第4の実施形態の磁気記録ヘッド200をディスク対向面402から見たときの模式図である。サイドシールド216とトレーリングシールド208とは、ディスク対向面402上において磁気的に結合していてもよい。なお、本実施形態においては、サイドシールド216と第1のスピン注入層10とが電気的に絶縁されていることが、第1のスピン注入層10から発振層6に効率良くスピントルクを注入する観点から望ましい。
本実施形態によれば、駆動電流を低減しスピントルク発振子の長期信頼性が向上し、さらにトラック幅方向の記録分解能が向上した磁気記録ヘッドおよびこれを用いた磁気記録装置の提供が可能になる。
(第5の実施形態)
本実施形態の磁気記録ヘッド200は、ディスク対向面402に平行な面内における磁気記録ヘッド200の移動方向に垂直な方向の第1のスピン注入層10の長さが、ディスク対向面402に平行な面内の磁気記録ヘッド200の移動方向に垂直な方向における中間層4のリーディングシールド204に最も近い部分の長さと同じである点で、第4の実施形態の磁気記録ヘッドと異なっている。ここで、第1ないし第4の実施形態と重複する点については、記載を省略する。
図17は、第5の実施形態の磁気記録ヘッド200をディスク対向面402から見たときの模式図である。
本実施形態によれば、駆動電流を低減しスピントルク発振子の長期信頼性が向上し、さらにトラック幅方向の記録分解能が向上した磁気記録ヘッドおよびこれを用いた磁気記録装置の提供が可能になる。
(第6の実施形態)
本実施形態の磁気記録ヘッド200は、主磁極206の、磁気記録ヘッド200の移動方向に垂直な方向の両側に配置され、第1のスピン注入層10に直接接する一対の第2のスピン注入層11をさらに備える点で、第1の実施形態の磁気記録ヘッド200と異なっている。ここで、第1ないし第5の実施形態の磁気記録ヘッド200と重複する点については、記載を省略する。
図18は、第6の実施形態の磁気記録ヘッド200をディスク対抗面402から見たときの模式図である。本実施形態の磁気記録ヘッド200においては、一対の第2のスピン注入層11により電子がさらに強くスピン偏極を受けるため、駆動電流をさらに低減することができる。
本実施形態によれば、駆動電流を低減しスピントルク発振子の長期信頼性が向上した磁気記録ヘッドおよびこれを用いた磁気記録装置の提供が可能になる。
(第7の実施形態)
本実施形態の磁気記録ヘッドは、主磁極206の、磁気記録ヘッド200の移動方向に垂直な方向の両側に配置されたサイドシールド216をさらに備え、かつサイドシールド216とリーディングシールド204とがディスク対向面402上において結合している点で、第6の実施形態の磁気記録ヘッドと異なっている。ここで、第1ないし第6の実施形態の磁気記録ヘッド200と重複する点については、記載を省略する。
図19は、第7の実施形態の磁気記録ヘッド200をディスク対向面402から見たときの模式図である。本実施形態の磁気記録ヘッド200においては、サイドシールド216を備えることから、トラック幅方向の記録分解能を向上させることができる。さらに、本実施形態においてはサイドシールド216に電流が流れることから、第1のスピン注入層10および第2のスピン注入層11の全体に、均一に電流を供給することができる。なお、リーディングシールド204とサイドシールド216とは、本実施形態のように、ディスク対向面402上において結合していてもよい。
本実施形態によれば、駆動電流を低減しスピントルク発振子の長期信頼性が向上し、さらにトラック幅方向の記録分解能が向上した磁気記録ヘッドおよびこれを用いた磁気記録装置の提供が可能になる。
以上述べた少なくとも一つの実施形態の磁気記録ヘッドによれば、磁気記録媒体と対向するディスク対向面と、ディスク対向面上に配置された主磁極先端部を有し磁気記録媒体に記録磁界を印加する主磁極と、主磁極のトレーリング側に配置された発振層と、主磁極のリーディング側に配置された第1のスピン注入層と、発振層と第1のスピン注入層とを電気的に接続する中間層と、を備えることにより、駆動電流を低減しスピントルク発振子の長期信頼性が向上した磁気記録ヘッドの提供が可能となる。
本発明のいくつかの実施形態及び実施例を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態及び実施例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態や実施例及びその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
2 スピン遮蔽層
4 中間層
6 発振層
8 キャップ層
10 第1のスピン注入層
11 第2のスピン注入層
12 絶縁層
16 フォトマスク
100 スピントルク発振子
200 磁気記録ヘッド
204 リーディングシールド
206 主磁極
208 トレーリングシールド
210 リーディングシールド先端部
212 主磁極先端部
214 トレーリングシールド先端部
216 サイドシールド
230 第1のコイル
232 第2のコイル
240 第1のバックギャップ層
242 第2のバックギャップ層
250 磁気再生ヘッド
252 磁気抵抗効果素子
254 再生ヘッドシールド
300 磁気記録媒体
302 基板
304 軟磁性裏打ち層
306 磁気記録層
308 保護層
400 スライダ
402 ディスク対向面
404 サスペンション
406 アーム
408 電源
410 配線
412 ボイスコイルモーター
414 スピンドルモーター(回転部)
416 制御部
418 筐体
500 磁気記録装置

Claims (14)

  1. 磁気記録媒体と対向するディスク対向面と、
    主磁極先端部を有し前記磁気記録媒体に記録磁界を印加する主磁極と、
    前記主磁極のリーディング側に配置された第1のスピン注入層と、
    前記主磁極のトレーリング側に配置された発振層と、
    前記発振層と前記第1のスピン注入層とを電気的に接続する中間層と、
    を備えることを特徴とする磁気記録ヘッド。
  2. 駆動電流を前記発振層から前記第1のスピン注入層の方向に印加することを特徴とする請求項1記載の磁気記録ヘッド。
  3. 前記主磁極先端部と前記中間層との間に配置されるスピン遮蔽層をさらに備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の磁気記録ヘッド。
  4. 前記主磁極先端部が前記スピン遮蔽層により完全に覆われていることを特徴とする請求項3記載の磁気記録ヘッド。
  5. 前記スピン遮蔽層の前記ディスク対向面に平行な面内における膜厚が0.5nm以上10nm以下であることを特徴とする請求項3または請求項4記載の磁気記録ヘッド。
  6. 前記スピン遮蔽層が絶縁体を備えることを特徴とする請求項3ないし請求項5いずれか一項記載の磁気記録ヘッド。
  7. 前記スピン遮蔽層がPt、Ru、W、TaおよびRhからなる群から選択される少なくとも一種類の金属を備えることを特徴とする請求項3ないし請求項5いずれか一項記載の磁気記録ヘッド。
  8. 前記主磁極と離間してトレーリング側に配置され、前記記録磁界を還流するトレーリングシールドをさらに備え、
    前記発振層が前記主磁極と前記トレーリングシールドとの間に配置されることを特徴とする請求項1ないし請求項7いずれか一項記載の磁気記録ヘッド。
  9. 前記ディスク対向面に平行な面内の前記磁気記録ヘッドの移動方向に垂直な方向の前記第1のスピン注入層の長さは、前記ディスク対向面に平行な面内の前記磁気記録ヘッドの移動方向に垂直な方向における前記中間層の前記トレーリングシールドに最も近い部分の長さ以上で、前記ディスク対向面に平行な面内における前記磁気記録ヘッドの移動方向に垂直な方向における前記トレーリングシールドの長さ以下であることを特徴とする請求項8記載の磁気記録ヘッド。
  10. 前記発振層のトレーリング側に配置され、前記中間層の材料と同一の材料を備えるキャップ層をさらに備えることを特徴とする請求項8または請求項9記載の磁気記録ヘッド。
  11. 前記主磁極と離間してリーディング側に配置され、前記記録磁界を還流するリーディングシールドをさらに備えることを特徴とする請求項1ないし請求項10いずれか一項記載の磁気記録ヘッド。
  12. 前記主磁極の、前記磁気記録ヘッドの移動方向に垂直な方向の両側に配置されたサイドシールドをさらに備えることを特徴とする請求項1ないし請求項11いずれか一項記載の磁気記録ヘッド。
  13. 前記主磁極の、前記磁気記録ヘッドの移動方向に垂直な方向の両側に配置される一対の第2のスピン注入層をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし請求項12記載の磁気記録ヘッド。
  14. 前記磁気記録媒体と、
    前記磁気記録媒体を前記磁気記録媒体の周方向に回転する回転部と、
    前記磁気記録媒体に情報を記録する請求項1ないし請求項13いずれか一項記載の磁気記録ヘッドと、
    前記駆動電流を前記発振層から前記第1のスピン注入層の方向に印加する電源と、
    を備えることを特徴とする磁気記録装置。
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